JP2003081169A - 二輪車両の折り畳み方法 - Google Patents

二輪車両の折り畳み方法

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JP2003081169A
JP2003081169A JP2001272212A JP2001272212A JP2003081169A JP 2003081169 A JP2003081169 A JP 2003081169A JP 2001272212 A JP2001272212 A JP 2001272212A JP 2001272212 A JP2001272212 A JP 2001272212A JP 2003081169 A JP2003081169 A JP 2003081169A
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electric motor
vehicle
wheeled vehicle
wheel
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JP2001272212A
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Inventor
Tomokazu Sakamoto
友和 坂本
Atsushi Morimoto
淳 森本
Seiichi Kurohori
誠一 黒堀
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 二輪車両10の駆動源として電動モータ
116を備えると共に、所定操作により電動モータ11
6を作動させて車体を折り畳み可能にした。 【効果】 車体を電動モータを駆動源として折り畳むこ
とができ、従来の車両の折り畳みを手で行っていたのに
比べて、折り畳みを容易に且つ迅速に行うことができ
る。また、電動モータを、走行用のものと兼用すれば、
部品数を減らすことができ、部品コストを下げることが
できるとともに二輪車両を軽量にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳みを容易に
且つ迅速に行えるようにした二輪車両の折り畳み方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車両の折り畳み方法としては、例え
ば、特開昭52−137835号公報「折りたたみ自転
車」に記載されたものが知られている。同公報の第3図
には、ハンドル4(符号については、同公報に記載され
ているものをそのまま使用した。以下同様。)及びホー
ク5を前方ケース1側に折り畳み、サドルポスト9を後
方ケース2側に折り畳み、ペダル8a,8bを後方ケー
ス2方向に屈曲させ、前方ケース1と後方ケース2とを
2つ折りにして折り畳む折りたたみ自転車の折り畳み方
法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した折り畳みは全
て手で行われるため、自転車の重量が大きい場合に、例
えば、前方ケース1と後方ケース2とを2つ折りに折り
畳むときは、大きな力が必要になり、折り畳み作業が容
易ではなく、また、折り畳みに多くの時間が掛かる。
【0004】そこで、本発明の目的は、二輪車両の折り
畳み方法を改良することで、折り畳みを容易に且つ迅速
に行えるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車体の各部を折り畳み可能とした二輪車
両において、二輪車両の駆動源として電動モータを備え
ると共に、所定操作により電動モータを作動させて車体
を折り畳み可能にしたことを特徴する。
【0006】車体を電動モータを駆動源として折り畳む
ことができ、従来の車両の折り畳みを手で行っていたの
に比べて、折り畳みを容易に且つ迅速に行うことができ
る。
【0007】請求項2は、所定の操作を、二輪車両に制
動を掛けることとしたことを特徴とする。車両が固定さ
れた状態で電動モータの動力で折り畳みを行うので、電
動モータの動力を有効に利用して折り畳みを行うことが
できる。
【0008】請求項3は、所定の操作を、折り畳み部位
のロック手段のロックを解除することとしたことを特徴
とする。折り畳み部位のロック解除と折り畳み動作を自
動的に行うことができる。
【0009】請求項4は、電動モータを、折り畳み動作
が完了したことを検出して、又は所定時間の経過を検出
してその作動を終了させるものとしたことを特徴とす
る。例えば、何らかの原因で、折り畳み動作を完了しな
い場合に、所定時間の経過を検出してその動作を終了さ
せることにより、電動モータに余計な負荷を掛けない
上、バッテリの消費も少なくて済む。
【0010】請求項5は、折り畳み動作を、電動モータ
の作動により前輪及び後輪の双方で行うことを特徴とす
る折り畳み動作を前輪及び後輪の双方で行えば、車体を
よりコンパクトにすることができる。
【0011】請求項6は、折り畳み動作を、前輪を車体
後方へ揺動させ、後輪を車体前方へ揺動させることで行
うことを特徴とする。前輪を車体後方へ揺動させ、後輪
を車体前方へ揺動させることで、前後輪の軸間距離を小
さくすることができ、二輪車両の全長を短縮することが
できる。従って、折り畳み二輪車両を四輪車両等に搭載
する場合は、非常に好適となる。
【0012】請求項7は、電動モータを、車体を、その
一方向の回転により、折り畳み、他方向の回転により、
折り畳んだ状態から通常走行位置に復帰させるように制
御装置により制御することを特徴とする。車体の折り畳
み又は折り畳んだ状態から通常走行位置への復帰を電動
モータで行うことができ、上記折り畳みと上記復帰との
両方を容易に且つ迅速に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る折り畳み二輪車両の斜
視図であり、折り畳み二輪車両10(以下「二輪車両1
0」と記す。)は、一部を折り畳んで外形寸法を小さく
し、例えば四輪車両等に積載することができる折り畳み
式の車両である。
【0014】この二輪車両10では、前輪11及び後輪
12を矢印,の向きにそれぞれ移動、即ち折り畳
み、シート13を前方(矢印の向き)に移動させ、後
部に取付けたライセンスナンバープレート14(以下で
は単に「ナンバープレート14」と記す。)の幅B内に
入るように突出部分、例えば運転者の足載せとするステ
ップ15,16(奥側のステップ16は不図示)、ハン
ドル17,18及びバックミラー21,22をそれぞれ
矢印〜の向きに折り畳み、更にハンドル17,18
を支持するハンドルポスト23を車体後方(矢印の向
き)に折り畳むことができる。
【0015】ここで、24は後輪12に内蔵した後述す
る電動モータを低速で作動させて前後輪11,12を折
り畳む、又は前後輪11,12を折り畳んだ状態から元
の走行時の位置に戻す(この動作を以降は「前後輪1
1,12を広げる」と表現する。)ためにハンドル18
に設けたモータ作動スイッチ(折り畳みスイッチ)であ
り、このモータ作動スイッチ24の図示せぬ可動部を
「畳む」と記載した側へ倒せば、前後輪11,12を折
り畳むことができ、「広げる」と記載した側へ倒せば、
前後輪11,12を広げることができる。
【0016】図2は本発明に係る二輪車両の側面図であ
り、二輪車両10は、車体フレーム25の前端にヘッド
パイプ26を取付け、このヘッドパイプ26にハンドル
軸27を回転可能に取付け、このハンドル軸27の上端
に上部アーム28を取付け、この上部アーム28にハン
ドルポスト23を車体前後方向に揺動可能に取付け、こ
のハンドルポスト23の上部に左右一対のハンドル1
7,18(奥側のハンドル18はアクセルでもあり図1
参照)を左右方向内側に折り畳み自在に取付け、ハンド
ル17,18のそれぞれの先端にそれぞれバックミラー
21,22(奥側のバックミラー22は不図示)をハン
ドル17,18の軸を中心にして前後方向に回転可能に
取付け、ハンドル軸27の下端に下部アーム36を取付
け、この下部アーム36の後部に前輪11を左側から片
持ちするフロントスイングアーム37を揺動可能に取付
け、このフロントスイングアーム37の端部に前輪11
を回転可能に取付け、この前輪11の上部を、フロント
スイングアーム37に取付けたフロントフェンダ38で
覆ったものである。
【0017】また、二輪車両10は、車体フレーム25
の下部に左右一対のアンダーフレーム39を取付け、そ
の上に左右一対のバッテリ41を取付け、車体フレーム
25の後部にアーム部材としてのリヤスイングアーム4
2をスイング可能に取付け、このリヤスイングアーム4
2の端部に後輪12を回転可能に取付け、この後輪12
の上部を、リヤスイングアーム42に取付けたリヤフェ
ンダ43で覆い、車体フレーム25の後部からシートポ
スト44を立ち上げ、このシートポスト44の上端にシ
ートフレーム45及び左右一対のシートレール46を取
付け、このシートレール46にシート13を車体前後方
向にスライド可能に取付け、このシート13の後部にテ
ールランプ47を一体に取付け、このテールランプ47
の下部にブラケット48を介してナンバープレート14
を取付け、車体フレーム25の下部で、左側のアンダー
フレーム39にスタンド51を上下回転可能に取付け、
車体フレーム25の左右両側部下部にフロア状のステッ
プ15,16(奥側のステップ16は不図示)を上方へ
回転可能に取付けたことを示す。
【0018】ここで、57はフロントスイングアーム3
7のためのフロントスイング軸、58はリヤスイングア
ーム42のためのリヤスイング軸、61はヘッドラン
プ、62はフロントカバー、63,64は車体左右割り
のサイドカバー(奥側のサイドカバー64は不図示)
で、左右を合せた状態では、シート13下のシートレー
ル46間に開口部が形成され、その開口部内の左右サイ
ドカバー63,64間で、ヘルメット又は物入れスペー
スを形成する。66はシートレール46の下方にシート
レール46に引っかけて設けた小物収納用の収納ネッ
ト、67はシートポスト44に取付けた制御装置として
のコントロールユニットである。
【0019】後輪12は、ホイール68内にバッテリ4
1とコントロールユニット67で駆動する後述の電動モ
ータを内蔵したホイールインモータ式の車輪である。シ
ート13は、図の乗車位置から車体後方へスライドさせ
ることで収納ネット66の上方を開口させ、前述の開口
部から収納ネット66内への小物等の出入れを可能にす
る。
【0020】以上に述べた二輪車両10の折り畳みの作
用を簡単に説明する。図3は本発明に係る二輪車両の折
り畳みを説明する作用図であり、順に説明する。1)図
2に示した状態で、まず前輪11のブレーキを掛け、前
輪11をロックさせた上で後輪12の電動モータを作動
させる為のスイッチを投入する。即ち、後輪12を走行
時と同じ回転方向(正転方向である。)に回転させ、こ
れにより、図3において、後輪12が前輪11に近づく
ために、前輪11側のフロントスイングアーム37及び
後輪12側のリヤスイングアーム42は、それぞれフロ
ントスイング軸57、リヤスイング軸58を中心にして
矢印,の向きにスイングする。前述のスイッチが投
入されると、コントロールユニットは後述する手順で、
前後輪11,12のロック機構を解除してから後輪12
に設けた電動モータ116(詳細は後述する。)を駆動
させる。
【0021】2)の如く、ハンドル17,18(奥側
のハンドル18は不図示)を内側に折り畳み、バックミ
ラー21,22(奥側のバックミラー22は不図示)を
矢印のように折り畳み、ハンドルポスト23を矢印
のように車体後方へ倒し、ハンドル17,18及びバッ
クミラー21,22を前記開口部を通して車体内に収納
する。この際、収納ネット66とハンドル17,18は
干渉しないので、荷物を入れたままでも折り畳みが可能
である。
【0022】3)矢印のように、シート13を前方へ
移動させる。4)ステップ15,16(奥側のステップ
16は不図示)を矢印のように上方へ跳ね上げる。
【0023】これで二輪車両10の折り畳みは完了であ
る。なお、折り畳み順は、上記したものに限らず、例え
ば、シート13を前方へ移動した後に、折り畳んだハン
ドル17,18と共にハンドルポスト23を後方へ倒し
てもよい。前輪11及び後輪12の折り畳みによって車
体の最低地上高が図2に示した走行時の最低地上高より
も高くなるため、スタンド51を図2に示した位置から
更に下方へスイングさせた位置に固定する。
【0024】二輪車両10を折り畳んだ状態では、二輪
車両10は、左右に偏平な略直方体形状となり、原動機
付自転車、いわゆる原付きのナンバープレート14の幅
170mmと略同等の幅になる。これによれば、四輪車
両の構成部材、特に外板の中に収納が容易となり、四輪
車体の補強及び二輪車両の搭載の両立が可能となる。
【0025】図4は本発明に係る二輪車両を四輪車両に
搭載した状態を示す斜視図であり、四輪車両70の車体
を構成するサイドボデー71に取付けたドア72内に二
輪車両10を収納した状態を示す。二輪車両10は、前
述したように、ナンバープレート14(図3参照)の幅
内に車幅が収まるように各部を折り畳んだものであるか
ら、収納するスペースの幅を小さくすることができ、ド
ア72を薄くすることができるから、四輪車両70の車
室スペースを十分に確保することができる。
【0026】四輪車両70は、車体構成部材としてのパ
イプ材にて外形のみを構成したドア72及び車体構成部
材としての側壁73,74に、内部を透視可能な透明又
は半透明な外パネル材(ガラス等)としてのアウタパネ
ル76,77,78を備えたものであるため、四輪車両
70に搭載した二輪車両10が外部から目視可能にな
り、折り畳んだ二輪車両10を搭載していることが一見
してわかる四輪車両70が特徴のあるデザインとなり、
商品魅力を向上させることができる上、積みおろし忘れ
などの心配もない。
【0027】また、四輪車両70は側壁74の下部スペ
ースSに車載用発電機301を配置したものであり、こ
の車載用発電機301は、水冷4サイクルエンジン一体
型でスタータを内蔵した多極オルタネータである。
【0028】図5は本発明に係る二輪車両のホイール構
造を示す分解斜視図であり、後輪12のホイール68を
示す。後輪12のホイール68は、リヤスイングアーム
42側に設けた図示せぬ回転センサにより検出されるセ
ンサ用磁石リング106と、複数の永久磁石107,1
08を磁性体リング111の内側に交互に並べた回転磁
石体112と、この回転磁石体112をホイール68内
に固定するための固定用リング113とを備え、リヤス
イングアーム42は、図示せぬステータコイルを一体に
支持するステータ115を備える。
【0029】センサ用磁石リング106は、ホイール6
8の回転数を検出するためのものである。これらの回転
磁石体112及びステータ115は、三相のブラシレス
電動モータ116を構成する部材である。なお、117
は後輪12の車軸である。
【0030】図6は本発明に係る二輪車両のホイール構
造を示す断面図(分解図)であり、ホイール68は、車
軸117を受けるハブ部121と、このハブ部121か
ら径外方に広がるディスク部122と、このディスク部
122の外周に設けたリム部123とからなり、このリ
ム部123にタイヤ124を装着した部材である。
【0031】ディスク部122は、リヤスイングアーム
42に面する側にドラムブレーキ126を構成するドラ
ム127を一体成形した部分である。なお、128は後
述するブレーキシューが当接した際の耐摩耗性を高める
ためにドラム127の内側にインサート成形した鋳鉄製
ライナ、131は回転磁石体112を嵌めるためにリム
部123の内面に設けた磁石体嵌合部、132は固定用
リング113を嵌める環状溝、133・・・(・・・は複数個
を示す。以下同様。)は回転磁石体112の回転方向の
位置決めを行うために120゜毎に配置した3本(1本
は省略)の位置決めピンである。
【0032】リヤスイングアーム42は、車軸117の
周囲に凸部135を設け、この凸部135にステータ1
15をボルト137・・・で取付け、また、凸部135で
ブレーキパネル(ドラムブレーキ126の構成品であ
る。)を兼ねる部材である。
【0033】即ち、凸部135は、ドラム127の鋳鉄
製ライナ128の内周面に当てるブレーキシュー(不図
示)のスイング軸となるブレーキシュー軸138,13
8(一方のブレーキシュー軸138は不図示)と、ブレ
ーキシューをドラム127側に移動させるカム141を
一端に形成するとともに他端にブレーキ操作に伴ってス
イングするアーム部材142を一体的に取付けたカム軸
143とを取付けた部分である。
【0034】図7は本発明に係る二輪車両のホイール構
造を示す断面図であり、リヤスイングアーム42の凸部
135に車軸117、電動モータ116のステータ11
5、ドラムブレーキ126のブレーキシュー軸138,
138(一方の符号138は不図示)及びカム軸143
を取付け、車軸117にベアリング145,146を介
してホイール68を回転可能に取付け、このホイール6
8のディスク部122にドラムブレーキ126のドラム
127を一体成形するとともにセンサ用磁石リング10
6をボルト147・・・で取付け、リム部123の内周面
に回転磁石体112を取付けた状態を示す。なお、14
8はカラー、151,152はダストシール、153は
ワッシャ、154はナット、155はアーム部材142
のリターンスプリング、156はタイヤの空気バルブで
ある。このようにホイール68は、ドラムブレーキ付き
モータ内蔵ホイールである。
【0035】図8は本発明に係る二輪車両の前輪側の要
部斜視図であり、ハンドル軸27の下部に下部アーム3
6を取付け、この下部アーム36にフロントスイング軸
57を介してフロントスイングアーム37を取付け、こ
のフロントスイングアーム37の上部に窓部158を設
け、この窓部158に挿入する突出片161を下部アー
ム36の下面に設けたことを示す。なお、162,16
2はブレーキシュー軸138にカム軸143によりそれ
ぞれスイング可能に取付けたブレーキシューである。
(白抜き矢印(front)の向きは車体前方を表す。
以下同様。)上記したブレーキシュー162,162は
図6及び図7に示したドラムブレーキ126にも採用し
た部材でもある。
【0036】図9は本発明に係る二輪車両のフロントス
イングアームを説明する斜視図であり、フロントスイン
グアーム37の上部に、フロントスイングアーム37の
スイングをロックするロック手段としてのスイングアー
ムロック機構164を設けたことを示す。スイングアー
ムロック機構164は、アームロックピン165と、こ
のアームロックピン165の端部に連結したケーブル1
66とを備える。
【0037】図10(a),(b)は本発明に係るフロ
ントスイングアームのスイングアームロック機構を説明
する断面図であり、(a)は図9のa−a線断面図、
(b)は(a)のb矢視図である。(a)において、ス
イングアームロック機構164は、前述のアームロック
ピン165と、ケーブル166と、窓部158から挿入
するとともにアームロックピン165の先端が結合する
前述の突出片161と、アームロックピン165を先端
側に押出すスプリング167とからなる。なお、168
はケーブル166に移動可能に挿入したワイヤ、171
はワイヤ168の先端に取付けることでアームロックピ
ン165に連結させるためのワイヤ端部材である。
【0038】突出片161は、アームロックピン165
が貫通する貫通穴161aを設けたピン貫通部材161
bと、アームロックピン165の先端位置を規制するス
トッパ部材161cとを隙間を開けて二枚重ねにした部
材である。なお、161dはピン貫通部材161bの先
端に形成した湾曲部である。アームロックピン165
は、中間部に設けた鍔部165aと、先端部に形成した
テーパ部165bとを備える。
【0039】(b)において、173は鍔部165aと
一体に設けた検知片であり、174はアームロックピン
165が軸方向へ移動するのに伴う検知片173の移動
によりオンオフするロック検知スイッチである。
【0040】ロック検知スイッチ174は、スイッチ本
体174aと、このスイッチ本体174aに出入りする
とともに内から外へスプリング(不図示)の弾性力で押
出したロッド174bと、このロッド174bの先端に
当てるようにしたローラ付きアーム174cとからな
り、ロッド174bを外から内へ押し込むことでオン、
内から外へ突出させることでオフになる。なお、174
dはローラ付きアーム174cのストッパとなるストッ
パピンである。
【0041】図に示したような突出片161の貫通穴1
61aにアームロックピン165が貫通した状態、即ち
ロック状態では、検知片173がローラ付きアーム17
4cを介してロッド174bを押し込むため、ロック検
知スイッチ174はオンになる。
【0042】図11は本発明に係る二輪車両の前部を示
す要部側面図であり、フロントスイングアーム37のス
イングアームロック解除機構176について説明する。
スイングアームロック解除機構176は、図10
(a),(b)に示した突出片161とアームロックピ
ン165との結合を解除することで、図11に示すフロ
ントスイングアーム37が下部アーム36に対して車体
後方へスイングすることができるようにするものであ
り、ケーブル166のワイヤ168の端部にワイヤ端部
材177を取付け、このワイヤ端部材177をソレノイ
ド式のアクチュエータ178に連結した機構である。な
お、181,182はアクチュエータ178に通電する
ための導線、183はケーブル166の端部を取付ける
ために車体側に設けた端部取付部材、184はフロント
スイングアーム37が最もスイングした(即ち、折り畳
みが完了した)ときにフロントフェンダ38又はスイン
グアーム37が当接して、これを検知する前輪折り畳み
検知スイッチである。
【0043】図12は本発明に係る二輪車両の後部を示
す要部側面図であり、リヤスイングアーム42及び後輪
12を示したものである。二輪車両10の車体側には、
リヤスイング軸58の近傍に、リヤスイングアーム42
が最もスイングした(即ち、折り畳みが完了した)とき
に、リヤフェンダ43又はスイングアーム42の当接を
検知する後輪折り畳み検知スイッチ186を設けた。な
お、後輪12側についても、前輪11(図11参照)側
に設けたスイングアームロック機構164(図9参照)
及びスイングアームロック解除機構176(図11参
照)と同様の機構を備える。
【0044】以上に述べた前輪11及び後輪12の折り
畳みの作用を次に説明する。図13は本発明に係る二輪
車両の前後輪の折り畳み要領を説明するフロー図であ
る。ST××はステップ番号を示す。 ST01…ハンドルに設けた折り畳みスイッチ(ここで
は、モータ作動スイッチを、「畳む」側に倒して使用す
るという意味で、折り畳みスイッチとする。)がオンか
どうか判断する。折り畳みスイッチがオフである(N
O)場合は、再度ST01を実行する。折り畳みスイッ
チがオンである(YES)場合は、ST02に進む。
【0045】ST02…フロントブレーキレバーを握っ
て、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、
再度ST02を実行する。フロントブレーキを作動させ
た(YES)場合は、ST03に進む。
【0046】ST03…リヤブレーキレバーを握らず、
リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。リ
ヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST02
を実行する。リヤブレーキを作動させていない(YE
S)場合は、ST04に進む。
【0047】ST04…ソレノイドに通電してアクチュ
エータを作動させ、フロントスイングアーム及びリヤス
イングアームのロックを解除する。 ST05…フロントスイングアーム及びリヤスイングア
ームをロックするロックピンのロック検知スイッチがオ
フかどうか(即ち、フロントスイングアーム及びリヤス
イングアームがロックしていないかどうか)判断する。
ロック検知スイッチがオン(NO)の場合(即ち、ロッ
ク状態を検知した場合)は、再度ST05を実行する。
ロック検知スイッチがオフ(YES)の場合(即ち、ロ
ック解除を検知した場合)は、ST06に進む。
【0048】ST06…電動モータに通電し、後輪を正
転させて前後輪の折り畳みを開始する。 ST07…電動モータに通電を開始してからの経過時間
tが所定時間tstよりも小さいかどうか判断する。t
≧tstである(NO)場合は、ST09に進む。これ
は、通常なら正常に折り畳まれている時間以上たっても
折り畳みが完了しない、つまり、何らかの不具合がある
と判断し、モータの保護の為、通電をカットする目的で
ある。t<tstである(YES)場合は、ST08に
進む。
【0049】ST08…前後輪の折り畳み検知スイッチ
がオンかどうか、即ち、前後輪とも完全に折り畳まれた
かどうか判断する。前後輪の折り畳み検知スイッチがオ
フ(NO)の場合は、再度ST07を実行する。前後輪
の折り畳み検知スイッチがオン(YES)の場合は、S
T09に進む。 ST09…電動モータ及びソレノイドへの通電を停止す
る。
【0050】次に図13のフロー図に示した流れに沿っ
て前後輪の折り畳みの作用を説明する。まず、図1にお
いて、右側のハンドル18に設けたモータ作動スイッチ
24を「畳む」側へ倒す。
【0051】そして、右側のハンドル18に設けたフロ
ントブレーキレバーを握ってフロントブレーキを作動さ
せるとともにブレーキロックレバーでフロントレバーを
ロックし、且つ左側のハンドル17に設けたリヤブレー
キレバーを握らずにリヤブレーキを作動させていなけれ
ば、フロントブレーキを作動させたことをフロントブレ
ーキ作動検知スイッチで検知し、リヤブレーキを作動さ
せていないことをリヤブレーキ作動検知スイッチで検知
して、コントロールユニット67は、図11に示したソ
レノイドに通電しアクチュエータ178を作動させる。
【0052】図14(a),(b)は本発明に係るスイ
ングアームロック解除機構の作用を説明する作用図であ
る。アクチュエータ178(図11参照)を作動させる
と、(a)において、アームロックピン165がワイヤ
168を介して引かれ、矢印の向きに移動するため、ア
ームロックピン165の先端が突出片161の貫通穴1
61aから外れ、フロントスイングアーム37(図11
参照)のロックが解除する。(b)において、アームロ
ックピン165が貫通穴161aから外れた時には、ロ
ック検知スイッチ174のローラ付きアーム174cの
ローラは、検知片173から外れるため、ロック検知ス
イッチ174はオフになる。
【0053】図15(a),(b)は本発明に係る前後
輪の折り畳みの作用を説明する作用図である。(a)及
び(b)において、ロック検知スイッチ174(図14
(b)参照)がオフになると、制御装置は、電動モータ
116への通電を開始し、電動モータ116で後輪12
を低速駆動する。このときの、電動モータ116、即ち
後輪12の回転方向は正転方向(走行時の回転方向、即
ち矢印の方向)である。
【0054】これにより、後輪12は、車体前方へ移動
する。この時、前輪11は制動状態にあり、車体前方へ
移動しないために、前輪11と後輪12との距離が縮む
ことにより、車体に対してそれぞれロックが解除したフ
ロントスイングアーム37及びリヤスイングアーム42
は各フロントスイング軸57、リヤスイング軸58を中
心にして傾き、次第に折り畳んだ状態になる。
【0055】そして、電動モータ116に通電を開始し
てから所定時間が経過するか、又は前輪折り畳み検知ス
イッチ184及び後輪折り畳み検知スイッチ186の両
方がオンになると、コントロールユニット67(図2参
照)は、電動モータ116への通電を停止する。以上で
前後輪11,12の折り畳みが完了する。
【0056】次に、折り畳んだ前輪11及び後輪12を
広げる作用を次に説明する。図16は本発明に係る二輪
車両の前後輪を広げる要領を説明するフロー図である。
ST××はステップ番号を示す。 ST11…ハンドルに設けた広がりスイッチ(ここで
は、モータ作動スイッチを、「広げる」側へ倒して使用
するという意味で、広がりスイッチとする。)がオンか
どうか判断する。広がりスイッチがオフである(NO)
場合は、再度ST11を実行する。広がりスイッチがオ
ンである(YES)場合は、ST12に進む。
【0057】ST12…フロントブレーキレバーを握っ
て、フロントブレーキを作動させたかどうか判断する。
フロントブレーキを作動させていない(NO)場合は、
再度ST12を実行する。フロントブレーキを作動させ
た(YES)場合は、ST13に進む。
【0058】ST13…リヤブレーキレバーを握らず、
リヤブレーキを作動させていないかどうか判断する。リ
ヤブレーキを作動させた(NO)場合は、再度ST12
を実行する。リヤブレーキを作動させていない(YE
S)場合は、ST14に進む。
【0059】ST14…フロントスイングアーム側及び
リヤスイングアーム側の各ロック検知スイッチがオフか
どうか判断する。ロック検知スイッチがオン(NO)の
場合は、再度ST14を実行する。ロック検知スイッチ
がオフ(YES)の場合は、ST15に進む。
【0060】ST15…電動モータに通電し、後輪を逆
転させて前後輪を広げ始める。 ST16…電動モータに通電を開始してからの経過時間
tが所定時間tstよりも大きいか又は等しいかどうか
判断する。t<tstである(NO)場合は、再度ST
16を実行する。t≧tstである(YES)場合は、
ST17に進む。 ST17…電動モータへの通電を停止する。
【0061】上記したST14の状態を次図で説明す
る。図17(a),(b)は本発明に係るロック検知ス
イッチの状態を説明する作用図である。(a)におい
て、前後輪を折り畳んでいる状態では、突出片161
(図14(a)参照)が窓158の外にあるため、アー
ムロックピン165の先端位置を規制するものがなく、
アームロックピン165はスプリング167の弾性力に
よって最も図の左方に移動した状態にある。
【0062】(b)において、アームロックピン165
が最も左方に移動すると、ロック検知スイッチ174の
ローラが検知片173から外れるため、ロック検知スイ
ッチ174はオフになる。コントロールユニット67
(図2参照)は、このオフ状態に基づいて、図15
(a),(b)において、電動モータ116に通電を開
始(電動モータ116は逆転する。)するので、前後輪
11,12は広がる。
【0063】次に、前後輪11,12の広がりが完了す
る直前の状態を説明する。図18(a),(b)は本発
明に係るスイングアームロック機構の作用を説明する作
用図である。(a)は、前後輪11,12(図15
(a),(b)参照)の広がりが進行し、突出片161
が矢印fのように窓158に進入して、突出片161の
湾曲部161dがアームロックピン165を矢印gの向
きに押し退けた状態を示す。
【0064】(b)は、(a)の状態から更に突出片1
61が窓158内に進入し、アームロックピン165の
先端が突出片161の貫通穴161aを貫通してストッ
パ部材161cに当たった状態、即ち、フロントスイン
グアーム37が下部アーム36に対してロックした状態
を示す。この状態になると、図17(b)に示したロッ
ク検知スイッチ174は、図10(b)に示したのと同
様にオンになり、このオン状態に基づいて図16のST
16の処理と合わせて電動モータ116(図15(b)
参照)への通電を停止する。
【0065】図19は本発明に係る前輪又は後輪のスイ
ングアームロック機構の別の実施の形態を示す断面図で
ある。スイングアームロック機構191は、フロントス
イングアーム37に設けたピン穴192に挿入したアー
ムロックピン193と、窓部158から挿入するととも
にアームロックピン193の先端部と結合する突出片1
94と、アームロックピン193を先端部側に押出すス
プリング167とからなる。アームロックピン193
は、端部に手動で引くための取っ手196を備える。こ
れによれば、単に手動で、前後のスイングアームのロッ
クを解除し、折り畳みも手動で行えるので、システムが
安価・軽量となる。
【0066】以上説明したように、本発明は第1に、車
体の各部を折り畳み可能とした二輪車両10において、
二輪車両10の駆動源として電動モータ116を備える
と共に、所定操作により電動モータ116を作動させて
車体を折り畳み可能にしたことを特徴する。
【0067】車体を電動モータ116を駆動源として折
り畳むことができ、従来の車両の折り畳みを手で行って
いたのに比べて、折り畳みを容易に且つ迅速に行うこと
ができる。また、電動モータ116を、走行用のものと
兼用すれば、部品数を減らすことができ、部品コストを
下げることができるとともに二輪車両10を軽量にする
ことができる。
【0068】本発明は第2に、所定の操作を、二輪車両
10に制動を掛ける、即ち二輪車両10の前輪11にブ
レーキを掛けることとしたことを特徴とする。二輪車両
10が固定された状態で、詳しくは前輪11が固定され
た状態で電動モータ116の動力で折り畳みを行うの
で、電動モータ116の動力を有効に利用して折り畳み
を行うことができる。
【0069】本発明は第3に、所定の操作を、折り畳み
部位のスイングアームロック機構164のロックを解除
することとしたことを特徴とする。折り畳み部位のロッ
ク解除と折り畳み動作を自動的に行うことができる。
【0070】本発明は第4に、電動モータ116を、折
り畳み動作が完了したことを検出して、又は所定時間の
経過を検出してその作動を終了させるものとしたことを
特徴とする。例えば、何らかの原因で、折り畳み動作を
完了しない場合に、電動モータ116への通電開始から
の所定時間tstの経過を検出してその動作を終了させ
ることにより、電動モータ116に余計な負荷を掛けな
い上、バッテリ41の消費も少なくて済む。
【0071】本発明は第5に、折り畳み動作を、電動モ
ータ116の作動により前輪11及び後輪12の双方で
行うことを特徴とする。折り畳み動作を前輪11及び後
輪12の双方で行えば、車体をよりコンパクトにするこ
とができる。
【0072】本発明は第5に、折り畳み動作を、前輪1
1を車体後方へ揺動させ、後輪12を車体前方へ揺動さ
せることで行うことを特徴とする。前輪11を車体後方
へ揺動させ、後輪12を車体前方へ揺動させることで、
前後輪11,12の軸間距離を小さくすることができ、
折り畳み時の二輪車両10の全長を短縮することができ
る。
【0073】本発明は第7に、電動モータ116の一方
向の回転により、車体、即ち前後輪11,12を折り畳
み、電動モータ116の他方向の回転により、前後輪1
1,12を折り畳んだ状態から通常走行位置に復帰させ
るように、即ち広げるようにコントロールユニット67
により制御することを特徴とする。前後輪11,12の
折り畳み又は折り畳んだ状態から通常走行位置への復帰
を電動モータ116で行うことができ、上記折り畳みと
上記復帰との両方を容易に且つ迅速に行うことができ
る。
【0074】尚、本発明では、電動モータを後輪に設け
たが、これに限らず、電動モータを前輪に設け、後輪に
ブレーキを掛けるという所定操作により電動モータを作
動させ、車体、即ち前後輪を折り畳んでもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の二輪車両の折り畳み方法は、二輪車両
の駆動源として電動モータを備えると共に、所定操作に
より電動モータを作動させて車体を折り畳み可能にした
ので、車体を電動モータを駆動源として折り畳むことが
でき、従来の車両の折り畳みを手で行っていたのに比べ
て、折り畳みを容易に且つ迅速に行うことができる。
【0076】請求項2の二輪車両の折り畳み方法は、所
定の操作を、二輪車両に制動を掛けることとしたので、
車両が固定された状態で電動モータの動力で折り畳みを
行うので、電動モータの動力を有効に利用して折り畳み
を行うことができる。
【0077】請求項3の二輪車両の折り畳み方法は、所
定の操作を、折り畳み部位のロック手段のロックを解除
することとしたので、折り畳み部位のロック解除と折り
畳み動作を自動的に行うことができる。
【0078】請求項4の二輪車両の折り畳み方法は、電
動モータを、折り畳み動作が完了したことを検出して、
又は所定時間の経過を検出してその作動を終了させるも
のとしたので、例えば、何らかの原因で、折り畳み動作
を完了しない場合に、所定時間の経過を検出してその動
作を終了させることにより、電動モータに余計な負荷を
掛けない上、バッテリの消費も少なくて済む。
【0079】請求項5の二輪車両の折り畳み方法は、折
り畳み動作を、電動モータの作動により前輪及び後輪の
双方で行うので、折り畳み動作を前輪及び後輪の双方で
行えば、車体をよりコンパクトにすることができる。
【0080】請求項6の二輪車両の折り畳み方法は、折
り畳み動作を、前輪を車体後方へ揺動させ、後輪を車体
前方へ揺動させることで行うので、前後輪の軸間距離を
小さくすることができ、二輪車両の全長を短縮すること
ができる。
【0081】請求項7の二輪車両の折り畳み方法は、電
動モータの一方向の回転により、車体を折り畳み、電動
モータの他方向の回転により、車体を折り畳んだ状態か
ら通常走行位置に復帰させるように制御装置により制御
するので、車体の折り畳み又は折り畳んだ状態から通常
走行位置への復帰を電動モータで行うことができ、上記
折り畳みと上記復帰との両方を容易に且つ迅速に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み二輪車両の斜視図
【図2】本発明に係る二輪車両の側面図
【図3】本発明に係る二輪車両の折り畳みを説明する作
用図
【図4】本発明に係る二輪車両を四輪車両に搭載した状
態を示す斜視図
【図5】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す分
解斜視図
【図6】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断
面図(分解図)
【図7】本発明に係る二輪車両のホイール構造を示す断
面図
【図8】本発明に係る二輪車両の前輪側の要部斜視図
【図9】本発明に係る二輪車両のフロントスイングアー
ムを説明する斜視図
【図10】本発明に係るフロントスイングアームのスイ
ングアームロック機構を説明する断面図
【図11】本発明に係る二輪車両の前部を示す要部側面
【図12】本発明に係る二輪車両の後部を示す要部側面
【図13】本発明に係る二輪車両の前後輪の折り畳み要
領を説明するフロー図
【図14】本発明に係るスイングアームロック解除機構
の作用を説明する作用図
【図15】本発明に係る前後輪の折り畳みの作用を説明
する作用図
【図16】本発明に係る二輪車両の前後輪を広げる要領
を説明するフロー図
【図17】本発明に係るロック検知スイッチの状態を説
明する作用図
【図18】本発明に係るスイングアームロック機構の作
用を説明する作用図
【図19】本発明に係るスイングアームロック機構の別
の実施の形態を示す断面図
【符号の説明】
10…二輪車両、11…前輪、12…後輪、116…電
動モータ、126…ドラムブレーキ、164…ロック手
段(スイングアームロック機構)、t…モータ通電開始
後の経過時間、tst…所定時間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒堀 誠一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D012 BA02 BA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の各部を折り畳み可能とした二輪車
    両において、二輪車両の駆動源として電動モータを備え
    ると共に、所定操作により前記電動モータを作動させて
    車体を折り畳み可能にしたことを特徴する二輪車両の折
    り畳み方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の操作は、二輪車両に制動を掛
    けることであることを特徴とする請求項1記載の二輪車
    両の折り畳み方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の操作は、折り畳み部位のロッ
    ク手段のロックを解除することであることを特徴とする
    請求項1記載の二輪車両の折り畳み方法。
  4. 【請求項4】 前記電動モータは、折り畳み動作が完了
    したことを検出して、又は所定時間の経過を検出してそ
    の作動を終了させることを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3記載の二輪車両の折り畳み方法。
  5. 【請求項5】 前記折り畳み動作は、前記電動モータの
    作動により前輪及び後輪の双方で行うことを特徴とする
    請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の二輪車両の折
    り畳み方法。
  6. 【請求項6】 前記折り畳み動作は、前輪を車体後方へ
    揺動させ、後輪を車体前方へ揺動させることで行うこと
    を特徴とする請求項5記載の二輪車輌の折り畳み方法。
  7. 【請求項7】 前記電動モータは、車体を、その一方向
    の回転により、折り畳み、他方向の回転により、折り畳
    んだ状態から通常走行位置に復帰させるように制御装置
    により制御することを特徴とする請求項1記載の二輪車
    両の折り畳み方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104417692A (zh) * 2013-08-27 2015-03-18 株式会社万都 折叠式电动自行车及其控制方法
US10858058B2 (en) 2016-01-27 2020-12-08 Ford Global Technologies, Llc Foldable bicycle and storage system
US10919594B2 (en) 2016-01-27 2021-02-16 Ford Global Technologies, Llc Foldable bicycle and storage system

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