JP3307005B2 - 制御負荷の電流検出装置及びそれを用いた故障診断装置 - Google Patents

制御負荷の電流検出装置及びそれを用いた故障診断装置

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JP3307005B2
JP3307005B2 JP16190793A JP16190793A JP3307005B2 JP 3307005 B2 JP3307005 B2 JP 3307005B2 JP 16190793 A JP16190793 A JP 16190793A JP 16190793 A JP16190793 A JP 16190793A JP 3307005 B2 JP3307005 B2 JP 3307005B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば酸素センサに
付設されたヒータ等、制御負荷に流れる電流を検出する
ための電流検出装置、及び、その電流検出装置を用いて
構成した制御負荷の故障診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の電流検出装置及びそ
れを用いた故障診断装置として、例えば特開平3−16
5245号公報が開示されている。これは酸素センサに
付設されたヒータの故障診断装置に関するものであり、
この構成を図12に示す。つまり、ヒータ(制御負荷)
32には、バッテリ31とトランジスタ33と電流検出
抵抗34とが直列に接続されている。そして、電流検出
抵抗34にてアナログ電圧として検出されたヒータ電流
H は差動増幅回路35にて反転増幅された後、A/D
変換器36にてデジタル値に変換される。A/D変換器
36の正極側電源端子(Vref + )には、電圧”5V”
の基準電源37が接続され、負極側電源端子
(Vref - )はアースされている。
【0003】差動増幅回路35は、演算増幅器38、抵
抗39,40,41,42(抵抗値:R1',R2',
3',R4')により構成され、各抵抗39〜42の抵抗
値はR1'=R3',R2'=R4'の関係を有している。又、
演算増幅器38の2つの入力端子のうち、一方(反転入
力端子)には抵抗40を介して電流検出抵抗34による
検出電圧が入力され、他方(非反転入力端子)には基準
電源37の電圧(5V)に対する抵抗41,42による
分圧が入力される。つまり、この差動増幅回路35で
は、アース電位による影響を抑えるために、増幅の基準
がアースではなく一定の基準電源電圧(5V)になって
いる。
【0004】又、マイクロコンピュータ43は、A/D
変換器36にて変換されたデジタル信号に基づいてヒー
タ32の異常を判定する。詳しくは、上記差動増幅回路
35には、抵抗値のばらつきや演算増幅器38のオフセ
ット等に伴う誤差があり、同増幅回路35の出力電圧V
OUT は図13に示す如く理想的な特性線L’(実線で示
す)からオフセットし、破線で示す範囲で変動する。そ
こで、マイクロコンピュータ43は、iH =0の時の出
力電圧VOUT から補正データとしてのオフセット量(理
想的な特性値とのズレ)を算出しておき、そのオフセッ
ト量に基づき出力電圧VOUT を補正しヒータ32の異常
を判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
電流検出装置では、差動増幅回路35のオフセットによ
って、出力電圧VOUT がA/D変換器36の処理範囲
(0〜5V)を越えてしまい、A/D変換処理されるデ
ジタル値の精度が低下するという問題があった。つま
り、図13に示すように、ヒータ電流iH が微小値にな
る場合(iH <iSMの場合)、オフセットの影響によっ
て出力電圧VOUT A/D変換器36の最大処理電圧
(5V)を越え、非検出領域Z(斜線で示す)に入って
しまう。この場合、A/D変換器36では、”5V”を
越える出力電圧VOUT を全て”5V”とみなして処理し
てしまい、ヒータ電流iH の検出精度が著しく低下する
という問題が生じる。
【0006】なお、一方で、差動増幅回路35の出力電
圧VOUT をA/D変換器36の処理範囲内にするために
は、差動増幅回路35の基準電源をA/D変換器36の
基準電源とは別に設けることも考えられるが、この場
合、構成の簡易性やコスト面での問題が生じる。
【0007】又、上記のような電流検出装置に生じる不
具合に起因して、マイクロコンピュータ43による異常
判定処理においても以下のような問題が生じる。つま
り、マイクロコンピュータ43では、iH =0の時の出
力電圧VOUT からオフセット量(理想的な特性値とのズ
レ)を算出するが、出力電圧VOUT が”5V”を越える
場合にはオフセットがあるにも係わらず、補正データと
してのオフセット量が常に”0(=5V−5V)”にな
ってしまう。その結果、出力電圧V OUT のオフセット補
正ができなくなり、ヒータ32の異常判定の精度が低下
するという問題が生じる。
【0008】又、近年ではヒータ32の通常の動作電流
のみでなく、小電流レベルの電流検出精度の向上や、小
電流による異常判定処理が要望されている。例えば、ヒ
ータ32の場合、内部抵抗の増加等に起因して動作時に
流れる電流が小さくなるため、この小電流を精度良く検
出することは、ヒータ32の異常判定の精度向上に不可
欠となる。しかし、上記従来の故障診断装置では、オフ
セット補正の精度が悪いため、オフセットの影響が相対
的に大きくなる小電流検出時に、特に検出精度の悪化が
顕著になるという問題があった。
【0009】そこで、この発明の制御負荷の電流検出装
置は、制御負荷に流れる電流の検出精度を向上させるこ
とを目的とし、さらに、それを用いて構成した故障診断
装置は、制御負荷の異常判定精度を向上させることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された本発明の制御負荷の電流検出
装置は、制御負荷に流れる電流を電流検出抵抗にてアナ
ログ電圧として検出するとともに、同アナログ電圧を差
動増幅回路にて増幅した後、A/D変換器にてデジタル
値に変換するようにし、又、前記A/D変換器の基準電
前記差動増幅回路の基準電源とが同一の基準電源と
された制御負荷の電流検出装置において、前記差動増幅
回路において演算増幅器の反転入力端子に接続された帰
還抵抗の抵抗値をR1,入力抵抗の抵抗値をR2とし、非
反転入力端子に接続された分圧抵抗の抵抗値を前記基準
電源側からそれぞれR3,R4としたとき、 (R1/R2)<(R3/R4) の関係を満たすように各抵抗値が設定されることによ
り、 前記制御負荷の非通電時における前記差動増幅回路
の出力電圧を、前記基準電源の基準電圧にて設定される
前記A/D変換器の処理範囲内にするようにしたことを
要旨とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明では、前記差
動増幅回路における基準電源に電圧降下手段が接続さ
れ、該電圧降下手段により前記差動増幅回路における増
幅の基準を前記A/D変換器の基準電源電圧よりも降下
させることにより、前記制御負荷の非通電時における前
記差動増幅回路の出力電圧を、前記基準電源の基準電圧
にて設定される前記A/D変換器の処理範囲内にするよ
うにしたことを要旨とする。請求項2の発明では請求項
3に記載したように、前記電圧降下手段は、分圧抵抗に
よるものであると良い。又は、請求項4に記載したよう
に、前記電圧降下手段は、ダイオードによるものである
と良い。請求項5に記載の発明では、前記差動増幅回路
の出力側に電圧降下手段を設け、該電圧降下手段によっ
て演算増幅器から出力されたアナログ電圧を降下させる
ことにより、前記制御負荷の非通電時における前記差動
増幅回路の出力電圧を、前記基準電源の基準電圧にて設
定される前記A/D変換器の処理範囲内にするようにし
たことを要旨とする。請求項5の発明では請求項6に記
載したように、前記電圧降下手段として演算増幅器の出
力側に電圧降下用の抵抗が接続されると良い。
【0012】さらに、請求項1乃至6の何れかに記載の
制御負荷の電流検出装置を用いた請求項の故障診断装
置は、前記差動増幅回路のオフセットに応じた補正デー
タを記憶する記憶手段と、前記制御負荷の非通電時毎
に、その時の差動増幅回路の出力電圧に基づいて、前記
憶手段に記憶された補正データを更新する補正データ更
新手段と、前記制御負荷の通電時に、前記記憶手段に記
憶された補正データを用いて前記差動増幅回路の出力電
圧を補正し、その補正後の電圧値に基づいて前記制御負
荷の異常を判定する異常判定手段とを備えたことを要旨
とするものである。
【0013】さらに、請求項の故障診断装置は、請求
項8に記載したように、前記異常判定手段により異常が
検出された後、前記制御負荷を強制的に非通電状態にし
て前記補正データ更新手段により補正データを更新し、
更新後の補正データを用いて、再度、前記異常判定手段
による異常判定を実施するようにしてもよい。
【0014】
【作用】請求項1に記載された制御負荷の電流検出装置
によれば、制御負荷に流れる電流は電流検出抵抗にてア
ナログ電圧として検出されるとともに差動増幅回路にて
増幅される。又、差動増幅回路から出力されるアナログ
電圧はA/D変換器にてデジタル値に変換される。この
場合、差動増幅回路のオフセット(抵抗値のばらつきや
演算増幅器のオフセット)により同回路の出力電圧は理
想的な特性からずれることになる。これに対し本発明で
は、差動増幅回路を構成する各抵抗値が調節されるた
め、差動増幅回路の理想的な特性(オフセットのない特
性)が基準電源電圧に対して低下し、制御負荷の非通電
時における差動増幅回路の出力電圧が確実にA/D変換
器の処理範囲内となる。従って、差動増幅回路のオフセ
ットにかかわらず、いかなる出力電圧に対しても制御負
荷の電流検出が可能となり、その検出精度も向上する。
【0015】また、請求項2若しくは請求項5に記載の
発明でも同様に、制御負荷の非通電時における差動増幅
回路の出力電圧が確実にA/D変換器の処理範囲内とな
る。従って、差動増幅回路のオフセットにかかわらず、
いかなる出力電圧に対しても制御負荷の電流検出が可能
となり、その検出精度も向上する。
【0016】さらに、上記電流検出装置を用いた請求項
の故障診断装置によれば、補正データ更新手段は、制
御負荷の非通電時毎に、その時の差動増幅回路の出力電
圧に基づいて記憶手段に記憶された補正データを更新す
る。異常判定手段は、制御負荷の通電時に、記憶手段に
記憶された補正データを用いて差動増幅回路の出力電圧
を補正し、その補正後の電圧値に基づいて制御負荷の異
常を判定する。
【0017】この場合、上述したように、いかなる出力
電圧に対しても制御負荷の電流が精度良く検出されるた
め、小電流レベルにおける制御負荷の異常判定が可能に
なる。さらに、差動増幅回路のオフセットに応じた補正
データは、制御負荷の非通電時毎に随時更新されるた
め、経時変化や使用環境等の変化にも追従でき、異常の
判定精度が向上する。
【0018】又、請求項の故障診断装置によれば、異
常判定手段により異常が検出された後、制御負荷を強制
的に非通電状態にして補正データ更新手段により補正デ
ータを更新し、更新後の補正データを用いて、再度、異
常判定手段による異常判定を実施する。これにより、異
常判定の都度に更新された最新の補正データにて異常判
定することが可能となり、異常の誤判定が防止されて異
常の判定精度が向上する。
【0019】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を酸素センサのヒータ故
障診断装置に具体化した第1実施例について、図面に従
って説明する。
【0020】図1は、車載用のヒータ故障診断装置の電
気的構成を示した回路図である。図1において、エンジ
ン排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ1には、
制御負荷としてのヒータ2が付設されている。このヒー
タ2にはバッテリ3、トランジスタ4及び電流検出抵抗
5(抵抗値:RS )が直列に接続されている。ヒータ2
はトランジスタ4のオン動作に伴い通電され、この通電
によってヒータ2が発熱し酸素センサ1が加熱される。
又、ヒータ2に流れるヒータ電流iH は電流検出抵抗5
により電圧として検出される。
【0021】トランジスタ4と電流検出抵抗5との間の
接続点Pには、電圧として検出されたヒータ電流iH
反転増幅するための差動増幅回路6が接続されている。
又、差動増幅回路6には同回路6の出力電圧(アナログ
電圧)VOUT をデジタル値に変換するためのA/D変換
器13が接続されている。A/D変換器13の正極側電
源端子(Vref + )には基準電源12(基準電圧Vc
5V)が接続され、負極側電源端子(Vref - )はアー
スされている。つまり、A/D変換器13の処理範囲
は”0〜5V”になっている。
【0022】一方、差動増幅回路6において、演算増幅
器7の反転入力端子には帰還抵抗8(抵抗値:R1 )及
び入力抵抗9(抵抗値:R2 )が接続されており、同反
転入力端子にはヒータ電流iH に相応する電圧値が入力
される。又、非反転入力端子には分圧抵抗10,11
(抵抗値:R3 ,R4 )が接続されており、同非反転入
力端子には、前記A/D変換器13の基準電源12(V
c =5V)の分圧値が入力される。つまり、演算増幅器
7の増幅の基準は、アースではなく一定の基準電圧VC
となっている。これは、A/D変換器13のアースと、
駆動系アースE1及び演算増幅器7のアース電位とが異
なるおそれがあるためである。
【0023】又、上記各抵抗8〜11の抵抗値R1 〜R
4 は、(R1 /R2 )<(R3 /R 4 )となる関係を有
しており、本実施例における具体的数値を示すと、R1
=140kΩ,R2 =30kΩ,R3 =150kΩ,R
4 =30kΩとなっている。そして、このように抵抗値
をアンバランスに設定したことにより、差動増幅回路6
の理想的な特性(オフセットのない特性)は、基準電源
12の基準電圧VC (5V)に対して低下し、本実施例
の場合、ヒータ2の非通電時における理想的な特性値と
しての電圧VC1は、VC1≒4.7Vとなる。
【0024】つまり、図2に示すように、差動増幅回路
6のオフセットがないものとした場合、差動増幅回路6
の出力電圧VOUT とヒータ電流iH との関係は、特性線
L(実線で示す)で表される。そして、特性線L上にお
いてiH =0の時(ヒータ2の非通電時)の出力電圧V
OUT は、VOUT ≒4.7Vとなり、基準電圧VC (5
V)に対して”0.3V”降下しているのが分かる。
【0025】又、同図においては、差動増幅回路6のオ
フセットによって出力電圧VOUT が特性線Lに対してず
れを生じるが(破線で示す)、そのずれ幅は常にA/D
変換器13の処理範囲(0〜5V)内にあるのが分か
る。つまり、図に示すように、iH =0における出力電
圧VOUT と電圧VC1(理想的な特性値)との差であるオ
フセット電圧Voff は、標準的な特性(例えば、抵抗公
差±1%,演算増幅器のオフセット電圧±10mV)の
素子を使用した場合、0.3V未満であるから、出力電
圧VOUT は常に基準電源12の基準電圧VC (5V)未
満となる。
【0026】なお、差動増幅回路6にて生じるオフセッ
ト電圧Voff の最大値は、回路内の抵抗値の公差や演算
増幅器7のオフセット等により予め推測される。従っ
て、抵抗値R1 ,R3 はオフセット電圧Voff の最大値
に応じて設定することができ、この抵抗値R1 ,R3
適度に調節することによって、差動増幅回路6のアース
に対する影響を最小限に抑えることができる。
【0027】又、図1において、マイクロコンピュータ
(以下、マイコンと略す)14は、CPU,各種メモリ
(ROM,RAM),I/Oポート等により構成されて
おり、同マイコン14にはA/D変換器13にてA/D
変換された出力電圧VOUT が入力される。そして、マイ
コン14は、補正データとしてのオフセット電圧Vof f
算出するとともに、同オフセット電圧Voff を用いて出
力電圧VOUT を補正し、ヒータ2の異常を判定する。
【0028】又、同マイコン14には前記トランジスタ
4のベース端子が接続されており、マイコン14は図示
しないエンジン回転数センサ等の検出信号に基づいてエ
ンジン負荷を検知するとともに、そのエンジン負荷に応
じてトランジスタ4をオン・オフ制御する。つまり、マ
イコン14によりヒータ2の通電・非通電が制御され
る。なお、本実施例では、マイコン14により記憶手
段、補正データ更新手段及び異常判定手段が構成されて
いる。
【0029】次いで、上記のように構成されたヒータ故
障診断装置の作用について、図3〜図5を用いて説明す
る。なお、図3はヒータ制御ルーチン、図4はADC処
理ルーチンを示したフローチャートであり、各ルーチン
はマイコン14により128ms毎に実行される。又、
図5は図3,4のルーチンに対応したタイムチャートで
ある。
【0030】先ず図5のタイムチャートを用いて、本処
理を概略説明する。図5において、t1のタイミングよ
りも前はヒータ2の正常動作期間を示し、同t1のタイ
ミング以降はヒータ2の異常発生期間を示している。つ
まり、t1のタイミング前には、ヒータ2のオン・オフ
動作に対応してヒータ電流iH が変化している。又、t
1のタイミングでは、ヒータ2がオンにもかかわらずヒ
ータ電流iH が小さくなる。そして、このt1のタイミ
ングからの経過時間に対応する異常判定カウンタC1
所定値Ca に到達すると(t2のタイミング)、異常判
定フラグF0 が「1」にセットされる。なお、異常判定
フラグF0 は、ヒータ2の異常の有無を表すものであっ
て、F0 =1はヒータ異常を示し、F0 =0はヒータ正
常を示している。
【0031】以下、図3,4のフローチャートを用いて
処理内容について詳述する。図3のヒータ制御ルーチン
において、マイコン14は、先ずステップ100でエン
ジンの負荷レベルに基づいてヒータ2のオン(通電)条
件が成立しているか否かを判別する。つまり、マイコン
14は、例えばエンジン回転数が所定回転数よりも高い
か否かを判別してエンジンの負荷レベルを判別する。そ
して、エンジンが高負荷であれば、マイコン14はヒー
タオン条件が成立したとみなしてステップ110に移行
し、ヒータ2をオン(通電)する。又、エンジンの高負
荷でなければ、マイコン14はヒータオン条件が成立し
ないとみなしてステップ120に移行し、ヒータ2をオ
フ(非通電)する。
【0032】一方、図4のADC処理ルーチンは、ヒー
タ2の微小電流により異常を検出するものであって、同
ルーチンにおいて、マイコン14は、先ずステップ20
0でA/D変換器13を介して差動増幅回路6の出力電
圧VOUT を取り込む。又、マイコン14は、続くステッ
プ210で現在、ヒータ2がオンであるか否かを判別す
る。そして、ヒータ2がオフであれば、マイコン14は
ステップ220に移行し、オフセット電圧Voff を算出
するとともに、その値により先回のオフセット電圧V
off を更新する。即ち、マイコン14は、図2の特性線
L(オフセット無し)におけるiH =0の時の電圧VC1
(4.8V)からステップ200で取り込んだ出力電圧
OUT を減算してオフセット電圧Voff を算出し(V
off =VC1−VOUT )、それをメモリに記憶する。
【0033】又、ヒータ2がオンであれば、マイコン1
4はステップ230に移行し、ヒータ電流iH を算出す
る。詳しくは、マイコン14は、図2の特性線L上の電
圧V C1(4.7V)からステップ200で読み込んだ出
力電圧VOUT とメモリ内のオフセット電圧Voff とを減
算し、さらにその減算値を電流検出抵抗5の抵抗値R S
で除算してヒータ電流iH を算出する{iH =(VC1
OUT −Voff )/R S }。
【0034】その後、マイコン14は、ステップ240
でヒータ電流iH と所定値ia (微小値であって、本実
施例では0.1A)とを比較し、iH <ia であるか否
かを判別する。そして、iH ≧ia であれば(図5のt
1のタイミング以前)、マイコン14はヒータ2が正常
であるとしてステップ250に移行し、異常判定カウン
タC1 を「0」にクリアする。そして、マイコン14
は、続くステップ260で異常判定フラグF0 を「0」
にする。
【0035】又、ステップ240でiH <ia であれば
(図5のt1のタイミング以降)、マイコン14はヒー
タ2に異常が生じたおそれがあるとしてステップ270
に移行し、異常判定カウンタC1 を「1」インクリメン
トする。つまり、iH <iaとなる原因としてはヒータ
2の内部抵抗の増大等が考えられるが、この場合、ヒー
タ2の発熱量が低減し、酸素センサ1の加熱が不十分に
なるという不具合が生じる。
【0036】その後、マイコン14は、ステップ280
で異常判定カウンタC1 と所定値C a とを比較してC1
≧Ca であるか否かを判別する。そして、C1 <Ca
あればステップ260で異常判定フラグF0 を「0」と
し、C1 ≧Ca であればステップ290で異常判定フラ
グF0 を「1」とする(図5のt2のタイミング)。即
ち、”iH <ia ”という状態が所定時間以上、継続す
ればヒータ2の異常としてF0 =1とする。そして、異
常判定フラグF0 のセット(F0 =1)に伴い、マイコ
ン14は図示しない警告ランプを点灯させてドライバに
ヒータ2の異常を告知する。
【0037】以上詳述したように、本実施例のヒータ故
障診断装置では、A/D変換器13の基準電源12を”
5V”にするとともに、差動増幅回路6の増幅の基準を
同じく基準電源12の”5V”とした。又、差動増幅回
路6を構成する抵抗8〜11の抵抗値R1 〜R4 をR1
=140kΩ,R2 =30kΩ,R3 =150kΩ,R
4 =30kΩとして、(R1 /R2 )=(R3 /R4
に対してアンバランスにした。そして、差動増幅回路6
の理想的な特性(オフセットのない特性)を基準電源1
2の基準電圧VC に対して低下させ、ヒータ2の非通電
時における理想特性の電圧VC1を”4.7V”にした。
【0038】この構成によれば、差動増幅回路6のオフ
セットにかかわらず、いかなる場合にも出力電圧VOUT
がA/D変換器13の処理範囲(0〜5V)内となり、
常にヒータ電流iH の検出が可能となる。そして、出力
電圧VOUT がA/D変換器13の非検出領域(図13の
Zで示した領域)に入ることがないため、従来のものと
比べてもヒータ電流iH の検出精度を大幅に向上させる
ことができる。
【0039】さらに、本実施例では、マイコン14の処
理によって、ヒータ2の非通電時毎に差動増幅回路6の
オフセット電圧Voff を更新し(図4のステップ22
0)、更新されたオフセット電圧Voff を用いて出力電
圧VOUT を補正するとともに、ヒータ電流iH を算出す
るようにした(ステップ230)。そして、そのヒータ
電流iH に基づいてヒータ2の異常を判定するようにし
た。
【0040】この場合、上述したように、いかなる出力
電圧VOUT に対してもヒータ電流i H が精度良く検出さ
れるため、小電流レベルにおけるヒータ2の異常判定が
高い精度で実現できる。さらに、補正データとしてのオ
フセット電圧Voff は、ヒータ2の非通電時毎に随時更
新されるため、経時変化や使用環境等の変化にも追従で
き、異常の判定精度が向上する。 (第2実施例)次いで、マイコン14による処理ルーチ
ンの一部を変更した第2実施例について図6〜図8を用
いて説明する。なお、図6はヒータ制御ルーチン、図7
はADC処理ルーチンを示すフローチャートであり、こ
れら図6,7のルーチンは第1実施例における図3,4
に対応するものである。又、図8は、図6,7のルーチ
ンに対応したタイムチャートである。
【0041】先ず図8のタイムチャートを用いて、本処
理を概略説明する。図8において、t3のタイミング以
降はヒータ2の異常発生期間を示し、そのうち、t4〜
t5のタイミングはヒータ2を強制的にオフにした期間
を示している。
【0042】つまり、t3のタイミングでヒータ電流i
H が低下すると(iH <ia )、異常判定カウンタC1
のカウントが開始される。そして、t4のタイミングで
異常判定カウンタC1 が所定値Ca に到達すると、第1
回目異常フラグF1 が「1」にセットされる。なお、第
1回目異常フラグF1 は、既に第1回目のヒータ2の異
常が判定されたか否かを識別するものであって、F1
1は既に第1回目の異常が判定されたことを示し、F1
=0は未だヒータ2が異常であるとは判定されていない
ことを示している。
【0043】そして、t4のタイミングでヒータ2が強
制的にオフにされ、このt4のタイミングからの経過時
間に対応するヒータオフカウンタC2 が所定値Cb に到
達すると(t5のタイミング)、ヒータ2が再びオンさ
れる。その後、異常判定カウンタC1 が再度「0」から
カウントされ、t6のタイミングで異常判定カウンタC
1 が所定値Ca に到達すると、異常判定フラグF0
「1」にセットされる。つまり、本第2実施例では、ヒ
ータ2が異常であると2回判定された後にドライバ等に
異常を警告する。
【0044】以下、図6,7のフローチャートを用いて
処理内容について詳述する。さて、図6のヒータ制御ル
ーチンにおいて、マイコン14は、ステップ300で第
1回目異常フラグF1 が「1」にセットされているか否
かを判別する。そして、F1 =0であれば(図8のt4
のタイミング以前)、マイコン14はステップ330に
移行し、ステップ330〜350でエンジン負荷に応じ
てヒータ2をオン・オフ制御する。なお、ステップ33
0〜350の処理については第1実施例のヒータ制御ル
ーチン(図3)と同一処理であるため、ここでは説明を
省略する。
【0045】又、F1 =1であれば(図8のt4のタイ
ミング以降)、マイコン14はステップ310でヒータ
オフカウンタC2 を「1」インクリメントした後、続く
ステップ320でヒータオフカウンタC2 と所定値Cb
とを比較してC2 <Cb であるか否かを判別する。そし
て、C2 <Cb であれば(図8のt4〜t5のタイミン
グ)、マイコン14はステップ350に移行し、ヒータ
2を強制的にオフにする。又、C2 ≧Cb であれば(図
8のt5のタイミング)、マイコン14はステップ33
0に移行し、ステップ330〜350の処理を実施す
る。
【0046】一方、図7のADC処理ルーチンにおい
て、ヒータ2がオフの場合、即ち、ステップ410が否
定判別された場合、マイコン14は、ステップ400→
410→420の順に移行し、メモリ内のオフセット電
圧Voff を更新する。
【0047】又、ヒータ2がオンされており、正常動作
する場合、即ち、ステップ410が肯定判別されるとと
もにステップ440が否定判別された場合、マイコン1
4は、ステップ400→410→430→440→49
0→500の順に移行し、異常判定フラグF0 を「0」
に保持する。
【0048】又、ヒータ2がオンされており、異常動作
する場合(図8のt3のタイミング以降)、即ち、ステ
ップ410,440が共に肯定判別された場合、マイコ
ン14は、C1 <Ca の期間(図8のt3〜t4のタイ
ミング)で、ステップ400→410→430→440
→450→460→500の順に移行する。又、C1
a となった時点で(図8のt4のタイミング)、ステ
ップ400→410→430→440→450→460
→470→480→490→500の順に移行する。こ
のとき、マイコン14は、ステップ480で第1回目異
常フラグF1 を「1」にセットする。
【0049】そして、F1 =1となると、ヒータ2が強
制的にオフになるため(図8のt4〜t5のタイミン
グ)、マイコン14は、ステップ400→410→42
0の順に移行し、オフセット電圧Voff が更新される。
【0050】その後、ヒータ2がオンになると(図8の
t5のタイミング)、マイコン14は、ステップ400
→410→430→440→450→460→500の
順に移行し、再び異常判定カウンタC1 をカウントす
る。そして、異常判定カウンタC1 が所定値Ca に達す
ると(図8のt6のタイミング)、ステップ470が肯
定判別されるため、マイコン14は、ステップ400→
410→430→440→450→460→470→5
10の順に移行し、異常判定フラグF0 を「1」にセッ
トする。つまり、ステップ510の処理に伴い、警告ラ
ンプが点灯されてドライバにヒータ2の異常が告知され
る。
【0051】以上のように、第2実施例のヒータ故障診
断装置においては、最初にヒータ2の異常が判定された
後、強制的にヒータ2をオフにしてオフセット電圧V
off を更新し、再度、ヒータ2の異常判定を実施するよ
うにした。これにより、第1回目の異常判定後に更新さ
れた最新のオフセット電圧Voff にて第2回目の異常判
定が実施されることになる。その結果、ヒータ2の異常
判定の際の誤判定が防止され、ヒータ2の異常判定精度
が向上する。
【0052】以下には、差動増幅回路6の構成を変更し
た第3〜第5実施例について、図9〜図11を用いて説
明する。なお、図9〜図11では、第1実施例の図1と
は異なり、差動増幅回路6を構成する各抵抗8〜11の
抵抗値がR1 =R3 =150kΩ,R2 =R4 =30k
Ωとなっている。 (第3実施例)図9に示すように、演算増幅器7の非反
転入力端子に接続された基準電源12は抵抗21,22
(抵抗値:R5 ,R6 )により電圧降下されている。こ
の場合、R5 =30Ω,R6 =120Ωとすると、接続
点P1 の電位は”4V”に降下する。それにより、差動
増幅回路6における増幅の基準がA/D変換器13に基
準電圧VC (=5V)に対して低下し、ヒータ2の非通
電時(iH =0の時)の出力電圧VOUT は”4V±オフ
セット電圧Voff ”となる。その結果、出力電圧VOUT
は、常にA/D変換器13の処理範囲(0〜5V)内と
なり、本発明の目的を達成することができる。 (第4実施例)図10に示すように、差動増幅回路6に
おいて、基準電源12と分圧抵抗10との間には、ダイ
オード23が順方向に接続されている。この場合、ダイ
オード23によって基準電源12が電圧降下する。つま
り、差動増幅回路6における増幅の基準が基準電源12
の基準電圧VC (=5V)よりも降下し、上記各実施例
と同様に、出力電圧VOUT は常にA/D変換器13の処
理範囲内となる。 (第5実施例)図11に示すように、差動増幅回路6の
出力側(演算増幅器7の出力端子)には、電圧降下用の
抵抗24が接続されている。この場合、演算増幅器7か
ら出力されたアナログ電圧は抵抗24により電圧降下さ
れ、出力電圧VOUT は常にA/D変換器13の処理範囲
内となる。
【0053】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲内であれ
ば、以下の様態にて具体化してもよい。上記各実施例で
は、本発明を制御負荷として酸素センサ用ヒータに適用
したが、他に、LEDや燃料噴射弁等の電磁弁に具体化
し、それらの故障診断に用いてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電流検出
装置によれば、制御負荷に流れる電流の検出精度を向上
させることができる。さらに、それを用いて構成した故
障診断装置によれば、制御負荷の異常判定精度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における車載用のヒータ故障診断装
置の電気的構成を示した回路図である。
【図2】ヒータ電流と出力電圧との関係を示した線図で
ある。
【図3】第1実施例におけるヒータ制御ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図4】第1実施例におけるADC処理ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図5】図3及び図4のルーチンに対応したタイムチャ
ートである。
【図6】第2実施例におけるヒータ制御ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図7】同じく、第2実施例におけるADC処理ルーチ
ンを示したフローチャートである。
【図8】図6及び図7のルーチンに対応したタイムチャ
ートである。
【図9】第3実施例における差動増幅回路の構成を示し
た回路図である。
【図10】第4実施例における差動増幅回路の構成を示
した回路図である。
【図11】第5実施例における差動増幅回路の構成を示
した回路図である。
【図12】従来技術におけるヒータの故障診断装置を示
す回路図である。
【図13】従来の問題点を説明するための線図である。
【符号の説明】
2…制御負荷としてのヒータ、5…電流検出抵抗、6…
差動増幅回路、7…演算増幅器、8…帰還抵抗、9…入
力抵抗、10…分圧抵抗、11…分圧抵抗、12…基準
電源、13…A/D変換器、14…記憶手段,補正デー
タ更新手段,異常判定手段としてのマイクロコンピュー
タ(マイコン)、R1 …帰還抵抗の抵抗値、R2 …入力
抵抗の抵抗値、R3 …分圧抵抗の抵抗値、R4 …分圧抵
抗の抵抗値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G05F 1/10 302 G05F 1/10 302D H03M 1/12 H03M 1/12 C (56)参考文献 特開 平3−165245(JP,A) 特開 平5−134021(JP,A) 実開 昭61−6775(JP,U) 実開 平2−24387(JP,U) 実開 平3−121733(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 - 19/32 H03M 1/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御負荷に流れる電流を電流検出抵抗に
    てアナログ電圧として検出するとともに、同アナログ電
    圧を差動増幅回路にて増幅した後、A/D変換器にてデ
    ジタル値に変換するようにし、又、前記A/D変換器の
    基準電源前記差動増幅回路の基準電源とが同一の基準
    電源とされた制御負荷の電流検出装置において、前記差動増幅回路において演算増幅器の反転入力端子に
    接続された帰還抵抗の抵抗値をR1,入力抵抗の抵抗値
    をR2とし、非反転入力端子に接続された分圧抵抗の抵
    抗値を前記基準電源側からそれぞれR3,R4としたと
    き、 (R1/R2)<(R3/R4) の関係を満たすように各抵抗値が設定されることによ
    り、 前記制御負荷の非通電時における前記差動増幅回路
    の出力電圧を、前記基準電源の基準電圧にて設定される
    前記A/D変換器の処理範囲内にするようにしたことを
    特徴とする制御負荷の電流検出装置。
  2. 【請求項2】 制御負荷に流れる電流を電流検出抵抗に
    てアナログ電圧として検出するとともに、同アナログ電
    圧を差動増幅回路にて増幅した後、A/D変換器にてデ
    ジタル値に変換するようにし、又、前記A/D変換器の
    基準電源と前記差動増幅回路の基準電源とが同一の基準
    電源とされた制御負荷の電流検出装置において、 前記差動増幅回路における基準電源に電圧降下手段が接
    続され、該電圧降下手段により前記差動増幅回路におけ
    る増幅の基準を前記A/D変換器の基準電源電圧よりも
    降下させることにより、前記制御負荷の非通電時におけ
    る前記差動増幅回路の出力電圧を、前記基準電源の基準
    電圧にて設定される前記A/D変換器の処理範囲内にす
    るようにしたことを特徴とする制御負荷の電流検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電圧降下手段は、分圧抵抗によるも
    のである請求項2に記載の制御負荷の電流検出装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧降下手段は、ダイオードによる
    ものである請求項2に記載の制御負荷の電流検出装置。
  5. 【請求項5】 制御負荷に流れる電流を電流検出抵抗に
    てアナログ電圧とし て検出するとともに、同アナログ電
    圧を差動増幅回路にて増幅した後、A/D変換器にてデ
    ジタル値に変換するようにし、又、前記A/D変換器の
    基準電源と前記差動増幅回路の基準電源とが同一の基準
    電源とされた制御負荷の電流検出装置において、 前記差動増幅回路の出力側に電圧降下手段を設け、該電
    圧降下手段によって演算増幅器から出力されたアナログ
    電圧を降下させることにより、前記制御負荷の非通電時
    における前記差動増幅回路の出力電圧を、前記基準電源
    の基準電圧にて設定される前記A/D変換器の処理範囲
    内にするようにしたことを特徴とする制御負荷の電流検
    出装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧降下手段として演算増幅器の出
    力側に電圧降下用の抵抗が接続される請求項5に記載の
    制御負荷の電流検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の制御負
    荷の電流検出装置を備えるとともに、 前記差動増幅回路のオフセットに応じた補正データを記
    憶する記憶手段と、 前記制御負荷の非通電時毎に、その時の差動増幅回路の
    出力電圧に基づいて、前記憶手段に記憶された補正デー
    タを更新する補正データ更新手段と、 前記制御負荷の通電時に、前記記憶手段に記憶された補
    正データを用いて前記差動増幅回路の出力電圧を補正
    し、その補正後の電圧値に基づいて前記制御負荷の異常
    を判定する異常判定手段とを備えたことを特徴とする故
    障診断装置。
  8. 【請求項8】 前記異常判定手段により異常が検出され
    た後、前記制御負荷を強制的に非通電状態にして前記補
    正データ更新手段により補正データを更新し、更新後の
    補正データを用いて、再度、前記異常判定手段による異
    常判定を実施する請求項7に記載の故障診断装置。
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