JP2017080983A - 熱転写方式のプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インクリボンに設けられる転写材層の長さが所定値未満である場合に、インクリボンの転写材層ではない部分が用紙に貼り付くことを防止する。
【解決手段】転写材層222が設けられたインクリボン204とインクリボン204を巻取る巻取りボビン206とを有するインクリボンカセット200を着脱可能であり、装着されたインクリボンカセット200の巻取りボビン206を回転させてインクリボン204を搬送する搬送手段と、転写材層222の搬送手段による搬送方向の長さを測定する長さ測定手段と、長さ測定手段による転写材層222の搬送方向の長さの測定結果に基づいて、印刷を中止または継続する制御手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱転写方式のプリンタに関する。特には、インクリボンカセットを着脱可能な熱転写方式のプリンタに関する。
熱転写方式のプリンタである昇華型プリンタは、サーマルヘッドとプラテンローラによってインクリボンを用紙に圧接し、サーマルヘッドに設けられる発熱体を発熱させることでインクリボンに塗布された転写材であるインクを昇華させて用紙に転写する。カラー画像を印刷する場合には、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインクを順次重ねて転写する。インクリボンは、一般的に、長尺のフィルムとその表面に長尺方向に並べて配列される複数の転写材層(転写材であるインクが塗布された領域)からなり、ボビンに巻かれた状態で、プリンタの本体に着脱可能なインクリボンカセットに収容されている。そして、インクリボンに設けられる転写材層の残量が無くなるかまたは少なくなった場合には、インクリボンカセットを交換することで、印刷を継続できる。
ところで、インクリボンに設けられる各々の転写材層の搬送方向の長さが、プリンタの仕様に応じた長さ未満であると、印刷の際に、例えば、インクリボンの転写材層ではない領域等の想定されている領域と異なるインクリボン領域を用紙に圧接してインクリボンと用紙を加熱することになる。この場合、用紙に塗布されている離型剤の表面にインクリボンのフィルム層等が貼り付くことがある。そうすると、その後の他の転写材(他の色のインク)の転写や印刷完了後の排紙の際に、インクリボンを用紙から剥離できなくなるおそれがある。また、インクリボンが用紙に貼り付いたまま用紙とともに搬送されると、プリンタを構成する部品(たとえば搬送ローラーなど)にインクリボンが絡みつき、インクリボンカセットをプリンタから取り出せなくなるおそれがある。
特開2007−199478号公報
特許文献1には、プリンタ本体の破損などを防止するため、レーザー方式のプリンタにおいて、トナーコンテナの識別情報とあらかじめ定められた識別情報とが一致しない場合に、使用者に対して繰り返し注意を喚起する構成が開示されている。しかしながら、熱転写方式のプリンタにおいては、インクリボンカセットの識別情報があらかじめ定められた識別情報と一致しない場合であっても、転写材層の搬送方向長さが所定値以上であれば、通常通り印刷できる。このため、特許文献1に記載のように、所定の間隔で繰り返し注意を喚起する構成では、使用者に煩わしさを感じさせることになる。その一方で、このような使用者であっても、前述のような問題の発生を望んでいないものと考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、インクリボンに設けられる転写材層の長さが所定値より小さい場合には、インクリボンが用紙に貼り付かないようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明は、転写材層が設けられたインクリボンと前記インクリボンを巻取る巻取りボビンとを有するインクリボンカセットを着脱可能なプリンタであって、装着された前記インクリボンカセットの前記巻取りボビンを回転させて前記インクリボンを巻取ることによって搬送する搬送手段と、前記転写材層の前記搬送手段による搬送方向の長さを測定する長さ測定手段と、前記長さ測定手段による前記転写材層の前記搬送方向の長さの測定結果に基づいて、印刷を中止または継続する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、インクリボンに設けられる転写材層の搬送方向の長さを実際に測定し、転写材層の搬送方向長さに基づいて、印刷を継続するか中止するかを制御する。これにより、インクリボンに設けられる転写材層の長さが所定値より小さく、転写材層が設けられない部分が用紙に貼り付くおそれがある場合には、印刷を中止できる。したがって、インクリボンの転写材が設けられない部分が用紙に貼り付かないようにできる。
プリンタの全体構成の例を示す斜視図である。 インクリボンカセットとインクリボンの構成例を示す図である。 プリンタの機能構成を示すブロック図である。 プリンタの印刷動作を説明する断面図である。 プリンタの印刷動作を説明する断面図である。 プリンタの印刷動作を説明する断面図である。 プリンタの印刷動作を説明する断面図である。 プリンタの印刷動作を説明する断面図である。 プリンタの印刷動作を説明する断面図である。 プリンタの処理の例を示すフローチャートである。 転写材層長さ測定処理の例を示すフローチャートである。 印刷処理の例を示すフローチャートである。 警告画面の例を示す模式図である。 第2の実施形態の転写材層長さ測定処理を示すフローチャートである。 インクリボン径と速度を説明する模式図である。 第3の実施形態の転写材層長さ測定処理を示すフローチャートである。
(各実施形態に共通する構成)
まず、本発明の各実施形態に共通する構成について説明する。本発明の各実施形態では、熱転写方式のプリンタと、この熱転写方式のプリンタに着脱可能なインクリボンカセットは、共通のハードウェア構成が適用できる。図1は、本発明の各実施形態に係る熱転写方式のプリンタの全体の構成例と、この熱転写方式のプリンタに着脱可能なインクリボンカセットおよび用紙トレイの構成例を、模式的に示す斜視図である。なお、各実施形態の説明では、熱転写方式のプリンタを、単に「プリンタ」と称する。
図1において、100は各実施形態に係るプリンタであり、200はインクリボンカセットであり、300は用紙トレイである。プリンタ100の筐体の側面には、インクリボンカセット200を着脱するためのインクリボンカセット挿入口101が設けられる。インクリボンカセット200は、矢印Aの方向に挿抜することにより、プリンタ100の筐体に着脱可能である。プリンタ100の前面には、用紙トレイ300を着脱するための用紙トレイ挿入口102が設けられる。用紙トレイ300は、矢印Bの方向に挿抜することにより、プリンタ100の筐体に着脱可能である。103は表示部であり、104は操作部である。表示部103と操作部104とは、プリンタ100の筐体の天面に設けられる。表示部103は、LCD等の表示部を有しており、印刷する画像や画像処理情報やプリンタ100を操作するための操作メニューなどを表示する。操作部104には、十字キーや押しボタンなど、各種操作部材が設けられる。使用者は、操作部104に設けられる操作部材を操作することにより、画像を選択し、適宜画像の加工を行い印刷することができる。
インクリボンカセット200の天面には、インクリボンIDチップ201が設けられている。インクリボンIDチップ201には、インクリボンカセット200に関する情報が、コンピュータ読取り可能に格納されている。例えば、インクリボンカセット200の識別情報や、インクリボン204の仕様などの情報が格納されている。インクリボンカセット200がプリンタ100に装着された状態では、後述するメインコントローラ110は、インクリボンカセット検知センサ142を介して、インクリボンカセット200に関する情報の読取りと書込ができる。例えば、メインコントローラ110は、インクリボンカセット検知センサ142によって、インクリボンIDチップ201に格納されるインクリボンカセット200のカセットIDなどといった識別情報を読取ることができる。また、インクリボンIDチップ201に、インクリボン204に設けられる転写材層222(後述)の残量(残数)を書込むことができる。なお、インクリボンIDチップ201は、非接触のICチップが適用される構成が好ましいが、インクリボンカセット200の情報をコンピュータによる読取りと書込みが可能に格納できる構成であればよく、非接触のICチップに限られない。
図2(a)は、インクリボンカセット200の断面図である。204はインクリボンであり、205は供給ボビンであり、206は巻取りボビンである。インクリボンカセット200は、供給ボビン収容部207と巻取りボビン収容部208を有している。供給ボビン収容部207には、インクリボン204を供給する供給ボビン205が収容される。供給ボビン205には、印刷に使用されていない未使用のインクリボン204があらかじめ巻かれている。巻取りボビン収容部208には、インクリボン204を巻取る巻取りボビン206が収容される。供給ボビン205と巻取りボビン206とは所定の間隔をもって配置されており、それぞれ回転自在に保持される。
また、インクリボンカセット200の筐体には、回転部材の例であるガイドシャフト211が回転自在に支持されている。そして、インクリボン204は、このガイドシャフト211に支持される。ガイドシャフト211はインクリボン204に接触しており、インクリボン204が搬送されると、ガイドシャフト211はインクリボン204の搬送に従動して回転する。この際、ガイドシャフト211の回転速度(ここでは周速度)と、インクリボン204の搬送速度とは同じとなる。
図2(b)は、インクリボン204の構成例を示す模式図である。インクリボン204は、フィルム層226と、イエローインク層222Yと、マゼンタインク層222Mと、シアンインク層222Cと、オーバーコート層222Oとを有する。フィルム層226は、巻取りボビン206による巻取り方向、すなわち、インクリボン204の搬送方向に長い長尺のフィルムである。そして、フィルム層226の表面には、イエローインク層222Yと、マゼンタインク層222Mと、シアンインク層222Cと、オーバーコート層222Oとが、前記記載の順序で長手方向に周期的に配列される。説明の便宜上、イエローインク層222Yと、マゼンタインク層222Mと、シアンインク層222Cと、オーバーコート層222Oのように、印刷において用紙304に転写する材料の層を「転写材層222」と称することがある。なお、転写材層222どうしは接触しておらず、転写材層222どうしの間にはフィルム層226が露出している。
インクリボン204には、各々の転写材層222の頭出しのための帯状のマーカー221が設けられる。ここでは、イエローインク層222Y、マゼンタインク層222M、シアンインク層222C、オーバーコート層222Oのマーカーには、それぞれ、符号「221Y」、「221M」、「221C」、「221O」を付して区別することがある。それぞれのマーカー221は、各々の転写材層222よりも反射率が低い線、例えば黒色の塗料による線が適用される。マーカー221が設けられる位置としては、各々の転写材層222の巻取りボビン206による巻取り方向(搬送方向)の前側であって、フィルム層226が露出している位置が適用される。そして、各々のマーカー221と、各々の転写材層222との間には、インク(染料)やオーバーコート材が塗布されておらず、フィルム層226が露出する領域が設けられる。これは、各々の転写材層222のインクやオーバーコート材に、マーカー221の塗料が混入しないようにするためである。なお、フィルム層226が露出している領域は、インクやオーバーコート材が塗布されていないため、印刷には使用できない。
マーカー221は、プリンタ100に設けられるマーカー検知用のマーカーセンサ140によって検知される。なお、イエローインク層222Yの頭出しの際の位置の検知用として、2本のマーカー221Yが設けられる。イエローインク層222Y以外の他の転写材層222の頭出しの際の位置の検知用には、それぞれ1本ずつのマーカー221が設けられる。メインコントローラ110は、各々の転写材層222の頭出しの際に、マーカーセンサ140によって検知したマーカー221の数の相違により、イエローインク層222Yの位置を、他の転写材層222の位置と区別して検知できる。
図3は、プリンタ100の機能構成の例を示すブロック図である。110はプリンタ100を制御するメインコントローラである。メインコントローラ110には、CPUを有するコンピュータが適用される。144はROMである。ROM144は、メインコントローラ110に接続され、コンピュータプログラムである制御プログラムなどが格納されている。143は、RAMである。RAM143は、メインコントローラ110のワークエリアとして用いられる。コンピュータであるメインコントローラ110(CPU)は、ROM144に格納されたコンピュータプログラムである制御プログラムを読出し、RAM143を演算処理用のワークメモリとして用いて実行する。これにより、後述する処理を含め、プリンタ100の制御が実現する。また、RAM143には、操作部104を介して入力された各種設定データや測定結果等を、一時的に格納することができる。
145Yは、イエロー画像データを一時的に格納するイエローイメージバッファである。145Mは、マゼンタ画像データを一時的に格納するマゼンタイメージバッファである。145Cは、シアン画像データを一時的に格納するシアンイメージバッファである。これらのイメージバッファ145Y,145M,145Cには、画像データ入力部107を介して受信した画像データを、色ごとにビットマップ形式で格納する。
120はサーマルヘッドである。サーマルヘッド120には、不図示の発熱体が主走査方向に並べて内蔵されている。119は、ヘッド駆動回路である。ヘッド駆動回路119は、サーマルヘッド120に内蔵される発熱体を駆動する。118はドライバコントローラである。ドライバコントローラ118は、メインコントローラ110の制御にしたがい、イメージバッファ145Y〜145Cに格納されたビットマップ形式の画像データを用い、ヘッド駆動回路119を制御してサーマルヘッド120に内蔵される発熱体を発熱させる。これにより、インクリボン204の各々の転写材層222の各色のインク(染料)およびオーバーコート材を昇華させて用紙304に転写する。これにより、用紙304に画像が印刷される。
117は用紙搬送モータである。113は、用紙搬送モータ117を駆動する用紙搬送モータドライバである。用紙搬送モータドライバ113は、メインコントローラ110の制御にしたがって用紙搬送モータ117を駆動する。これにより、用紙304を搬送する。116は巻取りボビンモータである。112は巻取りボビンモータドライバである。巻取りボビンモータ116は、メインコントローラ110の制御にしたがい、巻取りボビンモータ116を駆動する。これにより、供給ボビン205に巻かれたインクリボン204の未使用の部分が引出されて搬送されるとともに、巻取りボビン206に巻取られる。115はヘッドアップダウンモータである。ヘッドアップダウンモータ115は、サーマルヘッド120の昇降を行う。111はヘッドアップダウンモータドライバである。ヘッドアップダウンモータドライバ111は、メインコントローラ110の制御にしたがい、ヘッドアップダウンモータ115を駆動する。これにより、サーマルヘッド120を印画位置と待機位置との間で移動させる。なお、印画位置と待機位置については後述する。
140は、マーカー検知用のマーカーセンサである。マーカーセンサ140は、インクリボン204の各々の転写材層222のマーカー221を検知する。メインコントローラ110は、巻取りボビンモータ116によるインクリボン204の巻き上げ動作を、マーカーセンサ140の検知結果に基づいて行う。142は、インクリボンカセット検知センサである。インクリボンカセット検知センサ142は、メインコントローラ110の制御にしたがい、インクリボンカセット200に設けられたインクリボンIDチップ201の情報の読取りと書込みを行う。
146は、第1の回転検知部である。第1の回転検知部146は、巻取りボビンモータ116の回転を検知する。メインコントローラ110は、第1の回転検知部146による検知結果から、巻取りボビン206の回転回数をカウントできる。第1の回転検知部146としては、例えば、巻取りボビンモータ116の回転軸に設けられたロータリーエンコーダなど、公知の各種回転検知のための機器が適用できる。
147は、第2の回転検知部である。第2の回転検知部147は、回転部材の例であるガイドシャフト211の回転を検知する。第2の回転検知部147としては、例えば、ガイドシャフト211の回転軸に設けられたエンコーダが適用される。そして、エンコーダがガイドシャフト211と連動して回転することで、ガイドシャフト211の回転を検知できる。メインコントローラ110は、第2の回転検知部147による検知結果から、ガイドシャフト211の回転回数をカウントできる。このように、第2の回転検知部147とメインコントローラ110とにより、回転回数測定が行われる。
148は、第3の回転検知部である。第3の回転検知部148は、供給ボビン205の回転を検知する。第3の回転検知部148としては、例えば、供給ボビン205を支持する不図示の供給ボビン支持シャフトの回転軸に設けられたエンコーダが適用される。そして、このエンコーダが供給ボビン支持シャフトの回転軸と連動して回転することで、供給ボビン205の回転を検知できる。メインコントローラ110は、第3の回転検知部148による検知結果から、供給ボビン205の回転速度を測定できる。なお、第1〜第3の回転検知部146,147,148は、エンコーダに限定されない。要は、それぞれ所定の対象物の回転を検知できる構成であればよく、各種回転検知のための機器や機構が適用できる。
ここで、プリンタ100の内部構成の例と基本的な動作の例について説明する。図4A〜図4Fは、プリンタ100の内部構成の例と動作の例を示す断面図である。なお、図4Aは待機状態を示し、図4Bは用紙304を給紙した状態を示し、図4Cは用紙304が印刷開始位置にある状態を示し、図4Dは印刷開始前の状態を示し、図4Eは印刷動作中の状態を示し、図4Fは印刷終了時の状態を示す。
120はサーマルヘッドである。サーマルヘッドには、発熱体が内蔵されている。121はサーマルヘッド支持アームである。サーマルヘッド支持アーム121は、回動軸123を中心に回動可能に支持されており、サーマルヘッド120を印画位置と待機位置とに移動可能に支持する。122は放熱板である。放熱板122は、サーマルヘッド120に取り付けられており、サーマルヘッド120で発生した熱を外部に放散する。124は剥離板である。剥離板124はサーマルヘッド120に取り付けられており、インクリボン204の搬送方向を略90°方向転換することにより、インクリボン204を用紙304から剥離する。130はプラテンローラである。プラテンローラ130はプリンタ100に回転自在に配置されており、用紙304の搬送に従動して回転するように構成されている。
サーマルヘッド120は、サーマルヘッド支持アーム121に支持され、図4Aに示す位置から図4Dに示す位置に回動可能である。図4Aに示す位置は待機位置である。待機位置は、インクリボン204および用紙304から離れた位置である。図4Dに示す位置は印画位置である。印画位置は、サーマルヘッド120とプラテンローラ130とでインクリボン204および用紙304を所定の圧力で接触するように挟む位置である。このように、サーマルヘッド120は、印画位置に移動すると、プラテンローラ130との間で、インクリボン204および用紙304に圧接力を生じさせる。
131は搬送ローラである。搬送ローラ131は、用紙搬送モータ117により駆動されて回転する。132は従動ローラである。従動ローラ132は、搬送ローラ131に対向して設けられ、搬送ローラ131の回転に従動して回転する。133は給紙ローラである。給紙ローラ133は、用紙搬送モータ117により駆動されて回転する。134は排紙ローラである。排紙ローラ134は、給紙ローラ133に対向して配置され、給紙ローラ133の回転に従動して回転する。
150は用紙ガイドであり、図4Aに示す位置から図4Bに示す位置に回動可能に支持されている。用紙ガイド150は、下方向に付勢されており、給紙時でない場合には図4Aに示す位置にある。そして用紙ガイド150は、給紙時には、用紙304により持ち上げられ、図4Bに示す位置に回転する。151は加圧板である。加圧板151は、不図示の駆動源により回動駆動され、図4Aに示す位置から図4Bに示す位置まで回動可能に構成されている。
140は、マーカーセンサである。マーカーセンサ140は、発光素子と受光素子とを有しており、インクリボン204の搬送経路の一側に設けられる。そして、マーカーセンサ140は、インクリボン204に光を照射し、インクリボン204からの反射光を検知することで、インクリボン204のマーカー221を検知する。すなわち、マーカー221はフィルム層226などに比較して反射率が低いため、マーカー221がマーカーセンサ140に対向する位置にあると、マーカーセンサ140の受光素子で検知される反射光が弱くなる(反射光の光量が少なくなる)。そこで、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140により検知される光量が少なくなった場合に、インクリボン204のマーカー221がマーカーセンサ140に対向する位置にあると判定する。このように、マーカーセンサ140により、インクリボン204に設けられるマーカー221の位置を検知できる。そして、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によるマーカー221の検知結果に基づいて、インクリボン204の各々の転写材層222の頭出しを行うことができる。例えば、マーカーセンサ140によってマーカー221が検知される位置を、各々の転写材層222の頭出し位置とする。
142はインクリボンカセット検知センサである。インクリボンカセット検知センサ142は、インクリボンカセット200がプリンタ100に装着された状態で、インクリボンIDチップ201に格納された情報の読取りと、インクリボンIDチップ201への情報の書込みを行う。
インクリボンカセット200の供給ボビン205は、インクリボンカセット200がプリンタ100に装着された状態では、プリンタ100に設けられた不図示の供給ボビン支持シャフトに回転自在に支持されている。また、巻取りボビン206は、インクリボンカセット200がプリンタ100に装着された状態では、プリンタ100に設けられた不図示の巻取りボビン駆動シャフトに回転自在に支持されている。巻取りボビン駆動シャフトは、不図示の巻取りボビンモータ伝達機構により巻取りボビンモータ116と連結されている。メインコントローラ110は、巻取りボビンモータドライバ112を制御して巻取りボビンモータ116を駆動する。これにより、巻取りボビン駆動シャフトを回転させ、インクリボン204の搬送と巻取りをおこなう。
ここで、各々の転写材層222の搬送方向の長さと、印刷処理におけるインクリボン204および用紙304の搬送量との関係について説明する。各々の転写材層222を用紙304に転写して印画する際には、まず、各々の転写材層222の頭出しを行う。そして、サーマルヘッド120を印画位置に移動させ、サーマルヘッド120とプラテンローラ130とで、用紙304とインクリボン204とを挟む。その後、インクリボン204と用紙304とを搬送しながら、画像データに応じてサーマルヘッド120の発熱体を発熱させる。これにより、インクリボン204の各々の転写材層222のインクやオーバーコート材を用紙304に熱転写する。
各々の転写材層222を転写する際のインクリボン204と用紙304の搬送量は、インクリボンカセット200や用紙304の仕様などに応じて決められている。各々の転写材層222の転写におけるインクリボン204および用紙304の搬送量が、搬送量の「所定値」の例である。この搬送量の所定値は、インクリボンカセット200や用紙304の仕様などに応じて決められており、あらかじめROM144に格納されている。
各々の転写材層222の搬送方向の長さが前述の所定値以上であれば、各々の転写材層222を転写する際に、サーマルヘッド120は、インクリボン204の転写材層222のみを用紙304に圧接する。そして、フィルム層226が露出している部分を用紙304に圧接することはない。しかしながら、各々の転写材層222の搬送方向の長さが前述の所定値未満であると、サーマルヘッド120は、インクリボン204のフィルム層226を直接に用紙304に圧接することになる。このため、各々の転写材層222の搬送方向の長さが、各々の転写材層222を転写する際の搬送量が所定値未満であると、インクリボン204のフィルム層226が用紙304に貼り付いて剥離しなくなることがある。本発明の各実施形態では、このようなインクリボン204のフィルム層226の用紙304への貼り付きを防止する。
(第1の実施形態)
次に、プリンタ100の印刷動作を説明する。図5Aは、プリンタ100の処理を説明するフローチャートである。図5Bは、図5Aの「転写材層長さ測定処理」の内容を示すフローチャートである。図5Cは、図5Aの「印刷処理」の内容を示すフローチャートである。これらの処理を実行するためのコンピュータプログラムは、あらかじめROM144に格納されている。コンピュータであるメインコントローラ110は、このコンピュータプログラムをROM144から読出し、RAM143をワークエリアとして用いて実行する。これにより、図5A〜図5Cに示す処理が実現する。メインコントローラ110は、プリンタ100にインクリボンカセット200および用紙トレイ300が装着された状態で、操作部104に対して使用者等からの印刷指令の操作を検知すると、図5Aのフローチャートに示す処理を開始する。
ステップS101では、メインコントローラ110は、インクリボンカセット検知センサ142により、インクリボンカセット200のインクリボンIDチップ201に格納されているインクリボンカセット200に関する情報を読取って取得する。ここでは、インクリボンカセット200のカセットIDなどといった、インクリボンカセット200の識別情報を読取って取得する。
ステップS102では、メインコントローラ110は、ステップS101で識別情報を取得できたか、また、取得した情報に基づき、転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であるか否かを判定する。例えば、ROM144には、転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であるインクリボンカセット200のカセットIDが格納されている。そして、メインコントローラ110は、ステップS101で取得したカセットIDが、ROM144に格納されている場合には、転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であると判定する。この場合には、ステップS107に進む。そうでない場合には、転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であるか所定値未満であるかが不明であると判定する。この場合には、ステップS103に進む。また、メインコントローラ110が用紙トレイ300にセットされている用紙304のサイズを識別可能(検出可能)であれば、メインコントローラ110は、識別した用紙304のサイズから所定値を決定してもよい。このとき、メインコントローラ110は、インクリボンカセット200のインクリボンIDチップ201から取得した識別情報に基づいた転写材層の搬送方向の長さが、識別した用紙304のサイズに対応する所定値以上であるか否かを判定してもよい。
ステップS103では、メインコントローラ110は、表示制御部106を制御し、表示部103に、警告表示を行う。この警告表示では、インクリボン204の転写材層222の長さが所定値以上でないインクリボンカセット200が装着されているために、正常に印刷できない可能性があることを使用者に通知する。ステップS102において、インクリボン204の転写材層222の長さが判断できなかった場合にも、ステップS103に進み、インクリボン204の転写材層の長さが所定値以上であるかが不明であることを示す警告表示を行う。図6は、表示部103に表示する警告表示の例である。なお、警告表示の内容は、図6に示す内容に限定されない。要は、現在装着されているインクリボンカセット200を用いて印刷を行った場合には、正常に印刷できない可能性があることを知らせるような内容であればよい。使用者は、表示部103の警告表示を確認することで、現在装着されているインクリボンカセット200を用いて印刷を継続するか否かを選択することになる。
ステップS104では、メインコントローラ110は、印刷を継続(実行)する操作が行われたか、または、印刷を中止する操作が行われたかを判定する。印刷を中止する操作が行われた場合には、メインコントローラ110は、印刷を中止し、一連の処理を終了する。このような処理によれば、使用者は、インクリボン204のフィルム層226が用紙に貼り付く可能性がある場合には、印刷を中止することができる。
一方、印刷を継続する操作が行われた場合には、ステップS105に進む。この場合には、使用者は、現在装着されているインクリボンカセット200のインクリボン204の転写材層222が所定値以上の長さを有するか否かが不明なまま、印刷を実行させることになる。転写材層222が所定値未満であると、インクリボン204が用紙304に貼り付いて剥離しなくなる可能性がある。
そこで、ステップS105の「転写材層長さ測定処理」において、メインコントローラ110は、長さ測定処理を実行し、各々の転写材層222の搬送方向の長さを測定する。転写材層長さ測定処理の詳細については、後述する。
ステップS106では、メインコントローラ110は、ステップS105における各々の転写材層222の搬送方向の長さの測定結果に基づいて、それらの搬送方向の長さが適正か否かを判定する。具体的には、メインコントローラ110は、各々の転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上である場合には、それらの長さは適正と判定する。そして、全ての転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上である場合には、ステップS107に進む。
ステップS107では、メインコントローラ110は、現在装着されているインクリボンカセット200を用いて印刷処理を実行する。なお、印刷処理の詳細については後述する。このような処理によれば、各々の転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上である場合には、印刷動作中にフィルム層226が用紙304に貼り付くおそれがないことから、通常通り印刷することができる。
一方、ステップS106において、各々の転写材層222の搬送方向の長さが所定値未満であると判定された場合には、それらの長さは適正ではないと判定する。そして、1回の印刷処理で用いる全ての転写材層222に、搬送方向の長さが所定値未満であるものが1つでも含まれる場合には、メインコントローラ110は、印刷を中止し、一連の処理を終了する。このような処理によれば、用紙304にフィルム層226が圧接されて貼り付くおそれがある場合には、事前に印刷を中止することができる。したがって、インクリボン204が用紙304に貼り付いて剥離できなくなるという事態の発生を防止できる。
次に、転写材層長さ測定処理について説明する。図5Bは、転写材層長さ測定処理を説明するフローチャートである。
ステップS201では、メインコントローラ110は、インクリボンカセット検知センサ142により、インクリボンカセット200のインクリボンIDチップ201に格納された転写材層222の残量(残数)を読取って取得する。
ステップS202では、メインコントローラ110は、インクリボン径算出処理を実行し、ステップS201で取得した転写材層222の残量に基づいて、巻取りボビン206に巻取られているインクリボン204の直径を算出する。なお、ROM144には、転写材層222の残量と巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の直径との関係を規定するテーブルである「インクリボン残量−インクリボン径のテーブル」が、あらかじめ格納されている。このテーブルは、コンピュータ読取り可能なテーブルである。メインコントローラ110は、このテーブルを参照して、巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の直径を算出する。
なお、このステップS202では、「転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であるインクリボンカセット200」の仕様に基づいた「インクリボン残量−インクリボン径のテーブル」を用いる。例えば、ROM144には、「転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であるインクリボンカセット200」のカセットIDが格納されている。そこで、このステップS202では、このようなカセットIDを有するインクリボンカセット200の仕様(フィルム層226の厚さや巻取りボビン206の径など)に基づいて作成された「インクリボン残量−インクリボン径のテーブル」を用いる。この理由は、ROM144に登録されていないカセットIDを有するインクリボンカセット200の仕様に基づいた「インクリボン残量−インクリボン径のテーブル」をあらかじめROM144に格納しておくことは、現実的ではないからである。要は、未知のインクリボンカセット200の仕様を、既知のインクリボンカセット200の仕様で代用するのである。
ステップS203では、メインコントローラ110は、巻取りボビンモータ116を駆動して巻取りボビン206の回転を開始する。
ステップS204では、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によりイエローインク層222Yの頭出しのための2本のマーカー221Yを検知したか否かを判定する。イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yを検知したと判定されると、ステップS205に進む。そうでない場合には、メインコントローラ110は、2本のマーカー221Yが検知されるまで、巻取りボビン206の回転を継続する。
ステップS205では、メインコントローラ110は、第1の回転検知部146により、巻取りボビンモータ116の回転回数のカウントを開始する。
ステップS206では、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によりマーカー221を検知したか否かを判定する。ステップS206においてマーカー221を検知したと判定されるとステップS207に進む。そうでない場合には、マーカー221を検知するまで、巻取りボビン206の回転を継続するとともに、第1の回転検知部146による巻取りボビンモータ116の回転回数のカウントを継続する。
ステップS207では、メインコントローラ110は、第1の回転検知部146の検知結果を用いた巻取りボビンモータ116の回転回数のカウントを終了する。そして、カウントした巻取りボビンモータ116の回転回数を、RAM143に格納する。
ステップS208では、メインコントローラ110は、ステップS206で検知したマーカー221が、イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yであるか否かを判定する。検知されたマーカー221が、イエローインク層222の2本のマーカー221Yである場合には、ステップS209に進む。検知されたマーカー221が、その他のマーカー221M,221C,221Oのいずれかである場合には、ステップS205に進む。この場合には、メインコントローラ110は、ステップS205〜S208の処理を繰り返す。
すなわち、1順目のステップS205〜S208においては、イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yを検知してからマゼンタインク層222Mのマーカー221Mを検知するまでの巻取りボビンモータ116の回転回数を測定する。2順目のステップS205〜S208においては、マゼンタインク層222Mのマーカー221Mを検知してからシアンインク層222Cのマーカー221Cを検知するまでの巻取りボビンモータ116の回転回数を測定する。3順目のステップS205〜S208においては、シアンインク層222Cのマーカー221Cを検知してからオーバーコート層222Oのマーカー221Oを検知するまでの巻取りボビンモータ116の回転回数を測定する。4順目のステップS205〜S208においては、オーバーコート層222Oのマーカー221Oを検知してから次のイエローインク層222Yのマーカー221Yを検知するまでの巻取りボビンモータ116の回転回数を測定する。これらの回転回数の測定と格納をすべて終了すると、ステップS209を経てS210に進むことになる。
ステップS209では、メインコントローラ110は、巻取りボビンモータ116の駆動を止め、巻取りボビン206の回転を停止させる。
ステップS210では、メインコントローラ110は、インクリボン204の搬送量を計算する。具体的には、メインコントローラ110は、ある1つの転写材層222を頭出ししてからその隣の他の1つの転写材層222を頭出しするまでに要した巻取りボビン206の回転回数を算出する。この回転回数の計算には、ステップS207で測定した巻取りボビンモータ116の回転回数と、不図示の巻取りボビン伝達機構の減速比が用いられる。このように、第1の実施形態では、メインコントローラ110と第1の回転検知部146が、巻取りボビン206の回転回数を測定(算出)する回転回数測定処理を実行する。そして、メインコントローラ110は、測定した巻取りボビン206の回転回数と、ステップS202で算出したインクリボン204の直径とから、各々の転写材層222の頭出しに要したインクリボン204の搬送量を算出する。そして、メインコントローラ110は、算出したインクリボン204の搬送量を、各々の転写材層222の搬送方向の長さとする。メインコントローラ110は、算出したこれらの長さを、RAM143に格納する。
このように、第1の実施形態では、メインコントローラ110と第1の回転検知部146により測定された巻取りボビン206の回転回数と、巻取りボビン206に巻かれたインクリボン204の直径とによって、各々の転写材層222の搬送方向の長さを算出する。そして、第1の実施形態では、1回の印刷で用いる全ての転写材層222(イエローインク層222Y、マゼンタインク層222M、シアンインク層222C、オーバーコート層222O)について、それぞれの搬送方向の長さを算出し、RAM143に格納する。
第1の実施形態では、回転回数と、インクリボン204の直径とから転写材層222の長さを算出した。しかし、未知のインクリボンカセットの場合は、S201においてインクリボンの残量を取得できない可能性がある。その場合は、「インクリボン残量−インクリボン径のテーブル」において、インクリボンの残量が最大の場合のインクリボン径の値を使用して、S202以降の処理を実行する。インクリボン残量が最大の場合は、巻取りボビン206に巻かれたインクリボン204の直径が最小となり、1回の印刷で用いる転写材層222の長さは、直径の最小値を用いて算出した転写材層222の長さ以上はあることになる。本実施形態では、転写材層222の長さが所定値よりも短いかを確実に判断したいため、未知のインクリボンカセットにおいては、直径の最小値を用いて処理を実行する。
次に、図5AのステップS107の印刷処理について、図4A〜図4Fと図5Bを参照して説明する。図5Bは、図5AのステップS107の印刷処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS301では、メインコントローラ110は給紙を行う。具体的には、メインコントローラ110は、加圧板151を駆動する図略の駆動機構を制御し、加圧板151を図4Aに示す位置から図4Bに示す位置まで移動させる。これにより、用紙304を給紙ローラ133に圧接させる。そして、メインコントローラ110は、用紙搬送モータドライバ113を制御して用紙搬送モータ117を駆動し、給紙ローラ133を回転させて用紙304を送給する。この動作が給紙動作である。
ステップS302では、イエロー画像を印刷する。まず、メインコントローラ110は、ヘッドアップダウンモータドライバ111を制御してヘッドアップダウンモータ115を駆動し、サーマルヘッド支持アーム121を回動させてサーマルヘッド120を図4Dに示す印画位置で静止させる。この印画位置では、サーマルヘッド120とプラテンローラ130とが、用紙304とインクリボン204とを所定の圧力で接触するように挟む。その後、メインコントローラ110は、用紙搬送モータドライバ113を制御して用紙搬送モータ117を駆動し、搬送ローラ131により用紙304を図4Dの矢印Fの方向に搬送する。そして、メインコントローラ110は、用紙304を搬送しながら、ドライバコントローラ118を制御してヘッド駆動回路119を駆動し、印刷信号に応じてサーマルヘッド120の発熱体を発熱させる。これにより、インクリボン204のイエローインク層222Yのインクを用紙304に熱転写し、イエロー画像を印刷する。
メインコントローラ110は、イエロー画像の印刷動作中には、巻取りボビンモータドライバ112を制御して巻取りボビンモータ116を駆動し、巻取りボビン206を回転させる。このような処理により、イエロー画像の印刷動作中においては、インクリボン204を、用紙304と同じ搬送速度で図4Eの矢印Fの方向に搬送する。そして、印刷に用いられたインクリボン204、すなわち、イエローインク層222Yが設けられる部分は、剥離板124により略90°方向転換し、用紙304から剥離する。
ステップS303では、メインコントローラ110は、マゼンタ画像の印刷動作のため、リターン動作を行う。まず、メインコントローラ110は、ヘッドアップダウンモータドライバ111を制御してヘッドアップダウンモータ115を駆動し、サーマルヘッド支持アーム121を回動させる。これにより、サーマルヘッド120とプラテンローラ130の圧接を解除し、サーマルヘッド120を待機位置に移動させて静止させる。そして、メインコントローラ110は、用紙搬送モータドライバ113を制御して用紙搬送モータ117を駆動し、搬送ローラ131を回転させて用紙304を図4Fの矢印Eの方向に向けて、図4Cに示す印刷開始位置まで搬送する。
また、メインコントローラ110は、用紙304の搬送と同時に、マゼンタインク層222Mの頭出しを行う。具体的には、メインコントローラ110は、巻取りボビンモータドライバ112を制御して巻取りボビンモータ116を駆動する。これにより、巻取りボビン206を回転させて、インクリボン204を巻取りボビン206に巻取る。そして、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によりマゼンタインク層222Mのマーカー221Mを検知するまで、インクリボン204の巻取りを継続する。メインコントローラ110は、マゼンタインク層222Mのマーカー221Mを検知すると、巻取りボビン206の回転を止める。これにより、マゼンタインク層222Mの頭出しが完了する。
ステップS304では、メインコントローラ110は、マゼンタ画像の印刷を行う。ステップS305では、メインコントローラ110は、リターン動作を行うとともに、シアンインク層222Cの頭出しを行う。ステップS306では、メインコントローラ110は、シアン画像の印刷を行う。ステップS307では、メインコントローラ110は、リターン動作を行うとともに、オーバーコート層222Oの頭出しを行う。ステップS308では、メインコントローラ110は、オーバーコート層222Oの印刷を行う。オーバーコートの印刷は、全ての色の画像の印刷を行った後に、用紙304に印刷された画像が外的な要因により劣化することを低減するために行う。
ステップS304,S306,S308では、それぞれ、マゼンタインク層222Mとシアンインク層222とオーバーコート層222Oを用紙304に熱転写する。これにより、それぞれのステップにおいて、マゼンタ画像とシアン画像とオーバーコート材を印刷する。なお、これらの画像の印刷におけるプリンタ100の動作は、前述したイエロー画像の印刷の動作と同様である。ステップS305,S307のリターン動作は、ステップS303と同様である。また、これらのステップにおけるシアンインク層222Cとオーバーコート層222Oの頭出しの動作も、ステップS303と同様である。
ステップS309では、メインコントローラ110は、用紙搬送モータドライバ113を制御して用紙搬送モータ117を駆動し、給紙ローラ133を回転させる。そして、給紙ローラ133と排紙ローラ134とで用紙304をニップし、プリンタ100の外部へ排紙する。また、メインコントローラ110は、インクリボンカセット検知センサ142により、インクリボンIDチップ201に格納されている転写材層222の残量を更新する書込みを行う。
ステップS303,S304,S306,S308のそれぞれにおけるインクリボン204と用紙304の搬送量(送り量)が、前述の「所定値」の例となる。このため、各々の転写材層222の搬送方向の長さがこの所定値未満であると、フィルム層226が直接に用紙304に圧接され、フィルム層226が用紙304に貼り付くことがある。そこで、各々の転写材層222の搬送方向の長さがこの所定値未満である場合には、印刷を中止する。
以上のように、インクリボン204の転写材層222の搬送方向の長さが不明なインクリボンカセット200がプリンタ100に装着された場合には、印刷処理の開始前に各々の転写材層222の搬送方向の長さを測定(算出)する。そして、各々の転写材層222の搬送方向の長さが印刷に適した長さを有しているか否かを判定する。このため、各々の転写材層222の搬送方向の長さが短いインクリボンカセット200を使用した印刷の実行を防止できる。したがって、インクリボン204のフィルム層226の用紙304への貼り付きを防止できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態における転写材層長さ測定処理について説明する。図7は、第2の実施例における転写材層長さ測定処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS401では、メインコントローラ110は、巻取りボビンモータドライバ112を制御して巻取りボビンモータ116を駆動し、巻取りボビン206を回転させる。これにより、インクリボン204を搬送する。
ステップS402では、メインコントローラ110は、第3の回転検知部148(図3参照)により、供給ボビン205の回転速度wfを検知する。
ステップS403では、メインコントローラ110は、供給ボビン205の回転速度wfと巻取りボビン206の回転速度wtに基づいて、巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の直径Dtを算出する。
ここで、巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の直径Dtの算出方法について、図8を参照して説明する。図8は、巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の直径Dtの算出方法を説明する模式図である。メインコントローラ110は、巻取りボビンモータドライバ112を制御し、巻取りボビンモータ116を一定の回転速度(単位時間当たりの回転数)で回転駆動する。このため、巻取りボビン206は、予め定められた回転速度wtで回転する。この回転速度wtはあらかじめROM144に格納されている。そして、メインコントローラ110は、ROM144からこの回転速度wtを読出すことができる。図8に示すように、インクリボン204は供給ボビン205からリボン搬送速度viで引き出されて搬送され、巻取りボビン206に巻取られる。メインコントローラ110は、インクリボン204のリボン搬送速度viを、巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の直径Dtから次の(式1)より算出できる。
Figure 2017080983
次に、メインコントローラ110は、ステップS402において検知した供給ボビン205の回転速度wfと供給ボビン205の直径Dfと次の(式2)とを用いて、リボン搬送速度viを算出する。
Figure 2017080983
ここで、(式1)と(式2)より、次の(式3)の関係が得られる。
Figure 2017080983
また、供給ボビン205および巻取りボビン206に巻かれたインクリボン204のトータルの量は、不変(常に一定)である。このため、供給ボビン205に巻かれたインクリボン204の断面積と、巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の断面積との和は、不変である。したがって、次の(式4)の関係が成り立つ。なお、この断面積の和の値は、あらかじめROM144に格納されており、メインコントローラ110は、この断面積の和の値をROM144から読み出すことができる。
Figure 2017080983
このように、メインコントローラ110は、巻取りボビン206に巻取られたインクリボン204の直径Dtを算出する。この際、ROM144に格納された巻取りボビン206の回転速度wtと、ステップS402において検知した供給ボビン205の回転速度wfと、(式3)および(式4)の関係を用いればよい。
なお、前記「断面積の和」は個々のインクリボンカセット200においては不変の値であるが、インクリボンカセットの仕様(例えばフィルム層226の厚さなど)によって相違する。そこで、ROM144には、「転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であるインクリボンカセット200」の仕様に基づいて算出された「断面積の和」が格納されているものとする。例えば、「転写材層222の搬送方向の長さが所定値以上であるインクリボンカセット200」であることを示すカセットIDを有するインクリボンカセット200の仕様(フィルム層226の厚さ)に基づいて算出された値が格納されている。この理由は、ROM144に登録されていないカセットIDを有するインクリボンカセット200の仕様に基づいた「断面積の和」をあらかじめROM144に格納しておくことは、現実的ではないからである。要は、第1の実施形態と同様に、未知のインクリボンカセット200の仕様である「断面積の和」を、既知のインクリボンカセット200の仕様で代用するのである。
ステップS404では、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によりイエローインク層222Yの2本のマーカー221Yを検知したか否かを判定する。イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yを検知した場合には、ステップS405に進む。そうでない場合には、検知するまで巻取りボビン206の回転を継続させる。
ステップS405では、メインコントローラ110は、第1の回転検知部146により、巻取りボビンモータ116の回転回数のカウントを開始する。
ステップS406では、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によりマーカー221を検知したか否かを判定する。ステップS406においてマーカー221を検知したと判定されるとステップS407に進む。そうでない場合には、検知するまで巻取りボビン206の回転を継続させる。
ステップS407では、メインコントローラ110は、第1の回転検知部146による巻取りボビンモータ116の回転回数のカウントを終了する。そして、カウントした巻取りボビンモータ116の回転回数を、RAM143に格納する。
ステップS408では、メインコントローラ110は、ステップS406で検知したマーカー221が、イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yであるか否かを判定する。イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yであると判定された場合には、ステップS409に進む。一方、その他のマーカー221M,221C,221Oのいずれかであると判定された場合は、ステップS205に戻る。そして、ステップS405〜S408の処理を繰り返す。
ステップS409では、メインコントローラ110は、巻取りボビンモータ116の駆動を止め、巻取りボビン206の回転を停止させる。
ステップS410では、メインコントローラ110は、インクリボン204の搬送量を算出する。まず、メインコントローラ110は、各々の転写材層222の頭出しに要した巻取りボビン206の回転回数を算出する。これらの回転回数の算出には、ステップS407で格納した各々の転写材層222の頭出しに要した巻取りボビンモータ116の回転回数と、不図示の巻取りボビン伝達機構の減速比が用いられる。このように、メインコントローラ110と第1の回転検知部146が、巻取りボビン206の回転回数を測定する。そして、メインコントローラ110は、算出した回転回数と、ステップS403で算出したインクリボン204の直径から、各々の転写材層222の頭出しに要したインクリボン204の搬送量を算出する。そして、メインコントローラ110は、算出したインクリボン204の搬送量を、各々の転写材層222の搬送方向の長さとする。メインコントローラ110は、算出した各々の転写材層222の搬送方向の長さを、RAM143に格納する。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態における転写材層長さ測定処理について説明する。図9は、第3の実施例における転写材層長さ測定処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS501では、メインコントローラ110は、巻取りボビンモータドライバ112を制御して巻取りボビンモータ116を回転させる。これにより、巻取りボビン206の回転を開始させる。
ステップS502では、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によりイエローインク層222Yの2本のマーカー221Yを検知したか否かを判定する。イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yを検知したと判定されると、ステップS503に進む。そうでない場合には、検知されるまで、巻取りボビン206の回転を継続させる。
ステップS503では、メインコントローラ110は、第2の回転検知部147により、回転部材の例であるガイドシャフト211の回転回数のカウントを開始する。インクリボンカセット200に設けられたガイドシャフト211は、インクリボンカセット200がプリンタ100に装着されると、ガイドシャフト211の回転回数を計測する第2の回転検知部147と係合する。そして、エンコーダがガイドシャフト211と連動して回転することで、ガイドシャフト211の回転回を検知できる。そして、メインコントローラ110は、第2の回転検知部147による検知結果からガイドシャフト211の回転回数を測定する。このように、第2の回転検知部147とメインコントローラ110とにより回転回数測定の処理が実行される。なお、ガイドシャフト211は、インクリボン204の表面に接しており、インクリボン204の搬送に従動して回転する。このため、ガイドシャフト211の回転の周速度とインクリボン204の搬送速度は同じであり、ガイドシャフト211の回転量(=π×ガイドシャフト211の直径×回転回数)とインクリボン204の搬送量は同一となる。
ステップS504では、メインコントローラ110は、マーカーセンサ140によりマーカー221を検知したか否かを判定する。マーカー221を検知した場合には、ステップS505に進む。そうでない場合には、マーカー221を検知するまで、巻取りボビン206の回転を継続させる。
ステップS505では、メインコントローラ110は、第2の回転検知部147によるガイドシャフト211の回転回数のカウントを終了する。そして、メインコントローラ110は、カウントしたガイドシャフト211の回転回数を、RAM143に記録する。
ステップS506では、メインコントローラ110は、ステップS504で検知したマーカー221がイエローインク層222Yの2本のマーカー221Yであるか否かを判定する。イエローインク層222Yの2本のマーカー221Yであると判定された場合には、ステップS507に進む。その他のマーカー221M,221C,221Oであると判定された場合は、ステップS503に戻る。そして、前述のステップS503〜S505の処理を繰り返す。
ステップS507では、メインコントローラ110は、巻取りボビンモータ116の駆動を止め、巻取りボビン206の回転を停止させる。
ステップS508では、メインコントローラ110は、インクリボン204の搬送量を算出する。この搬送量の算出には、ステップS505で格納した各々の転写材層222の頭出しに要したガイドシャフト211の回転回数と、ROM144にあらかじめ格納されたガイドシャフト211の直径が用いられる。そして、算出したインクリボン204の搬送量を、各々の転写材層222の搬送方向の長さとなる。メインコントローラ110は、算出した各々の転写材層222の搬送方向の長さを、RAM143に格納する。
このように、第3の実施形態では、インクリボン204の搬送に従動して回転するガイドシャフト211の回転回数を測定し、ガイドシャフト211の直径と回転回数とから、各々の転写材層222の搬送方向の長さを測定する。そして、このように算出した転写材層222の搬送方向の長さに基づいて、印刷を実行するか中止するかを制御する。第3の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、第3の実施形態では、インクリボン204に従動して回転する回転部材としてガイドシャフト211を示したが、回転部材はガイドシャフト211に限定されない。要は、インクリボン204に接触するなどしてインクリボン204の搬送に従動して回転する部材であれば、回転部材として用いることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、プリンタが、メインコントローラとは別にROMとRAMを有する構成を示したが、このような構成に限定されない。ROMとRAMはメインコントローラに包含されていてもよい。すなわち、メインコントローラが、CPUとROMとRAMとを有するコンピュータであってもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (8)

  1. 転写材層が設けられたインクリボンと前記インクリボンを巻取る巻取りボビンとを有するインクリボンカセットを着脱可能な熱転写方式のプリンタであって、
    装着された前記インクリボンカセットの前記巻取りボビンを回転させて前記インクリボンを巻取ることによって搬送する搬送手段と、
    前記転写材層の前記搬送手段による搬送方向の長さを測定する長さ測定手段と、
    前記長さ測定手段による前記転写材層の前記搬送方向の長さの測定結果に基づいて、印刷を中止または継続する制御手段と、
    を有することを特徴とする熱転写方式のプリンタ。
  2. 前記制御手段は、測定した前記転写材層の前記搬送方向の長さが所定値未満である場合には、印刷を中止することを特徴とする請求項1に記載の熱転写方式のプリンタ。
  3. 前記制御手段は、測定した前記転写材層の前記搬送方向の長さが所定値以上である場合には、印刷を実行することを特徴とする請求項1に記載の熱転写方式のプリンタ。
  4. 前記所定値は、転写材層を用紙に転写する際の前記インクリボンおよび前記用紙の搬送量であることを特徴とする請求項2または3に記載の熱転写方式のプリンタ。
  5. 前記転写材層の位置を示すマーカーを検知するマーカー検知手段と、
    前記巻取りボビンの回転回数を測定する第1の回転回数測定手段と、
    前記巻取りボビンに巻取られた前記インクリボンの径を算出するインクリボン径算出手段と、
    をさらに有し、
    前記長さ測定手段は、前記マーカー検知手段によりある1の転写材層の位置を示すマーカーを検知してから前記ある1の転写材層の隣に設けられる他の1の転写材層の位置を示すマーカーを検知するまでの前記インクリボンの搬送量を、前記第1の回転回数測定手段により測定された前記巻取りボビンの回転回数と、前記インクリボン径算出手段により算出された前記インクリボンの径とから算出し、算出した前記搬送量を前記1の転写材層の前記搬送方向の長さとすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の熱転写方式のプリンタ。
  6. 前記インクリボン径算出手段は、前記転写材層の残量と、前記転写材層の残量と巻取りボビンに巻かれた前記インクリボンの径との関係を規定するテーブルと、に基づいて、前記インクリボンの径を算出することを特徴とする請求項5に記載の熱転写方式のプリンタ。
  7. 前記インクリボン径算出手段は、前記インクリボンの未使用の部分が巻かれた供給ボビンの回転速度と、前記巻取りボビンの回転速度とに基づいて、前記巻取りボビンに巻取られた前記インクリボンの径を算出することを特徴とする請求項5に記載の熱転写方式のプリンタ。
  8. 前記インクリボンの表面に接触し、前記インクリボンの搬送に従動して回転する回転部材と、
    前記回転部材の回転回数を測定する第2の回転回数測定手段と、
    をさらに有し、
    前記長さ測定手段は、前記マーカー検知手段によりある1の転写材層の位置を示すマーカーを検知してから前記ある1のインク層の隣に設けられる他の1のインク層の位置を示すマーカーを検知するまでの前記インクリボンの搬送量を、前記第2の回転回数測定手段により測定された前記回転部材の回転回数と、前記回転部材の径とから算出し、算出した前記搬送量を前記1の転写材層の前記搬送方向の長さとすることを特徴とする請求項5に記載の熱転写方式のプリンタ。
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