JP4645184B2 - 被記録媒体搬送方法及び画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路に設けられたローラによって被記録媒体を狭持して搬送しながら、記録手段によって該被記録媒体に画像を記録する画像記録装置に関するものであり、より詳しくは、当該画像記録装置に適用される被記録媒体の搬送方法に関するものである。
図11は、従来の画像記録装置における画像記録手段周辺の構成を示すものである。図に示すように、搬送路90の上側に、記録用紙Pの幅方向に走査されながらインクを吐出する記録ヘッド91が走査可能に設けられ、該記録ヘッド91と対向する搬送路90の下側には、記録中の記録用紙を支持するプラテン92が配設されて画像記録手段を構成している。また、記録ヘッド91の搬送方向上流側及び下流側には、駆動ローラ93,94及び押さえローラ95,96が搬送路90の対向位置に各一対設けられて搬送手段を構成している。図には示していないが、駆動ローラ93,94にはモータ等の駆動源からギア等を介して駆動力が伝達されるようになっており、一方、押さえローラ95,96は上下動可能に配設されるとともに、バネ等により駆動ローラ93,94側へそれぞれ付勢されて、駆動ローラ93,94と圧接している。
不図示の用紙トレイから搬送手段により給送された記録用紙Pは、上流側の駆動ローラ93及び押さえローラ95に狭持されてプラテン92上へ搬送される。記録用紙Pの先端が記録ヘッド91の下方に至ると記録ヘッド91の走査が開始されて、該記録用紙Pに記録ヘッド91からインクが吐出される。上記駆動ローラ93及び押さえローラ95は所定の改行幅で間欠駆動しており、該駆動ローラ93及び押さえローラ95が間欠する毎に記録ヘッド91が走査され、これを繰り返すことにより、所定の改行幅毎で搬送される記録用紙Pの所定領域に画像が記録される。また、記録用紙Pの先端が下流側の駆動ローラ94及び押さえローラ96へ至ると、記録用紙Pは、先端側を駆動ローラ94及び押さえローラ96に狭持され、且つ後端側を駆動ローラ93及び押さえローラ95に狭持された状態で画像記録が行われる。さらに記録用紙Pが搬送されると、記録用紙Pの後端が駆動ローラ93及び押さえローラ95を通過して、該記録用紙Pは下流側の駆動ローラ94及び押さえローラ96によって搬送される。そして、画像記録が終了した記録用紙Pは、駆動ローラ94及び押さえローラ96も通過して、不図示の排紙トレイへ排出される。
ここで、記録ヘッド91の上流側に配設された駆動ローラ93と押さえローラ95とは互いのローラ面が圧接してニップ領域を形成しているが、記録用紙Pの後端が該ニップ領域を通過する際に、駆動ローラ93と押さえローラ95とによる狭持力が一度に開放されるとともに、記録用紙Pの後端に押さえローラ95の付勢力が加わることにより、記録用紙Pは搬送方向へ押し出される。この押し出し力により、所定の改行幅以上に記録用紙Pが搬送されるという所謂飛びが生じる。当該飛びが生じると、副走査方向の記録位置がずれ、例えば写真印刷のように用紙全面に画像を記録する場合に、記録画像にムラや白抜けが発生するという問題があった。
かかる問題を解決するための手段として、記録用紙Pの後端が駆動ローラ93と押さえローラ95とのニップ領域を通過する際に、記録用紙Pに生じるであろう飛び量の分だけ所定改行幅を少ない量として搬送するように駆動ローラ93を制御する方法が公知である(特許文献1参照)。すなわち、駆動ローラ93と押さえローラ95とのニップ領域を記録用紙Pの後端が通過する際には、所定の改行幅から予測される飛び量を差し引いた量だけ記録用紙Pを搬送するように駆動ローラ93の回転を制御する。これにより、記録用紙Pに飛びが生じても改行幅が増加することがなく、記録画像に白抜け等が生じることを防止できる。
また、駆動ローラ93及び押さえローラ95の下流側の駆動ローラ96の回転量で記録用紙Pの飛び量を検出して搬送誤差を求め、該搬送誤差を補正する制御方法が公知である(特許文献2参照)。すなわち、記録用紙Pに飛びが発生すると、その際に該記録用紙を狭持して搬送している下流側の駆動ローラ94が所定の改行幅より余分に回転するので、該回転量から搬送誤差を求めることができる。搬送誤差が検出された場合には、前述したような記録ヘッド91による通常の画像記録を行わずに、搬送誤差分だけ記録用紙Pを逆方向へ搬送してから記録ヘッド91を走査するように制御する。また、記録用紙Pを逆送する代わりに、記録ヘッド91のノズルを通常数より搬送方向に多く配置して、搬送誤差の分だけ使用するノズルをシフトさせて画像記録を行うように制御する。これにより、記録用紙Pに飛びが生じても記録画像にムラや白抜けが生じることを防止できる。
特開平9−240088号公報 特開2002−361958号公報
しかし、記録用紙Pの後端が駆動ローラ93と押さえローラ95とのニップ領域を通過する際に発生する飛び量は、記録用紙Pのサイズや厚み等によって変動し、常に一定の飛び量が発生するわけではない。図12は、駆動ローラ93及び押さえローラ95の配置を示す平面図であるが、図に示すように、1つの駆動ローラ93に対して4つの押さえローラ95が軸方向に所定間隔で列設されており、各押さえローラ95が不図示のバネ等の付勢手段により駆動ローラ93へ付勢されて駆動ローラ93のローラ面と各押さえローラ95のローラ面とが圧接してニップ領域Nを形成している。したがって、例えば記録用紙Pの幅が駆動ローラ93のローラ幅のほぼ全域に渡る場合には、該記録用紙Pは4つの押さえローラ95により狭持されるが、駆動ローラ93のローラ幅の半分程度である場合には、該記録用紙Pは2つの押さえローラ95により狭持されることとなる。記録用紙Pを狭持する押さえローラ95の数が異なれば、該押さえローラ95の付勢力による記録用紙Pの押し出し力も異なるので、記録用紙Pに生じる飛び量も異なる。同様に、記録用紙Pの厚みが異なれば飛び量も異なる。さらに、記録用紙Pの後端が4つの押さえローラ95の各ニップ領域Nを常に同時に通過するとは限らず、そのタイミングによっても記録用紙Pに生じる飛び量は異なる。このように、記録用紙Pのサイズや厚み、後端が通過するタイミング等によって変動する飛び量を、すべて一定の予測値で補正することは難しい。また、記録用紙Pの後端が通過するタイミングのように、同じ紙厚で同じサイズの記録用紙Pであっても、搬送される記録用紙P毎に変動するものを、予め予測することも困難である。
一方、記録ヘッド91より下流側の駆動ローラ94の回転量で記録用紙Pの飛び量を検出するには、記録用紙Pの移動と駆動ローラ94の回転とを的確に一致させる必要がある。したがって、下流側の駆動ローラ94に記録用紙Pを密接させるべく、押さえローラ96により付勢力を加える必要があるが、押さえローラ96は記録ヘッド91により記録された直後の記録面と接触するので、該押さえローラ96による付勢力をあまりに強くすれば、押さえローラ96による狭持の跡が記録画像に残るという問題があり、押さえローラ96の付勢力を高めることは好ましくない。しかし、押さえローラ96の付勢力が弱ければ、記録用紙Pの飛び量を正確に検出することができないとい問題がある。
また、検出した記録用紙Pの飛び量を補正するために、その飛び量を搬送誤差として記録用紙Pを逆方向へ搬送するには、駆動ローラ94を逆方向に回転する必要があり、駆動伝達機構のギア間のバックラッシをも考慮して駆動系の制御を行わなければならず、極めて複雑である。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、被記録媒体の飛び量を検出して、その飛び量に対する補正を簡易且つ確実に行うことができる手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、所定の搬送路の上流側に設けられ、被記録媒体を挟持し得る一対のローラを有する搬送手段と、当該搬送路の下流側に設けられ、所定の改行幅である単位送り量被記録媒体が上記搬送手段によって搬送される毎に被記録媒体に画像を記録する記録手段とを備えた画像記録装置に適用される被記録媒体搬送方法であって、被記録媒体が搬送路に沿って単位送り量搬送され、上記単位送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第1ステップと、搬送される被記録媒体後端の飛び警戒領域への進入が検出される第2ステップと、被記録媒体後端が飛び警戒領域に進入したときに、上記単位送り量が複数の微小送り量に分割され当該被記録媒体が当該微小送り量づつ送られる第3ステップと、被記録媒体に飛び現象が生じたときに搬送手段に備えられた回転センサの回転に応じて当該被記録媒体の飛び量が検出される第4ステップと、当該飛び量を相殺すべく上記微小送り量が調整され、調整された当該微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第5ステップとを含むものである。
この構成によれば、被記録媒体は搬送路に沿って搬送手段により単位送り量送られる。ここで、「単位送り量」とは、記録手段によって画像が連続的に記録される際の被記録媒体の所定の改行幅を意味する。したがって、被記録媒体は、搬送手段により当該改行幅ずつ搬送され、当該改行幅毎に記録手段によって画像記録が行われる。その後、被記録媒体後端が飛び警戒領域に進入すると、被記録媒体は上記単位送り量搬送されずに、該単位送り量を複数に分割した微小送り量づつ搬送される。ここで、「飛び警戒領域」とは、被記録媒体に飛び現象が発生する可能性が高い領域を意味し、具体的には、記録手段の上流側で被記録媒体を狭持する一対のローラ付近を意味する。上記回転センサは、上記飛び現象とその飛び量を検出し、被記録媒体に飛び現象が生じたときは、上記微小送り量が調整され、上記飛び現象によって生じた飛び量が相殺される。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、上記飛び現象の発生は、上記回転センサが上記ローラの連れ回りを検出することによって判断されるものである。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、上記一対のローラは、上記回転センサが設けられた駆動ローラと、当該駆動ローラに所定の押圧力で押圧され、駆動ローラに従動する押さえローラとを備えたものである。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、上記微小送り量は、上記単位送り量をn分割して決定されるものである。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目の微小分割送りによって送り量の最大限の補正が行われ、当該補正によっても上記飛び量が相殺されないときに、第(k+2)番目以降の微小分割送りによってさらに送り量の補正が行われるものである。ここで、「最大限の補正」とは、当該微小送り量に対応する量の補正である。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目ないし第(k+3)番目の微小分割送りによって当該飛び量が相殺されるものである。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、検出された飛び量が所定の閾値を超えるときは、上記微小送り量が一定量だけ調整されるものである。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、被記録媒体が所定の規格サイズ以下である場合に、上記第4ステップ及び第5ステップに代えて、予め定められた補正量だけ上記微小送り量が調整され、調整された上記微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第6ステップを行うものである。ここで、「所定の規格サイズ」は、被記録媒体の少なくとも幅によって定められるものであり、必ずしも幅及び長さから定める必要はない。
また、本発明は、上記被記録媒体搬送方法において、被記録媒体が所定の規格サイズ以下である場合に、上記第5ステップに代えて、予め定められた補正量と上記第4ステップで検出される飛び量を相殺する補正量とだけ上記微小送り量が調整され、調整された上記微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第6ステップを行うものである。なお、該第6ステップは、上記第4ステップ及び第5ステップの前後のいずれで行うこととしてもよい
また、本発明は、所定の搬送路の上流側に設けられ、被記録媒体を挟持し搬送路に沿って単位送り量搬送する一対のローラを有する搬送手段と、当該搬送路の下流側に設けられ、被記録媒体が上記搬送手段によって搬送される単位送り量被記録媒体が上記搬送手段によって搬送される毎に被記録媒体に画像を記録する記録手段とを備えた画像記録装置であって、給送される被記録媒体の位置を検出する位置センサと、上記ローラの回転を検出する回転センサと、上記ローラの回転を制御する制御装置とを有し、当該制御装置は、給送される被記録媒体が飛び警戒領域に進入したときに、上記単位送り量を複数の微小送り量に分割し、当該被記録媒体が当該微小送り量づつ搬送されるように上記ローラの回転を制御する第1制御部と、被記録媒体に飛び現象が生じたときに、上記回転センサの回転に基づいて当該被記録媒体の飛び量を求め、当該飛び量を相殺すべく上記微小送り量を調整し、調整した当該微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送した被記録媒体に画像を記録する第2制御部とを備えるものである。
また、本発明は、上記画像記録装置において、上記回転センサが、上記飛び現象によって生じる上記ローラの連れ回りを検出するエンコーダである。
また、本発明は、上記画像記録装置において、上記第2制御部が、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目の微小分割送りによって送り量の最大限の補正を行い、当該補正によっても上記飛び量が相殺されないときに、第(k+2)番目以降の微小分割送りによってさらに送り量の補正を行うものである。
また、本発明は、上記画像記録装置において、上記第2制御部が、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目ないし第(k+3)番目の微小分割送りによって当該飛び量を相殺するものである。
また、本発明は、上記画像記録装置において、上記第2制御部が、検出された飛び量が所定の閾値を超えるときは、上記微小送り量を一定量だけ調整するものである。
本発明に係る被記録媒体搬送方法によれば、搬送手段により単位送り量送られて画像記録が行われている被記録媒体の後端が飛び警戒領域に進入すると、単位送り量を複数に分割した微小送り量づつ搬送され、回転センサが上記飛び現象とその飛び量を検出したときは、飛び量が相殺されるように上記微小送り量が調整され、調整された当該微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録されるので、飛び量に対する補正を簡易且つ確実に行うことができる。これにより、被記録媒体後端付近に記録される画像の劣化がないという利点がある。
また、本発明によれば、上記飛び現象の発生を、上記回転センサが上記ローラの連れ回りを検出することによって判断することとしたので、被記録媒体の記録画像を劣化させることなく、飛び現象及び飛び量を正確に把握できる。
また、本発明によれば、上記一対のローラを、上記回転センサが設けられた駆動ローラと、当該駆動ローラに所定の押圧力で押圧され、駆動ローラに従動する押さえローラとから構成したので、被記録媒体を押さえローラにより駆動ローラに密接させて、非記録媒体の飛び量を駆動ローラの連れ回りで確実に検出することができる。
また、本発明によれば、上記単位送り量をn分割して決定したので、微小送り量が一定となり、上記飛び現象を確実に検出することができる。
また、本発明によれば、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目の微小分割送りによって送り量の最大限の補正が行われ、当該補正によっても上記飛び量が相殺されないときに、第(k+2)番目以降の微小分割送りによってさらに送り量の補正が行われるものとしたので、飛び現象が発生した直後に、その飛び量を相殺することができる。したがって、単位送り量分の微小分割送りを行う間に飛び現象が発生しても、その単位送り量分の微小分割送りが終了するまでに、その飛び量の相殺をして、単位送り量を一定に保つことができる。
また、本発明によれば、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目ないし第(k+3)番目の微小分割送りによって当該飛び量を相殺するので、飛び現象が発生した直後に、その飛び量を相殺することができる。
また、本発明によれば、検出された飛び量が所定の閾値を超えるときは、上記微小送り量が一定量だけ調整するので、すべての飛び量に対応した複雑な制御を要することなく、飛び量が簡単且つ実用的な範囲で迅速に相殺される。
また、本発明によれば、被記録媒体が所定の規格サイズ以下である場合に、上記第4ステップ及び第5ステップに代えて、予め定められた補正量だけ上記微小送り量が調整され、調整された上記微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第6ステップを行うので、飛び量の検出が困難な所定規格サイズ以下の被記録媒体に対しても、被記録媒体の飛び現象によって生じた飛び量を補正することができる。これにより、所定の規格サイズ以下の被記録媒体に、複数に分割したバンド単位で画像記録を行う場合に、各バンド間のつながり部分の記録画像にムラが生じる所謂バンディングが生じることを防止できる。また、本発明によれば、被記録媒体が所定の規格サイズ以下である場合に、上記第5ステップにえて、予め定められた補正量と上記第4ステップで検出される飛び量を相殺する補正量とだけ上記微小送り量が調整され、調整された上記微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第6ステップを行うので、飛び量の検出が困難な所定規格サイズ以下の被記録媒体に対しても、被記録媒体の飛び現象によって生じた飛び量を補正することができる。これにより、所定の規格サイズ以下の被記録媒体に、複数に分割したバンド単位で画像記録を行う場合に、各バンド間のつながり部分の記録画像にムラが生じる所謂バンディングが生じることを防止できる。
また、本発明に係る画像記録装置によれば、位置センサにより、単位送り量送られて画像記録が行われている被記録媒体の後端が飛び警戒領域に進入したか否かを検出し、第1制御部が、単位送り量を複数に分割した微小送り量となるようにローラの回転を制御し、回転センサが上記飛び現象とその飛び量を検出したときは、第2制御部が飛び量を相殺すべく上記微小送り量を調整し、調整した当該微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送した被記録媒体に画像を記録するので、飛び量に対する補正を簡易且つ確実に行うことができる。これにより、被記録媒体後端付近に記録される画像の劣化がないという利点がある。
また、本発明によれば、上記回転センサを、上記飛び現象によって生じる上記ローラの連れ回りを検出するエンコーダとしたので、回転センサが簡単且つ安価に構成され得るという利点がある。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複合機1(画像記録装置)の外観構成を示すものである。本複合機1は、下部にプリンタ部2を、上部にスキャナ部3を一体的に備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能を有する。該複合機1のうちプリンタ部2が本発明に係る画像記録装置に相当し、プリンタ機能以外の機能は任意のものである。したがって、スキャナ部3がなく、スキャナ機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタであっても、さらに通信部を備えてファクシミリ機能等を有するものであってもよい。また、本発明に係る画像記録装置を複合機として実施する場合には、本実施の形態に示す複合機1のような小型のものであっても、複数の給紙カセットや自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)を備えた大型のものであってもよい。また、複合機1は、主に不図示のコンピュータと接続されて、該コンピュータから送信された画像データや文書データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録するものであるが、その他、デジタルカメラと接続されてデジタルカメラから出力される画像データを記録用紙に記録したり、各種記録媒体を装填して、該記録媒体に記録された画像データ等を記録用紙に記録することも可能である。
図1に示すように、複合機1は概ね直方体の外形であり、複合機1の下部がプリンタ部2となっている。プリンタ部2は、正面に開口2aが形成されており、該開口2aに露出するようにして給紙トレイ20及び排紙トレイ21が上下2段に設けられている。給紙トレイ20は、被記録媒体である記録用紙を貯蔵するためのものであり、A4サイズ以下の、B5サイズ、はがきサイズ等の各種サイズの記録用紙が収容可能となっており、必要に応じてスライドトレイ20aを引き出してトレイ面を拡大することができるようになっている。該給紙トレイ20に収容された記録用紙(不図示)がプリンタ部2の内部へ給送されて所望の画像が記録され、排紙トレイ21へ排出されるようになっている。
複合機1の上部はスキャナ部3であり、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。図1及び図2に示すように、複合機1の天板として開閉自在に設けられた原稿カバー30の下側に、プラテンガラス31及び画像読取キャリッジ32が設けられている。プラテンガラス31は画像読取りを行う原稿を載置するためのものであり、該プラテンガラス31の下方には、複合機1の奥行き方向を主走査方向とする画像読取キャリッジ32が、複合機1の幅方向に走査可能に設けられている。
複合機1の正面上部には、プリンタ部2やスキャナ部3を操作するための操作パネル4が設けられている。操作パネル4は各種操作ボタンや液晶表示部から構成されており、複合機1は、該操作パネル4からの操作指示によっても、コンピュータに接続されて該コンピュータからプリンタドライバを介して送信される指示によっても動作するようになっている。例えば、複合機1の正面の左上部には、記録媒体である各種小型メモリカードを装填可能なスロット部5が設けられており、該スロット部5に装填された小型メモリカードに記録された画像データを読み出して液晶表示部に表示させ、任意の画像をプリンタ部2により記録用紙に記録させるための入力を、操作パネル4から行うことができる。
以下、図2及び図3を参照して複合機1の内部構成、特にプリンタ部2の構成について説明する。図に示すように、複合機1の底側に設けられた給紙トレイ20の奥側には、給紙トレイ20に積載された記録用紙を分離して上方へ案内するための分離傾斜板22が配設されており、該分離傾斜板22から上方へ向かって搬送路23が形成されている。該搬送路23は、上方へ向かった後、正面側へ曲がって、複合機1の背面側から正面側へと延びており、画像記録部24(記録手段)を通過して排紙トレイ21へ通じている。したがって、給紙トレイ20に収容された記録用紙は、搬送路23により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録部24に至り、該画像記録部24により画像記録が行われた後、排紙トレイ21に排出されることとなる。
図3に示すように、給紙トレイ20の上側には、給紙トレイ20に積載された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送路23へ供給するための給紙ローラ25が設けられている。該給紙ローラ25は、給紙トレイ20に接離可能に上下動する給紙アーム26の先端に軸支されており、複数のギアが噛合されてなる駆動伝達機構27により、モータ(不図示)の駆動が伝達されて回転するようになっている。給紙アーム26は、基端側を軸として上下方向に揺動可能に配設されており、待機状態では、不図示の給紙クラッチやバネ等により図に示すように上側へ跳ね上げられており、記録用紙を供給する際に下側へ揺動する。給紙アーム26が下側へ揺動することにより、その先端に軸支された給紙ローラ25が給紙トレイ20上の記録用紙の表面に圧接する。その状態で、給紙ローラ25が回転することにより、給紙ローラ25のローラ面と記録用紙との間の摩擦力で最上位置の記録用紙が分離傾斜板22へ送り出される。該記録用紙は、その先端が分離傾斜板22に当接して上方へ案内され、搬送路23へ送り込まれる。また、給紙ローラ25によって最上位置の記録用紙が送り出される際に、その直下の記録用紙が摩擦や静電気の作用によって共に送り出される場合があるが、該記録用紙は分離傾斜板22に当接することによって制止される。
搬送路23は、画像記録部24等が配設されている箇所以外は、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とから構成されている。例えば、複合機1の背面側の搬送路23は、外側ガイド面は複合機1のフレームと一体に形成され、内側ガイド面がガイド部材28がフレーム内に固定されることにより構成されている。また、搬送路23において、特に搬送路23が曲がっている箇所には、各搬送コロ29が外側ガイド面又は内側ガイド面へローラ面を露出するようにして、搬送路23の幅方向を軸方向として回転自在に設けられている。これら各搬送コロ29によって、搬送路23が曲がっている箇所においてガイド面に接触する記録用紙の搬送が円滑となる。
図3に示すように、搬送路23が下方から上方へUターンした後の下流側には、画像記録部24が設けられている。該画像記録部24は、不図示の走査キャリッジに搭載されたインクジェット記録ヘッド40が、搬送路23の幅方向を主走査方向として走査可能に設けられ、不図示のインクカートリッジから供給されるシアン(C)・マゼンダ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の各色インクを吐出しながら走査されることにより、プラテン41上を搬送される記録用紙へ画像記録を行うものである。
また、上記画像記録部24の上流側には、搬送路23を搬送されている記録用紙を狭持して、プラテン41上へ搬送する一対の駆動ローラ42及び押さえローラ43が設けられている。一方、画像記録部24の下流側には、記録済みの記録用紙を狭持して搬送する一対の排紙ローラ44及び拍車ローラ45が設けられている。駆動ローラ42及び排紙ローラ44に、不図示のモータから駆動力が伝達されて、所定の改行幅で間欠駆動するようになっている。一方、押さえローラ43は駆動ローラ42に所定の押圧力で押圧するように付勢されて回転自在に設けられており、駆動ローラ42との間に記録用紙が進入した場合に該記録用紙の厚み分だけ退避して該記録用紙を駆動ローラ42とともに狭持し、駆動ローラ42の回転力を確実に記録用紙へ伝達するためのものである。拍車ローラ45も排紙ローラ44に対して同様に設けられたものであるが、記録済みの記録用紙と圧接するので、記録用紙に記録された画像を劣化させないようにローラ面が拍車状に凹凸したものとなっている。
したがって、駆動ローラ42及び押さえローラ43に狭持された記録用紙は、所定の改行幅でプラテン41上を間欠して搬送され、その改行毎にインクジェット記録ヘッド40が走査されて、記録用紙の先端側から画像記録が行われる。画像記録が行われた記録用紙の先端側は、その後、排紙ローラ44及び拍車ローラ45に狭持され、該記録用紙は先端側を排紙ローラ44及び拍車ローラ45に、後端側を駆動ローラ42及び押さえローラ43に狭持された状態で所定の改行幅で間欠して搬送され、同様にインクジェット記録ヘッド40により画像記録が行われる。さらに記録用紙が搬送されると、記録用紙の後端が駆動ローラ42及び押さえローラ43を通過して、これらによる狭持が開放され、排紙ローラ44及び拍車ローラ45により所定の改行幅で間欠して搬送され、同様にインクジェット記録ヘッド40により画像記録が行われる。記録用紙の所定領域に画像記録を行った後は、排紙ローラ44が連続的に回転駆動され、排紙ローラ44及び拍車ローラ45により狭持された記録用紙は排紙トレイ21へ排出される。
ここで、所定の改行幅は当該発明でいう単位送り量であり、被記録媒体に画像記録を行う場合には、通常、駆動ローラ42及び排紙ローラ44は単位送り量に応じて間欠して回転されるようになっている。当該改行幅は、画像記録密度等によって変動され、例えば、インタレース方式で画像記録を行う場合には、通常モードの画像記録時より高画質のファインモードの画像記録時の方が改行幅を少なく設定されていることが一般的である。
図4は、本複合機1の制御部6(制御装置)の構成を示すブロック図であり、図5は、画像記録部24周辺のセンサ等の配置を示す図である。
図に示すように、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)で構成された中央処理部60が、バス61及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)62を介して、各種センサや、スキャナ部3、操作パネル4等とデータ送受信可能に接続されている。本発明においては、中央処理部60(第1制御部、第2制御部)は、各種センサの情報に応じて駆動ローラ42の駆動源であるLFモータ(直流モータ)63の回転を制御を主として行うが、本実施の形態に係る中央処理部60は、複合機1のプリンタ部2やスキャナ部3等の制御を統括して行うものであり、本発明の制御を行うための専用のデバイスである必要はない。したがって、図に示すように、LFモータ63の他に、スキャナ部3において画像読取キャリッジ32を走査するためのCRモータ64や、インクジェット記録ヘッド40へも制御信号を出力するようになっている。
また、中央処理部60は、LFモータ63及びCRモータ64の回転を制御するために、用紙搬送用エンコーダ65及びキャリッジ用エンコーダ66からの検出信号が受信可能となっている。用紙搬送用エンコーダ65(回転センサ)は画像記録部24の上流側に配置された駆動ローラ42の回転量を検出するものであり、詳細については後述する。キャリッジ用エンコーダ66は、画像読取キャリッジ32の走査を行う駆動プーリ等に設けられるものであるが、本実施の形態では詳細な説明は省略する。さらに、中央処理部60は、搬送路23の所定位置において記録用紙を検出するレジストセンサ67(位置センサ)及びスロット部5に各種メディアが挿入されたかを検出するメディアセンサ68からの検出信号が受信可能となっている。該レジストセンサ67についても詳細は後述する。また、本複合機1は、操作パネル4からの入力の他、コンピュータ(PC)69と接続されて、該コンピュータ69から送信された画像データや文書データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録することができる。そのために、コンピュータ69とデータを送受信するためのインタフェース(I/F)も備えている。なお、本実施の形態で示した制御部6の構成は一例であり、本発明の制御装置は当該制御部6の構成に限定されないことは当然である。
図5は、搬送路23によるUターンパスを模式的に示しており、搬送路23がUターンした後の駆動ローラ42や各種センサの配置を示している。図に示すように、搬送路23の上流側から一対の駆動ローラ42及び押さえローラ43,インクジェット記録ヘッド40及びプラテン41、排紙ローラ44及び拍車ローラ45が、搬送路23に沿って順次に配置されている。また、図に示すように、駆動ローラ42及び押さえローラ43から搬送路23の上流側へ所定距離の位置には、上記レジストセンサ67が設けられている。該レジストセンサ67は、搬送路23を通過する記録用紙Pの有無を検出するものであり、図には詳細に示していないが、例えば所謂光学センサであれば、搬送路23の対向位置に投光器と受光器とが設けられ、該投光器の発する光を記録用紙Pが遮断したか否かによって記録用紙Pの有無を検出できるものである。このようなセンサであればレジストセンサ67は光学センサに限らず周知且つ任意のセンサを用いることができる。
また、駆動ローラ42には、上記用紙搬送用エンコーダ65が設けられて、駆動ローラ42の回転量が検出可能となっている。用紙搬送用エンコーダ65は、透明な円盤に放射状のマークが所定ピッチで記されたエンコーダホイール65aと、該エンコーダホイール65aのマークを検出する光学センサ65bとからなるものである。エンコーダホイール65aは、図に示すように、駆動ローラ42とともに回転するように駆動ローラ42の軸に固定されており、駆動ローラ42とともに回転して光学センサ65bを通過するエンコーダホイール65aのマークにより光学センサ65bの光が遮断されるので、そのカウント数により駆動ローラ42の回転数を検出することができるものである。
以下、上記中央処理部60が、用紙搬送用エンコーダ65及びレジストセンサ67の検出信号を受けて、インクジェット記録ヘッド40,駆動ローラ42及び排紙ローラ44を制御して記録用紙Pを搬送する方法について説明する。不図示の給紙トレイ20から給紙ローラ25により搬送路23へ給送された記録用紙Pの先端が、レジストセンサ67が設けられた位置に至ると、中央処理部60はレジストセンサ67の検出信号により記録用紙Pが位置P1に達したとして、その後の給紙ローラ25を回転させるモータのステップ数をカウントする。このカウント数により、中央処理部60は、記録用紙Pの先端が駆動ローラ42と押さえローラ43とが圧接する位置P2へ達したことを判断する。なお、この時点で駆動ローラ42は搬送逆方向へ回転している。その後、中央処理部60は、記録用紙Pの先端が位置P2に達してから、所定のカウント数をカウントした後、駆動ローラ42を搬送正方向へ回転させる。当該カウント数に相当するタイムラグにより、記録用紙Pの先端は駆動ローラ42のローラ面に当接した状態で撓み、これにより、記録用紙Pの斜行矯正が行われる。その後、駆動ローラ42の回転に伴って、記録用紙Pは、駆動ローラ42及び押さえローラ43に狭持されてプラテン41上へ搬送される。
記録用紙Pの先端がプラテン41上の印刷開始位置へ達した後、中央処理部60は、駆動ローラ42を単位送り量に相当する回転量毎に間欠して回転させる。ここで、「単位送り量」とは、インクジェット記録ヘッド40により、記録用紙Pに画像を連続的に記録する際の改行幅である。すなわち、記録用紙Pは、駆動ローラ42及び押さえローラ43に狭持されて、インクジェット記録ヘッド40の下方を改行幅づつ搬送される。中央処理部60は、この改行幅づつの搬送に対して、インクジェット記録ヘッド40を主走査方向へ走査しながらインクを吐出させて画像記録を行う。すなわち、改行幅毎に画像記録、搬送を繰り返しながら記録用紙Pの全域に連続的な画像記録が行われる。なお、画像記録の方式は特に限定されず、例えばインターレース方式で画像記録が行われる。
つぎに、画像記録が行われている記録用紙Pの後端が、駆動ローラ42及び押さえローラ43のニップ位置、即ち位置P2を通過する際の記録用紙Pの搬送方法について説明する。
上記レジストセンサ67は、所定の改行幅毎に搬送されて画像記録が行われている記録用紙Pの後端が通過したか否かを検出し、上記中央処理部60は、該検出信号に基づいて記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入したか否かを判断する。ここで、「飛び警戒領域」とは、記録用紙Pに飛び現象が発生する可能性が高い領域を意味し、具体的には、駆動ローラ42及び押さえローラ43が記録用紙Pの後端近傍を狭持する位置を含む一定領域、すなわち上記位置P2を含む数mm程度の領域である。中央処理部60は、レジストセンサ67の検出信号により記録用紙Pの後端が位置P1に達したとして、その後の駆動ローラ42を回転させるLFモータ63のステップ数をカウントし、該カウント数により、記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入したことを判断する。図7は、記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入した状態を示している。記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入すると、中央処理部60は、記録用紙Pを単位送り量(改行幅)づつ搬送せずに、該単位送り量を複数に分割した微小送り量づつ搬送する。以下、この搬送方法を微小分割送りという。そして、この微小分割送り中に記録用紙Pの飛び現象が生じるが、この飛び現象による飛び量を相殺すべく、中央処理部60は微小送り量を補正する。
図6は、上記微小分割送りにおける微小送り量の補正方法を示すものである。図に示すように、記録用紙Pの搬送中において、中央処理部60は、記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入したか否かを判断し(S1)、進入前であれば補正位置カウンタを0とする(S2)。この補正位置カウントは上記微小送り量毎の搬送に用いられるものである。そして、記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入していなければ(S3)、前述と同様に単位送り量づつ記録用紙Pを搬送する。
一方、記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入すれば(S3)、中央処理部60は、画像記録の解像度により、記録用紙Pの搬送方法を決定する(S5)。具体的には、副走査方向の解像度が1200dpi又は2400dpiであれば、微小分割送りによる記録用紙Pの搬送を行い(S6〜S14)、それ未満の解像度、例えば、300dpiや400dpiであれば、前述と同様に単位送り量づつ記録用紙Pを搬送する(S4)。記録画像の解像度は、例えば、コンピュータ69から送信された画像データを印刷する場合には、該コンピュータ69にインストールされたプリンタドライバにより設定され、該画像データとともに送信されるが、操作パネル4からも入力することが可能である。このように、副走査方向の解像度により搬送方法を変更するのは、記録用紙Pに飛び現象が生じたときに、該解像度が1200dpi以上の場合であれば記録画像の劣化が肉眼で識別できるが、該解像度が300dpiや400dpiでは、そもそもの副走査方向の記録画像が緻密でないため、記録用紙Pの飛び現象が画質に与える影響が少なく、記録画像の劣化が肉眼で識別困難だからである。このように、記録用紙Pの飛び現象による記録画像の劣化が認められない解像度では、通常の単位送り量よる搬送とすることにより、搬送方法の制御が容易となり、且つ印刷速度の向上を図ることができる。なお、本実施の形態では、副走査方向の解像度が1200dpi又は2400dpiの場合に、本発明に係る搬送方法を用いることとしているが、この解像度は例示にすぎず、本発明が副走査方向の解像度1200dpi又は2400dpiで画像記録を行う場合にのみ限定されるものでないことは当然である。
副走査方向の解像度が1200dpi又は2400dpiであれば、中央処理部60は、記録用紙Pを上記微小分割送りにより搬送するが、記録用紙Pのサイズにより、記録用紙Pの飛び現象に対する補正方法を決定する(S6)。具体的には、記録用紙Pのサイズが2L版以下であれば、補正量テーブルを用いた補正を行い(S7,S8)、2L版より大きいサイズ、例えば、B5サイズやA4サイズであれば、飛び量に相当する補正を行う(S9)。記録用紙Pのサイズを決定するサイズ決定手段は、例えば、コンピュータ69から送信された画像データを印刷する場合には、該コンピュータ69にインストールされたプリンタドライバにより実現され、記録用紙Pのサイズは画像データとともにコンピュータ69から複合機1へ送信される。また、給紙トレイ20や搬送路23に設けたサイズセンサをサイズ決定手段として、該サイズセンサの検出値から記録用紙Pのサイズを得ることもできる。このように、記録用紙Pのサイズにより搬送方法を変更するのは、記録用紙Pのサイズが小さければ、押さえローラ43により記録用紙Pに作用する付勢力も小さくなり、記録用紙Pの飛び現象を正確に検出することが困難だからである。したがって、このような記録用紙Pのサイズによる搬送方法の選択は、記録用紙Pの飛び現象の検出限界に応じて設定される。なお、押さえローラ43により記録用紙Pに作用する付勢力は、記録用紙Pの幅に応じて変動するものであるから、前述したような記録用紙Pのサイズによる補正方法の決定は、必ずしも記録用紙Pの長さ方向と幅方向とで規定する必要はなく、記録用紙Pの幅のみにより行うことも可能である。したがって、上記サイズセンサのようなサイズ決定手段も記録用紙Pの幅を検出するものであればよい。
以下、記録用紙Pのサイズが2L版以下である場合の補正方法(調整方法)を説明する。
記録用紙Pのサイズが2L版以下の場合は、飛び現象を正確に検出することが困難なので、中央処理部60は補正量テーブルTを参照して(S7)、補正量aを決定する(S8)。上記補正量テーブルTは、図8に示すように、副走査方向の解像度と縁なし印刷か否かで定められており、これら各補正量テーブルTが中央処理部60のROMに格納されている。したがって、中央処理部60は、コンピュータ69又は操作パネル4から送信される副走査方向の解像度や縁なし印刷の有無の指示によって対応する補正量テーブルTを参照する。図に示した補正量テーブルTにおいて、nは補正位置を、aは補正量を示している。ここで、補正位置とは、改行幅に相当する単位送り量をn分割した際の各微小送り量Lの位置である。詳細には、例えば、図8(a)に示すように、副走査方向の解像度が1200dpi、又は副走査方向の解像度が2400dpiであって縁あり印刷の場合には、単位送り量として回転駆動されるLFモータ63のステップ数が138ステップ、各微小送り量Lが6ステップであり、単位送り量は23分割され、補正位置nは0〜22の整数となる。つまり、記録用紙Pは、改行幅である単位送り量(138ステップ)が一度に搬送されるのではなく、微小送り量L(6ステップ)づつ23回に分割して搬送される。図8(a)に示す補正量テーブルTは、その23回のうちのいずれの微小分割送りで、飛び量に相当する量を相殺すべく、マイナス補正するかを示すものであり、図に示すように、補正位置n=0〜3において補正量a=6を行うことを示している。したがって、補正位置n=0〜3では、補正後の微小送り量L’は0であり、単位送り量(138ステップ)当たり18ステップに相当するマイナス補正が行われる。
なお、上記各微小送り量Lは必ずしもすべて一定にする必要はないが、上記単位送り量をn分割した一定量を微小送り量とすることにより、中央処理部60による制御が簡易となり、また、記録用紙Pの飛び現象を確実に検出することができるので好適である。ただし、各微小送り量Lを前述のようにLFモータ63を回転駆動させるステップ数とする場合には、微小送り量Lは自然数しかとり得ないので、最後の微小分割送りにおいて端数が生じることまでも排除する趣旨ではない。また、単位送り量をn分割する分割数nは任意の値をとり得るが、本発明の効果を顕著に得るには、分割数nは8以上であることが好適である。一方、分割数nをあまりに多くすれば、搬送速度が遅くなり、また中央処理部60による制御が煩雑となり、さらには微小分割送りの精度を維持することが難しくなるので、分割数nは20程度までが好適である。
一方、図8(b)に示す補正量テーブルTは、副走査方向の解像度が2400dpiの縁なし印刷の場合のものであり、この場合は、単位送り量として回転駆動されるLFモータ63のステップ数は69ステップ、各微小送り量Lが6ステップである。したがって、単位送り量は12分割され、補正位置nは0〜11の整数となる。なお、この場合補正位置n=11の微小送り量は端数の3ステップとなる。この場合、図に示すように、補正位置n=0,2,6において補正量a=6を行うことを示している。したがって、補正位置n=0,2,6では、補正後の微小送り量L’は0であり、単位送り量(69ステップ)当たり18ステップに相当するマイナス補正が行われる。このような補正量テーブルTが中央処理部60のROMに格納されており、中央処理部60は、該補正量テーブルTと補正位置カウンタのカウント数に基づいて補正量aを得る。なお、いずれの補正位置nでどの程度の量のマイナス補正を行うかは、予め実機を用いてデータを得て記録画像が最も良好となるように設定され、本実施の形態では、副走査方向の解像度及び縁なし印刷か否かで補正量テーブルTを別に設定しているが、本発明に係る補正量テーブルは本実施の形態に示したものに限定されない。
このようにして、中央処理部60は、図8に示した補正量テーブルTと補正位置カウンタ数から補正量aを得る。例えば、副走査方向の解像度が2400dpiの縁なし印刷で、補正位置カウンタ数が0であれば、補正量a=6である。つぎに、中央処理部60は補正量カウンタのカウント数を1つだけ上げてn=1とし(S10)、補正後の微小送り量L’を決定する(S11)。補正後の微小送り量L’は、単位送り量をn分割した微小送り量L、ここでは6ステップから上記補正量aを除した量(L’=L−a)である。その後、駆動ローラ42の駆動源であるLFモータ63に、補正後の微小送り量L’に相当する0ステップの駆動を指示する。ここでは、補正位置n=0における補正後の微小送り量L’=0であるので、LFモータ63は駆動せず、駆動ローラ42が回転しないので、記録用紙Pの補正位置n=0の搬送量も0である(S12)。同様に、中央処理部60は、補正位置n=1について、図8(b)に示す補正量テーブルから補正量a=0を得て、補正後の微小送り量L’=6を決定し、該微小送り量L’に相当する6ステップの駆動をLFモータ63に指示する。これにより、駆動ローラ42が6ステップ相当回転して、記録用紙Pの補正位置n=1の搬送量も6ステップ相当の微小送り量となる。
このような微小分割送りを、単位送り量のn分割分だけ繰り返して記録用紙Pを微小分割送りした後、インクジェット記録ヘッド40を主走査方向へ走査してインクを吐出させ、画像記録を行う。この際、上記微小分割送りにより、単位送り量当たりに18ステップのマイナス補正が行われており、当該補正量は2L版以下のサイズの記録用紙Pに生ずる飛び量として予め設定されたものであるから、実際の記録用紙Pの飛び量に概ね一致し、該飛び量が相殺されることとなる。したがって、記録用紙Pに、副走査方向に複数に分割したバンド単位で画像記録を行う場合に、記録用紙Pの後端付近のバンド間のつながり部分において、飛び量に相当する記録画像のムラ、すなわちバンディングが生じることを防止できる。
以下、記録用紙Pのサイズが2L版より大きい場合の補正方法(調整方法)を図9を用いて説明する。
記録用紙Pのサイズが2L版より大きい場合は、記録用紙Pの飛び現象により駆動ローラ42が連れ回りすることから、駆動ローラ42に連れ回りを用紙搬送用エンコーダ65で検出することにより、飛び現象及び飛び量を把握する。前述したように、駆動ローラ42には、押さえローラ43が押圧されて圧接しており、該駆動ローラ42と押さえローラ43とに狭持されて記録用紙Pが搬送されるので、該搬送中において記録用紙Pと駆動ローラ42とは密接しており、記録用紙Pに飛び現象が発生すれば、その飛び量に応じて駆動ローラ42が連れ回りする。また、押さえローラ43は、画像記録部24より搬送路23の上流側において、言い換えれば記録前において記録用紙Pを駆動ローラ42へ押圧するので、記録用紙Pと駆動ローラ42とが密接するような押圧力を押さえローラ43に付与しても、記録画像への影響がない。したがって、上記駆動ローラ42の連れ回りを用紙搬送用エンコーダ65で検出することにより、記録用紙Pの飛び現象及び飛び量を的確に把握できる。
前述したように、副走査方向の解像度が2400dpiであって縁なし印刷の場合には、単位送り量として回転駆動されるLFモータ63のステップ数が69ステップ、各微小送り量Lが6ステップ及び端数の3ステップで12分割される。ここでは、記録用紙Pに飛びが生じた第k番目の位置を補正位置n=5として、飛び量Jに相当する補正方法を説明する。したがって、すでに記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入し、記録用紙Pは、補正位置n=1〜4において微小送り量Lづつ搬送されている。図10に示すように、補正位置n=5において9ステップの飛び量が発生したとする。つまり、補正位置n=5では微小送り量L=6ステップに加えて9ステップの飛び量Jが発生し、記録用紙Pは15ステップ分だけ移動している。駆動ローラ42の駆動源であるLFモータ63には、中央処理部60より微小送り量である6ステップの回転量が指示されており、駆動ローラ42が6ステップに相当する回転量であったか否かは、用紙搬送用エンコーダ65の検出値により把握することができる。したがって、補正位置n=5において目標となる用紙搬送用エンコーダ65の検出値、すなわち6ステップ相当の検出値からのずれ量が、駆動ローラ42の連れ回り量として把握される。このようにしてして中央処理部60は飛び量Jを得る(S90)。
つぎに、中央処理部60は、上記飛び量Jが所定の閾値Zより大きいか否かを判断する(S91)。そして、飛び量Jが閾値Z以下である場合は、該飛び量Jを全補正量Aとし(S92)、飛び量Jが閾値Zより大きい場合は、該飛び量Jに代えてみなし量Mを全補正量Aとする(S93)。このような閾値Zを設定するのは、通常想定しうる飛び量Jを超えた過大な飛び量Jが生じた場合にまで補正を行うこととすれば、駆動ローラ42等の制御が煩雑となることを考慮して、通常想定される飛び量Jの上限までにのみ対応した補正を行い、記録用紙Pの飛びを実用的な範囲で迅速に相殺するためである。例えば、補正位置n=5において50ステップの飛び量Jが発生したとしても、すでに30ステップ(補正位置n=1〜5分)の微小分割送りがなされているので、残り39ステップの範囲でしかマイナス補正をすることができず、50ステップの飛び量Jを完全に相殺することは不可能である。また、飛び現象が発生した補正位置によっては、残りの微小分割送りで過大な飛び量Jを相殺することが可能であるとしても、その後の各微小分割送りの大部分でマイナス補正を行う必要が生じ、中央処理部60により駆動ローラ42等の制御が煩雑となる。これらを考慮して、過大な飛び量Jに対しては、中央処理部60による制御に過大な負担が生じない程度の一定のみなし量Mを全補正量Aとしてマイナス補正を行うこととしている。上記閾値Z及びみなし量Mは、中央処理部60の処理能力や微小送り量L等を考慮して設定されるものであり、例えば、飛び量Jを相殺するためのマイナス補正を、その後3回の微小分割送りを超えて行わなず、且つ補正後の微小送り量L’を1ステップ以上とするのであれば、閾値Z=16ステップ、みなし量M=15ステップとすればよい。したがって、本実施の形態の例では、飛び量J=9ステップであるので、当該飛び量Jが全補正量Aとなる。なお、上記みなし量Mより過大な飛び量Jが生じた場合には、みなし量Mにより該飛び量Jを相殺することができないことも考えられるが、そのような過大な飛び量Jを補正するには、駆動ローラ42等を逆転させて記録用紙Pを戻すこととなるので制御が煩雑となる。また、そのような過大な飛び量Jが生じる頻度は高くない。したがって、本発明では、駆動ローラ42等を逆転させる必要がある飛び量Jについては相殺する補正を行わなず、発生頻度の高い飛び量Jに対して相殺をすべく微小送り量を調整することにより、飛び量Jの補正を実用的且つ簡易な制御で実現している。
つぎに、中央処理部60は、累積補正量TAを求める(S94)。該累積補正量TAは、上記全補正量Aに持越補正量CAを加えたものである。1回の分割微小分割送りで可能なマイナス補正は微小送り量L以内でしかとり得ないので、例えば、1回の分割微小分割送りで可能な最大補正量を5ステップとすれば、6ステップ以上の飛び量Jが発生した場合には、複数回の分割微小分割送りでマイナス補正をすることとなる。このような場合に、次回の微小分割送りに持ち越される補正量、すなわち全補正量TAから今回の補正量aを除した量が持越補正量CAとなる(CA=TA−a)。本実施の形態では、補正位置n=1〜4においては飛び現象が発生していないので、現時点で持越補正量CA=0ステップである。したがって、累積補正量TAは全補正量Aとなる(TA=A+CA)。
つぎに、中央処理部60は、微小送り量Lから累積補正量TAを除した量が1ステップ以上であるか否かを判断する(S95)。つまり、第k番目の微小分割送りによって記録用紙Pの飛び量Jが検出されたときに、第(k+1)番目の微小分割送りによって行われる最大限の補正量aは、微小送り量Lから1ステップを除した量である。したがって、本微小分割送りにおいて、すべての補正位置nにおいて1ステップ以上の微小分割送りが行われることとなる。微小送り量Lから累積補正量TAを除した量が1ステップ未満であれば、補正量aは微小送り量L−1ステップ=5ステップである(S96)。そして、持越補正量CAは、累積補正量TAから補正量aを除した量となる(CA=TA−a)。一方、微小送り量Lから累積補正量TAを除した量が1ステップ以上であれば、補正量aは累積補正量TAであり(a=TA)、持越補正量CAは0である(S97)。本実施の形態では、累積補正量TA=9ステップなので、第6番目の微小分割送りにおける補正量a=5ステップ、持越補正量CA=4ステップとなる。
このようにして得られた補正量a=5ステップから、中央処理部60は、第6番目の微小分割送りにおける微小送り量L’=1ステップを得て(S11)、該微小送り量L’を微小分割送りすべくLFモータ63に指示する。続いて、第7番目の微小分割送りにおいては、中央処理部60は、補正量a=4ステップを得て、微小送り量L’=2ステップを微小分割送りすべくLFモータ63に指示する。その後、記録用紙Pに飛び現象が発生しなければ補正量a=0であり、図9に示すように、所定の微小送り量Lのとおり、補正位置n=8〜11において6ステップ、補正位置n=12において3ステップの微小分割送りを行う。その結果、中央処理部60の指示により行われた全微小送り量は60ステップであり、飛び量J=9ステップ分だけ少なくる。つまり、マイナス補正により飛び量J=9ステップが相殺される。これにより、単位送り量が一定に保たれ、単位送り量に相当する全微小分割送りが行われた後に、インクジェット記録ヘッド40を主走査方向へ走査してインクを吐出させ、画像記録を行っても、記録用紙Pの飛び現象による後端付近の画像の劣化を防止できる。
なお、本実施の形態においては、第k番目の微小分割送りによって記録用紙Pの飛び量Jが検出されたときに、第(k+1)番目の微小分割送りで当該飛び量Jを相殺すべく補正を行い、該補正によっても飛び量Jが相殺されないときに、第(k+2)番目以降の微小分割送りにおいてさらに補正が行われるものとしたので、飛び現象が発生した直後に、できるだけ早く該飛び量Jを相殺することができる。したがって、例えば、記録用紙Pに飛び現象が発生した第k番目の微小分割送りが、n分割された単位送り量の第n番目付近であっても、その単位送り量分の微小分割送りが終了するまでに、飛び量Jの相殺をして、単位送り量を一定に保つことができる。また、記録用紙Pの飛び量Jが検出された第k番目の微小分割送りの直後のみでなく、第(k+1)番目ないし第(k+3)番目の微小分割送りによって当該飛び量Jを相殺することとしても、同様の効果を得ることができる。
このように、本実施の形態に係るプリンタ部2による記録用紙Pの搬送方法によれば、駆動ローラ42及び押さえローラ43により単位送り量つづ送られて画像記録が行われている記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入すると、単位送り量をn分割した微小送り量Lづつ記録用紙Pの分割微小送りがなされ、該分割微小送りにおいて用紙搬送用エンコーダ65が駆動ローラ42の連れ回りにより記録用紙Pの飛び現象及び飛び量Jを検出したときは、該飛び量Jが相殺されるように微小送り量Lが補正量aにより調整されるので、飛び量Jに対する補正を簡易且つ確実に行うことができる。
また、特に、本複合機1のプリンタ部2のように、駆動ローラ42及び押さえローラ43より上流側の搬送路23が、駆動ローラ42及び押さえローラ43の狭持部より下方から、記録用紙PをUターンさせながら該狭持部へ案内する所謂Uターンパスである場合には、駆動ローラ42及び押さえローラ43により記録用紙Pを上方へ引き上げるように搬送させることとなるので、駆動ローラ42及び押さえローラ43による記録用紙Pの狭持力を大きくする必要がある。そのような場合には、その狭持を開放する際の押し出し力も強くなり、記録用紙Pに飛び現象が生じやすいので本発明の効果が顕著である。
なお、本実施の形態では、記録用紙Pのサイズにより、記録用紙Pの飛び現象に対する補正方法を決定して(S6)、記録用紙Pのサイズが2L版以下であれば、補正量テーブルを用いた補正(S7,S8)を行い、2L版より大きいサイズであれば、飛び量に相当する補正(S9)を行うこととしたが、補正量テーブルを用いた補正(S7,S8)と飛び量に相当する補正(S9)とは、必ずしも2者択一で行う必要はない。すなわち、記録用紙Pのサイズが2L版以下であれば、補正量テーブルを用いた補正(S7,S8)を行った後に飛び量に相当する補正(S9)を行い、或いは、飛び量に相当する補正(S9)を行った後に補正量テーブルを用いた補正(S7,S8)を行い、その補正後の微小送り量L’の微小分割送りを行うように制御してもよい。このような搬送方法の制御によれば、記録用紙Pのサイズが所定の規格サイズ以下であれば、飛び量に相当する補正(S9)では飛び量Jが検出されにくいので、実質的に補正量テーブルを用いた補正(S7,S8)により微小送り量Lが補正されることとなり、また、所定の規格サイズ以下であっても大きな飛び量Jが発生した場合には、その飛び現象による駆動ローラ42の連れ回りが用紙搬送用エンコーダ65で検出され、該飛び量Jに相当する補正が行われることとなる。
図1は、本発明の実施の形態に係る複合機1の外観構成を示す斜視図である。 図2は、複合機1の内部構成を示す縦断面図である。 図3は、プリンタ部2の主要構成を示す拡大断面図である。 図4は、複合機1の制御部6の構成を示すブロック図である。 図5は、駆動ローラ42周辺のセンサ等の配置を示す模式図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る記録用紙Pの搬送方法を示すフローチャート図ある。 図7は、記録用紙Pの後端が飛び警戒領域Qに進入した状態を示す模式図である。 図8は、補正量テーブルTを示す図である。 図9は、記録用紙Pが2L版より大きい場合に補正量aを得る方法を示すフローチャート図ある。 図10は、2L版より大きい記録用紙Pを分割微小送りした際の補正後の微小送り量L’,飛び量J、補正量aを示すものである。 図11は、従来の画像記録装置における画像記録部周辺の構成を示す図である。 図12は、従来の画像記録装置における駆動ローラ93及び押さえローラ95を示す平面図である。
2・・・プリンタ部(画像記録装置)
4・・・制御部(制御装置)
23・・・搬送路
24・・・画像記録部(記録手段)
42・・・駆動ローラ
43・・・押さえローラ
60・・・中央処理部(第1制御部、第2制御部)
65・・・用紙搬送用エンコーダ(回転センサ)
a・・・補正量
J・・・飛び量
L・・・微小送り量
P・・・記録用紙(被記録媒体)
Q・・・飛び警戒領域
Z・・・閾値

Claims (14)

  1. 所定の搬送路の上流側に設けられ、被記録媒体を挟持し得る一対のローラを有する搬送手段と、当該搬送路の下流側に設けられ、所定の改行幅である単位送り量被記録媒体が上記搬送手段によって搬送される毎に被記録媒体に画像を記録する記録手段とを備えた画像記録装置に適用される被記録媒体搬送方法であって、
    被記録媒体が搬送路に沿って単位送り量搬送され、上記単位送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第1ステップと、
    搬送される被記録媒体後端の飛び警戒領域への進入が検出される第2ステップと、
    被記録媒体後端が飛び警戒領域に進入したときに、上記単位送り量が複数の微小送り量に分割され当該被記録媒体が当該微小送り量づつ送られる第3ステップと、
    被記録媒体に飛び現象が生じたときに搬送手段に備えられた回転センサの回転に応じて当該被記録媒体の飛び量が検出される第4ステップと、
    当該飛び量を相殺すべく上記微小送り量が調整され、調整された当該微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第5ステップとを含む被記録媒体搬送方法。
  2. 上記飛び現象の発生は、上記回転センサが上記ローラの連れ回りを検出することによって判断される請求項1に記載の被記録媒体搬送方法。
  3. 上記一対のローラは、上記回転センサが設けられた駆動ローラと、当該駆動ローラに所定の押圧力で押圧され、駆動ローラに従動する押さえローラとを備えたものである請求項1又は2に記載の被記録媒体搬送方法。
  4. 上記微小送り量は、上記単位送り量をn分割して決定される請求項1から3のいずれかに記載の被記録媒体搬送方法。
  5. 第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目の微小分割送りによって送り量の最大限の補正が行われ、当該補正によっても上記飛び量が相殺されないときに、第(k+2)番目以降の微小分割送りによってさらに送り量の補正が行われる請求項1から4のいずれかに記載の被記録媒体搬送方法。
  6. 第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目ないし第(k+3)番目の微小分割送りによって当該飛び量が相殺される請求項1から4のいずれかに記載の被記録媒体搬送方法。
  7. 検出された飛び量が所定の閾値を超えるときは、上記微小送り量が一定量だけ調整される請求項1から4のいずれかに記載の被記録媒体搬送方法。
  8. 被記録媒体が所定の規格サイズ以下である場合に、上記第4ステップ及び第5ステップに代えて、予め定められた補正量だけ上記微小送り量が調整され、調整された上記微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第6ステップを行う請求項1から4のいずれかに記載の被記録媒体搬送方法。
  9. 被記録媒体が所定の規格サイズ以下である場合に、上記第5ステップに代えて、予め定められた補正量と上記第4ステップで検出される飛び量を相殺する補正量とだけ上記微小送り量が調整され、調整された上記微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送された被記録媒体に画像が記録される第6ステップを行う請求項1から4のいずれかに記載の被記録媒体搬送方法。
  10. 所定の搬送路の上流側に設けられ、被記録媒体を挟持し搬送路に沿って単位送り量搬送する一対のローラを有する搬送手段と、当該搬送路の下流側に設けられ、所定の改行幅である単位送り量被記録媒体が上記搬送手段によって搬送されるに被記録媒体に画像を記録する記録手段とを備えた画像記録装置であって、
    給送される被記録媒体後端の位置を検出する位置センサと、上記ローラの回転を検出する回転センサと、上記ローラの回転を制御する制御装置とを有し、
    当該制御装置は、給送される被記録媒体後端が飛び警戒領域に進入したときに、上記単位送り量を複数の微小送り量に分割し、当該被記録媒体が当該微小送り量づつ搬送されるように上記ローラの回転を制御する第1制御部と、被記録媒体に飛び現象が生じたときに、上記回転センサの回転に基づいて当該被記録媒体の飛び量を求め、当該飛び量を相殺すべく上記微小送り量を調整し、調整した当該微小送り量を含む分割された全ての上記微小送り量分搬送した被記録媒体に画像を記録する第2制御部とを備える画像記録装置。
  11. 上記回転センサは、上記飛び現象によって生じる上記ローラの連れ回りを検出するエンコーダである請求項10に記載の画像記録装置。
  12. 上記第2制御部は、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目の微小分割送りによって送り量の最大限の補正を行い、当該補正によっても上記飛び量が相殺されないときに、第(k+2)番目以降の微小分割送りによってさらに送り量の補正を行う請求項10又は11に記載の画像記録装置。
  13. 上記第2制御部は、第k番目の微小分割送りによって被記録媒体の飛び量が検出されたときに、第(k+1)番目ないし第(k+3)番目の微小分割送りによって当該飛び量を相殺する請求項10又は11に記載の画像記録装置。
  14. 上記第2制御部は、検出された飛び量が所定の閾値を超えるときは、上記微小送り量を一定量だけ調整する請求項10又は11に記載の画像記録装置。
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