JP4564285B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、出力増幅器を含む半導体集積回路に関する。
液晶表示装置(以下、「LCD(Liquid Crystal Display)」という。)は、LCD駆動ドライバにより表示制御される。このドライバの出力段には出力信号を増幅する出力増幅器が設けられる。
図5は、従来の出力増幅器を含む半導体集積回路の回路図を示している。差動増幅回路101の+入力端子102と−入力端子103から入力された2つの入力信号の電圧差を増幅して出力端子104から出力している。
出力段105は、プッシュプル構造をしている。ソース電極が第2の電源に接続されたp型MOSトランジスタ106のゲート電極には差動増幅回路101の出力信号が直接入力・制御されているため、常にリニア制御されている。
一方、ソース電極が第1の電源に接続されたn型MOSトランジスタ107の制御は、差動増幅回路101の出力信号によって直接制御されない。C級動作するSR(Slew Rate)エンハンスメント回路108によって差動増幅回路101の出力信号が立下りエッジの際に定電流源109からn型MOSトランジスタ107のゲート電極に対して電流を瞬間的に流し、駆動能力を確保している。
その結果、高速動作に対応できる高SRの出力増幅器を実現することができる(例えば、非特許文献1参照。)。
しかし、図5に示す回路には、出力信号の立ち下がりエッジが終了する部分に信号波形の歪みが生じるという問題があった。
図6は、図5に示す出力端子104に抵抗5kΩ、コンデンサ20pFを負荷した場合の横軸に時間、縦軸に出力信号の電圧とした出力波形のシミュレーション結果である。A部は出力信号の立ち下がりエッジが終了する部分を示しているが、図6から明らかに出力信号に段差が発生しているのがわかる。
これは、n型MOSトランジスタ107の制御がC級動作によって行われるため、動作の切り替わる際のn型MOSトランジスタ107のゲート電極に与える電圧信号が変化するためである。
また、p型MOSトランジスタ106のゲート−ドレイン間には位相補償するためにコンデンサ110が挿入されている。このコンデンサ110は十分な位相補償を確保するため比較的大きな容量で設計しなければならない。
しかし、高SRとするためには、上記コンデンサ110に流れる充放電電流の制御に必要な動作電流が必要となり、消費電力が大きくなっていた。特に、携帯機器には低消費電力動作が求められている。
Tetsuro Itakura、 Hironori Minamizaki、 Tetsuya Saito、 and Tadashi Kuroda「A 402-Output TFT-LCD Driver IC With Power Control Based on the Number of Colors Selected」、 IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS、VOL.38、NO.3、March 2003、 p.503-509
そこで、本発明の目的は、高SRを維持し、低消費電力の出力増幅器を含む半導体集積回路を提供することにある。
本発明の一態様によれば、非反転入力端子および反転入力端子からそれぞれ入力される2つの入力信号の電圧差を増幅する第1の極性を有する第1の差動増幅回路と、前記非反転入力端子および前記反転入力端子からそれぞれ入力される前記2つの入力信号の電圧差を増幅し、前記第1の極性と反対の第2の極性を有する第2の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路の非反転出力と、前記第2の差動増幅回路の反転出力とを加算する第1の加算手段と、前記第2の差動増幅回路の非反転出力と、前記第1の差動増幅回路の反転出力とを加算する第2の加算手段と、前記第2の加算手段の出力信号によって制御される前記第1の極性を有する第1のスイッチング素子と、前記第1の加算手段の出力信号によって制御される前記第2の極性を有する第2のスイッチング素子とを備える出力段制御手段と、前記出力段制御手段の前記第1のスイッチング素子の出力信号によって制御される前記第1の極性を有する第3のスイッチング素子と、前記出力段制御手段の第2のスイッチング素子の出力信号によって制御される前記第2の極性を有する第4のスイッチング素子とを備える出力段と、前記第3のスイッチング素子の出力端と前記第4のスイッチング素子の出力端が共通に接続される出力端子とを具備することを特徴とする半導体集積回路が提供される。
また本発明の他の態様によれば、非反転入力端子と、反転入力端子と、前記非反転入力端子に接続される第1の非反転入力端と、前記反転入力端子に接続される第1の反転入力端と、第1の非反転出力端および第1の反転出力端を備え、前記第1の非反転入力端および前記第1の反転入力端からそれぞれ入力される2つの入力信号の電圧差を増幅した出力信号を前記第1の非反転出力端から出力し、この出力信号の反転信号を前記第1の反転出力端から出力する第1の極性を有する第1の差動増幅回路と、前記非反転入力端子に接続された第2の非反転入力端と、前記反転入力端子に接続される第2の反転入力端と、第2の非反転出力端および第2の反転出力端を備え、前記第2の非反転入力端および前記第2の反転入力端からそれぞれ入力される2つの入力信号の電圧差を増幅した出力信号を前記第2の非反転出力端から出力し、この出力信号の反転信号を前記第2の反転出力端から出力する第1の極性と反対の第2の極性を有する第2の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路の前記第1の非反転出力端に流れる電流と、前記第2の差動増幅回路の前記第2の反転出力端に流れる電流とを加算する第1の電流加算手段と、前記第2の差動増幅回路の前記第2の非反転出力端に流れる電流と、前記第1の差動増幅回路の前記第1の反転出力端に流れる電流とを加算する第2の電流加算手段と、制御端が前記第2の電流加算回路の出力端に接続される前記第1の極性を有する第1のスイッチング素子と、制御端が前記第1の電流加算回路の出力端に接続される前記第2の極性を有する第2のスイッチング素子とを有する出力段制御手段と、制御端が前記第1のスイッチング素子の出力端に接続された前記第1の極性を有する第3のスイッチング素子と、制御端が前記第2のスイッチング素子の出力端に接続された前記第2の極性を有する第4のスイッチング素子とを有する出力段と、前記第3のスイッチング素子の出力端と前記第4のスイッチング素子の出力端が共通に接続される出力端子と、前記出力端子と前記第3のスイッチング素子の制御端との間、および、前記出力端子と前記第4のスイッチング素子の制御端との間にそれぞれ接続される第1および第2の位相補償回路とを具備することを特徴とする半導体集積回路が提供される。
本発明によれば、高SRを維持し、低消費電力の出力増幅器を含む半導体集積回路を得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る出力増幅器10を含む半導体集積回路を示した回路図である。
出力増幅器10は、2つの入力端子(非反転入力端子14、反転入力端子15)、出力端子16、差動増幅回路11、出力段制御回路20および出力段30から構成されている。
差動増幅回路11は、入力端のトランジスタがnチャネルトランジスタから構成されたN型差動増幅回路12とpチャネルトランジスタから構成されたP型差動増幅回路13から構成されている。
第1の電源1を0V、第2の電源2を5Vとすると、N型差動増幅回路12は約1〜5Vの電圧範囲内で、P型差動増幅回路13は約0〜4Vの電圧範囲内でそれぞれ差動増幅回路の機能を有するので、2つの差動増幅回路を組み合わせることによって0〜5VのRail to Railで増幅することができる。
N型差動増幅回路12は、n型MOSトランジスタM1、M2、p型MOSトランジスタM3、M4および電流源I1から構成されている。
P型差動増幅回路13は、p型MOSトランジスタM5、M6、n型MOSトランジスタM7、M8および電流源I2から構成されている。
非反転入力端子(+入力端子)14は、N型差動増幅回路12のn型MOSトランジスタM2およびP型差動増幅回路13のp型MOSトランジスタM6のゲート電極にそれぞれ接続されている。同様に、反転入力端子(−入力端子)15は、N型差動増幅回路12のn型MOSトランジスタM1およびP型差動増幅回路13のp型MOSトランジスタM5のゲート電極にそれぞれ接続されている。
p型MOSトランジスタM4には、N型差動増幅回路12の反転出力電流が流れている。このp型MOSトランジスタM4と第1のカレントミラー回路CM1を形成するp型MOSトランジスタM9のドレイン電極はP型差動増幅回路13の非反転出力端18と接続されている。
n型MOSトランジスタM8には、P型差動増幅回路13の反転出力電流が流れている。このn型MOSトランジスタM8と第2のカレントミラー回路CM2を形成するn型MOSトランジスタM10のドレイン電極はN型差動増幅回路12の非反転出力端17と接続されている。
次に、出力段制御回路20は2つのp型MOSトランジスタM11、M12および2つのn型MOSトランジスタM13、M14から構成されている。
p型MOSトランジスタM11、M12は、ゲート電極にそれぞれ、N型差動増幅回路12の非反転出力端17が接続され、ソース電極は第2の電源2に接続されている。
n型MOSトランジスタM13、M14は、ゲート電極にそれぞれ、P型差動増幅回路13の非反転出力端18が接続され、ソース電極は第1の電源1に接続されている。
p型MOSトランジスタM11のドレイン電極とn型MOSトランジスタM13のドレイン電極は接続され、p型MOSトランジスタM12のドレイン電極とn型MOSトランジスタM14のドレイン電極は接続されている。
次に、出力段30はn型MOSトランジスタM15およびp型MOSトランジスタM16から構成されている。
n型MOSトランジスタM15は、ソース電極は第1の電源1に接続され、ドレイン電極がp型MOSトランジスタM16のドレイン電極と接続されている。また、p型MOSトランジスタM16のソース電極は第2の電源2に接続されている。
n型MOSトランジスタM15のゲート電極は、出力制御回路20のn型MOSトランジスタM13のドレイン電極と接続されている。
同じく、p型MOSトランジスタM16のゲート電極は、出力段制御回路20のp型MOSトランジスタM12のドレイン電極と接続されている。
出力段30のn型MOSトランジスタM15のドレイン電極とp型MOSトランジスタM16のドレイン電極の接続部は、出力増幅器10の出力端子16となる。
また、n型MOSトランジスタM15のドレイン電極とゲート電極との間に第1の位相補償コンデンサC1を挿入し、p型MOSトランジスタM16のドレイン電極とゲート電極との間に第2の位相補償コンデンサC2を挿入する。
次に本実施例の出力増幅器10の信号処理について説明する。
N型差動増幅回路12は、+入力端子14と−入力端子15から入力された入力電圧の差分電圧が増幅されてp型MOSトランジスタM3のドレイン電極から出力される。
同様に、P型差動増幅回路13は、+入力端子14と−入力端子15から入力された入力電圧の差分電圧が増幅されてn型MOSトランジスタM7のドレイン電極から出力される。
p型MOSトランジスタM4には、N型差動増幅回路12の反転出力電流が流れている。このp型MOSトランジスタM4と第1のカレントミラー回路CM1を構成しているp型MOSトランジスタM9のドレイン電流は、N型差動増幅回路12の反転出力信号である。
p型MOSトランジスタM9のドレイン電極は、P型差動増幅回路13の非反転出力端18であるn型MOSトランジスタM7のドレイン電極と接続されているので、N型差動増幅回路12の反転出力電流がP型差動増幅回路13の非反転出力電流に加算されることになる。
同様に、n型MOSトランジスタM8には、P型差動増幅回路13の反転出力電流が流れている。このn型MOSトランジスタM8と第2のカレントミラー回路CM2を構成しているn型MOSトランジスタM10のドレイン電流は、P型差動増幅回路13の反転出力信号である。
n型MOSトランジスタM10のドレイン電極は、N型差動増幅回路12の非反転出力端17であるp型MOSトランジスタM3のドレイン電極と接続されているので、P型差動増幅回路13の反転出力電流がN型差動増幅回路12の非反転出力電流に加算されることになる。
このようにN型差動増幅回路12とP型差動増幅回路13の反転出力信号と非反転出力信号をそれぞれ加算した信号を出力段制御回路20に入力する。
p型MOSトランジスタM11、M12はN型差動増幅回路12の非反転出力信号だけでなく、P型差動増幅回路13の反転出力信号によっても制御される。また、n型MOSトランジスタM13、M14はP型差動増幅回路13の非反転出力信号だけでなく、N型差動増幅回路12の反転出力信号によっても制御される。
出力段30を構成するn型MOSトランジスタM15のゲート電極に対して、n型MOSトランジスタM13のドレイン電圧を印加して制御する。同様に、出力段30を形成するp型MOSトランジスタM16のゲート電極に対して、p型MOSトランジスタM12のドレイン電圧を印加して制御する。
すなわち、n型MOSトランジスタM15とp型MOSトランジスタM16は、p型MOSトランジスタM3、M11、M12のカレントミラー回路とn型MOSトランジスタM7、M13、M14のカレントミラー回路の電流比をそれぞれ微調整することによって制御される。
したがって、出力段30のp型MOSトランジスタM16だけでなくn型MOSトランジスタM15に対しても、N型差動増幅回路12とP型差動増幅回路13の出力信号を直接制御信号として用いているので、リニア制御が実現できる。
このように、従来技術において一方の出力トランジスタの制御に必要であったC級動作を行うエンハンストメント回路が不要となり、またこれに伴って強制的に行われていた電流ブーストが必要なくなる。C級動作の切り替わり時の変化による出力波形の段差が生じることもない。
図2は、本発明の第2の実施例に係る出力増幅器10を含む半導体集積回路を示した回路図である。
本実施例の出力増幅器10も前述した第1の実施例と同様に、2つの入力端子(+入力端子14、−入力端子15)、出力端子16、差動増幅回路11、出力段制御回路20および出力段30から構成されている。
差動増幅回路11、第1および第2のカレントミラー回路CM1、CM2の構成は、第1の実施例と同様なので回路構成の説明は省略する。
出力段制御回路20は3つのp型MOSトランジスタM11、M12、M17および3つのn型MOSトランジスタM13、M14、M18ならびにゲート電圧制御回路40から構成されている。
p型MOSトランジスタM11、M12は、ゲート電極にそれぞれN型差動増幅回路12の非反転出力端17が接続され、ソース電極は第2の電源2に接続されている。
n型MOSトランジスタM13、M14は、ゲート電極にそれぞれP型差動増幅回路13の非反転出力端18が接続され、ソース電極は第1の電源1に接続されている。
p型MOSトランジスタM17は、ソース電極がp型MOSトランジスタM11のドレイン電極と接続され、ドレイン電極がn型MOSトランジスタM13のドレイン電極と接続されている。
n型MOSトランジスタM18は、ドレイン電極がp型MOSトランジスタM12のドレイン電極と接続され、ソース電極がn型MOSトランジスタ14のドレイン電極と接続されている。
p型MOSトランジスタM17およびn型MOSトランジスタM18のゲート電極は、ゲート電圧制御回路40と接続されている。
ゲート電圧制御回路40は、p型MOSトランジスタM19、M20、n型MOSトランジスタM21、M22および電流源I3から構成されている。
p型MOSトランジスタM19は、ソース電極が第2の電極2と接続され、ドレイン電極はp型MOSトランジスタM20のソース電極と接続されている。また、p型MOSトランジスタM20のドレイン電極は電流源I3の一方と接続されている。
n型MOSトランジスタM21は、ドレイン電極が電流源I3の他方と接続され、ソース電極がn型MOSトランジスタM22のドレイン電極と接続されている。また、n型MOSトランジスタM22のソース電極は第1の電源1と接続されている。
p型MOSトランジスタM19、M20およびn型MOSトランジスタM21、M22のゲート電極は、それぞれのトランジスタのドレイン電極と接続されている。
p型MOSトランジスタM17のゲート電極は、p型MOSトランジスタM20のドレイン電極と接続され、n型MOSトランジスタM18のゲート電極は、n型MOSトランジスタM21のドレイン電極と接続されている。
次に、出力段30はn型MOSトランジスタM15およびp型MOSトランジスタM16から構成されている。
n型MOSトランジスタM15は、ソース電極が第1の電源1に接続され、ドレイン電極がpMOSトランジスタM16のドレイン電極と接続されている。また、p型MOSトランジスタ16のソース電極は第2の電源2に接続されている。
出力段30のn型MOSトランジスタM15のドレイン電極とp型MOSトランジスタM16のドレイン電極の接続部は、出力端子16となる。
また、n型MOSトランジスタM15のドレイン電極とp型MOSトランジスタM17のソース電極との間に第1の位相補償コンデンサC1が挿入されている。また、p型MOSトランジスタM16のドレイン電極とn型MOSトランジスタM18のソース電極との間に第2の位相補償コンデンサC2が挿入されている。
したがって、n型MOSトランジスタM15の位相補償回路は、第1の位相補償コンデンサC1とp型MOSトランジスタM17から構成されている。また、p型MOSトランジスタM16の位相補償回路は、第2の位相補償コンデンサC2とn型MOSトランジスタM18から構成されている。
次に本実施例の出力増幅器10の信号処理について説明する。
第1の実施例と同様に、N型差動増幅回路12は、+入力端子14と−入力端子15から入力された入力電圧の差分電圧が増幅されてp型MOSトランジスタM3のドレイン電極から出力される。
同様に、P型差動増幅回路13は、+入力端子14と−入力端子15から入力された入力電圧の差分電圧が増幅されてn型MOSトランジスタM7のドレイン電極から出力される。
p型MOSトランジスタM4には、N型差動増幅回路12の反転出力電流が流れている。このp型MOSトランジスタM4と第1のカレントミラー回路CM1を構成しているp型MOSトランジスタM9のドレイン電流は、N型差動増幅回路12の反転出力電流である。
p型MOSトランジスタM9のドレイン電極は、P型差動増幅回路13の非反転出力端18であるn型MOSトランジスタM7のドレイン電極と接続されているので、N型差動増幅回路12の反転出力電流がP型差動増幅回路13の非反転出力電流に加算されることになる。
同様に、n型MOSトランジスタM8には、P型差動増幅回路13の反転出力電流が流れている。このn型MOSトランジスタM8と第2のカレントミラー回路CM2を構成しているn型MOSトランジスタM10のドレイン電流は、P型差動増幅回路13の反転出力電流である。
n型MOSトランジスタM10のドレイン電極は、N型差動増幅回路12の非反転出力端17であるp型MOSトランジスタM3のドレイン電極と接続されているので、P型差動増幅回路13の反転出力電流がN型差動増幅回路12の非反転出力電流に加算されることになる。
このようにN型差動増幅回路12とP型差動増幅回路13の反転出力信号と非反転出力信号をそれぞれ加算した信号を出力段制御回路20に入力する。
p型MOSトランジスタM11、M12は、N型差動増幅回路12の非反転出力信号だけでなく、P型差動増幅回路13の反転出力信号によっても制御される。また、n型MOSトランジスタM13、M14は、P型差動増幅回路13の非反転出力信号だけでなく、N型差動増幅回路12の反転出力信号によっても制御される。
出力段30を構成するn型MOSトランジスタM15のゲート電極に対して、n型MOSトランジスタM13のドレイン電圧を印加して制御する。そして、このn型MOSトランジスタM13のドレイン電圧は、p型MOSトランジスタM17のゲート電圧を制御することによって制御される。同様に、出力段30を構成するp型MOSトランジスタM16のゲート電極に対して、p型MOSトランジスタM12のドレイン電圧を印加して制御する。そして、このp型MOSトランジスタM12のドレイン電圧は、n型MOSトランジスタM18のゲート電圧を制御することによって制御される。
したがって、n型MOSトランジスタM15のゲート電極に印加される電圧は、p型MOSトランジスタM17のゲート電圧によって制御されることになり、p型MOSトランジスタM16のゲート電極に印加される電圧は、n型MOSトランジスタM18のゲート電圧によって制御されることになる。
このp型MOSトランジスタM17およびn型MOSトランジスタM18のゲート電圧は、それぞれ、ゲート電圧制御回路40によって制御される。
p型MOSトランジスタM17のゲート電極に印加されるゲート電圧は、p型MOSトランジスタM20のドレイン電極にかかる電圧である。また、n型MOSトランジスタM18のゲート電極に印加されるゲート電圧は、n型MOSトランジスタM21のドレイン電極にかかる電圧である。
ここで、出力増幅器10がボルテージフォロワとして使用され、+入力端子14と−入力端子15が同電位となる場合を考えると、p型MOSトランジスタM11、M12のドレイン電流とn型MOSトランジスタM13、M14のドレイン電流はほぼ同じで、DC的に安定した状態となる。
このようにDC的に安定した状態の出力段30を構成するn型MOSトランジスタM15とp型MOSトランジスタM16にかかるゲート−ソース間の電圧VGSをVaとする。この場合、n型MOSトランジスタM13のドレイン−ソース間の電圧VDSはVaなので、p型MOSトランジスタM12のVDSは(VDD−Va)である(第1の電源を0V、第2の電源をVDDとする。)。
ゲート電圧制御回路40もDC的に安定した状態とするように電流源I3を制御すると、p型MOSトランジスタM19、M20およびn型MOSトランジスタM21、M22のVGSは総てVaである。
すると、p型MOSトランジスタM20のドレイン電圧は、(VDD−Va−Va)=(VDD−2Va)となって、p型MOSトランジスタM17のゲート電極に印加される。
DC的に安定しているp型MOSトランジスタM17のVDSもVaなので、p型MOSトランジスタM11のドレイン電圧は、(VDD−2Va)+Va=(VDD−Va)となる。したがって、p型MOSトランジスタM11のVDSはVDD−(VDD−Va)=Vaとなる。
同様に、n型MOSトランジスタM21にかかるドレイン電圧は、Va+Va=2Vaとなって、n型MOSトランジスタM18のゲート電極に印加される。
DC的に安定しているn型MOSトランジスタM18のVDSもVaなので、n型MOSトランジスタM14のドレイン電圧は、2Va−Va=Vaとなる。したがって、n型MOSトランジスタM14のVDSはVaとなる。
p型MOSトランジスタM11のVDSとn型MOSトランジスタM14のVDSは共にVaになるので、出力段制御回路20の2つの出力端間の電圧バランスがとれて、出力段30に安定した電圧を与えることができる。
いま仮に、出力段制御回路20内にp型MOSトランジスタM17およびn型MOSトランジスタM18がない場合を考えると、p型MOSトランジスタM11のVDSはVDD−Va、n型MOSトランジスタM14のVDSはVaとなってしまう。そこで、この場合、p型MOSトランジスタM3、M11、M12のカレントミラー回路、n型MOSトランジスタM7、M13、M14のカレントミラー回路の電流比を微調整する必要が生じる。
これに対して、出力段制御回路20内に設けられたp型MOSトランジスタM17およびn型MOSトランジスタM18は、p型MOSトランジスタM11、M12およびn型MOSトランジスタM13、M14の電流比の微調整を行わずとも出力段30の出力を安定に保つように働く。
また、n型MOSトランジスタM15の位相補償は、第1の位相補償コンデンサC1とp型MOSトランジスタM17の組み合わせによって決定される。したがって、位相補償は第1の位相補償コンデンサC1の容量だけでなく、p型MOSトランジスタM17の抵抗値によっても制御することができるので、第1の位相補償コンデンサC1の容量を抑えることが可能となる。同様に、p型MOSトランジスタM16の位相補償においても第2の位相補償コンデンサC2の容量を抑えることができる。
したがって、第1および第2の位相補償コンデンサC1、C2の容量を抑えることによって動作電流を削減することができる。
また前述した第1の実施例と同様に、出力段30のp型MOSトランジスタM16だけでなくn型MOSトランジスタM15に対して、N型差動増幅回路12とP型差動増幅回路13の出力信号を直接制御信号として用いているので、リニア制御が実現できる。
このように第1の実施例と同様に、従来技術において一方の出力トランジスタの制御に必要であったC級動作を行うエンハンストメント回路が不要となり、またこれに伴って強制的に行われていた電流ブーストが必要なくなる。また、C級動作の切り替わり時の変化による出力波形の段差が生じることもない。
なお、ゲート電圧制御回路40は本実施例に限らない。本実施例のようにp型MOSトランジスタM17およびn型MOSトランジスタM18を制御することができればよい。
図3は、本発明の第3の実施例に係る出力増幅器10を含む半導体集積回路を示した回路図である。
本実施例の出力増幅器10も前述した第2の実施例と同様に、2つの入力端子(+入力端子14、−入力端子15)、出力端子16、差動増幅回路11、出力段制御回路20、ゲート電圧制御回路40および出力段30から構成されている。
差動増幅回路11の基本的な回路構成、および、ゲート電圧制御回路40、第1、第2のカレントミラー回路CM1、CM2の構成は、第2の実施例と同様なので、ここでは、この部分の回路構成の詳細な説明は省略する。
本実施例が第2の実施例と異なる点は、出力段制御回路20の回路構成である。第2の実施例では、出力段30を構成するn型MOSトランジスタM15とp型MOSトランジスタM16を、それぞれ独立に制御する回路が出力段制御回路20に設けられていたが、本実施例の出力段制御回路20では、n型MOSトランジスタM15とp型MOSトランジスタM16を制御する回路は共通化されている。
すなわち、本実施例の出力段制御回路20では、ゲート電極がN型差動増幅回路12の非反転出力端17に接続されるp型MOSトランジスタM11のドレイン電極に、p型MOSトランジスタM17のソース電極とn型MOSトランジスタM18のドレイン電極が共通に接続され、ゲート電極がP型差動増幅回路13の非反転出力端18に接続されるn型MOSトランジスタM13のドレイン電極に、p型MOSトランジスタM17のドレイン電極とn型MOSトランジスタM18のソース電極が共通に接続されている。
そして、p型MOSトランジスタM11のドレイン電極が出力段30のp型MOSトランジスタM16のゲート電極に接続され、n型MOSトランジスタM13のドレイン電極が出力段30のn型MOSトランジスタM15のゲート電極に接続される。
一方、p型MOSトランジスタM17のゲート電極とn型MOSトランジスタM18のゲート電極は、第2の実施例と同じく、ゲート電圧制御回路40のp型MOSトランジスタM20のドレイン電極とn型MOSトランジスタM21のドレイン電極にそれぞれ接続されている。
なお、本実施例では、p型MOSトランジスタM11のソース電極、およびp型MOSトランジスタM11とカレントミラー回路を構成するp型MOSトランジスタM3のソース電極は、それぞれ抵抗素子R3、R1を介して第2の電源2に接続されている。同様に、n型MOSトランジスタM13のソース電極、およびn型MOSトランジスタM13とカレントミラー回路を構成するn型MOSトランジスタM7のソース電極は、それぞれ抵抗素子R4、R2を介して第1の電源1に接続されている。これらの抵抗素子R1〜R4は、トランジスタのしきい値のバラツキによるカレントミラー回路の特性の変動を抑える働きを有する。
また、本実施例では、n型MOSトランジスタM15のドレイン電極とn型MOSトランジスタM13のソース電極との間に第1の位相補償コンデンサC1が挿入され、p型MOSトランジスタM16のドレイン電極とp型MOSトランジスタM11のソース電極との間に第2の位相補償コンデンサC2が挿入される。
したがって、n型MOSトランジスタM15の位相補償回路は、第1の位相補償コンデンサC1とn型MOSトランジスタM13から構成される。また、p型MOSトランジスタM16の位相補償回路は、第2の位相補償コンデンサC2とp型MOSトランジスタM11から構成される。
このような本実施例の動作においても、n型MOSトランジスタM15のゲート電極に印加される電圧は、p型MOSトランジスタM17のゲート電圧によって制御され、p型MOSトランジスタM16のゲート電極に印加される電圧は、n型MOSトランジスタM18のゲート電圧によって制御される。したがって、本実施例の出力段30も安定した動作を行う。
このような本実施例においては、出力段制御回路20を構成するトランジスタの数を少なくすることができるので、半導体集積回路の消費電流を少なくすることができる。
また、本実施例における位相補償は、第1の位相補償コンデンサC1とn型MOSトランジスタM13、および第2の位相補償コンデンサC2とp型MOSトランジスタM11で行われる。したがって、位相補償をn型MOSトランジスタM13およびp型MOSトランジスタM11の抵抗値によっても制御できる。そのため、本実施例においても、第1および第2の位相補償コンデンサC1、C2の容量を抑えることができる。
図4は、本発明の第4の実施例に係る出力増幅器10を含む半導体集積回路を示した回路図である。
本実施例の出力増幅器10も前述した第3の実施例と同様に、n型MOSトランジスタM15とp型MOSトランジスタM16からなる出力段30を有し、このn型MOSトランジスタM15とp型MOSトランジスタM16を共通に制御する出力段制御回路20を有している。また、第3の実施例と同様に、2つの入力端子(+入力端子14、−入力端子15)、出力端子16、差動増幅回路11を有している。そこで、第3の実施例と同じ部分には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
一方、本実施例では第3の実施例と異なり、出力段制御回路20に含まれるp型MOSトランジスタM17およびn型MOSトランジスタM18にそれぞれゲート電圧を与えるゲート電圧制御回路40が、出力増幅器10の回路構成から省かれている。
その代わり、出力増幅器10の外部からn型MOSトランジスタ用バイアス電圧およびp型MOSトランジスタ用バイアス電圧をそれぞれ供給するn型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子50およびp型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子60が設けられている。
出力段制御回路20のp型MOSトランジスタM17のゲート電極はp型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子60に接続され、n型MOSトランジスタM18のゲート電極はn型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子50に接続される。
また、本実施例では、第3の実施例の抵抗素子R1、R3の代わりに、ゲート電極がそれぞれp型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子60に接続されるp型MOSトランジスタM23、M25が設けられ、抵抗素子R2、R4の代わりに、ゲート電極がそれぞれn型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子50に接続されるn型MOSトランジスタM24、M26が設けられている。
すなわち、p型MOSトランジスタM23のドレイン電極はp型MOSトランジスタM3のソース電極に接続され、p型MOSトランジスタM23のソース電極は第2の電源2に接続される。また、p型MOSトランジスタM25のドレイン電極はp型MOSトランジスタM11のソース電極に接続され、p型MOSトランジスタM25のソース電極は第2の電源2に接続される。
同様に、n型MOSトランジスタM24のドレイン電極はn型MOSトランジスタM7のソース電極に接続され、n型MOSトランジスタM24のソース電極は第1の電源1に接続される。また、n型MOSトランジスタM26のドレイン電極はn型MOSトランジスタM13のソース電極に接続され、n型MOSトランジスタM26のソース電極は第1の電源1に接続される。
これらのp型MOSトランジスタM23、M25およびn型MOSトランジスタM24、M26のオン抵抗が実施例3における抵抗素子R1〜R4の代わりに用いられる。
また、第3の実施例と同様に、n型MOSトランジスタM15のドレイン電極とn型MOSトランジスタM13のソース電極との間に第1の位相補償コンデンサC1が挿入され、p型MOSトランジスタM16のドレイン電極とp型MOSトランジスタM11のソース電極との間に第2の位相補償コンデンサC2が挿入される。
したがって、n型MOSトランジスタM15の位相補償回路は、第1の位相補償コンデンサC1とn型MOSトランジスタM13から構成される。また、p型MOSトランジスタM16の位相補償回路は、第2の位相補償コンデンサC2とp型MOSトランジスタM11から構成される。
このような本実施例の動作においても、n型MOSトランジスタM15のゲート電極に印加される電圧は、p型MOSトランジスタM17のゲート電圧によって制御され、p型MOSトランジスタM16のゲート電極に印加される電圧は、n型MOSトランジスタM18のゲート電圧によって制御される。したがって、本実施例の出力段30も安定した動作を行う。
このような本実施例によれば、ゲート電圧制御回路40を内蔵しないため出力増幅器10を構成するトランジスタの数を少なくすることができる。一般に、LCDを駆動するドライバでは、LCDの多数の画素を駆動するため、同じ構成の出力増幅器が多数用いられる。したがって、このような多数の出力増幅器を集積するLCD駆動ドライバに本実施例の出力増幅器10を適用すると、LCD駆動ドライバ用集積回路のトランジスタ数を大幅に少なくすることができる。
また、本実施例においては、p型MOSトランジスタM23、M25およびn型MOSトランジスタM24、M26を抵抗素子として用いるため、ポリシリコン層などにより抵抗素子を形成するよりも、集積回路のチップ面積を格段に小さくすることができる。
本発明の第1の実施例に係る出力増幅器を含む半導体集積回路の回路構成図である。 本発明の第2の実施例に係る出力増幅器を含む半導体集積回路の回路構成図である。 本発明の第3の実施例に係る出力増幅器を含む半導体集積回路の回路構成図である。 本発明の第4の実施例に係る出力増幅器を含む半導体集積回路の回路構成図である。 従来技術の出力増幅器を含む半導体集積回路の回路構成図である。 図5に示す出力増幅器を用いた出力信号のタイミング図である。
符号の説明
1 第1の電源
2 第2の電源
10 出力増幅器
11 差動増幅回路
12 N型差動増幅回路
13 P型差動増幅回路
14 非反転入力端子(+入力端子)
15 反転入力端子(−入力端子)
16 出力端子
17 N型差動増幅回路の非反転出力端
18 P型差動増幅回路の非反転出力端
20 出力段制御回路
30 出力段
40 ゲート電圧制御回路
50 n型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子
60 p型MOSトランジスタ用バイアス電圧端子
M1〜M26 MOSトランジスタ
C1、C2 位相補償コンデンサ
I1〜I3 電流源
CM1、CM2 カレントミラー回路
R1〜R4 抵抗素子

Claims (3)

  1. 非反転入力端子および反転入力端子からそれぞれ入力される2つの入力信号の電圧差を増幅する第1の極性を有する第1の差動増幅手段と、
    前記非反転入力端子および前記反転入力端子からそれぞれ入力される前記2つの入力信号の電圧差を増幅し、前記第1の極性と反対の第2の極性を有する第2の差動増幅手段と、
    前記第1の差動増幅手段の非反転出力と、前記第2の差動増幅手段の反転出力とを加算する第1の加算手段と、
    前記第2の差動増幅手段の非反転出力と、前記第1の差動増幅手段の反転出力とを加算する第2の加算手段と、
    前記第2の加算手段の出力信号によって制御される前記第1の極性を有する第1のスイッチング素子と、前記第1の加算手段の出力信号によって制御される前記第2の極性を有する第2のスイッチング素子とを備える出力段制御手段と、
    前記出力段制御手段の前記第1のスイッチング素子の出力信号によって制御される前記第1の極性を有する第3のスイッチング素子と、前記出力段制御手段の第2のスイッチング素子の出力信号によって制御される前記第2の極性を有する第4のスイッチング素子とを備える出力段と、
    前記第3のスイッチング素子の出力端と前記第4のスイッチング素子の出力端が共通に接続される出力端子と
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 非反転入力端子と、
    反転入力端子と、
    前記非反転入力端子に接続される第1の非反転入力端と、前記反転入力端子に接続される第1の反転入力端と、第1の非反転出力端および第1の反転出力端を備え、前記第1の非反転入力端および前記第1の反転入力端からそれぞれ入力される2つの入力信号の電圧差を増幅した出力信号を前記第1の非反転出力端から出力し、この出力信号の反転信号を前記第1の反転出力端から出力する第1の極性を有する第1の差動増幅回路と、
    前記非反転入力端子に接続された第2の非反転入力端と、前記反転入力端子に接続される第2の反転入力端と、第2の非反転出力端および第2の反転出力端を備え、前記第2の非反転入力端および前記第2の反転入力端からそれぞれ入力される2つの入力信号の電圧差を増幅した出力信号を前記第2の非反転出力端から出力し、この出力信号の反転信号を前記第2の反転出力端から出力する第1の極性と反対の第2の極性を有する第2の差動増幅回路と、
    前記第1の差動増幅回路の前記第1の非反転出力端に流れる電流と、前記第2の差動増幅回路の前記第2の反転出力端に流れる電流とを加算する第1の電流加算手段と、
    前記第2の差動増幅回路の前記第2の非反転出力端に流れる電流と、前記第1の差動増幅回路の前記第1の反転出力端に流れる電流とを加算する第2の電流加算手段と、
    制御端が前記第2の電流加算手段の出力端に接続される前記第1の極性を有する第1のスイッチング素子と、制御端が前記第1の電流加算手段の出力端に接続される前記第2の極性を有する第2のスイッチング素子とを有する出力段制御手段と、
    制御端が前記第1のスイッチング素子の出力端に接続された前記第1の極性を有する第3のスイッチング素子と、制御端が前記第2のスイッチング素子の出力端に接続された前記第2の極性を有する第4のスイッチング素子とを有する出力段と、
    前記第3のスイッチング素子の出力端と前記第4のスイッチング素子の出力端が共通に接続される出力端子と、
    前記第3のスイッチング素子の出力端と前記第3のスイッチング素子の制御端との間、および、前記第4のスイッチング素子の出力端と前記第4のスイッチング素子の制御端との間にそれぞれ接続される第1および第2の位相補償回路と
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 前記第1の差動増幅回路は、
    ゲート電極が前記非反転入力端子に接続される第1のn型トランジスタと、
    ゲート電極が前記反転入力端子に接続される第2のn型トランジスタと、
    一方が前記第1のn型トランジスタのソース電極および前記第2のn型トランジスタのソース電極に接続され、他方が第1の電源に接続される第1の電流源と、
    ドレイン電極およびゲート電極が前記第1のn型トランジスタのドレイン電極に接続され、ソース電極が第2の電源に接続される第1のp型トランジスタと、
    ドレイン電極およびゲート電極が前記第2のn型トランジスタのドレイン電極に接続され、ソース電極が前記第2の電源に接続されて、前記ドレイン電極が前記第1の非反転出力端となる第2のp型トランジスタと、
    ゲート電極が前記第1のp型トランジスタのゲート電極に接続され、ソース電極が前記第2の電源に接続されて、ドレイン電極が前記第1の反転出力端となる第3のp型トランジスタとを有し、
    前記第2の差動増幅回路は、
    ゲート電極が前記非反転入力端子に接続される第4のp型トランジスタと、
    ゲート電極が前記反転入力端子に接続される第5のp型トランジスタと、
    一方が前記第4のp型トランジスタのソース電極および前記第5のp型トランジスタのソース電極に接続され、他方が前記第2の電源に接続される第2の電流源と、
    ドレイン電極およびゲート電極が前記第4のp型トランジスタのドレイン電極に接続され、ソース電極が前記第1の電源に接続される第3のn型トランジスタと、
    ドレイン電極およびゲート電極が前記第5のp型トランジスタのドレイン電極に接続され、ソース電極が前記第1の電源に接続されて、前記ドレイン電極が前記第2の非反転出力端となる第4のn型トランジスタと、
    ゲート電極が前記第3のn型トランジスタのゲート電極に接続され、ソース電極が前記第1の電源に接続されて、ドレイン電極が前記第2の反転出力端となる第5のn型トランジスタと
    を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
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