JP4444520B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の全領域空燃比を求めるために、内燃機関の排気ガス等に含まれる酸素等の濃度を検出するための、酸素イオン伝導性の固体電解質を用いたガスセンサに関する。更に詳しくは、センサの出力特性に変化を与えることなく、ガスセンサ素子温度を短期間で正確に測定することができるガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の全領域空燃比を求めるために、内燃機関の排気ガス等に含まれる酸素濃度を検出するための、固体電解質層に電極を設けた酸素イオンポンプセルIp(以下、酸素ポンプセルとする)及び酸素濃淡電池セルVs(以下、検出セルとする)を使用するガスセンサ素子を用いたガスセンサがある。
このガスセンサに使われるガスセンサ素子は、図1に示すように、ジルコニア等からなる固体電解質層11、12、13を用いていることから、500〜900℃で使用することが好ましく、この範囲の温度より低い状態で使用しようとすると、固体電解質層11、12、13の破壊を招く恐れがある。
【0003】
このため、ガスセンサ素子の温度を測定することが必要であるが、この温度は検出セルVsの電気抵抗を求めることで測定することができる。つまり、図5に示す制御回路に示すように、検出セルVsの電極321、322に接続した定電流電源を用いて検出セルVsに電流Irpvsを流している。検出セルVsの電極321、322間の電圧を検出することで求めている。
また、酸素濃度検出セルの内部抵抗を測定する場合には、一旦酸素濃度検出セルの出力電圧をフィードバックして酸素ポンプセルの電流を制御する経路をスイッチ81で遮断してから、電流Irpvsを流す。このため、ポンプ電流供給回路のPID素子72の供給電流は固定されており、電極321を経由して電流Irpvsが流れないようになっている。
【0004】
一方で、ガスセンサは素子構造を簡素にする為に、検出セルVsの室内電極322と酸素ポンプセルIpの室内電極312が素子内部で短絡され、1本のリード線として制御回路と接続されている。また、この線の電位は、オペアンプ71によって所定値となるよう制御されているので、電流Irpvsはオペアンプ71の作用によって、酸素ポンプセルIpの室外電極311から供給されて、お互いに短絡された室内電極312、322を経由して、酸素濃度検出セルの室外電極に流れる様になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、酸素ポンプセルには過大な電流が流れないようにオペアンプ78からなる保護用の印加電圧制限回路が設けられることが多く、電流Irpvsを流そうとすると、印加電圧制限回路が働いて、本来固定されるはずのポンプ電流供給回路72からの電流が変化してしまうことがあった。即ち、酸素ポンプセルに流れる電流は、電流Irpvsとポンプ電流供給回路72の供給電流の和であり、印加電圧制限回路は酸素ポンプセルに印加される電圧を検出して、ポンプ電流供給回路72の供給電流を制御するので、電流Irpvsによって酸素ポンプセルに印加される電圧が増え、印加電圧制限回路の制限電圧を超えた分だけ本来のポンプ電流供給回路からのポンプ電流が増減するという現象が起きるのである。
【0006】
この場合、オペアンプ71の機能は損なわれず、酸素濃度検出セルの室内電極の電位は維持され、室外電極の電位は正確に知ることが出来、また、酸素濃度検出セルを流れる電流もIrpvsで変わらない。即ち、酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定する回路系は印加電圧制限回路の影響を受けないので、酸素濃度検出セルの内部抵抗値は正確に測定できるが、酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定しているときに自動車のエンジン制御装置が全領域空燃比センサの出力を取得しようとすると、センサ出力はポンプ電流供給回路72の供給電流によって算出されるので、誤ったセンサ出力を読んでしまうことになる。
この問題は酸素濃度検出セルの内部抵抗測定時にはセンサ出力を読み取らないようにする等の予防策を取ることで回避することもできるが、これはエンジン制御装置とセンサの制御装置の間でやり取りする信号が一つ増えることになり、信号線の増加や処理工数の増加を招くことになり好ましくない。また、酸素濃度検出セルの内部抵抗値の測定が終了した後でも、印加電圧制限回路の影響がポンプ電流供給回路に残るので、内部抵抗値の測定後しばらくはセンサ出力の精度が落ち測定できないということになり、測定タイミングが限定されてしまうという問題が有った。
【0007】
更に、印加電圧制限回路が設けられていない場合でも、オペアンプ71は酸素濃度検出セル(及び酸素ポンプセルの)の室内電極の電位を正確に維持するために酸素ポンプセルの室外電極にIrpvsに等しい電流を供給する必要があるが、オペアンプ71は正負の入力端子間の電位差が小さなタイプのオペアンプを用いる必要があるので、Irpvsとして高精度で早い立ち上がりの矩形波電流を供給するのに向いていないという問題が有った。
本発明は、このような問題点を解決するものであり、センサの出力特性に変化を与えることなく、ガスセンサ素子温度を短期間で正確に測定することができるガスセンサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のガスセンサは、外部の測定ガス雰囲気と所定の拡散抵抗下で連通している測定室と、該測定室に面する酸素イオン伝導性固体電解質体からなる酸素濃度検出セル及び酸素ポンプセルとを備え、該酸素濃度検出セル及び該酸素ポンプセルには、該測定室に面する室内電極、及び該測定室に面しない室外電極を具備し、該酸素濃度検出セルの該室外電極が所定の酸素分圧の基準酸素源に接触し、該酸素濃度検出セルの電極間に発生した電圧に応じて、該酸素ポンプセルに電流を流すことで、該測定ガス雰囲気の濃度を求めるガスセンサであって、該酸素濃度検出セル及び該酸素ポンプセルの室内電極は互いに接続され、且つ、所定の電位となるよう制御され、該酸素濃度検出セルの室内電極及び該室外電極は、所定のタイミングで同時期にそれぞれ別個の電源が接続され、所定の電流を流すことで該酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定することを特徴とする。
【0009】
上記酸素濃度検出セルには、上記室内電極及び上記室外電極のそれぞれに該室内電極から該室外電極に向かう方向に電流を流す為の第1電源と、室外電極から室内電極に向かう方向に電流を流す為の第2電源とを所定のタイミングで接続できるように設けられ、始めに該室内電極及び該室外電極に第1電源を接続して電流を流し、次いで第2電源を切り替えて接続して電流を流すことで、該酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定することができる。
また、始めに該室内電極及び該室外電極に第2電源を接続して電流を流し、次いで第1電源を切り替えて接続して電流を流すことで、該酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定することができる。
【0010】
本発明のガスセンサは、上記酸素イオン伝導性固体電解質体を所定温度に加熱するためのヒータを備え、該ヒータの制御は、上記酸素濃度検出セルの内部抵抗値に応じて行われるようにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のガスセンサに関する実施例により本発明を更に詳しく説明する。本ガスセンサは、ガソリンエンジン等の内燃機関の排気管に接続され、排気ガス中の酸素ガス濃度を測定するための全領域空燃比センサとして用いられる。
【0012】
1.ガスセンサ素子の構成
本ガスセンサに用いられるガスセンサ素子は、図1に示すように、ヒータ61と、ヒータ61と隣りあう薄膜状ジルコニアからなる第1固体電解質層11、第2固体電解質層12及び第3固体電解質層13とを備える。また、各固体電解質層11、12、13の間には、それぞれアルミナからなる絶縁層51、52が挟まれている。
第1固体電解質層11及び第2固体電解質層12の間には空隙とした検知室21が設けられている。また、第2固体電解質層12及び第3固体電解質層13の間には、絶縁層52内に形成される基準酸素室23が設けられている。
更に、検知室21は、絶縁層51に連通孔を設けた拡散通路41を介して外気に通じる。
【0013】
第1固体電解質層11の表裏面上には検知電極が設けられており、酸素イオンポンプセルIp(以下、酸素ポンプセルとする)として機能する。このうち、陽極側である室外検知電極311(Ip+)はヒータ61側であり、陰極側である室内検知電極312(Ip-)は検知室21内に位置する。
また、第2固体電解質層12の表裏面上には基準電極が設けられており、酸素濃淡電池セルVs(以下、検出セルとする)として機能する。このうち、陽極側である室外基準電極321(Vs+)は基準酸素室23内、陰極側である室内基準電極322(Vs-)は検知室21内に位置する。
【0014】
2.制御回路の構成
図2にガスセンサ素子の制御回路図を示す。室内検知電極312(Ip-)及び室内基準電極322(Vs-)は互いに接続され、コンパレータ71の入力側、PID(比例積分微分)素子72の出力側に接続されている。
また、室外検知電極311(Ip+)はコンパレータ71の出力側、バッファ76の入力側に接続されている。更に、室外基準電極321(Vs+)はバッファ74の入力側に接続されている。
PID73の入力側に接続されている。
【0015】
コンパレータ71は、基準となる電圧Vrefと同じになるように酸素ポンプセルIpに流れる電流を制御している。PID素子72は、検出セルの起電力Vsを一定に保つように検出セルVsに流れる電流Icpを制御する。
バッファ73及びコンデンサ77は、PID素子の前段に設けられ、サンプルホールド動作のために用いられる。これらによって、検出セルVsの温度測定時においても、温度測定直前の電圧Vsを維持しつつPID素子72へ入力することができる。
【0016】
バッファ74は、バッファ73及びコンデンサ77の前段に位置し、コンデンサ77の充放電によって流れる電流によって、検出セルVsの起電力が変化しないようにしている。
コンパレータ75は、バッファ73から得られるホールド値Vhold(温度測定直前の検出セルVsの起電力Vs)と、バッファ74から得られるサンプル値Vsample(室外基準電極321の電圧)との差を、抵抗測定用の電圧VRpvsとして出力する。
バッファ76は、室外検知電極311の電圧VIpをVpリミッタと呼ばれている制限手段の入力に入力を行う。
【0017】
定電流電源921、931は、それぞれスイッチ821、831を介して基準電極(Vs+)321、に接続されており、酸素ポンプセルVsの温度測定に必要な温度測定用電流+IRpvs、−IRpvsを供給する。また、定電流電源922、932は、それぞれスイッチ822、832を介して基準電極(Vs-)322に接続されており、酸素ポンプセルVsに必要な温度測定用電流−IRpvs、+IRpvsを供給する。
【0018】
スイッチ81はバッファ74とバッファ73及びコンデンサ77との間に設けられている。また、通常の酸素濃度の測定の間(図3に示すT6)は閉路状態となり、バッファ73、74を通じてPID素子72に室外基準電極321(Vs+)を接続し、PID素子72による酸素ポンプセルVsの制御を行う。更に、酸素ポンプセルVsの温度測定中は回路状態となり、温度測定直前の室外基準電極321(Vs+)の電位をバッファ73及びコンデンサ77によって維持させる。
【0019】
スイッチ821、822は、温度測定時の一期間(図3に示すT3)だけ共に閉路状態となり、定電流電源921、922を基準電極(Vs+)321及び基準電極(Vs-)322に接続する。また、スイッチ831、832は、スイッチ821、822の閉路後の一期間(図3に示すT4)だけ共に閉路状態となり、定電流電源931、932を基準電極(Vs+)321及び基準電極(Vs-)322に接続する。
【0020】
3.温度測定時の動作
上記制御回路を用いたガスセンサのタイミングチャートと同時期の波形の変化を示す図を図3に示す。この図3は、スイッチ81、821、822、831、832のタイミングチャートと、室外基準電極321(Vs+)、コンパレータ75(IRpvs)、図5に示す従来の回路におけるコンパレータ75(IRpvs)、及び室内検知電極312(Ip+)の波形とを含む。
【0021】
以下、温度測定時の動作を順に説明する。図3に示すように、本ガスセンサ素子の温度測定処理は、所定の間隔で、T6の期間をかけて行われる。
尚、Ip電流のフィードバック制御に利用されるVs電圧の測定はT6の期間中は行なわれない。また、T1は測定開始直後の過渡時間、T2は電流Irpvsの正方向電流供給期間、T4は電流Irpvsの負方向電流供給期間であり、T6の期間は、T1、T2及びT4に加えて、固体電解質体のリリース期間(0〜2mS)を加えた期間となる。
【0022】
(1)始めに閉路状態となっていたスイッチ81を開放することで、PID素子72による検出セルVsの制御を一時停止し、検出セルVsの抵抗測定を可能な状態にする。
【0023】
(2)T1期間だけ経過し、スイッチ81の開放による影響がみられなくなってから、スイッチ821、822をT2(50〜100μs程度)の間だけ閉じる。これによって、検出セルVsには、室外基準電極321(Vs+)には定電流電源921が接続され、室内基準電極322(Vs-)には定電流電源922が接続され、電流+IRpvsが流れる。
また、定電流電源922は、定電流電源921と同一電流量で且つ逆極性の電源であるため、検出セルVsに流れた電流IRpvsによる酸素ポンプセルIpの電流(Ip+)変化を、実質無視できる程度に軽減することができる(図3に示すIp+の波形を参照)。
【0024】
(3)T2の期間の終端T3において、図2に示すコンパレータ75から得られる電圧VRpvsを元に、図1に示すヒータ61に印加する電圧を決定し、ヒータ61の通電を制御する(ヒータ制御部の回路は図示せず)。
(4)T2の終了後、スイッチ821、822を開放してから、スイッチ831、832をT2と同一時間であるT4(50〜100μs程度)の間だけ閉じる。これによって、検出セルVsには、室外基準電極321(Vs+)には定電流電源931が接続され、室内基準電極322(Vs-)には定電流電源932が接続され、電流−IRpvsが流れる。
【0025】
このときの電流−IRpvsは、T2の期間に流れた電流+IRpvsの逆極性の同一量であり、T2と同じ時間だけ流すことにより、T2で流れた電流+IRpvsによる、第2固体電解質層12の配向を温度測定前の状態に戻し、温度測定の終了後の起電力Vsに影響がでないようにする。
また、定電流電源932は、定電流電源931と同一電流量で且つ逆極性の電源であるため、検出セルVsに流れた電流IRpvsによる酸素ポンプセルIpの電流(Ip+)変化を、実質無視できる程度に軽減することができる(図3に示すIp+の波形を参照)。
【0026】
(5)T4の期間の終了後、スイッチ831、832を開放して、検出セルVsに電流−IRpvsを流すことを停止し、T5の期間だけ待つことで、検出セルVsの起電力Vsを安定させる。更に、T5の期間の終了後、スイッチ81を閉じ、酸素濃度の測定を再開する。
【0027】
4.本ガスセンサの効果
本ガスセンサは、温度測定のために、室外基準電極321(Vs+)から電流IRpvsを流す際に、室内基準電極322(Vs-)から逆方向で同じ大きさの電流IRpvs流すため、図3に示すように、電流Ip+にほとんど影響を与えない。このため、温度測定による酸素ポンプセルIpに影響を及ぼさないため、温度測定後の酸素濃度測定に影響を与えてしまう恐れがなく、図3に示すT5の期間を大幅に短縮することができる。
【0028】
また、温度測定による電流Ip+にほとんど影響を与えないため、オペアンプ78からなる印加電圧制限回路が誤動作せず、電流IRpvsの制限が行われることがない、このため、測定用電流IRpvsが変動することがなく、正確な酸素ポンプセルIpの抵抗を測定することができる。
【0029】
尚、本発明においては、上記実施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。即ち、本実施例においては温度測定のための電流IRpvsを流すための定電流電源は、図2に示すように4組の定電流電源921、922、931、932としたが、これに限らず、図4に示すように共通とした、2組の定電流電源93、94とすることができる。
【0030】
更に、実施例で示したT1、T2、T4〜T6の期間は、これに限らず、測定対象であるガスセンサ素子や、使用環境(外気温度、被測定対象の温度等)に応じて適宜変更することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明のガスセンサによれば、ガスセンサ素子の温度測定後の酸素濃度測定に対する影響が少なく、温度測定に要する期間を短くすることができる。また、回路に付随する制限手段によって制限されることなく、温度測定を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のガスセンサ素子の構造を説明するための断面図である。
【図2】本実施例のガスセンサ素子の制御回路を説明するための回路図である。
【図3】スイッチのタイミングチャートと、実施例のVsセル及びIpセルの電圧と、比較例のIpセルの電圧とを示すためのグラフである。
【図4】他の態様の本発明のガスセンサ素子の制御回路を説明するための回路図である。
【図5】従来のガスセンサ素子の制御回路例を説明するための回路図である。
【符号の説明】
11;第1固体電解質層、12;第2固体電解質層、21;検知、23;基準酸素室、311;室外検知電極(Ip+)、312;室内検知電極(Ip-)、321;室外基準電極(Vs+)、322;室内基準電極(Vs-)、41;拡散通路、51、52;絶縁層、61;ヒータ、71、73、74、75、76、78;オペアンプ、72;PID素子、
81、821、822、831、832;スイッチ、921、922、931、932、94、95;定電流電源、Ip;酸素ポンプセル(酸素イオンポンプセル)、Vs;検出セル(酸素濃淡電池セル)。

Claims (4)

  1. 外部の測定ガス雰囲気と所定の拡散抵抗下で連通している測定室と、該測定室に面する酸素イオン伝導性固体電解質体からなる酸素濃度検出セル及び酸素ポンプセルとを備え、
    該酸素濃度検出セル及び該酸素ポンプセルには、該測定室に面する室内電極、及び該測定室に面しない室外電極を具備し、該酸素濃度検出セルの該室外電極が所定の酸素分圧の基準酸素源に接触し、該酸素濃度検出セルの電極間に発生した電圧に応じて、該酸素ポンプセルに電流を流すことで、該測定ガス雰囲気の濃度を求めるガスセンサであって、
    該酸素濃度検出セル及び該酸素ポンプセルの室内電極は互いに接続され、且つ、所定の電位となるよう制御され、該酸素濃度検出セルの室内電極及び該室外電極は、所定のタイミングで同時期にそれぞれ別個の電源が接続され、所定の電流を流すことで該酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定することを特徴とするガスセンサ。
  2. 上記酸素濃度検出セルには、上記室内電極及び上記室外電極のそれぞれに該室内電極から該室外電極に向かう方向に電流を流す為の第1電源と、室外電極から室内電極に向かう方向に電流を流す為の第2電源とを所定のタイミングで接続できるように設けられ、
    始めに該室内電極及び該室外電極に第1電源を接続して電流を流し、次いで第2電源を切り替えて接続して電流を流すことで、該酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定する請求項1記載のガスセンサ。
  3. 上記酸素濃度検出セルには、上記室内電極及び上記室外電極のそれぞれに該室内電極から該室外電極に向かう方向に電流を流す為の第1電源と、室外電極から室内電極に向かう方向に電流を流す為の第2電源とを所定のタイミングで接続できるように設けられ、
    始めに該室内電極及び該室外電極に第2電源を接続して電流を流し、次いで第1電源を切り替えて接続して電流を流すことで、該酸素濃度検出セルの内部抵抗値を測定する請求項1記載のガスセンサ。
  4. 上記酸素イオン伝導性固体電解質体を所定温度に加熱するためのヒータを備え、該ヒータの制御は、上記酸素濃度検出セルの内部抵抗値に応じて行われる請求項1記載のガスセンサ。
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