JP2017103292A - レーザ装置およびアクティブ光ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザダイオードに関する相互変調歪みを抑制し、かつ、レーザダイオードを長寿命化する。【解決手段】レーザ装置(1)は、レーザダイオード(LD)と、バイアス電流Ibの電流路にレーザダイオード(LD)と直列に挿入されたバイアス調整素子(13)を有するバイアス電流調整回路(10)と、を備え、バイアス調整素子(13)は、抵抗値RDが負の温度係数を有している。【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ装置に関する。また、レーザ装置を備えたアクティブ光ケーブルに関する。
信号電流を信号光に変換するためのO/E変換器として、レーザダイオードが広く用いられている。レーザダイオードにて生成した信号光には、レーザダイオードの非線形性に起因する相互変調歪みが生じることがあり、これがS/N比を低下させる要因となっている。レーザダイオードの駆動電流対光出力特性には閾値と呼ばれる折れ曲がりが存在するため、駆動電流(信号電流とバイアス電流との和)が閾値をまたいで変化するとき光出力(信号光の強度)が非線形に変化する。つまり、相互変調歪みは、レーザダイオードに入力される駆動電流の下限値がレーザダイオードの閾値電流を下回ることによって生じる。例えば、信号電流の振幅が大きくなるほど、駆動電流の下限値が閾値電流を下回り易くなり、その結果、相互変調歪みを生じ易くなる。
相互変調歪みを避けるためには、例えば、バイアス電流を大きくすればよい。バイアス電流が大きくなれば、駆動電流の下限値が大きくなるので、相互変調歪みが生じ難くなるからである。ただし、単純にバイアス電流を大きくすると、消費電力が増加し、レーザダイオードが短寿命化するという別の問題を招来する。
このような問題の解決に資する技術としては、例えば、特許文献1に記載の装置が挙げられる。特許文献1に記載の装置においては、無線周波数信号(信号電流)の平均電力に応じてバイアス電流を制御することによって、消費電力の増加およびレーザダイオードの短寿命化を招来することなく、相互変調歪みの発生を抑えている。
ところで、レーザダイオードの閾値電流Ithは、(1)式で表される温度依存性を有している。すなわち、レーザダイオードの閾値電流Ithは、温度Tに応じて指数関数的に大きくなる。ここで、TLDは、レーザダイオードの構造により決まる定数であり、特性温度と呼ばれる。ある温度T0における閾値電流Ith(T0)と特性温度TLDとを実測等により予め決定しておけば、任意温度Tにおける閾値電流Ith(T)を(1)式を用いて算出することができる。
図10は、製品A、B、Cとして市販されている3種のレーザダイオードについて、閾値電流Ithの温度依存性を示すグラフである。図10に示すグラフからも、レーザダイオードの閾値電流Ithが温度に応じて指数関数的に大きくなることが見て取れる。
レーザダイオードの閾値電流Ithには、このような温度依存があるにも関わらず、特許文献1に記載の装置では、このことが考慮されていない。このため、特許文献1に記載の装置では、閾値電流Ithが大きくなる高温環境下で駆動電流の下限値が閾値電流Ithを下回り易く、これにより、相互変調歪みが生じ易くなるという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高温環境下でも相互変調歪みが生じ難いレーザ装置を実現することにある。また、そのようなレーザ装置を用いて、S/N比の高いアクティブ光ケーブルを実現することにある。
本発明に係るレーザ装置は、レーザダイオードと、前記レーザダイオードに供給するバイアス電流を調整するバイアス電流調整回路であって、前記バイアス電流の電流路に前記レーザダイオードと直列に挿入されたバイアス調整素子を有するバイアス電流調整回路とを備え、前記バイアス調整素子は、抵抗値が負の温度係数を有する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、環境温度が高くなるほど、バイアス調整素子の抵抗値が減少し、その結果、バイアス電流が増加する。このため、環境温度の上昇に伴うバイアス電流の増加量が、バイアス調整素子を備えていない従来のレーザ装置よりも大きくなる。したがって、従来のレーザ装置よりも高温環境下で相互変調歪みが生じ難くなる。
本発明に係るレーザ装置において、前記バイアス調整素子は、単一のダイオードにより構成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、高温環境下で相互変調歪みが生じ難いレーザ装置を、単純な構成で安価に実現することができる。
本発明に係るレーザ装置において、前記バイアス調整素子は、直列に接続された複数のダイオードにより構成されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、高温環境下で相互変調歪みが生じ難いレーザ装置を、比較的単純な構成で比較的安価に実現することができる。また、前記バイアス調整素子を単一のダイオードにより構成する場合と比べて、ダイオード選択の自由度が高くなる。
本発明に係るレーザ装置においては、使用温度範囲の下限から上限までの温度上昇に伴う前記バイアス電流の増加量が該温度上昇に伴う前記レーザダイオードの閾値電流の増加量以上となるように、前記バイアス調整素子の抵抗値が設定されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、使用温度範囲内で相互変調歪みが生じることを確実に回避することができる。
本発明に係るレーザ装置においては、前記温度上昇に伴う前記バイアス電流の前記増加量が該温度上昇に伴う前記レーザダイオードの閾値電流の前記増加量の1.5倍以下となるように、前記バイアス調整素子の抵抗値が設定されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、消費電力の増加およびレーザダイオードの短寿命化を抑えつつ、使用温度範囲内で相互変調歪みが生じることを確実に回避することができる。
本発明に係るレーザ装置において、前記バイアス電流調整回路は、シリーズレギュレータを更に有しており、前記シリーズレギュレータの出力端子が前記抵抗器を介して前記バイアス調整素子の一端に接続されており、前記シリーズレギュレータの調整端子が前記バイアス調整素子の他端と前記レーザダイオードとに接続されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、温度上昇に応じたバイアス電流の増加を、シリーズレギュレータが設けられていない場合よりも緩やかにすることができる。
本発明に係るアクティブ光ケーブルは、前記レーザ装置がコネクタに内蔵されている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、S/N比の高いアクティブ光ケーブルを実現することができる。
本発明によれば、高温環境下でも相互変調歪みが生じ難いレーザ装置を実現することができる。また、そのようなレーザ装置を用いて、S/N比の高いアクティブ光ケーブルを実現することができる。
〔第1の実施形態〕
(レーザ装置1の構成)
本発明の第1の実施形態に係るレーザ装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るレーザ装置1の構成を示すブロック図である。
(レーザ装置1の構成)
本発明の第1の実施形態に係るレーザ装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るレーザ装置1の構成を示すブロック図である。
レーザ装置1は、信号電流を信号光に変換するための装置であり、図1に示すように、レーザダイオードLDと、コンデンサCと、バイアス電流調整回路10と、を備えている。コンデンサCは、一方の電極が入力端子Pに接続されており、他方の電極がレーザダイオードLDのアノード端子に接続されている。バイアス電流調整回路10は、レーザダイオードLDのアノード端子に接続されている。レーザダイオードLDは、アノード端子がコンデンサCとバイアス電流調整回路10とに接続されており、カソード端子が接地されている。
コンデンサCは、入力端子Pを介して外部から入力された信号電流の直流成分を遮断し、同信号電流の交流成分を通過させるための手段である。コンデンサCを通過した信号電流の交流成分は、レーザダイオードLDに入力される。コンデンサCを通過し、レーザダイオードLDに入力される信号電流の交流成分を、以下、「信号電流Iac」と記載する。
バイアス電流調整回路10は、バイアス電流を環境温度に応じて調整するための手段である。バイアス電流調整回路10は、図1に示すように、定電圧源11と、抵抗器12と、バイアス調整素子13と、を有している。定電圧源11は、一定の電源電圧VCCを発生させる電圧源であり、負極端子が接地され、正極端子が抵抗器12の一端に接続されている。抵抗器12は、一定の抵抗値Rを有する固定抵抗器であり、一端が定電圧源11の正極端子に接続され、他端がバイアス調整素子13の一端に接続されている。バイアス調整素子13は、抵抗値RDが負の温度係数を有する素子、すなわち、温度の上昇と共に抵抗値RDが減少する素子であり、一端が抵抗器12の他端に接続され、他端がレーザダイオードLDのアノード端子に接続されている。バイアス電流調整回路10にて生成されたバイアス電流は、レーザダイオードLDに入力される。バイアス電流調整回路10にて生成され、レーザダイオードLDに入力されるバイアス電流を、以下、「バイアス電流Ib」と記載する。
レーザダイオードLDには、コンデンサCを通過した信号電流Iacとバイアス電流調整回路10にて生成されたバイアス電流Ibとの和電流が、駆動電流として供給される。信号電流Iacの振幅を|Iac|とすると、この駆動電流は、電流値がIb±|Iac|の範囲で変動する電流となる。レーザダイオードLDは、この駆動電流に応じた強度の信号光を発するための手段である。レーザダイオードLDとしては、例えば、ファブリペロレーザ、DFBレーザ(Distributed Feedback LASER)、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER:垂直共振器面発光レーザ)等を用いることができる。
レーザ装置1においては、抵抗器12、バイアス調整素子13、およびレーザダイオードLDが、定電圧源11からグランドに至るバイアス電流Ibの電流路に直列に挿入されている。したがって、抵抗器12の抵抗値R、バイアス調整素子13の抵抗値RD、レーザダイオードLDの抵抗値RLD、電源電圧(定電圧源11の出力電圧)VCC、およびバイアス電流Ibの間には、(2)式の関係が成り立つ。したがって、バイアス電流Ibは、(3)式のように表される。
バイアス調整素子13の抵抗値RDは、負の温度係数を有する。したがって、環境温度が高くなると、抵抗値RDは単調に減少し、その結果、バイアス電流Ibは単調に増加する。なお、環境温度が高くなると、通常、抵抗器12の抵抗値Rは、微増し、レーザダイオードLDの抵抗値RLDは、微減する。ただし、抵抗器12の抵抗値R及びレーザダイオードLDの抵抗値RLDの単位温度あたりの変化量は、バイアス調整素子13の抵抗値RDの単位温度あたりの変化量と比べて十分に小さい。環境温度が高くなるとバイアス電流Ibが単調に増加するのは、このためである。
前述したように、駆動電流の下限値Ib−|Iac|がレーザダイオードLDの閾値電流Ithを下回った場合、レーザダイオードLDが発するレーザ光の強度が駆動電流の変動に追従しなくなり、相互変調歪みが生じる。特に、従来のレーザ装置においては、高温環境下で相互変調歪みが生じ易くなる。なぜなら、環境温度が高くなるほど、レーザダイオードLDの閾値電流Ithが大きくなるからである。
これに対して、レーザ装置1においては、バイアス調整素子13を設けることによって、環境温度の上昇に伴いバイアス電流Ibを増加させる構成を採用している。このため、高温環境下で駆動電流の下限値Ib−|Iac|が閾値電流Ithを下回る可能性を、従来のレーザ装置よりも小さく抑えることができる。その結果、高温環境下で信号光に相互変調歪みが生じる可能性を、従来のレーザ装置よりも小さく抑えることができる。
なお、本実施形態においては、定電圧源11、抵抗器12、バイアス調整素子13、レーザダイオードLDをこの順で直列接続する構成を採用しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、これらの素子を定電圧源11、バイアス調整素子13、抵抗器12、レーザダイオードLDの順で直列接続する構成を採用してもよい。本実施形態の構成を採用することにより、バイアス調整素子13とレーザダイオードLDとを共通の温度とすると共に、レーザダイオードLDにて発生した熱により抵抗器12の温度が上昇することを避けることができる。これにより、バイアス調整素子13とレーザダイオードLDの温度差を考慮したり、抵抗器12の温度特性を考慮したりする必要がなくなるので、レーザ装置1の設計が容易になる。
(バイアス調整素子の構成例)
次に、バイアス調整素子13の構成例について、図2〜図4を参照して説明する。
次に、バイアス調整素子13の構成例について、図2〜図4を参照して説明する。
バイアス調整素子13は、単一のダイオードにより構成することができる。図2は、バイアス調整素子13を単一のダイオードD1により構成した場合のレーザ装置1のブロック図である。この場合、ダイオードD1は、アノード端子が抵抗器12の前記他端に接続され、カソード端子がレーザダイオードLDに接続される。また、この場合、バイアス調整素子13の抵抗値RDは、ダイオードD1の抵抗値RD1そのものになる。
また、バイアス調整素子13は、直列に接続された複数のダイオードにより構成することもできる。図3は、バイアス調整素子13を直列に接続された2つのダイオードD1、D2により構成した場合のレーザ装置1のブロック図である。この場合、ダイオードD1は、アノード端子が抵抗器12の前記他端に接続され、カソード端子がダイオードD2のアノード端子に接続される。ダイオードD2は、アノード端子がダイオードD1のカソード端子に接続され、カソード端子がレーザダイオードLDのアノード端子に接続される。また、この場合、バイアス調整素子13の抵抗値RDは、ダイオードD1の抵抗値RD1とダイオードD2の抵抗値RD2との和RD1+RD2となる。
バイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成した場合、バイアス電流Ibの単位温度あたりの増加量を、バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成した場合よりも大きくすることができる。したがって、バイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成することによって、高温環境において信号光に相互変調歪みが生じる可能性を、バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成する場合よりも低下させることができる。
このことは、図4に示すグラフからも確かめられる。図4は、(1)バイアス調整素子13を省略した場合、(1)バイアス調整素子13をひとつのダイオードD1で構成した場合、(3)バイアス調整素子13を2つのダイオードD1,D2で構成した場合について、−40[℃]以上+100[℃]以下の温度範囲においてバイアス電流Ibを温度Tの関数としてプロットしたグラフである。なお、各温度Tにおけるバイアス電流値Ibの値Ib(T)の算出に際しては、定電圧源11の電源電圧VCCおよび抵抗器12の抵抗値Rを、以下のように設定した。また、ダイオードD1、D2としては、同じ特性を有するダイオードを用いた。
(a)バイアス調整素子13を省いた場合
VCC=12[V]、R=2.0k[Ω]
(b)バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成した場合
VCC=12[V]、R=1.8k[Ω]
(c)バイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成した場合
VCC=12[V]、R=1.6k[Ω]
図4に示すように、バイアス調整素子13を省略した場合、−40℃から+100℃までの温度上昇に伴うバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、0.767[mA]となる。また、バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成した場合、当該温度上昇に伴うバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、0.965[mA]となる。また、バイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成した場合、当該温度上昇に伴うバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、1.207[mA]となる。
VCC=12[V]、R=2.0k[Ω]
(b)バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成した場合
VCC=12[V]、R=1.8k[Ω]
(c)バイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成した場合
VCC=12[V]、R=1.6k[Ω]
図4に示すように、バイアス調整素子13を省略した場合、−40℃から+100℃までの温度上昇に伴うバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、0.767[mA]となる。また、バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成した場合、当該温度上昇に伴うバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、0.965[mA]となる。また、バイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成した場合、当該温度上昇に伴うバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、1.207[mA]となる。
すなわち、バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成した場合のバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、バイアス調整素子13を省略した場合のバイアス電流Ibの増加量ΔIbよりも大きくなることが、−40℃以上+100℃以下の温度範囲において確かめられた。また、バイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成した場合のバイアス電流Ibの増加量ΔIbは、バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成した場合のバイアス電流Ibの増加量ΔIb(T1,T2)よりも大きくなることが、−40℃以上+100℃以下の温度範囲において確かめられた。
なお、ここでは、バイアス調整素子13をダイオードにより構成する形態を例示したが、本発明はこれに限定されない。ダイオード以外の素子であっても、抵抗値が負の温度係数を有する素子であれば、バイアス調整素子13として用いることができる。ただし、バイアス調整素子13は、パッシブ素子であることが好ましい。ここでいうパッシブ素子とは、温度と相関する電圧信号または電流信号を入力信号として抵抗値を制御するアクティブ素子とは異なり、前記入力信号を必要とすることなく温度によって(直接)抵抗値が変化する素子をいう。バイアス調整素子13をパッシブ素子により構成した場合、外部からバイアス調整素子13の抵抗値を制御する必要も生じないからである。
(バイアス調整素子の好ましい抵抗値)
次に、バイアス調整素子13の好ましい抵抗値RDについて説明する。ここでは、使用環境として想定された所定の温度範囲(以下、「使用温度範囲」と記載する)で相互変調歪みが生じることのない抵抗値RDについて検討する。
次に、バイアス調整素子13の好ましい抵抗値RDについて説明する。ここでは、使用環境として想定された所定の温度範囲(以下、「使用温度範囲」と記載する)で相互変調歪みが生じることのない抵抗値RDについて検討する。
まず、相互変調歪みが生じるのは、前述したとおり、レーザダイオードLDに供給される駆動電流の下限値Ib−|Iac|が閾値電流Ithよりも小さくなる場合である。したがって、使用温度範囲内の任意の温度TにおいてIb(T)−|Iac|≧Ith(T)が成り立てば、使用温度範囲内で相互変調歪みが生じることはない。
前述したとおり、閾値電流Ith(T)およびバイアス電流Ib(T)は、環境温度Tの上昇に対して単調に増加する。したがって、バイアス電流Ib(T)が下記の条件Aおよび条件Bを満たせば、使用温度範囲内の任意の温度TにおいてIb(T)−|Iac|≧Ith(T)が成り立つ。
≪条件A≫
使用温度範囲の下限値T1におけるバイアス電流Ib(T1)および閾値電流Ith(T1)との間に、Ib(T1)≧Ith(T1)+|Iac|が成り立つ。
使用温度範囲の下限値T1におけるバイアス電流Ib(T1)および閾値電流Ith(T1)との間に、Ib(T1)≧Ith(T1)+|Iac|が成り立つ。
≪条件B≫
環境温度が使用温度範囲の下限値T1から上限値T2まで上昇したときのバイアス電流Ibの増加量Ib(T2)−Ib(T1)および閾値電流Ithの増加量Ith(T2)−Ith(T1)との間に、Ib(T2)−Ib(T1)≧Ith(T2)−Ith(T1)が成り立つ。
環境温度が使用温度範囲の下限値T1から上限値T2まで上昇したときのバイアス電流Ibの増加量Ib(T2)−Ib(T1)および閾値電流Ithの増加量Ith(T2)−Ith(T1)との間に、Ib(T2)−Ib(T1)≧Ith(T2)−Ith(T1)が成り立つ。
ただし、バイアス電流Ibの増加量Ib(T2)−Ib(T1)が大きくなるほど、消費電力が増加し、レーザダイオードLDが短寿命化する。このため、バイアス電流Ib(T)は、上記の条件Aおよび条件Bに加えて、下記の条件Cを満たすことが好ましい。
≪条件C≫
環境温度が使用温度範囲の下限値T1から上限値T2まで上昇したときのバイアス電流Ibの増加量Ib(T2)−Ib(T1)および閾値電流Ithの増加量Ith(T2)−Ith(T1)との間に、Ib(T2)−Ib(T1)<1.5×(Ith(T2)−Ith(T1))が成り立つ。
環境温度が使用温度範囲の下限値T1から上限値T2まで上昇したときのバイアス電流Ibの増加量Ib(T2)−Ib(T1)および閾値電流Ithの増加量Ith(T2)−Ith(T1)との間に、Ib(T2)−Ib(T1)<1.5×(Ith(T2)−Ith(T1))が成り立つ。
したがって、バイアス調整素子13の抵抗値RDは、バイアス電流Ib(T)が上記の条件Aおよび条件Bを共に充足するように設定されていることが好ましい。なぜなら、使用温度範囲内で相互変調歪みが生じることを回避できるからである。
また、バイアス調整素子13の抵抗値RDは、バイアス電流Ib(T)が上記の条件Aおよび条件Bを共に充足することに加えて、バイアス電流Ib(T)が上記の条件Cを充足するように設定されていることが更に好ましい。なぜなら、消費電力の増加およびレーザダイオードLDの短寿命化を抑えつつ、使用温度範囲内で相互変調歪みが生じることを回避できるからである。
なお、バイアス調整素子13を1つのダイオードD1により構成する場合とバイアス調整素子13を2つのダイオードD1、D2により構成する場合とを比べると、後者の場合の方が条件Bおよび条件Cを充足するために各ダイオードD1、D2に要求される抵抗値の減少量が小さくて済むので、後者の場合の方がダイオード選定の自由度が高くなる。
(レーザ装置の効果)
図5は、レーザ装置1とレーザ装置1からバイアス調整素子13を省いた従来のレーザ装置とについて、S/N比の温度依存性を示したグラフである。
図5は、レーザ装置1とレーザ装置1からバイアス調整素子13を省いた従来のレーザ装置とについて、S/N比の温度依存性を示したグラフである。
バイアス調整素子13を備えていない従来のレーザ装置においては、通常、バイアス電流Ibの増加量Ib(T2)−Ib(T1)が閾値電流Ithの増加量Ith(T2)−Ith(T1)を下回るので、環境温度がT1のときのバイアス電流Ib(T1)が上記の条件Aを満たしていたとしても、環境温度が高くなると、信号光の相互変調歪みを生じる。このため、図5に破線で示すように、環境温度が高くなると、S/N比の低下を生じる。
一方、バイアス調整素子13を備えているレーザ装置1においては、バイアス電流Ib(T)を上記の条件Aおよび条件Bを満たすように設定した場合、バイアス電流Ibの増加量Ib(T2)−Ib(T1)が閾値電流Ithの増加量Ith(T2)−Ith(T1)を上回るので、環境温度がT1のときのバイアス電流Ib(T1)が上記の条件Aを満たしていれば、環境温度が高くなっても、信号光の相互変調歪みを生じない。このため、図6に実線で示すように、環境温度が高くなっても、S/N比の低下を生じない。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係るレーザ装置2の構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るレーザ装置2の構成を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態に係るレーザ装置2の構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るレーザ装置2の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るレーザ装置2は、第1の実施形態に係るレーザ装置1が備えるバイアス電流調整回路10を、以下に説明するバイアス電流調整回路20に置き換えたものである。
バイアス電流調整回路20は、図2に示すように、定電圧源21と、抵抗器22と、バイアス調整素子23と、シリーズレギュレータ24と、を有している。定電圧源21は、一定の電源電圧VCCを発生させる電圧源であり、負極端子が接地され、正極端子がシリーズレギュレータ24の入力端子INに接続されている。抵抗器22は、一定の抵抗値Rを有する固定抵抗器であり、一端がシリーズレギュレータ24の出力端子OUTに接続され、他端がバイアス調整素子23の一端に接続されている。バイアス調整素子23は、抵抗値RDが負の温度係数を有する素子、すなわち、温度の上昇と共に抵抗値RDが減少する素子であり、一端が抵抗器22の他端に接続され、他端がシリーズレギュレータ24の調整端子ADJとレーザダイオードLDのアノード端子とに接続されている。
シリーズレギュレータ24は、出力端子OUTと調整端子ADJとの間の電位差を一定の電圧V0に保つための手段である。本実施形態においては、シリーズレギュレータとして、出力端子OUTと調整端子ADJとの間の電位差を1.25Vに保つLinear Technology社製のLT317Aをシリーズレギュレータ24として用いる。
レーザ装置2においては、シリーズレギュレータ24の作用により、抵抗器22における電圧降下量R×Ibとバイアス調整素子23における電圧降下量RD×Ibとの和は、(4)式に示すように、一定の電圧V0になる。したがって、バイアス電流Ibは、(5)式のように表される。
バイアス調整素子23の抵抗値RDは、負の温度係数を有する。したがって、環境温度が高くなると、抵抗値RDは単調に減少し、その結果、バイアス電流Ibは単調に増加する。レーザ装置2におけるバイアス電流Ibの温度依存性を図示すれば、図7に実線で示すグラフのようになる。
一方、レーザ装置2からバイアス調整素子23を省いた従来のレーザ装置においては、バイアス電流Ibが一定になる。従来のレーザ装置におけるバイアス電流Ibを図示すれば、図7に点線で示すグラフのようになる。
前述したように、駆動電流の下限値Ib−|Iac|がレーザダイオードLDの閾値電流Ithを下回った場合、レーザダイオードLDが発するレーザ光の強度が駆動電流の変動に追従しなくなり、相互変調歪みが生じる。特に、従来のレーザ装置においては、高温環境下で相互変調歪みが生じ易くなる。なぜなら、環境温度が高くなるほど、レーザダイオードLDの閾値電流Ithが大きくなるからである。
これに対して、レーザ装置2においては、バイアス調整素子23を設けることによって、環境温度の上昇に伴いバイアス電流Ibを増加させている。このため、高温環境下で駆動電流の下限値Ib−|Iac|が閾値電流Ithを下回る可能性を、従来のレーザ装置よりも小さく抑えることができる。その結果、高温環境下で信号光に相互変調歪みが生じる可能性を、従来のレーザ装置よりも低下させることができる。
なお、図6に示すように、バイアス調整素子23としては、ダイオードDを用いることができる。この場合、バイアス調整素子23の電圧降下量RD×Ib、すなわち、ダイオードDの順方向電圧は、負の傾きを有する温度Tの一次関数となる。一例として、ローム社製のスイッチングダイオード1SS355について、順電流Iが5.13[mA]であると仮定して、順方向電圧の温度依存性を図8に示す。図7に示すように、レーザ装置2におけるバイアス電流Ibが正の傾きを有する温度Tの一次関数となるのは、図8に示すように、ダイオードDの順方向電圧が負の傾きを有する温度Tの一次関数となるからである。
〔アクティブ光ケーブル〕
最後に、本発明に係るレーザ装置を用いたアクティブ光ケーブル3について、図9を参照して説明する。図9は、アクティブ光ケーブル3の構成を示すブロック図である。
最後に、本発明に係るレーザ装置を用いたアクティブ光ケーブル3について、図9を参照して説明する。図9は、アクティブ光ケーブル3の構成を示すブロック図である。
アクティブ光ケーブル3は、図9に示すように、光ケーブル31と、光ケーブル31の一端に接続された送信側コネクタ32と、光ケーブル31の他端に接続された受信側コネクタ33とを備えている。
送信側コネクタ32は、入力信号として外部装置から与えられた信号電流をE/O変換することによって、信号光を生成する。送信側コネクタ32にて生成された信号光は、光ケーブル31に含まれる光ファイバを介して受信側コネクタ33に与えられる。受信側コネクタ33は、送信側コネクタ32から入力された信号光をO/E変換することによって、信号電流を生成する。受信側コネクタ33にて生成された信号電流は、出力信号として外部装置に与えられる。
送信側コネクタ32は、信号電流を信号光に変換するための手段として、上述したレーザ装置1またはレーザ装置2を内蔵している。このため、高温環境下においても、送信側コネクタ32は、相互変調歪みの少ない、すなわち、S/N比の高い信号光を生成することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、2 レーザ装置
10、20 バイアス電流調整回路
11、21 定電圧源
12、22 抵抗器
13、23 バイアス調整素子
24 シリーズレギュレータ
LD レーザダイオード
C コンデンサ
D1、D2 ダイオード
3 アクティブ光ケーブル
31 光ケーブル
32 送信側コネクタ
33 受信側コネクタ
10、20 バイアス電流調整回路
11、21 定電圧源
12、22 抵抗器
13、23 バイアス調整素子
24 シリーズレギュレータ
LD レーザダイオード
C コンデンサ
D1、D2 ダイオード
3 アクティブ光ケーブル
31 光ケーブル
32 送信側コネクタ
33 受信側コネクタ
Claims (7)
- レーザダイオードと、
前記レーザダイオードに供給するバイアス電流を調整するバイアス電流調整回路であって、前記バイアス電流の電流路に前記レーザダイオードと直列に挿入されたバイアス調整素子を有するバイアス電流調整回路と、を備え、
前記バイアス調整素子は、抵抗値が負の温度係数を有する、
ことを特徴とするレーザ装置。 - 前記バイアス調整素子は、単一のダイオードにより構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置。 - 前記バイアス調整素子は、直列に接続された複数のダイオードにより構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置。 - 使用温度範囲の下限から上限までの温度上昇に伴う前記バイアス電流の増加量が、該温度上昇に伴う前記レーザダイオードの閾値電流の増加量以上となるように、前記バイアス調整素子の抵抗値が設定されている、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザ装置。 - 前記温度上昇に伴う前記バイアス電流の前記増加量が、該温度上昇に伴う前記レーザダイオードの閾値電流の前記増加量の1.5倍以下となるように、前記バイアス調整素子の抵抗値が設定されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のレーザ装置。 - 前記バイアス電流調整回路は、シリーズレギュレータを更に有しており、
前記シリーズレギュレータの出力端子が抵抗器を介して前記バイアス調整素子の一端に接続されており、前記シリーズレギュレータの調整端子が前記バイアス調整素子の他端と前記レーザダイオードとに接続されている、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のレーザ装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載のレーザ装置がコネクタに内蔵されている、
ことを特徴とするアクティブ光ケーブル。
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- 2015-11-30 JP JP2015233634A patent/JP2017103292A/ja active Pending
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