JP4141969B2 - 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置において、複数枚の被記録媒体をセット可能であるとともに1枚ずつ下流側へ給送する被記録媒体給送装置およびこれを備えた記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置の一例としてのプリンタには、被記録媒体としての用紙を複数枚セット可能な給送装置(ASF)が設けられている。給送装置は、例えば、用紙と接して回転することにより用紙を下流側へ送る給送ローラと、用紙を支持するとともに支持した用紙を前記給送ローラに圧接させる姿勢と離間させる姿勢とを切換可能なホッパと、給送時に重送されようとする用紙を上流側へ戻す戻しレバーとを備えている。
この様な給送装置は下記特許文献1に示す様に、プリンタ本体に対して固定状態で設けられ、記録装置本体との間には給送用間口が常に存在していたことから、塵埃等の進入が可能であり、不具合を招く要因となっていた。また、給送装置は装置後部に張り出す様に傾斜して設けられているため、装置のコンパクト化を困難なものとしていた。
特開平10−181905号公報
本発明は、上述の様な問題、即ち給送用間口を狭めて塵埃等の進入を防止し、且つコンパクト化を図ることができる給送装置を得るとともに、その際に発生する以下の課題を解決することにある。
即ち、給送装置において前記ホッパを含んだユニットを装置本体に対して回動可能に設ける際には、前記ユニットの構成要素と、装置本体側の構成要素との相対位置関係が、前記ユニットの回動動作によって変化する場合がある。
特に、装置本体から動力を得る給送装置の構成要素、その中でも戻しレバーにおいては、装置本体側のカムと、当該カムと係合して前記戻しレバーに動力を伝達する、前記ユニットに設けられるカムフォロアとの相対位置関係が前記ユニットの回動動作によって変化する。この場合、前記カムと前記カムフォロアとの相対位置関係が一旦変化すると、場合によっては前記戻しレバーが元の状態に復帰できない虞があり、この様な場合には、前記ユニットを元の状態に戻すことができない虞や操作感が重くなる虞、或いは、その後に正常な給送動作を実行できなくなるといった虞がある。そこで本発明は、この様な課題をも解決することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係る被記録媒体給送装置は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体の幅方向に延びる、前記給送ローラを取り付ける給送ローラ軸と、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体を上流側に戻す被記録媒体戻しレバーと、前記給送ローラ軸に設けられるカムと、前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被記録媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、を備え、前記カムは、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、前記ホッパと、前記被記録媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被記録媒体の給送経路を側視して前記給送ローラ軸を中心に回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作するとともに、前記隆起部から前記非隆起部へ向かう接続面が平面又は凸面となる様に形成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記ホッパと、前記被記録媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となっているので、被記録媒体をセットする開口部を狭め或いは塞いで塵埃等の進入を防止し、且つ収納時には装置のコンパクト化を図ることができる。
そして、この様な構成において前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記被記録媒体戻しレバーに動力を伝達するカムフォロアの位置が、当該カムフォロアに動力を伝達するカムにおいて、隆起部から非隆起部に向かって所定量変位するが、ここで前記隆起部から前記非隆起部へ向かう接続面が平面又は凸面となる様に形成されている。
従ってこれにより、前記ユニットが前記使用状態から前記収納状態に切り替わっても、前記カムフォロアが凹部に落ち込む様な状態が形成されず、従って再び前記ユニットを前記使用状態に戻しても、前記カムフォロアが元の位置(姿勢)に無理なく容易に戻ることが可能となる。換言すれば、前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記カムと前記カムフォロアとの係合状態が大きく変化しないので、前記ユニットを前記使用状態に無理なく戻すことができるとともに、前記被記録媒体戻しレバーも元の姿勢に戻るので正常な給送動作を実行可能となる。
本発明の第2の態様に係る被記録媒体給送装置は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、前記給送ローラの回転軸に設けられるカムと、前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被記録媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、を備え、前記カムは、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、前記ホッパと、前記被記録媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作するとともに、前記隆起部から前記非隆起部へ向かう接続面が、前記カムフォロアの変位動作に際して前記カムフォロアが前記隆起部から外れない様に形成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記ユニットを前記使用状態から前記収納状態に切り替えても、前記カムフォロアが前記隆起部から外れないので、上述した第1の態様と同様に、前記ユニットを前記使用状態に無理なく戻すことができるとともに、前記被記録媒体戻しレバーも元の姿勢に戻るので正常な給送動作を実行可能となる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、前記給送ローラの回転軸に設けられるカムと、前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被記録媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、を備え、前記カムは、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、前記ホッパと、前記被記録媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作し、その後再び前記ユニットを前記使用状態に戻すと、これに伴って前記カムフォロアが元の位置に復帰する様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記ユニットを前記使用状態から前記収納状態に切り換え、そしてその後に再び前記使用状態に戻しても、これに伴って前記カムフォロアが元の位置に復帰するので、上述した第1の態様と同様に、前記ユニットを前記使用状態に無理なく戻すことができるとともに、前記被記録媒体戻しレバーも元の姿勢に戻るので正常な給送動作を実行可能となる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段の上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ給送する、上記第1から第3の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体給送装置とを備えていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体に記録を行う記録装置において、上述した第1から第3の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様に係る液体噴射装置は、被噴射媒体と接して回転することにより被噴射媒体を給送する給送ローラと、被噴射媒体の幅方向に延びる、前記給送ローラを取り付ける給送ローラ軸と、被噴射媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、被噴射媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被噴射媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被噴射媒体を上流側へ戻す被噴射媒体戻しレバーと、前記給送ローラ軸に設けられるカムと、前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被噴射媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、前記給送ローラの下流側に設けられ、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、を備え、前記カムは、前記被噴射媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被噴射媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、前記ホッパと、前記被噴射媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被噴射媒体の給送経路を側視して前記給送ローラ軸を中心に回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作するとともに、前記隆起部から前記非隆起部へ向かう接続面が平面又は凸面となる様に形成されていることを特徴とする。
以下、図1乃至図12を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る「記録装置」「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は「被記録媒体給送装置」としての給送装置2の使用状態を示す斜視図、図3は給送装置2の収納状態を示す斜視図、図4はプリンタ1の側断面概略図である。また、図5は給送装置2の斜視図、図6は給送装置2の使用状態を示す側断面図、図7は給送装置2の収納状態を示す側断面図、図8、図9、図10−1〜図10−4、図12はカム43、揺動部材45、戻しレバー12の側面図であり、特に図10−1〜図10−4は動作推移図である。更に、図11は1給送動作中における給送ローラ11の回転角度に対する分離パッド13、戻しレバー12、ホッパ10の動作を示すタイミングチャートである。
尚、以下では、用紙搬送(給送)経路の上流側(図4の右側)を単に「上流側」と言い、用紙搬送(給送)経路の下流側(図4の左側)を単に「下流側」と言うこととする。
先ず、図1乃至図4を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。プリンタ1は、「被記録媒体」「被噴射媒体」の一例としての、比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙(以下「記録用紙P」と言う)への記録に適した小型サイズに構成されたものである。
図1において、プリンタ1はハウジング3によって外観が構成され、A4サイズの記録に好適であるインクジェットプリンタと同様に、装置後部に記録用紙Pを傾斜姿勢で複数枚セット可能な「被記録媒体給送装置」としての給送装置2を備え、装置前部には記録の行われた記録用紙Pをスタックするスタッカ6を備えている。給送装置2は、ホッパ10を含んだユニットが回動自在に設けられ(詳細は後述)、図2に示す様に使用状態では後方に張り出す様な傾斜姿勢となる。当該使用状態においては、外装カバー47から延長トレイ48が引き出されることにより、記録用紙Pを挿入可能となるとともに傾斜姿勢に支持することができる様になっている。一方で、図3に示す収納状態においては、延長トレイ48の上部に設けられたカバー部49により、用紙を挿入する為の開口部46が塞がれて塵埃等の進入を防止可能となっている。そして当該収納状態では、給送装置2は後方に張り出さず、コンパクト化を図ることができる様になっている。尚、給送装置2については後に詳述する。
続いて、プリンタ1の装置上面中央には図1に示す様に電源ボタン、印刷設定ボタン等によって構成された操作部5と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部4が配置され、装置前方右上には、画像データ等が記憶された半導体メモリ媒体を装着可能なカードスロット(図示せず)を覆う開閉自在なカバー3aが設けられている。即ち、プリンタ1は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信するのみならず、画像データを記憶した半導体メモリから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷実行可能に構成されている。
次に、プリンタ1の内部構成について説明する。図4において、給送装置2は、ホッパ10と、可動ガイド9と、給送ローラ11と、アイドルローラ14と、摩擦分離材13と、戻しレバー12と、更に例示したこれら以外の種々の構成要素を備えている。ホッパ10は記録用紙Pを傾斜姿勢に支持するとともに、揺動支点10aを中心にカム機構(後述)によって揺動駆動され、給送ローラ11に記録用紙Pを圧接させる姿勢と、離間させる姿勢とを切換可能となっている。ホッパ10に設けられた可動ガイド9は、記録用紙Pの各サイズに対応する様に、記録用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられ、記録用紙Pの側端をガイドする。
給送ローラ11は側面視略D形の形状を成し、給送ローラ軸11aと一体的に形成されたローラ本体部11b(鍔部を備えたドラム形状を成している)に、ゴム材11cが巻回されることによって構成されている。尚、ローラ本体部11bとゴム材11cの関係が、円弧部においてはゴム材11cが記録用紙Pと接触し、平坦部においてはローラ本体部11bが記録用紙Pと接触する様に成されている。そして、当該給送ローラ11(給送ローラ軸11a)は、図示しない駆動モータ及びクラッチ機構によって用紙給送時にのみ選択的に回転駆動される。
用紙給送時には、給送ローラ11はその円弧部分によって給送ローラ11に圧接した記録用紙Pの最上位のものを下流側へ給送し、用紙給送が終了すると、下流側の搬送駆動ローラ21による用紙搬送動作の際に搬送負荷を生じさせない様、図4に示す様に側面視略D形の形状における平坦部が摩擦分離材13と対向する様に駆動制御される。
ここで、下流側の搬送駆動ローラ21による用紙搬送中に、給送ローラ11に接触すると搬送負荷が生じる他、記録面に搬送方向に延びる様な接触痕が形成されてしまう虞がある。従ってこれを防止する為に、本実施形態では符号14で示す自由回転可能なアイドルローラを設け、これによって用紙搬送中における給送ローラ11への接触を防止して、搬送負荷や接触痕の発生を防止している。また、アイドルローラ14は用紙幅方向においてほぼ均等に配置されていることから(図5参照)、これによって用紙幅方向における姿勢を均一化することができ、用紙搬送中(印刷中)におけるスキュー等の発生を防止することが可能となる。
続いて、給送ローラ11と対向する位置には、分離手段としての摩擦分離材13が設けられている。摩擦分離材13は用紙給送時に給送ローラ11の円弧部分と圧接して圧接点を形成し、これにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。
更に、給送ローラ11と対向する位置には戻しレバー12が設けられている。戻しレバー12は、その回動範囲が給送ローラ11と摩擦分離材13との圧接点とオーバーラップする様に、回動軸12aを中心に回動可能に設けられ、そして後述するカム機構によって駆動制御される。この戻しレバー12は、給送ローラ11の1回転動作中に、図4に示す待機状態から用紙給送経路から退避する様に一旦倒れ、そして再び図4に示す様に起き上がることにより、重送されようとした次位以降の記録用紙Pを上流側に戻す。尚、戻しレバー12の動作については後に詳しく説明する。
以上のように構成された給送装置2は、その基体となるフレーム40に上述したホッパ10、戻しレバー12等の各構成要素が組み付けられてユニットを形成するとともに、フレーム40は給送ローラ軸11aを中心に用紙給送経路を側視して回動可能に設けられ、これにより、給送装置2(前記ユニット)は符号2’及び仮想線で示す様な収納状態と、実線で示す様な使用状態とを切り換えることができる様になっている。
以上が給送装置2であり、給送装置2の下流側には、給送ローラ11と搬送駆動ローラ21との間に、レバー15と検出部16とを備えて成る紙検出器17が設けられている。レバー15は揺動軸15aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動軸15aから上側部分が、給送される記録用紙Pと接触可能に構成されている。検出部16は光学センサであり、レバー15の揺動軸15aから下側部分が図示する様に検出部16に入り込むことにより、発光部から受光部へ向かう光が遮断され、記録用紙Pの未通過状態が検出される。そして、レバー15が、記録用紙Pの通過に伴って揺動すると、レバー15の揺動軸15aから下側部分が検出部16から外れ、これにより、記録用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。また、記録用紙P後端が通過すると、再びレバー15の下端部が検出部16に入り込み、これにより、記録用紙P後端の通過を検出可能となる。
次に、紙検出器17の下流側には、搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とが設けられている(以下当該ローラ対を適宜「搬送ローラ」と言う)。搬送駆動ローラ21は図示しない駆動モータによって回転駆動され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21に圧接して従動回転する。搬送駆動ローラ21は回転軸芯線方向に長い金属棒体の外周に塗装膜が付着されることによって成され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21の軸方向に、所定の間隔で複数個設けられる。そして、給送ローラ11によって給送された記録用紙Pは搬送ローラにニップされ、記録ヘッド26の下へと搬送される。
搬送従動ローラ22を軸支する搬送従動ローラホルダ20の下流側端部には、自由回転可能なガイドローラ23が設けられている。ガイドローラ23は、記録用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを防止する為のローラであり、これにより、記録用紙Pと記録ヘッド14との距離が一定に保たれ、記録品質の低下やヘッド擦れを防止する。
次に、搬送ローラの下流側には、記録ヘッド26とプラテン28とが対向する様に設けられている。記録ヘッド26はキャリッジ25の底部に設けられ、インク滴を記録用紙Pに向けて吐出することにより、記録(印刷)を実行する。キャリッジ25は主走査方向に延びるキャリッジガイド板27によってガイドされながら、図示しないモータの動力を受けて主走査方向に往復駆動される。尚、本実施形態では、キャリッジ25はインクカートリッジを搭載せず、プリンタ1の装置本体底部に固設されるインクカートリッジ(図示せず)から、図示を省略するインクチューブを介して記録ヘッド26へとインクが供給される様に構成されている。
プラテン28は、記録用紙Pを下から支持することにより、記録用紙Pと記録ヘッド25との間のギャップを規定するが、記録ヘッド25と対向する面には、凹部28aが形成されている。これは、記録用紙Pに余白無く印刷を行う為のものであり、記録用紙Pの端部にインク滴を吐出する際に、記録用紙P端部から外れた部分にもインク滴を吐出し、そして凹部28aへと打ち捨てることにより、所謂縁無し印刷が実行される。尚、凹部28aには、インク滴を吸収するインク吸収材(図示せず)が配設されている。凹部28aに打ち捨てられたインク滴は図示しない排出孔から下部へ排出され、そしてプラテン28の下部には、この排出されたインク滴を受ける廃液トレイ31が設けられている。廃液トレイ31の内部には廃液吸収材34が設けられ、廃液トレイ31内のインク廃液を確実に保持する。
続いて、記録ヘッド26の下流側には、排出駆動ローラ29と、排出従動ローラ30とが設けられている(以下当該ローラ対を適宜「排出ローラ」と言う)。排出駆動ローラ29は図示しない駆動モータによって回転駆動され、排出従動ローラ30は、排出駆動ローラ29に接して従動回転する。そして、記録が行われた記録用紙Pは、これらローラにニップされることにより、図示しないスタッカへ向けて排出される。尚、排出駆動ローラ29の下流側には、排出補助ローラ37が設けられている。排出補助ローラ37は、排出駆動ローラ29及び排出従動ローラ30にニップされて排出される記録用紙Pの後端を、スタッカに向けて確実に落とす機能を果たすものである。
以上がプリンタ1の概略であり、続いて図5乃至図12を参照しながら、給送装置2のより詳細な構成、特に、戻しレバー12を回動駆動するカム機構について説明する。
図5及び図6に示す様に、給送ローラ軸11aの両軸端部にはカム41が給送ローラ軸11aと一体的に形成されている。カム41は扇形の形状を成し、ホッパ10の両側下端部に形成されたカムフォロア10bと係合することで、給送ローラ軸11aの回転に従ってホッパ10を押し下げ、或いは上昇させる。
一方、給送ローラ軸11aの片方の軸端部(図5の左側)には、カム43が給送ローラ軸11aと一体的に形成されている。カム43は、図8に示す様に連続的に一定の半径を有する様に形成された非隆起部43dと、当該非隆起部43dよりも半径方向寸法が大きい凹部43a、隆起部43b、隆起部43cとを備えて構成され、給送ローラ軸11aの回転に伴って回転し、回転することで揺動部材45を介して戻しレバー12を回動させる。尚、本実施形態では、カム43は給送動作において図8の時計回り方向に回転するので、カムフォロア45bは凹部43aから始まって、隆起部43b、非隆起部43d、隆起部43cの順に係合し、最後に凹部43aとの係合状態に戻る様になっている。また、本実施形態では、半径方向寸法は、凹部43a、隆起部43c、隆起部43bの順に大きくなる様に形成されている。
以下カム43、揺動部材45、戻しレバー12の動作についてより詳しく説明する。フレーム40には図5及び図8に示す様に揺動部材45が揺動軸45aを中心にして揺動自在に設けられている。揺動部材45には上述したカム43と係合するカムフォロア45bと、長穴45cが形成されている。一方、戻しレバー12は、給送ローラ軸11aと同様に用紙幅方向に延びる軸12aに、図5に示す様に2カ所、当該軸12aと一体的に形成され、更に軸12aの軸端部には、軸線方向と直交する方向に延びるレバー部12bが形成されている。レバー部12bの端部には軸12aの軸線方向に突出する突起12cが形成されていて、当該突起12cが、上述した揺動部材45に形成された長穴45cに遊挿される様になっている。
以上により、カム43が回転すると、カムフォロア45b即ち揺動部材45の姿勢が変化し、これに伴って突起12cが長穴45c内を変位することで戻しレバー12が軸12aを中心に回動する様になっている。尚、戻しレバー12にはばねフック12dが形成されるとともに、フレーム40との間に引っ張りばね42が掛架されており(図6参照)、当該引っ張りばね42によって戻しレバー12は常に下流側に倒れる方向に付勢された状態となっている。
ここで、図10−1〜図10−4は給送動作中におけるカム43、揺動部材45、戻しレバー12の動作推移を示すものであり、図10−1に示す待機状態では、カムフォロア45bは凹部43aと接した状態にあり、戻しレバー12は上流側に起き上がった状態(給送経路に突出した状態)にある。即ち、凹部43aは、戻しレバー12を給送経路に突出させる様に揺動部材45(カムフォロア45b)の姿勢を規定する。
この待機状態から給送ローラ軸11aが回転(図の時計回り方向)すると、次にカムフォロア45bは、図10−2に示す様に隆起部43bと接する。ここで、隆起部43bは凹部43aよりも半径方向に突出しているので、揺動部材45は図の反時計回り方向に僅かに揺動し、これによって戻しレバー12が所定量上流側に起き上がる。即ち、凹部43aと同様に、隆起部43bは戻しレバー12を給送経路に突出させる様に揺動部材45(カムフォロア45b)の姿勢を規定する。
続いて、給送ローラ軸11aが更に回転すると、カムフォロア45bは図10−3に示す様に非隆起部43dに接し、これによって戻しレバー12は下流側に倒れた状態(用紙給送経路から退避した状態)となる。即ち、非隆起部43dは戻しレバー12を給送経路から退避させる様に揺動部材45(カムフォロア45b)の姿勢を規定する。
その後更に給送ローラ軸11aが回転すると、図10−4に示す様にカムフォロア45bは隆起部43cに接し、これによって戻しレバー12が再び上流側に起き上がる。即ち、隆起部43cは、隆起部43bと同様に戻しレバー12を給送経路に突出させる様に揺動部材45(カムフォロア45b)の姿勢を規定する。
以上の動作を給送ローラ軸11aの回転角度との関係で図示したものが図11である。図示する様に、給送ローラ軸11a(給送ローラ11)の1回転(360°)動作中において、給送ローラ11と分離パッド13とは圧接解除状態から圧接状態となり、用紙の重送防止状態が形成された後に、記録用紙Pの先端が突入し、その後再び圧接解除状態となる。戻しレバー12は図の実線で示す通り、給送動作開始後一旦上流側に起き上がった後に下流側に倒れて給送経路から退避し、その後用紙を上流側に戻す為に再び上流側に起き上がり、そして僅かに下流側に戻る(待機状態に戻る)様に回動する。
ホッパ10は、セットされた記録用紙Pを給送ローラ11に圧接させる為に、給送動作開始後上昇(Up)し、その後再び下降(Down)する。ここで、図10−1で示した状態は図11の符号aで示す位置に対応した状態であり、同様に図10−2は符号b、図10−3は符号c、図10−4は符号dで示す位置に対応している。
尚、戻しレバー12が給送待機時の姿勢(第1の姿勢)から、給送動作開始後一旦上流側に起き上がるのは(第2の姿勢)、以下の理由による。即ち、プリンタ1は小型である為、最大セット枚数時における最上位の記録用紙Pと給送ローラ11との間隔が狭く、場合によっては給送待機状態においてホッパ10が上昇していないにも関わらず記録用紙Pと給送ローラ11とが接してしまうことがある。すると、給送ローラ11の回転開始と同時に直ちに記録用紙Pが下流側に給送され、この場合給送ローラ11と分離パッド13との圧接状態が未形成であるので重送が発生してしまう虞がある。従って、戻しレバー12を一旦上流側に起き上がらせ、セットされた記録用紙Pの先端部をホッパ10に向けて押圧することで、上述の様な不具合を防止する。カム43に形成された隆起部43bは、この様な動作を形成する意義を有している。
また、戻しレバー12が給送動作終了時に、給送待機時の姿勢(第1の姿勢)を過ぎて更に上流側に起き上がり(第4の姿勢)、その後に給送待機時の姿勢(第1の姿勢)に戻るのは、重送されようとした次位以降の記録用紙Pを確実に上流側(ホッパ10)へ向けて戻す為である。従って、カム43に形成された隆起部43cは、この様な動作を形成する意義を有している。
ところで、給送装置2は給送ローラ軸11aを回動中心としてユニット毎回動可能となっている為、図6の使用状態から図7の収納状態への変化に際し、固定要素(カム41、43等)に対して、回動要素(ホッパ10、揺動部材45、戻しレバー12等)の位置が変化することになる(図6、図7では図の簡単の為、揺動部材45は図示を省略している)。
ここで、給送ローラ軸11bには、図示しない動力伝達機構を介して装置本体側からの動力が給送動作時にのみ選択的に伝達される様に構成されているが、その機構上、外部から外力を与えても給送ローラ軸11bが回転しない様固定された状態となっている。従って、給送装置2(ユニット)の使用状態から収納状態への変化に際し、カム43に対する揺動部材45即ちカムフォロア45bの位置が変化すると、カム43及びカムフォロア45bの形状によっては、給送装置2を再び使用状態に戻す際にカムフォロア45bが元の状態に戻らない、即ちロックされた状態となる虞がある。この場合、給送装置2を使用状態に戻すことができない、或いは、使用状態に戻す際の操作感が重くなる、或いは、装置の破損を招く虞がある。更に、使用状態に戻ったとしても給送待機時における戻しレバー12の姿勢が本来あるべき姿勢とならず、例えば下流側に倒れた状態となり、用紙の重送が発生してしまう、等々の問題が発生する虞がある。
そこで本実施形態においては、給送装置2の使用状態から収納状態への切り換え動作によって、隆起部43bとの接触状態にあるカムフォロア45bが非隆起部43dに向かって所定量変位動作するが、隆起部43Bから非隆起部43dに向かう接続面を、緩やかな凸面となる様に形成している。換言すれば、前記切り換え動作によってカムフォロア45bが隆起部43bから外れない様に形成している。更に換言すれば、給送装置2を使用状態から収納状態へ切り換え、そしてその後に再び使用状態に戻しても、これに伴ってカムフォロア45bが元の位置(図8に示す位置)に復帰する様に構成している。
図12はこれを説明する為のものであり、仮想線及び符号Aは本実施形態に係る接続面を示している。図示する様に、接続面Aはカムフォロア45bを隆起部43bから非隆起部43dへと緩やかに案内する様に形成されている。これに対し、符号Bで示す接続面(悪い例)は、隆起部43bから非隆起部43dへの落ち込みが急であり、従ってカムフォロア45bが隆起部43bから外れ易くなっている。この為、給送装置2が使用状態から収納状態に切り替わる際、図示する様にカムフォロア45bが非隆起部43dの側へ落ち込み(隆起部43bから外れる)、その結果カム43とカムフォロア45bとがロックされた状態となって再び元の状態(図8の状態)に戻らなくなる。
そこで本実施形態においては上述の通り符号Aで示す様に隆起部43bと非隆起部43dとを接続する接続面を緩やかな凸面となる様に形成し、カムフォロア45bが、元の位置に無理なく容易に復帰できる様に構成している。従ってこの接続面は、凸面のみならず、平面であってもカムフォロア45bを元の位置に無理なく容易に戻すことができ、更には凹面であっても結果的にカムフォロア45bが元の位置に無理なく復帰できれば良い。
尚、符号Bで示す様に接続面を隆起部43bから急に落ち込む様に形成すると、給送動作時には、図11の破線で示す様に戻しレバー12が下流側に倒れる(第3の姿勢をとる)際に、給送ローラ11の単位回転角あたりの回動角度が大きくなる。つまり、戻しレバー12が、本実施形態に係る接続面Aを採用した場合と比して一気に下流側に倒れる様になる。
これは、戻しレバー12に求められる機能、即ち、戻しレバー12が記録用紙Pの進行を妨げない様に迅速に給送経路を開放する(下流側に倒れる)といった観点からはむしろ好ましいと言える。つまり、カム43とカムフォロア45bとの関係を考慮しなければ、即ち給送装置2(ユニット)が使用状態と収納状態とを切り換えるべく回動可能に構成されていなければ、接続面Bの様に形成するのが適切である。
しかし、上述の通り、給送装置2(ユニット)が使用状態と収納状態とを切り換えるべく回動可能に構成されている場合には、カムフォロア45bを無理なく容易に元の位置に戻す為の「可逆性」を確保する観点において、本実施形態に係る接続面Aの様に形成することが必要となる。また、戻しレバー12は結果的に記録用紙Pの進行を妨げない様に給送経路を開放すれば良いのであるから、本実施形態においては、この観点において下流側へ進む記録用紙Pの妨げにならず、且つ、カム43とカムフォロア45bとの関係を考慮して緩やかに下流側に倒れる様に、隆起部43bと非隆起部43dとを接続する接続面Aの形状を設定している。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係る給送装置の使用状態を示す斜視図。 本発明に係る給送装置の収納状態を示す斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係る給送装置の斜視図。 本発明に係る給送装置の使用状態を示す側断面図。 本発明に係る給送装置の収納状態を示す側断面図。 カム、カムフォロア、戻しレバーの側面図(使用状態)。 カム、カムフォロア、戻しレバーの側面図(収納状態)。 カム、カムフォロア、戻しレバーの側面図。 カム、カムフォロア、戻しレバーの側面図。 カム、カムフォロア、戻しレバーの側面図。 カム、カムフォロア、戻しレバーの側面図。 給送装置の構成要素の動作状態を示すタイミングチャート。 カム、カムフォロア、戻しレバーの側面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給紙装置、3 ハウジング、4 表示部、5 操作部、6 スタッカ、9 可動ガイド、10 ホッパ、11 給送ローラ、12 紙戻しレバー、13 摩擦分離材、14 アイドルローラ、15 レバー、16 検出部、17 紙検出器、18 紙案内部材、20 搬送従動ローラホルダ、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 ガイドローラ、25 キャリッジ、26 記録ヘッド、27 キャリッジガイド板、28 プラテン、29 排出駆動ローラ、30 排出従動ローラ、31 廃液トレイ、34 廃液吸収材、37 排出補助ローラ、40 フレーム、41 カム、42 引っ張りばね、43 カム、43a 凹部、43b、43c 隆起部、43d 非隆起部、45 揺動部材、45b カムフォロア、45c 長穴、47 外装ケース、48 延長トレイ、49 カバー部、P 記録用紙

Claims (5)

  1. 被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、
    被記録媒体の幅方向に延びる、前記給送ローラを取り付ける給送ローラ軸と、
    被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、
    被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体を上流側に戻す被記録媒体戻しレバーと、
    前記給送ローラ軸に設けられるカムと、
    前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被記録媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、を備え、
    前記カムは、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、
    前記ホッパと、前記被記録媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被記録媒体の給送経路を側視して前記給送ローラ軸を中心に回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、
    給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作するとともに、前記隆起部から前記非隆起部へ向かう接続面が平面又は凸面となる様に形成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  2. 被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、
    被記録媒体の幅方向に延びる、前記給送ローラを取り付ける給送ローラ軸と、
    被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、
    被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体を上流側に戻す被記録媒体戻しレバーと、
    前記給送ローラ軸に設けられるカムと、
    前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被記録媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、を備え、
    前記カムは、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、
    前記ホッパと、前記被記録媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被記録媒体の給送経路を側視して前記給送ローラ軸を中心に回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、
    給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作するとともに、前記隆起部から前記非隆起部へ向かう接続面が、前記カムフォロアの変位動作に際して前記カムフォロアが前記隆起部から外れない様に形成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  3. 被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を給送する給送ローラと、
    被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被記録媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、
    被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被記録媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被記録媒体の先端を前記先端支持面の側へと戻す被記録媒体戻しレバーと、
    前記給送ローラの回転軸に設けられるカムと、
    前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被記録媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、を備え、
    前記カムは、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被記録媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、
    前記ホッパと、前記被記録媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被記録媒体の給送経路を側視して回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、
    給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作し、その後再び前記ユニットを前記使用状態に戻すと、これに伴って前記カムフォロアが元の位置に復帰する様に構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  4. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段の上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ給送する、請求項1から3のいずれか1項に記載された前記被記録媒体給送装置と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  5. 被噴射媒体と接して回転することにより被噴射媒体を給送する給送ローラと、
    被噴射媒体の幅方向に延びる、前記給送ローラを取り付ける給送ローラ軸と、
    被噴射媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、被噴射媒体を前記給送ローラに圧接させる姿勢と、前記給送ローラから離間させる姿勢とを切換可能に設けられるホッパと、
    被噴射媒体の給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、給送されるべき最上位の被噴射媒体とともに下流側へ進んだ次位以降の被噴射媒体を上流側へ戻す被噴射媒体戻しレバーと、
    前記給送ローラ軸に設けられるカムと、
    前記カムと係合し、前記給送ローラの回転に伴って前記被噴射媒体戻しレバーの回動軸に動力を伝達するカムフォロアと、
    前記給送ローラの下流側に設けられ、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、を備え、
    前記カムは、前記被噴射媒体戻しレバーが前記給送経路に突出する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する隆起部と、前記被噴射媒体戻しレバーが前記給送経路から退避する様に前記カムフォロアの姿勢を規定する非隆起部と、を備えて構成され、
    前記ホッパと、前記被噴射媒体戻しレバーと、前記カムフォロアとを備えたユニットが被噴射媒体の給送経路を側視して前記給送ローラ軸を中心に回動可能に構成されたことにより、前記ユニットが収納状態と使用状態とを切り換え可能となり、
    給送待機時における前記ユニットの前記使用状態から前記収納状態への切り換え動作によって、前記隆起部との係合状態にある前記カムフォロアが、前記非隆起部に向かって所定量変位動作するとともに、前記隆起部から前記非隆起部へ向かう接続面が平面又は凸面となる様に形成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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