JP2000191179A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2000191179A
JP2000191179A JP10371222A JP37122298A JP2000191179A JP 2000191179 A JP2000191179 A JP 2000191179A JP 10371222 A JP10371222 A JP 10371222A JP 37122298 A JP37122298 A JP 37122298A JP 2000191179 A JP2000191179 A JP 2000191179A
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unit
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JP10371222A
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Yoshimune Motoyanagi
吉宗 本柳
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の長さが不足している場合での搬送動作を
禁止してエラーを事前に防止する。 【解決手段】搬送ローラ15a,15bと搬送ローラ1
6a,16bとが所定の距離Lをおいて設けられ、用紙
10を矢印B方向に搬送する場合において、用紙収納部
11の用紙支持部材12に支持された用紙10の先端か
ら用紙搬送方向(矢印B方向)に所定の距離Lを超えな
い位置(所定距離Mの位置)で、用紙センサ20により
用紙10を検出する。そして、印刷開始時に用紙センサ
20により用紙センサ20が検出されなかった場合に搬
送動作を非動作状態とする。これにより、用紙10の長
さが不足している場合での搬送動作を禁止してエラーを
未然に防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送路に設置され
た搬送ローラで用紙を搬送しながら印刷を行なう印刷装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のシリアルプリンタ等の印
刷装置では、用紙搬送路の上流と下流に給紙ローラと排
出ローラとを備え、装置本体内に印刷媒体として供給さ
れた用紙を用紙搬送路の上流に設置された給紙ローラで
印刷位置まで送りながら、印刷ヘッドにより用紙上に印
刷を施し、その印刷途中で搬送路の下流に設置された排
出ローラに用紙を受け渡して排出ローラによって印刷後
の用紙を装置外へ排出している。
【0003】このような給紙ローラと排出ローラからな
る用紙搬送機構を有する印刷装置において、用紙の搬送
方向の長さが前記2つのローラ間の間隔よりも短い場合
には、用紙を上流側の給紙ローラから下流側の排出ロー
ラに受け渡して搬送することができず、用紙が用紙搬送
路の途中で停止する搬送エラーが生じる。
【0004】従来の印刷装置では、印刷時に用紙の長さ
に関係なく用紙の搬送を行なうため、用紙搬送路に沿っ
て所定の間隔で配設される複数の搬送ローラ対して用紙
の長さが不足している場合に、装置内に給紙された用紙
が装置内で搬送不能となって紙詰まり等のトラブルが生
じる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、用紙の長さに関係なく用紙を搬送していたため、印
刷媒体としての用紙の種類(長さ)によっては、その搬
送途中で用紙を送ることができなくなり、エラーとなる
可能性があった。搬送途中でエラーになると、その用紙
を装置本体内から除去し、新たな用紙をセットして印刷
を再開するなどの面倒な作業が必要となり、その手間だ
けでなく、用紙を無駄に費やすなどの問題があった。
【0006】本発明は前記のような問題に鑑みなされた
もので、用紙の長さが搬送可能な長さより不足する場合
に用紙の搬送動作を禁止して紙ジャムの発生を事前に防
止することのできる印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置は、用
紙搬送路の上流と下流に所定の距離をおいて設けられた
第1及び第2の搬送ローラを有する用紙搬送手段と、前
記第1及び第2の搬送ローラの間に設けられた用紙に印
刷を行なう印刷手段と、前記用紙搬送路の上流側に設け
られた印刷前の用紙を支持する用紙支持部と、この用紙
支持部に支持された用紙の先端から用紙搬送方向に前記
所定の距離を超えない位置で前記用紙支持部上の用紙を
検出する検出手段と、印刷開始時に、前記検出手段によ
り用紙が検出されなかった場合に、前記搬送手段を動作
させない制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、第1及び第2の
搬送ローラにより用紙を搬送しながら印刷を行なう印刷
装置において、印刷開始時に、用紙支持部に支持された
用紙の先端から用紙搬送方向に前記第1及び第2の搬送
ローラの間隔に相当する所定の距離を超えない位置で前
記用紙支持部上の用紙の有無が検出される。その結果、
当該位置で用紙が検出されなかった場合には、用紙の長
さが前記所定の距離を満足していないものと判断して、
搬送手段を動作させない。これにより、装置内部での搬
送過程で搬送不能となるようなサイズの用紙を装置内に
給紙することがなくなり紙ジャムの発生を未然に防ぐこ
とができる。
【0009】また、印刷開始時に用紙が検出されなかっ
た場合に、その旨を例えばメッセージ表示等により報知
する報知手段を備えることで、用紙の長さが不足して印
刷ができないことを事前にユーザに知らしめることがで
き、用紙の取り替えるなどの対処を速やかに行なわせる
ことができる。
【0010】更に、本発明は、前記第1の搬送ローラの
位置で用紙の先端を検出する用紙先端検出手段を備え、
前記制御手段は、前記用紙先端検出手段により用紙の先
端が検出されたときに、前記検出手段により用紙が検出
されない場合に、前記搬送手段を動作させないことを特
徴とする。
【0011】このような構成によれば、第1の搬送ロー
ラの位置で用紙の先端が検出されたときに、用紙支持部
に支持された用紙の先端から用紙搬送方向に前記第1及
び第2の搬送ローラの間隔に相当する所定の距離を超え
ない位置で前記用紙支持部上の用紙の有無が検出され
る。したがって、例えば用紙を手差しにより第1の搬送
ローラの位置まで挿入して印刷を行なうような場合で
も、前記同様に、当該位置で用紙が検出されなかった場
合には、用紙の長さが前記所定の距離を満足していない
ものと判断して、搬送手段を動作させない。そのときの
用紙の搬送動作が非動作状態となる。これにより、装置
内部で搬送不能となるようなサイズの用紙を装置内部に
搬送することがなくなり紙ジャムの発生を未然に防ぐこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0013】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態における印刷装置の機構部の構成を示す側面図
である。図中の10は印刷媒体として用いられる用紙で
ある。
【0014】第1の実施形態では、装置本体の給紙部に
着脱自在に取り付けられる用紙収納部11を備えてい
る。この用紙収納部11は、複数枚の用紙10が積層さ
れて載置される用紙支持部材12を有する。この用紙支
持部材12は、用紙収納部11の基台の先端側(装置本
体の給紙部側)に取り付けられたバネ13により、後端
側の軸12aを支点に上方向に付勢されている。これに
より、用紙収納部11を給紙部に装着した状態で、用紙
支持部材12上に載置された最上部の用紙10が前記バ
ネ13の付勢力により、給紙部に設置された半球状の取
出しローラ14と対向するようになっている。
【0015】取出しローラ14は、印刷開始時に矢印A
方向に1回転する。この取出しローラ14の回転によ
り、用紙支持部材12上に載置された最上部の用紙10
が用紙収納部11から取り出され、装置本体内に送られ
る。
【0016】装置本体内には、用紙搬送路の流入側に1
対の搬送ローラ15a,15b、流出入側に1対の搬送
ローラ16a,16bが所定の距離Lをおいて設置され
ている。
【0017】搬送ローラ15a,15bは、給紙ローラ
として機能し、取出しローラ14により用紙収納部11
から取り出された用紙10を搬送ローラ15a(駆動ロ
ーラ)と搬送ローラ15b(従動ローラ)とで挟持し、
搬送ローラ15aの矢印A方向の回転により、矢印B方
向に搬送して印刷機構が設けられる印刷位置まで給紙す
る。また、搬送ローラ16a,16bは、矢印A方向に
回転する搬送ローラ16a(駆動ローラ)と搬送ローラ
16b(従動ローラ)とを備え、印刷機構による印刷の
途中から搬送ローラ15a,15bとともに用紙を搬送
し、さらに印刷が進むと搬送ローラ15a,15bから
受け継いで用紙を搬送する。印刷機構による印刷が終わ
れば排出ローラとして機能して用紙を装置本体の外に排
出する。
【0018】印刷機構が設けられる印刷位置には、キャ
リッジ17、サーマルヘッド18、フラット形状のプラ
テン19などが設けられている。キャリッジ17は、サ
ーマルヘッド18を支持しながら、印刷時に用紙10の
幅方向に移動する。このキャリッジ17の移動に伴い、
サーマルヘッド18がプラテン19方向(点線で示す位
置)にシフトして用紙10に印刷を行なう。このサーマ
ルヘッド18は、複数個の発熱体を有しており、図示せ
ぬインクリボンを介して用紙10に圧接しインクを熱転
写することにより用紙10上に印刷を施す。プラテン1
9は、サーマルヘッド18と対向して設けられ、サーマ
ルヘッド18が用紙10に当接したときの支持部材とし
て機能する。
【0019】ここで、第1の実施形態では、用紙収納部
11の用紙支持部材12上に用紙センサ20が設けられ
ている。この用紙センサ20はマイクロスイッチからな
り、用紙10が当該用紙センサ20の上にあるときに用
紙10の重みによりON状態となる。この用紙センサ2
0は、用紙支持部材12により支持された用紙10の先
端から所定の距離Mだけ後方に設置される。この所定距
離Mは、前記所定距離L(搬送ローラ15a,15bと
搬送ローラ16a,16bとの間隔)よりも短く設定さ
れている(M<L)。つまり、用紙支持部材12により
支持されて先端位置が規制される用紙10の先端から用
紙搬送方向(矢印B方向)に距離Lを超えない位置で用
紙支持部材12上の用紙10を検出する構成となってい
る。
【0020】図2は第1の実施形態における印刷装置の
回路構成を示すブロック図である。
【0021】図2に示すように、本装置は、制御部3
0、ROM31、RAM32、キー入力部33、表示部
34、プリンタ部35から構成されている。
【0022】制御部30は、CPU(中央処理装置)か
らなり、本装置全体の制御を行なうものであり、入力指
示に従ったROM31内のプログラムの起動により印刷
処理を実行する。
【0023】ROM31は、制御部30が実行する印刷
処理を含む種々の処理プログラムを予め記憶し、また必
要なデータを予め記憶している。RAM32は、制御部
30が実行する処理プログラムのワークエリアとして使
用されるものである。このRAM32には、例えばキー
入力部33の操作により入力されたコードデータを記憶
する入力バッファ32a、プリンタ部35で印刷すべき
画像(文字列)に対応する印刷データ(ビットマップデ
ータ)を記憶する印刷バッファ32b、表示部34に表
示すべき画像(文字列)に対応するビットマップデータ
を記憶する表示バッファ32cなどが設けられている。
【0024】キー入力部33は、例えばキーボードから
なり、データの入力や指示を行なう。このキー入力部3
3には、文字キー等の各種入力キーの他に、ここでは印
刷の開始を指示するための印刷キー33aが設けられて
いる。この印刷キー33aの押下により、プリンタ部3
5による印刷が開始される。表示部34は、例えば液晶
表示装置からなり、データの表示を行なう。この表示部
34は、印刷開始時に用紙センサ20により用紙10が
検出されなかった場合に、その旨を報知するための報知
手段として用いられる。
【0025】プリンタ部35は、制御部30の制御の下
で、熱転写方式によって印刷データに基づく画像を用紙
10上に印刷する。このプリンタ部35は、前記図1に
示したサーマルヘッド18、キャリッジ17、搬送ロー
ラ15a,15b、搬送ローラ16a,16b、取出し
ローラ14、用紙センサ20等からなる印刷機構部の各
構成部品と、これらを駆動するための駆動回路36〜3
8、モータ39,40とから構成される。
【0026】ヘッド駆動回路36は、サーマルヘッド1
8を駆動するための駆動回路であり、印刷データに従っ
てサーマルヘッド18の各発熱体を発熱させる。この発
熱体の発熱により、図示せぬインクリボンを介して用紙
10上に熱転写方式による印刷が施される。
【0027】モータ駆動回路37は、キャリッジモータ
(CRモータ)39を駆動するための駆動回路である。
このキャリッジモータ39の駆動により、キャリッジ1
7はサーマルヘッド18を伴って用紙10の幅方向に往
復移動する。このキャリッジ17の往路の移動時に図示
しないヘッド移動機構によりサーマルヘッド18が図1
の点線で示す位置にシフトして用紙10上に1ライン毎
(行単位)の印刷を行ない、復路の移動時にサーマルヘ
ッド18が図1の実線で示す位置にシフトして待機状態
になる。
【0028】モータ駆動回路38は、搬送モータ(LF
モータ)40を駆動するための駆動回路である。この搬
送モータ40の駆動により、流入側の搬送ローラ15
a、入流出側の搬送ローラ16a、給紙口の取出しロー
ラ14が図1に示す矢印A方向に同時に回転し、これら
のローラの回転によって用紙10が図1に示す矢印B方
向に搬送される。搬送ローラ15aおよび搬送ローラ1
6aは搬送モータ40との間に配設される図示しない駆
動伝達機構により同一の周速度で回転駆動される。ま
た、取出しローラ14も図示しない駆動機構により印刷
開始時に1回転して用紙10を1枚だけ分離する。
【0029】また、用紙センサ20はマイクロスイッチ
からなり、前述したように用紙10の先端から所定距離
Mだけ後方の位置で用紙10の有無を検知し、用紙の検
知信号を制御部30に出力する。
【0030】制御部30は、印刷開始時に用紙センサ2
0からの検知信号をチェックする。そして、用紙センサ
20から検知信号が出力されている場合(つまり、用紙
センサ20が前記所定距離Mの位置で用紙10を検出し
てON状態にある場合)に、制御部30は搬送すべき用
紙10が印刷可能(搬送可能)な所定の長さ(図1に示
すL)以上あるものと判断し、モータ駆動回路38を制
御して搬送動作を開始する。
【0031】一方、用紙センサ20から検知信号が出力
されていない場合(つまり、用紙センサ20が前記所定
距離Mの位置で用紙10を検出できずにOFF状態にあ
る場合)には、制御部30は搬送すべき用紙10が所定
の長さ(図1に示すL)より短いものと判断し、搬送動
作を行なわないとともに、表示部34にメッセージを表
示してユーザにその旨を警告する。
【0032】次に、第1の実施形態としての動作を説明
する。
【0033】図3は第1の実施形態における印刷処理動
作を示すフローチャートである。
【0034】印刷を行なう場合に、まず、用紙収納部1
1の用紙支持部材12上に用紙10を載置し、この用紙
収納部11を装置本体の給紙部に装着する。用紙支持部
材12は用紙収納部11の基台の先端側に取り付けられ
たバネ13により、後端側の軸12aを支点に上方向に
付勢されている。したがって、用紙収納部11を装置本
体の給紙部に装着した状態で、用紙支持部材12上の用
紙10が取出しローラ14と対向する。
【0035】ここで、ユーザがキー入力部33に設けら
れた印刷キー33aを押下して印刷を指示すると、その
指示コマンドが制御部30に与えられて以下のような印
刷処理が実行される。
【0036】すなわち、制御部30は、まず、用紙セン
サ20がON状態にあるか否かをチェックする(ステッ
プA11)。用紙センサ20はマイクロスイッチからな
り、用紙支持部材12の所定距離Mの位置に設定されて
いる。この所定距離Mは搬送ローラ15a,15bと搬
送ローラ16a,16bとの間隔に相当する所定距離L
よりも短く設定されている(M<L)。したがって、用
紙収納部11の用紙支持部材12に載置された用紙10
が前記所定距離Lよりも長ければ、用紙センサ20はO
N状態となり、その検知信号を制御部30に出力する。
用紙センサ20がON状態である場合には、制御部30
はモータ駆動回路38を通じて搬送モータ40を駆動す
ることにより用紙搬送動作を開始する(ステップA11
→A12)。
【0037】搬送モータ40が駆動されると、流入側の
搬送ローラ15a、流出側の搬送ローラ16a、給紙口
の取出しローラ14が図1に示す矢印A方向に同時に回
転する。これにより、用紙収納部11に収納され、用紙
支持部材12に支持された最上部の用紙10が取出しロ
ーラ14の回転により取り出される。そして、取出しロ
ーラ14の後段に位置する搬送ローラ15a,15bに
用紙10が挟持され、搬送ローラ15aの回転によりサ
ーマルヘッド18とプラテン19との間に搬送される。
【0038】用紙10の印刷開始位置がサーマルヘッド
18の位置に到達したタイミングで、制御部30はRA
M32の印刷バッファ32bに格納された印刷データに
基づいてヘッド駆動回路36及びモータ駆動回路37を
駆動して用紙10に対する印刷を行なう(ステップA1
3)。
【0039】ヘッド駆動回路36が駆動されると、サー
マルヘッド18がプラテン19方向にシフトし、図示せ
ぬインクリボンを介して用紙10に当接する。そして、
サーマルヘッド18に設けられた複数の発熱体が印刷デ
ータに応じて発熱し、インクリボンに塗布されたインク
が溶解して用紙10に転写される。これにより、用紙1
0に印刷データに応じた画像がドットパターンで形成さ
れることになる。また、このとき、モータ駆動回路37
の駆動によってキャリッジモータ39が駆動し、このキ
ャリッジモータ39を駆動源としたキャリッジ17がサ
ーマルヘッド18を支持しながら用紙10の幅方向に移
動して、1ライン毎(行単位)の印刷が行なわれる。
【0040】この1ライン毎の印刷動作に伴い、搬送ロ
ーラ15a及び搬送ローラ16aが回転する。したがっ
て、この搬送ローラ15a及び搬送ローラ16aの回転
により、用紙10は1ライン毎に矢印B方向に搬送され
ながら、その途中でサーマルヘッド18を通じて順次印
刷されることになる。この場合、用紙10は前記所定距
離Lを超える長さを有するため、サーマルヘッド18を
通過した用紙10は搬送ローラ16aと搬送ローラ16
bに挟持されながら、搬送ローラ16aの回転により装
置本体の外に排出されることになる。
【0041】一方、用紙10の長さが前記所定距離Lを
満足せず、用紙収納部11内において前記所定距離M以
下の位置にセットされている場合には、用紙センサ20
はOFF状態となっている。したがって、前記ステップ
A11において、用紙センサ20がOFF状態である場
合、制御部30は搬送ローラ15a、搬送ローラ16
a、取出しローラ14を停止したままとして前述したよ
うな用紙の搬送動作を行なわせることなく、表示部34
に例えば「用紙サイズが足りません」といったようなメ
ッセージを表示してユーザに警告する(ステップA1
4)。このメッセージ表示によって、ユーザは当該用紙
10の長さが短く、本装置に適用できないことを印刷開
始前に知ることができる。したがって、用紙の取り替え
るなどの対処を速やかに行なうことができる。
【0042】このように、印刷媒体として本装置に供給
される用紙10の長さが搬送ローラ15a,15bと搬
送ローラ16a,16bとの間隔に相当する所定の距離
Lを満足しているか否かが印刷開始時に判断され、所定
の距離Lを満足していない場合には当該用紙10の搬送
動作が非動作状態となる。したがって、従来のように、
用紙10が短いにも拘わらず搬送動作を行ない、途中で
搬送できずにエラーとなってしまうような事態を回避す
ることができる。
【0043】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0044】図4は第2の実施形態における印刷装置の
機構部の構成を示す側面図である。なお、図1(第1の
実施形態)と同一部分には同一符号を付して説明するも
のとする。
【0045】第2の実施形態では、1枚の用紙10を手
差しにより挿入する場合を想定しており、装置本体の給
紙部の手前に用紙10をその長手方向に沿って支持する
ための用紙支持部材50を備えている。ユーザは、この
用紙支持部材50上に用紙10を載せながら、その用紙
10の先端を流入側に設置された搬送ローラ15a,1
5bの位置まで挿入する。
【0046】搬送ローラ15a,15bは、給紙ローラ
として機能し、ユーザにより挿入された用紙10を搬送
ローラ15a(駆動ローラ)と搬送ローラ15b(従動
ローラ)とで挟持し、搬送ローラ15aの矢印A方向の
回転により、矢印B方向に搬送して印刷位置まで給紙す
る。
【0047】また、この搬送ローラ15a,15bと所
定の距離Lをおいて流出側に搬送ローラ16a,16b
が設置されている。この搬送ローラ16a,16bは、
排出ローラとして機能し、搬送ローラ15a,15bに
より印刷位置まで給紙された用紙10を搬送ローラ16
aと搬送ローラ16bとで挟持し、搬送ローラ16aの
矢印A方向の回転により、装置本体の外に排出する。
【0048】印刷機構は、前記図1と全く同一の構成で
あり、キャリッジ17、サーマルヘッド18、フラット
プラテン19などが設けられている。
【0049】第2の実施形態では、用紙支持部材50に
用紙センサ(B)51が設けられている。この用紙セン
サ(B)51は光センサからなり、発光部から発光され
た光を受光部で受けることで、用紙10の有無を検知す
る。なお、用紙支持部材50の用紙センサ(B)51と
対向する部分は透明ガラス等により透明化されているも
のとする。これにより、用紙センサ(B)51の上に用
紙10があれば、発光部から発光された光が用紙10に
反射し、その反射光を受光部で受けることで用紙10の
存在を検知することができる。
【0050】この用紙センサ(B)51は、搬送ローラ
15a,15bからMの距離に設置される。この所定距
離Mは、前記所定距離L(搬送ローラ15a,15bと
搬送ローラ16a,16bとの間隔)よりも短く設定さ
れている(M<L)。つまり、用紙10が搬送ローラ1
5a,15bに先端を突き当てられ用紙支持部材50に
支持されているときに、用紙10の先端から用紙搬送方
向(矢印B方向)に距離Lを超えない位置で用紙の検出
が行われる構成となっている。
【0051】また、搬送ローラ15a,15bの近傍に
は用紙センサ(A)52が設けられている。この用紙セ
ンサ(A)52はマイクロスイッチからなり、用紙10
の先端が搬送ローラ15a,15bにあることを検知す
るものである。
【0052】すなわち、用紙センサ(A)52は、図5
の拡大図に示すように、スイッチ本体から用紙搬送路上
に回動自在のアクチュエータ52aが突出し、用紙10
が挿入されるとアクチュエータ52aが回動してスイッ
チボタン52bを押下してスイッチをONする。
【0053】図6は第2の実施形態における印刷装置の
回路構成を示すブロック図である。なお、図2(第1の
実施形態)と同一部分には同一符号を付して説明するも
のとする。
【0054】図6に示すように、本装置は、制御部3
0、ROM31、RAM32、キー入力部33、表示部
34、プリンタ部35から構成されている。このうち、
制御部30、ROM31、RAM32、キー入力部3
3、表示部34の構成については前記図2と同様である
ため、ここではその説明を省略するものとする。また、
プリンタ部35は前記図2とは2個の用紙センサ51,
52が設けられる点及び用紙の取出しローラ14を備え
ていない点で相違するのみであるので、共通する構成に
ついては説明を省略する。
【0055】プリンタ部35の用紙センサ(B)51は
発光部及び受光部を有する光センサからなり、前述した
ように用紙10の先端から所定距離Mだけ後方の位置で
用紙10の有無を検知し、用紙10を検知した時にその
検知信号を制御部30に出力する。用紙センサ(A)5
2はマイクロスイッチからなり、前述したように用紙1
0の先端が流入側の搬送ローラ15a,15bにあるこ
とを検知し、その検知信号を制御部30に出力する。
【0056】制御部30は、印刷開始時に2つの用紙セ
ンサ(B)51及び用紙センサ(A)52からの各検知
信号をチェックする。そして、用紙センサ(A)52か
ら検知信号が出力されたときに(つまり、用紙センサ
(A)52が用紙10の先端を検出してON状態にある
場合)、用紙センサ(B)51から検知信号が出力され
ていれば(つまり、用紙センサ(B)51が前記所定距
離Mの位置で用紙10を検出してON状態にある場
合)、制御部30は搬送すべき用紙10が所定の長さ
(図4に示すL)以上あるものと判断し、モータ駆動回
路38を制御して搬送動作を開始する。
【0057】一方、用紙センサ(A)52から検知信号
が出力されたときに、用紙センサ(B)51から検知信
号が出力されていない場合(つまり、用紙センサ(B)
51が前記所定距離Mの位置で用紙10を検出できずに
OFF状態にある場合)には、制御部30は搬送すべき
用紙10が所定の長さ(図4に示すL)より短いものと
判断し、用紙搬送を非動作とするとともに、表示部34
にメッセージを表示してユーザにその旨を警告する。
【0058】次に、第2の実施形態としての動作を説明
する。
【0059】図7は第2の実施形態における印刷処理動
作を示すフローチャートである。
【0060】まず、ユーザがキー入力部33に設けられ
た印刷キー33aを押下して印刷を指示すると、その指
示コマンドが制御部30に与えられて以下のような印刷
処理が実行される。
【0061】すなわち、制御部30は、まず、用紙セン
サ(A)52がON状態になったか否かをチェックする
(ステップB11)。用紙センサ(A)52はユーザに
より挿入された用紙10の先端が流入側の搬送ローラ1
5a,15bの位置まできたことを検知してON状態と
なり、その検知信号を制御部30に出力する。
【0062】用紙センサ(A)52がON状態になった
とき、制御部30は次に用紙センサ(B)51の状態を
チェックする(ステップB11→B12)。用紙センサ
(B)51は、上述のように、搬送ローラ15a,15
bからMの距離に設定されており、搬送ローラ15a,
15bと搬送ローラ16a,16bの間隔Lよりも短く
設定されている。したがって、用紙支持部材50に支持
された用紙10が前記所定距離Lよりも長ければ、用紙
センサ(B)51はON状態となり、その検知信号を制
御部30に出力する。用紙センサ20がON状態である
場合には、制御部30はモータ駆動回路38を通じて搬
送モータ40を駆動することにより用紙搬送動作を開始
する(ステップB12→B13)。
【0063】搬送モータ40が駆動されると、流入側の
搬送ローラ15a、流出側の搬送ローラ16aが図4に
示す矢印A方向に同時に回転する。これにより、用紙支
持部材50上の用紙10は搬送ローラ15a,15bに
よって装置内に引き込まれてサーマルヘッド18とプラ
テン19との間に搬送される。
【0064】搬送ローラ15a,15bの駆動が開始さ
れてからモータ40が所定のステップ数回転すると、用
紙10はサーマルヘッド18に位置に到達する。制御部
30はRAM32の印刷バッファ32bに格納された印
刷データに基づいてヘッド駆動回路36及びキャリッジ
モータの駆動回路37を駆動して用紙10に対する印刷
を行なう(ステップB14)。
【0065】すなわち、サーマルヘッド18がプラテン
19方向にシフトし、キャリッジモータ39を駆動源と
したキャリッジ17が用紙10の幅方向に移動しつつ、
サーマルヘッド18の発熱体が印刷データに応じて発熱
し、インクリボンのインクが用紙10に転写される。
【0066】1ライン毎の印刷動作に伴い、搬送ローラ
15a及び搬送ローラ16aが回転する。したがって、
この搬送ローラ15a及び搬送ローラ16aの回転によ
り、用紙10は1ライン毎に矢印B方向に搬送されなが
ら、その途中でサーマルヘッド18を通じて順次印刷さ
れることになる。この場合、用紙10は前記所定距離L
を満足する長さを有するため、サーマルヘッド18を通
過した用紙10は搬送ローラ16aと搬送ローラ16b
に挟持され、搬送ローラ16aの回転により装置本体の
外に排出されることになる。
【0067】一方、用紙10の長さが前記所定距離Lを
満足せず、用紙支持部材50において前記所定距離M以
下の位置にセットされている場合には、用紙センサ
(B)51はOFF状態となっている。したがって、前
記ステップB12において、制御部30は用紙センサ
(B)51がOFF状態であることを確認すると、前述
したような搬送動作を非動作状態とし、表示部34に例
えば「用紙サイズが足りません」といったようなメッセ
ージを表示してユーザに警告する(ステップB15)。
このメッセージ表示によって、ユーザは当該用紙10の
長さが短く、本装置に適用できないことを印刷開始前に
知ることができる。したがって、用紙の取り替えるなど
の対処を速やかに行なうことができる。
【0068】このように、用紙10を手差しにより挿入
する場合において、用紙10の先端が搬送ローラ15
a,15bまで挿入されたときに、その用紙10の長さ
が搬送ローラ15a,15bと搬送ローラ16a,16
bとの間隔に相当する所定の距離Lを満足しているか否
かが印刷開始時に判断され、所定の距離Lを満足してい
ない場合には当該用紙10の搬送動作が非動作状態とな
る。したがって、前記第1の実施形態と同様、用紙10
が短いにも拘わらず搬送動作を行ない、途中で搬送でき
ずにエラーとなってしまうような事態を回避することが
できる。
【0069】なお、前記実施形態では、インクリボンを
用いたシリアルプリンタを想定して説明したが、例えば
インクジェット方式等のプリンタであっても適用可能で
ある。
【0070】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、第
1及び第2の搬送ローラにより用紙を搬送しながら印刷
を行なう印刷装置において、印刷開始時に用紙の長さが
前記第1及び第2の搬送ローラの間隔に相当する所定の
距離を満足しているか否かを判断し、満足していない場
合に用紙の搬送を行わないようにしたため、装置内部で
搬送不能となるようなサイズの用紙を装置内部に搬送す
ることがなくなり紙ジャムの発生を未然に防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における印刷装置の機
構部の構成を示す側面図。
【図2】第1の実施形態における印刷装置の回路構成を
示すブロック図。
【図3】第1の実施形態における印刷処理動作を示すの
フローチャート。
【図4】第2の実施形態における印刷装置の機構部の構
成を示す側面図。
【図5】前記図4に示される用紙センサ(A)周辺の拡
大図。
【図6】第2の実施形態における印刷装置の回路構成を
示すブロック図。
【図7】第2の実施形態における印刷処理動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
10…用紙 11…用紙収納部 12…用紙支持部材 13…バネ 14…取出しローラ 15a,15b…流入側の搬送ローラ 16a,16b…流出側の搬送ローラ 17…キャリッジ 18…サーマルヘッド 19…プラテン 20…用紙センサ 30…制御部 31…ROM 32…RAM 33…キー入力部 34…表示部 35…プリンタ部 50…用紙支持部材 51…用紙センサ(B) 52…用紙センサ(A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送路の上流と下流に所定の距離を
    おいて設けられた第1及び第2の搬送ローラを有する用
    紙搬送手段と、 前記第1及び第2の搬送ローラの間に設けられた用紙に
    印刷を行なう印刷手段と、 前記用紙搬送路の上流側に設けられた印刷前の用紙を支
    持する用紙支持部と、この用紙支持部に支持された用紙
    の先端から用紙搬送方向に前記所定の距離を超えない位
    置で前記用紙支持部上の用紙を検出する検出手段と、 印刷開始時に、前記検出手段により用紙が検出されなか
    った場合に、前記搬送手段を動作させない制御手段とを
    備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷開始時に、前記検出手段により用紙
    が検出されなかった場合に、その旨を報知する報知手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、所定のメッセージを表
    示する表示手段であることを特徴とする請求項2記載の
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の搬送ローラの位置で用紙の先
    端を検出する用紙先端検出手段を備え、 前記制御手段は、前記用紙先端検出手段により用紙の先
    端が検出されたときに、前記検出手段により用紙が検出
    されない場合に、前記搬送手段を動作させないことを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷
    装置。
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