JP4610381B2 - レベルシフト回路及びレベルシフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、論理レベルを変換するレベルシフト回路に関し、特に、低電圧動作する構成を持つものに関する。
図25は、従来のレベルシフト回路を示す回路図である。
同図のレベルシフト回路は、2個のN型トランジスタN51、N52と、ゲートが互いに双方のドレインに接続されるクロスカップル型の2個のP型トランジスタP51、P52と、第1のインバータINV50を備えている。前記第1のインバータINV50は入力端子INの入力信号を反転し、例えば1.5V等の低電圧源VDDで動作する。前記第1のインバータINV50以外の素子は、例えば3.3V等の高電圧源VDD3で動作する高電圧側の素子であって、2個のN型トランジスタN51、N52は、ソースが接地されると共に、互いに相補の信号、すなわち入力端子INの信号、及びインバータINV50からの入力信号の反転信号を受ける。前記2個のP型トランジスタP51とP52は、ソースが高電圧源VDD3に接続され、ゲートは互いに相手方のドレインにクロスカップル接続され、ドレインが各々N型トランジスタN51、N52のドレインに接続され、一方のP型トランジスタP51とN型トランジスタN51との接続点をノードW51とし、他方のP型トランジスタP52とN型トランジスタN52との接続点をノードW52とする。更に、出力端子OUTは、ノードW52に接続される。
次に、前記レベルシフト回路の動作を説明する。定常時では、例えば入力信号がH(VDD)レベル、その反転信号がL(VSS=0V)レベルの時、N型トランジスタN51はON、N型トランジスタ52はOFF、P型トランジスタP51はOFF、P型トランジスタP52はON状態にある。また、一方のノードであるノードW51はL(VSS)レベル、他方のノードであるノードW52はH(VDD3)レベルにある。N型トランジスタN51とP型トランジスタP51、N型トランジスタN52とP型トランジスタP52は、各々相補的な関係にあるので、この定常時では電流は流れない。
その後、入力信号がL(VSS)レベルに変化し、状態遷移時になると、N型トランジスタN51がOFF、N型トランジスタN52はONする。従って、高電圧源VDD3からON状態のP型トランジスタP52及びN型トランジスタN52を経て接地へ貫通電流が流れ、ノードW52の電位はH(VDD3)レベルから低下し始める。ノードW52の電位がVDD3−Vtp(VtpはP型トランジスタP52の閾値電圧)以下に低下すると、P型トランジスタP51がONし始め、ノードW51の電位(P型トランジスタP52のゲートの電位)は上昇して、P型トランジスタP52のドレイン電流は少なくなり、ノードW52の電位は一層低くなる。
最終的に、ノードW51の電位はH(VDD3)レベル、ノードW52の電位はL(VSS)レベルになり、貫通電流は流れなくなって、出力論理が反転し、次の入力信号の変化待ち状態となる。以上、入力信号がHレベル(VDD)からLレベル(VSS)に変化した場合について説明したが、その逆の場合も同様である。
ここで、低電圧源VDDがN型トランジスタN51、N52の閾値電圧近辺まで低電圧になった場合には、ノードW51、W52の電位を低下させるために必要なN型トランジスタN51、N52のドレイン電流が減少してしまい、これがP型トランジスタP51、P52のON動作時のドレイン電流よりも圧倒的に小さくなると、クロスカップル接続されたP型トランジスタP51、P52のゲートの電位を低下させることが出来なくなり、レベルシフト回路が動作しなくなることがある。
そこで、従来では、N型トランジスタN51、N52においてはON動作時のドレイン電流を大きくするようにゲート幅を大きく又は閾値電圧を低くし、一方、P型トランジスタP51、P52においてはON動作時のドレイン電流を小さくする(ON抵抗値を大きくする)ようにゲート幅を小さく又はゲート長を大きくするという方法がとられてきた。
しかしながら、前記従来のレベルシフト回路では、低電圧で動作させるようにP型トランジスタP51、P52のON抵抗値を大きくすると、ノードW51、W52の電位を上昇させる時のP型トランジスタP51、P52のドレイン電流が小さくなり、高速動作できないという欠点があった。
そこで、従来、例えば特許文献1に開示されるものでは、ノードW51、W52を高速に電位を低下させるノードと、高速に電位を上昇させるノードの2つに、各々分割する構成を持つレベルシフト回路を提案している。このレベルシフト回路を、図26に示す。同図のレベルシフト回路は、前記図25の構成に加えて、ノードW51とP型トランジスタP52のゲートとの間に抵抗R51が設置され、ノードW52とP型トランジスタP51のゲートとの間に抵抗R52が設置される。更に、抵抗R51とP型トランジスタP52のゲートとの接続点をノードW53とし、ノードW53と接地との間にN型トランジスタN53が配置され、抵抗R52とP型トランジスタP51のゲートとの接続点をノードW54とし、ノードW54と接地との間にN型トランジスタN54が配置される。また、N型トランジスタN51及びN53のゲートは互いに入力端子INに接続され、N型トランジスタN52及びN54のゲートは互いにインバータINV50の出力側に接続される。
前記のレベルシフト回路では、例えば入力信号がHレベル(VDD)の場合には、N型トランジスタN51、N53はON、N型トランジスタN52、N54はOFFしている。ノードW51、W53はLレベル(VSS)にあって、P型トランジスタP52はONしており、また、ノードW52、W54はHレベル(VDD3)にあって、P型トランジスタP51はOFFしている。この状態から入力信号がH(VDD)レベルからLレベル(VSS)に変化した状態遷移時には、N型トランジスタN51、N53のOFF動作によってノードW51、W53が接地との接続を絶たれると共に、N型トランジスタN52、N54のON動作によって、ノードW52及びW54は接地と接続されて電位が低下し始める。この時、抵抗R52の抵抗値を大きく、P型トランジスタP52のON動作時のON抵抗値を小さく設定しておくことにより、ノードW54は高電圧源VDD3と抵抗R52によって高抵抗で接続された状態となり、ノードW54はノードW52よりもより高速でLレベル(VSS)に電位が低下する。更に、P型トランジスタP51をONさせ、ノードW51はより高速に電位が上昇する。更に、抵抗R51を介してP型トランジスタP52のゲートがHレベル(VDD3)となり、P型トランジスタP52がOFFすることにより、ノードW52の電位が低下し、Lレベル(VSS)となる。以上、入力信号がHレベル(VDD)からLレベル(VSS)に変化した場合について説明したが、その逆の場合も同様である。
前記レベルシフト回路をより一層に低電圧で動作させるためには、抵抗R51、R52においては抵抗値を大きく設定し、またN型トランジスタN53、N54においてはON動作時のドレイン電流を大きくするようにゲート幅を大きく又は閾値電圧を低く設定することが有効であることは、前記図25に示したレベルシフト回路で先に述べた原理と同じである。
また、従来、例えば特許文献2に開示されるものでは、ノードW51、W52の電位に応じて電流を遮断する構成を持つレベルシフト回路を提案している。このレベルシフト回路の構成を、図27に示す。
同図のレベルシフト回路は、前記図25の構成に加えて、高電圧源VDD3とP型トランジスタP51、P52との間に、各々電流遮断用のP型トランジスタP53、P54が接続させており、P型トランジスタP53のゲートには、遅延回路D51を介してノードW51の電位が印可され、P型トランジスタP54のゲートには、遅延回路D52を介してノードW52の電位が印可される。更に、P型トランジスタP51とP53との接続点であるノードW55と、P型トランジスタP52とP54との接続点であるノードW56との間には、ノードW51、W52がフローティング状態とならないようにするためにプルアップする抵抗R53が接続されている。
前記従来の電流遮断機能を持つレベルシフト回路では、例えば入力信号がHレベルの場合には、N型トランジスタN51はON、N型トランジスタN52はOFFしており、ノードW51はLレベル(VSS)、ノードW52はHレベル(VDD3)にある。P型トランジスタP51、P54はOFFしており、P型トランジスタP52、P53はONしている。このとき、ノードW52は、P型トランジスタP52、抵抗値が大きく設定された抵抗R53、及びP型トランジスタP53によって高電圧源VDD3にプルアップされている。この状態から入力信号がLレベル(VSS)に変化した状態遷移時には、N型トランジスタN51のOFF動作によってノードW51が接地との接続が絶たれると共に、N型トランジスタN52のON動作によって、ノードW52は接地と接続されて電位が低下する。この電位の変化はP型トランジスタP54にも伝達されるが、その伝達は遅延回路D52により所定の時間遅れる。その遅れ時間の間では、ノードW52の電位低下によりP型トランジスタP51がONして高電圧源VDD3とノードW51がP型トランジスタP51、P53を介して接続され、ノードW51の電位が上昇し、P型トランジスタP52がOFFする。そして、ノードW52の電位の降下より遅延回路D52による所定時間遅れてP型トランジスタP54がONする。一方、前記ノードW51の電位の上昇により遅延回路D51による所定時間遅れてP型トランジスタP53がOFF動作すると、ノードW51は、P型トランジスタP51、抵抗R53、及びP型トランジスタP54によって高電圧源VDD3にプルアップされ、フローティング状態となることから防止される。以上、入力信号がHレベル(VDD)からLレベル(VSS)に変化した場合について説明したが、その逆の場合も同様である。
前記レベルシフト回路をより一層に低電圧で動作させるためには、抵抗R53においては抵抗値を大きく設定し、また、N型トランジスタN51、N52においてはON動作時のドレイン電流を大きくするようにゲート幅を大きく又は閾値電圧を低くすることが有効であることは、前記図25で示したレベルシフト回路で先に述べた原理と同じである。
更に、特許文献2に更に開示されるものでは、ノードW51、W52の電位変化を検出し、プリチャージ制御する構成を持つレベルシフト回路を提案している。このレベルシフト回路の構成を、図28に示す。
同図のレベルシフト回路は、前記図25の構成に対して、N型トランジスタN51、N52と接地との間に、各々N型トランジスタN55、N56が接続され、P型トランジスタP51、P52のゲートがクロスカップル接続される代わりに、N型トランジスタN55のゲートとP型トランジスタP51のゲートとを接続し、N型トランジスタN56のゲートとP型トランジスタP52のゲートとを接続することにより、ノードW51、W52に対して各々プリチャージ動作を行う。更に、NAND回路Nand51、Nand52、及びインバータINV51、52が配置され、NAND回路Nand51は、ノードW51とNAND回路Nand52の出力信号を受け、NAND回路Nand52は、ノードW52とNAND回路Nand51の出力信号を受け、インバータINV51は、NAND回路Nand51の出力信号を受けると共に出力はP型トランジスタP51のゲートとN型トランジスタN55のゲートに接続され、インバータINV52は、NAND回路Nand52の出力信号を受けると共に出力はP型トランジスタP52のゲートとN型トランジスタN56のゲートに接続されることにより、ノードW51、W52の電位の低下の検出とプリチャージ動作を制御する。更に、ノードW51、W52がフローティング状態とならないようにするために、ノードW51とW52の間には、プルアップする抵抗R54が接続される。また、出力端子OUTは、ノードW52の代わりに、NAND回路Nand52の出力に接続される。
前記従来のプリチャージ制御機能を持つレベルシフト回路では、例えば入力信号がHレベル(VDD)の場合には、ノードW51、W52は共にHレベル(VDD3)にあって、NAND回路Nand51の出力はHレベル(VDD3)、NAND回路Nand52の出力はLレベル(VSS)にあって、NAND回路Nand51、Nand52によって構成されたフリップフロップ回路は、出力論理が保持された状態にある。更に、インバータINV51の出力はLレベル(VSS)、インバータINV52の出力はHレベル(VDD3)にあって、P型トランジスタP51はON状態にあって高電圧源VDD3と接続する一方、N型トランジスタN55がOFF状態にあって接地との接続を絶つことによりノードW51を高電圧源VDD3と同電位までプリチャージしている。一方、P型トランジスタP52はOFF状態にあって高電圧源VDD3との接続を絶つ一方、N型トランジスタN56はON状態にあってN型トランジスタN52と接地とを接続しており、ノードW52は、抵抗値が大きく設定された抵抗R54及びP型トランジスタP51によって、高電圧源VDD3にプルアップされている。
この状態から入力信号がLレベル(VSS)に変化した状態遷移時には、N型トランジスタN51がOFF動作すると共に、N型トランジスタN52のON動作によってノードW52は接地と接続され電位が低下する。ノードW52の電位がNAND回路Nand52のスイッチングレベルよりも低くなると、NAND回路Nand52の出力はHレベル(VDD3)に、更にNAND回路Nand51の出力はLレベル(VSS)に反転し、出力端子OUTの出力論理が反転する。更に、インバータINV51の出力論理はHレベル(VDD3)に、インバータINV52の出力論理はLレベル(VSS)に反転することにより、N型トランジスタN56がOFF状態となってノードW52と接地との接続を絶つ一方、P型トランジスタP52がON状態となって高電圧源VDD3とを接続することにより、ノードW52は高電圧源VDD3と同電位にプリチャージされる。更に、プリチャージ状態であったノードW51は、P型トランジスタP51がOFF状態となる一方、N型トランジスタN55がON状態となってN型トランジスタN51と接地とを接続し、ノードW51は抵抗R54及びP型トランジスタP52によって高電圧源VDD3にプルアップされ、次の入力信号の変化待ち状態となる。以上、入力信号がHレベル(VDD)からLレベル(VSS)に変化した場合について説明したが、その逆の場合も同様である。
前記レベルシフト回路をより一層に低電圧で動作させるためには、抵抗R54においては抵抗値を大きく設定し、また、N型トランジスタN51、N52においてはON動作時のドレイン電流を大きくするようにゲート幅を大きく又は閾値電圧を低くすることが有効であることは、前記図25で示したレベルシフト回路で先に述べた原理と同じである。
特開2002−76881号公報 特開2001−298356号公報 特開2002−76882号公報
しかしながら、図25に示したレベルシフト回路では、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するようにP型トランジスタP51、P52のON抵抗値を大きくした場合、ノードW51又はW52は、その電位がHレベル(VDD3)にある定常状態の時には、高電圧源VDD3との接続状態にある接続抵抗が大きくなり、対応する信号入力用のN型トランジスタN51又はN52がOFF状態にあっても、流れるOFFリーク電流によって、ノードW51又はW52の電位は高電圧源VDD3と同じ電位よりも低くなってしまうという問題がある。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように信号入力用のN型トランジスタN51、N52の閾値電圧を低く設定すると、それに伴ってN型トランジスタN51、N52のOFF動作時のOFFリーク電流が増大し、ノードW51又はW52のHレベル(VDD3)時の高電圧源VDD3からの電位の低下はより一層大きくなり、この電位の低下レベルがP型トランジスタP51又はP52の閾値電圧よりも大きくなるとP型トランジスタP51又はP52をOFF動作させることができなくなり、レベルシフト回路が誤動作する場合がある。更に、信号入力用のN型トランジスタN51、N52は、その閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなった場合にもOFFリーク電流は増大し、正常動作に支障を来す。
更に、図26に示したレベルシフト回路では、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように抵抗R51又はR52の抵抗値を大きくした場合、ノードW53又はW54は、その電位がHレベル(VDD3)にある定常状態の際には、高電圧源VDD3との接続状態にある接続抵抗が大きくなり、対応する信号入力用のN型トランジスタN53又はN54のOFF状態にあっても流れるOFFリーク電流によって、ノードW53又はW54の電位は高電圧源VDD3と同じ電位から低くなっててしまうという問題がある。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように信号入力用のN型トランジスタN53、N54の閾値電圧を低く設定すると、それに伴ってN型トランジスタN53、N54のOFF動作時のOFFリーク電流が増大し、ノードW53又はW54のHレベル(VDD3)時の高電圧源VDD3からの電位の低下はより一層大きくなり、この電位の低下レベルがP型トランジスタP51又はP52の閾値電圧よりも大きくなると、P型トランジスタP51又はP52をOFF動作させることができなくなり、レベルシフト回路が誤動作する場合がある。更に、信号入力用のN型トランジスタN53、N54は、その閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなった場合にもOFFリーク電流は増大し、正常動作に支障を来す。
加えて、図27に示したレベルシフト回路では、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように抵抗R53の抵抗値を大きくした場合、ノードW51又はW52は、その電位がHレベル(VDD3)にある定常状態の際には、高電圧源VDD3との接続状態にある接続抵抗が大きくなり、対応する信号入力用のN型トランジスタN51又はN52のOFF状態にあっても流れるOFFリーク電流によって、ノードW51又はW52の電位は高電圧源VDD3と同じ電位から低下してしまうという問題がある。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように信号入力用のN型トランジスタN51、N52の閾値電圧を低く設定すると、それに伴ってN型トランジスタN51、N52のOFF動作時のOFFリーク電流が増大し、ノードW51又はW52のHレベル(VDD3)時の高電圧源VDD3からの電位の低下はより一層大きくなり、この電位の低下レベルがP型トランジスタP51又はP52の閾値電圧よりも大きくなるとP型トランジスタP51又はP52をOFF動作させることが出来なくなり、レベルシフト回路が誤動作する場合がある。更に、信号入力用のN型トランジスタN51、N52は、その閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなった場合にもOFFリーク電流は増大し、正常動作に支障を来す。
また、図28に示したレベルシフト回路では、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように抵抗R54の抵抗値を大きくした場合、ノードW51又はW52は、抵抗R54を介してHレベル(VDD3)へプルアップされている定常状態の時には、高電圧源VDD3との抵抗R54によるプルアップ状態にある接続抵抗によって大きくなり、対応する信号入力用のN型トランジスタN51又はN52のOFF状態にあっても流れるOFFリーク電流によって、ノードW51又はW52の電位は高電圧源VDD3と同じ電位から低下してしまうという問題がある。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように信号入力用のN型トランジスタN51及びN52の閾値電圧を低く設定すると、それに伴ってN型トランジスタN51、N52のOFF動作時のOFFリーク電流が増大し、ノードW51又はW52のHレベル(VDD3)時の高電圧源VDD3からの電位の低下はより一層大きくなり、この電位がNAND回路Nand1、Nand2のスレッショルド電圧よりも低くなると、レベルシフト回路が誤動作する。更に、信号入力用のN型トランジスタN51、N52は、その閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなった場合にもOFFリーク電流は増大し、正常動作に支障を来す。
本発明の目的は、低電圧源VDDがより一層の低電圧でも動作するように、信号入力用のN型トランジスタのドレインと高電圧源VDD3との接続インピーダンスを高く設定すると共に、信号入力用のN型トランジスタの閾値電圧を低く設定したとしても、信号入力用のN型トランジスタのOFF動作時のOFFリーク電流によって誤動作することを防止し、また、温度や製造プロセスばらつきに起因して信号入力用のN型トランジスタの閾値電圧が低くなってOFFリーク電流が増大したとしても、確実に高速動作できるレベルシフト回路を提供することにある。
以上の目的を達成するために、本発明では、レベルシフト回路において、相補信号入力用の2個のトランジスタのOFF動作時にこれ等にOFFリーク電流が流れても、このOFFリーク電流と同等以上の電流をこれ等の相補信号入力用の2個のトランジスタに供給して、それ等のOFFリーク電流を相殺することとする。
具体的に、請求項1記載の発明のレベルシフト回路は、第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、前記第1及び第2のノードの一方に前記第2の電圧源の電圧を供給すると同時に、他方のノードへの前記第2の電圧源の電圧の供給を遮断する電源供給回路と、一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第3の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、前記第3のノードに接続され、前記第3の第1導電型トランジスタに流れる電流を前記第2の電圧源から流れる電流に変換すると共に、この変換した電流を所定倍に増幅して前記第1及び第2のノードに各々出力する電流変換回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記電流変換回路は、第2導電型トランジスタによって構成されたカレントミラー回路であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、前記電流変換回路の出力と前記第1及び第2のノードとの間に、前記第1又は第2のノードの電位によって制御され、前記第1及び第2のノードの何れか一方に前記電流変換回路の出力電流を供給するためのスイッチ回路を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記スイッチ回路は、前記第1又は第2のノードの一方のノードが前記第2の電圧源と同電位の時に前記電流変換回路の出力を前記他方のノードに対して絶ち、前記一方のノードが前記接地と同電位の時に前記電流変換回路の出力を前記他方のノードに対して接続することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1〜4の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記第2の電圧源と前記電源供給回路との間に、前記電流変換回路の出力が配置され、前記スイッチ回路は、前記電源供給回路と兼用するよう構成されたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項1〜4の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記電源供給回路は、一端が前記第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続されたクロスカップル接続の第1及び第2の第2導電型トランジスタによって構成され、前記入力信号のレベル変化時に前記第2の電圧源と前記第1又は第2の第2導電型トランジスタとの接続を絶って貫通電流を遮断する電流遮断部を備え、前記電流変換回路は、前記電源遮断部と前記第1及び第2の第2導電型トランジスタとの接続点に各々出力されることを特徴とする。
請求項7記載の発明のレベルシフト回路は、第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続されたクロスカップル接続の第1及び第2の第2導電型トランジスタと、前記第1のノードと前記第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間に設置された第3の第2導電型トランジスタと、前記第2のノードと前記第1の第2導電型トランジスタのゲートとの間に設置された第4の第2導電型トランジスタと、前記第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が前記第2及び第1の第2導電型トランジスタのゲートに接続された入力信号用の第3及び第4の第1導電型トランジスタと、一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第5の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、一端が第2の電圧源に接続され、他端及びゲートが前記第3のノードに接続された第5の第2導電型トランジスタとを備え、前記第3及び第4の第2導電型トランジスタのゲートが前記第3のノードに接続されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項7記載のレベルシフト回路において、前記第1のノードと前記第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間及び前記第2のノードと前記第1の第2導電型トランジスタのゲートとの間に接続され、前記第1又は第2のノードの一方が接地電位から前記第2の電圧源の電位へ電位変化する時に、前記一方のノードと前記一方のノードがゲートに接続される前記第1又は第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間を接続する第6及び第7の第2導電型トランジスタを備えたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項8記載のレベルシフト回路において、前記第6及び第7の第2導電型トランジスタのゲートは、各々、遅延回路を介して前記第1及び第2のノードと接続されていることを特徴とする。
請求項10記載の発明のレベルシフト回路は、第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続されたクロスカップル接続の第1及び第2の第2導電型トランジスタと、前記入力信号のレベル変化時に前記第2の電圧源と前記第1又は第2の第2導電型トランジスタとの接続を絶って貫通電流を遮断する電流遮断部とを備え、前記電流遮断部は、前記第2の電圧源と前記第1の第2導電型トランジスタとの間に設置された第3の第2導電型トランジスタと、前記第2の電圧源と前記第2の第2導電型トランジスタとの間に設置された第4の第2導電型トランジスタとによって構成され、前記第1及び第3の第2導電型トランジスタ相互の接続点、及び前記第2及び第4の第2導電型トランジスタの相互の接続点との間に接続された第5の第2導電型トランジスタと、一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第3の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、一端が第2の電圧源に接続され、他端及びゲートが前記第3のノードに接続された第6の第2導電型トランジスタとを備え、前記第5の第2導電型トランジスタのゲートが前記第3のノードに接続されることを特徴とする。
請求項11記載の発明のレベルシフト回路は、第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、前記第1及び第2のノードの一方のノードに前記第2の電圧源の電圧を供給すると同時に、他方のノードへの前記第2の電圧源の供給を遮断する電源供給回路と、前記第1及び第2のノードを入力とするフリップフロップ回路と、前記信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと接地との間に挿入され、前記信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと接地との間を断絶する断絶回路と、一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第3の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、前記第1及び第2のノードとの間に接続された第1の第2導電型トランジスタと、一端が第2の電圧源に接続され、他端及びゲートが前記第3のノードに接続された第2の第2導電型トランジスタとを備え、前記第1の第2導電型トランジスタのゲートが前記第3のノードに接続されることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項1、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記第1、第2及び第3の第1導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタよりも低く且つ相互に同一閾値電圧に設定されていることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記請求項7記載のレベルシフト回路において、前記第3、第4及び第5の第1導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタよりも低く且つ相互に同一閾値電圧に設定されていることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記請求項1、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記第1の第1導電型トランジスタと前記第1のノードとの間、及び前記第2の第1導電型トランジスタと前記第2のノードとの間に、第1及び第2の第1導電型高耐圧トランジスタが各々配置されており、前記第3の第1導電型トランジスタと前記第3のノードとの間に、第3の第1導電型高耐圧トランジスタが配置されており、前記第1、第2及び第3の第1導電型トランジスタは低耐圧トランジスタで構成され、前記第1、第2及び第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートは、前記第1、第2及び第3の第1導電型トランジスタに前記低耐圧トランジスタの耐圧以上の電位が入力されないよう制御されることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、前記請求項7記載のレベルシフト回路において、前記第3の第1導電型トランジスタと前記第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間、及び前記第4の第1導電型トランジスタと前記第1の第2導電型トランジスタのゲートとの間に、第1及び第2の第1導電型高耐圧トランジスタが各々配置されており、前記第5の第1導電型トランジスタと前記第3のノードとの間に、第3の第1導電型高耐圧トランジスタが配置されており、前記第3、第4及び第5の第1導電型トランジスタは低耐圧トランジスタで構成され、前記第1、第2及び第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートは、前記第3、第4及び第5の第1導電型トランジスタに前記低耐圧トランジスタの耐圧以上の電位が入力されないよう制御されることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、前記請求項14記載のレベルシフト回路において、前記第1の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第1の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、前記第2の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第2の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、前記第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが接地されることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、前記請求項15記載のレベルシフト回路において、前記第1の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第3の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、前記第2の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第4の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、前記第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが接地されることを特徴とする。
請求項18記載の発明は、前記請求項1、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記電流変換回路は、前記第1及び第2の第1導電型トランジスタのOFF動作時のOFFリーク電流と同等又は同等以上の電流を出力することを特徴とする。
請求項19記載の発明は、前記請求項7記載のレベルシフト回路において、前記電流変換回路は、前記第3及び第4の第1導電型トランジスタのOFF動作時のOFFリーク電流と同等又は同等以上の電流を出力することを特徴とする。
請求項20記載の発明は、前記請求項1、7、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記第3のノードと接地との間に、抵抗が配置されることを特徴とする。
請求項21記載の発明は、前記請求項1、7、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記第1の電圧源のシャットダウン時に、レベルシフト機能を停止すると同時に、前記OFFリーク発生回路と前記電流変換回路との接続を絶つ断絶手段を備えたことを特徴とする。
請求項22記載の発明のレベルシフト装置は、前記請求項2、7、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路を複数備えたレベルシフト装置であって、前記各レベルシフト回路に内蔵されるOFFリーク発生回路及びカレントミラー回路のバイアス電位を発生させる第2導電型トランジスタは、前記複数のレベルシフト回路で共用されることを特徴とする。
以上により、請求項1〜22記載の発明のレベルシフト回路では、第1又は第2の第1導電型トランジスタのOFF動作時に大きなOFFリーク電流が発生したとしても、OFFリーク発生回路及び電流変換回路が前記発生したOFFリーク電流と同等以上の電流を高電圧源VDD3から第1又は第2のノードに供給する。従って、従来のように第1及び第2のノードが高電圧源VDD3と同じ電位から低下してしまうという問題が解消され、第1及び第2のノードと第2の電圧源との接続は高抵抗化できると共に、第1又は第2の第1導電型トランジスタの閾値電圧を低く設定することができ、より一層第1の電圧源を低電圧にして動作させることが可能である。
特に、請求項3〜6記載の発明では、第1又は第2のノードが接地と接続されている際に第2の電圧源から供給されて流れる電流が流れなくなるので、低消費電力で動作する。
また、請求項7、請求項10及び請求項11記載の発明では、所定ノードの電位を高速に低下させるようにレベルシフト回路に抵抗を付加する構成では、この抵抗を、OFFリーク電流を相殺する回路の一部で兼用することができるので、レイアウト面積が小さくなる。
更に、請求項9記載の発明では、第1又は第2の第2導電型トランジスタのゲートが接地との接続から第2の電圧源との接続に切換わった後の所定時間の間は、ON動作中の第3及び第4の第2導電型トランジスタが高抵抗な状態であっても、前記第1又は第2の第2導電型トランジスタのゲートの電位が、第6又は第7の第2導電型トランジスタ及び対応する遅延回路によって高速に上昇するので、レベルシフト動作がより一層高速に行われる。
以上説明したように、請求項1〜22記載の発明のレベルシフト回路及びレベルシフト装置によれば、信号入力用の第1又は第2の第1導電型トランジスタのOFF動作時に流れるOFFリーク電流を相殺したので、信号入力用のトランジスタと高電圧源との接続インピーダンスを高く設定したり、前記信号入力用のトランジスタの閾値電圧をより一層に低く設定しても、前記OFFリーク電流に起因する誤動作を招くことなく、確実に高速動作可能なレベルシフト回路及びレベルシフト装置を提供することができる。
特に、請求項3〜6記載の発明によれば、電圧源から供給される不要な電流を抑制できるので、低消費電力化が可能である。
また、請求項7、請求項10及び請求項11記載の発明によれば、OFFリーク電流を相殺する回路の一部を利用して、レベルシフト回路に付加される抵抗を兼用したので、レイアウト面積を小さくできる。
更に、請求項9記載の発明によれば、レベルシフト動作をより一層高速に行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図において、INは信号入力端子、INV0は前記入力端子INに入力された信号を反転する低電圧側の素子で構成されたインバータであって、例えば1.5V等の低電圧源(第1の電圧源)VDDで動作する。
また、図1において、前記インバータINV0以外の素子は、例えば3.3V等の高電圧側の素子である。N1、N2は一対の相補信号入力のN型トランジスタであって、そのソースは接地されている。一方のN型トランジスタ(第1の第1導電型トランジスタ)N1のゲートには前記入力端子INの信号(相補の第1及び第2の入力信号のうち一方の信号)が入力され、他方のN型トランジスタ(第2の第1導電型トランジスタ)N2のゲートには、前記インバータINV0の出力信号(相補の第1及び第2の入力信号のうち他方の信号)が入力される。
また、P1、P2は一対のP型トランジスタであって、ソースは高電圧源(第2の電圧源)VDD3に接続され、ゲートは互いに相手方のドレインにクロスカップル接続され、ドレインは各々前記信号入力用のN型トランジスタN1、N2のドレインに接続される。これら一方のP型トランジスタ(第1の第2導電型トランジスタ)P1とN型トランジスタN1との接続点をノードW1とし、他方のP型トランジスタ(第2の第2導電型トランジスタ)P2とN型トランジスタN2との接続点をノードW2とする。更に、OUTは出力端子であって、前記ノードW2に接続される。
更に、図1において、N3はN型トランジスタであって、ソース及びゲートが接地される。前記N型トランジスタ(第3の第1導電型トランジスタ)N3は、前記信号入力用のN型トランジスタN1、N2のゲートに接地と同電位(Lレベル)の信号が入力された時と同じ特性を持ち、OFFリーク発生回路を構成する。
加えて、P3、P4、P5はP型トランジスタであって、ソースは高電圧源VDD3に接続され、各々のゲートは各々接続される。前記P型トランジスタP3のドレイン及びゲートと前記N型トランジスタN3のドレインは接続され、その接続点をノードBIASとする。更に、前記P型トランジスタP4のドレインはノードW2に接続され、前記P型トランジスタP5のドレインはノードW1に接続される。前記P型トランジスタP3、P4、P5はカレントミラー回路として機能するものであり、前記N型トランジスタN3によって作られたOFFリーク電流を、高電圧源(第2の電圧源)VDD3から流れる電流に変換すると共に所定倍に電流増幅してノードW1、W2に各々出力する電流変換回路を構成する。
以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を説明する。先ず、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1はON、N型トランジスタN2はOFF、P型トランジスタP1はOFF、P型トランジスタP2はONしている。また、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流がP型トランジスタP3のドレインに流れており、カレントミラー回路のバイアス電位がノードBIASに出力される。更に、P型トランジスタP4からはP型トランジスタP3のドレインに流れる電流に応じた電流が流れており、ノードW2に出力される。同様に、P型トランジスタP5からはP型トランジスタP3のドレインに流れる電流に応じた電流が流れており、ノードW1に出力される。
この際、N型トランジスタN2のドレインには、OFF動作状態であっても流れるOFFリーク電流が流れているが、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流と同等又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が流れるようにカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズを設定しておくことにより、ノードW2は、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流がP型トランジスタP4からの同等、又は同等以上の電流により相殺され、ノードW2の電位を高電圧源VDD3と同電位に固定することが可能となる。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、P型トランジスタP2のゲート幅を小さくしゲート長を大きくする、即ち、ON抵抗を大きくしたとしても、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流と同等又は同等以上の電流がP型トランジスタP4よりノードW2に供給されるので、ノードW2の電位は低下することはない。加えて、N型トランジスタN2の閾値電圧を低く設定した場合でも、N型トランジスタN2、N3の閾値電圧を同じに設定しておくことにより、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流が増加したとしても、前記増加に比例してN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流も増加し、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流に比例してP型トランジスタP3、P4に流れる電流も増加することにより、ノードW2の電位の低下は防止される。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1はOFF、N型トランジスタN2はON、P型トランジスタP1はON、P型トランジスタP2はOFFしている。また、入力端子INがH(VDD)レベルの場合と同様に、P型トランジスタP4からはP型トランジスタP3のドレインに流れる電流に応じた電流がノードW2に出力される。同様に、P型トランジスタP5からはP型トランジスタP3のドレインに流れる電流に応じた電流がノードW1に出力される。
この際、N型トランジスタN1のドレインには、OFF動作状態であってもリーク電流(OFFリーク電流)が流れているが、N型トランジスタN1に流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が流れるようにカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P5のトランジスタサイズを設定しておくことにより、ノードW1は、N型トランジスタN1に流れるOFFリーク電流がP型トランジスタP5からの同等、又は同等以上の電流により相殺され、ノードW1の電位を高電圧源VDD3と同電位に固定することが可能となる。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、P型トランジスタP1のゲート幅を小さくし且つゲート長を大きくする、即ち、ON抵抗を大きくしたとしても、N型トランジスタN1に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流がP型トランジスタP5よりノードW1に供給されるため、ノードW1の電位は低下することはない。更に、N型トランジスタN1の閾値電圧を低く設定した場合でも、N型トランジスタN1、N3の閾値電圧を同じに設定しておくことにより、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタN1に流れるOFFリーク電流が増加したとしても、前記増加に比例してN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流も増加し、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流に比例してP型トランジスタP3、P5に流れる電流も増加することにより、ノードW1の電位の低下は防止される。
以上のことから、N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧は同じになるように設定し、更にカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズは、その出力がN型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流値と同等又は同等以上となるように、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定し、カレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P5のトランジスタサイズも、その出力がN型トランジスタN1に流れるOFFリーク電流値と同等又は同等以上となるようにN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定することが望ましい。また、N型トランジスタN1、N2、N3の3つのトランジスタは、温度や製造ばらつき等の要因による特性差が小さくなるよう、近傍に配置されることが望ましい。
従って、本実施形態では、以上の設定によって、P型トランジスタP1、P2のON抵抗値を大きくし、N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧を低くしても、ノードW1又はW2の電位がH(VDD3)レベルにある定常状態での電位を確実に高電圧源VDD3と同電位にすることができ、低電圧源VDDが低電圧でも動作させることが可能である。
(第1の変形例)
図2は、前記第1の実施形態の第1の変形例を示す。
本実施形態は、前記第1の実施形態に対して、N型トランジスタN1、N2及びノードW1、W2を2つに分割する構成に変更したものである。すなわち、N4、N5はN型トランジスタであって、N型トランジスタN4は前記N型トランジスタN1を分割した構成となるようお互いのソース及びお互いのゲートが接続され、N型トランジスタN5は前記N型トランジスタN2を分割した構成となるようお互いのソース及びお互いのゲートが接続される。更に、ノードW1とP型トランジスタP2のゲートとの間に抵抗R1が配置され、ノードW2とP型トランジスタP1のゲートとの間に抵抗R2が配置される。また、N型トランジスタ(第1の第1導電型トランジスタの分割された一方)N4のドレインとP型トランジスタP2のゲートとが接続され、接続点をノードW3(ノードW1の分割された一方)とする。更に、N型トランジスタ(第2の第1導電型トランジスタの分割された一方)N5のドレインとP型トランジスタP1のゲートとが接続され、接続点をノードW4(ノードW2の分割された一方)とする。また、P型トランジスタP4のドレインはノードW4に接続され、P型トランジスタP5のドレインはノードW3に接続される。
以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を説明する。先ず、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1、N4はON、N型トランジスタN2、N5はOFF、P型トランジスタP1はOFF、P型トランジスタP2はONしている。また、P型トランジスタP4、P5からはN型トランジスタN3のOFFリーク電流に応じた電流がノードW4、W3に各々出力される。
この際、N型トランジスタN5のドレインには、OFF動作状態であっても流れるOFFリーク電流が流れているが、N型トランジスタN5に流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が流れるようにカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズを設定しておくことにより、ノードW4は、N型トランジスタN5に流れるOFFリーク電流がP型トランジスタP4からの同等、又は同等以上の電流により相殺され、ノードW4の電位を高電圧源VDD3と同電位に固定することが可能となる。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、抵抗R2の抵抗値を大きくしたとしても、N型トランジスタN5に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流がP型トランジスタP4よりノードW4に供給されるため、ノードW4の電位は低下することはない。更に、N型トランジスタN5の閾値電圧を低く設定した場合でも、N型トランジスタN5、N3の閾値電圧を同じに設定しておくことにより、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタN5に流れるOFFリーク電流が増加したとしても、前記増加に比例してN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流も増加し、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流に比例してP型トランジスタP3、P4に流れる電流も増加することにより、ノードW4の電位の低下は防止される。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。
以上のことから、N型トランジスタN4、N5、N3の閾値電圧は同じになるように設定し、更にカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズは、出力がN型トランジスタN5に流れるOFFリーク電流値と同等、又は同等以上となるようにN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定し、カレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P5のトランジスタサイズは、出力がN型トランジスタN4に流れるOFFリーク電流値と同等、又は同等以上となるようにN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定されることが望ましい。また、N型トランジスタN4、N5、N3の3つのトランジスタは、温度や製造ばらつき等の要因による特性差が小さくなるよう、近傍に配置されることが望ましい。また、これらの設定によって、抵抗R1、R2の抵抗値を大きくし、N型トランジスタN4、N5、N3の閾値電圧を低くしても、ノードW3又はW4がH(VDD3)レベルにある定常状態での電位を確実に高電圧源VDD3と同電位にすることができ、低電圧源VDDが低電圧でも動作させることが可能となる。
(第2の変形例)
図3は、前記第1の実施形態の第2の変形例を示す。
本実施形態は、前記第1の実施形態に対して、前記入力信号INのレベル変化時に貫通電流を遮断する電流遮断部を追加したものである。すなわち、P6、P7は、前記P型トランジスタP1、P2と高電圧源VDD3との間に各々設置された電流遮断用のP型トランジスタであって、ソースは高電圧源VDD3に接続され、ドレインは前記P型トランジスタP1、P2のソースに各々接続されることにより、電流遮断部10を構成する。これら一方の電流遮断使用のP型トランジスタP6と前記P型トランジスタP1との接続点をノードW5、他方の電流遮断用のP型トランジスタP7と前記P型トランジスタP2との接続点をノードW6とする。前記一方の電流遮断用のP型トランジスタP6のゲートには、遅延回路D1を介して前記ノードW1に接続され、前記他方の電流遮断用のP型トランジスタP7のゲートには、遅延回路D2を介して前記ノードW2に接続される。加えて、R3はプルアップ用の抵抗であって、その一端は前記ノードW5に接続され、他端は前記ノードW6に接続される。
以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を説明する。先ず、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1はON、N型トランジスタN2はOFF、P型トランジスタP1、P7はOFF、P型トランジスタP2、P6はONしている。また、P型トランジスタP4、P5からはN型トランジスタN3のOFFリーク電流に応じた電流がノードW1、W2に各々出力されると共に、ノードW2はP型トランジスタP2及び抵抗R3及びP型トランジスタP6を介してプルアップされている。
この際、N型トランジスタN2のドレインには、OFF動作状態であっても流れるOFFリーク電流が流れているが、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が流れるようにカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズを設定しておくことにより、ノードW2は、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流がP型トランジスタP4からの同等、又は同等以上の電流により相殺され、ノードW2の電位を高電圧源VDD3と同電位に固定することが可能となる。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、抵抗R3の抵抗値を大きくしたとしても、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流がP型トランジスタP4よりノードW2に供給されるため、ノードW2の電位は低下することはない。更に、N型トランジスタN2の閾値電圧を低く設定した場合でも、N型トランジスタN2、N3の閾値電圧を同じに設定しておくことにより、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流が増加したとしても、前記増加に比例してN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流も増加し、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流に比例してP型トランジスタP3、P4に流れる電流も増加することにより、ノードW2の電位の低下は防止される。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。また、入力端子INの信号がL(VSS)レベルからH(VDD)レベルに変化した時、及びH(VDD)レベルからL(VSS)レベルに変化した時の状態遷移時については、本願発明の重要部分とは異なるので、その説明を省略する。
以上のことから、N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧は同じになるように設定し、更にカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズは、出力がN型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流値と同等、又は同等以上となるようにN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定し、カレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P5のトランジスタサイズは、出力がN型トランジスタN1に流れるOFFリーク電流値と同等、又は同等以上となるようにN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定されることが望ましい。また、N型トランジスタN1、N2、N3の3つのトランジスタは、温度や製造ばらつき等の要因による特性差が小さくなるよう、近傍に配置されることが望ましい。また、これらの設定によって、抵抗R3の抵抗値を大きくし、N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧を低くしても、ノードW1又はW2がH(VDD3)レベルにある定常状態での電位を確実に高電圧源VDD3と同電位にすることができ、低電圧源VDDが低電圧でも動作させることが可能となる。また、ノードW1、W2がP型トランジスタP4、P5によって各々適切な電流が供給される、すなわちプルアップされていれば、抵抗R3は無くても良い。
(第3の変形例)
図4は、前記第1の実施形態の第3の変形例を示す。
本実施形態は、前記第1の実施形態に対して、前記P型トランジスタP1、P2の接続を他の接続に変更したものである。すなわち、N6、N7は各々N型トランジスタN1、N2と接地との間に配置された接地との接続を断絶するN型トランジスタであって、断絶回路12を構成し、そのソースは接地され、ドレインは各々前記N型トランジスタN1、N2のソースに接続される。更に、P型トランジスタP1、P2は電源供給回路11を構成し、そのP型トランジスタP1のゲートと前記N型トランジスタN6のゲートとが接続され、前記P型トランジスタP2のゲートと前記N型トランジスタN7のゲートとが接続される。
更に、Nand1、Nand2は2入力のNAND回路であって、これら一方のNAND回路Nand1は前記ノードW1の電位と前記NAND回路Nand2の出力信号を受け、他方のNAND回路Nand2は前記ノードW2の電位と前記NAND回路Nand1の出力信号を受けることにより、NAND回路Nand1、Nand2はノードW1、W2の電位によって動作するフリップフロップ回路20を構成する。更に、INV1、INV2はインバータ回路であって、一方のインバータ回路INV1は、NAND回路Nand1の出力を受けて反転し、この反転信号を前記P型トランジスタP1のゲート及びN型トランジスタN6のゲートに出力し、他方のインバータ回路INV2は、NAND回路Nand2の出力を受けて反転し、この反転信号を前記P型トランジスタP2のゲート及びN型トランジスタN7のゲートに出力する。加えて、R4はプルアップ用の抵抗であって、その一端は前記ノードW1に接続され、他端は前記ノードW2に接続される。更に、出力端子OUTは、前記NAND回路Nand2の出力に接続される。
以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を説明する。先ず、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1、N7はON、N型トランジスタN2、N6はOFF、P型トランジスタP1はON、P型トランジスタP2はOFFしている。また、P型トランジスタP4、P5からはN型トランジスタN3のOFFリーク電流に応じた電流がノードW1、W2に各々出力されると共に、ノードW2は抵抗R4及びP型トランジスタP1を介してプルアップされている。また、NAND回路Nand1及びインバータ回路INV2はH(VDD3)レベルを出力し、NAND回路Nand2及びインバータ回路INV1はL(VSS)レベルを出力している。
この際、N型トランジスタN2のドレインには、OFF動作状態であっても流れるOFFリーク電流が流れているが、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が流れるようにカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズを設定しておくことにより、ノードW2は、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流がP型トランジスタP4からの同等、又は同等以上の電流により相殺され、ノードW2の電位を高電圧源VDD3と同電位に固定することが可能となる。更に、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、抵抗R4の抵抗値を大きくしたとしても、N型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流がP型トランジスタP4よりノードW2に供給されるため、ノードW2の電位は低下することはない。更に、N型トランジスタN2の閾値電圧を低く設定した場合でも、N型トランジスタN2、N3の閾値電圧を同じに設定しておくことにより、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流が増加したとしても、前記増加に比例してN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流も増加し、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流に比例してP型トランジスタP3、P4に流れる電流も増加することにより、ノードW2の電位の低下は防止される。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。また、入力端子INの信号がL(VSS)レベルからH(VDD)レベルに変化した時、及びH(VDD)レベルからL(VSS)レベルに変化した時の状態遷移時については、本願発明の重要部分とは異なるので、その説明を省略する。
以上のことから、N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧は同じになるように設定し、更にカレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P4のトランジスタサイズは、出力がN型トランジスタN2に流れるOFFリーク電流値と同等、又は同等以上となるようにN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定し、カレントミラー回路をなすP型トランジスタP3、P5のトランジスタサイズは、出力がN型トランジスタN1に流れるOFFリーク電流値と同等、又は同等以上となるようにN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を電流増幅するよう設定されることが望ましい。また、N型トランジスタN1、N2、N3の3つのトランジスタは、温度や製造ばらつき等の要因による特性差が小さくなるよう、近傍に配置されることが望ましい。また、これらの設定によって、抵抗R4の抵抗値を大きくし、N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧を低くしても、ノードW1又はW2の電位を確実に高電圧源VDD3と同電位にすることができ、低電圧源VDDが低電圧でも動作させることが可能となる。また、ノードW1、W2がP型トランジスタP4、P5によって各々適切な電流が供給される、すなわちプルアップされていれば、抵抗R4は無くても良い。
(第2の実施形態)
図5は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第1の実施形態の図1に示したレベルシフト回路において、P8は、P型トランジスタP4、P5の代わりに設置されたP型トランジスタであって、ソースは高電圧源VDD3に接続され、ゲートはノードBIASに接続されることにより、P型トランジスタP3と共にカレントミラー回路として機能し、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流を所定倍に電流増幅して高電圧源VDD3から流れる電流に変換する電流変換回路を構成する。更に、P9、P10はP型トランジスタであって、前記P型トランジスタP8のドレインと前記ノードW1又はW2のどちらか一方に接続を行うスイッチ回路を構成し、ソースはP型トランジスタP8のドレインに接続され、ゲートはクロスカップル接続となるようお互いのドレインに接続される。更に、P型トランジスタP9のドレインは、ノードW2に接続され、P型トランジスタP10のドレインはノードW1に接続される。その他の構成は、前記第1の実施形態と同じである。
以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を説明する。先ず、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1はON、N型トランジスタN2はOFF、P型トランジスタP1、P10はOFF、P型トランジスタP2、P9はONしている。また、P型トランジスタP8からはN型トランジスタN3のOFFリーク電流に応じた電流がP型トランジスタP9を介してノードW2に出力される。
この際、N型トランジスタN2のドレインに流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流がP型トランジスタP8、P9を介してノードW2に供給され、ノードW2の電位が高電圧源VDD3と同電位に固定されることは第1の実施形態と同じである。一方、ノードW1は、P型トランジスタP10のOFF動作によってP型トランジスタP8との接続が絶たれているため、電流変換回路の出力であるP型トランジスタP8のドレインからN型トランジスタN1に流れる電流を遮断でき、確実にノードW1をL(VSS)レベルに固定できる。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。
以上のことから、N型トランジスタN1、N2のOFF動作時に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流を出力するP型トランジスタP8の出力電流は、スイッチ回路であるP型トランジスタP9、P10によって、何れか一方のH(VDD3)レベルにあるノードW1又はW2のみに出力され、他方のL(VSS)レベルにあるノードW1又はW2に対しては出力が絶たれるため、より低消費電力化することが可能となる。
尚、本実施形態では、図1に示したレベルシフト回路について説明したが、図2及び図3に示したレベルシフト回路に同様な手段を適用しても、同様な効果が得られる。
(第3の実施形態)
図6は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第2の実施形態の図5に示したレベルシフト回路において、P型トランジスタP1とP型トランジスタP10とを兼用し、P型トランジスタP2とP型トランジスタP9とを兼用したものである。すなわち、P型トランジスタP8のドレインは、P型トランジスタP1、P2のソースに接続され、P型トランジスタP9、P10は、P型トランジスタP2、P1と各々兼用されるため削除される。その他の構成は、前記第2の実施形態と同じである。
本実施形態では、第2の実施形態の図5で示したものと動作は同じであり、第2の実施形態より少ないトランジスタで構成できるため、より小面積化できる。
(第4の実施形態)
図7は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第1の実施形態の第2の変形例の図3に示したレベルシフト回路において、P型トランジスタP4のドレインをノードW6に接続し、P型トランジスタP5のドレインをノードW5に接続した構成である。その他の構成は、前記第1の実施形態の第2の変形例と同じである。
本実施形態では、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN2のドレインに流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が、P型トランジスタP2、P4を介してノードW2に供給され、ノードW2の電位が高電圧源VDD3と同電位に固定されることは前記第1の実施形態の第2の変形例と同じである。一方、ノードW1は、P型トランジスタP1のOFF動作によってP型トランジスタP5の接続が絶たれているため、電流変換回路の出力であるP型トランジスタP5のドレインからN型トランジスタN1に流れる電流を遮断でき、確実にノードW1をL(VSS)レベルに固定できる。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。
以上のことから、N型トランジスタN1、N2のOFF動作時に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流を各々出力するP型トランジスタP4、P5の出力電流は、ノードW1又はW2の一方に出力を切り替えるスイッチ回路と電源供給回路とを兼用するP型トランジスタP1、P2によって、何れか一方のH(VDD3)レベルにあるノードW1又はW2のみに出力され、他方のL(VSS)レベルにあるノードW1又はW2に対しては出力が絶たれるため、より低消費電力化することが可能となる。また、ノードW5、W6がP型トランジスタP4、P5によって各々適切な電流が供給される、すなわちプルアップされていれば、抵抗R3はなくても良い。
(第5の実施形態)
図8は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第1の実施形態の第1の変形例の図2に示したレベルシフト回路において、抵抗R1の代わりにP型トランジスタP5のソース及びドレインを各々ノードW1、W3に接続し、抵抗R2の代わりにP型トランジスタP4のソース及びドレインを各々ノードW2、W4に接続した構成である。その他の構成は、前記第1の実施形態の第1の変形例と同じである。
本実施形態では、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、既に前記第1の実施形態の第1の変形例で述べた状態に対し、ノードW2は高電圧源VDD3と同電位であるH(VDD3)レベルにあるため、P型トランジスタP3、P4は、カレントミラー回路として機能し、N型トランジスタN4のドレインに流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が、P型トランジスタP2、P4を介してノードW4に供給され、ノードW4の電位が高電圧源VDD3と同電位に固定される。一方、N型トランジスタN3のドレインには、P型トランジスタP1のOFF動作によって、P型トランジスタP5と高電圧源VDD3との接続が絶たれているため、P型トランジスタP5からN型トランジスタN3に流れる電流を遮断でき、確実にノードW3をL(VSS)レベルに固定できる。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。
以上のことから、N型トランジスタN3、N4のOFF動作時に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流を出力するP型トランジスタP4、P5の出力電流は、スイッチ回路と電源供給回路とを兼用するP型トランジスタP1、P2によって、何れか一方のH(VDD3)レベルにあるノードW3又はW4のみに出力され、他方のL(VSS)レベルにあるノードW3又はW4に対しては出力が絶たれるため、より低消費電力化することが可能となる。
(第6の実施形態)
図9は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第5の実施形態の図8に示したレベルシフト回路に対し、所定時間の間のみノードW3又はW4と高電圧源とを接続する手段を追加したものである。すなわち、P11、P12はP型トランジスタであって、一方のP型トランジスタP11は、ソースがノードW1に接続され、ドレインがノードW3に接続され、他方のP型トランジスタP12は、ソースがノードW2に接続され、ドレインがノードW4に接続される。また、前記P型トランジスタP11のゲートは、遅延回路D3を介してノードW1に接続され、前記P型トランジスタP12のゲートは、遅延回路D4を介してノードW2に接続される。その他の構成は、前記第1の実施形態の第1の変形例と同じである。
本実施形態では、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、既に前記第5の実施形態で述べた状態に加え、P型トランジスタP11はON、P型トランジスタP12はOFFしている。更に、ノードW2は高電圧源VDD3と同電位であるH(VDD3)レベルにあるため、P型トランジスタP3、P4は、カレントミラー回路として機能し、N型トランジスタN4のドレインに流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が、P型トランジスタP2、P4を介してノードW4に供給され、ノードW4の電位が高電圧源VDD3と同電位に固定される。一方、N型トランジスタN3のドレインには、P型トランジスタP1のOFF動作によって、P型トランジスタP5と高電圧源VDD3との接続が絶たれているため、P型トランジスタP5からN型トランジスタN3に流れる電流を遮断でき、確実にノードW3をL(VSS)レベルに固定できる。
前記の入力端子INの信号がH(VDD)レベルからL(VSS)のレベルに変化した状態遷移時には、N型トランジスタN1、N3はOFFし、N型トランジスタN2、N4はONする。この時、P型トランジスタP12は遅延回路D4によって所定時間OFF状態が続いており、P型トランジスタP4は、N型トランジスタN4のOFF動作時のOFFリーク電流と同等、又は同等以上の微少な電流を供給する程度の高抵抗であるため、ノードW4はH(VDD3)レベルから急速にL(VSS)レベルに電位が低下する。その後P型トランジスタP1がONし、ノードW1はL(VSS)レベルからH(VDD3)レベルに電位が上昇する。このとき、遅延回路D3によって所定時間P型トランジスタP11はONしているので、ノードW3もL(VSS)レベルからH(VDD3)レベルに電位が上昇する。この結果、P型トランジスタP2はOFFすることにより、ノードW2はH(VDD3)レベルからL(VSS)レベルに電位が低下する。最終的には、P型トランジスタP11はOFFし、P型トランジスタP12はONし、次の入力信号変化を待つ定常状態となる。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時及びL(VSS)レベルからH(VDD)レベルに変化した状態遷移時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。
以上のことから、ノードW3、W4のL(VSS)レベルからH(VDD3)レベルへの電位の上昇は、P型トランジスタP4、P5が高抵抗な状態であっても、P型トランジスタP11、P12によって各々ノードW1とノードW3及びノードW2とノードW4が接続されるので、より高速な動作が可能となる。また、遅延回路D3、D4の遅延時間は、ノードW3、W4が各々L(VSS)レベルからH(VDD3)レベルに電位上昇する時間以上に設定することが望ましい。
(第7の実施形態)
図10は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第4の実施形態の図7に示したレベルシフト回路において、抵抗R3と、P型トランジスタP4、P5を共有した構成である。すなわち、P13はP型トランジスタであって、抵抗R3及びP型トランジスタP4、P5の代わりに配置され、ソース及びドレインは各々ノードW3、W4に接続される。その他の構成は、前記第4の実施形態と同じである。
本実施形態では、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、既に前記第4の実施形態で述べた状態に対し、ノードW2は、P型トランジスタP2、P13、P6を介して高電圧源VDD3にプルアップされる所が異なる。ノードW3は、P型トランジスタP6がON動作して高電圧源VDD3と接続する一方、P型トランジスタP1はOFF動作してノードW1との接続が絶たれているので、ノードW3の電位は高電圧源VDD3と同電位であるH(VDD3)レベルにあり、P型トランジスタP3、P13はカレントミラー回路として機能し、N型トランジスタN2のドレインに流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が、P型トランジスタP2、P13、P6を介してノードW2に供給され、ノードW2の電位が高電圧源VDD3と同電位に固定される。一方、N型トランジスタN1のドレインには、P型トランジスタP1のOFF動作によって、高電圧源VDD3との接続が絶たれることにより、ノードW2に対するようなOFFリーク電流を高電圧源から供給する手段がない状態となり、不要な電流は流れることはなく、確実にノードW1をL(VSS)レベルに固定できる。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。また、入力端子INの信号がL(VSS)レベルからH(VDD)レベルに変化した時、及びH(VDD)レベルからL(VSS)レベルに変化した時の状態遷移時については、本願発明の重要部分とは異なるので、その説明を省略する。
以上のことから、N型トランジスタN1、N2のOFF動作時に流れるOFFリーク電流と同等、又は同等以上の電流を出力するP型トランジスタP13の出力電流は、スイッチ回路と電源供給回路と兼用するP型トランジスタP1、P2によって、何れか一方のH(VDD3)レベルにあるノードW1又はW2のみに出力され、他方のL(VSS)レベルにあるノードW1又はW2に対しては出力されないため、同等な低消費電力化が可能となる。更に、図10に示したレベルシフト回路に比べ、少ない素子数で構成されるものであり、より小面積化することが可能となる。
(第8の実施形態)
図11は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第1の実施形態の第3の変形例の図4に示したレベルシフト回路において、抵抗R4と、P型トランジスタP4、P5を共有した構成である。すなわち、P14はP型トランジスタであって、抵抗R4及びP型トランジスタP4、P5の代わりに配置され、ソース及びドレインは各々ノードW1、W2に接続される。その他の構成は、前記第1の実施形態の第3の変形例と同じである。
本実施形態では、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、既に前記第1の実施形態の第3の変形例で述べた状態に対し、ノードW2は、P型トランジスタP14及びP1を介して高電圧源VDD3にプルアップされる所が異なる。ノードW1は、P型トランジスタP1がON動作して高電圧源VDD3と接続する一方、N型トランジスタN6はOFFして接地との接続が絶たれているので、ノードW1の電位は高電圧源VDD3と同電位であるH(VDD3)レベルにあり、P型トランジスタP3、P14はカレントミラー回路として機能し、N型トランジスタN2のドレインに流れるOFFリーク電流と同等、又は適正な余裕を持つよう同等以上の電流が、P型トランジスタP14、P1を介してノードW2に供給され、ノードW2の電位が高電圧源VDD3とほぼ同電位に固定される。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。また、入力端子INの信号がL(VSS)レベルからH(VDD)レベルに変化した時、及びH(VDD)レベルからL(VSS)レベルに変化した時の状態遷移時については、本願発明の重要部分とは異なるので、その説明を省略する。
以上のことから、図3に示したレベルシフト回路に比べ、少ない素子数で構成されるものであり、より小面積化することが可能となる。
(第9の実施形態)
図12は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第8の実施形態の図11に示したレベルシフト回路において、ノードBIASと接地との間に、抵抗R5を設置したものである。その他の構成は、前記第8の実施形態と同じである。
本実施形態では、前記第8の実施形態に対し、プルアップ状態にある一方のノードW1又はW2には、OFFリーク発生回路であるN型トランジスタN3によって作られたOFFリーク電流と抵抗R5に流れる電流とが加算された電流が供給される。従って、抵抗R5を備えない図11の構成では、N型トランジスタN3のOFFリーク電流が、温度や製造ばらつき等に起因して閾値電圧が高くなって非常に微少な電流となった場合、プルアップ状態にある一方のノードW1又はW2もまた非常に微少な電流によってプルアップされた状態(フローティング状態に近い状態)となって外来ノイズ等の要因によりH(VDD3)レベルから低下して誤動作する場合があるが、図12の構成では、前記抵抗R5に流れる電流に応じた電流がプルアップ状態にある一方のノードW1又はW2に加えて電流供給され、ノードW1又はW2がフローティング状態となって誤動作することを回避できる。抵抗R5は、低電圧源VDDが低電圧になっても動作可能なように高抵抗であり、又、ノードW1又はW2がフローティング状態となって誤動作しない程度にプルアップできるような抵抗値であることが望ましい。また、抵抗R5は、ON状態にあるトランジスタで構成してもよい。
尚、ここでは、図11に示したレベルシフト回路について説明したが、他のレベルシフト回路に適応しても同様な効果を得ることは可能である。例えば、図1、図2及び図3に示したレベルシフト回路に対して前記抵抗R5を追加した第1〜第3変形例を例示すると、図17、図18及び図19に示すレベルシフト回路となる。
(第10の実施形態)
図13は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第8の実施形態の図11に示したレベルシフト回路において、低電圧源VDDのシャットダウン時にレベルシフト動作を停止すると共に低消費電力化する機能を加えたものである。すなわち、N11はノードBIASとN型トランジスタN3のドレインとの間に設置されたN型トランジスタであって、ソース及びドレインは、各々N型トランジスタのドレイン及びノードBIASに接続される。更に、低電圧源VDDのシャットダウン信号を受ける入力端子SDと、インバータ回路INV3が設けられ、N型トランジスタ(断絶手段)N11のゲートには、入力端子SDを受けるINV3によって反転出力された信号が入力される。また、図11のインバータ回路INV1、INV2は、2入力のNOR回路Nor1及びNor2に各々置き換えられ、各々の入力の一方は入力端子SDに接続される。その他の構成は、前記第8の実施形態と同じである。
本実施形態では、入力端子SDにL(VSS)レベルが入力された通常動作モードでは、N型トランジスタN11のゲートには、入力端子SDの電位を受けたインバータ回路INV3によって反転されたH(VDD3)レベルの信号が入力され、ノードBIASとN型トランジスタN3のドレインとが接続されると共に、L(VSS)レベルにある入力端子SDが接続されているNOR回路Nor1、Nor2は他方の信号を反転出力するインバータ回路と同じ機能となるため、図11に示した回路構成と同等に機能する。一方、入力端子SDにH(VDD3)レベルが入力されたシャットダウンモードでは、N型トランジスタN11のゲートには、入力端子SDの電位を受けたインバータ回路INV3によって反転されたL(VSS)レベルの信号が入力され、ノードBIASとN型トランジスタN3のドレインとが断絶されると共に、H(VDD3)レベルにある入力端子SDが接続されているNOR回路Nor1、Nor2の出力は共にL(VSS)レベルとなり、入力端子INの入力論理にかかわらずP型トランジスタP1、P2はON、N型トランジスタN6、N7はOFFし、ノードW1、W2は共にH(VDD3)レベルとなり、NAND回路Nand1、Nand2の出力論理は各々保持された状態となって、レベルシフト動作が停止する。これにより、シャットダウンモードでは、P型トランジスタP3からN型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流が流れなくなり、より低消費電力化することが可能となる。
尚、本実施形態では、図7に示したレベルシフト回路について適用したが、他のレベルシフト回路、例えば図1、図2及び図3に示したレベルシフト回路に対しても同様に、シャットダウン回路を追加し、ノードBIASとN型トランジスタN3との接続を断絶する断絶手段(N型トランジスタN11)を追加して、図20、図21及び図22に示した第1、第2及び第3の変形例のレベルシフト回路としても良いのは勿論である。
(第11の実施形態)
図14及び図15は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
図14は、前記第1の実施形態の図1に示したレベルシフト回路において、信号入力用及びOFFリーク発生回路のトランジスタの閾値電圧を低く設定する最良の形態を示すものである。すなわち、N8、N9、N10は、高電圧側のトランジスタ(第1〜第3の第1導電型高耐圧トランジスタ)で構成されたN型トランジスタであって、その閾値電圧がほぼ0Vとなるよう設定されている。また、前記N型トランジスタN1、N2、N3は低電圧側のトランジスタ(第1導電型低耐圧トランジスタ)で構成され、N型トランジスタN1とノードW1との間にはN型トランジスタ(第1の第1導電型高耐圧トランジスタ)N8が設置され、N型トランジスタN2とノードW2との間にはN型トランジスタ(第2の第1導電型高耐圧トランジスタ)N9が設置され、N型トランジスタN3とノードBIASとの間にはN型トランジスタ(第3の第1導電型高耐圧トランジスタ)N10が設置される。
また、N型トランジスタN8、N9、N10のゲートはN型トランジスタN1、N2、N3のゲートに各々接続される。N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧は、低電圧源VDDが低電圧でも動作可能なように低く設定されており、他の低電圧側のトランジスタ、例えばインバータINV0の構成の一部のN型トランジスタと同じに設定される。その他の構成は、前記第1の実施形態の図1と同じである。
図15は、前記第10の実施形態の図13に示したレベルシフト回路において、信号入力用及びOFFリーク発生回路のトランジスタの閾値電圧を低く設定する最良の形態を示すものである。すなわち、N型トランジスタN1、N2、N3は低電圧側のトランジスタで構成され、N型トランジスタN1とノードW1との間にはN型トランジスタN8が設置され、N型トランジスタN2とノードW2との間にはN型トランジスタN9が設置され、N型トランジスタN3とN型トランジスタN13との間にはN型トランジスタN10が設置される。また、N型トランジスタN8、N9、N10のゲートはN型トランジスタN1、N2、N3のゲートに各々接続される。その他の構成は、前記第10の実施形態と同じである。
本実施形態では、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN2、N9のゲートにはL(VSS)レベルが入力される。この状態では、N型トランジスタN2のドレインには、N型トランジスタN9のゲートの電位から閾値電圧分(すなわちほぼ0V)低下した電位、すなわちほぼ0Vが印可される。従って、N型トランジスタN2のドレイン電圧が低い状態にあるので、図1、図13に示した回路構成の場合と比較してOFFリーク電流を小さくすることができ、より低消費電力化することが可能となる。一方、N型トランジスタN1、N2、N8、N9は、共に閾値電圧が低く設定されているので、低電圧源VDDをより低電圧まで動作させることができる。
前記とは反対に、入力端子INの信号がL(VSS)レベルにある定常時であっても、記述の原理は同様であるので、その説明を省略する。
以上のことより、図1、図13に示したレベルシフト回路に比べ、N型トランジスタN1、N2、N3にOFF動作時に流れるOFFリーク電流を少なくすることができ、より低消費電力化することが可能となる。また、N型トランジスタN1、N2、N3の閾値電圧が同じになるように設定し、更にN型トランジスタN8、N9、N10の閾値電圧が同じになるように設定することが望ましいのは、第1の実施形態で述べた原理と同じである。
尚、ここでは、図14及び図15に示したレベルシフト回路について説明したが、他のレベルシフト回路、例えば図10に示したレベルシフト回路に対して3個の既述の高耐圧トランジスタN8〜N10を追加して、図23に示す第1の変形例のレベルシフト回路としても、同様な効果を得ることができるのは勿論である。
(第12の実施形態)
図16は、本実施形態のレベルシフト装置の具体的構成を示す図である。
同図は、前記第1の実施形態の図1に示したレベルシフト回路を複数個配置した場合において、そのOFFリーク発生回路及びカレントミラー回路のバイアス電位を発生される回路を、複数個のレベルシフト回路で共有するものである。すなわち、LS1は1つのレベルシフト回路であって、図1でのP型トランジスタP3及びN型トランジスタN3以外の回路を構成する。LSXはレベルシフト回路LS1とは別の同じ回路構成を持つレベルシフト回路であって、レベルシフト回路LS1からレベルシフト回路LSXまでには、複数個の同じ構成を持つレベルシフト回路が配置される。更に、P型トランジスタP3及びN型トランジスタN3は、レベルシフト回路LS1からレベルシフト回路LSXまでのレベルシフト回路で共用化されており、ノードBIASの電位は各々のレベルシフト回路に供給される。
以上のことより、図1に示したレベルシフト回路を同じ個数分配置する場合に比べ、N型トランジスタN3及びP型トランジスタP3を共用する分を小面積化することが可能である。更に、N型トランジスタN3及びP型トランジスタP3を共有する分、N型トランジスタN3に流れるOFFリーク電流も共有されるので、より低消費電力化することが可能となる。
尚、以上の説明では、電圧が低い正電圧の信号を電圧が高い正電圧の信号に変換する正電圧レベルシフト回路について説明したが、本発明はこれに限定されず、N型トランジスタをP型トランジスタとし、P型トランジスタをN型トランジスタとする等の適切な変更を加えることにより、電圧が低い負電圧の信号を電圧が高い負電圧の信号に変換する負電圧レベルシフト回路に適用することができるのは、勿論である。
以上説明したように、本発明は、相補信号入力用の2個のトランジスタのOFF動作時に流れるOFFリーク電流を相殺し、これにより、その相補信号入力用のトランジスタと高電圧源との接続インピーダンスを高く設定したり、前記相補信号入力用のトランジスタの閾値電圧をより一層に低く設定しても、前記OFFリーク電流に起因する誤動作を招くことがないので、低電圧源を低電圧化した場合にも、確実に高速動作可能なレベルシフト回路及びレベルシフト装置等として、有用である。
本発明の第1の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第1の変形例を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第2の変形例を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第3の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第7の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第8の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第9の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第10の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第11の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第11の実施形態のレベルシフト回路の他の構成を示す図である。 本発明の第12の実施形態のレベルシフト装置の構成を示す図である。 本発明の第9の実施形態のレベルシフト回路の第1の変形例の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第2の変形例の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第3の変形例の構成を示す図である。 本発明の第10の実施形態のレベルシフト回路の第1の変形例の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第2の変形例の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第3の変形例の構成を示す図である。 本発明の第11の実施形態のレベルシフト回路の第1の変形例の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第2の変形例の構成を示す図である。 従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。 従来の他のレベルシフト回路の構成を示す図である。 従来の更に他のレベルシフト回路の構成を示す図である。 従来の別のレベルシフト回路の構成を示す図である。
符号の説明
IN 入力端子
OUT 出力端子
VSS 接地
VDD3 高電圧源(第2の電圧源)
N1 N型トランジスタ
(第1の第1導電型トランジスタ)
N2 N型トランジスタ
(第2の第1導電型トランジスタ)
N3 N型トランジスタ
(第3の第1導電型トランジスタ、
OFFリーク発生回路)
N4 N型トランジスタ
(第1の第1導電型トランジスタ)
N5 N型トランジスタ
(第2の第1導電型トランジスタ)
N6、N7 N型トランジスタ
P1、P2 P型トランジスタ(電源供給回路)
P3、P4、P5、P8 P型トランジスタ(電流変換回路)
P6、P7 P型トランジスタ(電流遮断部)
N8 N型トランジスタ
(第1の第1導電型高耐圧トランジスタ)
N9 N型トランジスタ
(第2の第1導電型高耐圧トランジスタ)
N10 N型トランジスタ
(第3の第1導電型高耐圧トランジスタ)
P9、P10 P型トランジスタ(スイッチ回路)
P11 P型トランジスタ
(第6の第2導電型トランジスタ)
P12 P型トランジスタ
(第7の第2導電型トランジスタ)
P13 P型トランジスタ
(第5の第2導電型トランジスタ)
P14 P型トランジスタ(第2の第2導電型トランジスタ)
R1〜R5 抵抗
W1 ノード(第1のノード)
W2 ノード(第2のノード)
BIAS ノード(第3のノード)
INV0〜INV3 インバータ
Nand1、Nand2 NAND回路
Nor1、Nore2 NOR回路
10 電流遮断部
11 電源供給回路
12 断絶回路
20 フリップフロップ回路

Claims (22)

  1. 第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、
    一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、前記第1及び第2のノードの一方に前記第2の電圧源の電圧を供給すると同時に、他方のノードへの前記第2の電圧源の電圧の供給を遮断する電源供給回路と、
    一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第3の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、
    前記第3のノードに接続され、前記第3の第1導電型トランジスタに流れる電流を前記第2の電圧源から流れる電流に変換すると共に、この変換した電流を所定倍に増幅して前記第1及び第2のノードに各々出力する電流変換回路とを備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記電流変換回路は、
    第2導電型トランジスタによって構成されたカレントミラー回路である
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 前記請求項1又は2記載のレベルシフト回路において、
    前記電流変換回路の出力と前記第1及び第2のノードとの間に、前記第1又は第2のノードの電位によって制御され、前記第1及び第2のノードの何れか一方に前記電流変換回路の出力電流を供給するためのスイッチ回路を備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記スイッチ回路は、
    前記第1又は第2のノードの一方のノードが前記第2の電圧源と同電位の時に前記電流変換回路の出力を前記他方のノードに対して絶ち、前記一方のノードが前記接地と同電位の時に前記電流変換回路の出力を前記他方のノードに対して接続する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 前記請求項1〜4の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記第2の電圧源と前記電源供給回路との間に、前記電流変換回路の出力が配置され、
    前記スイッチ回路は、前記電源供給回路と兼用するよう構成された
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  6. 前記請求項1〜4の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記電源供給回路は、一端が前記第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続されたクロスカップル接続の第1及び第2の第2導電型トランジスタによって構成され、
    前記入力信号のレベル変化時に前記第2の電圧源と前記第1又は第2の第2導電型トランジスタとの接続を絶って貫通電流を遮断する電流遮断部を備え、
    前記電流変換回路は、前記電源遮断部と前記第1及び第2の第2導電型トランジスタとの接続点に各々出力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  7. 第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、
    一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続されたクロスカップル接続の第1及び第2の第2導電型トランジスタと、
    前記第1のノードと前記第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間に設置された第3の第2導電型トランジスタと、
    前記第2のノードと前記第1の第2導電型トランジスタのゲートとの間に設置された第4の第2導電型トランジスタと、
    前記第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が前記第2及び第1の第2導電型トランジスタのゲートに接続された入力信号用の第3及び第4の第1導電型トランジスタと、
    一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第5の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、
    一端が第2の電圧源に接続され、他端及びゲートが前記第3のノードに接続された第5の第2導電型トランジスタとを備え、
    前記第3及び第4の第2導電型トランジスタのゲートが前記第3のノードに接続される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  8. 前記請求項7記載のレベルシフト回路において、
    前記第1のノードと前記第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間及び前記第2のノードと前記第1の第2導電型トランジスタのゲートとの間に接続され、前記第1又は第2のノードの一方が接地電位から前記第2の電圧源の電位へ電位変化する時に、前記一方のノードと前記一方のノードがゲートに接続される前記第1又は第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間を接続する第6及び第7の第2導電型トランジスタを備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  9. 前記請求項8記載のレベルシフト回路において、
    前記第6及び第7の第2導電型トランジスタのゲートは、各々、遅延回路を介して前記第1及び第2のノードと接続されている
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  10. 第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、
    一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続されたクロスカップル接続の第1及び第2の第2導電型トランジスタと、
    前記入力信号のレベル変化時に前記第2の電圧源と前記第1又は第2の第2導電型トランジスタとの接続を絶って貫通電流を遮断する電流遮断部とを備え、
    前記電流遮断部は、前記第2の電圧源と前記第1の第2導電型トランジスタとの間に設置された第3の第2導電型トランジスタと、前記第2の電圧源と前記第2の第2導電型トランジスタとの間に設置された第4の第2導電型トランジスタとによって構成され、
    前記第1及び第3の第2導電型トランジスタ相互の接続点、及び前記第2及び第4の第2導電型トランジスタの相互の接続点との間に接続された第5の第2導電型トランジスタと、
    一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第3の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、
    一端が第2の電圧源に接続され、他端及びゲートが前記第3のノードに接続された第6の第2導電型トランジスタとを備え、
    前記第5の第2導電型トランジスタのゲートが前記第3のノードに接続される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  11. 第1の電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと、
    一端が第2の電圧源に接続され、他端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、前記第1及び第2のノードの一方のノードに前記第2の電圧源の電圧を供給すると同時に、他方のノードへの前記第2の電圧源の供給を遮断する電源供給回路と、
    前記第1及び第2のノードを入力とするフリップフロップ回路と、
    前記信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと接地との間に挿入され、前記信号入力用の第1及び第2の第1導電型トランジスタと接地との間を断絶する断絶回路と、
    一端及びゲートが接地され、他端が第3のノードに接続された第3の第1導電型トランジスタによって構成されたOFFリーク発生回路と、
    前記第1及び第2のノードとの間に接続された第1の第2導電型トランジスタと、
    一端が第2の電圧源に接続され、他端及びゲートが前記第3のノードに接続された第2の第2導電型トランジスタとを備え、
    前記第1の第2導電型トランジスタのゲートが前記第3のノードに接続される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  12. 前記請求項1、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記第1、第2及び第3の第1導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタよりも低く且つ相互に同一閾値電圧に設定されている
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  13. 前記請求項7記載のレベルシフト回路において、
    前記第3、第4及び第5の第1導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタよりも低く且つ相互に同一閾値電圧に設定されている
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  14. 前記請求項1、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記第1の第1導電型トランジスタと前記第1のノードとの間、及び前記第2の第1導電型トランジスタと前記第2のノードとの間に、第1及び第2の第1導電型高耐圧トランジスタが各々配置されており、
    前記第3の第1導電型トランジスタと前記第3のノードとの間に、第3の第1導電型高耐圧トランジスタが配置されており、
    前記第1、第2及び第3の第1導電型トランジスタは低耐圧トランジスタで構成され、
    前記第1、第2及び第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートは、前記第1、第2及び第3の第1導電型トランジスタに前記低耐圧トランジスタの耐圧以上の電位が入力されないよう制御される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  15. 前記請求項7記載のレベルシフト回路において、
    前記第3の第1導電型トランジスタと前記第2の第2導電型トランジスタのゲートとの間、及び前記第4の第1導電型トランジスタと前記第1の第2導電型トランジスタのゲートとの間に、第1及び第2の第1導電型高耐圧トランジスタが各々配置されており、
    前記第5の第1導電型トランジスタと前記第3のノードとの間に、第3の第1導電型高耐圧トランジスタが配置されており、
    前記第3、第4及び第5の第1導電型トランジスタは低耐圧トランジスタで構成され、
    前記第1、第2及び第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートは、前記第3、第4及び第5の第1導電型トランジスタに前記低耐圧トランジスタの耐圧以上の電位が入力されないよう制御される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  16. 前記請求項14記載のレベルシフト回路において、
    前記第1の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第1の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、
    前記第2の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第2の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、
    前記第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが接地される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  17. 前記請求項15記載のレベルシフト回路において、
    前記第1の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第3の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、
    前記第2の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが前記第4の第1導電型トランジスタのゲートに接続され、
    前記第3の第1導電型高耐圧トランジスタのゲートが接地される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  18. 前記請求項1、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記電流変換回路は、前記第1及び第2の第1導電型トランジスタのOFF動作時のOFFリーク電流と同等又は同等以上の電流を出力する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  19. 前記請求項7記載のレベルシフト回路において、
    前記電流変換回路は、前記第3及び第4の第1導電型トランジスタのOFF動作時のOFFリーク電流と同等又は同等以上の電流を出力する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  20. 前記請求項1、7、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記第3のノードと接地との間に、抵抗が配置される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  21. 前記請求項1、7、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記第1の電圧源のシャットダウン時に、レベルシフト機能を停止すると同時に、前記OFFリーク発生回路と前記電流変換回路との接続を絶つ断絶手段を備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  22. 前記請求項2、7、10及び11の何れか1項に記載のレベルシフト回路を複数備えたレベルシフト装置であって、
    前記各レベルシフト回路に内蔵されるOFFリーク発生回路及びカレントミラー回路のバイアス電位を発生させる第2導電型トランジスタは、前記複数のレベルシフト回路で共用される
    ことを特徴とするレベルシフト装置。
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