JP3528806B2 - 電動自転車 - Google Patents
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
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- Power Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電動自転車に関する
ものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、電動自転車は以下のようなものが
知られている。図８、図９は従来例の側面図を示しま
す。１は電動自転車、２はこの電動自転車１のフレーム
である。このフレーム２は、前輪３が回転自在に設けら
れたフロントフォーク４を操舵自在に支持するヘッドパ
イプ２ａと、このヘッドパイプ２ａから後ろ下がりに延
びるダウンチューブ２ｂと、このダウンチューブ２ｂの
後部にラグ５を介して連結されたシートチューブ２ｃ
と、前記ラグ５から後方へ延び、ダウンチューブ２ｂの
後端に連結された左右一対のチェーンステー２ｄと、前
記シートチューブ２ｃの上部と前記チェーンステー２ｄ
の後部とを連結する左右一対のシートステー２ｅ等から
構成されている。 【０００３】そして、前記フロントフォ−ク４の上端部
には操向ハンドル６が装着されており、前記シートチュ
ーブ２ｃの上端部にはシートピラー７を介してサドル８
が取り付けられている。また、前記チェーンステー２ｄ
の後端部およびシートステー２ｅの下端部には、後輪９
を回転自在に支持するための後輪爪２ｆが一体的に設け
られている。 【０００４】１０はこの電動自転車１の補助動力となる
モータユニット１０であり、このモータユニット１０は
後述するバッテリーから給電されると共にコントローラ
によって制御されるモータ１１と、クランク軸１２を有
するギヤボックス１３と、クランク軸１２に軸装された
チェンリング（図示せず）、クランク１４およびペダル
１５を備えている。そして、このモータユニット１０
は、ダウンチューブ２ｂに沿わせてダウンチューブ１２
ｂの下方に配置され、前記ラグ５と、ダウンチューブ２
ｂの後端ブラケット１６とにねじ止めされている。な
お、このモータユニット１０は、車体右側に位置するチ
ェンリングがチェーン１７を介して後輪９に連結されて
いる。 【０００５】前記モーターユニット１０のモータ１１
は、電源供給用リレー１８を介してコントローラ１９が
接続され、このコントローラ１９を介してバッテリー２
０から給電される構造になっている。前記モータ１１、
リレー１８、コントローラー１９およびメインスイッチ
２１は、図８及び図９に示すように、フレーム２のダウ
ンチューブ２ｂに沿って前後に１列にならべられ、各々
ダウンチューブ２ｂの下端に配置されてダウンチューブ
２ｂに支持されている。さらに詳述すると、ダウンチュ
ーブ２ｂの後部にモータ１１が配置され、このモータ１
１の前側にリレー１８コントローラ１９およびメインス
イッチ２１が順に配置されている。 【０００６】また、バッテリー２０は図８で示すバッテ
リーケース２３に収容されて車体に搭載されている。こ
のバッテリ２０としては１２ｖが採用され、バッテリー
ケース２３は上下方向に細長い箱状に形成され、内部に
バッテリー２０をシートチューブ２ｃと後輪９との間に
配置されている。このような自転車は盗難防止のために
車輪ロックと、バッテリケ−スの蓋に鍵を持っていた。 【０００７】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
動自転車では、モータユニット１０のパワースイッチ２
１と、バッテリーケースの蓋の鍵と自転車のサイクル錠
と鍵の挿入部が３ヶ所あり、停止状態から、バッテリー
を入れ替えて始動しようとする場合など、鍵を３度入れ
替えなければならなく操作性があまり良くなかった。ま
た、同じような部品を３ヶ所で使うために、あまり経済
的ではなかった。 【０００８】本発明はこの課題を解決するもので、簡略
なサイクルキー及びこのサイクルキーを用いた電動自転
車を提供することを目的とする。 【０００９】 【課題を解決するための手段】本発明の電動自転車は、
電動式の駆動ユニットと、シートチューブと後輪との間
に配置され、前記駆動ユニットに電気を供給する取り外
し可能なバッテリと、前記シートチューブまたはシート
スティに一方の先端が軸支され、他方の先端に係合部を
有するとともに、途中には前記バッテリの上部と係止す
る係止部を設けたバッテリ固定具と、前記バッテリ近傍
に配置され、車輪のロックーロック解除を行うロック装
置とを具備し、上記ロック装置には車輪のロックーロッ
ク解除動作に連係して動作し、前記バッテリ固定具の係
合部に対して係合―離脱する出入自在なマルカンヌキを
配置し、このマルカンヌキがバッテリ固定具の係合部に
係合しているとき、一方の軸支部との間に形成した係止
部がバッテリをロックするようにしたものである。 【００１０】 【発明の実施の形態】（実施の形態１）本発明の一実施
形態は電動自転車のバッテリーの上部にロック装置を設
けたものである。図１はロック装置の上部を上方から見
た分解斜視図、図２はサイクル用ロックの下部を下方か
ら見た分解斜視図を示す。 【００１１】３１は一部を欠いた円弧形状を有するロッ
ク装置のケース上部であり、このケース上部３１に動く
ように収めた半円状のカンヌキ３２をはめ込み、更にこ
のカンヌキ３２を動かすツマミ３３を設けた。このカン
ヌキ３２の一端とケース上部３１内壁とをカンヌキバネ
３４で結合し、カンヌキ３２がケース上部３１の欠けて
いる部分を閉じるような方向に力をかけると、カンヌキ
バネ３４によって引き戻される用に力が働き、カンヌキ
３２が元の位置に戻るようにした。 【００１２】ケース下部３５はケース上部３１と同様な
一部を欠いた円弧形状をしており、ケース上部と結合
し、ロック装置のケースとなす。この時、ケース下部３
５とケース上部３１の間には鍵のシリンダー３６を固定
するカギブロック３７に駆動ユニット６０のスイッチン
グを行うリード線端子３８をはめ込み、クッションシー
トを介して、このリード端子３８にレバー３９を付設す
る。このレバー３９はカギブロック３７がレバー３９を
納める溝を有しており、この溝の壁部とレバー３９との
間にレバーバネ３９ａを挟持する。この時、カンヌキ３
２とレバー３９は先端で係わっている。シリンダー３６
の底面には多角形の突出部４１を有しており、この突出
部４１はレバー３９のアーチ部を介してカイテンレバー
４２の突出部４１と同じ形状をした接合穴に装着する。
このカイテンレバー４２はガイドプレートの接点軸４３
を備えており、このガイドプレートの接点軸４３はガイ
ドプレート４４のガイドプレート孔４５に軸支する。そ
して、このガイドプレート４４にはマルカンヌキ４６が
結合している。上記のリード線端子３８、レバー３９、
カイテンレバー４２、ガイドプレート４４などは、カギ
ブロック３７とケース下部３５の間に挟持してネジで止
め、シリンダー３６はカギブロック３７に嵌合する。そ
して、このケース下部３５とケース−上部３１を結合し
てロック装置を得る。３６ｂはシリンダ−３６に挿入す
る鍵である。 【００１３】このようにして得られた、ロック装置の動
作を図３、図４、図５を用いて説明する。以下、サイク
ル用ロックの一連の動作を示す。 （１）駆動ユニット６０のメインスイッチがＯＮ状態、
車輪ロックが開錠状態、バッテリーロックが施錠状態の
場合を図３に示している。鍵の挿入口はポイントＡ、ポ
イントＢ、ポイントＣの間を回転する。この時、挿入口
の方向はＡの方向を向いており、カンヌキ３２はケース
内部に収まり車輪ロックを解除している。またマルカン
ヌキ４６はケース欠け部４７を封じ、ケース欠け部４７
が備えるバッテリー固定具６３の係合部６４をロックし
ている。更にリード線端子３８は駆動ユニット６０をＯ
Ｎ状態にしており、駆動ユニット６０による電動自転車
の走行補助をする。 【００１４】（２）駆動ユニット６０のメインスイッチ
がＯＦＦ状態、車輪ロックが施錠状態、バッテリーロッ
クが施錠状態の場合を図４に示している。鍵の挿入口の
方向をＡからＢの方向に変えると、駆動ユニット６０は
ＯＦＦ状態となる。この時、ツマミ３３をｅの方向に動
かしてカンヌキ３２をロックケースから突出させると、
このカンヌキ３２を側面からレバーバネ３９ａがレバー
３９を押し出して、レバー３９の先端がカンヌキ３２の
側面を押し、カンヌキ３２の側面に有する凹み部とレバ
ー３９の先端部が係合して、カンヌキ３２を突出した状
態でロックする。この時、ロック装置の円弧の内部に車
輪を挟むことによってロックを行うことができる。 【００１５】（３）駆動ユニット６０のメインスイッチ
がＯＦＦ状態、車輪ロックが施錠状態、バッテリーロッ
クが開錠状態の場合を図５に示している。鍵の挿入口の
方向をＢからＣの方向に変えると、接点軸４３がガイド
プレート４４を引っ張り、マルカンヌキ４６がｆの方向
に動きケース内部にマルカンヌキ４６が納まる。そのよ
うな動きによってバッテリー固定具６３の係合部６４か
らマルカンヌキ４６がはずれ、バッテリーのロックを開
錠する。 【００１６】（４）鍵口の方向をＣからＢに動かすとマ
ルカンヌキ４６がケ−スから突出して、バッテリーをロ
ックする。更にＢからＡに動かすと駆動ユニット６０が
ＯＮ状態となり、カイテンレバー４２の一部がレバー３
９に係合して、レバー３９が引き戻され、カンヌキ３２
とレバー３９の接続が解除されて、カンヌキ３２はカン
ヌキバネ３４の力によってｇの方向に引き戻される。そ
して、車輪のロックが開錠となる。 【００１７】次に、このサイクル用ロックを設けた電動
用自転車を図６に、その時サイクル用ロックの要部を図
７に示した。図６には電動自転車の側面図を示し、５１
は電動自転車、５２はこの電動自転車のフレームであ
る。このフレーム５２は、前輪５３が回転自在に設けら
れたフロントフォーク５４を操舵自在に支持するヘッド
パイプ５２ａと、このヘッドパイプ５２ａから後ろ下が
りに延びるダウンチューブ５２ｂと、このダウンチュー
ブ５２ｂの後部にモータブラケツト５５を介して連結さ
れたシートチューブ５２ｃと、モータブラケット５５か
ら後方へ延び、ダウンチューブ５２ｂの後端に連結され
た左右一対のチェーンステー５２ｄと、前記シートチュ
ーブ５２ｃの上部と前記チェーンステー５２ｄの後部と
を連結する左右一対のシートステー５２ｅ等から構成さ
れている。 【００１８】そして、フロントフォーク５４の上端部に
は操向ハンドル５６が装着されており、前記シートチュ
ーブ５２ｃの上端部にはシートピラチューブ５７を介し
てサドル５８が取り付けられている。また、前記チェー
ンステー５２ｄの後端部およびシートステー５２ｅの下
端部には、後輪５９を回転自在に支持するための後輪ブ
ランケット５２ｆが一体的に設けられている。 【００１９】本発明の補助動力となる駆動ユニット６０
は、ペダルの回転を伝えるクランク軸を有するギヤボッ
クスと、ギヤボックスに係る力によってモーターを制御
するコントローラと、このギヤボックスを駆動するモー
タとを備えている。そして、ペダルに係る力をによっ
て、駆動ユニットが後輪５９の駆動を行う。そして、左
右一対のシートステー５２ｅのロック装置６１を取り付
ける。この時、図７に示すようにロック装置の円弧の内
部に後車輪５９のタイヤを囲むように配置する。このよ
うに配置することによって車輪のロックを行うことがで
きる。また、シートチューブ５２ｃとシートステー５２
ｅの接続部にバッテリー固定具６３を軸支する。このバ
ッテリー固定具６３の先端には係合部６４を備え、係合
部６４とマルカンヌキ４６で係合し、この時バッテリー
固定具の係止部６５によって、バッテリー６６を固定す
る。 【００２０】このような構成により、サイクル用ロック
は一つで３つの機能を備えており、従来必要であった鍵
を減少することができるので部品点数を少なくすること
ができた。更に、３ヶ所にあった鍵を一ヶ所にまとめた
ので、操作性も向上した。なお、上記実施の実施形態で
はヒンジ付きレバーを介してバッテリーのロックを行っ
ているが、バッテリーボックスにバッテリーを収納する
タイプのものは、バッテリーボックスに直接ロックを行
うピンをさして施錠しても良い。 【００２１】また、カンヌキを用いてロックを行ってい
るがワイヤーを用いてロックしても良い。また、電動自
転車としては、スポーツ用自転車、三輪車等のロック装
置として用いても良い。 【００２２】 【発明の効果】本発明は、上記構成により部品点数の削
減と操作性の向上をすることができる。
ものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、電動自転車は以下のようなものが
知られている。図８、図９は従来例の側面図を示しま
す。１は電動自転車、２はこの電動自転車１のフレーム
である。このフレーム２は、前輪３が回転自在に設けら
れたフロントフォーク４を操舵自在に支持するヘッドパ
イプ２ａと、このヘッドパイプ２ａから後ろ下がりに延
びるダウンチューブ２ｂと、このダウンチューブ２ｂの
後部にラグ５を介して連結されたシートチューブ２ｃ
と、前記ラグ５から後方へ延び、ダウンチューブ２ｂの
後端に連結された左右一対のチェーンステー２ｄと、前
記シートチューブ２ｃの上部と前記チェーンステー２ｄ
の後部とを連結する左右一対のシートステー２ｅ等から
構成されている。 【０００３】そして、前記フロントフォ−ク４の上端部
には操向ハンドル６が装着されており、前記シートチュ
ーブ２ｃの上端部にはシートピラー７を介してサドル８
が取り付けられている。また、前記チェーンステー２ｄ
の後端部およびシートステー２ｅの下端部には、後輪９
を回転自在に支持するための後輪爪２ｆが一体的に設け
られている。 【０００４】１０はこの電動自転車１の補助動力となる
モータユニット１０であり、このモータユニット１０は
後述するバッテリーから給電されると共にコントローラ
によって制御されるモータ１１と、クランク軸１２を有
するギヤボックス１３と、クランク軸１２に軸装された
チェンリング（図示せず）、クランク１４およびペダル
１５を備えている。そして、このモータユニット１０
は、ダウンチューブ２ｂに沿わせてダウンチューブ１２
ｂの下方に配置され、前記ラグ５と、ダウンチューブ２
ｂの後端ブラケット１６とにねじ止めされている。な
お、このモータユニット１０は、車体右側に位置するチ
ェンリングがチェーン１７を介して後輪９に連結されて
いる。 【０００５】前記モーターユニット１０のモータ１１
は、電源供給用リレー１８を介してコントローラ１９が
接続され、このコントローラ１９を介してバッテリー２
０から給電される構造になっている。前記モータ１１、
リレー１８、コントローラー１９およびメインスイッチ
２１は、図８及び図９に示すように、フレーム２のダウ
ンチューブ２ｂに沿って前後に１列にならべられ、各々
ダウンチューブ２ｂの下端に配置されてダウンチューブ
２ｂに支持されている。さらに詳述すると、ダウンチュ
ーブ２ｂの後部にモータ１１が配置され、このモータ１
１の前側にリレー１８コントローラ１９およびメインス
イッチ２１が順に配置されている。 【０００６】また、バッテリー２０は図８で示すバッテ
リーケース２３に収容されて車体に搭載されている。こ
のバッテリ２０としては１２ｖが採用され、バッテリー
ケース２３は上下方向に細長い箱状に形成され、内部に
バッテリー２０をシートチューブ２ｃと後輪９との間に
配置されている。このような自転車は盗難防止のために
車輪ロックと、バッテリケ−スの蓋に鍵を持っていた。 【０００７】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
動自転車では、モータユニット１０のパワースイッチ２
１と、バッテリーケースの蓋の鍵と自転車のサイクル錠
と鍵の挿入部が３ヶ所あり、停止状態から、バッテリー
を入れ替えて始動しようとする場合など、鍵を３度入れ
替えなければならなく操作性があまり良くなかった。ま
た、同じような部品を３ヶ所で使うために、あまり経済
的ではなかった。 【０００８】本発明はこの課題を解決するもので、簡略
なサイクルキー及びこのサイクルキーを用いた電動自転
車を提供することを目的とする。 【０００９】 【課題を解決するための手段】本発明の電動自転車は、
電動式の駆動ユニットと、シートチューブと後輪との間
に配置され、前記駆動ユニットに電気を供給する取り外
し可能なバッテリと、前記シートチューブまたはシート
スティに一方の先端が軸支され、他方の先端に係合部を
有するとともに、途中には前記バッテリの上部と係止す
る係止部を設けたバッテリ固定具と、前記バッテリ近傍
に配置され、車輪のロックーロック解除を行うロック装
置とを具備し、上記ロック装置には車輪のロックーロッ
ク解除動作に連係して動作し、前記バッテリ固定具の係
合部に対して係合―離脱する出入自在なマルカンヌキを
配置し、このマルカンヌキがバッテリ固定具の係合部に
係合しているとき、一方の軸支部との間に形成した係止
部がバッテリをロックするようにしたものである。 【００１０】 【発明の実施の形態】（実施の形態１）本発明の一実施
形態は電動自転車のバッテリーの上部にロック装置を設
けたものである。図１はロック装置の上部を上方から見
た分解斜視図、図２はサイクル用ロックの下部を下方か
ら見た分解斜視図を示す。 【００１１】３１は一部を欠いた円弧形状を有するロッ
ク装置のケース上部であり、このケース上部３１に動く
ように収めた半円状のカンヌキ３２をはめ込み、更にこ
のカンヌキ３２を動かすツマミ３３を設けた。このカン
ヌキ３２の一端とケース上部３１内壁とをカンヌキバネ
３４で結合し、カンヌキ３２がケース上部３１の欠けて
いる部分を閉じるような方向に力をかけると、カンヌキ
バネ３４によって引き戻される用に力が働き、カンヌキ
３２が元の位置に戻るようにした。 【００１２】ケース下部３５はケース上部３１と同様な
一部を欠いた円弧形状をしており、ケース上部と結合
し、ロック装置のケースとなす。この時、ケース下部３
５とケース上部３１の間には鍵のシリンダー３６を固定
するカギブロック３７に駆動ユニット６０のスイッチン
グを行うリード線端子３８をはめ込み、クッションシー
トを介して、このリード端子３８にレバー３９を付設す
る。このレバー３９はカギブロック３７がレバー３９を
納める溝を有しており、この溝の壁部とレバー３９との
間にレバーバネ３９ａを挟持する。この時、カンヌキ３
２とレバー３９は先端で係わっている。シリンダー３６
の底面には多角形の突出部４１を有しており、この突出
部４１はレバー３９のアーチ部を介してカイテンレバー
４２の突出部４１と同じ形状をした接合穴に装着する。
このカイテンレバー４２はガイドプレートの接点軸４３
を備えており、このガイドプレートの接点軸４３はガイ
ドプレート４４のガイドプレート孔４５に軸支する。そ
して、このガイドプレート４４にはマルカンヌキ４６が
結合している。上記のリード線端子３８、レバー３９、
カイテンレバー４２、ガイドプレート４４などは、カギ
ブロック３７とケース下部３５の間に挟持してネジで止
め、シリンダー３６はカギブロック３７に嵌合する。そ
して、このケース下部３５とケース−上部３１を結合し
てロック装置を得る。３６ｂはシリンダ−３６に挿入す
る鍵である。 【００１３】このようにして得られた、ロック装置の動
作を図３、図４、図５を用いて説明する。以下、サイク
ル用ロックの一連の動作を示す。 （１）駆動ユニット６０のメインスイッチがＯＮ状態、
車輪ロックが開錠状態、バッテリーロックが施錠状態の
場合を図３に示している。鍵の挿入口はポイントＡ、ポ
イントＢ、ポイントＣの間を回転する。この時、挿入口
の方向はＡの方向を向いており、カンヌキ３２はケース
内部に収まり車輪ロックを解除している。またマルカン
ヌキ４６はケース欠け部４７を封じ、ケース欠け部４７
が備えるバッテリー固定具６３の係合部６４をロックし
ている。更にリード線端子３８は駆動ユニット６０をＯ
Ｎ状態にしており、駆動ユニット６０による電動自転車
の走行補助をする。 【００１４】（２）駆動ユニット６０のメインスイッチ
がＯＦＦ状態、車輪ロックが施錠状態、バッテリーロッ
クが施錠状態の場合を図４に示している。鍵の挿入口の
方向をＡからＢの方向に変えると、駆動ユニット６０は
ＯＦＦ状態となる。この時、ツマミ３３をｅの方向に動
かしてカンヌキ３２をロックケースから突出させると、
このカンヌキ３２を側面からレバーバネ３９ａがレバー
３９を押し出して、レバー３９の先端がカンヌキ３２の
側面を押し、カンヌキ３２の側面に有する凹み部とレバ
ー３９の先端部が係合して、カンヌキ３２を突出した状
態でロックする。この時、ロック装置の円弧の内部に車
輪を挟むことによってロックを行うことができる。 【００１５】（３）駆動ユニット６０のメインスイッチ
がＯＦＦ状態、車輪ロックが施錠状態、バッテリーロッ
クが開錠状態の場合を図５に示している。鍵の挿入口の
方向をＢからＣの方向に変えると、接点軸４３がガイド
プレート４４を引っ張り、マルカンヌキ４６がｆの方向
に動きケース内部にマルカンヌキ４６が納まる。そのよ
うな動きによってバッテリー固定具６３の係合部６４か
らマルカンヌキ４６がはずれ、バッテリーのロックを開
錠する。 【００１６】（４）鍵口の方向をＣからＢに動かすとマ
ルカンヌキ４６がケ−スから突出して、バッテリーをロ
ックする。更にＢからＡに動かすと駆動ユニット６０が
ＯＮ状態となり、カイテンレバー４２の一部がレバー３
９に係合して、レバー３９が引き戻され、カンヌキ３２
とレバー３９の接続が解除されて、カンヌキ３２はカン
ヌキバネ３４の力によってｇの方向に引き戻される。そ
して、車輪のロックが開錠となる。 【００１７】次に、このサイクル用ロックを設けた電動
用自転車を図６に、その時サイクル用ロックの要部を図
７に示した。図６には電動自転車の側面図を示し、５１
は電動自転車、５２はこの電動自転車のフレームであ
る。このフレーム５２は、前輪５３が回転自在に設けら
れたフロントフォーク５４を操舵自在に支持するヘッド
パイプ５２ａと、このヘッドパイプ５２ａから後ろ下が
りに延びるダウンチューブ５２ｂと、このダウンチュー
ブ５２ｂの後部にモータブラケツト５５を介して連結さ
れたシートチューブ５２ｃと、モータブラケット５５か
ら後方へ延び、ダウンチューブ５２ｂの後端に連結され
た左右一対のチェーンステー５２ｄと、前記シートチュ
ーブ５２ｃの上部と前記チェーンステー５２ｄの後部と
を連結する左右一対のシートステー５２ｅ等から構成さ
れている。 【００１８】そして、フロントフォーク５４の上端部に
は操向ハンドル５６が装着されており、前記シートチュ
ーブ５２ｃの上端部にはシートピラチューブ５７を介し
てサドル５８が取り付けられている。また、前記チェー
ンステー５２ｄの後端部およびシートステー５２ｅの下
端部には、後輪５９を回転自在に支持するための後輪ブ
ランケット５２ｆが一体的に設けられている。 【００１９】本発明の補助動力となる駆動ユニット６０
は、ペダルの回転を伝えるクランク軸を有するギヤボッ
クスと、ギヤボックスに係る力によってモーターを制御
するコントローラと、このギヤボックスを駆動するモー
タとを備えている。そして、ペダルに係る力をによっ
て、駆動ユニットが後輪５９の駆動を行う。そして、左
右一対のシートステー５２ｅのロック装置６１を取り付
ける。この時、図７に示すようにロック装置の円弧の内
部に後車輪５９のタイヤを囲むように配置する。このよ
うに配置することによって車輪のロックを行うことがで
きる。また、シートチューブ５２ｃとシートステー５２
ｅの接続部にバッテリー固定具６３を軸支する。このバ
ッテリー固定具６３の先端には係合部６４を備え、係合
部６４とマルカンヌキ４６で係合し、この時バッテリー
固定具の係止部６５によって、バッテリー６６を固定す
る。 【００２０】このような構成により、サイクル用ロック
は一つで３つの機能を備えており、従来必要であった鍵
を減少することができるので部品点数を少なくすること
ができた。更に、３ヶ所にあった鍵を一ヶ所にまとめた
ので、操作性も向上した。なお、上記実施の実施形態で
はヒンジ付きレバーを介してバッテリーのロックを行っ
ているが、バッテリーボックスにバッテリーを収納する
タイプのものは、バッテリーボックスに直接ロックを行
うピンをさして施錠しても良い。 【００２１】また、カンヌキを用いてロックを行ってい
るがワイヤーを用いてロックしても良い。また、電動自
転車としては、スポーツ用自転車、三輪車等のロック装
置として用いても良い。 【００２２】 【発明の効果】本発明は、上記構成により部品点数の削
減と操作性の向上をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態によるロック装置上部の
分解斜視図 【図２】同ロック装置下部の分解斜視図 【図３】同ロック装置の断面図 【図４】同ロック装置の断面図 【図５】同ロック装置の断面図 【図６】同電動自転車の側面図 【図７】同要部拡大斜視図 【図８】従来例の電動自転車の斜視図 【図９】同要部拡大図 【符号の説明】 ３２ カンヌキ ５１ 電動自転車 ５２ｂ ダウンチューブ ５２ｃ シートチューブ ６１ ロック装置
分解斜視図 【図２】同ロック装置下部の分解斜視図 【図３】同ロック装置の断面図 【図４】同ロック装置の断面図 【図５】同ロック装置の断面図 【図６】同電動自転車の側面図 【図７】同要部拡大斜視図 【図８】従来例の電動自転車の斜視図 【図９】同要部拡大図 【符号の説明】 ３２ カンヌキ ５１ 電動自転車 ５２ｂ ダウンチューブ ５２ｃ シートチューブ ６１ ロック装置
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B62H 5/16
B60L 11/18
B62J 9/00
B62M 23/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 電動式の駆動ユニットと、シートチュー
ブと後輪との間に配置され、前記駆動ユニットに電気を
供給する取り外し可能なバッテリと、前記シートチュー
ブまたはシートスティに一方の先端が軸支され、他方の
先端に係合部を有するとともに、途中には前記バッテリ
の上部と係止する係止部を設けたバッテリ固定具と、前
記バッテリ近傍に配置され、車輪のロックーロック解除
を行うロック装置とを具備し、上記ロック装置には車輪
のロックーロック解除動作に連係して動作し、前記バッ
テリ固定具の係合部に対して係合―離脱する出入自在な
マルカンヌキを配置し、このマルカンヌキがバッテリ固
定具の係合部に係合しているとき、一方の軸支部との間
に形成した係止部がバッテリをロックするようにした電
動自転車。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8023789A JPH09207847A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 電動自転車 |
| JP2001084813A JP3528806B2 (ja) | 1996-02-09 | 2001-03-23 | 電動自転車 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8023789A Division JPH09207847A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 電動自転車 |
Publications (2)
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ID=12120102
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8023789A Pending JPH09207847A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 電動自転車 |
| JP2001084813A Expired - Fee Related JP3528806B2 (ja) | 1996-02-09 | 2001-03-23 | 電動自転車 |
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| JP8023789A Pending JPH09207847A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 電動自転車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPH09207847A (ja) |
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| JP4584005B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2010-11-17 | ジーエスケー販売株式会社 | 電池式電気錠における電池蓋のロック機構 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8023789A patent/JPH09207847A/ja active Pending
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2001
- 2001-03-23 JP JP2001084813A patent/JP3528806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| JP2001301674A (ja) | 2001-10-31 |
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