JP4596963B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品供給装置、特に多数の電子部品を収容したキャリアテープを順次繰り出すことにより所定位置に該部品をエンドレスに供給する部品供給装置に関する。
従来の電子部品実装装置に採用されている部品供給装置としては、長尺状のテープ本体に間隔をおいて設けた多数の凹部にそれぞれ部品を収容し、該凹部を被うようにテープ本体の上側に長尺状のカバーテープを貼り付けたキャリアテープを予めリールに巻き取っておき、このキャリアテープをリールから順次繰り出しながら所定位置まで搬送し、テープ本体からカバーテープを引き剥がした後、露出されたテープ本体の凹部内の部品を吸着手段で取り出すようにした、いわゆるテープフィーダがある。
このような部品供給装置は、実装装置に多数並載して用いられることから、その幅を極力狭くすることが望まれる。そこで、所定位置に搬送したキャリアテープのテープ本体から引き剥が(剥離)されたカバーテープを、非貼着面を下側にしてキャリアテープの搬送方向と反対側に移動させた後、剥離位置より上流で移動方向を下方に変更させ、前記キャリアテープと交差させると共に、該カバーテープに略90°の捻りを加え、その面が交差位置で該キャリアテープの側端に平行になるようにした後、捻りを戻して装置下方に排出するようにした部品供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような部品供給装置は、例えばテープ本体から剥離されたカバーテープを、剥離位置より上流で移動方向を下方に変更するための変更手段と、そのカバーテープにキャリアテープと交差する前に略90°の捻りを加える捻り手段と、該カバーテープに加えられた捻りをキャリアテープとの交差位置より下流側で戻す戻し手段と、捻りが戻されて面が元の方向になったカバーテープを引張りながら回転することにより、該カバーテープを排出方向へ送ることができる回転体とを備えることにより、実現できる。
上記部品供給装置において、回転体として周囲にゴムが巻装された送りローラ(ゴムローラ)を使用し、その上流に配置された案内ローラにより、送られてくるカバーテープを送りローラの方向に案内すると共に、該ローラの表面に巻き掛けることにより、該カバーテープを摩擦保持して確実に排出させるようにすることが考えられる。
特許2519589号明細書
しかしながら、カバーテープが、いわゆる感圧テープのように腰が強い材質でできている場合、該カバーテープをキャリアテープに交差させる際に加えた捻りを戻そうとしても、それが送りローラの巻き掛け部(接触部)まで残ってしまい、それが原因で送りローラへ巻き掛けられたカバーテープが蛇行を起すことがある。このような蛇行が起きると、カバーテープが送りローラの外側に大きくはみ出してしまい、その結果、排出されるカバーテープにジャミングが発生して排出できないことがあった。
そこで、本発明は、カバーテープをキャリアテープに交差させる際に該カバーテープに加えた捻りを、交差位置より下流側で戻した後に回転体に巻き掛けて送り出す場合に、該回転体に巻き掛けられたカバーテープに残存している捻りに起因して蛇行が発生することを防止し、結果として排出されるカバーテープにジャミングが発生することを防止することを課題とする。
又、前記特許文献1に開示されている部品供給装置のように、カバーテープを剥離部の上流側でキャリアテープと交差させずに、送りローラに巻き掛けて排出方向に送る方式の部品供給装置の場合でも、送りローラの外側にカバーテープがはみ出して同様にジャミングが起こることがあるので、一層の改善が求められていた。
そこで、本発明は、キャリアテープのテープ本体から引き剥がされたカバーテープを回転体により送り出して排出することにより、エンドレスで部品を所定位置に供給する任意の部品供給装置において、排出されるカバーテープにジャミングが発生することを有効に防止できるようにる。
本発明は、所定位置に保持されているリールから、該リールに予め巻き付けてあるキャリアテープを順次繰り出して下流側に搬送し、剥離位置に到達したキャリアテープのテープ本体からカバーテープを引き剥がし、テープ本体の凹部に収容されている部品を露出させた後、下流側のピックアップ位置へ該部品を供給すると共に、引き剥がした前記カバーテープを、所定位置に配設されている回転体に巻き掛け、該回転体を前記キャリアテープの繰り出しと同期させて回転させることにより、該カバーテープに張力を付与しつつ送り出し、下流側に排出する部品供給装置において、前記テープ本体から引き剥がしたカバーテープを、前記剥離位置より上流側で送り方向を、前記キャリアテープと交差する方向に変更させると共に、該カバーテープに捩りを加えてキャリアテープの側端を通過させ、交差位置より下流側で捩りを戻した後、前記回転体に巻き掛ける案内経路を備え、前記回転体に上流側から前記カバーテープを案内する案内ローラの回転軸又は該回転体の回転軸を、該カバーテープに残存する捩れを吸収する方向に傾斜させると共に、前記案内ローラは、その下部が前記送りローラの上部より低位置になるように配設されているようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明は又、前記回転体の表面を、両側端に向かって径が漸減する形状にしてもよい
請求項1の発明によれば、カバーテープをキャリアテープに交差させた際に加えた捻りを、カバーテープを排出するための回転体に到達する前に戻そうとしても残存している捻りを、該回転体にカバーテープを案内する案内ローラの回転軸又は回転体自体の回転軸を傾斜させて吸収するようにしたので、回転体に巻き掛けられたカバーテープが蛇行を起こすことを防止できる。
又、請求項2の発明によれば、カバーテープを排出する回転体の表面を、両側端側に向かって径が漸減する形状にしたので、該表面に巻き掛けられるカバーテープにロール表面の幅方向中心に向かう求心力を作用させることが可能となることから、該カバーテープが蛇行することを一段と有効に防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の部品フィーダ(部品供給装置)の一部を示す概略側面図である。
本実施形態の部品フィーダ10は、図示しない電子部品実装装置が有するフィーダバンクに、その係合穴に係合突起11を挿入することにより装着され、同様に複数台を並列に装着して使用されるものである。図1には、フィーダバンクに装着される先端側の一部を示してある。
この部品フィーダ10は、後端側に保持されているリール(図示せず)から、該リールに予め巻き取ってあるキャリアテープTを順次繰り出し、フレーム20に形成されている搬送路21に沿って先端側へ搬送する。このキャリアテープTは、図2にその一部を拡大して示すように、テープ本体T’の長手方向に沿って等間隔で設けられている凹部に電子部品Mを収容し、その上側に貼着された長尺状のカバーテープCで封止して形成されている。
本実施形態の部品フィーダ10は、搬送路21に沿ってキャリアテープTを搬送する搬送機構30と、搬送されるキャリアテープTの本体T’から剥離されたカバーテープCを所定の方向に送るカバー送り機構40と、カバーテープCをフレーム20の上部から下部に抜ける経路に沿って案内するカバー案内機構50とを備えている。
この部品フィーダ10は、その全体形状が平板状であり、その長手方向を図中Y軸方向に合せ、この厚さ方向(ユニット20の平板面に垂直な方向)をX軸方向に沿わせた状態で前記フィーダバンクに装着される。
以下、前記各機構部について詳細に説明する。
前記搬送機構30は、フレーム20の先端側上部に回転可能に設けられた搬送輪31と、搬送輪31の送り歯に係合する爪部材36を備えた送り部材32と、外部から揺動駆動力が付与される揺動部材33と、揺動部材33と送り部材32とを連結する連結リンク34と、揺動部材33の揺動駆動力をカバー送り機構40に伝達する伝達リンク35とを備えている。
上記搬送輪31は、キャリアテープTにその長手方向に沿って等間隔に形成されている搬送用穴(図2では省略)に係合する送り歯がその外周に等間隔で形成されている。この搬送輪31は回転駆動されることにより、キャリアテープTを先端側に搬送すると共に、剥離位置HでカバーテープCが剥離され、更にピックアップ位置Sで電子部品が取り出された後のキャリアテープ本体T’をフレーム20の下方に搬送する。
揺動部材33は、ほぼL字形状に形成され、その一端部がフレーム20の先端下部から先端側に突出し、その屈曲部において揺動可能にフレーム20に支持されている。又、揺動部材33の他端部には伝達リンク35の一端部が連結され、揺動部材33の他端部よりも支点よりの位置には、連結リンク34の一端部が連結されている。
そして、フレーム20から突出した揺動部材33の一端部は、部品フィーダ10がフィーダバンクに装着された状態において、該フィーダバンクに設けられ、上方への突出動作を行なう作動用突起100の上方に位置するように配置されることにより、その突出動作により押し上げられて、揺動部材33が揺動駆動されるようになっている。なお、この作動用突起100は、電子部品実装装置の制御手段により、キャリアテープTの搬送時において突出動作を行なうように制御される。
送り部材32は、その一端部が輸送輪31の中心と同位置においてフレーム20に揺動可能に支持されており、送り部材32の他端部には前述した爪部材36を揺動可能に支持している。この送り部材32と爪部材36とは、いわゆるラッチ機構を構成しており、送り部材32が一方向に揺動を行なうときには爪部材36の先端部が搬送輪31の外周に噛み合って該搬送輪31を回転させる。又、送り部材32が他方向に揺動を行なうときには爪部材36は先端部が搬送輪31から離間する方向に揺動して該搬送輪31に回転力を付与しない。
そして、揺動部材33が作動用突起100の押圧により揺動すると、送り部材32は、連結リンク34を介して、搬送輪31を回転させる方向に揺動を行なう。つまり、作動用突起100の突出動作により、搬送輪31が回転駆動して、電子部品の収納凹部の間隔一つ分の搬送が行なわれる。
伝達リンク35は、その長手方向が略Y軸方向に沿って支持されており、揺動部材33の作動用突起100の押圧による揺動により、当該伝達リンク35の長手方向に沿って部品フィーダ10の後端部側に移動を行なう。この伝達リンク35の他端部は、後述するカバー送り機構40の送り入力レバー44に連結されると共に、伝達リンク35を前進方向に押し戻す引張りばね37に連結されている。
従って、揺動部材33が作動用突起100の押圧により揺動すると、伝達リンク35は、送り入力レバー44を後方に移動させる。
又、作動用突起100が下方に退避すると、伝達リンク35は、引張りばね37により前進移動して揺動部材33を元の位置に復帰させる。
前記カバー案内機構50は、フレーム20の剥離位置HにおいてキャリアテープTの本体T’から剥離されて後方に折り返されたカバーテープCを、ピックアップ位置Sまで搬送路21に沿って案内されるキャリアテープTと交差するようにして、フレーム20の上端面からカバー送り機構40の方向に案内する。
このカバー案内機構50は、カバーテープCをガイドする第1〜第4の4つのローラ51〜54を備えて案内経路を構成しており、これら4つのローラ51〜54は、下向き後方へ向かう方向、即ちフレーム20の上端面に沿って案内されるキャリアテープTに対して斜め下方に沿ってほぼ並ぶようにフレーム20に配置されている。
第1〜第4の各ローラ51〜54は、カバーテープCの平面を捻るようにして掛け渡されることにより、該カバーテープCがフレーム20の上端面に沿って搬送されるキャリアテープTと交差する際に互いに干渉しないようにし、しかもフレーム20の厚さ方向(X方向)の両端面からはみ出さないようにフレーム20の下方向に案内するように構成されている。
図3には、前記図1における矢印D方向から見た場合の、図4には同じく矢印E方向から見た場合の、前記第1〜第4ローラ51〜54の位置関係をそれぞれ示す。なお、矢印D方向は、一番上の第1ローラ51の回転中心と2番目の第2ローラ52の回転中心の2方向に平行な平面に対して垂直になる方向であり、矢印E方向は第1ローラ51の回転中心と第2ローラ52の回転中心の2方向に平行な平面に対して平行で、第1ローラ51の回転中心に垂直な方向である。
又、図中符号Wは、部品フィーダ10のフレーム20のX軸方向の幅を示し、この幅Wの範囲内に全てのローラ51〜54が収められていると共に、これらのローラ51〜54に案内されるカバーテープCも同範囲内で進行し、外側にはみ出すことが無いようになっている。
第1ローラ51は、フレーム20上端面に沿って搬送されるキャリアテープTの上方に配置されており、フレーム20上端面を搬送されるキャリアテープTよりも上方で、ほぼY軸方向に沿って後方に向かって搬送されるカバーテープCの進路を、第1〜第4ローラ51〜54の並び方向に沿わせるように斜め下方に変更する。
又、第1ローラ51は、下方のキャリアテープTとの干渉を回避してカバーテープCを下方に案内するために、カバーテープCの進路をX軸方向片側(図3における上側であって図4における左側)に寄せるように進路を修正する。このため、第1ローラ51は、その回転中心がX軸方向よりも上記進路修正に適した方向に傾いて支持されている。
第2ローラ52は、フレーム20上端面に沿って搬送されるキャリアテープTのすぐ下方に配置されている。そして、カバーテープCは一番上方の第1ローラ51に到達するまでは該カバーテープCの幅方向がX軸方向にほぼ平行な状態で搬送されるが、第2ローラ52に到達するまでにカバーテープCの幅方向がY軸方向に近くなるように、第2ローラ52はその回転中心線がY軸方向に平行な状態に近くなるように支持されている。
これにより、カバーテープCは、キャリアテープTの脇を通過することとなるため、フレーム20内壁とキャリアテープTとの僅かな隙間をカバーテープCがキャリアテープTと干渉することなく交差して通過させることを可能としている。
上から3番目の第3のローラ53は、2番目の第2ローラ52のすぐ下方に配置されている。そして、カバーテープCは2番目の第2ローラ52及び3番目の第3ローラ53に到達した状態で当該カバーテープCの幅方向が概ねY軸方向にほぼ平行な状態で搬送されるが、一番下の第4ローラ54に到達するまでにカバーテープCの幅方向がX軸方向に沿った状態となるように、第ローラ5はその回転中心線が概ねY軸方向とZ軸方向の中間の傾斜方向(X軸方向に対してはほぼ垂直)に沿った状態となるように支持されている。
第3ローラ53をかかる向きに設定することで、次のローラ54においてカバーテープCをその幅方向がX軸方向に沿った状態に円滑に戻すことが可能となる。即ち、第2ローラ52と第3ローラ53とによりカバーテープCの面を捩る捩り手段が構成され、第4ローラ54が捩りを戻す戻し手段として機能していることになる。
又、カバーテープCは、第2ローラ52に対してはその周面のX軸方向片側(図3における上側であって図4における左側)から当たって通過するが、第3ローラ53に対してはその周面のX軸方向逆側(図3における下側であって図4における右側)から当たって通過するように掛け渡される。これにより、各ローラ52、53の周面に対してカバーテープCがより密接して通過することとなり、滑り等の発生を抑制して安定して搬送することができる。
最下位置の第4ローラ(案内ローラ)54は、後述するカバー送り機構40の送りローラ41の上流側に配置され、第4ローラ54の下部が送りローラ41の上部よりも低位置となるように、その配置が設定されている。これにより、カバーテープCを第4ローラ54の下側から送りローラ41の上側に案内し、搬送させることで、該第4ローラ54まで下方にむかっていたカバーテープCの進路を該第4ローラ54において若干上方に変更することとなり、第4ローラ54の周面にカバーテープCを密着させて、より円滑に搬送することが可能となる。
この第4ローラ54は、前述したように、第2ローラ52と第3ローラ53とでX軸方向について互いに逆側からカバーテープCに接するように搬送されるため、カバーテープCの第2ローラ52から第3ローラ53に向かう進路がX軸方向について一方(図3における下側であって図4における右側)に傾くこととなる。
従って、第2ローラ52と第3ローラ53との進路に追従するように、第4ローラ54も第3ローラ53に対してX軸方向について一方(図3における下側であって図4における右側)に寄っている配置としている。このため、第2ローラ52から第3ローラ53に渡るカバーテープCを、その進路を大きく変更させることなく該第3ローラ53から第4ローラ54に導くことができ、カバーテープCの円滑な搬送を実現することが可能となっている。
なお、第1ローラ51の上に位置する符号55は、その上側に剥離位置Hから該第1ローラ51までのカバーテープCの搬送経路に沿って延設された板状のカバーガイドである。
前記カバー送り機構40は、フレーム20の上端面から下端面までX方向における厚さが薄く形成された領域に設けられており、この領域においてカバー案内機構50により案内されたカバーテープCをフレーム20の下端面側に送り出すようになっている。
このカバー送り機構40は、その外周が弾性体であるゴムが巻装された送りローラ(回転体)41と、送りローラ41の外周の一部にカバーテープを巻回させる巻回用ローラ42と、送りローラ41と同心で揺動可能にフレーム20に支持されている揺動部材43と、伝達リンク35に連結されてY軸方向に沿った進退運動が付与される送り入力レバー44とを備えている。
送り入力レバー44は、その一端部が搬送機構30の伝達リンク35の他端部に連結されており、搬送機構30の揺動部材33が前記作動用突起100に押し上げられて揺動する際に、伝達リンク35と共に、ほぼY軸方向に沿った後方への移動動作を行なう。
揺動部材43は、その一端部が送り入力レバー44に連結されており、該入力レバー44の後方への移動時において、図1における反時計方向に揺動を行なう。
揺動部材43と送りローラ41との間には、図示しないラッチ機構が設けられており、揺動部材43が前記反時計方向に揺動するときに限って、送りローラ41に対して同方向への回転力を伝達可能になっている。つまり、この回転力の伝達により、送りローラ41によりカバーテープCの搬送が行なわれる。
なお、搬送機構30の引張りばね37により、伝達リンク35及び戻り入力レバー44を介して揺動部材43が図1における時計方向に回転して原位置に戻るときには、ラッチ機構は空転して送りローラ41に回転力を伝達しない。
図5には、本実施形態の特徴の一つであるカバーテープCをキャリアテープTと交差させる前に該カバーテープCに加えられた捻りを戻す戻し手段として機能する前記第4ローラ(案内ローラ)54と、回転体であるゴム41Aが巻装された送りローラ41との関係を示す。この図に示されるように、第4ローラ54の回転軸を傾斜させ、フレーム20に垂直に軸支されている送りローラ41に対するカバーテープCの導入角度を傾けるようにしてある。
前述した如く、カバーテープCが腰の強い硬い材料で形成されていると、第2ローラ52と第3ローラ53とにより加えられた捻りが、第4ローラ54によって戻しきれない場合がある。そのため、図6にカバーテープCと第4ローラ54との関係を誇張して示すように、完全に捻りを戻すことができれば、同図(A)に二点鎖線で示すように、フレーム20に垂直に軸支されている第4ローラ54の表面にカバーテープがほぼ密着した状態になるが、捻りが戻り切っていないためにカバーテープCの側端の一方が第4ローラ54の表面から浮き上がった実線で示す状態になり、該テープCの蛇行の原因となる。
そこで、本実施形態では同図(B)に示すように、第4ローラ54の回転軸をフレーム20に平行な方向に対して角度θの導入角になるように傾斜させることにより、カバーテープCに残存している捻りを吸収し、該カバーテープCが第4ローラ54の表面に密着するようにしている。この導入角θは、送りローラ41と第4ローラ54との中心間距離によっても異なるが、例えば0.8°〜1.5°を好適な範囲として挙げることができる。
以上のように、第4ローラ54の回転軸を傾斜させて送りローラ41に対するカバーテープCの導入角度を傾けることにより、該カバーテープCに残存している捻りを吸収させることが可能となることから、送りローラ41上でカバーテープCの蛇行が発生することを有効に防止できる。
即ち、第4ローラ54に送りローラ41への導入角度を傾けることにより、腰の強いカバーテープCをキャリアテープTと交差させる際に加えた捻りの影響により発生する蛇行を防止でき、結果として送りローラ41により排出されるカバーテープCにジャミングが発生することを防止できる。
又、この場合は、送りローラ41上でカバーテープCの蛇行防止を一層確実にするために、図7に送りローラ41を抽出して示すように、該送りローラ41と一体で回転する鍔部41Bを、巻装されているゴム41Aの周面から突出するように付設してもよい。この鍔部41Bは、カバーテープCが接着し難い、例えばステンレススチール、ニッケルめっき材、プラスチック等で形成することができる。
図8には、本発明に係る第2実施形態の部品フィーダ10に適用される送りローラ41の特徴を概略断面図で示す。
本実施形態では、送りローラ41に巻装されているゴム材料41Aの表面が、ローラ表面の中心から両側端方向に向かって径が漸減する形状、即ち、この例では中心部分が凸の円弧形状に形成されている。
図9に、両側端方向に径が漸減している回転体と、該回転体により回転送りされる帯状体との関係を模式的に示すように、該帯状体には小径側から大径側に向かう矢印方向の作用力が生じる。
従って、本実施形態のように、両側端側に向かって径が漸減する表面形状の送りローラ41を使用する場合は、両側端側から中心方向への求心力が作用することになり、結果として該送りローラ41上でカバーテープCが蛇行することを有効に防止することができる。
以上、本発明について具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に示したものに限定されない。
例えば、前記第1実施形態では、カバーテープCに残存している捻りを吸収するために第4ローラ54を傾斜させる場合を示したが、逆に送りローラ41の回転軸を傾斜させるようにしてもよい。
又、送りローラ41の外周部に一体で回転する鍔部41Bの代わりに、同様の機能を発揮する位置に別体で壁面を設けるようにしてもよい。
又、前記第2実施形態では、送りローラ41の表面が幅方向に連続した円弧形状の場合を示したが、両側端方向に径が漸減する形状は前記第1実施形態のように断面がU字形状であってもよく、円弧形状に限定されない。
又、カバーテープCを排出させる回転体の周方向の表面形状は、円形に限らず、ギア形状であってもよく、又、回転体やゴムが巻装された送りローラに限らず、カバーテープを保持して引張ることができるものであれば材質は任意である。
本発明に係る第1実施形態の部品フィーダの要部を示す部分側面図 キャリアテープの特徴を拡大して示す部分斜視図 上記部品フィーダが備えているカバー案内機構を示すD方向から見た説明図 上記部品フィーダが備えているカバー案内機構を示すE方向から見た説明図 第1実施形態の部品フィーダの特徴の一つを示す説明図 第1実施形態の作用を示す説明図 第1実施形態の送りローラの変形例を示す概略断面図 第2実施形態の部品フィーダが備えている送りローラの特徴を示す断面図 第2実施形態の作用の原理を示す説明図
符号の説明
10…部品フィーダ
20…フレーム
21…搬送路
40…カバー送り機構
41…送りローラ
41A…ゴム
42…巻回用ローラ
50…カバー案内機構
51…第1ローラ
52…第2ローラ
53…第3ローラ
54…第4ローラ(案内ローラ)
55…カバーガイド
C…カバーテープ
T…キャリアテープ
T’…テープ本体

Claims (2)

  1. 所定位置に保持されているリールから、該リールに予め巻き付けてあるキャリアテープを順次繰り出して下流側に搬送し、剥離位置に到達したキャリアテープのテープ本体からカバーテープを引き剥がし、テープ本体の凹部に収容されている部品を露出させた後、下流側のピックアップ位置へ該部品を供給すると共に、
    引き剥がした前記カバーテープを、所定位置に配設されている回転体に巻き掛け、該回転体を前記キャリアテープの繰り出しと同期させて回転させることにより、該カバーテープに張力を付与しつつ送り出し、下流側に排出する部品供給装置において、
    前記テープ本体から引き剥がしたカバーテープを、前記剥離位置より上流側で送り方向を、前記キャリアテープと交差する方向に変更させると共に、該カバーテープに捩りを加えてキャリアテープの側端を通過させ、交差位置より下流側で捩りを戻した後、前記回転体に巻き掛ける案内経路を備え、
    前記回転体に上流側から前記カバーテープを案内する案内ローラの回転軸又は該回転体の回転軸を、該カバーテープに残存する捩れを吸収する方向に傾斜させると共に、
    前記案内ローラは、その下部が前記送りローラの上部より低位置になるように配設されていることを特徴とする部品供給装置。
  2. 記回転体の表面を、両側端に向かって径が漸減する形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
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