JP5088117B2 - レベルシフタ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、入力信号の電圧を異なる電圧の出力信号に変換するレベルシフタ回路に関する。
電圧が異なる複数の電源で動作するLSI等の半導体回路においては、信号(クロック、データ等)の振幅変換を行う、すなわち入力信号をその電圧とは異なる電圧の出力信号に電圧変換するレベルシフタ回路を備えている。従来、様々なレベルシフタ回路の構成が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照。)。
レベルシフタ回路は、例えば図8に示す従来の回路構成例のように、低電圧(VDDL)側のトランジスタ(図8に示す例ではNMOSトランジスタQ81、Q83)と、高電圧(VDDH)側のトランジスタ(図8に示す例ではPMOSトランジスタQ82、Q84)とを組み合わせて構成される。図8に示すレベルシフタ回路は、入力端子INに入力される低電圧(VDDL)駆動の入力信号を高電圧(VDDH)駆動の出力信号に変換して出力端子OUTより出力する。
図8において、入力端子INに入力されている入力信号がハイレベル(“H”)である場合、インバータ81の出力はローレベル(“L”)であり、インバータ82の出力は“H”である。したがって、トランジスタQ82、Q83がオン状態、トランジスタQ81、Q84がオフ状態になり、“L”の出力信号が出力端子OUTより出力される。一方、入力信号が“L”である場合には、トランジスタQ81、Q84がオン状態、トランジスタQ82、Q83がオフ状態になり、“H”の出力信号が出力される。
特開平6−140886号公報 F.Ishihara et al., "Level Conversion for Dual-Supply Systems", IEEE TRANSACTIONS ON VERY LARGE SCALE INTEGRATION (VLSI) SYSTEMS, Vol.12, No.2, Feb. 2004, pp.185-195
図8に示した従来のレベルシフタ回路において、入力端子INに入力される入力信号が“H”から“L”に変化する場合、インバータ81の出力が“L”から“H”に変化した直後は、トランジスタQ83のドレインとトランジスタQ84のドレインとの接続点(ノードN82)は、まだ“L”である。したがって、インバータ81の出力が“L”から“H”に変化した直後においては、トランジスタQ81、Q82がともにオン状態となり、トランジスタQ81は、トランジスタQ81のドレインとトランジスタQ82のドレインとの接続点(ノードN81)の電位を“L”にしようとし、トランジスタQ82はノードN81の電位を“H”にしようと動作する。
このときのトランジスタQ81の電流駆動能力が、トランジスタQ82の電流駆動能力に勝れば、ノードN81の電位は“L”になる。それに対して、トランジスタQ81の電流駆動能力が相対的に低くなり、又はトランジスタQ82の電流駆動能力が相対的に高くなることで、トランジスタQ81の電流駆動能力とトランジスタQ82の電流駆動能力とのバランスが悪化すると、ノードN81の電位を“L”にすることができなくなる。この場合には、入力信号が“H”から“L”に変化しても出力信号が“L”から“H”に変化せず、後段に接続される回路が誤動作するおそれがある。
このような低電圧(VDDL)側トランジスタの電流駆動能力と高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力とのバランスの悪化は、プロセスバラツキによってトランジスタの性能がTypical値からずれた場合に発生する。プロセスバラツキによって、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタの特性が逆方向に変動することもあり、そのような場合にはレベルシフタ回路としての動作の保証が難しい。
本発明は、プロセスバラツキによる特性の変動があっても、誤動作することなく電圧変換を行うレベルシフタ回路を提供することを目的とする。
本発明のレベルシフタ回路は、高電圧側トランジスタと低電圧側トランジスタとが接続されてなる内部回路を有するレベル変換回路と、高電圧側トランジスタに制御信号を出力してその電流駆動能力を制御する制御回路とを備える。制御回路は、高電圧側トランジスタ及び低電圧側トランジスタがともにオンである状態高電圧側トランジスタと低電圧側トランジスタとの接続点の電圧ローレベルになるように高電圧側トランジスタの電流駆動能力を制御する。
本発明によれば、制御信号によって高電圧側トランジスタの電流駆動能力を制御することにより、プロセスバラツキによる特性の変動があっても、高電圧側トランジスタの電流駆動能力を調整し、特性の変動による動作への影響を緩和することができる。したがってプロセスバラツキによる特性の変動があっても、高電圧側トランジスタと低電圧側トランジスタとの電流駆動能力のバランスが悪化することを防止し、安定した動作を実現するレベルシフト回路を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態におけるレベルシフタ回路の構成例を示す回路図である。
第1の実施形態におけるレベルシフタ回路は、インバータ11、12、制御回路13、NMOSトランジスタ(低電圧(VDDL)側トランジスタ)Q11、Q14、及びPMOSトランジスタ(高電圧(VDDH)側トランジスタ)Q12、Q13、Q15、Q16を有する。
第1の実施形態におけるレベルシフタ回路は、低電圧(VDDL)側トランジスタとしてのNMOSトランジスタQ11(Q14)と高電圧(VDDH)側トランジスタとしてのPMOSトランジスタQ12、Q13(Q15、Q16)とが接続されてなる回路を有する。第1の実施形態におけるレベルシフタ回路は、インバータ11、12、NMOSトランジスタQ11、Q14、及びPMOSトランジスタQ12、Q13、Q15、Q16によりレベル変換回路を構成し、入力端子INに入力される低電圧(VDDL)駆動の入力信号を高電圧(VDDH)駆動の出力信号に変換して出力端子OUTより出力する。
インバータ11、12は、低電圧(VDDL)の電源で動作する。インバータ11の入力端は入力端子INに接続され、インバータ12の入力端はインバータ11の出力端に接続される。
NOSトランジスタQ11は、ゲートがインバータ11の出力端に接続され、ソースが基準電位(例えばグラウンドレベル)に対して接続される。また、NOSトランジスタQ11のドレインとPMOSトランジスタQ12、Q13のドレインとが接続される。NOSトランジスタQ11のドレインとPMOSトランジスタQ12、Q13のドレインとの接続点をノードN11とする。
同様に、NOSトランジスタQ14は、ゲートがインバータ12の出力端に接続され、ソースが基準電位に対して接続される。また、NOSトランジスタQ14のドレインとPMOSトランジスタQ15、Q16のドレインとが接続される。NOSトランジスタQ14のドレインとPMOSトランジスタQ15、Q16のドレインとの接続点をノードN12とする。出力端子OUTは、ノードN12に接続される。
PMOSトランジスタQ12は、ゲートがノードN12に接続され、ソースに高電圧(VDDH)が供給される。また、PMOSトランジスタQ13は、ゲートに制御回路13からの制御信号CTLが供給され、ソースに高電圧(VDDH)が供給される。
同様に、PMOSトランジスタQ15は、ゲートがノードN11に接続され、ソースに高電圧(VDDH)が供給される。また、PMOSトランジスタQ16は、ゲートに制御回路13からの制御信号CTLが供給され、ソースに高電圧(VDDH)が供給される。
制御回路13は、制御信号CTLによってPMOSトランジスタQ13、Q16を制御する。本実施形態では、制御回路13は、制御信号CTLとしてバイアス信号(バイアス電圧)をPMOSトランジスタQ13、Q16に出力する。
ここで、PMOSトランジスタQ12、Q15は、それぞれノードN12、N11の電位によって制御される、言い換えれば入力端子INより入力された入力信号に基づいて駆動されるものであり、図8に示した従来例におけるPMOSトランジスタQ82、Q84に相当する。また、PMOSトランジスタQ13、Q16は、制御信号CTLによって制御され、詳細には制御信号CTLとして供給されるバイアス電圧に基づいて駆動され、レベルシフタ回路における高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を調整する。
このように、本実施形態では、制御信号(バイアス電圧)CTLによりPMOSトランジスタQ13、Q16を制御して、レベルシフタ回路における高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を調整する。これにより、プロセスバラツキによるトランジスタ特性の変動を緩和して低電圧(VDDL)側と高電圧(VDDH)側との電流駆動能力のバランスが悪化することを防止し、安定した電圧変換動作を実現する。
なお、PMOSトランジスタQ12、Q15のサイズ及びPMOSトランジスタQ13、Q16のサイズは任意であり、サイズが異なっていても良い。しかし、PMOSトランジスタQ13(Q16)に制御信号CTLが印加されている状態で、NMOSトランジスタQ11(Q14)及びPMOSトランジスタQ12(Q15)がともにオン状態になった場合に、ノードN11(N12)の電位を“L”にできるようにトランジスタQ11、Q12、Q13(Q14、Q15、Q16)のサイズ(電流駆動能力)を調整し構成されている。
図2は、第1の実施形態における制御回路13の構成例を示す回路図である。
図2に示すように制御回路13は、コンパレータ21、NMOSトランジスタQ21、Q24、及びPMOSトランジスタQ22、Q23、Q25を有する。ここで、NMOSトランジスタQ21、Q24は、図1に示したNMOSトランジスタQ11(Q14)と同じサイズ(電流駆動能力)のトランジスタである。また、PMOSトランジスタQ22、Q25は、図1に示したPMOSトランジスタQ12(Q15)と同じサイズ(電流駆動能力)のトランジスタであり、PMOSトランジスタQ23は、図1に示したPMOSトランジスタQ13(Q16)と同じサイズ(電流駆動能力)のトランジスタである。
NMOSトランジスタQ21及びPMOSトランジスタQ22、Q23からなる回路は、図1に示したNMOSトランジスタQ11(Q14)及びPMOSトランジスタQ12、Q13(Q15、Q16)からなる回路のレプリカ回路を構成する。NMOSトランジスタQ21のソースは基準電位に対して接続され、PMOSトランジスタQ22、Q23のソースには高電圧(VDDH)が供給される。また、NOSトランジスタQ21のドレインとPMOSトランジスタQ22、Q23のドレインとが接続され、その接続点(ノードN21)がコンパレータ21の第1の入力端に接続される。PMOSトランジスタQ23のゲートには、コンパレータ21の出力である制御信号CTLが供給される。
また、NMOSトランジスタQ24のソースは基準電位に対して接続され、PMOSトランジスタQ25のソースには高電圧(VDDH)が供給される。また、NOSトランジスタQ24のドレインとPMOSトランジスタQ25のドレインとが接続され、その接続点がコンパレータ21の第2の入力端に接続されるとともにトランジスタQ24、Q25のゲートにそれぞれ接続される。すなわち、コンパレータ21の第2の入力端には、トランジスタQ24、Q25により構成されるインバータのしきい値電圧(論理判定のしきい値電圧)が供給される。
ここで制御回路13は、上述したように図1に示したトランジスタQ11とQ12(Q14とQ15)がともにオン状態となった場合に、ノードN11(N12)の電位を“L”にすることができるようにトランジスタQ13(Q16)を制御する。そこで、制御回路13では、図1に示したNMOSトランジスタQ11(Q14)及びPMOSトランジスタQ12、Q13(Q15、Q16)からなる回路のレプリカ回路であるNMOSトランジスタQ21及びPMOSトランジスタQ22、Q23からなる回路において、NMOSトランジスタQ21のゲートに低電圧(VDDL)を供給し、かつPMOSトランジスタQ22のゲートを基準電位に対して接続する。
これにより、トランジスタQ21、Q22をともにオン状態にして、図1に示したトランジスタQ11とQ12(Q14とQ15)がともにオン状態となった場合と等価の状態を実現する。そして、コンパレータ21が、NOSトランジスタQ21のドレインとPMOSトランジスタQ22、Q23のドレインとの接続点(ノードN21)の電圧(第1の入力端の入力電圧)と、第2の入力端の入力電圧とを比較する。この比較結果に応じて、コンパレータ21は、ノードN21の電圧が“L”となるように、制御信号CTLによりPMOSトランジスタQ23を制御して電流駆動能力を調整する。
第1の実施形態におけるレベルシフタ回路の動作について説明する。
まず、入力端子INに入力されている入力信号が“H”である場合、インバータ11、12の出力は、それぞれ“L”、“H”である。したがって、トランジスタQ12、Q14がオン状態、トランジスタQ11、Q15がオフ状態になり、“L”の出力信号が出力端子OUTより出力される。
入力端子INに入力される入力信号が“H”から“L”に変化すると、インバータ11の出力が“L”から“H”に変化するが、その変化の直後は、まだノードN12は“L”である。したがって、入力信号が“H”から“L”に変化した直後においては、トランジスタQ11、Q12がともにオン状態となる。ここで本実施形態では、上述したように高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を制御しているので、トランジスタQ11、Q12がともにオン状態になった場合に、ノードN11の電圧は“L”となる。その結果によりトランジスタQ15がオン状態になるとともに、入力信号に応じてトランジスタQ14がオフ状態になり、ノードN12の電圧が“H”となる。これにより、“H”の出力信号が出力端子OUTより出力されるとともに、トランジスタQ12がオフ状態になる。
第1の実施形態によれば、制御回路13にて生成された制御信号CTLをPMOSトランジスタQ13、Q16にそれぞれ供給して、PMOSトランジスタQ13、Q16を制御しレベルシフタ回路における高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を調整する。これにより、プロセスバラツキによる特性の変動があっても、その変動による動作への影響を緩和することができ、レベルシフタ回路における低電圧(VDDL)側トランジスタと高電圧(VDDH)側トランジスタとの電流駆動能力のバランスが悪化することを防止して安定した電圧変換動作を実現することができる。
例えば、図7に示すように、本実施形態によればプロセスバラツキによる特性変動が大きいWorstプロセス条件であっても低電圧(VDDL)側トランジスタと高電圧(VDDH)側トランジスタとの電流駆動能力のバランスを保ち安定した電圧変換動作を実現することができる。図7は、第1の実施形態におけるレベルシフタ回路での電圧波形を示す図であり、図7(A)に示したレベルシフタ回路71への入力信号SIG1、レベルシフタ回路71の出力信号SIG2、インバータ72の出力信号SIG3、及びレベルシフタ回路71内で制御信号CTLとして供給されるバイアスの各々の電圧波形を図7(B)に示している。なお、図7(B)において、SaはTypicalプロセス条件での電圧波形を示しており、SbはWorstプロセス条件でかつ電流駆動能力の調整を行っていない場合の電圧波形を示しており、ScはWorstプロセス条件でかつ電流駆動能力の調整を行った場合の電圧波形を示している。
なお、図2に示した制御回路13においては、コンパレータ21の第2の入力端にトランジスタQ24、Q25により構成されるインバータのしきい値電圧(論理判定のしきい値電圧)を供給するようにしているが、図3に示すように抵抗分割により所定の電圧を生成して供給するようにしても良い。
図3は、第1の実施形態における制御回路13の他の構成例を示す回路図である。この図3において、図2に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。電圧VREFと基準電位(ここでは、グラウンド:0Vとする)との間に抵抗R1、R2を直列接続し、抵抗R1、R2の接続点をコンパレータ21の第2の入力端に接続する。このように構成した場合には、コンパレータ21の第2の入力端に(R2×VREF)/(R1+R2)の電圧が供給されるので、この電圧(R2×VREF)/(R1+R2)が“L”に対応する電圧となるよう抵抗R1とR2の抵抗値を予め設定すれば良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施形態におけるレベルシフタ回路の構成例を示す回路図である。
第2の実施形態におけるレベルシフタ回路は、インバータ41、43、コンパレータ42、NMOSトランジスタQ41、Q44、Q47、PMOSトランジスタQ42,Q43、Q45、Q46、Q48、Q49、及び抵抗R1、R2を有する。図4に示す第2の実施形態におけるレベルシフタ回路は、入力端子INに入力される低電圧(VDDL)駆動の入力信号を高電圧(VDDH)駆動の出力信号に変換して出力端子OUTより出力する。
インバータ41、低電圧(VDDL)側トランジスタとしてのNMOSトランジスタQ41、Q44、及び高電圧(VDDH)側トランジスタとしてのPMOSトランジスタQ42、Q43、Q45、Q46により低電圧(VDDL)駆動の入力信号を高電圧(VDDH)駆動の出力信号に変換するレベル変換回路44が構成される。また、コンパレータ42、インバータ43、NMOSトランジスタQ47、PMOSトランジスタQ48、Q49、及び抵抗R1、R2により制御回路45が構成される。
インバータ41は、低電圧(VDDL)の電源で動作する。インバータ41の入力端は、入力端子INに接続される。
NOSトランジスタQ41は、ソースがインバータ41の出力端に接続され、ゲートに低電圧(VDDL)が供給される。また、NOSトランジスタQ41のドレインとPMOSトランジスタQ42、Q43のドレインとが接続される。NOSトランジスタQ41のドレインとPMOSトランジスタQ42、Q43のドレインとの接続点をノードN41とする。
NOSトランジスタQ44は、ゲートがインバータ41の出力端に接続され、ソースが基準電位に対して接続される。また、NOSトランジスタQ44のドレインとPMOSトランジスタQ45、Q46のドレインとが接続される。NOSトランジスタQ44のドレインとPMOSトランジスタQ45、Q46のドレインとの接続点をノードN42とする。出力端子OUTは、ノードN42に接続される。
PMOSトランジスタQ42のゲートがノードN42に接続され、PMOSトランジスタQ43のゲートには制御信号CTLが供給され、PMOSトランジスタQ42、Q43のソースには高電圧(VDDH)が供給される。同様に、PMOSトランジスタQ45のゲートがノードN41に接続され、PMOSトランジスタQ46のゲートには制御信号CTLが供給され、PMOSトランジスタQ45、Q46のソースには高電圧(VDDH)が供給される。
すなわち、PMOSトランジスタQ42、Q45は、それぞれノードN42、N41の電位によって制御される、言い換えれば入力端子INより入力された入力信号に基づいて駆動される。また、PMOSトランジスタQ43、Q46は、制御信号CTLによって制御され、詳細には制御信号CTLとして供給されるバイアス電圧に基づいて駆動され、レベルシフタ回路における高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を調整する。本実施形態においても制御信号CTLは、バイアス信号(バイアス電圧)である。
ここで、トランジスタQ41、Q42、Q43(Q44、Q45、Q46)のサイズ(電流駆動能力)は、PMOSトランジスタQ43(Q46)に制御信号CTLが印加されている状態で、NMOSトランジスタQ41(Q44)及びPMOSトランジスタQ42(Q45)がともにオン状態になった場合にノードN41(N42)の電位を“L”にできるように調整し構成されている。
インバータ43、NMOSトランジスタQ47及びPMOSトランジスタQ48、Q49からなる回路は、インバータ41、NMOSトランジスタQ41及びPMOSトランジスタQ42、Q43からなる回路のレプリカ回路を構成する。
インバータ43は、低電圧(VDDL)の電源で動作し、入力端には低電圧(VDDL)が供給される。NOSトランジスタQ47は、ソースがインバータ43の出力端に接続され、ゲートに低電圧(VDDL)が供給される。PMOSトランジスタQ48のゲートが基準電位に対して接続され、PMOSトランジスタQ49のゲートには制御信号CTLが供給され、PMOSトランジスタQ48、Q49のソースには高電圧(VDDH)が供給される。また、NOSトランジスタQ47のドレインとPMOSトランジスタQ48、Q49のドレインとが接続され、その接続点(ノードN43)がコンパレータ42の第1の入力端に接続される。
抵抗R1、R2は、電圧VREFと基準電位(ここでは、グラウンド:0Vとする)との間に直列接続され、抵抗R1、R2の接続点がコンパレータ42の第2の入力端に接続される。したがって、コンパレータ42の第2の入力端には(R2×VREF)/(R1+R2)の電圧が供給される。なお、電圧(R2×VREF)/(R1+R2)が“L”に対応する電圧となるよう抵抗R1とR2の抵抗値は予め設定されている。なお、抵抗R1、R2を用いた構成に代えて、図2に示した構成と同様に、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとを高電圧(VDDH)と基準電位との間に接続し、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの接続点をコンパレータ42の第2の入力端に接続するように構成しても良い。
制御回路45においては、トランジスタQ47、Q48をともにオン状態にして、レベル変換回路44のトランジスタQ41、Q42がともにオン状態となった場合を再現する。そして、コンパレータ42は、第1の入力端の入力電圧と第2の入力端の入力電圧とを比較し、その結果に応じて第1の入力端の入力電圧、すなわちノードN43の電圧が“L”に相当する電圧となるように制御信号CTLによってPMOSトランジスタQ49を制御し電流駆動能力を調整する。
第2の実施形態におけるレベルシフタ回路の動作について説明する。
まず、入力端子INに入力されている入力信号が“L”である場合、インバータ41の出力は“H”である。したがって、トランジスタQ42、Q44がオン状態、トランジスタQ41、Q45がオフ状態になり、“L”の出力信号が出力端子OUTより出力される。
入力端子INに入力される入力信号が“L”から“H”に変化すると、インバータ41の出力が“H”から“L”に変化するが、その変化の直後は、まだノードN42は“L”である。そのため、入力信号が“L”から“H”に変化した直後においては、トランジスタQ41、Q42がともにオン状態となるが、高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を制御しているので、トランジスタQ41、Q42がともにオン状態になった場合には、ノードN41の電圧は“L”となる。これにより、トランジスタQ45がオン状態になるとともにトランジスタQ44がオフ状態になり、ノードN12の電圧が“H”となる。したがって、“H”の出力信号が出力端子OUTより出力されるとともに、トランジスタQ42がオフ状態になる。
第2の実施形態によれば、制御回路45にて生成された制御信号CTLをレベル変換回路44におけるPMOSトランジスタQ43、Q46にそれぞれ供給することにより高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を調整する。これにより、プロセスバラツキによる特性の変動があっても動作への影響を緩和することができ、レベルシフタ回路における低電圧(VDDL)側トランジスタと高電圧(VDDH)側トランジスタとの電流駆動能力のバランスが悪化することを防止して安定した電圧変換動作を実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
以下に説明する第3の実施形態は、ディジタル信号を用いて高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力の調整を行い、低電圧(VDDL)側トランジスタと高電圧(VDDH)側トランジスタとの電流駆動能力のバランスの悪化を抑制するようにしたものである。
図5は、第3の実施形態におけるレベルシフタ回路の構成例を示す回路図である。
第3の実施形態におけるレベルシフタ回路は、インバータ51、制御回路52、NMOSトランジスタ(低電圧(VDDL)側トランジスタ)Q51、Q55、及びPMOSトランジスタ(高電圧(VDDH)側トランジスタ)Q52、Q53、Q54、Q56、Q57、Q58を有する。第3の実施形態におけるレベルシフタ回路は、入力端子INに入力される低電圧(VDDL)駆動の入力信号を高電圧(VDDH)駆動の出力信号に変換して出力端子OUTより出力する。
インバータ51は、低電圧(VDDL)の電源で動作する。インバータ51の入力端は、入力端子INに接続される。
NOSトランジスタQ51は、ゲートに低電圧(VDDL)が供給され、ソースがインバータ51の出力端に接続され、ドレインがノードN51に接続される。NOSトランジスタQ55は、ゲートがインバータ51の出力端に接続され、ソースが基準電位に対して接続され、ドレインがノードN52に接続される。
PMOSトランジスタQ52、Q53、Q54は、ソースに高電圧(VDDH)が供給され、ドレインがノードN51に接続される。PMOSトランジスタQ52のゲートがノードN52に接続され、PMOSトランジスタQ53のゲートがスイッチSW51を介してノードN52に接続され、PMOSトランジスタQ54のゲートがスイッチSW52を介してノードN52に接続される。
同様に、PMOSトランジスタQ56、Q57、Q58は、ソースに高電圧(VDDH)が供給され、ドレインがノードN52に接続される。PMOSトランジスタQ56のゲートがノードN51に接続され、PMOSトランジスタQ57のゲートがスイッチSW53を介してノードN51に接続され、PMOSトランジスタQ58のゲートがスイッチSW54を介してノードN51に接続される。
制御回路52は、高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を調整するための制御信号CTL1、CTL2を生成し出力する。本実施形態では、制御信号CTL1、CTL2はそれぞれディジタル信号である。スイッチSW51、SW53は、制御回路52からの制御信号CTL1によってオン/オフ制御され、スイッチSW52、SW54は、制御回路52からの制御信号CTL2によってオン/オフ制御される。すなわち、本実施形態においては、制御信号CTL1、CTL2によって、PMOSトランジスタQ52〜Q54、Q56〜Q58のうちどのトランジスタを入力信号に基づいて駆動するかが選択的に切り替えられる。
出力端子OUTは、ノードN52に接続される。
図6は、制御回路52の構成例を示す回路図である。
図6に示すように制御回路52は、インバータ61、コンパレータ62、63、NMOSトランジスタQ61、PMOSトランジスタQ62、Q63、Q64、及びスイッチSW61、SW62を有する。インバータ61、NMOSトランジスタQ61及びPMOSトランジスタQ62〜Q64からなる回路は、図5に示したインバータ51、NMOSトランジスタQ51及びPMOSトランジスタQ52〜Q54からなる回路のレプリカ回路を構成する。
インバータ61は、低電圧(VDDL)の電源で動作し、入力端には低電圧(VDDL)が供給される。NOSトランジスタQ61は、ゲートに低電圧(VDDL)が供給され、ソースがインバータ61の出力端に接続され、ドレインがノードN61に接続される。PMOSトランジスタQ62、Q63、Q64は、ソースに高電圧(VDDH)が供給され、ドレインがノードN61に接続される。PMOSトランジスタQ62のゲートが基準電位に対して接続され、PMOSトランジスタQ63のゲートがスイッチSW61を介して基準電位に対し接続され、PMOSトランジスタQ64のゲートがスイッチSW62を介して基準電位に対し接続される。
コンパレータ62、63の第1の入力端はノードN61に接続され、コンパレータ62の第2の入力端には第1の参照電位VREF1が供給され、コンパレータ63の第2の入力端には第2の参照電位VREF2が供給される。コンパレータ62、63の各々の出力は、制御信号CTL1、CTL2として出力される。スイッチSW61は制御信号CTL1によってオン/オフ制御され、スイッチSW62は制御信号CTL2によってオン/オフ制御される。
なお、第3の実施形態におけるレベルシフタ回路の動作は、制御信号CTL1、CTL2に応じてPMOSトランジスタQ52〜Q54、Q56〜Q58のうちどのトランジスタを動作させるかを制御することにより電流駆動能力を調整する点が異なるだけで、レベルシフトに係る基本動作については第2の実施形態と同様である。
第3の実施形態によれば、制御回路52にて生成された制御信号CTL1、CTL2に応じてPMOSトランジスタQ52〜Q54、Q56〜Q58の内のどのトランジスタを動作させるかを制御し高電圧(VDDH)側トランジスタの電流駆動能力を調整する。これにより、プロセスバラツキによる特性の変動があっても、その変動による動作への影響を緩和することができ、安定した電圧変換動作を実現することができる。
なお、図5及び図6においては、高電圧(VDDH)側トランジスタが3つのPMOSトランジスタからなる構成を一例として示しているが、これに限定されるものではなく、高電圧(VDDH)側トランジスタを構成するトランジスタの数は複数であれば良く任意である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態におけるレベルシフタ回路の構成例を示す図である。 第1の実施形態における制御回路の構成例を示す図である。 第1の実施形態における制御回路の他の構成例を示す図である。 第2の実施形態におけるレベルシフタ回路の構成例を示す図である。 第3の実施形態におけるレベルシフタ回路の構成例を示す図である。 第3の実施形態における制御回路の他の構成例を示す図である。 本実施形態におけるレベルシフタ回路での電圧波形を示す図である。 従来のレベルシフタ回路の構成を示す図である。
符号の説明
11、12、41 インバータ
13、45 制御回路
IN 入力端子
OUT 出力端子
Q11、Q14、Q41、Q44 NMOSトランジスタ
Q12、Q13、Q15、Q16、Q42、Q43、Q45、Q46 PMOSトランジスタ

Claims (5)

  1. 高電圧側トランジスタと低電圧側トランジスタとが接続されてなる内部回路を有し、入力された低電圧の信号を高電圧の信号に変換するレベル変換回路と、
    前記高電圧側トランジスタに制御信号を出力し、当該高電圧側トランジスタの電流駆動能力を制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記高電圧側トランジスタ及び前記低電圧側トランジスタがともにオンである状態前記高電圧側トランジスタと前記低電圧側トランジスタとの接続点の電圧ローレベルになるように前記高電圧側トランジスタの電流駆動能力を制御することを特徴とするレベルシフタ回路。
  2. 前記制御回路は、前記内部回路のレプリカ回路を有し、
    前記レプリカ回路における高電圧側トランジスタ及び低電圧側トランジスタをともにオン状態にした際の前記高電圧側トランジスタと前記低電圧側トランジスタとの接続点の電圧に基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1記載のレベルシフタ回路。
  3. 前記レベル変換回路の高電圧側トランジスタは、各々のソース及びドレインが高電圧電源及び前記低電圧側トランジスタに接続された複数のトランジスタであることを特徴とする請求項1又は2記載のレベルシフタ回路。
  4. 前記レベル変換回路の高電圧側トランジスタは、入力された信号に基づいて駆動される第1のトランジスタと、前記制御回路からの制御信号に基づいて駆動される第2のトランジスタとからなることを特徴とする請求項3記載のレベルシフタ回路。
  5. 前記複数のトランジスタは、前記制御回路からの制御信号に応じて、入力された信号に基づいて駆動されるか否かを選択的に切り替えられることを特徴とする請求項3記載のレベルシフタ回路。
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