JP2009261099A - 同期電動機の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同期電動機の制御においてスイッチング素子SW1〜SW6を動作させる時間の縮小を抑えつつ、コンデンサの充電量を電源装置の出力電圧に基づいて調整する。
【解決手段】制御回路50から出力される制御信号により,スイッチング素子を動作させて,回転磁界をステータコイル1から発生させることによりロータが回転する。スイッチング信号を求める際に、電源電圧が第1の所定値未満で、かつ第2の所定値以上であるときには、三相変調方式を決定し、電源電圧が第1の所定値以上であるときには、三相変調方式より昇圧比が小さくなるように設定されている二相変調方式を決定し、電源電圧が第2の所定値未満であるときには、三相変調方式より昇圧比が大きくなるように設定されている二相変調方式を決定する。制御回路50は三相交流同期電動機のロータの回転を制御しつつ、コンデンサ30に対する充電量を調整することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステータコイルがスター結線されている同期電動機を制御する同期電動機の駆動装置に関するものである。
従来、この種の駆動装置では、例えば、特許文献1に示すように、6個のトランジスタと6個のダイオードから構成されるインバータ回路と、このインバータ回路を制御する制御回路とを備るものがある。
具体的には、ステータコイルの中性点とインバータ回路の負極側母線との間には、直流電源が接続されている。インバータ回路の負極側母線と正極側母線との間には、コンデンサが接続されている。
制御回路は、6個のトランジスタをスイッチング動作させることにより、正極側母線と負極側母線との間の電圧差に基づいて三相交流電動機に三相交流電流を出力する。
ここで、6個のトランジスタのうち負極側母線のトランジスタがオンしたときには、ステータコイルに電流が流れるため、ステータコイルには、電流に基づいて磁気エネルギーが蓄えられる。
負極側母線側トランジスタがオフしたときには、前記磁気エネルギーに基づいた電流が、ステータコイルから正極側母線側のダイオードおよび正極側母線を通してコンデンサに電流が流れる。したがって、6個のトランジスタをスイッチング動作させることにより、ステータコイルに三相交流電流を流しつつ、コンデンサに電荷を蓄えることになる。これにより、三相交流電動機の制御をしつつ、コンデンサに電荷を蓄えることができる。
特許3223842号明細書
上述の三相交流同期電動機の駆動装置では、環境変化や負荷変動等により電源装置の出力電圧が低下すると、正極側母線と負極側母線との間の電圧差が小さくなるため、三相交流同期電動機の作動が不安定になることや,出力電圧不足により駆動できなくなる。
これに対し、三相交流同期電動機の制御を停止した状態で、ステータコイルに蓄えられた磁気エネルギーに基づいてコンデンサに電荷を蓄えるように負極側母線側トランジスタをスイッチング動作して、正極側母線と負極側母線との間の電圧差を確保することも考えられるものの、三相交流同期電動機を制御する際にトランジスタのスイッチング動作に用いられる時間が縮小される。
本発明は上記点に鑑みて、同期電動機の制御の際のスイッチング素子のスイッチング動作に用いられる時間の縮小を抑えつつ、コンデンサの充電量を電源装置の出力電圧に基づいて調整するようにした同期電動機の駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、スター結線されているステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる同期電動機の駆動装置であって、
直列接続された一対のスイッチング素子を多数組有し、正極側母線(22)と負極側母線(21)との間に前記一対のスイッチング素子が多数組、並列接続されているインバータ回路(20)と、
コンデンサ(30)と、
前記コンデンサに対する充電量がそれぞれ異なるように設定されている複数種の変調方式を用いて、前記インバータ回路(20)を構成する複数個の前記スイッチング素子をスイッチング動作させる制御信号を求めて、前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサ(30)の出力状態と電源装置(3)の出力状態とに基づいて前記回転磁界を前記ステータコイル(1)から発生させる制御手段(S140、S150)と、を備え、
前記制御手段が前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記ステータコイルから前記複数個のスイッチング素子をバイパスして流れる電流に基づいて前記コンデンサ(30)を充電するようになっており、
前記電源装置の出力状態を検出する電源状態検出手段(45)と、
前記制御手段で用いるべき変調方式を前記電源状態検出手段の検出値に基づいて決定する決定手段(S115、S125、S130、130A)と、を備え、
前記制御手段が前記決定された変調方式により求められた制御信号に基づいて前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサに対する充電量を前記電源装置の出力状態に基づいて調整するようになっていることを特徴とする。
これにより、制御手段が同期電動機のロータを制御しつつ、コンデンサに対する充電量を調整することができる。したがって、同期電動機を制御するためにスイッチング素子をスイッチング動作させる時間の縮小を抑制しつつ、コンデンサに対する充電量を電源装置の出力状態に基づいて調整することができる。
請求項2に係る発明では、前記複数種の変調方式は、前記負極側母線側のスイッチング素子のオン時間とオフ時間との比率を示す昇圧比が大きくなるほど、前記コンデンサに対する充電量が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第1の所定値以上であるか否かを判定する第1の判定手段(S120)を備え、
前記検出電圧値が第1の所定値以上であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第1の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が第1の所定値未満であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記第1の変調方式より前記昇圧比が大きい第2の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記第1の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、前記第2の変調方式は、前記昇圧比が上がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、前記第1の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第2の所定値未満である否かを判定する第2の判定手段(S110)を備え、
前記検出電圧値が前記第2の所定値以下であると前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第3の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が前記第2の所定値より大きいと前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第3の変調方式より前記昇圧比が小さい第4の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする。
請求項9に係る発明では、前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする。
請求項10に係る発明では、前記第3の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする。
請求項11に係る発明では、前記第4の変調方式は、前記昇圧比が下がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止期間として設定した二相変調方式であることを特徴とする。
請求項12に係る発明では、前記第3の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする。
請求項13に係る発明では、前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第3の所定値以上であるか否かを判定する第3の判定手段(S110)と、
前記検出電圧値が前記第3の所定値未満であり第4の所定値以上であるか否かを判定する第4の判定手段(S120)と、を備え、
前記検出電圧値が第3の所定値以上であると前記第3の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第5の変調方式を決定し、
前記検出電圧値が第3の所定値未満であると前記第3の判定手段が判定し、かつ前記検出電圧値が前記第4の所定値以上であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第5の変調方式より前記昇圧比が大きい第6の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定し、
前記検出電圧値が前記第4の所定値未満であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第6の変調方式より前記昇圧比が大きい第7の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする。
請求項14に係る発明では、前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする。
請求項15に係る発明では、前記第5の変調方式は、前記昇圧比が下がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする。
請求項16に係る発明では、前記第6の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする。
請求項17に係る発明では、前記第6の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする。
請求項18に係る発明では、前記第7の変調方式は、前記昇圧比が上がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1に本発明に係る三相交流同期電動機の駆動装置の第1実施形態を示す。図1は駆動装置の回路構成と三相交流同期電動機の一部の構成とを示す。
駆動装置10は、直流電圧に基づいて三相交流電流を三相交流同期電動機に出力して三相交流同期電動機を駆動する。三相交流同期電動機の回転軸には、例えば、圧縮機構等の負荷が接続されている。
三相交流同期電動機は、例えば永久磁石が埋め込まれたロータ(図示省略)と、ロータに回転磁界を与えるステータコイル1を備える。ステータコイル1は、U相コイル1a、V相コイル1b、およびW相コイル1cがスター結線されて中性点1xを有するものである。ステータコイル1の中性点1xとグランドとの間には、バッテリ3が配置されている。
本実施形態では、三相交流同期電動機は、ロータの位置情報を検出するセンサが取り付けられていない構成になっている。
駆動装置10は、インバータ回路20、コンデンサ30、電流センサ40、電圧センサ45、および制御回路50を備える。インバータ回路20は、バッテリ3の出力電圧とコンデンサ30のプラス電極とマイナス電極との間の電圧差とに基づいて三相交流電流をステータコイル1に出力する。
インバータ回路20は、スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6およびダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6から構成されている。
スイッチング素子SW1、SW4は負極側母線21と正極側母線22との間に直列接続され、スイッチング素子SW2、SW5は負極側母線21と正極側母線22との間で直列接続され、スイッチング素子SW3、SW6は負極側母線21と正極側母線22との間で直列接続されている。負極側母線21は、グランドに接続されている。
スイッチング素子SW1、SW4の共通接続点T1は、W相コイル1cに接続され、スイッチング素子SW2、SW5の共通接続点T2は、V相コイル1bに接続され、スイッチング素子SW3、SW6の共通接続点T3は、U相コイル1aに接続されている。
なお、スイッチング素子SW1、SW2…SW6としては、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタや電界効果型トランジスタ等の半導体スイッチング素子が用いられている。
ダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6は、スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6のうち対応するスイッチング素子に逆並列になるように配置されている。
コンデンサ30は、バッテリ3とともに出力電圧をインバータ回路20に与える。コンデンサ30のプラス電極は、インバータ回路20の正極側母線22に接続されている。コンデンサ30のマイナス電極は、ステータコイル1の中性点1xに接続されている。
電流センサ40は、U相電流iu、V相電流iv、およびW相電流iwをそれぞれ検出する。U相電流iuは、スイッチング素子SW3、SW6の共通接続点T3からU相コイル1aに流れる電流である。V相電流ivは、スイッチング素子SW2、SW5の共通接続点T2からV相コイル1bに流れる電流である。W相電流iwは、スイッチング素子SW1、SW4の共通接続点T1からW相コイル1cに流れる電流である。
なお、図中電流iu、1v、iwの電流の流れる方向は、それぞれ各矢印の方向を正とする。
電圧センサ45は、バッテリ3の出力電圧VBを検出するセンサである。
制御回路50は、マイクロコンピュータ、メモリ、およびアナログ/デジタル変換器などから構成され、後述するようにセンサ40、45のそれぞれの検出値と電子制御装置7から与えられる目標回転数とに基づいてスイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6を制御する処理を実行する。
次に、本実施形態の作動について説明する。
制御回路50は、制御信号としてのスイッチング信号をスイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6に出力する。これにより、スイッチング素子SW1、SW2、…SW6がスイッチング動作する。これに伴い、共通接続点T1、T2、T3から三相交流電流がステータコイル1に出力される。
このため、ステータコイル1から回転磁界が発生する。これに伴い、ロータが回転磁界に同期して回転する。
また、負極側母線21側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6のスイッチング動作に伴って、コンデンサ30に電荷が蓄積される。
例えば、スイッチング素子SW4がオンしているときには、中性点1x側からW相コイル1cおよびスイッチング素子SW4を通してグランドに電流が流れる。このとき、W相コイル1cに磁気エネルギーが蓄積される。その後、スイッチング素子SW4がオフすると、W相コイル1cの磁気エネルギーに基づいた電流がダイオードD1を通して正極側母線22側に流れる。
すなわち、スイッチング素子SW4がオフすると、W相コイル1cから電流がスイッチング素子SW1をバイパスして正極側母線22側に流れる。この電流は、充電電流としてコンデンサ30に流れ、コンデンサ30に電荷を蓄積することになる。
ここで、制御回路50は、上述のスイッチング信号を求める際に、周知の三角波比較PWM方式を用いる。以下、三角波比較PWM方式の概略について説明する。
電流センサ40の検出電流iu、iv、iwが、それぞれ零になるタイミングを求め、このタイミングに基づいてロータの位置を推定する。そして、この推定されたロータの位置に基づいてロータの回転数を推定する。なお、以下、この推定された回転数を推定回転数という。
次に、三角波比較PWM方式で用いるU相指令波、V相指令波、およびW相指令波を求める。
図2に、U相指令波、V相指令波、およびW相指令波の一例を示す。
U相指令波60、V相指令波61、およびW相指令波62は、三相指令波を構成するもので、U相指令波60、V相指令波61、およびW相指令波62は、目標回転数と推定回転数との差を小さくするように求められる。
三相指令波60、61、62は、正極側母線22側スイッチング素子と負極側母線21側スイッチング素子とのうち、いずれをオンさせるかを相毎に決めるために用いられる。
U相指令波60は、スイッチング素子SW3、SW6に対応している。U相指令波60が搬送波としての三角波70より大きいときには、正極側母線22側のスイッチング素子SW3をオンして負極側母線21側スイッチング素子SW6をオフする。U相指令波60が三角波70より小さいときには、スイッチング素子SW3をオフしてスイッチング素子SW6をオンする。
V相指令波61は、スイッチング素子SW2、SW5に対応している。V相指令波61が三角波70より大きいときには、正極側母線22側のスイッチング素子SW2をオンして負極側母線21側スイッチング素子SW5をオフする。V相指令波61が三角波70より小さいときには、スイッチング素子SW2をオフしてスイッチング素子SW5をオンする。
W相指令波62は、スイッチング素子SW1、SW4に対応している。W相指令波62が三角波70より大きいときには、正極側母線22側のスイッチング素子SW1をオンして負極側母線21側スイッチング素子SW4をオフする。V相指令波61が三角波70より小さいときには、スイッチング素子SW1をオフしてスイッチング素子SW4をオンする。
このようにスイッチング素子SW1、SW2、…SW6のうちいずれをオンさせるかを決定し、この決定された情報を含むスイッチング信号を求める。
ここで、スイッチング信号を求めるためには3種類の変調方式のうち1つの変調方式が用いられる。3種類の変調方式は、変調方式毎に、三相指令波60〜62が異なるように設定されている。
3種類の変調方式のうち、変調方式Aは上述の充電電流を小さくなるように設定された第1の二相変調方式である。変調方式Bは上述の充電電流を中間値にするように設定された三相変調方式である。変調方式Cは上述の充電電流を大きくなるように設定された第2の二相変調方式である。
以下に、変調方式A、変調方式B、および変調方式Cについて別々に説明する。
(変調方式A)
図3に変調方式Aにおける三相指令波60、61、62を示す。
指令波60のうち1/3周期には、スイッチング停止期間60uが設定されている。指令波61のうち1/3周期には、スイッチング停止期間61uが設定されている。指令波62のうち1/3周期には、スイッチング停止期間62uが設定されている。
したがって、三相指令波60、61、62が三角波70より大きくなっている。このため、本変調方式は、三相変調方式に比べて、三相指令波60、61、62が三角波70より大きくなる期間が長い。
ここで、三相指令波60、61、62のうち三角波70より大きくなる期間では、上述の如く、正極側母線22側のスイッチング素子SW1、SW2、SW3をオンして負極側母線21側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6をオフする。
したがって、負極側母線21側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6のオフ時間Toffが三相変調方式に比べて短い。このため、昇圧比{=(Ton+Toff)/Toff}が三相変調方式に比べて小さくなる。
(変調方式B)
変調方式Bでは、三相指令波60、61、62が、図2に示すように、それぞれ正弦波になっている。
(変調方式C)
図4に変調方式Cにおける三相指令波60、61、62を示す。
指令波60のうち1/3周期には、スイッチング停止期間60sが設定されている。指令波61のうち1/3周期には、スイッチング停止期間61sが設定されている。指令波62のうち1/3周期には、スイッチング停止期間62sが設定されている。
したがって、三相指令波60、61、62が三角波70より小さくなっている。このため、本変調方式は、変調方式B(三相変調方式)に比べて、三相指令波60、61、62が三角波70より大きくなる期間が短い。
ここで、三相指令波60、61、62のうち三角波70より小さくなる期間では、上述の如く、正極側母線22側のスイッチング素子SW1、SW2、SW3をオフして負極側母線21側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6をオンする。
したがって、負極側母線21側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6のオン時間Tonが変調方式Bに比べて長い。
このため、負極側母線21側のスイッチング素子SW4、SW5、SW6のオフ時間をToffとしたときに、オン時間Tonとオフ時間Toffとの比率を示す昇圧比{=(Ton+Toff)/Toff}が三相変調方式の昇圧比(=約2)に比べて大きくなる。
以上のように、3種類の変調方式はその昇圧比がそれぞれ異なるように設定されている。ここで、昇圧比は、その大きさが大きくなるほどコンデンサ30に流れる充電電流が大きくなる。したがって、昇圧比の大きさが大きくなるほどコンデンサ30に蓄えられる電荷量が増える。
制御回路50は、電源装置3の出力電圧(以下、電源電圧という)に基づいて3種類の変調方式のうち用いるべき1つの変調方式を決定するとともにこの決定された変調方式を用いて三相交流同期電動機の回転数を制御する。
次に、三相交流同期電動機の回転数の具体的な制御処理について説明する。
図5は、制御回路50のモータ制御処理を示すフローチャートである。
まず、電子制御装置7は、制御回路50に対して制御開始を指令する。すると、制御回路50は、電子制御装置7から制御開始の指令に基づいて、図5のフローチャートにしたがって、コンピュータプログラムの実行を開始する。
まず、ステップS100において、電圧センサ45から電源電圧を取得する。
次に、ステップS110において、第1の判定手段として、電源電圧が第1の所定値以上であるか否かを判定する。電源電圧が第1の所定値以上であるときにはYESと判定する。この場合、ステップS115において、三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式として、変調方式Aを決定する。変調方式Aは、特許請求の範囲に記載の第4、第5の変調方式に相当する。
また、ステップS110において、電源電圧が第1の所定値未満であるときにはNOと判定する。この場合、次のステップS120において、第2の判定手段として、電源電圧が第2の所定値以下であるか否かを判定する。第2の所定値は、第1の所定値より低い電圧値である。
電源電圧が第2の所定値未満である場合には、ステップS120において、YESと判定する。これに伴い、ステップS125において、三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式として変調方式Cを決定する。変調方式Cは、
特許請求の範囲に記載の第2、第7の変調方式に相当する。
さらに、電源電圧が第1の所定値未満で、かつ第2の所定値以上のときには、ステップS120において、NOと判定する。これに伴い、ステップS130において、三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式として変調方式Bを決定する。なお、変調方式Bは、特許請求の範囲に記載の第1、第3、第6の変調方式に相当する。
このように電源電圧に基づいて三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式を決定する。その後、ステップS140において、前記決定された変調方式を用いてスイッチング信号を求める。次のステップS140において、スイッチング信号をスイッチング素子SW1、SW2、…SW6に出力する。
その後、ステップS100に戻り、このステップS100で電圧センサ45から電源電圧を取得すると、その後、ステップS110、S120のいずれかのステップで電源電圧Vの大きさを判定する。その後、ステップS115、S125、S130のいずれか1つのステップで、電源電圧Vの判定に応じて三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式を決定する。
その後、ステップS140において、前記決定された変調方式を用いてスイッチング信号を求める。次のステップS140において、スイッチング信号をスイッチング素子SW1、SW2、…SW6に出力する。
その後、ステップS100、S110、…S140、S150の処理を繰り返す。これに伴い、共通接続点T1、T2、T3から三相交流電流がステータコイル1に出力される。このため、三相指令波60、61、62に追従する回転磁界がステータコイル1から発生する。これにより、ロータが回転磁界に同期して回転する。
また、三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式を、上述の如く、電源電圧に基づいて決定する。
すなわち、電源電圧が第1の所定値未満で、かつ第2の所定値以上であるときには、変調方式Bを決定し、電源電圧が第1の所定値以上であるときには、変調方式Bより昇圧比が小さくなるように設定されている変調方式Aを決定し、電源電圧が第2の所定値未満であるときには、変調方式Bより昇圧比が大きくなるように設定されている変調方式Cを決定する。
これに伴い、コンデンサ30に充電される電荷量が調整される。したがって、ステップS100、S110、…S150の処理を繰り返すことにより、電源電圧Vが第1の所定値と第2の所定値の間に収束される。
以上説明した本実施形態では、制御回路50が三角波比較PWM方式で用いて三相指令波60、61、62に追従する回転磁界をステータコイル1から発生させる。このため、三相指令波60、61、62に追従してロータが回転することになる。
これに加えて、制御回路50は、三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式を、上述の如く、電源電圧に基づいて決定するので、コンデンサ30に充電される電荷量が調整される。
以上により、制御回路50は、三相指令波60、61、62に追従するように三相交流同期電動機のロータの回転を制御しつつ、コンデンサ30に対する充電量を調整することができる。したがって、三相交流同期電動機を制御するためにスイッチング素子SW1〜SW6をスイッチング動作させる時間の縮小を抑制しつつ、コンデンサ30に対する充電量を電源装置3の出力電圧に基づいて調整することができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、電源電圧が第1の所定値と第2の所定値の間の値であるときには、三相変調方式を用いて交流同期電動機の回転数を制御した例を示したが、これに代えて、本実施形態では、次のように交流同期電動機の回転数を制御する。
本実施形態の制御回路は、図6のフローチャートにしたがって、コンピュータプログラムの実行を開始する。図6において、図5と同一の符号と同一ステップを示し、その説明を省略する。
制御回路は、電源電圧が第1の所定値未満で、かつ第2の所定値以上のときには、ステップS130Aにおいて、三相交流同期電動機の回転数制御に用いるべき変調方式として、図7に示す二相変調方式を用いることを決定し、この二相変調方式により制御信号としてのスイッチング信号を求め、このスイッチング信号をスイッチング素子SW1、SW2、…SW6に出力する。
図7に示す二相変調方式は、図3の変調方式と図4の変調方式とを組み合わせたものである。具体的には、図7の二相変調方式では、指令波60には、休止時間60sと休止時間60uとが交互に設けられている。
指令波61には、休止時間61sと休止時間61uとが交互に設けられている。指令波62には、休止時間62sと休止時間62uとが交互に設けられている。
このように三相指令波60、61、62に休止時間が設定される。このため、図7に示す二相変調方式の昇圧比は、三相変調方式の昇圧比と同一の値(=2)になる。
なお、図7に示す二相変調方式は、請求項7に記載の第1の変調方式、請求項12に記載の第3の変調方式、および請求項18に記載の第6の変調方式のいずれかに相当する。
上述の各実施形態では、コンデンサ30をステータコイル1の中性点1xと正極側母線22との間に配置した例を示したが、これに限らず、ステータコイル1の中性点1xと負極側母線21との間にコンデンサ30を配置してもよい。この場合、ステータコイル1の中性点1xと正極側母線22との間に電源装置3を配置してもよい。
また,正極側母線22と負極側母線21との間にコンデンサ30を配置しても良い。
上述の第1の実施形態では、電源電圧が第1の所定値未満で、かつ第2の所定値以上であるときには、三相変調方式を用いて三相交流同期電動機を制御したが、これに限らず、三相変調方式以外の変調方式を用いて三相交流同期電動機を制御してもよい。
上述の各実施形態では、同期電動機として三相交流同期電動機を用いた例を示したが、これに限らず、同期電動機として、4相以上の多相交流同期電動機を用いてもよい。
以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の構成との対応関係について説明すると、ステップS115、S125、S130、130Aは、決定手段を構成している。
本発明の第1実施形態における三相交流同期電動機の駆動装置の構成を示す図である。 第1実施形態で用いる三相変調方式を示す図である。 第1実施形態で用いる二相変調方式を示す図である。 第1実施形態で用いる二相変調方式を示す図である。 図1の制御回路の制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における制御回路の制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態で用いる二相変調方式を示す図である。
符号の説明
1 ステータコイル
1a U相コイル
1b V相コイル
1c W相コイル
1x 中性点
3 電源装置
10 駆動装置
20 インバータ回路
21 負極側母線
22 正極側母線
30 コンデンサ
40 電流センサ
50 制御回路
SW1 スイッチング素子
D1 ダイオード

Claims (18)

  1. スター結線されているステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる同期電動機の駆動装置であって、
    直列接続された一対のスイッチング素子を多数組有し、正極側母線(22)と負極側母線(21)との間に前記一対のスイッチング素子が多数組、並列接続されているインバータ回路(20)と、
    コンデンサ(30)と、
    前記コンデンサに対する充電量がそれぞれ異なるように設定されている複数種の変調方式を用いて、前記インバータ回路(20)を構成する複数個の前記スイッチング素子をスイッチング動作させる制御信号を求めて、前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサ(30)の出力状態と電源装置(3)の出力状態とに基づいて前記回転磁界を前記ステータコイル(1)から発生させる制御手段(S140、S150)と、を備え、
    前記制御手段が前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記ステータコイルから前記複数個のスイッチング素子をバイパスして流れる電流に基づいて前記コンデンサ(30)を充電するようになっており、
    前記電源装置の出力状態を検出する電源状態検出手段(45)と、
    前記制御手段で用いるべき変調方式を前記電源状態検出手段の検出値に基づいて決定する決定手段(S115、S125、S130、130A)と、を備え、
    前記制御手段が前記決定された変調方式により求められた制御信号に基づいて前記複数個のスイッチング素子をスイッチング動作させることにより、前記コンデンサに対する充電量を前記電源装置の出力状態に基づいて調整するようになっていることを特徴とする同期電動機の駆動装置。
  2. 前記複数種の変調方式は、前記負極側母線側のスイッチング素子のオン時間とオフ時間との比率を示す昇圧比が大きくなるほど、前記コンデンサに対する充電量が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の同期電動機の駆動装置。
  3. 前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第1の所定値以上であるか否かを判定する第1の判定手段(S120)を備え、
    前記検出電圧値が第1の所定値以上であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第1の変調方式を決定し、
    前記検出電圧値が第1の所定値未満であると前記第1の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記第1の変調方式より前記昇圧比が大きい第2の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の駆動装置。
  4. 前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の同期電動機の駆動装置。
  5. 前記第1の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする請求項4に記載の同期電動機の駆動装置。
  6. 前記第2の変調方式は、前記昇圧比が上がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項4または5に記載の同期電動機の駆動装置。
  7. 前記第1の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする請求項4または6に記載の同期電動機の駆動装置。
  8. 前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第2の所定値未満であるか否かを判定する第2の判定手段(S110)を備え、
    前記検出電圧値が前記第2の所定値以下であると前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S130、S130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第3の変調方式を決定し、
    前記検出電圧値が前記第2の所定値より大きいと前記第2の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第3の変調方式より前記昇圧比が小さい第4の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の駆動装置。
  9. 前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする請求項8に記載の同期電動機の駆動装置。
  10. 前記第3の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする請求項9に記載の同期電動機の駆動装置。
  11. 前記第4の変調方式は、前記昇圧比が下がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止期間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項9または10に記載の同期電動機の駆動装置。
  12. 前記第3の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする請求項9または11に記載の同期電動機の駆動装置。
  13. 前記電源状態検出手段の検出値である検出電圧値が第3の所定値以上であるか否かを判定する第3の判定手段(S110)と、
    前記検出電圧値が前記第3の所定値未満であり第4の所定値以上であるか否かを判定する第4の判定手段(S120)と、を備え、
    前記検出電圧値が第3の所定値以上であると前記第3の判定手段(S110)が判定したときには、前記決定手段(S115)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として第5の変調方式を決定し、
    前記検出電圧値が第3の所定値未満であると前記第3の判定手段が判定し、かつ前記検出電圧値が前記第4の所定値以上であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S130、130A)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第5の変調方式より前記昇圧比が大きい第6の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定し、
    前記検出電圧値が前記第4の所定値未満であると前記第4の判定手段(S120)が判定したときには、前記決定手段(S125)は、前記制御手段で用いるべき変調方式として前記第6の変調方式より前記昇圧比が大きい第7の変調方式を、前記制御手段で用いるべき変調方式として決定することを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の駆動装置。
  14. 前記制御手段は、三相の指令波と搬送波との比較に基づいて前記スイッチング素子をスイッチング動作させることにより、三相同期電動機の前記ステータコイルから回転磁界を発生させるようになっていることを特徴とする請求項13に記載の同期電動機の駆動装置。
  15. 前記第5の変調方式は、前記昇圧比が下がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項14に記載の同期電動機の駆動装置。
  16. 前記第6の変調方式は、前記三相の指令波がそれぞれ正弦波になっている三相変調方式であることを特徴とする請求項14または15に記載の同期電動機の駆動装置。
  17. 前記第6の変調方式は、前記三相の指令波のそれぞれにおいて前記昇圧比が上がるように設定した休止時間と前記昇圧比が下げるように設定した休止時間とが交互に設けられている二相変調方式であることを特徴とする請求項14または15に記載の同期電動機の駆動装置。
  18. 前記第7の変調方式は、前記昇圧比が上がるように前記三相の指令波のうち1相の指令波の1/3周期を休止時間として設定した二相変調方式であることを特徴とする請求項14ないし17のうちいずれか1つに記載の同期電動機の駆動装置。
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