JP5375315B2 - 交流同期電動機の駆動装置 - Google Patents
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Description
この検討によれば、例えば、コンデンサを正極母線と中性点との間に配置し、かつ負極母線と直流電源のマイナス電極との間に電流センサを配置した場合に、6個のトランジスタのうちトランジスタSW1、SW5、SW6がオンしているときには、中性点と直流電源のプラス電極との間に流れる中性点電流とW相電流とを足した電流が電流センサにより検出されることが分かった。
この検討によれば、例えば、コンデンサを負極母線と中性点との間に配置し、かつ負極母線とコンデンサのマイナス電極との間に電流センサを配置した場合に、6個のトランジスタのうちトランジスタSW1、SW5、SW6がオンしているときには、中性点と直流電源のプラス電極との間に流れる中性点電流とW相電流とを足した電流が電流センサにより検出されることが分かった。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記直流電源(3)のマイナス電極と前記負極母線との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S410、S430、S450)と、を備えることを特徴とする。
前記第2の判定手段(S320)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S390)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記コンデンサ(30)のプラス電極と前記正極母線(22)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40b、47b)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S315)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S415、S375、S447)と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40b、47b)の検出電流として取得する検出電流取得手段と、を備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記相毎の相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(20)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記コンデンサ(30)のマイナス電極と前記負極母線(21)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記電流取得手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S410、S430、S450)と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流取得手段の検出電流として取得する検出電流取得手段(S390)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(20)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記直流電源(3)のプラス電極と前記正極母線(22)との間に流れる電流を検出する正極側電流検出手段(40b、47b)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S315)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記正極側電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S415、S375、S447)と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S355)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記正極側電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記負極母線(21)と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる電流を検出する負極側電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段(S310)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記負極側電流検出手段の検出電流として、前記中性点と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる中性点電流を取得する第1の中性点電流取得手段(S443)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S330)と、
前記正極母線(22)と前記コンデンサ(30)のプラス電極との間に流れる電流を検出する正極側電流検出手段(40b、47b)と、
前記第2の判定手段(S330)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として前記中性点電流を取得する第2の中性点電流取得手段(S447)と、
前記第1、第2の中性点電流取得手段(S443、S447)のうちいずれか一方により取得された中性点電流を用いて、前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(20)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記負極母線(21)と前記コンデンサ(30)のマイナス電極との間に流れる電流を検出する負極側電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段(S310)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記負極側電流検出手段(40a、47a)の検出電流として、前記中性点と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる中性点電流を取得する第1の中性点電流取得手段(S443)と、
前記正極母線(22)と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる電流を検出する正極側電流検出手段(40b、47b)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S330)と、
前記第2の判定手段(S330)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として前記中性点電流を取得する第2の中性点電流取得手段(S447)と、
前記第1、第2の中性点電流取得手段のうちいずれか一方により取得された中性点電流を用いて、前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(200)と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第3の判定手段(S320)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記負極側電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S390)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記負極側電流検出手段(40a、47a)の検出電流をN相分取得し、
前記第1の中性点電流取得手段により取得された中性点電流と前記第2の中性点電流取得手段により取得された中性点電流とのうちいずれか一方を選択する選択手段(S620)とを備え、
前記駆動手段は、前記選択手段により選択された一方の中性点電流に基づいて前記検出電流取得手段によって取得された前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
前記第3の判定手段(S330)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S350、S351)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記正極側電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記第1の中性点電流取得手段により取得された中性点電流と前記第2の中性点電流取得手段により取得された中性点電流とのうちいずれか一方を選択する選択手段(S620)を備え、
前記駆動手段は、前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記選択手段により選択された一方の中性点電流に基づいて前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出した前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記正極母線(22)および前記負極母線(21)のうち一方と前記コンデンサ(30)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記負極母線(21)と前記直流電源(3)のマイナス電極とが接続されており、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S330)を備え、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第3の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段の検出電流として取得する検出電流取得手段(S350)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記中性点電流取得手段により取得された前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記負極母線(21)と前記コンデンサ(30)のマイナス電極との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記コンデンサ(30)のマイナス電極と前記直流電源(3)のマイナス電極とが接続されており、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S450)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記正極母線(22)および前記負極母線(21)のうち一方と前記コンデンサ(30)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記正極母線(22)と前記直流電源(3)のプラス電極とが接続されており、 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記正極母線(22)と前記コンデンサ(30)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記コンデンサ(30)のプラス電極と前記直流電源(3)のプラス電極とが接続されており、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S330)を備え、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする。
これにより、中性点電流を取得することができ、この取得された中性点電流を用いて、インバータ回路を介してN相交流同期電動機を駆動することができる。
前記第3の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする。
図1に本発明に係る三相交流同期電動機の駆動装置の第1実施形態を示す。図1は駆動装置の回路構成と三相交流同期電動機の一部の構成とを示す。
上述の第1実施形態では、中性点電流inを検出するために、負極母線21とバッテリ3aのマイナス電極との間に接続された抵抗素子40aを用いていたが、これに加えて、ステータコイル1の中性点1xとバッテリ3aのプラス電極との間に接続された抵抗素子を用いる本実施形態について説明する。
上述の第1実施形態では、インバータ回路20の負極母線21とバッテリ3aのマイナス電極との間に抵抗素子を配置した例を示したが、これに代えて、インバータ回路20の正極母線22とコンデンサ30のプラス電極との間に抵抗素子を配置した本第3実施形態について説明する。
上述の第3実施形態では、正極母線22とコンデンサ30のプラス電極との間に接続された抵抗素子40bを用いて中性点電流inを取得したが、これに加えて、ステータコイル1の中性点1xとバッテリ3aのプラス電極との間に接続された抵抗素子を用いて中性点電流inを取得する本実施形態について説明する。
上述の第1実施形態では、電圧指令波VSを算出する際には、1つの三相交流電流を用いた例を示したが、これに代えて、電圧指令波VSを算出する際には、複数の三相交流電流の相毎の平均値を用いる本第5実施形態について説明する。
上述の第1実施形態では、中性点電流inを用いて電圧指令波VSを算出して電圧指令波VSを用いてインバータ回路20を制御する例を示したが、これに代えて、中性点電流inを用いてインバータ回路20およびステータコイル1に故障が生じているか否かを判定する第6実施形態について説明する。
上述の第1実施形態では、コンデンサ30を正極母線22とステータコイル1の中性点1xとの間に接続した例を示したが、これに代えて、コンデンサ30を正極母線22と負極母線21との間に接続した本実施形態について説明する。
次に、上述の第7実施形態において、負極母線21とコンデンサ30のマイナス電極との間に接続された抵抗素子40aを用いて中性点電流inを取得したが、これに加えて、負極母線21と直流電源3のマイナス電極との間に接続された抵抗素子を用いて中性点電流inを取得する本実施形態について説明する。
上述の第7実施形態では、直流電源3を負極母線21とステータコイル1の中性点1xとの間に接続した例を示したが、これに代えて、直流電源3を正極母線22とステータコイル1の中性点1xとの間に接続した本実施形態について説明する。
次に、上述の第8実施形態の駆動装置10において、直流電源3のプラス電極と正極母線22との間に、中性点電流inを検出するための抵抗素子を追加した本実施形態を示す。
また、ステップS351において、抵抗素子40bに流れる電流Ibとして、電流(−in)を取得する。電流Ibは、電圧センサ47bの検出電圧Vを抵抗素子40bの抵抗値Rで割り算した値(V/R)である。
上述の第7実施形態では、負極母線21と直流電源3のマイナス電極とが互いに同電位になるように接続されている例について説明したが、これに代えて、コンデンサ30のマイナス電極と直流電源3のマイナス電極とが互いに同電位になるように接続されている本実施形態について説明する。
上述の第9実施形態では、正極母線22を直流電源3のプラス電極に接続した例を示したが、これに代えて、コンデンサ30のプラス電極を直流電源3のプラス電極に接続した本実施形態について説明する。
上述の第1実施形態では、抵抗素子40aに流れる電流として、(−(中性点電流in))と(−(相電流+中性点電流in)とそれぞれを取得し、(−(中性点電流in))を用いて(−(相電流+中性点電流in)のうち中性点電流inを消して相電流を求める例を示したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
3 直流電源
3a バッテリ
3b コンデンサ
7 電子制御装置
10 駆動装置
20 インバータ回路
21 負極母線
22 正極母線
30 コンデンサ
40a 抵抗素子
40b 抵抗素子
40c 抵抗素子
47a 電圧センサ
50 制御回路
Claims (22)
- N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記直流電源(3)のマイナス電極と前記負極母線との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S410、S430、S450)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が1個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S320)と、
前記第2の判定手段(S320)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S390)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項1に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記コンデンサ(30)のプラス電極と前記正極母線(22)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40b、47b)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S315)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S415、S375、S447)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が1個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S330)と、
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40b、47b)の検出電流として取得する検出電流取得手段と、を備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記相毎の相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項3に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(20)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記コンデンサ(30)のマイナス電極と前記負極母線(21)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記電流取得手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S410、S430、S450)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が1個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S320)と、
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流取得手段の検出電流として取得する検出電流取得手段(S390)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項5に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(20)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記直流電源(3)のプラス電極と前記正極母線(22)との間に流れる電流を検出する正極側電流検出手段(40b、47b)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S315)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記正極側電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200、S415、S375、S447)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が1個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S330)と、
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S355)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記正極側電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項7に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記負極母線(21)と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる電流を検出する負極側電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段(S310)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記負極側電流検出手段の検出電流として、前記中性点と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる中性点電流を取得する第1の中性点電流取得手段(S443)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S330)と、
前記正極母線(22)と前記コンデンサ(30)のプラス電極との間に流れる電流を検出する正極側電流検出手段(40b、47b)と、
前記第2の判定手段(S330)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として前記中性点電流を取得する第2の中性点電流取得手段(S447)と、
前記第1、第2の中性点電流取得手段(S443、S447)のうちいずれか一方により取得された中性点電流を用いて、前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(20)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記負極母線(21)と前記コンデンサ(30)のマイナス電極との間に流れる電流を検出する負極側電流検出手段(40a、47a)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段(S310)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記負極側電流検出手段(40a、47a)の検出電流として、前記中性点と前記直流電源(3)のマイナス電極との間に流れる中性点電流を取得する第1の中性点電流取得手段(S443)と、
前記正極母線(22)と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる電流を検出する正極側電流検出手段(40b、47b)と、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S330)と、
前記第2の判定手段(S330)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として前記中性点電流を取得する第2の中性点電流取得手段(S447)と、
前記第1、第2の中性点電流取得手段のうちいずれか一方により取得された中性点電流を用いて、前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(200)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が1個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第3の判定手段(S320)と、
前記第3の判定手段(S320)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記負極側電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S390)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記負極側電流検出手段(40a、47a)の検出電流をN相分取得し、
前記第1の中性点電流取得手段により取得された中性点電流と前記第2の中性点電流取得手段により取得された中性点電流とのうちいずれか一方を選択する選択手段(S620)とを備え、
前記駆動手段は、前記選択手段により選択された一方の中性点電流に基づいて前記検出電流取得手段によって取得された前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項9または10に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - 前記選択手段(620)は、前記第1、第2の中性点電流取得手段によりそれぞれ取得された中性点電流のうち前記一方の中性点電流として、前記負極側電流検出手段(40a、47a)の検出電流を取得したタイミングに近いタイミングで取得された電流を、選択することを特徴とする請求項11に記載の交流同期電動機の駆動装置。
- 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が1個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第3の判定手段(S330)と、
前記第3の判定手段(S330)が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流として取得する検出電流取得手段(S350、S351)と、
前記検出電流取得手段は、前記正極側電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記第1の中性点電流取得手段により取得された中性点電流と前記第2の中性点電流取得手段により取得された中性点電流とのうちいずれか一方を選択する選択手段(S620)とを備え、
前記駆動手段は、前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記選択手段により選択された一方の中性点電流に基づいて前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出した前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項9または10に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - 前記選択手段(S620)は、前記第1、第2の中性点電流取得手段によりそれぞれ取得された中性点電流のうち前記一方の検出電流として、前記正極側電流検出手段(40b、47b)の検出電流を取得したタイミングに近いタイミングで取得された電流を、選択することを特徴とする請求項13に記載の交流同期電動機の駆動装置。
- N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記正極母線(22)および前記負極母線(21)のうち一方と前記コンデンサ(30)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記負極母線(21)と前記直流電源(3)のマイナス電極とが接続されており、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S330)を備え、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が1個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第3の判定手段(S330)と、
前記第3の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段の検出電流として取得する検出電流取得手段(S350)とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記中性点電流取得手段により取得された前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項15に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記負極母線(21)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記負極母線(21)と前記コンデンサ(30)のマイナス電極との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記コンデンサ(30)のマイナス電極と前記直流電源(3)のマイナス電極とが接続されており、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S450)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点(1x)と前記直流電源(3)のプラス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が1個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S390)と、
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項17に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記正極母線(22)および前記負極母線(21)のうち一方と前記コンデンサ(30)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記正極母線(22)と前記直流電源(3)のプラス電極とが接続されており、 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオフし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオンしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S310)と、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路(20)を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が1個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第2の判定手段(S320)と、
前記第2の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項19に記載の交流同期電動機の駆動装置。 - N個のコイルがスター結線されて中性点(1x)を有するステータコイル(1)から発生する回転磁界によりロータを回転させる交流同期電動機に適用され、
直列接続された一対のスイッチング素子(SW1、SW2、…SW6)が相毎に設けられ、正極母線(22)と負極母線(21)との間に前記相毎の前記一対のスイッチング素子が並列接続されているインバータ回路(20)と、
前記正極母線(22)と前記負極母線(21)との間に接続されているコンデンサ(30)と、を備え、
前記インバータ回路(20)は、前記相毎の前記一対のスイッチング素子のスイッチング動作に伴って、前記正極母線(22)と前記中性点(1x)との間に接続されている直流電源(3)の出力電圧と前記コンデンサ(30)の出力電圧とに基づいて、前記ステータコイル(1)に交流電流を出力して前記ステータコイル(1)から前記回転磁界を発生させるように構成された交流同期電動機の駆動装置であって、
前記正極母線(22)と前記コンデンサ(30)との間に流れる電流を検出する電流検出手段(40a、47a)を備え、
前記コンデンサ(30)のプラス電極と前記直流電源(3)のプラス電極とが接続されており、
前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が全てオンし、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が全てオフしている条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段(S330)を備え、
前記第1の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときに、前記中性点と前記直流電源のマイナス電極との間に流れる中性点電流を前記電流検出手段の検出電流として取得し、前記中性点電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動する駆動手段(S200)と、を備えることを特徴とする交流同期電動機の駆動装置。 - 前記相毎の前記一対のスイッチング素子のうち、前記正極母線(22)に接続されているスイッチング素子が(N−1)個オンして、かつ前記負極母線(21)に接続されているスイッチング素子が1個オンしている条件を満たしているか否かを判定する第3の判定手段(S330)と、
前記第3の判定手段が前記条件を満たしていると判定したときには、前記中性点電流と前記N個のコイルのうちいずれか1つのコイルに流れる相毎の相電流とを足した電流を前記電流検出手段(40a、47a)の検出電流として取得する検出電流取得手段とを備え、
前記検出電流取得手段は、前記電流検出手段の検出電流をN相分取得し、
前記駆動手段は、前記取得した前記中性点電流に基づいて前記N相分の検出電流に含まれる前記中性点電流を前記相毎に除いて前記N相分の前記相電流を算出し、この算出された前記N相分の前記相電流を用いて前記インバータ回路を介して前記交流同期電動機を駆動することを特徴とする請求項21に記載の交流同期電動機の駆動装置。
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