JP2006319299A - 部品供給装置 - Google Patents

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憲一 笹本
Masanori Shinozaki
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Abstract

【課題】カバーテープが排出経路においてジャミングを起すことを有効に防止する。
【解決手段】所定位置に保持されているリールから、該リールに予め巻き付けてあるキャリアテープを順次繰り出して下流側に搬送し、剥離位置に到達したキャリアテープのテープ本体からカバーテープを引き剥がし、テープ本体の凹部に収容されている部品を露出させた後、下流側のピックアップ位置へ該部品を供給すると共に、引き剥がした前記カバーテープを、所定位置に配設されている回転体41に巻き掛け、該回転体を前記キャリアテープの繰り出しと同期させて回転させることにより、該カバーテープに張力を付与しつつ送り出し、該回転体出側の排出経路を介して下流側に排出する部品供給装置において、前記排出経路に排出されるカバーテープCの各主面側に、前記回転体41近傍から排出方向に間隔が漸増する第1主面ガイド部61と第2主面ガイド部62がそれぞれ形成された排出ガイド60を配設した。
【選択図】図5

Description

本発明は、部品供給装置、特に多数の電子部品を収容したキャリアテープを順次繰り出すことにより所定位置に該部品をエンドレスに供給する部品供給装置に関する。
従来の電子部品実装装置に採用されている部品供給装置としては、長尺状のテープ本体に間隔をおいて設けた多数の凹部にそれぞれ部品を収容し、該凹部を被うようにテープ本体の上側に長尺状のカバーテープを貼り付けたキャリアテープを予めリールに巻き取っておき、このキャリアテープをリールから順次繰り出しながら所定位置まで搬送し、テープ本体からカバーテープを引き剥がした後、露出されたテープ本体の凹部内の部品を吸着手段で取り出すようにした、いわゆるテープフィーダがある。
このような部品供給装置は、実装装置に多数並載して用いられることから、その幅を極力狭くすることが望まれる。そこで、所定位置に搬送したキャリアテープのテープ本体から引き剥が(剥離)されたカバーテープを、非貼着面を下側にしてキャリアテープの搬送方向と反対側に移動させた後、剥離位置より上流で移動方向を下方に変更させ、前記キャリアテープと交差させると共に、該カバーテープに略90°の捻りを加え、その面が交差位置で該キャリアテープの側端に平行になるようにした後、捻りを戻して装置下方に排出するようにした部品供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような部品供給装置は、例えばテープ本体から剥離されたカバーテープを、剥離位置により上流で移動方向を下方に変更するための変更手段と、そのカバーテープにキャリアテープと交差する前に略90°の捻りを加える捻り手段と、該カバーテープに加えられた捻りをキャリアテープとの交差位置より下流側で戻す戻し手段と、捻りが戻されて面が元の方向になったカバーテープを引張りながら回転することにより、該カバーテープを排出方向へ送ることができる回転体とを備えることにより、実現できる。
上記部品供給装置においては、エンドレス生産を実現するためには、前述したようにキャリアテープに交差させたカバーテープを下流側の回転体により排出する場合、それを滞ることなく排出経路から送り出す必要がある。これは、カバーテープをキャリアテープに交差させずに排出する方式の部品供給装置でも同様である。
特許2519589号明細書
しかしながら、回転体からカバーテープを排出する排出経路の構造が、カバーテープが装置本体のフレームや、隣接している他の部品供給装置に接触すると、カバーテープが、いわゆる感圧テープ等のように粘着性が強い場合には、該カバーテープは強度が高いフィルムからなる場合でも接触した箇所に貼り付いてしまい、その結果ジャミングを起して排出不良の原因となることがあった。
このような問題点を解決するべく、前記のような部品供給装置の排出経路に、非粘着性塗料を塗布することが考えられる。
しかしながら、従来の非粘着性塗料は、フッ素若しくはシリコーンをベースとし、主としてガラスビーズ等の球体を添加して凹凸構造とし、粘着面積を減らすことで、セロハンテープ等の粘着物に対し非粘着性を出すものであるため、凹凸が抵抗となってしまい、テープの排出が容易に行なえないこともあった。
本発明は、カバーテープが排出経路においてジャミングを起すことを有効に防止することができる部品供給装置を提供することを課題とする。
本発明は、所定位置に保持されているリールから、該リールに予め巻き付けてあるキャリアテープを順次繰り出して下流側に搬送し、剥離位置に到達したキャリアテープのテープ本体からカバーテープを引き剥がし、テープ本体の凹部に収容されている部品を露出させた後、下流側のピックアップ位置へ該部品を供給すると共に、引き剥がした前記カバーテープを、所定位置に配設されている回転体に巻き掛け、該回転体を前記キャリアテープの繰り出しと同期させて回転させることにより、該カバーテープに張力を付与しつつ送り出し、該回転体出側の排出経路を介して下流側に排出する部品供給装置において、前記排出経路に排出されるカバーテープの各主面側に、前記回転体近傍から排出方向に間隔が漸増する主面ガイド部がぞれぞれ形成された排出ガイドを配設したことにより、前記課題を解決したものである。
本発明においては、前記排出ガイドが、排出されるカバーテープの各側端側に、各側端にそれぞれ近接する間隔で配された側端ガイド部を有すると共に、前記主面ガイド部と該側端ガイド部に表面処理を施すようにしても良く、又、前記排出ガイドの排出終端位置が、装置本体末端又はその外側まで延在されているようにしてもよい。
本発明においては、又、前記テープ本体から引き剥がしたカバーテープを、前記剥離位置より上流側で送り方向を、前記キャリアテープと交差する方向に変更させると共に、該カバーテープに捩りを加えてキャリアテープの側端を通過させ、交差位置より下流側で捩りを戻した後、前記回転体に巻き掛ける案内経路を備えているようにしてもよい。
本発明は、又、前記の表面処理として、ライスブランセラミックと、シリコーン樹脂基を持つ樹脂と、反応性シリコーンが分散配合され、球体を含まない非粘着性塗料を塗布するようにしたものである。
本発明においては、排出経路に排出されるカバーテープの各主面を、排出方向に向かって間隔が徐々に広がるように対向配置された主面ガイドで案内するようにしたので、カバーテープ自体のフィルム強度の作用も協働し、該テープを波状に送り出すことが可能となる。従って、送り出されるカバーテープ自体が接触して接着剤によりジャミングを起すことを防止でき、結果として途中で滞ることなく連続的に排出することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の部品フィーダ(部品供給装置)の一部を示す概略側面図である。
本実施形態の部品フィーダ10は、図示しない電子部品実装装置が有するフィーダバンクに、その係合穴に係合突起11を挿入することにより装着され、同様に複数台を並列に装着して使用されるものである。図1には、フィーダバンクに装着される先端側の一部を示してある。
この部品フィーダ10は、後端側に保持されているリール(図示せず)から、該リールに予め巻き取ってあるキャリアテープTを順次繰り出し、フレーム20に形成されている搬送路21に沿って先端側へ搬送する。このキャリアテープTは、図2にその一部を拡大して示すように、テープ本体T’の長手方向に沿って等間隔で設けられている凹部に電子部品Mを収容し、その上側に貼着された長尺状のカバーテープCで封止して形成されている。
本実施形態の部品フィーダ10は、搬送路21に沿ってキャリアテープTを搬送する搬送機構30と、搬送されるキャリアテープTの本体T’から剥離されたカバーテープCを所定の方向に送るカバー送り機構40と、カバーテープCをフレーム20の上部から下部に抜ける経路に沿って案内するカバー案内機構50とを備えている。
この部品フィーダ10は、その全体形状が平板状であり、その長手方向を図中Y軸方向に合せ、この厚さ方向(ユニット20の平板面に垂直な方向)をX軸方向に沿わせた状態で前記フィーダバンクに装着される。
以下、前記各機構部について詳細に説明する。
前記搬送機構30は、フレーム20の先端側上部に回転可能に設けられた搬送輪31と、搬送輪31の送り歯に係合する爪部材36を備えた送り部材32と、外部から揺動駆動力が付与される揺動部材33と、揺動部材33と送り部材32とを連結する連結リンク34と、揺動部材33の揺動駆動力をカバー送り機構40に伝達する伝達リンク35とを備えている。
上記搬送輪31は、キャリアテープTにその長手方向に沿って等間隔に形成されている搬送用穴(図2では省略)に係合する送り歯がその外周に等間隔で形成されている。この搬送輪31は回転駆動されることにより、キャリアテープTを先端側に搬送すると共に、剥離位置HでカバーテープCが剥離され、更にピックアップ位置Sで電子部品が取り出された後のキャリアテープ本体T’をフレーム20の下方に搬送する。
揺動部材33は、ほぼL字形状に形成され、その一端部がフレーム20の先端下部から先端側に突出し、その屈曲部において揺動可能にフレーム20に支持されている。又、揺動部材33の他端部には伝達リンク35の一端部が連結され、揺動部材33の他端部よりも支点よりの位置には、連結リンク34の一端部が連結されている。
そして、フレーム20から突出した揺動部材33の一端部は、部品フィーダ10がフィーダバンクに装着された状態において、該フィーダバンクに設けられ、上方への突出動作を行なう作動用突起100の上方に位置するように配置されることにより、その突出動作により押し上げられて、揺動部材33が揺動駆動されるようになっている。なお、この作動用突起100は、電子部品実装装置の制御手段により、キャリアテープTの搬送時において突出動作を行なうように制御される。
送り部材32は、その一端部が輸送輪31の中心と同位置においてフレーム20に揺動可能に支持されており、送り部材32の他端部には前述した爪部材36を揺動可能に支持している。この送り部材32と爪部材36とは、いわゆるラッチ機構を構成しており、送り部材32が一方向に揺動を行なうときには爪部材36の先端部が搬送輪31の外周に噛み合って該搬送輪31を回転させる。又、送り部材32が他方向に揺動を行なうときには爪部材36は先端部が搬送輪31から離間する方向に揺動して該搬送輪31に回転力を付与しない。
そして、揺動部材33が作動用突起100の押圧により揺動すると、送り部材32は、連結リンク34を介して、搬送輪31を回転させる方向に揺動を行なう。つまり、作動用突起100の突出動作により、搬送輪31が回転駆動して、電子部品の収納凹部の間隔一つ分の搬送が行なわれる。
伝達リンク35は、その長手方向が略Y軸方向に沿って支持されており、揺動部材33の作動用突起100の押圧による揺動により、当該伝達リンク35の長手方向に沿って部品フィーダ10の後端部側に移動を行なう。この伝達リンク35の他端部は、後述するカバー送り機構40の送り入力レバー44に連結されると共に、伝達リンク35を前進方向に押し戻す引張りばね37に連結されている。
従って、揺動部材33が作動用突起100の押圧により揺動すると、伝達リンク35は、送り入力レバー44を後方に移動させる。
又、作動用突起100が下方に退避すると、伝達リンク35は、引張りばね37により前進移動して揺動部材33を元の位置に復帰させる。
前記カバー案内機構50は、フレーム20の剥離位置HにおいてキャリアテープTの本体T’から剥離されて後方に折り返されたカバーテープCを、ピックアップ位置Sまで搬送路21に沿って案内されるキャリアテープTと交差するようにして、フレーム20の上端面からカバー送り機構40の方向に案内する。
このカバー案内機構50は、カバーテープCをガイドする第1〜第4の4つのローラ51〜54を備えて案内経路を構成しており、これら4つのローラ51〜54は、下向き後方へ向かう方向、即ちフレーム20の上端面に沿って案内されるキャリアテープTに対して斜め下方に沿ってほぼ並ぶようにフレーム20に配置されている。
第1〜第4の各ローラ51〜54は、カバーテープCの平面を捻るようにして掛け渡されることにより、該カバーテープCがフレーム20の上端面に沿って搬送されるキャリアテープTと交差する際に互いに干渉しないようにし、しかもフレーム20の厚さ方向(X方向)の両端面からはみ出さないようにフレーム20の下方向に案内するように構成されている。
図3には、前記図1における矢印D方向から見た場合の、図4には同じく矢印E方向から見た場合の、前記第1〜第4ローラ51〜54の位置関係をそれぞれ示す。なお、矢印D方向は、一番上の第1ローラ51の回転中心と2番目の第2ローラ52の回転中心の2方向に平行な平面に対して垂直になる方向であり、矢印E方向は第1ローラ51の回転中心と第2ローラ52の回転中心の2方向に平行な平面に対して平行で、第1ローラ51の回転中心に垂直な方向である。
又、図中符号Wは、部品フィーダ10のフレーム20のX軸方向の幅を示し、この幅Wの範囲内に全てのローラ51〜54が収められていると共に、これらのローラ51〜54に案内されるカバーテープCも同範囲内で進行し、外側にはみ出すことが無いようになっている。
第1ローラ51は、フレーム20上端面に沿って搬送されるキャリアテープTの上方に配置されており、フレーム20上端面を搬送されるキャリアテープTよりも上方で、ほぼY軸方向に沿って後方に向かって搬送されるカバーテープCの進路を、第1〜第4ローラ51〜54の並び方向に沿わせるように斜め下方に変更する。
又、第1ローラ51は、下方のキャリアテープTとの干渉を回避してカバーテープCを下方に案内するために、カバーテープCの進路をX軸方向片側(図3における上側であって図4における左側)に寄せるように進路を修正する。このため、第1ローラ51は、その回転中心がX軸方向よりも上記進路修正に適した方向に傾いて支持されている。
第2ローラ52は、フレーム20上端面に沿って搬送されるキャリアテープTのすぐ下方に配置されている。そして、カバーテープCは一番上方のローラ51に到達するまでは該カバーテープCの幅方向がX軸方向にほぼ平行な状態で搬送されるが、第2ローラ52に到達するまでにカバーテープCの幅方向がY軸方向に近くなるように、ローラ52はその回転中心線がY軸方向に平行な状態に近くなるように支持されている。
これにより、カバーテープCは、キャリアテープTの脇を通過することとなるため、フレーム20内壁とキャリアテープTとの僅かな隙間をカバーテープCがキャリアテープTと干渉することなく交差して通過させることを可能としている。
上から3番目の第3のローラ53は、2番目の第2ローラ52のすぐ下方に配置されている。そして、カバーテープCは2番目の第2ローラ52及び3番目の第3ローラ53に到達した状態で当該カバーテープCの幅方向が概ねY軸方向にほぼ平行な状態で搬送されるが、一番下の第4ローラ54に到達するまでにカバーテープCの幅方向がX軸方向に沿った状態となるように、第2ローラ52はその回転中心線が概ねY軸方向とZ軸方向の中間の傾斜方向(X軸方向に対してはほぼ垂直)に沿った状態となるように支持されている。
第3ローラ53をかかる向きに設定することで、次のローラ54においてカバーテープCをその幅方向がX軸方向に沿った状態に円滑に戻すことが可能となる。即ち、第2ローラ52と第3ローラ53とによりカバーテープCの面を捩る捩り手段が構成され、第4ローラ54が捩りを戻す戻し手段として機能していることになる。
又、カバーテープCは、第2ローラ52に対してはその周面のX軸方向片側(図3における上側であって図4における左側)から当たって通過するが、第3ローラ53に対してはその周面のX軸方向逆側(図3における下側であって図4における右側)から当たって通過するように掛け渡される。これにより、各ローラ52、53の周面に対してカバーテープCがより密接して通過することとなり、滑り等の発生を抑制して安定して搬送することができる。
最下位置の第4ローラ、(案内ローラ)54は、後述するカバー送り機構40の送りローラ41の上流側に配置され、ローラ54の下部が送りローラ41の上部よりも低位置となるように、その配置が設定されている。これにより、カバーテープCを第4ローラ54の下側から送りローラ41の上側に案内し、搬送させることで、該ローラ54まで下方にむかっていたカバーテープCの進路を該ローラ54において若干上方に変更することとなり、ローラ54の周面にカバーテープCを密着させて、より円滑に搬送することが可能となる。
この第4ローラ54は、前述したように、第2ローラ52と第3ローラ53とでX軸方向について互いに逆側からカバーテープCに接するように搬送されるため、カバーテープCのローラ52からローラ53に向かう進路がX軸方向について一方(図3における下側であって図4における右側)に傾くこととなる。
従って、第2ローラ52と第3ローラ53との進路に追従するように、第4ローラ54も第3ローラ53に対してX軸方向について一方(図3における下側であって図4における右側)に寄っている配置としている。このため、第2ローラ52から第3ローラ53に渡るカバーテープCを、その進路を大きく変更させることなく該ローラ53から第4ローラ54に導くことができ、カバーテープCの円滑な搬送を実現することが可能となっている。
なお、第1ローラ51の上に位置する符号55は、その上側に剥離位置Hから該ローラ51までのカバーテープCの搬送経路に沿って延設された板状のカバーガイドである。
前記カバー送り機構40は、フレーム20の上端面から下端面までX方向における厚さが薄く形成された領域に設けられており、この領域においてカバー案内機構50により案内されたカバーテープCをフレーム20の下端面側に送り出すようになっている。
このカバー送り機構40は、その外周が弾性体であるゴムが巻装された送りローラ(回転体)41と、送りローラ41の外周の一部にカバーテープを巻回させる巻回用ローラ42と、送りローラ41と同心で揺動可能にフレーム20に支持されている揺動部材43と、伝達リンク35に連結されてY軸方向に沿った進退運動が付与される送り入力レバー44とを備えている。なお、図中45は送りローラ41の、46は巻回用ローラ42のカバーテープCの貼り付きを防止する剥離用爪部材である。
送り入力レバー44は、その一端部が搬送機構30の伝達リンク35の他端部に連結されており、搬送機構30の揺動部材33が前記作動用突起100に押し上げられて揺動する際に、伝達リンク35と共に、ほぼY軸方向に沿った後方への移動動作を行なう。
揺動部材43は、その一端部が送り入力レバー44に連結されており、該入力レバー44の後方への移動時において、図1における反時計方向に揺動を行なう。
揺動部材33と送りローラ41との間には、図示しないラッチ機構が設けられており、揺動部材33が前記反時計方向に揺動するときに限って、送りローラ41に対して同方向への回転力を伝達可能になっている。つまり、この回転力の伝達により、送りローラ41によりカバーテープCの搬送が行なわれる。
なお、搬送機構30の引張りばね37により、伝達リンク35及び戻り入力レバー44を介して揺動部材33が図1における時計方向に回転して原位置に戻るときには、ラッチ機構は空転して送りローラ41に回転力を伝達しない。
図5には、本実施形態の部品フィーダ10に適用される排出ガイドの概要を示す縦断面図を、図6にはそのA−A線断面に相当する概略横断面図をそれぞれ示す。
この排出ガイド60は、送りローラ41からカバーテープCが送り出される位置の近傍を1つの頂点とするほぼ三角形状で示される排出経路に配設され、三角形の対向する2辺に相当する図中下側の第1主面ガイド部61と、上側の第2主面ガイド部62とを有している。なお、この第1主面ガイド部61は、前記剥離用爪部材45をベースブロックとして、その上に載置された構造になっている。
対向配置されたこれら主面ガイドの間隔は、排出方向に漸増し、送りローラ41から遠くなるに従い開口部分が広がる構造になっている。
又、この排出ガイド60は、図6に示すように、送りローラ41の近接位置から延在されたインナーガイド63とアウターガイド64により側端ガイド部が形成され、両ガイド部63、64は全体がカバーテープCの幅より若干大きい間隔で、フィーダフレーム20のフレーム端部(装置本体末端)20Aまで配設され、該カバーテープCの両側端をそれぞれガイドするようになっている。
上記特徴を有する平板状の筐体からなる排出ガイド60においては、2つの主面ガイド61、62が送りローラ41から遠くなるに従い開口部の縦方向が広がる拡大構造としてあることにより、図5に併記してあるように腰の強い(フィルム強度が高い)カバーテープCは波状に整列した状態でフィーダ20より外部へ排出させることができる。
このようにカバーテープCを整列にした状態で送り出すことができることにより、粘着剤が塗布されているカバーテープCが排出ガイド60の内壁部分に接触したとしても、整列状態を維持して排出することができ、結果として該テープCが内壁部分に貼り付くことに起因してジャミングが発生することを防止できる。
又、この排出ガイド60では、カバーテープCの幅とほぼ同程度の間隔でインナーガイド63、アウターガイド64が形成されているので、波状に整列されて排出されるカバーテープCが捩れたり、倒れたりすることを有効に防止できる。このインナーガイド63、アウターガイド64がない場合には、カバーテープCが整列状態で排出されていたとしても、捩れたり、倒れたりしてフレーム20の内壁に貼り付くことが起こり、ジャミングが発生し易くなる。
又、本実施形態においては、前記カバー案内機構50により、カバーテープCをキャリアテープTと交差させ、斜め下方に送るようにしてあることから、該カバーテープCをフレーム20の下方向に排出することが可能となっている。そこで、この排出ガイド60の案内方向も、排出方向に合せて斜め下方に傾斜させるようにしたことから、カバーテープCを重力を利用して移動させることが可能となり、水平方向に移動させる場合に比べスムーズに排出することが可能となる。なお、排出ガイド60を真下に向けたのでは、カバーテープCを整列させて排出することはできない。
本実施形態においては、排出ガイド60の内壁面、即ち第1主面ガイド部61、第2主面ガイド部62、インナーガイド部63及びアウターガイド部64の内面に、非粘着性(剥離性)、低摩擦性が得られるように表面処理を施すか、内壁面の材質に非粘着性、低摩擦性のアルミナ含有フィルムや、いわゆるシボ加工した材料を選ぶようにしてもよい。
又、この排出ガイド60の内壁面(第1、第2主面ガイド部61、62及び側端ガイド部(インナーガイド部63、アウターガイド部64の総称)の内面)に施す表面処理は、RBC(ライスブランセラミック)含有非粘着性塗料で行なうとより好ましい。RBC含有非粘着塗料は、従来用いられているガラスビーズをなくし、RBCをアクリルシリコン系の樹脂に分散した塗料である。この塗膜を母材に形成すると、RBCによる耐磨耗性とすべり性と導電性(帯電防止性)と共に、アクリルシリコンによる非粘着性を兼ね備えた面が得られる。
又、RBCとシリコーン樹脂基(例えばアクリルシリコン)と反応性シリコーンを分散配合することで、図7に示すような構造を利用することができ、シリコーン成分204をRBCの塗膜200の上に形成できるため、非粘着性を出すことができる。即ち、反応性シリコーンには、例えば片末端ジオール変性シリコーンがあり、これはRBC離型剤に使われている樹脂202に対し容易に反応結合するものである。例えば2液性非粘着塗料として、RBC及びシリコーン樹脂基を含むRBC離型剤と片末端ジオール変性シリコーンと固形分を含む主剤に、硬化剤を加えたもの若しくは大気中の温度で反応統合させるものを塗布して反応結合させることで、更にシリコーンの特徴を引き出すことができる。そのことでRBC離型剤の特徴となる耐磨耗性の他に離型性(非粘着性)を付与することができ、従来に見られない耐磨耗性のある非粘着性塗料を、ガラスビーズ等の添加物を入れることなく、作り出すことができた。
これにより、排出ガイド60の内部では、腰の強いカバーテープCが整列されて排出されていくときに、該カバーテープCが波状に折り重なることにより常に外側に向かって広がろうとする押圧力が発生するが、全ての内壁面がその押圧力を受けてカバーテープCとの間で摺動抵抗が発生したとしても、その摺動抵抗を小さくすることができる。仮に、摺動抵抗が大きい状態であるとすると、カバーテープCの排出抵抗が増大し、送りローラ41による排出動作が困難になることも考えられる。
又、この排出ガイド60は、カバーテープCがフレーム20に貼り付くことが無いようにフレーム端部20Aまで排出端部65が延在され、部品フィーダ10の外部へカバーテープCを排出可能になっている。但し、この排出端部65は、隣接する他の部品フィーダ(図示せず)が機種が異なるために、上記フレーム端部20Aの位置ではカバーテープCが接触する恐れがある場合等には、隣接フィーダに接触することがない位置まで延在させるようにしてもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、排出ガイド60の形状を送りローラ41の送り出し位置から排出端部65方向に向かって排出開口部の縦幅を規制する第1主面ガイド61と第2主面ガイド62が徐々に広がる拡大形状とすることにより、カバーテープCを波状に整列させて排出することが可能となり、ジャミングを有効に防止することができる。
又、排出開口部の横幅を規制するインナーガイド部63とアウターガイド部64をカバーテープCの幅とほぼ同じ間隔にし、排出されるカバーテープCを覆うようにしたことにより、整列されたカバーテープCに捩れや倒れを防止することができる。
又、カバーテープCが摺動する排出ガイド60の内壁面を、非粘着性、低摩擦性の材料を用いて形成したことにより、カバーテープCの排出抵抗を低減させることが可能となり、安定した排出特性を得ることが可能となる。
更に、本実施形態によれば、排出ガイド60の排出端部65を任意の位置に設計可能となり、自機フレーム20や隣接フィーダに対してカバーテープCが貼り付いてジャミングを起さない位置で、フィーダ外部へカバーテープCを排出することが可能となる。
なお、前記実施形態では、カバーテープCをフィーダ外部へ排出させる構造であるとしたが、フィーダ外部に排出させずに、回収ボックスに収容する構造にしてもよく、又、その場合は、この回収ボックスは排出端部65に着脱可能なカセット式にしてもよい。
又、カバーテープCを排出させる回転体の周方向の表面形状は、円形に限らず、ギア形状であってもよく、又、回転体やゴムが巻装された送りローラに限らず、カバーテープを保持して引張ることができるものであれば材質は任意である。
本発明に係る第1実施形態の部品フィーダの要部を示す部分側面図 キャリアテープの特徴を拡大して示す部分斜視図 上記部品フィーダが備えているカバー案内機構を示すD方向から見た説明図 上記部品フィーダが備えているカバー案内機構を示すE方向から見た説明図 本実施形態に適用される排出フィーダの概要を示す縦断面図 図5におけるA−A線位置に相当する横断面図 本発明で用いられる非粘着性塗料のイメージ図
符号の説明
10…部品フィーダ
20…フレーム
21…搬送路
40…カバー送り機構
41…送りローラ
41A…ゴム
42…巻回用ローラ
50…カバー案内機構
51…第1ローラ
52…第2ローラ
53…第3ローラ
54…第4ローラ
55…カバーガイド
60…排出ガイド
61…第1主面ガイド部
62…第2主面ガイド部
63…インナーガイド部
64…アウターガイド部
65…排出端部
200…RBCの塗膜
202…RBCの中に含まれる樹脂
204…シリコーン成分
C…カバーテープ
T…キャリアテープ
T’…テープ本体

Claims (5)

  1. 所定位置に保持されているリールから、該リールに予め巻き付けてあるキャリアテープを順次繰り出して下流側に搬送し、剥離位置に到達したキャリアテープのテープ本体からカバーテープを引き剥がし、テープ本体の凹部に収容されている部品を露出させた後、下流側のピックアップ位置へ該部品を供給すると共に、
    引き剥がした前記カバーテープを、所定位置に配設されている回転体に巻き掛け、該回転体を前記キャリアテープの繰り出しと同期させて回転させることにより、該カバーテープに張力を付与しつつ送り出し、該回転体出側の排出経路を介して下流側に排出する部品供給装置において、
    前記排出経路に排出されるカバーテープの各主面側に、前記回転体近傍から排出方向に間隔が漸増する主面ガイド部がそれぞれ形成された排出ガイドを配設したことを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記排出ガイドが、排出されるカバーテープの各側端側に、各側端にそれぞれ近接する間隔で配された側端ガイド部を有すると共に、前記主面ガイド部と該側端ガイド部に表面処理を施したことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記排出ガイドの排出終端位置が、装置本体末端又はその外側まで延在されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の部品供給装置。
  4. 前記テープ本体から引き剥がしたカバーテープを、前記剥離位置より上流側で送り方向を、前記キャリアテープと交差する方向に変更させると共に、該カバーテープに捩りを加えてキャリアテープの側端を通過させ、交差位置より下流側で捩りを戻した後、前記回転体に巻き掛ける案内経路を備えていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の部品供給装置。
  5. 請求項2に記載の表面処理として、ライスブランセラミックと、シリコーン樹脂基を持つ樹脂と、反応性シリコーンが分散配合され、球体を含まない非粘着性塗料が塗布されていることを特徴とする部品供給装置。
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