JP2005102878A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者にとって有利な特別入賞の発生が許容された可能性がある旨を示す報知演出を入賞用可変表示装置の表示結果に依存することなく行うことで、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができるスロットマシンを提供すること。
【解決手段】 入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、入賞用識別情報装飾手段にて入賞用識別情報を順次装飾させ、最終的に入賞用特定識別情報を装飾させることで特別入賞の発生が許容されている旨を示す第1の報知演出または入賞用識別情報装飾手段及び演出用識別情報装飾手段にて入賞用識別情報及び演出用識別情報を順次装飾させ、最終的に入賞用特定識別情報または演出用特定識別情報を装飾させることで特別入賞の発生が許容されていることを示す第2の報知演出のいずれを行うかを入賞用可変表示装置の表示結果における入賞用特定識別情報の数に応じて選択する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の入賞用識別情報を変動表示可能な入賞用可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに係わり、特には前記入賞用可変表示装置とは別個に演出用可変表示装置が設けられたスロットマシンに関する。
従来のスロットマシンは、一般的に遊技者によりスタートレバーが操作されることにより入賞用可変表示装置の図柄(識別情報)の変動表示が開始されるとともに、停止ボタン操作がなされることにより表示結果が導出され、該表示結果として入賞態様が導出されることで入賞が発生して、有価価値としてのメダルや通常遊技状態よりも遊技者にとって有利となる例えばビッグボーナスやレギュラーボーナス等の遊技状態が遊技者に付与されるようになっている。
このような入賞態様の導出を許容するか否か、すなわち、入賞の発生を許容するか否かは、遊技者によりスタートレバーが操作されたときに行われる内部抽選により予め決定されるようになっており、特に近年においては、このような内部抽選によりいずれかの入賞の発生が許容された可能性がある旨を示す報知演出を行うことで、遊技者の入賞に対する期待感、特に前記ビッグボーナスやレギュラーボーナス等のボーナス入賞の発生の期待感を高めるようにしたスロットマシンが種々に提案されている。
この種の報知演出の一例として、例えば入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示されたときに報知対象とする入賞(ボーナス入賞)に対応する入賞態様を構成する入賞図柄(「7」)が停止表示されていることを条件に、停止表示されている図柄を順次バックライトにより点灯(装飾)し、最終的に入賞図柄(「7」)に対応した位置のバックライトを点灯することで入賞図柄に対応する入賞(ボーナス入賞)の発生が許容された旨を示す報知演出を行うものがある(例えば特許文献1)。
また、入賞用可変表示装置と該入賞用可変表示装置とは別個に設けた演出用可変表示装置とを備えたスロットマシンにおいて、入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたときに入賞用可変表示装置に備えられたバックライトの点灯、消灯を繰り返し、最終的に演出用可変表示装置に導出された図柄と同一態様の図柄に対応した位置のバックライトを点灯(装飾)することで入賞(ボーナス入賞)の発生が許容された旨を示す報知演出を行うものがある(例えば特許文献2)。
特開2000−245895号公報(第14−15頁、第19図) 特開2002−143385号公報(第4頁、第7図)
しかしながら、上記特許文献1に記載されたスロットマシンにあっては、前記報知演出による装飾対象とする入賞であるボーナス入賞の入賞態様を構成する入賞図柄の変動表示上の配列数が少ないと、前記内部抽選によりボーナス入賞の発生が許容されているとき、遊技者による停止操作によっては表示結果に含まれる前記入賞図柄(「7」)の個数が少なかったり、あるいは1個も導出表示されないことがあった。このような場合には、報知演出によって遊技者のボーナス入賞に対する期待感を効果的に高めることができないといった問題を有していた。
また、上記特許文献2に記載されたスロットマシンにあっては、前記報知演出を行う際に演出用可変表示装置を用いるものの、バックライトによる点灯はあくまでも入賞用可変表示装置において行われるため、演出用可変表示装置による演出効果を十分に引き出すことができなかった。
このように、これら特許文献1、2に記載のスロットマシンによる報知演出は、入賞用可変表示装置にて導出表示される表示結果に依存することになるため、前記報知演出によって遊技者のボーナス入賞に対する期待感を効果的に高めることができないといった問題を有していた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技者にとって有利な特別入賞の発生が許容された可能性がある旨を示す報知演出を入賞用可変表示装置の表示結果に依存することなく行うことで、特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のスロットマシンは、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の入賞用識別情報を変動表示可能な入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該入賞用可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
前記入賞用可変表示装置とは別個に設けられ、各々が識別可能な複数種類の演出用識別情報を変動表示可能な演出用可変表示装置と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に、遊技者にとって有利な特別入賞を含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う入賞用導出制御手段と、
前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う演出用導出制御手段と、
前記入賞用識別情報が停止表示される複数の入賞用停止領域それぞれに対応して備えられ、前記入賞用可変表示装置の表示結果として導出された前記入賞用識別情報を装飾する入賞用識別情報装飾手段と、
前記演出用識別情報が停止表示される演出用停止領域に対応して備えられ、前記演出用可変表示装置の表示結果として導出された前記演出用識別情報を装飾する演出用識別情報装飾手段と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で入賞用特定識別情報を最終的に装飾させる第1の報知演出を行うことで前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を示す第1の報知演出手段と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段及び前記演出用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報及び前記演出用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記入賞用特定識別情報または演出用特定識別情報を最終的に装飾させる第2の報知演出を行うことで前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を示す第2の報知演出手段と、
前記事前決定手段の決定結果に応じて、前記第1の報知演出手段または前記第2の報知演出手段による報知演出を行うか否かを決定する報知演出決定手段と、
前記報知演出決定手段が前記報知演出を行うと決定したときに、前記入賞用可変表示装置の表示結果における前記入賞用特定識別情報の数に応じて前記第1の報知演出または前記第2の報知演出のいずれかを選択する報知演出選択手段と、
を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、報知演出を行うことが決定されたときにおいて、入賞用可変表示装置の表示結果における入賞用特定識別情報の数に応じて第1の報知演出または第2の報知演出のいずれかが選択されるため、報知演出を行う際における特別入賞の発生に対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。例えば入賞用可変表示装置の表示結果に含まれる入賞用特定識別情報の数が少ないときでも、演出用可変表示装置の表示結果として演出用特定識別情報を含む表示結果を導出させることで、遊技者は演出用識別情報装飾手段により最終的に演出用特定識別情報が装飾されること、すなわち、特別入賞の発生が許容されていることを期待できることになるため、入賞用可変表示装置の表示結果に依存することなく第1または第2の報知演出を行うことができる。
なお、前記入賞用識別情報装飾手段または前記演出用識別情報装飾手段による装飾とは、例えば入賞用識別情報や演出用識別情報を光により照射することで装飾するものや、装飾部材等により装飾するもの、表示装置等を用いて映像にて装飾するもの等、種々の装飾手段を含む。また、入賞用識別情報や演出用識別情報を目印等にて目印表示すること等も装飾に含まれる。
なお、前記第1の報知演出手段が行う第1の報知演出は、前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で入賞用特定識別情報を最終的に装飾させる構成とされていたが、前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは100%の割合で入賞用特定識別情報を最終的に装飾させる構成としてもよい。
また、前記第2の報知演出手段が行う第2の報知演出は、前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段及び前記演出用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報及び前記演出用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記入賞用特定識別情報または演出用特定識別情報を最終的に装飾させる構成とされていたが、前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段及び前記演出用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報及び前記演出用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは100%の割合で前記入賞用特定識別情報または演出用特定識別情報を最終的に装飾させる構成としてもよい。
また、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
本発明の請求項2に記載のスロットマシンは、請求項1に記載のスロットマシンであって、前記報知演出選択手段は、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報がないときに、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報があるときよりも高い割合で前記第2の報知演出を選択することを特徴とする。
この特徴によれば、報知演出を行うことが決定されたときにおいて、入賞用可変表示装置の表示結果に入賞用特定識別情報がないときでも、遊技者は第2の報知演出により最終的に演出用特定識別情報が装飾されることを期待することになるため、第2の報知演出が行われることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
なお、前記報知演出選択手段は、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報がないときに、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報があるときよりも高い割合で前記第2の報知演出を選択する構成とされていたが、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報がないときに100%の割合で前記第2の報知演出を選択する構成としてもよい。
本発明の請求項3に記載のスロットマシンは、請求項1または2に記載のスロットマシンであって、前記報知演出選択手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の報知演出を選択することを特徴とする。
この特徴によれば、第2の報知演出が行われたときには最終的に入賞用特定識別情報だけでなく演出用特定識別情報が装飾されることも期待できるため、第2の報知演出が行われることに対する遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
なお、前記報知演出選択手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の報知演出を選択する構成とされていたが、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときには100%の割合で前記第2の報知演出を選択する構成としてもよい。
本発明の請求項4に記載のスロットマシンは、請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシンであって、前記演出用導出制御手段は、第1の表示結果と、該第1の表示結果よりも前記演出用特定識別情報の数が多い第2の表示結果と、を含む複数の表示結果を導出させることが可能であり、
前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の表示結果を導出させる制御を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、演出用可変表示装置の表示結果における演出用特定識別情報の数を多くすることで装飾される表示上の確率が高くなるため、報知演出の興趣を高めることができる。
なお、前記演出用導出制御手段は、第1の表示結果と、該第1の表示結果よりも前記演出用特定識別情報の数が多い第2の表示結果と、を含む複数の表示結果を導出させることが可能であり、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の表示結果を導出させる制御を行う構成とされていたが、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときに100%の割合で前記第2の表示結果を導出させる制御を行う構成としてもよい。
本発明の請求項5に記載のスロットマシンは、請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシンであって、前記演出用導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていることを条件に、前記入賞用可変表示装置の表示結果における前記入賞用特定識別情報の数と前記演出用可変表示装置の表示結果における前記演出用特定識別情報の数とを加算した値が前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を確定的に報知する所定値に到達する表示結果を導出させる制御を行うことが可能であることを特徴とする。
この特徴によれば、遊技者は入賞用可変表示装置の表示結果における入賞用特定識別情報の数と演出用可変表示装置の表示結果における演出用特定識別情報の数とを加算した値が所定値に到達することを期待することになるため、入賞用可変表示装置の表示結果及び演出用可変表示装置の表示結果に対する遊技者の関心度を効果的に高めることができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種類の入賞用図柄が配列されたメインリール2L、2C、2R及び外周に複数種類の演出用図柄が配列されたサブリール60が水平方向に並設されており、これらメインリール2L、2C、2R及びサブリール60に配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3及び演出用窓51から見えるように配置されている。
各メインリール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34Rによって回転されることで、各メインリール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各メインリール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。また、同様にサブリール60も、対応して設けられたサブリールモータ80によって回転されることで、サブリール60の図柄が演出用窓51に連続的に変化しつつ表示されるとともに、サブリール60の回転を停止させることで、演出用窓51に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
詳しくは、透視窓14から視認できる各メインリールの領域を、各メインリールに対応させて左可変表示部、中可変表示部、右可変表示部(領域)と呼ぶ。これら入賞用可変表示部としての各可変表示部からは、各メインリールに描かれた複数の入賞用図柄のうち、連続する3つの入賞用図柄が上段、中段、下段の位置に表示される。また、透視窓51から視認できるサブリールの領域を演出用可変表示部(領域)と呼ぶ。この演出用可変表示部からは、サブリールに描かれた複数の演出用図柄のうち、連続する3つの図柄が上段、中段、下段の位置に表示される。
また、本実施例のスロットマシン1には、メダルが投入可能なメダル投入部4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、メインリール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるメインストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
図2には、スロットマシン1を構成する筐体1aの正面図が示されている。本実施例におけるスロットマシン1は、前面が開口する箱状に形成された筐体1aと該筐体1aの前面を開閉自在とする前面扉とから構成されている。
この筐体1aの内部上方位置には、後述する遊技制御基板40が収容された遊技制御基板ボックスが筐体1aの背板に取り付けられている。筐体1a内略中央部には、前述した複数種類の入賞用図柄が印刷された透光性を有する帯状のリールシートが外周に巻回された入賞用可変表示装置としてのメインリール2L、2C、2Rと、複数種類の演出用図柄が印刷された透光性を有する帯状のリールシートが外周に巻回された演出用可変表示装置としてのサブリール60と、が並列配置されたリールユニット50が設けられている。
各メインリール2L、2C、2Rには、それぞれのリールの回転基準位置を検出するリールセンサ35L、35C、35Rが備えられており、このリールセンサ35L、35C、35Rにより所定の入賞用図柄の停止位置を導出できるようになっているとともに、各メインリール2L、2C、2Rの各入賞用可変表示部における入賞用図柄が停止表示される停止表示領域(上、中、下段の停止表示領域)を裏面から個別に照射可能な複数のリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcがそれぞれ上、中、下段に設けられており、これら各リールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcは、透視窓14に表示される各入賞用図柄を後方から点灯するバックライトとして機能するようになっている。
サブリール60には、サブリールの回転基準位置を検出するサブリールセンサ81が備えられており、このサブリールセンサ81により所定の演出用図柄の停止位置を導出できるようになっているとともに、サブリール60の演出用可変表示部における演出用図柄が停止表示される停止表示領域(上、中、下段の停止表示領域)を裏面から個別に照射可能な複数のリールランプ56a〜56cがそれぞれ上、中、下段に設けられており、これら各リールランプ56a〜56cは、演出用窓51に表示される各演出用図柄を後方から点灯するバックライトとして機能するようになっている。
リールユニット50の下方には、メダル投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンクを有するホッパーユニット57が設けられている。また、ホッパーユニット57の右側にはホッパータンクからオーバーフローしたメダルが貯留されるオーバーフロータンク59が設けられている。
ホッパーユニット57の下方部分にはホッパーモータ32が設けられており、このホッパーモータ32が回転することによりホッパータンク内のメダルが排出され、払出センサ33により検出された後にメダル払出穴9(図1参照)から払出されるようになっている。
ホッパーユニット57の側方には、電源基板が内蔵されるとともに、前面に電源スイッチや各種設定スイッチ等が配設された電源ユニット65が配設されており、電源のON/OFFや各種設定及び変更等ができるようになっている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各メインリール2L、2C、2Rが回転し、各メインリール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのメインストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するメインリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
そして全てのメインリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各メインリール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞にして定められた枚数のメダルが遊技者に対してクレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
図3は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図3に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、メインストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、メインリール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35L、35C、35Rが接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rが接続されているとともに、メダル払出穴9よりメダルを払い出すためのホッパーモータ32が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、ホッパーモータ32、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
演出制御基板90には、サブリール60の基準位置を検出するサブリールセンサ81が接続されており、このセンサの検出信号が入力されるようになっている。
演出制御基板90には、前述したサブリールモータ80が接続されているとともに、遊技効果LED52、スピーカ53、54、メインリール2L、2C、2Rを背面から照射するリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc及びサブリール60を背面から照射(装飾)するリールランプ56a〜56cが接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路92、サブリールモータ80の駆動制御を行うモータ回路93、遊技効果LED52やリールランプ55の駆動制御を行うランプ駆動回路94、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路95等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドや、演出制御基板90に接続されたスイッチ、センサからの検出信号を受けて演出を行うための各種の制御を行う。
図4は、各メインリール2L、2C、2Rの入賞用図柄配列及びサブリール60の演出用図柄配列を示す図であり、各メインリール2L、2C、2Rには「1」〜「21」の各図柄番号に対応して、「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」の図柄が各メインリールに21個配列されている。また、サブリール60には、メインリール2L、2C、2Rと同様に「1」〜「21」の各図柄番号に対応して、「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」、「ハズレ」の演出用図柄が21個配列されており、これら各演出用図柄はメインリール2L、2C、2Rの各入賞用図柄に対応する図柄として定められている。
本実施例では、通常遊技状態において「チェリー−any−any」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、2枚のメダルが払い出されるチェリー入賞が発生する。また、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、12枚のメダルが払い出されるスイカ入賞が発生する。また、「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、8枚のメダルが払い出されるベル入賞が発生する。これらチェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞は、小役入賞ともいう。また、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを実施可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
また、通常遊技状態において有効化されたいずれかの入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」の図柄の組合せが揃えば、RB入賞が発生し、その対価として15枚のメダルが払い出されるとともに、遊技者にとって有利なレギュラーボーナス(RB)が発生し、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)が遊技者に対して付与される。RBゲームにおいては、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃って、15枚のメダルが払い出されるJac入賞が高確率で発生する。RBでは、RBゲームが最大で12回提供されるとともに、このRBゲームが12回実行されるか、あるいはRBゲームが12回に達する前にJac入賞が8回発生するか、のいずれかの条件が満たされた時点で終了する。
また、通常遊技状態において有効化された入賞ライン上に、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の図柄の組合せが揃えば、特別入賞であるBB入賞が発生し、その対価として15枚のメダルが払い出されるとともに、遊技者にとって有利なビッグボーナス(BB)が発生し、通常遊技状態よりも小役入賞の発生確率が高いビッグボーナスゲーム(BBゲーム)と前述したRBが遊技者に対して付与される。BBゲームにおいて「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、JacIn入賞が発生し、これに基づき前述したRBに移行し、RBゲームが遊技者に対して付与される。BBでは、BBゲームが最大で30ゲーム提供されるとともに、このBBゲームにおいてRBに移行可能な最大回数が規定されており、本実施例では最大で3回移行し得るように規定されている。そしてBBは、30回のBBゲームを実行した場合か、或いは30回のBBゲームを実行する前にRBへ3回移行し、3回目のRBが終了した場合のうち、少なくともいずれか1つの条件が満たされた時点で終了する。
本実施例では、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41が、乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定するための内部抽選処理を毎ゲーム実行するとともに、この内部抽選処理においていずれかの入賞の発生が許容されたときに、その旨を示す内部当選フラグを設定する(以下フラグの当選ともいう)。すなわちメイン制御部41は、本発明の事前決定手段として機能する。
内部当選フラグは各入賞に対応して定められており、内部抽選処理により各々対応する内部当選フラグが設定されたことを条件に対応する入賞の発生が許容されることとなる。
通常遊技状態においてチェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞、リプレイ入賞、BB入賞、RB入賞の組合せは、該当する入賞を許容する旨の内部当選フラグ(チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ、リプレイフラグ、BBフラグ、RBフラグ)が設定され、かつ各メインリール2L、2C、2Rの停止操作が行われた際に該当する図柄が引込範囲(本実施例では停止された際の図柄を除き最大4図柄)内にあれば有効化された入賞ラインに揃うように制御される。
また、通常遊技状態において対象となる入賞の内部当選フラグのうち、チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ、リプレイフラグは、当該内部当選フラグが当選したゲームにおいてのみ有効とされており、そのゲームの終了後にクリアされる。これに対してBBフラグまたはRBフラグは、当該BBフラグまたはRBフラグにより許容されるBB入賞またはRB入賞が発生するまで次ゲーム以降に持ち越される。尚、これらBBフラグまたはRBフラグ当選した後、BB入賞またはRB入賞が発生するまでの状態をBBフラグまたはRBフラグの成立状態ともいう。
本実施例では、メイン制御部41において行われる内部抽選処理によりBBフラグ及びRBフラグが当選したとき、またはいずれの入賞役も当選しなかったときに、前記内部抽選処理において前記BBフラグまたはRBフラグが内部当選したか否か、すなわち、BBまたはRBの発生が許容されたか否かを遊技者に報知するためのルーレット演出(報知演出)を行うか否かの抽選が行われ、このルーレット演出抽選に当選したときにはルーレット演出が行われるようになっている。
このルーレット演出は、サブ制御部91によるリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcやリールランプ56a〜56cの点灯制御により行われる。具体的には、前記内部抽選処理によりBBフラグ及びRBフラグが内部当選しているときにおいて、例えば図11に示されるように、全てのメインリール2L、2C、2R及びサブリール60の回転が停止してメインリール2L、2C、2R及びサブリール60それぞれの表示結果が導出された段階で全てのリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc、56a〜56cを消灯した後、メインリール2L、2C、2R及びサブリール60の可変表示部それぞれにおける各停止表示領域に停止表示(導出)された9個の遊技用図柄や3個の演出用図柄を所定の点灯パターン(図9(a)参照)に基づいて順次1個ずつ点灯(装飾)していく。そして、最終的に前記BB入賞に対応する入賞態様(「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」)を構成する入賞用BB入賞図柄(入賞用特定識別情報)またはBB入賞図柄に対応する演出用BB入賞図柄(演出用特定識別情報)の停止表示領域に対応して設けられたリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc、56a〜56cのみを点灯(装飾)した状態で点灯の移動を停止させることで、BBフラグまたはRBフラグが内部当選した旨を報知するようになっている(図11(a)(b)参照)。
また、前記内部抽選処理によりBBフラグ、RBフラグが内部当選していない(BBフラグ、RBフラグ非当選)ときには、前述と同様にメインリール2L、2C、2R及びサブリール60の可変表示部それぞれにおける各停止表示領域に停止表示(導出)された9個の遊技用図柄や3個の演出用図柄を所定の点灯パターン(図9(a)参照)に基づいて順次1個ずつ点灯していき、最終的に前記入賞用BB入賞図柄またはBB入賞図柄に対応する演出用BB入賞図柄以外の所定の入賞用図柄または所定の演出用図柄の停止表示領域に対応して設けられたリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc、56a〜56cのみを点灯した状態で点灯の移動を停止させることで、BBフラグが内部当選していない旨を報知するようになっている(図11(e)参照)。
本実施例においては、このようなルーレット演出に基づくリールランプの点灯パターンとして、図9(a)に示される6種類の点灯パターンA〜Fがサブ制御部91のROMに登録されている。
これら点灯パターンA〜Fは、メインリール2L、2C、2Rにおける遊技用可変表示部におけるリールの裏面側に各々配置されたリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc及びサブリール60の演出用可変表示部におけるリールの裏面側に各々配置されたリールランプ56a〜56cの双方を点灯させる第2の点灯パターン(第2の報知演出)と、メインリール2L、2C、2Rにおける遊技用可変表示部におけるリールの裏面側に各々配置されたリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcのみを点灯させる第1の点灯パターン(第1の報知演出)と、の2種類の点灯パターンに分類される。
ここで、各点灯パターンにおける点灯態様を具体的に説明する。なお、以下の説明においては、図9(b)に示されるように、メインリール2L、2C、2Rにおける遊技用可変表示部の入賞用図柄の停止表示領域(各リールの上、中、下段領域)を1〜9までの領域番号で示すとともに、サブリール60の演出用可変表示部の演出用図柄の停止表示領域(リールの上、中、下段領域)を10〜12までの領域番号で示すこととする。
点灯パターンAは、図9(a)に示されるように、リールランプを図柄停止領域番号で1−2−3−10−11−12−9−8−7−4−5−6の順に点灯させるパターンであり、点灯パターンBは、リールランプを図柄停止領域番号で1−5−3−10−11−12−9−8−7−4−2−6の順に点灯させるパターンであり、点灯パターンCは、リールランプを図柄停止領域番号で1−4−7−8−5−2−3−6−9−12−11−10の順に点灯させるパターンであり、点灯パターンDは、リールランプを図柄停止領域番号で1−5−6−11−12−9−8−7−4−2−3−10の順に点灯させるパターンである。点灯パターンEは、リールランプを図柄停止領域番号で1−2−3−6−9−8−7−4−5の順に点灯させるパターンであり、点灯パターンFは、リールランプを図柄停止領域番号で1−4−7−2−5−8−3−6−9の順に点灯させるパターンである。
また、これらの点灯パターンA〜Fは、メインリール2L、2C、2Rの表示結果として遊技用可変表示部に導出されたときにおけるBB入賞用図柄の数や内部抽選処理におけるBBフラグの当選状況別に定められた所定の割合で選択されるようになっている(図10参照)。
また、サブ制御部91は、前記ルーレット演出を実行することが決定されたとき、サブリール60をメインリール2L、2C、2Rの回転開始時または回転停止時のいずれかのタイミングで回転(変動)させてから所定時間の経過後に回転を停止させてサブリール60の表示結果を導出するようになっている。
本実施例においては、このようなサブリール60の変動パターンとして、図7に示される6種類の変動パターンa〜fがサブ制御部91のROMに登録されている。
これら変動パターンa〜fは、主にそれぞれメインリール2L、2C、2Rの回転開始時に回転するパターンa〜cと、メインリール2L、2C、2Rの回転停止時に回転するパターンd〜fと、の2種類の変動パターンに分類されるとともに、サブリール60の変動態様が正回転で高速のパターンa、d、正回転で低速のパターンb、e、逆回転で通常速度のパターンc、fとされている。これらの変動パターンa〜fは、内部抽選処理におけるBBフラグ、RBフラグの当選状況別に定められた所定の割合で選択されるようになっている。
さらに、このように回転したサブリール60の導出パターンとして、図8に示される4種類の導出パターンa〜dがサブ制御部91のROMに登録されている。
本実施例においては、これら導出パターンa〜dは、サブリール60の演出用可変表示部(演出用窓51から視認出来る領域)に停止表示する「白7」「黒7」図柄数にて主に分類されている。具体的には、導出パターンaは、サブリール60の演出用可変表示部に「白7」「黒7」図柄を1個も停止表示させないパターンであり、導出パターンbは、サブリール60の演出用可変表示部に「白7」「黒7」図柄のいずれかを1個停止表示させるパターンであり、導出パターンcは、サブリール60の演出用可変表示部に「白7」図柄を2個停止表示させるパターン(「黒7」図柄は配列上あり得ない)であり、導出パターンdは、サブリール60の演出用可変表示部に「白7」図柄を3個停止表示させるパターン(「黒7」図柄は配列上あり得ない)である。
そして、これらサブリール60の導出パターンa〜dは、内部抽選処理におけるBBフラグ、RBフラグの当選状況別に、かつ、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときに該メインリール2L、2C、2Rの遊技用可変表示部に停止表示されているBB入賞用図柄「黒7」または「白7」の停止数別にそれぞれ定められた所定の割合で選択されるようになっている。
また、サブ制御部91は、このようなルーレット演出を行うことがメイン制御部41にて決定されたとき、例えばスタートスイッチ7の操作音やストップスイッチ8L、8C、8Rの操作音を通常とは異なる操作音とし、全てのメインリール2L、2C、2Rの停止後に前記ルーレット演出が行われる旨を遊技者に対して事前に予告報知するようになっている。
このようにルーレット演出が行われる旨を全てのメインリール2L、2C、2Rが停止する前に遊技者に対して報知することで、全てのメインリール2L、2C、2Rの停止後に前記リールランプの点灯によるルーレット演出が行われることが決定していたにもかかわらず、例えば遊技者が全てのメインリール2L、2C、2Rの停止後に直ちにBETスイッチ6やメダル等をメダル投入部4に投入して次のゲームを開始する処理を行うことによりルーレット演出がキャンセルされ、遊技者の期待感を高める機会が低減されることが防止される。なお、これらルーレット演出の予告報知は、スタートスイッチ7の操作音やストップスイッチ8L、8C、8Rの操作音を通常とは異なる操作音とするものに限定されるものではなく、例えばメインリール2L、2C、2Rの回転時にリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcをフラッシュ点滅させる等、種々の方法で行うようにしてもよい。
次に、本実施例における遊技制御基板40のメイン制御部41がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図5のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sa1)。
次いで、BET処理(Sa2)、内部抽選処理(Sa3)、ルーレット演出決定処理(Sa4)、リール制御振分処理(Sa5)、リール回転処理(Sa6)、リール停止処理(Sa7)、入賞判定処理(Sa8)、払出処理(Sa9)を繰返し実行するループ処理に移行する。
Sa2のステップにおけるBET処理では、メダルやクレジットを受付可能な状態で待機し、メダルやクレジットの受付に応じて賭数を設定し、スタートスイッチ7の操作が検出された時点で賭数を確定する処理を実行する。また、前回のゲームでリプレイ入賞が発生した場合には、前回のゲームと同じ賭数を設定する。
Sa3のステップにおける内部抽選処理では、Sa2のステップにおけるスタートスイッチ7の検出によるゲームスタートに伴い取得した乱数値と各入賞の当選確率を定めた内部当選確率テーブルとの比較結果に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定し、その結果に応じて内部当選フラグを設定するとともに、該設定した内部当選フラグの種類を特定可能な内部当選コマンドをリール2L、2C、2Rの回転時にサブ制御部91に送信する処理を実行する。
Sa4のステップにおけるルーレット演出決定処理においては、Sa2のステップにおけるスタートスイッチ7の検出によるゲームスタートに伴い取得した内部抽選用の乱数値とは別のルーレット演出決定用として抽出した乱数値と、Sa3のステップにおいて決定される内部当選フラグの種類別に演出の決定の有無が定められたルーレット演出実行テーブル(図示略)と、の比較結果に基づいてルーレット演出を行うか否かを決定し、その結果に応じて演出決定フラグを設定するとともに、該設定した演出決定フラグの種類を特定可能な演出決定コマンドを、リール2L、2C、2Rの回転時であり、前記内部当選コマンドの後にサブ制御部91に送信する処理を実行する。
Sa5のステップにおけるリール制御振分処理では、内部当選フラグの設定状況に基づいてリール制御テーブルを選択する処理を実行する。
Sa6のステップにおけるリール回転処理では、各メインリール2L、2C、2Rを回転させる処理を実行する。このリール回転処理においては、全てのメインリール2L、2C、2Rが定速回転した時点でストップスイッチ8L、8C、8Rの操作を有効とする。
Sa7のステップにおけるリール停止処理では、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるか、メインリール2L、2C、2Rの回転開始時から遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されることなく自動停止時間が経過したことに応じて対応するメインリール2L、2C、2Rの回転を停止させるとともに、停止したメインリール及びそのときにメインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている図柄を特定可能なリール停止コマンドを、全てのメインリール2L、2C、2Rの停止後にサブ制御部91に送信する処理を実行する。また、このリール停止処理では、Sa5のステップにおいて選択したリール制御テーブルに基づいてメインリール2L、2C、2Rを停止させる制御を行う。
Sa8のステップにおける入賞判定処理では、Sa7のステップにおいて全てのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたと判定した時点で、各リール2L、2C、2Rに導出された表示結果に応じて入賞が発生したか否かを判定する処理を実行する。
Sa9のステップにおける払出処理では、Sa7のステップにおいて入賞の発生が判定された場合に、その入賞に応じた払出枚数に基づきクレジットの加算並びにメダルの払出等の処理を行う。
次に、本実施例における演出制御基板90のサブ制御部91が実行する制御内容、特にはルーレット演出に関わる制御内容を、図6のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行い(Sb1)、メイン制御部41から送信される各種コマンドの待機状態とする(Sb2)。
次いで、Sb2のステップにおいていずれかのコマンドを受信したときには、該受信したコマンドのデータを読み取る(Sb3)。そして、そのコマンドが前記ルーレット演出決定コマンドか否かを判定し(Sb4)、ルーレット演出決定コマンドであると判定したときは、該ルーレット演出決定コマンドから読み出したデータからルーレット演出を実行するか否かを判定し(Sb5)、実行すると判定したときはルーレット演出実行フラグを設定し(Sb6)、図7に示されるサブリール変動パターン選択テーブルに基づいて当該ゲームにおけるサブリールの変動パターンを選択する(Sb7)。次いで、Sb7のステップにおいて選択された変動パターンが、メインリールの回転とともにサブリール60を変動させる変動パターンa〜cのいずれかであるか否かを判定し(Sb8)、該変動パターンa〜cのいずれかが選択されたと判定したときには、該選択された変動パターンa〜cに応じてサブリール60を回転させるとともに(Sb9)、前記受信したコマンド(ここではルーレット演出決定コマンド)に応じたその他の演出処理、例えば効果音等の出力処理等を行い(Sb10)、Sb2のステップに戻る。
また、Sb5のステップにおいてルーレット演出を実行しないと判定したとき及びSb8のステップにおいて変動パターンa〜cが選択されてない、すなわち、全てのメインリールの停止後にサブリールを回転させる変動パターンd〜fのいずれかが選択されたと判定したときには、サブリール60を変動させることなくSb10のステップに進み、前記受信したコマンド(ここではルーレット演出決定コマンド)に応じたその他の演出処理、例えば効果音等の出力処理等を行い(Sb10)、Sb2のステップに戻る。
また、Sb4のステップにおいて、Sb2のステップで受信したコマンドがルーレット演出決定コマンドではないと判定したときには、前記リール停止コマンドであるか否かを判定し(Sb11)、リール停止コマンドであると判定したときには、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したか否か、すなわち、Sb11のステップにおいて左メインリール、中メインリール、右メインリール各々のリール停止コマンドを受信したか否かを判定する(Sb12)。次いで、Sb12のステップにおいて全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したと判定したときには、前記ルーレット演出を行うか否か、すなわち、Sb6のステップにおいてルーレット演出実行フラグが設定されているか否かを判定し(Sb13)、ルーレット演出を実行すると判定したときには、Sb7のステップにおいて全てのメインリールの停止後に回転させる変動パターンd〜fのいずれかが選択されたか否かを判定し(Sb14)、変動パターンd〜fのいずれかが選択されたと判定したときには該選択されたいずれかの変動パターンd〜fに応じてサブリール60を回転させ(Sb15)、Sb16のステップに進む。また、Sb14のステップにおいて変動パターンd〜fのいずれも選択されていない、すなわち、Sb8のステップにおいて変動パターンa〜cのいずれかが選択されていると判定したときは、サブリール60は既に変動されているためそのままSc16のステップに進む。
なお、Sb11のステップにおいてリール停止コマンドでないと判定したとき、Sb12のステップにおいて全てのメインリール2L、2C、2Rが停止していないと判定したとき、Sb13のステップにおいてルーレット演出を実行しないと判定したときは、各々前記受信したコマンド(ここではリール停止コマンド)に応じたその他の演出処理、例えばストップスイッチ8L、8C、8Rの停止操作に基づく効果音等の出力処理等を行い(Sb10)、Sb2のステップに戻る。
次に、Sb16のステップにおいて、図8に示されるサブリール導出パターン選択テーブルに基づいて、当該ゲームにおけるサブリールの導出パターンを選択する処理を行った後、サブリール60の回転開始から所定時間(本実施例では2秒)後において、サブリール60を選択された導出パターンa〜dに基づいて停止させる処理を行う(Sb17)。次いで、全てのメインリール2L、2C、2R及びサブリール60各々の回転が停止された段階で、図10に示されるリールランプ点灯パターン選択テーブルに基づいて、当該ゲームにおけるルーレット演出となるリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc及び56a〜56cの点灯パターンを選択する処理を行うとともに(Sb18)、回転停止させたサブリール60を、リールランプの点灯(ルーレット演出)後において再変動させるサブリールの再変動を行うか否かを決定する処理を行った後(Sb19)、Sb18のステップにおいて選択された点灯パターンA〜Fに基づいてリールランプを順次点灯させるルーレット演出の実行処理を行う(Sb20)。
なお、Sb19のステップにおいて、点灯パターンA〜Fに基づくリールランプの点灯後にサブリール60を再変動させることが決定されているときには、Sb20のステップにおいてサブリール60を再変動させる処理を行う。また、このステップにおいては、ルーレット演出の実行後においてSb6のステップにおいて設定されたルーレット演出実行フラグをクリアする処理を行う。
ここで、Sb8またはSb14のステップにおいてサブ制御部91が選択するサブリール60の変動パターンa〜f各々の選択率を説明する。図7に示されるサブリール変動パターンテーブルに示されるように、各変動パターンa〜fは、内部抽選によるBBフラグ、RBフラグの当選時とBBフラグ、RBフラグの非当選時とで選択率が異なるようになっている。具体的に言うと、BBフラグ、RBフラグの当選時における各選択率は、変動パターンaが15%、変動パターンbが5%、変動パターンc、dが20%、変動パターンeが10%、変動パターンfが30%となっている。このように、BBフラグ、RBフラグの当選時においては変動パターンfが最も高い割合で選択されるようになっている。また、BBフラグの非当選時における各選択率は、変動パターンaが7%、変動パターンbが50%、変動パターンcが3%、変動パターンdが4%、変動パターンeが35%、変動パターンfが1%となっている。
このように、各変動パターンa〜fは、BBフラグ、RBフラグの当選時においては、BBフラグ、RBフラグ非当選時において最も選択される確率が低い変動パターンfが最も高い割合で選択されるようになっているため、遊技者は変動パターンfが選択されたときにBBフラグが当選していること、すなわち、BB入賞またはRB入賞の発生を期待できることになる。
次に、Sb16のステップにおいてサブ制御部91が選択するサブリール60の導出パターンa〜d各々の選択率を説明する。図8に示されるサブリール導出パターンテーブルに示されるように、各導出パターンa〜dは、内部抽選によるBBフラグ、RBフラグの当選時とBBフラグ、RBフラグの非当選時とで選択率が異なるようになっており、かつ、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときにおいて該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数に応じて選択率が異なるようになっている。
ここで、各導出パターンa〜dの選択率を、BBフラグ、RBフラグ当選時の場合とBB、RBフラグの非当選時の場合とで分けて説明すると、まず、BB当選時における各パターンの選択率を説明する。全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときにおいて該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数(以下、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数と略す)が0個の場合における各パターンの選択率は、導出パターンaが0%、導出パターンbが30%、導出パターンcが60%、導出パターンdが10%であり、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数が1個または2個の場合及び3個の場合における各パターンの選択率は、各々導出パターンaが10%、導出パターンbが30%、導出パターンcが50%、導出パターンdが10%とされている。
また、BBフラグ、RBフラグ非当選時における各パターンの選択率を説明すると、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数が0個の場合における各パターンの選択率は、導出パターンaが0%、導出パターンbが70%、導出パターンcが30%、導出パターンdが0%であり、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数が1個または2個の場合における各パターンの選択率は、導出パターンaが60%、導出パターンbが30%、導出パターンcが10%、導出パターンdが0%であり、メインリールの「黒7」、「白7」図柄の停止表示数が3個の場合における各パターンの選択率は、導出パターンaが70%、導出パターンbが30%、導出パターンc、dが各々0%とされている。
このように、各導出パターンa〜dの選択率は、BBフラグ、RBフラグ当選時とBBフラグ、RBフラグ非当選時とで異なるようになっている。すなわち、BBフラグ、RBフラグの当選時においては、導出パターンa、bが選択される割合よりも導出パターンc、dが選択される割合の方が高く、BBフラグ、RBフラグの非当選時においては、導出パターンc、dが選択される割合よりも導出パターンa、bが選択される割合の方が高い。
言い換えると、BBフラグ、RBフラグの当選時においては、サブリール60の導出結果としてサブリールの演出用可変表示部に停止表示される「黒7」、「白7」図柄が2個以上導出される割合が、「黒7」、「白7」図柄が1個または1個も導出されない割合よりも高くなり、BBフラグ、RBフラグの非当選時においては、サブリール60の導出結果としてサブリールの演出用可変表示部に停止表示される「黒7」、「白7」図柄が1個または1個も導出されない割合が、「黒7」、「白7」図柄が2個以上導出される割合よりも高くなることになる。
よって、サブリール60の表示結果としてサブリールの演出用可変表示部に停止表示される「黒7」、「白7」図柄の停止表示数が多いときほど、後述するルーレット演出において最終的に「黒7」または「白7」図柄にてリールランプの点灯が停止される表示上の確率が高くなるため、遊技者はBBフラグまたはRBフラグが設定されていることを期待できることになる。
また、BBフラグ、RBフラグ当選時及びBBフラグ、RBフラグ非当選時において、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときに該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に「黒7」「白7」図柄が1個も停止表示されなかった場合、7図柄を1個も導出しない導出パターンaが選択されることがない(確率0%)ので、特に前述したリールランプの点灯パターンA〜Dが選択されたときにおいて「黒7」「白7」図柄が最終的に点灯される表示上の確率が低下することが回避されるため、遊技者の期待感を低減させることを防止することができる。
また、本実施例においては、サブリール導出パターンテーブルに示される選択状況を見て分かるように、BB非当選時においては、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときに該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数とサブリール60が停止したときに該サブリール60の演出用可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数とを加算した加算値が予め定められた個数(本実施例では5個)以上とならない導出パターンが選択されるようになっている。よって、このようにメインリールとサブリールとの「黒7」「白7」図柄の合計停止表示数が前記所定数である5個以上となる導出パターンを選択することで、遊技者に対してBBフラグ、RBフラグが内部当選している旨を告知することができるようになっている。
このようにサブ制御部91が、BB当選時において、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときに該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数とサブリール60が停止したときに該サブリール60の演出用可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数とを加算した加算値が内部抽選処理によりBB入賞の発生が許容されている旨を確定的に報知する所定値である5個以上となる導出パターンを選択することができるようにすることで、遊技者はメインリール2L、2C、2Rの表示結果における入賞用図柄の数とサブリール60の表示結果における演出用図柄の数とを加算した値が前記所定値である5個以上となることを期待することになるため、メインリール2L、2C、2Rの表示結果及びサブリール60の表示結果に対する遊技者の関心度を効果的に高めることができる。
また、本実施例では、サブリール導出パターンテーブルに示されるようにサブリール60の演出用可変表示部に「白7」の3連図柄を停止表示させる図柄導出パターンdはBB非当選時においては選択されることがなく、BB当選時のみ選択されるようになっている。よって、このようにサブリール60の表示結果として該サブリールの演出用可変表示部に「白7」の3連図柄を停止表示する導出パターンを選択することでも、遊技者に対してBBフラグが内部当選している旨を告知することができるようになっている。
なお、メインリールとサブリールとの「黒7」「白7」図柄の合計停止表示数が前記所定数である5個以上となる導出パターンを選択、またはサブリールの演出用可変表示部に「白7」の3連図柄を停止表示する導出パターンを選択することで遊技者に対してBBフラグが内部当選している旨を告知した場合、ルーレット演出実行後において例えばスロットマシン1の前面に設けられた7セグ表示器に「777」を表示したり、あるいは特別効果音等を出力すること等により遊技者に対してBBフラグ、RBフラグが内部当選している旨をあらためて告知するようにしてもよい。
次に、Sb18のステップにおいてサブ制御部91が選択するリールランプの点灯パターンA〜F各々の選択率を説明する。図10に示されるリールランプ点灯パターン選択テーブルに示されるように、各点灯パターンA〜Fは、内部抽選によるBBフラグの当選時とBBフラグ非当選時とで選択率が異なるようになっており、かつ、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときにおいて該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数に応じて選択率が異なるようになっている。
ここで、各点灯パターンA〜Fの選択率を、BBフラグ、RBフラグ当選時の場合とBBフラグ、RBフラグ非当選時の場合とで分けて説明する。まず、BBフラグ、RBフラグ当選時における各パターンの選択率を説明すると、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときにおいて該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている「黒7」「白7」図柄の停止表示数(以下、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数と略す)が0個の場合における各パターンの選択率は、点灯パターンA、Bが各々10%、点灯パターンC、Dが各々40%、導出パターンE、Fが各々0%であり、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数が1〜3個の場合における各パターンの選択率は、点灯パターンA、Bが各々10%、点灯パターンC、Dが各々35%、点灯パターンE、Fが各々5%とされている。
また、BBフラグ、RBフラグ非当選時における各パターンの選択率を説明すると、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数が0個の場合における各パターンの選択率は、点灯パターンA、Bが各々40%、点灯パターンC、Dが各々10%、導出パターンE、Fが各々0%であり、メインリールの「黒7」「白7」図柄の停止表示数が1〜3個の場合における各パターンの選択率は、点灯パターンA、Bが各々8%、点灯パターンC、Dが各々2%、点灯パターンEが50%、点灯パターンFが30%とされている。
このように、各点灯パターンA〜Fの選択率は、BBフラグ、RBフラグ当選時とBBフラグ、RBフラグ非当選時とで異なるようになっている。すなわち、BBフラグまたはRBフラグの当選時においては、点灯パターンE、Fが選択される割合よりも点灯パターンA〜Dが選択される割合の方が高く、BBフラグまたはRBフラグ非当選時においては、点灯パターンA〜Dが選択される割合よりも点灯パターンE、Fが選択される割合の方が高い。
言い換えると、BBフラグまたはRBフラグの当選時においては、メインリール及びサブリールの各々の可変表示部に停止表示されている図柄が順次点灯される割合が、メインリールの可変表示部に停止表示されている図柄のみが順次点灯される割合よりも高くなり、BBフラグの非当選時においては、メインリールの可変表示部に停止表示されている図柄のみが順次点灯される割合が、メインリール及びサブリールの各々の可変表示部に停止表示されている図柄が順次点灯される割合よりも高くなることになる。
よって、メインリール及びサブリールの各々の可変表示部に停止表示されている図柄が順次点灯される点灯パターンが選択されたときほど、遊技者はBBフラグが設定されていることを期待できることになる。
また、BBフラグ当選時及びBBフラグ非当選時において、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときに該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に「黒7」「白7」図柄が1個も停止表示されなかった場合において、前述したサブリールの導出パターンとして7図柄を1個も導出しない導出パターンaが選択されることがない(確率0%)とともに、点灯パターンA〜Dのいずれかが選択されるようになっている。
ここで、以上説明してきたルーレット演出の態様の一例を図11に基づいて説明する。なお、ここではサブリールの変動パターンとしてパターンd、導出パターンとしてパターンb、リールランプの点灯パターンとしてパターンA、再変動なしが各々選択されたときのルーレット演出として説明する。
まず図11(a)には、遊技者によるスタートスイッチ7の操作によりメインリール2L、2C、2Rが回転した後、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止して表示結果が導出された状態が示されており、この状態でサブリール60の回転が開始されることになる。このときにメインリール2L、2C、2Rの表示結果としてメインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示されている「黒7」図柄数は2個であるため、サブ制御部91はこの「黒7」図柄の停止表示数に応じてサブリールの変動及び導出パターンを選択することになる。なお、ここでは変動パターンdが選択されているため、サブリール60は通常速度よりも高速で回転することになる。
次いで、図11(b)に示されるように、サブリール60が前記所定時間である2秒間高速で回転した後、予め選択された導出パターンにて停止される。なお、ここでは導出パターンbが選択されているため、サブリール60の演出用可変表示部には「黒7」または「白7」図柄が1個導出されることになる。このようにメインリールとサブリールの表示結果が導出された時点で、予め選択されている点灯パターン(ここではパターンA)に基づくリールランプの点灯によるルーレット演出が行われることになる。具体的には、サブ制御部91は前述したように各図柄の停止表示領域に対応するリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc及び56a〜56cを、図柄停止領域番号で1−2−3−10−11−12−9−8−7−4−5−6の順に点灯させていくことにより行われる。
図柄停止領域番号「6」(右メインリールの中段の可変表示領域)までの点灯が終了した時点から所定時間(例えば0.5秒)経過後において、BBフラグ、RBフラグ当選時におけるルーレット演出である場合には、サブ制御部91は、図11(c)に示されるようにメインリールの可変表示部に停止表示されている2個の「黒7」または「白7」図柄のうちのいずれかの7図柄に対応するリールランプ(55La、55Rc)を点灯させるか、あるいは図11(d)に示されるようにサブリールの演出用可変表示部に停止表示されている「黒7」または「白7」図柄に対応するリールランプ(56b)を点灯させた状態でルーレット演出を終了する。この「黒7」または「白7」図柄の点灯によりBBフラグまたはRBフラグが内部当選している旨、すなわち、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている旨が遊技者に対して報知されることになる。
また、BBフラグまたはRBフラグ非当選時におけるルーレット演出である場合には、サブ制御部91は、図11(e)に示されるようにメインリールの可変表示部に停止表示されている2個の「黒7」または「白7」図柄に対応するリールランプ(55La、55Rc)及びサブリールの演出用可変表示部に停止表示されている「黒7」または「白7」図柄に対応するリールランプ(56b)を除くリールランプのうちのいずれかを点灯させた状態でルーレット演出を終了する。この「黒7」または「白7」図柄以外のリールランプの点灯によりBBフラグまたはRBフラグが内部当選していない旨、すなわち、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されていない旨が遊技者に対して報知されることになる。
次に、ルーレット演出の態様の他の一例を図12に基づいて説明する。なお、ここではBBフラグが当選し、サブリールの変動パターンとしてパターンc、導出パターンとしてパターンb、リールランプの点灯パターンとしてパターンC、サブリールを再変動させるパターンが各々選択されたときのルーレット演出として説明する。
まず図12(a)には、遊技者によるスタートスイッチ7の操作によりメインリール2L、2C、2Rが回転した状態が示されており、このメインリール2L、2C、2Rの回転とともにサブリール60の回転が開始されることになる。なお、ここでは変動パターンfが選択されているため、サブリール60は通常の回転方向とは逆の回転をすることになる。
次いで、図12(b)に示されるように、全てのメインリール2L、2C、2Rの表示結果の導出に伴い、サブリール60が予め選択された導出パターンにて停止される。なお、ここでは導出パターンbが選択されているため、サブリール60の演出用可変表示部には7図柄が1個導出されることになる。このようにメインリールとサブリールの表示結果が導出された時点で、予め選択されている点灯パターン(ここではパターンC)に基づくリールランプの点灯によるルーレット演出が行われることになる。具体的には、サブ制御部91は前述したように各図柄の停止表示領域に対応するリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc及び56a〜56cを、図柄停止領域番号で1−4−7−8−5−2−3−6−9−12−11−10の順に1個ずつ点灯させていくことにより行われる。
図柄停止領域番号「10」(右メインリールの中段の可変表示領域)までの点灯が終了した時点から所定時間(例えば0.5秒)経過後において、サブ制御部91は、最終的に図13(c)に示されるように図柄停止領域番号11(サブリールの中段の可変表示領域)に配置されたリールランプ(56b)、すなわち、7図柄ではないリプレイ図柄を点灯させる。そして、このリプレイ図柄の点灯直後、該リールランプ56bを点灯させたままサブリール60を再度変動させ(図12(d))、最終的にリールランプ56bに対応する図柄停止領域番号11(サブリールの中段の可変表示領域)に「黒7」または「白7」図柄を停止表示させることでルーレット演出を終了し、この「黒7」または「白7」図柄の点灯によりBBフラグまたはRBフラグが内部当選している旨、すなわち、BB入賞またはRB入賞の発生が許容されている旨が遊技者に対して報知されることになる。
このように選択された点灯パターンに基づく点灯の終了後においてサブリール60を再変動させ、最終的に点灯した図柄停止領域に「黒7」または「白7」図柄を点灯させる再変動パターンを行うようにすることで、遊技者はルーレット演出により最終的に「黒7」または「白7」図柄以外の図柄が点灯された状態となっても、サブリール60が再変動して点灯している図柄停止領域に「黒7」または「白7」図柄が停止表示されることを期待することになるため、ルーレット演出の興趣が向上する。
なお、本実施例においては、これらリールランプの点灯パターンの順序に基づく点灯が終了した時点から所定時間である0.5秒が経過した後において最終的に「黒7」または「白7」図柄か該「黒7」または「白7」図柄以外の図柄の停止領域に対応するリールランプを点灯させるようになっていたが、リールランプの点灯態様はこれに限定されるものではなく、リールランプの点灯パターンの順序に基づく点灯の終了後、最終的に点灯させる図柄停止領域まで点灯してきた順序を逆戻りさせるようにしてもよいし、あるいは再度点灯パターンに基づく順序の点灯を繰り返し、その途中で停止させるようにしてもよい。
また、これら各点灯パターンA〜Fは全て点灯順序が異なるパターンであったが、例えば1図柄分の停止表示領域に対応するリールランプの点灯時間が各々異なる点灯パターンを別パターンとして登録するようにしてもよい。
さらに、リールランプの各点灯パターンの順序に基づく点灯時において、最終点灯に近づくにつれて各々のリールランプの点灯時間を長くさせていくことで、あたかもルーレットが止まりそうな状況を作り出すことができるため、遊技者の期待感をより高めることができる。
以上説明したように、本発明の実施例としてのスロットマシン1にあっては、全てのメインリール2L、2C、2Rが停止したときに該メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に停止表示される「黒7」「白7」図柄の停止表示数に応じて、メインリール及びサブリールの各々の可変表示部に停止表示されている図柄が順次点灯される第2の点灯パターン(点灯パターンA〜D)、またはメインリールの各々の可変表示部のみに停止表示されている図柄が順次点灯される第1の点灯パターン(点灯パターンE、F)のいずれかが選択されるようになっているため、例えばメインリール2L、2C、2Rの表示結果が導出されたときに、メインリール2L、2C、2Rの可変表示部に「黒7」または「白7」図柄(入賞用図柄及び演出用図柄)が1個も停止表示されていなくても、遊技者はメインリール及びサブリールの各々の可変表示部に停止表示されている図柄が順次点灯される第2の点灯パターン(点灯パターンA〜D)に基づくルーレット演出が行われることで、遊技者はメインリール2L、2C、2Rの入賞用可変表示部に停止表示された「黒7」または「白7」図柄だけでなく、サブリール60の演出用可変表示部に停止表示された「黒7」または「白7」図柄にて点灯が終了すること、すなわち、BBフラグまたはRBフラグが設定されていることを期待できるため、ルーレット演出が行われることでBBまたはRBの発生に対する期待感を効果的に高めることができる。
また、メインリール2L、2C、2Rの可変表示部及びサブリール60の演出用可変表示部に「黒7」または「白7」図柄(入賞用図柄及び演出用図柄)が1個も停止表示されていない状態において点灯パターンA〜Dのいずれかの点灯パターンに基づくルーレット演出が行われることがないため、無意味な演出による遊技者の遊技意欲を低減させることを回避できる。
また、BBフラグまたはRBフラグの当選時においては、点灯パターンE、Fが選択される割合よりも点灯パターンA〜Dが選択される割合の方が高く、BBフラグの非当選時においては、点灯パターンA〜Dが選択される割合よりも点灯パターンE、Fが選択される割合の方が高いため、第2の点灯パターンとしての点灯パターンA〜Dのいずれかに基づく点灯が行われたときにおける遊技者の期待感を効果的に高めることができる。
また、第2の点灯パターン及び第1の点灯パターンそれぞれに複数の点灯パターンが登録されていることで演出効果が高まるばかりか、それぞれの選択率がBBフラグ、RBフラグの内部当選状況に応じて異なることで、いずれの点灯パターンに基づくルーレット演出が行われるかを遊技者が期待感するようになるため、点灯パターンに対する遊技者の関心度を高めることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例におけるルーレット演出は、内部抽選処理によりBBフラグまたはRBフラグが当選したことを、最終的に「黒7」または「白7」図柄を点灯させることで遊技者に報知するためのものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、内部抽選処理によりBBフラグのみが内部当選したか否かをルーレット演出により最終的に「黒7」または「白7」図柄を点灯することで報知するようにしてもよい。また、内部抽選処理によりRBフラグが内部当選したことを報知する場合においてはルーレット演出により最終的に「BAR」図柄を点灯することで報知するようにしてもよい。
このように、特別入賞の発生が許容された旨を示す入賞用特定識別情報及び演出用特定識別情報は、上記実施例のように、例えば特別入賞(BB入賞/RB入賞)に対応する特別入賞態様(「黒7−黒7−黒7」「白7−白7−白7」/「BAR−BAR−BAR」)を構成する図柄とするものに限定されるものではなく、予め定めた特定識別情報であれば、例えば特別入賞態様を構成する図柄以外の特定図柄(ベルやスイカ等)としてもよい。
また、上記実施例においては、BBフラグまたはRBフラグが内部当選しているときには、ルーレット演出により最終的に点灯する図柄を、入賞用可変表示部に導出された入賞用図柄である「黒7」「白7」図柄または演出用可変表示部に導出された演出用図柄である「黒7」「白7」図柄にするかはメインリール及びサブリール各々の表示結果に応じてサブ制御部91がランダムに決定するようになっていたが、例えばルーレット演出により最終的に点灯した図柄が入賞用図柄であるときと演出用図柄であるときとで、該ルーレット演出後に発生する特別入賞により遊技者に付与する遊技用価値の大きさを異なるようにしてもよい。
このような構成の一例を簡単に説明すると、例えば特別入賞の発生により付与される特別遊技状態の一例であるBBが、BBゲームに内部当選する小役入賞の入賞条件に一致する操作手順が報知されるスーパー・ビッグボーナスと、BBゲームに内部当選する小役入賞の入賞条件に一致する操作手順が報知されないノーマル・ビッグボーナスと、を含むスロットマシンである場合等において、例えば前記ルーレット演出により最終的に演出用特定図柄が点灯されたときには、該ルーレット演出後に発生するBB入賞により前記ノーマル・ビッグボーナスよりも多くのメダル(遊技用価値)が獲得できるスーパー・ビッグボーナスが付与され、前記ルーレット演出により最終的に入賞用特定図柄が点灯されたときには、該ルーレット演出後に発生するBB入賞により前記ノーマル・ビッグボーナスが付与されるようにすることが考えられる。
このように、報知演出により最終的に装飾する図柄が入賞用図柄であるときと演出用図柄であるときとで該報知演出後に発生する特別入賞により遊技者に付与する遊技価値の大きさが異なることで、報知演出により入賞用図柄または演出用図柄のいずれが装飾されるかを遊技者は期待して見ることになるため、報知演出に対する興味を引きつけることができる。
また、前記実施例では、メダル並びにクレジットを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシン、更には可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これらスロットマシンの種別が限定されるものではない。
また、上記実施例における前記入賞用識別情報装飾手段及び前記演出用識別情報装飾手段は、メインリール及びサブリールの外周に配列された入賞用識別情報や演出用識別情報を光によりリールの裏面側から照射することで装飾するリールランプ55であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばリールの表面側から入賞用識別情報や演出用識別情報を照射することで装飾するランプやLED等からなる照射手段であってもよく、これら照射手段の配置位置は限定されるものではない。
また、入賞用識別情報装飾手段及び演出用識別情報装飾手段は、これら光により装飾する照射手段(発光手段)等に限定されるものではなく、例えば入賞用識別情報や演出用識別情報を装飾部材(例えば図柄を囲む枠部材)等により装飾するもの等、種々の装飾手段を含む。
さらに入賞用識別情報装飾手段及び演出用識別情報装飾手段は、上記のように可変表示装置とは別個に設けられる手段に限定されるものではなく、例えば入賞用可変表示装置や演出用可変表示装置が前記画像表示装置のように入賞用識別情報や演出用識別情報の表示態様やその周囲の背景等を変化させることで装飾できるものである場合、該画像表示装置自体が入賞用識別情報装飾手段や演出用識別情報装飾手段を構成することになる。
また、入賞用識別情報装飾手段及び演出用識別情報装飾手段による入賞用識別情報や演出用識別情報の装飾とは、入賞用識別情報や演出用識別情報を目印等にて目印表示すること等による装飾も含まれる。
また、入賞用識別情報装飾手段及び演出用識別情報装飾手段が行う第1の報知演出及び第2の報知演出において入賞用識別情報や演出用識別情報を順次装飾する制御は、上記実施例におけるルーレット演出のように入賞用識別情報や演出用識別情報を順次1個ずつ装飾するものに限定されるものではなく、装飾対象とする入賞用識別情報や演出用識別情報を順次変えていくような制御であれば、例えば複数個の入賞用識別情報や演出用識別情報を同時に装飾するものも本発明に含まれる。
具体的には、例えばいずれか1本の入賞ライン上にある複数個の入賞用識別情報や演出用識別情報を同時に装飾し、これら装飾対象とする入賞ラインを順次移動させるようにしてもよい。この場合、最終的に入賞用特定識別情報や演出用特定識別情報を含む入賞ライン上の複数の識別情報を装飾することで特別入賞の発生が許容されている旨を遊技者に報知すればよい。
また、例えば最初に可変表示部に停止表示された全ての入賞用識別情報や演出用識別情報を点灯した後、入賞用識別情報や演出用識別情報の点灯を1個または複数個ずつ順次消灯し、最終的に入賞用特定識別情報または演出用特定識別情報のみを消灯せずに点灯したままとすることで特別入賞の発生が許容されている旨を遊技者に報知するようにしてもよい。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の入賞用識別情報(入賞用図柄)を変動表示可能な入賞用可変表示装置(メインリール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該入賞用可変表示装置の表示結果に応じて入賞(BB入賞、RB入賞、スイカ入賞、ベル入賞、チェリー入賞、リプレイ入賞)が発生可能とされたスロットマシン(1)であって、
前記入賞用可変表示装置とは別個に設けられ、各々が識別可能な複数種類の演出用識別情報(演出用図柄)を変動表示可能な演出用可変表示装置(サブリール60)と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に、遊技者にとって有利な特別入賞(BB入賞、RB入賞)を含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う入賞用導出制御手段(メイン制御部41(リール停止処理))と、
前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う演出用導出制御手段(サブ制御部91(サブリール停止処理))と、
前記入賞用識別情報が停止表示される複数の入賞用停止領域それぞれに対応して備えられ、前記入賞用可変表示装置の表示結果として導出された前記入賞用識別情報を装飾(点灯)する入賞用識別情報装飾手段(リールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rc)と、
前記演出用識別情報が停止表示される演出用停止領域に対応して備えられ、前記演出用可変表示装置の表示結果として導出された前記演出用識別情報を装飾(点灯)する演出用識別情報装飾手段(リールランプ56a〜56c)と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で入賞用特定識別情報(メインリールに配列された「黒7」「白7」図柄)を最終的に装飾させる第1の報知演出(ルーレット演出(第1の点灯パターン))を行うことで前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を示す第1の報知演出手段(サブ制御部91(ルーレット演出実行処理))と、
前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段及び前記演出用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報及び前記演出用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記入賞用特定識別情報または演出用特定識別情報(サブリールに配列された「黒7」「白7」図柄)を最終的に装飾させる第2の報知演出(ルーレット演出(第2の点灯パターン))を行うことで前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を示す第2の報知演出手段(サブ制御部91(ルーレット演出実行処理))と、
前記事前決定手段の決定結果に応じて、前記第1の報知演出手段または前記第2の報知演出手段による報知演出を行うか否かを決定する報知演出決定手段(サブ制御部91(ルーレット演出決定処理))と、
前記報知演出決定手段が前記報知演出を行うと決定したときに、前記入賞用可変表示装置の表示結果における前記入賞用特定識別情報の数に応じて前記第1の報知演出または前記第2の報知演出のいずれかを選択する報知演出選択手段(サブ制御部91(リールランプ点灯パターン選択処理))と、
を備える。
本発明の請求項2は、前記報知演出選択手段(サブ制御部91(リールランプ点灯パターン選択処理))は、前記入賞用可変表示装置(メインリール2L、2C、2R)の表示結果に前記入賞用特定識別情報(メインリールに配列された「黒7」「白7」図柄)がないときに、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報があるときよりも高い割合で前記第2の報知演出(ルーレット演出(第2の点灯パターン))を選択する。
本発明の請求項3は、前記報知演出選択手段(サブ制御部91(リールランプ点灯パターン選択処理))は、前記事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))により前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の報知演出(ルーレット演出(第2の点灯パターン))を選択する。
本発明の請求項4は、前記演出用導出制御手段(サブ制御部91(サブリール停止処理))は、第1の表示結果(導出パターンa、b)と、該第1の表示結果よりも前記演出用特定識別情報の数が多い第2の表示結果(導出パターンc、d)と、を含む複数の表示結果(導出パターンa〜d)を導出させることが可能であり、
前記事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))により前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の表示結果を導出させる制御を行う。
本発明の請求項5は、前記演出用導出制御手段(サブ制御部91(サブリール停止処理))は、前記事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))により前記特別入賞(BB入賞、RB入賞)の発生が許容されていることを条件に、前記入賞用可変表示装置(メインリール2L、2C、2R)の表示結果における前記入賞用特定識別情報(メインリールに配列された「黒7」「白7」図柄)の数と前記演出用可変表示装置(サブリール60)の表示結果における前記演出用特定識別情報(サブリールに配列された「黒7」「白7」図柄)の数とを加算した値が前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を確定的に報知する所定値(5個)に到達する表示結果を導出させる制御を行うことが可能である。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの筐体内部を示す構造図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 メインリール及びサブリールの図柄配列を示す図である。 メイン制御部の制御内容を示すフローチャートである。 サブ制御部が行うルーレット演出に伴う制御内容を示すフローチャートである。 サブリールの変動パターン選択テーブルを示す図である。 サブリールの導出パターン選択テーブルを示す図である。 (a)はリールランプの各々の点灯パターンにおける点灯態様を示す図であり、(b)はメインリール及びサブリールの可変表示部における図柄の停止表示領域を示す概略図である。 リールランプの点灯パターン選択テーブルを示す図である。 ルーレット演出時におけるリールランプの点灯態様の一例を示す概略図である。 サブリールの再変動があるルーレット演出時におけるリールランプの点灯態様の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2L、2C、2R メインリール
8L、8C、8R ストップスイッチ
41 メイン制御部
82L、82C、82R サブリール
91 サブ制御部

Claims (5)

  1. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の入賞用識別情報を変動表示可能な入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該入賞用可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    前記入賞用可変表示装置とは別個に設けられ、各々が識別可能な複数種類の演出用識別情報を変動表示可能な演出用可変表示装置と、
    前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に、遊技者にとって有利な特別入賞を含む入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    前記入賞用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う入賞用導出制御手段と、
    前記演出用可変表示装置の表示結果を導出させる制御を行う演出用導出制御手段と、
    前記入賞用識別情報が停止表示される複数の入賞用停止領域それぞれに対応して備えられ、前記入賞用可変表示装置の表示結果として導出された前記入賞用識別情報を装飾する入賞用識別情報装飾手段と、
    前記演出用識別情報が停止表示される演出用停止領域に対応して備えられ、前記演出用可変表示装置の表示結果として導出された前記演出用識別情報を装飾する演出用識別情報装飾手段と、
    前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で入賞用特定識別情報を最終的に装飾させる第1の報知演出を行うことで前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を示す第1の報知演出手段と、
    前記入賞用可変表示装置の表示結果が導出されたことを条件に、前記入賞用識別情報装飾手段及び前記演出用識別情報装飾手段にて前記入賞用識別情報及び前記演出用識別情報を順次装飾させ、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときは前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記入賞用特定識別情報または演出用特定識別情報を最終的に装飾させる第2の報知演出を行うことで前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を示す第2の報知演出手段と、
    前記事前決定手段の決定結果に応じて、前記第1の報知演出手段または前記第2の報知演出手段による報知演出を行うか否かを決定する報知演出決定手段と、
    前記報知演出決定手段が前記報知演出を行うと決定したときに、前記入賞用可変表示装置の表示結果における前記入賞用特定識別情報の数に応じて前記第1の報知演出または前記第2の報知演出のいずれかを選択する報知演出選択手段と、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記報知演出選択手段は、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報がないときに、前記入賞用可変表示装置の表示結果に前記入賞用特定識別情報があるときよりも高い割合で前記第2の報知演出を選択する請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記報知演出選択手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の報知演出を選択する請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記演出用導出制御手段は、第1の表示結果と、該第1の表示結果よりも前記演出用特定識別情報の数が多い第2の表示結果と、を含む複数の表示結果を導出させることが可能であり、
    前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されているときに、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていないときよりも高い割合で前記第2の表示結果を導出させる制御を行う請求項1ないし3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記演出用導出制御手段は、前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されていることを条件に、前記入賞用可変表示装置の表示結果における前記入賞用特定識別情報の数と前記演出用可変表示装置の表示結果における前記演出用特定識別情報の数とを加算した値が前記事前決定手段により前記特別入賞の発生が許容されている旨を確定的に報知する所定値に到達する表示結果を導出させる制御を行うことが可能である請求項1ないし4のいずれかに記載のスロットマシン。
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