JP2003266859A - Pg自動調節装置、並びにインクジェット式記録装置 - Google Patents

Pg自動調節装置、並びにインクジェット式記録装置

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JP2003266859A
JP2003266859A JP2002078488A JP2002078488A JP2003266859A JP 2003266859 A JP2003266859 A JP 2003266859A JP 2002078488 A JP2002078488 A JP 2002078488A JP 2002078488 A JP2002078488 A JP 2002078488A JP 2003266859 A JP2003266859 A JP 2003266859A
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rotation
adjusting
recording
stopper
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JP2002078488A
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Yuji Hatanaka
祐二 畠中
Toru Fukushima
透 福島
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PGを調節するだけのためにキャリッジを特
定の位置まで移動させ、PG自動調節装置に機構的トリ
ガを与えるといったキャリッジの移動動作を必要としな
いPG自動調節装置によって、PGの自動調節を実行す
ることによる記録実行時のスループットの低下を少なく
する。 【解決手段】 太陽歯車3に記録紙搬送用モータ26の
双方向の回転が伝達されることによって揺動体1は、そ
の回転方向に揺動し、第1の遊星歯車4又は第2の遊星
歯車5がPG調節歯車6に係合する。記録紙搬送用モー
タ26の双方向の回転は、太陽歯車3から第1の遊星歯
車4又は第2の遊星歯車5を介してPG調節歯車6に伝
達される。揺動体1の揺動を係止するストッパー2は、
係止部2が揺動体1に係合して揺動体1の揺動を係止す
る。軸14に伝達される給紙用モータ15の回転によっ
て、ストッパー2による揺動体1の係止と解除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、記録ヘッドのヘ
ッド面と記録紙の記録面との間の間隔を記録紙の厚さ等
に合わせて自動的に調節する構造を有するインクジェッ
ト式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙に対して記録ヘッドからインクを
吐出して記録を行うインクジェット式記録装置において
は、記録ヘッドのヘッド面と記録紙の記録面との間の間
隔、いわゆるPG(ペーパー・ギャップ、以下PGとす
る)を規定の間隔に設定することが高画質な記録を行う
上で極めて重要である。これは、記録ヘッドが主走査方
向に往復動しながら記録紙の記録面に対してインクを吐
出することによるものであり、記録ヘッドを移動させな
がらインクを吐出するので、PGが異なるとヘッド面か
ら吐出されたインクの着弾位置も異なってくるからであ
る。
【0003】このPGは、従来は、インクジェット式記
録装置の製造後、出荷前の調整段階においてのみ調整さ
れるものであった。しかし、近年、普通紙等の記録紙以
外にも様々な被記録材が登場し、厚紙やCD−Rを装着
したトレイ等にも記録を実行できるインクジェット式記
録装置が登場している。このようなインクジェット式記
録装置は、一定の厚みを有する被記録材に対して記録を
実行する際においてもPGが規定の間隔となるように、
キャリッジガイド軸を上下動させることによってキャリ
ッジを上下動させ、PGの変更が可能な構成を成してい
る。
【0004】これによって、被記録材の厚みに対応して
PGを変更することができるので、厚みのある被記録材
に対して記録を実行する際にも規定のPGで記録を実行
することができる。そして、それによって、PGが規定
の間隔より狭くなることによる記録画質の低下やヘッド
面に被記録材の記録面が接触してしまう等の虞を防止す
ることができる。そして、このPGの調節を被記録材の
厚さに対応させて、自動的に行うPG自動調節装置を備
えたインクジェット式記録装置が公知となっており、一
般的には、普通紙等の薄い被記録材に記録を実行する場
合と、一定の厚みを有する被記録材に記録を実行する場
合とで、二段階にPGが自動調節可能になっている。
【0005】このようなPG自動調節装置を備えたイン
クジェット式記録装置の一例としては、記録ヘッドを搭
載したキャリッジの移動位置をトリガにして、PG自動
調節装置を動作させる構成を成すものが公知である。つ
まり、PG自動調節装置を動作させる際には、記録紙に
対する一連の記録実行制御を実行する前に、キャリッジ
を記録実行時における主走査範囲外の特定の位置に移動
させ、そのキャリッジの位置において、PG自動調節装
置に機構的にトリガを与える構成を成すものである。つ
まり、PG自動調節装置によってPGを調節するだけの
ためにキャリッジを特定の位置まで移動させ、PG自動
調節装置に機構的トリガを与えるものである。そして、
PG自動調節装置に機構的にトリガを与えた状態で、記
録紙搬送用モータを回転制御し、PG自動調節装置を動
作させてPGの自動調節を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクジェット式記録装置においては、PG調節手
段によってPGを調節する際に、PG自動調節装置に機
構的トリガを与えるだけのためにキャリッジを特定の位
置まで移動させ、PG自動調節装置に機構的トリガを与
える構成となっている。したがって、PGの自動調節を
実行する度にキャリッジを特定の位置まで移動させ、P
Gを自動調節後、キャリッジを記録実行開始位置まで移
動させてから記録を開始することになるので、記録実行
時のスループットが低下してしまうという問題がある。
【0007】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、PGを調節するだけのため
にキャリッジを特定の位置まで移動させ、PG自動調節
装置に機構的トリガを与えるといったキャリッジの移動
動作を必要としないPG自動調節装置によって、PGの
自動調節を実行することによる記録実行時のスループッ
トの低下を少なくすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、記録紙にインクを吐
出する記録ヘッドを搭載したキャリッジと、該キャリッ
ジを主走査方向に往復動可能に軸支するキャリッジガイ
ド軸と、前記記録紙を副走査方向に搬送する記録紙搬送
手段と、該記録紙搬送手段に向けて前記記録紙を給紙す
る自動給紙手段と、双方向に回転可能に軸支されたPG
調節歯車と、該PG調節歯車と係合し、該PG調節歯車
の双方向の回転によって、前記記録ヘッドのヘッド面と
前記記録紙の記録面との平行状態を維持したまま前記キ
ャリッジガイド軸を上下動させて、前記記録ヘッドのヘ
ッド面と前記記録紙の記録面との間の間隔を調節するP
G調節手段とを備えたインクジェット式記録装置のPG
自動調節装置であって、前記記録紙搬送手段の回転駆動
力源としての記録紙搬送用モータが回転していない状態
において、前記PG調節歯車と非係合状態にあり、前記
記録紙搬送用モータが回転することによって、前記PG
調節歯車と係合し、該PG調節歯車へ前記記録紙搬送用
モータの回転を伝達する回転伝達機構を有する構成を成
すモータ回転伝達手段と、前記記録紙搬送用モータが回
転しても前記モータ回転伝達手段が前記PG調節歯車と
係合しない如く、前記回転伝達手段を係止するストッパ
ーと、前記自動給紙手段の回転駆動力源としての給紙用
モータの回転に連動したカム機構によって、前記ストッ
パーによる前記回転機構の係止を解除するストッパー解
除手段とを備え、前記ストッパー解除手段によって、前
記ストッパーによる前記モータ回転伝達手段の係止を解
除した状態で、前記記録紙搬送用モータを双方向に回転
させることによって、前記モータ回転伝達手段を介して
前記PG調節歯車を双方向に回転させ、前記PG調節手
段により前記記録ヘッドのヘッド面と前記記録紙の記録
面との間の間隔を調節する、ことを特徴としたPG自動
調節装置である。
【0009】PGの自動調節を実行する際には、まず、
給紙モータの回転によって、ストッパーによる回転伝達
手段の係止を解除する。そして、回転伝達手段の係止が
解除されている状態で、記録紙搬送用モータを双方向に
回転させ、回転伝達手段を介して記録紙搬送用モータの
回転をPG調節手段に伝達してPGの自動調節を行う。
つまり、自動給紙手段によって記録紙を給紙する際に、
自動給紙手段の回転駆動力源としての給紙モータの回転
に連動したカム機構によって、ストッパーによる回転伝
達手段の係止が解除され、それによって、記録紙搬送用
モータの回転がPG調節手段に伝達可能になる。
【0010】したがって、自動給紙手段による記録紙の
給紙動作によって、ストッパーによる回転伝達手段の係
止が解除され、それがPG調節手段へのトリガとなるの
で、従来のようにPG自動調節装置によってPGを調節
するだけのためにキャリッジを特定の位置まで移動さ
せ、PG自動調節装置に機構的トリガを与えるといった
動作を必要としない。
【0011】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係るPG自動調節装置によれば、従来のようにキャリッ
ジを特定の位置まで移動させることによる機構的トリガ
を必要としないので、PGの自動調節を実行することに
よる記録実行時のスループットの低下を少なくすること
ができるという作用効果が得られる。
【0012】本願請求項2に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記モータ回転伝達手段は、前記記録紙搬送用
モータの回転が伝達されて回転する太陽歯車と、該太陽
歯車と係合して回転する第1の遊星歯車、及び第2の遊
星歯車と、前記第1の遊星歯車及び前記第2の遊星歯
車、並びに前記太陽歯車を回転可能に軸支し、前記太陽
歯車の回転軸を軸として揺動可能に配設されている揺動
体とを備え、前記揺動体が前記ストッパーに係止されて
いない状態において、前記太陽歯車が一方向に回転した
ときは、前記揺動体が前記一方向に揺動し、前記第1の
遊星歯車が前記PG調節歯車と係合して該PG調整歯車
を前記一方向に回転させ、前記太陽歯車が他方向に回転
したときは、前記揺動体が前記他方向に揺動し、前記第
2の遊星歯車が前記PG調節歯車と係合して該PG調整
歯車を前記他方向に回転させる、ことを特徴としたPG
自動調節装置である。
【0013】モータ回転伝達手段は、第1の遊星歯車及
び第2の遊星歯車、並びに太陽歯車を回転可能に軸支し
ている揺動体が、ストッパーに係止されていない状態に
おいて、記録紙搬送用モータの回転方向に太陽歯車が回
転することによって、その回転方向に揺動体が揺動し、
第1の遊星歯車又は第2の遊星歯車のいずれかがPG調
節歯車に係合して、PG調節手段に回転が伝達される。
また、揺動体がストッパーに係止されている状態におい
ては、揺動体は揺動することができないので、その状態
で太陽歯車が回転しても、その回転がPG調節手段に伝
達されることがない。したがって、揺動体を係止してい
るストッパーの解除をトリガにして、揺動体がストッパ
ーに係止されていない状態のときのみ、双方向に回転す
る記録紙搬送用モータの回転方向に応じて、第1の遊星
歯車又は第2の遊星歯車がPG調節歯車に係合して、記
録紙搬送用モータの回転をPG調節手段へ伝達させるこ
とができる。
【0014】また、モータ回転伝達手段は、2つの遊星
歯車を有し、太陽歯車の回転軸を揺動軸として揺動体が
揺動する構成を成しているので、双方向に回転する記録
紙搬送用モータの回転によって双方向に揺動する揺動体
の揺動方向に応じて、2つの遊星歯車の1つを選択的に
PG調節歯車に係合させることができるので、単純な構
成で確実に記録紙搬送用モータの双方向の回転をPG調
節手段に伝達することができる。
【0015】これにより、本願請求項2に記載の発明に
係るPG自動調節装置によれば、本願請求項1に記載の
発明による作用効果に加えて、モータ回転伝達手段は、
2つの遊星歯車を有し、太陽歯車の回転軸を揺動軸とし
て揺動体が揺動する構成を成しているので、単純な構成
で確実に記録紙搬送用モータの双方向の回転をPG調節
手段に伝達することができるという作用効果が得られ
る。
【0016】本願請求項3に記載の発明は、請求項2に
おいて、前記モータ回転伝達手段は、前記第1の遊星歯
車が前記PG調節歯車と係合した状態において、前記第
1の遊星歯車の回転軸と前記太陽歯車の回転軸とを通る
直線と、前記第1の遊星歯車の回転軸と前記PG調整歯
車の回転軸とを通る直線とが略直交する位置関係とな
り、前記第2の遊星歯車が前記PG調節歯車と係合した
状態において、前記第2の遊星歯車の回転軸と前記太陽
歯車の回転軸とを通る直線と、前記第2の遊星歯車の回
転軸と前記PG調整歯車の回転軸とを通る直線とが略直
交する位置関係となる如く構成されている、ことを特徴
としたPG自動調節装置である。
【0017】本願請求項3に記載の発明に係るPG自動
調節装置によれば、本願請求項2に記載の発明による作
用効果に加えて、第1の遊星歯車及び第2の遊星歯車、
並びに太陽歯車が、上述した位置関係で配設されている
モータ回転伝達手段によって、記録紙搬送用モータの双
方向の回転を、最も効率的かつ確実にPG調節歯車へ伝
達することができるという作用効果が得られる。
【0018】本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項において、前記ストッパー解除手段
は、前記給紙用モータの回転を伝達する回転伝達歯車
に、前記カム機構のカム部が一体に形成されており、前
記揺動体に付勢されて該揺動体を係止した状態で揺動可
能に配設されている前記ストッパーに、前記カム機構の
カムフォロア部が一体に形成されており、前記回転伝達
歯車が回転し、前記カム部に前記カムフォロア部が押動
されて前記ストッパーが揺動することによって、前記ス
トッパーによる前記揺動体の係止が解除される構成を成
している、ことを特徴としたPG自動調節装置である。
【0019】本願請求項4に記載の発明に係るPG自動
調節装置によれば、本願請求項1〜3のいずれか1項に
記載の発明による作用効果に加えて、ストッパーにカム
機構のカムフォロア部が一体に形成されている、つまり
ストッパーがカム機構のカムフォロア部を兼ねているの
で、単純な構成で確実に、ストッパーによる回転伝達手
段の係止を解除することができるという作用効果が得ら
れる。
【0020】本願請求項5に記載の発明は、請求項4に
おいて、前記ストッパー解除手段は、前記給紙用モータ
の回転軸に配設された回転体と、前記回転伝達歯車と係
合して回転可能に配設されている中間歯車とを備え、前
記回転体に形成されている第1の突起と前記中間歯車に
形成されている第2の突起とが、前記回転体の所定の回
転範囲内においてのみ係合する位置にそれぞれ配設され
ており、前記第1の突起と前記第2の突起とが係合した
状態において、前記給紙用モータの回転が前記回転伝達
歯車に伝達されて該回転伝達歯車が回転し、前記カム部
が前記カムフォロア部を押動する構成を成している、こ
とを特徴としたPG自動調節装置である。
【0021】このように、給紙用モータの回転軸に配設
されている回転体に形成されている第1の突起と、回転
伝達歯車に形成されている第2の突起とが、回転体の所
定の回転範囲内においてのみ係合する位置に配設されて
いるので、その間においてのみ給紙用モータの回転が回
転伝達歯車に伝達され、カム機構を介してストッパーが
解除されることになる。
【0022】一方、第1の突起と第2の突起とが係合す
る回転体の回転範囲外においては、前記回転体は空転す
ることになるので、給紙用モータの回転軸に回転伝達歯
車を回転させるための負荷が作用しない。したがって、
PG自動調節装置を動作させる際に給紙モータに作用す
る負荷を、PG自動調節装置にトリガを与えるときのみ
に限定することができる。
【0023】これにより、本願請求項5に記載の発明に
係るPG自動調節装置によれば、本願請求項4に記載の
発明による作用効果に加えて、PG自動調節装置を動作
させる際に給紙モータに作用する負荷を、PG自動調節
装置にトリガを与えるときのみに限定することができる
ので、給紙用モータへの負荷を最小限に止めることがで
きるという作用効果が得られる。
【0024】また、第1の突起と第2の突起とが、回転
体の所定の回転範囲内においてのみ係合し、その間にお
いてのみストッパーが解除されるので、第1の突起と第
2の突起との係合が解除されたときに、瞬時にストッパ
ーで回転伝達手段を係止することができるので、PG調
節手段に誤って回転が伝達されてしまう虞を少なくする
ことができるという作用効果が得られる。
【0025】さらに、第1の突起と第2の突起とが、回
転体の所定の回転範囲内においてのみ係合する構成によ
って、カム機構に過負荷が作用した際に、回転体の所定
の回転範囲外では、第1の突起と第2の突起との係合が
解除されるので、過負荷によってカム機構等が破損して
しまう虞を少なくすることができるという作用効果も得
られる。
【0026】本願請求項6に記載の発明は、請求項5に
おいて、前記回転体は、所定の回転位置の目印となるス
リットが付されており、前記スリットを検出可能なスリ
ット検出手段を備えている、ことを特徴としたPG自動
調節装置である。
【0027】このように、回転体の所定の回転位置を示
すスリットを付して、そのスリットを検出するスリット
検出手段を設けることによって、回転体の回転位置を知
ることができるので、カム機構によってストッパーが解
除されるタイミングを検出することが可能になる。
【0028】これにより、本願請求項6に記載の発明に
係るPG自動調節装置によれば、本願請求項5に記載の
発明による作用効果に加えて、カム機構によってストッ
パーが解除されるタイミングを検出することが可能にな
るので、ストッパーが解除されたタイミングで給紙用モ
ータを一旦停止させ、記録紙搬送用モータを回転させる
制御を的確に実行することができるという作用効果が得
られる。
【0029】本願請求項7に記載の発明は、請求項1〜
6のいずれか1項に記載のPG自動調節装置を備えたイ
ンクジェット式記録装置である。
【0030】本願請求項7に記載の発明に係るインクジ
ェット式記録装置によれば、インクジェット式記録装置
において、前述した本願請求項1〜6のいずれか1項に
記載の発明による作用効果を得ることができる。
【0031】本願請求項8に記載の発明は、請求項7に
おいて、前記PG調節歯車は、前記第1の遊星歯車が係
合する第1の歯車部と、前記第2の遊星歯車が係合する
第2の歯車部とを有する二段歯車構造になっており、前
記第1の歯車部及び前記第2の歯車部は、前記PG調節
手段による前記キャリッジの上下動の範囲に対応する部
分にのみ歯が形成されている、ことを特徴としたインク
ジェット式記録装置である。
【0032】本願請求項8に記載の発明に係るインクジ
ェット式記録装置によれば、PG調節歯車は、第1の歯
車部、及び第2の歯車部に、それぞれ、キャリッジの上
下動の範囲に対応する部分にのみ歯が形成されているの
で、歯が形成されていない部分においては、PG調節歯
車は空回りするので、PG調節歯車の回転量、すなわち
PG自動調節時の記録紙搬送用モータの回転量を高精度
に設定せずに正確なPGの自動調節を行うことができる
という作用効果が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。まず、本願発明に係る「記録
装置」としてのインクジェット式記録装置の概略構成に
ついて説明する。図1は、本願発明に係る「記録装置」
としてのインクジェット式記録装置の一実施の形態を示
した斜視図であり、図2は、その要部側面図である。
【0034】インクジェット式記録装置50には、記録
紙Pの記録面上を主走査方向Xに往復動しながら記録面
にインクを吐出して記録を実行する記録実行手段とし
て、キャリッジガイド軸61に軸支され、主走査方向X
に移動するキャリッジ62が配設されている。キャリッ
ジ62には、記録紙Pにインクを吐出する記録ヘッド6
3が搭載されている。記録ヘッド63と対向して、記録
ヘッド63のヘッド面と記録紙Pとの間隔を規定するプ
ラテン53が設けられている。そして、キャリッジ62
を主走査方向Xに往復動させながら記録ヘッド63のヘ
ッド面から記録紙Pにインクを吐出する動作と、記録紙
Pを副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作とを交
互に繰り返すことで記録紙Pに記録が行われる。
【0035】また、インクジェット式記録装置50は、
多数の記録紙Pを積重可能な給紙カセット70が装着可
能な構成を成しており、給紙カセット70を装着した状
態で、給紙カセット70に配設されているゲートローラ
73、リバースローラ74、ホッパー75、ホッパーの
付勢手段77、及び高摩擦部材76と、インクジェット
式記録装置50に配設されている給紙ローラ71及びピ
ックアップローラ72とで、記録紙Pの「給紙手段」と
しての給紙装置を構成している。
【0036】さらに、インクジェット式記録装置50に
は、給紙された記録紙Pを副走査方向Yに間欠的に搬送
する「記録紙搬送手段」として、搬送駆動ローラ51と
搬送従動ローラ52とが配設されている。搬送駆動ロー
ラ51は、回転駆動力源により回転制御され、搬送駆動
ローラ51の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬
送される。搬送従動ローラ52は複数設けられており、
それぞれ個々に搬送駆動ローラ51に付勢され、記録紙
Pが搬送駆動ローラ51の回転により搬送される際に、
記録紙Pに接して記録紙Pの搬送に従動して回転する。
【0037】搬送駆動ローラ51の副走査方向Yの上流
側には、紙検出器56が配設されている。紙検出器56
は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙
搬送方向にのみ回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に
突出する状態で枢支されたレバー部56aを有し、この
レバー部56aの先端が記録紙Pに押されることでレバ
ー部56aが回動し、それによって記録紙Pが検出され
る構成を成している。
【0038】さらに、インクジェット式記録装置50に
は、記録実行後の記録紙Pを排出する「記録紙排出手
段」として、排紙駆動ローラ54と排紙従動ローラ55
が配設されている。排紙駆動ローラ54は、回転駆動力
源により回転制御され、排紙駆動ローラ54の回転によ
り、記録実行後の記録紙Pは副走査方向Yに排出され
る。排紙従動ローラ55は、周囲に複数の歯を有し、各
歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的
に尖っている歯付きローラとなっている。排紙従動ロー
ラ55は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ54に、記録
後の記録面を傷つけないように前述の搬送従動ローラ5
2の付勢力よりも弱い付勢力で付勢され、記録紙Pが排
紙駆動ローラ54の回転により排出される際に、記録紙
Pに接して記録紙Pの排出に従動して回転する。そし
て、記録実行後の記録紙Pは、排紙駆動ローラ54及び
排紙従動ローラ55により副走査方向Yの下流側に排出
される。
【0039】排紙駆動ローラ54及び排紙従動ローラ5
5の下流側には、「排出経路」として、記録済みの記録
面を内側に湾曲させながら記録紙Pを反転させて排紙ト
レイ(図示せず)へ排出する湾曲経路3が構成されてい
る。湾曲経路3は、図示の如く、記録面を内側に湾曲さ
せながら、記録実行後の記録紙Pの面を反転させて排出
方向Eへ排出する。湾曲経路3には、複数の排紙駆動ロ
ーラ31及び排紙従動ローラ32が配設されている。
【0040】排紙駆動ローラ31a〜31dは、前述の
排紙駆動ローラ54と同様に、回転駆動力源により回転
制御され、排紙駆動ローラ31a〜31dの回転により
湾曲経路の記録紙Pが排出方向Eへ排出される。また、
排紙従動ローラ32a〜32dは、排紙従動ローラ55
と同様に、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙
Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付
きローラとなっている。それぞれ個々に排紙駆動ローラ
31a〜31dに、前述の搬送従動ローラ52の付勢力
よりも弱い付勢力で付勢され、記録紙Pが排紙駆動ロー
ラ31a〜31dの回転により排出方向Eへ排出される
際に、記録紙Pに接して記録紙Pの排出に従動して回転
する。
【0041】図3は、インクジェット式記録装置50の
側面図であり、図4は、インクジェット式記録装置50
の要部斜視図である。インクジェット式記録装置50
は、PGを調節する「PG調節手段」を備えており、次
に、「PG調節手段」について説明する。
【0042】キャリッジ62を軸支しているキャリッジ
ガイド軸61は、軸受け部21aと軸受け部21bと
で、その両端をインクジェット式記録装置50に軸支さ
れている。軸受け部21aには、キャリッジガイド軸6
1の一端側が偏心した状態で嵌合している円形の偏心ブ
ッシュ22aが回動可能に配設されており、同様に軸受
け部21bには、キャリッジガイド軸61の他端側が偏
心した状態で嵌合している円形の偏心ブッシュ22bが
回動可能に配設されている。また、偏心ブッシュ21a
には、第1の揺動部23が一体に形成されている。そし
て、第1の揺動部23を揺動させることで偏心ブッシュ
22aが回動し、それによって、キャリッジガイド軸6
1が回動しつつ上下動し、それにともなって偏心ブッシ
ュ21bも回動して、キャリッジガイド軸61は、平行
な状態を保ちながら上下動する。
【0043】また、同じくキャリッジ62を軸支してい
るサブキャリッジガイド軸61Sは、軸受け部21cと
軸受け部21dとで、その両端をインクジェット式記録
装置50に軸支されている。軸受け部21cには、サブ
キャリッジガイド軸61Sの一端側が偏心した状態で嵌
合している円形の偏心ブッシュ22cが回動可能に配設
されており、同様に軸受け部21dには、サブキャリッ
ジガイド軸61Sの他端側が偏心した状態で嵌合してい
る円形の偏心ブッシュ22dが回動可能に配設されてい
る。また、偏心ブッシュ21cには、第2の揺動部材2
4が一体に形成されている。そして、第2の揺動部24
を揺動させることで偏心ブッシュ22cが回動し、それ
によって、サブキャリッジガイド軸61Sが回動しつつ
上下動し、それにともなって偏心ブッシュ21dも回動
して、サブキャリッジガイド軸61Sは、平行な状態を
保ちながら上下動する。
【0044】第1の揺動部23と第2の揺動部24の間
には、第3の揺動部25が軸25cを揺動軸として揺動
可能に配設されている。第3の揺動部25は、図示の如
く、第1の揺動部23と第2の揺動部24とにそれぞれ
係合した状態で配設されており、第1の揺動部23が揺
動することによって揺動し、その揺動が第2の揺動部2
4に伝達されて第2の揺動部24が揺動する。つまり、
第1の揺動部23が揺動してキャリッジガイド軸61が
上下動すると、それに連動して第2の揺動部24も揺動
し、サブキャリッジガイド軸61Sも同様に上下動する
ので、キャリッジガイド軸61とサブキャリッジガイド
軸61Sは、それそれ平行な状態を維持しつつ、かつ互
いの高さ関係を維持した状態で、同時に上下動する。し
たがって、第1の揺動部23を揺動させることによっ
て、キャリッジガイド軸61及びサブキャリッジガイド
軸61Sに軸支されているキャリッジ62を、キャリッ
ジ62に搭載された記録ヘッド63のヘッド面と記録紙
Pの記録面との平行度を維持したまま上下動させてPG
を調節することができる。
【0045】つづいて、本願発明に係る「PG自動調節
装置」を構成する「モータ回転伝達手段」について説明
する。
【0046】インクジェット式記録装置50は、前述の
搬送駆動ローラ51の回転駆動力源として、記録紙搬送
用モータ26を備えている。記録紙搬送用モータ26の
回転は、プーリー26aから無端ベルト29で連結され
ている歯車28と歯車27とに伝達される。歯車28に
伝達された記録紙搬送用モータ26の回転は、搬送駆動
ローラ51に伝達され、歯車27に伝達された記録紙搬
送用モータ26の回転は、無端ベルト9で連結されてい
る歯車8に伝達される。歯車8に伝達された記録紙搬送
用モータ26の回転は、歯車8と回転伝達可能に係合し
ている歯車7に伝達される。
【0047】また、インクジェット式記録装置50は、
「モータ回転伝達手段」として、第3の歯車と係合して
回転する太陽歯車3と、太陽歯車3と係合して回転する
第1の遊星歯車4、及び第2の遊星歯車5と、第1の遊
星歯車4及び第2の遊星歯車5、並びに太陽歯車3を回
転可能に軸支し、太陽歯車3の回転軸を軸として揺動可
能に配設されている揺動体1とを備えている。太陽歯車
3に記録紙搬送用モータ26の双方向の回転が伝達さ
れ、太陽歯車3が双方向に回転することによって揺動体
1は、その回転方向に揺動し、それによって、第1の遊
星歯車4又は第2の遊星歯車5がPG調節歯車6に係合
する。したがって、記録紙搬送用モータ26の双方向の
回転は、太陽歯車3から第1の遊星歯車4又は第2の遊
星歯車5を介してPG調節歯車6に伝達され、PG調節
歯車6が双方向に回転することによって、「PG調節手
段」へ伝達されることになる。
【0048】さらに、インクジェット式記録装置50
は、本願発明に係る「PG自動調節装置」の構成要素と
して、揺動体1の揺動を係止するストッパー2を備えて
いる。ストッパー2は、軸2dを揺動軸として揺動可能
に軸支されており、係止部2が揺動体1に係合して揺動
体1の揺動を係止する。また、ストッパー2は、ねじり
コイルばね2aによって、係止部2bが揺動体1に係合
する揺動方向へ付勢されている。
【0049】さらに、インクジェット式記録装置50
は、給紙装置の回転駆動力源として給紙用モータ15を
備えている。給紙用モータ15の回転は、給紙装置駆動
用歯車16を介してインクジェット式記録装置50本体
側に配設されている給紙装置の各構成要素へ伝達され
る。また、給紙用モータ15の回転は、歯車16aを介
して歯車17に伝達され、歯車17を介して給紙カセッ
ト70側に配設されている給紙装置の各構成要素へ伝達
される。軸14は、給紙カセット70側に配設されてい
る給紙装置の構成要素の1つであるので、給紙用モータ
15の回転が歯車17を介して伝達されて回転する。そ
して、軸14の回転は、ストッパー2の係止を解除する
本願発明に係る「PG自動調節装置」の構成要素として
の「ストッパー解除手段」に伝達される。「ストッパー
解除手段」は、給紙用モータ15の回転によって、スト
ッパー2による揺動体1の係止と解除を行う構成を成し
ており、後述で詳細に説明する。
【0050】つづいて、「モータ回転伝達手段」の揺動
体1がストッパー2に係止されて、記録紙搬送用モータ
26の双方向の回転が「PG調節手段」に伝達されない
状態から、ストッパー2の係止が「ストッパー解除手
段」によって解除され、記録紙搬送用モータ26の双方
向の回転が「PG調節手段」に伝達されてPGの自動調
節が行われる過程について図面を参照しながら説明す
る。
【0051】図5は、インクジェット式記録装置50の
要部側面図であり、ストッパー2が揺動体1を係止して
いる状態を示したものである。
【0052】ストッパー2は、ねじりコイルばね2aの
付勢力によって、符号Aで示した方向に揺動して係止部
2bが揺動体1の被係止部1aに係合した状態で、図示
の揺動位置にて揺動体1を係止している。この揺動体1
の揺動位置においては、第1の遊星歯車4と第2の遊星
歯車は、ともにPG調節歯車6と係合していない状態で
あるので、記録紙搬送用モータ26のプーリー26aが
回転し、その回転が歯車27、歯車8、歯車7、及び太
陽歯車3を介して、第1の遊星歯車4と第2の遊星歯車
とに伝達されてもPG調節歯車6には伝達されない。し
たがって、「PG調節手段」の第1の揺動部23へ記録
紙搬送用モータ26の回転が伝達されないので、PGは
現状のまま維持される。
【0053】図6は、インクジェット式記録装置50の
要部側面図であり、ストッパー2による揺動体1の係止
状態が解除され、キャリッジ62を上昇させてPGを調
節した状態を示したものである。
【0054】図5に示した状態から、まず、ストッパー
2が「ストッパー解除手段」によって、符号Bで示した
方向に揺動し、ストッパー2による揺動体1の係止状態
が解除されると、揺動体1は揺動可能な状態となる。次
に、記録紙搬送用モータ26のプーリー26aが符号U
で示した回転方向に回転し、その回転が歯車27、歯車
8、及び歯車7を介して太陽歯車3に伝達され、太陽歯
車3が図示の方向に回転すると、その回転力によって、
太陽歯車3を軸支している揺動体1は、その太陽歯車3
の回転方向に揺動する。そして、その揺動体1の揺動に
よって第2の遊星歯車5と、PG調節歯車6の歯部6b
とが回転伝達可能に係合し、太陽歯車3の回転は、第2
の遊星歯車5を介してPG調節歯車6へ伝達される。
【0055】したがって、PG調節歯車6は、符号U1
で示した回転方向に回転し、PG調節歯車6の歯部6a
と、第1の揺動部23の歯部23aとが係合して、第1
の揺動部23が符号U2で示した揺動方向に揺動する。
そして、前述したように、第1の揺動部23と一体に形
成され、キャリッジガイド軸61の一端側を軸支してい
る偏心ブッシュ22aが回動することによって、キャリ
ッジガイド軸61が回動しながら上昇する。同時に、第
1の揺動部23と係合している第3の揺動部25が符号
U3で示した揺動方向に揺動し、第3の揺動体25と係
合している第2の揺動部24が符号U4で示した揺動方
向に揺動し、第2の揺動部24と一体に形成され、キャ
リッジガイド軸61Sの一端側を軸支している偏心ブッ
シュ22cが回動することによって、キャリッジガイド
軸61Sが回動しながら上昇する。
【0056】また、PG調節歯車6は、歯部6bの周面
の一部にのみ歯が形成されており、歯の無い部分におい
ては空転するので、係合して回転を伝達してくる第2の
遊星歯車5の回転量に関係なく、あらかじめ規定された
PGの調節量に応じた必要な回転量しか回転しない構成
となっている。したがって、記録紙搬送用モータ26の
回転量を高精度に制御することなく、規定の調節量にて
PGを高精度に調節することができる。尚、PG調節歯
車6の歯部6aと、第1の揺動部23の歯部23aとに
ついても同様である。
【0057】このように、ストッパー2による揺動体1
の係止状態が解除されている状態で、記録紙搬送用モー
タ26のプーリー26aが符号Uで示した回転方向に回
転させることによって、キャリッジガイド軸61及びサ
ブキャリッジガイド軸が上昇する。そして、それによっ
て、キャリッジ62に搭載されている記録ヘッド63の
ヘッド面が上昇して、ヘッド面と記録紙Pの記録面との
間隔が広がる方向にPGを調節することができる。
【0058】図7は、インクジェット式記録装置50の
要部側面図であり、ストッパー2による揺動体1の係止
状態が解除され、キャリッジ62を下降させてPGを調
節した状態を示したものである。
【0059】図6に示した場合と同様に、まず、ストッ
パー2が「ストッパー解除手段」によって、符号Bで示
した方向に揺動し、ストッパー2による揺動体1の係止
状態が解除されると、揺動体1は揺動可能な状態とな
る。次に、記録紙搬送用モータ26のプーリー26aが
符号Dで示した回転方向に回転し、その回転が歯車2
7、歯車8、及び歯車7を介して太陽歯車3に伝達さ
れ、太陽歯車3が図示の方向に回転すると、その回転力
によって、太陽歯車3を軸支している揺動体1は、その
太陽歯車3の回転方向に揺動する。そして、その揺動体
1の揺動によって第1の遊星歯車4と、PG調節歯車6
の歯部6cとが回転伝達可能に係合し、太陽歯車3の回
転は、第1の遊星歯車4を介してPG調節歯車6へ伝達
される。
【0060】したがって、PG調節歯車6は、符号D1
で示した回転方向に回転し、PG調節歯車6の歯部6a
と、第1の揺動部23の歯部23aとが係合して、第1
の揺動部23が符号D2で示した揺動方向に揺動する。
そして、前述したように、第1の揺動部23と一体に形
成され、キャリッジガイド軸61の一端側を軸支してい
る偏心ブッシュ22aが回動することによって、キャリ
ッジガイド軸61が回動しながら下降する。同時に、第
1の揺動部23と係合している第3の揺動部25が符号
D3で示した揺動方向に揺動し、第3の揺動体25と係
合している第2の揺動部24が符号D4で示した揺動方
向に揺動し、第2の揺動部24と一体に形成され、キャ
リッジガイド軸61Sの一端側を軸支している偏心ブッ
シュ22cが回動することによって、キャリッジガイド
軸61Sが回動しながら下降する。
【0061】また、PG調節歯車6は、歯部6cの周面
の一部にのみ歯が形成されており、歯の無い部分におい
ては空転するので、係合して回転を伝達してくる第1の
遊星歯車4の回転量に関係なく、あらかじめ規定された
PGの調節量に応じた必要な回転量しか回転しない構成
となっている。したがって、記録紙搬送用モータ26の
回転量を高精度に制御することなく、規定の調節量にて
PGを高精度に調節することができる。
【0062】このように、ストッパー2による揺動体1
の係止状態が解除されている状態で、記録紙搬送用モー
タ26のプーリー26aが符号Dで示した回転方向に回
転させることによって、キャリッジガイド軸61及びサ
ブキャリッジガイド軸が下降する。そして、それによっ
て、キャリッジ62に搭載されている記録ヘッド63の
ヘッド面が下降して、ヘッド面と記録紙Pの記録面との
間隔が狭くなる方向にPGを調節することができる。
【0063】尚、太陽歯車3、第1の遊星歯車4、第2
の遊星歯車5、及びPG調整歯車6の位置関係は、第1
の遊星歯車4がPG調節歯車6と係合した状態におい
て、第1の遊星歯車4の回転軸と太陽歯車3の回転軸と
を通る直線と、第1の遊星歯車4の回転軸とPG調整歯
車6の回転軸とを通る直線とが略直交し、かつ、第2の
遊星歯車5がPG調節歯車6と係合した状態において、
第2の遊星歯車5の回転軸と太陽歯車3の回転軸とを通
る直線と、第2の遊星歯車5の回転軸とPG調整歯車6
の回転軸とを通る直線とが略直交する位置に配設されて
いる。それによって、最も効率的かつ確実に、太陽歯車
3の回転をPG調節歯車6へ伝達することができる。
【0064】つづいて、「ストッパー解除手段」の構成
と動作について図面を参照しながら説明する。図8は、
本願発明に係るPG自動調節装置の「ストッパー解除手
段」の要部斜視図であり、ストッパー2が揺動体1を係
止している状態を示したものである。
【0065】給紙用モータ15の回転が歯車17を介し
て伝達されて回転する軸14の端部には、回転体13が
回転伝達可能に取り付けられている。回転体13に隣接
した位置には、回転体13の回転を中継して回転伝達歯
車11へ伝達する中間歯車12が配設されている。回転
体13には、突起部13aが形成されており、中間歯車
12に形成されている突起部12aと係合した状態で、
回転体13の回転が中間歯車12へ伝達されて中間歯車
12が回転する。また、回転体13の側面には、スリッ
ト13bが形成されており、「スリット検出手段」とし
てのスリット検出センサ16によってスリット13bを
検出することで、回転体13の回転位置を検出すること
が可能になっている。
【0066】回転体13と中間歯車12は、回転軸から
それぞれの突起部13a及び突起部12aまでの長さが
異なっている。また、回転体13の回転軸と中間歯車1
2の回転軸とは、同一軸線上に配置されておらず、やや
ずれた位置関係となるように、回転体13と中間歯車1
2は配設されている。回転体13と中間歯車12は、軸
14が符号Fで示した回転方向に回転することによっ
て、回転体13が、その回転方向に回転すると、突起部
13aが突起部12aと係合して中間歯車12が回転す
るが、中間歯車12が所定の回転位置に到達した時点
で、突起部13aと突起部12aとの係合が解除され
る。つまり、回転体13の所定の回転範囲内においての
み、突起部13aと中間歯車12の突起部12aとが係
合するように配置されている。
【0067】また、中間歯車12と回転伝達可能に係合
した状態で配設され、ストッパー2へ回転を伝達する回
転伝達歯車11には、カム11aが一体に形成されてお
り、カム11aとストッパー2に一体に形成されている
カムフォロア2cとでストッパー2を揺動させるカム機
構を構成している。当該図面に示した回転体13の回転
位置においては、回転体13の突起部13aと中間歯車
12の突起部12aとは係合していない状態であり、中
間歯車12はフリーな回転状態である。ストッパー2
は、ねじりコイルばね2aのばね力によって、符号Aで
示した揺動方向に付勢されているので、係止部2bが揺
動体1の被係止部1aに係合して揺動体1の揺動を係止
する位置まで揺動した状態となっている。
【0068】図9は、本願発明に係るPG自動調節装置
の「ストッパー解除手段」の要部斜視図であり、ストッ
パー2による揺動体1の係止状態が解除され、キャリッ
ジ62を上昇させてPGを調節している状態を示しもの
である。
【0069】給紙モータ15が回転して軸14が符号F
で示した回転方向に回転すると、回転体13が、その回
転方向に回転し、回転体13の突起部13aが中間歯車
12の突起部12aと係合し、回転体13の回転によっ
て突起部13aに突起部12aが押されて中間歯車12
が、符号Gで示した回転方向に図示の回転位置まで回転
する。中間歯車12の回転によって、回転伝達歯車11
が符号Hで示した回転方向に回転し、カム11aがカム
フォロア2cを押し下げる。それによって、ストッパー
2が符号Bで示した揺動方向に押し下げられて揺動し、
揺動体1の被係止部1aに係合していた係止部2bが、
揺動体1の被係止部1aから離れ、揺動体1の係止状態
が解除される。
【0070】回転体13に形成されているスリット13
bは、このときの回転体13の回転位置においてスリッ
ト検出センサ16にて検出される位置に形成されてい
る。スリット検出センサ16にてスリット13bを検出
した時点で給紙用モータ15の回転を一旦停止させるこ
とによって、揺動体1の係止解除状態が維持される。そ
して、揺動体1の係止状態が解除された状態で、記録紙
搬送用モータ26を回転させると、その回転が太陽歯車
3に伝達され、太陽歯車3が図示の方向に回転すると、
その回転力によって、太陽歯車3を軸支している揺動体
1は、その太陽歯車3の回転方向、つまり符号Cで示し
た方向に揺動する。揺動体1の揺動によって第2の遊星
歯車5と、PG調節歯車6の歯部6bとが回転伝達可能
に係合し、太陽歯車3の回転は、第2の遊星歯車5を介
してPG調節歯車6へ伝達され、PG調節歯車6は、符
号U1で示した回転方向に回転する。PG調節歯車6が
符号U1で示した回転方向に回転することによって、前
述したように、キャリッジガイド軸61及びサブキャリ
ッジガイド軸61Sが上昇する。
【0071】図10は、本願発明に係るPG自動調節装
置の「ストッパー解除手段」の要部斜視図であり、スト
ッパー2による揺動体1の係止状態が解除され、キャリ
ッジ62を下降させてPGを調節している状態を示した
ものである。
【0072】給紙モータ15が回転して、軸14が符号
Fで示した回転方向に回転すると揺動体1の係止状態が
解除される過程は、図9に示した場合と同様なので説明
は省略する。そして、揺動体1の係止状態が解除された
状態で、記録紙搬送用モータ26を回転させると、その
回転が太陽歯車3に伝達され、太陽歯車3が図示の方向
に回転すると、その回転力によって、太陽歯車3を軸支
している揺動体1は、その太陽歯車3の回転方向、つま
り符号Eで示した方向に揺動する。揺動体1の揺動によ
って第1の遊星歯車4と、PG調節歯車6の歯部6cと
が回転伝達可能に係合し、太陽歯車3の回転は、第1の
遊星歯車4を介してPG調節歯車6へ伝達され、PG調
節歯車6は、符号D1で示した回転方向に回転する。P
G調節歯車6が符号D1で示した回転方向に回転するこ
とによって、前述したように、キャリッジガイド軸61
及びサブキャリッジガイド軸61Sが下降する。
【0073】また、図9又は図10に示した状態から、
さらに回転体13を回転させると、中間歯車12が所定
の回転位置に到達し、前述したように、突起部13aと
突起部12aとの係合が解除される。突起部13aとの
係合が解除された中間歯車12は、回転方向においてフ
リーな状態となり、回転伝達歯車11の回転方向に対し
てフリーな状態となる。したがって、回転伝達歯車11
のカム11aは、ストッパー2の揺動位置を規制できな
くなり、ねじりコイルばね2aのばね力によってストッ
パー2は、揺動体1の揺動を係止する位置まで揺動する
ことになる。そして、それによって、回転伝達歯車11
及び中間歯車12は、図8に示した回転位置へ戻る。
【0074】このようにして、給紙モータ15による記
録紙の給紙動作によって、ストッパー2による揺動体1
の係止が解除され、それが「PG調節手段」へのトリガ
となるので、キャリッジ62を特定の位置まで移動させ
る等のPGを調節するだけのための動作を必要としない
PG自動調節装置が可能になり、それによって、PGの
自動調節を実行することによる記録実行時のスループッ
トの低下を少なくすることができる。
【0075】また、他の実施の形態としては、上記一実
施の形態において、回転体13と中間歯車12を配設せ
ずに、軸14に回転伝達歯車11を直接取り付けたもの
が挙げられ、そのような態様においても本願発明の実施
は可能であり、本願発明による作用効果を得ることがで
きるものである。
【0076】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】本願発明によれば、PGを調節するだけ
のためにキャリッジを特定の位置まで移動させ、PG自
動調節装置に機構的トリガを与えるといったキャリッジ
の移動動作を必要としないPG自動調節装置が可能にな
り、それによって、PGの自動調節を実行することによ
る記録実行時のスループットの低下を少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るインクジェット式記録装置の斜
視図である。
【図2】本願発明に係るインクジェット式記録装置の要
部側面図である。
【図3】本願発明に係るインクジェット式記録装置の側
面図である。
【図4】本願発明に係るインクジェット式記録装置の斜
視図であり、「PG自動調節装置」に関連した要部のみ
を示したものである。
【図5】インクジェット式記録装置の要部側面図であ
り、ストッパーが揺動体を係止している状態を示したも
のである。
【図6】インクジェット式記録装置の要部側面図であ
り、ストッパーによる揺動体の係止状態が解除され、キ
ャリッジを上昇させてPGを調節した状態を示したもの
である。
【図7】インクジェット式記録装置の要部側面図であ
り、ストッパーによる揺動体の係止状態が解除され、キ
ャリッジを下降させてPGを調節した状態を示したもの
である。
【図8】本願発明に係るPG自動調節装置の「ストッパ
ー解除手段」の要部斜視図であり、ストッパーが揺動体
を係止している状態を示したものである。
【図9】本願発明に係るPG自動調節装置の「ストッパ
ー解除手段」の要部斜視図であり、ストッパーによる揺
動体の係止状態が解除され、キャリッジを上昇させてP
Gを調節している状態を示しものである。
【図10】本願発明に係るPG自動調節装置の「ストッ
パー解除手段」の要部斜視図であり、ストッパーによる
揺動体の係止状態が解除され、キャリッジを下降させて
PGを調節している状態を示したものである。
【符号の説明】
1 揺動体 2 ストッパー 2b 係止部 2c カムフォロア 3 太陽歯車 4 第1の遊星歯車 5 第2の遊星歯車 6 PG調節歯車 11 回転伝達歯車 11a カム 12 中間歯車 12 第2の突起 13 回転体 13a 第1の突起 13b スリット 15 給紙用モータ 16 スリット検出センサ 21a〜21d 軸受け部 22a〜22d 偏心ブッシュ 23 第1の揺動部 24 第2の揺動部 25 第3の揺動部 26 記録紙搬送用モータ 50 インクジェット式記録装置 51 搬送駆動ローラ 52 搬送従動ローラ 53 プラテン 54 排紙駆動ローラ 55 排紙従動ローラ 56 紙検出器 61 キャリッジガイド軸 61S サブキャリッジガイド軸 62 キャリッジ 63 記録ヘッド 70 給紙カセット 71 給紙ローラ P 記録紙 X 主走査方向 Y 副走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EC11 EC33 EC37 HA28 HA38 2C064 AA03 AA05 CC04 CC05 DD05 DD13 FF01 FF03 FF06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙にインクを吐出する記録ヘッドを
    搭載したキャリッジと、該キャリッジを主走査方向に往
    復動可能に軸支するキャリッジガイド軸と、前記記録紙
    を副走査方向に搬送する記録紙搬送手段と、該記録紙搬
    送手段に向けて前記記録紙を給紙する自動給紙手段と、
    双方向に回転可能に軸支されたPG調節歯車と、該PG
    調節歯車と係合し、該PG調節歯車の双方向の回転によ
    って、前記記録ヘッドのヘッド面と前記記録紙の記録面
    との平行状態を維持したまま前記キャリッジガイド軸を
    上下動させて、前記記録ヘッドのヘッド面と前記記録紙
    の記録面との間の間隔を調節するPG調節手段とを備え
    たインクジェット式記録装置のPG自動調節装置であっ
    て、 前記記録紙搬送手段の回転駆動力源としての記録紙搬送
    用モータが回転していない状態において、前記PG調節
    歯車と非係合状態にあり、前記記録紙搬送用モータが回
    転することによって、前記PG調節歯車と係合し、該P
    G調節歯車へ前記記録紙搬送用モータの回転を伝達する
    回転伝達機構を有する構成を成すモータ回転伝達手段
    と、 前記記録紙搬送用モータが回転しても前記モータ回転伝
    達手段が前記PG調節歯車と係合しない如く、前記モー
    タ回転伝達手段を係止するストッパーと、 前記自動給紙手段の回転駆動力源としての給紙用モータ
    の回転に連動したカム機構によって、前記ストッパーに
    よる前記モータ回転伝達手段の係止を解除するストッパ
    ー解除手段とを備え、 前記ストッパー解除手段によって、前記ストッパーによ
    る前記モータ回転伝達手段の係止を解除した状態で、前
    記記録紙搬送用モータを双方向に回転させることによっ
    て、前記モータ回転伝達手段を介して前記PG調節歯車
    を双方向に回転させ、前記PG調節手段により前記記録
    ヘッドのヘッド面と前記記録紙の記録面との間の間隔を
    調節する、ことを特徴としたPG自動調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記モータ回転伝達
    手段は、前記記録紙搬送用モータの回転が伝達されて回
    転する太陽歯車と、該太陽歯車と係合して回転する第1
    の遊星歯車、及び第2の遊星歯車と、前記第1の遊星歯
    車及び前記第2の遊星歯車、並びに前記太陽歯車を回転
    可能に軸支し、前記太陽歯車の回転軸を軸として揺動可
    能に配設されている揺動体とを備え、 前記揺動体が前記ストッパーに係止されていない状態に
    おいて、前記太陽歯車が一方向に回転したときは、前記
    揺動体が前記一方向に揺動し、前記第1の遊星歯車が前
    記PG調節歯車と係合して該PG調整歯車を前記一方向
    に回転させ、前記太陽歯車が他方向に回転したときは、
    前記揺動体が前記他方向に揺動し、前記第2の遊星歯車
    が前記PG調節歯車と係合して該PG調整歯車を前記他
    方向に回転させる、ことを特徴としたPG自動調節装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記モータ回転伝達
    手段は、前記第1の遊星歯車が前記PG調節歯車と係合
    した状態において、前記第1の遊星歯車の回転軸と前記
    太陽歯車の回転軸とを通る直線と、前記第1の遊星歯車
    の回転軸と前記PG調整歯車の回転軸とを通る直線とが
    略直交する位置関係となり、前記第2の遊星歯車が前記
    PG調節歯車と係合した状態において、前記第2の遊星
    歯車の回転軸と前記太陽歯車の回転軸とを通る直線と、
    前記第2の遊星歯車の回転軸と前記PG調整歯車の回転
    軸とを通る直線とが略直交する位置関係となる如く構成
    されている、ことを特徴としたPG自動調節装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記ストッパー解除手段は、前記給紙用モータの回転を
    伝達する回転伝達歯車に、前記カム機構のカム部が一体
    に形成されており、前記揺動体に付勢されて該揺動体を
    係止した状態で揺動可能に配設されている前記ストッパ
    ーに、前記カム機構のカムフォロア部が一体に形成され
    ており、前記回転伝達歯車が回転し、前記カム部に前記
    カムフォロア部が押動されて前記ストッパーが揺動する
    ことによって、前記ストッパーによる前記揺動体の係止
    が解除される構成を成している、ことを特徴としたPG
    自動調節装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記ストッパー解除
    手段は、前記給紙用モータの回転軸に配設された回転体
    と、前記回転伝達歯車と係合して回転可能に配設されて
    いる中間歯車とを備え、前記回転体に形成されている第
    1の突起と前記中間歯車に形成されている第2の突起と
    が、前記回転体の所定の回転範囲内においてのみ係合す
    る位置にそれぞれ配設されており、前記第1の突起と前
    記第2の突起とが係合した状態において、前記給紙用モ
    ータの回転が前記回転伝達歯車に伝達されて該回転伝達
    歯車が回転し、前記カム部が前記カムフォロア部を押動
    する構成を成している、ことを特徴としたPG自動調節
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記回転体は、所定
    の回転位置の目印となるスリットが付されており、前記
    スリットを検出可能なスリット検出手段を備えている、
    ことを特徴としたPG自動調節装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のP
    G自動調節装置を備えたインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記PG調節歯車
    は、前記第1の遊星歯車が係合する第1の歯車部と、前
    記第2の遊星歯車が係合する第2の歯車部とを有する二
    段歯車構造になっており、前記第1の歯車部及び前記第
    2の歯車部は、前記PG調節手段による前記キャリッジ
    の上下動の範囲に対応する部分にのみ歯が形成されてい
    る、ことを特徴としたインクジェット式記録装置。
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