JP4455238B2 - 畳表および畳パネル - Google Patents

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本発明は、生産性に優れ、イ草製のものとほぼ同等の質感ならびに機能を有する畳表および畳パネルに関する。
従来のイ草製の畳表に替わるものとして、塩化ビニル等の樹脂シートに編み模様を成形した、柔道畳等に使用される畳表(例えば、特許文献1参照。)や、木質繊維からなる紙に撚りをかけて筒状の抄繊糸を成形し、この抄繊糸を編織りして成形した畳表(例えば、特許文献2参照。)などが知られている。これらの畳表は均一な品質のものを工業的に量産できるというメリットがある。
しかしながら、前者のもの(樹脂シート製の畳表)は、耐摩耗性など強度には優れるものの、吸湿性に乏しいためベトつきやすく、素材が人工的で風合いや色合い等自然感に劣るという問題があった。
一方、後者のもの(抄繊糸を編織りした畳表)は、吸放湿性に優れベトつきが無く、外観もイ草に近い自然なものが得られるものの、抄繊糸は裁断した紙を筒状に撚りをかけて成形しなければならず、また、畳表を得るためには、更に得られた抄繊糸を織機で編織りする必要がある。このため、(工業的に量産はできるものの)生産性が低く、低価格の普及製品への対応が難しいという問題があった。
実開平07−5667号公報 特許第2885658号公報
それゆえに、本発明の主たる課題は、イ草製のものとほぼ同等の質感ならびに機能を有する、生産性に優れた畳表および畳パネルを提供することである。
請求項1に記載した発明は、「熱可塑性樹脂(16)を介して天然繊維からなる紙(12)と不織布(14)とを積層し、これらを熱圧で一体化すると共に、表層となる紙(12)の表面にエンボス模様(E)を施した」ことを特徴とする畳表(10)である。
この発明では、紙(12)と不織布(14)との間に熱可塑性樹脂(16)を介装して熱圧しているので、熱圧時に当該熱可塑性樹脂(16)が溶融して紙(12)と不織布(14)との界面を流動すると共に、その一部が紙(12)および不織布(14)の内部へと浸透する。このため、溶融した当該熱可塑性樹脂(16)が冷却硬化することによって、紙(12)と不織布(14)とを強固に接着することができる。
また、熱圧と同時に畳表(10)の表層となる紙(12)の表面にエンボス模様(E)を施すようにしているが、熱圧時に溶融した熱可塑性樹脂(16)は、上述したように紙(12)の内部にまで浸透し、その後硬化するようになる。それ故、紙(12)の表面に形成されたエンボス模様(E)がスプリングバックすることなく鮮明なまま保持されると共に、畳表(10)表面(すなわち紙(12))の耐摩耗性を向上させることができる。
そして、畳表(10)の表層はエンボス模様(E)を施した天然繊維からなる紙(12)によって構成されているので、樹脂シート製のものと異なり、吸放湿性に優れベトつきも無く、また、エンボス模様(E)を畳目調の柄にすれば、外観ならびに触感もイ草製の畳表に近い自然なものを得ることができる。
請求項2に記載した発明は、「熱可塑性樹脂(16)を介して天然繊維からなる紙(12)と木質繊維板(36)とを積層し、これらを熱圧で一体化すると共に、表層となる紙(12)の表面にエンボス模様(E)を施した」ことを特徴とする畳パネル(34)である。
この発明と上述の請求項1に係る畳表(10)との違いは、熱可塑性樹脂(16)を介して紙(12)と複合一体化させる基材として不織布(14)ではなく、木質繊維板(36)を用いた点である。
このため、本発明の畳パネル(34)では、上述した畳表(10)と同様の作用・効果を奏するほか、イ草あるいは筒状の抄繊糸を織機で編織りして畳表を得、さらに畳表と畳床とを縫着するといった従来の畳の製造工程を、紙(12)と木質繊維板(36)とを熱可塑性樹脂(16)を介して積層し、熱圧で一体化するという一つの工程で完了することができる。つまり、畳表の編織工程および畳表と畳床との縫着工程を簡略化することができ、非常に生産性が高く経済的に畳を得ることができる。
また、木質繊維板(36)の形状を任意に変更することによってインテリアデザインの多様化に対応することも可能となる。
本発明によれば、熱可塑性樹脂を介して紙と基材(不織布または木質繊維板)とを積層し、紙にエンボス模様を形成しながら熱圧で一体化しているので、熱圧時に熱可塑性樹脂が溶融して紙と基材との界面を流動すると共に、その一部が紙および基材の内部へと浸透する。このため、紙と基材とを強固に接着できると共に、紙の表面に形成したエンボス模様がスプリングバックするのを防止でき、且つ紙表面の耐摩耗性を向上させることができる。
また、熱可塑性樹脂を介して紙と不織布とを積層し、熱圧で一体化して得た畳表は、イ草あるいは筒状の抄繊糸を織機で編織りして製造するものに比べて生産性に優れており、熱可塑性樹脂を介して紙と木質繊維板とを積層し、熱圧で一体化して得た畳パネルは、畳の製造工程のうち、畳表の編織工程および畳表と畳床との縫着工程を簡略化できる。このため、非常に経済的に製造された畳表および畳パネルを提供することができる。
そして、これらの畳表および畳パネルは、畳表の表層がエンボス模様を施した紙で構成されているので、樹脂シート製のものと異なり、吸放湿性に優れベトつきも無く、また、エンボス模様を畳目調の柄にすれば、外観ならびに触感もイ草製の畳表に近い自然なものを提供することができる。
以下、本発明を図面に従って詳述する。図1は本発明の一実施例の畳表(10)を示すものであり、(a)は上面図、(b)は(a)におけるI−I線断面図である。これらの図面が示すように、本発明の畳表(10)は、紙(12),不織布(14)および熱可塑性樹脂(16)などで構成されている。
紙(12)は畳表(10)の表層を構成するものであり、具体的には天然繊維からなるパルプを坪量15〜50g/m2で抄造した薄葉紙である。
この紙(12)の原料すなわち天然繊維からなるパルプとしては、ノーザンパイン,スプルースおよび松などの針葉樹を用いたパルプ、ユーカリやブナなどの広葉樹を用いたパルプ、またはマニラ麻やケナフなどの非木材を用いたパルプ等を単独あるいは任意複合して使用することができるが、得られる紙(12)の物理的特性(強度,伸度など)や原料コストなどを総合的に勘案すると、針葉樹パルプを主体とするのが好ましい。
また、紙の坪量を上記範囲(15〜50g/m2)としたのは、坪量が15g/m2未満の場合には、紙(12)の引張強度が弱くなる結果、後述する不織布(14)との熱圧着やエンボス加工が困難になり、逆に、坪量が50g/m2より大きい場合には、紙(12)の引張強度は改善できるものの、畳表(10)の表層とした場合に、表面がケバ立ち易くなり(つまり、耐摩耗性が劣るようになる)、外観ならびに触感がペーパーライクとなるからである。
なお、この紙(12)には、必要に応じてサイズ剤や紙力増強剤などの抄紙薬品が添加されると共に、ベンガラ,マンガンブラウン,群青,黄鉛などの顔料、あるいは塩基性染料,酸性染料,直接染料などの染料によって所定の色彩となるように着色されている。
そして、この紙(12)の表面には、所定の(本実施例では畳目調の)エンボス模様(E)が施されている(図1(a)参照)。
不織布(14)は、畳表(10)に形態性,適度なクッション性および畳床(図示せず)に対して逢着加工できるような強度等を付与するものである。
この不織布(14)の原料としては、ポリオレフィン(ポリエチレンまたはポリプロピレン等),ポリエステル,ナイロンおよびアクリルなどの合成繊維やガラス繊維,炭素繊維などの無機繊維等を単独あるいは任意複合して使用することができる。また、不織布(14)の製造方法としては、ケミカルボンド法,サーマルボンド法,スパンボンド法などいずれの方法であっても良いが、得られる不織布(14)の物理的特性(強度,クッション性など)やコストなどを総合的に勘案すると、合成繊維を用いてスパンボンド法で製造した不織布(14)を用いるのが好適である。
また、この不織布(14)の目付は50〜400g/m2の範囲であるのが好ましい。不織布(14)の目付が50g/m2未満の場合には、得られる畳表(10)の強度が弱く、畳床に対して逢着できなくなると共に、不織布(14)のクッション性が乏しくなることから紙(12)の表面にエンボス模様(E)を施した際に鮮明なエンボス模様(E)を形成できなくなり、逆に、不織布(14)の目付が400g/m2より大きい場合には、上記問題は解決するものの、畳表(10)全体の厚みが大きくなりすぎて、当該畳表(10)を紙管などに巻き取ったり折り畳んだりした際に巻径が大きくなったり嵩張ったりするようになり取扱い性が悪くなるからである。
熱可塑性樹脂(16)は、上述した紙(12)と不織布(14)との間に介装され、熱圧によって溶融して接着剤として機能するものである。
この熱可塑性樹脂(16)としては、エチレン酢酸ビニル系樹脂(EVA),エチレン−αオレフィン共重合樹脂および共重合ポリエステル樹脂などを例示することができるが、融点が不織布(14)を構成する材料の融点以下であり、且つ紙(12)と不織布(14)とを接着可能なものであれば、いかなる樹脂を用いても良い。このような樹脂を用いることにより、紙(12)と不織布(14)との間に熱可塑性樹脂(16)を介装して熱圧を加えた際に、熱可塑性樹脂(16)のみが溶融して接着剤として機能するようになる。
また、紙(12)と不織布(14)との間に介装する熱可塑性樹脂(16)の目付量は30〜100g/m2の範囲であるのが好ましい。熱可塑性樹脂(16)の目付量が30g/m2未満の場合には紙(12)と不織布(14)との接着強度が弱くなると共に、熱圧を加えて当該樹脂(16)を溶融した際に紙(12)の内部へと浸透する量が少なくなる結果、紙(12)の諸強度とりわけ耐摩耗性の向上が図れなくなる。一方、熱可塑性樹脂(16)の目付量が100g/m2よりも大きい場合には上記問題は解決できるものの、溶融した熱可塑性樹脂(16)が紙(12)の表面全体を被覆するようになり、紙(12)の持つ吸放湿性や通気性を損なうようになる。
なお、紙(12)と不織布(14)との間に介装する熱可塑性樹脂(16)の形態としては、溶液状,パウダー状およびフィルム状などいずれの形態であってもよい。
また、熱可塑性樹脂(16)に顔料,染料或いは不透明度向上材(例えば炭酸カルシウムや酸化チタン等の填料)などを配合し、熱可塑性樹脂(16)の隠蔽性を高めるようにしてもよい。このようにすることで畳表(10)表面から(裏面の)不織布(14)が完全に視認できなくなり、より自然な外観の(すなわちイ草製のものにより近い)畳表(10)を得ることができる。
以上のように構成された畳表(10)は、図2に示すような、巻出装置(18),(20)、ガイドロール(22),(24)、エンボスロール(26)、バックアップロール(28)および巻取装置(30)などで構成されたエンボス装置(32)を用いて製造される。ここで、エンボスロール(26)とは、その表面全周に亘って畳目調のエンボス模様(E)が彫刻され、且つ所定の温度に昇温・保持可能なロールのことであり、バックアップロール(28)とはエンボスロール(26)に向けて所定の圧力にて押圧可能な押圧ロールのことである。
このエンボス装置(32)を用いて畳表(10)を製造する際には、まずロール状に巻き取った不織布(14)および紙(12)のそれぞれを巻出装置(18)および(20)にかけ、各巻取りから引き延ばした不織布(14)および紙(12)をガイドロール(22)および(24)を介してエンボスロール(26)とバックアップロール(28)との間に通す。
続いて、不織布(14)の上面に熱可塑性樹脂(16)からなる塗料を所定量塗布しながら(つまり、紙(12)と不織布(14)との間に熱可塑性樹脂(16)を介装させながら)、熱可塑性樹脂(16)の融点より十分に高い温度(具体的には概ね150〜180℃程度)に昇温・保持したエンボスロール(26)に向けてバックアップロール(28)を押圧し、これらのロール(26)(28)を一定の方向に回転させる。すると、前記ロール(26)(28)間を通過する際、熱圧によって紙(12)の表面にエンボス模様(E)が転写されると共に、紙(12)と不織布(14)との間に介装した熱可塑性樹脂(16)が溶融して紙(12)と不織布(14)の界面を流動するようになる。なお、このとき溶融した熱可塑性樹脂(16)の一部は紙(12)および不織布(14)の内部へと浸透する。
そして、熱可塑性樹脂(16)を介して積層された紙(12)および不織布(14)が、エンボスロール(26)とバックアップロール(28)との間を通過すると、熱可塑性樹脂(16)が冷却硬化し、紙(12)と不織布(14)とが強固に接着・一体化される。然る後、これを巻取装置(30)で巻取ることによって、連続的に製造された長尺の畳表(10)が完成する。
この実施例によれば、紙(12)と不織布(14)との間に熱可塑性樹脂(16)を介装し、これらを熱圧しているので、紙(12)と不織布(14)とを当該熱可塑性樹脂(16)で強固に接着することができる。
また、熱圧と同時に表層となる紙(12)の表面にエンボス模様(E)を施すようにしているが、熱圧時に溶融した熱可塑性樹脂(16)は紙(12)の内部にまで浸透して硬化するようになる。このため、紙(12)の表面に形成されたエンボス模様(E)がスプリングバックすることなく鮮明なまま保持されると共に、畳表(10)表面(すなわち紙(12))の耐摩耗性を向上させることができる。
そして、畳表(10)の表層は畳目調のエンボス模様(E)を施した紙(12)によって構成されているので、樹脂シート製のものと異なり、吸放湿性に優れベトつきも無く、外観ならびに触感もイ草製の畳表に近い自然なものを得ることができる。
なお、上述の実施例では、エンボスロール(26)を用いて長尺の畳表(10)を製造する場合を示したが、紙(12)の表面にエンボス模様(E)を転写することができ、且つ熱可塑性樹脂(16)を介して積層した紙(12)および不織布(14)を熱圧で強固に一体化できるものであれば如何なる装置を用いてもよく、例えば図示しない平版ホットプレス等を用いるようにしてもよい。
また、紙(12)と不織布(14)とを熱圧で一体化する直前に、不織布(14)の表面に溶液状の熱可塑性樹脂(16)を塗布する場合を示したが、この熱可塑性樹脂(16)は上述したようにパウダー状あるいはフィルム状のものであってもよく、また、予め不織布(14)の表面(紙と積層する側の面)に熱可塑性樹脂(16)からなる層を設けるようにしてもよい。
さらに、上述のようにして製造した畳表(10)は、そのままでも従来のイ草製のものと略同等の性能を発揮することができるが、紙(12)の表面をアクリル樹脂やフッ素樹脂などでコーティング処理することによって耐水濡れ性や耐汚染性を向上させるようにしてもよい。
また、不織布(14)および/または熱可塑性樹脂(16)に調湿性,ホルマリンあるいはVOC吸着性,消臭性およびマイナスイオン発生などの諸機能を有する機能性材料を添加するようにしてもよい。畳表(10)を構成する紙(12)は通気性ならびに透湿性を有しているので、各種機能性材料の性能が損なわれず、これらを有効に働かせることができる。
次に、図3に示す本発明の畳パネル(34)について説明する。上述した畳表(10)と異なる点は、熱可塑性樹脂(16)を介して紙(12)と複合一体化させる基材として木質繊維板(36)を使用する点である。なお、これ以外の構成部分については前記畳表(10)と同じであるので、畳表(10)の説明を援用して本実施例の畳パネル(34)の説明に代える。
木質繊維板(36)は、畳パネル(34)の骨格をなすものであり、通常の畳における畳床に相当するものである。
この木質繊維板(36)としては、エンボス成形性を付与すべく適度なクッション性を有し、且つ軽量で取扱いが容易なインシュレーションボード(IB)や中密度繊維板(MDF)などが好適である。
以上のように構成された畳パネル(34)を製造する際には、まず、所定の大きさに切断した木質繊維板(36)の表面に熱可塑性樹脂(16)からなる塗料を所定量塗布し、然る後、紙(12)を載置して積層体を形成する(図4(a)参照)。
続いて、この積層体を、上面(すなわち積層体表面の紙(12)と対面する面)に畳目調のエンボス模様(E)が彫刻された金型(38)を具備するホットプレス装置(40)にセットし(図4(b)参照)、熱可塑性樹脂(16)の融点以上(具体的には概ね80〜150℃程度)の温度で3〜10秒程度プレスする。すると、紙(12)の表面に金型(38)のエンボス模様(E)が転写されると共に、紙(12)と不織布(14)との間に介装した熱可塑性樹脂(16)が溶融して紙(12)と不織布(14)の界面を流動し、溶融した熱可塑性樹脂(16)の一部が紙(12)および木質繊維板(36)の内部へと浸透するようになる。
そして、ホットプレス装置(40)から前記積層体を取り出し、熱可塑性樹脂(16)を冷却硬化させることによって畳パネル(34)が完成する。
このようにして製造される畳パネル(34)では、上述した畳表(10)と同様の作用・効果を奏するほか、イ草あるいは筒状の抄繊糸を織機で編織りして畳表を得、さらに畳表と畳床とを縫着するといった従来の畳の製造工程を、紙(12)と木質繊維板(36)とを熱可塑性樹脂(16)を介して積層し、熱圧で一体化するという一つの工程で完了することができる。つまり、畳表の編織工程および畳表と畳床との縫着工程を簡略化することができ、非常に生産性が高く経済的に畳を得ることができる。
また、この畳パネル(34)では、木質繊維板(36)の形状を円型や多角形など任意に変更することによってインテリアデザインの多様化に対応することもできる。
本発明の畳表および畳パネルは、従来の畳あるいは茣蓙としての用途のみならず、畳表は壁紙(クロス)として、また畳パネルは内装材としても利用することができる。
本発明の一実施例の畳表を示す上面図(a)と断面図(b)である。 本発明の一実施例の畳表の製造工程を示す概略図である。 本発明の一実施例の畳パネルを示す断面図である。 本発明の一実施例の畳パネルの製造工程を示す概略図である。
符号の説明
(10)…畳表
(12)…紙
(14)…不織布
(16)…熱可塑性樹脂
(32)…エンボス装置
(34)…畳パネル
(36)…木質繊維板
(40)…ホットプレス装置
(E)…エンボス模様

Claims (2)

  1. 熱可塑性樹脂を介して天然繊維からなる紙と不織布とを積層し、これらを熱圧で一体化すると共に、表層となる前記紙の表面にエンボス模様を施したことを特徴とする畳表。
  2. 熱可塑性樹脂を介して天然繊維からなる紙と木質繊維板とを積層し、これらを熱圧で一体化すると共に、表層となる前記紙の表面にエンボス模様を施したことを特徴とする畳パネル。
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