JP2939084B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2939084B2
JP2939084B2 JP6228293A JP6228293A JP2939084B2 JP 2939084 B2 JP2939084 B2 JP 2939084B2 JP 6228293 A JP6228293 A JP 6228293A JP 6228293 A JP6228293 A JP 6228293A JP 2939084 B2 JP2939084 B2 JP 2939084B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録モードに応じて発
色手段の設定解除をする必要がない画像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置とは、原稿の画情報を電気
信号等の形態から記録紙上に画像として再生記録するも
のである。この画像記録装置の再生記録の方式のうち、
感熱記録方式や熱転写記録方式は一般的に広く利用され
るものである。
【0003】感熱記録方式とは、サーマルヘッド等の発
熱体から発せられる熱に反応し単色を発生する感熱紙上
に、発熱体から出力される画情報を画像として記録する
方式である。この方式は、主に黒色を発生する感熱紙を
利用した白黒記録をする場合に利用される。
【0004】また、熱転写記録方式とは、インクなどの
発色媒体を普通紙に熱転写することにより画像を記録す
る方式である。つまり、例えば普通紙とサーマヘッドと
の間に発色媒体としてインクリボンを介在させ、サーマ
ルヘッドから画情報を熱出力されたときインクリボンの
インクが普通紙に転写記録されるものである。
【0005】この熱転写記録方式にて、3原色のインク
と黒色のインクとをもったインクリボンを利用すること
により、感熱記録方式では不可能であるカラー記録を行
うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、主に白
黒記録に利用される感熱記録方式とカラー記録ができる
熱転写記録方式とは夫々異なった発色材料、つまり感熱
紙とインクリボンが使用される。
【0007】さて、画像記録装置を利用する場合、まず
使用者は記録しようとする画像の色が白黒であるか、カ
ラーであるかを記録前に決定し、ここでカラー原稿の画
像を記録出力させる場合、あるいは原稿画の色が白黒で
はあるが特定の用紙に記録出力させる場合は、熱転写記
録方式を利用しなければならならないため記録前にイン
クリボンを画像記録装置に設定する必要がある。
【0008】また、白黒原稿の画像を記録出力する場合
に熱転写記録方式で利用する3原色と黒色とのインクを
もったインクリボンを使用したのでは、これらインクの
うち3原色のインクは使用されず、その分インクリボン
が無駄に利用されこととなる。
【0009】この無駄をなくすために、熱転写記録方式
を利用して記録せず、感熱紙を利用する感熱記録方式を
利用して記録する場合、使用者は画像記録装置に設定さ
れているインクリボンを取外す必要がある。
【0010】上記問題点に鑑み、本発明はインクリボン
の設定および解除を行なうことなく、記録しようとする
画像に応じて記録出力方式の変更、つまり感熱記録方式
と熱転写記録方式との変更が容易であって、さらにプラ
テンローラの回転による、インクリボンへの悪影響を防
止することができる画像記録装置を提供することを第1
の目的とするものである。また、インクリボンの設定お
よび解除を行なうことなく、記録しようとする画像に応
じて記録出力方式の変更が容易であって、さらにプラテ
ンローラの回転状態に影響されず、かつ構成を複雑にす
ることなくインクリボンの移動ができる画像記録装置を
提供することを第2の目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の本発明の画像記録装置は、発熱手段で発
せられる熱に応じて記録紙に画像を記録する画像記録装
置において、熱に応じて色を発生する発色紙と普通紙と
を設定する記録紙設定手段と、前記記録紙設定手段にて
設定された発色紙と普通紙とのうち一方を選択する選択
手段と、前記発熱手段と対向し、前記発色紙または前記
普通紙に接触しつつ搬送するプラテンローラと、幅が前
記プラテンローラの幅より広い貫通孔と貫通孔に対応し
た識別手段とが設けられた発色手段と、発色手段に設け
られた識別手段を検出する検出手段とを具備し、前記貫
通孔を前記発熱手段と前記プラテンローラとの間に位置
させ、前記発色手段を移動することなく前記選択手段に
よって選択された前記発色紙または前記普通紙を前記プ
ラテンローラの位置に移動し、選択手段で発色紙が選択
された場合、検出手段で検出される識別手段に対応して
発色手段に設けられた貫通孔から発熱手段で画像を発色
紙に記録するものである。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために
2の本発明の画像記録装置は、発熱手段で発せられる熱
に応じて記録紙に画像を記録する画像記録装置におい
て、発熱手段と対向し、記録紙に接触しつつ搬送するプ
ラテンローラと、このプラテンローラの両端に位置する
アイドラプーリと、第一の貫通孔と第一の貫通孔に対応
した第一の識別手段とを有し、前記アイドラプーリの位
置に達する幅を有する熱に応じて3原色を発生する第一
の発色手段と、第二の貫通孔と第二の貫通孔に対応した
第二の識別手段とを有し、前記アイドラプーリの位置に
達する幅を有する熱に応じて黒色を発生する第二の発色
手段と、第一の発色手段に設けられた第一の識別手段と
第二の発色手段に設けられた第二の識別手段とを検出す
る検出手段とを具備し、プラテンローラと発熱手段とに
挟まれた状態でかつプラテンローラの回転をともなわな
い状態で第一の発色手段または第二の発色手段をアイド
ラプーリによって所定の量移動し、白黒の画像を形成す
ると判断した場合、検出手段で検出される前記第一の識
別手段に対応した第一の貫通孔から第二の発色手段を介
して発熱手段で画像を記録紙に記録し、カラーの画像を
形成すると判断した場合、検出手段で検出される第二の
識別手段に対応した第二の貫通孔から第一の発色手段を
介し発熱手段で画像を記録紙に記録することを特徴とす
る画像記録装置。
【0013】
【作用】まず、第1の本発明の画像記録装置の作用動作
を以下に述べる。使用者は記録紙設定手段で熱に応じて
色を発生する発色紙と普通紙とを設定し、この記録紙設
定手段で設定してある発色紙と普通紙とのうち一方を選
択手段で選択する。記録を開始するにあたっては発色手
段の貫通孔を発熱手段とプラテンローラとの間に位置さ
せることで、発色手段を移動することなく選択手段によ
って選択された発色紙または普通紙をプラテンローラの
位置に移動することができる。そして、予め選択手段で
選択された記録紙が発色紙である場合、まず検出手段で
発色手段に設けられた識別手段を検出する。すると、識
別手段は貫通孔に対応して設けられていることから貫通
孔の位置を判断できる。そして、検出手段で検出される
識別手段に対応して発色手段に設けられた貫通孔から発
熱手段で画像を発色紙に記録する。
【0014】次に、第2の本発明の画像記録装置の作用
動作を以下に述べる。印字を開始するに際しプラテンロ
ーラと発熱手段とに挟まれた状態でかつプラテンローラ
の回転をともなわない状態で第一の発色手段または第二
の発色手段をアイドラプーリによって所定の量移動する
ことで位置合せができる。そして、記録紙に記録される
画像が白黒の画像を形成すると判断させれると、熱に
応じて3原色を発生する第一の発色手段に設けられた第
一の識別手段の検出を検出手段で開始し、検出手段でこ
の第一の識別手段を検出することに対応して第一の発色
手段に設けられた第一の貫通孔から黒色を発生する第二
の発色手段を介して発熱手段で画像を記録紙に記録す
る。また、記録紙に記録される画像がカラーの画像を形
成すると判断させられると、検出手段で熱に応じて黒色
を発生する第二の発色手段に設けられた第二の識別手段
の検出を開始し、検出手段でこの第二の識別手段を検出
することに対応して第の発色手段に設けられた第
貫通孔から3原色を発生する第の発色手段を介して発
熱手段で画像を記録紙に記録するものである。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の画像記録装置の実施例を添
附図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の画
像記録装置の第一の実施例の構成を示す図である。
【0016】サーマルヘッドコントローラ101は、図
示しない記憶部から受けた画データ112をサーマルヘ
ッド109の図示しないラッチ回路へ順次入力すると共
に、この入力した画データ112が読み取った原稿の主
走査方向1ライン分に達したかどうかを判断し、この主
走査方向1ライン分に達した場合、サーマルヘッド10
9のラッチ回路にこの画データ112を記録出力させ
る。また、原稿の主走査方向1ライン分の画データ11
2を記録出力したとサーマルヘッド109から信号を受
けた場合、プリンタコントローラ102へ一ライン記録
終了信号113を送るものである。
【0017】ここで、サーマルヘッド109に設けられ
ているラッチ回路は、サーマルヘッドコントローラ10
1から受けた画データ112を一時保持し、同様にサー
マルヘッドコントローラ101から信号を受けることに
より記録出力するものである。
【0018】プリンタコントローラ102は、パルスモ
ータ103の駆動制御を行うものであり、特に、サーマ
ルヘッドコントローラ101から1ライン分の画データ
の記録出力が終了した旨の一ライン記録終了信号113
を受けるとパルスモータ103を駆動し、記録紙の副走
査方向に相隣る、主走査方向1ライン分の画素列にサー
マルヘッド109が対応するように記録紙を副走査方向
へ移動させる。
【0019】パルスモータ103は、プリンタコントロ
ーラ102から信号を受けることによりベルト121を
介して、プラテンローラ115をステップ回転をさせる
ものである。
【0020】インクフィルムコア104は、未使用の図
2に示すインクフィルム204が巻き付けられたもので
あり、インクフィルムコア105はこのインクフィルム
コア104から送られ、途中サーマルヘッド109で使
用されたインクフィルム204を巻き取ったものであ
る。
【0021】また、インクフィルムコア105には、図
示されていない駆動モーターが取り付けられており、こ
のモーターを駆動することによりインクフィルム204
の巻き取りがなされる。
【0022】サーマルヘッド109は、サーマルヘッド
コントローラ101から入力された画データ112を図
示しないラッチ回路にて保持し、読み取った原稿の1ラ
イン分の画素列の画素毎に、主走査方向へ順次出力する
もので、特にこの読み取り原稿の主走査方向1ライン分
の画データ112を印字記録を終了した場合、プリンタ
コントローラ102へその旨を示す一ライン記録終了信
号113を送るものである。
【0023】バネ108は、サーマルヘッド109に普
通紙117あるいは感熱紙119とインクフィルム20
4とを、プラテンローラ115に密着するよう押えつけ
るものである。
【0024】ガイドシャフト106、107は、プラテ
ンローラ115とサーマルヘッド109との接触部分
へ、スムーズにインクフィルム204を出入させるよう
に導くシャフトである。
【0025】プラテンローラ115は、普通紙117あ
るいは感熱紙119といった記録紙をサーマルヘッド1
09に対し、接触させながら送るものであり、特に図2
(a)左側に示すような構造をしている。
【0026】プラテンローラ115の軸206には、軸
方向幅Nの円筒状ゴム209が取付けられており、さら
にこの円筒状ゴム209を軸方向に挟む込むように位置
した空転可能なローラであるアイドラプーリ208が2
つ取付けられている。
【0027】このアイドラプーリ208の直径は、円筒
状ゴム209の直径より若干大きめであるため、円筒状
ゴム209の軸方向幅Nよりも広い軸方向幅Sをもった
図2(a)右側に示したインクフィルム204は、プラ
テンローラ115が回転しなくとも移動可能であり、ま
た、この幅Nよりも狭くなるように軸方向幅とった記録
紙はプラテンローラ115が回転しない限り、移動は不
可能である。
【0028】インクフィルム204は、熱が加えられる
ことによりインクを脱し、このインクフィルム204よ
り脱したインクが記録紙等に転写することにより記録を
可能とする記録媒体である。
【0029】つまり図1に示す普通紙117に印字する
場合、例えばインクフィルム204を普通紙117とサ
ーマルヘッド109との間に挟みこむように配置し、こ
のインクフィルム204の上からサーマルヘッド109
で熱せられることにより普通紙117へインクを転写
し、画像を形成する。
【0030】次に、インクフィルム204の構成を説明
する。スリット201は、インクフィルム204を介さ
ずに感熱紙119に記録する記録方式、つまり感熱記録
方式を利用する場合サーマルヘッド109が直接感熱紙
119に接触させられるようにするために設けられてい
る。
【0031】このスリット201の軸方向幅Mは、イン
クフィルム204の軸方向幅Sよりも狭く、また、プラ
テンローラ210の軸方向幅Nよりも広い。また、図2
(b)に示すように、インクフィルム204は2層構造
になっており、基材203とサーマルヘッド109によ
り熱が加えられた場合この基材203から分離し記録紙
へ転写されるインク202とからなっている。
【0032】スリット201から副走査方向にAだけ離
れて設けられたスリットマーカ205は、センサ120
で検出されスリットの位置が判断されるために設けられ
たものであり、例えば黒い升目状の印でありインクフィ
ルム204の縁に設けられている。
【0033】さて、図1に戻りセンサー120は、図2
に示したインクフィルム204のスリットマーカ205
を検知するものであり、検知することにより図示しない
上位CPUへ信号を送るものである。
【0034】上位CPUでは、予めこのスリットマーカ
205とスリット201との距離Aを、図示しない記憶
部で記憶しているためスリット201の位置を判断でき
る。次に、この画像記録装置の動作制御について述べ
る。
【0035】まず、使用者は画像記録装置に対し記録開
始前に、普通紙117、感熱紙119を図示しないそれ
ぞれ所定のスタッカーにセットすると共に、インクフィ
ルムコア104,105を所定の方法でセットする。
【0036】また、図示しない画像記録装置の上位CP
Uの記憶部に、スリット201とスリットマーカ205
との距離Aを記憶させておく。この場合の画像記録装置
の状態を図3(a)に示す。
【0037】以上の記録準備が終了したと判断すると、
画像記録装置の上位CPUは初期設定を行う。具体的に
は、インクフィルムコア104から送られてくる未使用
のインクフィルム204のうち、最初のスリット201
の位置を判断するために、最初のスリットマーカー20
5をセンサー120で検出するまで図示しないモータで
インクフィルムコア104,105を回転させる。そし
て、このスリットマーカー205をセンサー120で検
出すると、インクフィルムコア104,105の回転を
停止させる。このとき、スリット201の中央にサーマ
ルヘッド109が位置し、スリット201からインクフ
ィルム204を介さずにサーマルヘッド109が直に感
熱紙に当ることとなる。これは、上位CPUの記憶部に
スリット201からスリットマーカ205までの距離A
を記憶している事から可能としている。
【0038】この場合の画像記録装置の状態を図3
(b)に示す。さて、初期設定を終了した画像記録装置
は、使用者により記録紙として感熱紙119を使用する
か普通紙117を使用するかの選択入力及び記録開始の
指示入力を受けることにより記録を開始する。
【0039】まず、記録紙として感熱紙119を使用す
る場合の画像記録装置の動作について以下に説明する。
使用者から記録紙として感熱紙119を使用するとの指
示入力がなされると、感熱紙119をその記録開始位置
がサーマルヘッド109に当たるまで移動させる。
【0040】そして、像記録装置は使用者により記録開
始が指示されると、まず例えば1ビットの画データ11
2を一時、サーマルヘッドコントローラ101へ入力す
る。サーマルヘッドコントローラ101は図示しないサ
ーマルヘッド109のラッチ回路へ順次画データ112
を入力する。
【0041】そして、この入力した画データ112の量
がサーマルヘッドの原稿の主走査方向1ライン分に達し
たと判断すると、サーマルヘッド制御データ111をサ
ーマルヘッド109へ送ることにより感熱紙119への
熱出力を開始させる。このーライン分の出力を終了する
とサーマルヘッド109は、サーマルヘッドコントロー
ラ101へ信号を送る。
【0042】一方、この信号を受けたサーマルヘッドコ
ントローラ101は、原稿の主走査方向1ライン分の画
データの記録出力を終了したとの信号をプリンタコント
ローラ102へ送る。すると、プリンタコントローラ1
02はパルスモーター103を駆動し、プラテンローラ
115により感熱紙119の副走査方向の相隣る1ライ
ンにサーマルヘッド109が対応するように感熱紙11
9を副走査方向へ移動させる。
【0043】また、上位CPUはプリンタコントローラ
102から信号を受けることによりインクフィルムコア
104,105を、感熱紙119が副走査方向に上記移
動距離だけ移動するように回転させる。
【0044】そして、次にサーマルヘッドコントローラ
109が原稿の主走査方向1ライン分の画データ112
を受けた場合、各部は同様の動作を開始する。こうした
動作を各ラインごとに記録終了まで繰返し、この後初期
状態に戻る。
【0045】次に、普通紙117を使用する場合の画像
記録装置の動作について以下に説明する。使用者により
記録開始を指示されると、インクフィルム204の上か
らサーマルヘッド109により読み取った原稿の主走査
方向1ライン分の画素列ごとに、上記した感熱紙の場合
と同じような一連の動作を行い、この結果、普通紙に画
像を形成することができる。この場合の画像記録装置の
状態を図3(c)に示す。
【0046】この普通紙の場合の記録は、黒インクのみ
をもったインクフィルムで白黒記録を行ってもよいし、
また3原色と黒とをもったインクフィルムで、カラー記
録を行ってもよい。
【0047】次に、本発明の画像記録装置の第二の実施
例について述べる。図4は、本発明の画像記録装置の第
二の実施例の構成を示すブロック図である。
【0048】この画像記録装置には図6に示すカラーイ
ンクフィルム61を巻き取ったインクフィルムコア40
4、405と、図7に示す黒インクフィルム71を巻き
取ったインクフィルムコア416、417の2種類が設
定される。そして、これらインクフィルムのうち、カラ
ー記録の場合は、図6に示すカラーインクフィルム61
が使用され、白黒記録の場合は、図7に示す黒インクフ
ィルム71が使用される。
【0049】カラーインクフィルム61は図6に示すよ
うに順に黄色インク603、マゼンダインク604、シ
アンインク605、黒インク606が順に、等間隔で繰
り返し巻き取られる方向に配列して印刷されており、そ
のうち各黄色インク603と黒インク606の間にスリ
ットマーカー601と、スリット602が設けられてい
る。このスリットマーカー601は、センサ420によ
り検知されスリット602の位置を判断するために設け
られたものである。
【0050】図7に示す黒インクフィルム71は黒イン
ク703のみを有したフイルムであり、特にスリットマ
ーカー701と、スリット702が設けられている。こ
のスリットマーカー701は、センサ421により検知
されることによりスリット702の位置を判断するため
に設けられたものである。
【0051】これらカラーインクフィルム61と黒イン
クフィルム71との幅Sは夫々、円筒状ゴム209の軸
方向幅Nよりも広い。よって、プラテンローラ115が
回転しなくとも移動可能であり、これに対して記録媒体
である普通紙の幅Mは円筒状ゴム209の軸方向幅Nよ
りも狭い。また、カラーインクフィルム61と黒インク
フィルム71とは、擦れ合うことにより脱色することは
ないような材質をしたインクを使用している。
【0052】インクフィルムコア404は、使用されて
いない図6に示すカラーインクフィルム61を巻いたも
のであり、インクフィルムコア405はこのインクフィ
ルムコア404から送られ、途中サーマルヘッド109
で使用されたカラーインクフィルム61を巻き取ったも
のである。
【0053】一方、インクフィルムコア416は、図7
に示す黒インクフィルム71のうち使用されていないも
のが巻かれており、、インクフィルムコア417はイン
クフィルムコア416から送られ、途中サーマルヘッド
109で使用された黒インクフィルム71を巻き取った
ものである。
【0054】また、各インクフィルムコアには、図示さ
れていない駆動モーターが取り付けられており、それら
を駆動することによりインクフィルムの巻き取りがなさ
れる。
【0055】センサ420は、カラーインクフィルム6
1のスリットマーカー601を検出するものである。そ
して、このスリットマーカー601の検出がなされる
と、上位CPUへ信号を送るものである。
【0056】センサ421は、黒インクフィルム71の
スリットマーカー701を検出するものである。そし
て、またこのスリットマーカー701の検出がなされる
と、上位CPUへ信号を送るものである。
【0057】さて、画像記録装置は図5(a)に示す初
期状態において使用者により予め記録しようとする原稿
に応じて、白黒のものか、カラーのものかを選択設定さ
れ、且つ記録開始の指示入力をなされることにより、図
5(b)に示すカラー記録状態、あるいは図5(c)に
示す白黒記録状態で記録を行う。以下に、この画像記録
装置の記録動作を説明する。
【0058】まず、使用者は予め画像記録装置で、記録
紙410を図示しない所定のスタッカーにセットすると
共に、インクフィルムコア404,405及びインクフ
ィルムコア416,417を所定の方法でセットしてお
く。また、図示しない画像記録装置の上位CPUの記憶
部には、スリット602からスリットマーカ601まで
の距離Bとスリット702からスリットマーカ701ま
での距離Cを記憶させておく。
【0059】以上の記録準備が終了したと判断した場
合、画像記録装置の上位CPUは初期設定を行う。つま
り、インクフィルムコア404から送られてくる図6に
示す未使用のカラーインクフィルム61のスリット60
2のうち、最初のスリットマーカー601をセンサー4
20で検出するまで図示しないモータでインクフィルム
コア404,405を回転させ、スリットマーカー60
1をセンサー420で検出すると、インクフィルムコア
404,405の回転を停止させる。
【0060】また、同様にインクフィルムコア416か
ら送られてくる図7に示す未使用の黒インクフィルム7
1のスリット702のうち、最初のスリットマーカー7
01をセンサー421で検出するまで、図示しないモー
タでインクフィルムコア416,417を回転させ、ス
リットマーカー701をセンサー421で検出すると、
インクフィルムコア416,417の回転を停止させ
る。
【0061】この場合の初期状態は、図5(a)に示す
ようにスリット702からサーマルヘッド109が直に
感熱紙に当るように、スリット702の中央にサーマル
ヘッド109が位置している。
【0062】さて、初期設定を終了した画像記録装置
は、使用者によりカラー記録を行うか白黒記録を行うか
の選択の入力をされ、且つ記録開始を入力により指示を
受けることにより記録を開始する。
【0063】ここで、まずカラー記録を行う場合の画像
記録装置の動作について以下に説明する。使用者からカ
ラー記録を行うとの指示入力がなされると、カラーイン
クフィルム61を巻いたインクフィルムコア404,4
05を回転させ、サーマルヘッド109がこのカラーイ
ンクフィルム61のうち黄色インク603により記録紙
に記録できるようにカラーインクフィルム61を移動さ
せる。
【0064】この場合の画像記録装置の状態を図5
(b)に示す。ここで、サーマルヘッド109は、黒イ
ンクフィルムのスリット702からカラーインクフィル
ム61のみを介してプラテンローラ115に接してい
る。
【0065】画像記録装置は使用者により記録開始を指
示されると上位CPUはまず、カラーインクフィルム6
1のうち黄色603のインクで第一の実施例に示したよ
うな記録紙への記録を行う。
【0066】この記録の後、サーマルヘッド109とプ
ラテンローラ115とによりインクフィルム61と記録
紙410とを挟んだまま、記録紙410がサーマルヘッ
ド109とプラテンローラ115との接触による押圧か
ら解除されるまで、プラテンローラ115とインクフィ
ルムコア404,405とを逆回転させる。
【0067】記録紙410がサーマルヘッド109とプ
ラテンローラ115との接触による押圧から解除される
と、マゼンダインク604による記録が可能な位置まで
インクフィルム61を図示しないモータとプラテンロー
ラ115とによりマゼンダインク604がサーマルヘッ
ド109の記録位置に当たるようにインクフィルム61
の送りを行う。そして、この送りが終了すると、マゼン
ダインク604を介した記録を開始する。
【0068】よって、マゼンダインク604、シアンイ
ンク605に関しても、黒インクフィルム71を固定し
たまま、原稿の主走査方向1ライン分の画素列ごとに黒
インクフィルム71のスリット702からカラーインク
フィルム61を介して順次、記録出力していくことによ
り、記録紙410にカラーの画を形成する。
【0069】次に、図5(c)を参照して原稿が白黒で
ある場合の記録動作を説明する。使用者により記録しよ
うとする画像が、白黒である旨を上位CPUへ伝えられ
ると、上位CPUは、インクフィルムコア416、41
7を駆動し、図5(c)に示すようにスリット602の
中央にサーマルヘッド109が位置するようにする。す
ると、サーマルヘッド109は、カラーインクフィルム
61のスリット602から黒インクフィルム71の黒イ
ンク703のみを介してプラテンローラ115に接する
状態になる。そして、カラーインクフィルム61を固定
したまま、原稿の主走査方向1ライン分の画素列ごとに
カラーインクフィルム61のスリット602からカラー
インクフィルム71を介して順次、記録出力していく。
よって、この原稿の主走査方向1ライン分の画素列ごと
に順次、記録出力していくことに記録紙410にカラー
の画を形成する。
【0070】
【発明の効果】以上詳説したように、請求項1および請
求項2記載の画像記録装置は、インクリボンの設定及び
その解除を記録しようとする画像に応じてその都度行な
う必要がないものである。さらに、請求項1記載の発明
によれば、発色手段の貫通孔を発熱手段とプラテンロー
ラとの間に位置させることで、発色手段を移動すること
なくプラテンローラを回転させたとしても、発色手段が
悪影響を受けないものである。 また、請求項2記載の発
明によれば、プラテンローラと発熱手段とに挟まれた状
態でかつプラテンローラの回転をともなわない状態で第
一の発色手段または第二の発色手段をアイドラプーリに
よって所定の量移動することができるので、プラテンロ
ーラの回転状態に影響されず、かつ構成を複雑にするこ
となく発色手段の移動ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の第一の実施例の構
成を示す図である。
【図2】本発明に係る画像記録装置の第一の実施例に係
るインクフィルムの構成を示した図である。
【図3】本発明に係る画像記録装置の第一の実施例に係
る記録動作を示した図である。
【図4】本発明に係る画像記録装置の第二の実施例の構
成を示す図である。
【図5】本発明に係る画像記録装置の第二の実施例に係
る記録動作を示した図である。
【図6】本発明に係る画像記録装置の第二の実施例のカ
ラーインクフィルムの構成を示す図である。
【図7】本発明に係る画像記録装置の第二の実施例の黒
のインクフィルムの構成を示す図である。
【符号の説明】
101 サーマルヘッドコントローラ 102 プリンタコントローラ 103 パルスモータ 104 インクフィルムコア 105 インクフィルムコア 109 サーマルヘッド 111 サーマルヘッド制御データ 112 画データ 115 プラテンローラ 117 普通紙 119 感熱紙 120 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−75274(JP,A) 特開 昭64−9760(JP,A) 特開 昭64−9772(JP,A) 特開 平2−147282(JP,A) 特開 平3−124479(JP,A) 特開 平1−225581(JP,A) 実開 平1−64454(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/325 B41J 17/00 B41J 17/02 B41M 5/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱手段で発せられる熱に応じて記録紙
    に画像を記録する画像記録装置において、 熱に応じて色を発生する発色紙と普通紙とを設定する記
    録紙設定手段と、 前記記録紙設定手段に設定された前記発色紙と前記普通
    紙とのうち一方を選択する選択手段と、前記発熱手段と対向し、前記発色紙または前記普通紙に
    接触しつつ搬送するプラテンローラと、 幅が前記プラテンローラの幅より広い 貫通孔と前記貫通
    孔に対応した識別手段とが設けられた発色手段と、 前記発色手段に設けられた識別手段を検出する検出手段
    とを具備し、前記貫通孔を前記発熱手段と前記プラテンローラとの間
    に位置させ、前記発色手段を移動することなく前記選択
    手段によって選択された前記発色紙または前記普通紙を
    前記プラテンローラの位置に移動し、 前記選択手段で前
    記発色紙が選択された場合、前記検出手段で検出される
    前記識別手段に対応して前記発色手段に設けられた前記
    貫通孔から発熱手段で画像を前記発色紙に記録すること
    を特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 発熱手段で発せられる熱に応じて記録紙
    に画像を記録する画像記録装置において、発熱手段と対向し、前記記録紙に接触しつつ搬送するプ
    ラテンローラと、 このプラテンローラの両端に位置するアイドラプーリ
    と、 第一の貫通孔と前記第一の貫通孔に対応した第一の識別
    手段とを有し、前記アイドラプーリの位置に達する幅を
    有する熱に応じて3原色を発生する第一の発色手段と、 第二の貫通孔と前記第二の貫通孔に対応した第二の識別
    手段とを有し、前記アイドラプーリの位置に達する幅を
    有する熱に応じて黒色を発生する第二の発色手段と、 前記第一の発色手段に設けられた前記第一の識別手段と
    前記第二の発色手段に設けられた前記第二の識別手段と
    を検出する検出手段とを具備し、前記プラテンローラと前記発熱手段とに挟まれた状態で
    かつ前記プラテンローラの回転をともなわない状態で前
    記第一の発色手段または前記第二の発色手段を前記アイ
    ドラプーリによって所定の量移動し、 白黒の画像を形成
    すると判断した場合、前記検出手段で検出される前記第
    一の識別手段に対応した前記第一の貫通孔から前記第二
    の発色手段を介して発熱手段で画像を記録紙に記録し、
    カラーの画像を形成すると判断した場合、前記検出手段
    で検出される前記第二の識別手段に対応した前記第二の
    貫通孔から前記第一の発色手段を介し発熱手段で画像を
    記録紙に記録することを特徴とする画像記録装置。
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