JP3891234B2 - 内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ系の異常の有無を診断する内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の空燃比制御システムでは、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサが異常になると、適正な空燃比制御を行えなくなるため、空燃比センサ系に異常が発生した時には、これを速やかに検出する必要がある。この観点から、例えば、特開平1−232143号公報の「内燃機関の空燃比制御装置」では、空燃比センサの温度を検出する温度センサを設け、この温度センサによる検出温度が所定温度まで上昇しない場合に、空燃比センサを活性化させるためのヒータが異常であると判定する旨が記載されている。また、特開平3−189350号公報の「酸素センサのヒータ制御装置」では、ヒータ抵抗値が目標抵抗になるようにヒータの供給電力を制御する装置において、ヒータの供給電力が所定範囲外になる場合に前記目標抵抗値の異常と判定する旨が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者(特開平1−23243号公報)では、センサ温度を検出する温度センサが新たに必要となり、コスト高になるばかりか、ヒータ以外の故障を検出することができない欠点がある。また、後者(特開平3−189350号公報)では、目標抵抗値が異常な値になるのは、バッテリ交換時やセンサ交換時(要するに修理点検時)であるため、異常診断を最も必要とする空燃比フィードバック中に空燃比センサの信頼性を判断することができず、空燃比センサの異常の早期検出が不可能である。
【0004】
これらの欠点を解決するために、本発明者らは、特開平9−4494号公報に示すように、空燃比センサで検出した空燃比の挙動や空燃比補正量に基づいて空燃比センサの異常の有無を診断する異常診断装置を提案している。
【0005】
しかしながら、この構成では、空燃比センサ系にショートや断線が発生しても次の理由でこれを検出できない場合がある。すなわち、空燃比センサ系は、図4に示すように、空燃比センサ素子51の出力電流をエンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)30に設けた検出抵抗31に流し、この検出抵抗31の両端の電圧Vafon,Vafoff をA/D変換器32を介してマイクロコンピュータ33に読み込み、両電圧Vafon,Vafoff の電圧差によって排出ガスの空燃比を検出するようにしている。この場合、空燃比がリッチかリーンかによって検出抵抗31に流れる電流の方向が反対になり、ストイキ(理論空燃比)では、電流が0となり、検出抵抗31の両端の電圧Vafon,Vafoff が同一になる。従って、ECU30は、電圧差(Vafoff −Vafon)が0の時にストイキと判断する。
【0006】
例えば、空燃比センサ素子51に断線が発生した場合には、検出抵抗31に流れる電流が0(つまりVafoff −Vafon=0)となるため、通常のストイキ状態と区別できず、空燃比センサ系の異常と判定できない。また、空燃比センサ素子51の両端子がショートした場合には、検出抵抗31の一端の電圧Vafonが基準電圧(例えば3.3V)となり、他端の電圧Vafoff が電源電圧(例えば5V)付近の電圧となるが、この場合も、電圧差が通常の空燃比の変動幅内であるため、空燃比センサ系の異常と判定されず、空燃比が誤検出されてしまう。また、空燃比センサ素子51の端子が電源電圧系やグランド系にショートした場合には、検出抵抗31の両端の電圧Vafon,Vafoff が異常な電圧となるが、この場合も、電圧差が通常の空燃比の変動幅内であるため、空燃比センサ系の異常と判定されず、空燃比が誤検出されてしまう。
【0007】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、空燃比センサ系にショートや断線等の故障が発生した場合には、それを速やかに検出することができ、空燃比センサ系の異常診断の信頼性を向上することができる内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の空燃比センサ系異常診断装置によれば、空燃比センサの活性/不活性を活性判定手段により判定し、空燃比センサが活性状態の時に検出抵抗の両端の電圧に基づいて空燃比センサ系の異常の有無を異常診断手段により診断するものである。つまり、本発明は、空燃比センサ系にショートや断線等の故障が発生した場合に、検出抵抗の両端の電圧が正常時と異なる挙動を示すことに着目し、検出抵抗の両端の電圧に基づいて空燃比センサ系の異常診断を行う。これにより、空燃比センサ系にショートや断線等の故障が発生した場合には、それを速やかに検出することができ、空燃比センサ系の異常診断の信頼性を向上することができる。尚、空燃比センサが活性状態の時に異常診断を行う理由は、空燃比センサが不活性状態の時(温度が低い時)には、空燃比センサの出力電流が活性時よりも少なくなるためである。
【0009】
ところで、空燃比センサ系が正常な場合には、検出抵抗の一端の電圧が基準電圧で固定され、他端の電圧が空燃比センサの出力電流に応じて変化する検出電圧となる。基準電圧が異常な電圧であれば、空燃比センサ系が異常と判断できる。
そこで、請求項1に係る発明では、基準電圧が所定範囲以外の時に、基準電圧及び検出電圧に基づいて空燃比検出値がリッチ側にずれる異常(以下「リッチ異常」という)又はリーン側にずれる異常(以下「リーン異常」という)と診断するようにしている。これにより、リッチ異常とリーン異常を精度良く検出できる。
【0010】
この場合、請求項のように、基準電圧が所定範囲以外で且つ該基準電圧が検出電圧よりも低い時にリーン異常と診断したり、或は、請求項のように、基準電圧が所定範囲以外で且つ基準電圧が検出電圧よりも高い時にリッチ異常と診断しても良い。これにより、リッチ異常とリーン異常とを区別して精度良く検出できる。
【0011】
また、前述したように、空燃比センサがショートした場合は、基準電圧が正常範囲内であり、基準電圧からは異常と判定できないが、検出電圧は、電源電圧付近に張り付いた状態となり、変化しなくなる。
そこで、請求項4,5のように、基準電圧が所定範囲内で且つ検出電圧が電源電圧付近に張り付いている状態が所定時間継続した時に空燃比センサのショートと診断するようにしても良い。これにより、空燃比センサのショートを精度良く検出することができる。
【0012】
また、空燃比センサが断線した場合も、基準電圧が正常範囲内であり、基準電圧からは異常と判定できないが、基準電圧と前記検出電圧とが同一電圧で変化しなくなる。
そこで、請求項6,7のように、基準電圧が所定範囲内で且つ基準電圧と検出電圧とが同一電圧である状態が所定時間継続した時に空燃比センサの断線と診断するようにしても良い。これにより、空燃比センサの断線を精度良く検出することができる。
【0013】
ところで、空燃比センサの素子に流れる電流は、素子温度や劣化度合によって変動するため、請求項のように、空燃比センサの素子間への印加電圧を素子インピーダンス又は素子温度に応じて印加電圧変更手段により変更しても良い。このようにすれば、空燃比センサの素子温度や劣化度合による電流変化を印加電圧の変更によってキャンセルすることができ、空燃比センサの素子温度や劣化度合に左右されずに、空燃比を精度良く検出することができる。
【0014】
この場合、空燃比センサの素子間への印加電圧の変更に応じて前記基準電圧の所定範囲を変更することが好ましい。つまり、印加電圧の変更により基準電圧がずれるため、これを考慮して印加電圧の変更に応じて前記基準電圧の所定範囲を変更すれば、異常診断精度を良好に維持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態(1)を図1乃至図11に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に吸気温度Tamを検出する吸気温センサ14が設けられ、この吸気温センサ14の下流側にスロットルバルブ15と、スロットル開度THを検出するスロットル開度センサ16とが設けられている。更に、スロットルバルブ15の下流側には、吸気管圧力PMを検出する吸気管圧力センサ17が設けられ、この吸気管圧力センサ17の下流側にサージタンク18が設けられている。このサージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が接続され、この吸気マニホールド19の各気筒の分岐管部にそれぞれ燃料を噴射するインジェクタ20が取り付けられている。
【0016】
また、エンジン11には各気筒毎に点火プラグ21が取り付けられ、各点火プラグ21には、点火回路22で発生した高圧電流がディストリビュータ23を介して供給される。このディストリビュータ23には、720℃A(クランク軸2回転)毎に例えば24個のパルス信号を出力するクランク角センサ24が設けられ、このクランク角センサ24の出力パルス間隔によってエンジン回転数Neを検出するようになっている。また、エンジン11には、エンジン冷却水温Thwを検出する水温センサ38が取り付けられている。
【0017】
一方、エンジン11の排気ポート(図示せず)には、排気マニホールド25を介して排気管26が接続され、この排気管26の途中に、排出ガス中のCO,HC,NOx等を低減させる三元触媒等の触媒27が設けられている。この触媒27の上流側には、排出ガスの酸素濃度(空燃比)にほぼ比例した限界電流を出力する空燃比センサ28が設けられ、また、触媒27の下流側には、排出ガス中の空燃比がリッチかリーンかによって出力が反転する酸素センサ29が設けられている。
【0018】
次に、上述した限界電流式の空燃比センサ28の構造を図2に基づいて説明する。空燃比センサ28は排気管26内に突出するように取り付けられている。この空燃比センサ28は、空燃比リーン領域における酸素濃度又は空燃比リッチ領域における一酸化炭素(CO)濃度に対応する限界電流を発生するセンサ素子51と、このセンサ素子51を内側から加熱するヒータ52と、センサ素子51を覆うカバー53とから構成され、カバー53の周壁に、排出ガスが流入する多数の小孔54が形成されている。
【0019】
センサ素子51は、有底筒状に形成された固体電解質層55と、この固体電解質層55の内外周面に固着された大気側電極層56と排出ガス側電極層57と、排出ガス側電極層57の外周面にプラズマ溶射法等で形成した拡散抵抗層58とから構成されている。上記固体電解質層55は、ZrO2 、HfO2 、ThO2 、Bi2 3 等にCaO、MgO、Y2 3 、Yb2 3 等を安定剤として配合した酸素イオン伝導性酸化物焼結体により形成されている。また、拡散抵抗層58は、アルミナ、マグネシア、ケイ石質、スピネル、ムライト等の耐熱性無機物質により形成されている。そして、排出ガス側電極層57及び大気側電極層56は、共に、白金等の触媒活性の高い貴金属により形成され、その表面には多孔質の化学メッキ等が施されている。この場合、排出ガス側電極層57の面積及び厚さは、例えば10〜100mm2 、0.5〜2.0μm程度となっており、大気側電極層56の面積及び厚さは、10mm2 以上、0.5〜2.0μm程度となっている。
【0020】
一方、ヒータ52はセンサ素子51内に収容されており、その発熱エネルギーによりセンサ素子51(大気側電極層56、固体電解質層55、排出ガス側電極層57及び拡散抵抗層58)を加熱して該センサ素子51を活性化する。
【0021】
以上のように構成された空燃比センサ28のセンサ素子51は、理論空燃比点にて濃淡起電力を発生し、理論空燃比点よりリーン領域の酸素濃度に応じた限界電流を発生する。この場合、酸素濃度に対応する限界電流は、排出ガス側電極層57の面積、拡散抵抗層58の厚さ、気孔率及び平均孔径により決定される。また、センサ素子51は酸素濃度を直線的特性にて検出し得るものであるが、このセンサ素子51を活性化するのに約650℃以上の温度が必要とされる。更に、このセンサ素子51は、活性温度範囲が狭く、エンジン11の排出ガスのみによる加熱では、活性温度を十分に確保できないため、ヒータ52による加熱によってセンサ素子51を活性温度に保持する。尚、理論空燃比よりもリッチ側の領域では、未燃ガスである一酸化炭素(CO)の濃度が空燃比に対してほぼリニアに変化し、センサ素子51はCO濃度に応じた限界電流を発生する。
【0022】
次に、図3を用いて空燃比センサ28の電圧−電流特性について説明する。空燃比センサ28の電圧−電流特性は、検出酸素濃度(空燃比)にほぼ比例する固体電解質層55への流入電流と、この固体電解質層55への印加電圧との関係がほぼリニアな特性になっている。そして、空燃比センサ28が温度T=T1にて活性状態になっているときには、図3に実線で示す特性線L1でもって安定した状態となる。この場合、特性線L1の電圧軸Vに平行な直線部分が限界電流を示している。この限界電流の増減は空燃比の増減(即ち、リーン、リッチ)に対応しており、空燃比がリーン側になるほど限界電流は増大し、空燃比がリッチ側になるほど限界電流は減少する。
【0023】
また、この電圧−電流特性において、電圧軸Vに平行な直線部分よりも小さい電圧域は抵抗支配域となっており、その抵抗支配域における特性線L1の傾きは固体電解質層55の内部抵抗により決定される。この固体電解質層34の内部抵抗は温度変化に伴い変化するため、センサ素子51の温度が低下すると、抵抗の増大により上記傾きが小さくなる。つまり、センサ素子51の温度TがT1よりも低いT2にあるときには、電圧−電流特性は図3に点線で示す特性線L2へずれる。この場合、特性線L2の電圧軸Vに対して平行な直線部分がT=T2における限界電流を決定するもので、この限界電流は特性線L1による限界電流とほぼ一致している。
【0024】
そして、上記特性線Lにおいて、固体電解質層55に正の印加電圧Vposを印加すれば、センサ素子51に流れる電流が限界電流Iposとなる。また、固体電解質層55に負の印加電圧Vnegを印加すれば、センサ素子51に流れる電流が酸素濃度に依存せず、温度のみに比例する負の温度電流Inegが得られる(図3の点Pb参照)。尚、本実施形態では、空燃比センサ28の素子温度をモニタする回路が省かれた安価な構成としている。
【0025】
次に、空燃比センサ28の出力電流(限界電流)から空燃比を検出する回路の構成を図4に基づいて説明する。空燃比センサ28のセンサ素子51の両端は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)30の端子AF+,AF−に接続されている。一方の端子AF+には、基準電圧である例えば3.3Vが印加され、他方の端子AF−には、例えば3.0Vが印加されており、これにより、空燃比センサ素子51の印加電圧が例えば0.3Vとなっている。
【0026】
一方の端子AF+には検出抵抗31が接続され、空燃比センサ素子51の出力電流が検出抵抗31に流れるようになっている。この検出抵抗31の両端の電圧Vafon,Vafoff がA/D変換器32を介してマイクロコンピュータ33に取り込まれる。このマイクロコンピュータ33は、検出抵抗31の両端電圧Vafon,Vafoff の電圧差によって排出ガスの空燃比を検出する。
【0027】
この場合、空燃比がリッチかリーンかによって検出抵抗31に流れる電流の方向が反対になり、ストイキ(理論空燃比)では、電流が0となり、検出抵抗31の両端電圧Vafon,Vafoff が同一になる。
【0028】
尚、マイクロコンピュータ33は、空燃比センサ素子51の印加電圧を制御するために、D/A変換器34に電圧制御信号を出力し、このD/A変換器34から各オペアンプ35,36に制御電圧を出力して、各端子AF+,AF−の電圧をそれぞれ3.3Vと3.0Vに制御する。
【0029】
マイクロコンピュータ33は、空燃比センサ28の他、前述した各種のセンサの出力を取り込み、エンジン運転状態を検出して燃料噴射量TAUや点火時期Ig等を演算し、その演算結果に応じた信号をインジェクタ20や点火回路22に出力する。更に、このマイクロコンピュータ33は、検出抵抗31の両端の電圧Vafon,Vafoff に基づいて空燃比センサ系の異常の有無を診断し、異常時には警告ランプ37を点灯して運転者に警告する。以下、この空燃比センサ系の異常診断方法について説明する。
【0030】
まず、図5及び図6に基づいて、空燃比センサ系の正常時と異常時の検出抵抗31の両端電圧Vafon,Vafoff の挙動について説明する。空燃比センサ系が正常な場合には、図5に示すように、検出抵抗31の一端の電圧(基準電圧)Vafonが一定電圧(3.3V)で固定され、他端の電圧(検出電圧)Vafoff が空燃比センサ28の出力電流に応じて変化する。マイクロコンピュータ33は、次式により算出したVafによって排出ガスの空燃比A/Fを検出する。
Vaf=Vafoff −Vafon+3.3
上式で算出したVafと空燃比A/Fとの関係は、次の表1に示すようになる。
【0031】
【表1】
Figure 0003891234
【0032】
一方、空燃比センサ系が異常になった場合、▲1▼リッチ異常、▲2▼リーン異常、▲3▼空燃比センサ素子51のショート(端子AF+,AF−のショート)、▲4▼空燃比センサ素子51の断線が考えられる。ここで、リッチ異常とは、空燃比検出値がリッチ側にずれる異常であり、空燃比センサ素子51が電源電圧系(5V)にショートした場合に基準電圧Vafonが正常範囲より上昇することで、リッチ異常が発生する。また、リーン異常とは、空燃比検出値がリーン側にずれる異常であり、空燃比センサ素子51がグランド系にショートした場合に基準電圧Vafonが正常範囲より低下することで、リーン異常が発生する。
【0033】
空燃比センサ素子51のショート(端子AF+,AF−のショート)が発生した場合、基準電圧Vafonが正常範囲内であり、基準電圧Vafonからは異常と判定できないが、基準電圧Vafonは、電源電圧(5V)付近に張り付いた状態となり、変化しなくなる。
【0034】
また、空燃比センサ素子51が断線した場合も、基準電圧Vafonが正常範囲内であり、基準電圧Vafonからは異常と判定できないが、基準電圧Vafonと検出電圧Vafoff とが同一電圧で固定され、変化しなくなる。
【0035】
以上のような基準電圧Vafonと検出電圧Vafoff との関係から、次のような異常診断基準で空燃比センサ系の異常の有無を診断する。
▲1▼リッチ異常
基準電圧Vafonが正常範囲以外で且つ基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff よりも高い時にリッチ異常と診断する。
▲2▼リーン異常
基準電圧Vafonが正常範囲以外で且つ基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff よりも低い時にリーン異常と診断する。
▲3▼センサ素子ショート(端子AF+,AF−のショート)
基準電圧Vafonが正常範囲内で且つ検出電圧Vafoff が電源電圧(5V)付近に張り付いている状態が所定時間継続した時に空燃比センサ素子51のショートと診断する。センサ素子ショートには、ハーネス系のショートも含まれる。
▲4▼センサ素子断線
基準電圧Vafonが正常範囲内で且つ基準電圧Vafonと検出電圧Vafoff とが同一電圧である状態が所定時間継続した時に空燃比センサ素子51の断線と診断する。センサ素子断線には、ハーネス系の断線も含まれる。
【0036】
これら▲1▼〜▲4▼の判断基準に従って空燃比センサ系の異常の有無を診断するために、マイクロコンピュータ33のROM(記憶媒体)には、図7乃至図11の空燃比センサ系異常診断用の各種のルーチンが記憶され、マイクロコンピュータ33は、これら各ルーチンを実行することにより、特許請求の範囲でいう異常診断としての役割を果たす。以下、図7乃至図11の各ルーチンの処理内容を説明する。
【0037】
図7に示す空燃比センサ系異常診断メインルーチンは、例えば8ms毎(検出抵抗31の両端電圧Vafon,Vafoff のA/D変換毎)に起動される。本プログラムが起動されると、まずステップ110で、検出抵抗31の両端電圧Vafon,Vafoff を取り込み、次のステップ120で、空燃比センサ28のヒータ52に供給した電力の積算値ΣPが所定電力KPに達したか否かで、空燃比センサ素子51が活性化したか否かを判定する。このステップ120の処理が特許請求の範囲でいう活性判定手段として機能する。
【0038】
もし、上記ステップ120で、供給電力積算値ΣPが所定電力KPに達していない(つまり空燃比センサ素子51が不活性)と判定した場合には、以降の異常診断処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
【0039】
これに対し、上記ステップ120で、供給電力積算値ΣPが所定電力KPに達した(つまり空燃比センサ素子51が活性化した)と判定した場合には、ステップ130に進み、図8に示すリッチ異常検出ルーチンを実行する。リッチ異常検出ルーチンでは、まずステップ131で、基準電圧Vafonが正常範囲内(KV1≦Vafon≦KV2)であるか否かを判定し、正常範囲内であれば、リッチ異常は発生していないので、そのまま本ルーチンを終了する。一方、基準電圧Vafonが正常範囲以外の時、つまり、Vafon<KV1又はVafon>KV2の時には、ステップ132に進み、基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff 以上(Vafon≧Vafoff )であるか否かを判定し、基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff よりも低ければ、そのまま本ルーチンを終了する。
【0040】
もし、基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff 以上であれば、ステップ133に進み、リッチ異常条件成立と判定して、本ルーチンを終了し、図7のステップ140に進む。このステップ140で、リッチ異常条件成立と判定した時には、ステップ150に進み、リッチ異常フラグXDRをリッチ異常発生を意味する「1」にセットする。
【0041】
上記ステップ140で、リッチ異常条件が成立していないと判定された場合には、ステップ160に進み、図9に示すリーン異常検出ルーチンを実行する。このリーン異常検出ルーチンでは、まずステップ161にて、基準電圧Vafonが正常範囲内(KV1≦Vafon≦KV2)であるか否かを判定し、正常範囲内であれば、リーン異常は発生していないので、そのまま本ルーチンを終了する。一方、基準電圧Vafonが正常範囲以外の時、つまり、Vafon<KV1又はVafon>KV2の時には、ステップ162に進み、基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff より低い(Vafon<Vafoff )か否かを判定し、基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff 以上であれば、そのまま本ルーチンを終了する。
【0042】
もし、基準電圧Vafonが検出電圧Vafoff より低ければ、ステップ163に進み、リーン異常条件成立と判定して、本ルーチンを終了し、図7のステップ170に進む。このステップ170で、リーン異常条件成立と判定した時には、ステップ180に進み、リーン異常フラグXDLをリーン異常発生を意味する「1」にセットする。
【0043】
上記ステップ170で、リーン異常条件が成立していないと判定した場合は、ステップ190に進み、図10に示すセンサ素子ショート検出ルーチンを実行する。このセンサ素子ショート検出ルーチンでは、まずステップ191で、3.2V<Vafon<3.4V、且つVafoff ≧4.9Vであるか否かを判定し、この条件を満たさなければ、センサ素子ショート(端子AF+,AF−のショート)は発生していないので、ステップ195に進み、異常状態継続時間カウンタCAFを「0」にリセットして本ルーチンを終了する。
【0044】
これに対し、ステップ191で、3.2V<Vafon<3.4V、且つVafoff ≧4.9Vの条件を満たすと判定した場合には、ステップ192に進み、異常状態継続時間カウンタCAFをカウントアップして、ステップ193に進み、異常状態継続時間カウンタCAFのカウント値が所定時間KT1(例えば5〜10sec)以上になったか否かを判定し、所定時間KT1未満であれば、本ルーチンを終了するが、所定時間KT1以上であれば、センサ素子ショート条件成立と判定して、本ルーチンを終了し、図7のステップ200に進む。このステップ200で、センサ素子ショート条件成立と判定した時には、ステップ210に進み、センサ素子ショートフラグXDFをセンサ素子ショート発生を意味する「1」にセットする。
【0045】
上記ステップ200で、センサ素子ショート条件が成立していないと判定された場合には、ステップ220に進み、図11に示すセンサ素子断線検出ルーチンを実行する。このセンサ素子断線検出ルーチンでは、まずステップ221にて、Vafon=Vafoff =3.3Vであるか否かを判定し、この条件を満たさなければ、センサ素子断線は発生していないので、ステップ225に進み、異常状態継続時間カウンタCSTを「0」にリセットして本ルーチンを終了する。
【0046】
これに対し、ステップ221で、Vafon=Vafoff =3.3Vと判定した場合には、ステップ222に進み、異常状態継続時間カウンタCSTをカウントアップして、ステップ223に進み、異常状態継続時間カウンタCSTのカウント値が所定時間KT2(例えば5〜10sec)以上になったか否かを判定し、所定時間KT2未満であれば、本ルーチンを終了するが、所定時間KT2以上であれば、センサ素子断線条件成立と判定して、本ルーチンを終了し、図7のステップ230に進む。このステップ230で、センサ素子断線条件成立と判定した時には、ステップ240に進み、センサ素子断線フラグXDOをセンサ素子断線発生を意味する「1」にセットする。
【0047】
上記ステップ230で、センサ素子断線条件が成立していないと判定された場合には、最終的に空燃比センサ系が正常と診断され、そのまま本メインルーチンを終了する。
【0048】
以上説明した実施形態(1)によれば、検出抵抗31の両端電圧Vafon,Vafoff に基づいて空燃比センサ系の異常診断を行うようにしたので、従来では検出不可能であったセンサ素子ショートや断線等の故障も速やかに検出することができ、空燃比センサ系の異常診断の信頼性を向上することができる。
【0049】
上記実施形態(1)では、空燃比センサ素子51の印加電圧を0.3Vで固定したが、図12に示すように、空燃比センサ素子51の温度(以下「素子温」という)が低下すると、素子インピーダンスが大きくなって、空燃比センサ素子51に流れる電流(素子電流)が減少する。このため、空燃比センサ28の検出値(検出抵抗31の両端電圧Vafon,Vafoff )が素子温の影響を受けてしまう。
【0050】
この対策として、本発明の実施形態(2)では、マイクロコンピュータ33(印加電圧変更手段)は、空燃比センサ素子51間への印加電圧を素子インピーダンス(素子温)及び素子電流に応じて図13に示すように変更する。これにより、素子温度による素子電流変化を印加電圧の変更によってキャンセルすることができ、素子温度に左右されずに、空燃比を精度良く検出することができる。
【0051】
例えば、図14に示すように、基準電圧をVa(3.3V)からVb(4.0V)に変更した場合、図8,図9のステップ131,161で用いる異常判定基準値KV1,KV2を、KV1+(Vb−Va)、KV2+(Vb−Va)に変更する。また、図10のステップ191では、
3.2+(Vb−Va)<Vafon<3.4+(Vb−Va)
且つ、Vafoff ≧4.9V
であるか否かを判定する。
【0052】
更に、図11のステップ221では、
Vafon=Vafoff =3.3+(Vb−Va)
であるか否かを判定する。その他の処理は、前述した実施形態(1)と同じである。
【0053】
この実施形態(2)では、空燃比センサ素子51間への印加電圧の変更に応じて異常判定基準値を変更するので、印加電圧の変更の影響を受けずに、空燃比センサ系の異常診断を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)を示すエンジン制御システム全体の概略構成図
【図2】空燃比センサの拡大断面図
【図3】空燃比センサの電圧−電流特性を示す図
【図4】空燃比センサの入力回路を示す回路図
【図5】空燃比センサ系の正常時の検出抵抗の両端電圧Vafon,Vafoff の挙動と空燃比A/Fとの関係を説明する図
【図6】空燃比センサ系の異常時の検出抵抗の両端電圧Vafon,Vafoff の挙動を説明する図
【図7】空燃比センサ系異常診断メインルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図8】リッチ異常検出ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図9】リーン異常検出ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図10】センサ素子ショート検出ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図11】センサ素子断線検出ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図12】空燃比センサの電圧−電流特性、素子温、素子インピーダンス、印加電圧の関係を示す図
【図13】本発明の実施形態(2)における印加電圧の変更特性を示す図
【図14】印加電圧が変更された時の基準電圧と検出電圧と異常との関係を示す図
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、17…吸気管圧力センサ、16…スロットル開度センサ、26…排気管、27…触媒、28…空燃比センサ、29…酸素センサ、30…エンジン制御回路、31…検出抵抗、33…マイクロコンピュータ(活性判定手段,異常診断手段,印加電圧変更手段)、37…警告ランプ、51…センサ素子、52…ヒータ、53…カバー、55…固体電解質層、56…大気側電極層、57…排出ガス側電極層、58…拡散抵抗層。

Claims (8)

  1. 内燃機関の排気通路に空燃比センサを設置し、この空燃比センサの出力電流を検出抵抗に流し、この検出抵抗の両端の電圧差を検出することで、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ系において、
    前記空燃比センサの活性/不活性を判定する活性判定手段と、
    前記空燃比センサが活性状態の時に前記検出抵抗の両端の電圧に基づいて前記空燃比センサ系の異常の有無を診断する異常診断手段とを備え、
    前記検出抵抗の一端の電圧が基準電圧で、他端の電圧が前記空燃比センサの出力電流に応じて変化する検出電圧となるように構成され、
    前記異常診断手段は、前記基準電圧が所定範囲以外の時に該基準電圧及び前記検出電圧に基づいて空燃比検出値がリッチ側にずれる異常(以下「リッチ異常」という)又はリーン側にずれる異常(以下「リーン異常」という)と診断することを特徴とする内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
  2. 前記異常診断手段は、前記基準電圧が所定範囲以外で且つ該基準電圧が前記検出電圧よりも低い時にリーン異常と診断することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
  3. 前記異常診断手段は、前記基準電圧が所定範囲以外で且つ該基準電圧が前記検出電圧よりも高い時にリッチ異常と診断することを特徴とする請求項又はに記載の内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
  4. 前記異常診断手段は、前記基準電圧が所定範囲内で且つ前記検出電圧が電源電圧付近に張り付いている状態が所定時間継続した時に前記空燃比センサのショートと診断することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
  5. 内燃機関の排気通路に空燃比センサを設置し、この空燃比センサの出力電流を検出抵抗に流し、この検出抵抗の両端の電圧差を検出することで、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ系において、
    前記空燃比センサの活性/不活性を判定する活性判定手段と、
    前記空燃比センサが活性状態の時に前記検出抵抗の両端の電圧に基づいて前記空燃比センサ系の異常の有無を診断する異常診断手段とを備え、
    前記検出抵抗の一端の電圧が基準電圧で、他端の電圧が前記空燃比センサの出力電流に応じて変化する検出電圧となるように構成され、
    前記異常診断手段は、前記基準電圧が所定範囲内で且つ前記検出電圧が電源電圧付近に張り付いている状態が所定時間継続した時に前記空燃比センサのショートと診断することを特徴とする内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
  6. 前記異常診断手段は、前記基準電圧が所定範囲内で且つ該基準電圧と前記検出電圧とが同一電圧である状態が所定時間継続した時に前記空燃比センサの断線と診断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
  7. 内燃機関の排気通路に空燃比センサを設置し、この空燃比センサの出力電流を検出抵抗に流し、この検出抵抗の両端の電圧差を検出することで、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ系において、
    前記空燃比センサの活性/不活性を判定する活性判定手段と、
    前記空燃比センサが活性状態の時に前記検出抵抗の両端の電圧に基づいて前記空燃比センサ系の異常の有無を診断する異常診断手段とを備え、
    前記検出抵抗の一端の電圧が基準電圧で、他端の電圧が前記空燃比センサの出力電流に応じて変化する検出電圧となるように構成され、
    前記異常診断手段は、前記基準電圧が所定範囲内で且つ該基準電圧と前記検出電圧とが同一電圧である状態が所定時間継続した時に前記空燃比センサの断線と診断することを特徴とする内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
  8. 前記空燃比センサの素子間への印加電圧を素子インピーダンス又は素子温度に応じて変更する印加電圧変更手段を備え、
    前記異常診断手段は、前記印加電圧変更手段による印加電圧の変更に応じて前記基準電圧の所定範囲を変更することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の内燃機関の空燃比センサ系異常診断装置。
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