JP2021185038A - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2021185038A
JP2021185038A JP2021137314A JP2021137314A JP2021185038A JP 2021185038 A JP2021185038 A JP 2021185038A JP 2021137314 A JP2021137314 A JP 2021137314A JP 2021137314 A JP2021137314 A JP 2021137314A JP 2021185038 A JP2021185038 A JP 2021185038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power mode
thermal head
printer
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021137314A
Other languages
English (en)
Inventor
直行 服部
Naoyuki Hattori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2021137314A priority Critical patent/JP2021185038A/ja
Publication of JP2021185038A publication Critical patent/JP2021185038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】複数の電力モードを有し、状況に応じた必要最低限の電力を供給できるように段階的に電力を切り替えるプリンタを提供する。【解決手段】搬送部は記録媒体を搬送する。サーマルヘッドは複数の発熱素子を備え、発熱素子を発熱することで記録媒体に印字を行う。プラテンローラは搬送路を介してサーマルヘッドと対向して設けられる。離間検出部はサーマルヘッドとプラテンローラとが当接された状態である第1の姿勢であるか、サーマルヘッドとプラテンローラとが離間した状態であり、記録媒体の設置及び取り外しが可能な第2の姿勢であるかを検出する。電力制御部は離間検出部が検出したサーマルヘッドとプラテンローラとの状態が、第1の姿勢である場合は第1の電力モードで電力を供給し、第2の姿勢である場合は第2の電力モードで電力を供給するよう制御する。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、複数の電力モードを有し、状況に応じて電力を切り替えるプリンタに関する。
従来、サーマルヘッドとプラテンローラとの間の付勢を解除し互いに離間させる(以降、ヘッドアップとする)ことで無印字状態のまま所定時間が経過せずとも通常の電力モードから消費電力を抑えた電力モード(以降、省電力モードとする)に切り替わるプリンタが知られている。この省電力モードは用紙を停止位置に停止させておくためにモータを停止させておく電力、およびサーマルヘッドのヘッドアップ状態を検出するための最小限の電力のみを供給する状態である。
しかしながら、従来の技術ではプリンタが省電力モードに切り替わるとその他の機能が使えず通常の電力モードと省電力モードとの間で相互に切り替えながら使用する必要があった。
特開2004−326368号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、必要最低限の電力を供給できるように段階的に電力を切り替えることができるプリンタを提供することである。
上記課題を解決するために、本実施形態のプリンタは、搬送部と、サーマルヘッドと、プラテンローラと、当接離間部と、離間検出部と、電力制御部と備える。
搬送部は用紙を搬送する。サーマルヘッドは複数の発熱素子を備え、発熱素子を発熱することで用紙に印字を行う。プラテンローラは搬送路を介してサーマルヘッドと対向して設けられる。当接離間部はサーマルヘッドとプラテンローラとを当接または離間させる。離間検出部はサーマルヘッドと、プラテンローラとが離間した状態であることを検出する。前記当接離間部がサーマルヘッドと前記プラテンローラとが当接していることを検出している場合は第1の電力モードで電力を供給し、前記当接離間部がサーマルヘッドと前記プラテンローラとが離間していることを検出している場合は前記第2の電力モードで電力を供給するよう制御する。
第1の実施形態に係るプリンタの斜視図。 第1の実施形態に係るプリンタの断面図。 第1の実施形態に係るプリンタのカバー開放時の斜視図。 第1の実施形態に係るプリンタの制御ブロック図。 第1の実施形態に係る電力モードの移行を示したフローチャート。 第2の実施形態に係る電力モードの移行を示したフローチャート。 第3の実施形態に係る電力モード移行条件の表。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態に係るプリンタ1の斜視図である。以下の説明ではラベルプリンタを例に説明する。
プリンタ1は、プリンタエンジンを格納する制御ボックス10と、ヒンジ12により制御ボックス10と回動可能に接続されたカバー14を有する。また、カバー14の正面には、印刷されたラベルおよび用紙Dを排出する排出口16を設ける。制御ボックス10の正面には、操作部18と、操作情報や操作メニューを表示する表示部19を設けている。表示部19は、例えば液晶画面等を用いて構成される。
図2はプリンタ1の断面図である。本実施形態のプリンタ1は、筐体内において、用紙保持軸20、リボン巻取軸22、リボン保持軸24、搬送部26、ラベルセンサ28、印字ユニット30および排出口16を有する。
ここで、ラベルプリンタで印字に用いられる用紙Dは台紙にラベルが貼着されたものである。ラベルは台紙との接地面に粘着層を有しており、必要に応じてラベルと台紙を剥離することができる。用紙ロール20aは用紙Dをロール状に巻いたものであり、用紙保持軸20によって回動可能に保持されている。
用紙保持軸20は、用紙ロール20aを保持する回動可能な保持軸である。用紙保持軸20は、後述する搬送部26による用紙Dの搬送に合わせて用紙ロール20aを回動することで用紙Dを搬送路に沿って図中矢印A方向へ送り出す。
リボン巻取軸22はインクリボンロール24aを保持する回動可能な軸である。インクリボンロール24aはインクリボンをロール状に巻いたものである。リボン巻取軸22が回動することにより、後述するリボン保持軸24から引き出されたインクリボンは図中矢印B方向へ搬送され、後述する印字ユニット30を経由してリボン巻取軸22に巻き取られる。
リボン保持軸24はインクリボンロール24aを回動可能に保持する保持軸である。印字する際、リボン保持軸24はリボン巻取軸22の回転に合わせて回転することでインクリボンロール24aから矢印B方向へインクリボンを送り出す。
送り出されたインクリボンは、搬送路に沿って印字ユニット30の上流側で用紙Dと合流する。インクリボンは印字ユニット30を通過後、上方に経路を変更しリボン巻取軸22にて巻き取られる。インクリボンは印字ユニット30を通過する際、用紙Dと同一速度で、且つ重なった状態で搬送されることでサーマルヘッド30bからの熱を受けて用紙Dにインクを転写する。尚、搬送路に沿ってリボン保持軸24と印字ユニット30との間にはガイドシャフト32が設けられている。ガイドシャフト32は搬送されるインクリボンに対し張りを与えるものでインクリボンのしわの発生などを防ぐ。
搬送部26は、搬送ローラ26aと、搬送路を介して搬送ローラ26aと対向して備えられるピンチローラ26bとを有する。搬送ローラ26aはピンチローラ26bに付勢されており、搬送部26はこれらのローラが回転駆動することで両ローラ間の用紙Dを搬送路に沿って搬送し、後述する排出口16まで搬送する。
ラベルセンサ28は、搬送路に沿って搬送部26と印字ユニット30との間に設けられるセンサである。ラベルセンサ28は用紙D上のラベルの有無を検知するセンサである。ラベルセンサ28として光透過センサや光反射センサなどが用いられる。
図示しないリボンエンドセンサはリボン保持軸24から搬送されるリボンの有無を検出する。リボンエンドセンサは例えばインクリボンロール24aと印字ユニット30の間に設けられる。インクリボンの終端には銀の膜体が貼設されており、リボンエンドセンサはこの膜体を検出すると制御部40へリボン切れ状態であること知らせる信号を送る。
印字ユニット30は、プラテンローラ30a、サーマルヘッド30b、ヘッド移動機構30cおよびヘッドブロックカバー30dを有する。プラテンローラ30aとサーマルヘッド30bは搬送路を介して対向配置される。印字を行う際、インクリボンおよび用紙Dはプラテンローラ30aとサーマルヘッド30bとの間を通すようにセットされる。印字ユニット30は、サーマルヘッド30bをプラテンローラ30aへ付勢することで用紙Dに対して印字を行う。この時サーマルヘッド30bがインクリボンおよび用紙Dに熱を加え、プラテンローラ30aが回転駆動することでインクリボンおよび用紙Dを搬送路に沿って搬送する。
サーマルヘッド30bはプラテンローラ30aの軸線方向に沿って、用紙Dの搬送方向と直角な方向(主走査方向)に所定間隔で複数配置される発熱機構を有する。この発熱機構が用紙Dとインクリボンに対して熱を加えることで印字を行う。
ヘッド移動機構30cは、印字の際はサーマルヘッド30bを降下することで、サーマルヘッド30bをプラテンローラ30aに付勢させる。一方、印字を行わない場合はサーマルヘッド30bを上昇させ、サーマルヘッド30bをプラテンローラ30aから離間させる。サーマルヘッド30bおよびヘッド移動機構30cはヘッドブロックカバー30dによって保持されている。
印字ユニット30はさらにヘッドアップレバー30eを備える(図3参照)。ヘッドアップレバー30eはサーマルヘッド30bを筐体上方へ移動させるためのレバーである。図3のヘッドアップレバー30eはプラテンローラ30aとサーマルヘッド30bを当接させる位置にある。この状態からヘッドアップレバー30eが矢印C方向へ90度回転することでヘッドアップレバー30eと連動して回転する軸に設けられたカム(図示せず)がサーマルヘッド30bをプラテンローラ30aから離間させる。以下の説明では、サーマルヘッド30bがプラテンローラ30aから離間し上方へ移動することをヘッドアップ状態とし、サーマルヘッド30bがプラテンローラ30aに付勢され印字位置にあることをヘッドダウン状態とする。ユーザはインクリボンや用紙Dを設置又は取り外す際はこのヘッドアップレバー30eによりサーマルヘッド30bを筐体上方へ移動させヘッドアップ状態にして作業を行う。
尚、インクリボンの消費を抑えるため、印字ジョブ中の無印字領域でプラテンローラ30aとサーマルヘッド30bとの付勢を解除しインクリボンの搬送を止める制御を行うものがある。この場合のサーマルヘッド30bの状態もヘッドアップと称されることがあるが、本願でいうヘッドアップとは上述したようにヘッドアップレバー30eにより手動でプラテンローラ30aとサーマルヘッド30bとの付勢を解除した状態を指すものとする。
印字ユニット30はさらにスリットセンサ(図示せず)が設けられている。スリットセンサは、発光部と受光部が互いに対向するように設置されたセンサである。ヘッドアップレバー30eによりサーマルヘッド30bがヘッドアップ状態となると発光部と受光部の間に遮蔽板が入り信号を遮断する。これにより制御部はサーマルヘッド30bがヘッドアップ状態であることを判断する。
排出口16は搬送されてきた用紙Dを排出する。尚、本実施形態では印字を終えた用紙Dを排出口16から排出する例を説明するが、装置内部の排出口16の近傍に剥離ガイドを配置してもよい。剥離ガイドは、用紙Dを排出口16の直前で急角度に折曲げることにより、台紙からラベルを剥離させるものであり、剥がしたラベルを排出口16から排出する。尚、この剥離ガイドを使用する場合、台紙は台紙巻取り機構によって巻き取るようにすればよい。
図4は本実施形態のプリンタ1に係る制御ブロック図である。プリンタ1は、制御部40として、プロセッサ42、ROM44、RAM46、表示制御部48、通信制御部50、操作制御部52、画像生成部54、ヘッド制御部56、搬送制御部58、第1のモータ制御部60、第2のモータ制御部62、タイマー64、電力制御部66を備える。これらのものは、バスによって互いに通信可能に接続されている。
制御部40は全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)或いはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ52とメモリを有する。メモリは、例えば、半導体メモリであり、各種制御プログラムを格納するROM44(Read Only Memory)と、プロセッサ42に一時的な作業領域を提供するRAM46(Random Access Memory)を有する。ROM44には、操作情報や設定情報、動作プログラム等が格納され、RAM46には、各種の処理情報が格納される。制御部40は、ROM44に格納された各種プログラム等に基づいて、プリンタ1の各部を制御する。
表示制御部48は、表示部19を制御する。例えば、表示制御部48は、各種制御情報や操作情報等を表示部19に表示させる。またプリンタ1の動作エラーが発生した際に、表示制御部48はその旨を表示部19へ表示することでユーザに報知したりエラーの解除方法を指示したりする。
通信制御部50は、図示しない通信部を用いて外部装置と通信を行う。通信部は例えばネットワークで接続されたPCから印字コマンドを取得する。その場合、装置内各部は通信部で得られた情報を基に処理を行う。
操作制御部52はユーザが操作部18や通信部を介して外部装置から入力した各種設定情報や操作情報を制御部40へ送る。この情報は表示部19などに表示しても良い。
画像生成部54は、通信部が外部装置から取得した情報から文字や二次元バーコードなどラベルに印字する画像のイメージ作成しバッファ上に描画する。
ヘッド制御部56は、画像生成部54により生成された画像データに基づいてヘッド移動機構30cを制御する。ヘッド制御部56は、ヘッド移動機構30cが有するソレノイドに通電を行うことで磁力によりサーマルヘッド30bを持ち上げてプラテンローラ30aから離間させる。また、ヘッド制御部56は、ヘッド移動機構30cのソレノイドへの通電を停止することでサーマルヘッド30bをプラテンローラ30aに付勢させる。またヘッド制御部56は、サーマルヘッド30bの発熱素子の発熱状態を制御する。これにより印字ユニット30によるラベルへの印字・非印字の制御を行う。
第1のモータ制御部60は、用紙ロール20a、プラテンローラ30a、搬送ローラ26aおよびピンチローラ26b等を回転駆動させるモータを制御する。また第2のモータ制御部64は、リボン巻取軸22を駆動するリボンモータの回転を制御する。尚、サーマルヘッド30bがヘッドアップされプラテンローラ30aと離間した状態では、第2のモータ制御部64は、リボンモータの駆動を停止させ、インクリボンの消費を抑える。
タイマー64は所定の時間を計測する。所定の時間とは、例えば印字ジョブが終了したりエラーが発生したりすることにより印字が停止した時に計測が開始される時間である。計測を開始したタイマー64は、操作部18が操作を受け付けると時間の計測を終了し時間をリセットする。尚、タイマー64が時間の計測を開始/終了するタイミングは上記の例に限らない。タイマー64は印字ユニット30がヘッドアップ状態になった時やエラーが解消された時に時間の計測を終了しても良い。本実施形態のプリンタ1は、タイマー64が計測する時間が予め設定した時間を超えた場合、後述するように第3の電力モードへ移行する。
電力制御部66は、プリンタに供給する電力を制御する。例えば、電力制御部66は幾つかの電力モードに基づいてプリンタの各部に電力を供給したり電力の供給を停止したりする。
ここで、本実施形態のプリンタ1における電力制御部66の各電力モードの制御について説明する。まず、以下の説明において、プリンタ1各部に電力が供給されて用紙Dへ印字可能な状態を第1の電力モードとする。また、第1の電力モードに対し搬送モータ、リボンモータおよびサーマルヘッド30bを駆動するための電力供給を止めた状態を第2の電力モードとする。つまり第2の電力モードでは表示部19に電力が供給された状態であるため、例えば印字ユニット30をヘッドアップしてユーザが作業を行う場合やプリンタ1内でエラーが発生した場合でも表示制御部48は適切な操作方法を表示部19へ表示することが出来る。また、通信部がジョブを受け取ってからプリンタ1が第1の電力モードへ移行するための必要最低限の電力のみを供給し、その他の電力供給を止めた状態を第3の電力モードとする。すなわち、各電力モードで消費する電力量の関係は、第1の電力モード>第2の電力モード>第3の電力モードとなる。尚、ここでは電力制御部66による電力モードを3つとして説明するが、これに限定するものではない。ユーザの用途に合わせて電力モードを4つ以上に設定しても良い。
制御部40は、スリットセンサの発光部と受光部の間に遮蔽板が挿入され発光部が発する光がこの遮蔽板に遮られ受光部には感知されなくなると、サーマルヘッド30bがヘッドアップ状態であることを検知する。制御部40はサーマルヘッド30bがヘッドアップ状態であることを検知するとプリンタ1を第1の電力モードから第2の電力モードに移行させる。また、プリンタ1はヘッドアップ/ダウンの状態に依らず無操作の状態でタイマー64が測定する時間が所定の時間を超えると第2の電力モードまたは第3の電力モードに移行する。
図5は本実施形態のプリンタ1における電力モード移行処理を示したフローチャートである。以下の説明は印字ジョブが終了した直後の制御部40の処理を例にとって説明する。よってプリンタ1の電力供給の状態は第1の電力モードであるとして説明を開始する。また以下の説明では、電力制御部66はタイマー64が測定する時間が予め設定した第1の時間を超えるとプリンタ1に供給する電力を第1の電力モードから第2の電力モードへ移行させる。さらにタイマー64が測定する時間が予め設定した第2の時間を超えると第2の電力モードから第3の電力モードへ移行する。
まず印字ジョブはプリンタ1が第1の電力モードの状態で稼働するため、印字ジョブが終了した直後も制御部40はプリンタ1の各部に供給する電力を第1の電力モードとして制御する(ACT100)。制御部40は操作部18が操作を受け付けるまで第1の電力モードで待機する(ACT101)。タイマー64は待機時間の計測を開始し無操作状態および印字ジョブを取得しないまま第1の時間が経過すると(ACT102、YES)、制御部40は、プリンタ1へ供給する電力を第2の電力モードへ移行させる(ACT103)。制御部40は第1の時間が経過する前に(ACT102、NO)、ヘッドアップ状態となったことを検知しても(ACT104、YES)、プリンタ1へ供給する電力を第2の電力モードに移行させる(ACT103)。尚、プリンタ1が第2の電力モードに移行すると、タイマー64はリセットされる。ACT104にて、ヘッドアップ状態となっていなければ(ACT104、NO)制御部40はその状態で待機する(ACT101)。
制御部40は第2の電力モードに移行したプリンタ1をその状態で待機させる(ACT105)。タイマー64は待機時間の計測を開始し無操作状態および印字ジョブを取得しないまま第2の時間が経過するまでプリンタ1を待機させる(ACT106、NO)。待機時間を計測し第2の時間を経過した場合(ACT106、YES)、制御部40はプリンタ1を第3の電力モードに移行させる(ACT107)。以上により制御部40は一連の電力モード移行処理を終了する。
尚、ユーザが作業する際、印字ユニット30をヘッドアップ状態にして作業を行うことが想定されるため、通常は第2の時間は第1の時間より長い時間であることが望ましい。これによりヘッドアップ状態での作業中にも消費電力を抑えつつ表示部19の表示を継続し作業上の利便性を図ることができる。
尚、制御部40は上記処理の途中で通信部が印字ジョブを受け取った場合は第1の電力モードへ移行するようにしてもよい。
以上より、本実施形態のプリンタ1はヘッドアップ状態を第2の電力モードへ移行の条件とすることでヘッドアップ状態でも作業する際に消費電力を抑えつつ表示部の表示を継続し作業の利便性を図ることが出来る。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態に係るプリンタ1について説明する。
プリンタ1の内部構成は第1の実施形態と同様であるため省略する。
本実施形態のプリンタ1は、エラーの発生および所定の時間の経過を第2の電力モードへの移行の条件とする。また、プリンタ1はエラーの状態に依らず無操作の状態で所定時間が経過すると第2の電力モードに移行する。所定時間とは、例えば1分である。
主なエラーの原因としてプリンタ1内での紙詰まりやインクリボン切れなどが挙げられる。これらのエラーは、例えばラベルセンサ28の受光部が異常な受光量を検出する、またはリボンエンドセンサがリボン切れを検出するなどの方法により検出される。制御部40はこれらのエラーを検知するとプリンタ1を第1の電力モードから第2の電力モードへ移行させる。ここで、第2の電力モードでは表示部19は電力の供給を受けている状態であるため、表示制御部48は表示部19にエラーの発生およびエラーの解消手段を表示させる。
図6は本実施形態のプリンタ1の電力モード移行処理を示したフローチャートである。以下、プリンタ1は第1の電力モードで印字をせず待機している状態から説明する。以下の説明では、電力制御部66はタイマー64が測定する時間が予め設定した第1の時間を超えるとプリンタ1を第1の電力モードから第2の電力モードへ移行させる。また、電力制御部66はタイマー64が測定する時間が予め設定した第2の時間を超えるとプリンタ1を第2の電力モードから第3の電力モードへ移行する。
まず、プリンタ1は各部に電力が供給された第1の電力モードであり、制御部40は次の印字ジョブがなければその状態で待機する(ACT200)。タイマー64は待機時間を計測し、無操作状態で第1の時間が経過すると(ACT201、YES)、制御部40は、プリンタ1を第2の電力モードへ移行させる(ACT208)。第1の時間が経過する前に(ACT201、NO)通信部がジョブを取得し印字操作を受けると(ACT202、YES)制御部40はプリンタ1に印字を開始させる(ACT203)。この際、各種センサが印字中にリボン切れや紙詰まりなどのエラーが発生したことを検知すると(ACT204、YES)、制御部40はプリンタ1を第2の電力モードに移行させる(ACT208)。各種センサがエラーの発生を検知しなければ(ACT204、NO)制御部40はプリンタ1に印字動作を継続させる(ACT205)。その後、印字が終了すると(ACT206)制御部40は処理をACT200へ戻す(ACT207)。
ACT208でプリンタの電力モードが第2の電力モードへ移行した後、タイマー64は時間の計測を開始し、第2の時間が経過するまで待機する(ACT209、NO)。タイマー64が時間の計測と開始してから第2の時間が経過すると(ACT209、YES)制御部40はプリンタ1を第3の電力モードへ移行させる(ACT210)。以上より制御部40は一連の電力モード移行の処理を終了する。尚、制御部1は電力モードを第2の電力モードまたは第3の電力モードで制御している間に各種センサがエラーの解消を検知した場合はACT203へ処理を戻し印字を再開しても良い。
以上により、エラー発生を第2の電力モードへの移行の条件とすることで所定時間の経過を待つことなくエラー発生時から消費電力を必要最低限に抑えることができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態に係るプリンタ1について説明する。プリンタ1の内部構成は第1の実施形態と同じであるため省略する。
本実施形態のプリンタ1は第2の電力モード及び第3の電力モードへの移行の条件をユーザが用途に合わせて適宜設定することが出来る。この設定については図7を用いて説明する。
例えば第1の電力モード、第2の電力モードおよび第3の電力モードの各電力モードへの移行の条件として以下のものが挙げられる。
第1の電力モード :印字ジョブを取得するorエラーが解消されるorヘッドダウン状態になる
第2の電力モード :エラーが発生するor無印字状態で設定された時間が経過するor第1の電力モードでヘッドアップ状態になる
第3の電力モード :エラーが発生するor無印字状態で設定された時間が経過するor第2の電力モードでヘッドアップ状態になる
尚、これらは各電力モードへ移行の条件を例示したものであり、これらに限定されるものではない。
図7は各電力モードへの移行条件の組み合わせである電力モード移行テーブルの一例を示す表である。例えばユーザが電力モード移行の条件として操作部18などから(1)を選択したとする。この場合、第1の電力モードへの移行の条件は印字ジョブの取得、第2の電力モードへ移行の条件はエラーの発生、第3の電力モードへの移行は設定された時間が経過、となるように設定される。
尚、これらの組み合わせはユーザがPCなどを用いることで自在に設定できるようにすることが望ましい。また、表示部19に図7の表を表示させ、ユーザが各電力モードへの移行の条件を選んでも良い。例えば、図7においてユーザが第1の電力モードへの移行の条件“ジョブを取得する”、第2の電力モードへの移行の条件“ヘッドアップ状態になる”、第3の電力モードへの移行の条件“設定された時間が経過”、を選択することで自由に条件設定しても良い。
以上により、様々な条件でプリンタが第2の電力モード及び第3の電力モードへ移行できるようにすることで、所定時間の経過を待つことなくユーザの使用しやすい形態で消費電力を必要最低限に抑えることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…プリンタ
18…操作部
19…表示部
20…用紙保持軸
20a…用紙ロール
22…リボン巻取軸
24…リボン保持軸
24a…インクリボンロール
26…搬送部
28…ラベルセンサ
30…印字ユニット
30e…ヘッドアップレバー

Claims (5)

  1. 搬送路に沿って用紙を搬送する搬送部と、
    複数の発熱素子を備え、前記発熱素子を発熱することで前記搬送部が搬送する前記用紙に印字を行うサーマルヘッドと、
    前記搬送路を介して前記サーマルヘッドと対向して設けられるプラテンローラと、
    前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとを当接または離間させる当接離間部と、
    前記当接離間部によって前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとが離間した状態であることを検出する離間検出部と、
    前記当接離間部がサーマルヘッドと前記プラテンローラとが当接していることを検出している場合は第1の電力モードで電力を供給し、前記当接離間部がサーマルヘッドと前記プラテンローラとが離間していることを検出している場合は前記第1の電力モードよりも小さい電力である第2の電力モードで電力を供給するよう制御する電力制御部と、を備えたプリンタ。
  2. 搬送路に沿って用紙を搬送する搬送部と、
    複数の発熱素子を備え、前記発熱素子を発熱することで前記搬送部が搬送する前記用紙に印字を行うサーマルヘッドと、
    前記搬送路を介して前記サーマルヘッドと対向して設けられるプラテンローラと、
    エラーが発生したことを検出するエラー検出部と、
    前記エラー検出部がエラーを検出していない場合は第1の電力モードで電力を供給し、前記エラー検出部がエラーを検出している場合は前記第1の電力モードよりも小さい電力である第2の電力モードで電力を供給するように制御する電力制御部と、を備えたプリンタ。
  3. 時間を測定するタイマーをさらに備え、
    前記電力制御部は前記タイマーが計測する時間が予め設定された第1の時間を超えた場合に前記第2の電力モードで電力を供給し、前記タイマーが計測する時間が予め設定された第2の時間を超えた場合に前記第2の電力モードよりも低い電力である第3の電力モードで電力を供給する請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 前記第1の時間および第2の時間は印字が停止してから経過する時間である請求項3に記載のプリンタ。
  5. 複数の電力モードと、当該複数の電力モードの移行の条件をひも付ける電力モード条件テーブルを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記電力制御部は前記電力モード条件テーブルの前記複数の電力モードの移行の条件に基づいて前記複数の電力モード間で電力モードを切り替える請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプリンタ。
JP2021137314A 2018-01-15 2021-08-25 プリンタ Pending JP2021185038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021137314A JP2021185038A (ja) 2018-01-15 2021-08-25 プリンタ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004541A JP6951264B2 (ja) 2018-01-15 2018-01-15 プリンタ
JP2021137314A JP2021185038A (ja) 2018-01-15 2021-08-25 プリンタ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004541A Division JP6951264B2 (ja) 2018-01-15 2018-01-15 プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021185038A true JP2021185038A (ja) 2021-12-09

Family

ID=67397322

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004541A Active JP6951264B2 (ja) 2018-01-15 2018-01-15 プリンタ
JP2021137314A Pending JP2021185038A (ja) 2018-01-15 2021-08-25 プリンタ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004541A Active JP6951264B2 (ja) 2018-01-15 2018-01-15 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6951264B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7483575B2 (ja) 2020-09-24 2024-05-15 東芝テック株式会社 プリンタ装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829441U (ja) * 1981-08-19 1983-02-25 株式会社リコー サ−マルヘツド保護装置
JPH04366653A (ja) * 1991-06-14 1992-12-18 Fuji Photo Film Co Ltd サーマルプリンタ装置のサーマルヘッド保護装置
JPH0522834A (ja) * 1991-07-05 1993-01-29 Hitachi Ltd 情報処理装置
JPH09286127A (ja) * 1996-04-23 1997-11-04 Seiko Epson Corp サーマルプリンタ
US5902054A (en) * 1996-01-31 1999-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Energy saving image edging method and device
JP2003291388A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Alps Electric Co Ltd 熱転写印刷装置
JP2008194962A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Seiko Epson Corp 動作制御装置、電子機器、動作制御方法、および、プログラム
JP2016165828A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 ブラザー工業株式会社 印刷装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829441U (ja) * 1981-08-19 1983-02-25 株式会社リコー サ−マルヘツド保護装置
JPH04366653A (ja) * 1991-06-14 1992-12-18 Fuji Photo Film Co Ltd サーマルプリンタ装置のサーマルヘッド保護装置
JPH0522834A (ja) * 1991-07-05 1993-01-29 Hitachi Ltd 情報処理装置
US5902054A (en) * 1996-01-31 1999-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Energy saving image edging method and device
JPH09286127A (ja) * 1996-04-23 1997-11-04 Seiko Epson Corp サーマルプリンタ
JP2003291388A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Alps Electric Co Ltd 熱転写印刷装置
JP2008194962A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Seiko Epson Corp 動作制御装置、電子機器、動作制御方法、および、プログラム
JP2016165828A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 ブラザー工業株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019123131A (ja) 2019-07-25
JP6951264B2 (ja) 2021-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10167103B2 (en) Printing apparatus, control method and non-temporary recording medium
US10434802B2 (en) Printing apparatus and control method of printing apparatus
US10589555B2 (en) Printer and method for automatically eliminating slackness of printing medium
JP2010082915A (ja) ラベルプリンタ
JP2021185038A (ja) プリンタ
JP2014139102A (ja) プリンタ装置
JP7475165B2 (ja) 記録装置、制御方法、およびプログラム
JP2010064272A (ja) サーマルプリンタおよびその制御方法
JP2017094642A (ja) 熱転写方式のプリンタ
JP6591515B2 (ja) 印刷装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2019064751A (ja) 媒体供給ユニットおよび画像形成装置並びに媒体セット状態検出方法
JP6655362B2 (ja) 印刷装置及び搬送方法
JP2018065674A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP4839842B2 (ja) 情報処理装置の制御方法及び情報処理装置
JP7455586B2 (ja) ラベルプリンタ及びラベルプリンタ制御プログラム
JP2018065677A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2018065676A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2016078898A (ja) 印刷装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2018065675A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2004249536A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2000191179A (ja) 印刷装置
JP5417362B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
CN117984668A (zh) 打印机
JP2009131997A (ja) 画像記録装置及び連続媒体の待機方法
JP2017080983A (ja) 熱転写方式のプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210825

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220616