JP3716492B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙を積層収容したホッパから給紙ローラにより前記用紙を1枚ずつ搬送ローラに向けて送り出す給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数枚の用紙を収納したホッパから給紙ローラにより搬送ローラに向けて用紙を1枚ずつ送り出す給紙装置として、例えば特開平7ー81786号公報に記載されるように、前記搬送ローラ(プラテンローラ)を、前記用紙が下流方向に搬送される正回転方向又は上流方向に搬送される逆回転方向に択一的に駆動するステップモータ(回転式の駆動源)と、該ステップモータの回転駆動力を前記給紙ローラに伝達する動力伝達手段とを備えるものが知られており、かかる給紙装置においては、用紙を給紙する際、ステップモータがまず所定のステップ数だけ逆回転して給紙ローラを給紙方向に回転し、用紙をプラテンローラまで送り出し、それから正回転に切り換わり、動力伝達手段の歯車の噛み合いを変更して、給紙ローラ及びプラテンローラを給紙方向に回転するようになっているため、そのような回転方向の切換えの際、給紙ローラに回転不能期間が生ずる。一方、給紙が終了した後、再び給紙する際に、動力伝達歯車の噛み合いを変更して、プラテンローラを正回転から逆回転に切換える必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、そのように、用紙の給紙の際に、駆動源であるステップモータの逆回転から正回転への切換えが行われる給紙装置は、そのような切換えが用紙の給紙の途中において行われるため、ステップモータの回転方向の切換えに伴う動力伝達手段の歯車の噛み合いの変更を時間的な遅れを生ずることなく、できるだけ速やかに行いたいという要求がある。例えば、給紙ローラにより送り出した用紙の先端をプラテンローラにつき当てて用紙を湾曲させ、用紙の位置決めを行ったり、斜行を防止するものでは、歯車の噛合が外れる期間が長いと、用紙の剛性が強いものでは、その剛性の反力により給紙ローラが逆回転させられて、用紙の湾曲が戻ってしまい、位置決めや斜行防止がうまくできないことがある。
【0004】
一方、プリンタでは、拡大文字の下半分を印字した後、上半分を印字する仕様にデータをホストコンピュータから受けることがある。このため、搬送ローラ(プラテンローラ)は、所要量だけ逆回転できなければならない。上記動力伝達手段の歯車の噛み合いの変更を速やかに行いたいという要求を満たすためには、噛み合いを変更するすべての歯車同士の間隔を小さくしておけばよいが、そうすると、搬送ローラが逆回転したとき給紙ローラにも動力が伝達されて追従して回転してしまい、次の用紙の送り出しに支障をきたすことになる。上記公報に記載のものでは、動力伝達手段の歯車の噛み合いの変更の時間的な遅れが避けられなかった。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、用紙の給紙の際に駆動源の逆回転から正回転への切換えが行われるものにおいて、給紙ローラの回転不能期間を少なくかつ搬送ローラの逆回転を可能にした給紙装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、積載された用紙から該用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、該給紙ローラの用紙送り出し方向の下流側に配設された搬送ローラと、正逆回転可能に構成され、前記搬送ローラを、前記用紙が用紙搬送方向に搬送される正回転方向又は用紙搬送方向と逆方向に搬送される逆回転方向に択一的に駆動する回転式の駆動源と、該駆動源の駆動力を前記給紙ローラに伝達する動力伝達手段とを備える給紙装置において、前記動力伝達手段が、前記駆動源によって駆動される太陽歯車と、該太陽歯車に噛合しつつ該太陽歯車の周囲をそれぞれ独立して揺動する第1及び第2遊星歯車と、前記給紙ローラに連結され、前記駆動源が正回転方向に駆動されるときに前記第1遊星歯車に連係される一方、逆回転方向に駆動されるときに前記第2遊星歯車に連係される給紙歯車とを備え、前記第1遊星歯車は、前記駆動源が逆回転方向に駆動されていないときには、前記給紙歯車と連係する方向に付勢されている構成とする。
【0008】
請求項1の発明によれば、前記駆動源が逆回転方向に駆動されるとき、第2遊星歯車が給紙歯車に連係されて、給紙ローラの回転により用紙が送り出され、続いて正回転方向に駆動されるとき、第1遊星歯車が給紙歯車に連係されると共に搬送ローラが正回転され、用紙がさらに送られる。前記第1の遊星歯車は、前記駆動源が逆回転方向に駆動されていないときには、前記給紙歯車と連係する方向に付勢されているので、前記回転方向が切り換わるとき、上記のように第1遊星歯車が付勢され、その切り換わりの際に生ずる給紙ローラの回転不能期間が短くされ、給紙時間が短縮される。一方、正回転から逆回転に切り換わるとき、第2遊星歯車は第1遊星歯車に対して独立して揺動できるため、その揺動範囲を大きくでき、給紙ローラには動力を伝達しないで、搬送ローラが所要量逆回転することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の給紙装置において、前記動力伝達手段が、駆動源が正逆いずれの回転方向に回転しても、前記給紙ローラを正回転させる複数個の歯車から構成されている。
【0010】
請求項2の発明によれば、駆動源が正逆いずれの方向に回転されても、動力伝達手段を介して給紙ローラが正回転される。つまり、駆動源の逆回転により、用紙が搬送ローラまで送り出され、続いて正回転により用紙が給紙ローラと搬送ローラとの共同で送られ、給紙が円滑に行われる。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1の給紙装置において、前記給紙ローラが、用紙と接する給紙部と、用紙に接しない非給紙部とを有し、前記給紙歯車が、第1及び第2遊星歯車がそれぞれ連係される第1及び第2の歯車部を有し、前記第1の歯車部に、一部の歯部が切除され前記給紙ローラの非給紙部が用紙側にあるとき前記第1遊星歯車が対向する欠歯部が形成されている。
【0012】
請求項3の発明によれば、駆動源の正回転により第1遊星歯車が第1の歯車部に連係されて給紙ローラが回転され、給紙ローラの非給紙部が用紙側にくると、第1の歯車部の欠歯部に第1遊星歯車が対向し、給紙ローラが停止する。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3の給紙装置において、前記第1の歯車の欠歯部が、給紙ローラの非給紙部に対応する部分よりも大きく形成されている。
【0014】
請求項の発明によれば、第1の歯車の欠歯部が、給紙ローラの非給紙部に対応する部分よりも大きく形成され、第2遊星歯車が第2の歯車部と連係している間、第1の歯車の欠歯部に第1遊星歯車が無理なく対向せしめられる。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1の給紙装置において、前記第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、前記第1遊星歯車を前記付勢に抗して前記給紙歯車から離間するカム手段をさらに備える。
【0016】
請求項5の発明によれば、第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、カム手段によって、前記第1遊星歯車が、前記付勢に抗して前記給紙歯車から離間せしめられ、第1遊星歯車と給紙歯車との接触が回避され、その接触による騒音が防止される。
【0017】
請求項6の発明は、請求項5の給紙装置において、前記カム手段が、前記第1遊星歯車を前記太陽歯車の回りに回転可能に支持するプレート部材を押圧可能に前記給紙歯車の側面に設けた突部を有する。
請求項6の発明によれば、第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、給紙歯車の側面に設けた突部によって、プレート部材が押圧され、それによって第1遊星歯車を前記付勢に抗して前記給紙歯車から離間せしめられる。
【0018】
請求項7の発明は、積載された用紙から該用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、該給紙ローラの用紙送り出し方向の下流側に配設された搬送ローラと、正逆回転可能に構成され、前記搬送ローラを、前記用紙が用紙搬送方向に搬送される正回転方向又は用紙搬送方向と逆方向に搬送される逆回転方向に択一的に駆動する回転式の駆動源と、該駆動源の駆動力を前記給紙ローラに伝達する動力伝達手段とを備える給紙装置を前提とするもので、前記動力伝達手段が、前記駆動源によって駆動される太陽歯車と、該太陽歯車に噛合しつつ該太陽歯車の周囲をそれぞれ独立して揺動する第1及び第2遊星歯車と、前記給紙ローラに連結され、前記駆動源が正回転方向に駆動されるときに前記第1遊星歯車に連係される一方、逆回転方向に駆動されるときに前記第2遊星歯車に連係される給紙歯車と、前記第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、前記給紙歯車の回転に連動して前記第1遊星歯車を前記給紙歯車から離間するカム手段とを備える構成とする。
【0019】
請求項7の発明によれば、第2遊星歯車が給紙歯車に連係されているとき、カム手段が、前記給紙歯車の回転に連動して、第1遊星歯車を前記給紙歯車から離間させ、第1遊星歯車と給紙歯車との接触による騒音が防止される。
【0020】
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかの給紙装置において、前記搬送ローラの用紙搬送方向の下流側に用紙に印字動作を行う印字ヘッドを備える。
【0021】
請求項8の発明によれば、搬送ローラにより用紙を正逆いずれかに搬送する一方、搬送ローラの用紙搬送方向の下流側において、印字ヘッドによって用紙に印字される。
【0022】
請求項9の発明は、請求項8の給紙装置において、前記印字ヘッドが、インク液滴を用紙に向けて噴射するインクジェット式ヘッドである。
【0023】
請求項9の発明によれば、インク液滴を用紙に向けて噴射して印字される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
インクジェットプリンタの概略構成を示す図1において、インクジェットプリンタ1は、複数枚の記録用紙2が積載されたホッパ3から給紙ローラ4により前記記録用紙2を1枚ずつ、該給紙ローラ4の用紙送り出し方向の下流側に配設された搬送ローラ5に向けて送り出す給紙装置6を備える。
【0026】
前記ホッパ3は、プリンタフレーム8の係合凹部8aに着脱可能に装着される給紙カセット7として形成されている。給紙カセット7は、ケーシング7a内に上端部が回転可能に軸支された押上板7bに設けられ、該押上板7bとケーシング7aとの間にスプリング7cが介装され、該スプリング7cによって押上板7bがその上に積載された記録用紙2を上側に押し上げるように付勢されている。
【0027】
また、前記給紙ローラ4は、記録用紙2に接する円弧面4aを有する断面ほぼ半円形状の給紙ローラ部4Aと、記録用紙2に接しない1対の平面4b,4bを有する断面ほぼ三角形状の非給紙部4Bとを有し、該給紙ローラ部4Aが記録用紙2の上面に接触して記録用紙2を1枚ずつ搬送ローラ5に向けて給紙するように構成されている。給紙ローラ部4Aの円弧面4aの円弧長さは、記録用紙2をホッパ3から搬送ローラ5まで到達させるのに十分な長さに形成されている。
【0028】
また、給紙ローラ4と同軸上に、記録用紙2が非給紙部4B(平面4b,4b)に接触しないように記録用紙2と非給紙部4Bとの間隔を保持すると共に、記録用紙2が搬送ローラ2によって引き出されるときそれを補助するカラー部材17が自由回転可能なるように設けられている。
【0029】
前記給紙ローラ4は、プリンタフレーム8の左右の側板部9,9間に回転軸4cを介して回転可能に軸支され、前記給紙ローラ4の下側に、前記搬送ローラ5が、記録用紙2がスライドする用紙案内面8bより一部が突出するように回転可能に枢支され、さらに、その下側に排出ローラ(図示せず)が回転可能に軸支され、後述の印字ヘッド15による印字終了後の記録用紙を排出するようになっている。
【0030】
また、前記搬送ローラ5に対応して、その上側に位置するように従動ローラ10が配設され、該従動ローラ10が、複数のくの字形状のアーム部11aを有する支持部材11の該アーム部11aの先端部に回転可能に軸支されている。前記各アーム部11aの上端部とプリンタフレーム8のスプリング受部8cとの間にはスプリング12が介装され、該スプリング12によって、支持部材11が図1において時計方向に回転するように常時付勢され、それによって従動ローラ10が搬送ローラ5側に押し付けられるようになっている。
【0031】
そして、搬送ローラ5の用紙搬送方向の下流側において、ガイドレール13に沿ってキャリッジ14が往復移動可能に設けられ、該キャリッジ14には、インクジェット式の印字ヘッド15と共に、該印字ヘッド15に供給するためのインクを収容した複数のインクカートリッジ16が着脱可能に搭載されている。尚、前記キャリッジ14は、例えばタイミングベルトを介してキャリッジモータ(図示せず)等の駆動手段にて駆動されるようになっている。
【0032】
また、前記側板部9,9のうちの一方の側板部9には、図2(a)〜(c)に詳細を示すように、取付板17がビス18にて取付固定され、該取付板17の内側面に、給紙ローラ4及び搬送ローラ5に伝達する駆動力を発生する回転式の駆動源としての搬送モータ19が取付固定され、外側面に、前記搬送モータ19の回転駆動力を、前記ローラ4,5に伝達し又はその伝達を遮断する動力伝達手段22が配設されている。尚、前記搬送モータ19は、正逆回転可能なものであり、記録用紙2が用紙搬送方向に搬送される正回転方向又は用紙搬送方向と逆方向に搬送される逆回転方向に択一的に駆動する回転式の駆動源となっており、動力伝達手段22は、後述するように複数の歯車から構成され、前記搬送モータが正逆いずれの回転方向に回転しても、給紙ローラ4を正回転させ、記録用紙2を所定の給紙方向に給紙するようになっている。
【0033】
具体的には、前記搬送モータ19のモータ軸に連結された駆動ギヤ23が、小径アイドルギヤ24が同軸状に一体に設けられた大径アイドルギヤ25に噛合している。そして、小径アイドルギヤ24が、搬送ローラ5に一体的に設けられた搬送ローラギヤ26(搬送歯車)に噛合している。これによって、搬送ローラ5が搬送モータ19によって常時回転駆動される。
【0034】
また、前記搬送ローラギヤ26は、大径の中間ギヤ27(太陽歯車)に噛合し、該中間ギヤ27と同軸状に第1及び第2プレート部材28A,28Bがそれぞれ独立して回転可能に設けられ、該第1及び第2プレート部材28A,28Bの先端部にそれぞれ第1及び第2遊星ギヤ29,30(第1及び第2遊星歯車)が回転可能に軸支されている。そして、第1及び第2遊星ギヤ29,30は、太陽歯車としての中間ギヤ27と噛合しつつその周囲を回転軸27aを中心に遊星回転(公転)するようになっており、その揺動範囲を制限する制御手段として、取付板17に、第1及び第2遊星ギヤ29,30の軸部29a,30aがスライド可能に係合する第1及び第2案内孔17a,17bが形成されている。
【0035】
そして、第1及び第2遊星ギヤ29,30が、給紙ローラ4のローラ軸4cに連結された給紙ローラギヤ31(給紙歯車)に、中間ギヤ27の回転によって、いずれかの回転方向に遊星回転して、択一的に連係され、給紙ローラ4を給紙方向に回転させるように構成されている。即ち、駆動ギヤ23が搬送ローラギヤ26を用紙搬送方向とは同一方向に回転駆動すれば、第1遊星ギヤ29が給紙ローラギヤ31と噛合せしめられて該給紙ローラギヤ31に直接的に連係され、駆動ギヤ23が搬送ローラギヤ26を用紙搬送方向とは逆方向に回転駆動すれば、第2遊星ギヤ30が、側板部9側に回転可能に枢支されている補助ギヤ32と噛合せしめられて、給紙ローラギヤ31に補助ギヤ32を介して連係するようになっている。尚、前記補助ギヤ32は給紙ローラギヤ31に常時噛合している。
【0036】
前記給紙ローラギヤ31は、第1及び第2遊星ギヤ29,30がそれぞれ噛合する第1及び第2のギヤ部31A,31Bを有し、駆動ギヤ23が正回転するときに第1遊星ギヤ29が噛合する第1のギヤ部31Aに、周方向において一部の歯部が切除されてなり給紙ローラ4の非給紙部4Bが記録用紙2側にあるときに第1遊星ギヤ29が対向する欠歯部31aが形成されており、初期状態では第1遊星ギヤ29が前記欠歯部31aに対向しており、そして給紙ローラ4が初期状態から一回転したとき、最終的に第1遊星ギヤ29が再び欠歯部31aに対向して、給紙ローラ4の回転が停止せしめられ、初期状態に戻されるようになっている。
【0037】
尚、前記第1のギヤ部31Aの欠歯部31aは、給紙ローラ4の非給紙部4Bに対応する部分よりも周方向長さが大きく形成され、第1遊星ギヤ29を無理なく対向させることができる。また、第1プレート部材28Aと取付板17のスプリング受部17cとの間には付勢手段即ちスプリング33が介設されており、該スプリング33によって給紙ローラギヤ31に噛合する第1遊星ギヤ29が、給紙ローラギヤ31(第1のギヤ部31A)と噛合する方向に常時付勢され、駆動ギヤ23が正回転するとき速やかに噛合するようになっている。
【0038】
前記取付板17の第1案内孔17aは、一端が第1遊星ギヤ29を欠歯部31aの底に当てないように、他端において第1遊星ギヤ29を第1のギヤ部31Aからわずか外す程度の長さに形成されている。また、前記第2案内孔17bは、一端において第2遊星ギヤ30を補助ギヤ32に噛合させ、他端が、搬送ローラギヤ26が正回転状態から所要量逆回転する間、第2遊星ギヤ30を補助ギヤ32に噛合させない程度の長さ(中間ギヤ27の中心に対して約45度)に形成されている。
【0039】
従って、搬送モータ19が正回転するとき給紙ローラギヤ31に噛合する第1遊星ギヤ29の揺動範囲を、逆回転するとき給紙ローラギヤ31に噛合する第2遊星ギヤ30のそれよりも小さくしている。よって、搬送モータ19が逆回転から正回転に切り換わるときの搬送モータ19から給紙ローラ4への回転伝達に、正回転から逆回転に切り換わるときよりも短い回転伝達不能期間が設定されていることになる。
【0040】
ところで、印字のために記録用紙2を送るには、駆動源である搬送モータ19を図示しない制御手段によって駆動制御することにより行われる。具体的には、例えば、搬送モータ19が逆回転され、それによって大径アイドルギヤ25及び小径アイドルギヤ24を介して搬送ローラギヤ26が回転駆動され、搬送ローラ5が記録用紙2を印字ヘッド15へ向けて搬送する用紙搬送方向とは逆方向に回転され、さらに、搬送ローラギヤ26及び中間ギヤ27を介して第2プレート部材28Bが時計方向に回転され、その回転の結果、第2遊星ギヤ30が補助ギヤ32に噛合されることとなり(図3参照)、該補助ギヤ32に噛合する給紙ローラギヤ31、従って給紙ローラ4が正回転方向に回転せしめられ、記録用紙2が搬送ローラ5に向けて送り出される。ここで、第2遊星ギヤ30の回転は、取付板17の第2案内孔17bと第2遊星ギヤ30の軸部30aとの係合関係により案内される。
【0041】
それから、給紙ローラ4が所定角度の回転により記録用紙2が搬送ローラ5に到達し、記録用紙2が両ローラ4,5間で湾曲するまで送られる(図5参照)と、周知のように記録用紙2の先端が搬送ローラ5と従動ローラ10との接点で位置決めされると共に、記録用紙2の斜行が防止される。このとき、図6に示すように、第2遊星ギヤ30が補助ギヤ32を介して第2のギヤ部31Bに噛合したまま、第1遊星ギヤ29が、回転している第1のギヤ部31Aに噛合しようとするが、第1遊星ギヤ29は、第1のギヤ部31Aに噛合するための回転方向とは逆方向に回転しているため、スプリング33の付勢力に抗して第1のギヤ部31Aから外れる方向に逃げる。その後、搬送モータ19が正回転され、搬送ローラ5が記録用紙2を搬送する方向に回転されると共に、上述した場合とは逆に、第2プレート部材28Bが反時計方向に回転され、それによって、第2遊星ギヤ30と補助ギヤ32との噛合が解除され、第1プレート部材28Aも反時計方向に回転され、第1遊星ギヤ29が第1案内孔17aに案内されて給紙ローラギヤ31の第1のギヤ部31Aに直接に噛合されることになる(図4参照)。この噛合により給紙ローラギヤ31(給紙ローラ4)がさらに回転され、搬送ローラ5と共同して記録用紙2が印字ヘッド15に向けて搬送される。そして、給紙ローラ4が最終的に一回転されると、給紙ローラギヤ31の第1ギヤ部31Aの欠歯部31Aに第1遊星ギヤ29が対向し、給紙ローラ4への動力伝達が遮断されると共に、給紙ローラ4の非給紙部4Bが記録用紙2側に向いたところで停止する(図2参照)。
【0042】
前記第2遊星ギヤ30は、上記のように、給紙ローラ4が停止するまで、ほぼ補助ギヤ32から離れた案内孔17bの端まで移動している。
【0043】
前記搬送ローラ5は、給紙ローラ4が停止した後も、搬送モータ19の回転により記録用紙2を印字のための一定ピッチでもって搬送する。拡大文字を印刷する際に文字の下半分を印字した後、上半分を印字するため、所要量(例えば、8mm)逆方向に搬送するとき、搬送ローラ5と共に中間ギヤ27もそれに対応した角度だけ回転するが、第2遊星ギヤ30は補助ギヤ32に噛合するところまでは揺動しない。従って、第2遊星ギヤ30が第2案内孔17bの端から補助ギヤ32に噛合する前までに対応する範囲で、給紙ローラ4が停止したまま、記録用紙2の逆方向の搬送が許容される。
【0044】
上記のように構成すれば、搬送モータ19(駆動源)の駆動力を給紙ローラ4に伝達する動力伝達手段22が、搬送モータ19の回転方向が逆回転方向から正回転方向に切り換わるときに生ずる、搬送モータ19から給紙ローラ4への駆動力伝達による給紙ローラ4の回転不能期間が、正回転方向から逆回転方向に切り換わるときよりも短くなるように設定されているので、給紙中における動力伝達手段22の切換えが速やかに行われる。よって、給紙ローラ4による給紙中の回転不能期間が短くなり、切換えが速やかに行われることで、ロス時間が少なくなり、給紙に要するトータル時間を短縮化することができる。これにより、ローラ4,5間で湾曲した記録用紙2の湾曲が緩められることが少なくなるから、記録用紙2の位置決め及び斜行防止効果が確実に達成される。一方、正回転から逆回転に切り換わる際の給紙ローラ4の回転不能期間が所要時間確保されるから、給紙ローラ4を停止したままで、所要量の逆方向への記録用紙2の搬送が許容される。
【0045】
さらに、前記搬送モータ19が動力伝達手段22を介して給紙ローラ4に連係しているので、搬送モータ19が正逆いずれの方向に回転されても、給紙ローラ4が正回転され、給紙が損なわれることがない。第1遊星ギヤ29が給紙ローラギヤ31と噛合する方向に常時付勢されることで、搬送モータ19が正回転方向に駆動されるとき、第1遊星ギヤ29が速やかに給紙ローラギヤ31に噛合することとなる。
【0046】
上記の実施の形態においては、給紙ローラギヤ31が第2遊星ギヤ30と噛み合っている状態から、第1遊星ギヤ29と噛み合う状態に変化するとき、第1遊星ギヤ29が、回転している第1のギヤ部31Aに噛み合おうとするが、第1遊星ギヤ29は第1のギヤ部31Aと噛合するための回転方向とは逆方向に回転しているため、スプリング33の付勢力に抗して第1のギヤ部31Aから外れる方向に逃げる。このとき、第1遊星ギヤ29と第1のギヤ部31Aとの歯部同士の衝突による騒音が発生する。そこで、そのような騒音の発生を防止するために、図7に示すように、給紙ローラギヤ31の連係が第2遊星ギヤ30から第1遊星ギヤ29に切り換わる際、第2遊星ギヤ30が給紙ローラギヤ31に連係されているとき即ち第1のギヤ部31Aが第1遊星ギヤ29と噛合するための回転方向とは逆方向に回転しているときには、第1遊星ギヤ29をスプリング33の付勢力に抗して給紙ロールギヤ31から離間させるカム手段として、突部31bを給紙ローラギヤ31の側面(第1のギヤ部31Aの欠歯部31aと歯部との境部分)に設けることもできる。
【0047】
従って、給紙ローラギヤ30(第2のギヤ部31B)に第2遊星ギヤ30が噛み合っている状態(図7参照)から、第1のギヤ部31Aが第1遊星ギヤ29に噛合する状態(図8参照)に変化する際、給紙ローラギヤ31に設けた突部31bによって、第1遊星ギヤ29を太陽歯車27の回りに回転可能に支持する第1プレート部材28Aがスプリング33の付勢力に抗して押圧され、図9に示すように、第1遊星ギヤ29と第1のギヤ部31Aとの間に隙間Sができるように第1遊星ギヤ29を給紙ローラギヤ31から離間させる。従って、この切り換わりの際に給紙ローラギヤ31の第1のギヤ部31Aと第1遊星ギヤ29との歯部同士の衝突は生じないので、騒音は生じない。
【0048】
また、この構造において、給紙ローラギヤ31が一回転して停止する際、給紙ローラギヤ31の側面に傾斜面を形成し、該傾斜面を固定部位に設けたバネ部材33(紙面に対して直角にのびる板バネ)が押圧することにより、前記所定の停止状態に向け前記給紙ローラギヤ31をわずかに回転させ、給紙ローラ4が欠歯部31aと第1遊星ギヤ29とが対向する所定の状態に戻るようにすることもできる。この場合、給紙ローラギヤ31の側面に係合凹部を形成し、その一方の内面に傾斜面を形成するようにすることもできる。即ち、具体的には、図10に示すように、給紙ローラギヤ31の側面に形成する係合凹部31eを突条部31fと31gの間に形成し、突条部31fよりも突条部31gの高さを高くし、該突条部31gに傾斜面31hを形成する。
【0049】
このようにすれば、第1のギヤ部31Aの欠歯部31aが第1遊星ギヤ29と対向し始める位置になると、バネ部材33が高さの高い突条部31gを乗り越え、その傾斜面31hを弾性的に押圧することとなる。その結果、給紙ローラギヤ31をわずかに回転させて、欠歯部31aが第1遊星ギヤ29と完全に対向する所定の停止状態とされる。そして、この状態において、バネ部材33が突条部31fと31gとの間に嵌合していることで、給紙ローラギヤ31及び給紙ローラ4が振動等で容易に回転してしまうことがなくなり、両者の位置がずれることがない。
【0050】
さらに、前記実施の形態では、突部31bを第1のギヤ部31Aの欠歯部31aとの関係で特定の位置にのみ設けたが、図11〜図13に示すように、給紙ローラギヤ31の第1及び第2のギヤ部31C,31Dともに全周に歯部を有するようにし、第1のギヤ部側に前記欠歯部31bに対応するように一部が切除された環状の突部31dを設け、該突部31dに、給紙ローラギヤ31の回転に連動して第1遊星ギヤ29を給紙ロールギヤ31(第1のギヤ部31C)から離間させるようにすることも可能である。
【0051】
このようにすれば、前記突部31dが、第2遊星ギヤ30が給紙ローラギヤ31に連係されているとき、給紙ローラギヤ31の回転に連動して第1遊星ギヤ29を給紙ローラギヤ31から離間させ隙間Sを形成するカム手段として機能する(図13参照)。即ち、突部31dは第1プレート部材28Aを押圧することで第1遊星ギヤ29を給紙ローラギヤ31(第1のギヤ部31C)より離間させ、歯部同士の衝突による騒音を発生しない。尚、この場合にも、係合凹部の一方の突条部に傾斜面を形成するようにすれば、給紙ローラギヤ31が停止するとき、搬送モータ19の回転が停止しても、前述した場合と同様に、バネ部材33が傾斜面31hを押圧し、給紙ローラギヤ31をわずかに回転させて給紙ローラギヤ31(第1のギヤ部31C)から第1遊星ギヤ29を完全に離間させることができる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1の発明は、前記駆動源が逆回転方向に駆動されていないときには、第1遊星歯車が給紙歯車と連係する方向に付勢されているようにしているので、駆動源が正回転方向に駆動されるとき、第1遊星歯車を給紙歯車に速やかに連係させることができる。
【0053】
請求項2の発明は、駆動源が正逆いずれの方向に回転されても、動力伝達手段を介して給紙ローラを正回転するので、用紙を円滑に送ることができる。
【0054】
請求項3の発明は、給紙ローラが用紙を送り出してその非給紙部が用紙側にきたとき、第1の歯車の欠歯部に第1遊星歯車が対向するので、給紙歯車を停止させ、搬送ローラのみを回転させることが可能である。
【0055】
請求項4の発明は、第1の歯車部の欠歯部を、給紙ローラの非給紙部に対する部分よりも大きく形成しているので、第2遊星歯車が第2の歯車部と連係している間、第1の歯車部の欠歯部に第1遊星歯車を無理なく対向させることができ、給紙歯車の回転を確実に停止させることができる。
【0056】
請求項5の発明は、第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、カム手段が、前記第1遊星歯車を前記付勢に抗して前記給紙歯車から離間せしめ流用にしているので、第1遊星歯車と給紙歯車との接触を回避して、その接触による騒音を防止することができる。
【0057】
請求項6の発明は、第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、給紙歯車の側面に設けた突部によって、プレート部材を押圧するようにしているので、簡単に、第1遊星歯車を前記付勢に抗して前記給紙歯車から離間せしめることができる。
【0058】
請求項7の発明は、第2遊星歯車が給紙歯車に連係されているとき、カム手段が、前記給紙歯車の回転に連動して、第1遊星歯車を前記給紙歯車から離間させるようにしているので、第1遊星歯車と給紙歯車との接触による騒音を防止することができる。
【0059】
請求項8の発明は、搬送ローラの下流側において、印字ヘッドによって用紙に印字するようにしているので、搬送ローラによって正逆いずれかの方向に搬送された用紙に印字することができる。
【0060】
請求項9の発明は、インクジェット式ヘッドを用いているので、インク液滴を用紙に向けて噴射して印字することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。
【図2】 本発明に係る動力伝達手段を示し、(a)は側面図、(b)は給紙ローラギヤ付近の側面図、(c)は中間ギヤ(太陽歯車)付近の側面図である。
【図3】 本発明に係る動力伝達手段の一部の側面図である。
【図4】 本発明に係る動力伝達手段の一部の側面図である。
【図5】 本発明に係る紙送り動作の説明図である。
【図6】 本発明に係る紙送り動作の説明図である。
【図7】 他の実施の形態についての図3と同様の図である。
【図8】 他の実施の形態についての図6と同様の図である。
【図9】 他の実施の形態についての図4と同様の図である。
【図10】 係合凹部の変形例の図である。
【図11】 別の実施の形態についての図3と同様の図である。
【図12】 別の実施の形態についての図6と同様の図である。
【図13】 別の実施の形態についての図4と同様の図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 記録用紙
3 ホッパ
4 給紙ローラ
4A 給紙ローラ部
4B 非給紙部
5 搬送ローラ
6 給紙装置
15 印字ヘッド
19 搬送モータ(駆動源)
26 搬送ローラギヤ
27 中間ギヤ(太陽歯車)
29 第1遊星ギヤ(第1遊星歯車)
30 第2遊星ギヤ(第2遊星歯車)
31 給紙ローラギヤ(給紙歯車)
31A 第1のギヤ部
31B 第2のギヤ部
31C 第1のギヤ部
31D 第2のギヤ部
31a 欠歯部
31b 突部
31d 突部

Claims (9)

  1. 積載された用紙から該用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、該給紙ローラの用紙送り出し方向の下流側に配設された搬送ローラと、正逆回転可能に構成され、前記搬送ローラを、前記用紙が用紙搬送方向に搬送される正回転方向又は用紙搬送方向と逆方向に搬送される逆回転方向に択一的に駆動する回転式の駆動源と、該駆動源の駆動力を前記給紙ローラに伝達する動力伝達手段とを備える給紙装置において、
    前記動力伝達手段は、前記駆動源によって駆動される太陽歯車と、該太陽歯車に噛合しつつ該太陽歯車の周囲をそれぞれ独立して揺動する第1及び第2遊星歯車と、前記給紙ローラに連結され、前記駆動源が正回転方向に駆動されるときに前記第1遊星歯車に連係される一方、逆回転方向に駆動されるときに前記第2遊星歯車に連係される給紙歯車とを備え、
    前記第1遊星歯車は、前記駆動源が逆回転方向に駆動されていないときには、前記給紙歯車と連係する方向に付勢されていることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記動力伝達手段は、駆動源が正逆いずれの回転方向に回転しても、前記給紙ローラを正回転させる複数個の歯車から構成されているところの請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記給紙ローラは、用紙と接する給紙部と、用紙に接しない非給紙部とを有し、
    前記給紙歯車は、第1及び第2遊星歯車がそれぞれ連係される第1及び第2の歯車部を有し、
    前記第1の歯車部に、一部の歯部が切除され前記給紙ローラの非給紙部が用紙側にあるとき前記第1遊星歯車が対向する欠歯部が形成されているところの請求項1記載の給紙装置。
  4. 前記第1の歯車の欠歯部は、給紙ローラの非給紙部に対応する部分よりも大きく形成されているところの請求項3記載の給紙装置。
  5. 前記第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、前記第1遊星歯車を前記付勢に抗して前記給紙歯車から離間するカム手段をさらに備えるところの請求項1記載の給紙装置。
  6. 前記カム手段は、前記第1遊星歯車を前記太陽歯車の回りに回転可能に支持するプレート部材を押圧可能に前記給紙歯車の側面に設けた突部を有するところの請求項5記載の給紙装置。
  7. 積載された用紙から該用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラと、該給紙ローラの用紙送り出し方向の下流側に配設された搬送ローラと、正逆回転可能に構成され、前記搬送ローラを、前記用紙が用紙搬送方向に搬送される正回転方向又は用紙搬送方向と逆方向に搬送される逆回転方向に択一的に駆動する回転式の駆動源と、該駆動源の駆動力を前記給紙ローラ伝達する動力伝達手段とを備える給紙装置において、
    前記動力伝達手段は、前記駆動源によって駆動される太陽歯車と、該太陽歯車に噛合しつつ該太陽歯車の周囲をそれぞれ独立して揺動する第1及び第2遊星歯車と、前記給紙ローラに連結され、前記駆動源が正回転方向に駆動されるときに前記第1遊星歯車に連係される一方、逆回転方向に駆動されるときに前記第2遊星歯車に連係される給紙歯車と、前記第2遊星歯車が前記給紙歯車に連係されているとき、前記給紙歯車の回転に連動して前記第1遊星歯車を前記給紙歯車から離間するカム手段とを備えることを特徴とする給紙装置。
  8. さらに、前記搬送ローラの用紙搬送方向の下流側に、用紙に印字動作を行う印字ヘッドを備えるところの請求項1〜7のいずれかに記載の給紙装置。
  9. 前記印字ヘッドは、インク液滴を用紙に向けて噴射するインクジェット式ヘッドであるところの請求項8記載の給紙装置。
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