JP2002361958A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP2002361958A
JP2002361958A JP2001171118A JP2001171118A JP2002361958A JP 2002361958 A JP2002361958 A JP 2002361958A JP 2001171118 A JP2001171118 A JP 2001171118A JP 2001171118 A JP2001171118 A JP 2001171118A JP 2002361958 A JP2002361958 A JP 2002361958A
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JP2001171118A
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Hirotsugu Nakano
裕嗣 中野
Koichiro Kawaguchi
川口  浩一郎
Hiroyuki Saito
斎藤  弘幸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置において、記録シートの後端がピン
チローラから抜ける際の挙動に起因した記録シート搬送
量の誤差を正確に検出し、正確な記録位置の補正を可能
とする。 【解決手段】 搬送ローラ36とピンチローラ37の対
と、排紙ローラ41と拍車42の対によって、記録シー
トPを搬送する構成において、その搬送量を、下流側の
排紙ローラ41に設けたエンコーダ機構44、45によ
って検出する。これにより、記録シートPの後端が搬送
ローラ36とピンチローラ37とのニップから離れると
きにピンチローラ37の付勢力などによって記録シート
が余分に搬送されても、その移動に連れて排紙ローラ4
1も回転するため、エンコーダ機構はその移動量を正確
に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の記録装置および記録方法に関し、
詳しくは、記録シートの搬送に伴いその後端が搬送ロー
ラなどから外れるときに生じる搬送誤差の検出に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の記録装置においては、記録媒体としての記録シート
を搬送する機構として、搬送ローラやこの搬送ローラに
記録シートを押し付け挟持することで搬送力を発生させ
るピンチローラ、また、ピンチローラの、上記押し付け
の為の付勢力を生じさせる手段、などからなる機構が設
けられている。この搬送機構は、給紙部から給送された
記録シートについて、記録ヘッドによる記録領域におい
て搬送を行なうものであり、一般的には、この記録領域
の前後に二対が設けられる。これにより、記録領域にお
ける記録シートの搬送を高精度に行ない、また、この間
の記録シートに所定の張力を付与し広範囲な部分を平坦
に保つことができる。
【0003】図7は、インクジェット方式の記録装置の
一従来例における、主に記録シートの搬送機構を示す断
面図である。
【0004】図において、キャリッジ部5に搭載された
記録ヘッド7は、図の紙面に対して垂直方向に走査し、
この走査の間にインクを吐出して記録を行なうことが可
能となる。この記録ヘッドによる記録領域に対し、記録
シートPは、キャリッジ部5の下側において、図中右側
から左側へ略水平に搬送される。すなわち、記録領域に
関して、記録シート搬送の上流側および下流側には、そ
れぞれ搬送ローラ(以下、LFローラともいう)36と
ピンチローラ37との対、および排紙ローラ41と拍車
42との対が、上述した二対の搬送機構として設けられ
る。このうち、ピンチローラ37は、ピンチローラホル
ダ30に設けられた回転軸に回転可能に支持され、ピン
チローラホルダ30がピンチローラバネ31によって付
勢されることにより、ピンチローラ37を搬送ローラ3
7に対して押圧することができる。排紙ローラ41と拍
車42との間にも、不図示の押圧機構によって同様に押
圧力が作用する。そして、これら二対のローラにおいて
記録シートPがそれぞれ挟持され、また、不図示の駆動
機構によって搬送ローラ36および排紙ローラ41が回
転駆動されることにより、記録シートPは、記録ヘッド
の一回の走査ごとに所定量づつ搬送される。
【0005】この搬送における搬送量の制御は、通常、
搬送ローラに直接取り付けられて回転するエンコーダホ
イールを有したエンコーダ機構が発生する信号に基づい
て行なわれる。具体的には、搬送ローラと同軸で回転す
るエンコーダホイールが回転するのに応じて発生する信
号をカウントなどして回転量もしくは回転位置を知り、
これに基づいて記録シートの搬送量を検出している。そ
して、その検出する搬送量が所定量になると、搬送ロー
ラ等を駆動するモータの回転を停止する制御を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような搬送機構においては、記録シートPの搬送におい
てその後端部が搬送ローラ36とピンチローラ37によ
る挟持から抜ける際に、記録シートPは意図している所
定の搬送量より多く搬送される場合があり、これによっ
て記録シートPに対する記録ヘッドの相対的な位置が正
規の位置からずれてしまうことが知られている。その結
果として、記録ヘッドからのインク吐出によって記録シ
ートP上に形成されるインクドットの位置(画像位置)
がずれて記録画像等の品位が損なわれることになる。
【0007】図8(a)および(b)は、搬送ローラ3
6とピンチローラ37との位置関係を示す図であり、同
図(b)に示すように、搬送ローラ36は搬送される記
録シートPの幅に対応した長さを有し、一方、ピンチロ
ーラ37はより短い長さのものが複数、搬送ローラに対
応して配設されている。この構成において、記録シート
Pの後端が搬送ローラ36とピンチローラ37による挟
持から抜けるとき、ピンチローラ37はそれまで挟持し
ていた記録シートPの厚さ分搬送ローラ側へ移動し、こ
の移動に伴うピンチローラの付勢力によって記録シート
Pが余分に搬送されることがある。その結果として、所
定量より多い搬送が行なわれることとなる。また、この
余分な搬送とともに、搬送ローラもその余分な搬送量に
見合った量の回転をする。
【0008】ところで、この記録シートの後端が搬送ロ
ーラから抜ける際に生ずる記録シートの余分な搬送量
は、その抜けに伴って搬送ローラが回転する分と、上記
付勢力によって記録シートが排紙ローラを回転させる分
でその駆動力伝達機構であるギアのバックラッシの範囲
内のものとに分けることができる。
【0009】この場合、搬送ローラが回転した分に関し
ては上述のエンコーダ機構によって検知することができ
る。しかし、排紙ローラがそのバックラッシの範囲内で
回転する分については、それを検出することはできな
い。従って、エンコーダによって検出する回転量に基づ
いて画像位置の補正を行なっても、排紙ローラが上記の
ように回転した分の誤差が補正されないままである場合
がある。
【0010】一方、このような搬送誤差に対処すべく、
例えば、搬送ローラの回転に関してブレーキを設け、記
録シートが抜ける際の上述の余分な搬送を抑制する構成
が考慮される。しかし、この場合には、搬送ローラを駆
動するための負荷トルクが大きくなり、駆動モータのグ
レードを上げるなどの必要があり、また、搬送速度を上
げられないといった問題を派生することにもなる。
【0011】なお、上述の記録シートの後端がピンチロ
ーラ部から抜け出た時点以降も、慣性等により排紙ロー
ラがバックラッシュ分さらに回転することもあり、これ
によっても記録画像位置がずれることある。
【0012】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、記録シー
トの後端がピンチローラから抜ける際の挙動に起因した
記録シート搬送量の誤差を正確に検出し、これにより、
正確な記録位置の補正を可能とする記録装置および記録
方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
記録ヘッドを用い、記録シートを搬送しつつ当該記録シ
ートに記録を行なう記録装置において、記録シートの搬
送路に設けられるローラおよび該ローラに対して記録シ
ートを付勢するための付勢機構とを有し、当該ローラを
回転させて記録シートの搬送を行なう第1搬送手段と、
前記搬送路において前記ローラより下流側に設けられ、
記録シートの搬送を行なう手段であって、記録シートの
移動に伴い動作可能な第2搬送手段と、該第2搬送手段
の前記動作の量を検出する検出手段と、該検出手段が検
出した動作量に基づいて、記録シートの搬送量を制御す
る制御手段と、を具えたことを特徴とする。
【0014】また、記録ヘッドを用い、記録シートを搬
送しつつ当該記録シートに記録を行なう記録方法におい
て、記録シートの搬送路に設けられるローラおよび該ロ
ーラに対して記録シートを付勢するための付勢機構とを
有し、当該ローラを回転させて記録シートの搬送を行な
う第1搬送手段と、前記搬送路において前記ローラより
下流側に設けられ、記録シートの搬送を行なう手段であ
って、記録シートの移動に伴い動作可能な第2搬送手段
と、を用意し、該第2搬送手段の前記動作の量を検出
し、該検出した動作量に基づいて、記録シートの搬送量
を制御する、ステップを有したことを特徴とする。
【0015】以上の構成によれば、記録シートの搬送路
において、第1搬送手段を構成するローラより下流側に
設けられ、記録シートの移動に伴い動作可能な第2搬送
手段について、上記動作の量を検出するので、例えば、
上流側のローラとその付勢機構とのニップから記録シー
トの後端が離れる際に付勢機構の付勢力によって意図し
ない記録シートの移動があっても、その移動量は、それ
に伴う第2搬送手段の動作量によって知ることができ
る。そして、その移動誤差に基づいて記録シートの搬送
を制御することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0017】本実施形態の記録装置は自動給紙装置が装
着され、この装着された状態の記録装置は、概略、給紙
装置、送紙部、排紙部、キャリッジ部、クリーニング部
からなる機構部を有するものである。また、これらの機
構部の他、以下で説明する各機構部の動作を制御し、ま
た、記録データに関する処理を行なう制御部が基板の形
態で設けられている。上記制御部は、CPU、ROM、
RAM等を有して構成されることは周知の記録装置と同
様である。また、本記録装置で用いられる記録ヘッド
は、インクジェット方式のものであり、そのうち、電気
発熱素子が発生する熱エネルギーを利用してインクに気
泡を生じさせ、この気泡の圧力によってインクを吐出す
る、いわゆるBJ方式を採用したものである。
【0018】上記機構部は、図1〜図3に示され、図1
は本記録装置の正面図、図2はその側面図、図3はその
横断面図をそれぞれ示す。以下では、まず、主に図3に
示す本記録装置の横断面を示す図を参照して、上記各機
構部について説明する。
【0019】(A)給紙部(給紙装置) 図3において、給紙部2は、記録装置本体に自動給紙装
置が装着されることによって構成される。自動給紙装置
はベース20を有し、このベース20に記録シートPを
積載する圧板21と記録シートPを給紙する給紙ローラ
28が取り付けられている。給紙ローラ28はその断面
が円形状の一部をカットしたD型形状をしたものであ
る。圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設
けられ、記録シートPの積載位置を規制することができ
る。この圧板21は、ベース20に形成された回転軸を
中心に回動可能に設けられ、圧板バネ212の付勢力に
よってその積載する記録シートPを給紙ローラ28に向
けて付勢することができる。また、圧板21と可動サイ
ドガイド23の、給紙ローラ28と対向する部位には、
それぞれ記録シートPの重送を防止するための、人工皮
革等の摩擦係数の大きい材質からなる分離パッド213
(図2参照)、234が設けられている。
【0020】また、ベース20には、記録シートPを一
枚ずつ分離するための分離パッド241を設けた分離パ
ッドホルダー24が、ベース20に設けられた回転軸を
中心に回動可能に設けられ、分離パッドバネ242によ
って給紙ローラ28に向けて付勢されている。また、こ
の分離パッドホルダー24には、上記付勢方向とは反対
方向に、回転コロ251が取り付けられた回転コロホル
ダー25が、回転コロバネ252の付勢力によって所定
圧で付勢されている。
【0021】自動給紙装置には、圧板21(またはそれ
に記載された記録シートP)と給紙ローラ28との当接
を解除するためのリリースカムギア299(図2参照)
が設けられている。そして、このギアの回転は、それに
よって圧板21が所定位置まで下がったときに給紙ロー
ラ28のカット部285が分離パッド241と対向する
位置になるように設定されており、これにより、分離パ
ッド241と給紙ローラ28との間に所定の空間を形成
することができる。このとき、回転コロ251は分離パ
ッド241に当接し記録シートPの重送を防いでいる。
【0022】以上のように、待機状態ではリリースカム
ギア299が圧板21を所定位置まで押し下げており、
これによって、圧板21と給紙ローラ28との当接、分
離パッド241と給紙ローラ28との当接は解除され
る。そして、この状態で、後述される送紙部3の搬送ロ
ーラ36を駆動するための駆動力が、ギア等を介して給
紙ローラ28及びリリースカム299に伝達されると、
リリースカム299は圧板21から離れ、これにより、
圧板21は上昇して給紙ローラ28と記録シートPとが
当接し、給紙ローラ28の回転に伴い記録シートPはピ
ックアップされるとともに、分離パッド241によって
一枚ずつ分離されて送紙部3に送られる。そして、記録
シートPを送紙部3に送り込んだ時点で、給紙ローラ2
8と圧板21および分離パッド241との当接が、リリ
ースカムギア299によって解除される。さらに、記録
シートPに対する記録が終了し、その排紙が完了した時
点で、戻しレバー26が分離パッド241上に入り込ん
だ記録シートPに作用し、圧板21上の積載位置まで記
録シートPを戻すことができる。
【0023】戻しレバー26、給紙ローラ28の駆動
は、搬送ローラ36の駆動力が所定のギアを介して伝達
される。この駆動力伝達の切換は、駆動切換部27(図
2参照)のソレノイド271、ソレノイドバネ272、
ソレノイドピン273、遊星ギアアーム274によって
行われる。すなわち、ソレノイドピン273が遊星ギア
アーム274に作用し、遊星ギアアーム274の動きを
規制しているときは、搬送ローラ36の駆動力は伝達さ
れない。一方、ソレノイドピン273が遊星ギアアーム
274から離隔されると、遊星ギアアーム274はフリ
ーになり、搬送ローラ36が正転あるいは逆転するのに
応じて、戻しレバー26、給紙ローラ28へ駆動力が伝
達される。
【0024】(B)送紙部 記録装置本体の構造部材を構成する、曲げ起こした板金
からなるシャーシ8(図2参照)に送紙部3を構成する
各要素が取り付けられている。すなわち、送紙部3は、
記録シートPを搬送するため、記録ヘッドによる記録領
域に関して搬送方向上流側に設けられる搬送ローラ36
とピンチローラ37との対、および下流側に設けられる
排紙ローラ41と拍車42との対を有して構成される。
搬送ローラ36は金属軸の表面にセラミックの粒子など
をコーティングして形成され、その両端の軸を、シャー
シ8の両側部に設けられた二つの軸受け38(図1参
照、他方は不図示)によって支持されている。
【0025】搬送ローラ36には、従動する複数のピン
チローラ37が当接可能に設けられており、このピンチ
ローラ37はピンチローラホルダー30に保持され、こ
のホルダーがピンチロラーバネ31によって付勢される
ことにより、ピンチローラ37が搬送ローラ36に圧接
し、これにより、記録シートPの搬送力を生じさせてい
る。このとき、ピンチローラホルダー30の回転軸はシ
ャーシ8に設けた上ガイド33の軸受けに取り付けら
れ、ピンチローラホルダー30は、この軸を中心に回動
する。ピンチローラホルダー30は一体で形成されてお
り、記録シートPの搬送方向については一定以上の剛性
を有する一方、それと垂直な方向に関する剛性を比較的
小さく設定することにより、ピンチローラバネ31の付
勢力がピンチローラ37に適切に作用するようにしてい
る。また、全てのピンチローラ37は、上述したよう
に、搬送ローラ36の回転軸と略平行に構成されている
(図1参照)。ピンチローラホルダー30及び上ガイド
33は記録シートPのガイドも兼ねている。さらに、上
述の給紙部2から記録シートPが搬送されてくる送紙部
3の入口には、記録シートPをガイドするプラテン34
が配設されている。また、上ガイド33には記録シート
Pの先端および後端を検出するためのPEセンサ32を
作用させるPEセンサレバー35が設けられている。ま
た、プラテン34はシャーシ8に取り付けられ、その位
置決めがなされる。本実施形態のピンチローラ37は、
POM等の摺動性の良い樹脂等で形成され、また、その
外径はφ3〜7mmの程度に設定されている。
【0026】また、プラテン34の紙基準側には記録シ
ートPの端部を覆う紙押さえ(不図示)が設けられてい
る。これによって、記録シートPの端部が変形またはカ
ールした場合でも、その端部が浮き上がってキャリッジ
50あるいは記録ヘッド7と干渉することを防止してい
る。
【0027】以上の送紙部2の上方には、後述されるキ
ャリッジ部5が構成されており、このキャリッジ部には
記録ヘッド7が搭載されて、その走査によって搬送ロー
ラ36とピンチローラ37の対および排紙ローラ41と
拍車42との対によって搬送される記録シートPに対し
てインクを吐出し記録を行なうことができる。
【0028】この記録動作では、送紙部3に送られた記
録シートPは、プラテン34、ピンチローラホルダー3
0及び上ガイド33に案内されて、搬送ローラ36とピ
ンチローラ37とのローラ対まで送られる。このとき、
PEセンサレバー35は搬送されてきた記録シートPの
先端によって動作し、これによってPEセンサによる記
録シートP先端を検出する。そして、その検出結果に基
づき、記録シートPに対する記録位置を定めることがで
きる。
【0029】なお、キャリッジ部5には、上述したよう
に、記録ヘッド7およびこれにブラック及びカラーのイ
ンクを供給するためのインクタンクが、各インクの色ご
とに、個別にかつキャリッジに対し着脱可能に配置され
ている。この記録ヘッド7は、上述のように、ヒータに
よりインクに熱を与え、この熱によりインクは膜沸騰を
生じ、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって
生じる圧力変化によって記録ヘッド7のノズルからイン
クが吐出されて記録シートP上に画像が記録される。各
色インクの記録ヘッド7には、記録素子を構成する上記
ノズルが、記録シートの搬送方向と並行するように配列
しており、これにより、後述される、未使用ノズルの設
定とそれを用いた、記録シート搬送誤差に応じた補正を
行なうことができる。
【0030】(C)キャリッジ部 キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッ
ジ50を有している。そしてキャリッジ50は、記録シ
ートPの搬送方向に対して交差する方向に延在するガイ
ド軸81(図1参照)及びキャリッジ50の後端を保持
して記録ヘッド7と記録シートPとの隙間を維持するた
めの、同様に延在するガイドレール82(図1参照)に
よって支持されている。
【0031】また、キャリッジ50はシャーシ8に取り
付けられたキャリッジモータ80(図1参照)によりタ
イミングベルト83(図1参照)を介して駆動される。
このタイミングベルト83は、アイドルプーリ84(図
1参照)によって張設、支持されるものである。さら
に、キャリッジ50には、上述の制御部を構成する電気
基板9から記録ヘッド7ヘ記録信号等を伝えるためのフ
レキシブル基板56(図1参照)を備えている。
【0032】上記構成において、記録シートPに記録を
行なうときは、記録する行位置(記録シートPの搬送方
向における位置)にローラ対36、37が記録シートP
を搬送するとともにキャリッジモータ80によりキャリ
ッジ50を記録する列位置(記録シートPの搬送方向と
交差する方向における位置)に移動させて、記録ヘッド
7の走査を行なう。この走査の間に、制御部からの記録
信号に基づいて記録ヘッド7を駆動して記録シートPに
対してインクを吐出し、画像等の記録を行なうことがで
きる。
【0033】(D)排紙部 上記送紙部の排紙ローラと拍車の対は排紙部を構成す
る。すなわち、排紙ローラ41に対応して、拍車ベース
341(図1参照)には、回転可能に拍車42が設けら
れ、これが排紙ローラ41に当接されている。排紙ロー
ラ41の駆動は、図4にて後述されるように、搬送ロー
ラ36のための駆動力が伝達ギア(図1〜図3において
不図示)によって伝達されることにより可能となる。
【0034】排紙ローラ41は、金属あるいは樹脂から
なる軸にゴム等の高摩擦材からなるローラ部が複数配置
されて構成されている(図1参照)。また、拍車42の
厚みは0.1mm程度であり、その外周に突起を設けら
れ、SUS(ステンレススチール)等の金属板と回転軸
受けを形成するPOMからなる樹脂部から構成されてい
る。
【0035】以上の構成によって、キャリッジ部5の記
録ヘッドの走査によって記録がなされた記録シートP
は、排紙ローラ41と拍車42とのニップを通って搬送
され、排紙トレー等に排出される。また、その搬送にお
いて、記録シートPは、その後端が搬送ローラ36とピ
ンチローラ37から外れてからは、この排紙部の排紙ロ
ーラ41と拍車42とに挟持されて搬送され、記録ある
いは排紙が行なわれる。また、拍車42には、拍車クリ
ーナー43が当接することで、拍車42に付着したイン
ク等を除去できる構成になっている。
【0036】図4は、上述した排紙部4の詳細を示す断
面図である。排紙ローラ41に同軸で取り付けられた排
紙ローラギア411は伝達ギア40と係合し、また、伝
達ギア40は搬送ローラと同軸で取り付けられた搬送ロ
ーラギア361と係合する。これにより、搬送ローラ3
6を駆動する駆動力は伝達ギア40を介して排紙ローラ
41に伝えられる。
【0037】この排紙ローラ41には、その回転位置を
検出するためのエンコーダホイール44が取り付けられ
ている。このエンコーダホイール44は円盤状の透明シ
ートの上に放射上のマークが所定ピッチで形成されたも
のであり、このマークを、光学式のエンコーダセンサー
45によって検出することにより、排紙ローラ41の回
転位置もしくは回転量を知ることができる。そして、こ
の検出された回転位置等は、記録動作における記録ヘッ
ド走査の間の所定量の記録シート搬送や、後述の、記録
シート後端が搬送ローラとピンチローラとの挟持から抜
ける際の搬送誤差の検出に用いられる。すなわち、本実
施形態では、記録シートの搬送量を検出すべく、その搬
送にかかる機構を構成する搬送ローラと排紙ローラのう
ち、搬送ローラの回転状態ではなく下流側に位置する排
紙ローラの回転状態が検出される。
【0038】この機構において、図5および図6を参照
して後述されるような搬送の誤差を生じたとき、上述の
制御部は、エンコーダセンサ45からの信号に基づいて
検出される搬送量が所定の搬送量と異なることによって
その搬送誤差を知ることができる。
【0039】(E)クリ−ニング部 クリーニング部6(図1、図2参照)は、記録ヘッド7
の吐出回復処理を行なうポンプ(不図示)や記録ヘッド
7の各ノズル内のインクの乾燥を抑えるためのキャップ
(不図示)を有して構成されている。
【0040】以上説明した本実施形態の記録装置におけ
る、記録シートPの後端が搬送ローラとピンチローラと
のニップから外れるときの挙動およびそれに伴う制御に
ついて、以下に図5および図6を参照して説明する。
【0041】図5(a)〜(c)は、送紙部における搬
送ローラとピンチローラとの間から記録シートが抜ける
ときの挙動を説明する図、図6(a)および(b)は、
図4に示した駆動力伝達のための各ギアの係合状態を示
す図である。
【0042】図6(a)は、通常の記録動作を行うとき
の記録シート搬送時の各ギアの係合状態を示している。
搬送ローラ36(搬送ローラギア361)は反時計周り
に回転し、その駆動力が伝達された伝達ギア41は時計
回り、さらに排紙ローラ41(排紙ローラギア411)
は時計回りに回転する。各ギア間にはバックラッシが存
在するが、同図に示すように、駆動力が伝達されている
状態では駆動力伝達における駆動側ギアの各歯の回転方
向後ろ側にバックラッシB1、B2が形成されることに
なる。
【0043】図5(a)は、記録シートPがピンチロー
ラ37、搬送ローラ36のニップを外れるときの状態を
示している。ピンチローラ37は、図中、略上方から下
方に力を受けているため、記録シートPは図中左方に押
し出される。このとき、搬送ローラ36も記録シートの
移動に連れて反時計周りに回転し、図5(b)に示す状
態になる。この時点で、まだ搬送ローラ36が搬送方向
に回転しているため駆動力伝達状態は図6(a)に示す
状態と変わらない。この状態では、図6(a)にて説明
したように、駆動力が伝達される方向において係合する
各ギアの歯の間で遊びはなく、このため、搬送ローラの
回転はダイレクトに排紙ローラに伝わる。この場合は、
エンコーダホイール44が検出する回転量は、搬送ロー
ラの回転量をも一定の関係の下で正確に反映したものと
なる。
【0044】一方、記録シートが上記ニップを離れると
きに左方に押す勢いが強いときは、図5(c)に示すよ
うに、記録シートは搬送ローラ36を離れ左方に移動す
る。このとき、この記録シートの移動に連れて排紙ロー
ラ41は反時計周りに回転する。このとき、搬送ローラ
36の駆動力は既に停止しているため、そのギア361
はフリーの状態にあり、図6(b)に示すように、排紙
ローラギア411はバックラッシB1の隙間の側に回転
でき、また、伝達ギア40はバックラッシB2の隙間の
側に回転できる。従って、上記の記録シートの移動量に
応じて、排紙ローラギア411と伝達ギア40間のバッ
クラッシB1の範囲内、さらにそれ以上排紙ローラが回
転した場合は伝達ギア40が時計回りに回転し、この伝
達ギア40と搬送ローラギア361の間のバックラッシ
B2の範囲内で、記録シートは移動することになる。
【0045】しかし、このような状態が生じても、記録
シートPは排紙ローラ41の回転とともに移動すること
は図6(a)に示す場合と変わりはない。すなわち、記
録シートの後端が搬送ローラとピンチローラのニップを
離れるときの状態がどのようであっても、排紙ローラ4
1が回転した量は、記録シートが移動した量に正確に対
応しており、従って、排紙ローラの回転量を検出するエ
ンコーダ45からの検出信号に基づき、そのとき搬送す
べき所定の搬送量と比較することにより、記録シート搬
送の搬送量誤差を正確に検出することができる。
【0046】なお、さらに上記記録シート移動の量が多
く、それによる回転が排紙ローラギア411、伝達ギア
40、搬送ローラギア361と、駆動力の伝達とは逆方
向に伝達しこれによって搬送ローラ36がさらに回転し
た場合でも、上記と同様に、記録シートの移動量と排紙
ローラ41の検出される回転量との対応関係は変わらな
いため、その回転量の正確な検出が可能となる。
【0047】さらに、記録シートの後端が完全に搬送ロ
ーラ36を離れ排紙ローラ41で搬送されている場合も
まったく同様であり、慣性などで排紙ローラが先回りし
ても(上述のバックラッシ分等)正確な紙送り量を検知
できる。
【0048】以上のように検出した記録シートの搬送
(移動)量に基づいて得られる搬送量誤差は、次のよう
な記録制御に用いられる。
【0049】上記のようにして得た搬送量誤差(所定量
より多い場合)の分について記録シートを逆方向に搬送
し、記録シートを正規の位置とした後、記録ヘッドの走
査による記録を行なうようにすることができる。
【0050】他の例として、検出した搬送誤差分、記録
ヘッドにおいて用いるノズルをシフトして記録を行なう
こともできる。詳細には、記録へッドとして、通常の記
録で用いるノズルの数より多いノズルを、記録シートの
搬送方向に沿って配列した記録ヘッドを用い、上記誤差
の量に応じて用いるノズルをシフトするよう、記録ヘッ
ド駆動を制御するものである。
【0051】さらに他の例として、上記のノズルシフト
は一定量とし、それに対する過不足分を記録シートを搬
送することにより調節するようにしてもよい。
【0052】以上説明した実施形態によれば、正確な搬
送誤差の検出およびそれに基づく補正を行なうことがで
きるとともに、従来その誤差対策のために設けていた、
余分なブレーキ等を除去でき、駆動力を発生するモータ
の負荷トルクを下げることも可能になる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、記録シートの搬送路において、第1搬送手段
を構成するローラより下流側に設けられ、記録シートの
移動に伴い動作可能な第2搬送手段について、上記動作
の量を検出するので、例えば、上流側のローラとその付
勢機構とのニップから記録シートの後端が離れる際に付
勢機構の付勢力によって意図しない記録シートの移動が
あっても、その移動量は、それに伴う第2搬送手段の動
作量によって知ることができる。そして、その移動誤差
に基づいて記録シートの搬送を制御することが可能とな
る。
【0054】この結果、記録装置において、例えば、記
録シートの後端がピンチローラから抜ける際の挙動に起
因した記録シート搬送量の誤差を正確に検出し、正確な
記録位置の補正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる記録装置の正
面図である。
【図2】上記記録装置の側面図である。
【図3】上記記録装置の横断面図である。
【図4】上記記録装置における、排紙ローラの駆動力伝
達機構およびその回転量を検出するための機構を示す図
である。
【図5】(a)〜(c)は、記録シートの後端が搬送ロ
ーラとピンチローラとのニップを抜けるときの記録シー
トの挙動を説明する図である。
【図6】(a)および(b)は、上記記録シートの挙動
における図4に示したギアの係合関係を説明する図であ
る。
【図7】従来例にかかる記録装置を示す横断面図であ
る。
【図8】(a)および(b)は、上記従来の記録装置に
おける、搬送ローラとピンチローラとの関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
2 給紙装置 3 送紙部 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 記録ヘッド 8 シャーシ 9 電気基板 20 ベース 21 圧板 212 圧板バネ 213 分離シート(圧板側) 23 可動サイドガイド 234 分離シート(可動サイドガイド側) 24 分離パッドホルダー 241 分離パッド 242 分離パッドバネ 25 回転コロホルダー 251 回転コロ 252 回転コロバネ 26 戻しレバー 27 駆動切り替え部 271 ソレノイド 272 ソレノイドバネ 273 ソレノイドピン 274 遊星ギアアーム 28 給紙ローラ 285 給紙ローラ切り欠き部 30 ピンチローラホルダー 31 ピンチローラバネ 32 PEセンサー 33 上ガイド 34 プラテン 341 拍車取り付け部 35 PEセンサーレバー 36 搬送ローラ 361 搬送ローラギア 37 ピンチローラ 40 伝達ギア 41 排紙ローラ 411 排紙ローラギア 42 拍車 44 エンコーダホイール 45 エンコーダセンサ 50 キャリッジ 56 フレキシブル基板 80 キャリッジモータ 88 LFモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 弘幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA07 EB12 EB36 EB37 EC07 EC12 EC34 EC35 FA03 HA28 HA29 2C058 AB04 AB15 AC07 AD04 AE02 AE09 AF23 AF25 AF29 GA02 GB07 GB13 GB25 GB30 GB32 GB49 GB53 2C059 BB13 BB15 3F049 DA12 EA22 EA29 LA07 LB03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを用い、記録シートを搬送し
    つつ当該記録シートに記録を行なう記録装置において、 記録シートの搬送路に設けられるローラおよび該ローラ
    に対して記録シートを付勢するための付勢機構とを有
    し、当該ローラを回転させて記録シートの搬送を行なう
    第1搬送手段と、 前記搬送路において前記ローラより下流側に設けられ、
    記録シートの搬送を行なう手段であって、記録シートの
    移動に伴い動作可能な第2搬送手段と、 該第2搬送手段の前記動作の量を検出する検出する検出
    手段と、 該検出手段が検出した動作量に基づいて、記録シートの
    搬送量を制御する制御手段と、を具えたことを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2搬送手段は、ローラおよび該ロ
    ーラに記録シートを付勢するための付勢機構を有したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記第2搬送手段のロ
    ーラの回転を検出するエンコーダを有し、該エンコーダ
    の検出信号に基づき前記動作量として前記ローラの回転
    量を検出することを特徴とする請求項2に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2搬送手段の当該搬送のための駆
    動力は、前記第1搬送手段の前記ローラの回転させる駆
    動力がギアを介して伝達されるものであり、前記第2搬
    送手段における記録シートの移動に伴う前記動作の量は
    前記ギアのバックラッシ分であることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記検出手段が検出し
    た動作量について記録シートの所定の搬送量の誤差分を
    求め、当該誤差を修正すべく前記誤差分の記録シート搬
    送を行なうことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記検出手段が検出し
    た動作量について記録シートの所定の搬送量の誤差分を
    求め、当該誤差を修正すべく前記記録ヘッドで用いる記
    録素子の位置をシフトすることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記検出手段が検出し
    た動作量について記録シートの所定の搬送量の誤差分を
    求め、当該誤差を修正すべく、前記記録ヘッドで用いる
    記録素子の位置を所定量シフトするとともに、記録シー
    ト搬送を行なうことを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、電気発熱素子が発生
    する熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じさせ、
    この気泡の圧力によってインクを吐出することにより記
    録を行なうことを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 記録ヘッドを用い、記録シートを搬送し
    つつ当該記録シートに記録を行なう記録方法において、 記録シートの搬送路に設けられるローラおよび該ローラ
    に対して記録シートを付勢するための付勢機構とを有
    し、当該ローラを回転させて記録シートの搬送を行なう
    第1搬送手段と、前記搬送路において前記ローラより下
    流側に設けられ、記録シートの搬送を行なう手段であっ
    て、記録シートの移動に伴い動作可能な第2搬送手段
    と、を用意し、 該第2搬送手段の前記動作の量を検出し、 該検出した動作量に基づいて、記録シートの搬送量を制
    御する、ステップを有したことを特徴とする記録方法。
  10. 【請求項10】 前記第2搬送手段は、ローラおよび該
    ローラに記録シートを付勢するための付勢機構を有した
    ことを特徴とする請求項9に記載の記録方法。
  11. 【請求項11】 前記検出ステップは、前記第2搬送手
    段のローラの回転を検出するエンコーダを用い、該エン
    コーダの検出信号に基づき前記動作量として前記ローラ
    の回転量を検出することを特徴とする請求項10に記載
    の記録方法。
  12. 【請求項12】 前記第2搬送手段の当該搬送のための
    駆動力は、前記第1搬送手段の前記ローラの回転させる
    駆動力がギアを介して伝達されるものであり、前記第2
    搬送手段における記録シートの移動に伴う前記動作の量
    は前記ギアのバックラッシ分であることを特徴とする請
    求項9ないし11のいずれかに記載の記録方法。
  13. 【請求項13】 前記制御ステップは、前記検出ステッ
    プで検出した動作量について記録シートの所定の搬送量
    の誤差分を求め、当該誤差を修正すべく前記誤差分の記
    録シート搬送を行なうことを特徴とする請求項9ないし
    12のいずれかに記載の記録方法。
  14. 【請求項14】 前記制御ステップは、前記検出ステッ
    プが検出した動作量について記録シートの所定の搬送量
    の誤差分を求め、当該誤差を修正すべく前記記録ヘッド
    で用いる記録素子の位置をシフトすることを特徴とする
    請求項9ないし12のいずれかに記載の記録方法。
  15. 【請求項15】 前記制御ステップは、前記検出ステッ
    プが検出した動作量について記録シートの所定の搬送量
    の誤差分を求め、当該誤差を修正すべく、前記記録ヘッ
    ドで用いる記録素子の位置を所定量シフトするととも
    に、記録シート搬送を行なうことを特徴とする請求項9
    ないし12のいずれかに記載の記録方法。
  16. 【請求項16】 前記記録ヘッドは、電気発熱素子が発
    生する熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じさ
    せ、この気泡の圧力によってインクを吐出することによ
    り記録を行なうことを特徴とする請求項9ないし15の
    いずれかに記載の記録方法。
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