JP2002226077A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
記録装置および記録方法Info
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- JP2002226077A JP2002226077A JP2001024551A JP2001024551A JP2002226077A JP 2002226077 A JP2002226077 A JP 2002226077A JP 2001024551 A JP2001024551 A JP 2001024551A JP 2001024551 A JP2001024551 A JP 2001024551A JP 2002226077 A JP2002226077 A JP 2002226077A
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- recording medium
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- pinch rollers
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ヘッドよりも搬送方向の上流側に位置す
る搬送手段から被記録媒体が抜けるときに、その被記録
媒体の挙動を抑制して、そのときに生じやすい画像の記
録位置のずれを簡易な構成によって低減することができ
る記録装置および記録方法を提供すること。 【解決手段】 複数のピンチローラ37の端部に、搬送
ローラ36に当接可能な大径の当接部37a,37dを
設け、それらのピンチローラ37の傾きを小さく抑えた
まま、それらのピンチローラ37に設けた当接部37
a,37dを記録シートPの搬送方向に大きくずらす。
る搬送手段から被記録媒体が抜けるときに、その被記録
媒体の挙動を抑制して、そのときに生じやすい画像の記
録位置のずれを簡易な構成によって低減することができ
る記録装置および記録方法を提供すること。 【解決手段】 複数のピンチローラ37の端部に、搬送
ローラ36に当接可能な大径の当接部37a,37dを
設け、それらのピンチローラ37の傾きを小さく抑えた
まま、それらのピンチローラ37に設けた当接部37
a,37dを記録シートPの搬送方向に大きくずらす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の記録装置および記録方法に関し、
詳しくは、被記録媒体の搬送誤差に起因する画像の記録
位置のずれを小さく抑えることができる記録装置および
記録方法に関するものである。
機、ファクシミリ等の記録装置および記録方法に関し、
詳しくは、被記録媒体の搬送誤差に起因する画像の記録
位置のずれを小さく抑えることができる記録装置および
記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の記録装置においては、被記録媒体としての記録シー
トを搬送する機構として、搬送ローラ、この搬送ローラ
に記録シートを押し付け挟持することで搬送力を発生さ
せるピンチローラ、およびピンチローラの上記押し付け
用の付勢力を生じさせる手段、等からなる機構が設けら
れている。この搬送機構は、給紙部から給送された記録
シートについて、記録ヘッドによる記録領域において搬
送を行なうものであり、一般的には、この記録領域の前
後に二対が設けられる。これにより、記録領域にける記
録シートの搬送を高精度に行ない、また、この間の記録
シートに所定の張力を付与し広範囲な部分を平坦に保つ
ことができる。
等の記録装置においては、被記録媒体としての記録シー
トを搬送する機構として、搬送ローラ、この搬送ローラ
に記録シートを押し付け挟持することで搬送力を発生さ
せるピンチローラ、およびピンチローラの上記押し付け
用の付勢力を生じさせる手段、等からなる機構が設けら
れている。この搬送機構は、給紙部から給送された記録
シートについて、記録ヘッドによる記録領域において搬
送を行なうものであり、一般的には、この記録領域の前
後に二対が設けられる。これにより、記録領域にける記
録シートの搬送を高精度に行ない、また、この間の記録
シートに所定の張力を付与し広範囲な部分を平坦に保つ
ことができる。
【0003】図6は、インクジェット方式の記録装置の
一従来例における、主に記録シートの搬送機構を示す断
面図である。
一従来例における、主に記録シートの搬送機構を示す断
面図である。
【0004】図6において、キャリッジ部5に搭載され
た記録ヘッド7は、図の紙面に対して垂直方向(主走査
方向)に走査し、この走査の間にインクを吐出して記録
を行なうことが可能となる。この記録ヘッド7による記
録領域に対し、記録シートPは、キャリッジ部5の下側
において、図中右側から左側へ略水平(副走査方向)に
搬送される。すなわち、記録領域に関して、記録シート
搬送の上流側および下流側には、それぞれ搬送ローラ
(以下、LFローラともいう)36とピンチローラ37
との対、および排紙ローラ41と拍車42との対が、上
述した二対の搬送機構として設けられる。このうち、ピ
ンチローラ37は、ピンチローラホルダ30に設けられ
た回転軸に回転可能に支持され、ピンチローラホルダ3
0がピンチローラバネ31によって付勢されることによ
り、ピンチローラ37を搬送ローラ37に対して押圧す
ることができる。排紙ローラ41と拍車42との間に
も、不図示の押圧機構によって同様に押圧力が作用す
る。そして、これら二対のローラにおいて記録シートP
が挟持され、また、不図示の駆動機構によって搬送ロー
ラ36および排紙ローラ41が回転駆動されることによ
り、記録シートPは、記録ヘッド7の一回の走査ごとに
所定量づつ搬送される。
た記録ヘッド7は、図の紙面に対して垂直方向(主走査
方向)に走査し、この走査の間にインクを吐出して記録
を行なうことが可能となる。この記録ヘッド7による記
録領域に対し、記録シートPは、キャリッジ部5の下側
において、図中右側から左側へ略水平(副走査方向)に
搬送される。すなわち、記録領域に関して、記録シート
搬送の上流側および下流側には、それぞれ搬送ローラ
(以下、LFローラともいう)36とピンチローラ37
との対、および排紙ローラ41と拍車42との対が、上
述した二対の搬送機構として設けられる。このうち、ピ
ンチローラ37は、ピンチローラホルダ30に設けられ
た回転軸に回転可能に支持され、ピンチローラホルダ3
0がピンチローラバネ31によって付勢されることによ
り、ピンチローラ37を搬送ローラ37に対して押圧す
ることができる。排紙ローラ41と拍車42との間に
も、不図示の押圧機構によって同様に押圧力が作用す
る。そして、これら二対のローラにおいて記録シートP
が挟持され、また、不図示の駆動機構によって搬送ロー
ラ36および排紙ローラ41が回転駆動されることによ
り、記録シートPは、記録ヘッド7の一回の走査ごとに
所定量づつ搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような搬送機構においては、記録シートPの搬送中に、
その後端部が搬送ローラ36とピンチローラ37による
挟持から抜ける際に、記録シートPは意図している所定
の搬送量より多く搬送される場合があり、これによっ
て、記録シートPに対する記録ヘッド7の相対的な位置
が正規の位置からずれてしまうことが知られている。そ
の結果として、記録ヘッド7からのインク吐出によって
記録シートP上に形成されるインクドットの位置(画像
位置)がずれて、記録画像等の品位が損なわれることに
なる。
ような搬送機構においては、記録シートPの搬送中に、
その後端部が搬送ローラ36とピンチローラ37による
挟持から抜ける際に、記録シートPは意図している所定
の搬送量より多く搬送される場合があり、これによっ
て、記録シートPに対する記録ヘッド7の相対的な位置
が正規の位置からずれてしまうことが知られている。そ
の結果として、記録ヘッド7からのインク吐出によって
記録シートP上に形成されるインクドットの位置(画像
位置)がずれて、記録画像等の品位が損なわれることに
なる。
【0006】図7(a)および(b)は、搬送ローラ3
6とピンチローラ37との位置関係を示す図である。同
図(b)に示すように、搬送ローラ36は搬送される記
録シートPの幅に対応した長さを有し、一方、ピンチロ
ーラ37はより短い長さのものが複数、搬送ローラ36
に対応して配設されている。371はピンチローラ37
の軸(ピンチローラ軸)である。この構成において、記
録シートPの後端が搬送ローラ36とピンチローラ37
による挟持から抜けるときに、ピンチローラ37の付勢
力によって記録シートPが余分に送り出されることがあ
る。この場合には、搬送ローラ36が余分に回転して、
記録シートP上の画像位置が大きくずれたり、また搬送
ローラ36が余分に回転しなくても記録シートPを余分
に送り出す力によって排紙ローラ41が余分に回転し
て、記録シートP上の画像位置がずれることがある。
6とピンチローラ37との位置関係を示す図である。同
図(b)に示すように、搬送ローラ36は搬送される記
録シートPの幅に対応した長さを有し、一方、ピンチロ
ーラ37はより短い長さのものが複数、搬送ローラ36
に対応して配設されている。371はピンチローラ37
の軸(ピンチローラ軸)である。この構成において、記
録シートPの後端が搬送ローラ36とピンチローラ37
による挟持から抜けるときに、ピンチローラ37の付勢
力によって記録シートPが余分に送り出されることがあ
る。この場合には、搬送ローラ36が余分に回転して、
記録シートP上の画像位置が大きくずれたり、また搬送
ローラ36が余分に回転しなくても記録シートPを余分
に送り出す力によって排紙ローラ41が余分に回転し
て、記録シートP上の画像位置がずれることがある。
【0007】このような搬送誤差に対処すべく、例え
ば、搬送ローラ36および排紙ローラ41の回転を制動
するブレーキを設けて、記録シートPがローラ36,3
7の間から抜ける際に、それが余分に搬送されることを
抑制する方法が考慮されている。しかし、この場合に
は、搬送ローラ36および排紙ローラ41を駆動するた
めの負荷トルクが大きくなり、駆動モータのグレードを
上げるなどの必要があり、また搬送速度を上げられない
といった弊害がある。
ば、搬送ローラ36および排紙ローラ41の回転を制動
するブレーキを設けて、記録シートPがローラ36,3
7の間から抜ける際に、それが余分に搬送されることを
抑制する方法が考慮されている。しかし、この場合に
は、搬送ローラ36および排紙ローラ41を駆動するた
めの負荷トルクが大きくなり、駆動モータのグレードを
上げるなどの必要があり、また搬送速度を上げられない
といった弊害がある。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、記録ヘッドよりも搬送方
向の上流側に位置する搬送手段から被記録媒体が抜ける
ときに、その被記録媒体の挙動を抑制して、そのときに
生じやすい画像の記録位置のずれを簡易な構成によって
低減することができる記録装置および記録方法を提供す
ることにある。
れたものであり、その目的は、記録ヘッドよりも搬送方
向の上流側に位置する搬送手段から被記録媒体が抜ける
ときに、その被記録媒体の挙動を抑制して、そのときに
生じやすい画像の記録位置のずれを簡易な構成によって
低減することができる記録装置および記録方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、搬
送ローラと複数のピンチローラとの間に被記録媒体を挟
持しつつ搬送する搬送手段を備え、前記搬送手段よりも
前記被記録媒体の搬送方向の下流側に位置する記録ヘッ
ドを用いて、前記被記録媒体に画像を記録する記録装置
において、前記複数のピンチローラの端部に、前記搬送
ローラに当接可能な大径の当接部を設け、前記複数のピ
ンチローラを前記被記録媒体の搬送方向に傾けて配置す
ることにより、前記複数のピンチローラに設けた前記当
接部を前記被記録媒体の搬送方向にずらしたことを特徴
とする。
送ローラと複数のピンチローラとの間に被記録媒体を挟
持しつつ搬送する搬送手段を備え、前記搬送手段よりも
前記被記録媒体の搬送方向の下流側に位置する記録ヘッ
ドを用いて、前記被記録媒体に画像を記録する記録装置
において、前記複数のピンチローラの端部に、前記搬送
ローラに当接可能な大径の当接部を設け、前記複数のピ
ンチローラを前記被記録媒体の搬送方向に傾けて配置す
ることにより、前記複数のピンチローラに設けた前記当
接部を前記被記録媒体の搬送方向にずらしたことを特徴
とする。
【0010】本発明の記録方法は、搬送ローラと複数の
ピンチローラとの間に被記録媒体を挟持しつつ搬送し、
前記搬送ローラおよび前記複数のピンチローラよりも前
記被記録媒体の搬送方向の下流側に位置する記録ヘッド
を用いて、前記被記録媒体に画像を記録する記録方法に
おいて、前記複数のピンチローラの端部に、前記搬送ロ
ーラに当接可能な大径の当接部を設け、前記複数のピン
チローラを前記被記録媒体の搬送方向に傾けて配置する
ことにより、前記複数のピンチローラに設けた前記当接
部を前記被記録媒体の搬送方向にずらし、前記被記録媒
体の後端部が前記搬送ローラと前記複数のピンチローラ
との間から抜けるときに、前記当接部を前記被記録媒体
の後端から段階的に離すことを特徴とする。
ピンチローラとの間に被記録媒体を挟持しつつ搬送し、
前記搬送ローラおよび前記複数のピンチローラよりも前
記被記録媒体の搬送方向の下流側に位置する記録ヘッド
を用いて、前記被記録媒体に画像を記録する記録方法に
おいて、前記複数のピンチローラの端部に、前記搬送ロ
ーラに当接可能な大径の当接部を設け、前記複数のピン
チローラを前記被記録媒体の搬送方向に傾けて配置する
ことにより、前記複数のピンチローラに設けた前記当接
部を前記被記録媒体の搬送方向にずらし、前記被記録媒
体の後端部が前記搬送ローラと前記複数のピンチローラ
との間から抜けるときに、前記当接部を前記被記録媒体
の後端から段階的に離すことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0012】〈実施形態1〉本実施形態の記録装置1
は、自動給紙装置が装着された状態において、概略、給
紙装置2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、クリ
ーニング部6からなる機構部を有するものである。ま
た、これらの機構部の他、以下で説明す各機構部の動作
を制御し、かつ記録データに関する処理を行なう制御部
が基板の形態で設けられている。上記制御部は、CP
U、ROM、RAM等を有して構成されることは周知の
記録装置と同様である。また、本記録装置1で用いられ
る記録ヘッドは、インクジェット方式のものであり、そ
のうち、電気発熱素子が発生する熱エネルギーを利用し
てインクに気泡を生じさせ、この気泡の圧力によってイ
ンクを吐出する、いわゆるBJ方式を採用したものであ
る。
は、自動給紙装置が装着された状態において、概略、給
紙装置2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、クリ
ーニング部6からなる機構部を有するものである。ま
た、これらの機構部の他、以下で説明す各機構部の動作
を制御し、かつ記録データに関する処理を行なう制御部
が基板の形態で設けられている。上記制御部は、CP
U、ROM、RAM等を有して構成されることは周知の
記録装置と同様である。また、本記録装置1で用いられ
る記録ヘッドは、インクジェット方式のものであり、そ
のうち、電気発熱素子が発生する熱エネルギーを利用し
てインクに気泡を生じさせ、この気泡の圧力によってイ
ンクを吐出する、いわゆるBJ方式を採用したものであ
る。
【0013】上記機構部は図1〜図3に示され、図1は
本記録装置1の上面図、図2は本記録装置1の側面図、
図3は本記録装置1の横断面図をそれぞれ示す。以下で
は、まず、主に図3に示す本記録装置の横断面を示す図
を参照して、上記各機構部について説明する。
本記録装置1の上面図、図2は本記録装置1の側面図、
図3は本記録装置1の横断面図をそれぞれ示す。以下で
は、まず、主に図3に示す本記録装置の横断面を示す図
を参照して、上記各機構部について説明する。
【0014】(A)給紙部(給紙装置) 図3において、給紙部2は、記録装置1の本体に自動給
紙装置が装着されることによって構成される。自動給紙
装置はベース20を有し、このベース20に、記録シー
トPを積載する圧板21と、記録シートPを給紙する給
紙ローラ28と、が取り付けられている。給紙ローラ2
8は、その断面が円形状の一部をカットしたD型形状を
したものである。圧板21には可動サイドガイド23が
移動可能に設けられ、記録シートPの積載位置を規制す
ることができる。この圧板21は、ベース20に形成さ
れた回転軸を中心に回転可能に設けられ、圧板バネ21
2の付勢力によって、その積載する記録シートPを給紙
ローラ28に向けて付勢することができる。また、圧板
21と可動サイドガイド23の、給紙ローラ28と対向
する部位には、それぞれ記録シートPの重送を防止する
ための、人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離
パッド213(図2参照)、234が設けられている。
紙装置が装着されることによって構成される。自動給紙
装置はベース20を有し、このベース20に、記録シー
トPを積載する圧板21と、記録シートPを給紙する給
紙ローラ28と、が取り付けられている。給紙ローラ2
8は、その断面が円形状の一部をカットしたD型形状を
したものである。圧板21には可動サイドガイド23が
移動可能に設けられ、記録シートPの積載位置を規制す
ることができる。この圧板21は、ベース20に形成さ
れた回転軸を中心に回転可能に設けられ、圧板バネ21
2の付勢力によって、その積載する記録シートPを給紙
ローラ28に向けて付勢することができる。また、圧板
21と可動サイドガイド23の、給紙ローラ28と対向
する部位には、それぞれ記録シートPの重送を防止する
ための、人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離
パッド213(図2参照)、234が設けられている。
【0015】また、ベース20には、記録シートPを一
枚ずつ分離するための分離パッド241を設けた分離パ
ッドホルダ24が、ベース20に設けられた回転軸を中
心に回転可能に設けられ、分離パッドバネ242によっ
て給紙ローラ28に向けて付勢されている。また、この
分離パッドホルダ24には、上記付勢方向とは反対方向
に、回転コロ251が取り付けられた回転コロホルダ2
5が、回転コロバネ252の付勢力によって所定圧で付
勢されている。
枚ずつ分離するための分離パッド241を設けた分離パ
ッドホルダ24が、ベース20に設けられた回転軸を中
心に回転可能に設けられ、分離パッドバネ242によっ
て給紙ローラ28に向けて付勢されている。また、この
分離パッドホルダ24には、上記付勢方向とは反対方向
に、回転コロ251が取り付けられた回転コロホルダ2
5が、回転コロバネ252の付勢力によって所定圧で付
勢されている。
【0016】自動給紙装置には、圧板21(またはそれ
に記載された記録シートP)と給紙ローラ28との当接
を解除するためのリリースカムギア299(図2参照)
が設けられている。そして、このギアの回転は、それに
よって圧板21が所定位置まで下がったときに、給紙ロ
ーラ28のカット部285が分離パッド241と対向す
る位置になるように設定されており、これにより、分離
パッド241と給紙ローラ28との間に所定の空間を形
成することができる。このとき、回転コロ251は、分
離パッド241に当接して記録シートPの重送を防いで
いる。
に記載された記録シートP)と給紙ローラ28との当接
を解除するためのリリースカムギア299(図2参照)
が設けられている。そして、このギアの回転は、それに
よって圧板21が所定位置まで下がったときに、給紙ロ
ーラ28のカット部285が分離パッド241と対向す
る位置になるように設定されており、これにより、分離
パッド241と給紙ローラ28との間に所定の空間を形
成することができる。このとき、回転コロ251は、分
離パッド241に当接して記録シートPの重送を防いで
いる。
【0017】以上のように、待機状態では、リリースカ
ムギア299が圧板21を所定位置まで押し下げてお
り、これによって、圧板21と給紙ローラ28との当
接、分離パッド241と給紙ローラ28との当接は解除
される。そして、この状態で、後述される送紙部3の搬
送ローラ36を駆動するための駆動力が、ギア等を介し
て給紙ローラ28及びリリースカム299に伝達される
と、リリースカム299は圧板21から離れる。これに
より、圧板21は上昇して給紙ローラ28と記録シート
Pとが当接し、給紙ローラ28の回転に伴い、記録シー
トPはピックアップされるとともに、分離パッド241
によって一枚ずつ分離されて送紙部3に送られる。そし
て、記録シートPを送紙部3に送り込んだ時点で、給紙
ローラ28と圧板21および分離パッド241との当接
が、リリースカムギア299によって解除される。さら
に、記録シートPに対する記録が終了し、その排紙が完
了した時点で、戻しレバー26が分離パッド241上に
入り込んだ記録シートPに作用し、圧板21上の積載位
置まで記録シートPを戻すことができる。
ムギア299が圧板21を所定位置まで押し下げてお
り、これによって、圧板21と給紙ローラ28との当
接、分離パッド241と給紙ローラ28との当接は解除
される。そして、この状態で、後述される送紙部3の搬
送ローラ36を駆動するための駆動力が、ギア等を介し
て給紙ローラ28及びリリースカム299に伝達される
と、リリースカム299は圧板21から離れる。これに
より、圧板21は上昇して給紙ローラ28と記録シート
Pとが当接し、給紙ローラ28の回転に伴い、記録シー
トPはピックアップされるとともに、分離パッド241
によって一枚ずつ分離されて送紙部3に送られる。そし
て、記録シートPを送紙部3に送り込んだ時点で、給紙
ローラ28と圧板21および分離パッド241との当接
が、リリースカムギア299によって解除される。さら
に、記録シートPに対する記録が終了し、その排紙が完
了した時点で、戻しレバー26が分離パッド241上に
入り込んだ記録シートPに作用し、圧板21上の積載位
置まで記録シートPを戻すことができる。
【0018】戻しレバー26、給紙ローラ28の駆動力
は、搬送ローラ36から所定のギアを介して伝達され
る。この駆動力伝達の切換は、駆動切換部27(図2参
照)のソレノイド271、ソレノイドバネ272、ソレ
ノイドピン273、遊星ギアアーム274によって行わ
れる。すなわち、ソレノイドピン273が遊星ギアアー
ム274に作用し、遊星ギアアーム274の動きを規制
しているときは、搬送ローラ36の駆動力は伝達されな
い。一方、ソレノイドピン273が遊星ギアアーム27
4から離隔されると、遊星ギアアーム274はフリーに
なり、搬送ローラ36が正転あるいは逆転するのに応じ
て、戻しレバー26、給紙ローラ28へ駆動力が伝達さ
れる。
は、搬送ローラ36から所定のギアを介して伝達され
る。この駆動力伝達の切換は、駆動切換部27(図2参
照)のソレノイド271、ソレノイドバネ272、ソレ
ノイドピン273、遊星ギアアーム274によって行わ
れる。すなわち、ソレノイドピン273が遊星ギアアー
ム274に作用し、遊星ギアアーム274の動きを規制
しているときは、搬送ローラ36の駆動力は伝達されな
い。一方、ソレノイドピン273が遊星ギアアーム27
4から離隔されると、遊星ギアアーム274はフリーに
なり、搬送ローラ36が正転あるいは逆転するのに応じ
て、戻しレバー26、給紙ローラ28へ駆動力が伝達さ
れる。
【0019】(B)送紙部 記録装置1の本体の構造部材を構成する、曲げ起こした
板金からなるシャーシ8(図2参照)に、送紙部3を構
成する各要素が取り付けられている。すなわち、送紙部
3は、記録シートPを搬送するために、記録ヘッド7に
よる記録領域に関して、搬送方向上流側に設けられる搬
送ローラ36とピンチローラ37との対、および搬送方
向下流側に設けられる排紙ローラ41と拍車42との対
を有して構成される。搬送ローラ36は、金属軸の表面
にセラミックの粒子などをコーティングして形成され、
その両端の軸を、シャーシ8の両側部に設けられた二つ
の軸受け38(図1参照、他方は不図示)によって支持
されている。搬送ローラ36には、従動する複数のピン
チローラ37が当接可能に設けられており、このピンチ
ローラ37はピンチローラホルダ30に保持されれてい
る。このホルダがピンチローラバネ31によって付勢さ
れることにより、ピンチローラ37が搬送ローラ36に
圧接し、これにより、記録シートPの搬送力を生じさせ
るている。このとき、ピンチローラホルダ30の回転軸
は、シャーシ8に設けた上ガイド33の軸受けに取り付
けられ、ピンチローラホルダ30は、この軸を中心に回
転する。ピンチローラホルダ30は一体で形成されてお
り、記録シートPの搬送方向については一定以上の剛性
を有する一方、それと垂直な方向に関する剛性を比較的
小さく設定することにより、ピンチローラバネ31の付
勢力がピンチローラ37に適切に作用するようにしてい
る。ピンチローラホルダ30及び上ガイド33は、記録
シートPのガイドも兼ねている。さらに、上述の給紙部
2から記録シートPが搬送されてくる送紙部3の入口に
は、記録シートPをガイドするプラテン34が配設され
ている。また、上ガイド33には、記録シートPの先端
および後端を検出するためのPEセンサ32を作用させ
るPEセンサレバー35が設けられている。また、プラ
テン34はシャーシ8に取り付けられて、その位置決め
がなされる。
板金からなるシャーシ8(図2参照)に、送紙部3を構
成する各要素が取り付けられている。すなわち、送紙部
3は、記録シートPを搬送するために、記録ヘッド7に
よる記録領域に関して、搬送方向上流側に設けられる搬
送ローラ36とピンチローラ37との対、および搬送方
向下流側に設けられる排紙ローラ41と拍車42との対
を有して構成される。搬送ローラ36は、金属軸の表面
にセラミックの粒子などをコーティングして形成され、
その両端の軸を、シャーシ8の両側部に設けられた二つ
の軸受け38(図1参照、他方は不図示)によって支持
されている。搬送ローラ36には、従動する複数のピン
チローラ37が当接可能に設けられており、このピンチ
ローラ37はピンチローラホルダ30に保持されれてい
る。このホルダがピンチローラバネ31によって付勢さ
れることにより、ピンチローラ37が搬送ローラ36に
圧接し、これにより、記録シートPの搬送力を生じさせ
るている。このとき、ピンチローラホルダ30の回転軸
は、シャーシ8に設けた上ガイド33の軸受けに取り付
けられ、ピンチローラホルダ30は、この軸を中心に回
転する。ピンチローラホルダ30は一体で形成されてお
り、記録シートPの搬送方向については一定以上の剛性
を有する一方、それと垂直な方向に関する剛性を比較的
小さく設定することにより、ピンチローラバネ31の付
勢力がピンチローラ37に適切に作用するようにしてい
る。ピンチローラホルダ30及び上ガイド33は、記録
シートPのガイドも兼ねている。さらに、上述の給紙部
2から記録シートPが搬送されてくる送紙部3の入口に
は、記録シートPをガイドするプラテン34が配設され
ている。また、上ガイド33には、記録シートPの先端
および後端を検出するためのPEセンサ32を作用させ
るPEセンサレバー35が設けられている。また、プラ
テン34はシャーシ8に取り付けられて、その位置決め
がなされる。
【0020】本実施形態のピンチローラ37は、POM
等の摺動性の良い樹脂等で形成され、また、その外径は
φ3〜7mmの程度に設定されている。全てのピンチロ
ーラ37は、通常は、搬送ローラ36の回転軸と略平行
に設定されている。しかし、本実施形態におけるピンチ
ローラ37は、図4(a),(b)のように、2つずつ
組み合わされてローラ組G1,G2を構成し、それぞれ
のローラ組G1,G2は小さな傾きθをもって配置され
ている。傾きθは、例えば、0.4°〜4°に設定され
ており、その傾きの方向はローラ組G1,G2において
互いに逆に設定されている。ローラ組G1,G2は、搬
送ローラ36の軸線方向に沿って交互に位置するように
配置されている。さらに、それぞれのローラ組G1,G
2において、それらの端部に位置するピンチローラ3
7,37の端部近傍部分には、搬送ローラ36に当接す
る大径の当接部37a,37dが形成されている。一方
の当接部37aは、記録シートPの搬送方向(矢印Y方
向)の上流側に位置し、他方の当接部37dは、その搬
送方向の下流側に位置する。また、それぞれのローラ組
G1,G2において、それらの中央寄りに位置するピン
チローラ37,37の端部は、小径部37b、37cと
されている。
等の摺動性の良い樹脂等で形成され、また、その外径は
φ3〜7mmの程度に設定されている。全てのピンチロ
ーラ37は、通常は、搬送ローラ36の回転軸と略平行
に設定されている。しかし、本実施形態におけるピンチ
ローラ37は、図4(a),(b)のように、2つずつ
組み合わされてローラ組G1,G2を構成し、それぞれ
のローラ組G1,G2は小さな傾きθをもって配置され
ている。傾きθは、例えば、0.4°〜4°に設定され
ており、その傾きの方向はローラ組G1,G2において
互いに逆に設定されている。ローラ組G1,G2は、搬
送ローラ36の軸線方向に沿って交互に位置するように
配置されている。さらに、それぞれのローラ組G1,G
2において、それらの端部に位置するピンチローラ3
7,37の端部近傍部分には、搬送ローラ36に当接す
る大径の当接部37a,37dが形成されている。一方
の当接部37aは、記録シートPの搬送方向(矢印Y方
向)の上流側に位置し、他方の当接部37dは、その搬
送方向の下流側に位置する。また、それぞれのローラ組
G1,G2において、それらの中央寄りに位置するピン
チローラ37,37の端部は、小径部37b、37cと
されている。
【0021】このように、搬送ローラ36に当接するピ
ンチローラ37の当接部37a,37dを記録シートP
の搬送方向にずらすことにより、後述するように、記録
シートPがピンチローラ37と搬送ローラ36との間か
ら抜けるときに生じやすい画像の記録位置がずれを低減
することができる。
ンチローラ37の当接部37a,37dを記録シートP
の搬送方向にずらすことにより、後述するように、記録
シートPがピンチローラ37と搬送ローラ36との間か
ら抜けるときに生じやすい画像の記録位置がずれを低減
することができる。
【0022】また、プラテン34の紙基準側には記録シ
ートPの端部を覆う紙押さえ(不図示)が設けられてい
る。これによって、記録シートPの端部が変形またはカ
ールした場合でも、その端部が浮き上がってキャリッジ
50あるいは記録ヘッド7と干渉することを防止してい
る。
ートPの端部を覆う紙押さえ(不図示)が設けられてい
る。これによって、記録シートPの端部が変形またはカ
ールした場合でも、その端部が浮き上がってキャリッジ
50あるいは記録ヘッド7と干渉することを防止してい
る。
【0023】以上の送紙部2の上方には、後述されるキ
ャリッジ部5が構成されており、このキャリッジ部5に
は記録ヘッド7が搭載される。記録ヘッド7は、キャリ
ッジ部5と共に主走査方向に走査しつつ、搬送ローラ3
6とピンチローラ37の対および排紙ローラ41と拍車
42との対によって搬送される記録シートPに対してイ
ンクを吐出することにより、その記録シートP上に画像
を記録することができる。この記録動作では、送紙部3
に送られた記録シートPは、プラテン34、ピンチロー
ラホルダ30及び上ガイド33に案内されて、搬送ロー
ラ36とピンチローラ37とのローラ対まで送られる。
このとき、PEセンサレバー35は、搬送されてきた記
録シートPの先端によって動作し、これによってPEセ
ンサによる記録シートPの先端を検出する。そして、そ
の検出結果に基づき、記録シートPに対する記録位置を
定めることができる。また、LFモータ88によりロー
ラ対36、37が回転されることにより、記録シートP
がプラテン34上を搬送される。搬送ローラ36には、
その回転位置を検出するためのエンコーダーホイール3
61(図1参照)が取り付けられている。このエンコー
ダーホイール361は、円盤状の透明シートの上に放射
上のマーキングが所定ピッチで形成されたものであり、
このマークを、シャーシ8に固定された光学式のエンコ
ーダーセンサー362(図1参照)が検出することによ
り、搬送ローラ36の回転位置もしくは回転量を知るこ
とができる。
ャリッジ部5が構成されており、このキャリッジ部5に
は記録ヘッド7が搭載される。記録ヘッド7は、キャリ
ッジ部5と共に主走査方向に走査しつつ、搬送ローラ3
6とピンチローラ37の対および排紙ローラ41と拍車
42との対によって搬送される記録シートPに対してイ
ンクを吐出することにより、その記録シートP上に画像
を記録することができる。この記録動作では、送紙部3
に送られた記録シートPは、プラテン34、ピンチロー
ラホルダ30及び上ガイド33に案内されて、搬送ロー
ラ36とピンチローラ37とのローラ対まで送られる。
このとき、PEセンサレバー35は、搬送されてきた記
録シートPの先端によって動作し、これによってPEセ
ンサによる記録シートPの先端を検出する。そして、そ
の検出結果に基づき、記録シートPに対する記録位置を
定めることができる。また、LFモータ88によりロー
ラ対36、37が回転されることにより、記録シートP
がプラテン34上を搬送される。搬送ローラ36には、
その回転位置を検出するためのエンコーダーホイール3
61(図1参照)が取り付けられている。このエンコー
ダーホイール361は、円盤状の透明シートの上に放射
上のマーキングが所定ピッチで形成されたものであり、
このマークを、シャーシ8に固定された光学式のエンコ
ーダーセンサー362(図1参照)が検出することによ
り、搬送ローラ36の回転位置もしくは回転量を知るこ
とができる。
【0024】なお、キャリッジ部5には、上述したよう
に、記録ヘッド7、およびこれにブラック及びカラーの
インクを供給するためのインクタンクが配置されてい
る。それらの記録ヘッド7およびインクタンクは、各イ
ンクの色ごとに、キャリッジ50に対して個別にかつ着
脱可能に配置されている。この記録ヘッド7は、上述の
ように、ヒータによりインクに熱を与え、この熱により
インクに膜沸騰を生じさせ、この膜沸騰による気泡の成
長または収縮によって生じる圧力変化により、記録ヘッ
ド7のノズルからインクを吐出する。その吐出されたイ
ンクによって、記録シートP上に画像が記録される。
に、記録ヘッド7、およびこれにブラック及びカラーの
インクを供給するためのインクタンクが配置されてい
る。それらの記録ヘッド7およびインクタンクは、各イ
ンクの色ごとに、キャリッジ50に対して個別にかつ着
脱可能に配置されている。この記録ヘッド7は、上述の
ように、ヒータによりインクに熱を与え、この熱により
インクに膜沸騰を生じさせ、この膜沸騰による気泡の成
長または収縮によって生じる圧力変化により、記録ヘッ
ド7のノズルからインクを吐出する。その吐出されたイ
ンクによって、記録シートP上に画像が記録される。
【0025】(C)キャリッジ部 キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッ
ジ50を有している。キャリッジ50は、記録シートP
の搬送方向に対して直交する方向に延在するガイド軸8
1(図1参照)およびガイドレール82(図1参照)に
よって、主走査方向に移動自在に支持されている。ガイ
ドレール82は、キャリッジ50の後端を保持して、記
録ヘッド7と記録シートPとの隙間を維持する。
ジ50を有している。キャリッジ50は、記録シートP
の搬送方向に対して直交する方向に延在するガイド軸8
1(図1参照)およびガイドレール82(図1参照)に
よって、主走査方向に移動自在に支持されている。ガイ
ドレール82は、キャリッジ50の後端を保持して、記
録ヘッド7と記録シートPとの隙間を維持する。
【0026】また、キャリッジ50は、シャーシ8に取
り付けられたキャリッジモータ80(図1参照)によ
り、タイミングベルト83(図1参照)を介して駆動さ
れる。このタイミングベルト83は、アイドルプーリ8
4(図1参照)によって張設、支持されるものである。
さらに、キャリッジ50には、上述の制御部を構成する
電気基板9から記録ヘッド7ヘ記録信号等を伝えるため
のフレキシブル基板56(図1参照)を備えている。
り付けられたキャリッジモータ80(図1参照)によ
り、タイミングベルト83(図1参照)を介して駆動さ
れる。このタイミングベルト83は、アイドルプーリ8
4(図1参照)によって張設、支持されるものである。
さらに、キャリッジ50には、上述の制御部を構成する
電気基板9から記録ヘッド7ヘ記録信号等を伝えるため
のフレキシブル基板56(図1参照)を備えている。
【0027】上記構成において、記録シートPに記録を
行なうときは、ローラ対36、37が、記録する行位置
(記録シートPの搬送方向における位置)に記録シート
Pを搬送するとともに、記録する列位置(記録シートP
の搬送方向と直交する方向における位置)にて、キャリ
ッジモータ80がキャリッジ50を移動させることによ
って、記録ヘッド7の走査を行なう。この走査の間に、
制御部からの記録信号に基づいて記録ヘッド7を駆動す
ることにより、記録シートPに対してインクを吐出し
て、画像等の記録を行なうことができる。
行なうときは、ローラ対36、37が、記録する行位置
(記録シートPの搬送方向における位置)に記録シート
Pを搬送するとともに、記録する列位置(記録シートP
の搬送方向と直交する方向における位置)にて、キャリ
ッジモータ80がキャリッジ50を移動させることによ
って、記録ヘッド7の走査を行なう。この走査の間に、
制御部からの記録信号に基づいて記録ヘッド7を駆動す
ることにより、記録シートPに対してインクを吐出し
て、画像等の記録を行なうことができる。
【0028】(D)排紙部 上記送紙部の排紙ローラ41と拍車42の対は排紙部を
構成する。すなわち、拍車ベース341(図1参照)に
は、排紙ローラ41に対応して拍車42が回転可能に設
けられ、その拍車42が排紙ローラ41に当接されてい
る。排紙ローラ41の駆動は、搬送ローラ36のための
駆動力が伝達ローラ40によって伝達されることにより
可能となる。
構成する。すなわち、拍車ベース341(図1参照)に
は、排紙ローラ41に対応して拍車42が回転可能に設
けられ、その拍車42が排紙ローラ41に当接されてい
る。排紙ローラ41の駆動は、搬送ローラ36のための
駆動力が伝達ローラ40によって伝達されることにより
可能となる。
【0029】排紙ローラ41は、金属あるいは樹脂から
なる軸に、ゴム等の高摩擦材からなるローラ部が複数配
置されて構成されている(図1参照)。また、拍車42
は、厚み0.1mm程度の外周に突起が設けられたSU
S(ステンレススチール)等の金属板と、回転軸受けを
形成するPOMからなる樹脂部と、から構成されてい
る。
なる軸に、ゴム等の高摩擦材からなるローラ部が複数配
置されて構成されている(図1参照)。また、拍車42
は、厚み0.1mm程度の外周に突起が設けられたSU
S(ステンレススチール)等の金属板と、回転軸受けを
形成するPOMからなる樹脂部と、から構成されてい
る。
【0030】排紙ローラ41の駆動を伝達する伝達ロー
ラ40は、PОM等の円盤状のローラの外周にスチレン
系エラストマー等の低硬度、高摩擦材料を取付けたもの
である。そして、この伝達ローラ40は、搬送ローラ3
6と排紙ローラ41の双方に所定圧力で当接されてお
り、これによって駆動力の伝達を行なうことができる。
ラ40は、PОM等の円盤状のローラの外周にスチレン
系エラストマー等の低硬度、高摩擦材料を取付けたもの
である。そして、この伝達ローラ40は、搬送ローラ3
6と排紙ローラ41の双方に所定圧力で当接されてお
り、これによって駆動力の伝達を行なうことができる。
【0031】以上の構成によって、キャリッジ部5の記
録ヘッドの走査によって記録がなされた記録シートP
は、排紙ローラ41と拍車42とのニップに挟まれて搬
送され、排紙トレー等に排出される。また、その搬送に
おいて、記録シートPは、その後端が搬送ローラ36と
ピンチローラ37から外れてからは、この排紙部の排紙
ローラ41と拍車42とに挟持されて搬送され、記録あ
るいは排紙が行なわれる。また、拍車42には、拍車ク
リーナー43が当接することで、拍車42に付着したイ
ンク等を除去できる構成になっている。
録ヘッドの走査によって記録がなされた記録シートP
は、排紙ローラ41と拍車42とのニップに挟まれて搬
送され、排紙トレー等に排出される。また、その搬送に
おいて、記録シートPは、その後端が搬送ローラ36と
ピンチローラ37から外れてからは、この排紙部の排紙
ローラ41と拍車42とに挟持されて搬送され、記録あ
るいは排紙が行なわれる。また、拍車42には、拍車ク
リーナー43が当接することで、拍車42に付着したイ
ンク等を除去できる構成になっている。
【0032】(E)クリ−ニング部 クリーニング部6(図1、図2参照)は、記録ヘッド7
の吐出回復処理を行うポンプ(不図示)や、記録ヘッド
7の各ノズル内のインクの乾燥を抑えるためのキャップ
(不図示)を有して構成されている。
の吐出回復処理を行うポンプ(不図示)や、記録ヘッド
7の各ノズル内のインクの乾燥を抑えるためのキャップ
(不図示)を有して構成されている。
【0033】次に、記録シートPがピンチローラ37と
搬送ローラ36との間から抜けるときの記録動作につい
て説明する。
搬送ローラ36との間から抜けるときの記録動作につい
て説明する。
【0034】上述したように、搬送ローラ36に当接す
るピンチローラ37の当接部37a,37dは、記録シ
ートPの搬送方向にずらしている。そのため、記録シー
トPの搬送において、搬送方向上流側の当接部37aが
記録シートPから外れて、その記録シートPの後端部を
押し出す際には、搬送方向下流側の当接部37dは未だ
記録シートPから外れていない。したがって、その下流
側の当接部37dは、記録シートPと搬送ローラ36を
拘束し、上流側の当接部37aの押し出し力による記録
シートPの余分な搬送や搬送ローラ36の余分な回転を
抑える。また、下流側の当接部37dが記録シートPか
ら外れる際には、その当接部37dが記録シートPの後
端部を押し出す力も半減し、また上流側の当接部37a
が搬送ローラ36の余分な回転を抑えることになる。
るピンチローラ37の当接部37a,37dは、記録シ
ートPの搬送方向にずらしている。そのため、記録シー
トPの搬送において、搬送方向上流側の当接部37aが
記録シートPから外れて、その記録シートPの後端部を
押し出す際には、搬送方向下流側の当接部37dは未だ
記録シートPから外れていない。したがって、その下流
側の当接部37dは、記録シートPと搬送ローラ36を
拘束し、上流側の当接部37aの押し出し力による記録
シートPの余分な搬送や搬送ローラ36の余分な回転を
抑える。また、下流側の当接部37dが記録シートPか
ら外れる際には、その当接部37dが記録シートPの後
端部を押し出す力も半減し、また上流側の当接部37a
が搬送ローラ36の余分な回転を抑えることになる。
【0035】これらの結果、記録シートPがピンチロー
ラ37と搬送ローラ36との間から抜けるときに、記録
シートPの搬送誤差を小さく抑えて、画像の記録位置の
ずれを低減することができる。また、搬送ローラ36や
排紙ローラ41の余分な回転を防止するためのブレーキ
等を備える必要がなくなり、その分、それらのローラ3
6,41を駆動するための負荷トルクを小さくすること
ができる。
ラ37と搬送ローラ36との間から抜けるときに、記録
シートPの搬送誤差を小さく抑えて、画像の記録位置の
ずれを低減することができる。また、搬送ローラ36や
排紙ローラ41の余分な回転を防止するためのブレーキ
等を備える必要がなくなり、その分、それらのローラ3
6,41を駆動するための負荷トルクを小さくすること
ができる。
【0036】また、本実施形態において、上流側の当接
部37aと下流側の当接部37dは、搬送ローラ36の
軸線方向に沿って交互に位置するため、記録シートPに
生じる応力を分散して、その変形を抑えることができ
る。また、本実施形態においては、異なる複数サイズの
記録シートPのそれぞれに適確に対応する構成となって
いる。例えば、仕様サイズのA4、LTR、はがき、封
筒サイズの記録シートPに対応することができる。すな
わち、図4(a)のように、それらのサイズの記録シー
トPを縦方向(長手方向)に搬送した場合、つまりそれ
らの搬送姿勢をA4縦、LTR縦、はがき縦、封筒縦と
して場合に、それらの記録シートPの両端付近に上流側
の当接部37aが位置する。つまり、A4縦、LTR
縦、はがき縦、封筒縦の記録シートは、それらの一端を
共通の基準位置P0とし、それらの他端をP1,P2,
P3,P4の位置として搬送される。このようにピンチ
ローラ37を配置することにより、搬送ローラ36とピ
ンチローラ37の上流側の当接部37aに種々の記録シ
ートPの先端を合わせて、その記録シートPの位置を補
正する場合には、その記録シートPを傾けることなく、
正確に位置を補正することができる。また、このような
各種サイズの記録シートPを搬送する複数のピンチロー
ラ37は、搬送対象の記録シートPの平面内において、
図5中の左右対称的に配置されている。そのため、記録
シートPは斜めに送られることなく、正確に搬送され
る。
部37aと下流側の当接部37dは、搬送ローラ36の
軸線方向に沿って交互に位置するため、記録シートPに
生じる応力を分散して、その変形を抑えることができ
る。また、本実施形態においては、異なる複数サイズの
記録シートPのそれぞれに適確に対応する構成となって
いる。例えば、仕様サイズのA4、LTR、はがき、封
筒サイズの記録シートPに対応することができる。すな
わち、図4(a)のように、それらのサイズの記録シー
トPを縦方向(長手方向)に搬送した場合、つまりそれ
らの搬送姿勢をA4縦、LTR縦、はがき縦、封筒縦と
して場合に、それらの記録シートPの両端付近に上流側
の当接部37aが位置する。つまり、A4縦、LTR
縦、はがき縦、封筒縦の記録シートは、それらの一端を
共通の基準位置P0とし、それらの他端をP1,P2,
P3,P4の位置として搬送される。このようにピンチ
ローラ37を配置することにより、搬送ローラ36とピ
ンチローラ37の上流側の当接部37aに種々の記録シ
ートPの先端を合わせて、その記録シートPの位置を補
正する場合には、その記録シートPを傾けることなく、
正確に位置を補正することができる。また、このような
各種サイズの記録シートPを搬送する複数のピンチロー
ラ37は、搬送対象の記録シートPの平面内において、
図5中の左右対称的に配置されている。そのため、記録
シートPは斜めに送られることなく、正確に搬送され
る。
【0037】また、本実施形態においては、ピンチロー
ラ37の端部近傍に当接部37aまたは37dを設けて
いるため、ピンチローラ37のわずかな傾きによって、
記録シートPの搬送方向における当接部37a,37d
が大きくずれることになる。そのため、ピンチローラ3
7の傾きを小さく抑えつつ、記録シートPの搬送方向に
おける当接部37a,37dのずらし量を充分に設定す
ることができる。このことは、ピンチローラ37を傾け
つつ、記録シートPの正確な搬送を実現する上におい
て、きわめて有利である。
ラ37の端部近傍に当接部37aまたは37dを設けて
いるため、ピンチローラ37のわずかな傾きによって、
記録シートPの搬送方向における当接部37a,37d
が大きくずれることになる。そのため、ピンチローラ3
7の傾きを小さく抑えつつ、記録シートPの搬送方向に
おける当接部37a,37dのずらし量を充分に設定す
ることができる。このことは、ピンチローラ37を傾け
つつ、記録シートPの正確な搬送を実現する上におい
て、きわめて有利である。
【0038】〈実施形態2〉上述した実施形態1におい
ては、記録シートPの搬送方向における当接部37a,
37dのずれ量が一定になるように、複数のピンチロー
ラ37を角度θずつ交互に傾けた。しかし、傾き量を異
ならせたピンチローラ37の配置形態を様々に設定して
もよい。
ては、記録シートPの搬送方向における当接部37a,
37dのずれ量が一定になるように、複数のピンチロー
ラ37を角度θずつ交互に傾けた。しかし、傾き量を異
ならせたピンチローラ37の配置形態を様々に設定して
もよい。
【0039】図5は、本発明の実施形態2を説明するた
めの図である。本例の場合は、ローラ組G1、G2の傾
きが異なる角度θ1、θ2に設定されている。また、ロ
ーラ組G1′は、傾きを角度θ2に変更したローラ組G
1に相当し、ローラ組G2′は、傾きを角度θ1に変更
したローラ組G2に相当する。また、それぞれのローラ
組G1,G2,G1′,G2′における上流側の当接部
37aは、記録シートPの搬送方向において同一位置に
並べられていると共に、仕様サイズである各種記録シー
トの両端付近に配置されている。これにより、各種記録
シートの先端の位置を正確に調整することができる。ま
た、それぞれのローラ組G1,G2,G1′,G2′に
おける下流側の当接部37dは、記録シートPの搬送方
向において段階的にずれて位置する。そのため、記録シ
ートPがピンチローラ37と搬送ローラ36との間から
抜けるときに、記録シートPの後端部を押し出す力が段
階的に減少する。この結果、記録シートPの搬送誤差が
より小さく抑えられ、その搬送位置をより安定させて、
画像の記録位置のずれをより低減することができる。
めの図である。本例の場合は、ローラ組G1、G2の傾
きが異なる角度θ1、θ2に設定されている。また、ロ
ーラ組G1′は、傾きを角度θ2に変更したローラ組G
1に相当し、ローラ組G2′は、傾きを角度θ1に変更
したローラ組G2に相当する。また、それぞれのローラ
組G1,G2,G1′,G2′における上流側の当接部
37aは、記録シートPの搬送方向において同一位置に
並べられていると共に、仕様サイズである各種記録シー
トの両端付近に配置されている。これにより、各種記録
シートの先端の位置を正確に調整することができる。ま
た、それぞれのローラ組G1,G2,G1′,G2′に
おける下流側の当接部37dは、記録シートPの搬送方
向において段階的にずれて位置する。そのため、記録シ
ートPがピンチローラ37と搬送ローラ36との間から
抜けるときに、記録シートPの後端部を押し出す力が段
階的に減少する。この結果、記録シートPの搬送誤差が
より小さく抑えられ、その搬送位置をより安定させて、
画像の記録位置のずれをより低減することができる。
【0040】〈他の実施形態〉上述した実施形態におい
ては、2つのピンチローラ37にローラ組を構成した。
しかし、記録シートPの搬送方向に、ピンチローラ37
の1つずつを個別に傾けてもよい。その場合には、搬送
ローラ36の軸線方向に並ぶ複数のピンチローラ37の
傾き方向を交互に逆方向に設定することができる。ま
た、ピンチローラ37には、少なくとも一端部近傍に大
径の当接部を形成すればよい。
ては、2つのピンチローラ37にローラ組を構成した。
しかし、記録シートPの搬送方向に、ピンチローラ37
の1つずつを個別に傾けてもよい。その場合には、搬送
ローラ36の軸線方向に並ぶ複数のピンチローラ37の
傾き方向を交互に逆方向に設定することができる。ま
た、ピンチローラ37には、少なくとも一端部近傍に大
径の当接部を形成すればよい。
【0041】また、上述の各実施形態は、記録ヘッドを
主走査方向に移動させるシリアルタイプの記録装置に、
本発明を適用した構成となっている。しかし、本発明
は、記録シートの幅方向の全域に渡って延在する記録ヘ
ッドを用いて、記録シートを連続的に搬送しつつ、記録
ヘッドによって画像を記録するフルラインタイプの記録
装置に対しても適用することができる。
主走査方向に移動させるシリアルタイプの記録装置に、
本発明を適用した構成となっている。しかし、本発明
は、記録シートの幅方向の全域に渡って延在する記録ヘ
ッドを用いて、記録シートを連続的に搬送しつつ、記録
ヘッドによって画像を記録するフルラインタイプの記録
装置に対しても適用することができる。
【0042】また、上述の各実施形態は、インクジェッ
ト方式の内、いわゆるBJ方式の記録ヘッドを用いた例
について説明した。しかし、本発明は、このような記録
ヘッドの記録方式によらず、種々の記録方式に適用でき
る。記録ヘッドの記録方式としては、例えば、BJ方式
以外に、ピエゾ方式のもでもよく、また、インクジェッ
ト方式でなく、熱転写方式等、種々の記録素子を備えた
た方式の記録ヘッドも用いることができる。
ト方式の内、いわゆるBJ方式の記録ヘッドを用いた例
について説明した。しかし、本発明は、このような記録
ヘッドの記録方式によらず、種々の記録方式に適用でき
る。記録ヘッドの記録方式としては、例えば、BJ方式
以外に、ピエゾ方式のもでもよく、また、インクジェッ
ト方式でなく、熱転写方式等、種々の記録素子を備えた
た方式の記録ヘッドも用いることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
ピンチローラの端部に、搬送ローラに当接可能な大径の
当接部を設けたことにより、複数のピンチローラの傾き
を小さく抑えたまま、それらのピンチローラに設けた当
接部を被記録媒体の搬送方向に大きくずらすことができ
る。この結果、被記録媒体の後端が搬送ローラとピンチ
ローラとの間から抜ける際に、被記録媒体の搬送力が段
階的に効率よく減少させて、被記録媒体の搬送誤差を小
さく抑え、画像の記録位置のずれを小さく抑えることが
できる。しかも、搬送ローラの余分な回転を抑止するた
めにブレーキなどを備える必要がなく、その分、負荷ト
ルクを軽減することができる。
ピンチローラの端部に、搬送ローラに当接可能な大径の
当接部を設けたことにより、複数のピンチローラの傾き
を小さく抑えたまま、それらのピンチローラに設けた当
接部を被記録媒体の搬送方向に大きくずらすことができ
る。この結果、被記録媒体の後端が搬送ローラとピンチ
ローラとの間から抜ける際に、被記録媒体の搬送力が段
階的に効率よく減少させて、被記録媒体の搬送誤差を小
さく抑え、画像の記録位置のずれを小さく抑えることが
できる。しかも、搬送ローラの余分な回転を抑止するた
めにブレーキなどを備える必要がなく、その分、負荷ト
ルクを軽減することができる。
【0044】また、被記録媒体の搬送方向の上流側に位
置する当接部の複数を被記録媒体の搬送方向における同
一位置に並べることにより、それらの当接部に各種サイ
ズの被記録媒体の先端を合わせて、被記録媒体の位置を
正確に補正することができる。しかも、被記録媒体のサ
イズの如何に拘わらず、その位置を正規な位置に正確に
合わせすることができる。
置する当接部の複数を被記録媒体の搬送方向における同
一位置に並べることにより、それらの当接部に各種サイ
ズの被記録媒体の先端を合わせて、被記録媒体の位置を
正確に補正することができる。しかも、被記録媒体のサ
イズの如何に拘わらず、その位置を正規な位置に正確に
合わせすることができる。
【0045】また、被記録媒体の両端近傍に、被記録媒
体の搬送方向の上流側に位置する当接部を位置させるこ
とにより、被記録媒体を傾けることなく確実に搬送する
ことができる。さらに、各種サイズの被記録媒体の両端
付近に、被記録媒体の搬送方向の上流側に位置する当接
部を位置させることにより、被記録媒体のサイズの如何
に拘わらず、それを傾けることなく確実に搬送すること
ができる。
体の搬送方向の上流側に位置する当接部を位置させるこ
とにより、被記録媒体を傾けることなく確実に搬送する
ことができる。さらに、各種サイズの被記録媒体の両端
付近に、被記録媒体の搬送方向の上流側に位置する当接
部を位置させることにより、被記録媒体のサイズの如何
に拘わらず、それを傾けることなく確実に搬送すること
ができる。
【0046】また、被記録媒体の幅方向において、ピン
チローラを左右対称的に配置することにより、被記録媒
体を傾けることなく確実に搬送することができる。ま
た、各種サイズの被記録媒体の幅方向において、ピンチ
ローラを左右対称的に配置することにより、被記録媒体
のサイズの如何に拘わらず、被記録媒体を傾けることな
く確実に搬送することができる。
チローラを左右対称的に配置することにより、被記録媒
体を傾けることなく確実に搬送することができる。ま
た、各種サイズの被記録媒体の幅方向において、ピンチ
ローラを左右対称的に配置することにより、被記録媒体
のサイズの如何に拘わらず、被記録媒体を傾けることな
く確実に搬送することができる。
【図1】本発明の実施形態1に係る記録装置の平面図で
ある。
ある。
【図2】図1の記録装置の側面図である。
【図3】図1の記録装置の横断面図である。
【図4】(a)は、図1の記録装置におけるピンチロー
ラと搬送ローラとの配置関係を説明するための平面図、
(b)は、図1の記録装置におけるピンチローラと搬送
ローラとの配置関係を説明するための側面図である。
ラと搬送ローラとの配置関係を説明するための平面図、
(b)は、図1の記録装置におけるピンチローラと搬送
ローラとの配置関係を説明するための側面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る記録装置におけるピ
ンチローラと搬送ローラとの配置関係を説明するための
平面図である。
ンチローラと搬送ローラとの配置関係を説明するための
平面図である。
【図6】従来例にかかる記録装置の横断面図である。
【図7】(a)は、図6の記録装置におけるピンチロー
ラと搬送ローラとの配置関係を説明するための平面図、
(b)は、図6の記録装置におけるピンチローラと搬送
ローラとの配置関係を説明するための側面図である。
ラと搬送ローラとの配置関係を説明するための平面図、
(b)は、図6の記録装置におけるピンチローラと搬送
ローラとの配置関係を説明するための側面図である。
1 記録装置 2 給紙装置 3 送紙部 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 記録ヘッド 34 プラテン 36 搬送ローラ 37 ピンチローラ 37a 上流側の当接部 37b 小径部 37c 小径部 37d 下流側の当接部 41 排紙ローラ 42 拍車 50 キャリッジ 80 キャリッジモータ 88 LFモータ P 記録シート(被記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 弘幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 柳 治幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA07 FA03 HA29 2C059 AA22 AA26 3F049 AA10 CA04 CA05 DA11 DA12 LA02 LA05 LA07 LB03
Claims (13)
- 【請求項1】 搬送ローラと複数のピンチローラとの間
に被記録媒体を挟持しつつ搬送する搬送手段を備え、前
記搬送手段よりも前記被記録媒体の搬送方向の下流側に
位置する記録ヘッドを用いて、前記被記録媒体に画像を
記録する記録装置において、 前記複数のピンチローラの端部に、前記搬送ローラに当
接可能な大径の当接部を設け、 前記複数のピンチローラを前記被記録媒体の搬送方向に
傾けて配置することにより、前記複数のピンチローラに
設けた前記当接部を前記被記録媒体の搬送方向にずらし
たことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記被記録媒体の搬送方向の上流側に位
置する前記当接部は、前記被記録媒体の両端近傍に位置
することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記被記録媒体の搬送方向の上流側に位
置する前記当接部は、異なる複数サイズの前記被記録媒
体の両端近傍に位置することを特徴とする請求項1に記
載の記録装置。 - 【請求項4】 前記記録ヘッドの位置よりも前記被記録
媒体の搬送方向の下流側の位置に、前記被記録媒体を挟
持しつつ搬出する搬出手段を備えたことを特徴とする請
求項1から3のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項5】 前記被記録媒体の搬送方向の上流側に位
置する前記当接部の複数は、前記被記録媒体の搬送方向
において同一位置に並ぶことを特徴とする請求項1から
4のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項6】 前記ピンチローラの傾き角度は、前記搬
送ローラの回転軸に対して0.4°〜4°であることを
特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の記録装
置。 - 【請求項7】 前記ピンチローラは、前記被記録媒体の
幅方向において左右対称的に配置することを特徴とする
請求項1から6のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項8】 前記ピンチローラは、異なる複数サイズ
の前記被記録媒体の幅方向において左右対称的に配置す
ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
記録装置。 - 【請求項9】 前記搬送ローラの回転軸の方向において
互いに隣接する前記ピンチローラの2つずつを、同軸上
に配備してローラ組を構成し、 前記ローラ組の両端部に位置する前記ピンチローラの端
部に、前記当接部を設けたことを特徴とする請求項1か
ら8のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドを前記被記録媒体の搬
送方向と交差する方向に往復移動可能な移動手段を備え
たことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の
記録装置。 - 【請求項11】 前記記録ヘッドは、インクを吐出可能
なインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請
求項1から10のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項12】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
ンクの吐出に利用される熱エネルギーを発生する電気熱
変換体を備えたことを特徴とする請求項11に記載の記
録装置。 - 【請求項13】 搬送ローラと複数のピンチローラとの
間に被記録媒体を挟持しつつ搬送し、前記搬送ローラお
よび前記複数のピンチローラよりも前記被記録媒体の搬
送方向の下流側に位置する記録ヘッドを用いて、前記被
記録媒体に画像を記録する記録方法において、 前記複数のピンチローラの端部に、前記搬送ローラに当
接可能な大径の当接部を設け、前記複数のピンチローラ
を前記被記録媒体の搬送方向に傾けて配置することによ
り、前記複数のピンチローラに設けた前記当接部を前記
被記録媒体の搬送方向にずらし、 前記被記録媒体の後端部が前記搬送ローラと前記複数の
ピンチローラとの間から抜けるときに、前記当接部を前
記被記録媒体の後端から段階的に離すことを特徴とする
記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001024551A JP2002226077A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 記録装置および記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001024551A JP2002226077A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 記録装置および記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002226077A true JP2002226077A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18889675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001024551A Pending JP2002226077A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 記録装置および記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002226077A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006176294A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Brother Ind Ltd | 画像記録装置 |
CN100389024C (zh) * | 2004-07-28 | 2008-05-21 | 兄弟工业株式会社 | 图像记录装置 |
US7401915B2 (en) | 2004-07-28 | 2008-07-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-recording apparatus |
US8047647B2 (en) | 2008-03-19 | 2011-11-01 | Seiko Epson Corporation | Fluid ejecting apparatus |
US8684355B2 (en) * | 2010-10-22 | 2014-04-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet conveyance apparatus and printing apparatus |
JP2016159494A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置 |
CN106560436A (zh) * | 2015-10-02 | 2017-04-12 | 佳能株式会社 | 片材传送设备和成像设备 |
CN107777394A (zh) * | 2016-08-26 | 2018-03-09 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 片材输送装置及图像形成装置 |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001024551A patent/JP2002226077A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7401915B2 (en) | 2004-07-28 | 2008-07-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-recording apparatus |
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CN107777394A (zh) * | 2016-08-26 | 2018-03-09 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 片材输送装置及图像形成装置 |
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