JP6072342B1 - 床用シートの製造方法及び床用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】畳表などに使用可能で、何処でカットしてもほつれの無い3次元構造を持った床用シートを短時間で製造する。【解決手段】不織布の表面を熱カレンダーロールで溶かして不織布表面にある毛羽立ちを潰す表面平滑処理を行う(ステップS1)。表面平滑処理されたシート状の不織布の表面をコルゲート加工するとともに、その不織布の裏面にライナーを溶着し、かつ、不織布のコルゲート加工面をエンボス加工する(ステップS2)。エンボス加工はコルゲート加工による山部の一部のみを潰して凹部とすることで、不織布の表面に任意の模様の3次元構造を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は床用シートの製造方法及び床用シートに係り、特に3次元構造を持った床用シートの製造方法及び床用シートに関する。
現在市販されている畳表の多くは、天然イグサを含めてイグサや高分子プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルやこれらの共重合品等)のフィルムを短冊状にカットし、延伸することにより強度を持たせた糸状のモノフィラメントを、1本1本編みこんで作られている。
一方、コルゲート構造の紙を用いた畳も知られている(例えば、特許文献1,2参照)。すなわち、特許文献1には、発泡合成樹脂の畳床本体上に、ボード層、クッションシート層、畳表を順次積層した畳において、クッションシート層をコルゲート紙とし、その波条が畳表のい草配列方向に対して直交状に敷設された構造の畳が開示されている。
また、特許文献2には、コルゲート加工したシート基材のコルゲート加工面に、成形用凹凸部を有するエンボス成形型によりエンボス成形を施すことにより、シート基材の表面にエンボス成形型の成形用凹凸部による畳表模様の凹凸模様が転写された化粧シートを作成し、その化粧シートを平板状の畳基材の表面に積層して一体化した構造の畳が開示されている。
なお、畳ではなくフローリングでは、発泡体の上にエンボスを入れたマット状のシートが殆どである。
実開平7−4668号公報 特開2016−128217号公報
しかしながら、モノフィラメントを1本1本編みこんで畳を製造する方法は製造が面倒であり、また、畳表の表面に任意の模様を形成することはできない。また、特許文献1記載の畳は、畳にクッション性、通気性、反復性等を持たせることを目的として、クッションシート層にコルゲート加工紙を用いたものであるが、やはり畳表の表面に任意の模様を形成することはできない。
一方、特許文献2記載の畳は、畳の長寿命化を目的としてシート基材をコルゲート加工する工程と、畳表模様の成形用凹凸部が形成された平板プレスタイプのエンボス成形型を、プレート上に載置されたコルゲート加工後のシート基材の表面にプレスして、シート表面に畳表模様を転写する工程と、畳表模様が転写されたシートを畳基材上に積層する工程とを要する。しかしながら、この特許文献2記載の方法では、コルゲート加工されたシート基材の凹凸部の凹凸寸法D1を、エンボス成形用凹凸部の凹凸寸法D2よりも大きくしているため、シート基材の凸部はすべてエンボス成形により潰され、シート基材の表面にエンボス成形用凹凸模様の皺ができるが、シート基材の表面は必ず平坦になり、表面に3次元構造の凹凸部を有するシートは構成できない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、畳表だけでなくその他に応用可能で滑りにくい、表面に3次元構造を持った床用シートを製造し得る床用シートの製造方法及び床用シートを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、表面の凹凸が任意の模様を示すと共に、何処でカットしてもほつれのない床用シートの製造方法及び床用シートを提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明の床用シートの製造方法は、シート状の不織布の表面の毛羽立ちを潰して平滑化する表面平滑処理工程と、シート状の不織布をコルゲート加工して断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続する波型形状を形成すると同時に、シート状の不織布の裏面に少なくともライナーを貼り付けた積層シートの不織布側表面に、断面波型形状の山部の一部のみを潰して凹部を形成するエンボス加工を施して、表面に任意の模様の3次元構造を有する床用シートを製造する製造工程とを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の床用シートの製造方法は、第1の発明の製造工程が、コルゲート加工によりシート状の不織布の断面が山部と谷部とが交互に一定間隔で連続する波型形状とされ、かつ、波型形状の波の進行方向に走行する積層シートの不織布側表面に、山部の頂点の高さ位置と谷部の頂点の高さ位置との差であるコルゲートの高さ以上の高さの、かつ、任意の形状の凸部が外周面に設けられた回転するエンボスロールの外周面を接触させ、凸部により積層シートに山部の一部のみを潰して凹部を形成することでエンボス加工を施す工程であることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の床用シートの製造方法は、第1又は第2の発明の製造工程は、シート状の不織布をコルゲート加工すると同時に、シート状の不織布の裏面に撥水性のあるシート材を介在させてライナーを貼り付けた積層シートを形成した後、積層シートの不織布側表面に、断面波型形状の山部の一部のみを潰して凹部を形成するエンボス加工を施して、表面に任意の模様の3次元構造を有する床用シートを製造することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の床用シートの製造方法は、第1乃至第3の発明において、シート状の不織布は、不織布又は不織布以外の材質のシート状基材が複数枚積層された積層構造で、かつ、少なくとも最上層のシート状基材は不織布であり、表面平滑処理工程は、最上層の不織布に対してのみ行い、製造工程は、複数枚のシート状基材を同時にコルゲート加工して断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続する波型形状を形成すると共に、積層構造の最下層のシート状基材の裏面に直接に、又は撥水性のあるシート基材を介してライナーを貼り付けた積層シートを形成した後、積層シートの最上層の不織布の表面平滑処理をした表面に、断面波型形状の山部の一部のみを潰して凹部を形成するエンボス加工を施して、表面に任意のデザインの3次元構造を有する床用シートを製造することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明の床用シートは、表面が平滑処理されたシート状の不織布と、シート状の不織布の裏面に貼り付けられたライナーとを備える積層シートであり、不織布の断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続して形成され、かつ、山部の一部のみを潰した凹部と潰されていない山部及び谷部とにより、表面に任意の模様の3次元構造を有することを特徴とする。
更に、上記の目的を達成するため、第6の発明の床用シートは、表面が平滑処理されたシート状の不織布と、シート状の不織布の裏面側に設けられた撥水性のあるシート材と、シート材の裏面側に設けられたライナーとを備える積層シートであり、不織布の断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続して形成され、かつ、山部の一部のみを潰した凹部と潰されていない山部及び谷部とにより、表面に任意の模様の3次元構造を有することを特徴とする。
また、更に、上記の目的を達成するため、第7の発明の床用シートは、第5又は第6の発明において、表面が平滑処理されたシート状の不織布は、少なくとも最上層に不織布を有し、かつ、不織布又は不織布以外の材質のシート状基材が複数枚積層された積層構造における最上層の不織布であり、ライナーは、積層構造における最下層のシート状基材の裏面に直接に、又は撥水性のあるシート基材を介して貼り付けられており、積層構造の断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続して形成され、かつ、山部の一部のみを潰した凹部と潰されていない山部及び谷部とにより、表面に任意のデザインの3次元構造を有することを特徴とする。
本発明によれば、畳表その他に応用可能で滑りにくく、耐摩耗性やクッション性に優れた表面に3次元構造の凹凸部を有する床用シートを製造できる。また、本発明によれば、表面の凹凸が任意の模様を示すと共に、何処でカットしてもほつれのない床用シートを得ることができる。
本発明に係る床用シートの製造方法の一実施形態の説明用フローチャートである。 図1中のステップS2の製造工程の概略説明図である。 図3(A)、(B)は、図2中のエンボスローラの一例の概略正面模式図及び一部の概略縦断側面模式図である。 図2中の積層シート13の一例の断面図である。 エンボス加工前後の積層シート13の一例の概略模式的平面図である。 本発明に係る床用シートの各例の平面図である。 実施例1の座屈試験結果を示すグラフである。 実施例2の座屈試験結果を示すグラフである。 1000回の摩耗試験後の実施例1の床用シート、天然イグサの畳表、PP畳表の各表面を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る床用シートの製造方法の一実施形態の説明用フローチャートを示す。本実施形態では、モノフィラメントを1本1本編みこむことを止めるためにシート基材に不織布を用いる。不織布としては高分子ポリマー素材であればどれでも使用可能であるが、価格や製造し易さの観点から、例えばイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー社製のポリプロピレン製シートである「ザバーン」(登録商標)が好ましく用いられる。
本実施形態では、まず、不織布は表面に毛羽立ちがあるので、不織布の表面を熱カレンダーロールで溶かして毛羽立ちを潰す表面平滑処理を行う(ステップS1)。これにより耐摩耗性も高まる。カレンダー条件は180℃で行う。「ザバーン」(登録商標)の目付としては150〜350g/m2が使用されるが、好ましくは240g/m2である。なお、毛羽立ちの対策としては、ポイントピンソニック(ポイント・ボンディング)なども使用可能である。
そして、ステップS1で表面平滑処理されたシート状の不織布の表面をコルゲート加工するとともに、その不織布の裏面にライナーを溶着し、かつ、不織布のコルゲート加工面をエンボス加工する(ステップS2)。ここで、エンボス加工は、コルゲート加工による断面が山部と谷部とが交互に連続する波型形状のうちの山部の一部のみを潰して凹部とする。これにより、表面に3次元構造を有する床用シートを製造する。また、本実施形態では、シート状の不織布に対するコルゲート加工とエンボス加工とを連続する一工程で行うことができる。
図2は、図1中のステップS2の製造工程の概略説明図を示す。図2には、それぞれ円筒状で外周面に歯車部が形成された第1のコルゲート成形ローラ101及び第2のコルゲート成形ローラ102と、円筒状で表面が平坦なローラ103とからなるコルゲート加工機と、円筒状のローラ本体104aの外周面に一定ピッチで凸部104bが形成されたエンボスローラ104と、円筒状で表面が平坦なローラ105とからなるエンボス加工機とが示されている。
第1のコルゲート成形ローラ101は円筒軸を回転軸として反時計方向に、第2のコルゲート成形ローラ102は円筒軸を回転軸として時計方向に、それぞれ互いに同期して一定速度で回転するとともに、互いの歯車部が一点で噛合している。また、ローラ103は円筒軸を回転軸として反時計方向に一定速度で回転するとともに、その外周面の一部が第2のコルゲート成形ローラ102の歯車部とAで示す位置で接触している。また、エンボスローラ104は、円筒状のローラ本体104aが時計方向に一定速度で回転し、その回転と一体的に凸部104bも時計方向に回転する。ローラ105は円筒軸を回転軸として反時計方向に一定速度で回転するとともに、その外周面の一部が凸部104bとBで示す位置で接触している。
図3(A)、(B)は、エンボスローラ104の一例の概略正面図及び概略縦断側面図(一部)をそれぞれ模式的に示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図3(B)は図3(A)の縦断側面図のうち上側の凸部部分付近の一部のみを示している。図3(A)、(B)に模式的に示すように、エンボスローラ104は、円筒状のローラ本体104aの外周面に、円筒軸と同方向に一定間隔(5〜20mmの範囲で任意に選ばれるが、ここでは一例として15mm)で環状の凸部104bが複数形成された、いわゆる縦エンボスローラ形状とされている。凸部104bのローラ外周面からの高さは、後述するシート状不織布11に形成されたコルゲート加工部の高さ以上の高さに設定されている。
図2に戻って説明する。図示しないシート繰り出し機構から繰り出された、表面が平滑化処理された長尺のシート状不織布11は、その長手方向である矢印C方向に走行して回転するコルゲート成形ローラ101及び102の間に入り、これらの歯車部により断面が一定ピッチの波型形状のコルゲート加工が施された後、ローラ103の外周面の位置Aに送られる。一方、不織布11と同じ不織布又はフィルムあるいはメッシュ構造をもつシートであるライナー12がローラ103の外周面に当接しつつ、その長手方向である矢印D方向に走行して上記位置Aに至る。
位置Aは第2のコルゲート成形ローラ102とローラ103との接触位置であるため、この位置Aにおいてコルゲート加工済みのシート状不織布11の裏面とライナー12とが例えば熱溶着により接着されて積層シート13とされた後、第2のコルゲート成形ローラ102及びローラ103の回転により、位置Aから矢印E方向へ繰り出され、回転するエンボスローラ104の外周面が積層シート13の不織布側表面が接触するように、エンボスローラ104及びローラ105の間に入る。
図4は、上記積層シート13の一例の断面図を示す。同図に示すように、積層シート13は、断面がコルゲート加工により山部イと谷部ロとが交互に一定間隔で連続する波型形状とされたシート状不織布11’と、ライナー12とが積層された構造である。積層シート13の山部イの頂点の高さ位置と谷部ロの頂点の高さ位置の差であるコルゲートの高さdは、目的に応じてコルゲート成形ローラ101及び102の歯車部の高さを調整することで1〜10mmの範囲で任意に選べるが、高さdが高くなると座屈強度が低下するので、1〜5mmが好ましく使用され、床材や畳表に使用する場合は1〜3mm程度に設定される。
再び図2に戻って説明する。積層シート13はその走行方向の下流側に位置するエンボスローラ104及びローラ105との間に入り、エンボスローラ104の凸部104bによりコルゲート加工の波型形状の波の進行方向と同方向に凹部が形成される(エンボスが入れられる)。すなわち、積層シート13は、その長手方向(走行方向)に沿って波が進行する断面波型形状であり、その幅方向は平面同一形状であるが、エンボスローラ104はその凸部104bにより上記の波型形状の山部の一部を潰す方向に(すなわちコルゲート加工の谷部の長手方向と直交する方向に)凹部(エンボス加工の谷部)を形成するエンボス加工を行う。つまり、エンボスローラ104は、積層シート13のコルゲートの高さdが例えば2mmであるときは、凸部104bの高さは2mm以上の例えば2〜5mmに設定され、その凸部104bが積層シート13の断面波型形状の山部を潰し、凸部104bの形成されていないローラ本体104aの部分は上記山部の頂点以上の高さ位置にあるため、凸部104bが形成されていない位置では、コルゲートの山部は潰さずにそのまま残すことになる。
図5は、エンボス加工前後の積層シート13の一例の概略模式的平面図を示す。同図(A)は、エンボス加工前の積層シート13の概略模式的平面図を示し、積層シート13の進行方向にコルゲートの山部13a(図4のイに相当)と谷部13b(図4のロに相当)とが交互に連続して形成されており、積層シート13の同じ幅方向では山部13aのみ、又は谷部13bのみが形成されている。
図5(B)は、エンボス加工後の積層シート13、すなわち、積層シート14の概略模式的平面図を示す。同図(B)に示すように、積層シート14では、エンボスローラ104の隣接する2つの凸部104bにより、山部13aが幅15mmの間隔(ピッチ)で潰された凹部である谷部14a、14bが形成されている(すなわち、谷部13bの長手方向と直交する方向の縦エンボスが入れられている)。これにより、積層シート14の表面は、山部13aのうちエンボスローラ104の凸部で潰されずに残った山部部分と、谷部13b、14a及び14bとからなる3次元構造が形成されたものとなる。なお、エンボスローラ104の凸部104bの間隔は15mmに限定されるものではなく、任意に設定可能である。
このようにして、エンボスローラ104とローラ105との間から、コルゲート加工とエンボス加工が連続する一工程でなされた、表面に3次元構造の凹凸部による所望の模様が形成された積層シート14が本実施形態の床用シートとして取り出され、図示しないシート巻き取り機構により巻き取られる。本実施形態の製造方法によれば、表面平滑処理した不織布11に対して、コルゲート加工及びエンボス加工が連続する一工程を施して床用シートである積層シート14を製造することができる。また、一工程なので従来に比べて短時間で床用シートを製造できる。更に、表面が3次元構造であるので、滑りにくく、クッション性に優れているという特長が得られる。
図6(A)は、積層シート14と同様の、コルゲート加工による谷部と縦エンボス加工による谷部とが直交する(直角に交差する)模様の、本実施形態の床用シートの平面図を示す。この床用シート(積層シート14)は、表面の模様が畳表の模様と同様であり、例えば乾燥した稲藁を適度の厚みに麻糸あるいは木綿糸で縫い固めた畳床の上面と側面の一部とを覆って下面で麻糸等により縫い固められることで、畳を構成することができる。本実施形態の床用シートを用いた畳は、後述するように現在市販されている天然イグサやポリプロピレン製畳と比較して摩耗性に遜色がなく、またほつれがないという特長がある。
なお、本発明は畳表に用いる上記の実施形態に限定されるものではなく、エンボスローラ104の凸部の形状を設定することで、図6(B)の平面図に示すような平面波型形状の模様の床用シートや、同図(C)の平面図に示すようなドット形状の模様の床用シートの製造、更にはそれら以外の模様の床用シートの製造も可能である。本発明の床用シートは畳表に限らず、フローリングやその他の用途にも使用可能である。
次に、本発明の各実施例について説明する。
シート状の不織布11として表面が黒色で裏面が茶色のイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー社製の商品名「ザバーン240BB」(目付:240g/m2)を、180℃で熱カレンダーをかけて表面を平滑にしてから、コルゲート加工機により高さ2mmのコルゲート加工を行うとともに、その底面にライナー12として三井化学産資材株式会社製の商品名「ネトロンZ−28P」(目付:288g/m2)を接着した積層シート13に対して高さ2mmの凸部を間隔15mmで複数備えるエンボス加工機により前述した縦エンボスロールを入れた積層シート14を実施例1の床用シートとして製造した。
シート状の不織布11としてイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー社製の商品名「ザバーン7441」(目付:150g/m2)を、180℃で熱カレンダーをかけて表面を平滑にしてから、コルゲート加工機により高さ2mmのコルゲート加工を行うとともに、その底面にライナー12として三井化学産資材株式会社製の商品名「ネトロンZ−28P」(目付:288g/m2)を接着した積層シート13に対して高さ2mmの凸部を間隔15mmで複数備えるエンボス加工機により前述した間隔15mmの縦エンボスロールを入れた積層シート14を実施例2の床用シートとして製造した。つまり、実施例2は実施例1とは不織布11の材質のみが異なる。
前記商品名「ザバーン240BB」(目付:240g/m2)を、180℃で熱カレンダーをかけて表面を平滑にしてから、コルゲート加工機により高さ2mmのコルゲート加工を行うとともに、その底面にライナー12として前記商品名「ザバーン7441」(目付:150g/m2)を接着した積層シート13に対して高さ2mmの凸部を間隔15mmで複数備えるエンボス加工機により前述した間隔15mmの縦エンボスロールを入れた積層シート14を実施例3の床用シートとして製造した。つまり、実施例3は実施例1とはライナー12の材質のみが異なる。
次に、上記実施例1−3に対する各種試験の試験結果について説明する。
(i) 座屈試験
[試験条件]圧縮面積;10cm×10cm、加圧距離;1.5mm、
試験回数;10回、加圧スピード;30mm/min
図7は実施例1の座屈試験結果を示すグラフ、図8は実施例2の座屈試験結果を示すグラフであり、それぞれ縦軸が座屈強度、横軸が加圧距離を示す。表1(A)は実施例1の1回目から10回目までの各回の荷重と加圧距離を、表1(B)は実施例2の1回目から10回目までの各回の荷重と加圧距離を示す。なお、実施例3の座屈試験結果は実施例1の座屈試験結果と同じであった。
上記の座屈試験の結果、実施例1,2,3のいずれも高い耐座屈保持性が確認された(2回目〜10回目:約5%程度の低下)。
(ii) 3次元床材物性試験
a.引張強さ;JIS A 6111に基づく(JISL 1096A法)
300mm×50mm(縦方向)、50mm×300mm(横方向)
つかみ間隔200mm、引張速度200mm/min 240BB
b.引張強度;JIS 1096A法
250mm×50mm(縦方向)、50mm×250mm(横方向)
表2は、実施例1,2,3それぞれの3次元床材物性試験結果を示す。

上記の3次元床材試験の結果、引張強度は縦方向は実施例1、横方向は実施例3が最も強く、引張伸度は縦方向は実施例3、横方向は実施例1が最も高く、引裂強度は縦方向が実施例1、横方向が実施例3が最も強い結果が得られた。
(iii) 3次元床材摩耗試験
試験方法:JIS L1021-11:2007テーバ形摩耗試験による方法
[試験条件]摩耗輪:CS−10
荷重:1kg(片腕)
試験台回転数:1000、3000、5000
[試験体](1)天然イグサ (2)PP畳表(某メーカー工業品) (3)実施例1
図9は、1000回の摩耗試験後の実施例1の床用シート、天然イグサの畳表、PP畳表の各表面を示す。同図において、51は摩耗試験後の実施例1の床用シート、52は摩耗試験後の天然イグサの畳表、53は摩耗試験後のPP畳表を示す。同図に示すように、実施例1の床用シート51は、現在市販されている天然イグサの畳表52及びPP畳表53に比べて遜色のない摩耗試験結果が得られた。
また、実施例1の床用シートの天然イグサの畳表及びPP畳表に対する、デザイン性、耐摩耗性、ほつれ性、及び水洗い可能であるか否かの比較結果を表3に示す。
表3に示すように、3次元構造を持つ実施例1の床用シートは、天然イグサやPP畳表と遜色のない機能を有し、特にほつれ性の点で優れている。
(iv) 簡略スリップ試験
高さ5cm、下り斜面の長さ24cmの断面直角三角形状の斜面を、重さ61gのミニバスの模型を上記の高さ5cmの位置から下り斜面に沿って転がして試験体上にどれだけの距離進むかを測定する簡略スリップ試験を行った結果を表4に示す。試験体は天然イグサ、PP畳表、実施例1及びマットである。
なお、表4において、「縦方向」は実施例1の場合、断面波型形状の波の進行方向であり、「横方向」はそれに直交する方向、すなわち、断面波型形状の山部や谷部の長手方向である。また、天然イグサ、PP畳表では「横方向」は横糸方向であり、「縦方向」はそれと直交する方向である。マットは表面形状が平坦で方向性を有しない合成樹脂製である。表4から分かるように、実施例1が最も滑りにくい試験結果が得られた。実施例1のみが表面が凹凸の3次元構造であるためである。
以上説明した本発明の実施形態及び実施例1−3の床用シートによれば、透水性と通気性があるので、直接肌に触れても、べとつき感が無く爽やかな感触を与えることができる。更に、表面に凹凸があるので、目の不自由な人が歩行するときに足裏からの感触を得て、自分の行きたいところの方向を得られることが期待される。また、表面の凹凸によるクッション性があるので、転倒時の衝撃緩和効果もある。なお、本発明は、畳表に限らずフロアーマットとしても使用可能である。
なお、以上説明した本発明の実施形態及び実施例では透水性があるが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば撥水性を有する構造とすることもできる。例えば、介護施設に使用する床用シートの場合は、排尿などの対策として液体をふき取れように透水性ではなく撥水性が必要になる。このような用途に使用する本発明の構造は、シート状不織布11とライナー12との間にPP製などの撥水性のあるフィルム等のシート材を介在させる構造とするか、あるいはシート状不織布11に浸水処理をしていない例えば商品名「ザバーン7441」を使用した実施例3の床用シートとする。
また、上記の図2に示した構成の実施形態では、コルゲート加工とエンボス加工とを連続するオンラインの一工程の短時間で行うように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コルゲート加工とエンボス加工とをオフラインの二工程で行う製造方法も包含するものである。
更に、本発明は、シート状不織布は複数枚を積層した積層構造であってもよい。この場合、同じ商品名「ザバーン7441」(目付:150g/m2)を複数枚積層してもよいし、目付の異なる例えば商品名「ザバーン7441」及び「ザバーン5201B」(目付:68g/m2)などを積層してもよい。ただし、シート状不織布の積層枚数は、目付の合計が高くなると厚くなり所望の高さのコルゲート加工ができなくなるので、高さ2mmのコルゲート加工の場合には目付の合計で例えば300g/m2以内程度の枚数に制限する必要がある。しかし、それ以上の高さのコルゲート積層構造の場合は、より厚い複数枚のシート状不織布を重ねてコルゲート加工機に投入することができる。
複数枚のシート状不織布は重ねてコルゲート加工機に投入され、同時にコルゲート加工されるときに熱溶着されて積層される。また、一番上のシート状不織布の表面のみ毛羽立ちを潰す表面平滑処理が行われていればよい。このように、シート状不織布を複数枚積層した場合は、一番上のシート状不織布の目付の値が小さい場合、そのシート状不織布を通して下側のシート状不織布の表面の色が透けて見えるので、異なる色のシート状不織布を積層したりすることでグラデーションやデザインに自由度が得られる。なお、本明細書において「デザイン」は模様だけでなく上記の色の配色、グラデーションなども含む。また、複数枚のシート状の不織布の積層構造に限らず、最上層のシート状の不織布の下側に積層されるシート状基材は、シート状不織布以外の材質の、フィルムやコート紙などを目的に応じて任意に選ぶことができる。
11 シート状不織布
12 ライナー
13、14 積層シート
13a 山部
13b、14a、14b 谷部
101 第1のコルゲート成形ローラ
102 第2のコルゲート成形ローラ
103、105 ローラ
104 エンボスローラ
104a ローラ本体
104b 凸部

Claims (7)

  1. シート状の不織布の表面の毛羽立ちを潰して平滑化する表面平滑処理工程と、
    前記シート状の不織布をコルゲート加工して断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続する波型形状を形成すると同時に、前記シート状の不織布の裏面に少なくともライナーを貼り付けた積層シートの前記不織布側表面に、前記断面波型形状の前記山部の一部のみを潰して凹部を形成するエンボス加工を施して、表面に任意の模様の3次元構造を有する床用シートを製造する製造工程と
    を含むことを特徴とする床用シートの製造方法。
  2. 前記製造工程は、
    前記コルゲート加工により前記シート状の不織布の断面が山部と谷部とが交互に一定間隔で連続する波型形状とされ、かつ、前記波型形状の波の進行方向に走行する前記積層シートの不織布側表面に、前記山部の頂点の高さ位置と前記谷部の頂点の高さ位置との差であるコルゲートの高さ以上の高さの、かつ、任意の形状の凸部が外周面に設けられた回転するエンボスロールの外周面を接触させ、前記凸部により前記積層シートに前記山部の一部のみを潰して前記凹部を形成することで前記エンボス加工を施すことを特徴とする請求項1記載の床用シートの製造方法。
  3. 前記製造工程は、
    前記シート状の不織布をコルゲート加工すると同時に、前記シート状の不織布の裏面に撥水性のあるシート材を介在させて前記ライナーを貼り付けた積層シートを形成した後、前記積層シートの前記不織布側表面に、前記断面波型形状の前記山部の一部のみを潰して前記凹部を形成するエンボス加工を施して、表面に任意の模様の3次元構造を有する床用シートを製造することを特徴とする請求項1又は2記載の床用シートの製造方法。
  4. 前記シート状の不織布は、不織布又は不織布以外の材質のシート状基材が複数枚積層された積層構造で、かつ、少なくとも最上層の前記シート状基材は不織布であり、
    前記表面平滑処理工程は、前記最上層の不織布に対してのみ行い、
    前記製造工程は、前記複数枚の前記シート状基材を同時にコルゲート加工して断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続する波型形状を形成すると共に、前記積層構造の最下層のシート状基材の裏面に直接に、又は撥水性のあるシート基材を介して前記ライナーを貼り付けた積層シートを形成した後、前記積層シートの前記最上層の不織布の前記表面平滑処理をした表面に、前記断面波型形状の前記山部の一部のみを潰して凹部を形成するエンボス加工を施して、表面に任意のデザインの3次元構造を有する床用シートを製造することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の床用シートの製造方法。
  5. 表面が平滑処理されたシート状の不織布と、
    前記シート状の不織布の裏面に貼り付けられたライナーと
    を備える積層シートであり、
    前記不織布の断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続して形成され、かつ、前記山部の一部のみを潰した凹部と潰されていない前記山部及び谷部とにより、表面に任意の模様の3次元構造を有することを特徴とする床用シート。
  6. 表面が平滑処理されたシート状の不織布と、
    前記シート状の不織布の裏面側に設けられた撥水性のあるシート材と、
    前記シート材の裏面側に設けられたライナーと
    を備える積層シートであり、
    前記不織布の断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続して形成され、かつ、前記山部の一部のみを潰した凹部と潰されていない前記山部及び谷部とにより、表面に任意の模様の3次元構造を有することを特徴とする床用シート。
  7. 前記表面が平滑処理されたシート状の不織布は、少なくとも最上層に不織布を有し、かつ、不織布又は不織布以外の材質のシート状基材が複数枚積層された積層構造における前記最上層の不織布であり、
    前記ライナーは、前記積層構造における最下層のシート状基材の裏面に直接に、又は撥水性のあるシート基材を介して貼り付けられており、
    前記積層構造の断面が山部と谷部とが一定間隔で交互に連続して形成され、かつ、前記山部の一部のみを潰した凹部と潰されていない前記山部及び谷部とにより、表面に任意のデザインの3次元構造を有することを特徴とする請求項5又は6記載の積層シート。
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