JPH07132652A - 印画用ドラムの駆動装置 - Google Patents
印画用ドラムの駆動装置Info
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- JPH07132652A JPH07132652A JP28233493A JP28233493A JPH07132652A JP H07132652 A JPH07132652 A JP H07132652A JP 28233493 A JP28233493 A JP 28233493A JP 28233493 A JP28233493 A JP 28233493A JP H07132652 A JPH07132652 A JP H07132652A
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- drum
- motor
- driving
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 重ね印画における画質の向上を図ること。
【構成】 ドラム100を回転させるためのドラムモー
タ41の駆動力を伝達する駆動プーリ42、中継プーリ
44、小径プーリ44a及びプーリ46をそれぞれ整数
倍なる関係にしたので、ドラムモータ41の駆動によっ
てドラム100を正転又は逆転させた場合、重ね印画を
行わせるべき適切な位置まで用紙を移動させることがで
きる。 【効果】 ドラム100の回転動作を適切に行わせるこ
とができるので、重ね印画字における画質を向上させる
ことができる。
タ41の駆動力を伝達する駆動プーリ42、中継プーリ
44、小径プーリ44a及びプーリ46をそれぞれ整数
倍なる関係にしたので、ドラムモータ41の駆動によっ
てドラム100を正転又は逆転させた場合、重ね印画を
行わせるべき適切な位置まで用紙を移動させることがで
きる。 【効果】 ドラム100の回転動作を適切に行わせるこ
とができるので、重ね印画字における画質を向上させる
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印画すべき用紙の受台
となるドラムを駆動するための印画用ドラムの駆動装置
に関する。
となるドラムを駆動するための印画用ドラムの駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタは、複数の発熱抵抗体
を絶縁基板上に設置し、これら抵抗体に選択的に通電し
て発生するジュール熱を、熱によって発色する感熱紙又
は転写用フィルムに伝達することにより、ドットのモザ
イクとして絵や文字等を印画するものである。
を絶縁基板上に設置し、これら抵抗体に選択的に通電し
て発生するジュール熱を、熱によって発色する感熱紙又
は転写用フィルムに伝達することにより、ドットのモザ
イクとして絵や文字等を印画するものである。
【0003】このようなサーマルプリンタは、現像、定
着等の後処理を必要としない印画機構が小形、低価格で
あり、臭気、電気的雑音の発生が無く、しかも取扱い操
作性が良く保守も容易であるといった特徴があり、ファ
クシミリをはじめ、漢字を含む各種端末用プリンタ、計
測器等の広範な分野で用いられている。
着等の後処理を必要としない印画機構が小形、低価格で
あり、臭気、電気的雑音の発生が無く、しかも取扱い操
作性が良く保守も容易であるといった特徴があり、ファ
クシミリをはじめ、漢字を含む各種端末用プリンタ、計
測器等の広範な分野で用いられている。
【0004】図1は、このようなサーマルプリンタの基
本構成を示すものであり、記録紙1がサーマルヘッド2
とプラテン3との間に挟持されている。記録紙1とサー
マルヘッド2との間には、多色リボン4が介在されてい
る。
本構成を示すものであり、記録紙1がサーマルヘッド2
とプラテン3との間に挟持されている。記録紙1とサー
マルヘッド2との間には、多色リボン4が介在されてい
る。
【0005】サーマルヘッド2は、たとえば図2に示す
ような構成とされている。すなわち、サーマルヘッド2
のアルミベース5の下面には、発熱体(図示省略)を有
するセラミックベース6及び保護カバー8によって保護
されている発熱体駆動回路基板7が配設されている。ア
ルミベース5の上部には、ペルチェ素子9が設けられて
おり、更にペルチェ素子9の上部には支持部材10と一
体的とされた放熱フィン11が設けられている。
ような構成とされている。すなわち、サーマルヘッド2
のアルミベース5の下面には、発熱体(図示省略)を有
するセラミックベース6及び保護カバー8によって保護
されている発熱体駆動回路基板7が配設されている。ア
ルミベース5の上部には、ペルチェ素子9が設けられて
おり、更にペルチェ素子9の上部には支持部材10と一
体的とされた放熱フィン11が設けられている。
【0006】このような構成では、サーマルヘッド2か
ら多色リボン4にジュール熱が加えられると、熱の加え
られた部分が記録紙1側に転写され、印画が行われる。
また、連続した印画動作が行われる場合、サーマルヘッ
ド2の温度が上昇して正しい色階調が得られなくなって
しまうが、放熱フィン11による放熱効果によって冷却
されることにより正しい色階調が得られるようになって
いる。
ら多色リボン4にジュール熱が加えられると、熱の加え
られた部分が記録紙1側に転写され、印画が行われる。
また、連続した印画動作が行われる場合、サーマルヘッ
ド2の温度が上昇して正しい色階調が得られなくなって
しまうが、放熱フィン11による放熱効果によって冷却
されることにより正しい色階調が得られるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のサーマルプリンタにおいては、プラテン3を回
転駆動させる際、駆動モータからの駆動力を複数のプー
リやベルト等を用いて伝達させる場合があるが、このよ
うな場合にはそれぞれのプーリの関係を考慮する必要が
あり、これを怠ると重ね印画を行う際、プラテン3を正
転又は逆転させて用紙を重ね印画すべき位置へ戻す度に
その位置が微妙にズレてしまい、重ね印画による画質が
低下してしまうという不具合があった。
た従来のサーマルプリンタにおいては、プラテン3を回
転駆動させる際、駆動モータからの駆動力を複数のプー
リやベルト等を用いて伝達させる場合があるが、このよ
うな場合にはそれぞれのプーリの関係を考慮する必要が
あり、これを怠ると重ね印画を行う際、プラテン3を正
転又は逆転させて用紙を重ね印画すべき位置へ戻す度に
その位置が微妙にズレてしまい、重ね印画による画質が
低下してしまうという不具合があった。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、ドラムの回転動作を適切に行わせることに
より、重ね印画における画質の向上を図ることができる
印画用ドラムの駆動装置を提供することを目的とする。
れたもので、ドラムの回転動作を適切に行わせることに
より、重ね印画における画質の向上を図ることができる
印画用ドラムの駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、印画すべき用紙の受台となるドラムを回
転駆動させる印画用ドラムの駆動装置であって、前記ド
ラムを回転駆動させるドラム駆動モータと、このドラム
駆動モータからの駆動力を伝達する複数の駆動プーリと
が具備され、前記複数の駆動プーリのそれぞれが整数倍
の関係とされていることを特徴とする。
成するために、印画すべき用紙の受台となるドラムを回
転駆動させる印画用ドラムの駆動装置であって、前記ド
ラムを回転駆動させるドラム駆動モータと、このドラム
駆動モータからの駆動力を伝達する複数の駆動プーリと
が具備され、前記複数の駆動プーリのそれぞれが整数倍
の関係とされていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の印画用ドラムの駆動装置では、ドラム
駆動モータの駆動力によってドラムを正転又は逆転さ
せ、重ね印画を行うべき位置へ用紙を戻す場合、ドラム
駆動モータからの駆動力を伝達する複数の駆動プーリの
それぞれを整数倍の関係としているので、重ね印画を行
わせるべき位置まで用紙を戻すことができ、適切な位置
での重ね印画を行うことができる。
駆動モータの駆動力によってドラムを正転又は逆転さ
せ、重ね印画を行うべき位置へ用紙を戻す場合、ドラム
駆動モータからの駆動力を伝達する複数の駆動プーリの
それぞれを整数倍の関係としているので、重ね印画を行
わせるべき位置まで用紙を戻すことができ、適切な位置
での重ね印画を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図3乃至図6は、本発明の印画用ドラムの
駆動装置の一実施例に係るサーマルプリンタを示すもの
である。
て説明する。図3乃至図6は、本発明の印画用ドラムの
駆動装置の一実施例に係るサーマルプリンタを示すもの
である。
【0012】これらの図に示すように、サーマルプリン
タ30のケーシング31の右側板32には、ドラム駆動
機構40が配設されている。
タ30のケーシング31の右側板32には、ドラム駆動
機構40が配設されている。
【0013】ドラム駆動機構40には、図7及び図8に
示すように、ステッピングモータであるドラムモータ4
1が配設されている。ドラムモータ41は、冷却ファン
48によって冷却されるようになっている。ドラムモー
タ41からの駆動力は、駆動プーリ42に掛け渡されて
いるタイミングベルト43を介して中継プーリ44に伝
達される。中継プーリ44は、保護部材47によってガ
ードされている。中継プーリ44からの駆動力は、中継
プーリ44と同軸上に配設されている小径プーリ44a
に掛け渡されたタイミングベルト45を介してプーリ4
6に伝達される。
示すように、ステッピングモータであるドラムモータ4
1が配設されている。ドラムモータ41は、冷却ファン
48によって冷却されるようになっている。ドラムモー
タ41からの駆動力は、駆動プーリ42に掛け渡されて
いるタイミングベルト43を介して中継プーリ44に伝
達される。中継プーリ44は、保護部材47によってガ
ードされている。中継プーリ44からの駆動力は、中継
プーリ44と同軸上に配設されている小径プーリ44a
に掛け渡されたタイミングベルト45を介してプーリ4
6に伝達される。
【0014】ここで、各タイミングベルト43,45の
内側には突起(図示省略)が設けられ、各駆動プーリ4
2、中継プーリ44、小径プーリ44a及びプーリ46
の外周面にはその突起が嵌り込む溝(図示省略)が形成
されている。これにより、駆動力伝達時においてはそれ
ぞれのタイミングベルトとプーリとの滑りによる伝達ロ
スがなくなる。また、各駆動プーリ42、中継プーリ4
4、小径プーリ44a及びプーリ46の外周面に形成さ
れている溝の数はそれぞれ整数倍に設定されている。こ
れにより、重ね印画を行う際には、ヘッドユニット12
0のサーマルヘッド124に対する用紙の位置の位置合
わせを高精度で行うことができるため、重ね印画時の画
質を向上させることができる。
内側には突起(図示省略)が設けられ、各駆動プーリ4
2、中継プーリ44、小径プーリ44a及びプーリ46
の外周面にはその突起が嵌り込む溝(図示省略)が形成
されている。これにより、駆動力伝達時においてはそれ
ぞれのタイミングベルトとプーリとの滑りによる伝達ロ
スがなくなる。また、各駆動プーリ42、中継プーリ4
4、小径プーリ44a及びプーリ46の外周面に形成さ
れている溝の数はそれぞれ整数倍に設定されている。こ
れにより、重ね印画を行う際には、ヘッドユニット12
0のサーマルヘッド124に対する用紙の位置の位置合
わせを高精度で行うことができるため、重ね印画時の画
質を向上させることができる。
【0015】ケーシング31の右側板32と左側板36
との間には、ドラム100を支持する支持軸101が回
転自在に配設されている。ドラム100の奥側には、印
画用紙(図示省略)をドラム100に押し付けるための
押付けローラ体102が配設されている。押付けローラ
体102は、支持軸103を介し右側板32と左側板3
6との間で回転自在に配設されている。
との間には、ドラム100を支持する支持軸101が回
転自在に配設されている。ドラム100の奥側には、印
画用紙(図示省略)をドラム100に押し付けるための
押付けローラ体102が配設されている。押付けローラ
体102は、支持軸103を介し右側板32と左側板3
6との間で回転自在に配設されている。
【0016】ケーシング31の上端部には、アーム5
1,54を有した蓋体50が配設されている。これらの
アーム51,54は、右側板32と左側板36との間に
連通されている回動軸33の端部に回動自在に取付けら
れている。蓋体50の側板52,53とケーシング31
の右側板32及び左側板36との間には、ダンパー3
4,38が配設されている。これにより、蓋体50は、
ケーシング31に対して開閉自在とされるとともに、蓋
体50が閉じられる際にはダンパー効果によって急激な
閉じ込みが避けられるようになっている。
1,54を有した蓋体50が配設されている。これらの
アーム51,54は、右側板32と左側板36との間に
連通されている回動軸33の端部に回動自在に取付けら
れている。蓋体50の側板52,53とケーシング31
の右側板32及び左側板36との間には、ダンパー3
4,38が配設されている。これにより、蓋体50は、
ケーシング31に対して開閉自在とされるとともに、蓋
体50が閉じられる際にはダンパー効果によって急激な
閉じ込みが避けられるようになっている。
【0017】蓋体50の側板52には、ヘッドアップセ
ンサ55及びヘッドダウンセンサ56が配設されてい
る。これらヘッドアップセンサ55及びヘッドダウンセ
ンサ56は、後述する軸93の端部に取付けられている
図示省略の遮光板の回転によって後述のヘッドユニット
120のアップ状態及びダウン状態を検出するようにな
っている。
ンサ55及びヘッドダウンセンサ56が配設されてい
る。これらヘッドアップセンサ55及びヘッドダウンセ
ンサ56は、後述する軸93の端部に取付けられている
図示省略の遮光板の回転によって後述のヘッドユニット
120のアップ状態及びダウン状態を検出するようにな
っている。
【0018】ケーシング31の正面の中段位置には、印
画用紙(図示省略)のセット台35が配設されている。
セット台35の奥側には、印画用紙の給排機構60が配
設されている。給排機構60には、後述する図10に示
すように、回転自在とされた5本のローラ体61〜65
が備えられている。セット台35にセットされた用紙が
取り込まれる場合、4本のローラ体61〜64の回転に
よって用紙が巻き込まれるようになっている。プリント
済みの印画用紙の排出は、ローラ体63,65の巻き込
みによって行われるようになっている。ローラ体61と
64との間には、印画用紙の給排状態を検出するための
給排紙センサ66が配設されている。
画用紙(図示省略)のセット台35が配設されている。
セット台35の奥側には、印画用紙の給排機構60が配
設されている。給排機構60には、後述する図10に示
すように、回転自在とされた5本のローラ体61〜65
が備えられている。セット台35にセットされた用紙が
取り込まれる場合、4本のローラ体61〜64の回転に
よって用紙が巻き込まれるようになっている。プリント
済みの印画用紙の排出は、ローラ体63,65の巻き込
みによって行われるようになっている。ローラ体61と
64との間には、印画用紙の給排状態を検出するための
給排紙センサ66が配設されている。
【0019】ケーシング31の左側板36には、クラン
プ駆動機構70が配設されている。クランプ駆動機構7
0には、クランプモータ71が配設されている。クラン
プモータ71の駆動ギヤ72には、伝達ギヤ73を介し
て伝達ギヤ74が噛み合っている。伝達ギヤ74は、図
9に示す軸75に取付けられている。
プ駆動機構70が配設されている。クランプ駆動機構7
0には、クランプモータ71が配設されている。クラン
プモータ71の駆動ギヤ72には、伝達ギヤ73を介し
て伝達ギヤ74が噛み合っている。伝達ギヤ74は、図
9に示す軸75に取付けられている。
【0020】また、図9において、軸75には遮光板7
6が取付けられており、軸75の回転に伴う遮光板76
の回転によってクランプセンサ107がクランプアップ
及びクランプダウンを検出するようになっている。更
に、軸75には、クランプ部材78を支持するととも
に、ドラム100に対して接離させる支持部材77が取
付けられている。ここで、クランプ部材78は、ドラム
100にこの軸方向に沿って形成されている長溝105
に嵌合されるようになっている(図10参照)。クラン
プ部材78が長溝105に嵌合された状態にあっては、
その複数の押圧片79の縁部が長溝105の開口縁部に
当接するようになっている。
6が取付けられており、軸75の回転に伴う遮光板76
の回転によってクランプセンサ107がクランプアップ
及びクランプダウンを検出するようになっている。更
に、軸75には、クランプ部材78を支持するととも
に、ドラム100に対して接離させる支持部材77が取
付けられている。ここで、クランプ部材78は、ドラム
100にこの軸方向に沿って形成されている長溝105
に嵌合されるようになっている(図10参照)。クラン
プ部材78が長溝105に嵌合された状態にあっては、
その複数の押圧片79の縁部が長溝105の開口縁部に
当接するようになっている。
【0021】用紙がクランプされる場合には、クランプ
部材78が一旦ドラム100から離された後、ドラム1
00に引き戻されることにより、クランプ部材78とド
ラム100との間に用紙の先端縁部が圧挟される。用紙
の先端縁部が圧挟された状態で、ドラム100が矢印a
方向(図10参照)に回転することにより、用紙が引き
込まれつつドラム100に巻き付けられる。用紙がドラ
ム100に巻き付けられた状態では、用紙の後端部側が
押付けローラ体102によってドラム100に押付けら
れるようになっている。
部材78が一旦ドラム100から離された後、ドラム1
00に引き戻されることにより、クランプ部材78とド
ラム100との間に用紙の先端縁部が圧挟される。用紙
の先端縁部が圧挟された状態で、ドラム100が矢印a
方向(図10参照)に回転することにより、用紙が引き
込まれつつドラム100に巻き付けられる。用紙がドラ
ム100に巻き付けられた状態では、用紙の後端部側が
押付けローラ体102によってドラム100に押付けら
れるようになっている。
【0022】伝達ギヤ74の近傍には、上記のドラム1
00を支持するための支持軸101に取付けられている
回転体105が配設されている。回転体105には、切
欠き部106が形成されている。ドラム100の回転に
伴う回転体105の回転によってHP(ホームポジショ
ン)センサ110がオン/オフ信号を出力する。これに
より、ホームポジション位置からのドラム100の回転
位置が検出されるので、ドラム100の回転状態を認識
することができる。
00を支持するための支持軸101に取付けられている
回転体105が配設されている。回転体105には、切
欠き部106が形成されている。ドラム100の回転に
伴う回転体105の回転によってHP(ホームポジショ
ン)センサ110がオン/オフ信号を出力する。これに
より、ホームポジション位置からのドラム100の回転
位置が検出されるので、ドラム100の回転状態を認識
することができる。
【0023】クランプ駆動機構70の近傍には、給排紙
モータ80が配設されている。給排紙モータ80の駆動
力は、ローラ体61〜65に伝達されるようになってい
る。
モータ80が配設されている。給排紙モータ80の駆動
力は、ローラ体61〜65に伝達されるようになってい
る。
【0024】蓋体50の側板53には、ヘッドアップダ
ウン機構90が設けられている。ヘッドアップダウン機
構90のヘッドモータ91の駆動ギヤ92には、軸93
に回転自在に取付けられているギヤ94が噛み合ってい
る。
ウン機構90が設けられている。ヘッドアップダウン機
構90のヘッドモータ91の駆動ギヤ92には、軸93
に回転自在に取付けられているギヤ94が噛み合ってい
る。
【0025】軸93には、図10及び図11に示すよう
に、ヘッドユニット120をドラム100に対して接離
させるための偏心板95が取付けられている。ここで、
これらの図に示すように、ヘッドユニット120には、
アーム122、放熱フィン123、サーマルヘッド12
4を有したベース体125が設けられている。ベース体
125には、偏心板95に当接するローラ体126を有
したベースプレート127が取付けられている。両アー
ム122は、右側板32及び左側板36に配設されてい
る回動支持部材128に回動自在に取付けられている。
に、ヘッドユニット120をドラム100に対して接離
させるための偏心板95が取付けられている。ここで、
これらの図に示すように、ヘッドユニット120には、
アーム122、放熱フィン123、サーマルヘッド12
4を有したベース体125が設けられている。ベース体
125には、偏心板95に当接するローラ体126を有
したベースプレート127が取付けられている。両アー
ム122は、右側板32及び左側板36に配設されてい
る回動支持部材128に回動自在に取付けられている。
【0026】印画が行われない場合にはヘッドユニット
120がドラム100から離され、印画の際にはヘッド
ユニット120のサーマルヘッド124がドラム100
の表面に用紙及び後述するインクフィルム160を介し
て当接する。
120がドラム100から離され、印画の際にはヘッド
ユニット120のサーマルヘッド124がドラム100
の表面に用紙及び後述するインクフィルム160を介し
て当接する。
【0027】なお、図中符号129aはヘッド位置出し
調整部材を示すものであり、このヘッド位置出し調整部
材129aを調整することにより、ヘッドユニット12
0がドラム100の接線方向である矢印方向に移動され
るようになっている。したがって、ヘッド位置出し調整
を行う場合には、ドラム100の中心線とサーマルヘッ
ド124の中心との位置合わせを行うことにより、ヘッ
ド位置調整を適切に行わせることができる。
調整部材を示すものであり、このヘッド位置出し調整部
材129aを調整することにより、ヘッドユニット12
0がドラム100の接線方向である矢印方向に移動され
るようになっている。したがって、ヘッド位置出し調整
を行う場合には、ドラム100の中心線とサーマルヘッ
ド124の中心との位置合わせを行うことにより、ヘッ
ド位置調整を適切に行わせることができる。
【0028】図12及び図13は、フィルムユニットを
装着した場合の状態を示すものであり、フィルムユニッ
ト150にはフレーム体151が備えられている。フレ
ーム体151の内側には、支持ピン152,153が突
設されている。それぞれの支持ピン152には、滑りク
ラッチ155が取付けられている。滑りクラッチ155
の摩擦力は、滑りクラッチ155に取付けられているテ
ンションバネ159によって得られるようになってい
る。
装着した場合の状態を示すものであり、フィルムユニッ
ト150にはフレーム体151が備えられている。フレ
ーム体151の内側には、支持ピン152,153が突
設されている。それぞれの支持ピン152には、滑りク
ラッチ155が取付けられている。滑りクラッチ155
の摩擦力は、滑りクラッチ155に取付けられているテ
ンションバネ159によって得られるようになってい
る。
【0029】支持ピン153には、保持部材154が取
付けられている。保持部材154にはフランジ部材15
6が摺動自在に取付けられており、スプリング158に
よって矢印方向に付勢されている。
付けられている。保持部材154にはフランジ部材15
6が摺動自在に取付けられており、スプリング158に
よって矢印方向に付勢されている。
【0030】滑りクラッチ155と保持部材154のフ
ランジ部材156との間には、インクフィルム160を
担持する筒体157a,157bが配設されている。こ
こで、筒体157aは巻取り側であり、筒体157bは
供給側とされている。またここで、インクフィルム16
0は、たとえばY(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン),K(黒)の4色のパターンを連続した構成
とされている。更に、インクフィルム160の端縁部に
は、色を識別させるための識別マーク160aが付され
ている。識別マーク160aの付設状態は、たとえば色
パターン毎にその数が変えられている。
ランジ部材156との間には、インクフィルム160を
担持する筒体157a,157bが配設されている。こ
こで、筒体157aは巻取り側であり、筒体157bは
供給側とされている。またここで、インクフィルム16
0は、たとえばY(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン),K(黒)の4色のパターンを連続した構成
とされている。更に、インクフィルム160の端縁部に
は、色を識別させるための識別マーク160aが付され
ている。識別マーク160aの付設状態は、たとえば色
パターン毎にその数が変えられている。
【0031】インクフィルム160が送られる際、後述
のインクフィルムセンサ176が識別マーク160aを
検出することにより、印画すべきインクフィルム160
の色が識別されるようになっている。更にまた、インク
フィルム160の各色の領域は、用紙より若干大きめに
設定されている。印画の際には、インクフィルム160
の各色の領域が用紙全体を覆うように位置合わせが行わ
れるようになっている。
のインクフィルムセンサ176が識別マーク160aを
検出することにより、印画すべきインクフィルム160
の色が識別されるようになっている。更にまた、インク
フィルム160の各色の領域は、用紙より若干大きめに
設定されている。印画の際には、インクフィルム160
の各色の領域が用紙全体を覆うように位置合わせが行わ
れるようになっている。
【0032】フィルムユニット150を装着した状態で
は、供給側の筒体157bがテンションバネ159によ
り、外側に回転するように付勢力が与えられている。こ
れにより、後述のインクフィルムモータ170の駆動力
により筒体157aが巻取る側に回転された場合、各滑
りクラッチ155の滑り摩擦によってインクフィルム1
60に対し所定のテンションが掛けられるようになって
いる。
は、供給側の筒体157bがテンションバネ159によ
り、外側に回転するように付勢力が与えられている。こ
れにより、後述のインクフィルムモータ170の駆動力
により筒体157aが巻取る側に回転された場合、各滑
りクラッチ155の滑り摩擦によってインクフィルム1
60に対し所定のテンションが掛けられるようになって
いる。
【0033】フレーム体151の近傍には、インクフィ
ルムモータ170が配設されている。インクフィルムモ
ータ170は、ステッピングモータによって構成されて
おり、パルス制御によって駆動されることで安定した回
転制御が行われるため、インクフィルム160の送りム
ラの発生が無くなり、画質改善が図れる。
ルムモータ170が配設されている。インクフィルムモ
ータ170は、ステッピングモータによって構成されて
おり、パルス制御によって駆動されることで安定した回
転制御が行われるため、インクフィルム160の送りム
ラの発生が無くなり、画質改善が図れる。
【0034】インクフィルムモータ170の駆動力は、
駆動軸171に取付けられている伝達ギヤ172から中
継ギヤ173に伝達される。中継ギヤ173からは、こ
れと同軸上に設けられている小径ギヤ174に噛み合う
中継ギヤ175を介して滑りクラッチ155に取付けら
れているギヤ155Aに伝達される。このような伝達経
路によってインクフィルムモータ170からの駆動力が
伝達されることにより、インクフィルム160の送りが
行われるようになっている。
駆動軸171に取付けられている伝達ギヤ172から中
継ギヤ173に伝達される。中継ギヤ173からは、こ
れと同軸上に設けられている小径ギヤ174に噛み合う
中継ギヤ175を介して滑りクラッチ155に取付けら
れているギヤ155Aに伝達される。このような伝達経
路によってインクフィルムモータ170からの駆動力が
伝達されることにより、インクフィルム160の送りが
行われるようになっている。
【0035】インクフィルムモータ170の駆動中にあ
っては、インクフィルムセンサ176がインクフィルム
160の識別マーク160aを検出することにより、印
画すべきインクフィルム160の色が識別される。
っては、インクフィルムセンサ176がインクフィルム
160の識別マーク160aを検出することにより、印
画すべきインクフィルム160の色が識別される。
【0036】ケーシング31の正面の中段位置には、印
画用紙(図示省略)のセット台35が配設されている。
セット台35の奥側には、印画用紙の給排機構60が配
設されている。給排機構60には、後述する図10に示
すように、回転自在とされた5本のローラ体61〜65
が備えられている。セット台35にセットされた用紙が
取り込まれる場合、4本のローラ体61〜64の回転に
よって用紙が巻き込まれるようになっている。プリント
済みの印画用紙の排出は、ローラ体63,65の巻き込
みによって行われるようになっている。ローラ体61と
64との間には、印画用紙の給排状態を検出するための
給排紙センサ66が配設されている。
画用紙(図示省略)のセット台35が配設されている。
セット台35の奥側には、印画用紙の給排機構60が配
設されている。給排機構60には、後述する図10に示
すように、回転自在とされた5本のローラ体61〜65
が備えられている。セット台35にセットされた用紙が
取り込まれる場合、4本のローラ体61〜64の回転に
よって用紙が巻き込まれるようになっている。プリント
済みの印画用紙の排出は、ローラ体63,65の巻き込
みによって行われるようになっている。ローラ体61と
64との間には、印画用紙の給排状態を検出するための
給排紙センサ66が配設されている。
【0037】図14は、上述したサーマルプリンタの制
御系を示すもので、各種センサ出力はドラム駆動制御部
180に取り込まれるようになっている。印画時等にお
いては、ドラム駆動制御部180の駆動制御によってド
ラムモータ41が駆動されると、上述したようにそれぞ
れが整数倍の関係にある複数のプーリ及びタイミングベ
ルトを介してドラム100を支持している支持軸101
が回転される。この場合、上述したように、それぞれの
プーリが整数倍の関係にあることから、用紙への印画の
際、ヘッドユニット120のサーマルヘッド124に対
する用紙の位置合わせが高精度で行われるため、重ね印
画による画質が向上する。
御系を示すもので、各種センサ出力はドラム駆動制御部
180に取り込まれるようになっている。印画時等にお
いては、ドラム駆動制御部180の駆動制御によってド
ラムモータ41が駆動されると、上述したようにそれぞ
れが整数倍の関係にある複数のプーリ及びタイミングベ
ルトを介してドラム100を支持している支持軸101
が回転される。この場合、上述したように、それぞれの
プーリが整数倍の関係にあることから、用紙への印画の
際、ヘッドユニット120のサーマルヘッド124に対
する用紙の位置合わせが高精度で行われるため、重ね印
画による画質が向上する。
【0038】続いて、このような構成のサーマルプリン
タの動作を、図15及び図16のタイムチャートを用い
て説明する。
タの動作を、図15及び図16のタイムチャートを用い
て説明する。
【0039】まず、電源がオンされると、イニシャライ
ズ動作が行われる。すなわち、まずクランプ駆動機構7
0のクランプモータ71が駆動され、駆動ギヤ72、伝
達ギヤ73及び伝達ギヤ74を介して伝達される駆動力
により軸75に取り付けられている支持部材77が回動
し、クランプ部材78がドラム100の長溝105内に
戻される。このとき、クランプセンサ107によってク
ランプDOWN状態が検出される。
ズ動作が行われる。すなわち、まずクランプ駆動機構7
0のクランプモータ71が駆動され、駆動ギヤ72、伝
達ギヤ73及び伝達ギヤ74を介して伝達される駆動力
により軸75に取り付けられている支持部材77が回動
し、クランプ部材78がドラム100の長溝105内に
戻される。このとき、クランプセンサ107によってク
ランプDOWN状態が検出される。
【0040】クランプモータ71の駆動停止と同時に、
ヘッドモータ91が駆動される。ヘッドモータ91の駆
動によって軸93が回転され、偏心板95の回転により
ヘッドユニット120が回動支持部材128を支点とし
て回動すると、サーマルヘッド124がドラム100か
ら離される。このとき、ヘッドアップセンサ55によっ
てヘッドアップ状態が検出される。
ヘッドモータ91が駆動される。ヘッドモータ91の駆
動によって軸93が回転され、偏心板95の回転により
ヘッドユニット120が回動支持部材128を支点とし
て回動すると、サーマルヘッド124がドラム100か
ら離される。このとき、ヘッドアップセンサ55によっ
てヘッドアップ状態が検出される。
【0041】ヘッドモータ91の駆動が停止されると同
時に、ドラムモータ41が駆動し、ドラム100を回転
させる。ドラムモータ41の駆動に伴い、ドラム100
を支持している支持軸101が回転すると、HPセンサ
110がオン/オフ信号を出力する。
時に、ドラムモータ41が駆動し、ドラム100を回転
させる。ドラムモータ41の駆動に伴い、ドラム100
を支持している支持軸101が回転すると、HPセンサ
110がオン/オフ信号を出力する。
【0042】ドラムモータ41の駆動停止と同時に、イ
ンクフィルムモータ170が駆動される。インクフィル
ムモータ170の駆動力は、伝達ギヤ172、中継ギヤ
173、小径ギヤ174及び中継ギヤ175を介してギ
ヤ155Aに伝達されることにより、滑りクラッチ15
5を介して筒体157aが回転される。これにより、供
給側の筒体157bに巻き付けられているインクフィル
ム160が筒体157a側に巻取られる。
ンクフィルムモータ170が駆動される。インクフィル
ムモータ170の駆動力は、伝達ギヤ172、中継ギヤ
173、小径ギヤ174及び中継ギヤ175を介してギ
ヤ155Aに伝達されることにより、滑りクラッチ15
5を介して筒体157aが回転される。これにより、供
給側の筒体157bに巻き付けられているインクフィル
ム160が筒体157a側に巻取られる。
【0043】インクフィルムモータ170の駆動中にあ
っては、インクフィルムセンサ176がインクフィルム
160の識別マーク160aを検出することにより、印
画すべきインクフィルム160の色が識別される。
っては、インクフィルムセンサ176がインクフィルム
160の識別マーク160aを検出することにより、印
画すべきインクフィルム160の色が識別される。
【0044】次いで、用紙のクランプ動作が行われる。
すなわち、クランプモータ71の駆動によって、ドラム
100の長溝105内に嵌合されているクランプ部材7
8がドラム100から離される。このとき、クランプセ
ンサ107によってクランプUP状態が検出される。
すなわち、クランプモータ71の駆動によって、ドラム
100の長溝105内に嵌合されているクランプ部材7
8がドラム100から離される。このとき、クランプセ
ンサ107によってクランプUP状態が検出される。
【0045】クランプモータ71の駆動停止と同時に、
給排紙モータ80が駆動される。給排紙モータ80の駆
動により、ローラ体61〜64が回転し、セット台35
にセットされた用紙がドラム100側に巻き込まれる。
給排紙モータ80が駆動される。給排紙モータ80の駆
動により、ローラ体61〜64が回転し、セット台35
にセットされた用紙がドラム100側に巻き込まれる。
【0046】給排紙モータ80の駆動停止と同時に、ク
ランプモータ71が駆動され、クランプ部材78がドラ
ム100側に近づけられると、クランプ部材78とドラ
ム100との間に用紙の先端縁部が圧挟される。用紙の
先端縁部が圧挟された状態で、クランプモータ71の駆
動が停止されると、ドラムモータ41が駆動される。ド
ラムモータ41の駆動が定常状態に入ると同時に、給排
紙モータ80が駆動され、上記同様に、ローラ体61〜
64が回転される。
ランプモータ71が駆動され、クランプ部材78がドラ
ム100側に近づけられると、クランプ部材78とドラ
ム100との間に用紙の先端縁部が圧挟される。用紙の
先端縁部が圧挟された状態で、クランプモータ71の駆
動が停止されると、ドラムモータ41が駆動される。ド
ラムモータ41の駆動が定常状態に入ると同時に、給排
紙モータ80が駆動され、上記同様に、ローラ体61〜
64が回転される。
【0047】これにより、ドラム100の矢印a方向
(図10参照)への回転に併せてローラ体61〜64に
よる用紙送りが行われることにより、用紙が引き込まれ
つつドラム100に巻き付けられる。用紙がドラム10
0に巻き付けられた状態では、用紙が押付けローラ体1
02によってドラム100に押付けられる。
(図10参照)への回転に併せてローラ体61〜64に
よる用紙送りが行われることにより、用紙が引き込まれ
つつドラム100に巻き付けられる。用紙がドラム10
0に巻き付けられた状態では、用紙が押付けローラ体1
02によってドラム100に押付けられる。
【0048】用紙のクランプ動作が終了すると、ドラム
モータ41の駆動が停止される。ここまでが、イニシャ
ライズ動作であり、以降、インクフィルム160のY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K
(黒)の4色のパターンによる印画が行われる。
モータ41の駆動が停止される。ここまでが、イニシャ
ライズ動作であり、以降、インクフィルム160のY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K
(黒)の4色のパターンによる印画が行われる。
【0049】すなわち、Y(イエロー)による印画が行
われる場合、まずヘッドモータ91の駆動により、ヘッ
ドユニット120が回動支持部材128を支点として回
動し、サーマルヘッド124がドラム100に近づけら
れる。ヘッドモータ91の駆動が停止されると、ドラム
モータ41及びインクフィルムモータ170が同時に駆
動され、インクフィルム160のY(イエロー)による
印画が行われる。インクフィルム160のY(イエロ
ー)による印画が終了すると、ドラムモータ41及びイ
ンクフィルムモータ170の駆動が同時に停止される。
われる場合、まずヘッドモータ91の駆動により、ヘッ
ドユニット120が回動支持部材128を支点として回
動し、サーマルヘッド124がドラム100に近づけら
れる。ヘッドモータ91の駆動が停止されると、ドラム
モータ41及びインクフィルムモータ170が同時に駆
動され、インクフィルム160のY(イエロー)による
印画が行われる。インクフィルム160のY(イエロ
ー)による印画が終了すると、ドラムモータ41及びイ
ンクフィルムモータ170の駆動が同時に停止される。
【0050】これらドラムモータ41及びインクフィル
ムモータ170の駆動が停止されると同時に、用紙とイ
ンクフィルム160との頭出しが同時に行われる。すな
わち、まずヘッドモータ91の駆動により、ヘッドユニ
ット120のサーマルヘッド124がドラム100から
離される。次いで、ヘッドモータ91の駆動が停止され
ると、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ17
0が同時に駆動され、用紙とインクフィルム160との
頭出しが同時に行われる。
ムモータ170の駆動が停止されると同時に、用紙とイ
ンクフィルム160との頭出しが同時に行われる。すな
わち、まずヘッドモータ91の駆動により、ヘッドユニ
ット120のサーマルヘッド124がドラム100から
離される。次いで、ヘッドモータ91の駆動が停止され
ると、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ17
0が同時に駆動され、用紙とインクフィルム160との
頭出しが同時に行われる。
【0051】続いて、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(黒)のヘッド印画が順に行われる。すなわち、図1
6に示すように、ヘッドモータ91の駆動によってヘッ
ドユニット120のサーマルヘッド124がドラム10
0に近づけられる。ヘッドモータ91の駆動が停止され
ると、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ17
0が同時に駆動され、M(マゼンタ)のヘッド印画が行
われる。
K(黒)のヘッド印画が順に行われる。すなわち、図1
6に示すように、ヘッドモータ91の駆動によってヘッ
ドユニット120のサーマルヘッド124がドラム10
0に近づけられる。ヘッドモータ91の駆動が停止され
ると、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ17
0が同時に駆動され、M(マゼンタ)のヘッド印画が行
われる。
【0052】ここで、M(マゼンタ)のヘッド印画が行
われる場合、上記のY(イエロー)のヘッド印画が行わ
れた上から重ねて印画が行われることになるが、上述し
たように、各駆動プーリ42、中継プーリ44、小径プ
ーリ44a及びプーリ46がそれぞれ整数倍なる関係に
あるので、ドラムモータ41の駆動によってドラム10
0が逆回転した場合であっても、重ね印画を行わせるべ
き適切な位置まで用紙を移動させることができ、重ね印
画字における画質が良好とされる。
われる場合、上記のY(イエロー)のヘッド印画が行わ
れた上から重ねて印画が行われることになるが、上述し
たように、各駆動プーリ42、中継プーリ44、小径プ
ーリ44a及びプーリ46がそれぞれ整数倍なる関係に
あるので、ドラムモータ41の駆動によってドラム10
0が逆回転した場合であっても、重ね印画を行わせるべ
き適切な位置まで用紙を移動させることができ、重ね印
画字における画質が良好とされる。
【0053】M(マゼンタ)のヘッド印画が終了する
と、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ170
の駆動が停止され、ヘッドモータ91の駆動によってヘ
ッドユニット120のサーマルヘッド124がドラム1
00から離された後、用紙とインクフィルム160との
頭出しが同時に行われる。
と、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ170
の駆動が停止され、ヘッドモータ91の駆動によってヘ
ッドユニット120のサーマルヘッド124がドラム1
00から離された後、用紙とインクフィルム160との
頭出しが同時に行われる。
【0054】以降、同様にして、ヘッドモータ91の駆
動によるサーマルヘッド124のドラム100への当
接、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ170
の駆動によるヘッド印画により、C(シアン)及びK
(黒)のヘッド印画が順に行われる。
動によるサーマルヘッド124のドラム100への当
接、ドラムモータ41及びインクフィルムモータ170
の駆動によるヘッド印画により、C(シアン)及びK
(黒)のヘッド印画が順に行われる。
【0055】このように、本実施例では、ドラム100
を回転させるためのドラムモータ41の駆動力を伝達す
る駆動プーリ42、中継プーリ44、小径プーリ44a
及びプーリ46をそれぞれ整数倍なる関係にしたので、
ドラムモータ41の駆動によってドラム100を正転又
は逆転させた場合、重ね印画を行わせるべき適切な位置
まで用紙を移動させることができるので、重ね印画字に
おける画質が向上する。
を回転させるためのドラムモータ41の駆動力を伝達す
る駆動プーリ42、中継プーリ44、小径プーリ44a
及びプーリ46をそれぞれ整数倍なる関係にしたので、
ドラムモータ41の駆動によってドラム100を正転又
は逆転させた場合、重ね印画を行わせるべき適切な位置
まで用紙を移動させることができるので、重ね印画字に
おける画質が向上する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印画用ド
ラムの駆動装置によれば、ドラム駆動モータの駆動力に
よってドラムを正転又は逆転させ、重ね印画を行うべき
位置へ用紙を戻す場合、ドラム駆動モータからの駆動力
を伝達する複数の駆動プーリのそれぞれを整数倍の関係
としているので、重ね印画を行わせるべき位置まで用紙
を戻すことができ、適切な位置での重ね印画を行うこと
ができるので、重ね印画における画質の向上を図ること
ができる。
ラムの駆動装置によれば、ドラム駆動モータの駆動力に
よってドラムを正転又は逆転させ、重ね印画を行うべき
位置へ用紙を戻す場合、ドラム駆動モータからの駆動力
を伝達する複数の駆動プーリのそれぞれを整数倍の関係
としているので、重ね印画を行わせるべき位置まで用紙
を戻すことができ、適切な位置での重ね印画を行うこと
ができるので、重ね印画における画質の向上を図ること
ができる。
【図1】従来のサーマルプリンタの基本構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】図1のサーマルヘッドを示す斜視図である。
【図3】本発明の印画用ドラムの駆動装置の一実施例に
係るサーマルプリンタを示す斜視図である。
係るサーマルプリンタを示す斜視図である。
【図4】図3のサーマルプリンタを示す斜視図である。
【図5】図3のサーマルプリンタの蓋体を開放した状態
を示す図である。
を示す図である。
【図6】図3のサーマルプリンタを上方からみた状態を
示す図である。
示す図である。
【図7】図3のドラム駆動機構を示す図である。
【図8】図3のドラム駆動機構及びクランプ駆動機構を
示す図である。
示す図である。
【図9】図3のクランプアップダウンセンサを示す図で
ある。
ある。
【図10】図3のサーマルプリンタの内部構成を示す図
である。
である。
【図11】図3のサーマルプリンタのサーマルヘッドを
示す図である。
示す図である。
【図12】図3のサーマルプリンタにフィルムユニット
を装着した状態を示す図である。
を装着した状態を示す図である。
【図13】図12のフィルムユニットを示す図である。
【図14】図3のサーマルプリンタの制御系を示す図で
ある。
ある。
【図15】図3のサーマルプリンタの動作を説明するた
めのタイムチャートである。
めのタイムチャートである。
【図16】図3のサーマルプリンタの動作を説明するた
めのタイムチャートである。
めのタイムチャートである。
30 サーマルプリンタ 40 ドラム駆動機構 41 ドラムモータ 46 プーリ 50 蓋体 55 ヘッドアップセンサ 56 ヘッドダウンセンサ 60 給排機構 70 クランプ駆動機構 80 給排紙モータ 90 ヘッドアップダウン機構 100 ドラム 107 クランプアップダウンセンサ 110 HP(ホームポジション)センサ 120 ヘッドユニット 150 フィルムユニット 160 インクフィルム 170 インクフィルムモータ
Claims (1)
- 【請求項1】 印画すべき用紙の受台となるドラムを回
転駆動させる印画用ドラムの駆動装置であって、 前記ドラムを回転駆動させるドラム駆動モータと、 このドラム駆動モータからの駆動力を伝達する複数の駆
動プーリとが具備され、 前記複数の駆動プーリのそれぞれが整数倍の関係とされ
ていることを特徴とする印画用ドラムの駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28233493A JPH07132652A (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 印画用ドラムの駆動装置 |
US08/339,160 US5696548A (en) | 1993-11-11 | 1994-11-10 | Multi-color thermal printer having means for efficiently positioning the drum and inked film simultaneously |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28233493A JPH07132652A (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 印画用ドラムの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07132652A true JPH07132652A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17651066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28233493A Pending JPH07132652A (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 印画用ドラムの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07132652A (ja) |
-
1993
- 1993-11-11 JP JP28233493A patent/JPH07132652A/ja active Pending
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