JP4671158B2 - スロットマシン - Google Patents
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したがって、本発明が解決しようとする課題は、役の当選確率が異なる複数の遊技状態を設けるとともに、一方の遊技状態と他方の遊技状態とで出玉率を変化させることができるようにすることである。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、各役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止時における停止制御の範囲内で操作された前記ストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段とを備え、前記役抽選手段で抽選される役には、通常遊技から遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役、遊技状態を前記通常遊技から前記通常遊技と異なる前記役抽選テーブルを用いる役抽選テーブル変更遊技に移行するための遊技状態移行役、及び遊技者に再遊技を行わせるリプレイを含み、前記遊技状態移行役は、前記遊技状態移行役の当選時に、当選した前記遊技状態移行役を入賞させないように前記ストップスイッチを操作可能な役であり、前記特別役及び前記リプレイは、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であり、前記通常遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有する第1役抽選テーブルであり、前記役抽選テーブル変更遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有するとともに、前記特別役の単独当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも小さい領域に設定され、かつ、前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも大きい領域に設定された第2役抽選テーブルであり、前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段により前記特別役及び前記リプレイの重複当選となった遊技では、前記リプレイを入賞させることを優先するように制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記特別役は、1遊技のみ特別遊技が実行される役であることを特徴とする。
上記発明においては、遊技状態として、第1役抽選テーブルが用いられる通常遊技と、第2役抽選テーブルが用いられる役抽選テーブル変更遊技とが設けられる。役抽選テーブル変更遊技では、特別役の単独当選確率が通常遊技よりも小さくなり、かつ、特別役及びリプレイの重複当選確率が通常遊技よりも大きくなる。そして、特別役及びリプレイの重複当選となったときは、リプレイの入賞が優先される。
したがって、役抽選テーブル変更遊技では、通常遊技に対してリプレイの入賞率が高くなるので、出玉率が通常遊技を下回るようになる。よって、2種類の役抽選テーブルを用いて、出玉率の異なる2つの遊技状態を形成することができる。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動(回転及び停止)制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力、及び情報の報知等を制御する。遊技制御手段60は、所定の制御基板上に設けられており、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインを設定するスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを設定するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(後述する、役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
また、遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に固定されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらに、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
なお、以上の演出出力機器は、本実施形態では、演出を出力する他に、遊技状態移行役に当選したときに、その旨を報知するものとしても用いられる。これらの点については後述する。
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
図2は、本実施形態における通常遊技(非RT遊技及びRT遊技)中に抽選される役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、当選確率、及び払出し枚数等を示す図である。図2に示すように、役としては、複数種類の特別役、複数種類の小役(リプレイを含む)、及び遊技状態移行役が設けられている。
なお、特別役には、上記以外に、RB(レギュラーボーナス)やSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態ではこれらの特別役は設けられていない。
さらにまた、小役のうちリプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。リプレイは、本発明における特定小役に相当する役である。また、本明細書では、リプレイの入賞時には、自動投入されるメダル枚数を払出し枚数として計算する。
さらに、遊技状態移行役とは、遊技状態を、非RT遊技からRT遊技に移行させる役である。
持ち越される役としては、特別役のうち、BB及びMBが挙げられる。BB又はMBに当選したときは、リール31の停止時に、BB又はMBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(BB又はMBの入賞となるまで)の遊技において、BB又はMBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このような場合において、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役(リプレイを含む)、遊技状態移行役等)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技中(非RT遊技中/RT遊技中、非内部中/内部中)及び特別遊技)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。
図3は、通常遊技(非RT遊技中及び非内部中)の役抽選テーブル62を示す図である。図3において、役抽選テーブル62Aは、非RT遊技中に用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Bは、RT遊技中に用いられる役抽選テーブル62である。なお、図3では、特別遊技中に用いられる役抽選テーブルについては図示を省略するが、特別遊技ごとに特有の役抽選テーブル62が設けられている。
各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
これに対し、通常遊技のRT遊技中で用いられる役抽選テーブル62Bでは、それぞれ、CBの単独当選確率は1/200、CBとリプレイとの重複当選確率は1/3、及びリプレイの単独当選領域は1/7.3である。よって、非RT遊技中では、CBの単独当選の機会が多くなり、RT遊技中では、CBとリプレイとの重複当選の機会が多くなる。
そして、CBの単独当選領域と、CBとリプレイとの重複当選領域とを合算した領域(1/3+1/200)は、非RT遊技とRT遊技とで同一に設定されている。
そして、非RT遊技中及びRT遊技中における内部中の遊技で用いられる役抽選テーブル62は、BB、MB及びCBの当選領域を非当選領域にしたものである。
特別役当選持越し手段63は、特別役(ここでは、BB又はMBを指し、CBを除く)に当選したときに、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(その特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
リール停止制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミング等とに基づいて、後述の停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31が停止するように制御するものである。
さらにまた、MB遊技中及びCB遊技中の中リール31及び右リール31における「リール31の停止制御の範囲内」とは、MB遊技及びCB遊技以外の遊技と同様である。
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、BBの当選時に用いられるBBテーブル、MBの当選時に用いられるMBテーブル、CBの単独当選時に用いられるCB単独テーブル、CBとリプレイとの重複当選時に用いられるリプレイ優先テーブル、小役1の当選時に用いられる小役1テーブル、小役2の当選時に用いられる小役2テーブル、リプレイの単独当選時に用いられるリプレイ単独テーブル、遊技状態移行役の当選時に用いられる遊技状態移行役テーブル、及び非内部中において非当選時に用いられる非当選テーブル、MB遊技中及びCB遊技中に用いられる停止制御変更テーブルを備える。
MBテーブルについても上記と同様である。
リプレイの単独当選時のリプレイ単独テーブルについても上記と同様である。
小役2及び遊技状態移行役についても上記と同様である。
一方、CBに係る図柄のみが有効ラインに停止しているときは、2番目のリール31の停止時には、CBに係る図柄がテンパイするように、リール31を停止制御する。3番目のリール31についても、CBに係る図柄をテンパイした有効ラインに停止させるように制御する。
一方、2番目のリール31が停止した場合において、CBに係る図柄のみがテンパイしているときは、3番目のリール31の停止時には、CBに係る図柄がその有効ラインに停止するように(CBが入賞するように)、リール31を停止制御する。
さらにまた、3番目のリール31の停止時に、リプレイ及びCBのいずれも(テンパイしている)有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないようにリール31を停止制御する。
図4に示すように、左リール31については、19番に、小役1に係る図柄である「チェリー」が設けられている。これにより、MB遊技中及びCB遊技中は、左リール31については、「チェリー」の図柄が有効ラインに停止するように狙ってストップスイッチ42が操作すれば、いずれかの有効ラインに、「チェリー」の図柄を停止させることができ、小役1の入賞を得ることができる。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段68は、特別遊技(BB遊技、MB遊技又はCB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、次遊技からBB遊技が開始される。
さらにまた、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。本実施形態において、特別遊技状態の終了条件は、役の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことの少なくとも一方を満たしたときである。
すなわち、BB遊技に移行すると、先ず、通常遊技と同様に所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行う一般遊技を行い、この一般遊技でボーナスゲームに移行するための移行役の抽選を行う。一般遊技中に移行役が当選、入賞したときは、次遊技からボーナスゲームに移行させる。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が上限値を超えた(465枚を超えた)と判別したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判別する。
CB遊技は、上述したMB遊技と同様の遊技を、1遊技のみ行うものである。また、CB遊技での役の非当選時には、MB遊技と同様に、上述の停止制御変更テーブルを用いてリール31を停止させるように制御する。これにより、MB遊技と同様に、役抽選手段61で抽選されない小役1及び小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31が停止制御される。したがって、CB遊技での役の非当選時は、役の抽選とは無関係に遊技者の技量に応じて小役を入賞させることができる。
そして、この1遊技が終了したら、次遊技では、CB遊技に移行する前の遊技状態に戻る。
演出制御手段69は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段69は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段69は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
そして、演出制御手段69は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
遊技態様制御手段70は、通常遊技中の遊技態様を、非RT遊技とするか又はRT遊技とするかを制御するものである。なお、RT遊技は、本発明における役抽選テーブル変更遊技に相当する。
ここで、非RT遊技とは、役抽選テーブル62Aを用いて役の抽選を行う遊技であり、RT遊技とは、役抽選テーブル62Bを用いて役の抽選を行う遊技である。
先ず最初に、遊技態様制御手段70は、役抽選手段61で用いる役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62Aをセットする。
遊技状態移行役当選報知手段71は、通常遊技中の非RT遊技中において、役抽選手段61で遊技状態移行役に当選したときに、遊技状態移行役に当選したことを遊技者に対して報知する遊技期間(報知遊技期間)に設定するか否かを決定するとともに、報知遊技期間中に設定したときは、役抽選手段61で遊技状態移行役に当選したときに遊技状態移行役に当選したことを遊技者に対して報知するように制御するものである。また、本発明の遊技状態移行役は、当選時に、遊技状態移行役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように(当選した遊技状態移行役が入賞しないように)ストップスイッチ42を操作することが可能となっている。例えば遊技状態移行役は、各リール31ごとに1つずつ設けられた図柄の組合せ(具体的には、各リール31に「A」の図柄を1つずつ設け、「A」−「A」−「A」を遊技状態移行役に対応する図柄の組合せに設定する場合等)に設定されている。
したがって、報知遊技期間中に遊技状態移行役に当選すると、その旨が報知されるので、遊技者は、ストップスイッチ42の操作によって、遊技状態移行役の入賞を回避することができる。よって、遊技者は、RT遊技への移行を回避することができる。
さらに、本実施形態では、非報知遊技期間中の遊技では、毎遊技、上記抽選を行うが、一旦報知遊技期間が選択されたときは、所定の条件を満たすまで(例えば、所定遊技回数が消化されるまで)、報知遊技期間が維持され、上記抽選を中止する。
非RT遊技中では、CBの当選確率が1/3、リプレイの単独当選確率が1/7.3、CBとリプレイとの重複当選確率が1/200である。ここで、CB遊技では、小役1を入賞させて15枚の払出しを受けるものとする。また、リプレイの入賞時の払出し数を3枚と仮定し、リプレイとCBとの重複当選時は、リプレイが入賞して3枚が払い出されるものとする。
この場合、CB及びリプレイに基づく払出し枚数の期待値は、
1/3×15(小役1入賞時)+1/200×3(リプレイ優先の入賞時)+1/7.3×3(リプレイ単独の入賞時)
≒5.43(枚)
となり、投入枚数(3枚)を上回る。
また、出玉率は、
5.43/3
≒1.81
となり、1(100%)を超える。
1/200×15(小役1入賞時)+1/3×3(リプレイ優先の入賞時)+1/7.3×3(リプレイ単独の入賞時)
≒1.49(枚)
となり、投入枚数(3枚)を下回る。
また、出玉率は、
1.49/3
≒0.50
となり、1(100%)を下回る。
したがって、報知遊技期間は、遊技状態移行役に当選したときは、その旨が報知されるので、遊技者は、上述の例では「A」の図柄が有効ラインに停止しないようにストップスイッチ42を操作することで、当選した遊技状態移行役を入賞させないようにすることができる。これにより、非RT遊技が継続され、メダルが増加する遊技状態を維持することができる。一方、非報知遊技期間は、遊技状態移行役に当選したときは、その旨が報知されないので、当選した遊技状態移行役が入賞してしまう場合がある。これにより、次遊技以降は、メダルが減少する遊技状態となる。
図5のステップS11において、遊技制御手段60は、メダルが投入されたか否かを検知し続ける。そして、ベットスイッチ40が操作される等、メダルの投入が検知されたときは、ステップS12に進む。ステップS12では、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。そして、オンが検知されたときは、投入されたメダル枚数に応じた有効ラインを確定し、ステップS13に進む。ステップS13では、RTフラグがオンであるか否かが判別される。
ステップS21では、報知フラグがオンであるか否かが判別され、オンであると判別されたときはステップS22に進み、オンでないと判別されたときはステップS23に進む。ステップS22では、当該遊技で遊技状態移行役に当選した旨の報知を行う。そしてステップS23に進む。
次にステップS26に進み、遊技制御手段60は、全てのリール31が停止したか否かを判別し、停止したと判別したときはステップS27に進む。一方、全てのリール31が未だ停止していないと判別したときは、ステップS24に戻る。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(4)本実施形態では、リプレイ(又は小役)と重複当選する特別役として、CBを例示したが、これに限らず、例えばSB(シングルボーナス;1遊技のみ、BB遊技と同様の遊技を行うSB遊技に移行させるための役)等、当選を次遊技以降に持ち越さない役であれば、どのような特別役であっても良い。
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
63a 特別役フラグ
64 リール停止制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
68a 特別遊技状態フラグ
69 演出制御手段
70 遊技態様制御手段
71 遊技状態移行役当選報知手段
Claims (4)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
各役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、
前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止時における停止制御の範囲内で操作された前記ストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段と
を備え、
前記役抽選手段で抽選される役には、通常遊技から遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役、遊技状態を前記通常遊技から前記通常遊技と異なる前記役抽選テーブルを用いる役抽選テーブル変更遊技に移行するための遊技状態移行役、及び遊技者に再遊技を行わせるリプレイを含み、
前記遊技状態移行役は、前記遊技状態移行役の当選時に、当選した前記遊技状態移行役を入賞させないように前記ストップスイッチを操作可能な役であり、
前記特別役及び前記リプレイは、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であり、
前記通常遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有する第1役抽選テーブルであり、
前記役抽選テーブル変更遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有するとともに、前記特別役の単独当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも小さい領域に設定され、かつ、前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも大きい領域に設定された第2役抽選テーブルであり、
前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段により前記特別役及び前記リプレイの重複当選となった遊技では、前記リプレイを入賞させることを優先するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記役抽選手段で前記遊技状態移行役に当選したときに、その旨を報知する遊技状態移行役当選報知手段を備える
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記特別役は、1遊技のみ特別遊技が実行される役である
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記第1役抽選テーブルと前記第2役抽選テーブルとは、前記特別役の単独当選領域と、前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域との合算した当選領域が等しい大きさに設定されている
ことを特徴とするスロットマシン。
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