JPH08337131A - 不整地走行車のチェンジ装置 - Google Patents

不整地走行車のチェンジ装置

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JPH08337131A
JPH08337131A JP17017895A JP17017895A JPH08337131A JP H08337131 A JPH08337131 A JP H08337131A JP 17017895 A JP17017895 A JP 17017895A JP 17017895 A JP17017895 A JP 17017895A JP H08337131 A JPH08337131 A JP H08337131A
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JP
Japan
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lever
lever mechanism
change
switching
stage
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JP17017895A
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English (en)
Inventor
Fumio Mizuta
文雄 水田
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本のレバーで前後進の切換と高速段又は低
速段への切換とを同時に行える不整地走行車のチェンジ
装置を提供する。 【構成】 固定シャフト23の外周には、標準段におい
て前進・中立・後退を切換を行うための第1レバー機構
24の操作部の一部を構成するボス部24aと、標準段
から高速段への切換を行うための第2レバー機構25の
操作部の一部を構成するボス部25aとを、第1レバー
機構24のボス部24aを上側にして相互に隣接させ、
かつそれぞれ独立して回転可能に嵌装し、ボス部24a
にチェンジレバー30の基端部を垂直方向に回転可能に
枢支連結するとともに、スプリング33を介してチェン
ジレバー30の先端側を上方へ付勢し、チェンジレバー
30の基部に縦向きの係合ピン34を固着し、第2レバ
ー機構25のボス部25aから延設したアーム36に、
係合ピン34が挿入可能な係合孔37を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、荒れ地等を走行可能
な鞍乗型四輪バギー車や農業用運搬車などの不整地走行
車に好適なチェンジ装置に関し、詳しくは、前進・中立
・後退の標準段における切換と、該標準段と高速段又は
低速段との切換とを、1本のチェンジレバーにより操作
可能にした不整地走行車のチェンジ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のチェンジ装置に、例えば実開昭
63−103118号公報に記載の装置がある。この装
置は、インターロック装置を設けることなく、チェンジ
レバーを前進・中立・後退の各位置に位置決めできるよ
うにしたもので、縦向きクランク形のガイド孔に挿通さ
れたレバーを、ガイド孔の屈曲部でスプリングにて一側
方に付勢した構造からなる。
【0003】上記チェンジ装置が装備される不整地走行
車には、普通はベルト式などの簡易な自動変速機が搭載
されているので、例えば、チェンジレバーの前進位置で
の走行に際し、走行速度の変化に従って自動的に減速比
が変更される。しかし、自動変速機だけによる減速比で
は最高速度が低く抑えられたり、逆に高速になり過ぎた
りするため、一般にはチェンジ装置とは別に、標準段か
ら高速段又は低速段への切換装置が装備されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のチェンジ装置では、以下のような不都合があ
る。
【0005】 高速段又は低速段への切換装置(以
下、第2レバー機構ともいう)の取付場所が、標準段に
おける前後進の切換装置(以下、第1レバー機構ともい
う)とは別に必要になる。
【0006】 第2レバー機構には、チェンジレバー
方式やスイッチ方式等があるが、いずれの方式の場合に
も、第1レバー機構のレバー操作とは別個に操作する必
要があるため、操作上不便である。
【0007】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、1本のレバーで前後進の切換と高速段又は低速段へ
の切換とを同時に行え、しかも構造が簡単な、不整地走
行車のチェンジ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明にかかる不整地走行車のチェンジ装置は、 a)前進・中立・後退の標準段における切換と、該標準段
と高速段又は低速段との切換とを、1本のチェンジレバ
ーにより操作可能にした不整地走行車のチェンジ装置で
あって、b)前記標準段において切換を行うための第1レ
バー機構と、前記高速段又は低速段との切換を行うため
の第2レバー機構とをそれぞれ独立して設け、c)前記第
1レバー機構にチェンジレバーを連結するとともに、こ
のチェンジレバーを中立段において前進および後進への
切換方向とほぼ直角方向に操作することによって、前記
第1レバー機構と前記第2レバー機構とが結合され、第
2レバー機構が操作可能になり標準段から高速段又は低
速段への切換ができるように構成している。
【0009】請求項2記載のように、d)前記第1レバー
機構と前記第2レバー機構とを同軸上でそれぞれ独立し
て回転可能に配設し、e)前記チェンジレバーを第1レバ
ー機構の操作部に対し第1レバー機構の切換方向と直角
方向に回動可能に取り付け、f)対をなす係合部の一方を
前記チェンジレバーの基部に設けるとともに、係合部の
他方を前記第2レバー機構の操作部に前記一方の係合部
に相対向して設けるとよい。
【0010】請求項3記載のように、g)固定シャフトの
外周に、前記第1レバー機構の操作部の一部を構成する
ボス部と前記第2レバー機構の操作部の一部を構成する
ボス部とを、相互に隣接させかつそれぞれ独立して回転
可能に被装し、h)前記第1レバー機構のボス部に前記チ
ェンジレバーの基端部を前進および後進への切換方向と
ほぼ直角方向に回転可能に枢支連結するとともに、スプ
リングを介してチェンジレバーの先端側を前記直角方向
へ付勢し、i)前記チェンジレバーの基部に凸状係合部を
固着し、第2レバー機構の前記ボス部から延設したアー
ムに、中立段で前記チェンジレバーを前記スプリングに
抗する方向に操作したときに前記凸状係合部が挿入され
る凹状係合部を設け、この状態でチェンジレバーを前記
第2レバー機構の切換方向に回転操作するとき、前記第
1レバー機構と前記第2レバー機構とが一体的に回転す
るようにすることが好ましい。
【0011】請求項4記載のように、j)鞍乗型シート前
方に配置された燃料タンクの前方にバーハンドルを備え
るとともに、このバーハンドルの一方にハンドブレーキ
レバーを配置した鞍乗型四輪バギー車において、k)その
燃料タンクを支持するフレームにブラケットを介して、
前記燃料タンクの下から前記ハンドブレーキレバーと反
対側へ前記チェンジレバーの先端部分を張り出させて取
り付けたることができる。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明にかかる、例えばチ
ェンジレバーを水平(横)方向に操作して標準段の前後
進を切り換えるチェンジ装置では、まずチェンジレバー
を中立位置で垂直(縦)方向に操作して標準段か高速段
(又は低速段)かを選択し、この状態でチェンジレバー
を水平方向に操作して前進又は後退(後進)に切り換え
ることができ、1本のチェンジレバーで標準段から高速
段又は低速段への切換と標準段における前進・中立・後
退の切換が同時に行うことができる。
【0013】請求項2記載のチェンジ装置によれば、チ
ェンジレバーを第1レバー機構の切換方向と直角方向に
回転させることにより、チェンジレバー基部の係合部
第2レバー機構の操作部の係合部と係合され、第1レバ
ー機構と第2レバー機構とが一体的に回転可能な状態に
なる。これにより、標準段から高速段あるいは低速段へ
の切換を、標準段の前進・中立・後退の切換用チェンジ
レバーで行うことができる。
【0014】請求項3記載のチェンジ装置によれば、常
態ではチェンジレバーはスプリングにより、第2レバー
機構との係合を解除する方向に付勢され、アーム側の凹
状係合部にはチェンジレバーの凸状係合部は挿入されて
いない。この状態でチェンジレバーを第1レバー機構の
切換方向に回転操作すれば、固定シャフトを中心軸にし
て第1レバー機構用操作部がボス部を介して回転し、前
後進の切り換えが行われる。一方、チェンジレバーを中
立段にてスプリングに抗する方向に操作することによ
り、基部の凸状係合部が第2レバー機構のアームの凹状
係合部に挿入される。したがって、この状態でチェンジ
レバーを第1レバー機構の切換方向に回転して例えば前
進位置に切り換えれば、固定シャフトを中心軸にして第
1レバー機構と第2レバー機構とが同時に回転し、標準
段から高速段又は低速段への切換も同時に行われる。な
お、チェンジレバーを元の中立段に戻し、スプリングに
対する抗力を解除すれば、スプリングの付勢力によりチ
ェンジレバーが第1レバー機構と第2レバー機構の結合
を解除する方向へ回転し、凸状係合部が第2レバー機構
のアームの凹状係合部から抜け出す。
【0015】請求項4記載のチェンジ装置では、シート
に跨がって着座した運転者が一方の手でブレーキレバー
を握って牽引し、ブレーキを作動した状態で、反対側の
手でチェンジレバーの先端部(把持部)を握って発進位
置(低速段前進位置や高速段前進位置)へ切り換えるこ
とができる。また、燃料タンクの下に装置の大部分を収
納でき、チェンジレバーの先端部分だけを燃料タンクの
外方へ張り出させているので、邪魔にならず、しかも一
方のバーハンドルの手前に位置しているので、切換操作
が容易に行える。
【0016】
【実施例】以下、この発明にかかる不整地走行車のチェ
ンジ装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1は本例のチェンジ装置を装備した鞍乗
型4輪バギー車を後方から見た状態を概略的に示す斜視
図、図2はチェンジ装置の取付状態を示す中央縦断面
図、図3は図2のIII−III線矢視図、図4はチェンジレ
バー装置の平面図である。
【0018】図1に示すように、不整地走行車の一例で
ある鞍乗型4輪バギー車1は左右の後輪2の中間部にお
いて、支持フレーム3上に着座用シート4を備え、この
シート4のすぐ前方に燃料タンク5(図2)が配設さ
れ、燃料タンク5の上面にタンクカバー6が装着されて
いる。燃料タンク5のすぐ前方でタンクカバー6の前端
中央部に、バーハンドル7が水平旋回自在に配設され、
このバーハンドル7の旋回操作によって左右の前輪8が
操舵される。バーハンドル7の左側にパーキングブレー
キレバー9、右側にリヤブレーキレバー10がそれぞれ
取り付けられている。また燃料タンク5の下方にエンジ
ン11が搭載され、このエンジン11の一側方にフット
ブレーキペダル12が設けられている。なお、図中の符
号2aはリヤフェンダー、8aはフロントフェンダー、
5aはタンクキャップである。また30は後述するチェ
ンジ装置21(図2)のチェンジレバー、22aはレバ
ーカバーである。
【0019】図2に示すように、本例のチェンジ装置2
1はレバーカバー22aを兼ねた断面略コの字形のケー
シング22を備え、このケーシング22の上端縁部22
bが燃料タンク5を支持するフレーム13に、ブラケッ
ト14およびボルト・ナット22cを介して取り付けら
れている。ケーシング22の開放側下端部とブラケット
14にボルト・ナット22cを介して取り付けられた支
持プレート22dの解放側間に、固定シャフト23が垂
直に固設されている。この固定シャフト23の外周に
は、標準段において前進・中立・後退を切換を行うため
の第1レバー機構24の操作部の一部を構成するボス部
24aと、標準段から高速段への切換を行うための第2
レバー機構25の操作部の一部を構成するボス部25a
とを、第1レバー機構24のボス部24aを上側にして
相互に隣接させ、かつそれぞれ独立して回転可能に嵌装
している。
【0020】第1レバー機構24のボス部24aの上端
部に、L形ブラケット26が溶接され、ブラケット26
の屈曲部下面にアーム27が一体に溶接されている。ア
ーム27の外側端部に、タイロッド又はケーブルの取付
具27aの下端部が水平回転自在に装着されている。ボ
ス部24aのアーム27と反対側面には、ブラケット2
9が垂直に溶接されている。グリップ30aを先端部に
備え、L状に屈曲したチェンジレバー30の基端部を一
体に溶接したプレート31が、横向きの枢支ピン32を
介してブラケット29に対して垂直方向に回転自在に装
着されている。そして、チェンジレバー30は、スプリ
ング33を介して上方に付勢されている。また、チェン
ジレバー30の基端部でプレート31の近傍には、縦向
きにピン34が溶接されている。
【0021】第2レバー機構25のボス部25aには、
アーム27側とその反対側とに延びるアーム35・36
が一体に溶接されている。アーム27側のアーム35は
アーム27よりも外方へ延び、その外側端部にタイロッ
ド又はケーブルの取付具35aの下端部が水平回転自在
に装着されている。アーム27と反対側のアーム36の
外端寄りに、図4のようにチェンジレバー30の係合ピ
ン34を挿入可能な略三角形状の係合孔37が穿設さ
れ、また係合孔37のやや内側のアーム36の下面に、
図4のように位置決め穴36aが円周方向に間隔をあけ
て2つ形成されている。一方、位置決め穴36aに対応
するケーシング22の下部には、位置決めピン38(デ
イテントともいう)がスプリング(図示せず)により上
向きに付勢され、ピン38の上端部が2つの位置決め穴
36aに選択的に嵌入して第2レバー機構25を位置決
めする。
【0022】図4に示すように、ブラケット26の上部
に直角にプレート39が固着され、第1レバー機構24
が後退位置に回転したときにプレート39に当接してO
Nになるスイッチ40がケーシング22の上面の端部
に、図2のようにU形ブラケット41を介して装着され
ている。このスイッチ40が入ると、バックランプが点
灯したりブザー音や音声が発生したりするので、4輪バ
ギー車1の後退を知ることができる。
【0023】図3に示すように、レバーカバー22aに
は、チェンジレバー30が挿通されるガイド孔43が形
成されている。このガイド孔43は、本例では、中立位
置の縦向きのガイド孔部43a、このガイド孔部43a
の上部から右側に延びる前進位置への横向きのガイド孔
部43b、ガイド孔部43aの最上部から左側に延びる
後退位置への横向きのガイド孔部43c、ガイド孔部4
3aの最下部から右側に延びる高速段切換位置への横向
きのガイド孔部43dからなる。
【0024】次に、上記のように構成される本実施例の
チェンジ装置21について、その動作を説明する。
【0025】 チェンジレバー30は、その中立位置
において常態では、図2のようにスプリング33により
上方に付勢され、標準段に位置している。
【0026】 運転者は、図1のブレーキレバー9を
左手にて握ってブレーキを操作した状態を保ったまま、
右手でチェンジレバー30をガイド孔部43bに沿って
右側へ回転操作すると、標準段の前進位置に変速され
る。
【0027】 ブレーキレバー9をゆっくりと緩めて
ブレーキを解除しながら、アクセルをゆっくりとふかし
て4輪バギー車1を発進させ、後はアクセルを徐々にふ
かすことにより、4輪バギー車1の速度が上昇する。し
かし、標準段における最高速度は低いので、さらに速い
速度で走行するには、次のようにして高速段に切り換え
る。
【0028】 チェンジレバー30をガイド孔部43
bに沿って左側へ回転操作し、中立位置に一旦戻す。そ
して、スプリング33に抗してチェンジレバー30をガ
イド孔部43aに沿って押し下げた後、ガイド孔部43
dに沿って右側へ回転操作することにより、高速段の前
進位置に変速される。上記と同様の運転操作を行うこ
とによって、高速段で4輪バギー車1を走行させること
ができる。
【0029】 4輪バギー車1を後退させる場合に
は、チェンジレバー30をガイド孔部43dに沿って元
の中立位置に戻し、押し下げ力を解除することによって
スプリング33の付勢力によりチェンジレバー30が上
方の標準段の中立位置へ自動的に戻る。ここで、チェン
ジレバー30をやや押し上げるようにして、ガイド孔部
43cに沿って左側へ回転操作すると、後退位置に変速
される。
【0030】上記に、本発明のチェンジ装置の一実施例
を説明したが、本発明は下記のように実施することがで
きる。
【0031】1) チェンジ装置21の取付位置を、図5
に示すように4輪バギー車1の燃料タンク5下から右側
のフロントフェンダー8a内の前輪8の上方へ移し、チ
ェンジレバー30の先端グリップ30aを後方へ突出さ
せてもよい。
【0032】2) ガイド孔43の形状を、例えばガイド
孔部43bとガイド孔部43cとが一直線状になるよう
に変更してもよい。
【0033】3) チェンジレバー30のピン34とアー
ム36の係合孔37との組み合わせに代えて、チェンジ
レバー30の下方への揺動動作で相互に係合する部材
(係合片)を設けてもよい。つまり、凸状係合部34を
アーム36側に設け、凹状係合部37をチェンジレバー
30に設けることができる。
【0034】4) チェンジ装置21を垂直方向において
90゜転回し、チェンジレバー30の上下方向の操作で
前後進の切換や標準段と高速段との切換が行われるよう
にすることもできる。
【0035】5) 高速段に代えて低速段の変速装置を設
け、第2レバー機構25を標準段から低速段の切換を行
うために用いることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明のチェンジ装置には、次のような優れた効果が
ある。
【0037】(1) 1本のチェンジレバーにより、標準段
と高速段又は低速段との切換および標準段における前後
進の切換を同時に行うことができるので、操作が簡単で
しかも確実である。
【0038】(2) 請求項2に記載のチェンジ装置では、
チェンジレバーを第1レバー機構の切換方向と直角方向
に回転させることにより、第1レバー機構と第2レバー
機構とが一体的に回転可能な状態になるので、標準段か
ら高速段あるいは低速段への切換を、標準段の前進・中
立・後退の切換用チェンジレバーで行え、操作が容易で
便利である。
【0039】(3) 請求項3に記載のチェンジ装置では、
チェンジレバーに対しスプリングに抗する力を作用させ
るか否かで、標準段と高速段又は低速段との切換を行え
るので、切換操作が容易でしかも正確に行える。
【0040】(4) 請求項4に記載のチェンジ装置では、
運転者が着座した状態でブレーキレバーとチェンジレバ
ーとを両手で掃除に操作して4輪バギー車をスムーズに
発進させることができ、しかも、燃料タンクの下に装置
の大部分を収納できるので、邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のチェンジ装置を装備した鞍乗
型4輪バギー車を後方から見た状態を概略的に示す斜視
図である。
【図2】図1のチェンジ装置の取付状態を示す中央縦断
面図である。
【図3】図2のチェンジ装置のIII−III線矢視図であ
る。
【図4】図2のチェンジ装置の平面図である。
【図5】図5はチェンジ装置の取付位置の異なる実施例
を示すもので、図5(a)は4輪バギー車の右側フロント
フェンダーを後方から見た状態を示す概略図、図5(b)
は図5(a)のV−V線断面図である。
【符号の説明】
1 4輪バギー車(不整地走行車) 5 燃料タンク 21 チェンジ装置 22 ケーシング 23 固定シャフト 24 第1レバー機構 25 第2レバー機構 27・35・36 アーム 30 チェンジレバー 34 係合ピン(凸状係合部) 33 スプリング 37 係合孔(凹状係合部) 43 ガイド孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進・中立・後退の標準段における切換
    と、該標準段と高速段又は低速段との切換とを、1本の
    チェンジレバーにより操作可能にした不整地走行車のチ
    ェンジ装置であって、 前記標準段において切換を行うための第1レバー機構
    と、前記高速段又は低速段との切換を行うための第2レ
    バー機構とをそれぞれ独立して設け、 前記第1レバー機構にチェンジレバーを連結するととも
    に、このチェンジレバーを中立段において前進および後
    進への切換方向とほぼ直角方向に操作することによっ
    て、前記第1レバー機構と前記第2レバー機構とが結合
    され、第2レバー機構が操作可能になり標準段から高速
    段又は低速段への切換ができるように構成したことを特
    徴とする不整地走行車のチェンジ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1レバー機構と前記第2レバー機
    構とを同軸上でそれぞれ独立して回転可能に配設し、前
    記チェンジレバーを第1レバー機構の操作部に対し第1
    レバー機構の切換方向と直角方向に回動可能に取り付
    け、対をなす係合部の一方を前記チェンジレバーの基部
    に設けるとともに、係合部の他方を前記第2レバー機構
    の操作部に前記一方の係合部に相対向して設けた請求項
    1記載の不整地走行車のチェンジ装置。
  3. 【請求項3】 固定シャフトの外周に、前記第1レバー
    機構の操作部の一部を構成するボス部と前記第2レバー
    機構の操作部の一部を構成するボス部とを、相互に隣接
    させかつそれぞれ独立して回転可能に被装し、 前記第1レバー機構のボス部に前記チェンジレバーの基
    端部を前進および後進への切換方向とほぼ直角方向に回
    転可能に枢支連結するとともに、スプリングを介してチ
    ェンジレバーの先端側を前記直角方向へ付勢し、 前記チェンジレバーの基部に凸状係合部を固着し、第2
    レバー機構の前記ボス部から延設したアームに、中立段
    で前記チェンジレバーを前記スプリングに抗する方向に
    操作したときに前記凸状係合部が挿入される凹状係合部
    を設け、この状態でチェンジレバーを前記第2レバー機
    構の切換方向に回転操作するとき、前記第1レバー機構
    と前記第2レバー機構とが一体的に回転するようにした
    請求項1又は2記載の不整地走行車のチェンジ装置。
  4. 【請求項4】 鞍乗型シート前方に配置された燃料タン
    クの前方にバーハンドルを備えるとともに、このバーハ
    ンドルの一方にハンドブレーキレバーを配置した鞍乗型
    四輪バギー車において、 その燃料タンクを支持するフレームにブラケットを介し
    て、前記燃料タンクの下から前記ハンドブレーキレバー
    と反対側へ前記チェンジレバーの先端部分を張り出させ
    て取り付けた請求項1〜3のいずれかに記載の不整地走
    行車のチェンジ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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