JP3689997B2 - 給紙装置及び印字装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙装置及び印字装置に関し、特に、給紙ローラが初期位置からずれている場合でも給紙作動を1回実行すると、給紙ローラを初期位置に戻すことができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェット式印字装置等の種々の印字装置には、給紙台上に積層された複数枚の用紙を1枚ずつ給紙する給紙装置、給紙装置で給紙された用紙を印字ヘッド側へ送る搬送機構、前記印字ヘッドを有し搬送機構で送られた用紙に印字する為の印字機構、印字機構で印字された用紙を外部へ排出する用紙排出機構等が設けられている。前記給紙装置は、給紙台上の用紙に摩擦接触した状態で回転する給紙ローラと、給紙ローラを回転駆動する駆動機構を有し、前記搬送機構は、前記駆動機構で回転駆動されるフィードローラと、フィードローラに回転可能に圧接されたプレッシャーローラを有している。
【0003】
一般に、給紙台上に積層された用紙を給紙装置で給紙し搬送機構で印字ヘッド側へ送る場合、駆動機構により、先ず、給紙ローラを正転駆動するとともにフィードローラを逆転駆動して、正転する給紙ローラで給紙台上の用紙を1枚搬送機構側へ給紙し、逆転するフィードローラとプレッシャーローラとの圧接部で用紙の先端を一時的に停止させた後、次に、給紙ローラとフィードローラを正転駆動して、用紙を印字ヘッド側へ送るように構成してある。
【0004】
給紙装置で用紙を搬送機構側へ給紙する際、上記のように、フィードローラを逆転させて用紙の先端を一時的に停止させるのは、給紙装置と搬送機構との間で用紙を撓ませ、用紙先端の位置及び向きをフィードローラに対して確実に位置決めし、その後、フィードローラの正転時の回転量に応じて、フィードローラから印字ヘッド側への紙送り量を正確に制御する為である。それ故、この種の駆動機構においては、フィードローラを逆転駆動するとともに給紙ローラを正転駆動すことが可能で、且つ、フィードローラと給紙ローラとを正転駆動することが可能なように構成されている。
【0005】
例えば、図14〜図16に示すように、本出願人が提案した駆動機構100 においては、給紙ローラ101 の軸端に固定された第1ギヤ102 及び間欠ギヤからなる第2ギヤ103 、フィードローラ104 の端部に固定されたフィードギヤ105 、フィードギヤ105 を減速ギヤ106 を介して正逆回転駆動するフィードモータ107 、フィードギヤ104 に噛合したサンギヤ110 、サンギヤ110 に夫々回転可能に支持された第1,第2キャリアアーム111 ,115 、第1キャリアアーム111 に枢支されサンギヤ110 に噛合した第1遊星ギヤ112 、第1ギヤ102 に噛合し第1遊星ギヤ112 が噛合可能な中間ギヤ113 、第2キャリアアーム 115に枢支されサンギヤ110 に噛合し且つ第2ギヤ103 に噛合可能な第2遊星ギヤ116 、各給紙作動時にフィードモータ107 を第1所定量だけ逆転駆動してから第2所定量だけ正転駆動する制御手段を有している。
【0006】
即ち、給紙ローラ101 が初期位置(図14の位置)にある状態から、先ず、フィードモータ107 を(矢印a方向へ)逆転駆動すると、フィードギヤ105 が(矢印c方向へ)逆転するとともに、第1遊星ギヤ112 が中間ギヤ113 と噛合して、第1ギヤ102 とともに給紙ローラ101 が(矢印方向へ)正転する。フィードモータータ107 を第1所定量だけ逆転駆動すると、給紙台上の用紙が搬送機構側へ給紙される。この間、第2遊星ギヤ116 はスプリング115aにより第2ギヤ103 側へ付勢されているが、第2ギヤ103 の歯のない部分(間欠部103a)に対向している。第1所定量の逆転期間の最後の部分において、第2ギヤ103 の歯が第2遊星ギヤ116 と対向するが、回転方向が逆であるため噛合しない。
【0007】
次に、フィードモータータ107 を(矢印b方向へ)正転駆動すると、フィードギヤ104 が(矢印b方向へ)正転するとともに、サンギヤ110 と第2遊星ギヤ116 を介して、第2ギヤ103 とともに給紙ローラ101 が(矢印方向へ)正転する。フィードモータータ107 を第2所定量だけ正転駆動すると、第2ギヤ103 の間欠部103aが第2遊星ギヤ116 に対向し、第2ギヤ103 と第2遊星ギヤ116 の噛合が解除されて給紙ローラ101 は初期位置で停止し、用紙はフィードローラ104 のみで送られる状態になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記給紙ローラ101 に手が触れたり、あるいは給紙装置に用紙を補充する際に用紙が衝突する等、何らかの原因で給紙ローラ101 が初期位置から回転した場合、給紙ローラ101 は図のように円弧状部と切欠部を持つ形状であるため、上記のように第1所定量回転しても、その回転に対応した量だけ用紙を送り出すことができない。また、給紙装置においては、給紙ローラ101 の初期位置に関係なく、第1所定量の逆転、第2所定量の正転を続けて実行してしまうため、給紙ローラ101 を初期位置に戻すことができないことがあり、最初の1枚を給紙ミスするだけでなく、2枚目も続けて給紙ミスする。しかし、給紙ローラ101 が初期位置からずれているかどうかは外部からは確認しづらく、手動で給紙ローラ101 を初期位置へ正確に戻すことも困難である。
【0009】
本発明の目的は、給紙ローラが初期位置からずれた状態で作動を開始した場合でも、給紙作動を1回実行することで、給紙ローラを初期位置に戻すことができるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の給紙装置は、給紙台上の用紙を1枚ずつ給紙する円弧状部と切欠部を有する給紙ローラと、給紙ローラの軸端に設けられた第1ギヤ及び第2ギヤと、第1ギヤ及び第2ギヤを回転駆動する正逆回転可能なフィードモータと、フィードモータの逆回転を第1ギヤに正転駆動力として伝達する第1ギヤ系と、フィードモータの正回転を第2ギヤに正転駆動力として伝達する第2ギヤ系と、各給紙作動時にフィードモータを第1所定量だけ逆転駆動してからフィードモータを第2所定量だけ正転駆動する給紙制御手段とを備え、前記第1ギヤに、初期位置からフィードモータの第1所定量の逆転により正回転されるときには第1ギヤ系に対向しないが、初期位置以外の位置からフィードモータの前記逆転中に第1ギヤ系と対向しかつ第2ギヤ系による第2所定量の正転中に初期位置に戻ることが可能な位置に、第1ギヤ系から第1ギヤに前記正転駆動力を伝達不能にする間欠部を形成したものである。
【0011】
前記給紙ローラが初期位置にあるとき、給紙ローラの切欠部は給紙台上の用紙と略対向し、円弧状部は給紙台上の用紙に接触していない。
給紙ローラが初期位置にある場合、給紙作動に際して、先ず、給紙制御手段によりフィードモータが第1所定量だけ逆転駆動されると、第1ギヤ系でフィードモータの逆回転が第1ギヤに正転駆動力として伝達され、第1ギヤとともに給紙ローラが正転する。この間、第1ギヤに形成された間欠部が第1ギヤ系に対向しないので、第1ギヤと給紙ローラは前記第1所定量に相当する量だけ正転する。続いて、給紙制御手段によりフィードモータが第2所定量だけ正転駆動されると、第2ギヤ系でフィードモータの正回転が第2ギヤに正転駆動力として伝達され、第2ギヤととともに給紙ローラは正転し、第2ギヤ系による第2所定量の正転中に初期位置に戻り停止する。
【0012】
給紙ローラが前記初期位置以外の位置にある場合、給紙作動に際して、先ず、給紙制御手段によりフィードモータが第1所定量だけ逆転駆動され、第1ギヤ系でフィードモータの逆回転が第1ギヤに正転駆動力として伝達されると、第1ギヤとともに給紙ローラは正転するが、フィードモータが第1所定量だけ正転駆動される間に、第1ギヤに形成された間欠部が第1ギヤ系に対向すると、第1ギヤ系から第1ギヤに前記正転駆動力が伝達不能になり給紙ローラの回転が停止する。そして、次に給紙制御手段によりフィードモータが第2所定量だけ逆転駆動されると、第2ギヤ系でフィードモータの正回転を第2ギヤに正転駆動力として伝達され、第2ギヤ系による第2所定量の正転中に、給紙ローラが初期位置に戻り停止する。
【0013】
上記のように、この給紙装置においては、前記第1ギヤに、初期位置からフィードモータの第1所定量の逆転により正回転されるときには第1ギヤ系に対向しないが、初期位置以外の位置からフィードモータの前記逆転中に第1ギヤ系と対向しかつ第2ギヤ系による第2所定量の正転中に初期位置に戻ることが可能な位置に、第1ギヤ系から第1ギヤに前記正転駆動力を伝達不能にする間欠部を形成したので、給紙作動を1回実行すること、即ち、フィードモータを第1所定量だけ逆転駆動してからフィードモータを第2所定量だけ正転駆動することにより、任意回転位置の給紙ローラを前記初期位置に確実に戻し、2枚目の用紙からは正常に給紙する。
【0014】
尚、インクジェット式印字装置等の種々の印字装置においては、給紙装置で給紙された用紙はフィードローラで印字ヘッド側へ送られる。そして、一般に、このフィードローラはギヤ機構を介して前記フィードモータに連結され、フィードモータの正逆回転により正逆回転駆動されるが、各給紙作動時にフィードモータを第1所定量だけ逆転駆動してからフィードモータを第2所定量だけ正転駆動するのは、給紙ローラで給紙された用紙の先端を逆転するフィードローラで一時的に停止させて位置決めし、その後、正転するフィードローラの回転量に応じて、印字ヘッド側への用紙送り量を正確に制御する為等である。
【0015】
請求項2の給紙装置は、請求項1の発明において、前記第1ギヤ系が、サンギヤと、このサンギヤを中心としてサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第1キャリアアームと、この第1キャリアアームに枢支されサンギヤに噛合した第1遊星ギヤと、第1ギヤに噛合し第1遊星ギヤが噛合可能な中間ギヤとを有し、前記第2ギヤ系が、前記サンギヤと、このサンギヤを中心としてサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第2キャリアアームと、この第2キャリアアームに枢支されサンギヤに噛合し且つ第2ギヤに噛合可能な第2遊星ギヤとを有することを特徴とするものである。
【0016】
フィードモータを逆転駆動してサンギヤを回転させると、サンギヤを中心として第1キャリアアームがサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転し、第1遊星ギヤが中間ギヤに噛合すると、第1ギヤ系によりフィードモータの逆回転を第1ギヤに正転駆動力として伝達することができる。フィードモータを正転駆動してサンギヤを回転させると、サンギヤを中心として第2キャリアアームがサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転し、第2遊星ギヤが第2ギヤに噛合すると、第2ギヤ系によりフィードモータの正回転を第2ギヤに正転駆動力として伝達することができる。それ故、第1ギヤ系及び第2ギヤ系を簡単な機構で構成でき、製作コスト的にも有利になる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0017】
請求項3の給紙装置は、請求項2の発明において、前記第1ギヤに形成した間欠部の周方向の幅は、第2遊星ギヤが第2ギヤを正規の初期位置に戻したとき、中間ギヤと第1ギヤの噛合を確保し得る幅に設定されたことを特徴とするものである。即ち、給紙ローラが初期位置にあるとき、中間ギヤと第1遊星ギヤが噛合しているため、第1ギヤ系によりフィードモータの逆回転を第1ギヤに正転駆動力として確実に伝達できる。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0018】
請求項4の給紙装置は、請求項3の発明において、前記第2ギヤは、正規の初期位置に戻ったとき、第2ギヤ系からの駆動力が伝達不能になる間欠ギヤであることを特徴とするものである。即ち、フィードモータを第2所定量だけ正転駆動している間、第2遊星ギヤと第2ギヤとの噛合が解除され、第2ギヤ系からの駆動力が第2ギヤに伝達不能になり、給紙ローラを初期位置に確実に戻すことができる。その他請求項3と同様の作用を奏する。
【0019】
請求項5の印字装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の給紙装置を備え、前記給紙ローラで給紙された用紙を送るフィードローラと、フィードローラで送られた用紙に印字する印字ヘッドとを備え、前記フィードローラは、フィードモータの正逆回転により正逆回転駆動され、フィードモータの逆回転にともない給紙された用紙の先端をレジストし、フィードモータの正回転にともない用紙を印字ヘッド側へ送ることを特徴とするものである。
【0020】
給紙ローラが初期位置にある場合、フィードモータを前記第1所定量だけ逆転駆動すると、正転する給紙ローラで給紙された用紙の先端を、逆転するフィードローラでレジストでき、フィードモータを前記第2所定量だけ正転駆動すると、正転するフィードローラで用紙を印字ヘッド側へ送ることできる。給紙ローラが初期位置以外の位置にある場合、給紙作動を1回実行することにより、任意回転位置の給紙ローラを前記初期位置に確実に戻すことができる。
【0021】
請求項6の印字装置は、前記印字ヘッドは、インク滴を用紙に向け噴出して印字するインクジェット式のものである。即ち、フィードローラで送られた用紙に、印字ヘッドからインク滴を噴出して印字することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、給紙台上に積重ねた複数枚の用紙を1枚ずつ給紙する給紙装置及び給紙装置を装備したインクジェット式印字装置に、本発明を適用した場合の例である。
【0023】
インクジェット式印字装置1について説明する。
図1に示すように、インクジェット式印字装置1には、給紙台12上に積重ねた複数枚の用紙Pを1枚ずつ給紙する給紙装置2と、給紙装置2により給紙された用紙Pを印字ヘッド43側へ搬送する搬送機構35と、用紙Pに向けてインクを噴出させて印字する印字機構40と、印字された用紙Pをインクジェット式印字装置1の外部へ排出する用紙排出機構(図示略)等が設けられている。
【0024】
給紙装置2について説明する。
図1、図2に示すように、給紙装置2は、用紙Pを複数枚積重ねてセット可能な給紙カセット10、印字装置本体側の左右1対の側板3に両端部が回転自在に支持された回転軸27、回転軸27に固着され円弧状部25aと切欠部25bを有する複数個(例えば2個)の給紙ローラ25、回転軸27に回転自在に取付けられた複数個(例えば6個)のカラー26、回転軸27を介して給紙ローラ25を回転駆動する駆動機構50(図3参照)等で構成されている。但し、駆動機構50は給紙装置2と搬送機構35の両方に含まれるものである。
【0025】
給紙カセット10は、収容部11aを有するカセット本体11と、収容部11aに収容可能でカセット本体11に上端部が揺動可能にピン結合された給紙台12と、給紙台12に用紙幅方向へ移動自在に設けられ給紙台12に載置される用紙Pの一側縁部をガイドする側縁ガイド14と、収容部11aに内装され給紙台12を給紙ローラ25側へ付勢する左右1対のスプリング13と、給紙台12を開閉可能に覆う開閉カバー16と、開閉カバー16をカセット本体11に開閉可能に連結する1対のアーム18からなる。
【0026】
1対のアーム18は、略中央部に設けられた軸部18aを介して、カセット本体11の左右1対の立壁部11bに夫々回動可能に連結され、各アーム18の一端部が開閉カバー16の裏面に固着され、各アーム18の他端部が給紙台12を押動する押動部19に形成されている。
尚、側縁ガイド14は、給紙台12の給紙ローラ25と反対側の端部を表裏両面から挟持する案内部14aを有し、この案内部14aにより用紙幅方向の任意位置で固定される。また、給紙台12の給紙ローラ25と対向する部位には、給紙台12の他の部分よりも高摩擦の摩擦部15が設けられている。
【0027】
図1に示すように、開閉カバー16を閉成した状態では、給紙台12上の用紙Pにカラー26が当接し、用紙Pと給紙ローラ25間の間隔が所定間隔に保持され、この状態で、給紙ローラ25が回転すると、円弧状部25aと用紙Pとの摩擦接触により、用紙Pが1枚だけ搬送機構35側へ給紙される。また、図示していないが、開閉カバー16を開放すると、1対のアーム18の押動部19により、1対のスプリング13の付勢力に抗して給紙台12が給紙ローラ25から離れる側へ移動し、給紙台12上に用紙Pをセット可能な状態になる。
【0028】
搬送機構35について説明する。
図1に示すように、搬送機構35は、前記駆動機構50を含み、駆動機構50で回転駆動されるフィードローラ36と、搬送経路の上方に揺動可能に設けられたアーム38の先端に回転可能に取付けられ、スプリング39によりアーム38を介してフィードローラ36の上面に押圧されているプレッシャローラ37とを有し、一旦給紙装置2で給紙された用紙Pの先端をレジストする為に、駆動機構50によりフィードローラ36を逆転駆動して、その後、フィードローラ36が正転駆動して、プレッシャローラ37とフィードローラ36とで用紙Pが印字ヘッド43側へ送られる。
【0029】
印字機構40について説明する。
図1に示すように、印字機構40には、ガイドロッド45及びガイドレール46により左右方向へ移動自在にガイドされたキャリッジ41、キャリッジ41に固定されたホルダー42、ホルダー42の後端部に取付けられた印字ヘッド43、ホルダー42に着脱可能に装着され印字ヘッド43にインクを供給するインクカートリッジ44、キャリッジ41を左右方向へ移動駆動するキャリッジ駆動機構(図示略)等が設けられている。前記印字ヘッド43はインクを用紙に向けて噴出して印字するインクジェット式のものである。
【0030】
前記駆動機構50について詳細に説明する。
図3〜図5に示すように、駆動機構50は、回転軸27の一端部に設けられた第1,第2ギヤ51,52と、第1,第2ギヤ51,52を回転駆動する正逆回転可能なフィードモータ53と、フィードモータ53の逆回転を第1ギヤ51に正転駆動力として伝達する第1ギヤ系55と、フィードモータ53の正回転を第2ギヤに正転駆動力として伝達する第2ギヤ系56と、各給紙作動時にフィードモータ53を第1所定量だけ逆転駆動してからフィードモータ53を第2所定量だけ正転駆動する給紙制御手段(図示略)等で構成されている。
【0031】
前記第1ギヤ系55は、フィードモータ53の駆動軸に固定されたモータギヤ60と、モータギヤ60と大径部で噛合する減速ギヤ61と、フィードローラ36の端部に固定され減速ギヤ61の小径部と噛合するフィードギヤ62と、フィードギヤ62と噛合するサンギヤ63と、サンギヤ63を中心としてサンギヤ63と同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第1キャリアアーム64と、第1キャリアアーム64に枢支されサンギヤ63に噛合した第1遊星ギヤ65と、第1ギヤ51に噛合し第1遊星ギヤ65が噛合可能な中間ギヤ66を有している。
一方、前記第2ギヤ系56は、前記モータギヤ60、減速ギヤ61、フィードギヤ62、サンギヤ63と、サンギヤ63を中心としてサンギヤ63と同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第2キャリアアーム67と、第2キャリアアーム67に枢支されサンギヤ63に噛合し且つ第2ギヤ52に噛合可能な第2遊星ギヤ68を有している。
【0032】
前記モータギヤ60、減速ギヤ61、フィードギヤ62、サンギヤ63、中間ギヤ66は、ギヤ配置盤69に移動不能に配置されているが、第1遊星ギヤ65の一端部は、第1遊星ギヤ65が中間ギヤ66と噛合解除可能に噛合するように、ギヤ配置盤69に形成された円弧状の長孔69aに移動自在に支持されている。また、第2遊星ギヤ68の一端部は、ギヤ配置盤69に形成された長さの短い長孔69bに移動可能に支持され、第2遊星ギヤ68は、スプリング67aにり第2キャリアアーム67を介して第2ギヤ52側へ付勢されている。
【0033】
図6、図7に示すように、第1ギヤ51には間欠部54が所定角度a(例えばa=50度)に亙って形成され、この間欠部54が第1ギヤ系55の中間ギヤ66に対向すると、フィードモータ53からの駆動力が第1ギヤ51に伝達されなくなる。一方、第2ギヤ52は所定角度b(例えばb=140度)に亙ってギヤ歯を有する間欠ギヤでり、第2ギヤ52に形成された間欠部52aが、第2ギヤ系56の第2遊星ギヤ68に対向すると、フィードモータ53からの駆動力が第2ギヤ52に伝達されなくなる。そして、第1ギヤ51の間欠部54と第2ギヤ52の間欠部52aにおいては、それらのリーディング端を一致させて形成されている。
【0034】
ここで、給紙ローラ25の切欠部25bが給紙台12上の用紙Pと対向する位置が、給紙ローラ25の初期位置であり、このとき、第2ギヤ52の間欠部52aのリーディング端が第2遊星ギヤ68に対向して、第2ギヤ系56からの駆動力は第2ギヤ52に伝達不能になる。また、第1ギヤ51の間欠部54の周方向の幅は、第2遊星ギヤ68が第2ギヤ52を正規の初期位置に戻したとき、中間ギヤ66と第1ギヤ66の噛合を確保し得る幅に設定されている。
【0035】
次に、給紙装置2により用紙Pを給紙し、搬送機構35により用紙Pを印字ヘッド43側へ搬送する用紙送り作動について説明する。
図8に示すように、フィードモータ53が逆転駆動されると、第1ギヤ系55において、モータギヤ60、減速ギヤ61、フィードギヤ62、サンギヤ63が矢印方向へ回転し、サンギヤ63とともに第2キャリアアーム64が中間ギヤ66側へ回動し、図9に示すように、第1遊星ギヤ65が中間ギヤ66と噛合し、第1ギヤ系55により、フィードモータ53の逆回転が第1ギヤ51に正転駆動力として伝達され、第1ギヤ51とともに給紙ローラ25が正転し始める。
【0036】
フィードモータ53が前記第1所定量だけ逆転駆動されると、図10に示すように、第2遊星ギヤ68が第2ギヤ52のリーディング端と対向した状態になるが、回転方向が逆であるため、第2遊星ギヤ68は第2ギヤ52にはじかれて噛合しない。この間、図示していないが、給紙ローラ25で用紙Pは搬送機構35側へ給紙され、用紙Pの先端部が逆転しているフィードローラ36とプレッシャローラ37との接触部に当接し(即ちレジストし)、フィードローラ36よりも下流側への用紙Pの搬送は阻止される。
【0037】
次に、図10の状態から、フィードモータ53が正転駆動されると、モータギヤ60、減速ギヤ61、フィードギヤ62、サンギヤ63が矢印方向へ回転し、サンギヤ63とともに第2キャリアアーム64が中間ギヤ66と離間する側へ回動し、図11に示すように、第1遊星ギヤ65と中間ギヤ66との噛合が解除され、第1ギヤ系55によりフィードモータ53の駆動力が第1ギヤ51に伝達不能になるとともに、第2遊星ギヤ68が第2ギヤ52と噛合するため、第2ギヤ系56により、フィードモータ53の正回転が第2ギヤ52に正転駆動力として伝達され、第2ギヤ52とともに給紙ローラ25が正転する。
【0038】
フィードモータ53を前記第2所定量だけ正転駆動すると、正転する第2ギヤ52の間欠部52aが、第2遊星ギヤ68に対向し、第2ギヤ52と第2遊星ギヤ68の噛合が解除されるので、第2ギヤ系56からフィードモータ53の駆動力が第2ギヤ52に伝達不能になり、給紙ローラ25は図8に示す初期位置に停止しする。その後、フィードローラ36が続いて正転しても回転駆動されることはない。この結果、給紙ローラ25は用紙から離れ、フィードローラ36のみで送られる状態になる。
【0039】
次に、前記給紙ローラ25が何らかの原因で初期位置から動いた場合、通常の給紙作動により、給紙ローラ25を初期位置に戻す作動について説明する。
いま、図11に示すように、給紙ローラ25が円弧状部25aを用紙側に向けて停止していた場合、フィードモータ53を逆転駆動すると、第1ギヤ系55により給紙ローラ25は正転するが、仮に第1ギヤ51に間欠部54が形成されていないものでは、第1所定量だけ駆動し終わったとき第1ギヤ51は約150度回転され、第2遊星ギヤ68が第2ギヤ52の間欠部52aに対向してしまい、フィードモータ53を正転駆動しても、その駆動力が第2ギヤ系56で第2ギヤ52に伝達されないので、給紙ローラ25は停止したままとなり、初期位置に戻ることができない。
【0040】
しかし、本実施形態の場合、第1所定量だけ駆動する途中で、図12に示すように、第1ギヤ51の間欠部54が中間ギヤ66に対向し、第1ギヤ系55から第1ギヤ51に駆動力が伝達されなくなり、給紙ローラ25の回転が停止する。この状態では、第2遊星ギヤ68が第2ギヤ52と対向した状態になり、次にフィードモータ53が第2所定量だけ正転駆動し、間欠部52aと対向したところで停止する。つまり、図8の初期位置に戻る。この給紙ローラ25の1回転で給紙した用紙は、給紙ローラ25の円弧状部25aの途中から接触するため、送り量が不測し給紙ミスとなるが、次の用紙は正常に給紙される。
【0041】
つまり、この給紙装置によれば、第1ギヤ51に、初期位置からフィードモータ53の第1所定量の逆転により正回転されるときには第1ギヤ系55に対向しないが、初期位置以外の位置からフィードモータ53の前記逆転中に第1ギヤ系55と対向しかつ第2ギヤ系52による第2所定量の正転中に初期位置に戻ることが可能な位置に、第1ギヤ系55から第1ギヤ51に前記正転駆動力を伝達不能にする間欠部54を形成したので、上記のように、前記給紙作動を1回実行することにより、任意回転位置の給紙ローラ25を前記初期位置に確実に戻すことが可能になる。
【0042】
給紙ローラ25が初期位置にない場合でも、図13に示すように、正転方向に少しずれて停止している場合には、フィードモータ53が第1所定量だけ駆動し終わったとき第1ギヤ51は約150度回転され、第2ギヤの点Aが第2遊星ギヤ68と対向するので、次にフィードモータ53が第2所定量だけ正転駆動される間に、第2遊星ギヤ68が第2ギヤ52を正転駆動し、間欠部52aと対向したところで停止し、図8の初期位置に戻る。つまり、フィードモータ53が第1所定量だけ駆動し終わったときに第2ギヤ52が第2遊星ギヤ68と対向する場合には、第1ギヤ52の間欠部54が中間ギヤ66と対向しないが、上記のように、初期位置に戻すことができる。
【0043】
更に、前記第1ギヤ系55を、サンギヤ63、第1キャリアアーム64、第1遊星ギヤ65、中間ギヤ66を有する簡単な機構で構成できるとともに、第2ギヤ系56も、サンギヤを63、第2キャリアアーム67、第2遊星ギヤ68を有する簡単な機構で構成でき、製作コスト的にも非常に有利になる。
また、第1ギヤ51の間欠部54の周方向の幅は、第2遊星ギヤ68が第2ギヤ52を正規の初期位置に戻したとき、中間ギヤ66と第1ギヤ51の噛合を確保し得る幅に設定されているので、次の用紙送り作動時において、第1ギヤ系55を介して、フィードモータ53の逆回転を第1ギヤ51に正転駆動力として確実に伝達できる。
【0044】
第2ギヤ52においては、正規の初期位置に戻ったとき、第2ギヤ系56からの駆動力が伝達不能になる間欠ギヤであるので、フィードモータ53を第2所定量だけ正転駆動している間、第2遊星ギヤ68と第2ギヤ52との噛合が解除されると、第2ギヤ系56からの駆動力が伝達不能になって、給紙ローラ25を初期位置に確実に停止させることができる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の給紙装置によれば、第1ギヤに、初期位置からフィードモータの第1所定量の逆転により正回転されるときには第1ギヤ系に対向しないが、初期位置以外の位置からフィードモータの前記逆転中に第1ギヤ系と対向しかつ第2ギヤ系による第2所定量の正転中に初期位置に戻ることが可能な位置に、第1ギヤ系から第1ギヤに前記正転駆動力を伝達不能にする間欠部を形成した。
【0046】
従って、給紙ローラが前記初期位置以外の位置にある場合、フィードモータが第1所定量だけ逆転駆動される間、第1ギヤに形成された間欠部が第1ギヤ系に対向すると、第1ギヤ系から第1ギヤに前記正転駆動力が伝達不能になり給紙ローラの回転が停止するので、次に、フィードモータが第2所定量だけ逆転駆動されると、第2ギヤ系でフィードモータの正回転を第2ギヤに正転駆動力として伝達され、第2ギヤ系による第2所定量の正転中に、給紙ローラが初期位置に戻り停止する。即ち、給紙作動を1回実行することにより、任意回転位置の給紙ローラを前記初期位置に確実に戻し、2枚目の用紙からは正常に給紙する。
【0047】
請求項2の給紙装置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、第1ギヤ系が、サンギヤと、このサンギヤを中心としてサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第1キャリアアームと、この第1キャリアアームに枢支されサンギヤに噛合した第1遊星ギヤと、第1ギヤに噛合し第1遊星ギヤが噛合可能な中間ギヤとを有し、第2ギヤ系が、前記サンギヤと、このサンギヤを中心としてサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第2キャリアアームと、この第2キャリアアームに枢支されサンギヤに噛合し且つ第2ギヤに噛合可能な第2遊星ギヤとを有するので、フィードモータの逆回転を第1ギヤに正転駆動力として伝達する第1ギヤ系と、フィードモータの正回転を第2ギヤに正転駆動力として伝達する第2ギヤ系を簡単な機構で構成でき、製作コスト的にも有利になる。
【0048】
請求項3の給紙装置によれば、請求項2と同様の効果を奏するが、前記第1ギヤに形成した間欠部の周方向の幅は、第2遊星ギヤが第2ギヤを正規の初期位置に戻したとき、中間ギヤと第1ギヤの噛合を確保し得る幅に設定されたことを特徴とするので、給紙作動に際して、第1ギヤ系によりフィードモータの逆回転を第1ギヤに正転駆動力として確実に伝達できる。
【0049】
請求項4の給紙装置によれば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記第2ギヤは、正規の初期位置に戻ったとき、第2ギヤ系からの駆動力が伝達不能になる間欠ギヤであることを特徴とするので、第2ギヤを間欠ギヤで構成する簡単な構造で、フィードモータを第2所定量だけ正転駆動している間、第2遊星ギヤと第2ギヤとの噛合が解除され、第2ギヤ系からの駆動力が第2ギヤに伝達不能になり、給紙ローラを初期位置に確実に戻すことができる。
【0050】
請求項5の印字装置によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の給紙装置を備え、前記給紙ローラで給紙された用紙を送るフィードローラと、フィードローラで送られた用紙に印字する印字ヘッドとを備え、前記フィードローラは、フィードモータの正逆回転により正逆回転駆動され、フィードモータの逆回転にともない給紙された用紙の先端をレジストし、フィードモータの正回転にともない用紙を印字ヘッド側へ送ることを特徴とするので、給紙ローラが初期位置にある場合、フィードモータを前記第1所定量だけ逆転駆動すると、正転する給紙ローラで給紙された用紙の先端を、逆転するフィードローラでレジストでき、フィードモータを前記第2所定量だけ正転駆動すると、正転するフィードローラで用紙を印字ヘッド側へ送ることできる。給紙ローラが初期位置以外の位置にある場合、給紙作動を1回実行することにより、任意回転位置の給紙ローラを前記初期位置に確実に戻すことが可能になる。
【0051】
請求項6の印字装置によれば、請求項5と同様の効果を奏するが、前記印字ヘッドは、インク滴を用紙に向け噴出して印字するインクジェット式のものであるので、即ち、フィードローラで送られた用紙に、印字ヘッドからインク滴を噴出して印字することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る給紙装置を装備したインクジェット式印字装置の縦断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】駆動機構の拡大側面図である。
【図4】駆動機構の要部拡大図である。
【図5】駆動機構の要部拡大図である。
【図6】第1,第2ギヤの側面図である。
【図7】第1,第2ギヤの斜視図である。
【図8】駆動機構(初期位置)の作動説明図である。
【図9】駆動機構(フィードモータの正転駆動時)の作動説明図である。
【図10】駆動機構(フィードモータの駆動切換時)の作動説明図である。
【図11】駆動機構(フィードモータの逆転駆動時)の作動説明図である。
【図12】駆動機構(間欠部と中間ギヤの対向時)の拡大図である。
【図13】駆動機構(中間ギヤと第1ギヤの噛合時)の拡大図である。
【図14】従来技術に係る駆動機構の拡大側面図である。
【図15】図13の駆動機構の要部拡大図である。
【図16】図13の駆動機構の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式印字装置
2 給紙装置
12 給紙台
25 給紙ローラ
25a 円弧状部
25b 切欠部
36 フィードローラ
43 印字ヘッド
51 第1ギヤ
52 第2ギヤ
53 フィードモータ
54 間欠部
55 第1ギヤ系
56 第2ギヤ系
63 サンギヤ
64 第1キャリアアーム
65 第1遊星ギヤ
66 中間ギヤ
67 第2キャリアアーム
68 第2遊星ギヤ
Claims (6)
- 給紙台上の用紙を1枚ずつ給紙する円弧状部と切欠部を有する給紙ローラと、給紙ローラの軸端に設けられた第1ギヤ及び第2ギヤと、第1ギヤ及び第2ギヤを回転駆動する正逆回転可能なフィードモータと、フィードモータの逆回転を第1ギヤに正転駆動力として伝達する第1ギヤ系と、フィードモータの正回転を第2ギヤに正転駆動力として伝達する第2ギヤ系と、各給紙作動時にフィードモータを第1所定量だけ逆転駆動してからフィードモータを第2所定量だけ正転駆動する給紙制御手段とを備え、
前記第1ギヤに、初期位置からフィードモータの第1所定量の逆転により正回転されるときには第1ギヤ系に対向しないが、初期位置以外の位置からフィードモータの前記逆転中に第1ギヤ系と対向しかつ第2ギヤ系による第2所定量の正転中に初期位置に戻ることが可能な位置に、第1ギヤ系から第1ギヤに前記正転駆動力を伝達不能にする間欠部を形成したことを特徴とする給紙装置。 - 前記第1ギヤ系が、サンギヤと、このサンギヤを中心としてサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第1キャリアアームと、この第1キャリアアームに枢支されサンギヤに噛合した第1遊星ギヤと、第1ギヤに噛合し第1遊星ギヤが噛合可能な中間ギヤとを有し、
前記第2ギヤ系が、前記サンギヤと、このサンギヤを中心としてサンギヤと同方向へ摩擦伝達にて回転駆動される第2キャリアアームと、この第2キャリアアームに枢支されサンギヤに噛合し且つ第2ギヤに噛合可能な第2遊星ギヤとを有することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。 - 前記第1ギヤに形成した間欠部の周方向の幅は、第2遊星ギヤが第2ギヤを正規の初期位置に戻したとき、中間ギヤと第1ギヤの噛合を確保し得る幅に設定されたことを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
- 前記第2ギヤは、正規の初期位置に戻ったとき、第2ギヤ系からの駆動力が伝達不能になる間欠ギヤであることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
- 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の給紙装置を備え、前記給紙ローラで給紙された用紙を送るフィードローラと、フィードローラで送られた用紙に印字する印字ヘッドとを備え、
前記フィードローラは、フィードモータの正逆回転により正逆回転駆動され、フィードモータの逆回転にともない給紙された用紙の先端をレジストし、フィードモータの正回転にともない用紙を印字ヘッド側へ送ることを特徴とする印字装置。 - 前記印字ヘッドは、インク滴を用紙に向け噴出して印字するインクジェット式のものであることを特徴とする請求項5に記載の印字装置。
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