JP5226248B2 - 温度検出回路及び半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワーIC等チップにおける消費電力が大きく、何らかの方法でチップ温度
を検出する必要がある場合等に、チップ温度に比例した電圧、又は電流を出力する温度検
出回路及びこれを搭載した半導体装置に関する。
昨今、LSIは集積化が進み、1チップ内に多くの回路を搭載することが多くなってき
ている。この場合は回路の規模に比例して消費電力が増加する。または多くの回路を搭載
していなくてもパワーICのように元々消費電力が大きい回路も存在する。このような場
合、チップ温度が上昇し、最悪の場合はチップを破壊する可能性がある。これを避けるた
め、半導体装置のチップ温度を何らかの方法で検出し、その検出結果を基にその半導体装
置が搭載されているシステムを制御して、結果としてチップを保護するようなことが考え
られている。例えば、半導体装置に温度センサに相当する装置を搭載することなどである
。この場合、温度センサとしては、半導体チップ温度に比例した電圧、又は電流を出力す
る回路(温度検出回路)を搭載する等する。
図17は横軸がチップ温度、縦軸が出力電圧を表し、チップ温度と出力電圧とが正比例
関係にある場合を示すグラフ図である。図17に示すように、チップ温度が25℃のとき
に出力電圧は0V、75℃のときに出力電圧はV1、125℃のときに出力電圧はV2に
なっている。
図17の特性を実現する回路としては例えば特許文献1に記載の温度検出回路がある。
図18は、特許文献1に記載の温度検出回路を示す回路図である。図18に示すように、
従来の温度検出回路210は、バンドギャップリファレンス回路(以下、BGR回路とい
う。)213、第1及び第2の演算増幅器A31、A32、第1乃至第4の抵抗R21〜
R24、第1及び第2のダイオードD11、D12、電流源I11を有する。
演算増幅器A32は、非反転入力端子(正転入力端子)にBGR回路113の出力電圧
が入力され、反転入力端子とGNDとの間に抵抗R21が接続され、さらに反転入力端子
と出力端子との間に抵抗R22が接続されている。
また、第1のダイオードD11は、そのアノードが第2の演算増幅器A32の出力端子
に接続されそのカソードは、第2のダイオードD12のアノードと接続されている。電流
源I11は、一端が第2のダイオードD12のカソードに接続され、他端がGNDに接続
されている。演算増幅器A31は、非反転入力端子が第2のダイオードD12のカソード
に接続され、反転入力端子とGNDとの間に抵抗R23が接続され、さらに反転入力端子
と出力端子VOUTとの間に抵抗R24が接続されている。この演算増幅器A31の出力
端子が最終の出力端子OUTとなっている。
この従来の温度検出回路210は、BGR回路213の電圧をVBGRとすると、演算
増幅器A32の出力電圧VREFは、下記式(1)で表すことができる。
Figure 0005226248
出力電圧VREFが2個の直列接続されたダイオードD11、D12のアノード側に印
加され、電流源I11でバイアスされているので、電流源I11に流れる電流I11とす
ると、ダイオードD12のカソード電圧VD12kは、下記式(2)で表すことができる
Figure 0005226248
ここで、k:ボルツマン定数、T:絶対温度、q:電子の電荷、IS:ダイオードの逆方
向飽和電流を示す。
ところで、ダイオード1個分の温度特性は約−2mV/℃の温度特性を有することが一
般的に知られている。また、BGR回路113は正しく設計すれば、温度特性はダイオー
ドの温度特性と比較してほぼ無視できる程度まで小さくすることが可能である。従って上
記式(2)の温度特性を調べるには式(2)を温度Tで微分すると、ダイオードの電圧(K
T/q)ln(I11/IS)が−2mV/℃として、下記式(3)となる。
Figure 0005226248
このVD12Kの電圧を演算増幅器A31と、抵抗R23と抵抗R24により決定される
閉ループ利得で増幅した結果、最終の出力電圧Voutは下記となる。
Figure 0005226248
また、このVD12Kの温度特性は式(3)で示す特性を有するので、出力電圧Vout
は下記となる。
Figure 0005226248
すなわち、抵抗R23と抵抗R24とにより決定される所望の正の傾きをもった温度検出
回路を実現することができる。
特開平11−258065号公報
しかしながら、特許文献1に記載の温度検出回路210は、出力電圧が0V近辺の電圧
出力の精度が得られないという問題点がある。これは、電流源I11をトランジスタで構
成する場合、入力電圧が0V近辺では定電流源として動作させることができないからであ
る。また、ダイオード2個分の温度特性を演算増幅器A31で増幅して得ているため、ダ
イオードの温度特性に元々誤差成分があれば、演算増幅器A31と、抵抗R23、R24
により決定される増幅率でその誤差成分が増幅されてしまうという問題点もある。
本発明に係る温度検出回路は、直列接続された1以上のダイオードと、前記1以上のダイオードに接続された定電流源と、前記1以上のダイオードにより生成される比較電圧と、参照電圧との電圧差に応じた電圧又は電流を出力する出力部とを有する。
本発明に係る温度検出回路は、直列接続された1以上のダイオードと、前記1以上のダ
イオードに接続された定電流源と、一端に参照電圧が印加される第1の抵抗と、反転入力
端子と前記第1の抵抗の他端とが接続され、非反転入力端子に前記1以上のダイオードに
より生成される比較電圧が入力される第1の演算増幅器と、前記第1の演算増幅器に接続
され、前記参照電圧から前記比較電圧を減算した電圧を電流に変換する電圧電流変換回路
と、入力端子が前記電圧電流変換回路と接続され、共通端子に電源電圧が入力される第1
のカレントミラー回路と、前記第1のカレントミラー回路と出力端子との間に一端が接続
され他端が接地された第2の抵抗とを有するものである。
本発明においては、1以上のダイオードにより生成される比較電圧と、参照電圧との電
圧差に基づいた電圧又は電流を出力することで、検出温度に応じた電圧を0V近辺から精
度よく出力することができると共に、ダイオードの温度特性の誤差成分を取り除くことが
できる。
本発明にかかる半導体装置は、温度検出回路を搭載した複数のチップを有し、前記各温
度検出回路は、夫々の出力端子が共通に接続されたものであって、直列接続された1以上
のダイオードと、前記1以上のダイオードに接続された定電流源と、前記1以上のダイオ
ードにより生成される比較電圧と、所定の温度における前記比較電圧と同一電圧の参照電
圧との電圧差に基づき検出温度に応じた電流を出力する電圧電流変換部と、前記電圧電流
変換部と前記出力端子との間に一端が接続され他端が接地された抵抗とを有するものであ
る。
本発明においては、複数のチップのそれぞれに搭載された温度検出回路の出力端子を共
通に接続することで、各チップの平均温度に対応する電圧を出力する半導体装置を得るこ
とができる。
本発明にかかる半導体装置は、温度検出回路を搭載した複数のチップと、複数の前記温
度検出回路に接続された最大値/最小値検出回路とを有し、前記温度検出回路は、直列接
続された1以上の温度検出用ダイオードと、前記1以上の温度検出用ダイオードに接続さ
れた定電流源と、前記1以上の温度検出用ダイオードにより生成される比較電圧と、所定
の温度における前記比較電圧と同一電圧からなる参照電圧との電圧差に基づき検出温度に
応じた電圧を出力する出力部とを有し、前記最大値/最小値検出回路は、前記複数の温度
検出回路の出力電圧のうち最小値又は最大値を出力するものである。
本発明においては、複数のチップのそれぞれに搭載された温度検出回路のそれぞれに、
最大値/最小値検出回路を接続したので、各温度検出回路が出力する検出電圧のうち最小
値又は最大値を出力させることができる。
本発明にかかる温度検出回路は、温度依存性を有する出力信号を出力する第1の回路と、一定の出力信号を出力する第2の回路と、前記第1の回路の出力信号と前記第2の回路の出力信号との差に応じた出力信号を出力する第3の回路とを有するものである。
本発明にかかる温度検出回路は、単調な温度依存性を有する出力信号を出力する第1の回路と、一定の出力信号を出力する第2の回路と、前記第1の回路の出力信号を一端に入力し、前記第2の回路の出力信号を抵抗を介して他端に入力する演算増幅器と、該演算増幅器は前記抵抗の電位差に応じて出力信号を出力することができる。
本発明によれば、正確な温度を検出することができる温度検出回路及び半導体装置を提
供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。本発明は、半導体チップの温度を検出するための温度検出回路であり、チップ温度
に比例した電圧、又は電流を出力するものである。本実施の形態においては温度係数を作
り出す素子としてダイオードを使用し、所望の温度係数を得るため、このダイオードを複
数個直列接続する。また、ある温度での出力電流又は出力電圧を零にするため、ダイオー
ドで発生した電圧をうち消すためにバンドギャップリファレンス(BGR)回路の電圧を
増幅した電圧を使用する。
ここで、加算器により、負の温度係数を持ったダイオードの特性から正の温度係数をも
った出力電圧に変換するための引き算処理と、出力電流又は出力電圧を零にするためのB
GR回路の電圧の加算処理を行う。そして演算処理した結果得られた電圧を電圧電流変換
回路により電流に変換する。このときこの電流は正の温度特性をもったものになっている
。この電流を抵抗で再び電圧に変換する。このとき、前述した電圧電流変換回路の変換係
数と電流を電圧に変換するための抵抗の値とを適切に設計することにより、所望の特性を
得ることが可能になる。更に、後述するように、加算器と電圧電流変換回路にオフセット
キャンセル回路を搭載すると共に、最終出力にローパスフィルタを挿入してオフセットキ
ャンセルのノイズ成分を除去することで、更に高精度な温度検出回路を実現することがで
きる。
実施の形態1.
先ず、本発明の実施の形態1にかかる温度検出回路について説明する。図1は、本発明
の実施の形態1にかかる温度検出回路を示すブロック図である。図1に示すように、温度
検出回路10は、直列接続された1以上のダイオードからなるダイオード群11と、ダイ
オード群11に接続された定電流源I1と、ダイオード群11により生成される比較電圧
と参照電圧との電圧差に基づき検出温度に応じた電圧又は電流を出力する出力部とを有す
る。
本実施の形態にかかる出力部は、加算器12、電圧電流変換部15、及び第2の抵抗と
しての抵抗R2から構成され、検出温度に応じた電圧VOUTを出力する。温度検出回路
10は、さらに、バンドギャップリファレンス電圧(BGR電圧)を生成するBGR回路
13及びそのBGR電圧を増幅する増幅部14を有し、BGR電圧を増幅した電圧を参照
電圧として加算器12に入力する。
加算器12は、定電流源I1でバイアスされたダイオード群11により生成された直列
電圧(比較電圧)VDをマイナス加算し、BGR回路13のBGR電圧VBGRを増幅し
た参照電圧VA2をプラス加算する。電圧電流変換部15は、加算器12の出力電圧を電
圧電流変換部15で出力電流IOUTに変換する。この電圧電流変換部15は、抵抗R1
を有し、この抵抗R1により加算器12の出力電圧を電流に変換する際の変換係数が決定
される。
第2の抵抗R2は、電圧電流変換部15の出力と基準電位GND間に接続され、電圧電
流変換部15の出力電流IOUTを出力電圧VOUTに変換する電流電圧変換部として機
能する。そして、電圧電流変換部15の出力と抵抗R2との共通接続点が出力端子OUT
となっており、検出温度に応じた電圧VOUTを出力する。
ここで、ダイオード群11及び定電流源I1から、単調な温度依存性を有する出力信号
を出力する第1の回路が構成される。また、BGR回路13及び増幅部14から一定の出力信号を出力する第2の回路が構成される。また、出力部は、第1の回路の出力信号と第2の回路の出力信号との差に応じた出力信号を出力する第3の回路として機能する。なお、ここでいう単調とは、温度(x)と出力信号(f(x))の関係がx1<x2 ならば f(x1)<f(x2)の単調関数になるという意味である。第1の回路と第2の回路のそれぞれの温度と出力信号の関係が単調関数であることと同時に、第3の回路の出力信号が第1および第2の回路の温度に対して単調関数になる特性を有するように構成する。
次に、本実施の形態にかかる温度検出回路の動作について説明する。温度検出回路10
においては、ある温度(T=T1)における出力電流IOUTが零になるように、BGR
回路13の出力電圧VBGRを増幅部14で増幅する。すなわち、ある温度T1のときの
n個直列接続されたダイオード群11で生じる比較電圧をVD(T1)、ダイオード群1
1のバイアス電流をI1とすると、比較電圧VD(T1)は下記のように表すことができ
る。
Figure 0005226248
ここで、k:ボルツマン定数、q:電子の電荷、IS(T1):温度T1のときのダイオー
ドの逆方向飽和電流を示す。
そして、BGR電圧をVBGR、増幅部14の電圧増幅率をA2とすると、増幅部14
の出力電圧(参照電圧)VA2は、下記となる。
Figure 0005226248
ここで加算器12でこの増幅部14の出力電圧VA2を足し算し、ダイオード群11の電
圧(比較電圧)VDを引き算するため、加算器12の出力電圧Aaddは下記となる。
Figure 0005226248
この加算器12の出力電圧Aaddを電圧電流変換部15において抵抗値R1の変換係数
で電流に変換した出力電流Ioutは、下記となる。
Figure 0005226248
そして出力電圧Voutは、Ioutにより抵抗R2で電圧に変換されて下記となる。
Figure 0005226248
ここで、A2VBGR=VD(T1)とすると、温度T1のときに出力電圧VOUTが零
になる。そしてこの出力電圧VOUTの温度係数は、ダイオード1個分の温度係数が約−
2(mV/℃)であることから、n個ダイオードが直列接続されれば、その温度係数は−
2n(mV/℃)となる。従って出力電圧Voutの温度係数は、下記となる。
Figure 0005226248
すなわち、ダイオード群11を構成するダイオードの個数nと抵抗R1とR2の比とで温
度係数を決定することが可能になる。
次に、本実施の形態にかかる具体例について説明する。図2は図1に示す温度検出回路
の具体例を示す回路図である。なお、本具体例において、図1に示す温度検出回路と同一
構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本具体例にかかる温度検出回路20は、直列接続された5つのダイオードD1〜D5か
らなるダイオード群21と、ダイオード群21に接続された定電流源I1とを有する。さ
らに、BGR電圧VBGRを生成するBGR回路13及びBGR電圧を増幅する増幅部2
4を有する。増幅部24は、演算増幅器A2と、演算増幅器A2の閉ループ利得を決定す
る抵抗R11、R12を有する。演算増幅器A2は、正転入力端子にBGR回路13の出
力が接続されている。抵抗R11は、演算増幅器A2の反転入力端子と接地との間に接続
され、抵抗R12は、演算増幅器A2の反転入力端子と出力端子との間に接続されている
さらに、第1及び第2の抵抗R1、R2、第1の演算増幅器A1、カレントミラー回路
CM1、CM2を有する。抵抗R1は、一端に演算増幅器A2の出力端子が接続され他端
に第1の演算増幅器A1の反転入力端子が接続される。第1の演算増幅器A1は、その正
転入力端子とダイオード群21の最高電位側とが接続され、その反転入力端子は第2のカ
レントミラー回路CM2の入力端子と接続され、その出力端子は第2のカレントミラー回
路CM2の共通端子と接続されている。カレントミラー回路CM2の出力端子はカレント
ミラー回路CM1の入力端子と接続されている。抵抗R1、演算増幅器A1、及びカレン
トミラー回路CM2により電圧電流変換部が構成され、抵抗R1により、電圧電流変換の
変換係数が決定される。また、第1のカレントミラー回路CM1は、その入力端子がカレ
ントミラー回路CM2の出力端子と接続され、その共通端子に電源電圧が入力され、第2
のカレントミラー回路CM2の出力電流を反転する。そして、第1のカレントミラー回路
CM1の出力端子は、抵抗R2の一端に接続されると共に出力端子OUTとなっている。
抵抗R2の他端はGNDに接続されている。抵抗R2は、第1のカレントミラー回路CM
1の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換部として機能する。
次に、本実施の形態にかかる温度検出回路の動作について説明する。温度検出回路20
のBGR回路13の出力電圧をVBGRとすると、第2の演算増幅器A2の出力端子の電
圧VA2は、下記となる。
Figure 0005226248
また、ある温度T1のときのダイオード群21で生成される電圧(比較電圧)VD(T1
)は、ダイオード群21のバイアス電流、すなわち電流源I1の電流をI1とすると下記
となる。
Figure 0005226248
ここでk:ボルツマン定数、q:電子の電荷、IS(T1):温度T1のときのダイオー
ドの逆方向飽和電流である。
すなわち、第1の演算増幅器A1の非反転入力電圧は上記式(13)で示す値になる。
一方、演算増幅器A1の反転入力電圧は、非反転入力端子とイマジナリーショートの関係
にあるので、同じく上記式(13)で示した値になる。従って、抵抗R1の両端電圧VR
1は下記となる。
Figure 0005226248
また、抵抗R1に流れる電流IR1は、下記となる。
Figure 0005226248
この式(15)の電流は全て第2のカレントミラー回路CM2の入力電流になる。これ
は第1の演算増幅器A1の入力端子には電流が流れないことに起因する。すなわち、上記
式(15)で示した電流がそのまま第2のカレントミラー回路CM2の出力電流になり、
さらには第1のカレントミラー回路CM1の入力電流になる。従って、第1のカレントミ
ラー回路CM1の出力電流も式(15)で示した電流値となる。この電流が抵抗R2によ
り電圧に変換され、下記に示す最終の出力電圧VOUTとなる。
Figure 0005226248
ここで、VBGR=VD(T1)とすると、温度T1のときに出力電圧Voutが零に
なる。そしてこの出力電圧VOUTの温度係数は、ダイオード1個分の温度係数が約−2
(mV/℃)であることから、5個ダイオードが直列接続されれば、その温度係数は約−
10(mV/℃)となる。従って出力電圧Voutの温度係数は、下記となる。
Figure 0005226248
すなわち、上記式(11)と同様、温度検出回路20においても、抵抗R1とR2の比と
で温度係数を決定することが可能になる。以上VD(T1)≦VA2の場合で説明した。また、VD(T1)>VA2のときには第2のカレントミラー回路CM2が動作せず、従って抵抗R1には電流が流れない。この為に第1の演算増幅器A1の反転入力端子にはVD(T1)より低電位のVA2がそのまま印加され、VDとの差電圧から第1の演算増幅器A1の出力端子がハイに固定されて、第2のカレントミラー回路CM2の不動作状態が維持される。つまり、ある温度(T1)まではVOUTは0Vに固定され、ある温度(T1)以上では(10)式に従って出力電圧VOUTが出力されることになる(図3)。この結果、本実施の形態では、従来技術で実現できなかった0V付近での特性が精度良く実現できる。当然この場合には、VD(T1= 25℃ )=VA2とすれば良い。また、参考に、本実施の形態の一例として、第1の演算増幅器A1、第2のカレントミラー回路CM2の具体的な回路例を(図4)にて示す。
次に、本実施の形態における変形例について説明する。図5は、本実施の形態の変形例
にかかる温度検出回路を示す回路図である。本変形例にかかる温度検出回路30は、図2
に示す温度検出回路20における第2のカレントミラー回路CM2に換えて2つのMOS
トランジスタで電圧電流変換回路を実現したものである。なお、本変形例において、図2
に示す温度検出回路と同一構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第2のカレントミラー回路CM2の換わりに、ソース同士、ゲート同士が各々共通接続された第1及び第2のNチャンネルMOSトランジスタMN1、MN2が挿入されている。その共通接続されたゲートは第1の演算増幅器A1の出力端に接続されている。またその共通接続されたソースは接地GNDに接続されている。また、第1のNチャンネルMOSトランジスタのドレインは第1の演算増幅器A1の非反転入力端子、及び抵抗R1の一端に共通接続されている。さらに第2のNチャンネルMOSトランジスタMN2のドレインは第1のカレントミラー回路CM1の入力端に接続されている。その他の接続は図2に示す温度検出回路20と同様である
次に、本変形例の動作について説明する。第1のNチャンネルMOSトランジスタMN
1のゲートとドレインは逆位相の関係にある。そのため、帰還をかける入力端子の極性は
図2のそれと逆になる。すなわちゲートが演算増幅器A1の出力に接続されているNチャ
ンネルMOSトランジスタのMN1のドレインから非反転入力端子へ帰還されている。そ
して反転入力端子に比較電圧VDが入力電圧として入力される。この演算増幅器A1で電
圧から電流へ変換される式は上述と全く同じになる。ここでNチャンネルMOSトランジ
スタMN1とMN2は各々のゲート同士、及び各々のソース同士が共通接続されているの
で、各々のドレイン電流は同じになる。従って、演算増幅器A1とNチャンネルMOSト
ランジスタMN1により電圧から電流に変換されたのと同じ電流がNチャンネルMOSト
ランジスタMN2に流れる。これ以外の動作は図2に示す温度検出回路20と同様である
本実施の形態においては、温度検出回路10、20は、直列接続した複数のダイオード
の温度特性を利用し、ある温度T1で出力電圧を0Vに設定する。そして、温度依存性が
ない一定値が保証されたBGR回路13を使用してダイオードで発生する比較電圧をうち消すように構成することで正確な温度検出をすることができる。なお、本実施例における一定値とは、拡散ばらつき等の製造ばらつきを許容する値であって、通常のBGR回路において出力される値を一定値としている。すなわち、出力電圧が0V近辺であっても正確な温度検出をすることができ、かつダイオード群11又は21の温度特性に誤差成分があってもそれを取り除くことができる。さらに、図2、及び図5に示すように演算増幅器A1、A2の各入力電圧はトランジスタの閾値電圧より高い電圧でかつ正電源VDDから十分低い電圧が入力されるので、Rail−to−Railの回路構成にする必要がなく、回路設計が容易になる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態にかかる温度検出回路は
、上述の例えば図2に示す温度検出回路20に対し、第1及び第2の演算増幅器A1、A
2のオフセット電圧が問題になる場合に、その対策を施したものである。図6は、本実施
の形態にかかる温度検出回路を示す図である。なお、図6に示す本実施の形態にかかる温
度検出回路において、図2に示す温度検出回路と同一構成要素には同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
図6に示すように、本実施の形態にかかる温度検出回路40は、図2に示す第1及び第
2の演算増幅器A1、A2をオフセットキャンセル回路付き演算増幅器A11、A12と
し、その制御信号をデューティ50%の空間オフセットキャンセル信号Sで制御するもの
である。更に、出力端子OUTの前段にローパスフィルタLPFを挿入する。
ここで、オフセットキャンセルを演算増幅器で実現するための具体的な回路構成を図7
(a)、図7(b)に示す。以下の説明において「メーク型のスイッチ」とは制御信号を
入力したときにスイッチが閉じる(ONする)タイプをいい、「ブレーク型スイッチ」と
は制御信号を入力したときにスイッチが開く(OFFする)タイプのものをいう。
演算増幅器A11、A12は同様に構成される。すなわち、演算増幅器A11、A12
は図7(a)に示すように、オフセットキャンセル付演算回路差動対を構成する2つのP
チャンネルMOSトランジスタMP11、MP12(第1、第2のトランジスタ)を有す
る。さらに、この差動対をバイアスする定電流源I11を有する。定電流源I11は、P
チャンネルMOSトランジスタMP11及びMP12の共通に接続されたソースと、正電
源VDDとの間に接続されている。さらに、差動対には、能動負荷でかつ差動からシング
ル変換を兼ねたカレントミラー構成のNチャンネルMOSトランジスタMN11、MN1
2が接続されている。さらに、2段目の増幅回路を構成するNチャンネルMOSトランジ
スタMN13(出力トランジスタ)と、このNチャンネルMOSトランジスタMN13の
能動負荷の働きをする定電流源I12とを有する。定電流源I12は、正電源VDDとN
チャンネルMOSトランジスタMN13のドレインとの間に接続されている。さらに、N
チャンネルMOSトランジスタMN13のゲートとドレイン間に位相補償容量Cが接続さ
れている。
差動対を構成する一方のPチャンネルMOSトランジスタMP11のドレインはNチャ
ンネルMOSトランジスタMN11のドレインに接続され、差動対を構成する他方のPチ
ャンネルMOSトランジスタMP12のドレインはNチャンネルMOSトランジスタMN
12のドレインに接続されている。
さらに、演算増幅器A11、A12は、ブレーク型のスイッチSW1、SW4、SW6
、SW8と、メーク型のスイッチSW2、SW3、SW5、SW7を有する。これらスイ
ッチ群SW1〜SW8は全て連動して制御され、ブレーク型のスイッチSW1、SW4、
SW6、SW8がONのとき、メーク型のスイッチSW2、SW3、SW5、SW7がO
FFし(図7(a)参照)、ブレーク型のスイッチSW1、SW4、SW6、SW8がO
FFのとき、メーク型のスイッチSW2、SW3、SW5、SW7がONする(図7(a
)参照)。
ここで、ブレーク型のスイッチSW1は、NチャンネルMOSトランジスタMN11のゲートとドレイン間に接続され、メーク型スイッチSW2は、NチャンネルMOSトランジスタMN12のゲートとドレイン間に接続され、メーク型のスイッチSW3は、NチャンネルMOSトランジスタMN11のドレインとNチャンネルMOSトランジスタMN1
3のゲート間に接続され、ブレーク型のスイッチSW4は、NチャンネルMOSトランジスタMN12のドレインとNチャンネルMOSトランジスタMN13のゲート間に接続されている。また、メーク型のスイッチSW5は、PチャンネルMOSトランジスタMP12のゲートと反転入力端子Vin−間に接続され、ブレーク型のスイッチSW6は、PチャンネルMOSトランジスタMP11のゲートと反転入力端子Vin−間に接続され、メーク型のスイッチSW7は、PチャンネルMOSトランジスタMP11のゲートと非反転入力端子Vin+間に接続され、ブレーク型のスイッチSW8は、PチャンネルMOSトランジスタMP12のゲートと入力端子Vin+間に接続されている。
これらのスイッチのON、OFFにより、入力Vin−がPチャンネルMOSトランジスタP11に入力され、入力Vin+がPチャンネルMOSトランジスタP12に入力され、PチャンネルMOSトランジスタP12の出力に基づき出力トランジスタであるNチャンネルMOSトランジスタMN13を制御する第1のモードと、入力Vin−がPチャンネルMOSトランジスタP12に入力され、入力Vin+がPチャンネルMOSトランジスタP11に入力され、PチャンネルMOSトランジスタP11の出力に基づきNチャンネルMOSトランジスタMN13を制御する第2のモードとを切り替えることができる。
次に、このオフセットキャンセル回路付き演算増幅器の動作について説明する。オフセットキャンセル回路付き演算増幅器A11、A12はPチャンネルMOSトランジスタMP11とMP12で差動対を構成し、その能動負荷として差動からシングルエンド変換機能を兼ねたカレントミラー構成のNチャンネルMOSトランジスタMN11とMN12を有する。ここでスイッチSW1が閉じたときはNチャンネルMOSトランジスタMN12のドレインがそのシングルエンド出力となり、スイッチSW2が閉じたときはNチャンネルMOSトランジスタMN11のドレインがシングルエンド出力となる。
このように出力端子がスイッチSW1とSW2のON/OFF状態で変わることから出
力選択のためにスイッチSW3とSW4が設けられている。このスイッチSW3とSW4
を介してシングル変換された信号がNチャンネルMOSトランジスタで出力トランジスタ
となっているMN13のゲートに入力される。このとき、定電流源I12がNチャンネル
MOSトランジスタMN13の能動負荷として働く。そしてNチャンネルMOSトランジ
スタMN13のドレインが出力端子OUTとなる。容量Cはミラー容量として位相補償の
働きをする。
スイッチSW1〜SW4を切り替えると反転入力がPチャンネルMOSトランジスタM
P11のゲートになったりPチャンネルMOSトランジスタMPのゲートになったりする
。したがって、これを切り替えるためスイッチSW5、SW6が設けられている。すなわ
ち、図7(a)に示すように、スイッチSW1とSW4が閉じたときは反転入力がPチャ
ンネルMOSトランジスタMP11のゲート端子となり、このときスイッチSW6を閉じ
ることにより反転入力端子Vin−とPチャンネルMOSトランジスタMP11のゲート
端子が接続される。そして正転入力はPチャンネルMOSトランジスタMP12のゲート
端子となるのでスイッチSW8を閉じて非反転入力端子Vin+に接続する。
一方、図7(b)に示すように、スイッチSW2とSW3が閉じたときは反転入力がPチャンネルMOSトランジスタMP12のゲート端子となり、このときはスイッチS5を閉じることにより反転入力端子Vin−とPチャンネルMOSトランジスタMP12のゲート端子が接続される。そして正転入力はPチャンネルMOSトランジスタのMP11のゲート端子となるのでスイッチS7を閉じて非反転入力端子Vin+に接続する。
次に、このオフセットキャンセル回路付き演算増幅器(アンプ)の反転入力端子Vin
−と出力端子Voutとを共通接続する、いわゆるボルテージフォロワ接続にした場合、
各スイッチの状態によって変化する演算増幅回路のオフセット電圧について説明する。演
算増幅回路としてオフセット電圧が発生する主要因として挙げられるのは、Pチャンネル
MOSトランジスタMP11とMP12で構成される差動トランジスタ対の閾値(VT)
相対バラツキと、能動負荷の働きをするNチャンネルMOSトランジスタMN11とMN
12から構成されるカレントミラー回路のトランジスタ対の閾値(VT)相対バラツキで
ある。スイッチ群SW1〜SW8のスイッチ状態が2つあり、その各々をAとBとすると
、仮にスイッチ状態がAの場合にこれらの閾値(VT)相対バラツキが原因で生じるオフ
セット電圧をVOSとし、そのときのアンプの入力電圧をVIN、出力電圧をVOとする
と、
VO=VIN+VOS
となる。
次に、スイッチを切り替え、スイッチの状態をBにしたとすると、スイッチの状態がA
のときと逆極性の方向にオフセット電圧が出力される結果、出力電圧は
VO=VIN−VOS
となる。このように、スイッチを切り替えることにより出力電圧VOは理想出力電圧値V
INに対し、対称的に電圧出力されることがわかる。従って、AとBの二つの状態をこれ
らデューティ50%の周期をもったスイッチで切り替えて、その平均値をとれば、結果と
してオフセット電圧が零になりオフセットキャンセルすることができる。
図8は、オフセット電圧を零とした理想出力電圧を説明するための図である。スイッチ
群SW1〜SW8をある周期でスイッチングすると出力端子VOUTの波形は図8(a)
に示すように、理想電圧に対し、対称的にオフセット電圧分だけの振幅値をもったパルス
状の波形になる。このとき、このスイッチング周波数の周期をデューティ50%に設定し
、その平均値をとると、オフセット電圧に相当する分が平均化されて零となり、ほぼ理想
の値が得られることがわかる。本実施の形態においては、この平均化のためにローパスフ
ィルタLPFを用いる。ローパスフィルタを実現する回路として、例えば、図8(b)に
示すように抵抗Rを入出力間に挿入し、出力側とGNDとの間に容量Cを挿入する。この
CRの時定数が1/(スイッチング周波数)より十分に大きく、かつデューティ50%で
あれば、オフセット電圧に相当するリップル成分を取り除くことが可能になり、図8(c
)のように理想出力電圧を得ることが可能になる。
次に、スイッチの具体例について説明する。先ず、メーク型のスイッチについて説明す
る。図9(a)に示すスイッチの具体的構成として、図9(b)乃至図9(d)に示すス
イッチSW11、SW12、SW13がある。すなわち、図9(b)、図9(c)に示す
ように、その両端が、NチャンネルMOSトランジスタ又はPチャンネルMOSトランジ
スタの各々ドレイン/ソースに対応するものである。この場合、スイッチのON/OFF
の制御はゲートで行う。ここでNチャンネルMOSトランジスタの場合はゲートがハイレ
ベルのときにスイッチSW11がONし、ゲートがローレベルのときにスイッチSW11
がOFFする。PチャンネルMOSトランジスタの場合はその逆で、ゲートがローレベル
のときにスイッチSW12がONし、ゲートがハイレベルのときにスイッチSW12がO
FFする。
また、図9(d)に示すように、Nチャンネル及びPチャンネルを使用してスイッチを
構成することも可能である。すなわち、スイッチSW13は、NチャンネルMOSトラン
ジスタMN21、PチャンネルMOSトランジスタMP21、及びインバータ51から構
成される。この場合、NチャンネルMOSトランジスタMN21とPチャンネルMOSト
ランジスタMP21の各々のドレインとソースを共通接続し、各々のゲート間は、インバ
ータ51を介して接続する。これにより、各ゲートに逆位相の信号を入力して駆動する。
このように構成されたスイッチSW13は、NチャンネルMOSトランジスタMN21のゲートがハイレベルのときPチャンネルMOSトランジスタP21のゲートはインバータによりローレベルとなり、その両方がONする。すなわちスイッチがONする。逆にNチャンネルMOSトランジスタMN21のゲートがローレベルのときPチャンネルMOSトランジスタP21のゲートはインバータによりハイレベルとなり、その両方がOFFする。すなわちスイッチがOFFする。
ここでスイッチとしてNチャンネルMOSトランジスタのスイッチSW11を使用する
か、PチャンネルMOSトランジスタのスイッチSW12を使用するか、またはNチャン
ネルMOSトランジスタとPチャンネルMOSトランジスタの抱き合わせ回路からなるス
イッチSW13を使用するかの判断基準はスイッチにかかる電位による。例えば、電源電
圧をVDDとすると、スイッチにかかる電圧がほぼVDD/2より高い場合はPチャンネ
ルMOSトランジスタ(SW11)を使用し、逆にスイッチにかかる電圧がほぼVDD/
2より低い場合はNチャンネルMOSトランジスタ(SW12)を使用し、VSS(GN
D)からVDDまで全入力電圧範囲で動作させる必要がある場合はスイッチSW13を使
用する。
ブレーク型のスイッチの場合には、上述のメーク型のスイッチと相反の関係にあり、ゲ
ート電圧制御の論理を逆にすればよい。すなわち前述のメーク型スイッチのゲート制御に
1段分のインバータを追加することで実現することができる。すなわち制御電圧がローレ
ベルのときにスイッチがONし、ハイレベルのときにスイッチがOFFする。
本実施の形態においても、温度T1での出力電圧を零にするため、ダイオード群11又
は21で発生した比較電圧を、BGR電圧を増幅した参照電圧により減算することで、出
力電圧が0V近辺であっても正確な温度検出をすることができる。また、ダイオード群1
1又は21の温度特性に誤差成分があってもそれを取り除くことができる。さらに、オフ
セットキャンセル機能によりオフセットをキャンセルさせることで、各演算増幅器A31
、A32が有するオフセット電圧が入力抵抗と帰還抵抗で決まる閉ループ利得分だけ増幅
されることがない。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図10は本実施の形態にかかる温度検出回路を示すブロック図である。図10に示すように、本実施の形態にかかる温度検出回路60は、図1に示す温度検出回路10における増幅部14及び抵抗R2の代わりに、増幅部65を設けたものである。実施の形態1と同様に定電流源I1でバイアスされた複数個の直列接続されたダイオード群11の直列電圧(比較電圧)VDを加算器12でマイナス加算し、BGR電圧VBGRを増幅部14で増幅した電圧(参照電圧)VA2をプラス加算する。そして、この加算器12の出力電圧を増幅部65で電圧増幅し、温度検出回路60の出力端子となっているその出力端子OUTから増幅した電圧を出力する。
次に、本実施の形態にかかる温度検出回路の動作について説明する。基本的な動作は図
1に示す実施の形態1の温度検出回路10と同様である。温度検出回路10は、加算器の
出力を一旦電流変換し、その電流を抵抗で再度電圧に変換するものであるが、本実施の形
態にかかる温度検出回路60においては、加算器12の出力を直接増幅部65により増幅
する。
次に、本実施の形態における具体例について説明する。図11は、本実施の形態の具体例にかかる温度検出回路を示す回路図である。温度検出回路70は、5つの直列接続されたダイオードD1〜D5からなるダイオード群21と、このダイオード群21をバイアスする定電流源I1と、BGR回路13と、そのBGR電圧を増幅する増幅部24とを有する。増幅部24は、演算増幅器A2と、演算増幅器A2の閉ループ利得を決定する第1及び第2の抵抗R11及びR12とから構成される。
更に、本実施の形態にかかる温度検出回路70は、ダイオード群21の電圧をバッファするボルテージフォロワ接続された演算増幅器A22と、第3の演算増幅器A23と、この第3の演算増幅器A23の閉ループ利得を決定する第3及び第4の抵抗R13及びR14とから構成される。演算増幅器A23、抵抗R13、R14は、加算器12及び増幅部65として機能する。ボルテージフォロワ接続とは演算増幅器の反転入力端子と出力端子を共通に接続し、非反転入力端子に入力信号を入力するもので、この場合、演算増幅器は、電圧的には入力された電圧と同じ電圧を出力する。すなわち、演算増幅器(ボルテージフォロワ)22は、入力電圧である比較電圧VDと同一の電圧を出力する。
演算増幅器A2は、非反転入力端子にBGR回路13の出力が接続され、反転入力端子
とGNDとの間に第1の抵抗R11が接続され、反転入力端子と出力端子との間には第2
の抵抗R12が接続されている。また、演算増幅器A22は、非反転入力端子に、ダイオ
ード群21の最高電位側が接続され、反転入力端子は上述したように出力端子と接続され
て、いわゆるボルテージフォロワ接続を構成している。また演算増幅器A23は、その非
反転入力端子が演算増幅器A2の出力端子と接続されている。さらに、演算増幅器A23
の反転入力端子と演算増幅器A22の出力端子との間に第3の抵抗R13が接続されてい
る。演算増幅器A23の反転入力端子と出力端子との間には第4の抵抗R14が接続され
ている。そして、演算増幅器A23の出力端子が出力端子OUTとなっている。
次に、温度検出回路70の動作について説明する。BGR回路13の出力電圧をVBG
Rとすると、演算増幅器A2の出力端子の電圧VA2は、上述の式(12)と同一となる
。また、ある温度T1のときのダイオード群21の電圧をVD(T1)とした場合、その
値は上述の式(13)となる。したがって、ボルテージフォロワ接続された演算増幅器A
22の出力電圧VA22も上記(13)と同一になる。ここで、演算増幅器A23の出力
電圧をVoutとすると下記のようになる。
Figure 0005226248
従ってこの式(18)は、式(12)及び式(13)から下記のようになる。
Figure 0005226248
ここで、温度T1のとき出力電圧Voutが零になるように設定するには、式(19)に
おいて第1項=第2項になるように抵抗R11〜抵抗R14の値を設定すればよい。そし
てこの式(19)で表される出力電圧VOUTの温度係数は、ダイオード1個分の温度係
数が約−2(mV/℃)であることから、5つのダイオードが直列接続されれば、その温
度係数は約−10(mV/℃)となる。従って出力電圧VOUTの温度係数は下記となる
Figure 0005226248
すなわち、本実施の形態にかかる温度検出回路70は、抵抗R13とR14との比で温度
係数を決定することが可能になる。
本実施の形態においては、ダイオード群11又は21で発生した比較電圧を、BGR電
圧VBGRを増幅した参照電圧により減算することで、出力電圧VOUTの精度を維持す
ることができ、ダイオード群11又は21の温度特性に誤差成分があってもそれを取り除
くことができる。さらに、抵抗R13、R14の抵抗値を適宜設定することで増幅率を1
以下にすることができ、よって入力電圧範囲を出力電圧範囲が超えることがない。このこ
とにより、チップが高温動作している場合に出力電圧が電源電圧いっぱいに振り切れて誤
動作することを防止することができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態について説明する。図12は本発明にかかる半導体装置を示
すブロック図である。本実施の形態にかかる半導体装置80は、n個の半導体チップL1
〜Lnを有し、各半導体チップに、例えば図1に示した温度検出回路10と同様の温度検
出回路10nが搭載されている。各温度検出回路10nは、その出力端子が出力端子OU
T(Total)に共通に接続されている。
このように、出力端子OUT(Total)を共通に接続すると、各々の半導体チップLnにおける上記式(9)で示す電流出力は加算され。すなわち、その各々の半導体チップLnの電流出力をそれぞれIout(1)〜Iout(n)とし、その加算された電流値をIout(total)とすると、下記のように表すことができる。

Figure 0005226248
また、図1に示す抵抗R2は、n個の半導体チップLnを共通接続することにより、並列
接続になる。この並列接続の抵抗値R2(total)は下記となる。
Figure 0005226248
従って、並列接続された出力端子の出力電圧Vout(total)は下記となる。
Figure 0005226248
この出力電圧Vout(total)は複数個の個々の半導体チップの温度の平均値を示す
。すなわち、複数の半導体チップのそれぞれに温度検出回路10を搭載し、出力端子を共
通接続することで、各半導体チップの平均温度を求めることができる。
本実施の形態においては、簡単な回路構成の温度検出回路10を使用して半導体チップ
の温度に対応した高精度な出力電圧を得ることができる。そして、複数個の半導体チップ
に温度検出回路10を搭載しその出力を各チップ分ワイアードオア接続するだけで、それ
らの平均値に対応した電圧出力を得ることが可能である。
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5にかかる半導体装置を示すブロック図である。本実施
の形態にかかる半導体装置90aは、n個の半導体チップL1〜Lnを有し、各半導体チ
ップLnに、例えば図1に示した温度検出回路10と同様の温度検出回路10nが搭載さ
れている。各温度検出回路10nは、その出力に直列に、最大値検出用ダイオード91n
が接続されている。ここで、ダイオード91nは、そのカソードが各温度検出回路10n
の出力に接続され、アノードが半導体チップLnの温度検出出力端子(不図示)に接続さ
れ、その各半導体チップLnの温度検出出力端子が出力端子OUT(Max)に共通に接
続されている。
このように、出力端子OUT(Max)をダイオード91nを介して共通に接続すると
、出力端子OUTには各半導体チップLnの温度検出出力Voutのうち最大の値よりダ
イオード91nの順方向電圧降下VF分下がった電圧値VOUT(Max)が出力される
。すなわち、これらダイオード91nは、最大値検出回路として機能する。
この出力値VOUT(Max)を使用すれば、全半導体チップLnのうち最も温度が高
い半導体チップの温度に合わせた制御が可能となり、半導体装置全体の信頼性を向上する
ことが可能になる。
実施の形態6.
図14は、本発明の実施の形態6にかかる半導体装置を示すブロック図である。本実施
の形態にかかる半導体装置90bは、n個の半導体チップL1〜Lnを有し、各半導体チ
ップLnに、例えば図1に示した温度検出回路10と同様の温度検出回路10nが搭載さ
れている。各温度検出回路10nは、その出力に直列に、最小値検出用ダイオード92n
が接続されている。ここで、ダイオード91nは、そのアノードが各温度検出回路10n
の出力に接続され、カソードが半導体チップLnの温度検出出力端子に接続され、その各
半導体チップLnの温度検出出力端子が出力端子OUT(Min)に共通に接続されてい
る。
このように、出力端子OUT(Min)をダイオード92nを介して共通に接続すると
、出力端子OUTには各半導体チップLnの温度検出出力Voutのうち最小の値よりダ
イオード92nの順方向電圧降下VF分下がった電圧値VOUT(Min)が出力される
。これらダイオード92nは、最小値検出回路として機能する。
この出力値VOUT(Min)を使用すれば、全半導体チップLnのうち最も温度が低
い半導体チップに合わせた制御が可能となり、例えば、半導体装置全体の特性を揃えるた
めの制御が可能になる。
実施の形態7.
図15は、本発明の実施の形態7にかかる温度検出回路を搭載した半導体チップのチッ
プレイアウトの概略図である。半導体チップ100上の発熱源101の近傍に温度検出回
路102を配置する。温度検出回路102は、第1の回路103、第2の回路104、及
び第3の回路105を有する。第1の回路103及び第2の回路は、単調な温度依存性を
有する出力信号を出力するものであって、第2の回路104の温度依存性は、第1の回路
103の温度依存性より小さい。ここで、第1の回路103は、例えば、図1に示すダイ
オード群11及び定電流源I1から構成され、環境温度に応じた出力信号を生成する。ま
た、第2の回路は、図1に示すBRG回路13及び増幅部14から構成され、基準となる
信号として例えば基準電圧を生成する。また、第3の回路は、図1に示す出力部から構成
され、第1の回路103の出力信号と第2の回路104の出力信号との差に応じた出力信
号を出力する。本実施の形態においては、この第1の回路103、第2の回路104を発
熱源101の近傍に配置する。第3の回路は、環境温度の影響を受けにくいため、いずれ
の領域に配置してもよい。
温度検出回路102において第1の回路103、第2の回路104をいずれも発熱源1
01の近傍に配置する構成は、特に、半導体チップ100上で発熱源101が占める面積
が大きい等、チップ全面が温度上昇をする場合に好適である。本実施の形態においては、
第1の回路103及び第2の回路104を、いずれも発熱源101の近傍に配置すること
で、2つの回路の環境温度を略同一温度として扱うことができる。
実施の形態8.
図16は、本発明の実施の形態8にかかる温度検出回路を搭載した半導体チップのチッ
プレイアウトの概略図である。なお、図16において、図15に示す半導体チップと同一
構成要素には同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。本実施の形態においては、上
述の実施の形態7と同様、半導体チップ110上の発熱源101の近傍に第1の回路10
3を配置する。一方、第2の回路104は発熱源101からなるべく離れた位置に配置す
る。なお、第3の回路105は、環境温度の影響を受けにくいため、発熱源101の近傍
であっても、離れた位置であっても、いずれに配置してもよい。
温度検出回路112において第1の回路103は発熱源101の近傍に、第2の回路1
04は発熱源101からできるだけ離れた位置に配置する構成は、特に、半導体チップ1
10上で発熱源101の占める面積が小さい等、チップ110の温度ムラが大きく、一部
の領域の温度上昇が他の領域より高い場合に好適である。本実施の形態においては、第1
の回路103は発熱源101とほぼ同じ温度環境におき、第2の回路104は環境温度の
変動を更に小さくすることで、温度検出回路112の出力精度を高くすることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施の
形態4においては、半導体チップに温度検出回路10を搭載するものとして説明したが、
温度検出回路20、30又は40を搭載しても同様の効果を奏する。また、本実施の形態
においては、検出温度に応じた電圧を出力するものとして説明したが、電流を出力するよ
うにしてもよい。
本発明の実施の形態1にかかる温度検出回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる温度検出回路の具体例を示す回路図である。 本発明のチップ温度と出力電圧との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる温度検出回路の更なる具体例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる温度検出回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態2にかかる温度検出回路を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態2におけるオフセットキャンセル 機能を有する演算増幅器を示す回路図であって、それぞれスイッチのON/OFFの 異なる状態を示す図である。 オフセット電圧を零とした理想出力電圧を説明するための図である。 (a)はスイッチを示す図、(b)乃至(d)は、スイッチの具体的構成を 示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる温度検出回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3の具体例にかかる温度検出回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態4にかかる半導体装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5にかかる半導体装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6にかかる半導体装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7にかかる温度検出回路を搭載した半導体チップのチ ップレイアウトの概略図である。 本発明の実施の形態8にかかる温度検出回路を搭載した半導体チップのチ ップレイアウトの概略図である。 チップ温度と出力電圧とが正比例関係にある場合を示すグラフ図である。 特許文献1に記載の温度検出回路を示す回路図である。
符号の説明
10、10n、20、30、40、60、70、102、112、210 温度検出回路
11、21 ダイオード群
12 加算器
13、213 BGR回路
14、24、65 増幅部
15 電圧電流変換部
51 インバータ
80、90a、90b 半導体装置
91n、92n ダイオード
100、110 半導体チップ
101 発熱源
103 第1の回路
104 第2の回路
105 第3の回路

Claims (5)

  1. 直列接続された1以上のダイオードと、
    前記1以上のダイオードに接続された定電流源と、
    前記1以上のダイオードにより生成される比較電圧と、参照電圧との電圧差に応じた電圧を出力する出力部とを有し、
    前記出力部は、前記参照電圧から前記比較電圧を減算する減算器と、前記減算器の出力電圧を電流変換する電圧電流変換部と、前記電圧電流変換部から出力された電流を電圧に変換する電流電圧変換部とを有し、
    前記出力部は、所定温度までは電圧を出力せず、所定温度から温度により生じる前記比較電圧と前記参照電圧との電圧差に基づき電圧を出力することを特徴とする温度検出回路。
  2. バンドギャップリファレンス回路と、前記バンドギャップリファレンス回路から出力されるバンドギャップリファレンス電圧を増幅して前記参照電圧を生成する第2の演算増幅器とを更に有することを特徴とする請求項記載の温度検出回路。
  3. 前記第2の演算増幅器は、差動対を構成する第1及び第2のトランジスタと、前記第1又は第2のトランジスタに制御される出力トランジスタとを有し、第1及び第2の入力が夫々前記第1及び第2のトランジスタに入力され前記第1のトランジスタの出力に基づき前記出力トランジスタを制御するモードと、前記第1及び第2の入力が夫々前記第2及び第1のトランジスタに入力され前記第2のトランジスタの出力に基づき前記出力トランジスタを制御するモードとを切り替えるオフセットキャンセル機能を有することを特徴とする請求項記載の温度検出回路。
  4. 前記出力部はローパスフィルタを有し、当該ローパスフィルタから検出温度に応じた電圧を出力することを特徴とする請求項記載の温度検出回路。
  5. 温度検出回路を搭載した複数のチップを有し、
    前記各温度検出回路は、夫々の出力端子が共通に接続されたものであって、
    直列接続された1以上のダイオードと、
    前記1以上のダイオードに接続された定電流源と、
    前記1以上のダイオードにより生成される比較電圧と、参照電圧との電圧差に応じた電圧を出力する出力部とを有し、
    前記出力部は、前記参照電圧から前記比較電圧を減算する減算器と、前記減算器の出力電圧を電流変換する電圧電流変換部と、前記電圧電流変換部から出力された電流を電圧に変換する電流電圧変換部とを有し、
    前記出力部は、所定温度までは電圧を出力せず、所定温度から温度により生じる前記比較電圧と前記参照電圧との電圧差に基づき電圧を出力することを特徴とする半導体装置。
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