JPH0711345U - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
- Publication number
- JPH0711345U JPH0711345U JP002926U JP292694U JPH0711345U JP H0711345 U JPH0711345 U JP H0711345U JP 002926 U JP002926 U JP 002926U JP 292694 U JP292694 U JP 292694U JP H0711345 U JPH0711345 U JP H0711345U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の場所に貼付けることができると共に耐
久性が高い印字テープを提供すること。 【構成】 貼付用印字テープ14は、耐摩耗性に優れた
透明なベースフィルム11と、そのベースフィルム11
の一表面に形成された感熱染料層12と、その感熱染料
層12の他表面側に配設された剥離フィルム15であっ
て、感熱染料層と接合する面に接着剤層13を形成した
熱導伝性の良好な剥離フィルム15とから構成され、ベ
ースフィルム11、感熱染料層12、接着剤層13、剥
離フィルム15の順に積層されている。
久性が高い印字テープを提供すること。 【構成】 貼付用印字テープ14は、耐摩耗性に優れた
透明なベースフィルム11と、そのベースフィルム11
の一表面に形成された感熱染料層12と、その感熱染料
層12の他表面側に配設された剥離フィルム15であっ
て、感熱染料層と接合する面に接着剤層13を形成した
熱導伝性の良好な剥離フィルム15とから構成され、ベ
ースフィルム11、感熱染料層12、接着剤層13、剥
離フィルム15の順に積層されている。
Description
【0001】
本考案は、サーマルヘッドにて加熱されることにより発色する感熱染料層を備 え、所望の場所に貼付けることができると印字テープに関するものである。
【0002】
このような印字テープとしては、カセットテープやビデオテープ、または各種 ファイルのタイトル等を作成するための貼付用印字テープが知られている。かか るテープ作成のための従来の印字装置は、貼付用印字テープとインクリボンとを 別個に準備し、両者を重ね合わせて印字ヘッドにより転写していた。この種の印 字装置の従来例は図3及び図4に示す通りである。図4に示した貼付用印字テー プ20は、ベースフィルム21と、そのベースフィルム21と接合する面に接着 剤層23を形成した剥離フィルム22とから形成されている。そして、その貼付 用印字テープ20を図3に示すような印字装置30にセットし、インクリボンカ セット35のインクリボン34を介して印字ヘッド36により貼付用印字テープ 20のベースフィルム21側に印字を行っていた。
【0003】
このような従来の印字装置で印字された貼付用印字テープ20は、使用者に
よ り裏面の剥離フィルム22が剥がされたのち、印字されたインク層24を表にし て所望の場所に貼付けられるものである。しかしながらこの印字テープ20はベ ースフィルム21にインク層24が露出した状態で転写印字されているので、外 部からの接触等によりインク層24が剥離されたり汚損されたりしやすく、耐久 性が低いという問題点を有していた。
よ り裏面の剥離フィルム22が剥がされたのち、印字されたインク層24を表にし て所望の場所に貼付けられるものである。しかしながらこの印字テープ20はベ ースフィルム21にインク層24が露出した状態で転写印字されているので、外 部からの接触等によりインク層24が剥離されたり汚損されたりしやすく、耐久 性が低いという問題点を有していた。
【0004】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は 、所望の場所に貼付けることができると共に耐久性が高い印字テープを提供する ことにある。
【0005】
この目的を達成するために本考案の印字テープは、サーマルヘッドにて加熱さ れることにより発色する感熱染料層と、その感熱染料層の一面に配設され、感熱 染料層を保護する保護層と、前記感熱染料層の他面側に形成された接着剤層と、 その接着剤層の感熱染料層側の面とは反対側の面に配設された剥離フィルムとか らなる。
【0006】
上記の構成を有する本考案によれば、サーマルヘッドが印字テープを加熱する と、その加熱による熱エネルギーが感熱染料層に伝達されるので、その感熱染料 は、感熱発色する。この加熱染料層の発色により、印字テープに文字や記号を形 成される。この印字テープは、剥離フィルムを剥すことにより、感熱染料層が保 護層により保護された状態で所望の場所に貼付けられる。
【0007】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1は、本考案にかかる貼付用印字テープ14に印字を行う印字装置1の主要 部の構成を示す説明図で、印字装置1の内部には、サーマルヘッド2が印字すべ き文字パターンの虚像を印字するように構成され、印字可能状態においてプラテ ン3に接する位置に配設されている。このプラテン3は、歯付きベルト4を介し モータ5によって駆動される。後述する貼付用印字テープ14はサーマルヘッド 2とプラテン3との間を通過する際に印字される。
【0009】 印字状態においてサーマルヘッド2は、ばね8によってプラテン3側に付勢さ れている。このサーマルヘッド2は、ヘッドリリースつまみ7を図1の矢印A方 向に操作することにより、支点0を中心として揺動してプラテン3からリリース され、貼付用印字テープ14の挿入、交換を容易にする。
【0010】 図2は、図1に示した印字装置1において使用される貼付用印字テープ14の 構成を示す説明図である。その貼付用印字テープ14は、本考案の保護層を形成 する耐摩耗性に優れた透明なベースフィルム11と、そのベースフィルム11の 一表面に形成された感熱染料層12と、その感熱染料層12の他表面側に配設さ れた剥離フィルム15であって、感熱染料層と接合する面に接着剤層13を形成 した熱導伝性の良好な剥離フィルム15とから構成されている。
【0011】 即ち、貼付け用印字テープ14は、図2に示すように、感熱染料層12の一面 にベースフィルム11が配設され、感熱染料層12の他面に接着剤層13が形成 され、その接着剤層13の感熱染料層12と接合する面とは反対側の面に剥離フ ィルム15が配設されおり、ベースフィルム11、感熱染料層12、接着剤層1 3、剥離フィルム15の順で積層されている。
【0012】 ここで、ベースフィルム11は厚さ70μm程度のポリエステルにて形成され ており、また剥離フィルム15は厚さ3μm程度の熱導伝性の良好な材質にて形 成されている。
【0013】 次に、以上のような構成よりなる印字装置1の動作について説明する。
【0014】 まず、使用者により貼付用印字テープ14が、その貼付用印字テープ14の剥 離フィルム15側がサーマルヘッド2と対向するように印字装置1にセットされ 、使用者によってあらかじめ入力された印字されるべき文字データの印字命令が 為されると、印字装置1の中央処理部(図示しない)は、その文字データに対応 するキャラクタ・データをキャラクタ・ジェネレータ(図示しない)から読み出 し、虚像印字用のデータに変換し、縦方向における1ドット列単位にてサーマル ヘッド2に出力する。
【0015】 そして、サーマルヘッド2は、その虚像印字用のデータに基づいて印字するた めに、剥離フィルム15側から貼付用印字テープ14を加熱するために熱エネル ギーを発生する。その熱エネルギーは、熱導伝性の良好な剥離フィルム15及び 接着剤層13を介し感熱染料層12に伝達される。その感熱染料層12は、伝達 された熱エネルギーにより、剥離フィルム15側から見て印字すべき文字パター ンの虚像、即ちベースフィルム11側から見て実像となる様な文字パターンの1 ドット列分が感熱発色される。
【0016】 サーマルヘッド2により1ドット列分の印字が終了すると、次のドット列を印 字するための印字位置まで貼付用印字テープ14を送るために、中央処理部はモ ータ5を駆動させる。そのモータ5の駆動力は歯付ベルト4を介しプラテン3に 伝達され、プラテン3は図1の矢印B方向に回転される。そのプラテン3の回転 に伴って、貼付用印字テープ14は次の印字位置まで送られる。
【0017】 上記の動作を繰り返すことにより、貼付用印字テープ14に所望の文字列が作 成される。使用者はその貼付用印字テープ14を所望の貼付場所に貼付けるため に、剥離フィルム15を剥がし、接着剤層13を貼付場所に圧接されることによ り、貼付動作を完了する。その際、感熱染料層12は、外部からの接触等に対し ベースフィルム11によって保護されるので、発色した感熱染料の剥離・汚損等 が防止でき、貼付用印字テープ14の耐久性を向上させることができる。
【0018】 また、本実施例の印字装置1においては、感熱染料層12を貼付用印字テープ 14内に備えたことにより、インクリボンカセットやその他のインクリボンを送 る装置が不要となるため、印字装置1の小型化及び低価格化が可能であり、イン クリボンの交換時期が問題となることもないから、操作性の優れた印字装置1を 得ることができる。
【0019】 尚、本実施例の印字装置1に使用された貼付用印字テープ14のベースフィル ム11は、透明なものが用いられていたが、半透明若しくはインク色と異なる色 のベースフィルム11を用いてもよい。
【0020】 また、本実施例の印字装置1に貼付用印字テープ14を挿入する際に、予め表 裏逆に挿入させておけば、ベースフィルム11側から見て虚像を印字することが 可能となり、その貼付用印字テープ14を透明ケース等の内側に貼付けた際に透 明ケース等の外側から見て実像となるような貼付用印字テープ14を作成するこ とができる。
【0021】
以上詳述したことから明らかなように、本考案の印字テープは、剥離フィルム を剥すことにより所望の場所に貼付けることができると共に、保護層が感熱染料 層を保護するため、印字された感熱染料の剥離・汚損等が防止でき、印字テープ の耐久性を向上させることができる等の効果を奏するものである。
【図1】印字装置の主要部の構成を示す説明図である。
【図2】貼付用印字テープの構成を示す説明図である。
【図3】従来の印字装置の構成を示す説明図である。
【図4】従来の印字装置に用いられる貼付用印字テープ
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
2 サーマルヘッド 11 ベースフィルム 12 感熱染料層 13 接着剤層 14 貼付用印字テープ 15 剥離フィルム
Claims (1)
- 【請求項1】 サーマルヘッドにて加熱されることによ
り発色する感熱染料層と、 その感熱染料層の一面に配設され、感熱染料層を保護す
る保護層と、 前記感熱染料層の他面側に形成された接着剤層と、 その接着剤層の感熱染料層側の面とは反対側の面に配設
された剥離フィルムとからなることを特徴とする印字テ
ープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002926U JP2537095Y2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 印字テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002926U JP2537095Y2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 印字テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711345U true JPH0711345U (ja) | 1995-02-21 |
JP2537095Y2 JP2537095Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=17785098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994002926U Expired - Lifetime JP2537095Y2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 印字テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537095Y2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874394A (ja) * | 1982-09-17 | 1983-05-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 熱記録媒体 |
JPS59101396A (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-11 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録用転写媒体 |
JPS59126089A (ja) * | 1983-01-07 | 1984-07-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機の吸込マフラ製造方法 |
JPS59182786A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-17 | Ricoh Co Ltd | 熱記録媒体 |
JPS60181151A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP1994002926U patent/JP2537095Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874394A (ja) * | 1982-09-17 | 1983-05-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 熱記録媒体 |
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JPS60181151A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2537095Y2 (ja) | 1997-05-28 |
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