JP4588285B2 - 熱伝導性シリコーンゴム組成物 - Google Patents
熱伝導性シリコーンゴム組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4588285B2 JP4588285B2 JP2002017334A JP2002017334A JP4588285B2 JP 4588285 B2 JP4588285 B2 JP 4588285B2 JP 2002017334 A JP2002017334 A JP 2002017334A JP 2002017334 A JP2002017334 A JP 2002017334A JP 4588285 B2 JP4588285 B2 JP 4588285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- component
- silicon
- silicone rubber
- thermally conductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- XGGLKYBNIACUFN-UHFFFAOYSA-N CC1(CCC1)C1=CCCC1 Chemical compound CC1(CCC1)C1=CCCC1 XGGLKYBNIACUFN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/04—Polysiloxanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/12—Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/14—Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/14—Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
- C08G77/18—Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups to alkoxy or aryloxy groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/20—Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/02—Elements
- C08K3/08—Metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/20—Oxides; Hydroxides
- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/14—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、取扱性および成形性が良く、且つ、良好な接着性を与える熱伝導性シリコーンゴム組成物および該熱伝導性シリコーンゴム組成物を硬化して得られる高熱伝導性シリコーンゴム成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワートランジスタ、サイリスタ等の発熱性部品は熱の発生により特性が低下するので、設置の際、ヒートシンクを取り付けることにより、熱を放散し、機器の金属製のシャーシに熱を逃がす対策が図られている。この時、電気絶縁性と熱伝導性を向上させるため発熱性部品とヒートシンクの間にシリコーンゴムに熱伝導性充填剤を配合した放熱絶縁性シートが用いられる。
この放熱絶縁性材料としては、特開昭47-32400号公報にシリコーンゴム等の合成ゴム100重量部に酸化ベリリウム、酸化アルミニウム、水和酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛から選ばれる少なくとも1種以上の金属酸化物を100〜800重量部配合した絶縁性組成物が開示されている。
【0003】
また、絶縁性を必要としない場所に用いられる放熱材料として、特開昭56-100849号公報には付加硬化型シリコーンゴムにシリカおよび銀、金、ケイ素等の熱伝導性粉末を60〜500重量部を配合した組成物が開示されている。
しかし、これらの熱伝導性材料は熱伝導率が1.5W/mK以下のものしか得られず、熱伝導性を向上させるため熱伝導性充填剤を多量に高充填すると流動性が低下し、成形加工性が非常に悪くなるという問題があった。
【0004】
そこで、これを解決する方法として特開平1-69661号公報には平均粒径5μm以下のアルミナ粒子10〜30重量%と、残部が単一粒子の平均粒径10μm以上でありかつカッティングエッジを有しない形状である球状コランダム粒子からなるアルミナを充填する高熱伝導性ゴム・プラスチック組成物が開示されている。また、特開平4-328163号公報には平均重合度6,000〜12,000のガム状のオルガノポリシロキサンと平均重合度200〜2,000のオイル状のオルガノポリシロキサンを併用したベースとベースポリマー成分100重量部当り球状酸化アルミニウム粉末500〜1,200重量部を配合してなる熱伝導性シリコーンゴム組成物が開示されている。
【0005】
しかし、これらの方法を用いてもベースポリマー成分100重量部当り酸化アルミニウム粉末1,000重量部以上(酸化アルミニウム70体積%以上)の高充填を行うとすると粒子の組合せおよびシリコーンベースの粘度調整だけでは成形加工性の向上には不十分である。
そこで、成形加工性の向上を達成する手段して、特開2000-256558号公報では、ウェッターとして加水分解性基含有メチルポリシロキサンを0.1〜50体積%含有してなる熱伝導性シリコーンゴム組成物が開示されている。この方法により、熱伝導性シリコーンゴム組成物の成形加工性の向上は図られたものの、基体との接着性が不十分で大きな問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は上記の問題について鋭意検討した結果、本発明に達した。すなわち、本発明の目的は、高熱伝導性シリコーンゴムを得るために、熱伝導性充填剤を多量に含有しても、取扱性および成形性が良く、且つ、基体との良好な接着性を与える熱伝導性シリコーンゴム組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(A)25℃における粘度が50〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均0.1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有し、ケイ素原子結合アルケニル基以外のケイ素原子結合一価炭化水素基がアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、およびハロゲン化炭化水素基からなる群より選ばれる少なくとも一種であるオルガノポリシロキサン: 100重量部
(B)25℃における粘度が1〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均2個以上の、ケイ素原子に結合した水素原子を含有するオルガノポリシロキサン: 上記(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子に結合した水素原子が0.1〜3.0モルとなる量
(C)熱伝導性充填剤: 100〜2,500重量部
(D)白金触媒: 有効量、および、
(E)下記一般式(I)で表される加水分解性基とビニル基を含有するメチルポリシロキサン: 上記(C)成分100重量部に対して0.1〜30重量部
【0008】
【化5】
(式中、R1は炭素原子数1〜4の1価の炭化水素基であり、R2は炭素原子数1〜4のアルコキシ基またはアシロキシ基であり、Zは酸素原子または炭素原子数2〜10の2価の炭化水素基であり、また、aは0、1または2であり、mは9〜100の整数であり、nは1〜50の整数であり、かつm+nの和は10〜100である。また、Aはメチル基または式:-Z-Si(R1 a)R2 (3-a)(式中、R1、R2、aおよびZは、前記規定のとおりである)で表される基である。)
の(A)成分〜(E)成分を含有することを特徴とする熱伝導性シリコーンゴム組成物;
(A)25℃における粘度が50〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均0.1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有し、ケイ素原子結合アルケニル基以外のケイ素原子結合一価炭化水素基がアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、およびハロゲン化炭化水素基からなる群より選ばれる少なくとも一種であるオルガノポリシロキサン: 100重量部
(B)25℃における粘度が1〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均2個以上の、ケイ素原子に結合した水素原子を含有するオルガノポリシロキサン: 上記(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子に結合した水素原子が0.1〜3.0モルとなる量
(C)酸化亜鉛、酸化ケイ素、窒化ケイ素、グラファイト、銀、鉄、およびステンレスからなる群から選ばれた少なくとも1種の熱伝導性充填剤: 100〜2,500重量部
(D)白金触媒: 有効量、および、
(E)下記一般式(I')で表される加水分解性基とビニル基を含有するメチルポリシロキサン: 上記(C)成分100重量部に対して0.1〜30重量部
【0009】
【化6】
(式中、R 1 は炭素原子数1〜4の1価の炭化水素基であり、R 2 は炭素原子数1〜4のアルコキシ基またはアシロキシ基であり、Zは酸素原子または炭素原子数2〜10の2価の炭化水素基であり、また、aは0、1または2であり、mは9〜100の整数である)
の(A)成分〜(E)成分を含有することを特徴とする熱伝導性シリコーンゴム組成物;
(A)25℃における粘度が50〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均0.1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有し、ケイ素原子結合アルケニル基以外のケイ素原子結合一価炭化水素基がアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、およびハロゲン化炭化水素基からなる群より選ばれる少なくとも一種であるオルガノポリシロキサン: 100重量部
(B)1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、および(CH 3 ) 2 HSiO 1/2 単位とSiO 4/2 単位と(C 6 H 5 ) 3 SiO 1/2 とからなる共重合体からなる群より選ばれる、25℃における粘度が1〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均2個以上の、ケイ素原子に結合した水素原子を含有するオルガノポリシロキサン: 上記(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子に結合した水素原子が0.1〜3.0モルとなる量
(C)熱伝導性充填剤: 100〜2,500重量部
(D)白金触媒: 有効量、および、
(E)上記一般式(I')で表される加水分解性基とビニル基を含有するメチルポリシロキサン: 上記(C)成分100重量部に対して0.1〜30重量部
の(A)成分〜(E)成分を含有することを特徴とする熱伝導性シリコーンゴム組成物;ならびに
該熱伝導性シリコーンゴム組成物を硬化して得られる成形品、特に、熱伝導率が1.5 W/mK以上である成形品に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の熱伝導性シリコーンゴム組成物を詳細に説明する。
[(A)成分]
(A)成分のオルガノポリシロキサンは本組成物の主剤であり、1分子中に平均0.1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有し、好ましくは、1分子中に平均0.8個以上、より好ましくは1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を含有することを特徴とする。また、1分子中のアルケニル基の数は、通常20個以下、特に10個以下程度であることが好ましい。これは、1分子中のケイ素原子結合アルケニル基の平均値が上記範囲の下限未満であると、得られる組成物が十分に硬化しなくなる場合があり、上記範囲の上限を越えると、得られるシリコーンゴム硬化物のゴム物性が低下する場合があるからである。
【0011】
なお、このアルケニル基の含有量は、1分子中のケイ素原子に結合する全有機基の0.01〜20モル%、特に、0.1〜10モル%とすることが好ましい。また、このアルケニル基は、分子鎖末端のケイ素原子に結合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結合していても、前記両者に結合していてもよいが、組成物の硬化速度、硬化物の物性等の点から、少なくとも分子鎖末端のケイ素原子、特に分子鎖両末端のケイ素原子に結合したアルケニル基を含んだものであることが好ましい。
【0012】
(A)成分のケイ素原子結合アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等の、通常、炭素原子数2〜8個、好ましくは炭素原子数2〜6個程度のものが挙げられ、好ましくはビニル基である。また、(A)成分のアルケニル基以外のケイ素原子結合有機基(即ち、アルケニル基以外のケイ素原子に結合した非置換またはハロゲン置換の1価炭化水素基)としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基あるいはこれらの水素原子が部分的に塩素原子、フッ素原子などで置換されたハロゲン化炭化水素基等の、通常、炭素原子数1〜12個、好ましくは炭素原子数1〜8個程度のものが例示されるが、好ましくは、アルキル基、アリール基であり、より好ましくは、メチル基、フェニル基である。また、(A)成分の25℃における粘度は50〜100,000mPa・sであり、好ましくは、100〜50,000mPa・sである。これは、25℃における粘度が上記範囲の下限未満であると、得られるシリコーンゴムの物理的特性、例えば、ゴム硬度、引張り強度、引裂き強度等のゴム強度、伸び等のゴム物性が著しく低下する傾向があるからであり、一方、上記範囲の上限を超えると、得られるシリコーンゴム組成物の取扱作業が著しく低下する傾向があるからである。このような(A)成分のオルガノポリシロキサン分子構造は限定されず、例えば、直鎖状、環状、分岐鎖状、一部分岐を有する直鎖状、3次元網状構造が挙げられ、好ましくは、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された基本的に直鎖状構造のジオルガノポリシロキサンである。また、(A)成分はこれらの分子構造を有する単一の重合体、これらの分子構造からなる共重合体、またはこれらの重合体の混合物である。
【0013】
このオルガノポリシロキサンは、公知の方法によって得ることが可能である。一般的な製造方法を挙げると、オルガノシクロポリシロキサンとヘキサオルガノジシロキサンとをアルカリまたは酸触媒の存在下に平衡化反応を行うことによって得ることができる。(A)成分の例としては、下記一般式で示される化合物が挙げられる。
【0014】
なお、下記一般式中Rは、前記したアルケニル基を除く、ケイ素原子に結合した置換または非置換1価炭化水素基として例示したものと同様であり、好ましくはメチル基、フェニル基である。m、nはm≧1、n≧0の整数であり、好ましくは、m:1〜20の整数、n:10〜1,000の整数であり、m+nはこのオルガノポリシロキサンの粘度を上述した値とする数である。
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】
[(B)成分]
(B)成分のオルガノポリシロキサンは本組成物の架橋剤であり、1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(即ち、SiH基)を含有する、オルガノハイドロジェンポリシロキサンである。
【0021】
ここで、(B)成分は、(A)成分と反応し、架橋剤として作用するものであり、その分子構造に特に制限はなく、従来製造されている、例えば、直鎖状、環状、分岐鎖状、3次元網状構造等、各種のものが使用可能であるが、1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)を有する必要があり、好ましくは2〜200個、より好ましくは3〜100個有することが望ましい。オルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、下記平均組成式(1)で示されるものが用いられる。
【0022】
【化12】
上記式(1)中、R4は、脂肪族不飽和結合を除く、好ましくは炭素原子数1〜10の、非置換または置換の1価炭化水素基であり、このR4としては、(A)成分における前記したアルケニル基を除くケイ素原子に結合した非置換または置換の1価炭化水素基として例示したものと同じものを挙げることができ、好ましくはアルキル基、アリール基であり、より好ましくはメチル基、フェニル基である。また、bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cが0.8〜3.0を満足する正数であり、好ましくは、bは1.0〜2.0、cは0.01〜1.0、b+cが1.5〜2.5である。
【0023】
1分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上含有されるSiH基は、分子鎖末端、分子鎖途中のいずれに位置していてもよく、またこの両方に位置するものであってもよいが、1分子中のケイ素原子の数(または重合度)は通常2〜300個、好ましくは、4〜150個程度のものが望ましく、25℃における粘度が、通常、1〜100,000mPa・s、好ましくは1〜5,000mPa・s程度の、室温(25℃)で液状のものが使用される。
【0024】
式(1)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンとして具体的には、例えば、1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、(CH3)2HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C6H5)3SiO1/2とからなる共重合体などが挙げられる。
【0025】
(B)成分は、公知の製造方法によって得ることが可能である。一般的な製造方法を挙げると、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサンおよび/またはテトラメチルシクロテトラシロキサンと末端基となり得るヘキサメチルジシロキサン或いは1,3-ジハイドロ-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンとを、硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、メタンスルホン酸等の触媒の存在下に−10〜+40℃程度の温度で平衡化させることによって容易に得ることができる。
【0026】
(B)成分の含有量は、(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)が0.1〜3.0モル、好ましくは、0.2〜2.0モルとなる量である。これは、(B)成分の含有量が上記範囲の下限未満となる量であると、得られるシリコーンゴム組成物が十分に硬化しなくなるからであり、一方、上記範囲の上限を超えると、得られるシリコーンゴムが非常に硬質となり、表面に多数のクラックが生じたりするためである。
【0027】
[(C)成分]
(C)成分の熱伝導性充填剤としては、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化マグネシウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、グラファイト等から選択される無機粉末の少なくとも1種以上、あるいはアルミニウム、銅、銀、ニッケル、鉄、ステンレス等から選択される金属粉末の少なくとも1種以上であり各種粉末を組み合わせて用いることができる。(C)成分の平均粒径は限定されないが、好ましくは50μm以下である。平均粒径が50μmを超えると分散性が悪くなり、液状シリコーンゴムの場合放置しておくと熱伝導性充填剤が沈降する問題が生じる。平均粒径の下限は、通常、0.01μm、好ましくは0.1μm程度のものを使用することができる。なお、この平均粒径は、例えばレーザー光回折法による粒度分布測定における重量平均値(または、メジアン径)等として求めることができる。また、熱伝導性充填剤の形状は丸みを帯びた球状に近いものであることが好ましい。形状が丸みを帯びているものほど高充填しても粘度の上昇を抑えることができる。このような球状の熱伝導性充填剤としては昭和電工(株)製の球状アルミナASシリーズ、(株)アドマテック製の高純度球状アルミナAOシリーズが挙げられる。さらに、粒径の大きい熱伝導性充填剤粉末と粒径の小さい熱伝導性充填剤粉末を最密充填理論分布曲線に従う比率で組み合わせることにより充填効率が向上して、低粘度化および高熱伝導化が可能になる。
【0028】
(C)成分の含有量は、(A)成分100重量部に対して、100〜2,500重量部であり、好ましくは、500〜2,500重量部であり、より好ましくは、500〜2,000重量部であり、特に好ましくは、1,000〜2,000重量部である。これは、(C)成分の含有量が上記範囲の下限未満であると、得られるシリコーンゴムの熱伝導性が不十分となるおそれがあるからであり、一方、上記範囲の上限を超えると、得られるシリコーンゴム組成物の配合が難しくなり、組成物の粘度が高くなり成形加工性が悪くなるおそれがあるからである。
【0029】
[(D)成分]
(D)成分の白金触媒は本組成物の硬化を促進するための触媒であり、例えば、塩化白金酸、塩化白金酸アルコール溶液、白金のオレフィン錯体、白金のアルケニルシロキサン錯体、白金のカルボニル錯体が挙げられる。
【0030】
(D)成分の含有量は、触媒としての有効量でよく特に限定されないが、例えば(A)成分と(B)成分の合計重量に対して、本成分中の金属白金分が重量基準で0.01〜1,000ppmとなる量であり、好ましくは、0.05〜500ppm、特に好ましくは、0.1〜500ppmとなる量である。これは、(D)成分の含有量が上記範囲の下限未満であると、得られるシリコーンゴム組成物が十分に硬化しなくなるからであり、一方、上記範囲の上限を超える量を配合しても、得られるシリコーンゴム組成物の硬化速度は向上しないからである。
【0031】
[(E)成分]
(E)成分は、(C)成分の熱伝導性充填剤を多量に配合しても、取扱性および成形性が良く、且つ、良好な接着性を与えるという本組成物の特徴を付与する成分であり、下記一般式(I)または(I')で表される化合物である。
【0032】
【化13】
(式中、R1は炭素原子数1〜4の1価の炭化水素基であり、R2は炭素原子数1〜4のアルコキシ基またはアシロキシ基であり、Zは酸素原子または炭素原子数2〜10の2価の炭化水素基であり、また、aは0、1または2であり、mは9〜100の整数であり、nは1〜50の整数であり、かつm+nの和は10〜100である。また、Aはメチル基または式:-Z-Si(R1 a)R2 (3-a)(式中、R1、R2、aおよびZは、前記規定のとおりである)で表される基である。)
【0033】
【化14】
(式中、R 1 は炭素原子数1〜4の1価の炭化水素基であり、R 2 は炭素原子数1〜4のアルコキシ基またはアシロキシ基であり、Zは酸素原子または炭素原子数2〜10の2価の炭化水素基であり、また、aは0、1または2であり、mは9〜100の整数である)
ここで、R 1 としては例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基があげられ、R 2 としては例えばメトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、アセトキシ基等があげられる。また、Zとしては酸素原子の他、2価の炭化水素基として下記のアルキレン基が例示される。
-CH 2 CH 2 -、-CH 2 CH 2 CH 2 -
-CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 CH 2 -、-CH 2 CH(CH 3 )CH 2 -
また、aは好ましくは0または1、特に好ましくは0であり、mは好ましくは9〜50の整数、nは好ましくは1〜10の整数で、かつm+nの和は好ましくは10〜60である。
さらに、(E)成分が下記一般式(II)で表される片末端3官能の加水分解性基含有メチルポリシロキサンである場合、組成物の粘度および可塑度を低下させる効果が高くなる。
【0034】
【化15】
(式中、R2は前記式(I')に関して定義のとおりであり、pは10〜101、好ましくは10〜80、より好ましくは10〜60の整数である)
(E)成分の加水分解性基含有メチルポリシロキサンの代表例を下記に示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0035】
【化16】
(式中、pは前記のとおりである。)
【0036】
【化17】
(式中、mは10〜80、好ましくは20〜60の整数、nは1〜20、好ましくは1〜10の整数、m+nは11〜100、好ましくは21〜70の整数である。)
【0037】
【化18】
(式中、mは10〜100、好ましくは30〜100の整数である。)
【0038】
【化19】
(式中、pは前記のとおりである。)
【0039】
(E)成分の添加量は、(C)成分100重量部に対して0.1〜30重量部であり、好ましくは、0.1〜20重量部であり、特に好ましくは、0.1〜10重量部である。これは、(E)成分の含有量が上記範囲の下限未満であると、得られるシリコーンゴム組成物の成形性が低下するためであり、一方、上記範囲の上限を超えると、それ以上の効果が期待できず、無駄であるばかりでなく、硬化後加水分解性基含有メチルポリシロキサンがブリードするおそれがあるからである。
【0040】
また、(E)の使用法としては、予め、前記(C)成分の表面を(E)によって処理する方法も含まれる。ここで、(C)成分の表面を(E)成分で処理する方法としては、例えば、(C)成分と(E)成分を混合して、(C)成分の表面を予め(E)成分で処理する方法、(A)成分中で(C)成分とを混合した後、(E)成分を混合して、(A)成分中で(C)成分の表面を(E)成分で処理する方法が挙げられる。この際、プラネタリミキサー、ニーダー、品川ミキサー等の混合機で80℃以上の温度で加熱しながら混練りするのが好ましい。温度をかけなくても、長時間混練りすれば組成物の低粘度化および可塑化は可能であるが、製造工程の短縮化および配合中の混合機への負荷の低減のために加熱により促進することが必要である。このようにして得られた本組成物中には、(E)成分は(C)成分の表面を処理した状態となっているが、これによらず(E)成分が(C)成分から遊離して含有されていても良い。
【0041】
[その他の成分]
更に、その他任意の添加成分として、組成物の硬化速度、保存安定性を調節する目的で、例えば、メチルビニルシクロテトラシロキサン等のビニル基含有オルガノポリシロキサン、トリアリルイソシアヌレート、アセチレンアルコールおよびそのシロキサン変性物などを含有しても良い。また、本組成物には、本発明の目的を損なわない限り、シリコーンレジン、補強性シリカ、着色剤、酸化鉄、酸化セリウム等の耐熱性向上剤、難燃性付与剤、可塑剤、接着付与剤を含有しても良い。
【0042】
本組成物を硬化させる方法は限定されず、例えば、本組成物を成形後、室温で放置する方法、組成物を成形後、50〜200℃に加熱する方法が挙げられる。また、このようにして得られるシリコーンゴム成形品の性状は限定されず、高硬度のゴム状から低硬度のゴム状、すなわちゲル状に至るものとする。また、得られるシリコーンゴム成形品の熱伝導率は1.5 W/mK以上、好ましくは1.5〜10 W/mK、より好ましくは2.0〜8W/mK程度である。
【0043】
【実施例】
本発明の熱伝導性シリコーンゴム組成物を実施例により詳細に説明する。実施例および比較例の熱伝導性シリコーンゴム組成物は、下記の成分を表1中に示した組成(重量部)により調製した。
【0044】
(A)成分として
成分a-1:25℃における粘度が30,000mPa・secのジメチルビニルシロキシ基で両末端を封止したジメチルポリシロキサン
成分a-2:25℃における粘度が600mPa・secのジメチルビニルシロキシ基で両末端を封止したジメチルポリシロキサン
(B)成分として
成分b:25℃の粘度が5mPa・secの(CH3)3SiO[SiH(CH3)O]2Si(CH3)3で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(Siに結合したH含有量:0.01451mol/g)
(C)成分として
成分c-1:平均粒径10μmの球状酸化アルミニウム粉末(商品名:アドマファインAO-41R、アドマテックス(株)製)
成分c-2:平均粒径0.7μmの球状酸化アルミニウム粉末(商品名:アドマファインAO-502、アドマテックス(株)製)
(D)成分として
成分d:塩化白金酸のビニルシロキサン錯体(白金含有量1重量%)
(E)成分として
成分e-1:
【0045】
【化20】
成分e-2:
【0046】
【化21】
成分e-3:
【0047】
【化22】
成分e-4:
【0048】
【化23】
(F)成分(任意添加成分)として
成分f-1:トリアリルイソシアヌレート
成分f-2:エチニルシクロヘキサノール / 50%トルエン溶液
【0049】
また、表1に示した特性は、硬化後に得られた成形品について、25℃において測定した値であり、その特性は次のようにして測定した。
[熱伝導性シリコーンゴムの硬さ]
JIS K 6249 に基づいて測定した。
[熱伝導性シリコーンゴムの熱伝導率]
ASTM E 1530 保護熱流計法に基づいて測定した。
[熱伝導性シリコーンゴムの引張り剪断強度]
JIS K 6249を参考に実施した。図1に示すように、アルミニウムからなる幅25mmの長方形状の細片1と2の各々の片末端を厚さ2mmの組成物(接着剤)層を挟む形で張り合わせ(接着面積:25mm×10mm=2.5cm2)、120℃×1時間の硬化条件で硬化させて試験片を作成した。この試験片の両端4および5を、引張り試験機で速度50mm/分で矢印方向に引張り、剪断強度を測定した。
[熱伝導性シリコーンゴムのアルミニウム/アルミニウム剪断接着強度]
JIS K 6249 に基づいて測定した。
【0050】
[実施例1〜5、比較例1、2]
まず、(A)成分、(C)成分および(E)成分を表1及び表2に示した量で添加した後、品川ミキサーを用いて室温で10分間混練りし、その後、150℃に昇温して加熱しながら1時間混練りした。得られたベースを40℃以下になるまで放置した後、(D)成分を均一に混合し、次いで(F)成分を添加混合し、最後に、(B)成分を均一に混合して熱伝導性シリコーンゴム組成物を調製した。
これらのシリコーンゴム組成物を120℃×1時間の硬化条件で硬化させ、上記のとおり、それぞれ、硬さ、熱伝導率、引張り剪断強度および剪断接着強度を測定した。測定結果を、表1および表2に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
注) 1;成形加工性が非常に悪い。
【0053】
【発明の効果】
本発明の熱伝導性シリコーンゴム組成物は、熱伝導性充填剤を多量に含有しても取扱性および成形性が良く、且つ、良好な接着性を発揮し、また、該組成物を硬化して得られシリコーンゴム成形品は高熱伝導性であるのみならず機械的特性にも優れるという極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、熱伝導性シリコーンゴムの引張剪断接着試験用被着体および試験条件を示す略図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム板
2 アルミニウム板
3 組成物層
4 アルミニウム板端部
5 アルミニウム板端部
Claims (5)
- (A)25℃における粘度が50〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均0.1個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有し、ケイ素原子結合アルケニル基以外のケイ素原子結合一価炭化水素基がアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、およびハロゲン化炭化水素基からなる群より選ばれる少なくとも一種であるオルガノポリシロキサン: 100重量部
(B)25℃における粘度が1〜100,000mPa・sであり、1分子中に平均2個以上の、ケイ素原子に結合した水素原子を含有するオルガノポリシロキサン: 上記(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基1モルに対して、本成分中のケイ素原子に結合した水素原子が0.1〜3.0モルとなる量
(C)熱伝導性充填剤: 100〜2,500重量部
(D)白金触媒: 有効量、および、
(E)下記一般式(I)で表される加水分解性基とビニル基を含有するメチルポリシロキサン: 上記(C)成分100重量部に対して0.1〜30重量部
の(A)成分〜(E)成分を含有することを特徴とする熱伝導性シリコーンゴム組成物。 - 前記(C)成分の熱伝導性充填剤が、無機粉末および/または金属粉末であることを特徴とする請求項1記載の熱伝導性シリコーンゴム組成物。
- 前記無機粉末が、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化マグネシウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、およびグラファイトからなる群から選ばれた少なくとも1種であり、また、前記金属粉末が、アルミニウム、銅、銀、ニッケル、鉄、およびステンレスからなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項2記載の熱伝導性シリコーンゴム組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の熱伝導性シリコーンゴム組成物を硬化させて得られる成形品。
- 熱伝導率が1.5 W/mK以上であることを特徴とする請求項4記載の成形品。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002017334A JP4588285B2 (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
EP03001444A EP1331248B1 (en) | 2002-01-25 | 2003-01-22 | Heat-conductive silicone rubber composition |
DE60314789T DE60314789T2 (de) | 2002-01-25 | 2003-01-22 | Wärmeleitende Silikonkautschukzusammensetzung |
US10/350,036 US6844393B2 (en) | 2002-01-25 | 2003-01-24 | Heat-conductive silicone rubber composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002017334A JP4588285B2 (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003213133A JP2003213133A (ja) | 2003-07-30 |
JP4588285B2 true JP4588285B2 (ja) | 2010-11-24 |
Family
ID=19192054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002017334A Expired - Fee Related JP4588285B2 (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6844393B2 (ja) |
EP (1) | EP1331248B1 (ja) |
JP (1) | JP4588285B2 (ja) |
DE (1) | DE60314789T2 (ja) |
Families Citing this family (51)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20030168731A1 (en) * | 2002-03-11 | 2003-09-11 | Matayabas James Christopher | Thermal interface material and method of fabricating the same |
JP4587636B2 (ja) * | 2002-11-08 | 2010-11-24 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 熱伝導性シリコーン組成物 |
KR101135369B1 (ko) | 2003-09-29 | 2012-04-16 | 모멘티브 파포만스 마테리아루즈 쟈판 고도가이샤 | 열 전도성 실리콘 조성물 |
DE602004005493T2 (de) | 2003-11-05 | 2007-11-29 | Dow Corning Corp., Midland | Wärmeleitfähiges schmierfett und verfahren und vorrichtungen, bei denen das schmierfett verwendet wird |
JP4557136B2 (ja) * | 2004-05-13 | 2010-10-06 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物及び成型品 |
JP4714432B2 (ja) | 2004-07-09 | 2011-06-29 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 熱伝導性シート |
JP4869584B2 (ja) | 2004-12-03 | 2012-02-08 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 熱伝導性シート及びその製造方法 |
JP4590253B2 (ja) | 2004-12-16 | 2010-12-01 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | オルガノポリシロキサンおよびシリコーン組成物 |
ATE526365T1 (de) | 2004-12-23 | 2011-10-15 | Dow Corning | Vernetzbare saccharid-siloxan-zusammensetzungen und daraus gebildete netzwerke, überzüge und artikel |
JP4931350B2 (ja) | 2005-01-05 | 2012-05-16 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 複合シリコーンゴム粉末、その製造方法、塗料、および化粧料 |
JP4569765B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2010-10-27 | 信越化学工業株式会社 | 電気・電子部品保護用室温硬化型シリコーンゴム組成物、並びに実装回路板、銀電極及び銀チップ抵抗器 |
JP4811562B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2011-11-09 | 信越化学工業株式会社 | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
US20060264566A1 (en) * | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Wacker Chemical Corporation | HCR room temperature curable rubber composition |
JP5122444B2 (ja) | 2005-05-23 | 2013-01-16 | ダウ・コーニング・コーポレイション | サッカリド−シロキサンコポリマーを含むパーソナルケア組成物 |
JP2006328164A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱伝導性シリコーン組成物 |
DE102005063353B4 (de) * | 2005-09-21 | 2015-10-08 | Carl Freudenberg Kg | Elastomerblend, Verfahren zur Herstellung und dessen Verwendung |
DE102005045167B4 (de) * | 2005-09-21 | 2012-07-05 | Carl Freudenberg Kg | Verwendung eines vernetzten Kautschukcompounds als Material für eine Brennstoffzelle |
JP2007286785A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Fujitsu Ltd | 電子機器および冷却部品 |
US20080166552A1 (en) * | 2006-11-06 | 2008-07-10 | Arlon, Inc. | Silicone based compositions for thermal interface materials |
KR101547343B1 (ko) | 2007-02-20 | 2015-08-28 | 다우 코닝 코포레이션 | 수소결합 폴리오가노실록세인을 기반으로 하는 충전물 처리제 |
JP2008239719A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Dow Corning Toray Co Ltd | シリコーンエラストマー組成物およびシリコーンエラストマー |
US9795059B2 (en) * | 2007-11-05 | 2017-10-17 | Laird Technologies, Inc. | Thermal interface materials with thin film or metallization |
KR100982161B1 (ko) * | 2008-05-26 | 2010-09-14 | 장암엘에스 주식회사 | 전자 소자 절연 봉지용 실리콘 조성물 |
CN101381459B (zh) * | 2008-10-23 | 2010-12-22 | 上海树脂厂有限公司 | 一种制备高粘度苯基甲基乙烯基硅橡胶的生产工艺 |
KR101128735B1 (ko) | 2010-01-07 | 2012-03-23 | 장암칼스 주식회사 | Lcd 및 반도체 소자 보호용 실리콘 코팅제 조성물 |
CN103068887B (zh) | 2010-08-23 | 2015-09-09 | 道康宁公司 | 在水性环境中稳定的糖硅氧烷以及这些糖硅氧烷的制备和使用方法 |
JP5553006B2 (ja) * | 2010-11-12 | 2014-07-16 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーングリース組成物 |
CN102199355B (zh) * | 2011-04-23 | 2012-09-19 | 广东信翼新材料股份有限公司 | 一种室温硫化硅橡胶的制备方法 |
CN103842421B (zh) * | 2011-10-14 | 2017-10-13 | 默克专利股份有限公司 | 导热性自支撑片材 |
JP2013118313A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Dexerials Corp | 電磁波吸収性熱伝導シート及び電磁波吸収性熱伝導シートの製造方法 |
CN102618041B (zh) * | 2012-03-31 | 2013-06-12 | 合肥工业大学 | 一种高导热绝缘硅橡胶及其制备方法 |
KR101376999B1 (ko) | 2012-06-28 | 2014-03-26 | 장암칼스 주식회사 | 전자 소자 절연 봉지용 실리콘 조성물 |
US11229147B2 (en) | 2015-02-06 | 2022-01-18 | Laird Technologies, Inc. | Thermally-conductive electromagnetic interference (EMI) absorbers with silicon carbide |
US11254849B2 (en) | 2015-11-05 | 2022-02-22 | Momentive Performance Materials Japan Llc | Method for producing a thermally conductive polysiloxane composition |
JP6553520B2 (ja) * | 2016-01-14 | 2019-07-31 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性硬化物、該硬化物を有する粘着テープ及び粘着シート |
US11739245B2 (en) | 2016-07-22 | 2023-08-29 | Momentive Performance Materials Japan Llc | Thermally conductive polyorganosiloxane composition |
EP3489280B1 (en) | 2016-07-22 | 2022-02-16 | Momentive Performance Materials Japan LLC | Surface treatment agent for thermally conductive polyorganosiloxane composition |
EP3489305B1 (en) | 2016-07-22 | 2023-10-18 | Momentive Performance Materials Japan LLC | Thermally conductive polysiloxane composition |
CN110709474B (zh) * | 2017-05-31 | 2022-05-31 | 迈图高新材料日本合同公司 | 导热性聚有机硅氧烷组合物 |
US11359124B2 (en) | 2017-05-31 | 2022-06-14 | Momentive Performance Materials Japan Llc | Thermally conductive polysiloxane composition |
US11549043B2 (en) * | 2017-07-24 | 2023-01-10 | Dow Toray Co., Ltd. | Multicomponent-curable thermally-conductive silicone gel composition, thermally-conductive member and heat dissipation structure |
US10344194B2 (en) | 2017-09-27 | 2019-07-09 | Momentive Performance Materials Inc. | Thermal interface composition comprising ionically modified siloxane |
WO2019061290A1 (en) | 2017-09-29 | 2019-04-04 | Dow Silicones Corporation | SILICONE COMPOSITION COMPRISING A LOAD |
JP2019077843A (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-23 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーンポッティング組成物およびその硬化物 |
JP7170450B2 (ja) * | 2018-07-31 | 2022-11-14 | 信越化学工業株式会社 | 付加硬化型シリコーン樹脂組成物及び半導体装置 |
KR102326677B1 (ko) * | 2018-10-12 | 2021-11-15 | 주식회사 엘지화학 | 방열 패드용 조성물 및 이의 경화물을 포함하는 방열 패드 |
WO2020093258A1 (en) | 2018-11-07 | 2020-05-14 | Dow Global Technologies Llc | Thermally conductive composition and methods and devices in which said composition is used |
WO2020179115A1 (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 富士高分子工業株式会社 | 熱伝導性シート及びその製造方法 |
TW202116879A (zh) | 2019-10-30 | 2021-05-01 | 日商陶氏東麗股份有限公司 | 有機聚矽氧烷、其製造方法以及導熱性矽組成物 |
CN115785447B (zh) * | 2021-09-10 | 2024-02-20 | 山东大学 | 一种超低粘度液体硅橡胶及其交联剂与制备方法 |
CN116102890A (zh) * | 2023-02-09 | 2023-05-12 | 广州回天新材料有限公司 | 一种有机硅橡胶组合物及其制备方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4292225A (en) * | 1980-01-04 | 1981-09-29 | Ford Motor Company | Highly filled thermally conductive elastomers IV |
US4293477A (en) * | 1980-01-04 | 1981-10-06 | Ford Motor Company | Highly filled thermally conductive elastomers III |
US4292224A (en) * | 1980-01-04 | 1981-09-29 | Ford Motor Company | Highly filled thermally conductive elastomers II |
US4292223A (en) * | 1980-01-04 | 1981-09-29 | Ford Motor Company | Highly filled thermally conductive elastomers I |
JPH0674350B2 (ja) | 1987-09-10 | 1994-09-21 | 昭和電工株式会社 | 高熱伝導性ゴム・プラスチック組成物 |
JPH0619027B2 (ja) * | 1989-02-13 | 1994-03-16 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーンオイルコンパウンド |
JPH0767784B2 (ja) * | 1990-10-11 | 1995-07-26 | 信越化学工業株式会社 | シリコーンゴム積層体及びその製造方法 |
JPH0791468B2 (ja) * | 1991-04-26 | 1995-10-04 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
JP2672930B2 (ja) * | 1993-03-23 | 1997-11-05 | 東芝シリコーン株式会社 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
US5569684A (en) * | 1994-03-03 | 1996-10-29 | Takita Patent & Engineering | Heat conductive silicone rubber composition |
TW334469B (en) * | 1995-08-04 | 1998-06-21 | Doconitele Silicon Kk | Curable organosiloxane compositions and semiconductor devices |
JP4015722B2 (ja) * | 1997-06-20 | 2007-11-28 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 熱伝導性ポリマー組成物 |
JP3543663B2 (ja) * | 1999-03-11 | 2004-07-14 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物及びその製造方法 |
JP4727017B2 (ja) * | 1999-11-15 | 2011-07-20 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
JP4623244B2 (ja) * | 2000-04-11 | 2011-02-02 | 信越化学工業株式会社 | 電磁波吸収性熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
JP4646357B2 (ja) * | 2000-06-08 | 2011-03-09 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 |
JP3580358B2 (ja) * | 2000-06-23 | 2004-10-20 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーン組成物及び半導体装置 |
KR100858836B1 (ko) * | 2001-05-14 | 2008-09-17 | 다우 코닝 도레이 캄파니 리미티드 | 열전도성 실리콘 조성물 |
-
2002
- 2002-01-25 JP JP2002017334A patent/JP4588285B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-01-22 EP EP03001444A patent/EP1331248B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-01-22 DE DE60314789T patent/DE60314789T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-01-24 US US10/350,036 patent/US6844393B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1331248B1 (en) | 2007-07-11 |
US20030229174A1 (en) | 2003-12-11 |
DE60314789D1 (de) | 2007-08-23 |
EP1331248A2 (en) | 2003-07-30 |
JP2003213133A (ja) | 2003-07-30 |
EP1331248A3 (en) | 2004-01-21 |
DE60314789T2 (de) | 2008-04-10 |
US6844393B2 (en) | 2005-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4588285B2 (ja) | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 | |
JP4557136B2 (ja) | 熱伝導性シリコーンゴム組成物及び成型品 | |
JP4646496B2 (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物 | |
KR102542894B1 (ko) | 열전도성 폴리오르가노실록산 조성물 | |
EP2892953B1 (en) | Curable silicone composition and cured product thereof | |
JP5168732B2 (ja) | 変位耐久性を有する硬化物を与えるシリコーンゲル組成物 | |
JP2021502426A (ja) | 充填剤を含むシリコーン組成物 | |
JP6240593B2 (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物及びその硬化物 | |
CN114466905A (zh) | 导热性有机硅组合物及其制造方法 | |
JP2001139818A (ja) | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 | |
JP4557137B2 (ja) | 熱伝導性シリコーンゴム組成物及び成型品 | |
US9150726B2 (en) | Heat-stabilized silicone mixture | |
KR102416096B1 (ko) | 열전도성 시트 | |
JP4703374B2 (ja) | シリコーンゲル組成物 | |
CN114466904A (zh) | 导热性有机硅组合物及其制造方法 | |
JP5821160B2 (ja) | 熱伝導性シリコーンゲル組成物の製造方法 | |
JP5539283B2 (ja) | 熱伝導性シリコーンゴム組成物 | |
JP2022543963A (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物 | |
JP2012171999A (ja) | 付加反応硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化物で封止された半導体装置 | |
KR20240032952A (ko) | 열 전도성 실리콘 조성물 | |
KR20230095087A (ko) | 경화성 플루오로실리콘 조성물 | |
JP2023044473A (ja) | 熱伝導性シリコーン組成物 | |
KR20200016277A (ko) | 정착 부재 형성용 실리콘 고무 조성물 및 정착 부재 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060306 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060502 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060502 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071221 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080205 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100812 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4588285 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |