JPH04366653A - サーマルプリンタ装置のサーマルヘッド保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はサーマルプリンタ装置の
サーマルヘッドに係り、特に複数の発熱素子を配したサ
ーマルヘッドとプラテンドラムとで記録紙を挟持し前記
記録紙を搬送しながら前記発熱素子を選択的に熱量を変
え、画像を記録紙に記録するサーマルプリンタ装置のサ
ーマルヘッド保護装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】サーマルプリンタ装置は、従来より医療
分野に於いて医療画像診断装置のプリンタ装置として利
用されている。即ち、医療分野に於いて超音波映像装置
、Ｘ線ＣＴ等の各種医療画像診断装置では、患者に超音
波やＸ線等を照射して前記超音波やＸ線等の変化を検出
することにより患部の画像を得、この画像を、例えば、
ＣＲＴモニタに可視像として表示している。

【０００３】前記医療画像診断装置においてモニタに表
示される患部をハードコピーとして得られれば便利であ
り、この為サーマルプリンタ装置を含む種々のプリンタ
装置が開発されている。また、サーマルプリンタ装置は
医療用の他に、ＩＤカード、プリペイドカード等の表面
印刷にも用いられている。

【０００４】サーマルプリンタ装置は熱転写型、感熱型
のサーマルプリンタ装置が知られているが、ここで一例
として熱転写型サーマルプリンタ装置について説明する
と、カセットから記録紙が１枚づつ印画部に送られる。 印画部では複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドとイ
ンクシートを有し、このサーマルヘッドとプラテンドラ
ムとでインクシートと送られてきた記録紙を挟持する。 これと同時に制御装置から送られる映像信号に基づいて
発熱素子を駆動し、インクシートから映像を記録紙に転
写する。カラー画像を得る場合には、インクシートには
印刷用の３原色であるイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）
、シアン（Ｃ）の３種類のインキが付着された領域Ｙ、
Ｍ、Ｃが順次形成されている。カラー画像のＲ、Ｇ、Ｂ
信号は、ＹＭＣ信号に変換され、サーマルヘッドに印加
され、３色のプリントが行われる。

【０００５】印画終了後、プラテンドラムは回転され、
記録紙は排紙される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来のサーマルプリン
タ装置は、サーマルヘッドの温度をコントロールする制
御回路が設けられ、この制御回路は温度センサが過熱状
態を検知すると、サーマルヘッドの通電を止めたり、冷
却ファンを駆動してサーマルヘッドの過熱を防止する。

【０００７】しかしながら、制御回路がショート等で作
動不能に陥った時、温度コントロールが作動せず、サー
マルヘッドが過熱状態になり、サーマルヘッドが破損す
る欠点がある。本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、プリンタ制御回路の誤動作によるサーマル
ヘッドの過熱を防止するサーマルプリンタ装置のサーマ
ルヘッド保護装置を提案することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、プラテンドラム上で記録紙にプラテンドラ
ムを回転しながらインクシートを介して印画するサーマ
ルヘッドを有するサーマルプリンタ装置に於いて、前記
サーマルヘッドの電源供給回路にスイッチを設け、前記
スイッチはサーマルヘッドの動きと連動されサーマルヘ
ッドの印画時以外の時は、電源供給を遮断することを特
徴とする。

【０００９】

【作用】本発明は、サーマルヘッドがプラテンドラムか
ら離れると、電源供給回路のスイッチが作動して回路を
遮断し、サーマルヘッドに電源を供給しないので、制御
回路が誤作動しても、サーマルヘッドの過熱は防止され
る。

【００１０】

【実施例】以下添付図面に従って本発明に係わるサーマ
ルプリンタ装置のサーマルヘッド保護装置の好ましい実
施例を詳説する。図１は本発明に係わるサーマルプリン
タ装置のサーマルヘッド回りの構造が示され、サーマル
ヘッド１０は、ブラケット１２を介して揺動レバー１４
の先端に固着されている。サーマルヘッド１０は、揺動
レバー１４が軸１６を中心に揺動することによりプラテ
ンドラム１８に所定の押圧力で押し付けられる。

【００１１】サーマルヘッド１０の本体はＡｌで構成さ
れ、印字面２０はセラミックスシートで構成される。印
字面２０には、図示しないが複数の発熱素子がプラテン
ドラム１８の軸方向に沿って配列されている。サーマル
ヘッド１０の印字面２０と反対側の面には複数に分割さ
れたＡｌ製の放熱部材２３がビス等により取付けられて
いる。図に示すように電源回路２２はサーマルヘッド１
０の印字面２０の発熱素子と接続され、映像信号に基づ
いて発熱素子を駆動する。電源回路２２には、制御回路
２３が接続され、この制御回路２３は図示しない温度セ
ンサからの情報によりサーマルヘッドの発熱素子の温度
コントロールをするようになっている。また電源回路２
２には、スイッチ２４が設けられ、このスイッチ２４は
、図２に示すようにサーマルヘッド１０が印画時にある
時は、カム２６と当接して閉じ、電源回路２２からの電
源が供給される。一方、サーマルヘッド１０の退避時、
即ち、図３に示すようにサーマルヘッド１０がプラテン
ドラム１８から離れると、カム２６がスイッチ２４から
離れ、スイッチ２４は開放する。これにより電源回路２
２からの電源供給は遮断される。尚、１１はインクシー
ト１３を有するインクカセットである。

【００１２】サーマルプリンタ装置はこの他に記録紙収
納部、記録紙送り出し部、排紙トレー部等を有している
が、本発明と直接関係ないので説明を省略する。前記の
如く構成された本発明に係るサーマルヘッドによれば、
サーマルヘッド１０がプラテンドラム１８に当接すると
、カム２６によりスイッチ２４が閉じ、サーマルヘッド
１０の発熱素子が駆動される。また、制御回路２３がシ
ョート等で故障してもサーマルヘッド１０がプラテンド
ラム１８から離れると、発熱素子への電源供給が遮断さ
れ、サーマルヘッド１０が保護される。

【００１３】本発明は熱転写型のサーマルプリンタ装置
、感熱型のサーマルプリンタ装置の両方に適用すること
が出来る。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるサ
ーマルプリンタ装置のサーマルヘッド保護装置によれば
、プリンタ制御回路が故障してサーマルヘッドの過熱防
止機構が作動しなくなっても、サーマルヘッドが退避位
置に離れると、サーマルヘッドへの電源供給が断たれる
ので、サーマルヘッドの過熱防止が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明に係わるサーマルプリンタ装置の
サーマルヘッド構造を示す斜視図である。

【図２】図２は本発明に係るサーマルヘッドの実施例を
示す説明図である。

【図３】図３は本発明に係るサーマルヘッドの実施例を
示す説明図である。

【符号の説明】

１０…サーマルヘッド １８…プラテンドラム ２０…印字面 ２２…電源回路 ２４…スイッチ ２６…カム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　プラテンドラム上で記録紙にプラテン
   ドラムを回転しながらインクシートを介して印画するサ
   ーマルヘッドを有するサーマルプリンタ装置に於いて、
   前記サーマルヘッドの電源供給回路にスイッチを設け、
   前記スイッチはサーマルヘッドの動きと連動されサーマ
   ルヘッドの印画時以外の時は、電源供給を遮断すること
   を特徴とするサーマルプリンタ装置のサーマルヘッド保
   護装置。