JPH0971333A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH0971333A
JPH0971333A JP7229398A JP22939895A JPH0971333A JP H0971333 A JPH0971333 A JP H0971333A JP 7229398 A JP7229398 A JP 7229398A JP 22939895 A JP22939895 A JP 22939895A JP H0971333 A JPH0971333 A JP H0971333A
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JP
Japan
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paper
sheet
feeding roller
sheet feeding
roller
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Pending
Application number
JP7229398A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kato
浩幸 加藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US08/706,236 priority patent/US5697603A/en
Publication of JPH0971333A publication Critical patent/JPH0971333A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
    • B65H3/06Rollers or like rotary separators
    • B65H3/0638Construction of the rollers or like rotary separators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2403/00Power transmission; Driving means
    • B65H2403/40Toothed gearings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほぼ扇型の給紙ローラが停止状態において、
自重で回転するのを防止する。 【解決手段】 ほぼ扇型の給紙ローラ21は、その小径
部21aを用紙Pと対向した状態で停止する。この状態
において、給紙ローラ21の大径部21bが回転軸71
よりも上にあるため、給紙ローラ21への回転力伝達が
解除されると、給紙ローラ21が自重により、回転しよ
うとするが、回転軸71と一体に形成したストッパ77
を、用紙Pの上面に当接させて、その自重による回転を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円弧状の用紙接触
部と、その用紙接触部よりも小径の用紙非接触部とを、
円周方向に備えた給紙ローラにより、用紙を送り出す給
紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では、一枚ずつに裁
断された用紙(いわゆる単票用紙)を給紙カセットなど
の用紙保持台に積層保持しておき、上記給紙ローラの用
紙接触部をその用紙保持台上の用紙に接触させながら回
転させることにより、用紙を順次送り出している。
【0003】また、この種の装置では、上記回転力を給
紙ローラに伝達或いは解除可能に構成しておき、用紙を
送り出さないときは、用紙非接触部を用紙に対向させた
状態で給紙ローラへの回転力伝達を解除することが考え
られている。この場合、用紙非接触部が用紙に対向する
ので、給紙ローラより下流の搬送ローラなどが用紙を搬
送するときに、用紙接触部がその用紙に接触して抵抗を
与えることを防止することができる。また、給紙ローラ
にステッピングモータなどを接続してそのステッピング
モータなどを停止制御する場合に比べ、このように給紙
ローラを解除した方が、装置の構成および制御処理を簡
略化することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、給紙ローラ
は、前述のように用紙接触部と用紙非接触部とで径が異
なり、その重心は回転軸に対して偏心している。このた
め、停止状態では給紙ローラの大部分が回転軸よりも上
に位置しており、給紙ローラへの回転力伝達を解除する
と自重によりその給紙ローラが回転してしまうことがあ
った。この場合、搬送ローラなどが用紙を搬送するとき
に用紙接触部がその用紙に接触して抵抗を与えたり、次
に用紙を送り出すときに、給紙ローラの初期位置が狂
い、給紙のタイミングが狂ったりする。
【0005】そこで、本発明は、給紙ローラへの回転力
伝達を解除したときにその給紙ローラが回転するのを良
好に防止することのできる給紙装置を提供することを目
的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達するためになされた請求項1記載の発明は、一枚
ずつに裁断された用紙を積層して保持する用紙保持台
と、円弧状の用紙接触部と該用紙接触部よりも小径の用
紙非接触部とを、円周方向に備えた給紙ローラと、該給
紙ローラに回転力を伝達或いは解除可能に構成され、上
記回転力を伝達するとき、上記給紙ローラを、上記用紙
接触部を上記用紙保持台上の用紙に接触させながら回転
させることにより、上記用紙を上記用紙保持台から順次
送り出す駆動手段と、を備えた給紙装置において、上記
駆動手段が、上記給紙ローラへの回転力伝達を解除して
いるとき、上記用紙保持台上の用紙表面に当接して、上
記用紙非接触部が上記用紙と対向する回転位置に上記給
紙ローラを支承する支承部材を、設けたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、上記支承部材が、
上記給紙ローラの回転軸に垂直な平板状に構成され、上
記用紙に端縁で当接することを特徴とする請求項1記載
の給紙装置を要旨とする。請求項3記載の発明は、上記
用紙保持台上の用紙表面と、上記給紙ローラの回転軸と
の間隔を、所定間隔に保持する間隔保持手段を更に備
え、上記給紙ローラと一体回転可能に固着された上記支
承部材が、当該給紙ローラの自重による回転を阻止する
方向に、上記用紙表面に当接することを特徴とする請求
項1または2記載の給紙装置を要旨とする。
【0008】請求項4記載の発明は、上記用紙保持台と
上記給紙ローラとが近接する方向に、両者の内少なくと
も一方が押圧され、上記間隔保持手段が、上記給紙ロー
ラの回転軸に回転自在に設けられて上記用紙表面に当接
する円板部材であることを特徴とする請求項3記載の給
紙装置を要旨とする。
【0009】請求項5記載の発明は、上記用紙保持台
が、複数種類の大きさの用紙を保持可能に構成され、上
記支承部材が、上記用紙保持台が保持可能な全ての大き
さの用紙表面に当接可能な位置に配設されたことを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載の給紙装置を要旨
とする。
【0010】請求項6記載の発明は、インクジェットプ
リンタに使用されたことを特徴とする請求項1〜5のい
ずれかに記載の給紙装置を要旨とする。このように構成
された請求項1記載の発明では、駆動手段は、給紙ロー
ラに回転力を伝達或いは解除可能に構成され、回転力を
伝達するとき、用紙接触部を用紙保持台上に積層保持さ
れた用紙に接触させながら給紙ローラを回転させる。こ
の動作により、用紙を用紙保持台から順次送り出すこと
ができる。また、駆動手段が給紙ローラへの回転力伝達
を解除しているとき、支承部材は、用紙保持台上の用紙
表面に当接して、用紙接触部よりも小径に形成された給
紙ローラの用紙非接触部が上記用紙と対向する回転位置
に給紙ローラを支承する。
【0011】このように、本発明では、回転力伝達を解
除された給紙ローラが支承部材により支承されるので、
その給紙ローラが回転するのを防止することができる。
また、支承部材は用紙保持台上の用紙表面に当接するこ
とにより給紙ローラを支承するので、給紙ローラの回転
をきわめて良好に防止することができる。このため、給
紙ローラより下流の搬送ローラなどが用紙を搬送すると
きに用紙接触部がその用紙に接触して抵抗を与えたり、
次に用紙を送り出すときに給紙のタイミングが狂ったり
するのを、きわめて良好に防止することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、支承部材が、給紙ローラの回転軸に垂直な平
板状に構成され、上記用紙に端縁で当接することを特徴
としている。このため、本発明では、支承部材と用紙と
の接触面積がきわめて小さく、かつ、その接触部分は用
紙の搬送方向に沿って配設される。従って、支承部材が
用紙に当接しても、その当接によって用紙の搬送に対す
る抵抗力が加わるのをきわめて良好に抑制することがで
きる。よって、本発明では、請求項1記載の発明の効果
に加えて、支承部材が用紙の搬送に対して抵抗力を加え
るのを抑制し、一層円滑に給紙を行うことができるとい
った効果が生じる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、用紙保持台上の用紙表面と、給紙ロ
ーラの回転軸との間隔を、所定間隔に保持する間隔保持
手段を更に備えている。このため、給紙ローラの用紙非
接触部を用紙から確実に隔離して、用紙の搬送に対して
抵抗力が加わるのを一層良好に防止することができる。
また、給紙ローラと一体回転可能に固着された支承部材
が、その給紙ローラの自重による回転を阻止する方向
に、用紙表面に当接している。このため、給紙ローラの
自重による回転を一層良好に防止することができる。
【0014】従って、本発明では、請求項1または2記
載の発明の効果に加え、給紙ローラの回転を一層良好に
防止すると共に、一層円滑に給紙を行うことができると
いった効果が生じる。請求項4記載の発明は、請求項3
記載の構成に加え、上記用紙保持台と上記給紙ローラと
が近接する方向に、両者の内少なくとも一方が押圧され
ている。このため、給紙ローラの用紙接触部を用紙に確
実に接触させ、用紙を一層確実に送り出すことができ
る。また、間隔保持手段は、給紙ローラの回転軸に回転
自在に設けられて用紙表面に当接する円板部材である。
このため、間隔保持手段は用紙の搬送に応じて回転し、
用紙の搬送に殆ど抵抗力を加えない。
【0015】従って、本発明では、請求項3記載の発明
の効果に加えて、一層円滑かつ確実に給紙を行うことが
できるといった効果が生じる。請求項5記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、用紙保持
台が、複数種類の大きさの用紙を保持可能に構成され、
支承部材が、用紙保持台が保持可能な全ての大きさの用
紙表面に当接可能な位置に配設されたことを特徴として
いる。このため、用紙保持台に、保持可能な如何なる大
きさの用紙を保持させた場合にも、支承部材は給紙ロー
ラの回転を防止することができる。
【0016】従って、本発明では、請求項1〜4のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、如何なる大きさの用
紙を給紙する場合にも、給紙ローラの回転をきわめて良
好に防止することができるといった効果が生じる。請求
項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の構
成に加え、インクジェットプリンタに使用されたことを
特徴としている。インクジェットプリンタでは、一般の
画像形成装置に比べて、装置が小型ながら高解像度の画
像形成が要求され、処理すべきデータ量が増大する傾向
がある。このため、前述のように、用紙を送り出さない
ときは、給紙ローラへの回転力伝達を解除してCPUの
制御処理等を簡略化することの必要性が一層高くなる。
従って、本発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の
発明の効果が一層顕著になる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図2は、本発明が適用されたインクジ
ェットプリンタ1の構成を表す断面図である。図2に示
すように、インクジェットプリンタ1では、ベースフレ
ーム3に立設された支持部3aには、円柱状のレール5
と略コの字状に屈曲した板状のレール7とが固定され、
キャリッジ11がそのレール5,7に沿って移動可能に
設けられている。キャリッジ11にはインクジェット式
の記録ヘッド13が搭載され、記録ヘッド13のインク
噴射面13aは、ベースフレーム3上に固定された樹脂
製のボックス15に対向している。
【0018】ボックス15の上部には、用紙保持台17
を備えた給紙カセット19が装着可能に構成され、ま
た、ボックス15の上側および記録ヘッド13側表面に
は、用紙保持台17上の単票用紙(以下、単に用紙Pと
いう:図1参照)を一枚ずつ搬送する給紙ローラ21,
給紙ローラ21にて搬送された用紙Pを更にインク噴射
面13aとの対向面まで搬送する搬送ローラ23(後述
の歯車47と同軸同径),図示しないバネの付勢力によ
り搬送ローラ23に圧接されて用紙Pを押さえつける用
紙押え25,および記録ヘッド13により画像が形成さ
れた用紙Pをベースフレーム3上に形成された排紙トレ
イ27に排出する排紙ローラ29(後述の歯車43と同
軸同径)が設けられている。なお、ボックス15の上記
表面は、用紙Pの搬送経路を規定するガイド面を構成し
ている。
【0019】更に、ボックス15の側面(図2の手前
側)には鉄板31が固定され、この鉄板31上に、上記
給紙ローラ21,搬送ローラ23,排紙ローラ29を駆
動するための次のような機構が設けられている。ボック
ス15内には正逆両方向に回転可能なモータ33が設け
られ、その回転軸33aは鉄板31より突出して小径歯
車35が固定されている。小径歯車35は大径歯車37
aと噛合し、その大径歯車37aは小径歯車37b(以
下、区別の必要のないときは両者をまとめて歯車37と
いう)と一体成形されている。小径歯車37bは、歯車
39,41を介して、排紙ローラ29と一体に回転する
歯車43と噛合している。なお、モータ33に電力を供
給する電源装置45は、ボックス15内に配設されてい
る。
【0020】また、小径歯車37bは、搬送ローラ23
と一体に回転する歯車47と噛合し、その歯車47は太
陽歯車51と噛合している。太陽歯車51の回転軸に
は、揺動フレーム53が揺動自在に設けられ、その揺動
フレーム53の両端には、共に太陽歯車51と噛合する
遊星歯車55,57が設けられている。このため、揺動
フレーム53は、太陽歯車51の回転方向と同一方向に
揺動する。更に、給紙ローラ21は断面略扇形に構成さ
れ、それと一体に回転する給紙歯車61を備えている。
給紙歯車61は、揺動フレーム53の図中左方向(以
下、単に左方向という)への揺動時には遊星歯車55と
噛合し、揺動フレーム53の右方向への揺動時には歯車
63を介して遊星歯車57と噛合する。
【0021】図3(A)〜(C)は、給紙歯車61近傍
の歯車機構の構成および動作を表す説明図である。揺動
フレーム53の遊星歯車55側端部には、係合片53a
が給紙歯車61のほぼ中心に向けて突出形成され、給紙
歯車61の表面にはピン65が設けられている。ピン6
5と係合片53aとは、揺動フレーム53が右方向へ揺
動し、かつ、給紙ローラ21が後述の停止位置に配設さ
れたとき、互いに係合可能なように位置決めされてい
る。また、給紙歯車61は歯の形成されていない切欠部
61aを有しており、この切欠部61aは、ピン65と
係合片53aとの係合時に遊星歯車55と対向するよう
に位置決めされている。
【0022】更に、歯車63は中心に円形の穴63aを
備え、その穴63aをボックス15より突設された軸6
7に嵌合させることにより支承されている。軸67は、
給紙歯車61の真下に突設され、短軸を上下方向に向け
た楕円形断面を有している。このため、歯車63は上記
楕円形の短軸方向に揺動可能である。また、軸67は、
歯車63が上方に揺動したとき給紙歯車61と噛合し、
下方に揺動したとき噛合しなくなるように位置決めされ
ている。
【0023】次に、図1は給紙ローラ21近傍の構成を
表す断面図であり、図4は給紙ローラ21近傍の構成を
表す上面図(ボックス15および後述のゴム73を破断
して示す)である。給紙ローラ21は、小径部21aと
大径部21bとを円周方向に備えた断面略扇形に形成さ
れ、回転軸71と共に給紙歯車61と一体成形されてい
る。また、小径部21aと大径部21bとの周囲はゴム
73によって被覆されて給紙ローラ21が構成されてい
る。給紙ローラ21は、図4に示すように、回転軸71
の軸方向に二つ設けられ、また、回転軸71には、給紙
ローラ21の小径部21a大径よりで大径部21bより
小径の、三つの円板状の給紙カラー75が回転自在に装
着されている。
【0024】用紙保持台17は、給紙歯車61と反対側
の端縁に用紙端縁を揃えて種々の大きさの用紙Pを保持
可能に構成され、給紙歯車61より最も離れた給紙ロー
ラ21および給紙カラー75は、用紙保持台17上に保
持可能な最小幅の用紙P、すなわち、縦長に配設したハ
ガキの略中央と対向するように配設されている。また、
回転軸71には、そのハガキ表面と対向可能な位置に、
ストッパ77が一体成形されている。
【0025】図1に示すように、ストッパ77は、給紙
ローラ21の小径部21aにおいてその用紙搬送方向の
回転方向に先行する側に突出して配置され、給紙ローラ
21の大径部21bと略同じかそれよりも僅か小さくか
つ給紙カラー75よりも大きい半径の略扇型の平板状に
形成され、かつ回転軸71に垂直に配設されている。ス
トッパ77は、その外周の円弧部77bと直線部分77
aとによって角77cを形成している。直線部分77a
の後端は給紙カラー75よりも小さい半径になってい
る。また、用紙保持第17と給紙カセット19との間に
はコイルスプリング79が弾発状に装着され、用紙保持
台17を給紙ローラ21方向に付勢している。このた
め、用紙Pを大径部21bに圧接して確実に送り出すこ
とができる。
【0026】続いて、このように構成されたインクジェ
ットプリンタ1の動作、特に、給紙動作について説明す
る。先ず、給紙ローラ21の停止時には、図1に示すよ
うに、小径部21aが用紙保持台17と対向し、コイル
スプリング79の付勢力により、用紙保持台17が用紙
Pを挟んで給紙カラー75に圧接され、用紙Pと回転軸
71との間隔が所定間隔に保持されている。ストッパ7
7は、後で詳細に説明するが、その角77cを給紙ロー
ラ21の自重で用紙P表面に当接させている。また、給
紙歯車61および揺動フレーム53は図3(A)に示す
位置に配設される。すなわち、ピン65と係合片53a
とが係合し、遊星歯車55は切欠部61aと対向してい
る。更に、このとき、歯車63は自重により下方に揺動
しており、給紙歯車61と噛合していない。
【0027】次に、給紙を開始すると、モータ33は左
回りに回転(以下、逆転という)する。すると、歯車3
7を介して回転力が伝達された歯車47は搬送ローラ2
3と一体に左回り(用紙Pの搬送方向とは逆方向)に回
転し、歯車37,39,41を介して回転力が伝達され
た歯車43も排紙ローラ29と一体に左回り(用紙搬送
方向とは逆方向)に回転する。また、歯車47の回転に
応じて太陽歯車51は右回りに回転し、このため、揺動
フレーム53は、図3(B)に示すように右(矢印B)
に揺動する。
【0028】すると、ピン65と係合片53aとの係合
が外れると共に、遊星歯車57により歯車63が押し上
げられて給紙歯車61と噛合する。このため、太陽歯車
51の回転力が遊星歯車57,歯車63を介して給紙歯
車61に伝達され、給紙歯車61は給紙ローラ21と一
体に左回り矢印E(用紙搬送方向)に回転する。従っ
て、給紙ローラ21の大径部21bが、用紙保持台17
上の用紙Pと接触し、用紙Pを搬送ローラ23に向けて
送り出す。ところが、搬送ローラ23は、前述のように
用紙搬送方向とは逆方向に回転しているので、用紙P先
端が搬送ローラ23と用紙押え25との接点により係止
される。そして、給紙ローラ21と搬送ローラ23との
間で用紙Pがたわみ、その用紙P先端が搬送ローラ23
の軸と平行になる。
【0029】続いて、切欠部61aが遊星歯車55との
対向位置を通過した後、モータ33を正転させると、上
記とは逆の回転が歯車37〜47に伝達される。このた
め、搬送ローラ23および排紙ローラ29が右回り(用
紙搬送方向)に回転し、用紙Pには記録ヘッド13によ
る画像形成が行われ、排紙トレイ27に排出される。ま
た、この回転に伴い、太陽歯車51が左回り矢印Cに回
転すると共に揺動フレーム53が左に揺動する。このた
め、図3(C)に示すように、遊星歯車55が給紙歯車
61と噛合して、太陽歯車51の回転力が伝達され、給
紙ローラ21は用紙搬送方向に回転し続ける。そして、
この給紙ローラ21の回転は、略一回転して上記停止位
置に達するまで、すなわち、図3(A)の状態となるま
で続けられる。
【0030】給紙ローラ21が上記停止位置に達する
と、切欠部61aが遊星歯車55と対向し、モータ33
からの駆動力が給紙歯車61に伝達されなくなる。すな
わち、給紙ローラ21への回転力伝達が解除される。と
ころが、このときストッパ77の角77cが用紙保持台
17上の用紙P表面に当接するので、次のように、給紙
ローラ21の自重による反用紙搬送方向の回転を防止す
ることができる。すなわち、給紙ローラ21は上記停止
位置において、図1に示すように小径部21aを用紙P
と対向して下にし、大径部21bを上にしているため、
給紙ローラ21の重心は大径部21b側に偏っており、
その自重により、上記停止位置では給紙ローラ21に右
回り(反用紙搬送方向)に回転しようとする力が作用す
る。ところが、ストッパ77が前述のように用紙Pに当
接しているので、給紙ローラ21の回転を防止すること
ができるのである。このため、搬送ローラ23により搬
送される用紙Pに、給紙ローラ21の大径部21bが接
触して抵抗を与えるのを良好に防止することができる。
また、このため、給紙開始時における給紙ローラ21の
初期位置が狂って給紙のタイミングが狂うのも良好に防
止することができる。
【0031】更に、ストッパ77は用紙Pの搬送方向に
沿った平板状に構成されているので、搬送ローラ23に
より搬送される用紙Pにも殆ど抵抗を与えない。また、
用紙Pと給紙ローラ21の小径部21aとは、給紙カラ
ー75によって用紙Pとは確実に隔離される。その上、
給紙カラー75は用紙Pの搬送に応じて回転可能な円板
状に構成されている。このため、搬送ローラ23により
搬送される用紙Pに抵抗力が加わるのを、きわめて良好
に防止することができる。上記のように搬送される用紙
Pとストッパ77、給紙カラー75との接触により、給
紙ローラ21に用紙搬送方向の回転力が僅かに発生する
が、その方向の回転は、ピン65と係合片53aとの係
合により防止される。従って、インクジェットプリンタ
1では、きわめて円滑に給紙を行うことができる。
【0032】また、インクジェットプリンタ1では、用
紙保持台17に、保持可能な如何なる大きさの用紙Pを
保持させた場合にも、その用紙P表面に当接するように
ストッパ77が配設されている(図4参照)。このた
め、用紙保持台17に如何なる大きさの用紙Pを保持さ
せた場合にも、前述のように給紙ローラ21の回転を良
好に防止することができる。
【0033】なお、上記インクジェットプリンタ1にお
いて、小径部21aが用紙非接触部に、大径部21bが
用紙接触部に、モータ33から給紙歯車61に至る機構
が駆動手段に、ストッパ77が支承部材に、給紙カラー
75が間隔保持手段に、それぞれ相当する。また、本発
明は、上記実施の形態になんら限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の態様で実施
することができる。例えば、支承部材としては、ストッ
パ77のような平板状のものに限らず、用紙P表面に当
接することにより給紙ローラ21を支承できるものであ
ればどのような形状の部材を採用してもよい。
【0034】また、本発明は、インクジェットプリンタ
以外の種々の給紙装置にも適用することができる。但
し、一般にインクジェットプリンタでは、他の画像形成
装置に比べて、装置が小型ながら高解像度が要求され、
処理すべきデータ量が増大する傾向がある。このため、
給紙ローラ21の停止時には、前述のように給紙ローラ
21を解除して、給紙ローラ21を停止状態に保持する
ためのモータ制御等を省略し、CPUの負担を軽減する
必要性が一層高くなる。従って、上記実施の形態のよう
に、インクジェットプリンタ1に本発明を適用した場
合、その効果が一層顕著になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェットプリンタの
給紙ローラ近傍の構成を表す断面図である。
【図2】そのインクジェットプリンタの全体の構成を表
す断面図である。
【図3】その給紙歯車近傍の歯車機構の構成および動作
を表す説明図である。
【図4】そのインクジェットプリンタの給紙ローラ近傍
の構成を表す上面図である。
【符号の説明】
1…インクジェットプリンタ 13…記録ヘッド
17…用紙保持台 19…給紙カセット 21…給紙ローラ
21a…小径部 21b…大径部 23…搬送ローラ 33…モータ
61…給紙歯車 71…回転軸 75…給紙カラー 77…ストッ
パ 77a…端縁 79…コイルスプリング P…単票用紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚ずつに裁断された用紙を積層して保
    持する用紙保持台と、 円弧状の用紙接触部と該用紙接触部よりも小径の用紙非
    接触部とを、円周方向に備えた給紙ローラと、 該給紙ローラに回転力を伝達或いは解除可能に構成さ
    れ、上記回転力を伝達するとき、上記給紙ローラを、上
    記用紙接触部を上記用紙保持台上の用紙に接触させなが
    ら回転させることにより、上記用紙を上記用紙保持台か
    ら順次送り出す駆動手段と、 を備えた給紙装置において、 上記駆動手段が、上記給紙ローラへの回転力伝達を解除
    しているとき、上記用紙保持台上の用紙表面に当接し
    て、上記用紙非接触部が上記用紙と対向する回転位置に
    上記給紙ローラを支承する支承部材を、設けたことを特
    徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 上記支承部材が、上記給紙ローラの回転
    軸に垂直な平板状に構成され、上記用紙に端縁で当接す
    ることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 上記用紙保持台上の用紙表面と、上記給
    紙ローラの回転軸との間隔を、所定間隔に保持する間隔
    保持手段を更に備え、 上記給紙ローラと一体回転可能に固着された上記支承部
    材が、当該給紙ローラの自重による回転を阻止する方向
    に、上記用紙表面に当接することを特徴とする請求項1
    または2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 上記用紙保持台と上記給紙ローラとが近
    接する方向に、両者の内少なくとも一方が押圧され、 上記間隔保持手段が、上記給紙ローラの回転軸に回転自
    在に設けられて上記用紙表面に当接する円板部材である
    ことを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 上記用紙保持台が、複数種類の大きさの
    用紙を保持可能に構成され、 上記支承部材が、上記用紙保持台が保持可能な全ての大
    きさの用紙表面に当接可能な位置に配設されたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 インクジェットプリンタに使用されたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の給紙装
    置。
JP7229398A 1995-09-06 1995-09-06 給紙装置 Pending JPH0971333A (ja)

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