JP2006025085A - Cmos駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力信号の変化時におけるPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの同時導通による貫通電流が発生しても、駆動回路の動作不安定を防止することができるCMOS駆動回路を提供する。
【解決手段】 CMOSインバータを構成するNチャネルMOSトランジスタ13とPチャネルMOSトランジスタ24の間に、ソース電位に応じてオン状態とオフ状態が自動的に切り替わるNチャネルMOSトランジスタ14とPチャネルMOSトランジスタ25を直列に挿入することにより、プッシュプル回路を構成するMOSトランジスタ12,23のゲート・ソース間電圧を素子耐圧以下に抑え、かつ過渡的にNチャネルMOSトランジスタ13,14とPチャネルMOSトランジスタ24,25が共にオン状態となり貫通電流が流れた際のバイアス電圧の電圧変動を防止でき、安定したスイッチング素子の駆動を可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング素子駆動などに用いられるMOSインバータ型の駆動回路において、駆動回路に使用するMOSトランジスタのゲート・ソース間耐圧を超える振幅でスイッチング素子などの負荷を駆動可能なCMOS駆動回路に関するものである。
一般に、MOSトランジスタなどで構成されるスイッチング素子を十分に駆動するためには、スイッチング素子に入力される被スイッチング信号の電圧よりも大きな振幅の駆動信号でスイッチング素子を駆動する必要がある。
CMOSインバータ回路で大振幅の駆動信号を得るためには、CMOSインバータ回路を構成するトランジスタに高い耐圧を有する素子を使用する必要がある。また、耐圧の高いMOSトランジスタ(特にゲート・ソース間耐圧)を実現するためには、ゲート酸化膜厚を厚くする必要がある。ところが、ゲート酸化膜厚の厚いトランジスタは導通時の抵抗が高いため、動作速度が低下し動作時のスイッチング損失が増加する。
そのため、動作速度が遅く耐圧の高いトランジスタを使用しなくとも大きな振幅の駆動信号が得られる駆動回路が使用される。
図3は従来のCMOS駆動回路の構成を示す回路図である。図3に示した従来のCMOS駆動回路は、電源端子5に与えられる電源電圧VSSに対して一定の電位差を発生させる電圧源63と、電源端子6に与えられる電源電圧VDDに対して一定の電位差を発生させる電圧源64と、電圧源63と電圧源64とから供給される電源電圧を安定化するための容量素子65、66と、NチャネルMOSトランジスタ53とPチャネルMOSトランジスタ58とで構成され出力端子11を駆動するプッシュプル回路と、電圧源63から供給される電源電圧と電源電圧VSSとの間で動作し出力トランジスタ53のゲートを駆動する下側前置駆動回路67と、電圧源64から供給される電源電圧と電源電圧VDDとの間で動作し出力トランジスタ58のゲートを駆動する上側前置駆動回路68とから構成されている。
以上のように構成された従来のCMOS駆動回路の動作を以下に説明する。一般的なMOSトランジスタは、ゲート・ソース間電圧に5Vの信号が入力されることを想定して、ゲート・ソース間耐圧が7V程度のものが使用される。
そこで、MOSトランジスタの耐圧を超えずにインバータを動作させるために、電圧源63および電圧源64の電圧をそれぞれ5Vとし、例えば電源電圧VDDを15V、電源電圧VSSを0Vとする。このような電圧設定の場合、下側前置駆動回路67は0V〜5Vの間における5Vの振幅でスイッチング動作し、上側前置駆動回路68は10V〜15Vの間における5Vの振幅でスイッチング動作する。
下側前置駆動回路67の信号入力端子51の入力電圧VINCがHレベル(5V)のとき、PチャネルMOSトランジスタ60はオフし、NチャネルMOSトランジスタ55はオンする。その結果、PチャネルMOSトランジスタ60およびNチャネルMOSトランジスタ55のドレイン共通点の電位はLレベル(0V)となる。そして、NチャネルMOSトランジスタ54とPチャネルMOSトランジスタ59とで構成される次段のCMOSインバータは逆の論理となり、PチャネルMOSトランジスタ59およびNチャネルMOSトランジスタ54のドレイン共通点の電位はHレベル(5V)となる。そのため、プッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ53のゲート・ソース間電圧は5Vとなり、NチャネルMOSトランジスタ53はオン状態となる。
一方、上側前置駆動回路68の信号入力端子52の入力電圧VINDには、信号入力端子51と同様にH論理信号が入力されているが、上側前置駆動回路68の入力レベルに適した信号とするため、レベルシフト回路(図示せず)を介して15Vの電圧が入力されている。そのため、PチャネルMOSトランジスタ62はオフしNチャネルMOSトランジスタ57はオンする。その結果、PチャネルMOSトランジスタ62およびNチャネルMOSトランジスタ57のドレイン共通点の電位はLレベル(10V)となる。そして、NチャネルMOSトランジスタ56とPチャネルMOSトランジスタ61とで構成される次段のCMOSインバータは逆の論理となり、PチャネルMOSトランジスタ61およびNチャネルMOSトランジスタ56のドレイン共通点の電位はHレベル(15V)となる。そのため、プッシュプル回路を構成するPチャネルMOSトランジスタ58のゲート・ソース間電圧は0Vであり、PチャネルMOSトランジスタ58はオフ状態となる。
以上の様にプッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ53がオン、PチャネルMOSトランジスタ58がオフとなるため、駆動出力端子11の出力電圧VOUTはLレベル(0V)となる。
逆に、下側前置駆動回路67の信号入力端子51の入力電圧VINCがLレベル(0V)のとき、PチャネルMOSトランジスタ60はオンし、NチャネルMOSトランジスタ55はオフする。その結果、PチャネルMOSトランジスタ60およびNチャネルMOSトランジスタ55のドレイン共通点の電位はHレベル(5V)となる。そして、NチャネルMOSトランジスタ54とPチャネルMOSトランジスタ59とで構成される次段のCMOSインバータは逆の論理となり、PチャネルMOSトランジスタ59およびNチャネルMOSトランジスタ54のドレイン共通点の電位はLレベル(0V)となる。そのため、プッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ53のゲート・ソース間電圧は0Vとなり、NチャネルMOSトランジスタ53はオフ状態となる。
一方、上側前置駆動回路68の信号入力端子52の入力電圧VINDには、信号入力端子51と同様にL論理信号が入力されているが、上側前置駆動回路68の入力レベルに適した信号とするため、レベルシフト回路を介して10Vの電圧が入力されている。そのため、PチャネルMOSトランジスタ62はオンしNチャネルMOSトランジスタ57はオフする。その結果、PチャネルMOSトランジスタ62およびNチャネルMOSトランジスタ57のドレイン共通点の電位はHレベル(15V)となる。そして、NチャネルMOSトランジスタ56とPチャネルMOSトランジスタ61とで構成される次段のCMOSインバータは逆の論理となり、PチャネルMOSトランジスタ61およびNチャネルMOSトランジスタ56のドレイン共通点の電位はLレベル(10V)となる。そのため、プッシュプル回路を構成するPチャネルMOSトランジスタ58のゲート・ソース間電圧は5Vであり、PチャネルMOSトランジスタ58はオン状態となる。
以上の様にプッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ53がオフ、PチャネルMOSトランジスタ58がオンとなるため、駆動出力端子11の出力電圧VOUTはHレベル(15V)となる。
上記の動作で出力端子11の電圧VOUTを電源電圧VSS,VDD間でフルスイングさせることができ、それによって出力端子11に接続されたスイッチング素子を完全に駆動することができる。しかも、いずれのトランジスタのゲート・ソース間電圧も0V〜5Vの範囲となっており、動作速度が速くゲート耐圧が低いスイッチング素子を使用することができる。
特開2001−223575号公報
しかしながら、上記従来の構成では、下側前置駆動回路67や上側前置駆動回路68が状態遷移する時、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタとが同時にオン状態なる期間が存在する。この期間に貫通電流が流れて、電圧源63や電圧源64の電圧を変動させることから、安定な動作が確保できないという問題があった。
例えば、信号入力端子51の電位がHレベル(5V)の時、上記説明の様にNチャネルMOSトランジスタ55はオン、PチャネルMOSトランジスタ60はオフ、NチャネルMOSトランジスタ54はオフ、PチャネルMOSトランジスタ59はオンの状態で固定されているため、素子(MOSトランジスタ)に電流は流れない。
ところが、信号入力端子51の電位がHレベル(5V)からLレベル(0V)に移行する時、NチャネルMOSトランジスタ55とPチャネルMOSトランジスタ60が共にオンする状態が存在する。同じくNチャネルMOSトランジスタ54とPチャネルMOSトランジスタ59についても共にオンする状態が存在する。使用する素子によって異なるが、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタのゲート・ソース間電圧が2.5V付近の時、両トランジスタのオン抵抗はそれぞれ数10オーム程度になる場合がある。例えば下側前置駆動回路67が5Vの範囲で動作している場合でゲート・ソース間電圧が2.5Vの時のそれぞれのオン抵抗を50オームとすると、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタに流れる電流値Iは
I=5V/(50Ω+50Ω)=50mA
となる。この電流は電圧源63から供給されるが、電位の変化が数nsという非常な短時間であり、フィードバックにより電圧安定化を図る形式の応答の遅い電圧源では電圧安定化が不可能であり、電源電圧が大きく変動する。
そのため、電圧源63の端子間に容量素子65を接続して電圧変動を抑え、下側前置駆動回路67の回路動作の安定化を図っている。電圧源63の電圧変動を0.5V以下に抑えるために必要な容量素子65の容量値Cは、I=50mAの電流が流れる期間tを5nsとすると、次式で求められる。
C=I・Δt/ΔV
=0.05×5×10-9/0.5
=500(pF)
さらに電圧変動を小さくするには、もっと大きな容量値Cを必要とする。ところが、半導体集積回路に集積化することが可能な容量は大きくても100pFであり、半導体集積回路への集積化が困難であった。
また、上側前置駆動回路68においても全く同様の課題があり、必要な容量素子の値は更に2倍となる。この様に大きな容量素子が使用できない場合には下側前置駆動回路67と上側前置駆動回路68の不安定動作は避けられない。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、入力信号の変化時におけるPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの同時導通による貫通電流が発生しても、駆動回路の動作不安定を防止することができるCMOS駆動回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のCMOS駆動回路は、ソースが第1の電源端子に接続されドレインが駆動出力端子に接続された第1の導電型の第1の出力MOSトランジスタと、ソースが第2の電源端子に接続されドレインが駆動出力端子に接続された第2の導電型の第2の出力MOSトランジスタと、ソースが第1の電源端子に接続されドレインが第1の出力MOSトランジスタのゲートに接続されゲートが第1の信号入力端子に接続された第1の導電型の第1のMOSトランジスタと、ゲートに第1のバイアス電圧が与えられソースが第1のMOSトランジスタのドレインと接続された第1の導電型の第2のMOSトランジスタと、ソースが第2の電源端子に接続されドレインが第2の出力MOSトランジスタのゲートと接続されゲートが第2の信号入力端子に接続された第2の導電型の第3のMOSトランジスタと、ゲートに第2のバイアス電圧が与えられソースが第3のMOSトランジスタのドレインと接続されドレインが前記第2のMOSトランジスタのドレインと接続された第2の導電型の第4のMOSトランジスタとを備えている。
この構成によれば、入力信号の変化時における第1の導電型のMOSトランジスタと第2の導電型のMOSトランジスタの同時導通による貫通電流が発生しても、CMOS駆動回路の動作不安定を防止でき、いかなる場合でも安定したスイッチング素子の駆動を実現することができる。
また、上記のCMOS駆動回路においては、ソースが第1の電源端子に接続されゲートが第3の信号入力端子に接続された第1の導電型の第5のMOSトランジスタと、ソースが第2の電源端子に接続されゲートが第4の信号入力端子に接続された第2の導電型の第6のMOSトランジスタと、ゲートに第1のバイアス電圧が与えられソースが第1の導電型の第5のMOSトランジスタのドレインと接続された第1の導電型の第7のMOSトランジスタと、ゲートに第2のバイアス電圧が与えられソースが第2の導電型の第6のMOSトランジスタのドレインと接続された第2の導電型の第8のMOSトランジスタとを有する前置駆動回路を1回路もしくは複数回路有することが好ましい。この前置増幅回路においては、第1の導電型の第5のトランジスタのドレインと第1の導電型の第7のトランジスタのソースの接続点を第1の信号入力端子に接続し、第2の導電型の第6のトランジスタのドレインと第2の導電型の第8のトランジスタのソースの接続点を第2の信号入力端子に接続される。
この構成によれば、第1および第2の信号入力端子に信号を与える前置駆動回路を設けた場合においても、上記した本発明のCMOS駆動回路と同様に、入力信号の変化時における貫通電流による動作不安定を防止でき、いかなる場合でも安定した信号を駆動回路に伝達することができる。
また、上記のように、前置駆動回路を有するCMOS駆動回路においては、第5の信号入力端子に入力された第2の電源端子に接続される第2の電源の電位を基準とする第1のパルス信号を第2の電源の電位を基準とする第2のパルス信号に変換するとともに第1の電源端子に接続される第1の電源の電位を基準とする第3のパルス信号に変換する第1のレベルシフト回路を有し、第2の電源の電位を基準とする第2のパルス信号を第4の信号入力端子に入力し、第1の電源の電位を基準とする第3のパルス信号を第3の信号入力端子に入力するようにしてもよい。
この構成によれば、上記前置駆動回路の第3の信号入力端子と第4の信号入力端子に適合した信号を供給することができる。
また、上記のように、第1のレベルシフト回路を有するCMOS駆動回路においては、第3の電源の電位を基準とする第4のパルス信号を第2の電源端子に接続される第2の電源の電位を基準とする第1のパルス信号に変換する第2のレベルシフト回路を有し、第2の電源の電位を基準とする第1のパルス信号を第5の信号入力端子に入力するようにしてもよい。
この構成によれば、第3の電源と第1の電源の電圧レベルが異なり、第1の電源の電位が変動するシステムであっても安定なスイッチング素子の駆動を実現することができる。
以上のように、本発明のCMOS駆動回路によれば、動作速度が速く素子耐圧の低いMOSトランジスタを使用して、素子耐圧を大幅に超える大きな駆動振幅が得られ、しかも入力信号の遷移時におけるPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの同時導通による貫通電流が発生しても、駆動回路の動作不安定を防止でき、いかなる場合でも安定したスイッチング素子の駆動を実現できるという大いなる効果を生じさせるものである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるCMOS駆動回路の構成を示す回路図である。図1において、図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図1において、NチャネルMOSトランジスタ12とPチャネルMOSトランジスタ23とで出力端子11を駆動するプッシュプル回路が構成されている。
NチャネルMOSトランジスタ12のゲートは、ソースが低電位側電源端子5(VSS)に接続されたNチャネルMOSトランジスタ13のドレインと接続されている。同様に、PチャネルMOSトランジスタ23のゲートは、ソースが高電位側電源端子6(VDD)に接続されたPチャネルMOSトランジスタ24のドレインに接続されている。
さらに、NチャネルMOSトランジスタ13のドレインは、ゲートが電圧VG1を有する電圧源7に接続されたNチャネルMOSトランジスタ14のソースと接続されている。同様に、PチャネルMOSトランジスタ24のドレインは、ゲートが電圧VG2を有する電圧源8に接続されたPチャネルMOSトランジスタ25のソースと接続されている。
さらに、NチャネルMOSトランジスタ14とPチャネルMOSトランジスタ25のドレインは互いに接続されている。すなわち、NチャネルMOSトランジスタ13とPチャネルMOSトランジスタ24とは、お互いのドレイン間が、縦続接続されたNチャネルMOSトランジスタ14とPチャネルMOSトランジスタ25とを介して接続されたCMOSインバータの構成となっている。そして、このCMOSインバータは、上記したプッシュプル回路とともに駆動回路1を構成している。駆動回路1を構成するNチャネルMOSトランジスタ13のゲートとPチャネルMOSトランジスタ24のゲートは、それぞれ駆動回路1の信号入力端子となる。
また、駆動回路1を構成するNチャネルMOSトランジスタ13のゲートは、ソースが低電位側電源端子5(VSS)に接続されたNチャネルMOSトランジスタ15のドレインに接続されている。同様に、駆動回路1を構成するPチャネルMOSトランジスタ24のゲートは、ソースが高電位側電源端子6(VDD)に接続されたPチャネルMOSトランジスタ26のドレインに接続されている。
さらに、NチャネルMOSトランジスタ15のドレインは、ゲートが電圧源7に接続されたNチャネルMOSトランジスタ16のソースと接続されている。同様に、PチャネルMOSトランジスタ26のドレインは、ゲートが電圧源8に接続されたPチャネルMOSトランジスタ27のソースと接続されている。
さらに、NチャネルMOSトランジスタ16とPチャネルMOSトランジスタ27のドレインは互いに接続されている。すなわち、NチャネルMOSトランジスタ15とPチャネルMOSトランジスタ26とは、お互いのドレイン間が、縦続接続されたNチャネルMOSトランジスタ16とPチャネルMOSトランジスタ27とを介して接続されたCMOSインバータの構成となっており、前置駆動回路2を構成している。前置駆動回路2を構成するNチャネルMOSトランジスタ15のゲートとPチャネルMOSトランジスタ26のゲートは、それぞれ前置駆動回路2の信号入力端子となる。なお、前置駆動回路2については、図1では、1回路のみ設けたものを示したが、前置駆動回路2は複数回路設けてもよい。この際、前置駆動回路2は互いに縦続接続される。
さらに、前置駆動回路2を構成するNチャネルMOSトランジスタ15のゲートは、ソースが低電位側電源端子5に接続され互いのゲートが互いのドレインとたすき掛け状に接続された2つのNチャネルMOSトランジスタ17,19のうち、NチャネルMOSトランジスタ17のドレインに接続されている。また、前置駆動回路2を構成するPチャネルMOSトランジスタ26のゲートは、ソースが高電位側電源端子6に接続されたPチャネルMOSトランジスタ28のドレインに接続されている。
NチャネルMOSトランジスタ17とPチャネルMOSトランジスタ28とは、ゲートが電圧源7に接続されたNチャネルMOSトランジスタ18とゲートが電圧源8に接続されたPチャネルMOSトランジスタ29の縦続接続を介して接続されている。同様に、NチャネルMOSトランジスタ19とソースが高電位側電源端子6に接続されたPチャネルMOSトランジスタ30とは、ゲートが電圧源7に接続されたNチャネルMOSトランジスタ20とゲートが電圧源8に接続されたPチャネルMOSトランジスタ31の縦続接続を介して接続されている。
そして、NチャネルMOSトランジスタ17〜20およびPチャネルMOSトランジスタ28〜31は第1のレベルシフト回路3−1を構成している。そして、この第1のレベルシフト回路3−1は、高電位側電源端子6の電位を基準とした信号を低電位側電源端子5の電位を基準とした信号に電位レベルを変換している。第1のレベルシフト回路3−1を構成するPチャネルMOSFETトランジスタのゲートは、第1のレベルシフト回路3−1の信号入力端子となる。
さらに、第1のレベルシフト回路3−1を構成するPチャネルMOSトランジスタ28のゲートは、ソースが高電位側電源端子6に接続され互いのゲートが互いのドレインとたすき掛け状に接続された2つのPチャネルMOSトランジスタ34,32のうちのPチャネルMOSトランジスタ34のドレインに接続されている。同様に、第1のレベルシフト回路3−1を構成するPチャネルMOSトランジスタ30のゲートは、上記のPチャネルMOSトランジスタ32のドレインに接続されている。
また、ソースがGND端子4に接続された2つのNチャネルMOSトランジスタ21,22は、PチャネルMOSトランジスタ32,34との間が、それぞれゲートを電圧源8に接続した2つのPチャネルMOSトランジスタ33,35を介して接続されている。上記2つのNチャネルMOSトランジスタ21,22のゲートには、信号入力端子10,9がそれぞれ接続されている。
そして、NチャネルMOSトランジスタ21,22およびPチャネルMOSトランジスタ32〜35は第2のレベルシフト回路3−2を構成している。この第2のレベルシフト回路3−2は、GND電位を基準とした信号を高電位側電源端子6の電位を基準した信号に電位レベルを変換している。
第2のレベルシフト回路3−2への入力信号は、信号入力端子9に与えられる正相のパルス信号(VINA)と、信号入力端子10に与えられる逆相のパルス信号(VINB)である。
このように構成された本発明の実施の形態1のCMOS駆動回路の動作を図2の波形図を用いて説明する。図2において、符号36は図1における低電位側電源端子5の電位レベルVSSを表し、符号37は図1における高電位側電源端子6の電位レベルVDDを表す。また、符号38,39はそれぞれ図1における電圧源7,8で与えるバイアス電位部VG1,VG2を表す。符号40は図1における出力端子11の信号VOUTを表し、符号41,42はそれぞれ図1におけるNチャネルMOSトランジスタ12のゲート信号VG_MN1とPチャネルMOSトランジスタ23のゲート信号VG_MP1とを表す。
なお、図2において、記号VGS1,VGS2は、図1におけるNチャネルMOSトランジスタ14のゲート・ソース間電圧とPチャネルMOSトランジスタ25のゲート・ソース間電圧を示す。
図1において、ゲート・ソース間耐圧が5Vの素子を使用して、駆動出力端子11に0V〜15Vの振幅を出力する場合、下側電源電圧5に0Vを、上側電源電圧6に15Vを与える。そして、電圧源7,8は5Vの電圧に設定する。
まず、図2における(a)の状態に着目して動作を説明する。図1における駆動回路1を構成するNチャネルMOSトランジスタ13のゲートにHレベル(約4.3V)が与えられている時、NチャネルMOSトランジスタ13はオンの状態である。したがって、NチャネルMOSトランジスタ13のドレイン電位とNチャネルMOSトランジスタ14のソース電位はLレベル(0V)となっている。そして、NチャネルMOSトランジスタ14のゲートには5Vの電位が与えられているため、NチャネルMOSトランジスタ14のゲート・ソース間電圧は5Vであり、NチャネルMOSトランジスタ14もオンの状態となっている。したがって、NチャネルMOSトランジスタ14のソースとドレイン、そしてPチャネルMOSトランジスタ25のドレインのノードがLレベル(0V)となっている。この時、NチャネルMOSトランジスタ14のソースに接続されプッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ12のゲート電位VG_MN1も0Vであり、NチャネルMOSトランジスタ12はオフの状態となっている。
一方、この時PチャネルMOSトランジスタ24のゲートにもHレベル(15V)が与えられており、PチャネルMOSトランジスタ24はオフの状態となっている。したがって、PチャネルMOSトランジスタ24のドレイン電位とPチャネルMOSトランジスタ25のソース電位はLレベル(約10.7V)となっている。
なぜならば、過渡的にPチャネルMOSトランジスタ24のドレインとPチャネルMOSトランジスタ25のソースがHレベル(15V)であったとしても、PチャネルMOSトランジスタ25のゲートには10Vの電位が与えられているため、PチャネルMOSトランジスタ25のゲート・ソース間電圧が5Vであり、PチャネルMOSトランジスタ25はオンの状態にある。さらにこの時、PチャネルMOSトランジスタ25のドレイン電位は、NチャネルMOSトランジスタ14がオンであるためLレベル(0V)となっており、オン状態のPチャネルMOSトランジスタ25のソース電位(15V)はドレイン電位(0V)に向かって下降する。そして、PチャネルMOSトランジスタ25のソース電位が約10.7Vまで下降すると、PチャネルMOSトランジスタ25のゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、PチャネルMOSトランジスタ25はオフの状態に移行し、PチャネルMOSトランジスタ25のソース電位の下降は約10.7Vで停止する。
この時、プッシュプル回路を構成するPチャネルMOSトランジスタ23のゲート電位VG_MP1も10.7Vとなり、PチャネルMOSトランジスタ23のゲート・ソース間電圧が4.3Vのため、PチャネルMOSトランジスタ23はオンの状態となる。前述の様にPチャネルMOSトランジスタ23と共にプッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ12はオフの状態であるため、出力端子11の信号VOUTはHレベル(15V)となる。
次に図2における(a)の状態から(b)の状態への移行に着目して説明する。図1における駆動回路1を構成するPチャネルMOSトランジスタ24のゲート電位がHレベル(15V)からLレベル(約10.7V)に移行すると、PチャネルMOSトランジスタ24はオフの状態からオンの状態に移行し、PチャネルMOSトランジスタ24のドレイン電位とPチャネルMOSトランジスタ25のソース電位はHレベル(15V)となる。そして、PチャネルMOSトランジスタ25のゲートには10Vの電位が与えられているため、PチャネルMOSトランジスタ25のゲート・ソース間電圧は5Vとなり、PチャネルMOSトランジスタ25もオンの状態となる。したがって、PチャネルMOSトランジスタ25のソースとドレイン、そしてNチャネルMOSトランジスタ14のドレインのノードがHレベル(15V)となる。この時、PチャネルMOSトランジスタ25のソースに接続されプッシュプル回路を構成するPチャネルMOSトランジスタ23のゲート電位VG_MP1も15Vとなり、PチャネルMOSトランジスタ23はオフの状態に移行する。
一方この時、NチャネルMOSトランジスタ13のゲート電位VG_MN1もHレベル(約4.3V)からLレベル(0V)に変化し、NチャネルMOSトランジスタ13はオフの状態となり、NチャネルMOSトランジスタ13のドレイン電位とNチャネルMOSトランジスタ14のソース電位はHレベル(約4.3V)となる。
なぜならば、過渡的にNチャネルMOSトランジスタ13のドレインとNチャネルMOSトランジスタ14のソースがLレベル(0V)であったとしても、NチャネルMOSトランジスタ14のゲートには5Vの電位が与えられているため、NチャネルMOSトランジスタ14のゲート・ソース間電圧が5Vであり、NチャネルMOSトランジスタ14はオンの状態になる。さらにこの時、NチャネルMOSトランジスタ14のドレイン電位はPチャネルMOSトランジスタ25がオンのためHレベル(15V)となっており、オン状態のNチャネルMOSトランジスタ14のソース電位(0V)はドレイン電位(15V)に向かって上昇する。そして、NチャネルMOSトランジスタ14のソース電位が約4.3Vまで上昇すると、NチャネルMOSトランジスタ14のゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、NチャネルMOSトランジスタ14がオフの状態に移行し、そのソース電位の上昇は約4.3Vで停止する。
この時、プッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ12のゲート電位も4.3Vとなり、NチャネルMOSトランジスタ12のゲート・ソース間電圧が4.3Vのため、NチャネルMOSトランジスタ12がオンの状態となる。前述の様にNチャネルMOSトランジスタ12と共にプッシュプル回路を構成するPチャネルMOSトランジスタ23はオフの状態であるため、出力端子11の信号VOUTはLレベル(0V)となる。
さらに図2における(b)の状態から(c)の状態への移行に着目して説明する。図1における駆動回路1を構成するNチャネルMOSトランジスタ13のゲート電位VG_MN1がLレベル(0V)からHレベル(約4.3V)に移行すると、NチャネルMOSトランジスタ13はオフの状態からオンの状態に移行し、NチャネルMOSトランジスタ13のドレイン電位とNチャネルMOSトランジスタ14のソース電位はLレベル(0V)となる。そして、NチャネルMOSトランジスタ14のゲートには5Vの電位が与えられているため、NチャネルMOSトランジスタ14のゲート・ソース間電圧は5Vであり、NチャネルMOSトランジスタ14もオンの状態となる。したがって、NチャネルMOSトランジスタ14のソースとドレイン、そしてPチャネルMOSトランジスタ25のドレインのノードがLレベル(0V)となる。この時、NチャネルMOSトランジスタ14のソースに接続されプッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ12のゲート電位も0Vとなり、NチャネルMOSトランジスタ12はオフの状態に移行する。
一方、この時PチャネルMOSトランジスタ24のゲート電位もLレベル(約10.7V)からHレベル(15V)に変化し、PチャネルMOSトランジスタ24はオフの状態となり、PチャネルMOSトランジスタ24のドレイン電位とPチャネルMOSトランジスタ25のソース電位はLレベル(約10.7V)となる。
なぜならば、過渡的にPチャネルMOSトランジスタ24のドレインとNチャネルMOSトランジスタ25のソースがHレベル(15V)であったとしても、PチャネルMOSトランジスタ25のゲートには10Vの電位が与えられているため、PチャネルMOSトランジスタ25のゲート・ソース間電圧が5Vであり、PチャネルMOSトランジスタ25はオンの状態になる。さらにこの時、PチャネルMOSトランジスタ25のドレイン電位は、NチャネルMOSトランジスタ14がオンのためLレベル(0V)となっており、オン状態のPチャネルMOSトランジスタ25のソース電位(15V)はドレイン電位(0V)に向かって下降する。そして、PチャネルMOSトランジスタ25のソース電位が約10.7Vまで下降すると、PチャネルMOSトランジスタ25のゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、PチャネルMOSトランジスタ25がオフの状態に移行し、PチャネルMOSトランジスタ25のソース電位の下降は約10.7Vで停止する。
この時、プッシュプル回路を構成するPチャネルMOSトランジスタ23のゲート電位VG_MP1も10.7Vとなり、そのゲート・ソース間電圧が4.3Vのため、PチャネルMOSトランジスタ23はオンの状態となる。前述の様に、PチャネルMOSトランジスタ23と共にプッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ12はオフの状態であるため、出力端子11の信号VOUTはHレベル(15V)となる。
以上の動作で駆動回路1に入力される2つの信号に対応して、駆動出力端子11を下側電源電圧(0V)から上側電源電圧(15V)の電圧範囲で駆動することができる。この時、ソース電位に応じてオン状態とオフ状態が自動的に切り替わるNチャネルMOSトランジスタ14とPチャネルMOSトランジスタ25の働きにより、プッシュプル回路を構成するNチャネルMOSトランジスタ12およびPチャネルMOSトランジスタ23のゲート・ソース間電圧は素子耐圧の5V以下に抑えられている。
また、過渡的にNチャネルMOSトランジスタ13,14とPチャネルMOSトランジスタ24,25が共にオン状態となり、貫通電流が流れる可能性があるが、貫通電流の主たる電流経路が電圧源7,8ではないため、貫通電流による電圧源7,8の電圧変動は発生せず安定な動作が可能である。わずかにNチャネルMOSトランジスタ14とPチャネルMOSトランジスタ25のゲート・ドレイン間寄生容量による電流が電圧源7,8に流れるが、ゲート・ドレイン間寄生容量は50fF程度であり、ドレイン電位が10nsの期間に15V変化するとしても、流れる電流Iは
I=C・ΔV/Δt
=50fF×15V/10ns
=0.075mA
と非常に小さく、電圧源7,8の電圧変動は小さい。
また、前置駆動回路2についても駆動回路1と同様な動作により、駆動回路1を制御するための信号を発生する。すなわち、図1における前置駆動回路2を構成するPチャネルMOSトランジスタ26のゲート電位がHレベル(15V)からLレベル(約10.7V)に移行すると、PチャネルMOSトランジスタ26はオフの状態からオンの状態に移行し、PチャネルMOSトランジスタ26ドレイン電位とPチャネルMOSトランジスタ27のソース電位はHレベル(15V)となる。そして、PチャネルMOSトランジスタ27のゲートには10Vの電位が与えられているため、PチャネルMOSトランジスタ27のゲート・ソース間電圧は5Vとなり、PチャネルMOSトランジスタ27もオンの状態となる。したがって、PチャネルMOSトランジスタ27のソースとドレイン、そしてNチャネルMOSトランジスタ16のドレインのノードがHレベル(15V)となる。
一方、この時NチャネルMOSトランジスタ15のゲート電位もHレベル(約4.3V)からLレベル(0V)に変化し、NチャネルMOSトランジスタ15はオフの状態となり、NチャネルMOSトランジスタ15のドレイン電位とNチャネルMOSトランジスタ16のソース電位はHレベル(約4.3V)となる。
なぜならば、過渡的にNチャネルMOSトランジスタ15のドレインとNチャネルMOSトランジスタ16のソースがLレベル(0V)であったとしても、NチャネルMOSトランジスタ16のゲートには5Vの電位が与えられているため、そのゲート・ソース間電圧が5Vであり、NチャネルMOSトランジスタ16はオンの状態になる。さらにこの時、NチャネルMOSトランジスタ16のドレイン電位はPチャネルMOSトランジスタ27がオンのためHレベル(15V)となっており、オン状態のNチャネルMOSトランジスタ16のソース電位(0V)はドレイン電位(15V)に向かって上昇する。そして、NチャネルMOSトランジスタ16のソース電位が約4.3Vまで上昇すると、そのゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、NチャネルMOSトランジスタ16はオフの状態に移行し、そのソース電位の上昇は約4.3Vで停止する。
以上の動作により、駆動回路1を構成するPチャネルMOSトランジスタ24のゲート電位をLレベル(10.7V)からHレベル(15V)に、NチャネルMOSトランジスタ13のゲート電位をHレベル(4.3V)からLレベル(0V)に変化させる。
また、逆に図1における前置駆動回路2を構成するNチャネルMOSトランジスタ15のゲート電位がLレベル(0V)からHレベル(約4.3V)に移行すると、NチャネルMOSトランジスタ15はオフの状態からオンの状態に移行し、NチャネルMOSトランジスタ15のドレイン電位とNチャネルMOSトランジスタ16のソース電位はLレベル(0V)となる。そして、NチャネルMOSトランジスタ16のゲートには5Vの電位が与えられているため、そのゲート・ソース間電圧は5Vとなり、NチャネルMOSトランジスタ16もオンの状態となる。したがって、NチャネルMOSトランジスタ16のソースとドレイン、そしてPチャネルMOSトランジスタ27のドレインのノードがLレベル(0V)となる。
一方この時、PチャネルMOSトランジスタ26のゲート電位もLレベル(約10.7V)からHレベル(15V)に変化し、PチャネルMOSトランジスタ26はオフの状態となり、ドレイン電位とPチャネルMOSトランジスタ27のソース電位はLレベル(約10.7V)となる。
なぜならば、過渡的にPチャネルMOSトランジスタ26のドレインとPチャネルMOSトランジスタ27のソースがHレベル(15V)であったとしても、PチャネルMOSトランジスタ27のゲートには10Vの電位が与えられているため、PチャネルMOSトランジスタ27のゲート・ソース間電圧が5Vであり、PチャネルMOSトランジスタ27はオンの状態になる。さらにこの時、PチャネルMOSトランジスタ27のドレイン電位はNチャネルMOSトランジスタ16がオンのためLレベル(0V)となっており、オン状態のPチャネルMOSトランジスタ27のソース電位(15V)はドレイン電位(0V)に向かって下降する。そして、PチャネルMOSトランジスタ27のソース電位が約10.7Vまで下降すると、そのゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、PチャネルMOSトランジスタ27はオフの状態に移行し、そのソース電位の下降は約10.7Vで停止する。
以上の動作により、駆動回路1を構成するPチャネルMOSトランジスタ24のゲート電位をHレベル(15V)からLレベル(10.7V)に、NチャネルMOSトランジスタ13のゲート電位をLレベル(0V)からHレベル(4.3V)に変化させる。
以上の動作で前置駆動回路2に入力される2つの信号に対応して、駆動回路1を構成するPチャネルMOSトランジスタ24のゲートに約10.7V〜15Vの信号を供給し、NチャネルMOSトランジスタ13のゲートに0V〜約4.3Vの信号を供給する。この時ソース電位に応じてオン状態とオフ状態が自動的に切り替わるNチャネルMOSトランジスタ16とPチャネルMOSトランジスタ27の働きにより、駆動回路1を構成するMOSトランジスタ13,24のゲート・ソース間電圧は素子耐圧の5V以下に抑えられている。また、過渡的にNチャネルMOSトランジスタ15,16とPチャネルMOSトランジスタ26,27が共にオン状態となり、貫通電流が流れる可能性があるが、貫通電流の主たる電流経路が電圧源7,8ではないため、貫通電流による電圧源7,8の電圧変動は発生せず安定な動作が可能である。
また、第1および第2のレベルシフト回路3−1、3−2の動作は以下の通りである。第1のレベルシフト回路3−1への信号入力端子9にHレベル信号(5V)、信号入力端子10にLレベル信号(0V)が印加されると、NチャネルMOSトランジスタ21はオン状態となり、NチャネルMOSトランジスタ21のドレイン電位とPチャネルMOSトランジスタ33のドレイン電位はLレベル(0V)となる。その結果、PチャネルMOSトランジスタ34のゲート電位はLレベル(10.7V)となって、PチャネルMOSトランジスタ34はオン状態となる。逆に、PチャネルMOSトランジスタ32のゲート電位はHレベル(15V)となって、PチャネルMOSトランジスタ32はオフ状態となる。
なぜならば、過渡的にPチャネルMOSトランジスタ34のゲートがHレベル(15V)であったとしても、PチャネルMOSトランジスタ33のゲートは10Vの電位が与えられているため、そのゲート・ソース間電圧が5Vであり、PチャネルMOSトランジスタ33はオンの状態にある。さらにこの時、PチャネルMOSトランジスタ33のドレイン電位は、NチャネルMOSトランジスタ21がオンであるためLレベル(0V)となっており、オン状態のPチャネルMOSトランジスタ33のソース電位(15V)はドレイン電位(0V)に向かって下降する。そして、PチャネルMOSトランジスタ33のソース電位が約10.7Vまで下降すると、PチャネルMOSトランジスタ33のゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、PチャネルMOSトランジスタ33がオフの状態に移行し、そのソース電位の下降は約10.7Vで停止する。
さらに、PチャネルMOSトランジスタ30のゲートは、Lレベル(10.7V)となっているPチャネルMOSトランジスタ33のソースに接続されており、PチャネルMOSトランジスタ30はオン状態となり、PチャネルMOSトランジスタ28のゲートは、Hレベル(15V)となっているPチャネルMOSトランジスタ35のソースに接続されており、PチャネルMOSトランジスタ28はオフ状態となる。その結果、PチャネルMOSトランジスタ30のドレインとPチャネルMOSトランジスタ31のソースはHレベル(15V)となる。そして、PチャネルMOSトランジスタ31のゲートには10Vの電位が与えられているため、そのゲート・ソース間電圧は5Vとなり、PチャネルMOSトランジスタ31もオンの状態となる。したがって、PチャネルMOSトランジスタ31のソースとドレイン、そしてNチャネルMOSトランジスタ20のドレインのノードはHレベル(15V)となり、NチャネルMOSトランジスタ20のソースもHレベル(約4.3V)となる。
なぜならば、過渡的にNチャネルMOSトランジスタ20のソースとNチャネルMOSトランジスタ19のドレインがLレベル(0V)であったとしても、NチャネルMOSトランジスタ20のゲートには5Vの電位が与えられているため、NチャネルMOSトランジスタ20のゲート・ソース間電圧が5Vであり、NチャネルMOSトランジスタ20はオンの状態になる。さらにこの時、NチャネルMOSトランジスタ20のドレイン電位はPチャネルMOSトランジスタ31がオンのためHレベル(15V)となっており、オン状態のNチャネルMOSトランジスタ20のソース電位(0V)はドレイン電位(15V)に向かって上昇する。そして、NチャネルMOSトランジスタ20のソース電位が約4.3Vまで上昇すると、そのゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、NチャネルMOSトランジスタ20はオフの状態に移行し、そのソース電位の上昇は約4.3Vで停止する。
NチャネルMOSトランジスタ20のソースがHレベル(約4.3V)であるため、NチャネルMOSトランジスタ17はオンの状態であり、NチャネルMOSトランジスタ17のドレインはLレベル(0V)となる。ゲートに5Vの電位が与えられているNチャネルMOSトランジスタ18のソース電位もLレベル(0V)であるため、NチャネルMOSトランジスタ18はオンの状態となり、NチャネルMOSトランジスタ18のドレインとPチャネルMOSトランジスタ29のドレイン電位はLレベル(0V)となる。この時、PチャネルMOSトランジスタ28はオフ状態であり、そのドレイン電位はLレベル(約10.7V)となる。
なぜならば、過渡的にPチャネルMOSトランジスタ29のソースとPチャネルMOSトランジスタ28のドレインがHレベル(15V)であったとしても、PチャネルMOSトランジスタ29のゲートには10Vの電位が与えられているため、PチャネルMOSトランジスタ29のゲート・ソース間電圧が5Vであり、PチャネルMOSトランジスタ29はオンの状態になる。さらにこの時、PチャネルMOSトランジスタ29のドレイン電位はNチャネルMOSトランジスタ18がオンのためLレベル(0V)となっており、オン状態のPチャネルMOSトランジスタ29のソース電位(15V)はドレイン電位(0V)に向かって下降する。そして、PチャネルMOSトランジスタ29のソース電位が約10.7Vまで下降すると、そのゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、PチャネルMOSトランジスタ29はオフの状態に移行し、そのソース電位の下降は約10.7Vで停止する。この時、前置駆動回路2を構成するNチャネルMOSトランジスタ15のゲートにはLレベル(0V)の信号が与えられ、PチャネルMOSトランジスタ26のゲートにはLレベル(約10.7V)が与えられる。
逆に、第1のレベルシフト回路3−1への信号入力端子10にHレベル信号(5V)、信号入力端子9にLレベル信号(0V)が印加されると、NチャネルMOSトランジスタ22はオン状態となり、NチャネルMOSトランジスタ22のドレイン電位とPチャネルMOSトランジスタ35のドレイン電位はLレベル(0V)となる。その結果、PチャネルMOSトランジスタ32のゲート電位はLレベル(10.7V)となり、PチャネルMOSトランジスタ35はオン状態となる。逆に、PチャネルMOSトランジスタ34のゲート電位はHレベル(15V)となり、PチャネルMOSトランジスタ34はオフ状態となる。
なぜならば、過渡的にPチャネルMOSトランジスタ32のゲートがHレベル(15V)であったとしても、PチャネルMOSトランジスタ35のゲートは10Vの電位が与えられているため、PチャネルMOSトランジスタ35のゲート・ソース間電圧が5Vであり、PチャネルMOSトランジスタ35はオンの状態にある。さらにこの時、PチャネルMOSトランジスタ35のドレイン電位は、NチャネルMOSトランジスタ22がオンであるためLレベル(0V)となっており、オン状態のPチャネルMOSトランジスタ35のソース電位(15V)はドレイン電位(0V)に向かって下降する。そして、PチャネルMOSトランジスタ35のソース電位が約10.7Vまで下降すると、そのゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、PチャネルMOSトランジスタ35はオフの状態に移行し、ソース電位の下降は約10.7Vで停止する。
さらに、PチャネルMOSトランジスタ28のゲートは、Lレベル(10.7V)となっているPチャネルMOSトランジスタ35のソースに接続されており、PチャネルMOSトランジスタ28はオン状態となり、PチャネルMOSトランジスタ30のゲートは、Hレベル(15V)となっているPチャネルMOSトランジスタ33のソースに接続されており、PチャネルMOSトランジスタ30はオフ状態となる。その結果、PチャネルMOSトランジスタ28のドレインとPチャネルMOSトランジスタ29のソースはHレベル(15V)となる。そして、PチャネルMOSトランジスタ29のゲートには10Vの電位が与えられているため、そのゲート・ソース間電圧は5Vとなり、PチャネルMOSトランジスタ29もオンの状態となる。したがって、PチャネルMOSトランジスタ29のソースとドレイン、そしてNチャネルMOSトランジスタ18のドレインのノードはHレベル(15V)となり、そのソースもHレベル(約4.3V)となる。
なぜならば、過渡的にNチャネルMOSトランジスタ18のソースとNチャネルMOSトランジスタ17のドレインがLレベル(0V)であったとしても、NチャネルMOSトランジスタ18のゲートには5Vの電位が与えられているため、そのゲート・ソース間電圧が5Vであり、NチャネルMOSトランジスタ18はオンの状態になる。さらにこの時、NチャネルMOSトランジスタ18のドレイン電位はPチャネルMOSトランジスタ29がオンのためHレベル(15V)となっており、オン状態のNチャネルMOSトランジスタ18のソース電位(0V)はドレイン電位(15V)に向かって上昇する。そして、NチャネルMOSトランジスタ18のソース電位が約4.3Vまで上昇すると、NチャネルMOSトランジスタ18のゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、NチャネルMOSトランジスタ18はオフの状態に移行し、ソース電位の上昇は約4.3Vで停止する。
NチャネルMOSトランジスタ18のソースがHレベル(約4.3V)であるため、NチャネルMOSトランジスタ19はオンの状態であり、そのドレインはLレベル(0V)となる。ゲートに5Vの電位が与えられているNチャネルMOSトランジスタ20のソース電位もLレベル(0V)であるため、NチャネルMOSトランジスタ20はオンの状態となり、NチャネルMOSトランジスタ20のドレインとPチャネルMOSトランジスタ31のドレイン電位はLレベル(0V)となる。この時、PチャネルMOSトランジスタ30はオフ状態であり、ドレイン電位はLレベル(約10.7V)となる。
なぜならば、過渡的にPチャネルMOSトランジスタ31のソースとPチャネルMOSトランジスタ30のドレインがHレベル(15V)であったとしても、PチャネルMOSトランジスタ31のゲートには10Vの電位が与えられているため、ゲート・ソース間電圧が5Vでありオンの状態になる。さらにこの時、PチャネルMOSトランジスタ31のドレイン電位はNチャネルMOSトランジスタ20がオンのためLレベル(0V)となっており、オン状態のPチャネルMOSトランジスタ31のソース電位(15V)はドレイン電位(0V)に向かって下降する。そして、PチャネルMOSトランジスタ31のソース電位が約10.7Vまで下降すると、そのゲート・ソース間電圧がスレッショルド電圧(約0.7V)まで低下するため、PチャネルMOSトランジスタ31はオフの状態に移行し、そのソース電位の下降は約10.7Vで停止する。この時、前置駆動回路2を構成するNチャネルMOSトランジスタ15のゲートにはHレベル(約4.3V)の信号が与えられ、PチャネルMOSトランジスタ26のゲートにはHレベル(15V)が与えられる。
上記動作でGND電位を基準としたパルス信号入力を、上側電源電圧(15V)を基準とした10.7V〜15Vの電圧範囲のパルス信号に変換し前置駆動回路2を構成するPチャネルMOSトランジスタ26のゲートに供給し、さらに下側電源電圧(0V)を基準とした0V〜約4.3Vの電圧範囲のパルス信号に変換し前置駆動回路2を構成するNチャネルMOSトランジスタ15のゲートに供給する。
この時、駆動回路1や前置駆動回路2の構成と同様に、ソース電位に応じてオン状態とオフ状態が自動的に切り替わるNチャネルMOSトランジスタ18,20とPチャネルMOSトランジスタ29,31,33,35の働きにより、第1および第2のレベルシフト回路3−1、3−2を構成するNチャネルMOSトランジスタ17,19やPチャネルMOSトランジスタ28,30,32,34のゲート・ソース間電圧は素子耐圧の5V以下に抑えられている。また、過渡的にNチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタが共にオン状態となる時に発生する貫通電流の主たる電流経路が電圧源7,8ではないため、貫通電流による電圧源7,8の電圧変動は発生せず安定な動作が可能である。
また、GND電位を基準としたパルス信号入力を上側電源電圧6を基準としたパルス信号に変換し、さらに下側電源電圧5を基準としたパルス信号に再度変換する構成により、下側電源電圧5がGND電位と異なるシステムにおいて特に有効である。
なお、本発明の構成は第1の電源電圧5が第3の電源電圧4と等しくても良い。その場合は第2のレベルシフト回路3−2で入力信号を1回レベル変換し第1のレベルシフト回路3−1で再度レベル変換する必要はなく、第1の電源電圧5を高電位側とみなし第2の電源電圧6を低電位側とみなして直接第1のレベルシフト回路3−1にパルス信号を入力すれば良い。
本発明にかかるCMOS駆動回路は、動作速度が速く素子耐圧の低いMOSトランジスタを使用して、素子耐圧を大幅に超える大きな駆動振幅が得られ、しかも入力信号の遷移時におけるPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの同時導通による貫通電流が発生しても、駆動回路の動作不安定を防止でき、いかなる場合でも安定したスイッチング素子の駆動を実現できるという大いなる効果を生じさせるものであり、スイッチング素子駆動などに用いられるMOSインバータ型の駆動回路等として有用である。
本発明の実施の形態1におけるCMOS駆動回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1におけるCMOS駆動回路の動作波形図である。 従来のCMOS駆動回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 駆動回路
2 前置駆動回路
3−1 第1のレベルシフト回路
3−2 第2のレベルシフト回路
4 接地電圧
5 下側電源電圧(VSS)
6 上側電源電圧(VDD)
7、8 電圧源
9、10 信号入力端子
11 駆動出力端子(VOUT)
12〜22 NチャネルMOSトランジスタ
23〜35 PチャネルMOSトランジスタ
36 下側電源電圧(VSS)
37 上側電源電圧(VDD)
38 NチャネルMOSトランジスタのゲート電位
39 PチャネルMOSトランジスタのゲート電位
40 駆動出力信号(VOUT)
41 NチャネルMOSトランジスタ12のゲート電位
42 PチャネルMOSトランジスタ23のゲート電位
51、52 信号入力端子
53〜57 NチャネルMOSトランジスタ
58〜62 PチャネルMOSトランジスタ
63、64 電圧源
65、66 容量素子
67 下側前置駆動回路
68 上側前置駆動回路

Claims (4)

  1. ソースが第1の電源端子に接続されドレインが駆動出力端子に接続された第1の導電型の第1の出力MOSトランジスタと、
    ソースが第2の電源端子に接続されドレインが前記駆動出力端子に接続された第2の導電型の第2の出力MOSトランジスタと、
    ソースが前記第1の電源端子に接続されドレインが前記第1の出力MOSトランジスタのゲートに接続されゲートが第1の信号入力端子に接続された第1の導電型の第1のMOSトランジスタと、
    ゲートに第1のバイアス電圧が与えられソースが前記第1のMOSトランジスタのドレインと接続された第1の導電型の第2のMOSトランジスタと、
    ソースが前記第2の電源端子に接続されドレインが前記第2の出力MOSトランジスタのゲートと接続されゲートが第2の信号入力端子に接続された第2の導電型の第3のMOSトランジスタと、
    ゲートに第2のバイアス電圧が与えられソースが前記第3のMOSトランジスタのドレインと接続されドレインが前記第2のMOSトランジスタのドレインと接続された第2の導電型の第4のMOSトランジスタとを備えたCMOS駆動回路。
  2. ソースが前記第1の電源端子に接続されゲートが第3の信号入力端子に接続された第1の導電型の第5のMOSトランジスタと、ソースが前記第2の電源端子に接続されゲートが第4の信号入力端子に接続された第2の導電型の第6のMOSトランジスタと、ゲートに前記第1のバイアス電圧が与えられソースが前記第1の導電型の第5のMOSトランジスタのドレインと接続された第1の導電型の第7のMOSトランジスタと、ゲートに前記第2のバイアス電圧が与えられソースが前記第2の導電型の第6のMOSトランジスタのドレインと接続された第2の導電型の第8のMOSトランジスタとを有する前置駆動回路を1回路もしくは複数回路有し、
    前記第1の導電型の第5のトランジスタのドレインと前記第1の導電型の第7のトランジスタのソースの接続点を前記第1の信号入力端子に接続し、前記第2の導電型の第6のトランジスタのドレインと前記第2の導電型の第8のトランジスタのソースの接続点を前記第2の信号入力端子に接続した請求項1記載のCMOS駆動回路。
  3. 第5の信号入力端子に入力された前記第2の電源端子に接続される第2の電源の電位を基準とする第1のパルス信号を前記第2の電源の電位を基準とする第2のパルス信号に変換するとともに前記第1の電源端子に接続される第1の電源の電位を基準とする第3のパルス信号に変換する第1のレベルシフト回路を有し、前記第2の電源の電位を基準とする前記第2のパルス信号を前記第4の信号入力端子に入力し、前記第1の電源の電位を基準とする前記第3のパルス信号を前記第3の信号入力端子に入力する請求項2記載のCMOS駆動回路。
  4. 第3の電源の電位を基準とする第4のパルス信号を前記第2の電源端子に接続される第2の電源の電位を基準とする第1のパルス信号に変換する第2のレベルシフト回路を有し、前記第2の電源の電位を基準とする前記第1のパルス信号を前記第5の信号入力端子に入力する請求項3記載のCMOS駆動回路。
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