JP3903040B2 - 読取記録装置、読取記録制御方法、該読取記録制御方法を実行するプログラム、読取装置、読取制御方法、および該読取制御方法を実行するプログラム - Google Patents

読取記録装置、読取記録制御方法、該読取記録制御方法を実行するプログラム、読取装置、読取制御方法、および該読取制御方法を実行するプログラム Download PDF

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Description

本発明は、読取記録装置、読取記録制御方法、該読取記録制御方法を実行するプログラム、読取装置、読取制御方法、および該読取制御方法を実行するプログラムに関する。
近年、端末装置の省スペース化に伴い、情報端末装置にも小型化が求められている。特に、家庭向けのファクシミリ装置等の読取記録装置では、読取動作を行うための紙搬送機構と記録動作を行うための紙搬送機構とが完全に分離されているので、送信時に読取ユニットが原稿を読み取る空間と、受信時に記録ユニットが記録動作を行う空間とが別個になっていた。
図11は従来の読取記録装置の構成を示す断面図である。この読取記録装置では、記録紙301は記録紙保持部材303上に載置されており、記録紙給紙ローラ304および分離機構により1枚ずつ給紙される。給紙された記録紙は、給送ローラ305によって印字部306に搬送され、インクジェットカートリッジ等の記録部により記録紙上に画像が形成されつつ、排紙ローラ307により装置外に排出される(図11中、矢印B方向)。
一方、原稿302は、原稿保持部材308上に載置されており、原稿分離ローラ309と分離片313とから形成されるくさび形状の突き当て部にセットされる。画像読取命令によって原稿分離ローラ309が回転すると、突き当て部に滞留した原稿のうち、原稿分離ローラ309と接する原稿だけが摩擦によって分離して搬送される。
分離・搬送された原稿302は、原稿給送ローラ310、排紙ローラ312および各対向コロによって挟持されつつ搬送され、コンタクトイメージセンサ311により原稿302の画像が読み取られながら、排紙ローラ312によって装置外に排出される(図11中、矢印A方向)。
ところで、複写機やファクシミリ装置などの読取記録装置では、市場の要望として、利便性を向上させるためのさまざまな工夫や改良が施されているが、その1つとして、装置の小型化が挙げられる。空間を有効に利用したいと考えるユーザにとっては、装置のサイズが購入する際の重要な選択項目となる(例えば、特許文献1参照)。
特開平08−163288号公報
しかしながら、上記従来の読取記録装置では、読取動作と記録動作を行う紙搬送機構が夫々完全に分離されている、つまり、送信時に読取ユニットが原稿を読み取る空間と受信時に記録ユニットが記録動作を行う空間とが別個になっていたので、これらの物理的な空間を別々に確保する必要があり、装置の小型化が難しかった。
これに対し、原稿の搬送路と記録紙の搬送路とを共通にした読取記録1パス機構を採用することによって、小型化を図ったものが知られている。具体的に、記録紙の搬送に用いられる搬送機構を原稿の搬送機構に兼用させることで、原稿搬送に用いられる給送ローラ、排紙ローラ、原稿駆動用モータ、原稿検知センサ等が削減されることになる。しかし、記録ユニットを移動させながら記録するインクジェット方式の読取記録装置の場合、読取ユニットおよび記録ユニットを異なる空間で駆動させなければならず、小型化の点で不十分であった。
そして、さらなる読取記録装置の小型化を図るために、読取ユニットを原稿の搬送路と記録紙の搬送路とが共通する共通搬送路上の読取位置と、この読取位置から退避して読取命令があるまで待機するための読取待機位置とに移動自在なものとし、主走査方向に移動する記録ユニットと読取ユニットとの可動空間を共有させることも検討されるが、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等、何らかの原因で原稿が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が停止するエラーが発生した場合、原稿と記録紙のいずれが共通搬送路上にあるかを区別することなく、ジャム処理(紙詰まり処理)を行ってしまうと、例えば、読取動作中に上記エラーが発生し場合に、読取位置に配置された読取ユニットが読取待機位置に移動することによって原稿が破損してしまうおそれがあった。また、原稿が共通搬送路に残っている状態で、記録動作が行われた場合、主走査方向に移動する記録ユニットによって原稿が破損してしまうおそれがあった。
本発明の目的は、例えば原稿の搬送路と記録紙の搬送路とが共通する共通搬送路上で読取手段と記録手段の可動空間を共通させることで、装置の小型化を図る際、原稿と記録紙のいずれが共通搬送路上にあるかを明確に区別して原稿を破損することなく紙詰まり等のエラー解除処理を行うことができる読取記録装置、読取記録制御方法、該読取記録制御方法を実行するプログラム、読取装置、読取制御方法、および該読取制御方法を実行するプログラムを提供すことにある。
上記目的を達成するために、本発明の読取記録装置は、原稿の搬送路と記録媒体の搬送路とが共通する共通搬送路上で原稿の読み取りおよび記録媒体への記録を行う読取記録装置において、前記原稿を前記共通搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送手段と、前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在であり、前記読取位置で前記原稿を読み取る読取手段と、前記記録媒体を前記共通搬送路上の記録位置に搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録位置と該記録位置から離れた記録待機位置とに移動自在であり、前記記録位置で前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を検知する搬送媒体検知手段と、該検知された前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であるか前記記録媒体であるかを判別する残留搬送媒体判別手段と、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を排出する排出手段と、前記残留搬送媒体判別手段により前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であると判別された場合、前記読取手段を移動させることなく、前記排出手段により前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿を排出させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の読取記録制御方法は、原稿の搬送路と記録媒体の搬送路とが共通する共通搬送路上で原稿の読み取りおよび記録媒体への記録を行う読取記録制御方法において、前記原稿を前記共通搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送ステップと、前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取ステップと、前記記録媒体を前記共通搬送路上の記録位置に搬送する記録媒体搬送ステップと、前記記録位置と該記録位置から離れた記録待機位置とに移動自在な記録手段によって前記記録位置で前記記録媒体に画像を記録する記録ステップと、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を検知する搬送媒体検知ステップと、該検知された前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であるか前記記録媒体であるかを判別する残留搬送媒体判別ステップと、前記残留搬送媒体判別ステップにおいて前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であると判別された場合、前記読取手段を移動させることなく、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿を排出する排紙ステップとを有することを特徴とする。
本発明の読取装置は、原稿の搬送路上で前記原稿の読み取りを行う読取装置において、前記原稿を前記搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送手段と、前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在であり、前記読取位置で前記原稿を読み取る読取手段と、前記搬送路上に残留する前記原稿を検知する原稿検知手段と、前記搬送路上に残留する前記原稿を排出する排出手段と、原稿検知手段により前記搬送路上に残留する原稿が検知された場合に、前記読取手段を移動させることなく、前記排出手段により前記搬送路上に残留する原稿を排出させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の読取制御方法は、原稿の搬送路上で前記原稿の読み取りを行う読取制御方法において、前記原稿を前記搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送ステップと、前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取ステップと、前記搬送路上に残留する前記原稿を検知する原稿検知ステップと、該原稿検知ステップにおいて前記搬送路上に残留する原稿が検知された場合に、前記読取手段を移動させることなく、前記搬送路上に残留する原稿を排出する排紙ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば原稿の搬送路と記録紙の搬送路とが共通する共通搬送路上で、読取装置と記録装置の可動空間を共通させることで装置の小型化を図る際、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等の何らかの原因で、共通搬送路上に搬送媒体が残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生したと判断された場合、原稿と記録紙のいずれが共通搬送路上にあるかを明確に区別してエラー解除処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における読取記録装置の外観を示す斜視図である。本実施の形態に係る読取記録装置は、ファクシミリ通信機能および複写機能を有する複合通信装置に適用される。この複合通信装置は、筐体120を有し、その前面には排出口127が設けられ、その背面には原稿トレイ11が設けられている。また、筐体120の上面には、ハンドセット121、表示器122、操作部106、搬送媒体排紙ボタン(排紙キー)125等が設けられている。
表示器122は複合通信装置の状態や電話番号などを表示するものである。操作部106は複数のキーからなり、電話番号や各種設定情報を入力したり、動作を指示する。搬送媒体排紙ボタン125は原稿や記録紙を排出するために押下されるものであり、例えば、紙詰まりや読取動作又は記録動作中での停電、読取動作又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等、何らかの原因で搬送媒体が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が停止するエラーが発生した場合に、残留している搬送媒体を排出してエラーを解除すべく押下される。
図2は、図1の複合通信装置の内部構造を示す斜視図である。図2では、記録紙および原稿がセットされておらず、読取ユニットおよび記録ユニットはそれぞれ作動中ではない退避した位置にある状態が示されている。図3は記録ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す斜視図である。図4は記録ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す側部断面図である。図5は読取ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す斜視図である。図6は読取ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す側部断面図である。
図2〜図6において、1は印字を行うインクカートリッジ(記録ユニット)である。3は読み取り時に原稿面に対向し、記録時に記録紙面に対向するプラテンである。3aはプラテン3を補助するプラテン補助部材である。8は記録紙2を載置する記録紙トレイである。9は記録紙の分離時に記録紙2を記録紙分離ローラ19側に押圧する圧板である。10は読取時および記録時に搬送媒体(原稿、記録紙)を給送する給送ローラである。11は原稿を保持する原稿トレイである。13は原稿12を分離する分離片である。15は原稿の分離に必要な動力を与える原稿分離ローラである。16は搬送媒体の給送時に給送ローラ10の動力を補助するピンチローラである。17は読取時および記録時に搬送媒体を装置の外部に排出する排紙ローラである。18は搬送媒体の排出時に排紙ローラ17の動力を補助する拍車である。19は記録紙の分離に必要な力を与える記録紙分離ローラである。21は読取時および記録時に搬送媒体の有無を検知する搬送媒体検知センサ(PES:Paper Edge Sensor)である。
22は読取動作を行うコンタクトイメージセンサ(CS)である。23は原稿12を案内する原稿下ガイド部材である。24はシャーシである。25は原稿読み取り時にコンタクトイメージセンサ22によって読み取られる画像の白色基準を決める白色基準規定部材である。26はCS22および白色基準規定部材25を保持するとともに、装置本体に対して主走査方向に設けられた回動軸26aを中心に回動自在に軸支されるコンタクトイメージセンサホルダ(CSホルダ)である。読取ユニット30はCSホルダ26、CS22および白色基準規定部材25から構成される。CSホルダ26は、読取時、プラテン3上の印字部(記録位置)近傍の読取位置に回動し、CS22によって共通搬送路を通過する原稿の画像が読み取られる。一方、記録時、CSホルダ26は、プラテン3上の読取位置から退避して読取待機位置に回動し、プラテン3上を主走査方向に移動自在な記録ユニット1によって共通搬送路を通過する記録紙に記録を行う。
27は原稿検知センサ(DS:Document Sensor)であり、原稿トレイ11上の原稿の有無を検知する際に使用される。読取動作時、DS27によって原稿が検知され、PES21によって搬送媒体(原稿、記録紙)が共通搬送路上の所定位置を通過したか否かが検知される。尚、読取動作の開始要求があって、読取モード中、原稿を搬送する際、PES21がオンにならず、DS27がオンのままである場合、又はPES21及びDS27が共に所定時間以上オンのままである場合には、原稿の搬送に何らかの異常をきたしていると判断し、原稿詰まり(以下、原稿ジャムという)のフラグ(原稿ジャムフラグ)が立てられる。
記録ユニット1は、インクタンクおよびインクヘッド(記録ヘッド)を内蔵しており、インクタンクに充填されたインクをインクヘッドに設けられたノズルから記録紙2に吐出して画像情報に基づいた画像を記録する。また、記録ユニット1は、シャーシ24の上部が「コ」の字形に形成されたガイドレール7と、シャーシ24の両側板24a、24bに支持されたガイドシャフト60とによって案内されるキャリッジ4に着脱自在に取り付けられており、キャリッジベルト63に固定されたキャリッジ4がキャリッジモータによって駆動されることにより、記録ユニット1を主走査方向に移動する。記録ユニット1による記録動作を行う際、記録紙分離ローラ19の状態異状や搬送異状が検出された場合、記録紙詰まり(以下、記録紙ジャムという)のフラグ(記録紙ジャムフラグ)が立てられる。
上記構成を有する複合通信装置の読取動作および記録動作を示す。まず、読取動作では、原稿トレイ11に原稿12がセットされていると、原稿分離ローラ15近傍に存在する原稿検知センサ(DS)27により原稿12が検知される。
原稿検知センサ27により原稿12が検知されている状態で、ユーザが操作部106から読取動作開始の指示を行うと、読取動作中としての動作モードが後述する図7における記憶部107に記憶され、読取動作が開始される。図7におけるCPU100の制御の下、原稿分離ローラ15が駆動し、分離片13から1枚の原稿12が分離されると、読取位置まで給送される。
これと同時に、給送ローラ10の動力を用いてCSホルダ26が回動軸26aを中心にプラテン3側に回動すると、CS22が読取位置に配置される。この状態で、給送ローラ10が共通搬送路上の原稿12を搬送し、PES21によって原稿後端が検知されるまで、CS22は原稿12から画像を読み取っていく。CS22により読み取られた画像は所定の方法によって画像情報に変換されて図7における記憶部107に記憶される。
原稿12からの画像の読み取りが終了すると、排紙ローラ17により原稿12は装置外部に排出される。ユーザにより複数枚の原稿の読取動作が指示されている場合、原稿排紙終了後、次の原稿12を分離・給送し、同様に画像が読み取られていく。そして、ユーザから指示された枚数の原稿12の画像の読み取りが終了すると、最後にCSホルダ26をプラテン3上の読取位置から退避した読取待機位置に回動させ、読取動作を終了する。
つぎに、記録動作では、ユーザが操作部106から記録動作開始の指示を行った際、CSホルダ26が読取位置側に回動していると、記録動作の開始に先立ってCSホルダ26を読取位置から読取待機位置まで退避させる。そして、記録動作中としての動作モードが図7における記憶部107に記憶される。これにより、インクカートリッジ(記録ユニット)1はプラテン3上の印字部近傍を主走査方向に移動自在となり、共通搬送路を通過する記録紙2への記録が可能となる。
この後、記録紙トレイ8に載置され、圧板9によって押圧されている記録紙2のうち、図7におけるCPU100の制御の下、1枚の記録紙2が記録紙分離ローラ19によって分離されると、プラテン3上の印字部まで給送される。
そして、給送ローラ10によって搬送される記録紙2の後端がPES21により検知されるまで、記録ユニット1は記録紙2に図7における記憶部107に記憶された画像情報に基づく画像を記録していく。画像を記録し終えると、排紙ローラ17により記録紙2は装置外部に排出される。複数枚の記録紙2に対して記録動作を行う場合、画像を記録した記録紙2の排紙終了後に、次に画像を記録する記録紙2の分離・給送、画像の記録、記録終了後の排紙といった処理が枚数分繰り返される。
ここで、記録ユニット1が記録動作を行わない場合、ホームポジション(記録待機位置)(図5の矢印Aで示す位置)に待機し、記録ユニット1の記録ヘッドがインクの乾燥により目詰まりしないようキャピングされる。そして、記録動作を行う場合、キャピングを解除し、記録ユニット1を回復動作位置(図3の矢印Bで示す位置)に移動し、記録ヘッドの回復等の初期動作を行った後、記録動作を開始する。このような記録ユニット1の初期動作の他、操作部106からユーザの指示がなくても、他の初期動作(例えば、インクカートリッジ1の回復動作、インク残量検知動作など)が所定条件の下、実行される。また、記録動作を行うタイミングとしては、PES21が記録紙2を検知することにより、記録ユニット1が初期動作を開始する。
このように、CSホルダ26を含む読取ユニット30の読取動作時の可動空間と記録ユニット1の記録動作時の可動空間とが共通する複合通信装置では、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等、何らかの原因で原稿12が共通搬送路に残っている状態で読込動作又は記録動作が中止されるエラーが発生した場合、読取位置に配置された読取ユニット30が読取待機位置に移動することによって、原稿12が破損するおそれがあるが、本実施の形態では、以下に示す適切なエラー解除処理を行うことで、上記事態は回避されている。尚、読取動作中又は記録動作中において、使用者が操作部106に対して所定の操作を行うことにより、使用者は、読取動作及び記録動作を動作途中で強制的に中止させることができる。
図7は、図1の複合通信装置の電気的構成を示すブロック図である。この複合通信装置は、CPU100、原稿を読み取る読取ユニット30を含む読取部101、ファクシミリ通信により受信した画像情報や読取ユニット30により読み取られた原稿の画像情報に基づく画像を記録紙に記録する記録ユニット1を含む記録部102、共通搬送路に沿って原稿および記録紙を搬送する搬送部103、PES21およびDS27を含む搬送媒体検知部104、媒体搬送検知部104により搬送媒体が検知された場合、その旨を通知する他、装置の諸状態をユーザに通知する通知部105、ユーザによって操作され、各種情報を入力したり、装置の動作を指示する操作部106、電話回線を通じてハンドセット121による通話や画像情報の送受信を制御する通信制御部108、記憶部107等がバス111を介して相互に接続された構成を有する。記憶部107には、読取動作中や記録動作中などの動作モードが記憶されると共に、装置の諸状態が記憶され、さらに読取ユニット30により読み取られた原稿の画像に基づく画像情報が記憶される。また、記憶部107内のROMには、後述する制御プログラムが格納されている。
図8および図9は、図1の複合通信装置において、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等、何らかの原因で搬送媒体が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生した場合のエラー解除処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは記憶部107内のROMに格納されており、CPU100によって実行される。
図1の複合通信装置において、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作処理の強制中止等、何らかの原因で搬送媒体が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生した場合であって、使用者による電源オン時に、図8のステップS1以下のエラー解除処理が実行される。
まず、PES21がオンであるか否かを判別する(ステップS1)。PES21がオンでない場合、通常の処理を実行するべく、そのまま本処理を終了する。一方、PES21がオンである場合、共通搬送路上に原稿又は記録紙が残っているので、前処理が読取中であったか否かを判別する(ステップS2)。この前処理が読取中であるか否かの情報は、記憶部107内の図示しない不揮発性メモリに保持されている。
前処理が読取中であった場合、原稿の紙詰まり(原稿ジャム)フラグがオンであるか否かを判別する(ステップS3)。原稿ジャムフラグがオンである場合、通知部105によって表示器122に原稿ジャムが発生している旨を使用者に対して通知する(ステップS4)。そして、使用者による原稿ジャムの解除を受け付ける(ステップS5)。この原稿ジャムを処理する際、原稿を破損させないように、使用者が確認しながら搬送媒体排紙ボタン125を押下することで、原稿ジャムは解除される。つまり、原稿ジャム解除処理により原稿が破損した場合、原稿を元通りに戻すことが難しいので、記録紙ジャムの場合より慎重な処理が要求され、上記通知により使用者に確認を促している。
この後、原稿検知センサ(DS)27がオフであるか否かを判別する(ステップS6)。DS27がオンである場合、まだ原稿が原稿トレイ11上に残っていると判断され、DS27がオフになるまで原稿を排紙する。これは、装置内に原稿が残っている状態で、CSホルダ26を回動させて読取待機位置である初期状態に戻すと、直前の原稿読み取りの際にCS22と白基準規定部材25との間を通過中であった原稿が持ち上げられて破損してしまうおそれのためである。こうして、DS27がオフになって原稿ジャムの解除が終了すると、読取ユニット30を初期状態である読取待機位置に戻し(ステップS7)、本処理を終了する。尚、電源オン時でなく、原稿読取動作中に原稿ジャムが発生した場合、ステップS4〜S7と同様の処理が行われることになる。
一方、ステップS3で原稿ジャムフラグがオンでないと判別された場合、読取ユニット30を初期状態である読取待機位置に戻し(ステップS8)、記録モードにセットする(ステップS9)。そして、記録紙ジャムフラグがオンであるか否かを判別する(ステップS10)。記録紙ジャムフラグがオフである場合、記録紙を強制的に排出し(ステップS17)、本処理を終了する。これにより、記録紙ジャムと判定されない状態で、複合通信装置内に残留している記録紙は自動的に排出されるので、速やかに次の動作に移行可能である。
また、ステップS2で前処理が読取中でなかった場合、記録紙ジャムフラグがオンであるか否かを判別する(ステップS11)。記録紙ジャムフラグがオフである場合、ステップS17の処理に移行し、同様に記録紙を強制的に排出して本処理を終了する。
一方、ステップS10またはステップS11で記録紙ジャムフラグがオンである場合、記録紙の強制排出を行うと共に、通知部105によって表示器122にプリンタエラーを表示する(ステップS12)。そして、使用者が表示器122の表示内容を確認し、使用者によるプリンタエラーの解除を受け付ける(ステップS13)。操作部106内のストップキーが押下されたか否かを判別し(ステップS14)、押下されない場合、ステップS12に戻って同様の処理を繰り返す。一方、ストップキーが押下された場合、記録モードにセットして、記録動作に移行する準備を行う(ステップS15)。この後、再度、記録紙ジャムフラグがオンであるか否かを判別し(ステップS16)、オンである場合、ステップS12に戻って同様の処理を繰り返し、一方、記録紙ジャムフラグがオフである場合、本処理を終了する。ここでは、主に原稿ジャムフラグ、記録紙ジャムフラグのオン・オフによって搬送媒体を強制排出するか否かの制御を行ったが、ジャムと判定していなくとも、用紙が残留していることだけ検知して同様の制御を行うようにしてもよい。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態に係る読取記録装置である複合通信装置は、上述の第1の実施の形態に係る読取記録装置である複合通信装置に対して、図1〜図7に示した構成は同じであり、エラー解除処理手順のみが相違する。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る複合通信装置において、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等、何らかの原因で搬送媒体が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生した場合のエラー解除処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは記憶部107内のROMに格納されており、CPU100によって実行される。
図1の複合通信装置において、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作処理の強制中止等、何らかの原因で搬送媒体が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生した場合であって、使用者により、搬送媒体排紙ボタン125が押下されると、図10のステップS21以下のエラー解除処理が実行される。
まず、上記エラー発生時の複合通信装置の動作モード(前動作モード)が、読取モードであるか否かを判別する(ステップS21)。前動作モードを表わす情報は、記憶部107内の図示しない不揮発性メモリに保存されている。
前動作モードが読取モードであると判別された場合、原稿ジャムフラグがオンであるか否かを判別する(ステップS22)。原稿ジャムフラグがオンであると判別された場合、通知部105によって表示器122に、原稿ジャムが発生している旨を使用者に通知すべく、所定の原稿ジャム表示を表示し(ステップS23)、原稿ジャムが解除されたか否かを判別し(ステップS24)、原稿ジャムが解除されるまでステップS24の処理を繰り返す。
原稿ジャムが解除されたか否かの判別は、PES21,DS27がオフになったか否かにより判別する。即ち、PES21がオンではなくてDS27がオンのままであるジャム状態が解除されてPES21及びDS27が共にオフになった場合や、PES21及びDS27が共に所定時間以上オンのままであるジャム状態が解除されてPES21及びDS27が共にオフになった場合に、原稿ジャムが解除されたと判別する。
使用者が所定の方法によって原稿ジャムを解除すると(ステップS24でYES)、原稿ジャムフラグをオフにし(ステップS25)、ステップS22以降の処理を実行する。このように、原稿ジャム解除処理により原稿が破損した場合、原稿を元通りに戻すことは難しいので、記録紙ジャムの場合より慎重な原稿の排紙処理が要求され、使用者に上記通知を行うことにより、原稿ジャムの確認を促している。
一方、ステップS22において、原稿ジャムフラグがオンでないと判別されると、PES21がオンであるか否かを判別し(ステップS26)、PES21がオンであると判別された場合、原稿が共通搬送路上に残っているので、排紙ローラ17等を駆動させることにより原稿を排紙し(ステップS27)、次いで、DS27がオンであるか否かを判別する(ステップS28)。DS27がオンであると判別された場合、ステップ27に戻る。一方、DS27がオフであると判別された場合、ステップS26に戻る。
DS27がオンであると判別された場合は、原稿が原稿トレイ11上に残っている状態であるので、DS27がオフになるまで、即ち、原稿トレイ11上の原稿がなくなるまで原稿を排紙する(ステップS27、S28)。これは、原稿が装置内に残っている状態で、CSホルダ26を読取位置から読取待機位置に回動して初期状態に戻すと、直前の原稿読み取りの際、CS22と白基準規定部材25との間を通過中であった原稿が持ち上げられて破損してしまうおそれがあるためである。
一方、ステップS26において、PES21がオフであると判別されると、CSホルダ26を読取位置から読取待機位置に回動して初期状態に戻し(CSポジション初期化)(ステップS29)、本処理を終了する。尚、ステップS26においてPES21がオフであると判別されてから所定の時間が経過した後に、ステップS29においてCSポジション初期化を実行するようにしてもよい。これは、PES21がオフになっても、ステップS27において排紙されている原稿がCS22と白基準規定部材25との間を通過中の場合があり、このときにCSポジション初期化を実行すると原稿が破損してしまうため、ステップS26においてPES21がオフであると判別されてから所定の時間が経過して、原稿が少なくともCS22と白基準規定部材25との間を完全に通過した後にCSポジション初期化を実行して、原稿の破損を防止するためである。
一方、ステップS21において、前動作モードが読取モードでないと判別された場合、記録モードと判断し、記録紙ジャムフラグがオンであるか否かを判別する(ステップS30)。記録紙ジャムフラグがオンであると判別された場合、通知部105によって表示器122に、記録紙ジャムが発生している旨を使用者に通知すべく、所定の記録紙ジャム表示を表示し(ステップS31)、記録紙ジャムが解除されたか否かを判別し(ステップS32)、記録紙ジャムが解除されるまでステップS32の処理を繰り返す。記録紙ジャムが解除されたか否かの判別は、ステップS24における原稿ジャムが解除されたか否かの判別と同じように行われる。
使用者が所定の方法によって記録紙ジャムを解除すると(ステップS32でYES)、記録紙ジャムフラグをオフにし(ステップS33)、ステップS30以降の処理を実行する。
一方、ステップS30において、記録紙ジャムフラグがオンでないと判別されると、PES21がオンであるか否かを判別し(ステップS34)、PES21がオンでないと判別された場合、本処理を終了する。一方、PES21がオンであると判別された場合、記録紙が共通搬送路上に残っているので、排紙ローラ17等を駆動させることにより記録紙を排紙し(ステップS35)、ステップS34に戻る。これにより、記録紙ジャムと判別されない場合であっても、共通搬送路内に残留している記録紙が自動的に排出されるので、速やかに次の動作に移行することができる。
尚、記録モードにおいて上記エラーが発生した場合には、記録ユニット1は、上記エラー解除処理前にホームポジションに戻されている。
このように、本発明の第1及び第2の実施の形態の複合通信装置によれば、原稿の搬送路と記録紙の搬送路とが共通する共通搬送路上で読取ユニット30と記録ユニット1との可動空間を共通させることで、装置の小型化を図る際、紙詰まりや読取動作中又は記録動作中での停電、読取動作中又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等の何らかの原因で、共通搬送路上に搬送媒体が残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生したと判断された場合、原稿と記録紙のいずれが共通搬送路上にあるかを明確に区別してエラー解除処理を行うことができる。原稿の紙詰まりの場合、使用者に原稿の状態を確認して貰い、使用者による搬送媒体排紙ボタン(排出キー)125の押下によって排紙することで、原稿が破損してしまうことを防止できる。また、原稿が共通搬送路上に残っている状態で上記エラーが発生した場合、共通搬送路上に残留する原稿を使用者による所定の方法により手動排出し、又は自動排出し、加えて原稿トレイ11上の原稿を自動排出した後に、CSホルダ26を読取位置から読取待機位置に回動させて初期状態に戻すので、原稿が破損してしまうことを防止できる。更に、共通搬送路に原稿が残ったまま、記録ユニット1が移動してしまうことによる原稿の破損や新たな紙ジャムの発生を防止できる。一方、記録紙の紙詰まりの場合、共通搬送路上の記録紙を強制排出し、使用者によるストップキーの押下によって記録動作に移行することで、速やかに次の動作に移行できる。また、記録紙が共通搬送路上に残っている状態で上記エラーが発生した場合、共通搬送路上に残留する記録紙を使用者による所定の方法により手動排出し、又は自動排出するので、速やかに次の動作に移行できる。
本発明は、上記実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施の形態では、ファクシミリ通信機能および複写機能を有する複合通信装置に適用された場合を示したが、本発明は、原稿の読取動作と記録動作を行うことができるものであればよく、ファクシミリ装置、複写機などに限らず、種々の装置に適用可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。
本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成されることはいうまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD‐R、CD‐RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る読取記録装置である複合通信装置の外観を示す斜視図である。 図1の複合通信装置の内部構造を示す斜視図である。 記録ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す斜視図である。 記録ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す側部断面図である。 読取ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す斜視図である。 読取ユニットが動作中である図1の複合通信装置の内部構造を示す側部断面図である。 図1の複合通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の複合通信装置において紙詰まりや読取動作又は記録動作中での停電、読取動作又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等、何らかの原因で搬送媒体が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生した場合のエラー解除処理手順を示すフローチャートである。 図8のフローチャートの続きである。 本発明の第2の実施の形態に係る読取記録装置である複合通信装置において紙詰まりや読取動作又は記録動作中での停電、読取動作又は記録動作中での使用者による各動作の強制中止等、何らかの原因で搬送媒体が共通搬送路に残っている状態で読取動作又は記録動作が中止するエラーが発生した場合のエラー解除処理手順を示すフローチャートである。 従来の読取記録装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 インクカートリッジ(記録ユニット)
2 記録紙
3 プラテン
4 キャリッジ
8 記録紙トレイ
10 給送ローラ
11 原稿トレイ
12 原稿
13 分離片
15 原稿分離ローラ
19 記録紙分離ローラ
21 搬送媒体検知ローラ(PES)
22 コンタクトイメージセンサ(CS)
26 CSホルダ
27 原稿検知センサ
100 CPU
101 読取部
102 記録部
106 操作部
107 記憶部
125 搬送媒体排紙ボタン(排紙キー)

Claims (17)

  1. 原稿の搬送路と記録媒体の搬送路とが共通する共通搬送路上で原稿の読み取りおよび記録媒体への記録を行う読取記録装置において、
    前記原稿を前記共通搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送手段と、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在であり、前記読取位置で前記原稿を読み取る読取手段と、
    前記記録媒体を前記共通搬送路上の記録位置に搬送する記録媒体搬送手段と、
    前記記録位置と該記録位置から離れた記録待機位置とに移動自在であり、前記記録位置で前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を検知する搬送媒体検知手段と、
    該検知された前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であるか前記記録媒体であるかを判別する残留搬送媒体判別手段と、
    前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を排出する排出手段と、
    前記残留搬送媒体判別手段により前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であると判別された場合、前記読取手段を移動させることなく、前記排出手段により前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿を排出させる制御手段とを備えることを特徴とする読取記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記排出手段により前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿を排出した後、前記読取手段を前記読取待機位置に移動させて初期状態にすることを特徴とする請求項1記載の読取記録装置。
  3. 前記共通搬送路へ搬送待ちの前記原稿が存在するか否かを検知する原稿検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記残留搬送媒体判別手段によって前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記原稿であると判別された場合、前記排出手段によって前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿の他、前記原稿検知手段によって前記搬送待ちの原稿の存在が検知されなくなるまで、該搬送待ちの原稿を排出させることを特徴とする請求項1又は2記載の読取記録装置。
  4. 前記搬送媒体の排出を指示する排出指示手段を備え、
    前記制御手段は、前記排出指示手段により前記搬送媒体の排出が指示された場合、前記排出手段により前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を排出させること特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の読取記録装置。
  5. 前記共通搬送路上に前記原稿残留していることを通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の読取記録装置。
  6. 主走査方向の回動軸を備え、前記読取手段は、前記回動軸を中心に前記読取位置と前記読取待機位置とに回動自在であり、前記制御手段は、前記読取手段が前記共通搬送路上の前記読取位置で前記原稿を読み取った後前記読取手段を前記読取位置から離間した前記読取待機位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の読取記録装置。
  7. 前記読取手段は、前記原稿の画像を検知する画像検知部と、該画像検知部によって検知される前記画像の白基準を規定する白基準規定部とを有し、前記原稿搬送手段は、前記読取手段が前記読取位置で前記原稿の画像を読み取る際、該原稿前記画像検知部および前記白基準規定部間を通過させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の読取記録装置。
  8. 前記制御手段は、前記搬送媒体検知手段によって検知された前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記記録媒体であると判別された場合、前記排出手段により共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記記録媒体を強制的に排出させることを特徴する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の読取記録装置。
  9. 前記制御手段は、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記記録媒体の排出後、所定の操作が行われた場合、前記読取記録装置を記録モードに移行させることを特徴とする請求項記載の読取記録装置。
  10. 前記記録手段は、前記読取手段と前記共通搬送路上の可動空間を共有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の読取記録装置。
  11. 原稿の搬送路と記録媒体の搬送路とが共通する共通搬送路上で原稿の読み取りおよび記録媒体への記録を行う読取記録制御方法において、
    前記原稿を前記共通搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送ステップと、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取ステップと、
    前記記録媒体を前記共通搬送路上の記録位置に搬送する記録媒体搬送ステップと、
    前記記録位置と該記録位置から離れた記録待機位置とに移動自在な記録手段によって前記記録位置で前記記録媒体に画像を記録する記録ステップと、
    前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を検知する搬送媒体検知ステップと、
    該検知された前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であるか前記記録媒体であるかを判別する残留搬送媒体判別ステップと、
    前記残留搬送媒体判別ステップにおいて前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記稿であると判別された場合、前記読取手段を移動させることなく、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿を排出する排紙ステップとを有することを特徴とする読取記録制御方法。
  12. 原稿の搬送路上で前記原稿の読み取りを行う読取装置において、
    前記原稿を前記搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送手段と、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在であり、前記読取位置で前記原稿を読み取る読取手段と、
    前記搬送路上に残留する前記原稿を検知する原稿検知手段と、
    前記搬送路上に残留する前記原稿を排出する排出手段と、
    原稿検知手段により前記搬送路上に残留する原稿が検知された場合に、前記読取手段を移動させることなく、前記排出手段により前記搬送路上に残留する原稿を排出させる制御手段とを備えたことを特徴とする読取装置。
  13. 原稿の搬送路上で前記原稿の読み取りを行う読取制御方法において、
    前記原稿を前記搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送ステップと、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取ステップと、
    前記搬送路上に残留する前記原稿を検知する原稿検知ステップと、
    原稿検知ステップにおいて前記搬送路上に残留する原稿が検知された場合に、前記読取手段を移動させることなく、前記搬送路上に残留する原稿を排出する排紙ステップとを有することを特徴とする読取制御方法。
  14. 原稿の搬送路と記録媒体の搬送路とが共通する共通搬送路上で原稿の読み取りおよび記録媒体への記録を行う読取記録制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記読取記録制御方法は、
    前記原稿を前記共通搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送ステップと、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取ステップと、
    前記記録媒体を前記共通搬送路上の記録位置に搬送する記録媒体搬送ステップと、
    前記記録位置と該記録位置から離れた記録待機位置とに移動自在な記録手段によって前記記録位置で前記記録媒体に画像を記録する記録ステップと、
    前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を検知する搬送媒体検知ステップと、
    該検知された前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記原稿であるか前記記録媒体であるかを判別する残留搬送媒体判別ステップと、
    前記残留搬送媒体判別ステップにおいて前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記原稿であると判別された場合、前記読取手段を移動させることなく、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿を排出する排紙ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  15. 原稿の搬送路上で前記原稿の読み取りを行う読取制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記読取制御方法は、
    前記原稿を前記搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送ステップと、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取ステップと、
    前記搬送路上に残留する前記原稿を検知する原稿検知ステップと、
    該原稿検知ステップにおいて前記搬送路上に残留する原稿が検知された場合に、前記読取手段を移動させることなく、前記搬送路上に残留する原稿を排出する排紙ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  16. 原稿の搬送路と記録媒体の搬送路とが共通する共通搬送路上で原稿の読み取りおよび記録媒体への記録を行う読取記録制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムは、
    前記原稿を前記共通搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送モジュールと、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取モジュールと、
    前記記録媒体を前記共通搬送路上の記録位置に搬送する記録媒体搬送モジュールと、
    前記記録位置と該記録位置から離れた記録待機位置とに移動自在な記録手段によって前記記録位置で前記記録媒体に画像を記録する記録モジュールと、
    前記共通搬送路上に残留する搬送媒体を検知する搬送媒体検知モジュールと、
    該検知された前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記原稿であるか前記記録媒体であるかを判別する残留搬送媒体判別モジュールと、
    前記残留搬送媒体判別モジュールにおいて前記共通搬送路上に残留する搬送媒体が前記原稿であると判別された場合、前記読取手段を移動させることなく、前記共通搬送路上に残留する搬送媒体である前記原稿を排出する排紙モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  17. 原稿の搬送路上で前記原稿の読み取りを行う読取制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、前記プログラムは、
    前記原稿を前記搬送路上の読取位置に搬送する原稿搬送モジュールと、
    前記読取位置と該読取位置から離れた読取待機位置とに移動自在な読取手段によって前記読取位置で前記原稿を読み取る読取モジュールと、
    前記搬送路上に残留する前記原稿を検知する原稿検知モジュールと、
    該原稿検知目ジュールにおいて前記搬送路上に残留する原稿が検知された場合に、前記読取手段を移動させることなく、前記搬送路上に残留する原稿を排出する排紙モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
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