JP4535800B2 - 内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法 - Google Patents
内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4535800B2 JP4535800B2 JP2004216919A JP2004216919A JP4535800B2 JP 4535800 B2 JP4535800 B2 JP 4535800B2 JP 2004216919 A JP2004216919 A JP 2004216919A JP 2004216919 A JP2004216919 A JP 2004216919A JP 4535800 B2 JP4535800 B2 JP 4535800B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interior material
- interior
- embossing
- nonwoven fabric
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
前記内装材を壁面等に貼った後、エマルジョン塗料からなる第1の塗料により内装材の全表面を塗装し、
次いで、第2の塗料により前記内装材のエンボス加工による表面の盛り上がった柄部分に対して、毛羽の短いローラで前記内装材の表面を軽く押し付けるようにして塗装し、前記内装材の柄部分が、前記エンボス加工による表面の盛り上がっていない背景部分に対し、際立てた塗装とすることを特徴とする。
前記内装材を壁面等に貼った後、水で薄めたエマルジョン塗料または水性ワニス塗料により内装材の全表面を塗装して、前記内装材のエンボス加工による表面の盛り上がった柄部分と、前記表面の盛り上がっていない背景部分とにおいて、それぞれ前記塗料の不織布に対する染み込み方の相違により、前記柄部分が前記背景部分に対して浮き彫りの風合いを生じさせる塗装効果を得ることを特徴とする。
図1は、本発明に係る内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法に適用する内装材の第1の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Aは、芯成分を結晶性ポリプロピレンとし、鞘成分を芯成分より低融点のポリエチレンとするノンハロゲン難燃ポリオレフィン系芯鞘型複合繊維からなるウエブより製造した不織布(フェルトを含む)12によって構成されている。この場合、前記不織布12は、目付量を40g〜200g/m2とし、厚みを0.3〜3mmとして構成する。
図2は、内装材の第2の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Bは、前記構成例1の不織布12を使用し、その一側表面に表面紙(化粧紙)13を貼り合わせた(ラミネートした)構成からなるものである。このように構成した本構成例の内装材10Bは、寸法安定性等に優れた壁紙として仕上げることができる。
図3は、内装材の第3の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Cは、前記構成例1の不織布12を使用し、不織布12の一側表面に、ロータリー印刷、ロータリー発泡、グラビア印刷、グラビア発泡等により、所望の色柄等からなる化粧層20を施して、壁紙に適したペンキ下地10Cを得ることができる。
図4は、内装材の第4の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Dは、前記構成例1の不織布12を使用し、その他側裏面に、50g〜200g/m2の裏打紙14を貼り合わせた構成からなるものである。
図5は、内装材の第5の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Eは、前記構成例1の不織布12を使用し、その他側裏面に、普通紙または難燃紙14′を裏打ち(ラミネート)した構成とすると共に、一側表面に、ベース層16を1層設け、その上面にロータリー印刷、ロータリー発泡、グラビア印刷、グラビア発泡等により、所望の色柄等からなる化粧層20を施して、壁紙に適した内装材10Eとして構成したものである。
なお、前記ベース層16としては、例えば前述した裏打紙14ないし普通紙または難燃紙14′を使用することができる。
図6は、内装材の第6の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Fは、前記構成例1の不織布12を使用し、その他側裏面に、普通紙または難燃紙14′を裏打ち(ラミネート)した構成とすると共に、一側表面に、ナイフコートまたはグラビアコート等により、所望の色柄等からなる化粧層21を施して、和紙調の風合いを保持した壁紙に適した内装材10Fとして構成したものである。
図7は、内装材の第7の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Gは、前記構成例1の不織布12を使用し、その他側裏面に、普通紙または難燃紙14′を裏打ち(ラミネート)した構成とすると共に、前記不織布12の一側表面に、直接エンボス加工22を施して、壁紙に適した内装材10Gとして構成したものである。
図8は、内装材の第8の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Hは、前記構成例1の不織布12を使用し、その他側裏面に、普通紙または難燃紙14′を裏打ち(ラミネート)した構成とすると共に、前記不織布12の一側表面に、フレキソ印刷またはグラビア印刷等の化粧層23を施した後、その上面において前記と同様にエンボス加工22を施して、壁紙に適した内装材10Hとして構成したものである。
図9は、内装材の第9の構成例の要部断面構成図である。すなわち、本構成例の内装材10Iは、前記構成例1の不織布12を使用し、その一側表面に、前記と同様に直接エンボス加工22を施して、ペンキ下地10Iとして使用できるように構成したものである。
このように構成された本構成例の内装材10Iは、特に寸法安定性に優れているので、ペンキ下地として使用することができるばかりでなく、通常の壁紙としても有効に使用することができる。
前記構成例9に記載の内装材10Iを使用し、内装材10Iを壁面等に貼った後、水性のツヤなし、5分ツヤ有り、もしくはツヤ有り等のエマルジョン塗料からなる第1の塗料により、内装材10Iの全面を塗装し、次いで第2の塗料によりエンボス加工22による内装材10Iの表面の盛り上がった部分に対して、毛羽の短いローラで軽く押し付けるようにして塗装する。このように内装材10Iを壁面等へ施工し、内装仕上げすることにより、盛り上がっていない背景部分に対し盛り上がっている柄部分だけを際立てた塗装とすることができ、前記柄部分が浮き出るような塗装効果を増大させた内装材の壁面等への施工および内装仕上げを達成することができる。
なお、塗装方法として、好みの塗料を浸した大きめのスポンジで、内装材10Iの表面を叩いて仕上げる方法が可能である。この場合、塗装用のマスキングテープや薄いボール紙を使用して、他の壁面に塗料がついてしまうのを防ぐことにより、動きのある、自然で個性のある内装仕上げを行うことができる。
前記構成例9に記載の内装材10Iを使用し、内装材10Iを壁面等に貼った後、例えば水で薄めたエマルジョン塗料または水性ワニス塗料により、内装材10Iの全面を塗装する。このように内装材10Iを壁面等へ施工し、内装仕上げすることにより、エンボス加工22による内装材10Iの表面の盛り上がった柄部分と、前記表面の盛り上がっていない背景部分とで、塗料の不織布12に対する染み込み方が違うことによる、味わいのある浮き彫りの風合いを生じる内装材の壁面等への施工および内装仕上げを達成することができる。この場合、スポンジで不織布12の背景部分だけを拭ってアクセントを付けると、さらなる塗装効果を生じる内装材の壁面等への施工および内装仕上げを行うことができる。
12 不織布
13 表面紙(化粧紙)
14 裏打紙
14′ 裏打ち用普通紙または難燃紙
16 ベース層
20 化粧層
21 化粧層
22 エンボス加工
23 化粧層
Claims (2)
- 芯成分を結晶性ポリプロピレンとし、鞘成分を芯成分より低融点のポリエチレンとするノンハロゲン難燃ポリオレフィン系芯鞘型複合繊維からなるウエブより製造した不織布からなり、この不織布の表面に対し、深度0.1〜0.8mmの彫刻を施したエンボスローラを、90℃〜200℃の温度に加熱し、総圧力を1000〜25000kg/cm2に設定し、10〜50m/min の速度で圧接するエンボス加工により所要の柄を形成してなる内装材を使用し、
前記内装材を壁面等に貼った後、エマルジョン塗料からなる第1の塗料により内装材の全表面を塗装し、
次いで、第2の塗料により前記内装材のエンボス加工による表面の盛り上がった柄部分に対して、毛羽の短いローラで前記内装材の表面を軽く押し付けるようにして塗装し、前記内装材の柄部分が、前記エンボス加工による表面の盛り上がっていない背景部分に対し、際立てた塗装とすることを特徴とする内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法。 - 芯成分を結晶性ポリプロピレンとし、鞘成分を芯成分より低融点のポリエチレンとするノンハロゲン難燃ポリオレフィン系芯鞘型複合繊維からなるウエブより製造した不織布からなり、この不織布の表面に対し、深度0.1〜0.8mmの彫刻を施したエンボスローラを、90℃〜200℃の温度に加熱し、総圧力を1000〜25000kg/cm2に設定し、10〜50m/min の速度で圧接するエンボス加工により所要の柄を形成してなる内装材を使用し、
前記内装材を壁面等に貼った後、水で薄めたエマルジョン塗料または水性ワニス塗料により内装材の全表面を塗装して、前記内装材のエンボス加工による表面の盛り上がった柄部分と、前記表面の盛り上がっていない背景部分とにおいて、それぞれ前記塗料の不織布に対する染み込み方の相違により、前記柄部分が前記背景部分に対して浮き彫りの風合いを生じさせる塗装効果を得ることを特徴とする内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004216919A JP4535800B2 (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004216919A JP4535800B2 (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006037261A JP2006037261A (ja) | 2006-02-09 |
JP2006037261A5 JP2006037261A5 (ja) | 2007-09-06 |
JP4535800B2 true JP4535800B2 (ja) | 2010-09-01 |
Family
ID=35902554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004216919A Expired - Fee Related JP4535800B2 (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4535800B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019098603A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | ダイニック株式会社 | 壁装材料 |
JP2020051036A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 積水化学工業株式会社 | 壁紙取付構造、壁紙取付方法及び壁紙取替方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001040564A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-13 | Mitsui Chemicals Inc | 柔軟性不織布及びその不織布積層体 |
JP2001303491A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-31 | Yoshio Imai | 壁紙等の内装材およびその製造方法 |
JP2002061062A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-02-28 | Kuraray Co Ltd | 壁紙用不織布 |
JP2002266256A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-18 | Kyodo Printing Co Ltd | 化粧紙およびその製造方法 |
JP2003127288A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-08 | Daiwabo Co Ltd | 表層材および壁紙とその製造方法 |
JP2004011150A (ja) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Kanto Leather Co Ltd | 壁装材およびその製造方法 |
-
2004
- 2004-07-26 JP JP2004216919A patent/JP4535800B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001040564A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-13 | Mitsui Chemicals Inc | 柔軟性不織布及びその不織布積層体 |
JP2001303491A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-31 | Yoshio Imai | 壁紙等の内装材およびその製造方法 |
JP2002061062A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-02-28 | Kuraray Co Ltd | 壁紙用不織布 |
JP2002266256A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-18 | Kyodo Printing Co Ltd | 化粧紙およびその製造方法 |
JP2003127288A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-08 | Daiwabo Co Ltd | 表層材および壁紙とその製造方法 |
JP2004011150A (ja) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Kanto Leather Co Ltd | 壁装材およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006037261A (ja) | 2006-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100439598C (zh) | 壁纸及其制造方法 | |
JP4782451B2 (ja) | 通気性壁紙の製造方法 | |
JP6813311B2 (ja) | インジェクション成形用表面材 | |
JP2000220097A (ja) | 内装材 | |
JP4535800B2 (ja) | 内装材の壁面等への施工および内装仕上げ方法 | |
JP2984991B2 (ja) | 内装材 | |
KR101246736B1 (ko) | 수성발포벽지 및 그 제조방법 | |
JP3818129B2 (ja) | 壁装材およびその製造方法 | |
JP4409278B2 (ja) | 壁紙の製造方法 | |
JP2004011150A (ja) | 壁装材およびその製造方法 | |
JP3884601B2 (ja) | 壁紙用基材及び壁紙 | |
JP5176058B2 (ja) | 多層紙 | |
JP3941458B2 (ja) | 壁装材およびその製造方法 | |
JP2003286699A (ja) | 抄造された壁紙加工用原紙とその製造方法 | |
JPH11179852A (ja) | リコート用化粧シート | |
JP2003251725A (ja) | 内装材基材用積層体、内装材基材、及び内装材 | |
JP2001081657A (ja) | 壁紙用表面材料および該壁紙用表面材料を含む壁紙 | |
JP2005139571A (ja) | 壁装材およびその製造方法 | |
KR100925708B1 (ko) | 직물벽지 및 이의 배접방법. | |
JP3092001B2 (ja) | パルプ繊維壁紙 | |
JP4455238B2 (ja) | 畳表および畳パネル | |
JP2000096495A (ja) | 紙壁紙 | |
JP2006037261A5 (ja) | ||
JP2002079599A (ja) | 不織布壁紙とその製法 | |
JP2001001698A (ja) | 壁 紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070723 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070723 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100525 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100615 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4535800 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |