JP4671158B2 - スロットマシン - Google Patents

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本発明は、役の当選確率が異なる複数の遊技状態を設けるとともに、一方の遊技状態と他方の遊技状態とで出玉率を変化させることができるスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、リプレイ(再遊技役)の当選領域が大きくなる遊技(RT遊技)を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−137430号公報 この技術では、第1確率テーブルと、リプレイの当選確率が非当選確率より高く設定された第2確率テーブルとを設け、所定の条件(通常遊技からRT遊技への突入条件)が満たされた場合には、第2確率テーブルを用いて遊技を実行するものである。そして、第2確率テーブルが用いられている遊技では、メダル所有枚数をあまり減らさずに遊技を行うことができるというものである。
しかし、前述の従来の技術において、リプレイの当選確率が通常確率の遊技と、高確率の遊技との間を行き来する遊技状態を形成するだけでは、2つの遊技状態間でメダル獲得枚数に差が付くように変化させることが難しいという問題がある。特に、リプレイ以外の役の当選確率を一定にすると、リプレイの当選確率が高確率の遊技では、リプレイの当選確率が通常確率の遊技に対して、メダルの消費枚数が少ない遊技となるだけであった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、役の当選確率が異なる複数の遊技状態を設けるとともに、一方の遊技状態と他方の遊技状態とで出玉率を変化させることができるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、各役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止時における停止制御の範囲内で操作された前記ストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段とを備え、前記役抽選手段で抽選される役には、通常遊技から遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役、遊技状態を前記通常遊技から前記通常遊技と異なる前記役抽選テーブルを用いる役抽選テーブル変更遊技に移行するための遊技状態移行役、及び遊技者に再遊技を行わせるリプレイを含み、前記遊技状態移行役は、前記遊技状態移行役の当選時に、当選した前記遊技状態移行役を入賞させないように前記ストップスイッチを操作可能な役であり前記特別役及び前記リプレイは、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であり、前記通常遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有する第1役抽選テーブルであり、前記役抽選テーブル変更遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有するとともに、前記特別役の単独当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも小さい領域に設定され、かつ、前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも大きい領域に設定された第2役抽選テーブルであり、前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段により前記特別役及び前記リプレイの重複当選となった遊技では、前記リプレイを入賞させることを優先するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段で前記遊技状態移行役に当選したときに、その旨を報知する遊技状態移行役当選報知手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記特別役は、1遊技のみ特別遊技が実行される役であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第1役抽選テーブルと前記第2役抽選テーブルとは、前記特別役の単独当選領域と、前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域との合算した当選領域が等しい大きさに設定されていることを特徴とする
(作用)
上記発明においては、遊技状態として、第1役抽選テーブルが用いられる通常遊技と、第2役抽選テーブルが用いられる役抽選テーブル変更遊技とが設けられる。役抽選テーブル変更遊技では、特別役の単独当選確率が通常遊技よりも小さくなり、かつ、特別役及びリプレイの重複当選確率が通常遊技よりも大きくなる。そして、特別役及びリプレイの重複当選となったときは、リプレイの入賞が優先される
したがって、役抽選テーブル変更遊技では、通常遊技に対してリプレイの入賞率が高くなるので、出玉率が通常遊技を下回るようになる。よって、2種類の役抽選テーブルを用いて、出玉率の異なる2つの遊技状態を形成することができる。
なお、以下の実施形態では、特別役は、CB(チャレンジボーナス)に相当する。また、第1役抽選テーブルは、役抽選テーブル62Aに相当し、第2役抽選テーブルは、役抽選テーブル62Bに相当する。そして、通常遊技は、非RT遊技中の通常遊技に相当し、役抽選テーブル変更遊技は、RT遊技中の通常遊技に相当する。
本発明によれば、第1役抽選テーブルと第2役抽選テーブルとを用いることで、役の当選確率が異なる2つの遊技状態を形成して、出玉率を変化させることができる。特に、2つの遊技状態間で、非当選の範囲を異ならせることなく、出玉率を変化させることができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動(回転及び停止)制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力、及び情報の報知等を制御する。遊技制御手段60は、所定の制御基板上に設けられており、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
(スタートスイッチ、ストップスイッチ、ベットスイッチ)
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインを設定するスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを設定するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
また、スタートスイッチ41は、リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
(モータ、リール)
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(後述する、役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。また、各リール31は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
そして、スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
また、ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール停止制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。
ここで、本実施形態では、リール31は、左、中、右の3つが設けられており、これに対応して、ストップスイッチ42は、左、中、右の3つが設けられている。すなわち、左ストップスイッチ42に対応するリール31は左リール31であり、中ストップスイッチ42に対応するリール31は中リール31であり、右ストップスイッチ42に対応するリール31は右リール31である。
(演出出力機器(ランプ、スピーカ、画像表示装置))
また、遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に固定されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらに、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
なお、以上の演出出力機器は、本実施形態では、演出を出力する他に、遊技状態移行役に当選したときに、その旨を報知するものとしても用いられる。これらの点については後述する。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作してメダルを投入し、スタートスイッチ41をオンする。スタートスイッチ41がオンされることで有効ライン数が確定するとともに、全リール31が始動(回転が開始)される。
そして、遊技者は各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。全てのリール31の停止時に、有効ライン上にいずれかの役に対応する図柄の組合せが停止してその役の入賞となったときは、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
(図柄組合せライン、有効ライン)
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
さらに、5本の図柄組合せラインのうち、遊技者によって投入されたメダル枚数に応じて、図柄組合せラインの中から、有効ラインと無効ラインとが設定される。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、メダル投入枚数が3枚以外の場合に生じ、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
本実施形態では、1遊技でのメダル投入枚数は、1枚、2枚又は3枚である。そして、メダル投入枚数が1枚であるときには、水平方向中段の図柄組合せライン(1本)が有効ラインに設定されるとともに残りの4本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。また、メダル投入枚数が2枚であるときは、水平方向中段、上段及び下段の図柄組合せライン(合計3本)が有効ラインに設定されるとともに他の2本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。さらにまた、メダル投入枚数が3枚であるときには、全ての図柄組合せライン(合計5本)が有効ラインに設定され、無効ラインは存在しない。
(役)
図2は、本実施形態における通常遊技(非RT遊技及びRT遊技)中に抽選される役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、当選確率、及び払出し枚数等を示す図である。図2に示すように、役としては、複数種類の特別役、複数種類の小役(リプレイを含む)、及び遊技状態移行役が設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行される役である。本実施形態では、図2に示すように、特別役として、BB(ビックボーナス)、MB(ミドルボーナス)及びCB(チャレンジボーナス)が設けられている。
ここで、BBは、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役であり、MBは、特別遊技の他の1つであるMB遊技に移行させる役であり、CBは、特別遊技のさらに他の1つであるCB遊技に移行させる役である。
なお、特別役には、上記以外に、RB(レギュラーボーナス)やSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態ではこれらの特別役は設けられていない。
また、小役(リプレイを除く)とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では小役1及び小役2が設けられている。そして、小役の種類に応じて、その役に対応する図柄の組合せ及びメダルの払出し枚数が異なるように設定されている。
さらにまた、小役のうちリプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。リプレイは、本発明における特定小役に相当する役である。また、本明細書では、リプレイの入賞時には、自動投入されるメダル枚数を払出し枚数として計算する。
さらに、遊技状態移行役とは、遊技状態を、非RT遊技からRT遊技に移行させる役である。
以上の各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役のうち、BB及びMBが挙げられる。BB又はMBに当選したときは、リール31の停止時に、BB又はMBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(BB又はMBの入賞となるまで)の遊技において、BB又はMBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
なお、特別役(BB、MB)に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技又はそれ以前の遊技において当選を持越し可能な特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。なお、特別役に当選した遊技は、内部中の遊技となる。
以上のようにBB及びMBの当選は持ち越されるのに対し、BB及びMB以外の役は、持ち越されない。役の抽選において、BB及びMB以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
また、図2では図示しないが、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。
このような場合において、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
遊技制御手段60は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役(リプレイを含む)、遊技状態移行役等)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がBB当選領域に属する場合は、BBの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選手段61は、図2に示すように、例えば通常遊技中の非内部中では、特別役(BB、MB及びCB)、小役(小役1、小役2及びリプレイ)、遊技状態移行役及び非当選の中から、抽出した乱数値に基づいて、当選の有無及び当選役を判定する。
(役抽選テーブル)
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技中(非RT遊技中/RT遊技中、非内部中/内部中)及び特別遊技)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。
図3は、通常遊技(非RT遊技中及び非内部中)の役抽選テーブル62を示す図である。図3において、役抽選テーブル62Aは、非RT遊技中に用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Bは、RT遊技中に用いられる役抽選テーブル62である。なお、図3では、特別遊技中に用いられる役抽選テーブルについては図示を省略するが、特別遊技ごとに特有の役抽選テーブル62が設けられている。
各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
また、役抽選テーブル62において、各役の当選領域及び非当選領域は、図示しないが、メダルの投入枚数(1枚〜3枚)ごとに定められている。さらにまた、各役の当選領域及び非当選領域は、出玉率の設定値(例えば設定1〜設定6の6段階)ごとに定められており、図3に示す各役の当選確率は、いずれか1つ(図3では3枚)のメダル投入枚数及び出玉率の設定値に対応する役の当選確率を例示したものである。
また、本実施形態において通常遊技の非RT遊技中に用いられる役抽選テーブル62Aでは、CBの単独当選領域、リプレイの単独当選領域、及びCBとリプレイとの重複当選領域がそれぞれ設けられている。図2に示すように、通常遊技の非RT遊技中では、それぞれ、CBの単独当選確率は1/3、CBとリプレイとの重複当選確率は1/200、及びリプレイの単独当選領域は1/7.3である。
これに対し、通常遊技のRT遊技中で用いられる役抽選テーブル62Bでは、それぞれ、CBの単独当選確率は1/200、CBとリプレイとの重複当選確率は1/3、及びリプレイの単独当選領域は1/7.3である。よって、非RT遊技中では、CBの単独当選の機会が多くなり、RT遊技中では、CBとリプレイとの重複当選の機会が多くなる。
そして、CBの単独当選領域と、CBとリプレイとの重複当選領域とを合算した領域(1/3+1/200)は、非RT遊技とRT遊技とで同一に設定されている。
また、役抽選テーブル62Aが用いられている遊技中(非RT遊技中)に、特別役であるBB又はMBに当選したときは、次遊技以降は内部中(非RT遊技中)の遊技となる。同様に、役抽選テーブル62Bが用いられている遊技中(RT遊技中)に、特別役であるBB又はMBに当選したときは、次遊技以降は内部中(RT遊技中)の遊技となる。
そして、非RT遊技中及びRT遊技中における内部中の遊技で用いられる役抽選テーブル62は、BB、MB及びCBの当選領域を非当選領域にしたものである。
さらに、遊技状態移行役は、非RT遊技からRT遊技に移行させるための役であり、非RT遊技中に遊技状態移行役に当選及び入賞したときは、次遊技以降、RT遊技が実行される。なお、RT遊技中においても遊技状態移行役が抽選されるが、RT遊技中に遊技状態移行役が入賞しても既にRT遊技中であるので、遊技状態に変化はなく、そのままRT遊技が継続される。
(特別役当選持越し手段、特別役フラグ)
特別役当選持越し手段63は、特別役(ここでは、BB又はMBを指し、CBを除く)に当選したときに、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(その特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
本実施形態では、特別役に当選したときは、その特別役の当選を記憶しておくため、特別役の種類ごとに特別役(BB、MB)フラグ63aを備える。そして、例えばBBに当選したときは、BBフラグ63aが(オフから)オンにされ、MBに当選したときは、MBフラグ63aがオンにされる。これらのBB又はMBフラグ63aのオンの状態は、それぞれBB又はMBが入賞するまで維持され、BB又はMBが入賞した時点で、オンからオフに戻される。
(リール停止制御手段)
リール停止制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミング等とに基づいて、後述の停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31が停止するように制御するものである。
例えば、リール停止制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(図柄の移動数)の範囲内を意味し、本実施形態では、MB遊技中及びCB遊技中以外は、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内に設定されている。いいかえれば、リール31の停止制御時間の範囲内、すなわちストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間から190ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄数(5図柄)先までの図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
いいかえれば、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、MB遊技中及びCB遊技中では、左リール31における「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された時(瞬間)の図柄から1図柄分だけ移動制御した図柄、又はストップスイッチ42が操作された時(瞬間)からリール31を停止させるまでの停止制御時間が75ms以内である。
さらにまた、MB遊技中及びCB遊技中の中リール31及び右リール31における「リール31の停止制御の範囲内」とは、MB遊技及びCB遊技以外の遊技と同様である。
(停止位置決定テーブル65)
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
停止位置決定テーブル65は、BBの当選時に用いられるBBテーブル、MBの当選時に用いられるMBテーブル、CBの単独当選時に用いられるCB単独テーブル、CBとリプレイとの重複当選時に用いられるリプレイ優先テーブル、小役1の当選時に用いられる小役1テーブル、小役2の当選時に用いられる小役2テーブル、リプレイの単独当選時に用いられるリプレイ単独テーブル、遊技状態移行役の当選時に用いられる遊技状態移行役テーブル、及び非内部中において非当選時に用いられる非当選テーブル、MB遊技中及びCB遊技中に用いられる停止制御変更テーブルを備える。
BBテーブルは、当該遊技でBBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技でBBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内においてBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
MBテーブルについても上記と同様である。
さらにまた、CB単独テーブルは、CBに単独当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内においてCBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、CB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
リプレイの単独当選時のリプレイ単独テーブルについても上記と同様である。
さらに、小役1テーブルは、当該遊技で小役1に当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
小役2及び遊技状態移行役についても上記と同様である。
また、非当選テーブルは、特別役の当選を持ち越していない非当選時の遊技で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらにまた、リプレイ優先テーブルは、CBとリプレイとの重複当選時に用いられ、1番目及び2番目に停止するリール31では、CB及びリプレイに係る図柄の双方ができる限りいずれかの有効ラインに停止するように制御され、3番目に停止するリール31では、最初に、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するとともに、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、次に、CBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように定めたものである。
より具体的に説明すると、リプレイ優先テーブルが用いられたときは、1番目に停止するリール31では、CB及びリプレイに係る図柄の双方をできる限りいずれかの有効ラインに停止させるように制御する。そして、CB及びリプレイに係る図柄の双方を有効ラインに停止させることができない場合には、次に、リプレイに係る図柄を有効ラインに停止させるように制御する。さらに、リプレイに係る図柄を有効ラインに停止させることができない場合には、次に、CBに係る図柄を有効ラインに停止させるように制御する。
また、1番目のリール31が停止した場合において、CB及びリプレイに係る図柄の双方が有効ラインに停止しているときは、2番目のリール31の停止時には、CB及びリプレイに係る図柄の双方がテンパイする(2つのリール31のリプレイに係る図柄が同一の有効ラインに揃う、又は2つのリール31のCBに係る図柄が同一の有効ラインに揃う)ように制御する。そしてCB及びリプレイに係る図柄の双方をテンパイさせることができない場合には、次に、リプレイに係る図柄のみをテンパイさせるように制御する。さらに、リプレイに係る図柄をテンパイさせることができない場合には、次に、CBに係る図柄をテンパイさせるように制御する。
さらにまた、1番目のリール31が停止した場合において、リプレイに係る図柄のみが有効ラインに停止しているときは、2番目のリール31の停止時には、リプレイに係る図柄がテンパイするように、リール31を停止制御する。3番目のリール31についても、リプレイに係る図柄をテンパイした有効ラインに停止させるように制御する。
一方、CBに係る図柄のみが有効ラインに停止しているときは、2番目のリール31の停止時には、CBに係る図柄がテンパイするように、リール31を停止制御する。3番目のリール31についても、CBに係る図柄をテンパイした有効ラインに停止させるように制御する。
さらに、2番目のリール31が停止した場合において、CB及びリプレイに係る図柄の双方がテンパイしている場合において、3番目のリール31の停止時には、先ず、リプレイに係る図柄をテンパイした有効ラインに停止させるように制御する。そしてリプレイに係る図柄をテンパイした有効ラインに停止させることができない場合には、次に、CBに係る図柄をテンパイした有効ラインに停止させるように制御する。
また、2番目のリール31が停止した場合において、リプレイに係る図柄のみがテンパイしているときは、3番目のリール31の停止時には、リプレイに係る図柄がその有効ラインに停止するように(リプレイが入賞するように)、リール31を停止制御する。
一方、2番目のリール31が停止した場合において、CBに係る図柄のみがテンパイしているときは、3番目のリール31の停止時には、CBに係る図柄がその有効ラインに停止するように(CBが入賞するように)、リール31を停止制御する。
さらにまた、3番目のリール31の停止時に、リプレイ及びCBのいずれも(テンパイしている)有効ラインに停止させることができない場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないようにリール31を停止制御する。
図4は、本実施形態における各リール31の外周面の図柄配列を示す平面図である。図4では、一部の図柄配列のみを示しており、図中、空欄になっている部分にも所定の図柄が表示されているが、ここでは説明を省略する。図4に示すように、各リール31には、リプレイに係る図柄である「RP」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止制御の範囲内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)の間隔で、リプレイを構成する図柄である「RP」の図柄が、リール31に配列されている。これにより、リプレイの当選時には、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、当選したリプレイの図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御することができる。
これにより、本実施形態では、リプレイとCBとの重複当選時は、リプレイの入賞が優先されるが、リプレイが常に入賞可能であるので、実際にはリプレイのみが入賞し、CBが入賞する場合はない。
なお、本実施形態と異なり、リプレイを構成する図柄を、リール31の停止制御の範囲内を超えた間隔(例えば、6図柄間隔)で配列したときには、リプレイの当選時に、リプレイを構成する図柄である「RP」を有効ラインに停止させることができる位置でストップスイッチ42を操作しなければ、リプレイを構成する図柄を有効ラインに停止させることはできない。
また、停止制御変更テーブルは、MB遊技中及びCB遊技中の役の非当選時に用いられ、小役1及び小役2以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止しないようにリール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。したがって、小役1及び小役2については、MB遊技中及びCB遊技中のリール31の停止制御の範囲内(左リール31についてはストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄及びその次の図柄以内(75ms以内)、中リール31及び右リール31については5図柄以内(190ms以内))において、小役1及び小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31の停止時の図柄の組合せが定められている。
ここで、本実施形態では、小役1に対応する図柄の組合せを「チェリー」−「any」−「any」とする。
図4に示すように、左リール31については、19番に、小役1に係る図柄である「チェリー」が設けられている。これにより、MB遊技中及びCB遊技中は、左リール31については、「チェリー」の図柄が有効ラインに停止するように狙ってストップスイッチ42が操作すれば、いずれかの有効ラインに、「チェリー」の図柄を停止させることができ、小役1の入賞を得ることができる。
以上の停止位置決定テーブル65を用いて、リール停止制御手段64は、いずれかの役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるときは、リール31の停止制御の範囲内において、その役に対応する図柄の組合せを構成する図柄を有効ラインに停止させるように制御する。
(停止図柄判断手段)
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
なお、停止図柄判断手段66は、リール31が実際に停止してから図柄の組合せを判断するのではなく、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置から、停止位置決定テーブル65によってリール31の停止位置が定められた時点で、有効ライン上の図柄の組合せを判断することも可能である。
(払出し手段)
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判別され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段68は、特別遊技(BB遊技、MB遊技又はCB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
特別遊技制御手段68は、BBに対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、通常遊技からBB遊技に移行させる。また、MBに対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、通常遊技からMB遊技に移行させる。さらにまた、CBに対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、通常遊技からCB遊技に移行させる。
さらに、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態フラグ68aを備える。特別遊技状態フラグ68aは、BB遊技中において、遊技状態が特別遊技状態に設定されたときにオンとなり、特別遊技状態が終了したときにオフとなるフラグである。
通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、次遊技からBB遊技が開始される。
このとき、特別遊技制御手段68は、BB遊技の最初の遊技の開始直前(遊技者からのメダルの受付けを開始する直前)に、特別遊技状態フラグ68aをオンにする。これにより、BB遊技の最初の遊技から、特別遊技状態に設定される。
また、特別遊技状態では、特別遊技制御手段68は、遊技を開始するときは、1枚のみメダルを受け付ける。そして、1枚のメダルが投入され、スタートスイッチ41が操作されると、水平方向中段の1本の図柄組合せラインを有効ラインに設定する。そして、特別遊技状態では、所定役の当選確率が高確率(例えば95%程度)に設定された役抽選テーブルが用いられる。
さらにまた、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。本実施形態において、特別遊技状態の終了条件は、役の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことの少なくとも一方を満たしたときである。
そして、役の入賞回数が8回に到達したとき、又は特別遊技状態での遊技回数が12回に到達したときは、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態を終了させるため、その遊技の終了時に、特別遊技状態フラグ68aをオフにする。
さらに、特別遊技制御手段68は、その遊技の次遊技の開始直前(遊技者からのメダルの受付けを開始する直前)に、特別遊技状態フラグ68aをオンにする。これにより、特別遊技状態の終了条件を満たした遊技では、その遊技の終了時に特別遊技状態が終了するが、その次の遊技の開始直前に、再度、遊技状態が特別遊技状態に設定される。
したがって、スロットマシン10の制御上は、特別遊技状態の終了条件を満たした遊技の終了時から次の遊技の開始直前まで、遊技状態が特別遊技状態ではなくなる。しかし、遊技者から見れば、BB遊技中の全ての遊技の開始時には、特別遊技状態フラグ68aがオンとなり、特別遊技状態が設定されるので、特別遊技状態が切れ目なく続くように感じることとなる(遊技者は、遊技状態が特別遊技状態でない状態を認識することはない)。
なお、本実施形態のBB遊技は、上述した通りであるが、従来より周知のBB遊技であっても良い。
すなわち、BB遊技に移行すると、先ず、通常遊技と同様に所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行う一般遊技を行い、この一般遊技でボーナスゲームに移行するための移行役の抽選を行う。一般遊技中に移行役が当選、入賞したときは、次遊技からボーナスゲームに移行させる。
そして、ボーナスゲームでは、1枚のメダルを投入するとともに、水平方向中段の1本の図柄組合せラインを有効ラインに設定した遊技を行う。ボーナスゲームでは、上述の所定役の抽選が行われ、所定役の入賞回数又はボーナスゲームの遊技回数が規定回数に到達すると、ボーナスゲームを終了して一般遊技に戻る。このようにして、BB遊技の終了条件(例えば、一般遊技の遊技回数が規定回数に到達したときや、ボーナスゲームへの移行回数が規定回数に到達したとき)を満たすまで、一般遊技とボーナスゲームとの間の行き来を繰り返すものである。
また、本実施形態では、BB遊技の終了条件として、BB遊技中に払い出されたメダル枚数が上限値を超えたことに設定されている。ここで、本実施形態の上限値は、465枚に設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が上限値を超えた(465枚を超えた)と判別したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判別する。
また、特別遊技制御手段68は、MBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したこと、すなわちMBが入賞したことを条件として、MB遊技に移行するように制御する。MBが入賞したときは、特別遊技制御手段68は、次遊技以降、MB遊技を実行するように制御する。このMB遊技で抽選される役は、リプレイのみである。
さらにまた、MB遊技では、リール停止制御手段64は、リプレイの非当選時には上述の停止制御変更テーブルを用いてリール31を停止させるように制御する。これにより、役抽選手段61で抽選されない小役1及び小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31が停止制御される(リプレイの当選時を除く)。したがって、MB遊技での役の非当選時は、役の抽選とは無関係に遊技者の技量に応じて小役1又は小役2を入賞させることができる。
また、MB遊技の終了条件は、MB遊技中のメダルの払出し枚数が所定数、特に本実施形態では253枚に到達するまでと定められている。したがって、特別遊技制御手段68は、MB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、上記所定数に到達したときは、MB遊技を終了させるように制御する。
さらにまた、特別遊技制御手段68は、CBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したこと、すなわちCBが入賞したことを条件として、CB遊技に移行するように制御する。
CB遊技は、上述したMB遊技と同様の遊技を、1遊技のみ行うものである。また、CB遊技での役の非当選時には、MB遊技と同様に、上述の停止制御変更テーブルを用いてリール31を停止させるように制御する。これにより、MB遊技と同様に、役抽選手段61で抽選されない小役1及び小役2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31が停止制御される。したがって、CB遊技での役の非当選時は、役の抽選とは無関係に遊技者の技量に応じて小役を入賞させることができる。
そして、この1遊技が終了したら、次遊技では、CB遊技に移行する前の遊技状態に戻る。
(演出制御手段)
演出制御手段69は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段69は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段69は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、BB当選時、MB当選時、CB当選時、小役当選時(非内部中又は内部中)、及び非当選時(非内部中又は内部中)等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段69は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
(遊技態様制御手段)
遊技態様制御手段70は、通常遊技中の遊技態様を、非RT遊技とするか又はRT遊技とするかを制御するものである。なお、RT遊技は、本発明における役抽選テーブル変更遊技に相当する。
ここで、非RT遊技とは、役抽選テーブル62Aを用いて役の抽選を行う遊技であり、RT遊技とは、役抽選テーブル62Bを用いて役の抽選を行う遊技である。
先ず最初に、遊技態様制御手段70は、役抽選手段61で用いる役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62Aをセットする。
そして、役抽選テーブル62Aが用いられている通常遊技中(非RT遊技中)に、遊技状態移行役に当選し、かつ遊技状態移行役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(遊技状態移行役の入賞時)は、次遊技以降、RT遊技を開始するように制御するとともに、役抽選手段61で用いる役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62Bをセットする。
そして、そのRT遊技は、所定遊技回数(本実施形態では200遊技)を終了するまで継続される。RT遊技を開始してから遊技回数が200回に到達したときは、次遊技以降は、非RT遊技が実行される。
(遊技状態移行役当選報知手段)
遊技状態移行役当選報知手段71は、通常遊技中の非RT遊技中において、役抽選手段61で遊技状態移行役に当選したときに、遊技状態移行役に当選したことを遊技者に対して報知する遊技期間(報知遊技期間)に設定するか否かを決定するとともに、報知遊技期間中に設定したときは、役抽選手段61で遊技状態移行役に当選したときに遊技状態移行役に当選したことを遊技者に対して報知するように制御するものである。また、本発明の遊技状態移行役は、当選時に、遊技状態移行役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように(当選した遊技状態移行役が入賞しないように)ストップスイッチ42を操作することが可能となっている。例えば遊技状態移行役は、各リール31ごとに1つずつ設けられた図柄の組合せ(具体的には、各リール31に「A」の図柄を1つずつ設け、「A」−「A」−「A」を遊技状態移行役に対応する図柄の組合せに設定する場合等)に設定されている。
したがって、報知遊技期間中に遊技状態移行役に当選すると、その旨が報知されるので、遊技者は、ストップスイッチ42の操作によって、遊技状態移行役の入賞を回避することができる。よって、遊技者は、RT遊技への移行を回避することができる。
これに対し、非報知遊技期間中に遊技状態移行役に当選したときは、当該遊技で遊技状態移行役に当選したことを知り得ないので、遊技状態移行役が入賞する場合がある。そして、遊技状態移行役が入賞すると、次遊技以降、RT遊技が実行される。
ここで、本実施形態では、非報知遊技期間中は、毎遊技、スタートスイッチ41が操作されたときに、ソフトウェア乱数を用いて抽選により、報知遊技期間とするか否かを決定するとともに、所定の確率で上記抽選に当選するように設定している。
さらに、本実施形態では、非報知遊技期間中の遊技では、毎遊技、上記抽選を行うが、一旦報知遊技期間が選択されたときは、所定の条件を満たすまで(例えば、所定遊技回数が消化されるまで)、報知遊技期間が維持され、上記抽選を中止する。
なお、非RT遊技中と、RT遊技中のリプレイ及びCBに基づく出玉率は、以下のようになる。
非RT遊技中では、CBの当選確率が1/3、リプレイの単独当選確率が1/7.3、CBとリプレイとの重複当選確率が1/200である。ここで、CB遊技では、小役1を入賞させて15枚の払出しを受けるものとする。また、リプレイの入賞時の払出し数を3枚と仮定し、リプレイとCBとの重複当選時は、リプレイが入賞して3枚が払い出されるものとする。
この場合、CB及びリプレイに基づく払出し枚数の期待値は、
1/3×15(小役1入賞時)+1/200×3(リプレイ優先の入賞時)+1/7.3×3(リプレイ単独の入賞時)
≒5.43(枚)
となり、投入枚数(3枚)を上回る。
また、出玉率は、
5.43/3
≒1.81
となり、1(100%)を超える。
一方、RT遊技中では、CBの当選確率が1/200、リプレイの単独当選確率が1/7.3、CBとリプレイとの重複当選確率が1/3であるので、上記と同様の条件に基づくCB及びリプレイに基づく払出し枚数の期待値は、
1/200×15(小役1入賞時)+1/3×3(リプレイ優先の入賞時)+1/7.3×3(リプレイ単独の入賞時)
≒1.49(枚)
となり、投入枚数(3枚)を下回る。
また、出玉率は、
1.49/3
≒0.50
となり、1(100%)を下回る。
このように、本実施形態では、非RT遊技中は、メダルが増える遊技状態となるが、RT遊技に移行すると、徐々にメダルが減少する遊技状態となる。
したがって、報知遊技期間は、遊技状態移行役に当選したときは、その旨が報知されるので、遊技者は、上述の例では「A」の図柄が有効ラインに停止しないようにストップスイッチ42を操作することで、当選した遊技状態移行役を入賞させないようにすることができる。これにより、非RT遊技が継続され、メダルが増加する遊技状態を維持することができる。一方、非報知遊技期間は、遊技状態移行役に当選したときは、その旨が報知されないので、当選した遊技状態移行役が入賞してしまう場合がある。これにより、次遊技以降は、メダルが減少する遊技状態となる。
次に、本実施形態における遊技の流れをフローチャートに基づいて説明する。図5及び図6は、通常遊技中(非RT遊技中及びRT遊技中)における処理の流れを示すフローチャートである。図6は、図5に続くフローチャートである。
図5のステップS11において、遊技制御手段60は、メダルが投入されたか否かを検知し続ける。そして、ベットスイッチ40が操作される等、メダルの投入が検知されたときは、ステップS12に進む。ステップS12では、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。そして、オンが検知されたときは、投入されたメダル枚数に応じた有効ラインを確定し、ステップS13に進む。ステップS13では、RTフラグがオンであるか否かが判別される。
ここで、RTフラグは、オンのときはRT遊技中であり、オフのときは、非RT遊技中であることを示すフラグである。そして、RTフラグがオンであるときはステップS14に進み、オフであるときはステップS15に進む。ステップS14では、当該遊技で用いる役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62Bをセットする。そしてステップS16に進む。一方、ステップS15では、当該遊技で用いる役抽選テーブル62として、役抽選テーブル62Aをセットする。そしてステップS16に進む。
ステップS16では、役抽選手段61は、ステップS14又はステップS15でセットした役抽選テーブル62を用いて役の抽選を行う。次のステップS17では、遊技制御手段60は、全てのリール31の回転を開始するように制御する。
次にステップS18に進み、報知遊技期間に設定するか否かの抽選を行うとともに、その抽選に当選したか否かが判別される。なお、ステップS18の処理は、非報知遊技期間中にのみ行われる。そして、当選したと判別されたときはステップS19に進み、報知フラグがオンにされる。ここで、報知フラグは、オンのときは報知遊技期間中であり、オフのときは、非報知遊技期間中であることを示すフラグである。そしてステップS20に進む。一方、ステップS18で報知遊技期間に設定するか否かの抽選に当選していないと判別されたときはステップS20に進む。なお、当該遊技が既に報知遊技期間中であるときは、ステップS17から(ステップS18及びステップS19の処理を行うことなく)ステップS20に進む。
ステップS20では、当該遊技で遊技状態移行役に当選したか否かが判別される。当選したと判別されたときはステップS21に進み、当選していないと判別されたときはステップ23(図6)に進む。
ステップS21では、報知フラグがオンであるか否かが判別され、オンであると判別されたときはステップS22に進み、オンでないと判別されたときはステップS23に進む。ステップS22では、当該遊技で遊技状態移行役に当選した旨の報知を行う。そしてステップS23に進む。
ステップS23では、当該遊技の当選役に対応する停止位置決定テーブル65をセットする。次のステップS24では、遊技制御手段60は、ストップスイッチ42がオンされたか否かを判別し続ける。そして、ストップスイッチ42がオンされたと判別したときはステップS25に進み、リール停止制御手段64は、モータ32を駆動制御して、オンされたストップスイッチ42に対応するリール31の停止制御を行う。
次にステップS26に進み、遊技制御手段60は、全てのリール31が停止したか否かを判別し、停止したと判別したときはステップS27に進む。一方、全てのリール31が未だ停止していないと判別したときは、ステップS24に戻る。
ステップS27では、停止図柄判断手段66は、いずれかの役が入賞したか否か(いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否か)を判断し、入賞したと判断したときはステップS28に進む。一方、入賞していないと判断したときはステップS33に進む。ステップS28では、払出し手段67は、その入賞役に応じたメダルの払出し等の処理を行う。例えば小役が入賞したときは、入賞した小役に対応する枚数のメダルの払出しを行う。そしてステップS29に進む。
ステップS29では、停止図柄判断手段66は、特別役(BB、MB又はCB)が入賞したか否かを判別する。特別役が入賞したと判別されたときはステップS30に進み、特別遊技制御手段68は、入賞した特別役に応じて、それぞれ特別遊技に移行するように制御する。
これに対し、ステップS29で特別役が入賞していないと判別されたときは、ステップS31に進む。ステップS31では、(非RT遊技中である場合には)当該遊技で遊技状態移行役が入賞したか否かが判別され、入賞したと判別されたときはステップS32に進み、入賞していないと判別されたときはステップS33に進む。ステップS32では、RTフラグがオンにされる。そしてステップS33に進む。
ステップS33では、(当該遊技が報知遊技期間中である場合には)予め定められた報知遊技期間の終了条件を満たしたか否かが判別される。満たしたと判別されたときはステップS34に進み、満たしていないと判別されたときはステップS35に進む。ステップS34では、報知フラグがオフにされる。そしてステップS35に進む。
ステップS35では、(当該遊技がRT遊技中である場合には)予め定められたRT遊技の終了条件を満たしたか否かが判別される。そして、満たしたと判別されたときはステップS36に進み、満たしていないと判別されたときは本フローチャートによる処理を終了する。ステップS36では、RTフラグがオフにされる。そして本フローチャートによる処理を終了する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)図2及び図3で示した役の種類、当選確率及び払出し枚数は例示であり、これ以外にも種々設定することができる。特に、非RT遊技中の出玉率がRT遊技中よりも高ければ、どのような値に設定しても良い。例えば、両遊技状態ともに、出玉率が1を超えないように設定することも可能である。
(3)また、CBとリプレイとの重複当選領域は、非RT遊技中よりもRT遊技中の方が大きければ、どのような値に設定しても良い。さらにまた、CBと重複当選となる役は、本実施形態ではリプレイにしたが、これに限らず、入賞制御がCBよりも優先される役であれば、どのような役であっても良い。
(4)本実施形態では、リプレイ(又は小役)と重複当選する特別役として、CBを例示したが、これに限らず、例えばSB(シングルボーナス;1遊技のみ、BB遊技と同様の遊技を行うSB遊技に移行させるための役)等、当選を次遊技以降に持ち越さない役であれば、どのような特別役であっても良い。
(5)どのような契機でRT遊技に移行するか及びRT遊技を終了するかや、どのような契機で報知遊技期間に移行するか及び報知遊技期間を終了するかは、本実施形態で示したものに限らず、任意に種々の条件を設定することができる。
(6)本実施形態では、遊技状態移行役は、遊技者のストップスイッチ42の操作により、遊技状態移行役に係る図柄が有効ラインに停止しないようにすれば入賞を回避できるようにした。しかし、これに限らず、例えばストップスイッチ42の操作順番を特定の操作順番にすれば、停止制御によって遊技状態移行役が入賞しないようにしても良い。
(7)本実施形態において、MB遊技及びCB遊技では、メダルの投入枚数については説明を省略したが、例えば通常遊技中と同様に、1〜3枚の中から遊技者が任意に選択して遊技を行うものでも良いが、メダル投入枚数が所定枚数(例えば1枚)と定められる遊技としても良い。
(8)本実施形態では、遊技状態移行役に当選したときに、その旨を遊技者に対して報知する報知遊技期間に設定するか否かを抽選により決定したが、例えば、遊技中は、遊技状態移行役の当選時には常に報知することで、実質的にはRT遊技には移行しないように設定しても良い。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 本実施形態で抽選される役の種類、当選確率、及び払出し枚数等を示す図である。 本実施形態の役抽選テーブルを示す図である。 各リールの外周面の図柄配列を示す平面図である。 本実施形態における遊技中の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における遊技中の処理の流れを示すフローチャートであり、図5に続くフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
63a 特別役フラグ
64 リール停止制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
68a 特別遊技状態フラグ
69 演出制御手段
70 遊技態様制御手段
71 遊技状態移行役当選報知手段

Claims (4)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    各役の当選確率を定めた役抽選テーブルと、
    前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記リールの停止時における停止制御の範囲内で操作された前記ストップスイッチに対応する前記リールを停止させるように制御するリール停止制御手段と
    を備え、
    前記役抽選手段で抽選される役には、通常遊技から遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役、遊技状態を前記通常遊技から前記通常遊技と異なる前記役抽選テーブルを用いる役抽選テーブル変更遊技に移行するための遊技状態移行役、及び遊技者に再遊技を行わせるリプレイを含み、
    前記遊技状態移行役は、前記遊技状態移行役の当選時に、当選した前記遊技状態移行役を入賞させないように前記ストップスイッチを操作可能な役であり
    前記特別役及び前記リプレイは、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であり、
    前記通常遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有する第1役抽選テーブルであり、
    前記役抽選テーブル変更遊技で用いられる前記役抽選テーブルは、前記特別役の単独当選領域、並びに前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域を有するとともに、前記特別役の単独当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも小さい領域に設定され、かつ、前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域が前記第1役抽選テーブルよりも大きい領域に設定された第2役抽選テーブルであり、
    前記リール停止制御手段は、前記役抽選手段により前記特別役及び前記リプレイの重複当選となった遊技では、前記リプレイを入賞させることを優先するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段で前記遊技状態移行役に当選したときに、その旨を報知する遊技状態移行役当選報知手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記特別役は、1遊技のみ特別遊技が実行される役である
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第1役抽選テーブルと前記第2役抽選テーブルとは、前記特別役の単独当選領域と、前記特別役及び前記リプレイの重複当選領域との合算した当選領域が等しい大きさに設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
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