JP2002353792A - 駆動回路および表示装置 - Google Patents

駆動回路および表示装置

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JP2002353792A
JP2002353792A JP2001155465A JP2001155465A JP2002353792A JP 2002353792 A JP2002353792 A JP 2002353792A JP 2001155465 A JP2001155465 A JP 2001155465A JP 2001155465 A JP2001155465 A JP 2001155465A JP 2002353792 A JP2002353792 A JP 2002353792A
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differential circuit
potential
gate
channel transistor
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Shoichiro Matsumoto
昭一郎 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低電圧化に対応可能で、かつ、動作の高速化と
高精度化とを図ることができるとともに、2つの貫通電
流制御用トランジスタの消費電流を別々に制御すること
が可能な駆動回路を提供する。 【解決手段】この駆動回路は、所定の基準電位(Vre
f)が入力され、貫通電流制御用のnチャネルトランジ
スタ13を含む第1差動回路1と、所定の基準電位(V
ref)が入力され、貫通電流制御用のpチャネルトラ
ンジスタ23を含む第2差動回路2と、第1差動回路1
の出力がそのゲートに供給されるpチャネルトランジス
タ31と第2差動回路2の出力がそのゲートに供給され
るnチャネルトランジスタ32とを含むプッシュプル出
力回路3とを備えている。そして、貫通電流制御用のn
チャネルトランジスタ13のゲートには、バイアス電位
(Vbias1)が供給され、貫通電流制御用のpチャ
ネルトランジスタ23のゲートには、バイアス電位(V
bias2)が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動回路および
表示装置に関し、特に、差動回路を有する駆動回路およ
び表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、差動回路を有する駆動回路が知ら
れている。このような駆動回路は、たとえば、液晶表示
装置(LCD(Liquid Crystal Dis
play))や有機EL(Electro Lumin
escence)などの表示装置において、アナログデ
ータを画素部のデータ線に書き込むための回路として用
いられる。以下、本願明細書では、液晶表示装置(LC
D)に例をとって説明する。
【0003】近年、ポリシリコンTFT(Thin F
ilm Transistor)を用いた小型LCDの
需要が増加してきている。これに伴って、LCDパネル
および外部制御ICを含めた表示システムの低消費電力
化と、周辺機器のデジタル化に対応するデジタルインタ
ーフェース化の要求とが高まっている。
【0004】特に、ビデオ信号のデジタル化への要求が
高く、開発が急がれている。ビデオ信号をデジタル化す
るには、パネル内部にデジタルビデオ信号をアナログビ
デオ信号に変換するDAC(Digital Anal
og Converter)回路を内蔵する必要があ
る。また、DAC回路によってアナログ変換したアナロ
グデータをデータ線に書き込む際に、データ線を駆動す
る回路を設けることが知られている。
【0005】図10は、Y.C.Sung et.a
l.“A Low−Power Data Drive
r for TFT−LCDs”,SID Diges
t 12.2(2000),pp142−145に開示
された従来のTFT−LCDパネルを駆動するプッシュ
プル型差動増幅回路を示した回路図である。
【0006】図10に示した従来のプッシュプル型差動
増幅回路は、差動回路101と、電圧レベルシフト回路
102と、プッシュプル出力回路103とを備えてい
る。差動回路101は、電源電圧VDDに接続されるp
チャネルトランジスタ111と、入力(in)がそのゲ
ートに供給されるpチャネルトランジスタ113と、出
力(OUT)がそのゲートに供給されるpチャネルトラ
ンジスタ112とを含んでいる。
【0007】電圧レベルシフト回路102は、カレント
ミラー回路の中間に、pチャネルトランジスタ(MP
1)1つと、nチャネルトランジスタ(MN1)1つと
が並列接続された回路構成となっている。
【0008】プッシュプル出力回路103は、pチャネ
ルトランジスタ131と、nチャネルトランジスタ13
2とを含んでいる。pチャネルトランジスタ131のゲ
ートには、電圧レベルシフト回路102のノードVGP
が接続されており、nチャネルトランジスタ132のゲ
ートには、電圧レベルシフト回路102のノードVGN
が接続されている。
【0009】差動回路101のpチャネルトランジスタ
112は、電圧レベルシフト回路102のノードVOに
接続されており、差動回路101のpチャネルトランジ
スタ113は、電圧レベルシフト回路102のノードV
GNに接続されている。
【0010】上記のような構成を有する従来のプッシュ
プル型差動増幅回路の概略的な動作としては、入力(i
n)と出力(OUT)との間に電位差がない場合、ノー
ドVGNとノードVOとの電位は同じ値に設定される。
【0011】そして、定常状態では、電圧レベルシフト
回路102は、ミラー型電流I1とI2とが常時流れる
ことによって、ノードVGNの電位およびノードVGP
の電位が設定されている。入力(in)と出力(OU
T)との間に電位差が生じると、ノードVGNまたはノ
ードVOに信号が伝達されることによって、ノードVG
NとノードVOとの間に電位差が発生する。電圧レベル
シフト回路102は、ノードVGNとノードVOとの間
に生じた電位差をなくす方向、すなわち、ミラー型電流
I1とI2とが等しくなるように動作する。その結果、
ノードVGNとノードVGPとがともに、高電位側また
は低電位側にレベルシフトする。そして、プッシュプル
出力回路103では、電圧レベルシフト回路102の動
作によって生じたノードVGNとノードVGPとの電位
の変動に応じた信号電位を出力端子OUTに出力する。
【0012】すなわち、出力電位(OUT)が入力電位
(Vin)よりも高い場合は、プッシュプル出力回路1
03のpチャネルトランジスタ131がオフする方向に
動作するとともに、プッシュプル出力回路103のnチ
ャネルトランジスタ132がオンする方向に動作する。
これにより、出力電位(OUT)の電位が引き下げられ
る。 また、出力電位(OUT)が入力電位(Vin)
よりも低い場合には、プッシュプル出力回路103のp
チャネルトランジスタ131がオンする方向に動作する
とともに、nチャネルトランジスタ132がオフする方
向に動作する。これにより、出力電位(OUT)が引き
上げられる。つまり、入力電位(Vin)と出力電位
(OUT)とが等しくなるように動作する。
【0013】このように、従来のプッシュプル型差動増
幅回路では、入力電位と出力電位とを比較しながら、そ
の差を小さくする方向に動作する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプッシ
ュプル型差動増幅回路では、回路動作における低消費電
力化を目的として、電圧レベルシフト回路102のpチ
ャネルトランジスタMP1およびnチャネルトランジス
タMN1のゲートにバイアス電位(Bias)を印加す
ることによって、ミラー型電流I1とI2の電流量を小
さくすることにより、低消費電力化を図っている。
【0015】通常、バイアス電位(Bias)は、電源
電位VDDと、VSS(GND)との間の電位に設定さ
れるので、図10に示した従来の回路では、バイアス電
位(Bias)は、ノードVGPの電位とノードVGN
の電位との間に設定されると考えられる。これは、電圧
レベルシフト回路102を動作させるためには、バイア
ス電位(Bias)をノードVGPの電位とノードVG
Nの電位との間の電位で、かつ、pチャネルトランジス
タMP1とnチャネルトランジスタMN1のしきい値電
圧以上のMP1とMN1とが必ずオンする電位に設定す
ることによって、ミラー型電流I1およびI2を流す必
要があるからである。
【0016】このミラー型電流I1およびI2が釣り合
った定常状態(OUTとinの電圧が釣り合った状態)
を考える。この時、VGPは、VDDに接続されたpチ
ャネルトランジスタのしきい値電圧より必ず低い電位を
とり、また、VGNは、VSSに接続されたnチャネル
トランジスタのしきい値電圧よりも必ず高い電位をと
る。この状態では、プッシュプル出力回路103のpチ
ャネルトランジスタ131とnチャネルトランジスタ1
32とがどちらもオンしており、貫通電流が流れている
状態である。したがって、低消費電流化には不向きな電
圧レベルシフト回路102とプッシュプル出力回路10
3との関係になっていることがわかる。この回路構成で
低消費電流化を実現するためには、プッシュプル出力回
路103のpチャネルトランジスタ131とnチャネル
トランジスタ132の電流駆動能力を低下させればよ
い。しかし、このようにすると、出力段としての駆動能
力が低下するので、高速動作に問題が生じる。したがっ
て、図10に示した従来の電圧レベルシフト回路102
とプッシュプル出力回路103との構成では、低消費電
流化を行うのは困難である。
【0017】また、図10に示した従来の電圧レベルシ
フト回路102では、ミラー型電流I1およびI2を流
すためには、電源電圧VDDは、以下の不等式(1)を
満足する必要がある。
【0018】 VDD>2(Vtp+Vtn) ・・・・・(1) 上記式(1)において、Vtpは、pチャネルトランジ
スタのしきい値電圧であり、Vtnは、nチャネルトラ
ンジスタのしきい値電圧である。図10に示した従来の
プッシュプル型差動増幅回路を、しきい値電圧が大きく
かつ製造バラツキの大きな薄膜トランジスタを用いて設
計する場合、式(1)の制限から、電源電圧VDDを高
い電圧に設定する必要がある。その結果、VDDの低電
圧化を図ることが困難であるという問題点があった。
【0019】また、従来のプッシュプル型差動増幅回路
の電圧レベルシフト回路102では、上記式(1)に示
したように、電源電圧VDDが、2つのnチャネルトラ
ンジスタおよび2つのpチャネルトランジスタの合計4
つのトランジスタのしきい値電圧の影響を受ける。この
ため、電圧レベルシフト回路102のノードVGPの電
位およびノードVGNの電位を、それぞれ、プッシュプ
ル出力回路103のpチャネルトランジスタ131のゲ
ートおよびnチャネルトランジスタ132のゲートに供
給する場合に、pチャネルトランジスタ131のゲート
およびnチャネルトランジスタ132のゲートの取り得
る電圧範囲が小さくなるという不都合があった。このた
め、pチャネルトランジスタ131とnチャネルトラン
ジスタ132との動作範囲も小さくなるので、pチャネ
ルトランジスタ131とnチャネルトランジスタ132
とを強くかつ早くオンさせて応答特性を良くすることは
困難であった。その結果、プッシュプル出力回路103
の出力値が不安定になるオーバーシュートやアンダーシ
ュートが発生するので、出力値の高精度化を図るのが困
難であった。また、出力値が収束するのに時間がかかる
ので、動作の高速化を図るのも困難であった。
【0020】従来では、このような不都合を防止するた
めに、pチャネルトランジスタ131とnチャネルトラ
ンジスタ132との動作範囲を大きくする必要があり、
そのため、電源電圧VDDを高くしてpチャネルトラン
ジスタ131のゲートとnチャネルトランジスタ132
のゲートの取り得る電圧範囲を大きくする必要があっ
た。したがって、従来のプッシュプル型差動増幅回路で
は、低電圧化に対応するのは困難であった。
【0021】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
電源電圧が小さい場合にも、動作範囲を大きく取ること
が可能な低電圧化に対応可能な駆動回路を提供すること
である。
【0022】この発明のもう1つの目的は、上記の駆動
回路において、動作の高速化を図るとともに、出力値の
オーバーシュートやアンダーシュートを防止して高精度
化を図ることである。
【0023】この発明のさらにもう1つの目的は、上記
の駆動回路において、低消費電流化を図ることである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1による駆動回路は、第1電圧源と第2電圧
源との間に接続されるとともに、所定の基準電圧が入力
され、第1貫通電流制御用トランジスタを含む第1差動
回路と、第1電圧源と第2電圧源との間に接続されると
ともに、所定の基準電圧が入力され、第2貫通電流制御
用トランジスタを含む第2差動回路と、第1差動回路の
出力がそのゲートに供給される第1導電型の第1出力ト
ランジスタと、第2差動回路の出力がそのゲートに供給
される第2導電型の第2出力トランジスタとを含む出力
回路とを備えている。そして、第1差動回路の第1貫通
電流制御用トランジスタのゲートには、第1電位が供給
され、第2差動回路の第2貫通電流制御用トランジスタ
のゲートには、第2電位が供給される。
【0025】請求項1では、上記のように、出力回路の
第1出力トランジスタのゲートおよび第2出力トランジ
スタのゲートに、それぞれ、第1差動回路および第2差
動回路の出力を供給することによって、第1出力トラン
ジスタのゲートおよび第2出力トランジスタのゲートを
別個に駆動することができる。この場合、たとえば、第
1差動回路および第2差動回路をカレントミラー型回路
により構成すれば、第1差動回路および第2差動回路
は、それぞれ、1つのトランジスタのしきい値電圧の影
響のみ受ける。このため、第1差動回路の取り得る電圧
範囲および第2差動回路の取り得る電圧範囲を大きくす
ることができるので、第1出力トランジスタのゲートお
よび第2出力トランジスタのゲートに印加される電圧範
囲を大きくすることができる。これにより、第1電圧源
の電圧(電源電圧)が小さい場合にも、第1出力トラン
ジスタおよび第2出力トランジスタの動作範囲を大きく
取ることができ、その結果、低電圧化に対応することが
できる。また、第1出力トランジスタおよび第2出力ト
ランジスタの動作範囲を大きく取ることができるので、
第1出力トランジスタおよび第2出力トランジスタを強
く、かつ、早くオンさせることができる。これにより、
動作の高速化を図ることができるとともに、出力値の収
束も早くなるので、出力値のオーバーシュートやアンダ
ーシュートを抑制することができる。その結果、データ
の高精度化を図ることができる。また、第1差動回路の
第1貫通電流制御用トランジスタのゲートに第1電位を
供給するとともに、第2差動回路の第2貫通電流制御用
トランジスタのゲートに第2電位を供給することによっ
て、第1貫通電流制御用トランジスタおよび第2貫通電
流制御用トランジスタでの消費電流を別々に制御するこ
とができる。
【0026】請求項2における駆動回路は、請求項1の
構成において、第1差動回路の第1貫通電流制御用トラ
ンジスタのゲートには、第2差動回路の所定のノードの
電位が供給され、第2差動回路の第2貫通電流制御用ト
ランジスタのゲートには、所定のバイアス電位が供給さ
れる。請求項2では、このように構成することによっ
て、バイアス電源を1つ設けるだけで、第1貫通電流制
御用トランジスタおよび第2貫通電流制御用トランジス
タでの消費電流を別々に制御することができる。
【0027】請求項3における駆動回路は、請求項1の
構成において、第1差動回路の第1貫通電流制御用トラ
ンジスタのゲートには、所定のバイアス電位が供給さ
れ、第2差動回路の第2貫通電流制御用トランジスタの
ゲートには、第1差動回路の所定のノードの電位が供給
される。請求項3では、このように構成することによっ
て、バイアス電源を1つ設けるだけで、第1貫通電流制
御用トランジスタおよび第2貫通電流制御用トランジス
タでの消費電流を別々に制御することができる。
【0028】請求項4における駆動回路は、請求項1の
構成において、第1差動回路の第1貫通電流制御用トラ
ンジスタのゲートには、第2差動回路の所定のノードの
電位が供給され、第2差動回路の第2貫通電流制御用ト
ランジスタのゲートには、第1差動回路の所定のノード
の電位が供給される。請求項4では、このように構成す
ることによって、バイアス電源を設けることなく、第1
貫通電流制御用トランジスタおよび第2貫通電流制御用
トランジスタでの消費電流を別々に制御することができ
る。
【0029】請求項5における駆動回路は、請求項1〜
4のいずれかの構成において、第1差動回路は、第1ス
イッチングトランジスタを含み、第2差動回路は、第2
スイッチングトランジスタを含み、第1差動回路の第1
スイッチングトランジスタと、第2差動回路の第2スイ
ッチングトランジスタと、出力回路の第1および第2出
力トランジスタとを活性化するとともに、その活性化の
ための信号を生成する起動制御回路をさらに備える。請
求項5では、このように構成することによって、起動制
御回路を用いて必要な時のみ第1差動回路と第2差動回
路と出力回路とを動作させることができる。これによ
り、より低消費電流化を図ることができる。
【0030】請求項6における駆動回路は、請求項5の
構成において、起動制御回路は、データ線へデータを供
給する書き込み信号に同期して、活性化のための信号を
生成する。請求項6では、このように構成することによ
って、起動制御回路を用いてデータの書き込み時のみ第
1差動回路および第2差動回路を動作させることができ
る。
【0031】請求項7における駆動回路は、請求項1〜
6のいずれか1項に記載の駆動回路と、データ線に繋が
る画素部とを備えている。請求項7では、このように構
成することによって、低電圧化に対応可能で、かつ、デ
ータ書き込み動作の高速化とデータ書き込みの高精度化
とを図ることが可能な表示装置を提供することができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。
【0033】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態によるアナログバッファ回路を備えた駆動回路を
示した回路図である。図1を参照して、この第1実施形
態の駆動回路(アナログバッファ回路)は、第1差動回
路1と、第2差動回路2と、プッシュプル出力回路3と
を備えている。なお、プッシュプル出力回路3は、本発
明の「出力回路」の一例である。
【0034】第1差動回路1は、差動増幅器11と、ス
イッチング用のnチャネルトランジスタ(MN12)1
2と、貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ(MN
11)13とを含んでいる。nチャネルトランジスタ1
2および13は、差動増幅器11の低電圧側に接続され
ている。なお、nチャネルトランジスタ(MN12)1
2は、本発明の「第1スイッチングトランジスタ」の一
例であり、nチャネルトランジスタ(MN11)13
は、本発明の「第1貫通電流制御用トランジスタ」の一
例である。
【0035】また、第2差動回路2は、差動増幅器21
と、スイッチング用のpチャネルトランジスタ(MP1
2)22と、貫通電流制御用のpチャネルトランジスタ
(MP11)23とを含んでいる。pチャネルトランジ
スタ22および23は、差動増幅器21の電源電圧(V
DD)側に接続されている。なお、pチャネルトランジ
スタ(MP12)22は、本発明の「第2スイッチング
トランジスタ」の一例であり、pチャネルトランジスタ
(MP11)23は、本発明の「第2貫通電流制御用ト
ランジスタ」の一例である。
【0036】また、第1差動回路1の貫通電流制御用の
nチャネルトランジスタ13には、バイアス電位(Vb
ias1)が接続されており、第2差動回路2の貫通電
流制御用のpチャネルトランジスタ23には、バイアス
電位(Vbias2)が接続されている。プッシュプル
出力回路3は、pチャネルトランジスタ31とnチャネ
ルトランジスタ32とを含んでいる。なお、pチャネル
トランジスタ31は、本発明の「第1出力トランジス
タ」の一例であり、nチャネルトランジスタ32は、本
発明の「第2出力トランジスタ」の一例である。
【0037】第1差動回路1の差動増幅器11の反転入
力端子および第2差動回路2の差動増幅器21の反転入
力端子には、基準電位(Vref)が入力される。ま
た、差動増幅器11および21の非反転入力端子には、
出力電位(OUT)が入力される。
【0038】ここで、第1実施形態では、第1差動回路
1の出力がプッシュプル出力回路3のpチャネルトラン
ジスタ31のゲートに入力される。また、第2差動回路
2の出力は、プッシュプル出力回路3のnチャネルトラ
ンジスタ32のゲートに入力される。
【0039】また、第1差動回路1の出力には、pチャ
ネルトランジスタ(MP13)42を介して電源電位V
DDが接続される。また、第2差動回路2の出力には、
nチャネルトランジスタ(MN13)43を介してGN
DまたはVBB(負電位)が接続されている。また、デ
ータ書き込み信号SWを反転するためのインバータ回路
41がpチャネルトランジスタ42とデータ書き込み信
号SWの発生源(図示せず)との間に接続されている。
また、プッシュプル出力回路3の出力端子OUTとドレ
イン線(データ線)との間には、書き込み制御用のnチ
ャネルトランジスタ(HSW)44が接続されている。
なお、ドレイン線(データ線)は画素部(図示せず)に
ビデオデータを書き込む場合のデータ書き込み線であ
る。また、nチャネルトランジスタ(HSW)44は、
画素部にビデオデータの書き込みを許可するスイッチト
ランジスタである。
【0040】第1実施形態の駆動回路の動作としては、
データ書き込み信号SWがHレベルになることによっ
て、起動信号(ACT、/ACT)が生成されて第1差
動回路1と第2差動回路2とプッシュプル出力回路3と
が活性化されると同時に、書き込み制御用のnチャネル
トランジスタ(HSW)44がオンしてビデオデータの
書き込みが開始される。すなわち、ビデオデータのデー
タ書き込み信号SWに同期して、第1差動回路1および
第2差動回路2とプッシュプル出力回路3とが活性化さ
れる。なお、インバータ回路41と、pチャネルトラン
ジスタ42と、nチャネルトランジスタ43と、nチャ
ネルトランジスタ12と、pチャネルトランジスタ22
とによって、第1差動回路1と第2差動回路2とプッシ
ュプル出力回路3とを起動するとともに、起動信号(A
CT、/ACT)を生成するための起動制御回路が構成
されている。
【0041】この起動制御回路によって第1差動回路1
と第2差動回路2とプッシュプル出力回路3とが活性化
されると、入力基準電位(Vref)と出力電位(OU
T)とが比較される。そして、出力電位(OUT)が入
力基準電位(Vref)よりも高い場合は、第1差動回
路1はプッシュプル出力回路3のpチャネルトランジス
タ(VOP)31をオフする方向に動作するとともに、
第2差動回路2は、プッシュプル出力回路3のnチャネ
ルトランジスタ(VON)32をオンさせる方向に動作
する。これにより、出力電位(OUT)の電位が引き下
げられる。
【0042】また、出力電位(OUT)が入力基準電位
(Vref)よりも低い場合には、第1差動回路1は、
プッシュプル出力回路3のpチャネルトランジスタ(V
OP)31をオンさせる方向に動作するとともに、nチ
ャネルトランジスタ(VON)32をオフさせる方向に
動作する。これにより、出力電位(OUT)が引き上げ
られる。
【0043】このように、第1実施形態のアナログバッ
ファ回路では、入力基準電位(Vref)と出力電位
(OUT)とが等しくなるように動作する。
【0044】第1実施形態では、上記のように、プッシ
ュプル出力回路3のpチャネルトランジスタ31のゲー
トおよびnチャネルトランジスタ32のゲートに、それ
ぞれ、第1差動回路1および第2差動回路2の出力を供
給することによって、pチャネルトランジスタ31のゲ
ートおよびnチャネルトランジスタ32のゲートを別個
に駆動することができる。この場合、たとえば、第1差
動回路1および第2差動回路2をカレントミラー型回路
により構成すれば、第1差動回路1および第2差動回路
2は、それぞれ、1つのトランジスタのしきい値電圧の
影響のみ受ける。このため、図10に示した従来の場合
に比べて、第1差動回路1の取り得る電圧範囲および第
2差動回路2の取り得る電圧範囲を大きくすることがで
きるので、pチャネルトランジスタ31のゲートおよび
nチャネルトランジスタ32のゲートに印加される電圧
範囲を大きくすることができる。これにより、pチャネ
ルトランジスタ31のゲートおよびnチャネルトランジ
スタ32のゲートに印加される電圧範囲を大きくするこ
とができるので、電源電圧VDDが小さい場合にも、p
チャネルトランジスタ31およびnチャネルトランジス
タ32の動作範囲を大きく取ることができる。その結
果、低電圧化に対応することができる。
【0045】また、チャネルトランジスタ31およびn
チャネルトランジスタ32の動作範囲を大きく取ること
ができるので、pチャネルトランジスタ31およびnチ
ャネルトランジスタ32を強くかつ早くオンさせること
ができる。これにより、書き込み動作の高速化を図るこ
とができるとともに、出力値の収束も早くなる。その結
果、出力値(データ)のオーバーシュートやアンダーシ
ュートを防止してデータの高精度化を図ることができ
る。
【0046】また、第1実施形態では、起動制御回路を
用いて書き込み時のみ第1差動回路1と第2差動回路2
とプッシュプル出力回路3とを動作させることができる
ので、より低消費電流化を図ることができる。
【0047】また、第1実施形態では、第1差動回路1
の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ13および
第2差動回路2の貫通電流制御用のpチャネルトランジ
スタ23のゲートに、それぞれ、バイアス電位Vbia
s1およびVbias2を接続することによって、nチ
ャネルトランジスタ13のゲート電位とpチャネルトラ
ンジスタ23のゲート電位とを別個に制御することがで
きる。その結果、容易に第1差動回路1の消費電流およ
び第2差動回路2の消費電流を制御することができるの
で、低消費電流化を図ることができる。
【0048】(第2実施形態)図2は、本発明の第2実
施形態によるアナログバッファ回路を含む駆動回路を示
した回路図である。図2を参照して、この第2実施形態
では、上記した第1実施形態と異なり、第1差動回路1
の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ13のゲー
トに、第2差動回路2の差動増幅器21の一部のノード
の電位を供給するとともに、第2差動回路2の貫通電流
制御用のpチャネルトランジスタ23のゲート電位に
は、バイアス電位(Vbias)を用いた例を示してい
る。その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0049】第2実施形態では、上記のように、第1差
動回路1の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ1
3のゲート電位として、第2差動回路2の差動増幅器2
1のノード電位を用いることによって、バイアス電源を
1つ設けるだけで、第1差動回路1の消費電流および第
2差動回路2の消費電流を別々に制御することができ
る。
【0050】図3は、図2に示した第2実施形態による
駆動回路の第1差動回路および第2差動回路の内部構成
の一例を示した回路図である。図3を参照して、この例
では、第1差動回路1の貫通電流制御用のnチャネルト
ランジスタ13のゲートには、第2差動回路2の差動増
幅器21のノードNN2の電位が供給される。また、第
2差動回路2の貫通電流制御用のpチャネルトランジス
タ23のゲートには、バイアス電位(Vbias)とし
て、ビデオ信号Vvideoを用いた場合の例を示して
いる。また、低電圧側の電源として、負電位(VBB)
を用いている。
【0051】(第3実施形態)図4は、本発明の第3実
施形態によるアナログバッファ回路を含む駆動回路を示
した回路図である。図5は、図4に示した第3実施形態
による駆動回路の第1差動回路および第2差動回路の内
部構成の一例を示した回路図である。
【0052】まず、図4を参照して、この第3実施形態
では、図2に示した第2実施形態と異なり、第1差動回
路1の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ13の
ゲートには、バイアス電位(Vbias)を接続すると
ともに、第2差動回路2の貫通電流制御用のpチャネル
トランジスタ23のゲートには、第1差動回路1の差動
増幅器11の所定のノードの電位を供給する。その他の
構成は第1実施形態と同様である。
【0053】第3実施形態では、上記のように、第1差
動回路1の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ1
3のゲートに所定のバイアス電源(Vbias)を接続
するとともに、第2差動回路2の貫通電流制御用のpチ
ャネルトランジスタ23のゲートには、第1差動回路1
の差動増幅器11の所定のノードを接続することによっ
て、1つのバイアス電源を用いるだけで、第1差動回路
1の消費電流と第2差動回路2の消費電流とを別々に制
御することができる。
【0054】また、図5に示した第3実施形態の一例に
よる駆動回路では、第1差動回路1の貫通電流制御用の
nチャネルトランジスタ13のバイアス電位(Vbia
s)として、GND(接地電位)を用いている。また、
第2差動回路2の貫通電流制御用のpチャネルトランジ
スタ23のゲート電位として、第1差動回路1の差動増
幅器11のノードNP4の電位を用いている。また、図
5に示した第3実施形態の一例では、電源範囲は、正電
源としてVDD、負電源としてVBBを採用している。
【0055】より詳細には、図5に示した第3実施形態
の一例による駆動回路では、第1差動回路1は、カレン
トミラー型回路を基本として、バイアス電位がゲートに
接続される貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ
(M00)13とスイッチ機能を有するnチャネルトラ
ンジスタ(M01)12とを含んでいる。また、第2差
動回路2は、カレントミラー型回路を基本とし、バイア
ス電位がゲートに接続される貫通電流制御用のpチャネ
ルトランジスタ(M14)23と、スイッチング機能を
有するpチャネルトランジスタ(M09)22とを含ん
でいる。
【0056】ここで、図5に示した第3実施形態の一例
による駆動回路において、プッシュプル出力回路3を構
成するnチャネルトランジスタ(M100)32と、p
チャネルトランジスタ(M200)31とのゲート電位
の取り得る電位範囲について調べる。
【0057】第1差動回路1の最大出力電位は、VDD
+|VBB|−|Vtp|であり、第2差動回路2の最
大出力電位は、VDD+|VBB|−Vtnである。
【0058】このことから、取り得る電源範囲を制限す
る要素は、1つのトランジスタのしきい値電圧のみであ
る。このようにゲート電位の取り得る電圧範囲が広いこ
とから、電源電圧VDDが小さくなった場合にも、動作
マージンを大きく取ることができるので、プッシュプル
出力回路3を構成するpチャネルトランジスタ31およ
びnチャネルトランジスタ32を強くかつ早くオンさせ
ることができる。これにより、VDDの低電圧化に対応
することが可能であるとともに、データ線へのデータの
書き込み動作を高速化することができる。
【0059】また、図5に示した第3実施形態の一例で
は、第1差動回路1および第2差動回路2によって、プ
ッシュプル出力回路3を構成するpチャネルトランジス
タ31およびnチャネルトランジスタ32のゲート電位
を別々に制御することができるとともに、第1差動回路
1および第2差動回路2の消費電流をnチャネルトラン
ジスタ13およびpチャネルトランジスタ23を用いて
別々に制御することができる。このため、第1差動回路
1および第2差動回路2で消費する電流を多くして比較
回路としての感度を上げるとともに、プッシュプル出力
回路3で消費する電流を小さくして駆動能力を抑制する
ようにすれば、プッシュプル出力回路3を構成するpチ
ャネルトランジスタ31およびnチャネルトランジスタ
32のオンおよびオフの反応速度を向上させることがで
きるので、出力値の収束が早くなる。これにより、出力
値のオーバーシュートやアンダーシュートを抑制するこ
とができるので、高精度な回路特性を得ることができ
る。
【0060】さらに、図5に示した示した第3実施形態
の一例のように、第1差動回路1の貫通電流制御用のn
チャネルトランジスタ13のゲートを接地電位(GN
D)にすれば、新たにバイアス電源を設ける必要もな
い。この場合、バイアス電源を設けることなく、第1差
動回路1の消費電流と第2差動回路2の消費電流とを別
々に制御することができる。
【0061】(第4実施形態)図6は、本発明の第4実
施形態によるアナログバッファ回路を含む駆動回路を示
した回路図である。図7は、図6に示した第4実施形態
による駆動回路の第1差動回路および第2差動回路の内
部構成の一例を示した回路図である。
【0062】まず、図6を参照して、この第4実施形態
では、第1差動回路1の貫通電流制御用のnチャネルト
ランジスタ13のゲート電位として、第2差動回路2の
差動増幅器21の所定のノード電位を用いるとともに、
第2差動回路2の貫通電流制御用のpチャネルトランジ
スタ23のゲート電位として、第1差動回路1の差動増
幅器11の所定のノード電位を用いる。図7に示す内部
構成例では、第1差動回路1の貫通電流制御用のnチャ
ネルトランジスタ13のゲート電位として、第2差動回
路2の差動増幅器21のノードNN2の電位を用いると
ともに、第2差動回路2の貫通電流制御用のpチャネル
トランジスタ23のゲート電位として、第1差動回路1
の差動増幅器11のノードNP4の電位を用いる。
【0063】第4実施形態では、上記のように、第1差
動回路1の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ1
3のゲート電位として第2差動回路2の差動増幅器21
の所定のノード電位を用いるとともに、第2差動回路2
の貫通電流制御用のpチャネルトランジスタ23のゲー
ト電位として、第1差動回路1の差動増幅器11の所定
のノード電位を用いることによって、新たなバイアス電
源を設けることなく、差動回路1の消費電流と第2差動
回路2の消費電流とを別々に制御することができる。
【0064】(第5実施形態)図8は、本発明の第5実
施形態によるアナログバッファ回路を含む駆動回路の内
部構成の詳細を示した回路図である。図8を参照して、
この第5実施形態では、第1差動回路1の貫通電流制御
用のnチャネルトランジスタ13のゲート電位として、
Vbias1=Vvideo1を用いるとともに、第2
差動回路2の貫通電流制御用のpチャネルトランジスタ
23のゲート電位として、Vbias2=Vvideo
2を用いる。その他の構成は、第1実施形態と同様であ
る。
【0065】第5実施形態では、上記のように、第1差
動回路1の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ1
3のゲートおよび第2差動回路2の貫通電流制御用のp
チャネルトランジスタ23のゲートに、バイアス電位と
して別々のビデオ信号電位(Vvideo1、Vvid
eo2)を印加することによって、特別なバイアス電源
を設けることなく、第1差動回路1の消費電電流と第2
差動回路2の消費電流とを別々に制御することができ
る。
【0066】(第6実施形態)図9は、本発明の第6実
施形態によるアナログバッファ回路を含む駆動回路(表
示装置)を示した回路図である。図9を参照して、この
第6実施形態では、データ線3本に1つの割合で第1差
動回路1と第2差動回路2とプッシュプル出力回路3と
からなるアナログバッファ回路を設けた例を示してい
る。また、この第6実施形態では、RGB3つのデータ
線を時分割で駆動する。
【0067】なお、画素部50は、液晶51とスイッチ
ングトランジスタ52とを含んでいる。また、書き込み
制御用のスイッチングトランジスタ4a、4bおよび4
cが配置されている。さらに、PCG信号によってオン
するトランジスタ5が配置されている。また、アナログ
バッファ回路の起動信号(ACT、/ACT)を生成す
るために、インバータ回路41とNOR回路45とが設
けられている。
【0068】上記第6実施形態の具体的な動作として
は、データ書き込み信号SW−R、SW−GおよびSW
−Bが順次オン状態になることによって、スイッチング
トランジスタ4c、4bおよび4aが順次オン状態とな
る。これと同時に、データ書き込み信号SW2−R、S
W2−GおよびSW2−Bが順次Hレベルになることに
よって、NOR回路45の出力(/ACT信号)は、順
次Lレベルになるとともに、インバータ回路41の出力
(ACT信号)は、順次Hレベルになるので、第1差動
回路1、第2差動回路2およびプッシュプル出力回路3
が動作する。
【0069】第6実施形態では、上記のように、データ
線3本に1本の割合で1つのアナログバッファ回路を設
けることによって、アナログバッファ回路のレイアウト
面積を小さくすることができるとともに素子数を低減す
ることができる。これにより、さらなる低消費電力化を
図ることができる。
【0070】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0071】たとえば、上記実施形態において、第1差
動回路1の貫通電流制御用のnチャネルトランジスタ1
3のバイアス電位として、VDDを用いるとともに、第
2差動回路2の貫通電流制御用のpチャネルトランジス
タ23のゲート電位としてVBBの負電位を用いるよう
にしてもよい。また、第1差動回路1のnチャネルトラ
ンジスタ13のゲート電位および第2差動回路2のpチ
ャネルトランジスタ23のゲート電位として、同一のビ
デオデータ信号の電位を用いるようにしてもよい。
【0072】また、上記実施形態では、液晶表示装置
(LCD)からなる表示装置を例にとって説明したが、
本発明はこれに限らず、EL表示装置などの他の表示装
置にも同様に適用可能である。また、表示装置に限ら
ず、バッファ回路を用いる他の駆動回路にも適用可能で
ある。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1差
動回路および第2差動回路によって、出力回路の第1出
力トランジスタのゲートおよび第2出力トランジスタの
ゲートを別個に駆動することができるので、第1電圧源
の電圧(電源電圧)が小さい場合にも、第1出力トラン
ジスタおよび第2出力トランジスタの動作範囲を大きく
取ることができる。その結果、低電圧化に対応可能で、
かつ、動作の高速化およびデータの高精度化を図ること
ができる。
【0074】また、第1差動回路の第1貫通電流制御用
トランジスタのゲートに第1電位を供給するとともに、
第2差動回路の第2貫通電流制御用トランジスタのゲー
トに第2電位を供給するすることによって、第1貫通電
流制御用トランジスタおよび第2貫通電流制御用トラン
ジスタでの消費電流を別々に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるアナログバッファ
回路を含む駆動回路を示した回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態によるアナログバッファ
回路を含む駆動回路を示した回路図である。
【図3】図2に示した第2実施形態による駆動回路の第
1差動回路および第2差動回路の内部構成の一例を示し
た回路図である。
【図4】本発明の第3実施形態によるアナログバッファ
回路を含む駆動回路を示した回路図である。
【図5】図4に示した第3実施形態による駆動回路の第
1差動回路および第2差動回路の内部構成の一例を示し
た回路図である。
【図6】本発明の第4実施形態によるアナログバッファ
回路を含む駆動回路を示した回路図である。
【図7】図6に示した第4実施形態による駆動回路の第
1差動回路および第2差動回路の内部構成の一例を示し
た回路図である。
【図8】本発明の第5実施形態によるアナログバッファ
回路を含む駆動回路の内部構成を示した回路図である。
【図9】本発明の第6実施形態によるアナログバッファ
回路を含む駆動回路を示した回路図である。
【図10】従来のプッシュプル型差動増幅回路を示した
回路図である。
【符号の説明】
1 第1差動回路 2 第2差動回路 3 プッシュプル出力回路(出力回路) 11、21 差動増幅器 12 nチャネルトランジスタ(第1スイッチングトラ
ンジスタ) 13 nチャネルトランジスタ(第1貫通電流制御用ト
ランジスタ) 22 pチャネルトランジスタ(第2スイッチングトラ
ンジスタ) 23 pチャネルトランジスタ(第2貫通電流制御用ト
ランジスタ) 31 pチャネルトランジスタ(第1出力トランジス
タ) 32 nチャネルトランジスタ(第2出力トランジス
タ) 50 画素部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 17/16 H03K 17/16 H H04N 5/66 H04N 5/66 B Fターム(参考) 5C006 AF75 BB16 BC11 BF25 BF34 FA14 FA46 FA47 5C058 AA06 AA12 BA26 BA35 5C080 AA06 AA10 BB05 DD26 FF11 JJ02 JJ03 5J055 AX02 AX12 AX14 AX25 BX16 CX29 CX30 DX13 DX14 DX22 DX56 EX01 EX02 EY21 EZ04 EZ07 EZ08 EZ09 FX01 FX09 FX13 GX01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電圧源と第2電圧源との間に接続さ
    れるとともに、所定の基準電圧が入力され、第1貫通電
    流制御用トランジスタを含む第1差動回路と、 前記第1電圧源と前記第2電圧源との間に接続されると
    ともに、前記所定の基準電圧が入力され、第2貫通電流
    制御用トランジスタを含む第2差動回路と、 前記第1差動回路の出力がそのゲートに供給される第1
    導電型の第1出力トランジスタと、前記第2差動回路の
    出力がそのゲートに供給される第2導電型の第2出力ト
    ランジスタとを含む出力回路とを備え、 前記第1差動回路の第1貫通電流制御用トランジスタの
    ゲートには、第1電位が供給され、前記第2差動回路の
    第2貫通電流制御用トランジスタのゲートには、第2電
    位が供給される、駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記第1差動回路の第1貫通電流制御用
    トランジスタのゲートには、前記第2差動回路の所定の
    ノードの電位が供給され、 前記第2差動回路の第2貫通電流制御用トランジスタの
    ゲートには、所定のバイアス電位が供給される、請求項
    1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記第1差動回路の第1貫通電流制御用
    トランジスタのゲートには、所定のバイアス電位が供給
    され、 前記第2差動回路の第2貫通電流制御用トランジスタの
    ゲートには、前記第1差動回路の所定のノードの電位が
    供給される、請求項1に記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記第1差動回路の第1貫通電流制御用
    トランジスタのゲートには、前記第2差動回路の所定の
    ノードの電位が供給され、 前記第2差動回路の第2貫通電流制御用トランジスタの
    ゲートには、前記第1差動回路の所定のノードの電位が
    供給される、請求項1に記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記第1差動回路は、第1スイッチング
    トランジスタを含み、 前記第2差動回路は、第2スイッチングトランジスタを
    含み、 前記第1差動回路の第1スイッチングトランジスタと、
    前記第2差動回路の第2スイッチングトランジスタと、
    前記出力回路の第1および第2出力トランジスタとを活
    性化するとともに、前記活性化のための信号を生成する
    起動制御回路をさらに備える、請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記起動制御回路は、データ線へデータ
    を供給する書き込み信号に同期して、前記活性化のため
    の信号を生成する、請求項5に記載の駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の駆
    動回路と、 前記データ線に繋がる画素部とを備えた、表示装置。
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