JP2006193302A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 新たに紙ジャム対策用の機構を追加装備せずとも、紙ジャムにより詰まった紙葉類の除去作業を容易にできる紙葉類処理装置を提供すること。
【解決手段】 搬送経路途中に設定された処理用基準面91上に搬送されてきた紙葉類Pに対して所定の処理を行う処理機構43と、搬送経路内で紙ジャム状態になった紙葉類Pの少なくとも一部を露出させる搬送経路開閉部17と、厚さの異なる紙葉類Pの処理のために処理用基準面と処理機構43との間のギャップを調整する処理ギャップ調整機構51とを備える紙葉類処理装置1において、紙ジャム発生時には、自動的に処理ギャップ調整機構51が作動して、処理用基準面91と前記処理機構43との間のギャップが最大限に設定される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、紙葉類を所定の搬送経路に沿って搬送すると共に、その搬送経路の途中の処理用基準面上に搬送された紙葉類に対して、例えば所望の情報を形成、若しくは前記紙用類の情報を読み取る等の情報処理を実施する紙葉類処理装置に関する。
紙葉類を所定の搬送経路に沿って搬送すると共に、その搬送経路の途中の処理用基準面上に搬送された紙葉類に対して、情報処理を実施する紙葉類処理装置の一例としては、パソコン等に接続されるプリンタが挙げられる。
このようなプリンタでは、外観を提供する装置ケース内に、紙葉類である用紙を積層収容する給紙部や、該給紙部から用紙を一枚ずつ繰り出して所定の搬送経路に沿って搬送する搬送機構や、前記搬送経路の途中に設定されたプラテン面(処理用基準面)に搬送された用紙の表面に文字や図形等の画像印刷を行う記録ヘッド(処理機構)や、前記記録ヘッドに所定の移動力を付与するキャリッジ等の各種の動作機器が組み込まれている。
最近のプリンタでは、紙葉類処理装置のコンパクト化や省スペース化のために、用紙の給紙部や印刷処理した用紙の排出部をいずれも装置の前面側に配置したフロント給排紙タイプのものが各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなフロント給排紙タイプのプリンタでは、通常、給紙される用紙を収容する用紙カセットが装置前面の下部に配置され、そして、印刷処理後の用紙を排出する排紙トレイが用紙カセットの上方に配置されている。また、用紙カセットと排紙トレイとの間を結ぶU字状搬送経路が装置ケース内に形成されるとともに、U字状搬送経路に連通する直線状搬送経路の途中に印刷用基準面が設定され、この印刷用基準面の上方に処理機構としての記録ヘッドが配置される。
そして、フロント給排紙タイプのプリンタのU字状搬送経路には、通常、用紙カセットからU字状搬送経路に送り込まれた用紙をその下流側に所定距離だけ離れた第1受渡位置に送る第1搬送ローラ群と、第1受渡位置に配置されこの第1受渡位置に搬送されてきた用紙をその下流の印刷用基準面上に搬送する第2搬送ローラ群と、印刷用基準面上に搬送されてきた用紙に対して印刷処理を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドにより印刷処理された用紙を搬送経路出口の排紙トレイに排出する第3搬送ローラ群などが配置される。
また、近年のプリンタの場合は、例えば、普通紙、はがき等の厚紙、CD−Rなどの厚さの異なる各種メディアに対して安定した印刷ができるように、印刷用基準面と記録ヘッドとの間のギャップを調整する処理ギャップ調整機構や、搬送経路上の各搬送ローラ群において用紙を挟持するローラ間のギャップを調整可能にしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照、特許文献3参照、特許文献4参照)。
ところで、フロント給排紙タイプのプリンタの場合、一般には搬送経路内での紙ジャムにより詰まった用紙の除去のために、U字状搬送経路を構成する搬送機構の一部を開閉可能とする搬送経路開閉部が設けられており、紙ジャムの発生時には、該搬送経路開閉部を開くことで、紙ジャム状態になった用紙の少なくとも一部を外部に露出できるようにしている。
特許第3520469号公報 特開2003−266856号公報 特開2002−356036号公報 特開平5−309909号公報
ところが、プリンタにおける紙ジャム対策として、紙ジャム状態になった用紙の少なくとも一部を外部に露出させる搬送経路開閉部を設けただけでは、詰まった用紙の除去が簡単にできない場合が少なくなく、更に別の問題を生む可能性もあった。
即ち、詰まった紙の一部が搬送経路の搬送ローラ対に挟持された状態にあるために小さな力では抜き取りが困難となったり、無理に詰まっている用紙を引き抜くと搬送ローラ対に挟持されている一部がちぎれ、ちぎれた小片が搬送経路内に残って次の搬送処理時に新たな障害を招いたりする虞があった。
また、詰まった用紙の一部が、印刷用基準面と記録ヘッドとの間にある場合には、詰まった用紙を引き抜く際に、用紙が記録ヘッドに擦れることによって、記録ヘッドの破損又は汚損を招く可能性があった。
更に、紙ジャムによって詰まった用紙を引き出す際に、用紙との擦れで搬送ローラを構成している駆動ローラが回転すると、駆動ローラの回転が動力伝達系を逆進して駆動モータに回転力を入力し、駆動モータの発電現象が発生するので、この駆動モータの発電によって回路が破損する可能性もあった。
一方、このような不具合の発生を防止するために、新たに紙ジャム対策用の機構を追加装備する構成にすると、構成の煩雑化によるコストアップが避けられず好ましいものではなかった。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、紙ジャム対策用の機構を設けることなく、装置内で紙ジャムが発生したときには、詰まった紙葉類の除去作業を容易にでき、取り扱い性及び保守性に優れた紙葉類処理装置を提供することである。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
(1) 所定の処理用基準面を有する搬送経路と、
前記処理用基準面に沿って紙葉類を搬送する搬送機構と、
前記処理用基準面に対向配置され、前記処理用基準面上に搬送された前記紙葉類に対して情報処理を行う処理機構と、
前記処理用基準面と前記処理機構との間のギャップを調整する処理ギャップ調整機構と、
それぞれ異なる対象物の状態を検出する複数のセンサと、
前記複数のセンサからの情報を基に、前記処理ギャップ調整機構及び処理機構を駆動する制御部と、
前記搬送機構、前記処理機構、前記処理ギャップ調整機構、前記複数のセンサ及び前記制御部に供給される電力をオンオフする電源スイッチと、を備え、
前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記処理ギャップ調整機構を作動させて前記処理用基準面と前記処理機構との間のギャップを最大限に拡げることを特徴とする紙葉類処理装置。
(2) 前記制御部は、前記処理ギャップ調整機構を作動させて前記処理用基準面と前記処理機構との間のギャップを最大限に広げ、前記複数のセンサの状態が所定の異なる状態に切り替わるまで待機することを特徴とする(1)に記載の紙葉類処理装置。
(3) 前記搬送機構は、紙送りモータと、前記紙送りモータからの動力により回転して紙葉類を搬送する複数の紙送りローラと、前記紙送りモータの動力を前記紙送りローラに伝達するとともに、前記紙送りモータの動力を選択的に前記紙送りローラに伝達する動力伝達部材と、を備え、
前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記動力伝達部材による前記紙送りモータと前記紙送りローラの一つとの間の動力伝達を解除することを特徴とする(1)または(2)に記載の紙葉類処理装置。
(4) 前記動力伝達部材は、前記紙送りモータの回転方向に応じて前記紙送りモータと前記紙送りローラとの間の動力伝達を解除する一方向クラッチを備え、
前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記紙送りモータを逆転駆動させて前記紙送りモータと前記紙送りローラとの間の動力伝達を解除することを特徴とする(3)に記載の紙葉類処理装置。
(5) 前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記動力伝達部材による前記紙送りモータの他の一つに押し付けられる押付ローラの押付を解除することを特徴とする(3)または(4)に記載の紙葉類処理装置。
(6) 前記複数のセンサは、用紙トレイ検出センサと、インクタンクカバー検出センサとを備え、前記制御部は、前記用紙トレイ検出センサと、前記インクタンクカバー検出センサの出力に応じて、前記所定の状態であるかどうかを判断することを特徴とする(1)〜(5)の何れか一項に記載の紙葉類処理装置。
本発明に係る紙葉類処理装置では、制御部は前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記処理ギャップ調整機構を作動させて前記処理用基準面と前記処理機構との間のギャップを最大限に拡げる。したがって、紙ジャムの発生後にプリンタを再起動させるときには、意図的にセンサの出力が所定の状態となるようにしてやることにより、紙ジャム除去時に邪魔となる処理機構を退避させることができる。したがって、詰まった紙葉類の除去作業が容易となり、また、詰まった紙葉類の擦れによる処理機構の汚損等を防止することができる。また、本発明によれば、新たに追加する機構が不要なため、コストの増加を招くことなく、紙ジャムにより詰まった紙葉類の除去作業を容易にすることができる。
以下、本発明に係る紙葉類処理装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、本実施の形態では、紙葉類処理装置として用紙(紙葉類)に印刷を行うインクジェットプリンタを例示している。
図1は本発明に係る紙葉類処理装置としてのインクジェットプリンタの一実施の形態を示す斜視図、図2は図1に示すプリンタから排紙トレイ及び上部ケースを取り外した状態の斜視図、図3は図2に示すプリンタをその後面側上方から見た斜視図、図4は図1に示したプリンタにおける用紙の搬送経路を示す側断面図、図5は図1に示したプリンタの給紙時の状態を示す側断面図、図6は図1に示したプリンタの用紙搬送時の状態を示す側断面図、図7は図6に示したプリンタの搬送経路における正常搬送時の搬送ローラ群の位置の説明図、図8は図6に示したプリンタの搬送経路における紙ジャム発生時に、記録ヘッドと印刷用基準面との間のギャップが最大限に切り換えられると同時に、第2搬送ローラ群及び第3搬送ローラ群の従動ローラが退避させられた状態の説明図、図9は図8に示した紙ジャム発生時の記録ヘッド及び各第2,及び第3搬送ローラ群の従動ローラの退避動作の後、更に、第1搬送ローラ群の駆動ローラと駆動モータとの間の動力伝達経路が切り離された状態の説明図、図10は図9に示した第1搬送ローラ群の駆動ローラと駆動モータとの間の動力伝達経路を切り離すワンウェイクラッチを構成する遊星機構の動作説明図、図11は図1に示したプリンタにおける制御ブロック図、図12は図1に示したプリンタの保守作業時の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態のプリンタ1は、フロント給排紙タイプの業務用プリンタであり、図1に示すように、上部ケース2と下部ケース3とから構成される装置ケース4の前面中央に、紙葉類である用紙Pを装填した略箱形の用紙カセット5が着脱自在に挿着されている。
また、用紙カセット5上には、用紙カセット5の上面開放部を覆うように、印刷が終了した用紙を受ける排紙トレイ6が装着されている。また、装置ケース4の前面の両側には、動作状態を表示するLEDランプ等からなる表示部7、7が設けられている。そして、この表示部7,7の下方には、黒インクタンクを収納する黒インク収納部の前方を覆う黒インクカバー8aと、複数のカラーインクタンクを収納するカラーインク収納部の前方を覆うカラーインクカバー8bとがそれぞれ左右に設けられている。これらの黒インクカバー8aとカラーインクカバー8bは、それぞれ開閉可能に取り付けられており、それぞれのカバー8a,8bを開くことで、内部に着脱自在に装着されるインクカートリッジにアクセス可能である。また、黒インクカバー8aの下方には、プリンタ1への電力のオンオフを切り替えるボタンスイッチ式の電源スイッチ19が設けられている。電源スイッチ19をオンにすることで、後述する搬送機構11、処理機構としての印刷処理機構19、処理ギャップ調整機構51、複数のセンサ及び制御部等に電力が供給され、プリンタ1が稼働する。
装置ケース4内には、図2及び図3に示すように、後述する用紙繰り出し機構のピックアップローラによって用紙カセット5から一枚ずつ繰り出される用紙PをU字状搬送経路に沿って搬送する搬送機構11と、この搬送機構11による搬送経路の途中に用紙Pの搬送方向と直交する方向へ往復移動自在に設けられたキャリッジ13と、このキャリッジ13の下面に搭載されて用紙Pに記録用インクの微少粒を噴射する後述の記録ヘッドと、その記録ヘッドに供給する記録用インクを貯留したインクタンク15とが設けられている。
キャリッジ13は、図7に示すように、用紙幅方向に延在するキャリッジ軸53により用紙幅方向に移動自在に支持されると共に、図2に示したキャリッジモータ14によって駆動されるタイミングベルトに固定されて、タイミングベルトの走行に応じて用紙幅方向に往復移動させられる。
このインクジェット式プリンタ1は、用紙Pの搬送方向を副走査方向、キャリッジ13の移動方向を主走査方向として、キャリッジ13に搭載された記録ヘッドからのインク吐出を制御することで、用紙Pに文字や図形等の画像記録(印刷)を行う。
本実施の形態のプリンタ1の場合、U字状搬送経路の一部である円弧状搬送経路を構成する機構の一部は、図3に示す後部開閉カバー17に組み付けられていて、該後部開閉カバー17を開くことによって、紙ジャムにより円弧状搬送経路に詰まった用紙Pの一部を外部に露出させることができる。
即ち、後部開閉カバー17は、円弧状搬送経路PA内で紙ジャム状態になった用紙Pの一部を露出させるために円弧状搬送経路PAの一部を開閉可能にした搬送経路開閉部となっている。
搬送機構11によって用紙の搬送が成されるU字状搬送経路は、図4に示すように、用紙カセット5から繰り出された用紙Pを搬送する円弧状搬送経路PAと、この円弧状搬送経路PAから排紙トレイ6へ繋がる直線状搬送経路PBとから構成されている。
搬送機構11は、ASF(オートシートフィーダ)部とPF(ペーパフィーダ)部とを有している。
ASF部は、用紙カセット5に収容されている用紙Pを一枚ずつ装置後方の円弧状搬送経路PAの入口に繰り出す用紙繰り出し機構22と、円弧状搬送経路PAの入口に配置されて用紙繰り出し機構22が繰り出した用紙Pを下流側に所定距離だけ離れた第1受渡位置に送る第1搬送ローラ群30と、この第1搬送ローラ群30によって送られる用紙Pの搬送方向を円弧状搬送経路PAの出口に至る円弧状に規制するガイド部34と、から構成されている。第1搬送ローラ群30は、紙送りモータ73(PF(Paper feed)モータ)により回転駆動される紙送りローラとしての中間ローラ31と、該中間ローラ31との間に用紙Pを挟む従動ローラとしてのリタードローラ32とで用紙Pを挟持搬送する。
PF部は、直線状搬送経路PB上に設定された第1受渡位置に第2搬送ローラ群40により、円弧状搬送経路PAから搬送されてきた用紙Pをその下流に設定された印刷用基準面に搬送する。印刷用基準面は、プラテンローラにより構成される。
本実施の形態の場合、第2搬送ローラ群40は、第1受渡位置で用紙Pの下面に接触しながら、紙送りモータ73により回転駆動される紙送りローラである駆動ローラ41と、用紙Pを駆動ローラ41に押し付ける従動ローラ42とからなる紙送りローラ対であり、これら紙送りローラ対により用紙Pを挟持搬送する。
また、装置ケース4内には、第2搬送ローラ群40の下流側の印刷用基準面に搬送されてきた用紙に対して文字や図形等の画像を印刷する処理機構としての印刷処理機構43と、印刷処理機構43によって印刷処理が済んだ用紙PをU字状搬送経路出口の排紙トレイ6に排出する第3搬送ローラ群49とが組み込まれている。第3搬送ローラ群49は、用紙Pの下面に接触しながら、紙送りモータ73により回転駆動される紙送りモータである駆動ローラ48aと、用紙Pの上面を駆動ローラ48a側に押圧する従動ローラ(ガイドローラ)48bから構成されている。
用紙繰り出し機構22は、図4に示すように、先端に繰り出し用のピックアップローラ21を備えたフレーム25の後端が支持ピン24によって図中上下方向に回動可能に構成されている。この用紙繰り出し機構22は、フレーム25の上下方向の揺動により、用紙カセット5内の最上部の用紙Pに対してピックアップローラ21を接触させることが可能である。用紙繰り出し機構22は、当該プリンタ1の休止時には図4に示すようにフレーム25が水平に維持されて、ピックアップローラ21が用紙カセット5上の用紙Pから離れた状態に保たれる。そして、給紙時には、支持ピン24を中心とするフレーム25の下方への回動によって、図5に示すように、ピックアップローラ21が用紙カセット5上の用紙Pに押し付けられ、ピックアップローラ21の回転によって用紙カセット5上の用紙Pが傾斜した摩擦パッド23に当接して、その摩擦力と用紙Pの腰の強さによって分離されながら、一枚ずつ中間ローラ31とガイド部34の間に繰り出される。給紙が済んで、印刷処理機構43によって印刷が開始される時には、図6に示すように、フレーム25は元の水平状態に戻される。
円弧状搬送経路PAは、図4〜図6に示すように、円弧状搬送経路PAの外側(プリンタ1の背面側)に設けられ略円弧状に湾曲したガイド面を有するガイド部34により提供されている。このガイド部34が、図3に示した後部開閉カバー17に組み付けられていて、搬送経路を開く搬送経路開閉部となる。
そして、第1搬送ローラ群30を構成する中間ローラ31及びリタードローラ32は、ガイド部34の下方から上方に向かって用紙Pを挟持搬送する。
ガイド部34の上方側には、搬送されてきた用紙Pを直線状搬送経路PB側に向けて送るアシストローラ33と、補助ガイド部材35とが配置されている。
この補助ガイド部材35は、ガイド部34に対して後端側が回動可能に支持され、先端側が揺動されるようになっている。そして、図6に示すように、この補助ガイド部材35は、円弧状搬送経路PAから直線状搬送経路PBへ搬送される用紙Pを、その上方側から自重により押さえて、用紙Pを直線状搬送経路PBに沿ってプリンタ1の前方側に案内する。
第2搬送ローラ群40を構成する駆動ローラ41及び従動ローラ42は、円弧状搬送経路PAの出口端(ガイド部34の下流側端部)から装置前面側に所定距離離れた第1受渡位置に設けられており、図6に示すように、円弧状搬送経路PAから直線状搬送経路PBに送り出されてきた用紙Pを挟持して印刷位置である印刷処理機構43の下に搬送する。そして、駆動ローラ41の回転駆動量を制御することにより、用紙Pを印刷処理機構43に対して位置決めすることが可能である。
印刷処理機構43は、図4に示すように、図2に示したキャリッジ13の下面に記録ヘッド44を配置した構成で、このキャリッジ13は、送り込まれた用紙Pに対してその幅方向へ移動可能に支持されている。
この記録ヘッド44は、図4に示すように、用紙Pに向かってインクを吐出させる吐出ノズル46を有しており、この吐出ノズル46に対して、プリンタ1の前方側には、用紙Pを検出すると共に、その幅を検出するPWセンサ47が設けられている。このPWセンサ47は、用紙Pに向かって照射した光の反射光を検出することにより、用紙Pの有無を検出し、キャリッジ13の移動により用紙Pの幅を検出する。
なお、本実施の形態のプリンタ1では、このPWセンサ47と同様に光の反射光を検出することで用紙の有無を検出する用紙検出センサが、搬送経路の適宜箇所に設置される。
本実施の形態のプリンタ1は、厚さの異なる用紙Pへの印刷処理やCD−R表面への直接印刷処理のために、印刷用基準面と印刷処理機構43の記録ヘッド44との間のギャップ(PG:プラテンギャップ、以下単にギャップと呼ぶ)を調整する処理ギャップ調整機構51を備えている。
この処理ギャップ調整機構51は、図7に示すように、キャリッジ13を用紙Pの幅方向に移動自在に支持するキャリッジ軸53に回転自在に設けられた第1ギヤ55と、円筒部57aの外周の一部に隆起したカム面57bを備えて前記第1ギヤ55に一体形成されたカム57と、前記カム57の外周面が当接するように装置ケース4側の筐体に支持されたリング状のカム受け59と、第1ギヤ55に回転力を入力するギャップ調整用輪列61(図2参照)と、このギャップ調整用輪列61を回転駆動するギャップ調整用モータ63とを備えている。
上記構成の処理ギャップ調整機構51は、ギャップ調整用モータ63の出力する回転駆動力がギャップ調整用輪列61を介して第1ギヤ55に入力され、第1ギヤ55が図7の矢印A方向へ所定角度回転すると、図8に示すように、カム57のカム面57bがカム受け59に乗り上げることで、キャリッジ軸53を上方に移動させる。キャリッジ軸53の上方に移動により、キャリッジ13と一体に印刷処理機構43の記録ヘッド44が上昇して、印刷用基準面との間のギャップPGが拡張される。
カム57の円筒部57aは、カム受け59との接触により印刷用基準面との間のギャップPGを最小限に調整するもので、印刷対象となっている用紙種類の中で厚さが一番薄い用紙を印刷する時に使用される。
カム面57bは、図8にも示したように、回転中心からの突出量が徐々に変化する傾斜部58aと、この傾斜部58aの最大突出量を維持した円弧部58bとを備えていて、傾斜部58aははがき等の各種の厚紙に印刷する場合のギャップ調整に使用され、円弧部58bは紙ジャムの発生時等に印刷用基準面との間のギャップPGを最大限に調整する場合に使用される。
また、本実施の形態のプリンタ1において、図4及び図7に示した第2搬送ローラ群40の駆動ローラ41は、その軸端に、図3に示した紙送り軸71の回転により回転伝達を行う輪列(ギヤ列)が連結されていて、紙送り軸71の回転により駆動される。
紙送り軸71の外周には大径のベルト車72が固着されている。また、プリンタ1の左側面側の下部に設けられた紙送りモータ73の出力軸には小径のベルト車74が設けられていて、このベルト車74と大径のベルト車72との間にタイミングベルト75が巻き掛けられている。以上により、駆動ローラ41は、紙送りモータ73により回転駆動されるようになっている。
一方、第2搬送ローラ群40において駆動ローラ41と対を成す従動ローラ42は、図7に示すように、支持軸76により揺動自在に支持された揺動アーム77の先端(揺動端)に回転自在に設けられていて、通常は従動ローラ42が駆動ローラ41に接触した状態を持するように、揺動アーム77の寸法及び配置位置が設定されている。
そして、本実施の形態の場合、図7に示すように、ギャップ調整用モータ63の作動によって記録ヘッド44と印刷用基準面とのギャップ調整が成されるとき、連動して揺動アーム77の先端を上方に揺動させて、従動ローラ42を駆動ローラ41から離脱する方向に退避させるローラリリース機構78が備えられている。
ローラリリース機構78は、ギャップ調整用モータ63の回転が伝達されて図7の矢印B方向に回転する回転軸81の外周に、回転軸81の回転量が所定角度に達したときに、揺動アーム77の後端を押し下げて揺動アーム77の先端を上方に揺動させるリリース突起82が設けられた構成である。
回転軸81の回転によりリリース突起82が揺動アーム77の後端を押し下げると、図8の矢印Cに示すように、揺動アーム77の先端が上方に揺動して、従動ローラ42が駆動ローラ41から離反(リリース)され、用紙Pの保持が解除される。
また、本実施の形態のプリンタ1では、第1搬送ローラ群30の中間ローラ31、第2搬送ローラ群40の駆動ローラ41、第3搬送ローラ群49の駆動ローラ48aは、何れも、紙送りモータ73からベルト車74、タイミングベルト75、大径のベルト車72を介して紙送り軸71に入力された回転力が、紙送り軸71に接続された不図示の輪列を介して伝達されるようになっている。ここで、第1搬送ローラ群30の中間ローラ31には、紙送り軸71に接続された輪列との間に、遊星機構84が介在している(図9及び図10参照)。
この遊星機構84は、図9及び図10に示すように、駆動ローラ41の回転力が伝達される中継歯車85と、この中継歯車85と中間ローラ31との間に配置された枢軸86により中間部が回転自在に支持されたフレーム87と、このフレーム87の他端側に回転自在に支持されて中間ローラ31に固設された歯車に噛合可能な出力歯車88と、枢軸86上に中心軸を一致させて配置されて、中継歯車85から受ける回転力の向きによりフレーム87を揺動させる遊星ギヤ89とを備えている。
遊星ギヤ89は、用紙Pが正常に搬送される方向に駆動ローラ41が回転駆動される時(即ち、紙送りモータ73の正回転時)には、出力歯車88が中間ローラ31の歯車に回転力を伝達するように、フレーム87を図9に示す矢印Dとは逆方向に付勢し、出力歯車88が中間ローラ31上の歯車に噛合した状態を維持する。一方、紙送りモータ73の逆転駆動により、図9及び図10の矢印Eに示すように駆動ローラ41が逆転駆動される時には、中継歯車85の入力を受けた遊星ギヤ89は、出力歯車88には回転を伝達せずに、フレーム87を図9の矢印D方向に回動させ、出力歯車88を中間ローラ31上の歯車から離脱させる。これにより、遊星機構84を介した紙送りモータ73から中間ローラ31への動力伝達が遮断される。
遊星機構84を、中間ローラ31へ動力伝達可能な元の状態に戻すには、紙送りモータ73を正回転させて、中継歯車85を介して遊星ギヤ89に入力される正回転により、フレーム87を元の状態に戻せば良い。
次に、図11を参照しながら、本実施形態のプリンタ1の制御について説明する。本実施形態のプリンタ1は、電源投入時におけるセンサ出力の状態に応じて、通常の起動モードと紙ジャム発生時に電源がONされたときに紙ジャム除去を行うための紙ジャム除去モードの何れかを選択的に起動するように構成されている。以下、この起動時におけるモード選択に焦点を当てながら、プリンタ1の制御について説明する。
図11は、本実施形態のプリンタ1の制御を行う制御機構を示すブロック図である。
本実施形態のプリンタ1は、制御部101を中心として構成されている。制御部101は、物理的にはCPU等のプロセッサ、RAM等の書き換え可能記憶領域を有する揮発性メモリ、フラッシュROM等の書き換え可能な不揮発性メモリ等から構成され、フラッシュROM内に記憶されたファームウェアを実行することにより、プリンタ1の各部を制御し、外部に設置されたホストコンピュータ200と通信インタフェース121を介して通信を行いつつ印刷を実行する。
プリンタ1は、駆動部品の駆動制御を行うドライバ回路として、例えば、キャリッジモータ14を駆動してキャリッジの位置を制御するキャリッジモータ駆動部102と、ギャップ調整用モータ63を駆動して、印刷用基準面91と記録ヘッド44との間のギャップPGを調整するギャップ調整用モータ駆動部103と、紙送りモータ73を駆動して、各種紙送りローラを回転駆動し用紙を搬送させる紙送りモータ駆動部104と、記録ヘッド44からのインクの吐出を制御する記録ヘッド駆動部105と、を備えている。
また、プリンタ1は、プリンタの状態を検出する複数のセンサを備えている。例えば、プリンタ1には、用紙搬送経路における用紙の有無を検出する用紙検出センサ111、黒インクカバー8aの開閉を検出する黒インクカバーセンサ112、カラーインクカバー8bの開閉を検出するカラーインクカバーセンサ113、用紙トレイが装着されているかどうかを検出する用紙トレイ着脱センサ114等が設けられている。
本実施の形態のプリンタ1では、制御部101はプリンタ1の電源がONにされた時、上記センサ112〜114の状態に応じて異なる起動処理を行う。
具体的に図12に示すフローチャートを参照して説明すると、まずステップS201にて、制御部101は、図示せぬインクポンプ駆動モータを駆動してインク液の供給系及び廃液系を基準状態に再調整する(供給/廃液系イニシャライズ)。
次いで、ステップS202に進み、制御部はギャップ調整モータ63を駆動して処理ギャップ調整機構51を作動させ、印刷用基準面91と記録ヘッド44との間のギャップPGが通常の標準値になるように、ギャップPGの再調整を行う(APG(オートプラテンギャップ)イニシャライズ)。
次いで、次のステップS203に進み、通常の起動処理を行うか紙ジャム除去モードに移行するかを判定する。
このステップS203における判定は、黒インクカバーセンサ112と、カラーインクカバーセンサ113と、用紙トレイ着脱センサ114の出力の状態に応じて行われる。
本実施形態では、具体的には、制御部101は、用紙カセット5の装着の有無、黒インク装着部のカバーの開閉状態、カラーインク装着部のカバーの開閉状態を装置に予め設けられた各センサ112〜114からの検出信号により検知し、(1)用紙カセット5が挿着されていない、(2)黒インク装着部のカバーが開かれている、(3)カラーインク装着部のカバーが閉じられている、の3つの条件の全てが満たされる場合には、紙ジャム除去モードへの移行を指示しているものと判定して、ステップS204に進む前にステップS211〜ステップS214の処理を行う。一方、上記(1)〜(3)の条件のうち少なくとも一つが満たされていなければ、通常の起動処理を行うために、ステップS204に進む。
紙ジャム除去制御を指示する旨の条件が揃っていないと判定された時には、ステップS204に進んでキャリッジ13の位置を標準の待機位置に再調整する。
次いで、ステップS205に進み、搬送機構11を構成しているASF(オートシートフィーダ)部や、PF(ペーパフィーダ)部を標準の待機位置にセットする調整処理を実施し、初期化処理を終了とする。
上記のステップS203において、紙ジャム除去制御を指示する旨の条件は、例えば、メーカのサービスエンジニアがプリンタ1の保守点検を実施する際などに、装置内の各駆動部を紙ジャム除去モードに移行させるための隠れコマンドとなるものである。したがって、上記のようにユーザが通常使用する状態では、満たされにくいセンサ状態の組み合わせを予め紙ジャム除去モードに移行するトリガーとして設定しておくことにより、サービスエンジニアが紙ジャムの除去を安全に執り行うことができる。
具体的に、ステップS203で紙ジャム除去モードへの移行が指示されていると判定された場合には、まず、ステップS211の処理を実施する。このステップS211における処理は、処理ギャップ調整機構51を作動させて、図10に示すように、カム57のカム面57bをカム受け59に乗り上げさせ、プラテンによる印刷用基準面91と印刷処理機構43である記録ヘッド44との間のギャップPGを最大限に設定する。
更に、ステップS211では、処理ギャップ調整機構51に連動して作動するローラリリース機構78によって、第2搬送ローラ群40の従動ローラ42が駆動ローラ41から離れて、用紙Pの挟持を開放するリリース動作が実施される。
次のステップS212は、図11のギャップ調整用モータ駆動部103を駆動し、紙送りモータ73を逆回転させることにより、図9に示した遊星機構84のフレーム87に矢印D方向の回動を生じさせ、遊星機構84の出力歯車88を中間ローラ31の歯車から離脱させる。これにより、駆動ローラ41と中間ローラ31との間の動力伝達は遮断される。
ステップS212を終了すると、次のステップS213が開始される。ステップS213は、詰まった紙の除去作業の完了を検知するための処理で、次の3つの条件の成立を確認する。
(1)用紙カセット5が装着されていること、(2)黒インク装着部のカバーが閉じられていること、(3)カラーインク装着部のカバーが閉じられていること。これらの3つの条件を全て満足するとき、詰まった紙の除去作業の完了がサービスエンジニアから指示されたものと判定して、次のステップS214に移行する。
サービスエンジニアは、ステップS212の終了後、後部開閉カバー17を開いて、詰まった紙の除去作業を済ませる。詰まった紙の除去作業を済ませたら、ステップS213の判定条件を満足するように、用紙カセット5や黒インク装着部のカバーを元に戻す。
ステップS214では、処理ギャップ調整機構51を作動させて、印刷用基準面91と記録ヘッド44との間のギャップPGを予め設定されている標準の状態に再調整する。その後、通常の初期化処理であるステップS204に戻る。
図12に示したように、電源ON時にプリンタの状態が一定の条件に設定されていれば、自動的に紙ジャム除去モードに移行するプリンタの場合は、サービスエンジニアが紙ジャムの残存を知らずにプリンタの保守・点検を行う場合でも、ステップS203の条件を満足させた状態で電源を入れることで、紙ジャム状態で無理にキャリッジのイニシャライズが実行されたために記録ヘッド44が破損されるという不都合を回避できる。また、紙ジャム状態で無理に送り搬送ローラのイニシャライズが実行されたために紙ジャム状態が更に悪化するという不都合を回避することもできる。
即ち、電源投入時のイニシャライズ動作で、紙ジャムのために可動部に無理な負荷がかかることを防止でき、安全に、保守・点検動作に入ることができる。
なお、電源投入時に紙ジャム除去モードに移行するか否かの判定条件は、図12のステップS203やステップS213に示した条件に限られない。装置に装備されるセンサで状態の変化を検出できる条件であれば、上記以外の各種の条件を組み合わせることができる。
また、本発明に係る紙葉類処理装置は、上記実施の形態に示したプリンタに限らない。例えば、コピー機、ファックス、紙幣両替機など、紙葉を搬送する同様の搬送経路を持つ各種の機器に適用可能である。
本発明に係る紙葉類処理装置としてのインクジェット式プリンタの一実施の形態の斜視図である。 図1に示したプリンタから排紙トレイ及び上部ケースを取り外した状態の斜視図である。 図2に示したプリンタをその後面側上方から見た斜視図である。 図1に示したプリンタにおける用紙の搬送経路を示す側断面図である。 図1に示したプリンタの給紙時の状態を示す側断面図である。 図1に示したプリンタの用紙搬送時の状態を示す側断面図である。 図6に示したプリンタの搬送経路における正常搬送時の搬送ローラ群の位置の説明図である。 図6に示したプリンタの搬送経路における紙ジャム発生時に、記録ヘッドと印刷用基準面との間のギャップが最大限に切り換えられると同時に、第2搬送ローラ群及び第3搬送ローラ群の従動ローラが退避させられた状態の説明図である。 図8に示した紙ジャム発生時の記録ヘッド及び各第2,及び第3搬送ローラ群の従動ローラの退避動作の後、更に、第1搬送ローラ群の駆動ローラと駆動モータとの間の動力伝達経路が切り離された状態の説明図である。 図9に示した第1搬送ローラ群の駆動ローラと駆動モータとの間の動力伝達経路を切り離す遊星機構の動作説明図である。 プリンタの制御構造を説明するためのブロック図である。 図1に示すプリンタの保守作業時の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ(紙葉類処理装置)
2 上部ケース
3 下部ケース
4 装置ケース
5 用紙カセット
6 排紙トレイ
11 搬送機構
13 キャリッジ
14 キャリッジモータ
30 第1搬送ローラ群
31 中間ローラ(駆動ローラ)
32 リタードローラ(従動ローラ)
40 第2搬送ローラ群
41 駆動ローラ
42 従動ローラ
43 印刷処理機構(処理機構)
44 記録ヘッド
46 吐出ノズル
47 PWセンサ
48a 駆動ローラ
48b 従動ローラ
49 第3搬送ローラ群
51 処理ギャップ調整機構
53 キャリッジ軸
55 第1ギヤ
57 カム
59 カム受け
63 ギャップ調整用モータ
71 紙送り軸
72 大径のベルト車
73 紙送りモータ
74 ベルト車
75 タイミングベルト
76 支持軸
77 揺動アーム
78 ローラリリース機構
81 回転軸
82 リリース突起
84 遊星機構
85 中継歯車
86 枢軸
87 フレーム
88 出力歯車
89 遊星ギヤ
91 印刷用基準面(処理用基準面)
A 円弧状搬送経路
B 直線状搬送経路
P 用紙

Claims (6)

  1. 所定の処理用基準面を有する搬送経路と、
    前記処理用基準面に沿って紙葉類を搬送する搬送機構と、
    前記処理用基準面に対向配置され、前記処理用基準面上に搬送された前記紙葉類に対して情報処理を行う処理機構と、
    前記処理用基準面と前記処理機構との間のギャップを調整する処理ギャップ調整機構と、
    それぞれ異なる対象物の状態を検出する複数のセンサと、
    前記複数のセンサからの情報を基に、前記処理ギャップ調整機構及び処理機構を駆動する制御部と、
    前記搬送機構、前記処理機構、前記処理ギャップ調整機構、前記複数のセンサ及び前記制御部に供給される電力をオンオフする電源スイッチと、を備え、
    前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記処理ギャップ調整機構を作動させて前記処理用基準面と前記処理機構との間のギャップを最大限に拡げることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記制御部は、前記処理ギャップ調整機構を作動させて前記処理用基準面と前記処理機構との間のギャップを最大限に広げ、前記複数のセンサの状態が所定の異なる状態に切り替わるまで待機することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記搬送機構は、紙送りモータと、前記紙送りモータからの動力により回転して紙葉類を搬送する複数の紙送りローラと、前記紙送りモータの動力を前記紙送りローラに伝達するとともに、前記紙送りモータの動力を選択的に前記紙送りローラに伝達する動力伝達部材と、を備え、
    前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記動力伝達部材による前記紙送りモータと前記紙送りローラの一つとの間の動力伝達を解除することを特徴とする請求項1または2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記動力伝達部材は、前記紙送りモータの回転方向に応じて前記紙送りモータと前記紙送りローラとの間の動力伝達を解除する一方向クラッチを備え、
    前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記紙送りモータを逆転駆動させて前記紙送りモータと前記紙送りローラとの間の動力伝達を解除することを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記制御部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記複数のセンサの出力が所定の状態であれば、前記動力伝達部材による前記紙送りモータの他の一つに押し付けられる押付ローラの押付を解除することを特徴とする請求項3または4に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記複数のセンサは、用紙トレイ検出センサと、インクタンクカバー検出センサとを備え、前記制御部は、前記用紙トレイ検出センサと、前記インクタンクカバー検出センサの出力に応じて、前記所定の状態であるかどうかを判断することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の紙葉類処理装置。
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