JP2007037705A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】図柄演出には、全てのリール31について、順次、同一図柄を指定していく演出を行う第1図柄演出と、複数のリール31のうち、最初に図柄を指定するリール31及びその次に図柄を指定するリール31については同一図柄を指定し、残りのリール31については同一図柄を指定しない演出を行う第2図柄演出と、複数のリール31のうち、最初に図柄を指定するリール31と、その次に図柄を指定するリール31とについて、異なる図柄を指定する演出を行う第3図柄演出とを有する。図柄演出制御手段85は、第2図柄演出が選択された場合において全てのリール31で同一図柄が存在しないと判断されたときは、第2図柄演出に代えて第3図柄演出を選択し、その第3図柄演出に従ってバックライト33を制御する。
【選択図】図1
Description
したがって、本発明が解決しようとする課題は、表示窓内に出現した図柄の種類や数に応じて、それぞれ異なる演出を行うことである。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、表示窓内に存在する前記リールに表示された図柄を用いて演出を行うための図柄演出装置と、前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、前記スタートスイッチが操作されたときに、役の抽選を行う役抽選手段と、前記リールの停止時における前記表示窓内に存在する前記リールの図柄を判断する停止図柄判断手段と、前記リールの停止後における前記図柄演出装置を用いた図柄演出を複数種類記憶する図柄演出記憶手段と、前記スタートスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記図柄演出記憶手段に記憶された前記図柄演出の中から、いずれかの前記図柄演出を選択する図柄演出選択手段と、全ての前記リールの停止後に、前記図柄演出選択手段で選択された前記図柄演出に従い、前記図柄演出装置を用いて演出を行う図柄演出制御手段とを備え、前記図柄演出には、全ての前記リールについて、順次、同一図柄を指定していく演出を行う第1図柄演出と、複数の前記リールのうち、最初に図柄を指定する前記リール及びその次に図柄を指定する前記リールについては同一図柄を指定し、残りの前記リールについては前記同一図柄を指定しない演出を行う第2図柄演出と、複数の前記リールのうち、最初に図柄を指定する前記リールと、その次に図柄を指定する前記リールとについて、異なる図柄を指定する演出を行う第3図柄演出とを有し、前記図柄演出制御手段は、前記図柄演出選択手段で前記第1図柄演出が選択された場合において、前記停止図柄判断手段により全ての前記リールで同一図柄が存在すると判断されたときは、前記第1図柄演出に従って前記図柄演出装置を制御し、前記図柄演出選択手段で前記第2図柄演出が選択された場合において、前記停止図柄判断手段により全ての前記リールで同一図柄が存在すると判断されたときは、前記第2図柄演出に従って前記図柄演出装置を制御し、前記図柄演出選択手段で前記第2図柄演出が選択された場合において、前記停止図柄判断手段により全ての前記リールで同一図柄が存在しないと判断されたときは、前記第2図柄演出に代えて前記第3図柄演出を選択し、その第3図柄演出に従って前記図柄演出装置を制御することを特徴とする。
上記発明においては、図柄演出装置による図柄演出として、全てのリールについて、順次、同一図柄を指定していく演出を行う第1図柄演出、複数のリールのうち、最初に図柄を指定するリール及びその次に図柄を指定するリールについては同一図柄を指定し、残りのリールについては同一図柄を指定しない演出を行う第2図柄演出、及び、複数のリールのうち、最初に図柄を指定するリールと、その次に図柄を指定するリールとについて、異なる図柄を指定する演出を行う第3図柄演出とが設けられている。
また、第2図柄演出が選択された場合において、全てのリールで同一図柄が存在するときは、第2図柄演出に従った演出が行われる。これに対し、第2図柄演出が選択された場合において、全てのリールで同一図柄が存在しないときは、第2図柄演出に代えて第3図柄演出による演出が行われる。
なお、以下の実施形態において、本発明における図柄演出装置は、各リール31の背後に配置され、リール31に表示された図柄を照光するバックライト33である。
これにより、例えば、全てのリールで同一図柄が指定されたときに、遊技者にとって有利となる遊技状態に移行させるように設定したとき、全てのリールの停止時に全てのリールで同一図柄が存在しない遊技では、同一図柄を指定していく演出を2番目のリールまで行うことがないので、期待感のない演出を行ってしまうことを回避することができる。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動(回転及び停止)制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を行うメイン制御手段60aと、演出の出力、及び情報の報知等を制御するサブ制御手段60bとを備える。
図1に示すように、メイン制御手段60aの入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインとして設定されるスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインとして設定するために実際のメダルを投入する部分であり、本明細書では、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらに、メイン制御手段60aの出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、メイン制御手段60aによって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(後述する役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。また、本実施形態では、リール31は、並列に3つ設けられている。
また、サブ制御手段60bの出力側(図1中、右側)には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(いずれも図示せず)等が含まれ、さらに、図2に示すように、各リール31の背後(内周側)に固定され、各リール31ごとに表示窓11内にある上下に連続する3図柄をそれぞれ点灯(照光)するためのバックライト33が含まれる。
さらに、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や遊技情報等を表示するものである。
そして、遊技者は各ストップスイッチ42をオン(操作)することで各リール31の回転を停止させる。全てのリール31の停止時に、有効ライン上にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止してその役の入賞となったときは、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
図2は、本実施形態の図柄組合せライン(有効ライン)Lを示す図である。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインL1、L2及びL3と、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインL4及びL5の合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、メダル投入枚数が3枚以外の場合に生じ、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
(役、役抽選手段)
図3は、本実施形態において抽選される役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、図柄の組合せ、及びメダルの払出し枚数等を示す図である。図3に示すように、役としては、複数種類の特別役、小役、リプレイ及び所定役が設けられている。
さらにまた、リプレイとは、再遊技役であって、メダルの投入なしに次遊技(再遊技)が行える役である。なお、遊技状態に応じて、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行える場合と、当該遊技で投入したメダル枚数と異なるメダル枚数による再遊技が行える場合との双方が挙げられる。
さらに、所定役とは、特別遊技中にのみ抽選される役であって、入賞時には15枚のメダルが払い出される役である。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。BB又はRBに当選したときは、リール31の停止時に、それぞれBB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(BB又はRBの入賞となるまで)の遊技において、BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
なお、図示しないが、各役の当選又は非当選の範囲は、出玉率の設定値(設定1〜設定6の6段階)ごとに定められている。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技(非内部中/内部中)、特別遊技)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。役抽選テーブル62は、所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられている。例えば通常遊技中(非内部中)では、図3に示した抽選される役(所定役を除く)が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
特別役当選持越し手段63は、特別役(BB及びRB)に当選したときに、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(その特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
リール停止制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミング等とに基づいて、後述の停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31が停止するように制御するものである。
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、例えば、BBの当選時に用いられるBBテーブル、RBの当選時に用いられるRBテーブル、小役1〜小役3のそれぞれの当選時に用いられる小役1テーブル、小役2テーブル及び小役3テーブル、リプレイの当選時に用いられるリプレイテーブル、非内部中において非当選時に用いられる非当選テーブル、及び特別遊技中において所定役の当選時に用いられる所定役テーブルを備える。
RBテーブルについても上記と同様である。
小役2、小役3、リプレイ及び所定役についても同様である。
したがって、リール31の停止制御の範囲内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)の間隔で、「ベル」及び「RP」の図柄が、リール31に配列されている。これにより、小役1又はリプレイの当選時には、いずれの位置でストップスイッチ42がオンされた場合でも、常に、それぞれ当選した小役1及びリプレイの図柄を有効ラインに停止させることができる(それぞれ小役1又はリプレイを入賞させることができる)。
停止図柄判別手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。停止図柄判別手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別する。
払出し手段67は、停止図柄判別手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、メダルを自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段68は、特別遊技(BB遊技又はRB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
先ず、通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、次遊技からBB遊技が開始される。
さらにまた、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。本実施形態において、特別遊技状態の終了条件は、役の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことの少なくとも一方を満たしたときである。
すなわち、BB遊技に移行すると、先ず、通常遊技と同様に所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行う一般遊技を行い、この一般遊技でボーナスゲームに移行するためのボーナスゲーム移行役の抽選を行う。一般遊技中にボーナスゲーム移行役が当選、入賞したときは、次遊技からボーナスゲームに移行させる。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
情報送信手段69は、メイン制御手段60aが各種遊技情報を検知したときに、その遊技情報をサブ制御手段60bに送信するものである。
送信する遊技情報としては、ベットスイッチ40が操作された旨の情報、役抽選手段61による役の抽選結果に係る情報(スタートスイッチ41が操作され、かつリール31が回転された旨の情報)、ストップスイッチ42が操作された旨の情報(どのリール31に対応するストップスイッチ42が操作されたか、及びそのストップスイッチ42に対応するリール31がどの位置で停止したかの停止情報)等が挙げられる。
(情報受信手段)
情報受信手段81は、メイン制御手段60a側の情報送信手段69から送られてくる上述した各種の遊技情報を、サブ制御手段60b側で受信するためのものである。そして、情報受信手段81で受信した遊技情報に基づいて、サブ制御手段60bは、演出の出力(ランプ21(バックライト33を含む)及びスピーカ22からの出力、及び画像表示装置23による画像表示)を制御する。
例えば、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41及びストップスイッチ42が操作された情報を受信すると、それぞれ特有の効果音をスピーカ22から出力するように制御する。また、例えば特別遊技中は、特別遊技特有の効果音をスピーカ22から出力したりする。
本実施形態では、全リール31の停止後に、バックライト演出を行う場合がある。
このバックライト演出のために、本実施形態では、停止図柄判断手段82、図柄演出記憶手段83、図柄演出選択手段84、図柄演出制御手段85を備える。
停止図柄判断手段82は、全てのリール31の停止時に、表示窓11内に存在するリール31の図柄の種類を判断するものである。ここで、情報受信手段81は、情報送信手段69により送信されてくるリール31の停止情報を受信する。この停止情報は、どのリール31がどの位置で停止したかの情報である。また、サブ制御手段60b側では、全てのリール31についての図柄配列をROM等に記憶している。したがって、停止情報を受信すれば、記憶されている図柄配列によって、表示窓11内に出現した3図柄がどの図柄であるかを判断することができる。このようにして、リール31が停止するごとに、停止情報を受け取り、停止図柄判断手段82は、表示窓11内に出現した3図柄を判断する。
図柄演出記憶手段83は、複数種類の図柄演出をROM等に記憶したものである。ここで、本実施形態の「図柄演出」とは、全てのリール31の停止後におけるバックライト33を、どのように点灯及び消灯するかを定めたものである。
(1)全てのリール31に対し、順次、同一図柄に対応するバックライト33を点灯させていく(同一図柄を指定していく)第1図柄演出、
(2)複数のリール31のうち、最初にバックライト33を点灯させるリール31及びその次にバックライト33を点灯させるリール31については同一図柄に対応するバックライト33を点灯させ、残りのリール31については同一図柄に対応するバックライト33を点灯させない第2図柄演出、
(3)複数のリール31のうち、最初にバックライト33を点灯させるリール31と、その次にバックライト33を点灯させるリール31について、異なる図柄に対応するバックライト33を点灯させる第3図柄演出、
(4)BBに係る図柄に対応するバックライト33を点灯させる第4図柄演出
が設けられている。
図柄演出選択手段84は、スタートスイッチ41が操作されたとき、すなわち本実施形態では、スタートスイッチ41が操作された旨の情報を情報受信手段81が受信したときに、役抽選手段61による役の抽選結果、すなわち本実施形態では情報受信手段81が受信した当選役の情報に基づいて、図柄演出記憶手段83に記憶された図柄演出の中から、いずれかの図柄演出を選択するものである。
本実施形態では、非内部中のときは、原則として、上述した第2図柄演出又は第3図柄演出が選択される。すなわち、非内部中のときは、第1図柄演出や第4図柄演出が選択されることはない。
これに対し、特別役に当選している内部中のときは、第1図柄演出、第2図柄演出、第3図柄演出、又は第4図柄演出が選択される。
図柄演出制御手段85は、全てのリール31の停止後に、全てのリール31のバックライト33を一旦消灯させた後、図柄演出選択手段84で選択された図柄演出に従い、各リール31ごとに順次バックライト33の点灯及び消灯を制御するものである。なお、以下に示す内容は、全てのリール31の停止後における制御であるが、それ以外に、例えばリール31の回転中には全てのバックライト33を点灯させたり、役の入賞時には、その入賞した図柄の組合せに対応するバックライト33を点滅させたりする一般の制御も行う。
第1に、図柄演出選択手段84で第1図柄演出が選択された場合において、停止図柄判断手段82により全てのリール31で同一図柄が存在すると判断されたときは、第1図柄演出に従いバックライト33の点灯を制御する。
また第2に、図柄演出選択手段84で第1図柄演出が選択された場合において、停止図柄判断手段82により全てのリール31で同一図柄が存在しないと判断されたときは、BBに係る図柄が存在するか否かを判断し、BBに係る図柄が存在すると判断されたときは、第1図柄演出に代えて第4図柄演出を選択し、その第4図柄演出に従いバックライト33の点灯を制御する。さらに、BBに係る図柄が存在しないと判断されたときは、後述する演出(第1〜第4図柄演出以外の図柄演出である第5図柄演出又は第6図柄演出)を行うように制御する。
さらに第4に、図柄演出選択手段84で第2図柄演出が選択された場合において、停止図柄判断手段82により全てのリール31で同一図柄が存在しないと判断されたときは、第2図柄演出に代えて第3図柄演出を選択し、その第3図柄演出に従いバックライト33の点灯を制御する。
なお、図柄演出制御手段85は、第2図柄演出又は第3図柄演出が選択されたときは、BBに係る図柄に対応するバックライト33を点灯させないように制御する。
図5は、全てのリール31の停止時に、表示窓11内に出現した図柄の一態様を示す図である。図5では、図4中、各リール31の太線で囲んだ図柄番号の図柄が表示窓11内に出現した例を示している。
この場合に、停止図柄判断手段82は、全てのリール31で同一図柄の「クモ」が存在すると判断する。また、「RP」の図柄については、左リール31及び中リール31には存在するが、右リール31には存在しないので、全てのリール31で「RP」が存在しないと判断される。さらに、BBに係る図柄(赤7)は、左リール31の下段に存在すると判断する。
例えば、左リール31で、上段の「クモ」の図柄に対応するバックライト33を点灯した場合には、中リール31は、上段の「クモ」以外の図柄である中段の「RP」又は下段の「ベル」の図柄を、バックライト33を点灯させる図柄に設定する。また、図5の例では、左リール31の下段に、BBに係る図柄である「赤7」が存在するが、第3図柄演出の選択時は、BBに係る図柄を点灯させないので、左リール31での点灯図柄の選択時は、下段の「赤7」の図柄を除いた図柄、すなわち上段の「クモ」の図柄、又は中段の「RP」の図柄が選択されることとなる。
また、全てのリール31の停止後に、BBに係る図柄が複数出現している場合には、いずれか1つのBBに係る図柄に対応するバックライト33を点灯しても良く、あるいは出現している全てのBBに係る図柄に対応するバックライト33を点灯しても良い。
例えば、内部中に第1図柄演出が選択された場合において、全てのリール31で同一図柄が存在しないときは、停止図柄判断手段82は、出現した図柄にBBに係る図柄が存在するか否かを判断(検索)する。そして、BBに係る図柄が存在すると判断されたときは、第1図柄演出に代えて第4図柄演出を選択し直す。一方、出現した図柄にBBに係る図柄が存在しないと判断されたときは、停止図柄判断手段82は、左リール31及び中リール31に同一図柄が存在するか否かを判断する。
また、第2図柄演出が選択された場合において、全てのリール31で同一図柄が存在しないときは、第2図柄演出に代えて、第3図柄演出を選択し直す。
また、図柄演出制御手段85により、選択された図柄演出に基づくバックライト33の点灯を行っている途中で(未だ全ての演出(バックライト33の点灯)を行っていないとき、すなわち演出の終了前に)メダルが投入されたとき又はベットスイッチ40が操作されたときも同様である。
画像表示演出記憶手段86は、画像表示装置23に画像表示する画像表示演出を記憶するものである。なお、ここでいう「画像表示演出」とは、上記の図柄演出に対応するものである。
本実施形態の画像表示演出は、キャラクタがいずれかの図柄を引き上げる画像表示を行うものであり、各図柄演出ごとに、1又は2以上の画像表示演出が予め設けられている。
画像表示演出選択手段87は、図柄演出選択手段84で選択された図柄演出に対応する画像表示演出を、画像表示演出記憶手段86により記憶されている画像表示演出の中から、いずれか1つの画像表示演出を選択するものである。例えば、1つの図柄演出に対して1つの画像表示演出のみが設けられている場合には、その画像表示演出を選択する。また、1つの図柄演出に対して複数の画像表示演出が設けられている場合には、抽選等によって1つの画像表示演出を選択する。
画像表示演出制御手段88は、図柄演出制御手段85によるバックライト33の点灯に連動させて、画像表示演出選択手段87で選択された画像表示演出に従い、画像表示装置23による画像表示を制御するものである。
なお、画像表示演出制御手段88は、図柄演出に対応する画像表示演出に従う画像表示制御を行うが、それ以外に、遊技中には、各リール31の回転開始や停止時に、それに伴う画像を表示させたり、役の入賞時には、入賞役に対応する画像を表示したり、メダルの払出し枚数等を表示したりする一般の画像表示制御を含む。
また、第4図柄演出に対応する画像表示演出が選択されたときは、選択された図柄に対応するバックライト33の点灯と同時に、キャラクタがそのBBに係る図柄を引き上げる画像表示を行う。
なお、本フローチャートでは、図柄演出及びそれに対応する画像表示演出が既にセット(選択)されており、かつ、全てのバックライト33が消灯されているものとする。
ステップS18では、全てのリール31に表示されている同一図柄(複数ある場合にあっては、ステップS18で選択された1つの図柄)を、テンパイ図柄(点灯対象図柄)としてセットする。そして、ステップS19に進み、左、中リール31のテンパイ図柄に対応するバックライト33を順次点灯するように制御する。
ステップS27以降に進むと、第1図柄演出に基づく演出が行われる。先ずステップS27では、同一図柄が2種類以上存在するか否かが判断され、存在しないと判断されたときはステップS29に進む。これに対し、存在すると判断されたときはステップS28に進んで、2種類以上の図柄から、いずれか1つの図柄を(抽選によって)選択する。そしてステップS29に進む。
次に、ステップS31に進み、バックライト33が点灯した図柄に関する情報を、別途、画像表示装置23によって画像表示するように制御する。そして本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS36では、同一図柄が2種類以上存在するか否かが判断され、存在しないと判断されたときはステップS38に進む。これに対し、存在すると判断されたときはステップS37に進んで、2種類以上の図柄から、いずれか1つの図柄を(抽選によって)選択する。そしてステップS38に進む。
先ず、ステップS51では、図柄演出として、図柄演出2又は3が選択される。次にステップS52に進み、停止図柄判断手段82により、左、中及び右(全ての)リール31に同一の図柄が存在するか否かが判断される。全てのリール31に同一の図柄が存在すると判断されたときはステップS53に進み(それ以降は、第2図柄演出が行われる)、全てのリール31に同一の図柄が存在しないと判断されたときは、ステップS59に進む(それ以降は、第3図柄演出が行われる)。
ステップS55では、左及び中リール31に表示されている同一図柄(複数ある場合にあっては、ステップS54で選択された1つの図柄)を、テンパイ図柄としてセットする。そして、ステップS56に進み、左及び中リール31については、テンパイ図柄に対応するバックライト33を順次点灯するように制御する。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)本実施形態では、第4図柄演出として、BBに係る図柄に対応するバックライト33を点灯させるようにした。しかし、これに限らず、RBに係る図柄に対応するバックライト33のみ、又はBB及びRBの双方に係る図柄に対応するバックライト33を点灯するように制御しても良い。
(4)本実施形態では、図柄演出に対応する画像表示演出を設け、バックライト33の点灯に連動させて画像表示を行うようにしたが、必ずしもこのような画像表示を行う必要はない。また、本実施形態では、キャラクタが図柄を引き上げる画像表示を行ったが、これは例示であり、この画像表示に限定されるものではない。
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
33 バックライト(図柄演出装置)
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
60a メイン制御手段
60b サブ制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
64 リール停止制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判別手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 情報送信手段
81 情報受信手段
82 停止図柄判断手段
83 図柄演出記憶手段
84 図柄演出選択手段
85 図柄演出制御手段
86 画像表示演出記憶手段
87 画像表示演出選択手段
88 画像表示演出制御手段
L1〜L5 図柄組合せライン(有効ライン)
Claims (8)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
表示窓内に存在する前記リールに表示された図柄を用いて演出を行うための図柄演出装置と、
前記リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
前記スタートスイッチが操作されたときに、役の抽選を行う役抽選手段と、
前記リールの停止時における前記表示窓内に存在する前記リールの図柄を判断する停止図柄判断手段と、
前記リールの停止後における前記図柄演出装置を用いた図柄演出を複数種類記憶する図柄演出記憶手段と、
前記スタートスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記図柄演出記憶手段に記憶された前記図柄演出の中から、いずれかの前記図柄演出を選択する図柄演出選択手段と、
全ての前記リールの停止後に、前記図柄演出選択手段で選択された前記図柄演出に従い、前記図柄演出装置を用いて演出を行う図柄演出制御手段と
を備え、
前記図柄演出には、
全ての前記リールについて、順次、同一図柄を指定していく演出を行う第1図柄演出と、
複数の前記リールのうち、最初に図柄を指定する前記リール及びその次に図柄を指定する前記リールについては同一図柄を指定し、残りの前記リールについては前記同一図柄を指定しない演出を行う第2図柄演出と、
複数の前記リールのうち、最初に図柄を指定する前記リールと、その次に図柄を指定する前記リールとについて、異なる図柄を指定する演出を行う第3図柄演出とを有し、
前記図柄演出制御手段は、
前記図柄演出選択手段で前記第1図柄演出が選択された場合において、前記停止図柄判断手段により全ての前記リールで同一図柄が存在すると判断されたときは、前記第1図柄演出に従って前記図柄演出装置を制御し、
前記図柄演出選択手段で前記第2図柄演出が選択された場合において、前記停止図柄判断手段により全ての前記リールで同一図柄が存在すると判断されたときは、前記第2図柄演出に従って前記図柄演出装置を制御し、
前記図柄演出選択手段で前記第2図柄演出が選択された場合において、前記停止図柄判断手段により全ての前記リールで同一図柄が存在しないと判断されたときは、前記第2図柄演出に代えて前記第3図柄演出を選択し、その第3図柄演出に従って前記図柄演出装置を制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記役抽選手段で抽選される役には、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役が設けられており、
前記リールには、前記特別役に対応する図柄が設けられ、
前記図柄演出には、前記特別役に対応する図柄を指定する演出を行う第4図柄演出を有する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記図柄演出制御手段は、前記第2図柄演出又は前記第3図柄演出が選択されたときは、前記特別役に対応する図柄を指定しないように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項2又は請求項3に記載のスロットマシンにおいて、
前記図柄演出選択手段は、前記役抽選手段で前記特別役に当選しているときは、前記第1図柄演出及び前記第4図柄演出を含む前記図柄演出の中から、いずれか1つの前記図柄演出を選択する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記図柄演出選択手段は、前記役抽選手段で前記特別役に当選していないときは、前記第2図柄演出又は前記第3図柄演出を、前記図柄演出として選択する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記図柄演出装置は、各前記リールの背後に配置され、前記リールに表示された図柄を照光するバックライトであり、
前記図柄演出制御手段は、全ての前記リールの停止後に、前記図柄演出選択手段で選択された前記図柄演出に基づいて、各前記リールごとに、順次、前記バックライトの点灯又は消灯を行うように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
演出用の画像表示を行う画像表示装置と、
前記図柄演出に対応する画像表示演出を複数記憶した画像表示演出記憶手段と、
前記図柄演出選択手段で選択された前記図柄演出に対応する前記画像表示演出を選択する画像表示演出選択手段と、
前記図柄演出制御手段による図柄の指定に連動させて、前記画像表示演出選択手段で選択された前記画像表示演出に従い、前記画像表示装置による画像表示を制御する画像表示演出制御手段と
を備えることを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項7までのスロットマシンにおいて、
遊技中における遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
前記遊技制御手段から送信されてくる各種の遊技情報を受信し、その受信結果に基づいて遊技中における演出の出力を制御するサブ制御手段とを備え、
前記メイン制御手段は、前記遊技情報のうち、前記リールの停止位置を示す停止情報を前記サブ制御手段に送信し、
前記サブ制御手段は、前記停止図柄判断手段、前記図柄演出記憶手段、前記図柄演出選択手段、及び前記図柄演出制御手段を備える
ことを特徴とするスロットマシン。
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