JP2003314631A - 駆動装置および駆動装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

駆動装置および駆動装置を備えた画像形成装置

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JP2003314631A
JP2003314631A JP2002116537A JP2002116537A JP2003314631A JP 2003314631 A JP2003314631 A JP 2003314631A JP 2002116537 A JP2002116537 A JP 2002116537A JP 2002116537 A JP2002116537 A JP 2002116537A JP 2003314631 A JP2003314631 A JP 2003314631A
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gear
drive
sheet
switching
drive transmission
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JP2002116537A
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Susumu Hashimoto
進 橋本
Yasumasa Morimoto
泰正 森本
Yasushi Matsutomo
靖 松友
Akira Nakajima
章 中島
Masanobu Deguchi
正信 出口
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動装置において、ソレノイド等の電気部品
を使用することなく、画像形成装置のシート供給部の動
作とシート搬送・排出部の動作とのようにギアを使用す
る動作のオンオフを、より簡単に制御することができる
ようにする。 【解決手段】 インクキャリッジ2の移動につれ、切り
換えギアA27が駆動軸22上を移動していき、アソビ
22bの範囲で回転して搬送用ギア26に噛み合わさ
る。さらに、駆動ギア25にて切り換えギアA27を回
転させることで、給紙用ギア24にも噛み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、外部から
画像転写用のシートを供給し、画像形成してシートを移
動させる画像形成装置のシート駆動等に用いられる、駆
動装置および駆動装置を備えた画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通常、インクジェットプリンタ等の画像
形成装置は、シートの搬送(シートの供給およびシート
の副走査方向への搬送)と、インクキャリッジの主走査
方向の移動(画像形成動作)と、インクキャリッジのメ
ンテナンスとを行うために3つの駆動源が必要である。
しかし、インクジェットプリンタのコンパクト化および
低コスト化を実現するために、上記3つの駆動源の共用
化が進んでいる。
【0003】しかし、上記の駆動源の共用化において、
インクキャリッジの画像形成動作とシートの搬送動作と
は、互いの走査方向が直交しており、駆動源の共用化は
困難である。
【0004】それに対して、シートの搬送とインクキャ
リッジのメンテナンスとの動作を1つの駆動源で行うこ
とは比較的容易であり、駆動源の共用化が進んでいる。
【0005】例えば、特開平8−169159号公報で
は、メンテナンス用ギアおよびシート送り用ギアが切り
換えギアと噛み合っており、切り換えギアの位置を変更
することにより、1つの駆動源で、メンテナンスとシー
ト送りとの2つの動作を切り換えることを可能にしてい
る構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
送りには、大別して、シート供給とシート搬送・排出と
の2つの動作を切り換える必要がある。すなわち、シー
トを供給して、画像形成を行い、シートを排出する場合
には、シート供給とシート搬送・排出との2つの動作を
切り換える必要がある。特開平8−169159号公報
では、上記2つの動作を切り換える際、ソレノイド等を
用いて駆動源の回転の伝達および切断を行っている。し
たがって、上記2つの動作を切り換えるためにソレノイ
ド等の電気部品を用いて行わなければならないという問
題点を有している。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、ソレノイド等の電気部品を使用す
ることなく、例えば画像形成装置等に用いられた場合の
シート供給部の動作とシート搬送・排出部の動作との場
合のように、2つのギアの回転駆動動作を簡単に切り換
えることができる駆動装置およびそのような駆動装置を
備えた画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の駆動装置は、複数個の被駆動ギアを駆動す
る駆動装置において、上記被駆動ギアと噛み合って回転
させる駆動伝達ギアと、上記駆動伝達ギアを回転駆動す
る駆動軸と、上記駆動伝達ギアを上記駆動軸の軸方向に
付勢することによって上記駆動伝達ギアを上記各被駆動
ギアに接触する位置まで移動させる移動手段とを備え、
上記駆動伝達ギアは、少なくとも1個の被駆動ギアに対
し、上記移動手段によって両者が接触したときに、上記
移動手段からの付勢に伴い駆動伝達ギアと上記駆動軸と
の間のアソビの範囲内で回転して噛み合う一方、少なく
とも1個の被駆動ギアに対し、他の少なくとも1個の被
駆動ギアと噛み合った状態で上記移動手段によって両者
が接触したときに、上記駆動軸からの回転駆動により回
転して噛み合うことを特徴としている。
【0009】上記の構成により、複数個の被駆動ギアの
回転駆動動作のそれぞれのオンオフの切り換えを、駆動
伝達ギアの移動によって生じる力にて行う。
【0010】したがって、複数個の被駆動ギアの回転駆
動動作を、駆動伝達ギアの移動による力を利用して切り
換えているので、この切り換えのために、別途、ソレノ
イドなどの電気部品を用いる必要がない。それゆえ、ソ
レノイド等の電気部品を使用することなく、複数個の被
駆動ギアの回転駆動動作を、駆動伝達ギアの位置の変更
に伴いより簡単に切り換えることができ、複数個の被駆
動ギアのうち所望のものを選択的に回転駆動することが
できる。
【0011】また、上記の構成により、上記駆動伝達ギ
アをある被駆動ギアと噛み合わせるときには、駆動伝達
ギアは、アソビの範囲内で回転してその被駆動ギアには
まり、一方、その被駆動ギアに噛み合ったままで別の被
駆動ギアと噛み合わせるときには、前者の被駆動ギアと
噛み合ったままで、駆動軸により回転駆動されること
で、後者の被駆動ギアとも噛み合う。
【0012】前者の被駆動ギアに噛み合った後は、それ
に噛み合ったことにより、駆動伝達ギアのアソビが減少
する。しかし、上記の構成によれば、そのような状態に
なっても、駆動伝達ギアが別途回転駆動されるので、駆
動伝達ギアのアソビが少なくても、うまく別の被駆動ギ
ア(後者の被駆動ギア)に噛み合わせることが可能にな
る。それゆえ、ギアを移動させて他のギアと噛み合わせ
る際において、ギア自身のアソビによる噛み合わせと、
さらに、ギアを回転させることによる噛み合わせを行う
ことにより、簡単な構成で、複数のギアを噛み合わせる
ことが可能となる。また、噛み合わせのためにアソビを
大きくとる必要がなく、回転駆動力に対する実際の回転
の反応性を高め、効率のよい回転駆動を行うことができ
る。
【0013】上記被駆動ギアが2個(第1・第2ギア)
である場合は、本駆動装置は、2個の被駆動ギアを駆動
する駆動装置において、上記被駆動ギアと噛み合って回
転させる駆動伝達ギアと、上記駆動伝達ギアを回転駆動
する駆動軸と、上記駆動伝達ギアを上記駆動軸の軸方向
に付勢することによって上記駆動伝達ギアを上記各被駆
動ギアに接触する位置まで移動させる移動手段とを備
え、上記駆動伝達ギアは、一方の被駆動ギア(第1ギ
ア)に対し、上記移動手段によって両者が接触したとき
に、上記移動手段からの付勢に伴い駆動伝達ギアと上記
駆動軸との間のアソビの範囲内で回転して噛み合う一
方、他方の被駆動ギア(第2ギア)に対し、上記第1ギ
アと噛み合った状態で上記移動手段によって両者が接触
したときに、上記駆動軸からの回転駆動により回転して
噛み合うように構成することができる。
【0014】上記の構成により、上記駆動伝達ギアを一
方の被駆動ギア(第1ギア)と噛み合わせるときには、
駆動伝達ギアは、アソビの範囲内で回転してその被駆動
ギアにはまり、一方、その被駆動ギアに噛み合ったまま
で他方の被駆動ギア(第2ギア)と噛み合わせるときに
は、前者の第1ギアと噛み合ったままで、駆動軸により
回転駆動されることで、後者の第2ギアとも噛み合う。
【0015】第1ギアに噛み合った後は、それに噛み合
ったことにより、駆動伝達ギアのアソビが減少する。し
かし、上記の構成によれば、そのような状態になって
も、駆動伝達ギアが別途回転駆動されるので、駆動伝達
ギアのアソビが少なくても、うまく別の第2ギアに噛み
合わせることが可能になる。
【0016】それゆえ、ギアを移動させて他のギアと噛
み合わせる際において、ギア自身のアソビによる噛み合
わせと、さらに、ギアを回転させることによる噛み合わ
せを行うことにより、簡単な構成で、複数のギアを噛み
合わせることが可能となる。また、噛み合わせのために
アソビを大きくとる必要がなく、回転駆動力に対する実
際の回転の反応性を高め、効率のよい回転駆動を行うこ
とができる。
【0017】また、本発明の駆動装置は、上記の構成に
加えて、上記被駆動ギアのうち、上記駆動伝達ギアが上
記駆動軸からの回転駆動により回転して噛み合う被駆動
ギアと、その被駆動ギアからの回転駆動力が伝わる回転
軸との間に、その回転駆動力の伝達をオンオフする駆動
伝達手段を備え、上記被駆動ギアと駆動伝達ギアとを噛
み合わせるときには、上記駆動伝達手段が、回転駆動力
の伝達をオフにすることを特徴としている。
【0018】上記の構成により、上記駆動軸からの回転
駆動により駆動伝達ギアが回転して噛み合う被駆動ギア
との噛み合わせの際には、駆動伝達手段がその被駆動ギ
アからその回転軸への回転駆動の伝達をオフにすること
により、噛み合わせのために被駆動ギアを回転させても
それによりその被駆動ギアから他の部材へ無用な回転駆
動力が伝わってしまうような影響をなくすことができ
る。
【0019】例えば、駆動伝達手段が、被駆動ギアがあ
る方向(ア)に回転する場合には回転駆動力の伝達をオ
ンし、上記被駆動ギアが逆の方向(イ)に回転する場合
には回転駆動力の伝達をオフするものであり、駆動伝達
ギアと噛み合わせるべき被駆動ギアが、上記駆動伝達ギ
アが上記駆動軸からの回転駆動により回転して噛み合う
被駆動ギアである場合には、その被駆動ギアの回転方向
が、その回転軸に回転駆動力が伝達されない方向(イ)
となるように、上記駆動軸が駆動伝達ギアを回転させる
ように構成することができる。したがって、ギアを噛み
合わせるときには、駆動伝達手段の回転駆動の伝達方向
とは逆の方向に回転させることにより、噛み合わせのた
めに被駆動ギアを回転させてもそれによりその被駆動ギ
アから他の部材へ無用な回転駆動力が伝わってしまうよ
うな影響をなくすことができる。
【0020】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、噛み合わせのための駆動伝達ギアの回転の限度がな
くなる分、より良好に各被駆動ギアを回転駆動すること
ができる。
【0021】また、本発明の画像形成装置は、外部から
画像転写用のシートを供給するシート供給動作と、画像
形成装置内で画像形成しながらシートを移動させるシー
ト搬送動作とを1つのシート供給・搬送用駆動源で行う
画像形成装置において、上記の駆動装置を備え、この駆
動装置により、上記被駆動ギアとしてのシート供給動作
用ギアとシート搬送動作用ギアとを回転駆動することを
特徴としている。
【0022】例えば、上記駆動伝達ギアが駆動伝達ギア
と上記駆動軸との間のアソビの範囲内で回転して噛み合
うのがシート搬送動作用ギアであり、一方、上記駆動伝
達ギアが上記駆動軸からの回転駆動により回転して噛み
合うのがシート供給動作用ギアであるように構成するこ
とができる。
【0023】上記の構成により、ソレノイド等の電気部
品を使用することなく、シート供給動作用ギアとシート
搬送動作用ギアとの回転駆動動作を、駆動伝達ギアの位
置の変更に伴いより簡単に切り換えることができ、複数
個の被駆動ギアのうち所望のものを選択的に回転駆動す
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本実施の形態にかかるインクジェ
ットプリンタの駆動切り換え伝達装置(駆動装置)を備
えたインクジェットプリンタ(画像形成装置)1は、図
1、図2に示すように、給紙部4、印字部11および排
紙部12で構成されている。本駆動切り換え伝達装置
は、シート送り、およびインクキャリッジのメンテナン
スを1つの駆動源で行うものであり、特に、シート送り
にシートの供給と搬送・排紙との2つの動作の切り換え
を行うようになっている。
【0025】給紙部4は、給紙装置(給紙トレイ)6、
分離装置8、給紙ローラ(シート供給ローラ、シート供
給部)7およびガイド板9を備えている。給紙装置6
は、用紙(シート)5を蓄積し、給紙ローラ7に用紙5
を搬送する。分離装置8は、給紙装置6から搬送されて
きた用紙5が重なったまま印字部11に搬送されないよ
うに用紙5を1枚ずつに分ける。給紙ローラ7は、用紙
5を印字部11に搬送する。
【0026】印字部11は、搬送ローラ(シート搬送
部)13、プラテン14、インクキャリッジ(印字ヘッ
ド)2およびメンテナンスユニット(メンテナンス部)
3を備えている。搬送ローラ13は、ガイド板9を通っ
て搬送されてきた用紙5を適切な画像形成が行われるよ
うにインクキャリッジ2に搬送されるタイミングが合わ
される。インクキャリッジ2は、搬送されてきた用紙5
に画像形成を行う。プラテン14は、画像形成を行う際
に、搬送されてきた用紙5がずれないように位置を固定
する。メンテナンスユニット3は、通常用紙の搬送路外
に設けられており、インクキャリッジ2のメンテナンス
を行う。
【0027】排紙部12は、排紙ローラ(シート排出
部)15、排紙保持アーム16および排紙トレイ17を
備えている。排紙ローラ15は、画像形成された用紙5
を排出する。排紙トレイ17は、画像形成された用紙5
を載置するために用いられている。
【0028】上記画像形成装置を用いた印字(画像形
成)について、図2を参照して説明する。操作者によっ
て用紙5が給紙トレイである給紙装置6上に載置され、
図示しないコンピュータ等からの画像データに基づく印
字要求がなされると、制御部(図示しない)は、給紙ロ
ーラ7を動作させて1枚の用紙5を給紙する。給紙ロー
ラ7により給紙された用紙5は、搬送ローラ13で画像
データの先端と用紙5の先端とが一致するように調節さ
れる。そして、インクキャリッジ2は、画像データに応
じて用紙5にインクを噴出する。このとき、用紙5は、
一旦停止し、インクキャリッジ2が1ライン(1方向)
の走査が終了した時点で用紙5の搬送が行われる。この
ようにして、画像データに応じた画像が用紙5に印字さ
れる。その後、排紙ローラ15が、印字済みの用紙5を
排紙トレイ17に排出する。
【0029】本実施の形態にかかるインクジェットプリ
ンタ1の駆動切り換え伝達装置(駆動装置)の構成を図
3、図4、図5を参照して説明する。
【0030】本駆動装置は、図3に示すように、駆動ギ
ア25、駆動軸22、メンテナンス用ギア29、被駆動
ギアとしての給紙用ギア(供給用ギア、給紙用駆動伝達
部、シート供給動作用ギア)24、被駆動ギアとしての
搬送用ギア(搬送・排出用ギア、搬送用駆動伝達部、シ
ート搬送動作用ギア)26、切り換えギアA27(切り
換え部、駆動伝達ギア)、切り換えギアB28(切り換
え部)および切り換えスライダ(ギアホルダ)(移動手
段)21を備えている。駆動ギア25は、駆動モータ
(給紙・搬送用駆動源)19のギア(図示せず)と噛み
合っている。また、インクキャリッジ2には、キャリッ
ジ側ギアホルダ当て部35が備えられており、該インク
キャリッジ2が移動することにより、切り換えスライダ
21に備えられている接触部23と接触するようになっ
ている。
【0031】なお、ここでは、排紙、給紙、メンテナン
スの各ギア比や伝達駆動力等が異なっていても対応でき
るように、それらに応じた切り換えギアA27と切り換
えギアB28との2つを用いているが、これらを合わせ
た長さを有する1つの長い部材とすることもできる。こ
の部材は、両端側にA、B2つのギアとなる形状を有
し、中間をギアなしの平坦な円筒形状とすることもでき
る。また、排紙、給紙、メンテナンスの各ギア比や伝達
駆動力等が同一であれば、この部材は、両端側をも含め
て、全体を1つのギアとすることもできる。
【0032】メンテナンス用ギア29は、メンテナンス
部を動作させるギアであり、給紙用ギア24は、シート
供給部としての給紙ローラ7を動作させるギアであり、
搬送用ギア26は、シート搬送・排出部としての搬送ロ
ーラ13・排紙ローラ15を動作させるためのギアであ
る。これら、メンテナンス用ギア29、給紙用ギア24
および搬送用ギア26の位置は、固定されている。
【0033】給紙用ギア24には、後述するように、ク
ラッチ(駆動伝達手段)24aが設けられている(図7
ないし図10参照)。このクラッチ24aは、駆動モー
タ19から給紙用ギア24に伝えられた回転駆動力を、
給紙用ギア24により回転駆動される回転軸24bを介
して給紙ローラ7へ伝達するか伝達しないかを切り換え
る役割を果たしている。このクラッチ24aは公知の構
成により実現可能である。
【0034】駆動軸22の一端には、図4に示すよう
に、駆動ギア25が備えられており、駆動モータ19に
より、回転することができる。該駆動軸22には、十字
状にリブ22aが備えられている。また、切り換えギア
A27および切り換えギアB28は、該リブ22aの設
けられている駆動軸22にはめ込まれている。すなわ
ち、該切り換えギアA27および切り換えギアB28
は、十字状の穴を有しており、該穴に駆動軸22が通っ
ている。これにより、該切り換えギアA27およびB2
8は、駆動軸22の延伸方向に移動可能になっており、
かつ、上記駆動軸22の回転に連動して回転可能になっ
ている。
【0035】切り換えスライダ21は、図5に示すよう
に、丸穴を有しており、該穴に駆動軸22が通ってい
る。すなわち、切り換えスライダ21は、駆動軸22が
回転しても、その回転に連動して回転することはない。
しかし、駆動軸22とは関係なく回転することは可能で
ある。また、該切り換えスライダ21は、駆動軸22の
回転とは関係なく、駆動軸22の延伸方向に移動するこ
とができる。
【0036】上記切り換えスライダ21は、切り換えギ
アA27および切り換えギアB28を保持している。つ
まり、切り換えスライダ21を移動させることにより切
り換えギアA27および切り換えギアB28は連動して
移動する。また、該切り換えスライダ21には、移動手
段としての図示しないバネ(図11ないし図14に示す
バネ30)が取り付けられている。このバネ(30)の
一端は、上記の通り切り換えスライダ21に固定され、
他端は、インクジェットプリンタ1の筐体の任意の位置
に固定して設けることができる。このバネの張力によ
り、切り換えスライダ21は、通常、切り換えギアA2
7と給紙用ギア24および搬送用ギア26とが噛み合う
位置(図5に示す位置)にある。
【0037】また、該切り換えスライダ21には、上述
したように、インクキャリッジ2と接触する接触部23
が設けられている。該接触部23がインクキャリッジ2
と接触しており、かつ、インクキャリッジ2が移動する
と、該切り換えスライダ21が移動する。この切り換え
スライダ21の移動については後述する。
【0038】上記切り換えギアA27および切り換えギ
アB28(移動ギア)の両端には傾斜がついている。ま
た、移動ギアが移動してくる際、移動ギアが噛み合う側
の、給紙用ギア24、搬送用ギア26およびメンテナン
ス用ギア(固定ギア)29のギアの端にも傾斜がついて
いる。さらに、移動ギアは固定ギアと噛み合う際、若干
回転させながら移動させる。これにより、移動ギアと固
定ギアとが噛み合い易くなる。
【0039】本体ガイド37と切り換えスライダ21と
の位置関係を図6に示す。この本体ガイド37は、イン
クジェットプリンタ1の筐体に固定されているものであ
り、図3や図5等では図示を省略している。
【0040】21cおよび21dはそれぞれ、切り換え
ギアA27、切り換えギアB28がはまる収納部であ
る。これらにそれぞれ丸穴21f、21gが設けられ、
これらの丸穴は、駆動軸22のリブ22aの外径にはま
り、切り換えスライダ21の、駆動軸方向の移動をガイ
ドするようになっている。
【0041】切り換えスライダ21は、バネ30等の力
によって、駆動軸方向(図中、Sで示す)と、駆動軸2
2を回転中心として本体ガイド37にガイド接触部23
aが当接する方向(図中、Rで示す)とに、常に力が掛
かっている。
【0042】インクキャリッジ2により切り換えスライ
ダ21がS方向とは逆の方向(反S方向)に押し込まれ
ると、ガイド接触部23aとしての斜め(ここでは45
度))にカットされた面と本体ガイド37の斜め(ここ
では45度)にカットされた面とが当接した地点から、
切り換えスライダ21はR方向に回転し始める。図15
(b)は、これを駆動軸22の方向から見たものであ
る。Pは駆動軸22の中心を表している。
【0043】インクキャリッジ2が逆方向すなわちS方
向に移動すると、切り換えスライダ21は、S方向の上
記力によりR方向とは逆の方向(反R方向)に回転し、
元に戻る。図15(a)は、これを駆動軸22の方向か
ら見たものである。
【0044】このように切り換えスライダ21を回転さ
せることによって、切り換えギアB28とメンテナンス
用ギア29とが互いに噛み合った状態を良好に保ちなが
ら、インクキャリッジ2を、図13の状態からさらに図
中、下方向へ移動する、すなわち図14の状態へと移行
することが可能になっている。
【0045】このように、本実施の形態では、切り換え
スライダ21を駆動軸22方向(S方向)に移動させる
力が、切り換えスライダ21をR方向に回転させる力に
打ち勝ち、切り換えスライダ21を元の位置まで回転さ
せるようにしている。この打ち勝つための必要な力は、
切り換えスライダ21が、図11ないし図13に示すよ
うに、本体ガイド37の、切り換えスライダ21の移動
方向に平行な側面と接している(ここでは、直立してい
る)状態の重力的な安定性を調節することで、適宜調節
することが可能である。
【0046】切り換えギアA27と搬送用ギア26とが
噛み合うときには、切り換えギアA27と該切り換えギ
ア軸(22)との間隙(アソビ)により、上記切り換え
ギアA27が若干回転しながら上記搬送用ギア26と噛
み合う。
【0047】その状態で切り換えギアA27がさらに給
紙用ギア24と噛み合うときには上記間隙がほとんどな
くなるような場合には、上記間隙をあらかじめ広めに設
けておくようにすることもできる。一方、本実施の形態
では、上記間隙を広めに設ける代わりに、以下のように
構成することによって、スムーズに連結することを可能
にしている。
【0048】本実施の形態にかかるインクジェットプリ
ンタ1の駆動切り換え伝達装置の駆動の切り換わり(切
り換えスライダ21の移動)について、まず、切り換え
ギアA27が給紙用ギア24および搬送用ギア26と噛
み合う位置へ移動する様子について、図7ないし図10
を参照して説明する。なお、便宜上、切り換えギアB2
8は図示を省略する。駆動軸22、切り換えギアA2
7、給紙用ギア24、搬送用ギア26、およびメンテナ
ンス用ギア29の互いの位置関係を図7に示す。
【0049】まず、インクキャリッジ2のメンテナンス
を行う場合、切り換えギアA27は、メンテナンス用ギ
ア29のみと噛み合う位置(後述する図14の位置)に
ある。このとき、インクキャリッジ2は、メンテナンス
を行う位置にある。また、このとき、駆動モータ19
は、1つの回転方向のみでメンテナンスを行うことがで
きるようになっている。
【0050】次に、用紙5を搬送する場合には、切り換
えギアA27は、バネ30により引っ張られる切り換え
スライダ21(ともに図11ないし図14参照)により
押されて、図8に示す位置から、搬送用ギア26と噛み
合う位置(図9)へ移動する。このとき、切り換えギア
A27と搬送用ギア26が噛み合う際には、図8、図9
に示すように、切り換えギアA27と、駆動軸との間の
間隙であるアソビ22bにより、切り換えギアA27
が、例えば図9(b)中、矢印で示す方向に回転するこ
とにより噛み合う。図8の位置においてはアソビ22b
はリブ22aの両側に位置しており、切り換えギアA2
7はどちらの方向にも回ることができる。
【0051】上記切り換えギアA27が図9の位置にあ
るときは、駆動モータ19を回転させることにより、用
紙5の搬送および排紙が行われる。
【0052】次に、インクキャリッジ2が印字領域側に
移動し、それに伴い切り換えギアA27は、バネ30の
力によって、搬送用ギア26および給紙用ギア24と噛
み合う位置(図10)まで移動する。このとき、既に切
り換えギアA27と搬送用ギア26とが噛み合ってお
り、アソビ22bの間隙のクリアランスすなわちアソビ
の残りがなく、このまま切り換えギアA27を給紙用ギ
ア24に噛み合わせるとギアの歯がぶつかってしまう。
そこで、切り換えギアA27を、駆動モータ19が駆動
する駆動ギア25により、図10中、矢印で示す方向に
回転させながら、給紙用ギア24に噛み込ませる。
【0053】このときの切り換えギアA27の回転方向
は、給紙用ギア24が給紙を行う方向である。このとき
の給紙用ギア24の回転量が、本来の給紙動作に影響が
出ない程度の量になるように、給紙用ギア24と切り換
えギアA27同士の配置や歯数等を設定すればよい。ま
た、本実施の形態のようにクラッチ24aを設けた場合
には、上記の切り換えギアA27を給紙用ギア24に噛
み込ませる動作時にはこのクラッチ24aをオフにして
おけば、給紙用ギア24が回転しても回転軸24bは回
転せず、よって給紙動作は行われないので、上記のよう
な設定が不要になる。
【0054】このとき、インクキャリッジ2の位置は、
図9の位置に比べて印字動作領域側にあり、この状態で
駆動モータ19を回転させることにより用紙の給紙動作
を行う。
【0055】次に、上記図7ないし図10を用いた説明
とは逆に、切り換えギアA27が給紙用ギア24、次い
で搬送用ギア26から離れてメンテナンス用ギア29と
噛み合う位置へ移動する様子について述べる。すなわ
ち、上記の各位置におけるインクキャリッジ2のキャリ
ッジ側ギアホルダ当て部(当て部)35と切り換えスラ
イダ21の接触部23との位置関係を、図11ないし図
14を参照して説明する。なお、図11ないし図13の
図中、下方向から見たのが、先に述べたように図15
(a)であり、図14の図中、下方向から見た図が図1
5(b)である。
【0056】切り換えスライダ21の接触部23におい
ては、図11ないし図14に示すように、キャリッジ側
ギアホルダ当て部35と接触する部分である曲面部23
bは曲面になっている。また、駆動ギア25に近い側で
かつ駆動軸22に近い側の端(ガイド接触部23a)に
は傾斜がついている。接触部23は、インクジェットプ
リンタ本体にある、ギアホルダ21を規制するガイドと
しての本体ガイド37に沿って動くことができる。該本
体ガイド37のメンテナンスユニット3に近い側は、ガ
イド接触部23aの傾斜と合うように傾斜がついてい
る。
【0057】図11においては、キャリッジ側ギアホル
ダ当て部35と接触部23とは接触していない。すなわ
ち、切り換えスライダ21には、図中Aで示す、切り換
えギアA27を給紙用ギア24および搬送用ギア26に
噛み合わせてその位置に固定する方向に、バネ30の張
力のみが掛かっている。該バネ30の張力により切り換
えギアA27は、給紙用ギア24および搬送用ギア26
に噛み合う位置に配置されている。
【0058】次に、図12では、インクキャリッジ2
は、印字動作領域とメンテナンス位置との間に位置して
おり、キャリッジ側ギアホルダ当て部35がメンテナン
スユニット3側に移動してくることにより、切り換えス
ライダ21は、メンテナンスユニット3側へ、すなわ
ち、切り換えギアA27が搬送用ギア26のみに噛み合
う位置まで移動する。
【0059】次に、切り換えギアB28がメンテナンス
用ギア29との噛み合い位置までくる(図13)と、イ
ンクキャリッジ2によって移動していた切り換えスライ
ダ21は、本体ガイド37の傾斜に沿って、駆動軸22
を中心に回転し、キャリッジ側ギアホルダ当て部35か
ら外れる。このため、メンテナンス動作のために、イン
クキャリッジ2がさらにメンテナンスユニット3の方へ
移動しても、切り換えギアB28とメンテナンス用ギア
29の噛み合いが所定の位置(図14)で維持される。
【0060】また、リブ22aについては、上記切り換
えギア(切り換えギアA27および切り換えギアB2
8)が移動する範囲内に備えられていればよく、例え
ば、切り換えギアが図3のように切り換えギアA27お
よび切り換えギアB28からなる場合には、2つのギア
の移動する範囲内でリブ22aが設けられていればよ
い。また、リブ22aの形状、大きさに関しては、特に
限定されるものではなく、切り換えギアが、しっかりと
保持されており、かつ、駆動軸22方向に移動できれば
よい。
【0061】このように、切り換えギアA27をアソビ
22bの範囲で回転させて1つ目のギアである搬送用ギ
ア26に噛み合わせ、さらに、切り換えギアA27を回
転駆動することで2つ目のギアである給紙用ギア24に
も噛み合わせている。これにより、ギアを使用する動作
のオンオフを、より簡単に制御することができる。
【0062】なお、ここでは、駆動伝達ギアに同時に噛
み合った状態となるギア(被駆動ギア)は給紙用ギア2
4と搬送用ギア26との2個であったが、3個以上にす
ることも可能であり、それぞれの被駆動ギアについて、
駆動伝達ギアとその駆動軸とのアソビを利用して噛み合
わせるか、駆動伝達ギアを回転駆動して噛み合わせるか
を、装置の使用状況等に応じて選択するように構成すれ
ばよい。
【0063】本駆動装置は、画像形成装置として、プリ
ンタ、コピー機、ファクシミリ装置などに適用可能であ
る。
【0064】なお、本発明の駆動装置は、移動可能な移
動ギア(図7の切り換えギアA27)と、該移動ギアを
移動させることにより、他のギアと噛み合わせることが
可能な移動手段を備えた駆動装置において、上記移動手
段により上記移動ギアを移動させることにより、第1ギ
ア(図7の搬送用ギア26)と噛み合わせる場合には、
上記移動ギアと該移動ギアの駆動軸(22a)との間隙
(アソビ)により、上記移動ギア(切り換えギアA2
7)が回転することにより噛み合うとともに、上記ギア
が噛み合っている状態で、さらに上記移動ギアを、他の
第2ギア(図7の給紙用ギア24)と噛み合わせる場合
には、上記移動ギアを回転させることが可能な駆動手段
(駆動モータ19)により、上記移動ギアを回転させる
ことにより噛み合わせるように構成することができる。
【0065】また、本発明の駆動装置は、上記構成に加
えて、上記第2ギアは、該第2ギアとその駆動軸との間
に駆動伝達手段(クラッチ24a)を備えており、上記
噛み合わせの際には、上記駆動伝達手段により駆動が上
記第2ギアの駆動軸に伝達されない方向に回転させるよ
うに構成することができる。
【0066】また、本発明の画像形成装置は、移動可能
な移動ギア(切り換えギアA27)と、該移動ギアを移
動させることにより、他のギアと噛み合わせることが可
能な駆動手段を備えた画像形成装置において、上記移動
ギアが、第1ギア(搬送用ギア26)と噛み合う際に
は、移動ギアと該移動ギアの駆動軸(22a)の間隙に
より、上記移動ギアが回転することにより噛み合うとと
もに、さらに、上記移動ギアが、上記第1ギアと噛み合
っている状態で、他の第2ギア(給紙用ギア24)と噛
み合わせる際には、上記駆動手段により移動ギアを回転
させることにより噛み合わせるように構成することがで
きる。
【0067】また、本発明は、インクキャリッジをシー
トの搬送方向に対して直交する方向に走査することで画
像形成を行うインクジェットプリンタに備えられ、イン
クキャリッジのメンテナンスを行うメンテナンス部とシ
ート送り部との動作を正回転および逆回転を行うことが
できる1つの駆動源で行うインクジェットプリンタの駆
動切り換え伝達装置において、シート送り部は、シート
供給部とシート搬送・排出部とからなり、シートの搬送
方向に直交する方向に延びており上記駆動源により回転
駆動する駆動軸と、駆動軸に備えられており、駆動軸の
延伸方向に移動可能な切り換えギアと、切り換えギアと
噛み合うことができ、シート供給部を動作させる供給用
ギアと、切り換えギアと噛み合うことができ、シート搬
送・排出部を動作させる搬送・排出用ギアとを有するよ
うに構成してもよい。
【0068】上記の構成によれば、インクジェットプリ
ンタの駆動切り換え伝達装置には、切り換えギアと噛み
合うことができる供給用ギアおよび搬送・排出用ギアを
有している。上記供給用ギアおよび搬送・排出用ギアと
切り換えギアとは、常に噛み合っておらず、供給用ギア
および搬送・排出用ギアは、切り換えギアと噛み合って
いるときのみそれぞれの動作(シート供給およびシート
搬送・排出)を行うことができる。すなわち、切り換え
ギアと供給用ギアとが噛み合っている場合には、シート
をインクジェットプリンタに供給することができ、ま
た、切り換えギアと搬送・排出用ギアとが噛み合ってい
る場合には、画像形成に合わせてシートを搬送・排出す
ることができるようになっている。したがって、切り換
えギアの位置を制御することにより、シート供給とシー
ト搬送・排出とを同時にまたは別々に行うことが可能に
なる。これにより、従来、電気部品(例えば、ソレノイ
ド等)を用いて、シート供給とシート搬送・排出との切
り換えを行っていた構成に比べて容易に切り換えを行う
ことができ、かつ電気部品の構成を減らすことができ
る。
【0069】また、本発明においては、上記切り換えギ
アは、インクキャリッジと接触する接触部を備えたギア
ホルダに保持され、該ギアホルダは、駆動軸の延伸方向
に移動可能および駆動軸を回転中心として回転可能であ
るように構成してもよい。
【0070】切り換えギアは、ギアホルダに保持されて
いる。また、該ギアホルダには、インクキャリッジが移
動する際に、インクキャリッジと接触する接触部を備え
ている。そして、該接触部がインクキャリッジと接触
し、インクキャリッジに押されることにより、ギアホル
ダは、延伸方向に移動することができる。すなわち、ギ
アホルダは、インクキャリッジと上記接触部とが接触し
ているとき、インクキャリッジと連動して移動すること
ができる。また、該ギアホルダは駆動軸を回転中心とし
て回転することができる。これにより、ギアホルダに保
持されている切り換えギアの位置を変更することができ
る。したがって、インクキャリッジの位置を制御するこ
とにより、切り換えギアの位置を任意に変更することが
可能になる。これにより、シート供給とシート搬送・排
出との切り換えを容易に行える。
【0071】また、本発明においては、シートの供給お
よび搬送を行う場合には、切り換えギアは、供給用ギア
および搬送・排出用ギアと噛み合っており、駆動源の駆
動方向を切り換えることにより、シート供給部の動作と
シート搬送・排出部の動作とを切り換えることができる
ように構成してもよい。
【0072】上記の構成によれば、駆動源の駆動方向を
切り換えることにより、シート供給およびシート搬送・
排紙の動作の切り換えを行うことができる。したがっ
て、ソレノイド等の電気部品の構成をなくすことができ
るため、駆動軸の延伸方向でのインクジェットプリンタ
の小型化を行うことができる。
【0073】また、本発明においては、上記切り換えギ
アは、搬送・搬出用ギアのみと噛み合うことができるよ
うに構成してもよい。
【0074】上記の構成によれば、切り換えギアは、搬
送・搬出用ギアのみと噛み合うようになっている。した
がって、切り換えギアの正回転および逆回転で、異なる
動作を行うことが可能になる。
【0075】また、本発明においては、上記切り換えギ
アは、供給用ギアおよび搬送・排出用ギアと噛み合って
おり、上記切り換えギアが、ある一方向に回転するとき
には、搬送・排出用ギアの回転によりシートを搬送する
動作を行い、上記切り換えギアが、逆方向に回転すると
きには、供給用ギアの回転によりシート供給部からシー
トを供給する動作と、搬送・排出用ギアの回転によりシ
ートを排出する動作とを同時に行うように構成してもよ
い。
【0076】上記の構成によれば、複数枚を連続印字す
るときに、切り換えギアの位置を変えることなしにシー
トの供給動作と、記録済みのシートの排出動作を行うこ
とができ、最終ページ印字後のときのみに切り換えギア
を搬送・排出用ギアにのみ噛み合わせ排出動作だけを行
わせることで、切り換えギアの位置移動を減らすことが
でき、連続印字の印字時間の短縮が可能となる。
【0077】また、本発明においては、上記切り換えギ
アは、メンテナンスを行う場合には、メンテナンス用ギ
アと噛み合い、画像形成を行う場合には、搬送・排出用
ギアと噛み合い、シート供給を行う場合には、供給用ギ
アと噛み合う位置を有するように構成してもよい。
【0078】上記の構成によれば、切り換えギアは、そ
れぞれのギアのみと噛み合うことができる。すなわち、
個々の動作(メンテナンス、シート供給およびシート搬
送・排出)を別々に行うことができる。また、したがっ
て、駆動源の回転方向が1つの方向のみで、個々の動作
を行うことができる。
【0079】また、駆動源は、常に1つの動作のみを行
えばよいので、駆動源の負荷を低減することができる。
これにより、駆動源としてモータを用いた場合には、モ
ータの低トルク化が可能になる。
【0080】また、本発明においては、切り換えギアが
搬送・排出ギアと供給ギアとに噛み合う位置を備えるよ
うに構成してもよい。
【0081】例えば、厚紙等の厚手のシートを供給・搬
送する場合、その厚さのため、正常に搬送されない場合
がある。このような場合、搬送・排出ギアと供給ギアと
を同時に回転させることにより、シートを搬送する力を
増大させ、シートを正常に搬送することができる。
【0082】また、本発明のインクジェットプリンタ
は、上記いずれかのインクジェットプリンタの駆動切り
換え伝達装置を備えたように構成してもよい。
【0083】これにより、ソレノイド等の電気部品の少
ないインクジェットプリンタを提供することができる。
【0084】また、本発明の駆動装置は、インクキャリ
ッジ用駆動装置でインクキャリッジがシート供給方向と
交差する方向に移動する画像形成装置に用いられるもの
であって、画像形成装置に外部から画像転写用のシート
を供給するシート供給と、画像形成装置内で画像形成し
ながらシートを移動させる搬送とを1つのシート供給・
搬送用駆動源で行う画像形成装置の駆動装置において、
シート供給動作および搬送動作のそれぞれのオンオフの
切り換えを、インクキャリッジの移動によって生じる力
にて行うように構成することができる。
【0085】上記の構成により、シート供給動作および
搬送動作のそれぞれのオンオフの切り換えを、インクキ
ャリッジの移動によって生じる力にて行う。
【0086】したがって、シート供給と搬送とを、イン
クキャリッジの移動による力を利用して切り換えている
ので、この切り換えのために、別途、ソレノイドなどの
電気部品を用いる必要がない。
【0087】それゆえ、ソレノイド等の電気部品を使用
することなく、シート供給部の動作とシート搬送・排出
部の動作とを、インクキャリッジの位置の変更に伴いよ
り簡単に切り換えることができる。
【0088】また、本発明の駆動装置は、上記の構成に
加えて、上記シートを供給するシート供給部およびその
シート供給部を駆動するシート供給用駆動伝達部と、上
記シートを搬送する搬送部およびその搬送部を駆動する
搬送用駆動伝達部と、上記シート供給・搬送用駆動源と
上記シート供給用駆動伝達部、および上記シート供給・
搬送用駆動源と上記搬送用駆動伝達部との間に選択的に
係合し、上記シート供給・搬送用駆動源から上記シート
供給用駆動伝達部および上記搬送用駆動伝達部への駆動
伝達をオンオフする切り換え部とを備え、上記シート供
給・搬送用駆動源が、同時に上記シート供給用駆動伝達
部と上記搬送用駆動伝達部とのうち少なくとも一方を駆
動し、インクキャリッジの移動によって上記切り換え部
が付勢されて移動することで、上記シート供給用駆動伝
達部および上記搬送用駆動伝達部のそれぞれと、上記シ
ート供給・搬送用駆動源との接続状態と非接続状態とを
切り換えるように構成することができる。
【0089】上記の構成により、同時に上記シート供給
用駆動伝達部と上記搬送用駆動伝達部とのうち少なくと
も一方が駆動され、インクキャリッジの移動によって上
記切り換え部が付勢されて移動することで、上記シート
供給用駆動伝達部および上記搬送用駆動伝達部のそれぞ
れと、上記シート供給・搬送用駆動源との接続状態と非
接続状態とが切り換えられる。
【0090】したがって、シート供給と搬送との切り換
えを、インクキャリッジの移動によって、駆動伝達を切
り換える部材を付勢して移動することで切り換えてい
る。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、簡略な
構成で切り換えを行うことができる。
【0091】また、本発明の画像形成装置の駆動装置
は、上記の構成に加えて、上記シートに圧接することで
上記シート供給を行うシート供給ローラと、上記シート
に圧接することで上記搬送を行う搬送ローラとを備え、
上記シート供給用駆動伝達部が上記シート供給ローラを
回転駆動するシート供給用ギアであり、上記搬送用駆動
伝達部が上記搬送ローラを回転駆動する搬送用ギアであ
り、上記切り換え部が、上記シート供給・搬送用駆動源
と上記シート供給用ギア、および上記シート供給・搬送
用駆動源と上記搬送用ギアとの間に選択的に係合する切
り換えギアであるように構成することができる。
【0092】上記の構成により、上記切り換え部が、上
記シート供給・搬送用駆動源と上記シート供給用ギア、
および上記シート供給・搬送用駆動源と上記搬送用ギア
との間に選択的に係合する切り換えギアである。
【0093】したがって、シート供給と搬送との切り換
えを、回転駆動力を伝達するギアをはずすまたははめる
ことで切り換えている。それゆえ、上記の構成による効
果に加えて、いっそう簡略な構成で切り換えを行うこと
ができる。
【0094】また、本発明の画像形成装置の駆動装置
は、上記の構成に加えて、少なくとも、印字最終のシー
ト以外では、上記切り換え部によって、上記シート供給
・搬送用駆動源が、上記シート供給用駆動伝達部と上記
搬送用駆動伝達部とのうち両方に係合し、上記シート供
給・搬送用駆動源がある第1方向(正回転)に回るとき
には搬送動作を行い、上記シート供給・搬送用駆動源が
上記第1方向と逆の第2方向(逆回転)に回るときには
シート供給動作を行うように構成することができる。
【0095】上記の構成により、少なくとも、印字最終
のシート以外では、上記シート供給・搬送用駆動源が、
上記シート供給用駆動伝達部と上記搬送用駆動伝達部と
のうち両方に係合し、上記シート供給・搬送用駆動源が
ある第1方向(正回転)に回るときには搬送動作を行
い、上記シート供給・搬送用駆動源が上記第1方向と逆
の第2方向(逆回転)に回るときにはシート供給動作を
行う。
【0096】したがって、印字最終のシート以外では、
シート供給・搬送用駆動源が、上記シート供給用駆動伝
達部と上記搬送用駆動伝達部とのうち両方に係合するよ
うにしているので、シート供給・搬送用駆動源による駆
動の切り換えのためにインクキャリッジを動かす必要が
ない。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、連続
印字の時間を短縮することができる。
【0097】また、本発明の画像形成装置の駆動装置
は、上記の構成に加えて、印字最終のシートの搬送時に
は、上記切り換え部によって、上記シート供給・搬送用
駆動源が、上記シート供給用駆動伝達部と上記搬送用駆
動伝達部とのうち搬送用駆動伝達部のみに係合するよう
に構成することができる。
【0098】上記の構成により、印字最終のシートの搬
送時には、上記シート供給・搬送用駆動源が、上記シー
ト供給用駆動伝達部と上記搬送用駆動伝達部とのうち搬
送用駆動伝達部のみに係合する。
【0099】したがって、印字最終のシートの搬送時に
は、シート供給・搬送用駆動源が、上記シート供給用駆
動伝達部と上記搬送用駆動伝達部とのうち搬送用駆動伝
達部のみに噛み合うようにしているので、搬送終了後、
シート供給・搬送用駆動源を上記第2方向に回転させて
も、シート供給されない。それゆえ、上記の構成による
効果に加えて、必要以上のシートをシート供給トレイな
どに載せている場合でも、必要以上のシート供給を行っ
てしまうことがない。またそれゆえ、搬送終了後、シー
ト供給・搬送用駆動源を上記第2方向に回転させて、シ
ート排出など、印字後に必要である駆動に、シート供給
・搬送用駆動源を利用することができる。
【0100】また、本発明の画像形成装置の駆動装置
は、上記の構成に加えて、上記切り換え部によって、上
記シート供給・搬送用駆動源が、上記シート供給用駆動
伝達部と上記搬送用駆動伝達部とのうち一方のみに噛み
合っている状態と、上記シート供給・搬送用駆動源が、
上記シート供給用駆動伝達部と上記搬送用駆動伝達部と
のうちもう一方のみに噛み合っている状態とが作られる
ように構成することができる。
【0101】上記の構成により、上記シート供給・搬送
用駆動源が、上記シート供給用駆動伝達部と上記搬送用
駆動伝達部とのうち一方のみに噛み合っている状態と、
上記シート供給・搬送用駆動源が、上記シート供給用駆
動伝達部と上記搬送用駆動伝達部とのうちもう一方のみ
に噛み合っている状態とが作られる。
【0102】したがって、シート供給・搬送用駆動源
が、上記シート供給用駆動伝達部と上記搬送用駆動伝達
部とのうちいずれか一方のみに噛み合うようにすること
で、シート供給時・搬送時とでシート供給・搬送用駆動
源を同じ方向に回転させても、他方の駆動伝達部へ影響
を及ぼすことがない。それゆえ、上記の構成による効果
に加えて、シート供給・搬送用駆動源の負荷を低減する
ことができる。シート供給・搬送用駆動源がモータであ
る場合は、モータの低トルク化が可能になる。
【0103】また、本発明の画像形成装置の駆動装置
は、上記の構成に加えて、上記切り換え部によって、上
記シート供給・搬送用駆動源が、上記シート供給用駆動
伝達部と上記搬送用駆動伝達部とのうち両方に噛み合っ
ている状態が作られるように構成することができる。
【0104】上記の構成により、上記シート供給・搬送
用駆動源が、上記シート供給用駆動伝達部と上記搬送用
駆動伝達部とのうち両方に噛み合っている状態が作られ
る。
【0105】したがって、シート供給・搬送用駆動源
が、上記シート供給用駆動伝達部と上記搬送用駆動伝達
部とのうち両方に噛み合うようにすることで、厚いシー
トをシート供給・搬送するときに、搬送ローラのみなら
ずシート供給ローラの力も加えることができる。それゆ
え、上記の構成による効果に加えて、厚いシートであっ
てもスムーズにシート供給・搬送することができる。
【0106】また、本発明の画像形成装置の駆動装置
は、上記の構成に加えて、上記インクキャリッジを清掃
するメンテナンス部を備えており、上記メンテナンス部
が、上記シート供給・搬送用駆動源にて駆動され、上記
メンテナンス部の清掃動作のオンオフの切り換えを、イ
ンクキャリッジの移動によって生じる力にて行うように
構成することができる。
【0107】上記の構成により、上記インクキャリッジ
を清掃するメンテナンス部が、上記シート供給・搬送用
駆動源にて駆動され、上記メンテナンス部の清掃動作の
オンオフの切り換えが、インクキャリッジの移動によっ
て生じる力にて行われる。
【0108】したがって、インクキャリッジ清掃のオン
オフを、インクキャリッジの移動による力を利用して切
り換えているので、この切り換えのために、別途、ソレ
ノイドなどの電気部品を用いる必要がない。それゆえ、
上記の構成による効果に加えて、簡略な構成で多くの切
り換えを行うことができる。
【0109】
【発明の効果】以上のように、本発明の駆動装置は、被
駆動ギアと噛み合って回転させる駆動伝達ギアと、上記
駆動伝達ギアを回転駆動する駆動軸と、上記駆動伝達ギ
アを上記駆動軸の軸方向に付勢することによって上記駆
動伝達ギアを上記各被駆動ギアに接触する位置まで移動
させる移動手段とを備え、上記駆動伝達ギアは、少なく
とも1個の被駆動ギアに対し、上記移動手段によって両
者が接触したときに、上記移動手段からの付勢に伴い駆
動伝達ギアと上記駆動軸との間のアソビの範囲内で回転
して噛み合う一方、少なくとも1個の被駆動ギアに対
し、他の少なくとも1個の被駆動ギアと噛み合った状態
で上記移動手段によって両者が接触したときに、上記駆
動軸からの回転駆動により回転して噛み合う構成であ
る。
【0110】これにより、複数個の被駆動ギアの回転駆
動動作を、駆動伝達ギアの移動による力を利用して切り
換えているので、この切り換えのために、別途、ソレノ
イドなどの電気部品を用いる必要がない。それゆえ、ソ
レノイド等の電気部品を使用することなく、複数個の被
駆動ギアの回転駆動動作を、駆動伝達ギアの位置の変更
に伴いより簡単に切り換えることができ、複数個の被駆
動ギアのうち所望のものを選択的に回転駆動することが
できるという効果を奏する。
【0111】また、簡単な構成で、複数のギアを噛み合
わせることが可能となり、また、噛み合わせのためにア
ソビを大きくとる必要がなく、回転駆動力に対する実際
の回転の反応性を高め、効率のよい回転駆動を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0112】また、本発明の駆動装置は、上記の構成に
加えて、上記被駆動ギアのうち、上記駆動伝達ギアが上
記駆動軸からの回転駆動により回転して噛み合う被駆動
ギアと、その被駆動ギアからの回転駆動力が伝わる回転
軸との間に、その回転駆動力の伝達をオンオフする駆動
伝達手段を備え、上記被駆動ギアと駆動伝達ギアとを噛
み合わせるときには、上記駆動伝達手段が、回転駆動力
の伝達をオフにする構成である。
【0113】これにより、ギアを噛み合わせるときに
は、噛み合わせのために被駆動ギアを回転させてもそれ
によりその被駆動ギアから他の部材へ無用な回転駆動力
が伝わってしまうような影響をなくすことができる。そ
れゆえ、上記の構成による効果に加えて、噛み合わせの
ための駆動伝達ギアの回転の限度がなくなる分、より良
好に各被駆動ギアを回転駆動することができるという効
果を奏する。
【0114】また、本発明の画像形成装置は、上記駆動
装置を備え、この駆動装置により、上記被駆動ギアとし
てのシート供給動作用ギアとシート搬送動作用ギアとを
回転駆動する構成である。
【0115】これにより、ソレノイド等の電気部品を使
用することなく、シート供給動作用ギアとシート搬送動
作用ギアとの回転駆動動作を、駆動伝達ギアの位置の変
更に伴いより簡単に切り換えることができ、複数個の被
駆動ギアのうち所望のものを選択的に回転駆動すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの駆動装置を備えたプリ
ンタの一構成例を示す斜視図である。
【図2】プリンタの内部の概略の構成を示す図である。
【図3】プリンタの駆動装置の要部の構成を示す斜視図
である。
【図4】切り換えギアと駆動軸のスプラインとの概略の
構成を示す斜視図である。
【図5】切り換えスライダと各ギアとの関係を示す斜視
図である。
【図6】切り換えスライダと本体ガイドとの関係を示す
斜視図である。
【図7】(a)および(b)は、各ギアへの駆動力が伝
達される様子を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は(a)の矢視断面図である。
【図8】(a)および(b)は、各ギアへの駆動力が伝
達される様子を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は(a)の矢視断面図である。
【図9】(a)および(b)は、各ギアへの駆動力が伝
達される様子を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は(a)の矢視断面図である。
【図10】(a)および(b)は、各ギアへの駆動力が
伝達される様子を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は(a)の矢視断面図である。
【図11】インクキャリッジおよび切り換えスライダの
移動する様子を示す平面図である。
【図12】インクキャリッジおよび切り換えスライダの
移動する様子を示す平面図である。
【図13】インクキャリッジおよび切り換えスライダの
移動する様子を示す平面図である。
【図14】インクキャリッジおよび切り換えスライダの
移動および回転する様子を示す平面図である。
【図15】(a)および(b)は、図11ないし図14
における図中、下から見たものであって、インクキャリ
ッジおよび切り換えスライダの回転する様子を示すもの
であり、(a)は図11ないし図13の状態の平面図で
あり、(b)は図14の状態の平面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ(画像形成装置) 2 インクキャリッジ 3 メンテナンスユニット(メンテナンス部) 4 給紙部 5 用紙(シート) 6 給紙装置 7 給紙ローラ(シート供給ローラ、シート供給部) 8 分離装置 9 ガイド板 11 印字部 12 排紙部 13 搬送ローラ(シート搬送部) 14 プラテン 15 排紙ローラ 16 排紙保持アーム 17 排紙トレイ 19 駆動モータ(シート供給・搬送用駆動源) 21 切り換えスライダ(移動手段) 21c 収納部 21d 収納部 21f 丸穴 21g 丸穴 22 駆動軸 22a リブ 22b アソビ 23 接触部 23a ガイド接触部 23b 曲面部 24 給紙用ギア(被駆動ギア、シート供給用駆動伝
達部、シート供給動作用ギア) 24a クラッチ(駆動伝達手段) 24b 回転軸 25 駆動ギア 26 搬送用ギア(被駆動ギア、搬送用駆動伝達部、
シート搬送動作用ギア) 27 切り換えギアA(切り換え部、駆動伝達ギア) 28 切り換えギアB(切り換え部) 29 メンテナンス用ギア 30 バネ(移動手段) 35 キャリッジ側ギアホルダ当て部 37 本体ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 3/06 350 B65H 5/06 J 3J009 5/06 B41J 3/04 101Z (72)発明者 松友 靖 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中島 章 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 出口 正信 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 HA29 2C064 AA02 AA03 2C480 CA01 CA02 CB08 CB14 3F049 DA12 EA00 LA07 LB03 3F343 FA02 FB04 JA01 LD24 3J009 DA18 EA04 EA05 EA11 EA21 EA34 EC04 ED04 FA17 FA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の被駆動ギアを駆動する駆動装置に
    おいて、 上記被駆動ギアと噛み合って回転させる駆動伝達ギア
    と、 上記駆動伝達ギアを回転駆動する駆動軸と、 上記駆動伝達ギアを上記駆動軸の軸方向に付勢すること
    によって上記駆動伝達ギアを上記各被駆動ギアに接触す
    る位置まで移動させる移動手段とを備え、 上記駆動伝達ギアは、 少なくとも1個の被駆動ギアに対し、上記移動手段によ
    って両者が接触したときに、上記移動手段からの付勢に
    伴い駆動伝達ギアと上記駆動軸との間のアソビの範囲内
    で回転して噛み合う一方、 少なくとも1個の被駆動ギアに対し、他の少なくとも1
    個の被駆動ギアと噛み合った状態で上記移動手段によっ
    て両者が接触したときに、上記駆動軸からの回転駆動に
    より回転して噛み合うことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】上記被駆動ギアのうち、上記駆動伝達ギア
    が上記駆動軸からの回転駆動により回転して噛み合う被
    駆動ギアと、その被駆動ギアからの回転駆動力が伝わる
    回転軸との間に、その回転駆動力の伝達をオンオフする
    駆動伝達手段を備え、 上記被駆動ギアと駆動伝達ギアとを噛み合わせるときに
    は、上記駆動伝達手段が、回転駆動力の伝達をオフにす
    ることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】外部から画像転写用のシートを供給するシ
    ート供給動作と、画像形成装置内で画像形成しながらシ
    ートを移動させるシート搬送動作とを1つのシート供給
    ・搬送用駆動源で行う画像形成装置において、 請求項1に記載の駆動装置を備え、この駆動装置によ
    り、上記被駆動ギアとしてのシート供給動作用ギアとシ
    ート搬送動作用ギアとを回転駆動することを特徴とする
    画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223280A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Seiko Epson Corp 記録装置及び液体噴射装置
JP2009023124A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Seiko Epson Corp 動力伝達切換装置および記録装置
JP2009274304A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Seiko Epson Corp 動力伝達切換装置、記録装置
JP2015163953A (ja) * 2014-01-28 2015-09-10 キヤノン株式会社 駆動伝達装置及び画像形成装置

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