JP4598924B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、周面に複数駒のシンボルが配設された構成のリールがシンボル表示窓の背後に複数個並べて配備され、各リールの回転によりシンボルを変動させて表示させた後に各リールを順に停止させ、シンボル表示窓内に停止表示されたシンボルの組合せによりゲームの勝敗を決するようにしたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば従来のスロットマシンの機体は、前面開口の本体部の前面に扉部が取り付けられて成る。扉部の前面には、通常、上,中,下の3枚のパネルが組み付けられており、中央パネルの中央部には、透明の3個のシンボル表示窓が形成されている。一方、本体部の内部には、前記シンボル表示窓の形成位置に対応させて3個のリールが配置される。これらのリールは、一般に、周面に複数種のシンボルが描かれた帯状テープを円筒型の枠体に貼設して成り、そのうちのいくつかのシンボルは、入賞用のシンボルとして機能する。
【0003】
各シンボル表示窓の形成位置には、各シンボルの停止表示位置に合わせて、上、中、下、斜めの5本の停止ラインが形成されている。扉部のフレーム部分には、始動レバーや各リール毎の停止釦スイッチが配備されており、各リールは、始動レバーの操作により一斉に始動した後、停止釦スイッチが順次操作されることにより順次停止して、シンボル表示窓内に通常3個のシンボルを停止表示する。各リールの停止時に、いずれかの停止ライン上に特定のシンボルの組合せが成立すると、入賞となり、遊技者に所定枚数のメダルの払出しなどの特典が与えられる。
【0004】
さらにこの種のスロットマシンの中には、前記帯状テープの基材を透光性を有する材料により構成するとともに、リールの裏側に各シンボルの停止位置に対応させて光源を配置し、有効化された停止ライン上のシンボルや、入賞となるシンボルなどの特定のシンボルに、背後照明を施すようにした機種が存在する。
たとえば実開昭61−151783号に記載されたスロットマシンでは、停止表示された各シンボル毎に背後照明用の光源を設けるとともに、各光源間に遮光板を配置して、照明対象のシンボルのみを照明するようにしている。
【0005】
加えて近年のスロットマシンでは、内部抽選により入賞を成立させるかどうかを決定するとともに、その抽選結果に応じてリールの停止動作を制御している。特に抽選により「大当たり」となると、フラグの設定によりその大当たり状態を特別入賞が成立するまで持ち越すとともに、種々の報知の態様を用いて前記大当たり状態であることを報知するようにしている。(以下この報知を「フラグ告知」という。)
さらにゲーム性を高めるために、前記大当たり時の特別入賞などについて、遊技者に与えられる報賞の内容などが異なる複数種の入賞を設定するとともに、各入賞毎に、たとえば赤色の「7」、青色の「7」というように、シンボルの形態は同じであるが表示色の異なる複数種のシンボルを割り当てることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら入賞毎に、表示色の異なる入賞シンボルを用意する場合、他の形態のシンボルとの間での配列の割り振りが困難になる上、リール停止制御が複雑になるといった問題が生じてくる。
【0007】
この問題を解決するものとして、前記の背後照明用の光源に着目し、この光源として複数種の色彩光を切り換えて発光させるタイプの光源を採用し、シンボルに対する背後照明の色彩を変化させることにより、各種の入賞に対応させることが考えられる。しかしながらこの方法では、シンボルに対する背後照明の色彩が変動するだけであって、シンボルの表示色を明確に変動させるまでには至らないから、各色彩によるシンボルが印刷されたリールと比較すると、シンボルの表示にメリハリがなく、演出上の盛り上がりに欠ける、という問題がある。
【0008】
この発明は上記問題点に着目してなされたもので、価値が異なる複数種の入賞に特定種のシンボルの組合せを入賞用のシンボルとして共通に割り当てるとともに、各リールが停止して特定種のシンボルによる入賞のシンボル組合せが成立したことに応じて、背後照明の色彩を用いて複数種の入賞のうちのいずれが成立したかを報知する場合に、シンボルの表示にメリハリをもたせ、かつ入賞時の演出効果を高めることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかるスロットマシンは、周面に複数駒のシンボルが配設された構成のリールがシンボル表示窓の背後に複数個並べて配備されると共に、各リールの内側であって前記シンボル表示窓内の各シンボルの停止位置に対向する位置に、それぞれ複数種の色彩光を切り換えて発光させることが可能な光源が配備され、複数の入賞を対象とした抽選を実行する抽選手段と、この抽選によりいずれかの入賞に当選したとき、各リールに対し、それぞれ当選した入賞に対応するシンボルをシンボル表示窓内に引き込んで当該リールを停止させる引込み制御を、遊技者の停止操作から所定の制限時間内に実行する停止制御手段と、各光源の動作を制御する照明制御手段とを具備する。さらに、各リールの周面では、それぞれ一種類またはすべてのシンボルの配設位置に対応させて周囲よりも光の透過性が高い透光部が形成される。また、価値が異なる複数種の入賞に対し、透光部が形成された特定種のシンボルが入賞用のシンボルとして共通に割り当てられると共に、この特定種のシンボルに対する入賞時の照明色として入賞毎に異なる色彩が対応づけられる。
前記照明制御手段は、前記抽選において前記特定種のシンボルが割り当てられた複数種の入賞のうちのいずれかに当選したとき、引込み制御により全てのリールが停止して前記シンボル表示窓内に前記特定種のシンボルによる入賞のシンボルの組合せが成立したことに応じて、この組合せ内の前記特定種のシンボルに対向する各光源を当選した入賞に対応する色彩により発光させることによって前記シンボル組合せによる入賞の種類を報知すると共に、前記複数種の入賞の中に前記当選した入賞より価値の低い入賞がある場合には、全てのリールが停止した後に前記特定種のシンボルに対向する各光源を前記当選した入賞より価値の低い入賞に対応する色彩により発光させてから、前記入賞の種類を報知するための発光状態に切り替える。
【0012】
請求項2の発明にかかるシンボル可変表示遊技機では、前記特定種のシンボルが入賞用のシンボルとして割り当てられた複数種の入賞のうち、価値が最も低い入賞に表示色として白色が対応づけられる一方、その他の入賞に、表示色として彩色が対応づけられる。また、照明制御手段は、前記抽選において、前記特定種のシンボルが割り当てられた入賞のうちの彩色が対応づけられた入賞に当選したとき、前記引込み制御により全てのリールが停止して前記シンボル表示窓内に前記特定種のシンボルによる入賞のシンボルの組合せが成立したことに応じて、この組合せ内の前記特定種のシンボルに対向する各光源を白色により発光させた後に、その発光色を前記当選した入賞に対応する色彩に切り替える。
【0013】
請求項3の発明では、前記特定種のシンボルに対する透光部は、当該シンボルの主要部分を形成するとともに、各リールの周面の各シンボルの背景部分には遮光層が形成される。この場合の透光部は、特定種のシンボル全体またはシンボルの周縁を除く部分を形成するのが望ましい。ただし、これに限らず、例えば、シンボルの中央部分に所定形状(円形,楕円形,星型など)の透光部を形成してもよい。
【0014】
請求項4の発明では、前記特定種のシンボルに対する透光部は、当該シンボルの周縁に形成され、各リールの周面の各シンボルの背景部分には、遮光層が形成される。なお、この場合の透光部は、シンボルの周縁から所定距離だけ内部に入る位置までに形成されて、シンボルを縁取るのが望ましい。
【0015】
請求項5の発明では、前記特定種のシンボルに対する透光部は、当該シンボルの上下または左右、もしくは当該シンボルを取り囲むように形成されるとともに、各リールの周面の各シンボルの背景部分のうち前記透光部を除く箇所に遮光層が設けられる。
【0019】
請求項6の発明では、前記光源として、対応するリールに対し、当該リールの内側からシンボル全体の大きさに応じた面状の光を照射するものが用いられる。
【0025】
【作用】
請求項1の発明によれば、全てのリールが停止してシンボル表示窓内に特定種のシンボルによる入賞のシンボル組合せが成立したとき、このシンボル組合せ内の特定種のシンボルに対して形成された透光部から透過した光により、遊技者に、当選した入賞に対応する色彩を有する発光パターンが提示される。さらに、複数種の入賞の中で当選した入賞より価値の低い入賞がある場合には、上記の発光パターンの色彩は、当初は、当選した入賞とより価値の低い入賞に対応する色彩に設定され、その後に、当選した入賞に対応する色彩に切り替えられる。
【0026】
請求項2の発明では、複数種の入賞の中で最も価値の低い入賞を除くいずれかの入賞に当選している場合に、特定種のシンボルによる入賞のシンボル組合せが成立したことに応じて、最も価値の低い入賞を示す白色の発光パターンが提示された後に、この発光パターンが当選した入賞に対応する彩色に切り替えられる。
【0027】
請求項3の発明では、前記透光部はシンボルの主要部分を形成し、しかもこのシンボルの背景部分に遮光層が形成されているので、光源からの光はシンボルのほぼ全体を透過するようになり、遊技者に、所定の色彩に着色されたシンボルが提示される。請求項4の発明では、シンボルの周縁を囲む部分が発光するので、シンボル周縁の色彩を種々に変化させることが可能となる。
【0028】
請求項5の発明では、特定種のシンボルによる入賞のシンボル組合せが成立した場合には、シンボルの近傍の限定された領域に形成された透光部から透過した光の色彩によって、入賞の種類を示す表示が実施される。
【0031】
請求項6の発明によれば、前記光源からの面状の光がシンボル全体に照射されるので、透光部から均一な光が透過するようになり、むらのない表示が可能となる。
【0036】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例にかかるスロットマシンの外観を、図2はその機体の内部構造を、それぞれ示す。
図示例のスロットマシン1は、前面開口の機体本体部2の開口部に扉部3を組み付けて成る。機体本体部内の上段位置にはリールブロック4や制御回路が搭載された制御基板5が配備され、下段位置には、ホッパ6aを備えたメダル払出機6が組み込まれる。
【0037】
前記リールブロック4は、金属製のフレーム7に3個のリール8a,8b,8cが組み付けられて成る。各リール8a,8b,8cは、図3に示すように、円筒状の枠体27の外周面に帯状シート28を貼設して成る。前記帯状シート28は、PET樹脂のような透光性を有する素材により構成されるもので、表面には、シルクスクリーン印刷により、図柄,文字,数字などの複数種のシンボルSが描かれている。これらシンボルSの中には、後記するBB入賞用の「7」のシンボルのほか、複数種の小役入賞用のシンボルが含まれる。
【0038】
この実施例では、各シンボルSの背景部分を所定の色彩の印刷層により形成する一方、各シンボルSについては、縁取り部分や模様などを除く内部を無着色または透過性の高い色彩の印刷層により形成することにより、各シンボルSを中抜き状態に表している。さらに帯状シート28の裏面には、各シンボルSの背景部分に対応させて、後記する光源21からの光を遮断するための遮光層が形成されている。
なお帯状シート28の背景部分には、種々の色彩を施すことができるが、従来の一般的なリールと同様に白色にしてもよい。ただし後記する「白7」のように、光源21の照明によるシンボルSの表示色に背景色と同様の色彩を用いる場合は、照明下でのシンボルSと背景部分とが明確に切り分けられるように、シンボルSの輪郭部分を背景色とは異なる色彩により表す必要がある。
【0039】
各リール8a,8b,8cは、図2に示すように、それぞれ片側に配置された取付板10a,10b,10cを介して前記リールブロック4に取り付けられる。またこの取付板10a,10b,10cには、リール8a,8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9cや後記する背後照明用の光源ユニット30も、ともに組み付けられている。
なおこの実施例では、帯状シート28の貼設されたリール8a,8b,8cによりシンボルの変動表示を実現しているが、リール8a,8b,8cに代えてベルト状の基材に複数のシンボルが配設されて成る帯状部を導入し、この帯状部の両端を繋いで回転させることにより、各シンボルを変動表示させるようにしてもよい。
【0040】
前記扉部3の本体は、所定の厚みをもたせた金属フレームにより構成され、その前面開口に3枚のパネル11,12,13が、後面に各種表示器や操作スイッチにかかる配線基板(図示せず)などが組み付けられている。
【0041】
前記パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成されるもので、上部パネル12および下部パネル13には機種名やゲーム情報などが描画される。また中央の正面パネル11には、それぞれ無着色で透明の3個のシンボル表示窓20a,20b,20cによるシンボル表示部20が形成される。このシンボル表示窓20a,20b,20cの背後には、前記リールブロックの3個のリール8a,8b,8cが位置し、リール停止時には、シンボル表示窓20a,20b,20cより各リール8a,8b,8cの外周面に表されたシンボルSが、それぞれ3駒分だけ視認可能である。
【0042】
正面パネル11と下部パネル13との間のフレーム部分には、始動レバー14,停止釦スイッチ15a,15b,15c,メダル投入口16などが配備され、下部パネル13の下方には、メダル払出口25,メダル受け皿26などが設けられる。
また中央のフレーム部分には、複数枚のメダルを電子データ形式で貯留しておき、その貯留メダルを消費してゲームを行うことが可能なクレジット方式のゲームを実行するために、3個のベット釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23などのスイッチが配備される。各ベット釦スイッチ17,18,19は、それぞれ操作により前記貯留メダルから3枚、2枚、1枚のメダルを引き落として投入するためのものである。精算スイッチ22は、貯留メダルを精算してメダル払出口25より払い出しさせる際に操作され、また切換スイッチ23は、機体をクレジット方式のゲームモード、またはメダル投入口16からの直接メダル投入によるゲームモードのいずれかに切り換えるためのものである。
【0043】
前記正面パネル11の表面には、図4に示すように、各シンボル表示窓20a,20b,20cを横切るように、上、中、下、斜めの合計5本の停止ラインL1〜L5が表されており、リール停止時には、これら停止ラインL1〜L5上にそれぞれ各リール8a,8b,8cのシンボルSが整列する。
これらの入賞ラインL1〜L5は、メダル投入口16またはベット釦スイッチ17,18,19の操作により投入されたメダルの枚数に応じて有効化されるもので、投入枚数が1枚のときは中央の水平な入賞ラインL1が有効化され、投入枚数が2枚になると、3本の水平な入賞ラインL1〜L3が有効化される。さらに3枚のメダルが投入されることにより、5本全ての入賞ラインL1〜L5が有効化される。
【0044】
さらにこの実施例のスロットマシン1では、各リール8a,8b,8cの裏側に、各シンボルの停止位置に対応させてそれぞれ光源21が配置される。各光源21は、いずれも赤(R),緑(G),青(B)の三原色の発光ダイオード(LED)が組み込まれて、停止したシンボルおよびその周辺に面状の光を照射するもので、リール8a,8b,8c毎の3個の光源21が一体化された光源ユニット30が前記取付板10a,10b,10cに取り付けられる。
また正面パネル11の裏側には、必要に応じて、シンボル表示窓20a,20b,20cの上方に対応させて、各リール8a,8b,8cの周面を照明するための蛍光灯60が配備される。
【0045】
このスロットマシン1には、複数種の入賞がそれぞれ所定のシンボル組合せに対応づけられて設定されている。前記制御基板5に搭載された制御部43(図17に示す)は、メダル投入により所定数の入賞ラインが有効化された後に始動レバー14が操作されると、乱数を用いた抽選処理を行って、いずれかの入賞を成立させるかどうかを決定する。この後、停止釦スイッチ15a,15b,15cが押操作されたときに、前記抽選が「当たり」であれば、停止操作されたリール8a,8b,8cに対し、それぞれ有効化された入賞ライン上に該当する入賞シンボルを引き込んで停止させる引込み制御が実行される。特に前記抽選が「大当たり」となっている場合は、制御部43は、各リール8a,8b,8cに対し、数字の「7」のシンボルを引き込んで停止させ、「ビッグボーナス」と称される特別入賞(以下「BB入賞」という)を成立させる。そしてこのBB入賞の成立に応じて入賞確率を通常よりはるかに高い値に変更し、この高確率モード下でのゲーム(以下「BBゲーム」という)において「レギュラーボーナス」と称される特別入賞(以下「RB入賞」という)が成立する都度、「ボーナスゲーム」と称される特別ゲームを所定回数実行する。
【0046】
前記BBゲームは、通常、所定回数のRB入賞が成立するか、所定回数のBBゲームが実行されるまで継続される。
この実施例では、詳細は後記するが、前記中抜き状態に形成されたシンボルSと光源21とにより、入賞ライン上に停止した各シンボルSを種々の色彩で表示することが可能である。特にBB入賞に関わる「7」のシンボルについては、赤、青、白の3色の表示色で表された「7」のシンボル(以下「赤7」「青7」「白7」という)の組合せ毎に、入賞内容の異なる3種類のBB入賞BB1,BB2,BB3が設定されている。
【0047】
図5は、前記3種類のBB入賞BB1,BB2,BB3の設定例であって、前記BBゲームの継続条件となるRB入賞の最大成立回数、およびBBゲームの最大実行回数について、各BB入賞間で異なる数値が設定されている。
図示例によれば、3種類のBB入賞のうち、「赤7」によるBB1が遊技者にとって最も価値のある入賞となり、以下、「青7」、「白7」の順に、入賞の価値が低くなるように設定されている。
【0048】
図6〜10は、前記光源ユニット30の具体的な構成を示す。
この光源ユニット30は、3個のシンボルの表示範囲に対応する大きさの支持面を有する基台フレーム31と、個々のシンボルに対応する3個の開口部32が開設された支持フレーム34との間に、前記3個の光源21が挟み込まれて成る。
【0049】
各光源21は、図8に示すように、拡散材が混入された樹脂製のブロック体35の両側位置に、それぞれ3個の孔36を開設し、各孔36内にランプ型のLED37を挿入した構成をとる。各ブロック体35は、前面側が、リールの内周面に応じて前方に緩やかに突出する曲面形状に形成されるとともに、裏面は中央部で内側にやや入り込んだ谷型形状に形成される。基台フレーム31の支持面および支持フレーム34は、前記ブロック体35の表面形状に応じた形状に構成されており、これらフレーム31,34間に各ブロック体35を挟み込んでビス止めした後に、両側部より、各光源21毎の合計9個のLED37が配備された側板38が、各LED37をブロック体35の孔内に位置させた状態で組み付けられる。
【0050】
上記のような構成により、両側部のLED37からの光は、ブロック体35の内周面に沿って中央部へと進みながら拡散するので、前面全体を均一かつ強い光量で発光させることができる。またLED37を両側部に設けることにより、光源21の厚みを薄くすることができる。
【0051】
前記支持フレーム34の前面の両端縁およびこれら端縁に当接する各側板38の前縁部分は、リール8a,8b,8cの周面に沿うような弧状に形成されるとともに、支持フレーム34の上下端には、後方に突出する水平板34a,34bが形成される。また支持フレーム34の各開口部32の間にも、後方に水平に突出する遮光板39が連続形成されており、これら水平板34a,34b、および各遮光板39により、各光源21毎の光は、リール周面上で明確に切り分けて表示される。
【0052】
前記基台フレーム31の片側には、後方に突出する取付部40が一体形成されており、図9に示すように、この取付部40を各リール毎の支持板10a(10b,10c)の内側に支着することにより、各光源21は、リール8a,8b,8cの内面側で各シンボル表示位置に対応する位置に固定配置される。
【0053】
各光源21内の両側部に縦並びに配置されるLED37には、それぞれ赤,青、緑の各色彩光を発光する3種類のLEDが用いられる。各光源21とも、図10に示すように、赤(R),緑(G),青(B)の各光用のLED37が、両側位置で並び方向を逆転させて配置されている。
【0054】
図11〜13は、前記光源ユニット30の他の構成例を示す。
この実施例の光源ユニット30は、本体フレーム61,3個の支持フレーム62,および複数個のLED63が配設された側板64が、一体化された構成のものである。前記本体フレーム61は、上下方向に連設された3枚の支持板65a,65b,65cと、各支持板65a,65b,65cの一側より後方に突出する3枚の接合片66a,66b,66cと、上下の各支持板65a,65cに連接される2枚の垂直片67a,67bとにより成る。各支持板65a,65b,65cは、中央の支持板65bがその板面を垂直にして配置される一方、上下の各支持板65a,65cは、それぞれリールの周形状に合わせて板面を斜め後方に傾斜させた状態で中央の支持板65bに連ねられる。またこれらの支持板65a〜65cの幅は、リール幅に応じた長さに形成される一方、上下の各垂直片67a,67bは、連設される支持板65a,65cに対し、幅方向に前記取付板10a(10b,10c)までの距離に応じた長さだけ突出させて形成される。さらにその突出部分の端部には、後方に突出する取付片68a,68bが連続形成される。
【0055】
前記側板64は、前縁がリール周面に沿う弧状になり、後縁が前記本体フレーム61の支持板65a,65cの各縁間の距離に応じた長さの直線状に形成されて成る。この側板64の一方の面には各光源毎に6個、計18個のLED63が、前記前縁に沿って弧状に並べて配設され、さらにこれらLED63の後方にコネクタ部69が配備される。この側板64は、LED63の配設面を本体フレーム61の一側縁(前記取付片68a,68bが形成される側)に合わせ、各LED63を各支持板65a,65b,65cの支持面上に位置させた状態で位置決めされる。
【0056】
各支持フレーム62は、矩形状の開口部70が開設された前板71と、この前板71の両側縁より後方に突出させた一対の取付片72,72とから成る。なお開口部70の各縁には、前方に向けて突出した遮光部70a,70b,70c,70dが形成される。特に開口部70の両側縁の遮光部70c,70dは、それぞれ前縁部が弧状に形成されるとともに、光の照射範囲を広げるために、各面が前記開口部70に対して斜め外を向くように形成される。
【0057】
上記構成において、各LED63を支持板65a,65b,65c上に位置させた状態で側板64を本体フレーム61上に支持した後に、これら側板64および本体フレーム61に3個の支持フレーム62を被せ、各取付片72,72を本体フレーム61の接合片66a,66b,66cおよび側板64にビス止めすることにより、各LED63が、本体フレーム61と支持フレーム62との間に挟持された光源ユニット30が形成される。さらに本体フレーム61の各取付片68a,68bを、リールユニット4の取付板10a(10b,10c)の内面にビス止めすることにより、前記光源ユニット30は、各開口部70をシンボル停止表示位置に対応させた状態で、リール8a(8b,8c)の裏側位置に固定支持される。
【0058】
よってこの実施例では、各光源21は、1枚の支持板65a(65b,65c)と、側板64と、支持フレーム62とにより囲まれた前面開口の空間において、6個のLED63を、開口部70の一側にリールの長さ方向に沿って配備した構成のものとなる。なお前記支持フレーム62の開口部70は、各支持板65a〜65c上のLED63に接しない位置に対応するように形成されているので、各LED63は、図12,13に示すように、前方から見ると、前記支持フレーム62の前板71により隠された状態で配置されることになる。
【0059】
一般に、LEDから出射される光には、図14に示すように、光軸を中心として周囲に所定の角度まで広がりながら進行するという指向性がある。したがって図11〜13の構成によれば、各LED63からの光は、それぞれリール面および機体内部の各方向に向けて広がりながらリールの幅方向に沿って進行することになるが、機体内部側に広がる光は支持板65a,65b,65cの支持面により遮光されるため、各支持面に沿って進みつつ前方のリール面側へと反射するようになる。したがって、支持面からの反射光とLED63からリール面の方に向けて広がる光とにより、開口部70全体が明るく照明され、リールの対応するシンボル停止表示位置に、前記開口部70の大きさに応じた面状の照明パターンが透過することになる。
なおこの実施例では、前面に開口部70を設けて面状の照明パターンを形成しているが、これに代えて、各支持フレーム62の前板71に、透明または半透明の窓部を形成してもよい。
【0060】
さらにこの実施例の各光源21は、図15に示すように、R,G,Bの各色毎に2個ずつのLED63を、1つずつ色を変えながら並べて配備してある。
【0061】
このように上記2つの構成例のいずれにおいても、各光源21は、シンボル全体にわたって、リール8a,8b,8cの裏側から均一な照明を施すことができる。したがってリール8a,8b,8cが停止した状態下で光源21に所定の色彩光を発光させると、その色彩光は光源21に対応する位置に停止しているシンボルSの中抜き部分を介して表側に透過し、シンボル全体が光源21の発光色に応じた色彩により明示されるようになる。
【0062】
いずれの構成の光源ユニット30を使用する場合も、3個の光源21には、それぞれ個別の駆動回路(図示せず)が設けられる。各駆動回路は、後記する副制御部50(図17に示す)により個別に制御されるので、各光源21を独立させて動作させることが可能になる。
また1つの光源21における各LED37の発光動作も、色毎に個別に制御されており、これにより、複数色の色彩光を発光することが可能となる。具体的には、各色のLED37を単独で発光させることにより、赤色,緑色、黄色の三原色による発光を行うほか、図16に示すように、各色のLEDに与える駆動パルスのデューティ比を変動させることにより、白色光のほか、複数種の色彩光による発光動作を行わせることができる。
【0063】
前記したBB入賞用の赤7、青7、白7の各シンボルは、それぞれ「7」のシンボルの停止位置に対応する光源21から赤、青、白の色彩光を発光させることにより表されるものである。その他のRB入賞や小役入賞用のシンボルについても、入賞の成立により各シンボルに所定の色彩光による照明を施して入賞の成立を明示したり、必要に応じて各光源21の発光色の切換えを行ってシンボルの表示色を変動させ、入賞成立の演出効果を高めることが可能である。
【0064】
図17は、上記スロットマシンにおける電気的構成を示す。
図中の43は、前記制御基板5上に搭載される制御部であり、制御、演算の主体であるCPU44,プログラムや抽選処理のためのテーブルが記憶されるROM45,データの読み書きに用いられるRAM46,および抽選処理用の乱数を発生させる乱数発生器47を含む。
【0065】
前記制御部43には、バス42を介して各種の入出力部が接続され、CPU44は、ROM45内のプログラムに基づき各種入力信号を認識しつつ、出力部に駆動信号を与えてゲームに関わる一連の処理を実行する。入力部としては、前記始動レバー14,停止釦スイッチ15a,15b,15c,ベット釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23のほか、メダル投入口16より投入されたメダルを検知するためのメダル検知センサ48などが接続される。また出力部としては、メダル払出機6や前記ステッピングモータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部49のほか、図示しない装飾用のランプや表示器などが接続される。
【0066】
上記構成において、CPU44は、メダル検知センサ48からの検知信号またはいずれかのベット釦スイッチ17,18,19からの操作信号に応じて所定数の入賞ラインを有効化した後、始動レバー14からの操作信号に応じて乱数発生器47を用いた抽選処理を行って、入賞を成立させるかどうかを決定する。
さらにCPU44は、停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される都度、前記有効化された入賞ライン上に抽選結果に応じたシンボルを引き込んで停止させる引込み制御を実行する。
【0067】
なおこの引込み制御は、各リール駆動部49からステッピングモータ9a,9b,9cに与えられる駆動信号を計数しつつ、その計数値によりリール8a,8b,8cの回転位置を確認し、目的とする回転位置に到達した時点でステッピングモータ9a,9b,9cへの駆動信号の供給を停止することにより、行われる。ただしこの引込み制御は、法規制により停止操作から所定の制限時間内に行う必要があるため、この制限時間内に目的とするシンボルを引き込むことができない場合がある。通常の「当たり」については、入賞シンボルの引込みに失敗したことにより抽選結果がクリアされるが、抽選によりBB入賞に当選しているのに「7」のシンボルの引込みに失敗した場合は、BB入賞が成立するまで抽選結果が維持されるとともに、シンボルの表示色の変動などによりBB入賞への当選を遊技者に報知する「フラグ告知」が行われる。
なお引込み制御の詳細は公知であるので、これ以上の説明は割愛することにする。
【0068】
さらにこのスロットマシン1には、前記制御部43とは独立させて、前記光源ユニット30の各光源21の点灯動作を制御するための副制御部50が設けられている。この副制御部50も制御部43と同様にマイクロコンピュータを制御主体とするもので、そのROM(図示せず)内には、各光源21を複数種の色彩光を発光させるためのデータとして、前記図16に示したR,G,Bのデューティー比の組合せパターンが格納されている。
【0069】
さらに各制御部43,50のROMには、あらかじめ各リール8a,8b,8cに対して実行される照明パターン(ここでは点灯する光源の位置や点灯のタイミング、発光色など各種照明条件の組合せをいう)がコード化されてセットされている。副制御部50内のCPU(図示せず)は、メインの制御部43より実行すべき照明パターンのコード情報を受け取ると、各光源21につき、それぞれ指示された照明パターンを実行するのに必要な発光色を設定した後、その発光色に対応するデューティー比の組合せパターンを前記ROMより読み出して各光源21の駆動回路(図示せず)にセットし、目的とする照明パターンを実現する。
これにより、メインの制御部43側では、ゲームの流れに応じて副制御部50に所定のコード情報を出力するだけで良くなるので、CPU44の負担を減らして、種々の照明パターンによる演出を行うことができる。なお副制御部50は、制御部43と同じ基板上または異なる基板上のいずれに設けてもよい。
【0070】
この実施例では、各リール8a,8b,8cの停止時に、いずれかの入賞ライン上に「7」のシンボルが停止すると、通常は、このシンボルに白色光による背後照明を施すことにより、「白7」として表示するようにしている。
しかしながら前記抽選によりBB1またはBB2のいずれかのBB入賞に当選している場合は、各リール8a,8b,8cに対する「7」のシンボルの引込みに成功すると、各「7」のシンボルに対応する光源の発光色を白色から赤色または青色に切り換えて、あたかもリール停止の段階で入賞の態様が変動したような演出がなされる。またBB1やBB2のBB入賞に当選しているのに「7」のシンボルの引込みに失敗した場合は、いずれかのシンボル表示窓内に「7」のシンボルが停止表示されていれば、そのシンボルに対する発光色を赤色または青色に切り換えることにより、各BB入賞への当選を報知する「フラグ告知」が行われる。
【0071】
図18,19は、上記構成のスロットマシンにおけるゲーム制御の流れを示し、図20〜23は、この制御に沿って各リール8a,8b,8cの照明状態が変動する具体例を示す。以下、図20〜23を参照しつつ、図18,19の流れに沿って、ゲームの制御を説明する。
【0072】
なお実際のスロットマシンでは、通常のゲーム時にも、BB入賞のほかに、RB入賞やSB入賞と称されるボーナス入賞が設定されているが、ここでは説明を簡単にするために、BB入賞と小役入賞のみが設定されているものとして説明する。また図20〜23では、停止表示される各シンボルのうちBB入賞にかかる「7」のシンボルのみを図示するとともに、白色以外の色彩光による照明がなされたときに、その照明光が透過する領域を塗りつぶしにより示している。
【0073】
図18は、ゲームが実行されていない状態下での制御手順を示す。
この実施例では、遊技者のメダル投入操作またはベット釦スイッチ17,18,19が操作されたことに応じて各光源21に白色光を点灯した後、ゲームの流れに応じて各光源21の点灯動作を制御し、ゲームが終了すると、各光源21に白色光を点滅させながらつぎのゲーム開始操作に待機するようにしている。
【0074】
図20は、ゲーム操作を開始する前の各リール8a,8b,8cの状態を示すもので、ここでは前回のゲームが「はずれ」となった場合を例示してある。各リール8a,8b,8c毎に停止表示された「7」のシンボルは、それぞれ対応する光源21からの白色光による背後照明を受けて、「白7」として表示されている。
【0075】
図18の手順は、図20の状態から数秒後に開始されるもので、CPU44は、まず最初のST1で、各光源21に白色光を点滅表示させる。この状態下で遊技者がメダル投入口16からのメダル投入、もしくはベット釦スイッチ17,18,19の操作(以下、「ベット操作」と略す。)を行うと、ST2が「YES」となってST6へと移行し、各光源21が白色光を持続的に点灯した状態に変更する。
【0076】
一方、ゲーム終了から所定期間経過しても、つぎのゲーム開始操作が行われない場合は、ST3からST4に進み、CPU44は、各光源21に、所定数の色彩光を、順に切り換えながら繰り返し点灯する「サイクル点灯」を実行させる。このサイクル点灯は、機体が遊技者のいない空き台となっていることを示すものとなるが、遠くからでも人目を惹くため、すぐに遊技者を呼び寄せることができる。またホール内の従業員が空き台を判別するのにも役立つ。
【0077】
上記のサイクル点灯は、つぎの遊技者がメダルを投入またはベット操作を行うまで続く。遊技者の操作により各光源21が白色光を点灯した状態になると、図19の遊技モードの制御手順へと移行する。
図19において、遊技者が始動レバー14を操作すると、ST7が「YES」となる。このときBB入賞への当選を示すフラグ(以下「BBフラグ」という)が設定されていなければ、ST8からST9に進み、前記した抽選処理が行われる。
【0078】
この抽選でBB1,BB2,BB3のいずれかのBB入賞に当選すると、ST10からST11に進んで、BBフラグがセットされる。なおこの場合、各BB入賞毎に固有のBBフラグがセットされるもので、BB1に当選しているときはFR,BB2に当選しているときはFB,BB3に当選しているときはFWの各入賞フラグが、それぞれセットされる。
またここでは図示しないが、抽選により小役入賞に当選した場合も、専用のフラグがセットされ、ゲーム終了時まで保持される。
【0079】
この後、各リール8a,8b,8cは、図21に示すように一斉に始動する(ST6)。遊技者が、この状態下で停止釦スイッチ15a,15b,15cを所定の順序で押操作すると、CPU44は、停止操作されたリール8a,8b,8cに対する引込み制御を行って、そのリールを停止させる(ST13,14)。そしてすべてのリール8a,8b,8cが停止すると、ST15が「YES」となり、さらに入賞が成立していると、ST16からST17に進んで、所定枚数のメダルの払出し処理が行われる。
【0080】
なおST14で「7」のシンボルが停止表示される場合は、その停止表示位置に対応する光源21に対する白色光の発光状態を継続することにより、「白7」のシンボルを停止表示する。またST16で小役入賞が成立した場合は、各入賞シンボルに、その入賞に応じた所定の色彩光による照明を施して、入賞の成立を明示するとよい。
【0081】
さらに成立した入賞がBB入賞である場合は、ST18が「YES」となる。このとき抽選によりBB3に当選している場合、すなわちBBフラグFWがセットされている場合は、ST19からST21へと進んで、セットされていたBBフラグFWがリセットされた後に、ST22のボーナスゲーム用のルーチンへと移行する。
【0082】
一方、前記抽選でBB1またはBB2のいずれかのBB入賞に当選しているときは、FRまたはFBのいずれかのBBフラグがセットされているから、ST19からST20へと移行する。このST20では、セットされたフラグに応じて「7」のシンボルに対する発光色が赤色または青色に切り換えられて、目的とするBB入賞用のシンボル組合せが提示される。
【0083】
図22(1)(2)は、赤7の組合せによるBB1が成立する際のシンボル表示の動きを示す。図22(1)は、各リール8a,8b,8cが停止した直後の状態を示すもので、所定の入賞ライン(図示例では入賞ラインL4)上に整列した「7」のシンボルに、それぞれ白色光による背後照明が施されている。図22(2)は、図17(1)のリール停止状態に対して前記ST19,20の処理が行われた結果を示すもので、各「7」のシンボルに対する光源21の発光色が白色から赤色に切り換えられた結果、「7」のシンボルは当初の「白7」から「赤7」へと変動している。
【0084】
なお上記の例においては、必ずしも図19(1)の状態からすぐに図19(2)の状態に移行する必要はなく、演出効果を高めるためにアクティブな表示を行ってもよい。
たとえば「白7」の組合せが成立した後に、所定期間の間、「7」のシンボルに対応する各光源の発光色を高速で切り換えて、「7」のシンボルの色彩を種々に変動させ、最終的に図19(2)の状態で発光色の変動を停止させる。このような制御により、遊技者は、より価値の高いBB入賞への期待感を高めて、シンボルの発光色の変動を注視するようになる。
【0085】
図19に戻って、BB入賞の成立後は、ST21でセットされていたBBフラグがリセットされ、しかる後にST22のボーナスゲーム用のルーチンに進む。このルーチンでは、入賞確率の高いBBゲームが実行され、さらにRB入賞の成立により所定回数のボーナスゲームが実行される。そして前記図5の設定に基づき、成立したBB入賞に応じた数のRB入賞が成立するか、または設定された数のBBゲームが実行されると、ルーチンの終了となり、通常のゲーム制御に復帰する。
【0086】
一方、入賞が成立しなかった場合は、ST16が「NO」となって、ゲーム終了となる。ただしこのとき、いずれかの入賞ライン上に「7」のシンボルが停止しており、さらにFRまたはFBのいずれかのBBフラグがセットされていると、ST23,24がともに「YES」となってST25へと移行し、BBゲームに当選していることを示すフラグ告知が行われる。
このST25では、停止表示されている「7」のシンボルの少なくとも1個に対し、そのシンボルに対応する光源21の発光色を、セットされているBBフラグに応じた色彩(すなわちFRがセットされているときは赤色、FBがセットされているときは青色)に切り換えることにより、その表示色に対応するBB入賞に当選している旨が報知される。
【0087】
図23は、フラグFRがセットされている状態下でのフラグ告知例を示す。図示例では、左、中央の各リール8a,8bについては、入賞ラインL4への「7」のシンボルの引込みに成功しているが、右側のリール8cについては、前記入賞ラインL4への「7」のシンボルの引込みに失敗したために、ゲーム結果は「はずれ」となっている。この場合、「7」のシンボルは、当初は「白7」として表されるが、前記ST24,25の処理により、所定期間の間、右側のリール8cについて停止表示された「7」のシンボルが、そのシンボルに対応する光源21の発光色の切換えにより「赤7」として表示される。
【0088】
この後、所定期間が経過すると、前記光源21の発光色は、再び白色に復帰する(ST26,27)。これにより各リール8a,8b,8cとも、「白7」のシンボルが表示されて、つぎのゲーム開始操作に待機することになる。
【0089】
なお図23の例では、停止表示された「7」のシンボルのうちの1個について、シンボルの表示色を変動させることによりフラグ告知を行っているが、これに限らず、停止表示されたすべての「7」のシンボル、もしくは所定数の「7」のシンボルの表示色を変動させてもよい。
【0090】
また上記のように複数個の「7」のシンボルが停止表示された場合は、各「7」のシンボルの表示色を個別に設定することにより、2種類以上の色彩による「7」のシンボルを同時に表示して、複数種のBB入賞のいずれかに当選している可能性があることを示唆することも可能である。
図24は、図23と同様の状態で停止したリール8a,8b,8cに対し、複数種の表示色を用いた報知を行った例を示す。ここでは、右および中央の各リール8b,8cにおいて停止した各「7」のシンボルを「赤7」として表示し、左のリール8aで停止した「7」のシンボルを「青7」として表示している。
【0091】
さらに図19の制御手順では、BB1,BB2のいずれかのBB入賞に当選しているときのみ、フラグ告知を行うようにしているが、「白7」によるBB3に当選している場合も、たとえば「7」のシンボルに対応する光源21を、白色光を点滅させるなどの方法によるフラグ告知を行ってもよい。また上記の手順では、BB入賞が確実に成立するという報知を行っているが、抽選がはずれている場合にも擬似的な報知を行って、所定の確率でBB入賞が成立することを示すようにしてもよい。
【0092】
また図24に示したように複数種の色彩の「7」を同時に表示する報知を行う場合に、数の多い方のシンボルに対応するBB入賞が成立する可能性が、数の少ない方のシンボルに対応するBB入賞が成立する可能性よりも高くなるようにしてもよい。
図24の例によれば、赤7が2個、青7が1個という配分で報知が行われているから、遊技者はBB2よりもBB1が成立する可能性の方が高いと認識して、つぎのゲームへの期待感を高めるようになる。
【0093】
このほか前記「7」のシンボルを、BB入賞,RB入賞の両方のボーナス入賞に用いるようにして、当選した入賞の種別によりシンボルの表示色を変動させるようにしてもよい。
たとえば「赤7」によるシンボル組合せが成立するとBB入賞、「白7」によるシンボル組合せが成立するとRB入賞というように、設定しておく。各リール8a,8b,8cの停止により所定の入賞ライン上に「7」のシンボルが整列すると、所定期間の間、各シンボルの表示色を種々に変動させるなどして、最終的に当選している入賞種に応じた色彩により表示を行う。このような設定によれば、遊技者は、いずれのボーナス入賞に当選しているのかを容易に認識できないため、シンボルの表示色が最終的に確定するまで、ハラハラしながら表示色の変動に注視するようになり、ゲームの興趣を大いに高めることができる。
【0094】
さらに上記実施例では、BB入賞用の「7」のシンボルについて、複数種の表示色を設定するとともに各表示色毎に内容の異なる入賞を設定するようにしているが、RB入賞や小役入賞用のシンボルについても、同様に、シンボルの表示色を変動させることによって複数種の入賞を表すことができる。
具体的には、各入賞のシンボル組合せについて、通常よりも価値の高められた入賞を設定しておき、この価値の高められた入賞を成立させる場合は、停止表示されたシンボルの表示色を、通常の入賞時の色彩から異なる色彩に変動させて、入賞内容が途中で変動したような演出を行うことになる。
【0095】
たとえばベルのシンボルによる小役入賞について、通常の入賞時には、各シンボルを黄色で表して10枚のメダルを払い出すところを、抽選により価値の高められた入賞に当選した場合は、各ベルのシンボルの表示色を黄色から橙色に変動させて、15枚のメダルが払い出されるようにする。またチェリーのシンボルは、通常、左側のリール8aにおいてのみ入賞シンボルとして機能し、1〜2枚のメダルを払い出すようにしているが、この通常入賞時のシンボルの表示色(たとえば赤色)を他の色(たとえば紫色)に変動させることによって、メダルの払い出し枚数を倍増させる。あるいは、本来、引き分け用のシンボルとして機能するプラムのシンボルを、入賞成立後に各シンボルの表示色を変動させることにより、所定数のメダルの払出しを行うなど、種々の設定が考えられる。
【0096】
なおこれら小役入賞を成立させるかどうかも抽選により決定するので、価値の高められた入賞に当選した場合は、前記BB入賞と同様に、その入賞が成立するまで抽選結果を持ち越すとともに、ゲーム結果がはずれとなった場合にも、いずれか停止表示された入賞シンボルの表示色を変動させるなどして、入賞が成立する可能性があることを報知するようにしてもよい。
【0097】
加えてBB入賞,小役入賞のいずれについても、2つのリールが停止した時点で入賞シンボルが整列する「テンパイ」状態となったとき、これらの入賞シンボルを所定の色彩で表示するようにしてもよい。
たとえば入賞シンボルに固有の色彩を割り付けた場合、テンパイ状態の入賞シンボルをそのシンボルに固有の色彩で表示する。またテンパイ状態の入賞シンボルをそのシンボルに固有の色彩または異なる色彩のいずれかで表示するようにし、前記抽選とのからみで、シンボルに固有の色彩で表示する場合は入賞が成立する可能性が高くなるように設定することも可能である。
【0098】
また上記した実施例では、各リール8a,8b,8cが停止した時点でシンボルの表示色を変動するようにしているが、これに限らず、リールが停止する直前に、目的とするシンボルの表示色を変動させ、すべてのリール8a,8b,8cが停止するまでその表示色を保持するようにしてもよい。また前記した入賞の可能性を報知する目的に用いる場合は、つぎのゲームにおいて、始動レバー14の操作により各リール8a,8b,8cが始動した瞬間に、シンボルの表示色を変動させるようにしてもよい。
【0099】
さらに「7」のシンボル以外の小役シンボルに対する照明制御により、フラグ告知を行うことも可能である。
図25は、再ゲーム用のリプレイ図柄を用いた報知例を示す。図25(1)は、通常のリプレイ図柄の組合せ成立による「当たり」状態(リプレイ入賞)である。これに対し、図25(2)は、リプレイ入賞にはずれた状態であるが、この実施例では、このはずれ状態によりBB入賞に当選している可能性があることを示すようにしている。
【0100】
上記のリプレイ図柄によるフラグ告知では、各リール8a,8b,8cが停止する毎に、そのリール上のリプレイ図柄を、特定の色彩光により表示するとよい。たとえば図25の例において、各リールが8a,8b,8cの順に停止したと仮定すると、遊技者は、最後のリール8cが停止するまで、リプレイ入賞が成立するのか、またはBB入賞への当選可能性が報知されるのかを判別できず、最後のリール8cの停止動作に集中するようになる。
なおフラグ告知のためのシンボルは、上記リプレイ図柄に限らず、他の小役シンボルであってもよい。また2種類以上のシンボルにより告知を行うようにしてもよい。(以下、このフラグ告知のためのシンボルを「告知用シンボル」という。)
【0101】
この告知用シンボルによるフラグ告知では、前記実施例のように複数種のBB入賞が設定される場合は、告知用シンボルをBB入賞の種類に応じた色彩光(白色,赤色,青色のいずれか)で表示することにより、どのBB入賞に当選する可能性があるかを示すことができる。またBB入賞が一種類である場合には、たとえば赤色により100%の当選確率を示し、青色により70%の当選確率を示すというように、告知用シンボルの表示色によってBB入賞への当選確率を示すことが可能となる。
【0102】
図26は、前記告知用シンボルの表示色によって当選確率を示す場合のゲーム制御手順を示す。なおこの図26は、メダル投入またはベット操作が行われた後の遊技モードの手順であり、ゲームが実行されていない状態下では前記図18と同様の手順が実行される。また図26では、図19の手順と区別するために、各手順にST31〜50の符号で示す。
【0103】
メダル投入またはベット操作後に始動レバー14が操作されると、ST31が「YES」となる。ここでBBフラグがセットされていない場合は、CPU44は、前記図19の手順と同様に抽選を実行する。
この実施例では、BB入賞に当選した場合、はずれた場合のそれぞれについて、所定の確率でフラグ告知を実行するようにしており、前記ST33では、入賞に関わる抽選のほか、フラグ告知を行うか否かを決定するための抽選が行われる。さらにこのフラグ告知用の抽選では、告知用シンボルの表示色についての決定も行われる。
【0104】
ST33の抽選でBB入賞に当選すると、ST34からST35に進んでBBフラグをセットする。なおこの実施例ではBB入賞を1種類と想定しているので、BBフラグも1種類となる。
【0105】
この後、CPU44は、ST36で各リール8a,8b,8cを一斉始動させた後、停止釦スイッチ15a,15b,15cの操作に応じて各リール8a,8b,8cを順に停止させる。この場合に、前記抽選によりフラグ告知を行うことが決定している場合は、BBフラグのオンオフに関わらず、ST38〜42の手順が実行される。他方、フラグ告知を行わない場合は、ST48〜50の手順で各リール8a,8b,8cを順に停止させる。なお各リール8a,8b,8cに対し、入賞決定用の抽選結果に応じた引込み制御を行う点においては、いずれの手順においても同様である。
【0106】
フラグ告知を行う場合、遊技者の停止操作があると、CPU44は、ST38からST39に進んで、前記引込み制御によりリールを停止させた場合に告知用シンボルが停止するか否かをチェックする。この判定が「YES」の場合は、この告知用シンボルが停止する位置の光源21に、前記抽選により決定した特定の色彩光を点灯させてリールを停止する(ST40)。なお前記判定が「NO」の場合は、ST41に進み、各光源21を白色点灯状態に維持したままリールを停止する。(ST49のリール停止制御においても同様である。)
【0107】
こうして全てのリール8a,8b,8cが停止すると、以下、ST43〜44で、入賞の成立に応じてメダルの払出を行う。さらにBB入賞が成立している場合は、ST45からST46に進んでBBフラグを解除し、しかる後にST47のボーナスゲームルーチンを実行する。
なおBBフラグがセットされているにも関わらず、BB入賞がはずれた場合、つぎのゲームでは、BBフラグが持ち越されるため、ST33の抽選処理はスキップされる。したがって前のゲームにおいてフラグ告知を行うように設定されている場合は、再び、ST36,37からST38〜42の手順により、告知用シンボルによるフラグ告知が行われることになる。ただしフラグ告知についての抽選は、ゲーム毎に実行するようにしてもよい。
【0108】
ところで前記図3の構成では、シンボル全体に透光性を持たせるようにしたが、これに限らず、シンボルの一部に透光性を有するパターンを形成してもよい。また上記した実施例では、各シンボルの背景部分を遮光して、光源21からの光をシンボル部分から透過させることにより、シンボルを所定の色彩により表示するようにしているが、この反対に、シンボルを透過性の低い印刷層により形成するとともに、シンボルに対応する背景部分を透明または半透明に設定して、光源21の発光色の変動により背景色の方を変動させるようにしてもよい。また背景において、シンボルの近傍位置に透光性を有する層を形成するとともに、その他の背景部分を遮光することにより、背景の一部より色彩光を透過させるようにしてもよい。
【0109】
図27は、背景色の変動によりフラグ告知を行った例を示す。この場合、各「7」のシンボルは、黒,濃い緑色などの透過性の低い顔料による印刷層により形成される一方、背景部分は透明または透過性の高い印刷層による半透明に形成されている。このようなリールによれば、光源21の発光面に対応する矩形領域75全体に均等な背後照明が施され、中央のシンボルが明示される。
【0110】
図28(1)〜(3)は、シンボルの近傍位置に透光部を設けた例であって、図28(1)ではシンボルの上下にスリット状の透光部76A,76Bが設けられ、図28(2)ではシンボルの左右に半月状の透光部76C,76Dが設けられる。また図28(3)では、シンボル全体を囲むように、スリット状の透光部76Eが形成されている。
これらの透光部76A〜76Eは、印刷層を設けない透明状態または透過性の高い印刷層による半透明状態に形成され、背景のその他の部分には、前記実施例と同様の遮光層が設けられる。なおシンボルを形成する印刷層は透過性の低い顔料により成るので、光源21からの光が若干通過するが、その色彩が明確に変化するまでには至らない。(勿論、シンボルの部分には遮光層を設けてもよい。)
【0111】
図28(1)〜(3)の構成によれば、光源21の発光色を変動させることにより、シンボルの近傍の透光部の色彩が変化するので、前記した赤7,青7,白7などの設定を行ったり、色彩によるフラグ告知を行う上での支障は生じない。
また前記したようにリール回転中に各光源21を白色発光させた場合、シンボル部分から光を透過させると、シンボル全体が白く光った状態となるため、遊技者の狙いを定めながらリールを停止させる操作(目押し)の妨げとなる虞があるが、図28(1)〜(3)の構成によれば、白く光る部分の面積が小さくなるため、遊技者の目押しの妨げになりにくい、というメリットが得られる。
【0112】
図29は、シンボルの周縁の縁取りの部分77を透光部を設定した例を示す。この場合、図3と同様に背景の部分は遮光されており、光源21からの光が透光部を透過することによって、シンボルの周縁部が所定の色彩に輝くといった演出効果が得られる。またシンボル周縁部を光らせることによって、シンボルの部分が浮いて見える立体視認効果も期待できる。なおこの透光部77も、透明または半透明に形成される。
【0113】
透光部をシンボルに設ける場合、背景に設ける場合のいずれにおいても、この透光部については、図30のように構成すると効果的である。
図30は、シンボル部分から光を透過させるようにしたリール8a(8b,8c)について、透光性を有する印刷層の部分を拡大して示したもので、透光性を有する帯状シート28の裏面に、シートの厚み方向に沿って重ね合わせられた2種類の印刷層51,52により、シンボルが形成されている。
【0114】
各印刷層51,52のうち、帯状シート28の裏面に接する第1の印刷層51は、黒色,銀,パール色,濃いグリーンなどの色相を具備する明度の低い顔料(以下「暗色顔料」と総称する)の粒子53と、光透過性の高いクリア材の粒子54とを、所定の割合で混合したものである。他方、第2の印刷層52は、第1の印刷層51とは異なる色相を具備し、かつ明度が高い顔料の粒子55を含ませた半透明層に形成される。またこれらの印刷層51,52の周囲には、暗色顔料による遮光層56が形成される。
【0115】
上記のような二層印刷パターンは、背後照明が行われていない状態下では、第1の印刷層51の暗色顔料による明度の低い色彩が優勢になり、リールの外側からの第2の印刷層52の視認が妨げられる。これに対し、光源21による背後照明がなされると、その照明光は、第2の印刷層52および第1の印刷層51のクリア材の粒子54を透過した後に帯状シート28の表面に達するので、リールの外側位置から第1の印刷層51を介して第2の印刷層52における発光パターンを視認することができる。また光源21の発光色を変動させることによって、第2の印刷層52における発光パターンの色彩も変化するので、必要に応じてシンボルの表示色を自由に変更することができる。
【0116】
図31は、印刷層の他の例を示す。この実施例では、前記光を透過させる部分(シンボルまたは背景の一部)を、表面が微細な皺による凹凸面79が形成された特殊印刷層78により構成している。この特殊印刷層78は、明度の高い顔料と透明の微小球体とを混入させた紫外線硬化型のインキにより成るもので、前記表面の皺は、印刷後に紫外線照射ランプを用いて紫外線を照射することにより形成される。
なお図中の80は、遮光層である。
【0117】
上記図31の構成によれば、前記光源21からの光は、特殊印刷層78の凹凸面79により種々の方向に拡散しつつ印刷層内を進む。さらに特殊印刷層78内の微小球体に光が鏡面反射するため、発光輝度が一層高められ、凹凸面79のパターンを反映した模様が鮮やかに浮かび上がる。
上記図30,31の構成によれば、発光色の変化に加え、光が透過しているときと透過していないときとでも、表示状態を大きく変動させることができ、演出効果を一層、高めることができる。
【0118】
さらにシンボルの表示を種々変化させる方法として、リールの裏側に、前記光源21に代えて液晶表示板のような画像表示器を配備し、この画像表示器の表示内容をリール面を介して表側に透過させる方法もある。
この方法を採用する場合、各リール8a,8b,8cの少なくとも1個に、シンボルの配置がない透明または半透明のブランク部分を設定するとともに、そのリールの裏側にブランク部分に対応させて画像表示器を取り付ける。そしてBB入賞などの入賞を成立させる際には、前記ブランク部分を画像表示器に対応する位置まで引き込んでリールを停止させた後に、画像表示器に「7」などのシンボルを、シンボルの表示色や背景部分を種々に変動させつつ表示し、最終的に所定の色彩による「7」のシンボルを確定表示する。
このような画像表示器を3個のリール8a,8b,8cにともに設置すれば、所定の入賞ライン上に各ブランク部分を整列させつつ、その整列方向に沿って画像による所望のシンボル表示を行うことができ、ゲームの興趣を大いに高めることができる。
【0119】
なおシンボルや背景部分の表示色を変動させるタイミングは、入賞の種別を表したり、入賞の成立する可能性を報知する用途に限るものではない。たとえば、ボーナスゲーム中に入賞が成立した場合に、その入賞シンボルに対する表示色を種々の色彩に変動させるようにすれば、ボーナスゲームを効果的に演出することができ、遊技者の気分をより高揚することができる。またボーナスゲームの実行回数などによって、各シンボルに対する表示色を変動することにより、ゲームの進行状態を遊技者に報知することができる。
【0120】
なおここではスロットマシンにおける発明の適用例を説明したが、この発明はこれに限らず、パチンコ遊技機など、帯状部の移動によりシンボルを変動表示させるタイプの遊技機全般に適用することができる。
【0121】
【発明の効果】
この発明によれば、価値が異なる複数種の入賞に特定種のシンボルの組合せを共通に割り当てて、このシンボルに対する背後照明により、シンボルの内部またはシンボルの近傍の限定された領域から所定の色彩による明瞭な発光パターンを透過させることによって、成立した入賞の種類を報知するから、入賞を表すシンボルの表示にメリハリをもたせることができる。
【0122】
さらに、この発明では、複数種の入賞の中に当選した入賞より価値の低い入賞がある場合には、各リールが停止した直後は、当選した入賞より価値の低い入賞に対応する色彩による発光パターンを提示し、その後に、発光パターンの色彩を当選した入賞に対応するものに切り替えることにより、あたかもリールが停止した段階で入賞の態様が変動したような演出がなされるので、入賞の成立を効果的に演出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】機体本体内部の構成を示す正面図である。
【図3】リールの構成を示す斜視図である。
【図4】正面パネルの構成を示す正面図である。
【図5】BB入賞の種類およびその入賞内容の設定例を示す説明図である。
【図6】光源ユニットの構成を示す斜視図である。
【図7】光源ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図8】光源ユニットに組み込まれる光源の構成を示す正面図、平面図、側面図である。
【図9】光源ユニットのリールへの取付け方法を示す斜視図である。
【図10】光源内のLEDの配置例を示す説明図である。
【図11】第2の光源ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図12】第2の光源ユニットの正面図および側面図である。
【図13】第2の光源ユニットを取り付けた状態を示す断面図である。
【図14】LEDの原理を示す説明図である。
【図15】第2の光源ユニットにおけるLEDの配置例を示す説明図である。
【図16】複数種の色彩光を発光させるための駆動パルスのデューティー比の組合せを示す説明図である。
【図17】スロットマシンの電気構成を示すブロック図である。
【図18】ゲーム制御の手順を示すフローチャートである。
【図19】ゲーム制御の手順を示すフローチャートである。
【図20】ゲーム終了直後のリール停止状態を示す説明図である。
【図21】リール回転時を示す説明図である。
【図22】BB入賞成立時のシンボルの表示色の変動例を示す説明図である。
【図23】フラグ告知の一例を示す説明図である。
【図24】フラグ告知の他の例を示す説明図である。
【図25】告知用シンボルによるフラグ告知の例を示す説明図である。
【図26】告知用シンボルによるフラグ告知を行う場合のゲーム制御手順を示すフローチャートである。
【図27】背景色の変動によりフラグ告知を行う例を示す説明図である。
【図28】背景部分に透光部を設けた例を示す説明図である。
【図29】シンボルの周縁部に透光部を設けた例を示す説明図である。
【図30】帯状シートの透光性を有する層の構成例を示す説明図である。
【図31】帯状シートの透光性を有する層の構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
8a,8b,8c リール
21 光源
28 帯状シート
43 制御部
50 副制御部
76A〜76E,77 透光部
S シンボル
Claims (6)
- 周面に複数駒のシンボルが配設された構成のリールがシンボル表示窓の背後に複数個並べて配備されると共に、各リールの内側であって前記シンボル表示窓内の各シンボルの停止位置に対向する位置に、それぞれ複数種の色彩光を切り換えて発光させることが可能な光源が配備され、
複数の入賞を対象とした抽選を実行する抽選手段と、この抽選によりいずれかの入賞に当選したとき、各リールに対し、それぞれ当選した入賞に対応するシンボルをシンボル表示窓内に引き込んで当該リールを停止させる引込み制御を、遊技者の停止操作から所定の制限時間内に実行する停止制御手段と、前記各光源の動作を制御する照明制御手段とを具備するスロットマシンにおいて、
各リールの周面では、それぞれ一種類またはすべてのシンボルの配設位置に対応させて周囲よりも光の透過性が高い透光部が形成されており、
価値が異なる複数種の入賞に対し、前記透光部が形成された特定種のシンボルが入賞用のシンボルとして共通に割り当てられると共に、この特定種のシンボルに対する入賞時の照明色として入賞毎に異なる色彩が対応づけられており、
前記照明制御手段は、前記抽選において前記特定種のシンボルが割り当てられた複数種の入賞のうちのいずれかに当選したとき、前記引込み制御により全てのリールが停止して前記シンボル表示窓内に前記特定種のシンボルによる入賞のシンボル組合せが成立したことに応じて、この組合せ内の前記特定種のシンボルに対向する各光源を前記当選した入賞に対応する色彩により発光させることによって前記シンボル組合せによる入賞の種類を報知すると共に、前記複数種の入賞の中に前記当選した入賞より価値の低い入賞がある場合には、全てのリールが停止した後に前記特定種のシンボルに対向する各光源を前記当選した入賞より価値の低い入賞に対応する色彩により発光させてから、前記入賞の種類を報知するための発光状態に切り替えることを特徴とするスロットマシン。 - 前記特定種のシンボルが入賞用のシンボルとして割り当てられた複数種の入賞のうち、価値が最も低い入賞に表示色として白色が対応づけられる一方、その他の入賞に、表示色として彩色が対応づけられており、
前記照明制御手段は、前記抽選において、前記特定種のシンボルが割り当てられた入賞のうちの前記彩色が対応づけられた入賞に当選したとき、前記引込み制御により全てのリールが停止して前記シンボル表示窓内に前記特定種のシンボルによる入賞のシンボル組合せが成立したことに応じて、この組合せ内の前記特定種のシンボルに対向する各光源を白色により発光させた後に、その発光色を前記当選した入賞に対応する色彩に切り替える、請求項1に記載されたスロットマシン。 - 前記特定種のシンボルに対する透光部は、当該シンボルの主要部分を形成すると共に、各リールの周面の各シンボルの背景部分には遮光層が設けられて成る請求項1または2に記載されたスロットマシン。
- 前記特定種のシンボルに対する透光部は、当該シンボルの周縁に形成されるとともに、各リールの周面の各シンボルの背景部分には遮光層が設けられて成る請求項1または2に記載されたスロットマシン。
- 前記特定種のシンボルに対する透光部は、当該シンボルの上下または左右、もしくは当該シンボルを取り囲むように形成されるとともに、各リールの周面の各シンボルの背景部分のうち前記透光部を除く箇所に遮光層が設けられている、請求項1または2に記載されたスロットマシン。
- 前記光源は、対応するリールに対し、当該リールの内側からシンボル全体の大きさに応じた面状の光を照射する請求項1〜5のいずれかに記載されたスロットマシン。
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