JP2007331123A - 記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】手差しによって記録媒体を供給する手差し供給路を備えた記録装置において、空打ちによるプラテンの汚れを防止することが可能な記録装置及び記録装置の制御方法を提供する。
【解決手段】手差し供給路Cによって供給された用紙P1の頭だしを行う頭だしステップ(ステップS12)と、頭だしステップの後に、再び用紙P1の有無を検出する検出ステップ(ステップS14)と、検出ステップで用紙P1が検出された場合に印刷処理を実行する印刷ステップ(ステップS15)と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、手差しによって記録媒体を供給する手差し供給路を備え、外部からの記録指示に応じて供給された記録媒体に対して記録を行う記録装置及び記録装置の制御方法に関する。
プリンタや複写装置等の記録装置には、印刷媒体や複写媒体等の媒体処理部としての印刷ヘッドや複写機構へ搬送するための搬送経路が設けられている。一般に、搬送経路は複数設けられている場合が多く、ピックアップローラによって1枚ずつ自動的に媒体を供給し印刷ヘッドや複写機構へ搬送する自動搬送経路、記録装置の外部から手差しによって媒体を供給し搬送する手差し搬送経路、ロール紙を搬送するロール紙搬送経路等が知られている(特許文献1、2参照)。
ところで、手差し搬送経路を備えたプリンタには、手差しによってプリンタの後方から斜めに挿入された用紙に対して印刷を行うタイプのものがある。図5は、プリンタの後方から斜めに挿入された用紙Xに対して印刷を行うタイプのプリンタの搬送路を模式的に示した図である。図5のようなタイプのプリンタにおいては、手差しによって供給された用紙Xに印刷を行う場合は次のような処理を実行する。まず、ユーザが手差し給紙トレイ200から用紙Xを挿入すると、用紙検出器201の下を用紙Xが通過し、搬送ローラ対202,203に用紙Xが接触した状態で止まる。この状態で、印刷データを受信するまで待機し、印刷データを受信すると用紙Xは印刷処理部204へ搬送され印刷処理が終了すると排出ローラ205,206,207,208によって図示せぬ排出トレイへ搬送されるように設定されている。つまり、印刷データを受信したときに手差し給紙トレイ200に用紙Xが載置されていれば、用紙Xに対して印刷処理が実行されるようになっている。
実開平5−40242号公報 特開2003−112457号公報
ところで、上記のようなプリンタでは、一度手差し給紙トレイ200に用紙Xが載置され、用紙検出器201によって紙有りと検出された後でも、用紙Xを手差し給紙トレイ200から容易に引き抜くことができるので、印刷開始時に用紙Xが載置されず紙無し状態で印刷処理が開始されてしまう場合がある。例えば、初めにユーザが印刷すべきでない用紙を誤って載置してしまい、その後誤りに気付いて手差し給紙トレイ200から用紙を引き抜いた場合等が考えられる。
このように、紙無し状態で印刷処理が開始されると、印刷処理部204によってプラテン上に空打ちを行ってしまい、プラテンがインクで汚れてしまう。これにより、次に印刷が行われる用紙の裏面を汚してしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、手差しによって記録媒体を供給する手差し供給路を備えた記録装置において、空打ちによるプラテンの汚れを防止することが可能な記録装置及び記録装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明は、手差し供給路によって供給された記録媒体の頭だしを行う搬送手段と、前記記録媒体の有無を検出する検出手段と、供給された前記記録媒体に対して記録を行う記録手段と、を有し、前記検出手段は、前記記録媒体の頭だしが行われる前に前記記録媒体を検出し、前記搬送手段によって前記記録媒体の頭だしが行われた後に再び前記記録媒体の有無を検出し、前記記録手段は、再び前記記録媒体が検出された場合に記録処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、手差し供給路によって供給された記録媒体の頭だしを行う頭だしステップと、前記頭だしステップの前に前記記録媒体を検出し、前記頭だしステップの後に再び前記記録媒体の有無を検出する検出ステップと、前記検出ステップで再び前記記録媒体が検出された場合に記録処理を実行する記録ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータに、手差し供給路によって供給された記録媒体の頭だしを行う頭だしステップと、前記頭だしステップの前に前記記録媒体を検出し、前記頭だしステップの後に再び前記記録媒体の有無を検出する検出ステップと、前記検出ステップで再び前記記録媒体が検出された場合に記録処理を実行する記録ステップと、を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、記録媒体の頭だしが行われてから再び手差し供給路から供給された記録媒体の有無を検出し、記録媒体が検出された場合に記録処理を実行するように構成されている。したがって、例えば、既に手差し供給路から供給された記録媒体が検出されて記録媒体の頭だしが行われた後に、ユーザによって手差し供給路から記録媒体が引き抜かれるようなことがあっても、記録処理を実行する前に再び記録媒体の有無を検出し、検出された場合に記録処理を実行するので、記録媒体が無い状態で記録処理が実行されることがない。したがって、空打ちによるプラテンの汚れを防止することが可能である。
また、上記構成の本発明は、前記記録装置のエラー状態を外部へ通知する通知手段を有し、前記通知手段は、前記記録媒体の頭だしが行われてから、前記検出手段によって前記記録媒体が検出されなかった場合に、前記記録装置が記録媒体無しによるエラー状態にあることを通知することを特徴とする。
また、本発明は、前記検出ステップにおいて、前記記録媒体が検出されなかった場合に、前記記録装置が記録媒体無しによるエラー状態にあることを通知することを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータに、前記検出ステップにおいて、前記記録媒体が検出されなかった場合に、前記記録装置が記録媒体無しによるエラー状態にあることを通知させることを特徴とする。
上記構成によれば、記録媒体の頭だしが行われた後、再び記録媒体の有無を検出し、記録媒体が検出されなかった場合には、記録媒体無しによるエラー状態を通知するので、ユーザに対して記録装置がエラー状態に陥ったことを通知することが可能である。したがって、ユーザは記録媒体無しによるエラー状態を迅速に把握し、エラー状態を解除することができる。
本発明によれば、手差しによって記録媒体を供給する手差し供給路を備えた記録装置において、空打ちによるプラテンの汚れを防止することが可能となる。
以下、本発明に係る記録装置及び記録装置の制御方法の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明に係る記録装置の一実施の形態であるインクジェット式プリンタの外観斜視図、図2は図1に示したプリンタ内部の用紙搬送経路の概略構成を示す縦断面図、図3はプリンタの制御系を示した機能ブロック図である。
(プリンタの機械的構成)
本発明に係る記録装置の一実施の形態であるプリンタ1は、フロント給・排紙タイプの業務用のインクジェット式プリンタである。図1に示すように、下部ケース2と上部ケース3とから構成される装置ケース4の前面中央に、記録媒体である用紙を装填した媒体収容部である略箱形の用紙カセット5が着脱自在に挿着されている。
また、用紙カセット5の上面開放部を覆うように、印刷が終了した用紙を受ける排紙トレイ6が設けられている。また、装置ケース4の前面の両側には、動作状態を表示する表示部7や操作部8が設けられている。さらに、操作部8の近傍にはフィードボタン10が設けられており、紙ジャム等によってプリンタ1の内の用紙搬送路に紙詰まりが生じ、詰まった用紙を一度取り除いた場合でも、このフィードボタンを押すことによって用紙カセット5から強制的に搬送路内に用紙を繰り出すことができる。
装置ケース4内には、図2に示すように、円弧状供給路A(指示待ち供給路)及びこの円弧状供給路Aから排紙トレイ6へ繋がる直線状搬送経路Bを形成する紙搬送装置11を備えており、用紙カセット5と円弧状供給路Aと直線状搬送経路Bと排紙トレイ6とによって、用紙カセット5から繰り出された用紙Pを処理した後に前面の排紙トレイ6に戻すU字状搬送経路が形成されている。
紙搬送装置11は、ASF(オートシートフィーダ)部とPF(ペーパフィーダ)部とを有している。
ASF部は、用紙カセット5に収容されている用紙Pを一枚ずつ装置後方に繰り出す用紙繰り出し機構22と、この用紙繰り出し機構22が繰り出した用紙Pを円弧状供給路Aに沿って搬送する円弧状搬送部を形成する中間ローラ31及びガイド部34等から構成されている。
PF部は、円弧状搬送部から搬送されてきた用紙Pを挟持して印刷処理部43のプラテン面48上に送る第1搬送手段と、印刷処理部43を通過した用紙Pをその下流の排紙トレイ6に挟持して搬送する第2搬送手段55とを備えている。
ASF部の用紙繰り出し機構22は、図2に示したように、先端に繰り出し用のピックアップローラ21を備えたフレーム25の後端が支持ピン24によって図中上下方向に回動可能に構成されている。この用紙繰り出し機構22は、フレーム25の上下方向の揺動により、用紙Pカセット5内の最上部の用紙Pに対してピックアップローラ21を接触させることが可能である。用紙繰り出し機構22は、当該プリンタ1の休止時には図2に実線で示すようにフレーム25が水平に維持されて、ピックアップローラ21が用紙Pカセット5上の用紙Pから離れた状態に保たれる。
そして、給紙時には、支持ピン24を中心とするフレーム25の下方への回動によって、図2に二点鎖線で示すように、ピックアップローラ21が用紙カセット5上の用紙Pに押し付けられ、ピックアップローラ21の回転によって用紙カセット5上の用紙Pが傾斜した摩擦パッド23に当接して、その摩擦力と用紙Pのこしの強さによって分離されながら、一枚ずつ中間ローラ31とガイド部34の間に繰り出される。給紙が済むと、印刷処理部43によって印刷が行われる。印刷が終了して用紙Pが排出された後に、図2に実線で示したように、フレーム25は元の水平状態に戻される。
円弧状供給路A(指示待ち供給路)は、図2に示すように、円弧状供給路Aの外側(プリンタ1の背面側)に設けられ略円弧状に湾曲したガイド面を有するガイド部34と、円弧状供給路Aの内側(プリンタ1の前面側)に設けられガイド部34の下方から上方に向かって用紙Pを送る中間ローラ31とを備えた構成である。また、ガイド部34には、下方側に設けられたリタードローラ32と、上方側に配置されたアシストローラ33とが設けられている。そして、ピックアップローラ21によって送り出された用紙Pは、中間ローラ31とリタードローラ32とによって挟持されて搬送され、さらに中間ローラ31とアシストローラ33とによって挟持されて搬送される。これにより、用紙Pは、中間ローラ31とガイド部34との間隙として形成された円弧状供給路Aに沿って搬送され、その先端部がプリンタ前面側に向けられてU字状搬送経路を構成する直線状搬送経路Bに送り出される。
また、中間ローラ31の上方には、補助ガイド部材35を備えている。この補助ガイド部材35は、ガイド部34に対して後端側が回動可能に支持され、先端側が移動されるようになっている。この補助ガイド部材35は、円弧状供給路Aから直線状搬送経路Bへ搬送される用紙Pを、その上方側から自重により押さえて、用紙Pを直線状搬送経路Bに沿ってプリンタ1の前方側に案内する。
PF部の第1搬送手段は、図2に示したように、紙送りローラ対41,42により構成されている。紙送りローラ対41,42は、円弧状供給路Aの出口端(ガイド部34の下流側端部)から装置前面側に所定距離離れた位置に設けられており、円弧状供給路Aから直線状搬送経路Bに送り出されてきた用紙Pを挟持して印刷位置である印刷処理部43の下に搬送する。そして、回転駆動量を制御することにより、用紙Pを印刷処理部43に対して位置決めすることが可能である。
さらに、プリンタ1は、装置ケース4の後方側における上部に、後方給紙部30を備えており、この後方給紙部30によって後方側からの手差し給紙が可能である。この後方給紙部30は、円弧状供給路Aとは別の手差し供給路Cから給紙されてきた用紙を直線状搬送経路Bへ送り込むものである。後方給紙部30から手差し給紙を行うと、その用紙Pの先端は、紙送りローラ対41,42に接触する位置まで到達する。
このように、本実施形態のプリンタ1は、用紙カセット5からASF部によって一枚ずつ自動供給された用紙Pを円弧状供給路Aから直線状搬送経路Bへ搬送する自動搬送経路と、後方給紙部30から一枚ずつ手差し給紙によって手差し供給路Cから直線状搬送経路Bへ搬送する手差し搬送経路との2つの搬送経路を備えた構成となっている。すなわち、直線状搬送経路Bは自動搬送経路と手差し搬送経路とで共通の搬送経路として構成されている。
そして、円弧状供給路A及び手差し供給路Cの出口端、つまり直線状搬送経路Bの入口端には、用紙の有無を検出する媒体検出器としての用紙検出器(以下、PE検出器という。)62が設けられている。また、PE検出器62は、直線状搬送経路B内であって手差し供給路Cから供給された用紙を検出可能な位置に配置されている。
このように円弧状供給路Aと手差し供給路CとでPE検出器62を兼用することによって、それぞれの経路ごとに専用の検出器を設ける必要がないので、プリンタ1の部品点数を減らしコストを下げることができるとともに、プリンタ1の省スペース設計が可能である。
処理部としての印刷処理部43は、印刷ヘッド44を有するキャリッジ45を備えており、このキャリッジ45は、送り込まれた用紙Pあるいは用紙P1に対してその幅方向へ移動可能に支持されている。この印刷ヘッド44は、図2に示すように、用紙に向かってインク滴を吐出させる吐出ノズル46を有しており、この吐出ノズル46に対して、プリンタ1の前方側には、用紙を検出するとともに、その幅を検出する用紙幅検出器(以下、PW検出器という。)47が設けられている。
(プリンタ1の内部構成)
プリンタ1は、図示せぬCPUがフラッシュROMに記憶されたファームウェアを実行しながら、通信インタフェースを介して接続されたホストコンピュータと通信を行うことにより印刷データを受信する。そして、印刷処理部43が各種コマンドや印刷データに基づき、紙搬送装置11を介して用紙Pや後方給紙部30から手差しによって給紙された用紙P1を搬送しつつ印刷ヘッド44を駆動して印刷を実行し、排紙トレイ6へ排出させる。なお、本実施形態ではホストコンピュータから送信された処理データに基づき印刷を行うように構成されているが、プリンタ1に直接入力された処理データに基づき印刷を行うように構成することも可能である。例えば、処理データが記憶された外部記憶媒体を直接プリンタ1に接続して処理データを入力するものであってもよい。
次に、図3を参照してプリンタ1の制御系が行う内部処理について説明する。図3は、プリンタ1の制御系を示した機能ブロック図である。
図3に示すように、プリンタ1内には、ホストコンピュータ100から送信される処理データに含まれる各種コマンドやデータを受信する受信部85と、各種コマンドに応じた応答をホストコンピュータ100へ送信する送信部86と、受信部85が受信した各種コマンドやデータを一時的に保持する受信バッファ87が設けられている。受信バッファ87によって受信されたデータは、コマンド解析部88によって解析され、制御コマンドの場合は制御コマンドバッファ89に、印刷データの場合には、データ展開処理が行われてデータ変換され、印刷ヘッド44のノズル列に対応したドットパターンデータが生成されて印刷バッファ90に記憶される。
一方、制御コマンドバッファ89に一時記憶された制御コマンドデータは、主制御部91によって読み出されて、制御コマンドに応じた処理が実行される。なお、受信バッファ87、制御コマンドバッファ89、印刷バッファ90は図示せぬRAM内に設けられた所定の記憶領域である。
主制御部91は、制御コマンドバッファ89に記憶された制御コマンドを読み出し、各種制御コマンドに応じた処理を行うよう、検出器制御部92、搬送制御部94やエラー通知部95へ指示を出したり、印刷バッファ90に記憶された印刷データを印刷制御部93へ転送するとともに印刷指示を与える。
検出器制御部92は、主制御部91からの指示に応じてPE検出器62、PW検出器47の動作を制御し、検出結果を主制御部91へ通知する。印刷制御部93は、主制御部91からの指示に応じて印刷ヘッド44及びキャリッジ45の動作を制御する。同様に、搬送制御部94は主制御部91からの指示に応じてASF部、PF部を構成する各種搬送ローラの駆動を制御し、用紙の搬送制御を行う。
エラー通知部95は、主制御部91からの指示に応じてプリンタ1がエラー状態にある場合に、エラー通知を行うよう制御する。例えば、表示部7を点滅あるいは点灯させたり、表示部7にエラーの内容をメッセージによって表示させる。
(印刷処理部43による空打ちを防止する方法について)
次に、プリンタ1の印刷処理部43によるプラテン面48に対する空打ちを防止する方法について説明する。図4はプリンタ1が行う手差し供給処理を説明するフローチャートである。
本実施形態において、プリンタ1の検出制御部92は、用紙P1が印刷処理部43へ頭だしされる前と、用紙P1が頭だしされた後と、において用紙P1の検出の有無を判断し、主制御部91へ検出結果を通知するように設定されている。
まず、ユーザが後方給紙部30へ用紙P1を載置すると、PE検出器62が用紙P1の有無を検出し(ステップS11:Yes)、検出器制御部92によって検出信号が主制御部91へ通知される。ことのき、用紙P1の先端は、紙送りローラ対41,42に接触した状態で一度停止する。主制御部91は、搬送制御部94に対して用紙P1を印刷処理部43に対して頭だしするよう指示する。
指示を受けた搬送制御部94は、PF部を駆動させる。用紙P1の先端が印刷開始位置に位置あわせされることでプラテン面48上に用紙P1が搬送され(ステップS12)、印刷データを受信すると(ステップS13:Yes)、再びPE検出器62が用紙P1の有無を検出する(ステップS14)。用紙P1が検出された場合には印刷制御部93が印刷処理部43を駆動して印刷処理を実行する(ステップS15)。
一方、ステップS14で、用紙P1が検出されなかった場合には(ステップS14:No)、紙無しエラーとしてエラー通知部95を介して表示部7にエラー表示を行う。
なお、本実施形態では、図4に示すように印刷データを受信したか(ステップS13)を用紙P1がプラテン面48上に搬送された(ステップS12)後に行っているが、このタイミングに限られず、ステップS12の前に行うように設定することも可能である。
また、本実施形態では、ステップS14で用紙P1が検出されなかった場合には紙無しエラーとするが、ステップS11に戻って処理を続行するように設定することも可能である。すなわち、用紙P1の頭だしが行われた後にステップS14で用紙無しとなった場合には、PE検出器62によって用紙P1が検出されるまで待機し、検出されれば、その用紙P1の頭だし処理を再び実行することも可能である。
このように、本実施形態のプリンタ1は、一度手差し供給路Cから供給された用紙P1がPE検出器62によって検出され、用紙P1の頭だしが行われた後に、ユーザによって手差し供給路Cから用紙P1が引き抜かれるようなことがあっても、印刷処理を実行する前に再び用紙P1の有無を検出し、検出された場合にのみ印刷処理を実行するので、用紙P1が無い状態で印刷処理が実行されることがない。したがって、空打ちによるプラテン面48が汚れることがないので、次に印刷される用紙の裏面が汚れるのを防止することが可能である。
本発明に係る記録装置の一実施形態であるインクジェット式プリンタの外観斜視図である。 本実施形態のプリンタ内部の用紙搬送経路の概略構成を示す縦断面図である。 本実施形態のプリンタの内部処理を示した機能ブロック図である。 本実施形態のプリンタが行う手差し給紙処理を説明するフローチャートである。 従来のプリンタの搬送路断面を示した模式図である。
符号の説明
1:プリンタ(記録装置)、5:用紙カセット、10:フィードボタン、62:PE検出器、91:主制御部、92:検出器制御部、93:印刷制御部、94:搬送制御部、95:用紙供給通知部、P,P1:用紙(記録媒体)

Claims (6)

  1. 手差し供給路によって供給された記録媒体の頭だしを行う搬送手段と、
    前記記録媒体の有無を検出する検出手段と、
    供給された前記記録媒体に対して記録を行う記録手段と、を有し、
    前記検出手段は、前記記録媒体の頭だしが行われる前に前記記録媒体を検出し、前記搬送手段によって前記記録媒体の頭だしが行われた後に再び前記記録媒体の有無を検出し、前記記録手段は、再び前記記録媒体が検出された場合に記録処理を実行することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録装置のエラー状態を外部へ通知する通知手段を有し、
    前記通知手段は、前記記録媒体の頭だしが行われてから、前記検出手段によって前記記録媒体が検出されなかった場合に、前記記録装置が記録媒体無しによるエラー状態にあることを通知することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 手差し供給路によって供給された記録媒体の頭だしを行う頭だしステップと、
    前記頭だしステップの前に前記記録媒体を検出し、前記頭だしステップの後に再び前記記録媒体の有無を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで再び前記記録媒体が検出された場合に記録処理を実行する記録ステップと、を有することを特徴とする記録装置の制御方法。
  4. 前記検出ステップにおいて、前記記録媒体が検出されなかった場合に、前記記録装置が記録媒体無しによるエラー状態にあることを通知することを特徴とする請求項3に記載の記録装置の制御方法。
  5. コンピュータに、
    手差し供給路によって供給された記録媒体の頭だしを行う頭だしステップと、
    前記頭だしステップの前に前記記録媒体を検出し、前記頭だしステップの後に再び前記記録媒体の有無を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで再び前記記録媒体が検出された場合に記録処理を実行する記録ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータに、
    前記検出ステップにおいて、前記記録媒体が検出されなかった場合に、前記記録装置が記録媒体無しによるエラー状態にあることを通知させることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
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