JP4839842B2 - 情報処理装置の制御方法及び情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、自動搬送経路と手差し搬送経路とで共通する搬送経路上に設けられた媒体検出器によって媒体を検出する情報処理装置の制御方法及び情報処理装置に関する。
プリンタや複写装置等の情報処理装置には、印刷媒体や複写媒体等の媒体を処理部としての印刷ヘッドや複写機構へ搬送するための搬送経路が設けられている。一般に、搬送経路は複数設けられている場合が多く、ピックアップローラによって1枚ずつ自動的に媒体を供給し印刷ヘッドや複写機構へ搬送する自動搬送経路、情報処理装置の外部から手差しによって媒体を供給し搬送する手差し搬送経路、ロール紙を搬送するロール紙搬送経路等が知られている。
ところで、複数の搬送経路が設けられた情報処理装置においては、供給された媒体が自動供給によるのか手差しによって供給されたかによって、それぞれの供給方法に応じた搬送制御を行う必要がある。このため自動搬送経路と手差し搬送経路あるいはロール紙搬送経路とで共通する搬送経路上に設けられた媒体検出器を用いて、何れかの搬送経路による搬送制御を行うかを識別する方法が提案されている。
例えば特許文献1には、所定角度回転した後に用紙に接触して用紙収納部より用紙を送り出すための半月ローラと、用紙搬送経路の途中に設けられた紙検知センサとを設け、半月ローラが所定角度回転した後に紙検知センサが紙を検出した場合には、手差し用紙が給紙されたと判断し、半月ローラが前記所定角度回転する前に紙検知センサが紙を検出した場合には用紙収納部より自動給紙されたと判断することによって、搬送された用紙が手差し給紙によるのか自動給紙によるのかを識別するように構成された印刷装置が開示されている。
また特許文献2には、ロール紙搬送経路と厚紙搬送経路を有する印刷装置において、紙検出器の検出結果と、搬送従動ローラとキャリッジと排紙従動ローラとを上方にレリースするレリースレバーの操作状態によってロール紙搬送経路と厚紙搬送経路との識別を行うように設定された印刷装置が開示されている。紙検出器が紙を検出した場合にはロール紙記録制御を行い、レリースレバーが一度操作され、搬送従動ローラ等が上方にレリースされた状態で厚紙が搬送され、レリース状態を解除するために再度レリースレバーの操作があった後に紙検出器が紙を検出した場合には厚紙記録制御を行うように構成されている。
さらに、単票紙搬送経路を加えた3つの搬送経路を備えた場合には、単票紙を一枚ずつ繰り出す給紙ローラの回転の有無によって、ロール紙搬送経路と媒体搬送経路とを識別するように構成されている。
実開平5−40242号公報 特開2003−112457号公報
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置は、手差し給紙によるのか自動給紙によるのかの識別を用紙検出器及び半月ローラの回転角度によって行っている。したがって、用紙検出の有無を判断する制御のほかに、手差し給紙による場合でも半月ローラを回転させなければならず、また、用紙が給紙されるたびに半月ローラの回転角度を監視しなければならないため制御が複雑になる。
また、特許文献2に記載の印刷装置は、レリースレバーの操作の有無や給紙ローラの回転の有無を判断する必要があり、機械的操作部位の動作の有無に判断を頼るので、その操作部位そのものを備えたタイプの記録装置においてしか実行することができない。また、記録装置に処理データが入力される前にレリースレバーの操作があった場合には、既に厚紙が搬送路内に挿入されているため、紙検出器は厚紙を検出してしまう。そのため、厚紙が挿入されているのにロール紙記録制御を行ってしまうといった問題が生じる場合がある。
そこで、本発明の目的は、自動供給によって媒体を搬送する自動搬送経路と、手差し供給された媒体を搬送する手差し搬送経路とを備えた情報処理装置において、共通する搬送経路に設けられた媒体検出器による検出の有無により、手差し搬送経路による搬送制御と自動搬送経路による搬送制御を適切に判断して実行することのできる情報処理装置の制御方法及び情報処理装置を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明に係る情報処理装置の制御方法は、シート状の媒体を処理部へ導く搬送経路として、媒体収容部から自動供給された媒体を搬送する自動搬送経路と、手差し供給された媒体を搬送する手差し搬送経路と、を備え、 前記自動搬送経路と前記手差し搬送経路とはその一部が共通の搬送経路として構成され、前記共通の搬送経路内であって手差し供給された媒体を検出可能な位置に設けられた媒体検出器によって媒体を検出する情報処理装置の制御方法であって、待機状態において前記媒体検出器によって媒体が検出された場合には、前記手差し搬送経路による搬送制御を行い前記待機状態において前記情報処理装置に前記処理部が処理を行う処理データの入力があった後に、前記媒体検出器によって媒体が検出された場合に、前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、前記待機状態において前記処理データの入力があった後に、前記媒体検出器によって媒体が検出されない場合に、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていれば前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていなければ前記自動搬送経路による搬送制御を行い、前記待機状態において、媒体を前記自動搬送経路で強制搬送させるための操作があった場合には、前記手差し搬送経路による搬送制御中であれば前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、前記手差し搬送経路による搬送制御中でなければ前記強制搬送の搬送制御を行い、前記強制搬送の搬送制御においては、前記媒体検出器によって媒体が検出されない場合には媒体を前記媒体収容部から前記処理部の頭出し位置まで搬送する制御を行い、媒体が検出された場合には当該媒体を排出する制御を行うことを特徴としている。
このような構成の情報処理装置の制御方法によれば、待機状態において共通の搬送経路内に設けられた媒体検出器によって媒体を検出した場合には、手差しにより媒体が供給されたものと判断して、手差し搬送経路による搬送制御を行う。また、待機状態において処理データの入力があった後、媒体検出器により媒体が検出されれば手差し搬送経路による搬送制御を行い、媒体検出器により媒体が検出されなければ処理データに含まれる手差し搬送制御指示の有無に応じて手差し搬送経路による搬送制御または自動搬送経路による搬送制御を行うようになっている。すなわち、媒体検出器により媒体が検出された場合には手差し搬送経路による搬送制御を行うようになっており、媒体が検出されない場合には処理データの入力に応じて自動搬送経路による搬送制御を行うようになっている。したがって、共通する搬送経路に設けられた媒体検出器による検出の有無により、手差し搬送経路による搬送制御と自動搬送経路による搬送制御を適切に判断して実行することができる。また待機状態において強制搬送操作があった場合には、手差し搬送経路による搬送制御中でなければ媒体を自動搬送経路で強制搬送させるようになっており、強制搬送操作の有無に対しても適切に搬送制御を行うことができる。また強制搬送操作があり、手差し搬送制御を行われていないで媒体が検出された状態、すなわち通常は媒体が検出されない状態で、媒体が検出された場合には、さらなる媒体を強制搬送できない状態であるため、検出された媒体を排出することにより正常な状態に戻すことができる。
また、上記構成の情報処理装置の制御方法において、前記待機状態において前記処理データの入力があった後に、前記媒体検出器によって媒体が検出され、記強制搬送搬送制御を行っていない場合に、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていれば前記媒体の前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていなければ前記媒体を排出する制御を行うことが好ましい。
このような構成の情報処理装置の制御方法によれば、強制搬送させる搬送制御及び手差し搬送制御が行われない状態、すなわち通常は媒体が検出されない状態で、媒体が検出された場合には、さらなる媒体の搬送を行えない状態であるため、検出された媒体を排出することにより正常な状態に戻すことができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明に係る情報処理装置は、シート状の媒体を処理部へ導く搬送経路として、媒体収容部から自動供給された媒体を搬送する自動搬送経路と、手差し供給された媒体を搬送する手差し搬送経路と、を備え、前記自動搬送経路と前記手差し搬送経路とはその一部が共通の搬送経路として構成され、前記共通の搬送経路内であって手差し供給された媒体を検出可能な位置に設けられた媒体検出器によって前記媒体を検出する情報処理装置であって、上記本発明に係る制御方法を行うように設定された制御系を備えていることを特徴としている。
このような構成の情報処理装置によれば、上記の本発明に係る情報処理装置の制御方法と同様に、共通する搬送経路に設けられた媒体検出器による検出の有無により、手差し搬送経路による搬送制御と自動搬送経路による搬送制御を適切に判断して実行することができる。
本発明に係る情報処理装置の制御方法及び情報処理装置によれば、自動供給によって媒体を搬送する自動搬送経路と、手差し供給された媒体を搬送する手差し搬送経路とを備えた情報処理装置において、共通する搬送経路に設けられた媒体検出器による検出の有無により、手差し搬送経路による搬送制御と自動搬送経路による搬送制御を適切に判断して実行することができる。すなわち、1つの媒体検出器によって2つの搬送経路の媒体搬送制御を適切に判別することができるため、情報処理装置の部品点数の削減、及びそれに伴う省スペース化と低コスト化を図ることができる。
以下、本発明に係る情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の実施の形態の例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明に係る情報処理装置の一実施の形態であるインクジェット式プリンタの外観斜視図、図2は図1に示したプリンタ内部の用紙搬送経路の概略構成を示す縦断面図、図3はホストコンピュータと通信可能に接続されたプリンタの電気的構成を示すブロック図、図4は、プリンタの制御系を示した機能ブロック図である。
(プリンタの機械的構成)
本発明に係る情報処理装置の一実施の形態であるプリンタ1は、フロント給・排紙タイプの業務用のインクジェット式プリンタであり、図1に示すように、下部ケース2と上部ケース3とから構成される装置ケース4の前面中央に、媒体である用紙を装填した媒体収容部である略箱形の用紙カセット5が着脱自在に挿着されている。
また、用紙カセット5の上面開放部を覆うように、印刷が終了した用紙を受ける排紙トレイ6が設けられている。また、装置ケース4の前面の両側には、動作状態を表示する表示部7や操作部8が設けられている。さらに、操作部8の近傍にはフィードボタン10が設けられており、紙ジャム等によってプリンタ1の内の用紙搬送路に紙詰まりが生じ、詰まった用紙を一度取り除いた場合でも、このフィードボタンを押すことによって用紙カセット5から強制的に搬送路内に用紙を繰り出すことができるようになっている。
装置ケース4内には、図2に示すように、円弧状搬送経路A及びこの円弧状搬送経路Aから排紙トレイ6へ繋がる第1直線状搬送経路Bを形成する紙搬送装置11を備えており、用紙カセット5と円弧状搬送経路Aと第1直線状搬送経路Bと排紙トレイ6とによって、用紙カセット5から繰り出された用紙Pを処理した後に前面の排紙トレイ6に戻すU字状搬送経路が形成されている。
紙搬送装置11は、ASF(オートシートフィーダ)部とPF(ペーパフィーダ)部とを有している。
ASF部は、用紙カセット5に収容されている用紙Pを一枚ずつ装置後方に繰り出す用紙繰り出し機構22と、この用紙繰り出し機構22が繰り出した用紙Pを円弧状の搬送経路に沿って搬送する円弧状搬送部を形成する中間ローラ31及びガイド部34等から構成されている。
PF部は、円弧状搬送部から搬送されてきた用紙Pを挟持して印刷処理部43のプラテン面上に送る第1搬送手段と、印刷処理部43を通過した用紙Pをその下流の排紙トレイ6に挟持して搬送する第2搬送手段55とを備えている。
ASF部の用紙繰り出し機構22は、図2に示したように、先端に繰り出し用のピックアップローラ21を備えたフレーム25の後端が支持ピン24によって図中上下方向に回動可能に構成されている。この用紙繰り出し機構22は、フレーム25の上下方向の揺動により、用紙Pカセット5内の最上部の用紙Pに対してピックアップローラ21を接触させることが可能である。用紙繰り出し機構22は、当該プリンタ1の休止時には図2に実線で示すようにフレーム25が水平に維持されて、ピックアップローラ21が用紙Pカセット5上の用紙Pから離れた状態に保たれる。そして、給紙時には、支持ピン24を中心とするフレーム25の下方への回動によって、図2に二点鎖線で示すように、ピックアップローラ21が用紙カセット5上の用紙Pに押し付けられ、ピックアップローラ21の回転によって用紙カセット5上の用紙Pが傾斜した摩擦パッド23に当接して、その摩擦力と用紙Pのこしの強さによって分離されながら、一枚ずつ中間ローラ31とガイド部34の間に繰り出される。給紙が済んで、印刷処理部43によって印刷が開始される時には、図2に実線で示したように、フレーム25は元の水平状態に戻される。
円弧状搬送経路Aは、図2に示すように、円弧状搬送経路Aの外側(プリンタ1の背面側)に設けられ略円弧状に湾曲したガイド面を有するガイド部34と、円弧状搬送経路Aの内側(プリンタ1の前面側)に設けられガイド部34の下方から上方に向かって用紙Pを送る中間ローラ31とを備えた構成である。また、ガイド部34には、下方側に設けられたリタードローラ32と、上方側に配置されたアシストローラ33とが設けられている。そして、ピックアップローラ21によって送り出された用紙Pは、中間ローラ31とリタードローラ32とによって挟持されて搬送され、さらに中間ローラ31とアシストローラ33とによって挟持されて搬送される。これにより、用紙Pは、中間ローラ31とガイド部34との間隙として形成された円弧状搬送経路Aに沿って搬送され、その先端部がプリンタ前面側に向けられてU字状搬送経路を構成する第1直線状搬送経路Bに送り出される。
また、中間ローラ31の上方には、補助ガイド部材35を備えている。この補助ガイド部材35は、ガイド部34に対して後端側が回動可能に支持され、先端側が移動されるようになっている。この補助ガイド部材35は、円弧状搬送経路Aから第1直線状搬送経路Bへ搬送される用紙Pを、その上方側から自重により押さえて、用紙Pを第1直線状搬送経路Bに沿ってプリンタ1の前方側に案内する。
PF部の第1搬送手段は、図2に示したように、紙送りローラ対41,42により構成されている。紙送りローラ対41,42は、円弧状搬送経路Aの出口端(ガイド部34の下流側端部)から装置前面側に所定距離離れた位置に設けられており、円弧状搬送経路Aから略直線状の経路(第1直線状搬送経路B)に送り出されてきた用紙Pを挟持して印刷位置である印刷処理部43の下に搬送する。そして、回転駆動量を制御することにより、用紙Pを印刷処理部43に対して位置決めすることが可能である。
さらに、プリンタ1は、装置ケース4の後方側における上部に、後方給紙部30を備えており、この後方給紙部30によって後方側からの手差し給紙が可能とされている。この後方給紙部30は、円弧状搬送経路Aとは別の手差し給紙路Cから給紙されてきた用紙を第1直線状搬送経路Bへ送り込むものである。後方給紙部30から手差し給紙を行うと、その用紙Pの先端は、紙送りローラ対41,42に接触する位置まで到達する。
このように、本実施形態のプリンタ1は、用紙カセット5からASF部によって一枚ずつ自動供給された用紙Pを円弧状搬送経路Aから第1直線状搬送経路Bへ搬送する自動搬送経路と、後方給紙部30から一枚ずつ手差し給紙によって手差し給紙経路Cから第1直線状搬送経路Bへ搬送する手差し搬送経路との2つの搬送経路を備えた構成となっている。すなわち、第1直線状搬送経路Bは自動搬送経路と手差し搬送経路とで共通の搬送経路として構成されている。
そして、円弧状搬送経路A及び手差し給紙経路Cの出口端、つまり第1直線状搬送経路Bの入口端には、用紙の有無を検出する媒体検出器としての用紙検出器(以下、PE検出器という。)62が設けられている。また、PE検出器62は、第1直線状搬送経路B内であって手差し給紙経路Cから供給された用紙を検出可能な位置に配置されている。
PE検出器62は、搬送経路に向かって照射した光が用紙によって反射されるか否かにより用紙の有無を検出するもので、用紙からの反射光が得られなくなることで用紙の通過を検出する。本実施形態では一つのPE検出器62によって、円弧状搬送経路Aから搬送された用紙Pの検出及び手差し給紙経路Cから搬送された用紙P1の検出とを行うように構成されている。なお、本実施形態のPE検出器62は用紙に対して非接触式の光学センサを用いているが、用紙に対して接触式のセンサを用いてもよい。
このように円弧状搬送経路Aと手差し給紙経路CとでPE検出器62を兼用することによって、それぞれの経路ごとに専用の検出器を設ける必要がないので、プリンタ1の部品点数を減らしコストを下げることができるとともに、プリンタ1の省スペース設計が可能である。
処理部としての印刷処理部43は、印刷ヘッド44を有するキャリッジ45を備えており、このキャリッジ45は、送り込まれた用紙Pあるいは用紙P1に対してその幅方向へ移動可能に支持されている。この印刷ヘッド44は、図2に示すように、用紙に向かってインク滴を吐出させる吐出ノズル46を有しており、この吐出ノズル46に対して、プリンタ1の前方側には、用紙を検出するとともに、その幅を検出する用紙幅検出器(以下、PW検出器という。)47が設けられている。このPW検出器47は、用紙Pに向かって照射した光の反射光を検出することにより、用紙の有無を検出し、キャリッジ45の移動により用紙の幅を検出する。
(プリンタ1の電気的構成)
次に図3を参照してプリンタ1の電気的構成について説明する。図3はホストコンピュータと通信可能に接続された場合のプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、主として紙搬送装置11、印刷処理部43、PE検出器62、PW検出器47、フィードボタン10、CPU82、フラッシュROM83、通信インタフェース84及びRAM85とを備えている。
プリンタ1は、CPU82がフラッシュROM83に記憶されたファームウェアを実行しながら、通信インタフェース84を介してホストコンピュータ100と通信を行うことにより印刷データを受信する。そして、印刷処理部43が各種コマンドや印刷データに基づき、紙搬送装置11を介して用紙Pや後方給紙部30から手差しによって給紙された用紙P1を搬送しつつ印刷ヘッド44を駆動して用紙Pへの印刷を実行し、排紙トレイ6へ排出させる。なお、本実施形態ではホストコンピュータ100から送信された処理データに基づき印刷を行うように構成されているが、プリンタ1に直接入力された処理データに基づき印刷を行うように構成することも可能である。例えば、処理データが記憶された外部記憶媒体を直接プリンタ1に接続して処理データを入力するものであってもよい。
次に図4を参照してプリンタ1の制御系が行う内部処理について説明する。図4は、プリンタ1の制御系を示した機能ブロック図である。
図4に示すように、プリンタ1内には、ホストコンピュータ100から送信される処理データに含まれる各種コマンドや印刷データを受信したり、各種コマンドに応じた応答をホストコンピュータ100へ送信する送受信部86と、送受信部86が受信した各種コマンドや印刷データを一時的に保持する受信バッファ87が設けられている。受信バッファ87によって受信されたデータは、コマンド解析部88によって解析され、制御コマンドの場合は制御コマンドバッファ89に、印刷データの場合には印刷バッファ90に転送される。
印刷バッファ90に一時保存された印刷データは、データ展開処理が行われてデータ変換され、最終的には印刷ヘッド44のノズル列に対応したドットパターンデータが生成されて印刷バッファ90に記憶される。一方、制御コマンドバッファ89に一時保存された制御コマンドデータは、主制御部92によって読み出されて、制御コマンドに応じた処理が実行される。なお、受信バッファ87、制御コマンドバッファ89、印刷バッファ90はRAM85内に設けられた所定の記憶領域である。
主制御部91は、制御コマンドバッファ89に記憶された制御コマンドを読み出し、各種制御コマンドに応じた処理を行うように検出器制御部92や搬送制御部94へ指示を出したり、印刷バッファ90に記憶された印刷データを印刷制御部93へ転送するとともに印刷指示を与える。また、PE検出器62及びPW検出器47が用紙を検出した場合の検出器制御部92からの用紙検出通知や、オペレータからのフィードボタン10の操作(以下、パネル操作という。)が行われた場合の強制搬送操作制御部95からの通知に従って、RAM85の所定の記憶領域である設定値保持部96に各種フラグを設定する。フラグの設定については後ほど説明する。また、本実施形態では、PE検出器62の用紙検出応答、各種フラグ及び制御コマンドに基づき自動搬送経路あるいは手差し搬送経路の何れかの搬送制御を行うかを判断する。
検出器制御部92は、主制御部91からの指示に応じてPE検出器92、PW検出器の動作を制御し、検出結果を主制御部91へ通知する。
印刷制御部93は、主制御部91からの指示に応じて印刷ヘッド44及びキャリッジ45の動作を制御する。搬送制御部94も同様に主制御部91からの指示に応じて中間ローラ31、ピックアップローラ21、紙送りローラ対41,42等の各種搬送ローラを含む搬送制御を行う。
強制搬送操作制御部95は、紙ジャム等の紙詰まりが生じた場合に、オペレータが搬送路内に詰まった用紙を取り除いた後に行うパネル操作指示に応じて、主制御部91を介して搬送制御部94にピックアップローラ21、中間ローラ31、紙送りローラ対41,42等の各種搬送ローラを動作させるように指示を行い、用紙カセット5内の用紙Pを強制的に搬送可能な状態まで移行させる。また、パネル操作が行われたことを主制御部91へ通知し、主制御部91は通知に従って設定値保持部96にパネル給紙フラグを設定する。
次に、本発明に係るPE検出器62を用いた自動搬送経路と手差し搬送経路との搬送路識別方法について説明する。図5はプリンタ1が電源ONから電源OFFまでに行う各種処理を説明するフローチャート、図6は手差し給紙シーケンスを説明するフローチャート、図7はパネル操作処理を説明するフローチャート、図8はデータ処理を説明するフローチャート、図9はプリンタ1の用紙の各給紙状態を模式的に示した図である。
(データ受信及びパネル操作が無い状態でPE検出器が用紙を検出した場合の処理)
まず、図5、図6及び図9(a)を参照してホストコンピュータ100から送信された処理データ(印刷データ)の受信処理及びオペレータからのパネル操作が無い状態、すなわち待機状態で、PE検出器62が用紙を検出した場合の処理について説明する。図9(a)は、後方給紙部30に載置された用紙P1が手差し給紙路Cによって給紙された状態を模式的に示した図である。
プリンタ1は電源がONにされると(ステップS11)、ホストコンピュータ100からのデータの送信あるいはフィードボタン10によるパネル操作を待機する待機状態に入る。待機状態において、検出器制御部92がPE検出器62によって用紙Pが3秒以上検出されたことを主制御部91へ通知すると(ステップS12:No,ステップS13:No,ステップS14:Yes)、主制御部91は搬送制御部94に手差し給紙シーケンスを行うよう指示する(ステップS15)。このとき、図9(a)に示すように手差し給紙路Cによって給紙された用紙P1の用紙先端は紙送りローラ対41,42に狭持される手前の状態である。
一方、ステップS14で用紙Pが検出されなかった場合には(ステップS14:No)、プリンタ1の電源がOFFされたか否かを判断し、電源OFFされていない場合には、待機状態となり(ステップS16:No)、電源OFFされた場合は電源OFFの処理を行い(ステップS16:Yes,ステップS17)、プリンタ1の処理が終了する。
ここで、ステップS15の手差し給紙シーケンスを、図6を参照して説明する。主制御部91は、ステップS15で搬送制御部94に手差し給紙シーケンスを行うよう指示するとともに、設定値保持部96に手差し給紙シーケンス中であることを示す手差し動作中フラグ=「1」を設定する(ステップS50)。なお、この手差し動作中フラグ=「1」は用紙P1が排紙トレイ6へ排出されると「0」に設定されるように構成されている。
次に、主制御部91は、検出器制御部92、印刷制御部93及び搬送制御部94へPW検出器47による用紙P1の用紙先端検出及び用紙幅検出を指示する(ステップS51)。すなわち、手差し搬送経路による搬送制御に対応した用紙P1の頭だし動作を行う。この状態で印刷データの受信まで待機する。
(データ受信が無い状態でパネル操作が行われた場合の処理)
次に、図5、図7及び図9(b)(c)を参照してホストコンピュータ100から送信された処理データの受信処理が無い状態でパネル操作が行われた場合の処理について説明する。図9(b)は、パネル操作によって用紙カセット6の用紙Pが強制的に給紙された状態を模式的に示した図、図9(c)はフロント給紙によって用紙カセット6の用紙Pが給紙された状態を模式的に示した図である。
ステップS13で、強制搬送操作制御部95からの通知によって、主制御部91が、パネル操作による用紙Pの給紙が指示されたと判断すると(ステップS13:Yes)、パネル操作処理を行う(ステップS18)。なお、主制御部91は、パネル操作による用紙Pの給紙が指示されたと判断すると、設定値保持部96にパネル給紙フラグ「1」を設定する。
パネル操作処理を図7を用いて説明する。まず、主制御部91は設定値保持部96を参照し、手差し動作中フラグが「1」に設定されているか否かを判断する(ステップS21)。設定されている場合には(ステップS21:Yes)、PE検出器62が用紙を検出したかを判断し、用紙Pを検出すれば(ステップS22:Yes)上述した手差し給紙シーケンスを行う(ステップS23)。このような制御を行うことによって、手差し給紙シーケンス中に紙ジャム等の紙詰まりが生じた場合でも、オペレータが用紙カセット5内の用紙Pを搬送可能な状態まで移行させた後、再度手差し給紙シーケンスを実行させることが可能となる。なお、ステップS22で用紙Pが検出されず、検出待ち状態において用紙Pが検出され、3秒以上検出されれば再度手差し給紙シーケンスを実行させる(ステップS24:Yes)。また、ステップS24で用紙Pが10秒以上検出されなければ紙無しエラーを表示部7へ表示させる(ステップS25:No)。
一方、ステップS21で手差し動作中フラグが「1」に設定されていなかった場合もPE検出器62による用紙Pの検出の有無を判断し、用紙Pが検出されれば(ステップS26:Yes)用紙Pを排出し、パネル給紙フラグを「0」に設定する(ステップS27、S28)。すなわち、手差し動作中フラグが設定されていないので、プリンタ1は手差し給紙シーケンス中ではない状態と判断される。したがって、パネル操作が行われても図9(b)に示した用紙Pの状態から手差しシーケンスを実行することができず、さらに、搬送路内に用紙Pが残っているのでASF部による自動給紙(以下、フロント給紙という。)による搬送制御を行うこともできない状態である。このような場合には、搬送路内の用紙Pを排出し、パネル給紙フラグをOFFにすることで、搬送制御をリセットすることができ、再度フロント給紙あるいは手差し給紙によって用紙が給紙されるまで待機することが可能となる。
ステップS26で用紙Pが検出されなかった場合には、パネル操作による用紙Pの給紙を行わせる。すなわち、フロント給紙によってピックアップローラ21が用紙カセット5から用紙Pを繰り出し、図9(c)に示すように用紙Pの先端が印刷ヘッド44の前方へ位置するまで搬送され、主制御部91は自動搬送経路による搬送制御に対応した用紙Pの頭だし動作を行う(ステップS29,ステップS30)。この状態で印刷データの受信まで待機する。
(プリンタ1がデータを受信した場合の処理)
次に、図5、図8を参照してホストコンピュータ100から送信されたデータを受信した場合の処理について説明する。
まず、図5に示すように、ステップS12で、プリンタ1はホストコンピュータから送信された処理データを受信すると(ステップS12:Yes)、データ処理を行う(ステップS19)。次に、図8に示すように、PE検出器62が用紙Pあるいは用紙P1を検出したか否かを判断し、用紙Pあるいは用紙P1を検出した場合には(ステップS31:Yes)、パネル給紙フラグが設定されているか(ON状態)否かを判断し、パネル給紙フラグが設定されていれば、受信したデータに手差しコマンドが含まれているか否かを判断する。手差しコマンドがない場合には(ステップS33:No)、主制御部91は印刷制御部93へ印刷指示を行い、キャリッジ45及び印刷ヘッド44が動作され印刷処理を行う(ステップS34)。また、パネル操作によって用紙Pが給紙されているにもかかわらず(図9(b)の状態)手差しコマンドを受信した場合には(ステップS33:Yes)、用紙Pを排出し(ステップS35)、パネル給紙フラグをOFF状態にする(ステップS36)。このようにパネル給紙フラグをOFF状態にすることで、搬送制御をリセットすることができ、再度フロント給紙あるいは手差し給紙によって用紙が給紙されるまで待機することが可能となる。
このように、ステップS32でパネル操作フラグを参照すれば、既にパネル操作処理(ステップS18)が行われたか否かを識別することが可能である。すなわち、パネル給紙フラグが設定されている場合には、既に行われたパネル操作によって用紙Pが給紙され、パネル操作処理の中で頭だし動作まで行われているためそのまま印刷処理を行えばよい。このため、データ受信後に再び給紙処理を行ったり、頭だし動作を行う等の重複した処理を行うことを防止することが可能である。
なお、ステップS32でパネル給紙フラグがOFF状態である場合にも、受信したデータに手差しコマンドが含まれているか否かを判断する。手差しコマンドがない場合には(ステップS37:No)、手差し給紙によって用紙P1が給紙されているにもかかわらずフロント給紙による搬送制御が行われることを防止するため、既に給紙されている用紙P1を排出し(ステップS35)、パネル給紙フラグをOFF状態にする(ステップS36)。また、ステップS37で手差し給紙コマンドがあると判断すると、手差し動作中フラグが設定されていれば(ステップS38:Yes)印刷処理を行い(ステップS34)、設定されていなければ(ステップS38:No)手差し給紙シーケンス(ステップS39)を行った後に印刷処理を行う(ステップS34)。
一方、ステップS31でPE検出器62が用紙Pあるいは用紙P1を検出しなかった場合には、ホストコンピュータ100から送信されたデータが手差し給紙コマンドであると判断すると(ステップS40:Yes)、再度PE検出器62による用紙検出があったか否かを判断し(ステップS41)、3秒以上用紙を検出したと判断すると(ステップS41:Yes)、手差し動作中フラグが設定されているかを判断し(ステップS38)、設定されている場合には(ステップS38:Yes)、主制御部91は印刷制御部93へ印刷指示を行いキャリッジ45及び印刷ヘッド44が動作され印刷処理を行う(ステップS34)。なお、ステップS38で手差し動作フラグが設定されていないと判断すると、手差し給紙シーケンス(ステップS39)を行ってから印刷処理を開始する(ステップS34)。
このように、ステップS38で手差し動作中フラグを参照することによって、既に手差し給紙シーケンス(ステップS15)が行われたか否かを判断することが可能である。すなわち、手差し動作中フラグが設定されている場合には、既に手差し給紙によって用紙P1が給紙され、頭だし動作まで行われているため(ステップS15)、印刷処理のみを行えばよい。このため、データ受信後に再び給紙処理を行ったり、頭だし動作を繰り返して行う等の重複した処理を行うことを防止することが可能である。一方、手差し動作中フラグが設定されていない場合には、手差し給紙シーケンス(ステップS15)を行うように設定されているので、搬送経路を自動的に識別することが可能である。
なお、ステップS41で用紙P1が検出されず、検出待ち状態において10秒以上検出されなければ紙無しエラーを表示部7へ表示させる(ステップS42:No)。
また、ステップS40でホストコンピュータ100から送信されたデータに手差し給紙コマンドが含まれていないと判断すると、フロント給紙によってピックアップローラ21が用紙カセット5から用紙Pを繰り出し、図9(c)に示すように用紙Pの先端が印刷ヘッド44の前方へ位置するまで搬送され(ステップS43)、主制御部91は自動搬送経路による搬送制御に対応した用紙Pの頭だし動作を行い(ステップS44)、印刷処理を開始する(ステップS34)。
このように、プリンタ1は印刷データを受信する前にPE検出器62が用紙を検出した場合には手差し搬送経路に応じた搬送制御を行い、PE検出器62が用紙を検出する前に印刷データを受信した場合には、パネル給紙フラグの設定状態、手差し動作中フラグの設定状態及びホストコンピュータ100からの印刷制御コマンド等によって、手差し搬送経路による搬送制御あるいは自動搬送経路による搬送制御を行うように設定されている。したがって、PE検出器62以外の他の機械的操作部を用いずとも、適切な搬送経路による搬送制御を行うことが可能である。
また、本実施形態のプリンタ1は手差し動作中フラグが設定されている場合あるいは制御コマンドが手差しコマンドである場合に行うPE検出器62による用紙検出において、用紙を検出してから3秒以上検出状態にある場合に、次の処理へ移行するように設定されている。したがって、例えばオペレータが後方給紙部30にプリンタ1に対応していない用紙等を誤って載置してしまった場合でも、載置後すぐに次の処理へ移行することがないので、3秒以内であれば、誤りに気付いて正しい用紙に載置し直す等の対応が可能となる。
本発明に係る情報処理装置の一実施形態であるインクジェット式プリンタの外観斜視図である。 本実施形態のプリンタ内部の用紙搬送経路の概略構成を示す縦断面図である。 ホストコンピュータと通信可能に接続されたプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 本実施形態のプリンタの内部処理を示した機能ブロック図である。 本実施形態のプリンタが電源ONから電源OFFまでに行う各種処理を示すフローチャートである。 本実施形態のプリンタの手差し給紙シーケンスを示したフローチャートである。 本実施形態のプリンタのパネル操作処理を示すフローチャートである。 本実施形態のプリンタのデータ処理を示すフローチャートである。 本実施形態における用紙の各給紙状態を示した模式図である。
符号の説明
1:プリンタ(情報処理装置)、5:用紙カセット(媒体収容部)、10:フィードボタン、62:PE検出器(媒体検出器)、91:主制御部、92:検出器制御部、93:印刷制御部、94:搬送制御部、95:強制搬送操作制御部、96:設定値保持部、P:用紙(媒体)

Claims (3)

  1. シート状の媒体を処理部へ導く搬送経路として、媒体収容部から自動供給された媒体を搬送する自動搬送経路と、手差し供給された媒体を搬送する手差し搬送経路と、を備え、前記自動搬送経路と前記手差し搬送経路とはその一部が共通の搬送経路として構成され、前記共通の搬送経路内であって手差し供給された媒体を検出可能な位置に設けられた媒体検出器によって媒体を検出する情報処理装置の制御方法であって、
    待機状態において前記媒体検出器によって媒体が検出された場合には、前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、
    前記待機状態において前記情報処理装置に前記処理部が処理を行う処理データの入力があった後に、前記媒体検出器によって媒体が検出された場合に、前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、
    前記待機状態において前記処理データの入力があった後に、前記媒体検出器によって媒体が検出されない場合に、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていれば前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていなければ前記自動搬送経路による搬送制御を行い、
    前記待機状態において、媒体を前記自動搬送経路で強制搬送させるための操作があった場合には、前記手差し搬送経路による搬送制御中であれば前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、前記手差し搬送経路による搬送制御中でなければ前記強制搬送の搬送制御を行い、
    前記強制搬送の搬送制御においては、前記強制搬送させるための操作があった場合であって、更に前記媒体検出器によって媒体が検出されない場合には媒体を前記媒体収容部から前記処理部の頭出し位置まで搬送する制御を行い、前記強制搬送させるための操作があった場合であって、更に前記媒体検出器によって媒体が検出された場合には当該媒体を排出する制御を行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置の制御方法であって、
    前記待機状態において前記処理データの入力があった後に、前記媒体検出器によって媒体が検出され、前記強制搬送の搬送制御を行っていない場合に、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていれば前記媒体の前記手差し搬送経路による搬送制御を行い、前記処理データに手差し搬送制御指示が含まれていなければ前記媒体を排出する制御を行うことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  3. シート状の媒体を処理部へ導く搬送経路として、媒体収容部から自動供給された媒体を搬送する自動搬送経路と、手差し供給された媒体を搬送する手差し搬送経路と、を備え、 前記自動搬送経路と前記手差し搬送経路とはその一部が共通の搬送経路として構成され、前記共通の搬送経路内であって手差し供給された媒体を検出可能な位置に設けられた媒体検出器によって媒体を検出する情報処理装置であって、
    請求項1または2に記載の情報処理装置の制御方法を行うように設定された制御系を備えていることを特徴とする情報処理装置
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