JP4561865B2 - 同期電動機の駆動装置 - Google Patents
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Description
直列接続された一対のスイッチング素子を多数組有し、正極側母線(22)と負極側母線(21)との間に前記一対のスイッチング素子が多数組、並列接続されているインバータ回路(20)と、
コンデンサ(30)と、
前記コンデンサに対する充電量がそれぞれ異なるように設定されている複数種の変調方式を用いて、前記インバータ回路(20)を構成する複数個の前記スイッチング素子をスイッチング動作させる制御信号を求めて、前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサ(30)の出力状態と電源装置(3)の出力電圧とに基づいて前記回転磁界を前記ステータコイル(1)から発生させる制御手段(S140、S150)と、を備え、
前記制御手段が前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記ステータコイルから前記複数個のスイッチング素子をバイパスして流れる電流に基づいて前記コンデンサ(30)を充電するようになっており、
前記電源装置の出力電圧を検出する電源状態検出手段(45)と、
前記制御手段で用いるべき変調方式を前記電源状態検出手段の検出値に基づいて決定する決定手段(S115、S125、S130、130A)と、を備え、
前記制御手段が前記決定された変調方式により求められた制御信号に基づいて前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサに対する充電量を前記電源装置の出力電圧に基づいて調整するようになっていることを特徴とする。
前記検出電圧値が第1の所定値以上であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第1の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が第1の所定値未満であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記第1の変調方式より前記昇圧比が大きい第2の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする。
前記検出電圧値が前記第2の所定値以下であると前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第3の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が前記第2の所定値より大きいと前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第3の変調方式より前記昇圧比が小さい第4の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする。
前記検出電圧値が前記第3の所定値未満であり第4の所定値以上であるか否かを判定する第4の判定手段(S120)と、を備え、
前記検出電圧値が第3の所定値以上であると前記第3の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第5の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が第3の所定値未満であると前記第3の判定手段が判定し、かつ前記検出電圧値が前記第4の所定値以上であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第5の変調方式より前記昇圧比が大きい第6の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定し、
前記検出電圧値が前記第4の所定値未満であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第6の変調方式より前記昇圧比が大きい第7の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする。
請求項18に係る発明では、前記第7の変調方式は、前記昇圧比が上がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする。
図1に本発明に係る三相交流同期電動機の駆動装置の第1実施形態を示す。図1は駆動装置の回路構成と三相交流同期電動機の一部の構成とを示す。
(変調方式A)
図3に変調方式Aにおける三相指令波60、61、62を示す。
(変調方式B)
変調方式Bでは、三相指令波60、61、62が、図2に示すように、それぞれ正弦波になっている。
(変調方式C)
図4に変調方式Cにおける三相指令波60、61、62を示す。
特許請求の範囲に記載の第2、第7の変調方式に相当する。
上述の第1実施形態では、電源電圧が第1の所定値と第2の所定値の間の値であるときには、三相変調方式を用いて交流同期電動機の回転数を制御した例を示したが、これに代えて、本実施形態では、次のように交流同期電動機の回転数を制御する。
また,正極側母線22と負極側母線21との間にコンデンサ30を配置しても良い。
1a U相コイル
1b V相コイル
1c W相コイル
1x 中性点
3 電源装置
10 駆動装置
20 インバータ回路
21 負極側母線
22 正極側母線
30 コンデンサ
40 電流センサ
50 制御回路
SW1 スイッチング素子
D1 ダイオード
Claims (18)
- スター結線されているステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる同期電動機の駆動装置であって、
直列接続された一対のスイッチング素子を多数組有し、正極側母線(22)と負極側母線(21)との間に前記一対のスイッチング素子が多数組、並列接続されているインバータ回路(20)と、
コンデンサ(30)と、
前記コンデンサに対する充電量がそれぞれ異なるように設定されている複数種の変調方式を用いて、前記インバータ回路(20)を構成する複数個の前記スイッチング素子をスイッチング動作させる制御信号を求めて、前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサ(30)の出力状態と電源装置(3)の出力電圧とに基づいて前記回転磁界を前記ステータコイル(1)から発生させる制御手段(S140、S150)と、を備え、
前記制御手段が前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記ステータコイルから前記複数個のスイッチング素子をバイパスして流れる電流に基づいて前記コンデンサ(30)を充電するようになっており、
前記電源装置の出力電圧を検出する電源状態検出手段(45)と、
前記制御手段で用いるべき変調方式を前記電源状態検出手段の検出値に基づいて決定する決定手段(S115、S125、S130、130A)と、を備え、
前記制御手段が前記決定された変調方式により求められた制御信号に基づいて前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサに対する充電量を前記電源装置の出力電圧に基づいて調整するようになっていることを特徴とする同期電動機の駆動装置。 - 前記複数種の変調方式は、前記負極側母線側のスイッチング素子のオン時間とオフ時間との比率を示す昇圧比が大きくなるほど、前記コンデンサに対する充電量が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第1の所定値以上であるか否かを判定する第1の判定手段(S120)を備え、
前記検出電圧値が第1の所定値以上であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第1の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が第1の所定値未満であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記第1の変調方式より前記昇圧比が大きい第2の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の駆動装置。 - 前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第1の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする請求項4に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第2の変調方式は、前記昇圧比が上がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項4または5に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第1の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする請求項4または6に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第2の所定値未満であるか否かを判定する第2の判定手段(S110)を備え、
前記検出電圧値が前記第2の所定値以下であると前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第3の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が前記第2の所定値より大きいと前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第3の変調方式より前記昇圧比が小さい第4の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の駆動装置。 - 前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする請求項8に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第3の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする請求項9に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第4の変調方式は、前記昇圧比が下がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止期間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項9または10に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第3の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする請求項9または11に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第3の所定値以上であるか否かを判定する第3の判定手段(S110)と、
前記検出電圧値が前記第3の所定値未満であり第4の所定値以上であるか否かを判定する第4の判定手段(S120)と、を備え、
前記検出電圧値が第3の所定値以上であると前記第3の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第5の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が第3の所定値未満であると前記第3の判定手段が判定し、かつ前記検出電圧値が前記第4の所定値以上であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第5の変調方式より前記昇圧比が大きい第6の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定し、
前記検出電圧値が前記第4の所定値未満であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第6の変調方式より前記昇圧比が大きい第7の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の駆動装置。 - 前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする請求項13に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第5の変調方式は、前記昇圧比が下がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項14に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第6の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする請求項14または15に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第6の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする請求項14または15に記載の同期電動機の駆動装置。
- 前記第7の変調方式は、前記昇圧比が上がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項14ないし17のうちいずれか1つに記載の同期電動機の駆動装置。
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