JP2005130608A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 多相交流モータに供給する相電流を簡単な構成で検出してモータトルクを制御する。
【解決手段】 インバータ3、正極母線3aと負極母線3bとの間に接続されたコンデンサ2、中性点1Nと負極母線3bとの間に接続されコンデンサ2に充電される電力を蓄電した直流電源4とを備え、直流電源4から3相交流モータ1及びインバータ3を介してコンデンサ2を昇圧させると共に、コンデンサ2から3相交流モータ1の各相に供給する電流を制御する場合に、U相電流センサ5U及びW相電流センサ5WによりU相モータ電流iu及びW相モータ電流iwを検出すると共に、中性点電流センサ6により直流電流である中性点電流値inを検出し、電流推定部7により、U相モータ電流iu及びW相モータ電流iwから中性点電流inを減算してV相モータ電流ivを求めて、インバータ3のスイッチング素子をPWM制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トルクを発生させるための多相交流モータの動作を制御する場合に、各相電流を検出するモータ制御装置に関する。
従来より、3相交流モータの中性点と、インバータ(電力変換器)の正極母線又は負極母線とに接続された直流電源を備えるモータ制御装置が、下記の特許文献1などにて知られている。
この特許文献1に記載された動力出力装置では、3相交流モータを構成する各相コイル及びインバータのスイッチング素子からなる回路を昇降圧チョッパ回路として機能させる。これにより、動力出力装置では、直流電源の電圧を、インバータの正極母線及び負極母線に接続されたコンデンサに蓄電させる。そして、この動力出力装置では、コンデンサに充電された電力をインバータのスイッチング素子に供給すると共に、当該スイッチング素子をオンオフ駆動することにより電力変換を行って、3相交流モータを駆動する。
特開2002−247895号公報
上述した従来の動力出力装置では、3相交流モータに供給する交流電流だけでなく、コンデンサの昇圧動作に必要とされる直流電流を3相交流モータに供給する必要がある。
しかしながら、3相交流モータに供給する交流電流の対称性が保たれている場合、すなわち3相の交流電流の和が零になる場合には、U相、V相及びW相全てのモータ電流を検出しなくても、3相のモータ電流うち2相のモータ電流を検出すれば、残る1相のモータ電流を推定することができるが、コンデンサを昇圧させるために3相交流モータに直流電流を流す必要があり、3相交流電流の和が零とならない。
したがって、上述したように3相交流モータを介してコンデンサを蓄電し、当該コンデンサに蓄電した電力を用いて3相交流モータを駆動させる従来の技術では、3相交流モータに供給する交流電流のうち2相の交流電流を検出するだけでは、残る1相のモータ電流を推定することができない。このため、従来の技術では、3相交流モータを駆動するための交流電流を制御するためには、各相毎に電流センサが必要になる。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、多相交流モータに供給する全ての相電流を簡単な構成で検出することができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るモータ制御装置では、3相交流モータの各相に交流電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の正極母線と負極母線との間に接続された蓄電手段と、3相交流モータの中性点と電力変換回路の正極母線又は負極母線との間に接続され、3相交流モータ及び電力変換回路を介して蓄電手段に充電される電力を蓄電した直流電源とを備え、電流制御手段により、蓄電手段から3相交流モータの各相に供給する電流を制御するように電力変換回路を制御して3相交流モータのトルクを制御する場合に、相電流検出手段により電力変換回路から3相交流モータの各相に供給する相電流のうち何れか2相の相電流値を検出すると共に、中性点電流検出手段により直流電源から3相交流モータの中性点に供給される中性点電流値を検出し、電流推定手段により、相電流検出手段により検出された2相の相電流値と、中性点電流検出手段により検出された中性点電流値とを用いて、相電流検出手段により検出されていない残りの1相の相電流値を推定することにより、上述の課題を解決する。
また、本発明に係る他のモータ制御装置では、3相交流モータの各相に交流電力を供給する電力変換回路と、電力変換回路の正極母線と負極母線との間に接続された蓄電手段と、3相交流モータの中性点と電力変換回路の正極母線又は負極母線との間に接続され、3相交流モータ及び電力変換回路を介して蓄電手段に充電される電力を蓄電した直流電源とを備え、電流制御手段により、蓄電手段から3相交流モータの各相に供給する電流を制御するように電力変換回路を制御して3相交流モータのトルクを制御する場合に、相電流検出手段により電力変換回路から3相交流モータの各相に供給する相電流のうち何れか2相の相電流値を検出すると共に、中性点電流検出手段により直流電源から3相交流モータの中性点に供給される中性点電流値を検出し、電流推定手段により、相電流検出手段により検出された2相の相電流値と、中性点電流検出手段により検出された中性点電流値とに基づいて、相電流検出手段により検出された各相電流に含まれる交流電流成分を推定することにより、上述の課題を解決する。
本発明に係るモータ制御装置によれば、3相交流モータに供給する相電流のうち、2相の相電流値及び中性点電流を検出して、検出していない残りの1相の相電流を推定するので、全ての相電流値を検出する必要が無く、相電流検出手段の設置点数を削減することができ、全相電流を簡単な構成で検出することができる。
また、本発明に係る他のモータ制御装置によれば、3相交流モータに供給する相電流のうち、2相の相電流値及び中性点電流を検出して、検出した相電流の交流電流成分を推定して3相交流モータに供給する各相の相電流を決定することができ、全ての相電流値を検出する必要が無く、相電流検出手段の設置点数を削減することができ、全相電流を簡単な構成で検出することができる。
以下、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
本発明は、例えば図1に示すように構成された第1実施形態に係るモータ制御装置に適用される。
[モータ制御装置の構成]
第1実施形態に係るモータ制御装置は、制御対象である3相交流モータ1を、当該3相交流モータ1の回転速度に応じて制御駆動するものである。この3相交流モータ1は、U相、V相及びW相のU相コイル1U、V相コイル1V及びW相コイル1Wに流れる各相の電流が制御されてトルクが制御される。本例において、3相交流モータ1は、永久磁石同期モータであって、内部埋め込み磁石構造となっているロータと、集中巻構造となっているステータとを備えたモータである。
この3相交流モータ1は、蓄電手段であるコンデンサ2からの電力が、電力変換手段であるインバータ3を介して、U相コイル1U、V相コイル1V及びW相コイル1Wに供給されることにより駆動する。また、この3相交流モータ1において、U相コイル1U、V相コイル1V及びW相コイル1Wは、中性点1Nに対してY結線されている。
コンデンサ2は、インバータ3の正極母線3a及び負極母線3bに接続され、3相交流モータ1を駆動させるための電力がインバータ3によって取り込まれる。また、直流電源4は、正極端子が中性点1Nと接続され、負極端子が負極母線3bと接続されている。
インバータ3は、U相、V相及びW相に対応した上アーム側のスイッチング素子及びダイオードが正極母線3aに接続され、U相、V相及びW相に対応した下アーム側のスイッチング素子及びダイオードが負極母線3bに接続されて構成されている。このインバータ3において、U相に対応したスイッチング素子はU相コイル1Uに接続され、V相に対応したスイッチング素子はV相コイル1Vに接続され、W相に対応したスイッチング素子はW相コイル1Wに接続されている。このようなモータ制御装置では、インバータ3を構成する各スイッチング素子が開閉制御(PWM制御)されることにより、コンデンサ2から3相交流モータ1に供給する電力を調整する。
また、このモータ制御装置では、インバータ3のスイッチング素子と、U相コイル1U、V相コイル1V及びW相コイル1W(以下、総称するときには単に「モータコイル」と呼ぶ。)との動作によって、直流電源4に蓄積している電力をコンデンサ2に充電させる。ここで、3相交流モータ1、インバータ3及びコンデンサ2は、図2に示すような等価回路とみなされ、昇降圧チョッパ回路として機能する。そして、このモータ制御装置では、上下アームのスイッチング素子21,23を開閉動作させるデューティ比を調整することにより、直流電源4の電圧に対するコンデンサ2の電圧を昇圧して、コンデンサ2を充電させる。ここで、モータコイルには、3相交流モータ1にトルクを発生させるための交流電流に加えて、コンデンサ2を充電するための直流電源4からの直流電流が中性点1Nを介して供給されることになる。
このようなモータ制御装置は、外部から3相交流モータ1のトルクを制御するトルク指令が供給されて、このトルク指令のトルクを発生させるための各種演算を行って、3相交流モータ1に供給する交流電流を制御する。
トルク指令に従って3相交流モータ1を駆動制御する場合には、モータ制御装置は、U相コイル1U及びW相コイル1Wに供給しているU相モータ電流iu及びW相モータ電流iwを相電流検出手段であるU相電流センサ5U、W相電流センサ5Wにより検出すると共に、中性点1Nを流れる中性点電流inを中性点電流検出手段である中性点電流センサ6により検出して、電流推定手段に相当する電流推定部7に送る。また、回転角センサ(PS)8により3相交流モータ1の回転角を入力することにより3相交流モータ1の回転角θmを検出し、位相速度演算部9に送る。
位相速度演算部9は、回転角センサ8からの回転角θmに基づいて3相交流モータ1の回転速度を計算すると共に電圧位相θeを計算して、電圧位相θeを示す信号を3相/dq座標変換部10に送る。
ここで、電圧位相θeは、ロータの位置を電気的な位相として表し、エンコーダやレゾルバなどの回転角センサ8によって検出されたロータ位置から求められる。また、 この位相速度演算部9により計算された回転速度は、dp電流制御部11に供給するid指令値id*及びiq指令値iq*を求めるときに使用される。
3相/dq座標変換部10は、3相交流座標系から見たdq座標系の電圧位相θeを入力すると共に、U相電流センサ5U及びW相電流センサ5WからのU相モータ電流iu及びW相モータ電流iw、電流推定部7からのV相モータ電流ivを入力する。そして、3相/dq座標変換部10では、3相交流モータ1に供給する交流電流をベクトル制御により制御する場合に、3相交流モータ1の実電流iu,iv,iwを回転直交座標系であるdq座標系の実電流であるd軸電流値id及びq軸電流値iqに座標変換して、dp電流制御部11に送る。
このとき、3相/dq座標変換部10は、下記の式1に示すような演算を行うことにより座標変換を行う。
Figure 2005130608
ここでは、各相の電流に同じ大きさの直流電流が含まれる場合には、上記式1の座標変換を行うと、d軸電流値id及びq軸電流値iqは、直流電流の影響を受けずに各相の交流電流成分のみで決まる。
このように式1を用いて3相/dq座標変換部10によりd軸電流値id及びq軸電流値iqを得るには、3相の電流値iu,iv,iwを用いる必要がある。これに対し、モータ制御装置では、3相の電流のうち、2相の電流値を検出するU相電流センサ5U及びW相電流センサ5Wと、中性点1Nと直流電源の間を流れる中性点電流inを検出する中性点電流センサ6とを用いて、3相の電流値iu,iv,iwを得る。このとき、電流推定部7では、U相モータ電流iuとW相モータ電流iwと中性点電流inを入力し、下記の式2なる演算を行ってV相モータ電流ivを求める。
Figure 2005130608
なお、本例では、U相モータ電流iu、W相モータ電流iw及び中性点電流inから残りの相電流であるV相モータ電流ivを求める場合について説明したが、他の相電流を検出しない場合であっても、式2を変形することにより残りの2相の相電流及び中性点電流inに基づいて求めることができる。
dp電流制御部11は、d軸電流指令id*及びq軸電流指令iq*が供給され、3相/dq座標変換部10からd軸電流値id及びq軸電流値iqが供給されると、PID制御によって、d軸電流値idをd軸電流指令値id*に一致させるためのd軸電圧指令値vd*、q軸電流値iqをq軸電流指令値iq*に一致させるためのq軸電圧指令値vq*を計算して、dp/3相座標変換部12に送る。
dp/3相座標変換部12は、d軸電圧指令値vd*及びq軸電圧指令値vq*が供給され、位相速度演算部9から電圧位相θeが供給されると、電圧位相θeに基づいてd軸電圧指令値vd*及びq軸電圧指令値vq*を、3相座標系のU相電圧指令値vu*、V相電圧指令値vv*、W相電圧指令値vw*に座標変換する。そして、U相電圧指令値vu*、V相電圧指令値vv*及びW相電圧指令値vw*は、パルス演算部13に送られる。
パルス演算部13は、U相電圧指令値vu*、V相電圧指令値vv*及びW相電圧指令値vw*に基づいて、インバータ3に含まれる各スイッチング素子を駆動する複数のPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成して、インバータ3の各スイッチング素子に出力する。なお、コンデンサ2の電圧は、U相電圧指令値vu*、V相電圧指令値vv*及びW相電圧指令値vw*に直流電圧を加えてオフセットさせることにより、調整される。
このようなモータ制御装置では、上述したようにインバータ3のスイッチング素子を駆動することにより、コンデンサ2に充電された電力をPWM制御して3相交流モータ1に供給することにより、3相交流モータ1にトルクを発生させる。また、このモータ制御装置では、PWM制御するための相電流を3相交流モータ1に供給すると同時に、コンデンサ2の電圧を調整する直流電流を、直流電源4から3相交流モータ1及びインバータ3を介してコンデンサ2に供給させる。なお、位相速度演算部9、3相/dq座標変換部10、dp電流制御部11、dp/3相座標変換部12及びパルス演算部13は、電流制御手段として機能する。
これにより、モータ制御装置では、U相コイル1U、V相コイル1V及びW相コイル1Wとインバータ3との間にそれぞれU相電流、V相電流及びW相電流を検出する電流センサを設けた場合と同様に3相交流モータ1のトルクを制御することができる。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第1実施形態に係るモータ制御装置によれば、3相交流モータ1に供給する相電流のうち、2相の相電流値及び中性点電流inを検出して、検出していない残りの1相の相電流を推定するので、全ての相電流値を検出する必要が無く、電流センサの設置点数を削減することができ、全相電流を簡単な構成で検出することができる。
したがって、このモータ制御装置によれば、コストを削減することができる。また、このモータ制御装置によれば、インバータ3の筐体内部に相電流を検出する電流センサを設ける場合に筐体サイズを小型化することができ、例えばバッテリ電力を使用して走行する電気自動車等の搭載スペースが限定されたものに対するレイアウト上の自由度を広げることができ、搭載性を向上させることができる。
また、このモータ制御装置によれば、電気自動車においてバッテリの充放電電流制御のために、直流電源4の電流を検出する電流センサを設けることが一般的であるので、中性点電流センサ6を使用する場合であっても、既存の電気自動車等の構成に新たな構成を追加する必要が無く、中性点1Nに流れる電流を中性点電流inとして検出して、全相電流値を求めることができる。
更に、このモータ制御装置によれば、中性点電流inから、検出した2相の相電流を減算して、残りの1相の相電流を推定することができるので、例えばマイクロプロセッサの演算負担を大幅に増加させることなく、全相電流値を求めることができる。
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態に係るモータ制御装置について説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
この第2実施形態に係るモータ制御装置は、図3に示すように、U相モータ電流iu、W相モータ電流iw、及び中性点電流inに基づいて、3相交流モータ1を駆動するためのU相及びW相の交流電流成分iu’、iw’を演算し、当該U相及びW相の交流電流成分iu’、iw’に基づいてd軸電流値id及びq軸電流値iqを演算することを特徴とする。
このようなモータ制御装置では、中性点電流inが中性点1Nで分岐してU相コイル1U、V相コイル1V及びW相コイル1Wに均等に流れていることを前提とし、中性点電流inの1/3の直流電流がU相コイル1U、V相コイル1V及びW相コイル1Wに供給されてトルクを発生させるための交流電流iu,iv,iwにそれぞれ重畳されているものとする。
したがって、このようなモータ制御装置では、V相モータ電流iv、W相モータ電流iw及び中性点電流inを用いて、電流推定部31により下記の式3及び式4なる演算をすることにより、U相モータ電流iu及びW相モータ電流iwにオフセットされている直流電流値を除いたU相に流れる交流電流値を示すU相交流電流成分iu’及びW相に流れる交流電流値を示すW相交流電流成分iw’を演算する。
Figure 2005130608
そして、電流推定部31では、演算して求めたU相交流電流成分iu’及びW相交流電流成分iw’を3相/dq座標変換部32に供給する。これに応じて、3相/dq座標変換部32では、電圧位相θe、U相交流電流成分iu’及びW相交流電流成分iw’を用いて、下記式5なる演算を行うことによりdp座標系への座標変換を行って、d軸電流値id及びq軸電流値iqを求める。
Figure 2005130608
このようなモータ制御装置によれば、U相モータ電流iu及びW相モータ電流iwをオフセットしている直流電流値を除いた交流電流成分を求めてd軸電流値id及びq軸電流値iqを求めることができるので、第1実施形態と同様に、3相のうち2相の交流電流を検出する電流センサを設けるのみで、全相の交流電流を検出することが可能となり、電流センサの設置点数の削減、コストの削減、搭載性の向上を実現することができる。
また、このモータ制御装置によれば、第1実施形態におけるd軸電流値id及びq軸電流値iqを求める式1に代えて式5の演算を行うので、3相/dq座標変換部10での演算量と比較して3相/dq座標変換部32での演算量を削減することができ、更に少ない演算負荷とすることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
すなわち、上述した一例では、3相交流モータを使用した一例について説明したが、他の多相交流モータを使用した場合であっても、本発明が適用可能であることは勿論である。
本発明を適用した第1実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 3相交流モータ及びインバータの等価回路であって、コンデンサを昇圧させるための昇降圧チョッパ回路の回路図である。 本発明を適用した第2実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 3相交流モータ
1U U相コイル
1V V相コイル
1W W相コイル
1N 中性点
2 コンデンサ
3 インバータ
3a 正極母線
3b 負極母線
4 直流電源
5U U相電流センサ
5W W相電流センサ
6 中性点電流センサ
7,31 電流推定部
8 回転角センサ
9 位相速度演算部
10,32 3相/dq座標変換部
11 dp電流制御部
12 dp/3相座標変換部
13 パルス演算部
21,23 スイッチング素子
22,24 ダイオード

Claims (4)

  1. 3相交流モータの各相に交流電力を供給する電力変換回路と、
    前記電力変換回路の正極母線と負極母線との間に接続された蓄電手段と、
    前記3相交流モータの中性点と前記電力変換回路の正極母線又は負極母線との間に接続され、前記3相交流モータ及び電力変換回路を介して前記蓄電手段に充電される電力を蓄電した直流電源と、
    前記電力変換回路から前記3相交流モータの各相に供給する相電流のうち、何れか2相の相電流値を検出する相電流検出手段と、
    前記直流電源から前記3相交流モータの中性点に供給される中性点電流値を検出する中性点電流検出手段と、
    前記相電流検出手段により検出された2相の相電流値と、前記中性点電流検出手段により検出された中性点電流値とを用いて、前記相電流検出手段により検出されていない残りの1相の相電流値を推定する電流推定手段と、
    前記相電流検出手段により検出された相電流値及び前記電流推定手段により推定された相電流値の3相の相電流値に基づいて、前記蓄電手段から前記3相交流モータの各相に供給する交流電流を制御するように前記電力変換回路を制御する電流制御手段と
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記電流推定手段は、前記中性点電流検出手段により検出された中性点電流値から、前記相電流検出手段により検出された2相の相電流値を減算して、前記相電流検出手段により検出されていない残りの1相の相電流値を推定することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 3相交流モータの各相に交流電力を供給する電力変換回路と、
    前記電力変換回路の正極母線と負極母線との間に接続された蓄電手段と、
    前記3相交流モータの中性点と前記電力変換回路の正極母線又は負極母線との間に接続され、前記3相交流モータ及び電力変換回路を介して前記蓄電手段に充電される電力を蓄電した直流電源と、
    前記電力変換回路から前記3相交流モータの各相に供給する相電流のうち、何れか2相の相電流値を検出する相電流検出手段と、
    前記直流電源から前記3相交流モータの中性点に供給される中性点電流値を検出する中性点電流検出手段と、
    前記相電流検出手段により検出された2相の相電流値と、前記中性点電流検出手段により検出された中性点電流値とに基づいて、前記相電流検出手段により検出された各相電流に含まれる交流電流成分を推定する電流推定手段と、
    前記電流推定手段により推定された2相の相電流の交流電流成分をdq座標系に座標変換した電流値に基づいて、前記蓄電手段から前記3相交流モータの各相に供給する交流電流を制御するように前記電力変換回路を制御する電流制御手段と
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  4. 前記電流推定手段は、前記相電流検出手段により検出された2相の各相電流値から、前記中性点電流検出手段により検出された中性点電流値を3で除算した値を減算して、前記相電流検出手段により検出された各相電流に含まれる交流電流成分を推定することを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
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