JP4646129B2 - ガス濃度測定装置の異常診断方法及びガス濃度測定装置の異常診断装置 - Google Patents

ガス濃度測定装置の異常診断方法及びガス濃度測定装置の異常診断装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の燃焼制御に使用されるガス濃度測定装置の異常診断方法及びガス濃度測定装置の異常診断装置に関する。
従来、ガソリンエンジン等の内燃機関の燃焼制御においては、内燃機関に供給する空気と燃料との混合気の空燃比を制御して、排気ガス中のCO、NOx及びHCを低減するために、排気ガス中の所定ガスのガス濃度に応じて、燃料供給量をフィードバック制御する燃焼制御方式が知られている。
このような空燃比の制御に使用されるガスセンサとしては、ジルコニア等を主成分とする固体電解質体の両面に電極を備えたセルを片方の電極が被測定ガス、もう一方の電極が大気に晒されるように配設し、被測定ガスと大気との間にできる電位差によって被測定ガスの酸素ガス濃度を測定する酸素センサや、固体電解質体の両面に電極を備えた2つのセルを、測定室を挟むように配設し、測定室に拡散抵抗体を介して被測定ガスを導入して、被測定ガスのリッチ領域からリーン領域にわたる酸素ガス濃度を検知する全領域空燃比センサ(UEGOセンサとも称する)や、更にもう一つのセルを追加することによって、NOxガス濃度を測定できるようにしたNOxセンサが知られている。
更に、近年の自動車では、それらのガスセンサを使用したエンジンの燃焼制御中に、センサ及びセンサの制御装置の異常診断を自動的に行い(所謂、オンボード自己診断)、運転者に知らせるようにしたガス濃度測定装置が用いられている。
これらのガス濃度測定装置では、ガスセンサのセルを排気ガス温度に関係なく作動させるために、セルにヒータを設けてセルを所定の温度(800°C程度)に保って活性化(酸素イオンが固体電解質中を十分に伝導可能となるまで温度が上昇している状態)させている。このようなガス濃度測定装置の異常診断を行う方法として、セルが活性化した状態において短絡異常や断線異常を診断する異常診断方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−107830
ところで、上記の異常診断方法では、ヒータによってセルが所定の温度に保たれた状態(換言すれば、セルが活性化した状態)において異常診断を行っているため、例えば、セルに異常診断のための電流を通電し、その時のセルの両端電圧に基づいて異常診断を行う場合、セルの両端に異常診断を行うために必要な電圧が出力されないことがあるという問題点があった。
つまり、セルが活性化した状態では、セルの内部抵抗が零に近いため、例えば、セルの電極のうち一方の電極がグランド(GNDとも称する)と短絡した場合には、セルの両端の電位差はほぼ零となって、セルの電極のうちどちら側がGNDに短絡したのかが分からないことになるという問題点があったのである。
この問題を回避するためには、セルが活性化した状態で、セルに流す異常診断のための電流を大きくすることが考えられるが、そのためには、大容量の電流源が必要となりコストアップを招く。また、セルに大電流を流すことによって、セルの劣化を早めることになるという問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、ガス濃度測定装置に異常が発生した場合に、ガスセンサを破損させることなく、異常診断を確実に行うことができるようにすることを目的とするものである。
かかる問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、固体電解質体及び該固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、被測定ガス空間の所定ガスの濃度に応じた信号を出力するセンサ素子と、外部から電力供給を受け、センサ素子を所定ガスの濃度に応じた信号を出力可能な活性温度まで加熱する加熱手段と、を有するガスセンサと、そのガスセンサのセンサ素子の各電極に電気的に接続されて、センサ素子の出力信号に基づいて被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定する測定手段と、を備えたガス濃度測定装置の異常診断方法であって、センサ素子が活性温度に加熱されている状態において、測定手段とガスセンサのセンサ素子との各接続点のうち何れかの接続点の電圧を検出し、接続点の検出電圧が予め設定された異常電圧値になると、加熱手段に対する電力供給を抑制して、センサ素子の温度を活性温度よりも降下させ、その後、ガスセンサの異常診断を行うことを特徴とする。
これによれば、ガス濃度測定装置に短絡等の異常が発生した場合に、加熱手段への電力供給を抑制することにより加熱手段の温度が下がり、これに伴い、センサ素子の温度が活性温度よりも下がる。この結果、センサ素子の内部抵抗は増加するので、このようなセンサ素子の内部抵抗が高い状態において異常診断を行うことにより、確実に異常を把握することができる。
従って、例えば、センサ素子に異常診断のための電流を通電し、その時のセンサ素子の両端電圧に基づいて異常診断を行う場合、センサ素子の内部抵抗が高い状態において通電を行うので、センサ素子の両端の電位差が大きくなり、確実に異常診断を行うことができるのである。
ここで、活性温度とは、酸素イオン等のイオンが固体電解質体中を十分に伝導することができる状態の温度を意味する。
ところで、ガス濃度測定装置のガスセンサのセンサ素子として、固体電解質体及びこれに設けられた一対の電極を備えた複数のセルで構成されたセンサ素子を用いる場合がある。そのような複数のセルで構成されたセンサ素子を用いたガス濃度測定装置での異常診断方法は、請求項2に記載のようにするとよい。
すなわち、ガス濃度測定装置において、センサ素子を、拡散抵抗体を介して被測定ガス空間に連通する測定室と、その測定室に面して配設される複数のセルであって、固体電解質体及び固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、一対の電極の一方が測定室に面して配置され、一対の電極の他方が測定室外に配置される当該複数のセルと、から構成し、測定手段を、センサ素子の複数のセルに電気的に接続され、その複数のセルの出力信号に基づき、被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定するように構成し、測定手段とセンサ素子の複数のセルとの各接続点の電圧を検出し、各接続点のうちの何れかの接続点の検出電圧が予め設定された異常電圧値になると、加熱手段に対する電力供給を抑制して、センサ素子の温度を前記活性温度よりも降下させるとよい。
このように、ガスセンサとして複数のセルから構成されるセンサ素子(例えば、2つのセルからなる全領域空燃比センサや3つのセルからなるNOxセンサ)を備えたガス濃度測定装置においても、短絡等の異常が発生した場合に、加熱手段への電力供給を抑制することにより加熱手段の温度が下がり、これに伴い、各セルの温度が活性温度よりも下がる。このため、各セルの内部抵抗は増加するので、このような各セルの内部抵抗が高い状態において異常診断を行うことにより確実に異常を把握することができる。
そして、このようなガスセンサを用いたガス濃度測定装置の異常診断は、請求項3に記載のように、測定手段とセンサ素子の各電極との各接続点を介して、センサ素子に所定の電流を所定の時間通電すると共に供給し、通電電流供給時に検出されたの各接続点の電圧を検出し、各接続点の検出電圧を比較することによって行うようにするとよい。
このようにすると、発生した異常の内容及び異常が発生した箇所を確実に判別することができる。
また、異常診断を実行するにあたり、センサ素子に通電する電流を異常診断に必要な最小限の大きさにすることができるので、センサ素子を劣化させずに異常診断を行うことが可能となる。
ところで、電力供給を抑制して、センサ素子の温度を活性温度よりも降下させるには、請求項4に記載のように、加熱手段に対する電力供給を所定時間遮断するようにするとよい。
このようにすると、加熱手段に対する電力供給を遮断するという簡易な方法でセンサ素子の温度を降下させることができる。
次に、前述の目的を達成するためになされた請求項5に記載の発明では、固体電解質体及びその固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、被測定ガス空間の所定ガスの濃度に応じた信号を出力するセンサ素子と、外部から電力供給を受け、センサ素子を前記所定のガス濃度に応じた信号を出力可能な活性温度まで加熱する加熱手段と、を有するガスセンサと、そのガスセンサのセンサ素子の各電極に電気的に接続されて、センサ素子の出力信号に基づいて被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定する測定手段と、を備えたガス濃度測定装置の異常診断装置であって、測定手段とセンサ素子との各接続点の電圧を検出電圧としてそれぞれ検出し、各検出電圧の何れかが予め設定された異常電圧値か否かを判定する判定手段と、センサ素子が活性温度に加熱されている状態において、判定手段により各接続点のうち何れかの接続点検出電圧が予め設定された異常電圧値になっていると判定されると、加熱手段に対する電力供給を抑制する電力供給制御手段と、電力供給制御手段による電力供給の抑制によりセンサ素子の温度を活性温度よりも低くした後、ガスセンサの異常診断を行う異常診断手段と、を備えていることを特徴とする。
これによれば、前述したように、ガス濃度測定装置に短絡等の異常が発生した場合に、加熱手段への電力供給が抑制されるので、センサ素子の温度が活性温度よりも下がり、センサ素子の内部抵抗が増加する。従って、請求項1に記載の異常診断方法に従って確実に異常診断を行うことができる。
ところで、前述のようにガス濃度測定装置には、複数のセルで構成されたセンサ素子を有したガスセンサを用いるものがある。そのように複数のセルで構成されたセンサ素子を用いたガス濃度測定装置は、請求項6に記載のように構成するとよい。
すなわち、ガス濃度測定装置において、センサ素子を、拡散抵抗体を介して被測定ガス空間に連通する測定室と、その測定室に面して配設される複数のセルであって、固体電解質体及び固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、一対の電極の一方が測定室に面して配置され、一対の電極の他方が測定室外に配置される当該複数のセルと、から構成し、測定手段を、センサ素子の複数のセルに電気的に接続され、その複数のセルの出力信号に基づき、被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定するように構成し、判定手段は、測定手段とセンサ素子の複数のセルとの各接続点のうち何れかの接続点の検出電圧が予め設定された異常電圧値か否かを判定し、電力供給制御手段は、判定手段で検出され各接続点のうちの何れかの接続点の検出電圧が予め設定された異常電圧値になっていると判定されると、加熱手段に対する電力供給を抑制するようにするとよい。

ガス濃度測定装置をこのように構成すると、請求項2に記載の異常診断方法に従って、確実に異常診断を行うことができる。
そして、このようなガスセンサを用いたガス濃度測定装置の異常診断を行う異常診断手段に、請求項7に記載のように、測定手段とセンサ素子の各電極との各接続点を介して、センサ素子に所定の電流を所定の時間通電供給する電流供給手段と、電流供給手段による電流供給時に、前記各接続点の電圧を検出する電圧検出手段と、を備え、異常診断手段は、電流供給手段による通電時に前記電圧検出手段により検出された前記各接続点の検出電圧を比較することによって、異常診断を行うようにするとよい。
このようにすると、発生した異常の内容及び異常が発生した箇所を確実に判別することができる。
また、異常診断を実行するにあたり、センサ素子に通電する電流を異常診断に必要な最小限の大きさにすることができるので、センサ素子を劣化させずに異常診断を行うことが可能となる。
ところで、センサ素子の温度を活性温度よりも降下させるためには、請求項8に記載のように、電力供給制御手段によって、加熱手段に対する電力供給を所定時間遮断するようにするとよい。
このようにすると、加熱手段に供給している電力を遮断するという簡易な方法でセンサ素子の温度を降下させることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明が適用されたガス濃度測定装置1の構成を示す概略図である。尚、本実施形態のガス濃度測定装置1は、内燃機関(エンジン)の排気ガス中に含まれる酸素濃度を測定するものである。
図1に示すように、本実施形態のガス濃度測定装置1は、ガスセンサ2と、ガスセンサ2に電気的に接続され、被測定ガスの酸素濃度の測定等の機能を備える電子制御ユニット5(以下、ECU5とも称する)と、から構成されている。
ガスセンサ2は、排気ガス中の被測定ガスの酸素濃度を検知するセンサ素子10、及び、センサ素子10を作動温度に保つためのヒータ70を含んで構成されている。
センサ素子10は全領域空燃比センサであり、ポンプセル14、絶縁層15、酸素濃度検知セル24及び補強板30が、この順に積層されて構成されている。
ポンプセル14は、薄板状の酸素イオン伝導性の固体電解質体11aの表裏面に、一対の第一ポンプ電極12a及び第二ポンプ電極12bが配置されて構成されている。このうち、第一ポンプ電極12aには、配線L3の一端が電気的に接続されている。また、第二ポンプ電極12bには、配線L2の一端が電気的に接続されている。尚、各配線L3、L2の他端は、ECU5の第三接続端子T3及び第二接続端子T2に電気的に接続されている。
酸素濃度検知セル24は、ポンプセル14と同様に、薄板状の酸素イオン伝導性の固体電解質体11cの表裏面に、一対の第一検知電極13a及び第二検知電極13bが配置されて構成されている。このうち、第一検知電極13aは、上述の第二ポンプ電極12bに電気的に接続されている。従って、配線L2の一端には、第二ポンプ電極12b及び第一検知電極13aが電気的に接続されている。また、第二検知電極13bには、配線L1の一端が接続されている。尚、配線L1の他端は、ECU5の第一接続端子T1に電気的に接続されている。
ここで、各固体電解質体11a、11cは、ジルコニアを主体とする材料にて形成されている。また、各ポンプ電極12a、12b及び各検知電極13a、13bは、白金を主体とする材料にて多孔質状に形成されている。
絶縁層15は、ポンプセル14と酸素濃度検知セル24とを電気的に絶縁するために、ポンプセル14と酸素濃度検知セル24との間に積層されている。この絶縁層15は、アルミナを主体とする材料にて形成されている。
ポンプセル14と酸素濃度検知セル24との間には、絶縁層15により包囲された測定室20が形成されている。そして、ポンプセル14の第二ポンプ電極12b及び酸素濃度検知セル24の第一検知電極13aは測定室20に面して配置されている。尚、絶縁層15の一部には、測定室20内に排気ガス中の被測定ガスを導入するために、被測定ガス側及び測定室20側に連通する多孔質拡散層18が形成されている。この多孔質拡散層18は、測定室20内に導入される被測定ガスの拡散律速を行うものであり、アルミナを主体とする材料にて多孔質状に形成されている
補強板30は、酸素濃度検知セル24の測定室20側とは反対側の面に、第二検知電極13bを挟み込むようにして密着して配設されている。これにより、センサ素子10全体の強度を確保している。
また、補強板30によって、酸素濃度検知セル24の第二検知電極13bは外部と遮断され、第二検知電極13bの周囲には密閉空間が形成される。このような素子構成において、酸素濃度検知セル24の第二検知電極13bから第一検知電極13aに向かう方向に微小な定電流Icpを流して、第二検知電極13b側に酸素をポンピングすることにより、第二検知電極13b周囲の閉塞空間には略一定濃度の酸素が蓄積されることとなる。この第二検知電極13b周囲の閉塞空間に蓄積された酸素は、センサ素子10において被測定ガスの酸素濃度を検知する際の基準酸素となる。このため、第二検知電極13bは自己生成基準電極13bとも称される。
尚、補強板30は、ポンプセル14及び酸素濃度検知セル24を構成する各固体電解質体11a、11cと略同じ大きさであると共にセラミックを主体とする材料にて板状に形成されている。
ヒータ70は平板状に形成され、センサ素子10のポンプセル14に対向して配置されている。ヒータ70はアルミナを主体とする材料にて形成され、その内部には白金を主体とする材料にて形成されたヒータ配線72を備えている。ヒータ70は、後述するヒータ制御回路60から供給される電力により、センサ素子10の温度が550〜900℃になるように制御される。また、ヒータ配線72の両端には、各配線L4、L5の一端が電気的に接続されている。尚、各配線L4、L5の他端は、ECU5のヒータ制御回路60に電気的に接続されている。ここで、ヒータ70が特許請求の範囲に記載の加熱手段に相当する。
そして、ヒータ70によって各セルが550〜900℃に保たれることで、各セルの固体電解質層は酸素イオンを十分に伝導できる状態、所謂活性状態となる。これにより、ポンプセル14は酸素イオンをポンピングすることができ、また、酸素濃度検知セル24は、測定室20と自己生成基準電極13bとの間の酸素濃度に応じた電圧を発生することができるようになる。
電子制御ユニット5は、センサ素子10と電気的に接続され、センサ素子10を制御するセンサ素子制御回路50、ヒータ70と電気的に接続され、ヒータ70を制御するヒータ制御回路60、センサ素子制御回路50及びヒータ制御回路60を制御するマイクロコンピュータ7を含んで構成されている。
このうち、マイクロコンピュータ7は、図示しないが、中央演算装置であるCPUと、データやプログラム等を格納するRAM及びROMと、外部回路との信号の入出力を行う入力ポート及び出力ポートを含んでいる。マイクロコンピュータ7では、マイクロコンピュータ7はRAM等に格納されたプログラムにより、演算やデータ転送等の命令の実行が制御される。また、マイクロコンピュータ7では、入力ポートに入力された信号は、入力ポート用レジスタの内容に反映され、出力ポート用レジスタに格納された内容は、出力ポートに信号として出力される。
センサ素子制御回路50は、Vs+端子、COM端子、及び、Ip+端子を備えている。これら各端子は、ECU5の第一〜第三接続端子T1〜T3と電気的に接続されている。従って、センサ素子10の第二検知電極13bは、配線L1及び第一接続端子T1を介して、Vs+端子に電気的に接続されている。また、センサ素子10の第二ポンプ電極12b及び第一検知電極13aは、配線L2及び第二接続端子T2を介して、COM端子に電気的に接続されている。更に、センサ素子10の第一ポンプ電極12aは、配線L3及び第三接続端子T3を介して、Ip+端子に電気的に接続されている。
センサ素子10では、被測定ガスの酸素濃度に応じて、被測定ガス中の酸素が、測定室20内に、多孔質拡散層18を介して拡散する。このセンサ素子10は、エンジンに供給される混合気が理論空燃比に保たれている状態では、測定室20と酸素濃度の基準となる第二検知電極13b周囲の閉塞空間との間の酸素濃度差により、酸素濃度検知セル24に450mVの起電力を発生する特性を有する。即ち、第一検知電極13aと第二検知電極13bとの間には、450mVの電位差が生じることとなる。
ところで、エンジンに供給される混合気の空燃比の変化に応じて、排気ガスに含まれる酸素濃度は変化し、これにより、センサ素子10の測定室20内の雰囲気に含まれる酸素濃度も変化する。そこで、本実施形態のガス濃度測定装置1では、後述のセンサ素子制御回路50によって第一検知電極13aと第二検知電極13bとの間の電位差が450mVに保たれるように、ポンプセル14に流れるIp電流が制御される。つまり、測定室20内の雰囲気が理論空燃比と同じ状態となるように、ポンプセル14によって酸素のポンピングが行われる。そして、このIp電流に基づいて、被測定ガス中の酸素濃度が測定される。
次に、図2に基づいて、ECU5の構成及び動作について説明する。図2は、ECU5の概要を示す回路図である。
図2に示すように、ECU5は、センサ素子10の制御を行うセンサ素子制御回路50、ヒータの通電制御を行うヒータ制御回路60及びセンサ素子制御回路50及びヒータ制御回路60とを制御するマイクロコンピュータ7とを含んで構成されている。
センサ素子制御回路50は、センサ素子10を構成するポンプセル14及び酸素濃度検知セル24の駆動制御を行うセンサ素子駆動回路52、センサ素子10とセンサ素子駆動回路52との接続点であるVs+端子、COM端子、Ip+端子の各端子電圧が入力され、入力された各端子電圧の何れかが所定の電圧範囲外となったときに異常検出フラグDIAGをDIAG=1としマイクロコンピュータ7に出力する異常検出回路53、Vs+端子、COM端子、Ip+端子の各端子電圧をマイクロコンピュータ7に出力する端子電圧出力回路54を含んで構成されている。センサ素子制御回路50は、例えば、特定用途向集積回路(ASIC:Application Specific IC)で実現されている。
センサ素子駆動回路52は、ポンプセル14を駆動するIp電流を流すためのオペアンプ32、酸素濃度検知セル24の電圧を目標制御電圧(例えば、450mV)に制御するためのPID制御回路部56、自己生成基準電極13bの酸素濃度を一定に保つために酸素濃度検知セル24に定電流Icpを流すための定電流源46、Ip電流の制御目標電圧を供給する定電圧源48、センサ素子駆動回路52とセンサ素子10とを接続するための端子であるVs+端子、COM端子、Ip+端子、PID制御回路部56の特性を決める素子を外付けするための端子であるP1端子、P2端子、Pout端子、マイクロコンピュータ7から出力された作動モード切り替え信号に応じてセンサ素子駆動回路52の作動モードを変更するためのスイッチSW1〜SW7を含んで構成されている。尚、Vs+端子、COM端子、Ip+端子は、それぞれ、第一接続端子T1、第二接続端子T2、第三接続端子T3と導通している。
ポンプセル14を構成する一対のポンプ電極のうち第一ポンプ電極12aは、Ip+端子に配線L3及び第三接続端子を介して接続されている。また、第二ポンプ電極12bは、センサ素子10の共通基準電圧を与えるCOM端子に、配線L2及び第二接続端子T2を介して接続されている。尚、第二ポンプ電極12bは、COM端子以外に配線L2、第二接続端子T2及び抵抗素子R1を介してVcent端子にも接続されている。また、酸素濃度検知セル24を構成する一対の検知電極のうち第二検知電極13bは、Vs+端子に配線L1及び第一接続端子T1を介して接続され、第一検知電極13aは、COM端子に配線L2及び第二接続端子T2を介して接続されている。
Ip+端子には、抵抗素子R7、抵抗素子R8、オペアンプ32が接続されている。このうち、抵抗素子R7の一端はIp+端子に接続されており、抵抗素子R7の他端はスイッチSW6を介して電源5Vに接続されている。また、素子抵抗R8の一端はIp+端子に接続されており、抵抗素子R8の他端はスイッチSW7を介して接地されている。ここで、抵抗素子R7、R8の抵抗値は、センサ素子駆動回路52の作動モードが後述するガス濃度測定モード時にリーク電流が流れることを防ぐため、50kΩ程度であることが好ましい。更に、オペアンプ32は、反転入力端子にPID制御回路部56が抵抗素子R2を介して接続され、非反転入力端子には、基準電圧3.6Vが印加され、また、出力端子はスイッチSW3を介してIp+端子に接続されており、これらによって、センサ素子10を制御する負帰還回路が構成されている。
COM端子には、PID制御回路部56、オペアンプ32、34が接続されている。このうち、PID制御回路部56は、制御目標電圧の450mVと酸素濃度検知セル24の出力電圧Vsとの偏差量ΔVsをPID演算し、制御目標電圧(例えば、450mV)に制御する機能を有している。このPID制御回路部56は、PID制御回路40、及び、P1端子及びP2端子に装着されPID制御回路部56の制御特性を決める抵抗R3〜R5とコンデンサC1〜C3とによって構成されている。そして、PID制御回路部56は、オペアンプ42を介してVs+端子に接続され、酸素濃度検知セル24の出力電圧VsがPID制御回路部56に入力される。また、PID制御回路部56は、スイッチSW2を介してPout端子に接続されている。そして、Pout端子は、抵抗素子R2を介してVcent端子に接続され、最終的にオペアンプ32の反転入力端子に接続されている。更に、PID制御回路部56は、スイッチSW2、抵抗素子R2及び抵抗素子R1を介してCOM端子に接続されている。尚、PID制御回路部56の出力は、スイッチSW2によってON/OFF制御されるようになっている。
定電圧源48はPID制御回路40に接続されている。この定電圧源48は、Ip電流を制御する制御目標となる電圧である450mVを、PID制御回路部56に供給するための回路である。
更に、オペアンプ32は、COM端子に、抵抗素子R1を介して自身の反転入力端子が接続されている。
また、Vcent端子には、オペアンプ34がスイッチSW1を介して接続されている。このオペアンプ34は、後述するように、センサ素子10の異常診断を行うために、異常識別用電流を供給するための回路である。
Vs+端子には、定電流源46、オペアンプ42、44が接続されている。このうち、定電流源46は、スイッチSW5を介して、Vs+端子に接続されている。この定電流源46は、酸素濃度検知セル24の自己生成基準電極13b周囲の酸素濃度を一定に保つために、酸素濃度検知セル24に流される定電流Icp(例えば、17μA)を供給する回路である。更に、オペアンプ44は、スイッチSW4を介して、Vs+端子に接続されている。このオペアンプ44は、上述のオペアンプ34と同様、後述するように、センサ素子10の異常診断を行うために、異常識別用電流を供給するための回路である。また、オペアンプ42の非反転入力端子は、Vs+端子に接続されている。
尚、Vs+端子とIp+端子との間には、センサ素子駆動回路52の発振を防止するために、抵抗R6とコンデンサC4との直列回路からなる発振防止回路59が挿入されている。
このように構成されたセンサ素子駆動回路52においては、被測定ガスの酸素濃度の測定を行うために、スイッチSW2、SW3、SW5、SW6、SW7をONとし、スイッチSW1、SW4をOFFとする。このとき、被測定ガスが燃料供給過剰(リッチ)の状態の場合には、測定室20内の酸素濃度が理論空燃比よりも欠乏し、酸素濃度検知セル24の出力電圧Vsが制御目標電圧である450mVよりも高くなる。従って、制御目標電圧と出力電圧Vsとの偏差量ΔVsが発生し、その偏差量ΔVsがPID制御回路部56によってPID演算され、オペアンプ32によってフィードバックされる。このため、不足分の酸素をポンプセル14により測定室20内に汲み込むためのIp電流がポンプセル14に流れることになる。
一方、被測定ガスが燃料供給不足(リーン)の状況の場合には、測定室20内の酸素濃度が理論空燃比よりも過剰となり、酸素濃度検知セル24の出力電圧Vsが制御目標電圧450mVよりも低くなるので、上述と同様にオペアンプ32によって偏差量ΔVsがフィードバックされて、過剰分の酸素をポンプセル14により測定室20内から汲み出すためのIp電流がポンプセル14に流れるようになる。
このようにして、本実施形態のガス濃度測定装置1では、酸素濃度検知セル24の出力電圧Vsが450mVとなるように、ポンプセル14を制御するIp電流を測定することで被測定ガス中の酸素濃度を測定することが可能となる。尚、本実施形態のガス濃度測定装置1では、ポンプセル14に流れるIp電流を抵抗素子R2にて電圧変換し、抵抗素子R2の両端電圧(具体的には、Vcent端子とPout端子の両端電圧)を図示しない差動増幅回路を介して、マイクロコンピュータ7の入力ポートに出力されるように構成されている。そして、マイクロコンピュータ7で測定された酸素濃度に基づき、最終的にエンジンの燃焼制御が行われる。
次に、異常検出回路53は、ウィンドコンパレータ58a、58b、58cとOR回路58dで構成され、各コンパレータ58a、58b、58cの出力端子が並列にOR回路58dの入力端子に接続されている。そして、図中では接続ラインが省略されているが、各コンパレータの入力端子は、Vs+端子、COM端子、Ip+端子にそれぞれ接続されている。
各ウィンドコンパレータ58a、58b、58cは、それぞれ、Vs+端子、COM端子、Ip+端子の各端子電圧が所定の電圧範囲内であるときにローレベル信号を出力し、各端子電圧が所定の電圧範囲外であるときにハイレベル信号を出力するように構成されている。
Vs+端子の端子電圧は、通常、COM端子の基準電圧3.6Vに酸素濃度検知セル24の出力電圧Vs(450mV)を加えた値である4.05Vに保たれている。ところが、Vs+端子に接続された配線L1等(Vs+ラインとも称する)が何らかの原因により電源電位やグランド電位に短絡すると、Vs+端子の端子電圧は電源電位やグランド電位となる。すると、センサ素子10に過大な異常電流が流れ、センサ素子10が破損するおそれがある。そこで、ウィンドコンパレータ58aは、Vs+端子の端子電圧と予め設定された閾値とを比較し、Vs+端子の端子電圧が閾値を超えたときにハイレベル信号を出力するように構成されている。具体的には、ウィンドコンパレータ58aの閾値の上限を9V、又は、センサ素子制御回路50の電源電圧の変動を考慮して、電源電圧から所定値(例えば、1.5V)減じた所定電圧値に設定すると共に、閾値の下限をグランドレベルの0Vにグランド浮きを考慮した1Vに設定する。そして、Vs+端子の端子電圧が上限値の9V又は所定電圧値を超えて上昇したとき、或いは、Vs+端子の端子電圧が下限値の1Vを超えて下降したときに、ウィンドコンパレータ58aは、ハイレベル信号を出力するように構成されている。
COM端子の端子電圧は、通常、オペアンプ32により基準電圧3.6Vになるように制御されている。ところが、COM端子に接続された配線L2等(COMラインとも称する)が何らかの原因により電源電圧やグランドレベルに短絡すると、Vs+端子と同様、COM端子の端子電圧は電源電位やグランド電位となる。そこで、ウィンドコンパレータ58bは、COM端子の端子電圧と予め設定された閾値とを比較し、COM端子の端子電圧が閾値を超えたときにハイレベル信号を出力するように構成されている。具体的には、ウィンドコンパレータ58aと同様に、ウィンドコンパレータ58bの閾値の上限を9V又は所定電圧値に設定すると共に、閾値の下限を1Vに設定する。そして、COM端子の端子電圧が上限値の9Vを超えて上昇したとき、或いは、COM端子の電位が下限値の1Vを超えて下降したときに、ウィンドコンパレータ58bは、ハイレベル信号を出力するように構成されている。
Ip+端子においても、Ip+端子に接続された配線L3等(Ip+ラインとも称する)が何らかの原因により電源電圧やグランドレベルに短絡すると、Ip+端子の端子電圧は電源電位やグランド電位となる。そこで、ウィンドコンパレータ58cは、Ip+端子の端子電圧と予め設定された閾値とを比較し、Ip+端子の端子電圧が閾値を超えたときにハイレベル信号を出力するように構成されている。具体的には、Ip+端子の端子電圧が入力されるウィンドコンパレータ58cにおいても、ウィンドコンパレータ58bと同様に、基準電圧3.6Vを挟むように、閾値の上限を9V又は所定電圧値に設定すると共に、閾値の下限を1Vに設定する。そして、Ip+端子の端子電圧が上限値の9V又は所定電圧値を超えて上昇したとき、或いは、Ip+端子の端子電圧が下限値の1Vを超えて下降したときに、ウィンドコンパレータ58cは、ハイレベル信号を出力するように構成されている。
OR回路58dは、各ウィンドコンパレータ58a、58b、58cからの信号の論理和を算出し、各ウィンドコンパレータ58a、58b、58cの何れかからハイレベル信号が入力されたときに、異常検出フラグDIAGをDIAG=1としマイクロコンピュータ7に出力する。尚、Vs+端子、COM端子、Ip+端子の各端子電圧が所定の電圧範囲内であるときは、異常検出回路53は異常検出フラグDIAGをDIAG=0としマイクロコンピュータ7に出力する。このように、異常検出回路53は、Vs+ライン、COMライン、Ip+ラインの何れかで短絡異常が発生して、Vs+端子、COM端子、Ip+端子の端子電圧が閾値を超えて異常電圧値となった場合(換言すれば、センサ素子10に異常が発生した場合)に、異常検出フラグDIAGをDIAG=1とする機能を有する。ここで、ウィンドコンパレータ58a、58b、58cが特許請求の範囲に記載の判定手段に相当する。
端子電圧出力回路54は、センサ素子駆動回路52の作動モードが後述する異常診断モードのときに、マイクロコンピュータ7にVs+端子、COM端子、Ip+端子の各端子電圧を出力する回路である。尚、図中では接続ラインが省略されているが、端子電圧出力回路54の入力端子は、Vs+端子、COM端子、Ip+端子にそれぞれ接続されている。
マイクロコンピュータ7は、センサ素子駆動回路52、異常検出回路53、端子電圧出力回路54に接続される。詳細には、後述するセンサ素子駆動回路52の作動モードを切り替える切り替え信号(詳細には、各スイッチSW1〜SW7のON/OFF制御を行う制御信号)は、マイクロコンピュータ7の出力ポートに接続され、異常検出回路53の異常検出フラグDIAG、端子電圧出力回路54の出力信号、抵抗素子R2の両端電圧は、マイクロコンピュータ7の入力ポートに接続されている。このため、マイクロコンピュータ7はセンサ素子駆動回路52の作動モードを制御することができると共に、センサ素子10に発生した異常の継続の有無、各端子の端子電圧及び被測定ガスの酸素濃度の測定値を得ることができる。また、マイクロコンピュータ7は、異常検出回路53、端子電圧出力回路54からの入力信号に基づき、センサ素子10の異常診断を行う。ここで、マイクロコンピュータ7が特許請求の範囲に記載の、電圧検出手段及び異常診断手段に相当する。
ヒータ制御回路60は、図示しないヒータ通電用スイッチを備えている。そして、ヒータ制御回路60は、マイクロコンピュータ7からの信号に基づきヒータ通電用スイッチをON−OFF制御して、バッテリからの電力をPWM制御することにより、ヒータ70への供給電力を制御する。これにより、センサ素子10の温度が550〜900℃に保たれる。
また、ヒータ制御回路60は、ヒータ通電用スイッチにおけるON−OFFのデューティ比を調整してデューティ比を0%とすることにより、ヒータ70に対する電力供給を停止する。ここで、ヒータ制御回路60が特許請求の範囲に記載の電力供給制御手段に相当する。
本実施形態のセンサ素子駆動回路52では、各スイッチSW1〜SW7のON/OFFを切り替えることにより、自身の作動モードが、ガス濃度測定モード、プロテクションモード、異常診断モードに切り替わる。
ガス濃度測定モードは、エンジンの燃焼制御を行う場合の作動モードであり、センサ素子10に異常が発生していない正常の場合には、センサ素子駆動回路52をこの作動モードにする。この作動モードでは、図3に示すように、センサ素子駆動回路52において、スイッチSW2、SW3、SW5、SW6、SW7がONとなり、スイッチSW1、SW4がOFFとなる。
このように、スイッチSW2、SW3、SW5、SW6、SW7がONとなり、スイッチSW1、SW4がOFFとなると、上述のように、酸素濃度検知セル24の出力電圧Vsを負帰還電圧として、ポンプセル14はオペアンプ32によって負帰還制御され、Ip電流を測定することで被測定ガス中の酸素濃度が測定される。そして、測定された酸素濃度に基づきエンジンの燃焼制御が行われる。
プロテクションモードは、Vs+端子、COM端子、Ip+端子の何れかの端子電圧が、上述の異常検出回路53によって、所定の電圧範囲外となった場合に、センサ素子駆動回路52からセンサ素子10に対する出力を全てOFFにし(換言すれば、センサ素子駆動回路52とセンサ素子10とを電気的に遮断し)、センサ素子10を保護する作動モードである。
この作動モードでは、図3に示すように、センサ素子駆動回路52のスイッチSW1〜SW7の全てがOFFとなるため、オペアンプ32、34、44、PID制御回路40、定電流源46からセンサ素子10に入力される信号はOFFとなり、センサ素子10とセンサ素子駆動回路52とは電気的に遮断される。従って、センサ素子10に異常電流が継続して流れることがなくなり、センサ素子10は電気的に保護されることとなる。
異常診断モードは、車両運転中にセンサ素子10に異常が発生したときに、異常が発生した端子とその異常の内容とを診断するための作動モードである。
この作動モードでは、先ず、ヒータ制御回路60のヒータ通電用スイッチがデューティ比0%に制御されることにより、ヒータ制御回路60からヒータ70への電力供給が停止される。このヒータ70に対する電力供給の停止により、センサ素子10の温度は非活性温度(本実施例では550℃未満)まで下がり、ポンプセル14及び酸素濃度検知セル24の内部抵抗が増加する。
そして、ヒータ70への電力供給を停止した後、図3に示すように、センサ素子駆動回路52のスイッチSW1、SW4、SW6、SW7がONとなり、スイッチSW2、SW3、SW5がOFFとなる。
このように、スイッチSW3がOFFであるため、ポンプセル14を駆動しているオペアンプ32からは電流が供給されなくなり、また、スイッチSW2がOFFのためPID制御回路40からも電流が供給されなくなり、ポンプセル14に対する電流制御は停止する。従って、ポンプセル14の負帰還制御は行われなくなる。
そして、スイッチSW1、SW4、SW6、SW7がONであるため、ポンプセル14及び酸素濃度検知セル24には、オペアンプ34、44からに電流が供給されることになる。ここで、オペアンプ34、44が特許請求の範囲に記載の電流供給手段に相当する。
マイクロコンピュータ7には、これらオペアンプ34、44から出力される電流(以下、異常識別用電流とも称する)を各セル14、24に流したときに、各端子(Vs+端子、COM端子、Ip+端子)に発生する各端子電圧(それぞれ、Vs+電圧、COM電圧、Ip+電圧とも称する)が端子電圧出力回路54から入力される。そして、マイクロコンピュータ7は、入力された各端子電圧を比較して、各端子電圧の状態が図4に示された識別条件のうちどの条件に当てはまるかを識別することによって、異常が発生した端子とその異常の内容とを判定している。
具体的には、Vs+ライン、COMライン、Ip+ラインの何れかにおいて、グランド電位との短絡(以下、GNDショートとも称する)が発生した場合には、各端子の端子電圧が、Vs+電圧<COM電圧、かつ、Vs+電圧<Ip+電圧の関係であれば、Vs+ラインがGNDショートを起こしており、Ip+電圧<COM電圧、かつ、Ip+電圧<Vs+電圧の関係であれば、Ip+ラインがGNDショートを起こしており、それ以外の関係であれば、COMラインがGNDショートを起こしていると判定する。
また、同様に、Vs+ライン、COMライン、Ip+ラインの何れかにおいて、電源電位との短絡(以下、VBショートとも称する)が発生した場合には、各端子の端子電圧が、Vs+電圧>COM電圧、かつ、Vs+電圧>Ip+電圧の関係であれば、Vs+ラインがVBショートを起こしており、Ip+電圧>COM電圧、かつ、Ip+電圧>Vs+電圧の関係であれば、Ip+ラインがVBショートを起こしており、それ以外の関係であれば、COMラインがVBショートを起こしていると判定する。
ここで、オペアンプ34、37から出力される異常識別用電流は、被測定ガスの酸素濃度によって変化するポンプセル14や酸素濃度検知セル24の出力電圧を考慮して、5mA以上とする。この電流は、異常識別用電流を供給したときに各端子に現れる端子電圧が、ポンプセル14や酸素濃度検知セル24が被測定ガスの酸素濃度に応じて出力する電圧よりも大きくなるように設定されている。これにより、異常診断を正確に実行することが可能となる。
次に、マイクロコンピュータ7で実行される処理の流れを図5及び図6により説明する。
図5は、マイクロコンピュータ7で実行される処理の流れを示す主フローチャート、図6は、図5に示す主フローチャートから呼び出されるサブルーチンのフローチャートである。
図5に示すように、マイクロコンピュータ7は、自動車の電源ONで処理を開始し、マイクロコンピュータ7内部の初期化後、ヒータ制御回路60からヒータ70に対して電力を供給する(S100)。そして、センサ素子10の活性化後、センサ素子駆動回路52に対し、作動モードをガス濃度測定モードに切り替える信号(ガス濃度測定モード切り替え信号)を出力する(S101)。センサ素子駆動回路52は、ガス濃度測定モード切り替え信号が入力されることにより、スイッチSW2、SW3、SW5、SW6、SW7がONし、スイッチSW1、SW4がOFFする。これにより、センサ素子駆動回路52の作動モードがガス濃度測定モードに切り替わる。次いで、S102において、被測定ガス中の酸素濃度の測定処理が実行される。
次いで、S103では、異常検出回路53から出力される異常検出フラグDIAGがDIAG=1であるか否かを判定する。DIAG=1でなければ、即ち、センサ素子10の各端子電圧が所定の電圧範囲内であれば(センサ素子10に異常が発生していなければ)、S102に戻って、被測定ガス中の酸素濃度を測定する処理を繰り返し実行する。
一方、S103でDIAG=1であれば、センサ素子駆動回路52はスイッチSW1〜SW7をOFFし、センサ素子駆動回路52の作動モードがプロテクションモード(S104)となる。これにより、センサ素子10とセンサ素子駆動回路52との電気的接続が遮断され、異常電流がセンサ素子10に流れることによりセンサ素子10が破損することを防止する。
次いで、S105では、DIAG=1が継続しているか否かを判定する。DIAG=1が継続していれば、S106に移行して異常回数Nをインクリメントし、S108に移行する。一方、DIAG=1が継続していなければ、S107に移行して異常回数Nをディクリメントし、S108に移行する。
S108では、異常回数Nが所定回数以上か否かの判定を行う。異常回数Nが所定回数以上であれば、センサ素子10に異常が発生したことを確定し、S110に移行する。一方、異常回数Nが所定回数以上でなければ、S109に移行する。
S109では、異常回数NがN=0であるか否かを判定する。異常回数N=0であれば、センサ素子10の異常が解消したと判断し、S101に戻る。その後、S102に移行して、被測定ガス中の酸素濃度を測定する処理を繰り返し実行する。一方、S109で異常回数N=0でなければ、S105〜S108の処理を繰り返し実行する。
次に、S110では、端子電圧読み込み処理が行われる。この端子電圧読み込み処理について図6を参照して説明する。端子電圧読み込み処理では、まず、ヒータ制御回路60のヒータ通電用スイッチをデューティ比0%に制御することにより、ヒータ70に対する電力供給を停止する(S200)。次いで、マイクロコンピュータ7が有する図示しないタイマを用いて、所定の期間(100m秒〜1秒、例えば1秒間)待機する(S201)。この所定期間待機する処理を実行するのは、以下の理由による。ヒータ制御回路60のヒータ通電用スイッチをデューティ比0%に制御してヒータ70への電力供給を停止しても、直ちにポンプセル14及び酸素濃度検知セル24の温度が非活性温度まで下がらない。このため、実際にポンプセル14及び酸素濃度検知セル24の温度が非活性温度まで下がるまで所定期間待機する処理を実行する。また、センサ素子駆動回路52には発振防止回路59が取り付けられている。このため、センサ素子駆動回路52の作動モードをプロテクションモードにして、センサ素子10とセンサ素子駆動回路52とを電気的に遮断した後の所定期間の間、各端子(Vs+端子、COM端子、Ip+端子)の端子電圧が過渡的に不安定な状態となる。このような不安定な状態では各端子の正確な電圧値が得られない。そこで、各端子の電圧値が安定状態となるまで待つために、所定期間待機する処理を実行する。そして、所定期間待機後、S202に移行する。
S202では、センサ素子駆動回路52に対し、作動モードを異常診断モードに切り替える信号(異常診断モード切り替え信号)を出力する。センサ素子駆動回路52は、異常診断モード切り替え信号が入力されることにより、スイッチSW1、SW4、SW6、SW7をONし、スイッチSW2、SW3、SW5をOFFする。これにより、センサ素子駆動回路52の作動モードが異常診断モードに切り替わる。
次いで、S203では、端子電圧出力回路54から出力されるVs+端子の端子電圧を読み込む。尚、読み込まれたVs+端子の端子電圧はマイクロコンピュータ7の図示しないRAMに記憶される。
次いで、S204では、センサ素子駆動回路52に対し、作動モードをプロテクションモードに切り替える信号(プロテクションモード切り替え信号)を出力する。センサ素子駆動回路52は、プロテクションモード切り替え信号が入力されることにより、スイッチSW1〜SW7がOFFとなる。これにより、センサ素子駆動回路52の作動モードがからプロテクションモードに切り替わる。
次いで、S205では、S201と同様に、所定期間待機した後、S206に移行する。
S206では、S202と同様に、センサ素子駆動回路52に対し、異常診断モード切り替え信号を出力する。センサ素子駆動回路52は、異常診断モード切り替え信号が入力されることにより、スイッチSW1、SW4、SW6、SW7をONし、スイッチSW2、SW3、SW5をOFFする。これにより、センサ素子駆動回路52の作動モードが異常診断モードに切り替わる。
次いで、S207では、端子電圧出力回路54から出力されるCOM端子の端子電圧を読み込む。尚、読み込まれたCOM端子の端子電圧はマイクロコンピュータ7の図示しないRAMに記憶される。
次いで、S208では、センサ素子駆動回路52に対し、プロテクションモード切り替え信号を出力する。センサ素子駆動回路52は、プロテクションモード切り替え信号が入力されることにより、スイッチSW1〜SW7がOFFとなる。これにより、センサ素子駆動回路52の作動モードがプロテクションモード切り替わる。
S209〜S212では、上記と同様に処理が行われる。即ち、S209において所定期間待機した後、S210においてセンサ素子駆動回路52に対し、異常診断モード切り替え信号を出力することにより、センサ素子駆動回路52の作動モードが異常診断モードに切り替わる。その後、S211においてIp+端子の端子電圧を読み込む。尚、読み込まれたIp+端子電圧はマイクロコンピュータ7の図示しないRAMに記憶される。次いで、S212では、センサ素子駆動回路52に対し、プロテクションモード切り替え信号を出力することにより、センサ素子駆動回路52の作動モードがプロテクションモードに切り替わる。
次いで、主フローチャート(図5)の異常端子識別処理(S111)に移行する。S111では、S203、S207及びS211において読み込まれマイクロコンピュータ7のRAMに記憶された各端子電圧を図4に示す識別条件に従って識別して、異常の内容及び異常が発生した端子を判定する。尚、識別結果はマイクロコンピュータ7の図示しないRAMに記憶される。この異常端子識別処理により、センサ素子10に発生した異常はGNDショート及びVBショートのうちどちらか、及び、異常が発生した端子はVs+端子、COM端子及びIp+端子のうちどの端子か、が判定される。
そして、このような処理は、自動車の電源OFFで終了する。
このように、本実施形態のガス濃度測定装置1では、センサ素子10とセンサ素子駆動回路52との各接続点(Vs+端子、COM端子、Ip+端子)に異常電圧が発生したか否かを各ウィンドコンパレータ58a、58b、58cで検出し、何れかの接続点で異常電圧が発生した場合、センサ素子駆動回路52の作動モードをプロテクションモードに切り替え、センサ素子10とセンサ素子駆動回路52とを電気的に遮断する。従って、センサ素子10に異常電流が流れ続けることがなくなり、センサ素子10を破損させないようにすることが可能となっている。
また、本実施形態のガス濃度測定装置1では、センサ素子10の異常診断時に、異常診断に必要となる異常識別用電流を所定の時間だけ通電することによって、センサ素子10を破損させずに異常診断を行うことが可能となっている。
更に、本実施形態のガス濃度測定装置1では、異常診断時に、ヒータ70に対する電力供給を停止しセンサ素子10の各セル(ポンプセル14及び酸素濃度検知セル24)の温度を活性温度よりも下げるようにしている。その結果、セルの内部抵抗が上昇する。この状態で、各セルに異常識別用電流を流すと各セルの電極間の電位差が大きくなるため、各セルが活性温度の状態よりも確実に異常診断を行うことができる。
また、本実施形態のガス濃度測定装置1では、Ip+端子に対してプルアップ抵抗である抵抗素子R7及びプルダウン抵抗である抵抗素子R8が接続されており、異常診断時にIp+端子に対して所定の電圧(本実施形態では、2.5V)が印加されるようになっている。このため、Vs+ラインがGNDショートしたとしても、異常診断時にセルの内部抵抗が高いためにIp+電圧が不安定となることがなく、確実に異常診断を行うことができる。
尚、本明細書におけるOFFや遮断とは、完全な非通電状態のみならず、回路動作やセンサ素子等に対して影響を与えない程度の微少電流が流れる状態をも含む。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態ではセンサ素子10として全領域空燃比センサを取り上げたが、これに限られず、上記センサ素子10にもう一つのセルを追加して、二つの測定室を備えたNOxセンサに適用することも可能である。
また、一つのセルから成る酸素センサに適用することも可能である。
上記実施形態では、異常診断時に、ヒータ通電用スイッチのON−OFFのデューティ比0%にしてヒータに対する電力供給を停止することにより、センサ素子の温度を活性温度よりも下げるようにした。しかし、センサ素子の温度を活性温度よりも下げる方法は、このような手法に限定されるものではなく、例えば、異常診断時のヒータ通電用スイッチのON−OFFのデューティ比をセンサ素子の温度を活性温度にするためのデューティ比よりも小さくして、ヒータに対する供給電力をガス濃度測定時よりも小さくすることで、センサ素子の温度を下げるようにしてもよい。
ガス濃度測定装置1の構成図である。 電子制御ユニット5の概要を示す回路図である。 センサ素子駆動回路52の各作動モードにおけるスイッチの状態を示す図である。 各端子に発生した異常モードを識別する識別条件を示す図である。 マイクロコンピュータ7で実行される処理の流れを示す主フローチャートである。 マイクロコンピュータ7で実行される処理の流れを示すサブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1・・・ガス濃度測定装置
2・・・ガスセンサ
5・・・電子制御ユニット
7・・・マイクロコンピュータ
10・・・センサ素子
11a、11c・・・固体電解質体
12a、12b・・・ポンプ電極
13a、13b・・・検知電極
14・・・ポンプセル
15・・・絶縁層
18・・・多孔質拡散層
20・・・測定室
24・・・酸素濃度検知セル
30・・・補強板
32、34、42、44・・・オペアンプ
40・・・PID制御回路
46・・・定電流源
48・・・定電圧源
50・・・センサ素子制御回路
52・・・センサ素子駆動回路
53・・・異常検出回路
54・・・端子電圧出力回路
56・・・PID制御回路部
58a、58b、58c・・・ウィンドコンパレータ
58d・・・OR回路
59・・・発振防止回路
60・・・ヒータ制御回路
70・・・ヒータ
72・・・ヒータ配線
C1、C2、C3、C4・・・コンデンサ
L1、L2、L3・・・配線
R1,R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8・・・抵抗素子
SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、SW7・・・スイッチ

Claims (8)

  1. 固体電解質体及び該固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、被測定ガス空間の所定ガスの濃度に応じた信号を出力するセンサ素子と、
    外部から電力供給を受け、前記センサ素子を前記所定ガスの濃度に応じた信号を出力可能な活性温度まで加熱する加熱手段と、
    を有するガスセンサと、
    該ガスセンサのセンサ素子の各電極に電気的に接続されて、前記センサ素子の出力信号に基づいて前記被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定する測定手段と、
    を備えたガス濃度測定装置の異常診断方法であって、
    前記センサ素子が前記活性温度に加熱されている状態において、前記測定手段と前記ガスセンサの前記センサ素子との各接続点のうち何れかの接続点の電圧を検出し、
    前記接続点の検出電圧が予め設定された異常電圧値になると、前記加熱手段に対する電力供給を抑制して、前記センサ素子の温度を前記活性温度よりも降下させ、
    その後、前記ガスセンサの異常診断を行うことを特徴とするガス濃度測定装置の異常診断方法。
  2. 前記センサ素子は、拡散抵抗体を介して被測定ガス空間に連通する測定室と、該測定室に面して配設される複数のセルであって、固体電解質体及び該固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、該一対の電極の一方が前記測定室に面して配置され、該一対の電極の他方が前記測定室外に配置される当該複数のセルと、から構成され、
    前記測定手段は、前記センサ素子の前記複数のセルに電気的に接続され、該複数のセルの出力信号に基づき、前記被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定するように構成され、
    前記測定手段と前記センサ素子の前記複数のセルとの各接続点の電圧を検出する際には、前記測定手段と前記センサ素子の前記複数のセルとの各接続点の電圧を検出し、
    前記各接続点のうちの何れかの接続点の検出電圧が予め設定された異常電圧値になると、前記加熱手段に対する電力供給を抑制して、前記センサ素子の温度を前記活性温度よりも降下させることを特徴とする請求項1に記載のガス濃度測定装置の異常診断方法。
  3. 前記異常診断は、
    前記測定手段と前記センサ素子の前記各電極との各接続点を介して、前記センサ素子に所定の電流を所定の時間通電すると共に供給し、該電流供給通電時に検出された前記各接続点の電圧を検出し、
    前記各接続点の検出電圧を比較することによって行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス濃度測定装置の異常診断方法。
  4. 前記加熱手段に対する電力供給の抑制は、
    前記電力供給を所定時間遮断することによって行うことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のガス濃度測定装置の異常診断方法。
  5. 固体電解質体及び該固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、被測定ガス空間の所定ガスの濃度に応じた信号を出力するセンサ素子と、
    外部から電力供給を受け、前記センサ素子を前記所定のガス濃度に応じた信号を出力可能な活性温度まで加熱する加熱手段と、
    を有するガスセンサと、
    該ガスセンサのセンサ素子の各電極に電気的に接続されて、前記センサ素子の出力信号に基づいて前記被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定する測定手段と、
    を備えたガス濃度測定装置の異常診断装置であって、
    前記測定手段と前記センサ素子との各接続点の電圧を検出電圧としてそれぞれ検出し、各検出電圧の何れかが予め設定された異常電圧値か否かを判定する判定手段と、
    前記センサ素子が前記活性温度に加熱されている状態において、前記判定手段により前記各接続点のうち何れかの接続点の前記検出電圧が予め設定された異常電圧値になっていると判定されると、前記加熱手段に対する電力供給を抑制する電力供給制御手段と、
    該電力供給制御手段による電力供給の抑制により前記センサ素子の温度を前記活性温度よりも低くした後、前記ガスセンサの異常診断を行う異常診断手段と、
    を備えていることを特徴とするガス濃度測定装置の異常診断装置。
  6. 前記センサ素子は、拡散抵抗体を介して被測定ガス空間に連通する測定室と、該測定室に面して配設される複数のセルであって、固体電解質体及び該固体電解質体に設けられた一対の電極を備え、該一対の電極の一方が前記測定室に面して配置され、該一対の電極の他方が前記測定室外に配置される当該複数のセルと、から構成され、
    前記測定手段は、前記センサ素子の前記複数のセルに電気的に接続され、該複数のセルの出力信号に基づき、前記被測定ガス空間の所定ガスの濃度を測定するように構成され、
    前記判定手段は、前記測定手段と前記センサ素子の前記複数のセルとの各接続点のうち何れかの接続点の前記検出電圧が予め設定された異常電圧値か否かを判定し、
    前記電力供給制御手段は、前記判定手段で検出された前記各接続点のうちの何れかの接続点の前記検出電圧が予め設定された異常電圧値になっていると判定されると、前記加熱手段に対する電力供給を抑制することを特徴とする請求項5に記載のガス濃度測定装置の異常診断装置。
  7. 前記測定手段と前記センサ素子の前記各電極との各接続点を介して、前記センサ素子に所定の電流を所定の時間通電供給する電流供給手段と、
    前記電流供給手段による電流供給時に、前記各接続点の電圧を検出する電圧検出手段と、
    を備え、
    前記異常診断手段は、前記電流供給手段による通電時に前記電圧検出手段により検出された前記各接続点の検出電圧を比較することによって、異常診断を行うことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のガス濃度測定装置の異常診断装置。
  8. 前記電力供給制御手段は、前記加熱手段に対する前記電力供給を所定時間遮断することを特徴とする請求項5〜請求項7の何れかに記載のガス濃度測定装置の異常診断装置。
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