JP6610223B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

この発明は、レベルシフタを含む半導体集積回路に関する。
電源電圧の異なる回路間のインタフェースとしてレベルシフタが用いられる。図9は、この種のレベルシフタの一例であるレベルシフタ2の構成を示す回路図である。このレベルシフタ2には、第1の電源電圧VDD、第2の電源電圧VSS、第3の電源電圧VLSM_CGおよび第4の電源電圧VBBが与えられる。レベルシフタ2は、第1の電源電圧VDDに対応した第1の論理レベル(この例では高レベル)、第2の電源電圧VSSに対応した第2の論理レベル(この例では低レベル)を有する入力論理信号INを、第3の電源電圧VLSM_CGに対応した高レベル、第4の電源電圧VBBに対応した低レベルを有する出力論理信号に変換する回路である。
図9に示すように、レベルシフタ2は、PチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;金属−酸化膜−半導体構造のトランジスタ。以下、単にトランジスタという。)M1およびM2と、NチャネルトランジスタM3およびM4と、インバータ10〜12とを有する。
レベルシフタ2の入力論理信号INは、PチャネルトランジスタM1のゲートとインバータ10の入力点に与えられる。インバータ10は、第1の電源電圧VDDおよび第2の電源電圧VSS(<VDD)が与えられることにより動作する。インバータ10の出力点は、PチャネルトランジスタM2のゲートに接続されている。PチャネルトランジスタM1およびM2の各々のソースには、第1の電源電圧VDDが与えられる。PチャネルトランジスタM1のドレインは、NチャネルトランジスタM3のドレインに接続されており、その接続点がノードN3である。PチャネルトランジスタM2のドレインは、NチャネルトランジスタM4のドレインに接続されており、その接続点がノードN4である。
NチャネルトランジスタM3のゲートは、ノードN4に接続されており、NチャネルトランジスタM4のゲートは、ノードN3に接続されている。NチャネルトランジスタM3およびM4の各々のソースには、第4の電源電圧VBBが与えられる。インバータ11は、入力点がノードN4に接続され、出力点がインバータ12の入力点に接続されている。インバータ11および12は、第3の電源電圧VLSM_CGおよび第4の電源電圧VBB(<VLSM_CG)が与えられて動作する。そして、インバータ11の出力点から出力論理信号OUTBが得られ、インバータ12の出力点から出力論理信号OUTが得られる。
以上の構成において、入力論理信号INが高レベル(VDD)になると、PチャネルトランジスタM1のゲート電圧がVDD、PチャネルトランジスタM2のゲート電圧がVSSになるため、PチャネルトランジスタM1がOFF、PチャネルトランジスタM2がONになる。そして、PチャネルトランジスタM2がONになると、ノードN4の電位が上昇してNチャネルトランジスタM3がONになり、ノードN3の電位が低下してNチャネルトランジスタM4がOFFとなる。この結果、ノードN3の電位はVBB、ノードN4の電位はVDDとなる。そして、ノードN4の電位がVDDになると、インバータ11は出力論理信号OUTBを低レベル=VBBとし、これによりインバータ12は出力論理信号OUTを高レベル=VLSM_CGとする。
一方、入力論理信号INが低レベル(VSS)になると、PチャネルトランジスタM1のゲート電圧がVSS、PチャネルトランジスタM2のゲート電圧がVDDになるため、PチャネルトランジスタM1がON、PチャネルトランジスタM2がOFFになる。そして、PチャネルトランジスタM1がONになると、ノードN3の電位が上昇してNチャネルトランジスタM4がONになり、ノードN4の電位が低下してNチャネルトランジスタM3がOFFとなる。この結果、ノードN3の電位はVDD、ノードN4の電位はVBBとなる。そして、ノードN4の電位がVBBになると、インバータ11は出力論理信号OUTBを高レベル=VLSM_CGとし、これによりインバータ12は出力論理信号OUTを低レベル=VBBとする。
特開2013−150219号公報 特開2013−171612号公報
ところで、上述したレベルシフタ2は、第1の電源電圧VDDと第4の電源電圧VBBとの電圧差が大きい場合に、レベルシフタ2を構成する一部のトランジスタに大きな電圧が加わる問題がある。例えばVDD=3.3V、VSS=0V、VLSM_CG=0V、VBB=−5Vとする。この場合において、入力論理信号INが高レベル=3.3Vであると、ノードN4の電位が3.3V、ノードN3の電位が−5Vとなるため、NチャネルトランジスタM4のゲート−ドレイン間電圧が3.3V−(−5V)=8.3Vとなる。また、入力論理信号INが低レベル=0Vであると、ノードN3の電位が3.3V、ノードN4の電位が−5Vとなるため、NチャネルトランジスタM3のゲート−ドレイン間電圧が3.3V−(−5V)=8.3Vとなる。
近年では、半導体集積回路の微細化に伴い、半導体集積回路を構成するトランジスタの耐圧が低下している。このため、従来のレベルシフタ2では、例えばNチャネルトランジスタM3およびM4の耐圧が6V程度であると、これらのトランジスタは破壊され易くなる。NチャネルトランジスタM3およびM4の破壊を免れるために、NチャネルトランジスタM3およびM4を高耐圧トランジスタにより構成することも考えられる。しかし、NチャネルトランジスタM3およびM4を高耐圧トランジスタとすると、半導体集積回路の製造プロセスが複雑化する問題がある。
高耐圧トランジスタを用いることなく、高電圧で動作可能なレベルシフタを構成するための技術として、例えば特許文献1または2に開示の技術がある。これらの文献に開示された半導体集積回路では、各トランジスタに所定電圧以上の電圧が加わらないように保護回路が設けられている。
しかしながら、このような保護回路を設けたとしても、レベルシフタの出力論理信号の高レベル、低レベルの切り換えを行うモード切り換えの際に、瞬時的にレベルシフタ内のトランジスタに過大な電圧が加わり、これによりトランジスタが破壊に至る可能性があった。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、レベルシフタの出力論理信号の高レベルおよび低レベルの切り換えの際にトランジスタを破壊から保護することができ、かつ、微細化可能で製造プロセスが簡易な半導体集積回路を提供することを目的とする。
この発明は、第1〜第4の電源電圧が与えられ、第1の電源電圧に対応した第1の論理レベル、第2の電源電圧に対応した第2の論理レベルを有する入力論理信号を、第3の電源電圧に対応した第1の論理レベル、第4の電源電圧に対応した第2の論理レベルを有する出力論理信号に変換するレベルシフタと、モード指示信号に従って、第3の電源電圧および第4の電源電圧を切り換える手段であって、レベルシフタを構成する各トランジスタに所定電圧以上の電圧が加わらないように第3の電源電圧または第4の電源電圧の一方を段階的に切り換える切り換え手段とを具備することを特徴とする半導体集積回路を提供する。
この発明によれば、第3の電源電圧および第4の電源電圧を切り換える際に、第3の電源電圧または第4の電源電圧の一方を段階的に切り換えることにより、レベルシフタを構成する各トランジスタに所定電圧以上の電圧が加わらないようにすることができ、レベルシフタを構成する各トランジスタを破壊から保護することができる。また、レベルシフタを構成する各トランジスタに所定電圧以上の電圧が加わらないため、レベルシフタを含む半導体集積回路の微細化が可能である。さらに、レベルシフタを構成する各トランジスタとして高耐圧トランジスタを用いる必要がないため、製造プロセスが簡易となる。
好ましい態様において、レベルシフタは、第1の電源電圧を出力する電源に各々のソースが接続され、入力論理信号に応じて排他的にON/OFFが切り換えられる第1および第2のトランジスタと、第4の電源電圧を出力する電源に各々のソースが接続され、一方のドレインが他方のゲートに接続され、一方のゲートが他方のドレインに接続された第3および第4のトランジスタと、各々のゲートに第1のバイアス電圧が与えられ、第1および第2のトランジスタのドレイン電流の流路となり、第1および第2のトランジスタのドレイン電圧を第1の電源電圧と第1のバイアス電圧により定まる限界電圧との間の電圧範囲に制限する第5および第6のトランジスタと、各々のゲートに第2のバイアス電圧が与えられ、第5および第6のトランジスタの各ドレイン電流を第3および第4のトランジスタのドレインに供給し、第3および第4のドレイン電圧を第2のバイアス電圧により定まる限界電圧と第4の電源電圧との間の電圧範囲に制限する第7および第8のトランジスタと、第4のトランジスタのドレイン電圧に基づき、第3の電源電圧に対応した第1の論理レベル、第4の電源電圧に対応した第2の論理レベルの出力論理信号を出力する出力部とを具備する。
他の好ましい態様において、切り換え手段は、第3の電源電圧または第4の電源電圧の一方を、切り換え前の電源電圧から、切り換え前の電源電圧と切り換え後の電源電圧との中間の中間電圧に切り換え、その後、第3の電源電圧または第4の電源電圧の他方を切り換え、その後、第3の電源電圧または第4の電源電圧の一方を中間電圧から切り換え後の電源電圧に切り換える。
具体的には、第1の電源電圧は第2の電源電圧よりも高く、第3の電源電圧は第4の電源電圧よりも高く、切り換え手段は、第3の電源電圧および第4の電源電圧を低下させる場合に、第4の電源電圧を、切り換え前の電源電圧から、切り換え前の電源電圧と切り換え後の電源電圧との中間の中間電圧に低下させ、その後、第3の電源電圧を低下させ、その後、第4の電源電圧を中間電圧から切り換え後の電源電圧に低下させる。また、切り換え手段は、第3の電源電圧および第4の電源電圧を上昇させる場合に、第4の電源電圧を、切り換え前の電源電圧から、切り換え前の電源電圧と切り換え後の電源電圧との中間の中間電圧に上昇させ、その後、第3の電源電圧を上昇させ、その後、第4の電源電圧を中間電圧から前記切り換え後の電源電圧に上昇させる。
好ましい態様において、切り換え手段は、第2のバイアス電圧を第3の電源電圧に連動させる。
また、他の好ましい態様において、切り換え手段は、第4の電源電圧を出力する電圧出力回路と、第1の基準電圧と第4の電源電圧との差電圧を分圧する分圧回路と、分圧回路の出力電圧と第2の基準電圧との差分に応じて電圧出力回路が出力する第4の電源電圧を増減するコンパレータと、モード指示信号に応じて、分圧回路の分圧比を変化させる制御信号を出力するタイミング制御回路とを具備する。
この発明の一実施形態である半導体集積回路の構成を示す回路図である。 同半導体集積回路のモード切換部100のバイアス電圧VBIAS_Nと第3の電源電圧VLSM_CGの出力に関する構成を示す回路図である。 同モード切換部100の第4の電源電圧VBBの出力に関する構成を示す回路図である。 正電圧出力モードから負電圧出力モードに直接切り換わる場合の各電圧の波形を示すタイムチャートである。 正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換わる場合の各電圧の波形を示すタイムチャートである。 正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換わる場合のバイアス電圧VBIAS_Nと第3の電源電圧VLSM_CGに関する各電圧の波形を示すタイムチャートである。 正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換わる場合の第4の電源電圧VBBに関する各電圧の波形を示すタイムチャートである。 負電圧出力モードから正電圧出力モードに切り換わる場合の各電圧の波形を示すタイムチャートである。 レベルシフタ2の構成を示す回路図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
(A:構成)
図1は、この発明の一実施形態である半導体集積回路の構成を示す回路図である。この半導体集積回路は、レベルシフタ1とモード切換部100とを有する。レベルシフタ1は、第1の電源電圧VDD、第2の電源電圧VSS、第3の電源電圧VLSM_CGおよび第4の電源電圧VBBと、バイアス電圧VBIAS_Nとを与えられ、第1の電源電圧VDDに対応した第1の論理レベル(高レベル)、第2の電源電圧VSSに対応した第2の論理レベル(低レベル)を有する入力論理信号を、第3の電源電圧VLSM_CGに対応した第1の論理レベル(高レベル)、第4の電源電圧VBBに対応した第2の論理レベル(低レベル)を有する出力論理信号に変換する回路である。このレベルシフタ1は、出力論理信号OUTおよびOUTBとして、正の電圧である第1の論理レベル、0Vである第2の論理レベルを出力する正電圧出力モードと、0Vである第1の論理レベル、負の電圧である第2の論理レベルを出力する負電圧出力モードを有する。モード切換部100は、例えば半導体集積回路の外部から与えられるモード指示信号に従い、第3の電源電圧VLSM_CGおよび第4の電源電圧VBBと、バイアス電圧VBIAS_Nとを切り換えることにより、レベルシフタ1を正電圧出力モードから負電圧出力モードへ、あるいは負電圧出力モードから正電圧出力モードへ切り換える回路である。この切り換えの際、モード切換部100は、レベルシフタ1を構成する各トランジスタに所定電圧以上の電圧が加わらないように、第3の電源電圧VLSM_CGおよびバイアス電圧VBIAS_Nと、第4の電源電圧VBBとを段階的に切り換える。
本実施形態におけるレベルシフタ1が従来のレベルシフタ2(図9参照)と異なる点は、第5のトランジスタであるPチャネルトランジスタM5と、第6のトランジスタであるPチャネルトランジスタM6と、第7のトランジスタであるNチャネルトランジスタM7と、第8のトランジスタであるNチャネルトランジスタM8とを有する点である。この点以外はレベルシフタ1とレベルシフタ2は同一である。従って、図1において、図9に示されたものと同一の構成要素には同一の符号を付けて、その説明を省略する。以下では、モード切換部100と、レベルシフタ1のPチャネルトランジスタM5およびM6と、NチャネルトランジスタM7およびM8とを中心に説明する。
第1のトランジスタであるPチャネルトランジスタM1のドレインは、PチャネルトランジスタM5のソースに接続されており、その接続点がノードN5である。第2のトランジスタであるPチャネルトランジスタM2のドレインは、PチャネルトランジスタM6のソースに接続されており、その接続点がノードN6である。PチャネルトランジスタM5のドレインは、NチャネルトランジスタM7のドレインに接続されており、その接続点がノードN7である。PチャネルトランジスタM6のドレインは、NチャネルトランジスタM8のドレインに接続されており、その接続点がノードN8である。PチャネルトランジスタM5およびM6の各々のゲートには、第1のバイアス電圧として第2の電源電圧VSSが与えられる。PチャネルトランジスタM5およびM6は、PチャネルトランジスタM1およびM2のドレイン電圧を第1の電源電圧VDDと第1のバイアス電圧VSSにより定まる限界電圧との間の電圧範囲に制限する役割を果たす。
第3のトランジスタであるNチャネルトランジスタM3および第4のトランジスタであるNチャネルトランジスタM4の各々のソースには、モード切換部100から第4の電源電圧VBBが与えられる。NチャネルトランジスタM3のドレインはNチャネルトランジスタM4のゲートに接続され、その接続点はノードN3となっている。また、NチャネルトランジスタM4のドレインはNチャネルトランジスタM3のゲートに接続され、その接続点はノードN4となっている。第7のトランジスタであるNチャネルトランジスタM7のソースは、第3のトランジスタであるNチャネルトランジスタM3のドレインに接続されている。また、第8のトランジスタであるNチャネルトランジスタM8のソースは、第4のトランジスタであるNチャネルトランジスタM4のドレインに接続されている。NチャネルトランジスタM7およびM8の各々のゲートには、第2のバイアス電圧として、モード切換部100からバイアス電圧VBIAS_Nが与えられる。NチャネルトランジスタM7およびM8は、NチャネルトランジスタM3およびM4のドレイン電圧を第2のバイアス電圧VBIAS_Nにより定まる限界電圧と第4の電源電圧VBBとの間の電圧範囲に制限する役割を果たす。
インバータ11および12は、第3の電源電圧VLSM_CGおよび第4の電源電圧VBBにより動作し、ノードN4の出力電圧に基づいて出力論理信号OUTおよびOUTBを出力する出力部である。
モード切換部100は、外部から与えられるモード指示信号に応じて、バイアス電圧VBIAS_N、第3の電源電圧VLSM_CGおよび第4の電源電圧VBBの電圧値を切り換える回路である。具体的には、モード切換部100は、バイアス電圧VBIAS_Nおよび第3の電源電圧VLSM_CGの各々を3.3Vと0Vのいずれかに切り換え、第4の電源電圧VBBを0Vと、−5Vと、両者の中間電圧である−2.5Vとのいずれかに切り換える。図2は、モード切換部100のバイアス電圧VBIAS_Nと第3の電源電圧VLSM_CGの出力に関する構成を示す回路図であり、図3は、モード切換部100の第4の電源電圧VBBの出力に関する構成を示す回路図である。
図2に示すように、モード切換部100は、タイミング制御回路110、レベルシフト部120およびインバータ130を有する。タイミング制御回路110は、レベルシフト部120に接続され、図示しない外部電源から1.2Vの電源電圧を与えられて動作し、モード指示信号に応じて、高レベルが1.2V、低レベルが0Vである信号SM_OUTを出力する。レベルシフト部120は、この信号SM_OUTのレベルシフトを行い、高レベルが3.3V、低レベルが0Vの信号LS_OUTとして出力する。インバータ130は、このレベルシフト部120が出力した信号LS_OUTが高レベルである場合はバイアス電圧VBIAS_Nおよび第3の電源電圧VLSM_CGを3.3Vとし、レベルシフト部120の出力信号が低レベルである場合はバイアス電圧VBIAS_Nおよび第3の電源電圧VLSM_CGを0Vとする。
図3に示すように、モード切換部100は、図2に示すタイミング回路110に加えて、ディテクタ140および第4の電源電圧VBBを出力する負電圧出力回路150を有する。負電圧出力回路150は、例えばチャージポンプである。タイミング制御回路110は、ディテクタ140に接続され、モード指示信号に応じて生成した信号VBB_VOL_CTRLを与える。この信号VBB_VOL_CTRLは、信号VBB_VOL_CTRL<1>と信号VBB_VOL_CTRL<0>の2種類の情報を含む制御信号である。
ディテクタ140は、可変抵抗141、固定抵抗142およびコンパレータ143を有する。可変抵抗141と固定抵抗142は、第1の基準電圧3.3Vと第4の電源電圧VBBとの差電圧を分圧する分圧回路を構成している。この分圧回路の分圧比は、可変抵抗141の抵抗値R1と固定抵抗142の抵抗値R2との比となる。上記信号VBB_VOL_CTRLは、可変抵抗141の抵抗値R1を指示する信号である。コンパレータ143は、可変抵抗141と固定抵抗142とからなる分圧回路の出力電圧と第2の基準電圧0Vとの差分に応じて負電圧出力回路150に出力させる第4の電源電圧VBBを増減させる。このため、可変抵抗141と固定抵抗142の接続点の電圧は0Vとなり、第4の電源電圧VBBは、電圧VBB=−3.3V×(R2/R1)となる。
以上が、半導体集積回路の構成である。
(B:動作)
次に、半導体集積回路の動作について説明する。レベルシフタ1の正電圧出力モードでは、第3の電源電圧VLSM_CG=3.3V、第4の電源電圧VBB=0V、バイアス電圧VBIAS_N=3.3V、信号SM_OUTの電圧=1.2V、信号LS_OUTの電圧=3.3V、信号VBB_VOL_CTRL<1>の電圧=0V、信号VBB_VOL_CTRL<0>の電圧=0Vであり、レベルシフタ1の負電圧出力モードでは、第3の電源電圧VLSM_CG=−5V、第4の電源電圧VBB=0V、バイアス電圧VBIAS_N=0V、信号SM_OUTの電圧=0V、信号LS_OUTの電圧=0V、信号VBB_VOL_CTRL<1>の電圧=1.2V、信号VBB_VOL_CTRL<0>の電圧=0Vである。なお、正電圧出力モードと負電圧出力モードのいずれの動作モードであっても、第1の電源電圧VDD=3.3V、第2の電源電圧VSS=0Vである。
正電圧出力モードにおいて、入力論理信号INが3.3Vであると、PチャネルトランジスタM1はOFFとなり、PチャネルトランジスタM2はONとなる。PチャネルトランジスタM2がONとなるため、ノードN6の電位は、第1の電源電圧VDDと等しくなり、3.3Vとなる。第2の電源電圧VSS=0Vであり、ノードN6の電位が3.3Vであるので、PチャネルトランジスタM6はONとなる。このため、ノードN8の電位は3.3Vとなる。バイアス電圧VBIAS_N=3.3Vであり、ノードN8の電位は3.3Vであるので、NチャネルトランジスタM8はOFFとなる。このため、ノードN4の電位は、3.3V−Vthとなる。Vthとは、NチャネルトランジスタM8の閾値電圧である。ノードN4の電位が3.3V−Vthであるので、NチャネルトランジスタM3はONとなり、ノードN3の電位は、第4の電源電圧VBBと等しくなり、0Vとなる。ノードN3の電位が0Vであるので、NチャネルトランジスタM4はOFFとなる。正電圧出力モードでは第3の電源電圧VLSM_CG=3.3V、第4の電源電圧VBB=0Vであり、ノードN4の電位は3.3V−Vthであるので、インバータ11は出力論理信号OUTBを0Vとし、これによりインバータ12は出力論理信号OUTを3.3Vとする。
また、正電圧出力モードにおいて、入力論理信号INが0Vであると、PチャネルトランジスタM1はONとなり、PチャネルトランジスタM2はOFFとなる。PチャネルトランジスタM1がONとなるため、ノードN5の電位は、第1の電源電圧VDDと等しくなり、3.3Vとなる。第2の電源電圧VSS=0Vであり、ノードN5の電位が3.3Vであるので、PチャネルトランジスタM5はONとなる。このため、ノードN7の電位は3.3Vとなる。バイアス電圧VBIAS_N=3.3Vであり、ノードN7の電位は3.3Vであるので、NチャネルトランジスタM7はOFFとなる。このため、ノードN3の電位は、3.3V−Vthとなる。Vthは、NチャネルトランジスタM7の閾値電圧であり、この閾値電圧の値はNチャネルトランジスタM8の閾値電圧の値と等しい。ノードN3の電位が3.3V−Vthであるので、NチャネルトランジスタM4はONとなり、ノードN4の電位は、第4の電源電圧VBBと等しくなり、0Vとなる。ノードN4の電位が0Vであるので、NチャネルトランジスタM3はOFFとなる。正電圧出力モードでは第4の電源電圧VLSM_CG=3.3V、第4の電源電圧VBB=0Vであり、ノードN4の電位は0Vであるので、インバータ11は出力論理信号OUTBを0Vとし、これによりインバータ12は出力論理信号OUTを3.3Vとする。
負電圧出力モードにおいて、入力論理信号INが3.3Vであると、正電圧出力モードにおいて入力論理信号INが3.3Vである場合と同様、ノードN8の電位が3.3Vとなる。負電圧出力モードではバイアス電圧VBIAS_N=0Vであり、ノードN8の電位は3.3Vであるので、NチャネルトランジスタM8はOFFとなる。このため、ノードN4の電位は、−Vthとなる。ノードN4の電位が−Vthであるので、NチャネルトランジスタM3はONとなり、ノードN3の電位は、第4の電源電圧VBBと等しくなり、−5Vとなる。ノードN3の電位が−5Vであるので、NチャネルトランジスタM4はOFFとなる。正電圧出力モードでは第3の電源電圧VLSM_CG=0V、第4の電源電圧VBB=−5Vであり、ノードN4の電位は−Vthであるので、インバータ11は出力論理信号OUTBを0Vとし、これによりインバータ12は出力論理信号OUTを−5Vとする。
また、負電圧出力モードにおいて、入力論理信号INが0Vであると、正電圧出力モードにおいて入力論理信号INが0Vである場合と同様、ノードN7の電位が3.3Vとなる。負電圧出力モードではバイアス電圧VBIAS_N=0Vであり、ノードN7の電位は3.3Vであるので、NチャネルトランジスタM7はOFFとなる。このため、ノードN3の電位は、−Vthとなる。ノードN3の電位が−Vthであるので、NチャネルトランジスタM4はONとなり、ノードN4の電位は、第4の電源電圧VBBと等しくなり、−5Vとなる。ノードN4の電位が−5Vであるので、NチャネルトランジスタM3はOFFとなる。正電圧出力モードでは第3の電源電圧VLSM_CG=0V、第4の電源電圧VBB=−5Vであり、ノードN4の電位は0Vであるので、インバータ11は出力論理信号OUTBを0Vとし、これによりインバータ12は出力論理信号OUTを−5Vとする。
図4は、本実施形態の比較例の動作を示すタイムチャートである。この比較例では、正電圧出力モードから負電圧出力モードに直接切り換えている。正電圧出力モードにおいて、入力論理信号INが3.3Vであると、上記の通り、ノードN4の電位が3.3V−Vthとなり、ノードN3の電位が0Vとなる。ここで、モード指示信号により、正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換える際に、第4の電源電圧VBBが0Vから−5Vに切り換わるのと同時に、バイアス電圧VBIAS_Nが3.3Vから0Vに切り換わることが理想である。しかし、実際には両者の切り換えが同時に行われず、第4の電源電圧VBBの切り換えが先行して行われた場合、NチャネルトランジスタM3がONであるので、NチャネルトランジスタM4のゲート−ドレイン間電圧が3.3V−Vth−(−5V)=8.3V−Vthとなる。従って、NチャネルトランジスタM4の耐圧が6V程度である場合、NチャネルトランジスタM4が破壊される。また、正電圧出力モードにおいて、入力論理信号INが0Vであると、上記の通り、ノードN3の電位が3.3V−Vthとなり、ノードN4の電位が0Vとなる。ここで、モード指示信号により、正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換わると、第4の電源電圧VBBが0Vから−5Vに切り換わるのと同時に、バイアス電圧VBIAS_Nが3.3Vから0Vに切り換わるはずであるが、第4の電源電圧VBBの切り換えがバイアス電圧VBIAS_Nの切り換えよりも先に行われた場合、NチャネルトランジスタM3のゲート−ドレイン間の電圧が8.3V−Vthとなる。従って、NチャネルトランジスタM3の耐圧が6V程度である場合、NチャネルトランジスタM3が破壊される。
このようなNチャネルトランジスタM3およびM4の破壊を防止するために、本実施形態では、正電圧出力モードから負電圧出力モードへ切り換える際に状態1および2を経由する。つまり、レベルシフタ1は、正電圧出力モード→状態1→状態2→負電圧出力モードと切り換える。状態1では、バイアス電圧VBIAS_N=3.3V、第3の電源電圧VLSM_CG=3.3V、第4の電源電圧VBB=−2.5V、信号SM_OUTの電圧=1.2V、信号LS_OUTの電圧=3.3V、信号VBB_VOL_CTRL<1>の電圧=0V、信号VBB_VOL_CTRL<0>の電圧=1.2Vとされ、状態2では、バイアス電圧VBIAS_N=0V、第3の電源電圧VLSM=0V、第4の電源電圧VBB=−2.5V、信号SM_OUTの電圧=0V、信号LS_OUTの電圧=0V、信号VBB_VOL_CTRL<1>の電圧=0V、信号VBB_VOL_CTRL<0>の電圧=1.2Vとされる。なお、状態1および2のいずれの場合も第1の電源電圧VDD=3.3V、第2の電源電圧VSS=0Vである。
図5は、正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換える場合の各電圧の波形を示すタイムチャートである。正電圧出力モードから状態1に切り換わると、バイアス電圧VBIAS_Nおよび第3の電源電圧VLSM_CGは正電圧出力モードと同じ値のままだが、第4の電源電圧VBB=−2.5Vとなる。この状態1において、入力論理信号INが3.3Vであると、NチャネルトランジスタM4は、ドレインに3.3V−Vthの電圧が与えられ、ゲートに−2.5Vの電圧が与えられる。このため、NチャネルトランジスタM4のゲート−ドレイン間の電圧は、3.3V−Vth−(−2.5V)=5.8V−Vthとなる。NチャネルトランジスタM4の耐圧は6Vなので、NチャネルトランジスタM4が破壊されることがない。また、状態1において、入力論理信号INが0Vであると、NチャネルトランジスタM3は、ドレインに3.3V−Vthの電圧が与えられ、ゲートに−2.5Vの電圧が与えられる。このため、NチャネルトランジスタM3のゲート−ドレイン間の電圧は、3.3V−Vth−(−2.5V)=5.8V−Vthとなる。NチャネルトランジスタM3の耐圧は6Vなので、NチャネルトランジスタM3が破壊されることがない。
状態1から状態2に切り換わると、第4の電源電圧VBBは状態1と同じ値のままだが、バイアス電圧VBIAS_N=0Vとなり、第3の電源電圧VLSM_CG=0Vとなる。この状態2において、入力論理信号INが3.3Vであると、バイアス電圧VBIAS_N=0Vであり、ノードN8の電位が3.3Vであるので、NチャネルトランジスタM8がOFFとなり、ノードN4の電位は−Vthとなる。NチャネルトランジスタM4は、ドレインに−Vthの電圧が与えられ、ゲートに−2.5Vの電圧が与えられる。このため、NチャネルトランジスタM4のゲート−ドレイン間の電圧は、−Vth−(−2.5V)=2.5V−Vthとなる。NチャネルトランジスタM4の耐圧は6Vなので、NチャネルトランジスタM4が破壊されることがない。また、状態2において、入力論理信号INが0Vであると、バイアス電圧VBIAS_N=0Vであり、ノードN7の電位が3.3Vであるので、NチャネルトランジスタM7がOFFとなり、ノードN3の電位は−Vthとなる。NチャネルトランジスタM3は、ドレインに−Vthの電圧が与えられ、ゲートに−2.5Vの電圧が与えられる。このため、NチャネルトランジスタM3のゲート−ドレイン間の電圧は、−Vth−(−2.5V)=2.5V−Vthとなる。NチャネルトランジスタM3の耐圧は6Vなので、NチャネルトランジスタM3が破壊されることがない。
図6は、正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換える場合のバイアス電圧VBIAS_Nと第3の電源電圧VLSM_CGに関する各電圧の波形を示すタイムチャートである。モード指示信号に応じてタイミング制御回路110は、正電圧出力モードから負電圧出力モードへの切り換えを開始する。まず、タイミング制御回路110は、正電圧出力モードから状態1に切り換える。ただし、図6に示すように、タイミング制御回路110は、正電圧出力モードと状態1では同じ1.2Vの信号SM_OUTをレベルシフト部120に与える。このため、信号LS_OUTの電圧=3.3Vとなり、バイアス電圧VBIAS_Nおよび第3の電源電圧VLSM_CGは、正電圧出力モードと状態1では変化しない。次に、タイミング制御回路110は、状態1から状態2に切り換え、0Vの信号SM_OUTをレベルシフト部120に与える。このため、レベルシフト部120は、0Vの信号LS_OUTをインバータ130に与え、インバータ130は、バイアス電圧VBIAS_N=0V、第3の電源電圧VLSM_CG=0Vを出力する。最後に、タイミング制御回路110は、状態2から負電圧出力モードに切り換える。ただし、図6に示すように、タイミング制御回路110は、状態2と負電圧出力モードでは同じ0Vの信号SM_OUTをレベルシフト部120に与える。このため、信号LS_OUTの電圧=0Vとなり、バイアス電圧VBIAS_Nおよび第3の電源電圧VLSM_CGは、正電圧出力モードと状態1では変化しない。
図7は、正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換える場合の第4の電源電圧VBBに関する電圧の波形を示すタイムチャートである。モード指示信号に応じてタイミング制御回路110は、正電圧出力モードから状態1への切り換えを開始する。まず、タイミング制御回路110は、正電圧出力モードから状態1に切り換え、1.2Vの信号VBB_VOL_CTRL<0>をディテクタ140に与える。信号VBB_VOL_CTRL<1>は、正電圧出力モードから状態1に切り換わっても同じ0Vのままである。1.2Vの信号VBB_VOL_CTRL<0>をディテクタ140に与えるため、可変抵抗141の抵抗値R1が変化し、第4の電源電圧VBB=−2.5Vとなる。次に、タイミング制御回路は、状態1から状態2に切り換える。ただし、図7に示すように、タイミング制御回路110は、状態1と状態2では同じ0Vの信号VBB_VOL_CTRL<1>および1.2Vの信号VBB_VOL_CTRL<0>をディテクタ140に与える。このため、第4の電源電圧VBBは、状態1と状態2では変化しない。最後に、タイミング制御回路110は、状態2から負電圧出力モードに切り換え、1.2Vの信号VBB_VOL_CTRL<1>と、0Vの信号VBB_VOL_CTRL<0>とをディテクタ140に与える。このため、可変抵抗141の抵抗値R1が変化し、第4の電源電圧VBB=−5Vとなる。
以上が、半導体集積回路の動作モードが正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換わる場合の動作であったが、次に、半導体集積回路の動作モードが負電圧出力モードから正電圧出力モードに切り換わる場合の動作を説明する。図8は、負電圧出力モードから正電圧出力モードに切り換える場合の各電圧の波形を示すタイムチャートである。上記で説明した通り、モード切換部100が正電圧出力モードから負電圧出力モードに切り換える場合は、正電圧出力モード→状態1→状態2→負電圧出力モードの順に切り換えが行われていたが、モード切換部100が負電圧出力モードから正電圧出力モードに切り換える場合は、図8に示すように、負電圧出力モード→状態2→状態1→正電圧出力モードの順に切り換えが行われる。つまり、負電圧出力モードから正電圧出力モードへの切り換える順序は、正電圧出力モードから負電圧出力モードへの切り換える順序の逆である。信号SM_OUT、信号LS_OUT、信号VBB_VOL_CTRL<1>および信号VBB_VOL_CTRL<0>についても同様である。このため、モード切換部100が負電圧出力モードから正電圧出力モードに切り換える場合であっても、NチャネルトランジスタM3およびM4が破壊されることはない。
以上のようなレベルシフタ1であれば、正電圧出力モードから負電圧出力モードへの切り換えと、負電圧出力モードから正電圧出力モードへの切り換えとのいずれの場合であっても、NチャネルトランジスタM3およびM4が破壊されることはない。さらに、レベルシフタ1であれば、NチャネルトランジスタM3およびM4を高耐圧トランジスタとする必要がなく、微細化可能で製造プロセスが簡易である。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には、これ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記実施形態において示した各電圧の値は一例であり、これらの値に限られることはない。例えば、第1の電源電圧VDD=5Vであってもよい。
(2)上記実施形態では、NチャネルトランジスタM3およびM4の耐圧は6Vであったが、これに限られることはない。ただし、NチャネルトランジスタM3およびM4の耐圧は、第1の電源電圧VDDと状態1における第4の電源電圧VBBとの差よりも大きい必要がある。さもなければ、状態1に切り換わるとNチャネルトランジスタM3およびM4が破壊される。例えば、NチャネルトランジスタM3およびM4の耐圧が4Vであるとする。状態1において、入力論理信号INが3.3Vであると、Nチャネルトランジスタのゲート−ドレイン間の電圧は5.8V−Vthである。NチャネルトランジスタM4の耐圧は4Vであるので、NチャネルトランジスタM4は破壊される。
(3)上記実施形態では、第1の論理レベルが高レベル、第2の論理レベルが低レベルであったが、第1の論理レベルが低レベル、第2の論理レベルが高レベルであってもよい。
1,2……レベルシフタ、10,11,12,130……インバータ、100……モード切換部、110……タイミング制御回路、120……レベルシフト部、140……ディテクタ、141……可変抵抗、142……固定抵抗、143……コンパレータ、150……負電圧出力回路。

Claims (6)

  1. 第1〜第4の電源電圧が与えられ、前記第1の電源電圧に対応した第1の論理レベル、前記第2の電源電圧に対応した第2の論理レベルを有する入力論理信号を、第3の電源電圧に対応した前記第1の論理レベル、第4の電源電圧に対応した前記第2の論理レベルを有する出力論理信号に変換するレベルシフタと、
    モード指示信号に従って、前記第3の電源電圧および前記第4の電源電圧を切り換える手段であって、前記レベルシフタを構成する各トランジスタに所定電圧以上の電圧が加わらないように前記第3の電源電圧または前記第4の電源電圧の一方を段階的に切り換える切り換え手段とを具備し、
    前記レベルシフタは、
    前記第1の電源電圧を出力する電源に各々のソースが接続され、入力論理信号に応じて排他的にON/OFFが切り換えられる第1および第2のトランジスタと、
    前記第4の電源電圧を出力する電源に各々のソースが接続され、一方のドレインが他方のゲートに接続され、一方のゲートが他方のドレインに接続された第3および第4のトランジスタと、
    各々のゲートに第1のバイアス電圧が与えられ、前記第1および第2のトランジスタのドレイン電流の流路となり、前記第1および第2のトランジスタのドレイン電圧を前記第1の電源電圧と前記第1のバイアス電圧により定まる限界電圧との間の電圧範囲に制限する第5および第6のトランジスタと、
    各々のゲートに第2のバイアス電圧が与えられ、前記第5および第6のトランジスタの各ドレイン電流を前記第3および第4のトランジスタのドレインに供給し、前記第3および第4のドレイン電圧を前記第2のバイアス電圧により定まる限界電圧と前記第4の電源電圧との間の電圧範囲に制限する第7および第8のトランジスタと、
    前記第4のトランジスタのドレイン電圧に基づき、前記第3の電源電圧に対応した前記第1の論理レベル、前記第4の電源電圧に対応した前記第2の論理レベルの出力論理信号を出力する出力部と
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記切り換え手段は、前記第3の電源電圧または前記第4の電源電圧の一方を、切り換え前の電源電圧から、前記切り換え前の電源電圧と切り換え後の電源電圧との中間の中間電圧に切り換え、その後、前記第3の電源電圧または前記第4の電源電圧の他方を切り換え、その後、前記第3の電源電圧または前記第4の電源電圧の一方を前記中間電圧から前記切り換え後の電源電圧に切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1の電源電圧は前記第2の電源電圧よりも高く、前記第3の電源電圧は前記第4の電源電圧よりも高く、前記切り換え手段は、前記第3の電源電圧および前記第4の電源電圧を低下させる場合に、前記第4の電源電圧を、切り換え前の電源電圧から、前記切り換え前の電源電圧と切り換え後の電源電圧との中間の中間電圧に低下させ、その後、前記第3の電源電圧を低下させ、その後、前記第4の電源電圧を前記中間電圧から前記切り換え後の電源電圧に低下させることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記第1の電源電圧は前記第2の電源電圧よりも高く、前記第3の電源電圧は前記第4の電源電圧よりも高く、前記切り換え手段は、前記第3の電源電圧および前記第4の電源電圧を上昇させる場合に、前記第4の電源電圧を、切り換え前の電源電圧から、前記切り換え前の電源電圧と切り換え後の電源電圧との中間の中間電圧に上昇させ、その後、前記第3の電源電圧を上昇させ、その後、前記第4の電源電圧を前記中間電圧から前記切り換え後の電源電圧に上昇させることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体集積回路。
  5. 前記切り換え手段は、前記第2のバイアス電圧を前記第3の電源電圧に連動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の半導体集積回路。
  6. 前記切り換え手段は、
    前記第4の電源電圧を出力する電圧出力回路と、
    第1の基準電圧と前記第4の電源電圧との差電圧を分圧する分圧回路と、
    前記分圧回路の出力電圧と第2の基準電圧との差分に応じて前記電圧出力回路が出力する前記第4の電源電圧を増減するコンパレータと、
    前記モード指示信号に応じて、前記分圧回路の分圧比を変化させる制御信号を出力するタイミング制御回路と
    を具備することを特徴とする請求項3または4に記載の半導体集積回路。
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