JP3482159B2 - 電源装置、及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
電源装置、及びこれを用いた液晶表示装置Info
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Description
される電源電圧と接地ノードに印加される接地電圧との
間の中間電圧を発生させる構成の電源装置に係るもので
あり、更に述べるならば、液晶表示駆動装置に駆動用電
源電圧を供給する液晶駆動電源装置に用いて特に好適な
電源装置に関するものである。
構成図を示す。図において、4500は液晶パネル、4
100はYドライバ、4200はXドライバ、4300
は制御回路、4400は、前記Yドライバ4100及び
Xドライバ4200に駆動用基準電源を供給する電源回
路である。
る従来の電源回路の一例を示す。この回路は、複数のブ
リーダ抵抗R1、R2、…、Rnにより、電源(VE
E)−接地(GND)間を分割し、例えば、基準電源電
圧V0〜V4を得るよう構成されている。
後、オペアンプ回路を介してインピーダンス変換を行
い、各分圧電圧を安定化した後、出力する構成のものも
ある。この構成においては、画素数が多くなると負荷容
量が大きくなり、液晶駆動用電源のインピーダンスが高
いと液晶出力波形にノイズがのり、その結果、表示品位
が低下するのを、オペアンプを介して低インピーダンス
化を図ることにより、未然に防ぐことを目的としている
ものである。
源電圧の安定化を図るためには、ブリーダ抵抗の抵抗値
を小さくすることが望ましいが、そのことは、電源回路
における消費電力の増大を招く。また、図10の電源回
路においては、オペアンプで液晶表示用に充分な給電量
を確保しようとした場合、オペアンプ回路内の定電流回
路に流れる電流を、ある程度、大きくしなければなら
ず、このことが、低消費電力化の大きな妨げとなってい
た。上記オペアンプ回路の一般的な回路構成例を図11
に示す。
しながら、ブリーダ抵抗の抵抗値を高くしても、出力電
圧の安定化を図ることが可能な電源回路が特開昭55−
146487号公報において開示されている。
の電源回路を示す。この回路は、高抵抗により分圧電圧
を得ると共に、許容値を超える電圧変動を検出し、MO
Sトランジスタにより上記変動を抑えようとするもので
ある。
1〜R3は、電源電圧(−E=−V3)を3等分した中
間電圧(−V1、−V2)を生成する抵抗分圧回路であ
る。上記分圧電圧(−V1、−V2)を中心として、各
々変動許容値を設定する基準電圧(−VH1、−VL
1)、(−VH2、−VL2)を直列抵抗R4〜R8に
よる分圧回路で生成する(−VH1(2)=−V1
(2)+△V、−VL1(2)=−V1(2)−△V;
△Vは変動許容値)。
(−)に印加し、分圧電圧(−V1)を非反転入力
(+)に印加したオペアンプ回路1と、この出力で制御
される、分圧出力点と電源電圧(−V3)との間に接続
されたNチャネルMOSトランジスタQ2とを設け、前
記出力電圧(−V1)の上記基準電圧(−VH1)を超
える変動に対して、MOSトランジスタQ2をオンさせ
ることにより、正方向に許容値を超える出力変動を抑え
る。
(−)に印加し、分圧電圧(−V1)を非反転入力
(+)に印加したオペアンプ回路2と、この出力で制御
される、分圧出力点と接地電位(V0)との間に接続さ
れたPチャネルMOSトランジスタQ1とを設け、前記
出力電圧(−V1)の上記基準電圧(−VL1)を超え
る変動に対して、MOSトランジスタQ1をオンさせる
ことにより、負方向に許容値を超える出力変動を抑え
る。
同様の構成により許容値を超える変動を防止する。すな
わち、上記基準電圧−VH2を反転入力(−)に印加
し、分圧電圧(−V2)を非反転入力(+)に印加した
オペアンプ回路3と、この出力で制御される、分圧出力
点と電源電圧(−V3)との間に接続されたNチャネル
MOSトランジスタQ4とを設け、前記出力電圧(−V
2)の上記基準電圧(−VH2)を超える変動に対し
て、MOSトランジスタQ4をオンさせることにより、
正方向に許容値を超える出力変動を抑える。
(−)に印加し、分圧電圧(−V2)を非反転入力
(+)に印加したオペアンプ回路4と、この出力で制御
される、分圧出力点と接地電位(V0)との間に接続さ
れたPチャネルMOSトランジスタQ3とを設け、前記
出力電圧(−V2)の上記基準電圧(−VL2)を超え
る変動に対して、MOSトランジスタQ3をオンさせる
ことにより、負方向に許容値を超える出力変動を抑え
る。
2)の変動は、許容電圧幅2・△V内に抑えられもので
ある。
ンスは、オペアンプ出力が低インピーダンスであるた
め、高インピーダンスであっても問題ないことにより、
直列抵抗R4〜R8は高抵抗により構成でき、この部分
の消費電流も極めて小さく抑えることができるものであ
る。また、オペアンプ回路は、許容値を超える出力変動
時にのみダイナミック駆動されること等により、その消
費電流も極めて小さい。更に、PチャネルMOSトラン
ジスタQ1及びNチャネルMOSトランジスタQ2、ま
た、PチャネルMOSトランジスタQ3及びNチャネル
MOSトランジスタQ4が同時にオンとなることもな
く、貫通電流の発生を防ぐことが可能である。
力電圧も安定な電源回路が提供されるものである。
来技術に於いては、回路構成素子の特性ばらつきに起因
する、以下に示す問題点があった。
1および図13を用いて説明を行うものとする。なお、
図13は、上記図12と同様の構成による電源回路の一
部分を示し、例えば基準電源電圧V4を発生するように
構成されているものとする。
的なオペアンプ回路は、差動入力トランジスタ(+)、
(−)のしきい値電圧差(△Vth)によって生じるオ
フセット電圧((差動入力+)−(差動入力−))を持
っている。このオフセット電圧は、例えば、プロセス製
造段階に於ける、トランジスタのゲート領域のシリコン
基板への不純物のイオン注入バラツキによって発生す
る。
おいて、2個のオペアンプ回路1および2が持つオフセ
ット電圧が、同一方向へばらついた場合は、特に問題と
ならないが、2個のオペアンプ回路1および2が持つオ
フセット電圧の総和が、基準電圧発生回路4内のブリー
ダ抵抗で発生されるウインドウ幅電圧(Va−Vb)を
打ち消す方向にばらついた場合、すなわち、下記の表1
に示すように、それぞれのオフセット電圧が逆方向にば
らついた場合は、ウインドウ幅が小さくなり、出力バッ
ファ部5のPチャネルMOSトランジスタQ100とN
チャネルMOSトランジスタQ200とが、同時にオン
し易くなるため、貫通電流が、より流れ易くなり、その
結果、出力電圧が不安定となるため、期待値の出力レベ
ルに対して、その出力レベルが低下し、例えば、電源投
入時、液晶表示画面が立ち上がらない等の問題があっ
た。
オフセット電圧が逆方向にばらついたため、ウインドウ
幅電圧が60mVと狭くなってしまった場合を示してい
る。更に、ウインドウ幅電圧が無くなると、トランジス
タQ100とQ200とが同時にオンする状態となる。
解決できる電源装置を得るべく成されたものである。
源ノードに印加される電源電圧と接地ノードに印加され
る接地電圧との間の中間電圧を発生させる構成の電源装
置であって、上記電源ノードと上記接地ノードとの間に
接続された基準電圧発生用の複数の抵抗により、上記中
間電圧の変動許容範囲の上限値および下限値となる上限
基準電圧および下限基準電圧を発生させる基準電圧発生
手段と、上記中間電圧と、上記上限基準電圧および下限
基準電圧とを比較し、比較結果を出力する電圧比較手段
と、上記電源ノードおよび接地ノードと上記中間電圧出
力ノードとの間に、それぞれ接続され、上記電圧比較手
段の出力によって導通制御されて、上記中間電圧の上記
上限または下限基準電圧を超える変動を防止する一対の
スイッチング手段とを有して成る電源装置において、上
記一対のスイッチング手段の一方のスイッチング手段が
オンしているときには、上記一方のスイッチング手段の
オン状態を検知して他方のスイッチング手段を常にオフ
するように上記一対のスイッチング手段の導通を強制的
に制御することにより、上記一対のスイッチング手段を
介して、上記電源ノードと接地ノード間に貫通電流が流
れることを防止するための貫通電流抑制手段を設けて成
り、上記電圧比較手段は、差動増幅回路とソースホロワ
回路とで構成され、上記一対のスイッチング手段は、P
チャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトラン
ジスタとの直列回路で構成され、上記各々の回路部の電
流経路に、それぞれMOSトランジスタから成るスイッ
チング手段が設けられ、該各スイッチング手段は、外部
から供給される制御信号により導通・遮断が制御される
ことを特徴とするものである。
晶パネルと、該液晶パネルに駆動信号を出力する液晶表
示駆動装置と、該液晶表示駆動装置に駆動用電源電圧を
供給する電源装置とを含んで構成される液晶表示装置に
おいて、その電源装置として、上記の電源装置を用いて
成ることを特徴とするものである。
流抑制手段により、出力電圧変動防止用の一対のスイッ
チング手段に生じる貫通電流を抑制することができる。
したがって、出力電圧を、より高精度に安定化すること
が可能となるとともに、消費電力のより一層の低減化を
達成することができるものである。
表示品位を有するとともに、低消費電力の液晶表示装置
を提供することができるものである。
を詳細に説明する。
動用電源装置の要部構成を示す構成図である。図に示す
通り、図12(図13)に示す従来回路の構成を基本構
成として有し、この回路構成に、貫通電流防止用トラン
ジスタ3(NチャネルMOSトランジスタ300)を付
加した構成となっているものである。なお、図1は、本
実施形態の電源装置の一部分を示しているものであり、
発生させる中間電圧の個数に応じて、同様の構成の回路
が複数個設けられる構成となっているものであることは
言うまでもない。
のブリーダ抵抗で構成され、所定のウインドウ幅電圧を
規定する各基準電圧Vna、Vnbを発生させる基準電
圧発生回路4と、2つのオペアンプ回路1及び2と、P
チャネルMOSトランジスタQ100とNチャネルMO
SトランジスタQ200とから成る出力バッファ5と、
NチャネルMOSトランジスタQ300により構成され
る貫通電流防止用トランジスタ3とにより構成されてい
る。
ソースは電源VEEに、NチャネルMOSトランジスタ
Q200のソースはGNDに接続されており、また、P
チャネルMOSトランジスタQ100およびNチャネル
MOSトランジスタQ200のゲートは、それぞれ、オ
ペアンプ回路2および1の出力に接続されている。ま
た、PチャネルMOSトランジスタQ100及びNチャ
ネルMOSトランジスタQ200のドレインは共に中間
電圧出力端子Vnに接続されており、更に、該出力端子
Vnはオペアンプ回路1及び2の一方の非反転入力端子
(+)に接続されている。また、オペアンプ回路1及び
2の他方の反転入力端子(−)は、それぞれ、基準電圧
発生回路4内のウインドウ幅電圧発生用ブリーダ抵抗の
両端の各基準電圧発生端子VnaおよびVnbに接続さ
れている。
NチャネルMOSトランジスタQ300のソースはGN
Dに接続され、ゲートは、以下で説明するオペアンプ回
路2内の差動増幅回路20の出力に接続され、ドレイン
は、出力バッファ5のNチャネルMOSトランジスタQ
200のゲートとオペアンプ回路1の出力とに接続され
る構成となっている。
タレベルで示した回路構成図であり、以下、図2の回路
について、その構成と動作を説明する。
差動増幅回路20と出力バッファ30とを含んで構成さ
れた、同一構成のものである。オペアンプ回路1および
2には、反転入力端子(−)および非反転入力端子
(+)と、バイアス入力端子BIASと、出力端子OU
Tとが設けられている。差動増幅回路20は、Pチャネ
ルMOSトランジスタを差動対とする差動増幅回路であ
り、PチャネルMOSトランジスタTp1、Tp2およ
びTp3と、NチャネルMOSトランジスタTn1およ
びTn2とを含んで構成される。なお、本明細書に於い
ては、以後、NチャネルMOSトランジスタ及びPチャ
ネルMOSトランジスタを、単に「トランジスタ」と称
することがある。
子(−)に接続され、反転入力電圧として、前記Vna
またはVnbの基準電圧が供給される。トランジスタT
p2のゲートは非反転入力端子(+)に接続され、出力
バッファ5の出力端子Vnより出力される中間電圧が供
給される。トランジスタTn1およびTn2は、トラン
ジスタTp1およびTp2の能動負荷であり、それぞれ
のソースは接地(GND)されている。トランジスタT
p3のゲートは、バイアス入力端子BIASに接続され
ており、予め定める電圧レベルのバイアス電圧が与えら
れる。トランジスタTp3のソースは電源VEEに接続
されており、ドレインはトランジスタTp1およびTp
2の各ソースに共通に接続されている。このトランジス
タTp3は、トランジスタTp1およびTp2に適当な
バイアス電流を与えるための定電流源である。
ジスタTn3のゲートに差動増幅回路20におけるトラ
ンジスタTp2のドレインの電位が与えられる。出力ト
ランジスタTn3のソースには接地電圧が与えられ、前
記ドレイン電圧に基づいて電流が流れる。この電流は、
それぞれ、出力端子OUTを介して、出力バッファ5の
NチャネルMOSトランジスタQ200またはPチャネ
ルMOSトランジスタQ100のゲートへと与えられ
る。なお、トランジスタTp4は、定電流源負荷として
動作する。また、トランジスタTn3のゲート−ドレイ
ン間に接続されるコンデンサは位相補償用のものであ
る。
に動作は既知のものである。
NチャネルMOSトランジスタQ300のゲートには、
オペアンプ回路2を構成する出力バッファ30のトラン
ジスタTn3のゲートと同じく、オペアンプ回路2を構
成する差動増幅回路20のトランジスタTp2のドレイ
ンの電位が与えられる構成となっている。
説明する。
の電圧レベルに応じてトランジスタTp2に流れる電流
量が制御される。また、反転入力端子の電圧Vnaの電
圧レベルによって、トランジスタTp1からトランジス
タTn1とTn2で構成されるカレントミラー回路を介
して流れる電流量を制御することで、出力トランジスタ
Tn3に流れる電流量が変化する。例えば、反転入力端
子の電圧Vnaの電圧レベルに対して非反転入力端子の
電圧Vnの電圧レベルが高い場合は(Vna<Vn)、
出力トランジスタTn3に流れる電流が減少する。ま
た、反転入力端子の電圧Vnaの電圧レベルに対して非
反転入力端子の電圧Vnの電圧レベルが低い場合は(V
na>Vn)、出力トランジスタTn3に流れる電流が
増加する。出力トランジスタTn3に流れる電流は、バ
イアス入力端子BIASからのバイアス電圧によってト
ランジスタTp4に流れる負荷電流と比較され、この比
較結果に基づいて、出力端子OUTから出力される電圧
が変化する。
ある。そして、従来回路と同様に、出力電圧Vnに対
し、該出力電圧Vnが変化しない場合は出力バッファ5
のPチャネルMOSトランジスタQ100とNチャネル
MOSトランジスタQ200はオンしないため電流は流
れないが、上記基準電圧Vnaを超える変動に対して、
出力バッファ5のNチャネルMOSトランジスタQ20
0をオンさせることにより、正方向に許容値を超える出
力変動を抑える。
Vnbを超える変動に対しては、出力バッファ5のPチ
ャネルMOSトランジスタQ100をオンさせることに
より、負方向に許容値を超える出力変動を抑える。
とする課題]の項でも述べた通り、2個のオペアンプ回
路1および2のオフセット電圧の総和が、基準電圧発生
回路4のブリーダ抵抗で発生されるウインドウ幅電圧
(Vna−Vnb)を打ち消す方向にばらついた場合
は、出力バッファ5のPチャネルMOSトランジスタQ
100とNチャネルMOSトランジスタQ200とが、
同時に、よりオンし易くなるため貫通電流が流れ易くな
る。
に、貫通電流を防止するため貫通電流防止用トランジス
タ3を付加した構成となっている。
の構成、並びに動作について説明する。
ルMOSトランジスタQ300で構成され、トランジス
タQ300において、そのソースは接地(GND)さ
れ、ゲートはオペアンプ回路2内のトランジスタTp2
のドレインに接続され、ドレインにはオペアンプ回路1
内の出力OUTの電位が与えられる構成となっている。
力バッファ5を構成するトランジスタQ100とQ20
0とが同時にオンしないように、トランジスタQ100
がオンしている時は、トランジスタQ200をオフする
ように動作するものである。
接続されているトランジスタQ100がオン状態(すな
わち、オペアンプ回路2のトランジスタTn3がオン状
態であり、Tp4及びTn3に電流が流れている状態)
の時、同じLSIチップ内であり特性も似ているNチャ
ンネルMOSトランジスタQ300のゲートもトランジ
スタTn3のゲートと同じ電位であることから同様にオ
ンする。そして、トランジスタQ300がオンすること
により、トランジスタQ200のゲートとオペアンプ回
路1のOUT端子の電位を接地レベルにする。これによ
り、NチャンネルMOSトランジスタQ200は強制的
にオフ状態となり、トランジスタQ100とQ200と
は同時にオンすることはなく、よって、不要な貫通電流
の発生を防ぐことができるものである。
ば、2個のオペアンプ回路1、2が持つオフセット電圧
の総和が、基準電圧発生回路4内のブリーダ抵抗で発生
されるウインド幅電圧(Vna−Vnb)を打ち消す消
す方向にばらついた場合においても、貫通電流防止用ト
ランジスタ3により出力バッファ5におけるPチャネル
MOSトランジスタQ100とNチャネルMOSトラン
ジスタQ200とによる貫通電流の発生を防ぐことが可
能である。これにより、低消費電力で、且つ、その出力
電圧も安定な液晶駆動用電源回路が提供されるものであ
る。
の説明を終わる。
明する。
動用電源装置の要部構成を示す構成図、図4は、図3の
回路構成をトランジスタレベルで示した回路構成図であ
る。
力バッファ(ソースホロワ回路)30と、PチャネルM
OSトランジスタQ100とNチャネルMOSトランジ
スタQ200とから成る出力バッファ5の各々の回路構
成部の電流経路に、MOSトランジスタから成るスイッ
チング手段が設けられ、上記各スイッチング手段は、外
部から供給される制御信号CONT・CONTBにより
導通・遮断できる構成とし、動作不要時における無駄な
電力消費を防止できる構成となっている。すなわち、こ
の第2の実施形態は、制御信号CONT(CONTB
は、信号CONTの反転信号)を追加して、外部から、
この制御信号CONTにより、オペアンプ回路1及び
2、出力バッファ5の電流経路を導通もしくは遮断する
ものである。この実施形態では、制御信号CONTがハ
イレベルの時、回路は通常動作を行い、CONTがロウ
レベルの時、回路内の電流経路を遮断することになる。
Bは共通信号として、出力電圧Vn(n=0、1、2、
3、…)を発生する回路全てに供給される。
源を切り離すため、トランジスタTp3、Tp4、Q1
00のドレイン側にPチャンネルMOSトランジスタT
p100、Tp101、Tp102を挿入し、これらト
ランジスタのゲートには制御信号CONTBが入力され
ている。CONTBをハイレベル(CONTがロウレベ
ル)にすると、トランジスタTp100、Tp101、
Tp102がオフ状態となり、回路を流れる電流は遮断
される。
Tn3のゲートにNチャネルMOSトランジスタTn1
00を、また、トランジスタQ200のドレイン側にN
チャネルMOSトランジスタTn101を挿入し、トラ
ンジスタTn100のゲートには制御信号CONTB
を、一方、トランジスタTn101のゲートには制御信
号CONTを入力してもよい。これにより、回路内の電
流経路を完全に遮断することができる。すなわち、CO
NTがロウレベル(CONTBがハイレベル)時に、ト
ランジスタTn101がオフ状態となり、出力バッファ
5の電流経路は遮断され、一方、トランジスタTn10
0はオン状態となり、トランジスタTn3のゲートを接
地レベルにすることで、トランジスタTn3をオフ状態
にし、出力バッファ30の電流経路を遮断する。
転信号であるCONTBにより、差動増幅器20、出力
バッファ回路(ソースホロア回路)30及び出力バッフ
ァ回路5の各々の回路構成部の電流経路の導通もしくは
遮断を制御することができ、動作不要時における無駄な
電力消費を防止することができる。
終わる。
明する。
動用電源装置の要部構成を示す構成図、図6は、図5の
回路構成をトランジスタレベルで示した回路構成図であ
る。
抵抗で構成され、所定のウインドウ幅電圧を規定する各
基準電圧(Vna、Vnb)を発生させる基準電圧発生
回路14と、2つのオペアンプ回路11及び12と、P
チャネルMOSトランジスタQ400とNチャネルMO
SトランジスタQ500とから成る出力バッファ15
と、PチャネルMOSトランジスタQ600により構成
される貫通電流防止用トランジスタ13とにより構成さ
れている。
ソースは電源VEEに、NチャネルMOSトランジスタ
Q500のソースはGNDに接続されており、また、P
チャネルMOSトランジスタQ400およびNチャネル
MOSトランジスタQ500のゲートは、それぞれ、オ
ペアンプ回路11および12の出力に接続されている。
また、PチャネルMOSトランジスタQ400及びNチ
ャネルMOSトランジスタQ500のドレインは共に中
間電圧出力端子Vnに接続されており、また、該出力端
子Vnはオペアンプ回路1及び2の一方の非反転入力端
子(+)に接続されている。また、オペアンプ回路11
及び12の他方の反転入力端子(−)は、それぞれ、基
準電圧発生回路14内のブリーダ抵抗の両端の各基準電
圧発生端子VnbおよびVnaに接続されている。
るPチャネルMOSトランジスタQ600のソースは電
源VEEに接続され、ゲートはオペアンプ回路12内の
差動増幅回路20の出力OUTに接続され、ドレインは
出力バッファ15のPチャネルMOSトランジスタQ4
00のゲートとオペアンプ回路11の出力OUTとに接
続される構成となっている。
て、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOS
トランジスタとを置き換えた回路構成としているもので
ある(Tni→Tp1i、Tpi→Tn1i)。動作的
には、図1および図2に示した第1の実施形態と基本的
には同一であるので、詳細な説明は省略する。
バッファ15を構成するトランジスタQ400とQ50
0とが同時にオンしないように、トランジスタQ500
がオンしている時は、トランジスタQ400をオフする
ように動作するものである。
に接続されているトランジスタQ500がオン状態(す
なわち、オペアンプ回路12のトランジスタTp13が
オン状態であり、Tp13及びTn14に電流が流れて
いる状態)の時、同じLSIチップ内であり特性も似て
いるPチャンネルMOSトランジスタQ600もTp1
3のゲートと同じ電位であることから同様にオンする。
そして、トランジスタQ600がオンすることにより、
トランジスタQ400のゲートとオペアンプ回路11の
OUT端子の電位を電源電圧レベルにする。これによ
り、PチャンネルMOSトランジスタQ400は強制的
にオフ状態となり、トランジスタQ400とQ500と
は同時にオンすることはなく、よって、不要な貫通電流
の発生を防ぐことができるものである。
わる。
及び第3の実施形態で説明した電源回路の出力Vn(n
=0、1、2、3、…)は、先に説明した電源回路(図
12を参照)のように、出力段にブリーダ抵抗(図12
では、R1、R2、R3)を設置してもよいし、単に、
出力端子Vnと接地間に容量を設置して電圧を平坦化す
る構成でもよい。
ったが、本発明は、液晶表示装置に限らず他の表示装置
の電源回路や一般の電源回路にも適用可能であることは
言うまでもない。
能であることから、特に携帯用機器で使用される表示駆
動用等の電源回路に極めて有効である。
れば、貫通電流の発生を抑制できることにより、低消費
電力で、且つ、その出力電圧も安定な電源回路が提供さ
れるものである。
かとなる。近年、市場が拡大している携帯電話を例に説
明する。
り、これに使用される液晶表示パネルも大型化し、これ
に伴い制御回路やドライバ回路等の駆動回路の回路も増
加している。これらの増大は消費電力の増加を伴い、電
池駆動である携帯電話の電池に大きな負担をかけること
になる。したがって、無駄な消費電流は極力削減するこ
とが必至となる。
ン/オフする。オフ時には電池部と回路部の間のスイッ
チ部をオフにし、電流が流れないように遮断している
が、オフからオンに切り変えると、電池部と回路部が接
続され、まず、昇圧回路により電池電圧は昇圧され、そ
の昇圧された電圧は、先に説明した基準電圧発生回路4
の電源電圧VEEとして入力され、後は先述の動作を行
うことになる。
(0からVEE)に立ち上がる際の遷移期間中、最初、
設定のVEEより電圧が低いためウィンドウ幅は当然狭
い状態となる。このため、従来の電源回路では瞬間的に
出力バッファ5のトランジスタQ100とQ200が同
時にオン状態となり貫通電流が流れていた。携帯電話は
オン/オフの切り換えが多いことから、この遷移状態時
の貫通電流による電池の消耗への影響は無視できないも
のであった。
消費電力化を図り、電池駆動でも長時間駆動可能な表示
装置駆動用電源回路を提供することができるものであ
る。
信号CONTを、先の遷移期間中、ロウレベルにし、電
源回路に流れる電流を遮断し、電源回路へ供給する電源
電圧が安定した後、制御信号CONTをハイレベルにす
ることで、初期の電源立ち上がり時に於ける不要な消費
電流を無くすことができる(図7参照)。
が大電流である貫通電流をなくすことは、昇圧された電
源電圧の立ち上がりを迅速にし安定した電圧レベルに速
やかに達することができることから、電源投入後の速や
かな表示を実現できることになるものである。
く、LSIチップサイズの増加やこれに伴うコストアッ
プはないと共に、本電源回路を、例えば、液晶表示装置
に於けるドライバ回路ICや制御回路IC等に内蔵させ
1チップ化することに対しても何ら問題はないものであ
る。
るものである。
の要部構成を示す構成図である。
構成図である。
の要部構成を示す構成図である。
構成図である。
の要部構成を示す構成図である。
構成図である。
である。
る。
回路の一例を示す回路図である。
準電源を出力する従来の電源回路の一例を示す回路図で
ある。
図である。
る電源回路を示す回路図である。
ある。
路 3 貫通電流防止
用トランジスタ 4 基準電圧発生
回路 5 出力バッファ Q100 PチャネルM
OSトランジスタ Q200、Q300 NチャネルM
OSトランジスタ 20 差動増幅回路 30 出力バッファ
(ソースホロア回路) Tp100、Tp101、Tp102 PチャネルM
OSトランジスタ Tn100、Tn101 NチャネルM
OSトランジスタ 11、12 オペアンプ回
路 13 貫通電流防止
用トランジスタ 14 基準電圧発生
回路 15 出力バッファ Q400、Q600 PチャネルM
OSトランジスタ Q500 NチャネルM
OSトランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 電源ノードに印加される電源電圧と接地
ノードに印加される接地電圧との間の中間電圧を発生さ
せる構成の電源装置であって、 上記電源ノードと上記接地ノードとの間に接続された基
準電圧発生用の複数の抵抗により、上記中間電圧の変動
許容範囲の上限値および下限値となる上限基準電圧およ
び下限基準電圧を発生させる基準電圧発生手段と、 上記中間電圧と、上記上限基準電圧および下限基準電圧
とを比較し、比較結果を出力する電圧比較手段と、 上記電源ノードおよび接地ノードと上記中間電圧出力ノ
ードとの間に、それぞれ接続され、上記電圧比較手段の
出力によって導通制御されて、上記中間電圧の上記上限
または下限基準電圧を超える変動を防止する一対のスイ
ッチング手段とを有して成る電源装置において、 上記一対のスイッチング手段の一方のスイッチング手段
がオンしているときには、上記一方のスイッチング手段
のオン状態を検知して他方のスイッチング手段を常にオ
フするように上記一対のスイッチング手段の導通を強制
的に制御することにより、上記一対のスイッチング手段
を介して、上記電源ノードと接地ノードとの間に貫通電
流が流れることを防止するための貫通電流抑制手段を設
けて成り、 上記電圧比較手段は、差動増幅回路とソースホロワ回路
とで構成され、上記一対のスイッチング手段は、Pチャ
ネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジス
タとの直列回路で構成され、 上記各々の回路部の電流経路に、それぞれMOSトラン
ジスタから成るスイッチング手段が設けられ、該各スイ
ッチング手段は、外部から供給される制御信号により導
通・遮断が制御され ることを特徴とする、電源装置。 - 【請求項2】 液晶パネルと、該液晶パネルに駆動信号
を出力する液晶表示駆動装置と、 該液晶表示駆動装置に駆動用電源電圧を供給する電源装
置とを含んで構成される液晶表示装置において、上記電
源装置として、請求項1に記載の電源装置を用いて成る
ことを特徴とする液晶表示装置。
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